紙の本で小説や漫画を読むとき、紙の質感とともに物語が記憶される。
新しいジーンズで世界の座り心地がかわり、音楽を聞きながら読んだ漫画のテーマソングがその音楽で記憶されるのと同じで、ザラザラしたあるいはスベスベした紙の質感は本の思い出を強いものにしてくれる。
でもね諸君。あたしはおんなじ理由で電子書籍もすごく好きなんだ。ツルツルとしたまったく同じ触感・同じ重さのままページを繰っていくとたぶんその小説や漫画に余計な記憶を付与せずに純粋に物語として記憶できるんじゃないかって思えるからなんだ。
一方であたしは紙の本に恐怖する。あたしの家はとても狭いのだけれど本棚には本がびっしり詰まっていていつ床が抜けてもおかしくないし、地震があればお気に入りの本に頭をつぶされて死ぬと思う。人によってはその死に方は本読みとして本望だねって言うだろうけどあたしはちょっとご遠慮したい。
そしてまた一方であたしは電子書籍に恐怖する。ジーンズの尻ポケットに文庫本は1冊しか入らないけど、iPhoneならクラウド越しに数百万冊の本とつながっていられる。本を持っていられるという多幸感とともに、圧倒的な絶望も背負う。クラウドの向こうの数百万冊の本はあたしが絶対に読み切れない量の本があるってことを常に示し続ける。読んでない本があるってことをいやおうなしに感じながらこの人生を終え死んでいくってことだ。これほどつらいことはない。
いちいち「恐怖」なんて仰々しく書き腐りやがって 文学者になったつもりか。
特にお気に入りの本以外は、読み終わった後に電子化すればいいんじゃないの? それなら床は抜けないし、思い出深い紙の質感で読書をするという体験も得られる。 自炊電子書籍は...
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僕は一日最低十個のトラバを自分に課してますの
ことごとく不愉快 全部お前だったのか
よかった、一個もブクマしてないわ タイトルからして臭いんだよね、くっさいくっさいw