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2021-10-23

anond:20211023034250

山がちではないドイツロシア平原地帯でも凄まじい数の民間人が死んだからね。ベルリン攻防戦だけで百万人くらい。

2021-10-07

東莞という街について。性産業とか海賊版DVDとかの話

東莞」という地名を久々に見かけた。

私は15年ぐらい前に一か月ほど、そこに滞在していた。

その頃の東莞はとにかく「いろんな意味」で刺激的な街だった。

かに話せるような事でもないが、思い出をここに書いておく。

まず買春東莞には中国全土から女性が集まっていた。

街中にあるホテルは大小関係なく「サウナフロアがある。

この「サウナ」というのが日本でいう「ソープ」みたいな感じ。

フロアに行くと、インカムを付けたスーツ姿の女性が出てくる。

そして、女性10人ぐらい並んでいる部屋に連れていかれる。

そこで好みの子を選ぶ。いなかったら入れ替えでまた10人入ってくる。

何度入れ替えてもぞろぞろと女の子が入ってくる。何十人いるんだろうか。

最終的に一人を選ぶと、シャワー(とミニサウナ)付きの部屋に通される。

後はまぁ、いわゆるお決まりコースシャワー浴びて、ベッドに行って。

日本と決定的に違うと思ったのは「脱ぐとき何故か勝手に踊る」のと「やたらツバを吐く」の二点。

どちらも最後まで違和感があったけど、まぁ、慣れれば大した問題じゃない。

女の子性格は本当にいろいろ。明るい子もいれば暗い子もいる。

中国語で一生懸命コミュニケーションを取ろうとする子もいれば、カタコトの英語日本語で頑張ってくれる子もいる。

私は出張滞在していて、この「サウナシステムが非常に気に入っていた。

性的欲求うんぬんというより、正直いろんな女の子の様子が見られるのが楽しかった、というのが一番の理由だった。

そう、値段についてはやはり日本ソープなんかよりは格段に安い。

だいたいどこもAコースBコースがあって、Aコースモデル系の高身長美女って感じ。だいたい12000円ぐらい。

Bコースは街の可愛い子ぐらいの感じ。だいたい8000円ぐらい。

中国男性の好みは「Aコース」みたいなんだが、私は圧倒的に「Bコース」の方が好みの子が多かった。

なので、ほぼ毎晩この「サウナ」に通って、中国のいろんな出身地女の子と楽しく過ごしていた。

一番思い出に残っているのは最終日についてくれた四川省出身の子だった。

身長クリクリっとした目、そしてショートカットサウナでは珍しい)の女の子だったのだが、この子がとにかく「萌えキャラ」だった。

日本美少女アニメかに出てくるキャラクター、もう本当にあれそのもの

なんか話し言葉の語尾に「~にゃあ」と付くのがまず、萌えポイント。あれは方言か何かだったのか。

さらに圧倒的なドジっ子だったのが萌えポイント。私の頭を洗ってくれようとするのだが、背が届かない。

そこで私がしゃがもうとすると、そんな事しなくていいとジェスチャーする。

そして、バスタブの縁に立って頭を洗ってくれようとしたのだが、足を滑らせて落下。「にゃああ!」と言いながら。

…なんだろう、本当にちょっと引くぐらいの萌えキャラだった。

で、そんなサウナライフの一方で、東莞の街には大量の「置屋」があったのでそっちも見学しに行った。

ここはどういう場所かというと、「サウナ」で働けなかった女の子たちが溜まっている場所

サウナ」で働くには厳しい面接があって、さらに「身元が明らかな18歳以上」というルールがあった。

それらから外れてしまった女性が、ここに流れてくるのだ。

そんな置屋の一つに入ってみる。太った黒シャツのおばちゃんが待ち構えていた。

英語っぽい言葉で「あん日本人?日本人だね?じゃこっちだ!」と腕をつかまれ、どこかに連れていかれる。

連れて行かれた小部屋でおばちゃんが何か叫ぶ。すると……

カウンターテーブルの後ろから、ひょこっと女の子が飛び出してきた。

それも5人ぐらい。あとからあとからひょこひょこ湧いてくる。どうなってるんだあのカウンター

並んだ女の子たちはハッキリ言って「女児」。5歳から10歳ぐらいの子たちだったと思う。

え、何これ…何が起きてるんだ。

そう思う間もなく、おばちゃんがその子たちのカラフルTシャツを、片っ端からまくりあげていく。

そしてまた私の腕をつかみ、「ほら触りなよ!」とばかりに引っぱるので、大慌てで手をひっこめた。

日本人だったらこういうのがいいんだろ?違うのか?」とおばちゃん

ここで私は少し哀しくなった。何やってるんだよ、日本人……

おばちゃん説明によると、日本はいつも団体でこういう女児を買いに来るという。

いわゆる「買春ツアー」というやつなんだろう。しかロリコン専用の。

なんだかなぁ……という思いを残し、置屋を出る。いずれにせよ、最初から利用するつもりは無かったので。

なぜならこの置屋地帯、衛生的にかなり問題があるという話を聞いていたので……

他に夜遊びと言えば「カラオケ」にも行った。

この「カラオケ」には数タイプあるようで、現地で仲良くなった台湾おっさんに連れていかれた「カラオケ」はみんな全裸だった。

そこでいい雰囲気になったら、別部屋でイイコトをするらしい。

なんでも、最初に一人、二回戦に二人、三回戦に三人…と女性を増やしていき、七回戦までいったら「北斗七星マスター」みたいな称号が貰えるそうだ。

ちなみに台湾人の女性の好みは「コロコロっとした健康的な女の子」みたいで、全盛期の小向美奈子みたいな子がいっぱいいた。

また、深センから遊びに来ていた若手起業家みたいなグループに連れていかれた「カラオケ」は、普通ナイトクラブみたいな感じだった。

こちらは基本、マンツーマン。薄暗い部屋でイチャついて、いい雰囲気になったら各自店を出ていく感じ。

女の子レベルは異常に高かった。私もよく分からないままに座らされ、隣にとんでもない美女が座る。

客も女の子も流暢な英語で話しているが、私はそこまで話せないのでおとなしくしていた。

すると、私に付いた女の子が「お腹が空いたなら、うちで一緒にご飯を食べよう」と言ってきた。

唐突提案に驚きつつも、このままここにいても浮いちゃうし、なんだか面白そうだったのでその提案に乗った。

の子の家まで向かうタクシーの中で、その子には病弱な弟がいて、同居しているという事を知った。

病弱な弟を救うのにお金必要で…とか、そういう筋書きかな。なんて邪推をしていた。

そして連れていかれたマンションの一室には実際、男の子が待っていた。

三人で一緒にご飯を食べた。食卓を囲んで。黙々と。なんだろう、この展開。

ほぼ無言の食事だったけど、不思議と気まずい感じにはならなかった。

弟さんは最後まで一言も話さなかったけど、目が合うと微笑みかけてくる子だった。

食事が終わったら、ぼーっとテレビを観た。で、少ししてから帰った。普通に帰った。

帰りにいくらか渡そうとしたら、強く拒否された。これはプライベートから、って。

じゃ、せめて食事代だけでもと言って、無理やりお金を掴ませた。

正直、タクシーに乗った時点で美人局とか、睡眠薬とか、そういうパターンを想定していた自分を恥じる。

そして帰りのタクシー。陽気な運ちゃんが「日本人の友達いっぱいいるんだぜ、このノートを見ろ」といって渡してきた。

日本人と思しき名前が記されている。明らかな偽名だった。そして、名前の上にふりがなみたいな感じでこう書かれている。

ぼったくり きをつけろ」

なんだかいろいろあった一日だった。

当時の東莞という街は性産業以外にもいろんな闇の側面があって、その中でも海賊版DVDは隆盛を極めていた。

街中には多くの海賊版DVD屋があって、堂々と営業していた。

私はそのうちの一つのお店に、ほぼ毎日通っていた。とにかく何でも売っているので、楽しくて仕方がない。

ディズニー映画ジブリ映画全集セット。勝手ボックスを作り、ウォルトディズニー宮崎駿写真がどーんと入っている。

日本アニメも新旧さまざま揃っている。映画ドラえもん全集ドラゴンボールZあたりが人気だと言っていた。

ルパン三世も全テレビシリーズをまとめたBOXがあった。ルパン一味の他によく知らないおっさんが入ったビジュアルが使われていた。

日本ドラマもかなり充実していた。古畑任三郎BOXとかすごく欲しかったけど買わなかった。

アメリカプロレスとかも、DVD40枚組とかでデカBOXにして売っている。本当に何でもある。

海賊版DVDの世界は、内容関係なく「1枚いくら」というシンプルルールで成り立っている。

最新映画だろうが、過去の名作だろうが、スポーツだろうが音楽だろうが「1枚いくら」。中身はどうでもいいのだ。

当然、著作権なんて関係ない。「なんかこのアニメが入ったDVDはよく売れるね」ぐらいの認識

なので、枚数が多いBOXをやたらと進めてくるのだ。トムとジェリーとか。NBA大全とか。

毎日通っていた海賊版DVD店は、おばちゃん幼児で店番をしていた。

幼児は巨大なビニール袋に入った落花生をひたすら食っていて、店中にそのカスが落ちていた。

他のDVD店にも行っていたのだが、ある日、そこの店員若いちゃんが話しかけてきた。

今日はすごいヤツが入ったんだよ。一緒に観るか?」

突然の提案だったので少し驚いたが、なかなか無い経験だと思って店の裏についていく。

そこには店員の兄ちゃんの他に二人、たぶん友達?みたいな人たちがウンコ座りで待ち構えていた。

一瞬だけ「あれ、これカツアゲとかそういうのか?」とも思ったけど、それにしてはフレンドリー雰囲気なので一緒に座る。

そして、地べたに置かれた古いテレビ再生されたDVDは……

日本AVだった。しかちょっと前のやつ。もちろんモザイク入り。

ちゃん達はそれを、食い入るように見つめていた。もう私の存在なんてどうでもいい感じ。

よく考えてみたら、これだけ巨大な海賊版DVD店が大量にあるのに、アダルトは一回も見かけなかったような……

たぶん闇営業であっても、そういうのは「ご法度」になっているんだろう。

そしてそういうエロDVDは、こうやって店の裏で上映されているんだろう。

この件に限らず思ったのは、当時の東莞は完全な犯罪都市ではあったけど、それなりの秩序はあったという事。

例えば海賊版DVD店も、月に何度か一斉に「休業」する。そしてその日は必ず警察のガサ入れが入る。

先程の「サウナ」という名の風俗店にしても、操業自体違法だけど「18歳以下」の女性絶対に雇わない。

ブランド品とかもそうだった。9割はニセモノなんだけど、1割はホンモノだったりする。そして絶対に同じ値段は付けない。

なんだか、そういう暗黙のルールみたいなので成り立っている街だったと思う。

でもとりあえずロリコン日本人だけは許せない。アレだけはマジで滅びればいいのにと思う。

2021-10-05

anond:20211005125031

女の身体は金になるので有利性を持ってるけど、性産業以外で働くのは不利なんでトータルでは男の身体の方が価値があるんだよね

産業若いうちしかできないうえに、心身ともに病むリスクがあるんで生涯年収ではよっぽど才能(美貌+病むことのない稀に見る鋼のメンタル)ない限り無理だし、稼げてもまともな生活と引き換えってことが多い

上でも出てるけど、大半の女にとって性産業っていうのは毒ガス地帯で働くようなもんなんだよ。

客を毒ガスだっていってんじゃないぞ?それ位身体(性病)も精神(メンヘラ)もボロボロになるってこと。

ついでに業界ブラック福利厚生はおろか労基もなし、若いうちしか働けないうえになんのスキルも得られずに怪我(性病妊娠堕胎)も多い。

おまけに一生「毒ガス地帯のやつだ」って蔑視つき。本当に強者と思うかこれ?

anond:20211005140607

でも毒ガス噴出地帯で働きたくても働けませんよね(募集がないですよね)原子力村はどうなったのかしら 五か所村とか募集してる?!

anond:20211005140607

要は日本毒ガス噴出地帯だし、これから世界売春ハブとして食ってけばいいってことやな

それ以外にロクな産業が育たないのだから

anond:20211005125646

から買春で生きてける女は無能じゃないってば、男を気持ちよくする能力があるんだから

現代で有能とされるのは金を手に入れる能力を持つやつなんだから、金とれるレベルセックス提供できる時点で無能とはいえないんだよ

専業主婦だってそう、家政婦代+セックス+(子持ちの場合)出産能力+日々の精神ケアに金を払う価値があるから養ってもらえるわけ

誰も明石家さんまに「無能なのにおもろいこと喋るだけで金がもらえてずるい!」なんて言わずに「芸人としての実力がある」と称賛するように、セックスに値段をつけられる人間はそれを能力と認められる=金を貰えるんだから資本主義社会的には無能ではない(体に商品価値がなくなるまでは)

そういう意味では若い女セックスをかねにできるので全員弱者じゃない!っていう弱者男性論は一見正しく思えるが、大抵の女は性を仕事にすると病む(昼食ができなくなる金銭感覚ぶっ壊れも含む)という点を考慮に入れてないのであんまり賛同できない

特殊な才能(嫌いな男に継続的買春しても平気なメンタル)持ちの性産業従事者もたまにいるけど、大抵はメンタルやられるので「それが女の特権」って言われてもそれその先の人生と引き換えだからなあって思う。

毒ガス噴出地帯で働く(稀に体を壊さないで済む奴もいないではないがほとんどが障害負う)ようなもんよ、女が性産業従事するのって

2021-10-04

anond:20211003125552

対談番組ボクらの時代」でお笑い芸人野田クリスタルが「俺(34歳)はかなり早くからお笑い界入りしたか楽屋では同世代が少なくて10歳以上年上のオッサンと一緒になることが多かった、ポケモンの話なんてしようものならめちゃくちゃバカにされた、いつの間にか急に『俺らがそういうことを話してもいい時代』が来ていた」と話していて粗品(28歳)がうんうんと頷いてた


既に言われてるけどさまざまな事件の影響で一番オタク差別激しいのは40代くらいのイメージ

それより上になると子ども時代ドラゴンボール北斗の拳タッチとかをリアルタイムで追ってて男女やオタク・非ヲタ関係なくクラス中が少年漫画熱狂してた世代になる

40代けがサブカル文化空白・無理解地帯になってるんじゃないか

2021-10-02

全然詳しくない人間が抱くEVイメージ

坂道でパワー不足になる

乗った事があるのが10年くらい前なので最近EVは違うのかもしれないが、3人で乗ってたら坂道の頂上付近全然進まなくなってやべーってなった時があった

しゃあないので俺ともう一人が降りて後ろから押したらなんとかなったのだが、やっぱEVってガソリン車よりパワー足りないんだなという印象を持った

まあ山の山頂付近だったので急坂過ぎたってのはあるのだろうが、とはいえ山がちな地形の田舎ではちょっと使いづらいんじゃないかと思った

もちろんモーターの出力を向上させればどうとでもなるのだろうが、その分だけ車両価格も上がるだろうしバッテリーの容量も増えてその交換費用馬鹿にならんのではないだろうか

価格が高い

ガソリン車に比べるとやっぱりEVは高い

EV軽トラ一台200万とか言われて「ええ……」ってなったのを覚えてる

技術革新や量産効果で今後は安くはなるのかもしれないけど、上でも書いたバッテリーの交換費用問題もあるし現状では割高というイメージを拭えない

エコカー減税的なやつでジャブジャブ補助金投入すればなんとかなるのだろうか

短期的にはともかく長期的にそれを続けられるのか? って疑問は浮かぶが詳しい人にはなにか名案があるのだろうか


気温の変化でバッテリーの性能が左右される

これはネット記事や知り合いから聞いた話なので個人的体験に基づいている訳ではない

バッテリー砂漠みたいな高温地帯だと劣化が早まり氷点下を下回るような環境では電圧が低下するみたいな話は聞く

ただ北欧の方だとEVバッテリーバッテリー用のエアコンが付いてるみたいな話があるので、そういう解決法もあるのだろう

その分だけ燃費は悪くなるんだろうし、車両価格も高くなるんだろうけどね


ぶっちゃけ不安EVのものとは別のところにある

現状では割高な割に性能的にはイマイチな車ってのが俺のEVに対するイメージ

個人の街乗りメインとかならともかく、実用車の代替えとしてはどうなのかな? って印象だし価格ちょっと高すぎる

温暖化対策必要ってのは分かるけど、今のままではメリットよりデメリットの方が大きすぎるのではないかと思う

多分EVへの移行は車両だけじゃなくて、それに関わるインフラもまるっと入れ替える必要があるのだろう

その為のコストを都会は引き受けられたとしても、田舎はそれを賄いきれないと思う

田舎EV移行の為に国の税金を大量投入する事を都会の人達は許容するのか? その為に税金が重くなっても納得してくれるのだろうか?

田舎の事は田舎の財布でやれ! 俺達の税金を使うな!」ってならない?

そのくせ都会の意識高い人達が「EVに移行しない田舎人間意識が低い! 今の時代では許されない!」とか言い出さない?

正直EVのものに対してはそこまで悪印象がある訳じゃないし、技術革新課題点も徐々に解決していくのだろうと思う

でもEV移行にともなう社会の変化にはちょっと警戒心を持たざるを得ない

都会の人達内輪ノリで全部決められちゃうんじゃないかっていう不安をどうしても拭えないんだよね

2021-09-21

anond:20210919104234

・『生存者』(平凡社、後に新潮社)

アンデス山脈に墜落したウルグアイ空軍機には、同国のフットボール選手団が搭乗していた。生存絶望視されて捜索・救助活動が打ち切られたこから生存者たちは高山地帯の寒冷と食糧の欠乏という極限状況に置かれる。

封鎖地帯の売り上げスレってなんでいつ見ても勢いあるの?

NHKネットで受けそうな番組やってるときNHK実況スレ並みの勢いが真昼間も深夜も関係なく維持されてる。

どのぐらいの人数で進行してるわけ?下手したら平均5秒置きに書き込まれてるけどニュー速でもそんなとこなかなかないよ。

2021-09-17

anond:20210915201122

JR常磐線水戸赤塚駅間。

偕楽園の緑地帯千波湖の間を線路が通っている。

千波湖のもの偕楽園借景の一部と捉えるなら、事実上は一体化している2つの景勝地の間を鉄道が分断していることになる。

2021-09-09

ブルマー地帯ハンガリー代替としての野外レオタード

序文

ポーランドではブルマーを何と呼んでいたか調査が難航したため、僕は気分転換のためハンガリーについて調べた。そこで、思いがけない事実を見つけた。どうやらハンガリーではブルマーでは少数派で、レオタードが中心であったらしい。しかも、学校によっては今でも使われている形跡があるのだ。以下、ハンガリーレオタード事情について概説する。

ハンガリーの体育とレオタード歴史

Így tornázott a nagyi meg a dédi: az iskolai testnevelés története képekben - Dívány

ハンガリーでは、体育の授業は内務相や文化相を務めたKuno von Klebelsbergの時代に導入された。ウィキペディアによれば、彼は地方小学校を作り、大学近代化し、ハンガリー文化海外に紹介する機関を創設した。その一方で、彼はハンガリー至上主義者であり、かつてのハプスブルク帝国内の少数民族に対してその優位性を主張していた。また、トリアノン条約によるやブルジョア共産主義革命などの原因として、ユダヤ人非難していた。

さて、当時の体操着を見てみよう。男子制服は、写真を見ると白いシャツに短パンそれからおそらく革の靴であった。女子は、次のページを見る限り1930年代では、膝の上まであるワンピースタイプ運動着であった。初期のレオタードである

それ以降の写真を見ていると、女子は短パンになっていくように見える。

だが、次のサイトを見ると、30年間から40年前はレオタード使用されていた、と書かれている。2018年記事から1979年から1989年に該当する。

Ilyen volt a tornaóra régen! | nlc

男子ポーランドのようにノースリーブに短パンなのに対し、女子靴下ナイロン製のレオタードだった。また、お尻にゴムの跡がついて苦痛だった、男子がうらやましかった、とも書いてある。

この下の記事によれば色は青か黒、赤はめったになかった。また、素材のせいか汗をかくとべたついて嫌だったそうだ。

Ebben tornáztunk 30 éve! | nlc

学校のものかどうかはわからないが、60年代レオタードこちらで見つけることができた。

Terror Háza Fotó

以下は70年代レオタード

Május elseje régen – IV. | elekfoto

Tornaóra – 1976. – Szegvár Online

学校の外でのレオタード

ところで、次のページを見ていただきたい。

szeged.hu - Lányok, asszonyok a Tisza-parton és konflisban

こちらでは、レオタード姿の女子が外でジョギングしている写真がある。1981年のことであるレオタードが室内着だと思っていた自分は面食らった。よく、ブルマーで校外を走らされるマラソン大会苦痛だった、という女性の声をしばしば聞く。ましてや、より体型の出るレオタードというのは、率直なところ驚いてしまった。

現に、当時の苦痛を訴えるブログがヒットした。

Jobb nő - lesz - Faluság(短パン写真もあるが、おそらく例外的ものだろう)

身体を伸ばすバレエならともかく、高校の体育で伸縮性のあるレオタード不要ではないかしかも、それで市街地を走らなければならないとは。ブログの主はそう口にしつつ、じろじろ見られることを苦痛理由として挙げている。まったく、その通りだ。どうしてこんなことがまかり通っていたのかという疑問が浮かぶが、ブルマーが30年も通用していた国の人間が言えた義理ではない。繰り返すが、露出度の多い衣装強制には反対する。

しかし、だ。現在グーグルで「iskola testnevelés」(学校 体育)と検索すると、レオタード姿の女子が少しだけヒットするのである2010年代前半の記事が多い)。これが私立なのか公立なのかはわからない。おそらく例外だとは思う。上記レオタードとは色も違う。ほとんどが日本と同じようなシャツに短パンだ。だが、ハンガリージェンダー意識は、日本よりも保守的である可能性がある。

まとめ

今後の展望

気が向いたら、他の国の事情について調べる。

また、映画の中でブルマレオタードがどう表現されてきたか、についても調べたい。しかし、先日「フランス映画 ブルマー」と検索したら、なぜかフランス書院のページしか引っかからず、ずっこけた。

また、それとは別に20世紀の体育の授業を見ると、まるで軍事教練のように男子上半身裸の例が多い。このあたりの規範についても時間があればまとめたい。

それと、ウィキディア制服のページを見ると、日本統治下の台湾で、提灯ブルマーモンペ採用されているのが見えた。もしこれが提灯ブルマーならば、なぜ台湾韓国ではショーツブルマーにならなかったのか。最初からパンだったのならともかく、疑問である

School uniform - Wikipedia

服飾史、まったく沼が深くて驚いている。

2021-09-06

インテリの殻に閉じこもった共産党評だなぁと

ちょっと話題のこのnoteなんだけど

https://note.com/dadasp/n/nf0deab7c28e4

 

純粋住宅地には無いだろうが、工業地帯住宅地の隣接地帯、古い商店が点在するくすんだ住宅街商店町工場なんかに共産党ポスターが貼ってあるのを見ないだろうか?

個人商店自営業町工場っていうのは30年前は自民党ガチ票田だったんよ。その票田を共産党が奪取してるって事なんよこれは。

この人はそういう変化を見てないんじゃないの?給与生活者で綺麗に計画された住宅街に住んで上辺の知の世界に生きてるだけなんじゃ?

 

票田かっ攫うって言っても自民党支持者が甘言だけで革新に転ぶわけがない。困窮した時に救済制度を知っていたり行政との橋渡しが出来なきゃ信頼されない。それ以前に経営に就いて理解していなきゃ話も聞いてもらえない。

その背景には90年代金融の再編があって、不良債務を抱えるリスクを減らす為に銀行中小零細の債務ノンバンク子会社に付け替えてる。銀行から借りてない会社なんて経済的信用が無いって事だからそのせいで取引先も減ってしまう。まともに扱われてないのだな。

なのに「革命が」とかいつまでも浮ついた事言って「地べた這いずって生きてきた人たちのほうがよっぽど偉かったよ」とか言ってる。自分が地べたはいずりゃいいでしょが。

ATMで金下すだけで今は銀行がただで両替してくれないとかも知らないんだろうな。ただで両替しないのは店舗経営者が客じゃなくなったからだ。

 

ずっと以前は共産党は悪しき前衛主義頭でっかちエリート組織だった。東側陣営崩壊後、宮本顕治失脚後は党勢を維持できずに無くなるだろうと目されていた。都市部給与生活者環境問題などに軸足を動かした新左翼が生き残ると思われていた。国鉄解体でもJRに参画出来たのは転向した嘗ての超急進派の革マルで穏当な日共系はパージされるという憂き目にあった。

だが実際には党勢が風前の灯となっているのは新左翼政党となっている。何故か?

それは小泉以降の自民党が「改革的でイデア的な」な世界観の競合となっているからだ。ゼロ年代に帳簿も読めないどころか複式簿記も知らないのにやれ金融M&Aだと言い立てて経済通の気分に酔うのが流行ったが、あれと90年代社会党の気分は似ている。競合関係なのだ

文中で出てくるキクマコ先生はその判りやすい例で、アベノミクス素養の無かった経済問題に触れるや「社会の全ての事象設計的に読めるように」なり、「全ての事象評価軸」を得てしまった。それでその中から出て来なくなったんであるキクマコ先生がこうなったのは彼がリベラルだったからに他ならない。世間知らずさがその本質主義担保している。私だってこういう風になった事はあるが普通は18~20歳あたりで通過するものだ。

こういうのと競合しない路線を進んだので共産党ニッチを得た。

 

から大家なんかに自民党共産党交互に投票する人もいる。普通にいる。ここにもいる。

健保保険料わず病気になった店子の面倒みて貰った先生に入れて、冠婚葬祭に来てくれた先生に入れて、とそういう感じだ。

 

筆者とキクマコ大先生はシラケ世代還暦なんだろうがアリバイ自覚はあるのに自分が殻に入っている事も気づかないのだな。

氷河期世代は逆にこの先自分が、自民党がどうなっても同じ心持で自民党に入れるんだろうな。

私は「出来合いの街だけ歩くな、足元を見て歩け、ポスター字面の奥を見ろ」と言うよ。

2021-08-29

学校人間関係難易度が高すぎる

学校限定だけど必ず人間関係が失敗する呪いにかかってる。理由については何度も考えたけど、多分俺が他人の目を気にしすぎるからなんだよね。クラスメイトの誰からも嫌われたくないから、できるはずがないのに全員にとって無害で理想的人間を演じてしまう。そんなことする必要がないのは分かってるけど、少しでもミスったら排除されるんじゃないかっていう恐怖に毎回囚われる。まあこれは生育環境過去いじめ体験に由来すんのかな。知らんけど。

で、今の学校入学したとき、試しに最初から何も話さないようにしてみたんだけどこれも上手くいかなかった。どうやらコミュニケーションの一切を拒絶する人間は不気味な危険人物という評価になるらしく、あらゆる言動が悪い方向に捉えられてどうしようもなくなってきている。いまさら取り返しがつかないし、仮にコミュニケーションに参加したところでまた気を遣いすぎて精神的に潰れるだろうな。そもそも協調性いか絶対やらかすし。

職場は親密な人間関係を築く努力をする必要がないから上手くできる。インターネットでのコミュニケーション自分にとって話しやす相手との会話はむしろ得意。でも学校だけはやっぱ無理だわ。ほとんどの人にとって学校楽しい場所なんだろうけど、俺にとっては生き馬の目を抉るような危険地帯しかないんだよな。

2021-08-24

ラテンアメリカが一番クソ

おまえら増田支那人とか半島人バカにしとるけどクソさで言ったらラテンアメリカが一番クソだから

ヤク中とカルテル無責任野郎しかいねえし陽気といえば聞こえはいいが3歩歩けばしでかしたことも忘れるアルツハイマー患者ばっかのカス民族

支那人半島人も最低レベル教育程度は見受けられるがガチ貧困スラム地帯から文字書けねえレベルゴミがうじゃうじゃ国外に湧き出てくる

学がなくてもインドアフリカ系はまだ吸収しようとするガッツがあるがこいつらは楽することしか考えてない

ハッパ売りさばいてチューチュー他人の血を吸うダニ民族

2021-08-16

anond:20210815091419

楽天が人のいない水田地帯アンテナを立ててるのも

こういったIoT需要を見込んでるんだな

熱中症で倒れたり水害に巻き込まれリスクから農民を守る三木谷さんかっこいい

2021-08-09

ある晩、寝苦しくて丑三つ時に目が覚めた。

気付くと屋外で大型犬規則的に鳴いていた。

ワン→10秒→ワン→10秒→∞

こんな感じ。

以来、気になって夜中になると耳を澄ますようになった。

うちの近所は狭小住宅密集地帯

都心で、大型犬など屋外で飼っていたら保育園のお散歩コースになる。

近所に大型犬など飼っている家などない。

空恐ろしくなり心霊現象?と一人で震えていた。

ある日商店街に買い物に行ったら犬の鳴き声がした。

ありえない!

と思ったが、蕎麦屋屋上から鳴き声が聞こえた。

もしかしてコレが夜中に聞いた犬の鳴き声⁉️

犬、屋上に飼われてたんだね。

犬も屋上だと暑かったり寒かったりで辛かったんだと思う。

鳴いても店の屋上昔ながらの店舗の上に家族が住んでいる建物じゃなくて置き去りなんだと思う。

寂しいのかも。

犬がひとりぼっち店舗屋上にいるとわかってしまった以上、気になって仕方ない。

今日みたいな台風の日もひとりぼっちなのかな。

風の音で鳴き声わからないけど。

2021-07-27

anond:20210727144905

人権3.0にアップデートした恩恵

シス女性アスリートトランス女性アスリート切磋琢磨さらなる高みを目指せる

発達障害者が無理矢理働かされずにすむ

・重度障害児の姉妹介護労働扶養義務から解放される

・健常者も障害者も同じ教室助け合い学び合いサバイバルスキルを身につけられる

・授業内容を全く理解できない児童も共に学ぶ大切さを実感し鍛錬を積める

・意に反して結婚させられそうな障害者を救える

女性たちが肌を隠せるようになる

女性保護をはじめ伝統宗教の良いところが再発見される

欧米を見習おうとした明治時代の先人たちの正しさが改めて実感できる

ホームレス暮らし謳歌する男性と同じく女性児童不審者のいない路上でのびのびできる

妊婦さんたちが外野の声を遮断し本当に産みたい子だけを産めるようになる

女性たちも専業主夫扶養できる

出産直後でも好きなだけ働ける

趣味である子育てを存分に楽しめる

田舎のしがらみから解放され都心で好きなだけ子育てに勤しめる

安価ベビーシッターさんやメイドさんを雇える

母親誘拐された児童が救出される

男児非行を事前に食い止めることができる

男性同士が愛し合うマンガ作品が普及し同性愛男児勇気づけられる

・都会のみならず農村でも工場地帯でもさまざまな地域外国語を学ぶ機会が増え多様性を実感できる

・進学したくもない大学に無理に行かなくてすむ

アジア系アメリカ人大学入試チャレンジモードチャレンジできる

ユダヤ系ドイツ人アラブ系ドイツ人が人目を気にせずガチンコディベートできる

ドイツスウェーデンなどの移住先でも自国自民族独自司法文化婚姻文化実践できる

沖縄に住むアメリカ人の子どもたちが日本人大人からひどい言葉を浴びせられなくなる

・嫌いな歴史上の人物顔写真を燃やしたり落書きしたりできる

・好きなキャラクターの肌を黒く塗ったファンアートをたくさん鑑賞できる

・同じ肌の色の人々が作った文化自分たちで独占し流出拡大を防げる

・肉食文化の残虐性が理解できる

世界中の人々の心に聖火リレー五輪記憶が刻まれ

ミュージシャン絵本作家芸人の逃げ得を食い止められる

時効をなくせる

・友好国の軍隊同士でじゃれあえる

エアーズロックから外国人を追い出せる

富士山の頂上で異教徒安心して礼拝できる

・おまわりさんが当てにならないことを学び市民自分たちの手で課題解決する力を身につける

・おまわりさんがジェンダー論の主張を受け入れてくれる

火力発電から原子力発電に切り替えることで環境悪化を食い止め持続可能社会が到来する

スケートボードをしていた少年たち

数年前、自分居住しているド田舎県の中の、これまた見渡す限り田畑が広がるような農村地帯を通る道を車で通った時、のどか田んぼの中を流れる川の河川敷に、スケートボードトリックを行なうための、木箱で作った斜面やハーフパイプ金属製の手スリのような物(あれ、何て呼ぶのだろう?)が設置されているのを発見した。暑い夏の日だったが、そこでは若い男の子二三人が熱心にスケートボードを楽しんでいた。

何となくスケートボード都市部文化だと先入観が有ったので「うちみたいな田舎でも、あんスケートボードをするための施設が有るんだな。スケートボードをする子たちがいるんだな」と、軽く驚いた記憶がある。

自分田舎出身人間から若い頃の自分の思い出を重ねて「あのスケートボードに熱中している男の子たちも、保護者教師から『そんな不良の真似事をして』とか何とか、無理解偏見を持たれて困ったりしているのだろうか」と勝手想像したりもした。

今回の東京五輪メダルを獲得した少年少女たちは、自分の貧弱な先入観偏見とは全く異なる、普通の子供たちだった。何となく五輪に対しては、マラソン円谷幸吉のような悲壮ネガティブイメージが私の中には有るのだけれど、東京五輪スケートボード選手たちは、それとは全然ちがっていた。

自分の技(トリックと言うんだっけ?)が成功した時も失敗した時も笑顔だし、順位を争うライバルであるはずなのに、他の選手が技を成功させると自分成功したように歓声を上げるし、仮に他の選手が技を失敗してガッカリしていたらハグして励ましているし、解説の人も難しそうな技に果敢に挑戦する選手たちを「攻めるねえ」と楽しそうに賞賛しているし、本当に素直に「これがスケートボードという文化なのか。何だか良いなあ」と思った。

ジャンプしたり、スケートボードクルクル回転させたりすることは、運動全般が苦手な私には想像も出来ない離れ技に見えるのだけれど、その技よりも何よりも、彼らの態度や振る舞いこそが何よりも軽やかに見えた。

あの日田んぼ風景の中に有るスケートパーク(と呼ぶのだろうか?)で一所懸命スケートボードをしていた男の子たちが、今回の東京五輪話題で親や教師と話が盛り上がって打ち解けていたら良いな、少しでも生き易くなっていたら良いなと、そんなことを思った。

2021-07-26

東京オリンピックの本当のレガシー

日本は本当は後進国並に貧しいの?

都市経済の影響をあまり受けていない地域はそれに近い雰囲気がありますね。

とくに大都市圏に属さな地方都市圏は太平洋ないし太平洋ベルト沿い沿いの大都会札幌福岡とくらべて断崖絶壁ほどの格差があります

とくに中国地方九州地方とくらべると北関東東海地方がマシに思えてしまうくらいです。

だったらオリンピック万博開くよりも、もっと重要なことあると思うけど。

ふつうに考えればそうですね。

でもああい袋小路大陸と離れた島の地域はいろいろ投資してもロクな結果は出ないのです。

根本解決策として、科学研究施設をたくさん建てるとか軍事基地を設けるなどの

必要だけども迷惑施設を集積させるなどの方策がこういった地域にはもっともよいのです。

でも直線距離では経済的に豊かな大陸の国々にあまりに近すぎて危険軍事施設科学研究施設日本地域に設けるなんてのは

中韓地域から反対の声があがるに決まっています

かといってほったらかすと貧困からアウトロー人口からして異常な割合の高さで

つぎからつぎへと涌き出てきてしまます。これははっきり言って新型コロナウイルスより厄介です。

かといって無人地帯化するなんてことは絶対にできません。

ですから、こういった地域にはワープゾーンをつくってあげて

文明の光」をあててあげて「文化香り」をかぐわせてあげるのが現実的もっともよい方策です。

オリンピック2日目に競技会場周辺にはじめて行ったとき

外国地域からきた人たちと日本に住んでいる人たちのあまり風体の違いに私は驚いたものです。

日本に住んでいる人たちの連中がそろいにそろって成金地方人を連想させるパリピ田舎者のようにダサいオタク

みたいなんですから。あれじゃ20年前の中国人とたいしてかわりません。

しかオリンピックが開幕してから日本人たちはいままでダサいJ-POP醜悪の塊のヤンキーサブカルチャー気持ち悪いオタク文化を消費していたのをやめて

外国文化を聞いたり見たりしてその文化の高さに愕然としつつ受け入れて、

日本時代社会の野蛮さがだんだん薄れてきてるみたいです。

徹底した観客排除も幸いしています

もし競技場内の観客がOKだとパリピヤンキーオタク

オリンピックの開催現場津波のように押し寄せてオリンピック観覧についての日本人の民度の低さで炎上してしまい、

またアスリートオリンピック関係者野蛮人もの犯罪犠牲になっていたことでしょう。

しかし観客が禁止されたおかげで品性下劣ながらも時間と金はあるテレビ視聴者インターネット民などだけが

リアルタイム競技を見ることになり、彼らが高い文化を持ちかえって

オリンピックリアルタイムで見れないパリピヤンキーオタクたちは

彼らを通して間接的ながらも高い文化に感化されていっているのです。

東京オリンピックによって

日本国内のアウトロー背徳サイコパス大量発生やそれに感化された悪い外国人が世界各地で増殖する原因が

根っこから除かれるのであれば、オリンピックに使われたコストなんて安いと思いますよ。

今や日本は、いわば東アジア最大最悪の悪性腫瘍なんですから

2021-07-25

劇場アニメ映画大好きポンポさん』極私的感想(すごくネタバレ

感想というか脳内の吐き出しなので超乱文。

総合点は★★★★☆(星4つ)

自分原作コミックスシリーズ通読済み。原作はかなり好き。

映画版は主に特典マンガ目当てだけど2回視聴。

2回目の前に制作陣のインタビュー記事などを読んで細かいネタが仕込まれているのに感心しつつ楽しめました。

作画で動いていたのはすごく良かった。

特に編集作業シーンを「切る」ことに注目してアクションのある絵に再構成していたのは面白かった。せっかくのアニメなんだから動きのあるシーンはあってしかるべきだなあと。

あとこれは明確には示されてなかったので多分なんだけど。

撮影パートクライマックスである「みんなでアイデア出して偶然虹まで撮れたカット」も切ったんだよね?

撮影パート成功象徴のようなカットまでも切ることで、ジーン君の「映画のためには他の全てを切ることも厭わない」という面を表しているんだと思う。

しかし、それを明示してしまうと「空気を読んで仲良くすることを大事にするマス層」には理解不能で嫌われてしまうだろうから匂わせるにとどめたんだろうなと思っている。

ところで全体的にジーン君がウェットというかシリアスというか常人の枠から半歩しか踏み出していないという感じを受けた。

原作ではもっと狂人なんだよなあ、特に巻が進むほどに。「友情を、会話を、家族を、生活を、切れ!」とか原作ジーン君は言わない。

当たり前すぎるからわざわざ言わない。「息を吸え! 息を吐け!」って普段あんまり言わないじゃないですか

でもまあ1巻ベースだとああい解釈もアリだと思う。むしろジーン君の物語って感じも出たと思うし、そもそもまり狂人狂人してるとマス層がまったく感情移入できなくなるから映画版としてはあれで正解だと思う。

さて、ここから減点材料なんだけど、アラン君および資金調達パートがぜんぜん響かなかった。

まずアラン君、お前は何なんだ。

再会して「あの時はノート悪かったな」とか言ってたけど、特に謝るほどのことでは無くないか

たまたま雨の日にぶつかったらジーン君がノートを水たまりに落としただけじゃん。寝坊してメモやななにやらぶちまけつつ部屋を飛び出すような粗忽ジーン君なんだし。

ところでそういえば、その粗忽シーンもちょっと違和感あるんだよね。映画だけの男ジーン君が大事オーディションの日に寝坊したり資料ぶちまけダッシュしたりするかね?制作インタビューによるとナタリーちゃんとの出会いのシーンをインパクトあるものにするためにすれ違い構成にしたっぽいんだけど、それってストーリーのためにキャラが捻じ曲げられてるよね。いや、構成自体は悪くはないんだけど、やっぱりそのためにキャラを捻じ曲げられると違和感あるんだよねえ。違和感と言えばナタリーちゃんがニャリウッドに上京するためにバイトで金貯めたっていうシーンでビルの窓磨きしてたけど、あれって上京してからバイトじゃないとおかしいよね。原作にも窓磨きバイトのシーンあるけどニャリウッドでのことだし。ナタリーちゃん故郷農村地帯みたいだしビルなんてあるの?いやいまどきドコにでもそれなりのビルくらいあるのかもしれないけどミスマッチだとは思う。

まあ話を元に戻してアラン君ですよ。

アラン君が謝るってことは、元々のシナリオ的には学生時代アラン君はもっとひどい奴にするはずだったんじゃない?それこそ、一度拾ったノートを破るとかまた捨てるとかするはずだったんじゃない?それなら「あの時はノート悪かったな」「暗記してたから平気」に違和感無くなるんよね。でもそこまでやっちゃうとあまりに悪すぎて資金調達したとて許されないというか、ジーン君とお茶することすら「なにこいつ?」って感じになってしまうから描写をぬるくしたのではないかなとか思いました。

でまあアランからも一回離れて資金調達なんですけど、最悪、ポンポさんなりおじいちゃんなりの私財とかコネクションとかで調達できないものなんかね?二人とも超有名ヒットメーカーなわけだし、財産コネクションもすごいだろうし、なんなら主演のマーティンさんだって世界一俳優なんだからだってうなるほど持ってそうだしスポンサーになってもらえないもんかね?縁もゆかりもない銀行出資を頼むより先にいくらでもアテはあるんじゃないの?いや、もちろんそういうアテを全部当たって、それでも足りなかったんだっていうならハイソウデスカとしか言えないんですけども。

問題資金調達会議パートですよ。

まずアラン君、クビを賭けたギャンブルをした風だけど、そもそもその職場を辞めようかと思ってたくらいだからノーリスクギャンブルだよね。なんだかなあ。

そんでクラウドファンディング生中継でって無茶にもほどがあるけど、それ以上にひどいのは役員連中の手のひら返しの速度ですよ。頭取が出てきてOKしたとたんに「融資成立だー! ワッハッハー!」じゃないんだよ。お前数秒前まで大反対してたじゃねーか頭取がOKしたらまるで「ボクも本心では融資たかったんだけど立場上できなかったんだよね。結果として融資成立してヨカッタヨカッタ」みたいなポーズ決めてんじゃねーよ。いや、そういう変わり身の早さで出世してきたヤツだと言われたらハイソウデスカなんですけど。

アラン君に話を戻して、彼は「クリエーターでないマス層の感情移入先」として作られたキャラなんだと思うんですよ。

監督である平尾隆之氏のインタビュー記事(例えば https://gigazine.net/news/20210720-pompo-the-cinephile-takayuki-hirao-interview/)なんかを読んでいると「マイノリティマジョリティに一矢報いる」というテーマをお持ちのようなんですね。

マジョリティ」=「マス層」ですよ。

このテーマ商業作品表現するのは非常に難しいテーマだと思うんですよ。

だって多数の人に受け入れてもらうことが商業成功なわけですよ。マジョリティ快感を得てもらわないといけないわけですよ。そうしないとお金が儲からないわけですよ。

しかしね、「マイノリティマジョリティに一矢報いる」ストーリーで「一矢報いられたマジョリティ側の人間」が快感を得るかっていうと難しい。だって矢が刺さってるんだよ。痛いじゃん。それで快感なのってドMくらいじゃん。

そこでアラン君の登場なんですよ。アラン君はマジョリティ側の人間なんだけどマジョリティ世界強者である上司取引先をしくじったりして、いまいちうまくいっていない状態なわけですよ。つまりマジョリティ世界という巨大なピラミッド底辺層なんですよ。でもピラミッド底辺から数的にはかなりのボリュームゾーンなんですよね。この層の人たちが「なろう系ヒットの母数」だと思うんですけどね。マジョリティ世界に身を置きながらもうまくいか底辺はいずっているのでいっそのこと異世界転生して現世のしがらみリセットしてチート能力無双したいとみんな思っている。「みんな」ですよ。つまり「マス層」ですよ。

そんなアラン君はマイノリティ側と見下していたジーン君が思いのほか成功していたもんだからマジョリティからマイノリティジーン君を手助けするポジションに立とうと思い立つわけですね。異世界転生強くてニューゲームですよ。コミュ障マイノリティが苦手な資金調達ネゴシエーションリア充なオレ様がやってあげようってーわけですよ。同じ立場ならみんなそう思う。コミュ障天才クリエーターマネージャーになってソイツと社会架け橋になるだけでオコボレもらいてえなあって誰だってそう思う。オレだってそう思うんですよ。コミュ障から無理なんですけどね。そんな知り合いもいないし。

そんなマス層の夢と希望を託されたのがアラン君なわけですよ。

まりアラン君は、平尾氏の「マイノリティマジョリティに一矢報いる」というテーマ実現のために生み出された舞台装置なんですよ。いまいちうまくいっていないマジョリティ感情移入先であり、途中からマイノリティ側に与してマジョリティ側への一矢となる存在なんですよ。テーマ商業成功を繋ぐための存在なんですよ。

でも、なんかつまらねーんだよなあ。

思うに「マイノリティマジョリティに一矢報いる」というテーマと「ポンポさん」という題材の相性が悪かったんじゃないかなあ。

ケミストリーですよ。逆シナジーですよ。

原作ポンポさんはね、マジョリティことなんて基本的無視してるんですよ。あくまでも映画業界の中でクリエイター役者などの能力があり個性的な人々にフォーカスして活躍を描いているんですよ。「すごい人がすごい能力を発揮してすごい活躍しました。」っていう話なんですよ。これは「チート無双系」にも通じると思うんですけど、すごい人がすごい活躍をするだけでも面白い話は作れるんですよ。

そんな原作ポンポさんに「マイノリティマジョリティに一矢報いる」というテーマを盛ろうとしたら、そのままじゃうまく盛り付けられないよね。なので、アラン君&資金調達パートで補強したんだろうね。でも、原作にはまったく存在しなかったテーマ盛り付けるために、かなり強引でイビツで不格好な補強になっちゃってるんだよなあ。

結論

原作ファンとしては、ポンポさんには原作存在しないテーマは乗っけずに素直なアニメ化だけしてほしかったなあ。

と思いました。(小並感

2021-07-18

これ見てからウナギ食えなくなった

こんな一生懸命生きてる生き物をかっさらって食うなどできない

生命尊重をしたい

みなさんは「ウナギ」と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか。蒲焼などの料理、「うなぎのぼり」といった慣用句、「掴みどころがない」といったイメージなど様々あると思います最近では「おはよウナギ」なんて言葉流行りました。

 しかし、生き物としてのウナギ生態系は謎に満ちあふれています。川や近海で捕れたり、近年では養殖も盛んになったりしていますが、どこで生まれ、どのようにして日本にやってくるのかがわかっていませんでした。

 しかし、塚本さんを始めとする調査チームが始めてウナギの天然受精卵の採取成功しました。今回は長い間見つからなかったウナギの卵が発見されるまでの壮大な物語を話していただきました。

 ウナギ孵化までおそらく1日半、仔魚になるまで半年、合わせて約1年を海水中で過ごし、あとは淡水で生活するそうです。ウナギ図鑑で調べてみると、ほとんどが淡水魚図鑑に載っていて、海水図鑑には載っていないのはこのためだと塚本さんは話します。

 では、ウナギはどこで産卵しているのか。これが最大の謎でした。調べ初めは本州近海でしたが、それが沖縄の南、台湾沖、フィリピン近海だんだん推定場所が南下していきました。中でもフィリピンではウナギ変態であるレプトケファルスが見つかるなど期待が高まりましたが、しかし卵は見つかりません。

 そこでウナギを捕って調べてみると、あることがわかりました。冬だと思われていた産卵時期が、実は夏だったのです。ウナギは「耳石」を見ればいつその個体が生まれたかがわかるそうです。塚本さんはこれが調査成功の一因だと語ります

 調査対象は、西マリアナ海嶺南端部に移ります東西に伸びている塩分フロント海嶺との交差地点です。塩分フロントとは、異なる塩分濃度の境界のことです。この地点はスコールが多発するため、急に塩分が薄くなる場所があるそうです。調査チームは、ウナギサケのように海の"ニオイ"を幼い頃に刷り込まれることで産卵するためにこの場所戻ってくるのではないかという仮説を立てました。

 そして2009年、4回目の網でついに受精卵が見つかりました。最初深海の底にあると考えられていましたが、実際は深海の淵の浅いところ(海抜160m程度)にピンポイントに網をかけて見つかったそうです。卵は1日半で孵るのですが、幸運にも孵化直前の56mmの卵が採れました。

 ここからウナギの行動や産卵の流れなどが明らかになってきました。あるホルモンの分泌をきっかけに、川にいるウナギが昼夜を問わず泳ぎ続ける「ナイトレストレス状態になり、一目散に産卵場所に向かいます。昼は外敵から身を守るために深海を、夜は精巣や卵を成熟させるために温度の高い表層近くを泳ぎますウナギは意外と俊敏で、長距離を泳ぐのに適した泳ぎ方をするそうです。また、60gというわずかな脂肪の量でなんと6000kmもの距離を泳ぐそうです。そして産卵期になるとオスの体は精巣だらけ、メスの体は卵だらけになり、1年の産卵期に複数回産むそうです。新月の夜に乱婚をすると考えられ、新月くるまではその地点で滞留していると考えられています。そして産卵期を終えると、ウナギはその一生も終えます

 塚本さんがこれから調査したいこととして、「受精直後のタマゴが見たい」とおっしゃってました。今回の卵が採れた付近の水深6000m地帯調査チーム内で通称ウナギ谷」と呼ばれていて、そこにウナギの骨の化石耳石が溜まっているはずであり、「しんかい6500」に乗って調査したいという次の目標を話していただきました。

 「そもそもどうしてウナギ研究対象にしようと思ったのか」と参加者から問われ、塚本さんがこれまで研究してきた魚たちを紹介しました。最初アユ、次にサクラマス、そして今のウナギです。アユは産卵場が淡水にあるのであまり謎が深くなかったのに対し、ウナギ場合は産卵場がわからなかったため、研究が長期化したそうです。

 塚本さんの研究とそのエピソードの数々は、「なぜ動物は旅をするのか」というとても壮大な問いであるというお話しが印象的でした。たいへん興味深いお話を伺うことができました。

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