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はてなキーワード: ph.Dとは

2018-12-29

仕事を探しています 29歳 韓国大学Ph.D取得予定 電気

お疲れ様です。

東京仕事をしたいです。どのように探せばいいか教授ください。

はてなーの知恵を貸してください。

日本仕事してたとき記事こちら

私はこんな人

年齢:29歳 (2018年12月29日現在)

専攻:電気工学

経歴:2014年3月 日本大学院修士を取得

   2014年4月 日本電気メーカー入社

   2016年2月 退職

   2016年3月 韓国大学院博士課程に入学

   2020年2月 博士号取得&卒業見込み

どこにいるの:韓国(2018/12/29現在)

できること

蓄電池電気自動車を使った電力需給の調整アルゴリズムシステム理論構築、理論実装

・電力の需要予測

スマートメーター変電所等で得られる電力量データの解析、傾向分析問題提起

教科書にあるような電気工学知識

英語toeicスコアは2年前で860だか880くらい)

matlab

典型的日本大手電気メーカーの働き方に対する理解

海外を含めた断続的な出張

できないこと

Python, C++, Java, Ruby

韓国

電気主任技術者の資格なし

教育実績なし

長時間労働(月残業は多くて50時間まで)

希望

・勤務地が東京

本人コメント

・出来ないこと書いてたらいくらでも書けるからやめました。

リクナビネクストとかのサイトで中途で仕事を探せばいいかと思いました。

 しかし、学歴が見込みだと入れられない問題

・もし仕事が見つからなかったら以前勤めていた会社にまた入れて下さいと

 お願いしに行きます(できれば避けたい)

・どのようなCVの書き方が効果的かご存知の方、参考リンクを頂けると嬉しいです

2018-12-08

史学科のゼミとか卒論とかって何やってるの

数学科事情、すごく興味深く読んだ。

「数学の修得には時間がかかる」ことの概説 - Unhappy Go Lucky!

ただ、文系学部の「研究」や「卒業論文」の位置づけとかについて、過大評価していただいているような気がしなくもない。日本語とは縁遠い言語を話す地域を専門とする史学科卒の人間として、「ゼミ」や「卒論」の位置づけについて語ってみたい。

ゼミで何をやっているか

いやこれは本当に分野によるのだが、「研究」というよりも「勉強」をやっているところが多い。歴史学というのはまず史料に何が書かれているかを正確に読み解く必要があるのだが、その読み方を徹底的に叩き込まれる。場合によっては修士課程でもこれが続く。もしくは、研究文献の読み方を叩き込まれる。そもそも2・3年前まで高校生だった連中である文系研究書をどのように読むべきかよくわかっていない人も多いし、英語の本を通読なんてしたことないですという人がほとんどだろう。レベルの高い大学なら外国語文献の購読をし(何語なのかは研究分野や参加者による)、あまりレベルの高くない大学なら日本語の本・論文の読み方をゼミで躾けられる。

(「史料」ってのは要するに「昔の人が書き残したこと」。王様勅令だったりお役所行政文書だったりインテリの書いた思想書だったり過激派の撒いたアジビラだったり新聞記事だったり、色々である公文書館に行って実物を見てくる場合もあれば、別の学者がまとめて印刷出版してくれたものを参照する場合もある)

何で学部の段階からゼミに分かれるか、というと、「歴史学とは何か」「史料批判とは何か」みたいな概念方法レベルの話や、「いやしくも歴史学を学ぶ者として最低限踏まえておくべき各地域・各時代の基礎知識」みたいなのを除けば、分野ごとに身につけるべきスキル全然違うので。江戸時代歴史なら江戸時代古文書明治期の歴史なら明治期の文書中国史なら漢文イギリス史なら当然英語古文書……を読まないといけない。イギリスについて研究したい学生日本古文書の読み解き方を勉強しても時間無駄だろう。逆もまた然り。

ぶっちゃけ、「卒業論文」に大したオリジナリティはない

慌てて言えば分野による。

社会調査とかする分野で、自分なりにアンケート調査してみた、とかそういう論文なら、どれだけ拙かろうがオリジナリティはあるだろう。あるいは歴史学でも、オリジナル史料を発掘することが可能な分野ならオリジナリティは出る。

ただやっぱり、学部4年の段階で大層な「オリジナリティ」は出てこない。そもそも外国史の場合史料の読解すら教員の手助けを得てようやく、という人が多い。歴史学では一次史料が重視されるが、私の分野では卒業論文で一次史料を使った時点で優秀な学生の部類に入るだろうなと思う。二次文献、つまり他の研究書や論文をまとめて長いレポート(うちの大学では3万2,000字が下限だったかな)を書けたらOK、という運用をしている大学も多いのではないか。まとめるのにもオリジナリティは出るしね、という苦しい理屈だしそんなの査読つき学会誌に「論文」として発表できるレベルではないが、学会誌に「論文」として出せるレベルのもの要求していると4年では足りないわけで、多くの史学科の学生修士論文で初めて学会誌投稿できるレベルのもの要求されることになる。

何度も言うようにこれは分野による。地味に重要なのが、「その言語大学第二外国語として開講されているか、あるいは教養科目で講義が受けられるか」という点。朝鮮史ドイツ史やフランス史場合韓国語ドイツ語やフランス語文系学部ならたいていは必修の第二外国語として教えられていることが多いので、卒論でも韓国語ドイツフランス語論文は読めて当然だよなあ? というハードモードになることもある。中国史なら「高校から漢文やってるんだしゼミでも読んでるんだから卒論でもちゃん漢文史料は読めるよね? 現代中国語論文も読んでね」ということになるだろう。英語? そんなの読めて当然でしょ? 第二外国語ではなくとも、たとえばトルコ語アラビア語なら多少気の利いた大学なら教養科目とかで開講されているから、イスラーム史やりたいなら学部1年のうちから履修しといてね、という話になると思う。逆に、マイナー外国語必要な分野だと、せめて英語の本くらいは読んどいてね、くらいにまでハードルは下がる。アイスランド史を勉強したいです! と言われても、日本アイスランド語の授業がある大学がいったいいくつあるのか……という話になるわけで。まあ東大の某ゼミではゲエズ語購読とかやってたらしいですけどね。雲の上の世界すぎてまったく想像もつかない。

なので、大学に入った段階で既にどの分野に進むのかなんとはなしの道筋がついていないと厳しい。第二外国語韓国語選択して、やっぱり私ドイツ史がやりたい! というのは不可能ではないが難しい。第二外国語選びの段階である程度進路が決まってしまう、というのが史学科の特徴だ(まあ、英文学科とかは、学科選びの段階で専門地域が決まってしまうわけだが……)。イスラーム史やるなら第二外国語フランス語にしないとね。そんなのついこないだまで高校生だった連中にわかるか! もちろんこれは大学による。西洋史に進学した者にはドイツ語とフランス語双方の習得義務付ける大学もあるそうである。これならヨーロッパのたいていの地域対応できるね! 史学語学と言われる所以だ。

あとは西洋以外の地域だと、「史料に書かれている言語」と「論文に使われている言語」が違うことが結構あって、何でかといえば近代以降に西洋諸国植民地支配されていたりすると「オランダ人研究者がオランダ語で書いたインドネシア史についての先行研究」みたいなのがたくさんあるので。つまりいくらインドネシア語やアラビア語が堪能でもそれだけでは片手落ちで、オランダ語フランス語ができないと先行研究が読めないので勉強せざるを得ない(付け加えるなら、植民地支配されてたということは、お役所では宗主国言語が使われていたり宗主国のお役所植民地統治担当する部局があったりしたわけで、それらの史料は当然宗主国言語で書かれている)。さら前近代史だと、「昔使われていた言語」と「現在使われている言語」が異なっていることが多く、典型的には古文とかラテン語とかである現代日本語論文はスラスラ読めても古典日本語チンプンカンプンという人も多かろう。前近代西洋征服王朝なんかだと大変で、現地語+支配階級言語植民地支配してたヨーロッパ言語、をやらなければいけなかったりする(アラビア語オスマン語+フランス語、みたいな感じ)。いやー、西洋現代史はヌルゲーの領域っすわ……その国の言語ができれば用足りるからなぁ。現地に行けばネイティブスピーカーいるか勉強簡単だし(アッカド語みたいなネイティブがいない言語習得してる人ほんと尊敬する)。もちろんここで少数民族とか国際関係史とかに興味を持ってしまうと語学沼に引きずり込まれるわけだが。イギリス史なら英語だけでいいだろうと思っていたらうっかりウェールズに興味を持ってしまウェールズ語を勉強することになりました、とか、ドイツ語だけで通そうと思っていたら枢軸国外交に興味を持ってしまったせいでイタリア語も読んでます、みたいな。とはいえこれらは院に進学してからの話(あるいは院への進学を希望する学部生の話)だ。院に進学しない学生卒論レベルなら日本語英語or中国語でじゅうぶん、という運用大学ほとんどだと思う。

ヨーロッパ植民地についてしか述べていないのは、日本植民地場合宗主国言語習得する困難はほぼ存在しないからであって、日本植民地支配をしていなかったと言いたいわけではないので念の為。もちろんこれは日本語母語話者である学生の話で、韓国台湾学生あるいはそれらの国から留学生植民地時代自国史を勉強しようと思ったら日本語を読まなければいけないわけであり、なんというか申し訳ない)

でもまあ、卒論書くのは大事ですよ。たとえそれがレポートに毛の生えたレベルのものであっても、院に行かない学生にとっては専門家指導されしっかりと文献を読み込んだ上でこんな長文を書かされる機会はこの先の人生でなかなかないし、それを経験するというのが大学に行く意味だと思う。院に行く学生にとってはもっと長い修論博論書くんだから当然このくらい書けなきゃ話にならんわけで。

院に進んだら何やるの

留学します。

これも分野によるのだけれど、たいていどっかに留学する。中国史なら中国台湾フランス史ならフランス、みたいに。留学先で大学ゼミに参加したり史料を集めたり現地の専門家指導を受けたり、あるいは分野によっては語学勉強をしたりする。もちろん複数国に留学してもいいし、研究対象国以外に留学することもありえる。アフリカ史を研究するためにポルトガル留学した人がいたり(イエズス会士が書いたものを読みたかったらしい)。で、帰国してから博論を書く(たまに留学先でそのままPh.D獲っちゃう人もいる)。

上述のような事情があるので、歴史学を専攻している人はたいてい4年以上博士課程に在籍する。ちゃんとした大学で3年で博士号獲るのは一部のバケモノだけです。たまにいるんだよそういうバケモノが。日本史なら楽勝かというとそういうわけではなく普通に4年以上かかってることが多い。留学期間とかもあるので、博士課程の先輩に学年を聞いても即答できないことが多いから気をつけよう。29歳でドクター? 夢物語かな? まあ本当に文系大学院なんて資産の子供か養ってくれる配偶者持ちか自殺志願者以外は来ない方がいいです。男性歴史学者が書いた研究書のあとがき奥さんへの謝辞が書いてある場合、もちろん本当に純粋感謝の念であることも多かろうがけっこうな確率で一時期ヒモ生活を送っていたことへの感謝だったりする。奥さん実家でチクチクとイヤミを言われた経験を聞かせてくれた教授もいらっしゃる。これ有名大学の教授様になれたから笑って話せるだけで、なれなかったら悲惨だよな……。まあでも、研究者の不遇っぷりは文理問わないか

2018-10-09

anond:20181009232354

まり文系Ph.Dは、英米系に絞ればすべて解決。それができないから難しいんだよ。留学必須にするかよ

2018-09-19

anond:20180919025553

博士取得者はフェニックスみたいなもんだと思うよ

就職するという道に全く魅力を感じなくなった自分は先輩のすすめもあって博士後期課程に進学したけれど、卒業のめどが立つまで「博士ってどうですか?」と進学を考えている後輩から質問される度に「魔が差した」と答えていた。

その頃、研究の進捗も見えず、先行きも不透明で、いつも追い詰められていたような気がする。

からはいい歳して仕事もしていないニート扱いで、モラトリアムを延長しているだけではないかという疑念の目を常に向けられていた。

博士後期課程進学者で「死んじゃおっかなー」と思っている人は結構多いと思う。

そういう生活をずっと続けていて、論文が通ってめどがついたら、ちょっとは楽になったけれど、心の中には変わらず焦燥感が続いていた。

逆に、その焦燥感Ph.D ディフェンスの想定問答を作るのに役立ったのかもしれない。自分研究否定する質問を考えつく限り列挙し、それら全てに答えを持って臨んだので、教授から質問は楽にこなせた。誰も自分ほど自分研究理解していないので、自分が思うほどの弱点を突ける人が居なかったというただそれだけのこと。

学位を取って、就職たらこれに比べるとずっと楽になった。

研究基本的孤立無援でやっていく感じで、精神的に相当きつい。シーナアイエンガーか誰かが研究職のことを牢獄で誰から応援されずただがむしゃらにペダルをこぎ続ける作業と称していたけれど、うまい表現だなと思ってる。

会社はチームプレーなので仕事について先輩や上司相談することもできるし、ミスっても連帯責任から先輩や上司解決すればいい。

まあ、就職先では博士学位を持っているのがチームで自分しかいなくて、過度な期待と羨望の目を向けられて、潰されていくのだが、それはまた別の話。

修士終わった人にとって、博士学位は何かと気になるものみたいだね。

2018-08-25

日本MD-Ph.Dコース雑感

始めに自己紹介を少しだけさせて下さい。私は医学部卒業して(そして医師免許を取って)、すぐに博士課程に進学し、現在在学中の者です。

大学MD-Ph.Dコースに入っており、世間で言われる所の「研究医」というのを目指しています

最近、色々と考えてしまった事があるのと、MD-Ph.Dコース(後ほど細かく書きます)について本音ベース情報があまりweb上に見当たらないので、進路を考える高校生医学生の参考になればと思い書かせて頂きます

とはいえ、それ以外の方が読んでも研究医の事を知って貰うのに興味深いと思う内容もあるので、読んで頂けたら幸いです。

深夜に書いているので所々まとまっていない所もありますが、ご愛嬌でお願いします。

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1.「あれ? 入学時は基礎研究に興味ある人もう少しいなかったっけ?」〜医学部の6年間〜

医学部というのは大学というには特殊環境(否定的意味はない)だと思います。学年は100人程度で6年間、ほとんど同じメンバーで過ごします。

それまで神童とも呼ばれて、そして実際ある程度のインテリジェンスをもった集団ではあるので、どこの大学でも入学時は将来に夢と希望を持った人が多いでしょう。

するとやはり「将来はどんな風になりたい?」みたいな話にもなり、「外科医になってバリバリ手術しまくりたい」「家の病院を継いで地域を支えたい」「なんとなく内科とか良いかな」「コウノトリを読んで感動した!」など様々な事を言う人がいる訳です。

その中に100人中5人くらいでしょうか、「iPS細胞凄い!再生医学やりたい!」「基礎的な医学研究をしたい」などと言う変わり者が混じっています。これらの人が医学の基礎研究に興味がある人達です。

さて、夢と希望ばかり語っていても何も始まりません。医学部という所は医学を学ぶ所です。入学すると教養科目→基礎医学臨床医学→臨床実習という順で学んでいきます

そして5年生くらいで「将来はどんな風になりたい?」ともう一度話すと、当初基礎研究に興味があった人も「市中病院に行って多くの症例をみたい」「マイナー科の医者生活に憧れる」等の意見に変わっている訳です。

もちろん、意見や進路を変えることは誰でも持っている権利だと思いますし、それについては何も思いません。ただ「あれ? 入学時は基礎研究に興味ある人もう少しいなかったっけ?」という感想を持つ訳です。

まり、気づいたら基礎研究を進路として考えてたのは自分だけになっていました。

ただ、やはり医学部生活経験した身としてはそれも分かるなと感じてしまう訳です。

そんな事を次に書きます

2.「学生さん、何科志望?」〜医学部空気感

医学部はやはり忙しいです。しかし、大量の試験や実習でも効率よく通すことのできる必勝法があります。それは「人と違う事をやらない」です。

実際、僕も試験勉強に関しては他の人と同じ事をしていました。正直、それって考えるコストを全て外注できてしまうので凄い楽なんですよね。

そこで「そうか、人と違う事をやらなければ、上手く行くんだ!」という考えを持つと、まず基礎研究という進路は無いと思います

何故かというと臨床に進んだ場合の初期研修制度専門医制度というのが(皮肉抜きに)非常に良く設計されているからです。

言い換えると「○年の内にするべき事」がリスト化されていて、それをクリアすると有効資格が取れるので、非常に良くシステム化されている訳です。

極め付けは臨床実習で様々な科を回ると「学生さん、何科志望?」とほぼ確実に聞かれます

聞いている方は特に意識していないと思いますが、つまりは「この研修システムの中に入って、最終的には専門医を取って、そして臨床医として働くんでしょう?」という空気感を臨床実習で浴びる訳です。「そうか、人と違う事をやらなければ、上手く行くんだ!」という考えがあれば、その空気感に飲まれて基礎研究選択肢として無くなります

そこで「基礎研究に進むつもりです」というと何と言われるでしょう?

答えは「(いきなり興味がなさそうに)ふうん、変わっているね」です。

もちろん全員ではないですが、感覚的に質問してきた人でこういう対応をするのは75%という所でしょうか。

まあ、しょうがないですね。でも、この空気感というのは結構辛いです

僕は比較的気にしない方ですが、日本人なので空気とか読んじゃいます

補足としていうと、卒後数年の待遇研究or臨床で全く違います

これに関してはもはや言うのも野暮ですが、月収30万円の研修医vs学費を払う大学院生という事です。

3.「ボクと契約して研究医になってよ!」〜MD-Ph.Dコース

遠回りしましたが、本題です。

とにかく医学部出身研究者が少ない!と言われているらしく、偉い人たち(http://www.chnmsj.jp/kenkyuui_jouhou_corner.html)が様々な大学MD-Ph.Dプログラムというのを始めました。これは医学部6年間と大学院3~4年間がセットになったものと考えれば良いです。

(書くついでに調べてみたら、文部科学省の強いpushがあったみたいですねhttp://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/10/02/1352252_3.pdf)

幸いにも僕の大学でも始まり、参加しましたが...なんとも言えません。

学校によっては飛び級を認めたりしているらしいですが、少なくとも僕の大学では「授業料相当の奨学金支給します」みたいな感じだけであり、HPを色々みても他の大学でもそんな感じらしいです。

正直、これだけ大々的に研究医不足の危機感を煽っておいて、実際の支援内容が乏しすぎると思います

学生サイドから感想としては

(1)授業料+最低限の生活費(15万/月程度)の支給

(2)前述の「医学部空気感」への介入

が無ければ、研究に興味がある学生研究しないと思います

幸い、自分はこの2点に関して個人的事情でどうにかなりましたが、初期研修並みに上記二点が保証されるシステムとして確立しない限り、基礎研究にいく医学部出身者なんかいなくなると思います

4.サイエンスは厳しい、されど面白い

少し、愚痴っぽくなってしましました。しかし、現在自分の置かれている状況は総合的に見ると満足しています

医学部卒業してフルタイムで没頭できるようになると、研究も本格的にできます

更に幸せな事に、良い指導者を見つける事もでき、研究者として生きて行く事を応援してくれるような環境も手に入れる事も出来ました。

もちろん条件検討に次ぐ条件検討で上手く行かなかったりもしますが、新しいデータ(もちろん裏には大量のNegative result)が出たりすると最高にワクワしますし、それをもとにディスカッションするのは面白いです。

一度振り切れてしまえば楽しいです。なので、もし読んでいる人で研究医になりたいという人がいたら、是非そのまま突き進んで欲しいと思っています

指導者から研究できるポスト無限にある訳ではないし、将来も不安定だよと言われたりもしますが、それでもチャレンジする価値はあるのかなと考えています

以上の僕の経験から研究医になりたいという高校生医学部生にアドバイスを送るとしたら

絶対医学部空気感に流されない。

博士課程の間の生活費をどうするか早い内から考えておく事。

自分の事を応援してくれる指導者を、早く見つける事。

です。

また、もしこの文章を読んでる「偉い人」がいたら

授業料+最低限の生活費(10万/月程度)の支給

・前述の「医学部空気感」への介入

を是非ともお願いします...本当にお願いします。

もちろん、僕も今目指している過程なので、偉そうに言える立場ではないですが、少しだけその世界に足を踏み入れている分、思った事を書かせて頂きました。

ここまで読んでいただいた奇特な方へ、ありがとうございます

2018-06-26

anond:20180626200951

文学部の院卒とかPh.d持ちとか、ビジネス的な使いみち思いつくか?

2018-06-06

anond:20180606140729

科学(science) という言葉ができる前は、自然哲学(natural philosophy) と呼ばれていた。

その名残りで、今でも博士号のことを英語では Doctor of Philosophy(略して Ph.D)と言う。直訳すれば哲学博士。これは理系でもそう。

また、今でも英国王協会学術論文誌は Philosophical Transaction と言う。直訳すれば哲学雑誌。中身は物理学生物学などの研究論文

2018-03-04

anond:20180304141849

欧米中国に比べて日本企業学歴まり気にしないと思う。

欧米だと学部卒と修士MBA博士じゃ全然違うし、大学名や学部普通はかなり見られる(HYPSとかアイビーとか)。中国も同じだと思う。

ヨーロッパ会社もっとすごくて役員全員有名大学のPh.Dでどこぞの大学教授陣?って感じだったりするよ。

2017-10-01

彼女コロンビア大学院に行ってしま

俺もそろそろPh.d取りに行こうかな

やる気でてきた

2017-09-27

https://anond.hatelabo.jp/20170922053438

めっちゃ同意なので補足しておくと、Ph.Dとったところで国内研究職に就くは狭き門で、

そんな実情に嘆いて自ら命を絶った先輩もいた。(東大理)

本当に夢がないから、人が死んでんねんで

2017-08-27

Ph.dないと話しならない

そんな社会がやってくる

2017-04-04

おまえの妊娠なんざ知ったこっちゃない

数か月前、指導教官よりアジア史の研究者が下訳をつくれる人を探しているので手伝ってやってくれないか、と声をかけられた。金もない院生なので快諾し、依頼主の女性研究者メールでやり取りをした。期日もバイト代不明瞭なまま引き受けたのが失敗だった。

一月中旬には原稿を出します、二月には...と続き、結局、聞いていた締切日の五日前となり、この話はなかったのだと思っていたら、いまさら翻訳せよと連絡がきた。締切日を勘違いしていたらしいが、二日足しても、あと一週間しかない。一週間で20頁の論文を、査読に耐え、掲載できるレベルで訳すのは骨が折れる。とりあえずグーグルに突っ込んで、おかしなところを逐一全部直したが、分野が違えば専門用語など分からない。歴史的事件についても、英語特有なのか書いた本人が理解していないのか、曖昧言い回しであるしかたないので内容を特定し、全部裏をとって訳した。遅れても可哀そうだろうと徹夜で訳した。

日本戦国時代についての記述があり、なんとも微妙な言い方をしていたので「戦国大名たちが天下の覇を争う群雄割拠時代」と分かりやす日本語に直したら、語訳だとの指摘が入った。んなことはないだろうと、たまたまメシをくった、神楽坂もっと校閲部が優秀だと言われる出版社編集者に話をしたら、同じく、んなことはないだろうと爆笑していた。つまり、依頼主の日本語能力限界が、そこにあった。

海外在留の際、親切にしてくれた人もあり、今も続く友人もいるので、できるだけ外国人には優しくしようと思い、苦心して英文の意を酌み、日本語を考えて提出した翻訳バイトだった。しかし再度校正しろやと戻ってきた原稿は、どうしようもない翻訳日本語に変わっていた。ついでに、研究から落とされるバイト代について、依頼主の日本語能力に難アリと判断したので、僕が依頼主を介さず、教授経由で事務方とやり取りしたことが駄目だったらしい。「妊娠して病院にいる自分にとって死ぬほどストレスだった、今すぐ返信せよ、今日中にこちらの指示に従え」という発狂した内容で連絡してきた。

こいつ、流産しねえかな。おまえの妊娠なんざ知ったこっちゃねえよ。てめえがどこの誰とパコろうが好きにしろや。ただ、そんなもんは他人には何の関係もねえんだよ。さっさと国か土に帰れ。

そもそも最初に額を明示していない依頼なんか、尊敬してる教授に言われなければ蹴ってるんだよ。あと、おまえ、日本史研究してるとかいうけど、冗談は顔だけにしてくれよ。最低限の日本語素養身につけろや。日本語書けないなら、英語だけで書いてろよ、ファッキンPh.Dさまよ。ケント・デリカットパックンやモーリードナルド・キーンを見習え。

戦国大名群雄割拠って単語も分からないのに、日本史研究するとかって頭の悪い妊娠発狂BBAのために待機してるわけじゃないんだ。忙しいのよ、僕も。

ムカついたので、とりあえず、明日の朝までに修正せよ、と言われた内容を全部終わらせて返信した。まだ金もらっていない仕事なので、金を蹴って、相手を罵るという選択肢も魅力的ではあるが、尊敬する教授の顔もあるので、それは我慢。依頼主が完了判断した時点で「額を明示せず、院生という下の立場の者に対して、無理な工期で翻訳作業を指示することはアカハラめいており、日本の商習慣に合わないし、さらに、その理由自身妊娠だと開示してきたことは、セクハラ的な恫喝だと思うので、今後お気を付けください」と慇懃無礼メールを送るつもりだ。もっとも、こんな駄訳に自分が関わったと思われるのも嫌なので、金をもらわずに、関わらずに消えるのも考えている。

今後、妊婦発狂BBAには近づくべきでないという教訓は得た。あと、ここは日本だ。日本語で話せ。以上。

2016-08-29

Makuakeの『惑星軌道と同じ動きをする腕時計』がかなり誤解を与えてる

はじめに

https://www.makuake.com/project/anicornwatches/

もし購入者が本当に「宇宙」を意識して買ってるのだとしたら、ちょっと詐欺がかってる気がする。

はじめに名乗っておくと、私は天文学Ph.Dを取得して、現在宇宙関連機関で働いている者です。

結論から言うと、私の主張は、

宇宙惑星軌道ケプラー」と同じ動きをする腕時計』は宇宙とはあまり関係がない

ケプラーの法則とは何か?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

第1法則(楕円軌道法則惑星は、太陽ひとつの焦点とする楕円軌道上を動く。[3]
第2法則面積速度一定の法則惑星太陽とを結ぶ線分が単位時間に描く面積は、一定である(面積速度一定)。
第3法則調和法則惑星の公転周期の2乗は、軌道の長半径の3乗に比例する。

注目すべきはどれも楕円運動に関する法則だということ。

昔々、太陽系惑星がどうやって太陽の周りをまわっているのか(公転)が分からない時代に、

地球水星火星のまわり方を調べて法則化したという歴史的経緯がある。

議題の時計はただの円運動なので、ケプラーの法則とは全く関係がない。自転と公転でググる程度で一般の方にも理解してもらえると思う。

モノは言いようだが、ただの円なので、特別なことはなにもなく、宇宙とは一切関係がないのだ。

デザインとしては美しいが、既存の"針"を"円盤"に置き換えただけのただの腕時計

問題時計について、

3層の同心円状ディスクシステムにより時計の針が不要、回転するディスクから秒、分、時間を垂直に読み取ります

とのこと。

だがしかし、これは針が回転する代わりに、赤い印の位置が通常と反対方向に回っていると見なすのと同じことである

分針が1回転したら、時針が1/12回転する通常の時計と同様に、分円盤が回転したら時円盤が1/12回転するだけである

美しいとは思うが、ただの円だし、いままでもよく見られた時計に過ぎない。

美しいが、時計タイトルは完全に釣りである


この時計を持って、飲みの席で「惑星軌道と同じ動きをする腕時計なんだぜ」と言ってみてほしい。

一般常識を持っている人なら鼻で笑うだろう。

支援者は、少し考えを巡らせてみてほしい。

2016-08-13

あのう。。

豊かさとは相対的ものなんだよ、とりあえずこの現代資本主義社会においてはさぁ。。

豊かさの本質とか、そういう面倒くさいことはとりあえず抜きにするとね。

貧乏人がいるか金持ちがいて、

底辺いるから上流がいるんよ。

上流が上流らしい暮らしができるのは底辺いるからだしよう。。

はるかから、どんな国でも金持ち貧乏人を召使に、時には奴隷にしてきたでしょうが。。

今はそう見えないだけで同じようなもんよ。

時給うん千円~万円のおっさんが高級ホテルのバーで手取り17万円のバーテンが出した酒飲んでる。

バーテン実家限界集落農家だ、、年収は、、300万だ、、、。

あなたPh.D持ちの時給5000円だとしても、

コンビニ店員や飲み屋のねぇちゃんたちもが、

Ph.D持ちの時給5000円だったら、

あんたは「豊か」には暮らせねぇのよ。

だってそんな人件費はらってたら、

コンビニで売るお茶だっておにぎりだって馬鹿高くなっちゃうからね、当たり前だけどさ。

新小岩キャバクラだって、セット料金1万超えちゃうよ。

まり上流階級っぽくは暮らせねぇのよ。

場所を一流のホテルに変えたって、同じことよ。

一流のホテルだってボーイやウェイトレス地方から出てきた短大出や専門卒が多いしね。

ほんとにほんとに、サービスまでもを中流以上の人から受けたいのなら、

かなり、稼がなきゃあね。

http://anond.hatelabo.jp/20160812203238

2016-05-15

http://anond.hatelabo.jp/20130225052256

なぜ東大学部に入ることすら出来ない人が海外上位Ph.Dを取得できると思うのか、謎だ。

会社を辞めた27歳のおっさん自分が将来どうなりたいかを考えてみた

退職

2014年新卒入社してから満2年働いて、会社をやめた。

自由時間が大量に発生した。自分時間自分意志で使える。

自由時間有意義に使うのはとても難しい。

日々自分のしていることが最終目標につながっているのか

自分できちんと整理することにした。しておかないと、あとで後悔しそうなので。

(今までは真面目に考えていなかったということになる。。。。)

どんな風に生きたいか

自分がどうなりたいかを考えたところ、以下の結論に達した。

クールプロセスで、人々がクールだと思う価値クール人達と、創造したい。

問題は、クールってのが何なのかかがいまいちはっきりしない点。

とりあえず(日本の中では)トップクラスにでかい会社レガシー的な物や人と一緒に金を稼ぐのは全然クールじゃなかった。

でもなんとなくAlphabetのmoonshotsはクールそうな感じする。そんなのが今のクール認識

学生時代のつながりで研究職に就いている人たちが、クールに見えたので、とりあえず会社やめて海外ラボPh.D取りに来た。

ラボメンバは優秀。今自分は、クール人達クール価値創造しようとしていると思えるので、満足している。

おそらくクール基準は年齢とか環境で変わると思うので、それに合わせられる人間にならなきゃいけない気がしている。

皆がそれぞれに思うクールな物ってなんなんですかね。やっぱお金が一番多数派かな。

2014-05-22

世界は核の炎に包まれて滅亡寸前、どう詰めても○人までです。

「10人しか入れない核シェルターに20人の生存者。君ならどの職業の人を残す?究極の選択を強いられるサバイバル・ホラー「ラスト・ワールド」 : カラパイア」

http://b.hatena.ne.jp/entry/karapaia.livedoor.biz/archives/52163104.html

これ、似たようなものをkumicitさんのところで見たような覚えがあった。

メモ: 12者7択問題」(2011年)/「[授業計画AELP-PSY0006: 核戦争後の生存]」(1994年

http://transact.seesaa.net/article/170152051.html

概要: この単元は架空ジレンマを設定し、生徒たちに自分自身の推論と問題解決能力に基づいて解決策を提示させる。この単元は、核戦争シナリオに始まり、生徒たちに地球上での人類の生存に影響する決定を下すことを求める。

到達点: この単元の目的は、生徒たちに論争となる問題についてコンセンサスに到達させることである。これは生徒たちに、ときには正しい答えも、間違った答えもないことを認識させる

目的:生徒が以下のことができるようになること:

各種の情報を評価し、危機的状況において、いかなる特性や要素が生存に最も重要か判断する。

効果的に意見と推論を口頭あるいは文書で提示する。

生存者:

1, James Stanley, 43歳(男), IQ: 112, 健康状態:良好, 短大卒・軍隊経験2年, 農業に15年従事

2, Janie Stanley, 13歳(女), IQ: 120, 健康状態:優良, 中学生,

3, Wanda Brice, 50歳(女), IQ: 140, 健康状態:普通, Ph.D 心理学, メンタルヘルスケースワーカー15年

4, Bill Waters, 27歳(男), IQ: 104, 健康状態:優良, 工業高校卒, 建設溶接10

5, Michelle Patterson, 19歳(女), IQ: 105, 健康状態:普通, 高校卒, 小売店3年

6, Ray Wilson, 60歳(男), IQ: 127, 健康状態:良好, 大学卒(ビジネス), 銀行窓口10年・フィナンシャルアドバイザ銀行頭取20

7, Gerald White, 35歳(男), IQ: 98, 健康状態:普通, 軍隊経験4年(歩兵), 建設労働者10

8, Martha Gray, 25歳(女), IQ: 142, 健康状態:良好, Ph.D 音楽理論, 大学講師2年

9, William Gray, 8歳(男), IQ: 150, 健康状態:良好, 小学生,

10, John Davis, 33歳(男), IQ: 125, 健康状態:普通, 大学卒(化学), 高校化学教師12

11, Marjorie Blaylock, 39歳(女), IQ: 133, 健康状態:不良, 医大卒, 家庭医10

12, Fred Fredrick, 54歳(男), IQ: 132, 健康状態:優良, エレクトロニクス熟達者, 海軍エレクトロニクス技師25年・個人エレクトロニクス技師10

客観的および主観的評価のバランスは教師によって注意深く考慮しなければならない。主観的評価は生徒たちの個人差(能力等)を考慮に入れること。

これの元記事はInternet Archiveに拾われている。

https://web.archive.org/web/20090912065245/http://www.eduref.org/Virtual/Lessons/Social_Studies/Psychology/PSY0006.html

"post-nuclear war survival lesson plan" なんかでググっても同一・類似のものが出てくる。

2014-03-15

早稲田博士号をとった私の感じていること

早大理工で教員(任期付き)と学生(学部から博士まで)の両方の経験がある者です。今は早稲田はいません。男性です。

小保方博士博士論文に関する一連の話と早稲田大学学位に関する批判、

そしてこちらのお話を読んでわりと感情的になってしまい筆をとった次第です。

http://anond.hatelabo.jp/20140314233406

基本的にはこの日記での話は早稲田に絞ります。他大学のことは人づてに噂を聞く程度なので詳細な話はわかりません。

元記事、いいたいことは凄い良くわかります。大方の早稲田学生のノリはこれでしょう。

ただ、全員がそうだとは思ってほしくない。

レポート研究を汗水たらしてやっている学生もいる、学生の為を思い指導する教員もいる。

2-6-2の法則じゃないですか?そりゃ、やる気のない人もいますよ。

このような批判は普通は気にしませんが、なぜか理性的に考えられず感情的になってしまうのが研究博士号に関する話。

早稲田コピペでも博士取れるんでしょ」とか言われると腹が立ちます

客観的に見るとそんなこと気にしなくていいのでは?と思うでしょう。けど困ったことに本当に腹が立つんですよ。

それはおそらく博士号取得の過程が私の研究者としての原点で、自分が本当に頑張ったと恥ずかしげもなく言えるほど頑張ったからです。

はいはい、頑張った自慢ですか?」という批判も気になりません。

そもそも博士課程は修士取得後3年間と言われていますが、基本的には何年いたかではなく成果が全てです。

産学連携プロジェクト企業ともに数年かけて研究・開発を行いやっと出た成果。

論文を書くと先生原稿が真っ黒になるほど直される、後輩にグチを言いながらも頑張って修正した論文審査に落ちる(リジェクトされる)。

けど這いつくばってまた直して、審査に通り(アクセプトされる)、新たなテーマで似たようなことを繰り返す。

やっと博士論文をかけると思ったらは先生を殴りたくなるほど色々な議論があり(先生ごめんなさい)。ようやく学位授与式でガウンを着るのを許される。

そこには「あなたは4年間で130単位とったので学部卒業ですね」とは全く違う達成感・誇りがあります

だって宇宙の様に広い科学研究分野の中の非常に狭い範囲を2ミリだけ、いや2ミリも広げたんですもの

実際小保方博士がどのようなプロセス博士号を取得されたのは今の段階ではわかりません。

コピペの件があるのでなんとも言えませんが、おそらく似たような経験をしてきたのではないかと思います。いや、思いたいです。

数ある疑惑はあるものの、根幹の部分ではウソをついてると思いたくないわけで、少なくとも今の段階ではSTAPの存在を信じたいのです。

最悪の場合、小保方さんとその指導教員が2-6-2の下の2になってしまう可能性はありますが...

はてブTwitter等でコメント頂いた様で有難うございます共感されるとの方もいて嬉しいです。いくつか補足です。

[補足]

博士号=オメガ勲章説」は正しいです。よく言われるのが博士号は「足の裏の米粒」と言います。その心は「取りたくて気になって仕方がないが、取っても食えない」

「130単位とったらハイ卒業」は言い過ぎました。気を悪くした方ごめんなさい。ちなみに早稲田でも学部修士でそれぞれ卒論修論審査があります

博士審査大学について。この日記の話はたまっていた感情を吐き出した様なお話です。

博士コピペでOK何でしょ」に対して博士取得者として言われっぱなしは嫌だったので「博士号とるのはホント大変なんですよ」ということが言いたかったのです。

ただ、今回の問題で早稲田大学という学位を授与する機構への信用が揺らいでいることは間違いありません。

まずは真相を究明し、問題再発がないようにするべきです。

[補足2]

博士号をとる条件は分野により大きく異なります基本的には学科ごとに規定があります

私の所属していた学科ルール論文に関しては「筆頭著者で国外の主要な国際会議(カンファレンス)1本+国内外ジャーナル1本」でした。

このルール学科指導教員暗黙のルール(国際会議もう1本欲しいよね等)が加わることもあります

そして、この条件を満たすと指導教員から「そろそろ博士論文書いて卒業するか?」というお達しが来るわけです。

この時は嬉しいことは嬉しいのですがとても複雑な心情です。その後教授会の議題に上がり、主に業績のチェックが行われ、承認されると博士論文執筆を開始します。

論文完成後、公聴会(いわゆるPh.D Defense)で審査を受け、様々な会議体にかけられた後最終的に合否が決まります

詳細なフローに興味がある方は以下をご覧ください。

http://www.sci.waseda.ac.jp/students/doctoralthesis/process/

当初私が小保方博士早稲田擁護するような記述をしたのこのようになチェック体制があるからなのです。

まり責任転嫁するわけではありませんが博士論文審査を開始する前に利害関係にない第三者による審査(ジャーナルカンファレンス論文)があるわけです。

今回の件はずさんな論文でもNature査読が通ってしまったという話なのでもはや説得力がないかもしれませんが、

国際会議ジャーナルに筆頭著者で通しているということはその人の実力を客観的に示しているはずなんですよね..

ただ、本人が博士論文取り下げと言っている現状では、私も意見を変えざるを得ないかもしれません。

話は変わりますが、博士学生あるあるネタ漫画になっているPh.D Comicsというのが有ります。良かったらみなさんも読んでみてください。

http://phdcomics.com/comics.php

以下は個人的な意見とグチです。脈絡がなく特定環境に関してのみ言っていることもあるのであまり一般化しないでください。

小保方晴子 メモ2chより転載

状況をよく解説していると思ったので転載

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/ms/1394709614/

小保方晴子 メモ  ①

1983年生まれ

千葉県松戸市出身

・実験時には白衣ではなく、祖母からもらったというかっぽう着を身につける、というキャラ作り

研究室では指輪日常的に着用、見せびらかして自分で女子力()アピール

研究室ピンク黄色壁紙で埋め尽くされている

研究室アメリカのころから愛用しているソファを持ち込んでいる

研究室スッポンを飼っている

・土日も含めた毎日の12時間以上を研究室で過ごす

・実験室だけでなく、おふろのときも、デートときも四六時中、研究のことを考えている(本人談)

ムーミンヲタク  研究室のあちこちにアニメムーミン」のグッズやステッカーを貼っている

収集癖がある

ヴィヴィアンウェストウッド好きのブランド

ポエマー

松戸市立第六中学2年生の時、青少年読書感想文コンクールにて 『ちいさなちいさな王様』 で教育長賞受賞

・高校時代は手相占いの天才

千葉県松戸市、最寄り駅から徒歩10分新興住宅街一角にある一戸建て黄色い壁の豪邸

・父は海外に10年以上赴任していたので長い期間女4人で裕福に放埓に暮らしてきた

・父:一夫  韓国三菱商事株式会社常務理事・機械 事業本部長   母:大学教授 (心理学)   姉:大学准教授

小保方晴子 メモ  ②

・成績はピカイチではなく真ん中か、それより少し上ぐらい

2002年早稲田大学理工学部応用化学科に、AO入試学力不問、面接と作文、人物重視で選考する)の1期生として入った

 面接では、「再生医療の分野に化学からアプローチしたい」 と主張。

 幼き頃より、研究者を志し、特に再生医療に強い興味を持っていたという。

 父母のコネで入ったと自ら言ってたという話も

大学ではラクロス部レギュラー

奨学金給付されていた奨学生

2007年に返済不要の早大給付奨学金(面接で可否)を獲得

 院生時代2008年には学振研究員DC1(書類申請と面接で選考)になり、以降3年間に渡り 『月20万円の奨励金+年150万円の科研費受領

東京湾微生物等を研究をし、2005年に院進学後は常田(捏造D論主査で共著論文あり)の指導を受ける

2007年、専門を再生医療に転向し女子医大研修生にもなり大和(捏造D論副査でSTAP共著)や

 岡野(共著論文あり/TWIns所長/日本再生医療学会理事長)の指導を受ける

東邦大東邦同級生によると、彼女は思い込みが激しく、好きな男子と付きあってもいないのに付きあっている記憶になっていた 「不思議ちゃん

 「当時は、後に国立医学部に進学したバレー部秀才にずっと片思いしていました。彼にはその気がなかったようですが、彼女はとても思いが強く、

 『もう諦めたほうがいいよ』と忠告する友人たちに『もう彼女だもん!』と泣きながら食ってかかり、ハラハラしたほどです」(同級生

小保方晴子 メモ  ③

ハーバード大留学し、悪名高い麻酔科バカンティ(STAP共著)に師事し

 「全ての面で成功し皆が憧れる人生を送りなさい」 と助言され、小島(STAP共著)の指導万能細胞研究を始める

ハーバード大では、 「ドクター・バカンティーズ・エンジェル」 と呼ばれて(自ら名乗って)いた

・当初4ヶ月の予定だったハーバード大留学だったが

 「博士号もない学生を雇用するのは無理だ」 とも事務員に言われたのに、不思議な力で2009年冬までの1年半ほども滞在する

 バカンティ教授が 『アイ・ニード・ハー(彼女が必要だ)』  と言って引き留める

ハーバード時代、何故かケーキ屋で修行

ハーバード大滞在中の2009年8月、STAP論文の原型となる論文が完成し投稿するが2010年春に却下され

 審査した研究者ネイチャーから 「細胞生物学の歴史を愚弄している」 という趣旨のメールが届き、酷評されて泣く

・博士学位取得要件の雑誌に投稿した査読付き学位申請用論文3本で、不適切データ処理・加工・流用・捏造行為

 データ画像捏造に大量コピペの杜撰なD論でPh.Dを取得

2011年3月に早大大学院卒業

Ph.Dの肩書きを使って再度ハーバード大に行くつもりが就労ビザが得られず諦める

ハーバードで知り合った若山(当時理研所属でSTAP共著)に口利きを頼み、

 理研CDB次期所長で35歳の若さで京大教授(京医卒)になったES細胞の権威である理研の副センター長・笹井芳樹の推薦を受けて理研入り

 (左から小保方晴子、笹井芳樹、若山照彦 ttp://imgur.com/Fz5xqlC.jpg

 「化学系の出身で、生物学先入観がなく、データを信じて独自の考えをもっていた。真実に近づく力と、やり抜く力を持っていた」

 「僕はケビンコスナー、小保方さんのボディガードだ」 と、笹井から支援を受け、強力な後ろ盾を得る。

小保方晴子 メモ  ④

2011年末、「酸に30分浸すと初期化する万能細胞(STAP)を作製」 (本人談)  とノーベル賞大発見世紀の大発見()をする 

 「渡された細胞の万能性を何度も確認し間違いないと告げると小保方さんは泣いていた」 (若山談)

2013年3月、29~30の若さで、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター細胞プログラミング研究ユニットユニットリーダー教授級)になる

 (入所から1年でユニットリーダー、という異例のスピード

 女だけの研究チームの女王様として君臨

・「(STAP細胞は)マウスリンパ球を弱い酸性の溶液に30分浸すだけで作製に成功した。

 細胞を細い管に無理やり通したり、毒素をかけたりしても作製できた」(本人談)

STAP細胞の名前を本当は「王子様にキスされて目覚めるお姫様」になぞらえた 「プリンセス細胞」(P細胞) と名付けようとしていた

STAP細胞の優越性を説き、比較対象の山中教授iPS細胞を貶め風評被害を与える(発がん性研究の停止など)

 小保方の誹謗を受けて、山中教授iPS細胞安全性を弁明する羽目に陥った

・「あきらめようと思ったときに、助けてくれる先生たちに出会ったことが幸運だった」(本人談)

 「女」を使ったのか、権威ある男性に取り入るのが上手いのか、親のコネなのか

・現在は、小保方が笹井をセクハラで訴えている、との未確認情報も さんざん権威に媚びて取り入ってコネを利用して、用済みになったらポイ捨て

脊髄損傷のサルをSTAP細胞移植で治療したと発表したチャールズヴァカンティ教授グループ小島宏司の論文における不適切画像流用が発覚

 小島は小保方の指導教官

小保方晴子 メモ  ⑤

小保方晴子が第一著者のNature Protocol誌の論文と、第二著者のTissue Eng Part A誌の論文において、利益相反事項の隠蔽の疑惑

小保方晴子による博士号論文 『三胚葉由来組織に共通した万能性体性幹細胞の探索 (2011年2月)』 

 その33枚、ほぼ全部がコピペだったことが判明 (3月11日

 米国立保健研究所(NIH)が幹細胞の基礎知識を一般向けにネット上に掲載している文章から、ごっそり剽窃している

 論文の冒頭、研究の背景を説明する部分がネット掲載の文章と単語の並びから句読点までほぼ同じ

 文章の前後入れ替えや、見出しの変更、ネットで「この文書」と書かれていたのを論文で「この節」と書き換える、などの

 つじつまを合わせた変更はあった。

 小保方博士号論文のPDF: ttp://stapcells.up.seesaa.net/image/Background.pdf

 剽窃された米国立保健研究所(NIH)の元の文章: ttp://stemcells.nih.gov/info/basics/pages/basics1.aspx

 テキスト比較ツール difff《デュフフ》ver.6 : ttp://altair.dbcls.jp/difff/dev/obokata_copypaste.html

博士論文、参考文献リストコピペか、参考文献リストが他の論文と酷似している

 第3章では38件の文献リストがあり、著者名、論文名、雑誌名、ページが列挙されている

 これは10年に台湾の病院研究者が医学誌に載せた論文の文献リスト53件のうち、1~38番とほぼ一致した

 博士論文では一部文字化けしている文字があり、切り張り(コピペ)の可能性がある

 リストは著者名のABC順で、元論文の38番はPで始まる姓のため、ありふれたSやTで始まる著者名が博士論文にはない不自然さがある

 普通の論文では本文で文献を参照した箇所に(1)などの番号を添えるが

 図を除いて 5ページある第3章の本文にはこのような番号はつけられていない

小保方晴子による博士論文 P53, Endoderm(Figure 10)の実験画像は、コスモ・バイオ株式会社ホームページ掲載の画像からの盗用(3/13)

  ttp://jump.2ch.net/?pbs.twimg.com/media/BijJAfvCcAAFE3d.png

小保方晴子 メモ  ⑥

STAP細胞論文(Nature誌のArticleとLetter)

 Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency (30 January 2014)において、不適切データ処理・加工・流用・捏造行為疑惑

・120日でSTAP細胞を10^60個(ベテルギウス750個分)もの増殖に成功したというデータグラフが存在

  グラフc: ttp://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/images/nature12968-f5.jpg

  (山中教授の論文に間違って10^60になっているグラフがあったらしい。それを丸パクリたから悲惨なことになった?)

・自分で文章を作成せず、他の論文(ドイツ研究者らが2005年にIn Vitro Cell Dev Biol Anim.誌で発表した論文)からそのまま文章を剽窃した疑惑が

  しかも、正しい表記が無意味言葉に変わってしまっていたり、誤記誤用がたくさん (意味が解かってない?)

 例)

  盗用元論文(正しい表記): 塩化カリウムを意味する「KCl」 → 小保方論文(誤った表記): 「KC1」という無意味言葉

  盗用元論文(正しい表記): 二酸化炭素を意味する「CO2(シーオーツー)」 → 小保方論文(誤った表記): 「C02(シーゼロツー)」という無意味言葉

  EDTA (EDTA) と、ethylenediaminetetraacetic acidの略称であるEDTAを誤って連続して記載

小保方晴子 メモ  ⑦

2005年ドイツ研究者らの論文からそのまま文章を剽窃した為に、現存しない機器Windows98環境でSTAP細胞の実験をした状態になってしまっている

 新規に購入する事が出来ない古い実験機器、Win98、と

 論文を剽窃した対象と思しきドイツ研究者らと同じ道具やOSをわざわざ全部集めて、STAP細胞研究をしていたとでも言うのか

 小保方のSTAP論文の文章の中には、ライカ社(Leica Mikrosysteme GmbH)の DM RXA RF8 落射蛍光顕微鏡 (epifluorescence microscope )と

 フォトメトリクス社(Photometrics)のSensys CCDカメラの実験機器名も含まれているが、

 これは、小保方が剽窃した疑惑のある2005年のGuo Jianliらドイツ人研究者が用いた実験機器と同一のもの

 ライカのDM RXA 顕微鏡も、フォトメトリクスのSen sys CCDカメラも、1990年代末~2000年代前半に販売されていたもので既に製造中止の機種

 さらには、Sensys カメラウェブサイトには、「Then turn your computer back on and boot Windows 98/2000/ME/XP again.」と記載されており

 Win 98が現役だったような時代の懐かしい製品

 小保方らが研究室を立ち上げるときに、このような古い実験機器を新規に購入することは不可能であり、また中古品も出回っていない

小保方晴子 メモ  ⑧

STAP細胞論文を、論文の価値を高めるために「簡単」と誇張していた (3月1~2日? 若山が毎日新聞の取材に対して告白して発覚)

小保方晴子STAP細胞現実験に成功した()と発表 (3月5日 理研発表) 

・STAP細胞の公開した作成手順に新たな矛盾が浮上 (3月8日)

 「一度T細胞に分化した細胞初期化された結果生じた」(TCR再構成という“証拠”が「STAP細胞」のキメ手になった)という内容が

 今回公開された作製手順では、「なし」と書いてある

・論文データ上のSTAP細胞マウスES細胞のDNA配列がほぼ同一だと判明

・STAP細胞論文に掲載されている問題の写真

 撮影した生の画像データではなく、紙の文書をスキャンするなどしてデータ化したものを切り貼りか (3月12日

 論文から写真だけを取り出して分析すると、写真の上の部分に別の写真の一部とみられる紫色などの線が入っているのが分かる

・STAP細胞論文の画像流用の問題を、1ヶ月前には、小保方と、理研の副センター長・笹井は把握していた (3月13日

 把握していた上で意図的に隠蔽か

STAP細胞論文疑惑が生じると

 「指摘されて初めて(ミスが)分かった。 全く気付かなかった。研究のものを疑われるのは悔しい」 と

 科学者なのに感情論を持ち出して悲劇のヒロインぶって若山に泣きつく

・弁明等はすべて他者に丸投げして、自身はファーストオーサーユニットリーダーの責任と義務放棄して逃亡

 理研神戸広報担当者 「論文を書いた小保方晴子ユニットリーダーは休暇をとっており、同日中に結論を出す状況にはない」 (3/11)

 3月14日理研が弁明の会見を開くも姿を現さず、現在も雲隠れして公に一切顔を出さず (~3月14日

2013-09-29

転職した

プログラマでね

最近転職したんだけどさ

張り切ってシリコンバレーまだ来たんだけどさ

もうね

周りすげーの

みんな超頭いい

アメリカとかヨーロッパPh.Dとかゴロゴロいてね

上司とかも立て板に水のような話術の連中ばっかりでしかもそれが口だけじゃない

Fラン学生がとつぜん東大京大に放り込まれた気分

はっきり言ってついていけない

一年以内に日本に帰ると思う

2013-07-13

公教育無償化

たぶん、大学教育無償化していくんだろう。

財源はどうするんだ?なんていう野暮な話はなしで。

そりゃ最初iTunesUとかYoutubeでの講義だろうよ。

「一般向けじゃあ高度な講義は出来ない」

「討論はどうなる?」

そういうのもとりあえず置いておこう。

技術的な問題は、想像している以上のスピードで解決する。

技術的な問題が解決されれば、その次の問題である

おそらく、学生の質の担保が次の問題になるよな。

それだって、評価方法効率化、正確化によって解決される技術的な問題にすぎない。

そもそも、なんのために学生の質を維持する必要があるのか。

一つは、質の高い学生を集めることによって、質の高い講義を行えるということだと思う。

しかし、入学試験学生の数を絞ることによって学生の質を保つよりも、入学者を増やし、いや、実質的入学などという制度はなくし、無限に聴講生を増やしたほうが、質の高い学生の頭数は増やせるはずである

もちろん、活発な討論を期待したかったら、それは有害だと言わざるを得ない。

無数の駄馬の中にG1馬が何馬いたって、いいレースになるわけがない。

しかし、そんな問題も、結局は技術的な問題に過ぎない。

もう一つは、大学ブランディングという意味でであろう。

でも、それだって技術的になんとかなるはずだ。

無限の聴講生を受け入れたところで、成績によって学士資格を絞ることは可能なはずだからだ。

ここで、考えを切り替えたい。

古今の大学が、学生を絞っている本質的な理由は、技術的な問題で絞らざるを得なかったからだと思う。

そもそも、土地建物必要で、一つの教室に座れる学生の数は物理的に限られる。

声が届く範囲も限られる。

定員に対して希望者が多い場合、なんらかの方法で選抜を加えなければならない。

ただそれだけの理由が第一なんじゃないだろうか。

第一、大学講義は、入学者だけしか知ることが出来ない、隠された真実を教えているわけではない。

普通に出版されてた書籍論文学会発表という形で世間に発表された内容を講義しているにすぎない。

もちろん、研究室での活動はそうではない。

研究の内容は、実験データから推論まで、基本的に発表されるまでは秘匿事項で、他言無用だ。

(個人的には、それは修士博士やらせればいいんじゃないかって思う。だって研究ってつまるところビジネスじゃないか。どんな基礎研究だろうと、哲学研究だろうと、どっから予算を引っ張ってくる飯にするわけで。学生をタダで使えればそりゃ安くあがりはするが、タダほど高くつくものはない。)

でも、それ以外は、基本的には開かれた知識を伝えてるに過ぎない。

大学根底には、知識を外に外に伝えたい、という思いがある。

ハード面の制約と、財源が許す限り、イデオロギーを広めたい、そう思って開学してるわけじゃん。

私学助成金なんかない時代になんとか塾、かんとか塾っていう具合に。

そんなわけでね、技術的な問題さえクリアすれば、高等教育もっともっと開かれ、低コストになれば低価格化、ゆくゆくは無償化していく。

急激に進んだり、揺り戻しで逆行したりはあるだろうけど、長い目で見れば確実に。

たぶん、歴史のある大学レベルの高い教育ほど、その波が早く来る。

イデオロギーを広めることが出来るってことは、教育を施す側にだってメリットだ。

金がなくたって、借金したって、それを行う価値がある。

極端な話、タリバンとか無償教育を施してるでしょ?

あれで立派な神の兵隊になるわけだけど、それって、途上国から留学生を受け入れて、その留学生が国に戻って革命を起こしてきた20世紀大学の在り方と、つまりは同じでしょ。

繰り返しになるけど、教育を広めることは、教育を通じてイデオロギーを広めることこそが、大学の本懐。

大学全入時代学生の質の低下が、なんていう問題は、無償化の大きな波のなかのほんの一部でしかない。

追記

ブコメを見る限り、伝えたかったことが伝わってない。

文章力がなくて申し訳ないが、補足説明として追記する。

知識、イデオロギーというのは、自己増殖する性質がある。

資本主義経済と似ている。

例えば、知識の積み重ねがなかったら、偶然の発見は、ただ一つの発見にすぎない。

知識の積み重ねがあるので、偶然の発見は、過去に累積した情報と照らし合わせて、さらにもう一つの発見、時には、二つ、三つの発見につながる。

知の再生産のためには、過去の知を多くの人に与えることが重要だ。

ただし、知を伝えることは、大きなコストだった。

Aという知を伝えるために、コスト100かかり、財源が1000しかなかったら、10人にしか伝えることが出来ない。

大半の人間に、Aという知を与えても、あらたにBという知見を返してくることはなく、ノイズばかりが返ってくる。

ならば、希望者の中からなんらかの方法で、新たな知見を返してくる可能性が高そうな人間10人選抜して、そのものにAという知を伝える。

じゃあ、知を伝えるコストが劇的に下がったら、ノイズの中から知を拾うコストが劇的に下がったら、どうなるか?

という話が一つ。

もう一つ、アメリカ途上国から研究者の卵を招き入れて、Ph.Dとらせて国に帰しているのはなんのためか。

外国人MBAとらせて帰らせていたのはなぜか。

そんな馬鹿なと言われそうだけど、思想というのは、生活スタイル社会制度に相当に影響される。

資格や規格はすべてアメリカのものになれば、思想だってアメリカに近づく。

資格にも規格にも設計思想が生きていて、使う人は思想にも、その根底の思想にも影響されるからだ。

実際、イヤホンは白くなり、ジョブズ信者は増えた。

知であったり思想であったり、製品であったり、人であったり、そういうものに乗せてイデオロギーは発信される。

発信することは、発信者にとって大きなメリットだ。

たとえそれが、アラブ諸国親米政権崩壊させることになっても、民主主義と自由を広めつづけたように。

そんなわけで、大学はこぞって無償化していく。

おそらく、レベルの高い大学から

2013-02-26

今回の日銀正副総裁人事

黒田・中曽・岩田」が通ったとすると岩田氏は下らない作業に忙殺されることになりそう。

全ての対外資料は正副総裁の誰かの最終決裁が必要になるけど、日銀レビューみたいなのは

おそらく全て岩田氏が最終確認者になるはず。

本来はやはりもう一人、学者の枠、少なくともPh.D保有者の枠を作るべきなのだろうな。

プロパーが正副総裁にいなくても理事たちがいるのだから運営に支障はないと思う。

プロパー日銀行員は出世に蓋をされて士気が下がるだろうが。

2013-02-25

http://anond.hatelabo.jp/20130224175755

海外の上位大学院Ph.Dをとろうと思うと推薦状が重要になってくるが、価値のある推薦状を書ける教授は一握りで多くは東大にいる。

東大修士はその踏み台に欠かせないという面があるわけよ。東大卒ブランドにすがる低学歴=最終学歴学士修士、にはわからんだろうけど。

2012-03-02

http://anond.hatelabo.jp/20120301154506

まあ人にはそれぞれ琴線ってのがあるってことだろうよ

元増田にとっては「学が低くて」「訛りを恥ずかしいと思わない」「肉体労働階級の」タクシードライバー

まり地元の星、地元一の才媛、そんな自分より圧倒的に下層階級に属する輩と偏見を持って差別していた

田舎者から発せられた、典型的な、進歩的な都会ではあまり公には耳にすることのない「女なんだから」という

性差別な言説にまず驚き(差別してる側が差別されるってのは、いきなりだとかなりビビるからね)

さらにそれに呼応して、「自分の事を買ってくれていて」「自分と同じ進歩的な考えを持っていると思っていた」

まりファザコン対象だった父が、そのドライバーの言に乗るような言葉を吐いた事で二重に驚いた、て事だろう。

そこで「おい雲助野郎、性差別的な事言いやがってテメエ、協会に苦情入れっから覚えとけよゴラ!」とか、いらぬ

事を荒立てないのが大人の作法で、で元増田父はそれやっただけだっと思うけどね。

EQ低いと分からないんだろうなあ。

で、真っ当な正論を吐いて延々元増田を責めてる人の方だって

やっぱりそんな阿呆元増田の言説が琴線に触れちゃったんだろうよ。

どういう琴線かは分からないけどな

ここで何書いたところで元増田啓蒙するなんてできっこないし、

頭が回る方だそうなので多分、その程度の事が分かってない人ではないだろうから

これは単純に「暇潰し」なんだろう

喧嘩ってのは日々の鍛錬が必要なんだよ

まり仕事に備えたシャドーボクシングみたいなもんじゃいかとか

なんかそういう物を感じるよ

キャラだってすごく作ってると思う でも楽しいからいいよね!

少なくとも俺は楽しんだよ! 読んで嫌な思いした奴もいるだろうがそんなの慮ってらんないでしょ

元増田たちを下ろしたあと、タクシー運ちゃんが「プププwやっぱ田舎旧帝大行くようなおぼこからかいがいが

あんべなあw あとオラこうみえてカルテックPh.Dだぁw」とか笑ってたりするともっと楽しいと思う

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