はてなキーワード: モノローグとは
https://www.youtube.com/watch?v=NSS-dl4Wop8
③ガウマン:ダバオに七人からの閣僚がおネンネしているってのがアホなんだよ。
⑤マフティー:我々は、現在の地球連邦政府に反省をうながすために、やむをえず攻撃をした。
⑦ケネス:おれが、奴の首を刎ねてくれる。
⑧ギギ:マフティーのやり方、正しくないよ。
⑨ハサウェイ:じゃあ、教えてくれよ。この仕組みの深さを破壊する方法を。
⑫ハサウェイ:僕は代わるよ。変えてみせるよ。
https://www.youtube.com/watch?v=MJSgeewMd_E
①ケネス:彼は、危険人物だ。地球連邦政府の秩序を乱すものだ。
③ハサウェイ:そうだね、クェス。僕は代わるよ。変えてみせるよ。
⑤ハサウェイ:来るな……!?
⑦ハサウェイ:なんとでもなるはずだ!
⑧レーン:ガンダムだと!?
⑨レーン:逃がすか!
⑩ギギ:やっちゃいなよ、そんなニセモノなんか!
⑫ハサウェイ:敵をかかえこんでいるんだ。いろいろとなっ!
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といっても性嫌悪とか穢れとかそういう恐怖の話じゃなくて、こわこわこわこわ!!無理!!ヒェ...って感じで、単純に生理的に無理。
女性器のビジュアルとか、腹の中に異物を入れる感覚とかについて想像しただけでこう、肝が潰されたような寒気を覚え、すぐに全身から力が抜けて、指とかがうまく動かせなくなる。
性欲自体は普通にあるので自慰はするしエロいコンテンツも見るんだけど、自慰は外を触るだけで、もう絶対中に指は入れられない。
皆セックスしてるからこれ中に入れたらたぶん気持ちいいんだろうな...と思って、自分をだましてエロい気持ちになってる時になぁなぁで入れようとしてみたことはあったけど、どうしてもこわすぎて一気にエロい感情が爆散し、やるせなさだけが残った。
AVとかはもう絶対見れない。ややデフォルメされてる二次元のエロ漫画はまだ見れるんだけど、それでも女性器はグロいのでなるべく見ないようにして抜く。
セックスの様子で抜くというよりは、キャラの表情とか、モノローグとか台詞とか、エロい雰囲気で抜く感じ。
女性器と関係ないアナルセックスの方ならまだ安心して見れるんだけど、それでもアナル自体がエロいとかは全く思わない。
ということで生身の人間とセックスしたい!という気持ちは生まれてこのかた起こったことがなく(挿入なしで快感だけ体感できるならぜひともやってみたいが)、現状に特に不満があるわけでもないんだけど、
昨日もしかしてこれってなにか恐怖症的な病気なのかな...と思ってしまった。だって皆は普通にセックスしてるわけだし...
とりあえず女性器恐怖症とか適当に検索してみたが、具体的な症例を読むだけでもなんかこわくなって早々にギブアップしてしまった。
これってなんなんだろう。
現ジャンルに参入して、2ヶ月が経とうとしている。
小さいジャンルだからフォロワーは少ないけど、以前のジャンルより絵の感想をいっぱいもらえるし、いいねもRTもしてもらえる。
調子が良ければ、1日2枚は簡単なイラストを描けるし、どんなに空いても2・3日に1枚はコンスタントにアップしてる。
自称落書きだけどフルカラーだし、とても他人には落書きに見えないらしい。
キャラクターがかっこいいとか可愛いとか言ってもらえると、嬉しい。
学生だろうと、みんな一所懸命絵を描いて色を塗って、作品をアップしてる。
スマホで描いてるのかな。
私はiPad Proだから、指でちまちま描くという苦労が理解できるには程遠い。
ポケモンGOがサービス開始した頃、ボールを投げすぎて人差し指が痛くなってしまったのを思い出した。
あんな感じ。
いいねだけつけてくれる人、
ずっと見ていたけど、恥ずかしくてなかなかコメント出来なかったから、ようやく感想を送れた、と言ってくれた人もいた。
いろんな人がいて、対立してる人もいないし、心地いいなと思った。
恥ずかしくて感想が送れなかったなんて私に言ってくれる人、本当にいたんだと思った。
私も、以前にいたジャンルでずっと閲覧していた人がいた。
見ていたけど、BL表現は苦手で、顔をしかめる表現も多かった。
でも、その人はとにかく毎日のように、日記に添える簡単なカットを描いてはアップしていた。
すらすらと描いているみたいに感じて、
数年前のイラストよりもだんだん上手くなっているのが一目瞭然だった。
至ってシンプルなのだけど、男の子が華奢で小綺麗で可憐だった。
ちょっと間の抜けた表情のイラストは、本人が何か思い立った時くらいしか見たことがない。
ギャグみたいな豊かな表情は苦手らしい。
多分、その人は、私にとって神絵師だった。
アナログ線画デジタル塗りのその人は、つけペンの線一本一本が綺麗だった。
同人誌を買いに行ったけど、一般向けのものを2・3冊しか買えなかった。
他はBL色が濃くて、どうにも買う気になれなかった。
少ない同人誌を何回も見返して、
と思った。
「この人の作風は、こんなにスカスカでも物語が成立してうらやましいな、1ページのペン入れにかかる時間は30分か1時間だろうか」
と思った。
結局はBL作家も、少女漫画のようなモノローグの多いコマ割りを好むんだと思った。
対する自分はどうだろう。
あの人に比べたら、キャラだけでも6倍は描いていると思う。
少しでも緻密さをあの人に近づきたいから、
あの人みたいに、描写をシンプルに出来るところは少しでもないか、描き込みとデフォルメの間でずっと悩んでいた。
多分小綺麗な絵柄に寄せていけば、今までBL本目当てで買っていた人も、私の同人誌を目に留めてくれるかもしれない。
そんなことを暴露しても、誰が気付くだろうか。
漫画が上達するのは、アマチュアであろうと漫画家の当然であり義務みたいなものか。
原作は、絵柄が独特だった。
みんな大体、二次創作でも原作の絵柄に忠実に描く人が多かった。
その人は、どうにも原作に寄せ切ることは出来ないらしい。
心ばかりの原作に寄せた顔のパーツはあったけど、
それでも、サークルの前に足を止めて同人誌を買っていく人は多かった。
50冊くらい売れたのか、早々に切り上げて14時頃にはいつも撤収していた。
でも、私にだって私の絵柄がある。
自分の絵柄で物語が描けたら、こんなストレスを感じなくていいしどんなに気楽だろう。
あの人みたいに、自分の絵柄を尊重して、最初から原作に似せずに描く方法もあったか。
色んな後悔が押し寄せる。
不満はどんどん溜まっていった。
ある時、新刊用に書いていたシナリオと、別の同人作家の新刊告知とが
「ネタ被りした」気がした。
かなり長いこと悩んだ結果、
と割り切って、描き切ることにした。
作品は無事仕上がったし、パクリを疑われるようなこともなかった。
私がこの作品の二次創作をするために書いたシナリオは、きちんと私が原作を考察して書き上げたものに間違いなかった。
ある時、別のジャンルにハマった。
まったく別のベクトルのセンスを求められるファンアートを描く必要があった。
しかもそこには、プロの漫画家もファンアートを投稿しているらしい。
ここも小さいジャンルなのに、友達になれたら、イラストをお互いに描き合ったり出来て楽しそう。
私は、箸にも棒にもかからない。
またたく間に飛ぶように売れた。
次の日、友達になってくれた子が、サークルに私の本を数冊置いてくれた。
「いない間に飛ぶように売れて、完売しちゃったらどうしようかと思った」
と言われた。
あの人もまた、新しい作品と巡り逢って、サイトを閉じて、名前も変えて、別ジャンルの同人誌をせっせと描き始めた。
現在、私は新型感染症のとばっちりで、コミケに参加できていない。
でも、今いるジャンルはもうたくさんの同人誌を描き上げたし、あの飛ぶように同人誌が売れた時代も一瞬で終わった。
ファンは見切りをつけるのがとても早い。
そんな風に、ファンと購買層を分けて考えられる余裕があるのは、二次創作にあまりに慣れすぎたせいか。
私は筆が速いので、ファンアートを描き上げるのもあっという間になってしまった。
あの人に憧れて、もっと上手にとか、もっと速くとか思い悩むことも今はない。
自分の思い通りの品質で絵が描けるようになったから、あとは何枚もイラストを描いて、何人も私の作品に目を留めてくれたらいい。
絵が上手だと思われているかもしれない。
可愛いとか、かっこいいとか、思ってもらえてるかもしれない。
「原作の絵柄」なんて前提も取り払われたので、私は現在、無敵状態だ。
その中で、私は感じた。
誰か私に憧れているのだろうか。
私の絵を見て悔しいと思っているだろうか。
自分の執筆の手が止まってしまうくらい、私に嫉妬しているだろうか。
そう考えたら、私はあの人のことを思い出した。
あの人は、あの時の私にとって神絵師だった。
どんな気持ちで日々絵を描いているのか、
よく澄ました感じで絵を描き続けられるものだと悔しくもなった。
だって、自分はここまで憧れて悔しくて苦しんで、原作と自分の絵柄との間に苦しんで、逃げるようにジャンルからいなくなったのに。
苦しんでいる私を、神絵師は知らない。
知恵熱を出そうが、ガリガリに痩せようが、神絵師はそんなことをいちいち聞かされないんだもの。
今の私は、誰かから「よく澄ました感じで絵を描き続けられるものだ」と思われているのだろうか。
あれほど苦しんだことを度々思い返しながら、
私は今日も黙々と絵を描き続けている。
誰の苦しみもいちいち聞かされないから。
理系文系でスタートしたんだけどまあ見事にキャラ立てに失敗したんだよ
そんなの頭悪い漫画家には表現できないうえに、ラブコメに全然生かしようがねえときた。
これ駆け出しの創作者(作者はオリジナル連載は初)がやりがちなやつで
キャラを上手く作れない時に「とりあえず理不尽な発言繰り返す発達障害的な人格にしとけばもつやろ」みたいなキャラ立てをしちゃう。
それ別に全然個性的にならずに面白くないだけ、不快なだけなんだよね。
主人公や周りが何言っても頓珍漢な悪態突くだけの奴を漫画に描いたって面白くなるわけない。
それ面白く出来るような奴は何でも面白く出来るのでキャラを無意味に発達障害にしないしな。
とにかく文系と理系はある意味で作者の創意が詰まってたけど走り出させてみたら全然ダメで。
そこで急遽三番目に出してきたのが水泳部のうるかで、これは素直なキャラだった。
わかりやすい。大人気。うるかが時間稼いでくれたおかげで持ち直せた。
理系はうどんと言う個性を与えて口数少ないけど考えてることはわかりやすいやつに。
文系は発達障害治してむしろ周りの心理を読みまくれてモノローグで常識的な察しや先回りをしまくる傍観者キャラに。
「外ではきりっとした女が家でポンコツ」という使い古されたベタテンプレ乗せた先生が人気出ちゃったの。
オリジナリティ捨ててテンプレなぞる覚悟を決めたら幾らでも出来る。
そんなのが創意工夫の文系理系水泳より人気出ちゃったのよ。圧倒的に。
そりゃそうかもしれない。
作者が自分で1から作って走りながら思考錯誤してるキャラの動きはガタガタしてたり消費の仕方がわかりにくかったりする。
みんなが知ってるベタテンプレは作者も活き活き動かせるし読者も消費の仕方知り抜いてる。
そういう安手のアドバンテージはあるけど、そんだけで1位になる時点でな。
作者の愛娘たる理系文系水泳の出来はいまいちだぞと世間から残酷な評価を突き付けられたようなもの。
作者はもう志を捨てたのか心が折れたのか知らんけど全力で先生推しになった。
あしゅみー先輩は作者が連載に慣れてこなれながら作ったいい独自キャラだったと思うけど
もうそういう消費し方を手探りで作って読者にも手探りしてもらう必要あるキャラをプッシュする気力がなかったね。
その安っぽい当然さに叛逆する気力がなかった作者の降伏宣言だったわけよ。
それにしたってうるかの扱いは悪かったなー。
人違いの放置はよくないから一応応答しておくけどぼく勉の話をここでしたのはじめてだし個人的にはあの中ならあしゅみー先輩が好きだしそんな感じでかいたつもり。
うるかについてはなんか功績の割に不遇だったねと。
途中の扱いはさておき、本編?ではうるかエンドになったし
自分アニメでしか見てないんだが、確かに文系理系は人類史上天才的才媛という風には全然見えなかったな。ただギャルゲよろしく漫画は分岐シナリオになったらしいが、それでも水泳がメインルート扱いだったのでは? 自民党の悪政 大人とは 世も末 老害 犯罪 これはひどい
ミ、ミーには分岐エンドにおいてもその試みを読者に説明するためのチュートリアルにされてるように見えた···
ていうかそのタグもしかして話題選ばず常につけてるのか、あんた政治ニュースでしか見かけなかったから気付かんかった
そのタグのまま普通にラブコメ漫画の話に参加するの気が狂ってるみたいで面白いな
それより理珠は脳神経系研究して心理やれよとか、文野は数式アレルギーなのにバリバリ数式の物理に行くより理系学問のコミュニケータとかの方がいいだろうにとかの方が気になった。
本人の意思が重要とはいえ人類最高レベルの天才が向いてない別分野を頑張るっていうのは見ててあんまり乗れなかったよね。
そこに重要なアイデアやメッセージはなく、秀才の主人公が教える立場になるためだけの深い考えのない設定だったように見えたのでなおさら。anond:20210727083948
地の文が主人公の一人称モノローグ形式の物語で、主人公の内面と作者による主人公の性格設定・他の登場人物からの主人公に対する人物評価が解離していることの何が悪いのか、ということについて追記。
これは地の文に主人公の真の性格が出ているというよりは、おそらく作者の主観(視点)が混ざっている。それが良くない。主人公視点で物語を書くならば、あくまで主人公から見た世界を書くべきだと私は思う。それは外の世界だけでなく主人公本人の内面世界を描くときも主人公の目から見た内面を描くべきだということ。
気立てのよくて親切で気の利く人間が、内心では物事や他人の言動を斜に構えた目で見て一々底意地の悪いジャッジをするだろうか? まあ、現実にはそういう人もいるかもしれないし、そういう人物像を狙って書いているならばそれはそれで構わないのだが、そうではなく、ただ視点というものに関して注意が足りないゆえに無自覚にやらかしている失敗であることが多い。
その斜に構えた視線、というのが誰のものなのかといえば、主人公ではなく作者のものである。俯瞰的な視点で人間関係をシニカルに観察することは、今現在渦中にいる人間(主人公)にはなかなかできない芸当だ。そういう、神の視点ともいうべき視点で物語を書きたいのならば、いくら書きやすくても主人公の一人称文で書くのはよして、三人称で書くべきだ。
でも、三人称文ってなんか偉そうな感じがするから、文章に親しみを持たせたくて、一人称で書いちゃうんだろうな。
それでも一人称で書きたいならどうすればいいのかというと、物語を過去のものとして、主人公が当時を振り返るかたちで書けばいいのだ。その場合、当時の自分と現在の自分で、そのとき起きた物事や他人の言動に対する感想が違ってくる。要は当時の自分と今の自分という二つの視点が入るという難しさがあるけれど、冷静な目で当時のことを分析できるという利点がある。
また、当時の自分と今の自分(地の文)の雰囲気が違っていても、おかしくはない。過去の自分はもっと世界をピュアな目で見ていたが、人生経験を積んだ今となってはだいぶ皮肉的な目線で世界を見るようになった、というのはあり得る。
たとえば、「私は優しい人間だ。何故なら私がそう思うから」というのは通用しない。他人に対して優しくない行動を繰り返していれば他人から「優しくない人」と決めつけられる。
それは現実だけではなく、創作においてもそうなのだが、現実とは違い、創作物の登場人物の性格はたいていまず最初に作者が設定する。設定がまずあって、それからその登場人物の優しさを表現する小さいエピソードの積み重ねにより、登場人物のその性格を証明してゆくのだ。
ところが、プロアマ問わずに登場人物の性格を「この人は優しい人なの。何故なら私が優しいと決めたから」とでもいうような、設定とは異なる人物像を書いて平気な作家がけっこういる。
私がとくに気になるのは、地の文が主人公の一人称モノローグになっている物語で、主人公の性格設定・他の登場人物からの主人公の人物評が地の文から読み取れる主人公の人物像と大きくかけ離れている場合である。
よくあるのが、主人公が何らかのポジティブな性格を有していると、作者も物語のその他の登場人物も認めているが、主人公のモノローグが糞ひねくれていて物事や他人を酷く意地悪で斜に構えた態度で見てはネガティブジャッジを繰り返している、というもの。
それは、根は腐れているが表面的にはいい人そうに見えるキャラクターだというのとは違っている。糞ひねくれた地の文に引き摺られるように、言動もやはり糞ひねくれており、しかし何か物語が動くポイントで形だけ良いことっぽいこと(これも深く考えてみるとなかなか怪しい)をしているだけなのだ。
物語を書くとき、登場人物の人物描写をするときというのは哲学の時間だと私は思う。優しいとは何か、意地悪であるとは何か、残酷だというのは何か。そういうことを突き詰めて考える時間だ。
と、思うんだけど、世の中には設定と実際の性格がちぐはぐの登場人物を書いて平気な作家はいくらでもいるし、そこらへんを一々つつく読者も滅多にいないので、「このキャラは優しいんです!」と言い切ったもん勝ちなのかな。
ちなみに私は、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎の「頭が固い」という性格と、鬼舞辻無惨の身勝手ワガママな性格が、徹底的に首尾一貫としていてすごく良かったと思う。
導入の動機からスムーズで、中盤に家を捨ててアイドルになり、母への憎悪と愛の独占欲の動機まで中盤に出し切ってる。そのあとで妹の歪みを一挙に表出させてゆくわけだけど、その際の妹の演出が上手。事故死直後の葬式の際に「久しぶり」のコマで妹になにか黒い部分があるのではないか、と思わせる一コマを挿入している。一コマで状況説明できるのは力量がある証拠。しかも前後関係からして妹が事故をわざと起こしたのではないか、というミスリードにも繋がっている(後述)。独占欲と妹の心象風景をもって、自分自身に一心に憎悪を向ける妹に独占欲の充足を知る。また、妹は自分と似た独占欲にまつわる憎悪を抱いていて、姉は妹に自分自身を見る。姉の心象風景は自己愛に集中しているので、もうひとりの歪んだ自分(妹)に最大の自己愛を注げるという内容。すべての伏線回収を綺麗に行っている。
ただしエピソードの割に母の死付近の演出が凄惨すぎて、上記のように殺人事件を連想させたのはわざとなのかどうかが気になる。これがわざとならサブシナリオや連載も考えてのことなんだろう。もしそうなら動機から考えて妹は姉へ愛を注ぎ続ける憎悪から母を殺したという話になる。
惜しむらくは押見修造先生のように繊細な心情を語りなくして語り切る手法がないことだけど、これはページ数が足りないか。ちょっとモノローグ説明が多い気がする。初っ端からにじみ出るベテラン感。作者はもともと研究熱心だと思う。
<プロローグ>
その男は一度死んだはずだった。
満月は徐々に厚い雲に覆われ、辺りを漆黒の闇に塗りかえていった。
男の傍らには、無残にひしゃげたラップトップの残骸があった。
一瞬の激しい通り雨が降ると、ラップトップは怪しげな閃光を放ち、男はその刹那小刻みに身体を揺らした。
一度は止まってしまった男の鼓動が再び刻み始める。
男は自分の置かれている状況を最初は理解出来なかったが、身体中の痛みがそれを思い出させてくれた。
男の視界の先には数刻前に彷徨っていた山道があったが、それは既に崩壊して形を留めていなかった。
ーーーぼくは、復讐してやる……
ーーーぼくを馬鹿にした全てに……
男はゆっくりと動きだすと、拾ったハンチング帽を大事そうに抱え、闇の中に消えていった。
厚い雲が晴れた満月は、紅く鈍い光を放っていた。
つづく
まだ飲み続けているのは、NPO・TWOれいほくのスタッフ里木だった。
NPOは先日代表理事が殺害されたばかりだったが、何事もなかったかのように平常運転だった。
ーーーくそ、なんでこんなとこに俺は居るんだ?
ーーーちょっと夜風にでもあたるか。
そう考えてシェアハウスの外に出た。
周囲には他に何もない。
このど田舎の暮らしは最初こそ楽しかったが、段々と生産性のない連中との生活が嫌になりつつあった。
玄関の外階段に腰を掛けると、ポケットから煙草を取り出してジッポーで火を着けた。
暗闇に一筋の白い狼煙が上がると、背後に人の気配を感じた。
里木は振り返らず、声を掛けようとしたその刹那、背中に鋭い痛みを感じた。
熱く焼けるような痛みが次第に広がり、続け様に肩、腕、首筋と刺すような激痛が走る。
ーーーな、なんだ、何が起こってる?!
彼は碌に抵抗する暇も与えられないまま、階段から無様に転げ落ちた。
転げ落ちながら仰向けになった彼は、初めて背後の主の姿を捉えた。
部屋からの逆光で影となった背後の主の顔は、深く被られた帽子でよく見えなかった。
そして、今まさに影は鎌のようなものを振り降ろそうとしていた。
つづく
彼女は目覚めると里木が居ない事には気づいたが、普通に家に戻って寝たのだろうと思い、不思議に思わなかった。
リビングには、NPO職員の森と石渡、そしてムツミの3人だけだった。
森と石渡の2人は床に転がって寝息を立てていた。
シェアハウスにはムツミ以外に3人の住人がかつてはいたのだが、NPOの代表理事の谷野が惨殺された事件後しばらくして、事件のショックからかムツミ以外全員、シェアハウスを出て行った。
ムツミも一度は去ろうとしたが、NPOの皆が余りにも不憫だったので、一人残ったのだった。
彼女が偶然にも遺体を発見したのは、起きて自室に戻ろうとした時に、ふと玄関の扉を見ると鍵が掛かっていたからだった。
扉は両開きの二枚扉で、鍵は二枚扉の合わせ目に取り付ける閂状の鉄の棒が装置から飛び出るタイプである。
その鍵は遠くからでも開閉がわかるように開いていると青に、閉まっていると赤に光るようになっていた。
その鍵が赤く光っていた。
彼女は、里木はここの鍵は持っていないから外に出たなら鍵が掛かっているのはおかしいと思った。
彼女が玄関の鍵を開けて外に出た瞬間、真っ赤な階段と恨めしそうに天を仰いで絶命している里木の姿を捉えて、あの黒い虫を見つけた時のように悲鳴をあげた。
つづく
遺体の検死や現場の捜査が行われ、事件当時にシェアハウスに居たムツミ達三人は、リビングに集められ事情聴取が行われた。
当夜は三人共に泥酔してつぶれてしまったため、当然ながらアリバイもなかった。
「そう言えば、玄関前に防犯カメラがあります。もしかしたら何か映っているかも。」
森がそういうと、玄関内にあるボックスに入った装置からデータを取り出し自分のラップトップで映像を再生した。
カメラは玄関前のアプローチを映したものだったので犯行の瞬間は捉えていなかったが、真夜中に後ろ姿の人物が一瞬映っていた。
ハンチング帽の男、概念隼人は数日前から行方が分からなくなっていた。
クラインガルテンとその周辺を探したところ、山道が崩落した下に彼のものらしき壊れたラップトップが残されていた。
しかし、そこには彼の姿はなかった。
現場周辺の数日の捜索も虚しく、一向に足取りは掴めなかった。
つづく
<モノローグ>
片一方は鎌を振り上げ、もう一方に襲いかかっていた。
しばらく攻防が続いていたが、数分の後には抵抗も虚しく、襲われた側の影が無残に崩れ去った。
戦いに勝利した影は、相手が絶命したのを確認した後、物言わぬモノとなったそれを引きずり、近くの崖から落とした。
崖下には川が流れ、その濁流にかつて人だったモノは呑まれ消えていった。
争いの中で落ちたハンチング帽を拾い上げた鎌を携えた影は、それを大事そうに抱えて急いで山の中を駆け出した。
辺りは再び静寂に包まれた。
つづく
シェアハウスの面々が解放され、捜査員が引き上げた時にはもう午後8時を回っていた。
彼らは遅い夕食として作り置きのカレーライスを食べ、落ち着いた後も、なんとなくリビングに残っていた。
暫くは三人とも黙ったままだったが、森が口火を切って話し始めた。
「あの概念さんが里木さんを殺すなんて信じられない。確かに変わった人だったけど、人を殺すような度胸とかなさそうな人だったし。
ムツミが少し考えて切り出した。
「あの、気になってることがあるんです。朝、私が気付いた時に玄関は施錠されてたのですよね。おかしいと思いませんか?」
石渡が訝しげに聞く。
「なぜ?」
「里木さんは鍵を持ってないのにどうやって外に出たの?」
あっと言って、森と石渡は顔を見合わせた。
「何のために?また、ここに来るため?
あと、概念さんはどうやって鍵を手に入れたの?私たちがいる隙にってこと?」
「里木さんが持って出たのかな。物騒だし施錠しておこうとして。」
「それでも、概念さんが持ち去る理由がないと思う。私たちも殺すつもりなら分かるけど。」
ムツミはそう言って背筋が凍るのを感じた。
つづく
シェアハウスのリビングでの話し合いは、結論が出ないまま御開きとなった。
遅い時間だったので、森と石渡もシェアハウスの部屋に泊まることになった。
ムツミは、凶器を持ち去られていることを考えると、やはり里木が防犯のために外から鍵を掛けた後、概念に殺されて鍵を奪われたと考えるのが妥当だとは思った。
だが、少し引っかかることはあった。
そこに辿り着きそうな矢先、焦げる匂いが漂ってきた。
おかしいーーー
彼女は鍵を開けて外に出ようとしたが、扉はビクとも動かなかった。
慌てて扉を激しく叩く。
大声で叫んだが、誰からの応答もなかった。
そうこうしているうちに、熱い空気と火花が部屋に舞い込んできた。
やはり燃えている!
つづく
<作者からの挑戦状>
ここまでの話で犯人を推理する全ての手がかりは与えられている。
また、そう考える根拠はどこか。
また、シェアハウスの失火は犯人の放火によるものであり、里木の殺人の犯人と同一人物である。
健闘を祈る。
<翌日の高○新聞 朝刊>
X日未明、本山町のシェアハウス「つんく」木造二階建てyyyy平方メートルが全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかったほか、男性1人が軽傷を負った。
軽傷を負った森さんの話によると、遺体は
石渡文太さんと永島ムツミさんと見られ、県警では現在身元の確認を急いでいる。
<森の回想>
厚い雲が晴れた満月は、紅く鈍い光を放っていた。
森は、ハンチング帽の男に悪態をつきながら、後をゆっくりと追った。
ーーーぼくは、復讐してやる……
ーーーぼくを馬鹿にした全てに……
ーーー先ずは、あんただよ!
捜査員がガルテン室内に入ると、その異様な臭いと光景で暫し立ち尽くした。
懐中電灯で照らされた暗い室内には、三つの乳幼児らしき死体が転がっていた。
腐敗が進み、白骨化が進んだ死体を見届けた後、奥の部屋から聞こえてくる打鍵音の方へ向かう。
奥の部屋には、物凄い形相でラップトップのキーを叩き続けるハンチング帽の男がデスクに座っていた。
捜査員員が声を掛けようとした刹那、ハンチング帽の男は突然金切り声で笑い始めた。
狂っている、そう感じつつもハンチング帽の男に語りかけた。
つづく
捜査員はハンチング帽の男に語りかけたが、男は不気味な笑みを浮かべたままキーを叩き続けるだけだった。
ラップトップの画面を覗くと、そこには何度も同じ文字が書き連ねてあった。
ーー何故、ぼくを置いて出て行った?
周囲には空の日本酒のビンが散乱し、ぷーんと酒の臭いが漂ってくる。
改めて懐中電灯で男を照らす。
崩れ落ちた男は白いシャツに花柄のスカートという異様な出で立ちをしていた。
「XXさんでよろしいですね?」
捜査員の問いかけに男はビクッと一瞬反応したが、そのまま動かなくなった。
顔を確認するため、ハンチング帽を取ろうとしたが何かで固定されているのかビクともしなかった。
少し力を入れて更に引っ張ると、鈍い音と共に大量の髪がハンチング帽と共に引き千切られた。
男の頭部が懐中電灯に照らされ、満月を思わせる煌々とした光を放った。
男はぶつぶつと呟き始める。
「ぼくの言う通りにやれば、サクッと月商百万は行きますねぇ。今ならこのnoteも貴方に百円で売ってあげましょう。
どうです?安いものですよ?」
つづく
ガルテンに捜査班が到達したのは、捜査員が連絡した1時間後だった。
ハンチング帽の男は、衰弱が激しいため救急車両に乗せられていった。
証拠品ではあるが、致し方ないだろう。
ハンチング帽の妻には直ぐに連絡が取れた。
麓の宗教団体の宿舎に世話になっているらしく、他の信者の付き添いがいる形での面会となった。
「あの人は家族を省みずパソコンに没頭していました。お酒が入ると豹変するんです。耐えかねた私は家を飛び出し、ここにお世話になりました。半年前くらいのことです。」
彼女は薄っすらと笑みを浮かべて、傍らの信者と寄り添っていた。
つづく
捜査員に鑑識からの連絡があったのは、宗教団体の宿舎を出て直ぐのことだった。
ハンチング帽の妻によると、娘が三人いるとの話だったが、おかしなことになった。
ーーーもう一人の女児がいない?
捜査員は意外な展開になったなと、急ぎ車を走らせた。
「春さん、遺体の検死結果はどうだった?」
袈裟春は神妙な表情で答える。
「ああ、遺体は三体とも他殺だった。
乳児は高いところから床に叩きつけられたようだ。死因は脳挫傷。
残る女児と男児は、共に斧の様なもので切りつけられたようで、死因は失血死だ。」
「他殺……ですか。」
捜査員は肝心の男児と居なくなっている女児について聞いてみた。
今、捜査班で手分けして女児の行方と男児の身元を聞き取り調査しているって話だ。」
袈裟春はそう伝えると、慌ただしく動く鑑識に指示を与え、部屋を出て行った。
捜査員はハンチング帽の男の様子を伺うため、取り調べ室に向かった。
つづく
取り調べ室の隣の部屋から、捜査員はハンチング帽の男の取り調べを眺めて居た。
ハンチング帽の男はうって変わって饒舌に取り調べに答えていた。
「やっこさん、ずっとあの調子なんですよ。
子供のことは全く知らぬ存ぜぬって感じで、自己責任とかよく分からないことを言うばかりで。」
ハンチング帽の男に依ると、子供は妻が連れて行った、自分へ全く知らないとのことだった。
男児のことも長女のことも全くわからないようで、ひたすらに自分の仕事の自慢を続けている。
「狂人ですね……。」
つづく
クラインガルテンから更に奥地にある荒地に建てられた小屋に、闇の中で蠢く何者かの姿があった。
人影が鈍く光る斧を翳すと、目の前の青年は驚きの形相でそれが振り下ろされるのを待つしか術はなかった。
あっと声をあげる間も無く、斧は青年の喉笛に一文字の醜い傷跡を刻みつけた。
その刹那、鮮血が宙を舞う。
崩れ去る青年は何かを掴もうとするように手を伸ばし空を握りしめた。
瞬く間に、物言わぬただの肉塊と化した青年を見下ろす人影。
ーーーこれは復讐……。プロブロガーは存在してはならない……。
そう呟いて、人影は返り血を拭いもせずに小屋を離れ、森の中に消えていった。
そして、荒地に再び静寂が訪れた。
つづく
その一報が入ったのは、捜査員がまだ寝室で静かに寝息を立てている時だった。
けたたましく携帯の鳴る音で安眠を妨害された彼は、不機嫌な声で応答した。
例のクラインガルテンの更に奥にある荒地の小屋に惨殺された遺体を発見したのは、同じNPO職員である森という男だった。
「猿さんが朝になっても戻って来ないので、探しに来たんです。
まさかこんなことになっているとは思わなくて……。」
彼の話によると、前日の夜にお世話になっている猟師の男のところに行くと言って出掛けたという。
死因は大量出血による失血死。
鑑識の話では凶器は周囲になく、犯人が持ち去った可能性が高いとのことだった。
念のためNPOの職員らのアリバイを聴取するも、時間が時間だけにアリバイがあるものはいなかった。
つづく
ハンチング帽の男は正気ではなかったし、その妻も他人事のようだった。
捜査線上に挙がった関係者のうちアリバイが成立したのはハンチング帽の妻のみであった。
三人の乳幼児の殺害方法について、まず脳挫傷の乳児は、ロフトの上から叩きつけられた可能性が高いことが分かった、
残る二人の幼児は、切り口に残った金属粉が荒地の小屋で殺害された青年の切り口のそれと一致したため、同じ凶器であると断定された。
しかし、誰が殺害したのか、行方不明の女児の行方や殺害された男児の身元については一向に掴めなかった。
荒地の小屋の事件の翌日、捜査員は殺害された青年が会いに行った猟師の家を訪ねたが長い間不在のようで彼の足取りも掴めなかった。
その後も、山奥の殺害現場では当然ながら目撃者もなく、徒らに時間が過ぎ去るのみだった。
つづく
衰弱はしていたものの、地下室には食料や水などが十分に用意されていたようで命に別状はなかった。
女児は血まみれの服を着ていた。
照合の結果、その血痕は殺害された三人の幼児のものと一致した。
しかし、女児の体力では斧を扱うことには難しく、殺害に関与することは難しく思えた。
「おとうさんが、みんないらないって。
おおきなぼうでみんなをたたいたの。」
女児の証言能力について認められ、ハンチング帽の男は緊急逮捕された。
彼は呟いた。
ぼくはずっとブログを書いてたのです。
早く、PCを返してください。
つづく
鬱蒼とした森の中、木の枝にぶら下がる人影が静かに揺れていた。
足元には黒光りする斧が投げ捨てられていた。
人影の顔が月明りに照らされると、そこには苦痛に歪んだ老人の顔があった。
その遺骸を見上げる人影が一つ。
彼は老人が確実に絶命しているのを確認すると、そこから離れた位置に落ちている猟銃を拾いその場を離れた。
男は猟銃を抱えたまま、また森の中に消えていった。
つづく
袈裟春は発見人の遺留品から唾液の入ったペットボトルを取り出して、軽くうなづいてみせた。
【作者からの挑戦状】
犯人は誰か?
解決編につづく
解決編1
「またお話をお聞きしたいことがありまして、お邪魔させて頂きました。」
ハンチング帽の妻は、少し怪訝そうな顔で捜査員の顔を見ていた。
ハンチング帽の妻はビクッと僅かに反応したが直ぐに冷静を取り繕った。
「我々がDNA鑑定したところ、長女はあなた方ご夫婦のDNA型と一致しませんでした。
貴女はご存知だったのでしょう?」
「あなた方夫婦に三人の娘がいるというのは、周囲でもよく知られたことだった。
しかし、何故か遺体には男児が含まれ、彼もDNA鑑定からはあなた方の子供である事実が判明しました。
ゴクリと息を飲む気配を感じる。
「多分ですが、生まれた時から女児と男児は入れ替わって暮らしていたのではありませんか?
一瞬の静寂の後、捜査員はこう告げた。
そう言って彼が目を合わせたのは、ハンチング帽の妻に寄り添う信者の男だった。
つづく
解決編2
捜査員は話を続ける。
そして、取り違えが起こった。
信者の男は少し怯んだが、直ぐに元の表情に戻った。
しかし、長女と男児が成長するにつれて違和感を感じるようになった。
そして、奥さんがDVを受けクラインガルテンから逃げ出してここに来た時に気づいてしまった。
そこに事件が起こったのです。
それをもう一人の娘が見ていた。
信者の男は不敵な笑みを浮かべて口を開いた。
「馬鹿馬鹿しい。では、男児も私が殺したと?私が殺す理由がない。」
捜査員は少しうなづいてこう返した。
奥さんと一緒になるにはハンチング帽の男の分身が邪魔だった。」
信者の男は凄い形相で睨み付けた。
「彼女は関係ない!私が彼女の安息のために自らの意志でやったことだ!」
ハンチング帽の妻が何か言おうとしたが、男がそれを遮る。
「神の啓示だ。プロブロガーがいる限り、私達家族に安息はないのだから……。」
つづく
解決編3
信者の男は告白するや否や、入り口のドアを開け部屋の外に飛び出した。
部屋を出た時には、別の部屋に男が飛び込むところだった。
彼が部屋の前にたどり着いたその刹那、部屋の中から銃声が響く。
扉を開いたそこには、猟師から奪ったと思われる猟銃で自殺を図った信者の男の骸があった。
しばらく立ち尽くしていると、ハンチング帽の妻がよろよろとその骸にしがみつき嗚咽し始めた。
つづく
<エピローグ>
事件の残る被害者については、ハンチング帽の妻から事情を聞くことができた。
NPO代表理事は、長女がハンチング帽の男の実子でないことに気づいたらしく、信者の男とハンチング帽の妻を強請ろうとしたために殺害されたとのことだった。
また、猟師の男については、罪をなすりつけるために自殺に見せかけて殺したようであった。
長女は責任能力のない年齢のため、当然罪には問われなかった。
また、ハンチング帽の妻も殺害に協力した訳ではないため、共犯の罪に問われることはなかった。
しかし、気が触れてしまったようで、クラインガルテンの周りを徘徊するのを度々目撃された後、ある日崖から転落してその人生を終えた。
つづく
<リ・プロローグ>
漆黒のクラインガルテンの中で、ハンチング帽の妻は自分の人生について悲壮感を感じていた。
まるで飯炊きの女中のような扱いが続き、自分の一生はこのまま終わるのかと思うと、涙が止まらなかった。
いつか白馬の王子さまが彼女を颯爽と救い出してくれる、そう願っていた。
そして、あの日。
ハンチング帽の男は一人で外出していた。
典型的な「無口系ヒロイン」の造詣をしていて、それを覆すに足る演出はされてない
よく、「3人殺したバイクに普通に乗るんだからワカルダロ」みたいにいう奴がいるが
あのバイク屋のおっちゃんの空気感とその後のメットの件と合わせて、シュールな空気を狙ったそういうキャラ付けとしか取られねぇよ
その上で、あの作品が2ケツに違和感を抱かしめるのは、道交法関連で丁寧な描写をしたからだ
40kmで走りパンクを直せないクソ雑魚ナメクジに蹴りを入れるカクヨム小熊は居なくて
制限速度を守りトコトコ走って、ちょっとしたことを喜ぶ小市民な小熊ちゃんが表現されたんだよ、丁寧に数話使ってな
あの軸で行けば、聖地商売もできて、カブの好感度が上がり、警察も喜ぶ作品に出来たと思うぞ
けどそうはならなかった
カクヨムのイキリJK小熊に近づくたびに違和感の声は表明された
という言葉が傷物語であったけど、リアルであれをやるキャラがメイン
ただ主人公は湯神くんではなくゆがみくんの周りの人
ゆがみくん自身はモノローグもほぼなくて内面はかなり伺いしれない
でも、さすがにそれだけだと物語が作れないからか、野球部のエースピッチャーという設定つき
でもでも、一応なぜ野球部やってたかも最後の最後で理由があかされるから、ただご都合主義でつけた設定ではない
読者は、作中のゆがみくんのまわりのキャラと同様に、こいつ変なやつだなと思いながらいっしょに読んで、同じ時間を過ごしていく
キャラがそれぞれ立っていて生きている感じがする
大きなストーリーはないけど、高校生活の時間軸はゆっくり進んで最終的に卒業後まで行くから、サザエさん時空ではない
フィクションにありがちなご都合主義もほぼなく、わりと現実に近い話や関係が多い気がする
1巻読んで合う人は安心して最後まで読んでほしい ずっと安定してるから
逆に1巻読んでつまらんと思った人は、読まないほうがいい 最後までかわんないから
なんとなくスケットダンスの人ににてる絵柄
でも絵面はさっぱりしててごちゃごちゃもしてないしボケツッコミがうるさいわけでもないし、マンガとしても読みやすい
ありがちなラブコメ展開に安易に逃げなかったのもすごくよかった
同じようなタイトルのマンガはだいたい男女そろった恋愛ものってテーマがかくれてて食傷気味だったから
素直に面白いとほめることができるマンガに久しぶりに出あえて本当にうれしかった
調べたら、2019年に完結してからずっと新作だしてないっぽい
また新作でたらよみたいなー
はてなで最近話題の弱者男性についてその孤独性が論じられているを見ると「アカギ」や「カイジ」で有名な福本先生
の作品である「最強伝説黒沢」の主人公である黒沢を連想するが同じ人間はいるだろうか?
黒沢は44歳、容姿に恵まれているとは言い難いし安月給であることは本人がモノローグで語っている。
黒沢は誕生日を誰にも祝ってもらえないことから人恋しさに苛まれるのだが、そこから黒沢が求めるのが
「恋人や友達」じゃなくて「人望」である点が福本先生の上手いところだと思う。
弱者男性が求めているのも案外これなんじゃないだろうか?
興味を持った人は是非1巻を読んで欲しい(露骨なダイレクトマーケティング)
労働が嫌い。
まず朝起きる時間が決まってるのが嫌だし、仕事を始める時間が決まっているのも嫌。
行かないと怒られるっていうのが一番無理。
怒られるのが何よりも嫌いだから、土日友達と楽しく過ごしてても「月曜の朝は仕事がある、遅刻すると怒られる」って事実が脳の半分くらいを占めてて、心の底から楽しみきれない。
会社はホワイトだし、周囲の人との関係は悪くないけど、働くことに喜びを見出せない。
生きていくためにやってるだけ。
基本お客さんの問い合わせに電話で答えたりしてる。
サポート系の仕事は基本的にやること一緒で楽なんだけど、たまにシステム導入のプロジェクト突っ込まれるのが嫌すぎる。
毎回違うシステムの勉強しなきゃだし、お客さんも一緒にやるメンバーも何もかも違う。
この違うっていうのが私にとっては大きなストレスになるのだと気づいた。
周りには結構ずっと会社いられない、同じ仕事してられないって人いるけど、私はずっと同じことしていたい。
そういえばわりと近い親戚に自閉症の子がいるけれど、私にもその傾向があるんだろうか。
毎日同じメンバーと顔合わせて、毎日とは言わないから1ヶ月周期で同じようなことして、ノンストレスで労働をやり過ごしたいなあ。
ここで対象にする4コマ漫画は、主にきららあたりにあるストーリーに重きが置かれた作品のことね。
起承転結があって4コマ目にオチがつく昔ながらの4コマ漫画ではないです。
https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20210217122319_76566775514e6348.jpg
拾いものでごめんね。
もちろんこれでも面白いのだけど、どうしてもコマ割りが同じせいで話が淡々と進んでいると感じるのよね。
素人目線だけど、4コマの枠を取っ払ってコマ割りを自由に書いたほうが、コマの形や大ゴマなどの演出が加わるので表現の幅が広がるのでは?と感じてしまう。
もう1例紹介すると、仙石寛子という繊細な心理描写が特徴的で、4コマもそれ以外も描く作家がいるのね。
ここで紹介する「夜毎の指先/真昼の果て」は4コマで、「花はニセモノ」は非4コマ。
前者は2014年、後者は2015年に出版されたのでおおよそ同時期に描かれた作品です。
試し読みページを貼ってみるね。
これらを比べると、個人的には非4コマの「花はニセモノ」のほうが断然よいと感じてしまう。
印象づけたいモノローグを黒い背景の大ゴマで描いたり、吹き出しの大きさも変化があって強く印象に残る。
それと比べると、「夜毎の指先/真昼の果て」はどこか盛り上がりに欠けており、比べると印象に残りにくいという感想になってしまう。
というわけで、ストーリー性の強い漫画であえて4コマを採用する必然性ってあるの?って疑問に思っていたのだけど、あえて4コマを採用する理由があるとしたら教えてくれると嬉しいです。
はじめに。
自カプは長寿ジャンルのマイナーカプだ。ジャンルだけなら時たまオンリーが開かれるぐらいの規模だが、自カプはPixivに三桁には程遠い二桁しか作品がない。そのうちの半分は私が書いた話だ。
ブクマは天井でも三十に届かず、一桁がデフォ。ブクマしてくれる人はいつも同じ顔ぶれで、コンスタントに活動している字書きは私ともう1人だけ。絵描きも似たようなものだ。
神字書きことAさんは普段は別ジャンルをメインに活動している。自カプを書く頻度は半年〜年に一作程度だが、作品を上げると天井に近いブクマがつく。
Aさんが最初に自カプを書いてくれたときは、純粋に自カプの作品が増えていることが嬉しかった。他の人が書いた話は滅多に読めないので、一行一行を噛み締めるように読んだ。
Aさんの文章は作中の情景が鮮やかに浮かんだ。読んだ後の余韻は翌朝になっても醒めなかった。とにかく言葉の運びのひとつひとつが美しく、私は何度もAさんの作品を読み返した。
Aさんの作品は簡単に二桁ブクマがついた。いつも私にブクマをくれる人とは違う人たちの名前が並んでいた。Aさんの作品は自カプは好きだが読む専の別カプの書き手にRTされて絶賛されていた。普段、私の書いたものには何の反応もくれない人が、Aさんの作品のことはあれこれと褒めていた。
なんだか釈然としない気持ちだったが、Aさんはそれからしばらく自カプを書かなかったので、私はAさんのことは別ジャンルの神が一瞬の気まぐれを起こしたのだろうと思っていた。
だが、Aさんは間を開けて二作目を投稿した。私は怖々と二作目を読み、うちひしがれた。相変わらず私には絶対に書けない発想の話だったし文章も相変わらず美しかった。自カプ二人のやりとりは原作に出てきてもおかしくない自然さだったし、サブキャラも魅力的に描かれていて、他キャラファンが読んでも楽しめそうな話だった。投稿後、数日して、やはり誰かがTwitterで話題に上げて「理想の〇〇だった。皆読んで欲しい」と言った。二作目にも二桁ブクマがついた。一作目はその頃にはカプタグの天井になっていた。
Aさんの書く話は短い。一作目は5000字程度だったし、二作目も3000字を少し超えるぐらいだった。しかし、私が書いた1万字よりAさんの書いた3000字の方がずっとずっと求められていたし、私の全作品を合わせたブクマ数とAさんの二、三作が等価だった。
AさんのTwitterは当然ながらメインにしている別ジャンルの話ばかりで、自カプの話は滅多にしなかった。新規の燃料があった時もそうだ。多分燃料があったことにも気づいていないんだろう。
Aさんはメインで活動している別ジャンルでも人気があり、作品を上げれば、引用RTやリプライで、必ず何かしらのレスポンスを貰っていたし、相互らしきフォロワーと楽しそうにやりとりをしていた。
Aさんは絵や漫画も描けた。小説を書いていると息抜きに絵が描きたくなるタイプの両刀らしい。私はAさんが自カプを描かないように祈っていたが、気まぐれにAさんが「自カプの話」と上げた漫画は界隈の誰かの目に留まり、RTからそこそこのいいねと「自カプいいよね」という反応を引き出していた。私以外のもう1人の字書きは「あの方、絵も描けるの!?」と心酔していた。
Aさんの画力は低くはなかったが神レベルではなかった。それでも、小説と同じく着眼点が独創的だったし、モノローグや台詞の言葉選び、コマ割りのセンスが良かった。どことなく違和感があるパースがあやしい背景の小物ひとつにも、Aさんの自カプ解釈が詰まっていた。
自カプはマイナーだから、ブクマが少なくても、反応がなくても仕方がないと思ってきたけれど、単に私が下手だから見向きもされなかっただけなのだとAさんを見ていると気付かされた。書くのがどんどん苦しくなった。私がどんなに時間をかけても、Aさんの片手間の自カプ愛に敵わないのが嫌だった。そう思いながら私はAさんの書(描)いた自カプを繰り返し読んだ。何を食べたらこんな自カプが書けるのだろうと考えながら読んだ。何もわからなかったが。
Aさんが好きだと言った作品は機会があればチェックした。本も読んだし映画も見た。別ジャンルのAさんの本も通販で買った。私はAさんのメインジャンルをよく知らないが、キャラクターの紹介が丁寧で、原作がわからなくても最後まで読みきれてしまった。
ある日、Aさんのメインジャンルと自ジャンルのイベントが同日同会場で開催された。私は自ジャンルでサークル参加していた。
一般で来ていたAさんはメインジャンルの買い物が終わったらしく、昼過ぎに「〇〇(自ジャンルオンリー)にも行ってこよ」と呟いたが、私のサークルに人が来ることはなかった。
イベント終了後、逆カプサークルが「既刊全部買ってくれた人がいたから話しかけちゃった〜」と嬉しそうにTwitterで呟いていた。なんの根拠もないが、もしかしたらAさんかもしれないと思った。Aさんかどうか確証もないのに、私の自カプ本より逆カプ本の方を手にとった、少なくとも私の本には興味がなかったAさんのことを恨んだ。
Aさんに対する私の感情が完全に逆恨みなことは自分でもよく分かっている。Aさんは純粋に自カプが好きだから、メインジャンルの合間に時間をとって何度も作品を上げているのだろうし、ただ淡々と神作品を上げる閲覧者からすればありがたい書き手だ。
それでも、私が毎日自カプについて考えていても生み出せない話を、Aさんがさらっと思いついて書き上げ、さもカプの代表作のようにブクマを取るのが許せないでいる私は、Aさんの神作品を押し流すように自カプタグを増やす。ブクマは一桁しかつかなくても。
【前提】これは刀ステのほぼ全演目を時にライビュ時に配信時に現場で見た上で基本的に末満さんとはセンスが合わないと思っているオタクによる悪口である
【おことわり】
・嫌なら観るなについて→刀剣乱舞のファンとして「今度こそは」の期待とか一度追いかけ始めたものから退却できないサンクコスト効果とかで引くに引けないんですよ
(1)長い。中だるみする。ちょくちょく挟まれる殺陣のせいで話が分からなくなる。
しょっぱなからアレですがこれは仕方ないと思う。上演時間ありきで脚本作るから。
殺陣については私のアクション適正が低い。アクションを見慣れてない人間って殺陣が始まると
・「とおけんだんしが敵とたたかってるー!がんばえー!」くらいにIQが下がる
・戦闘の背景にある対立構造、誰と誰が何故(何を賭けて)戦っているのか等の情報を認識できなくなる
刀剣乱舞を題材にしている上殺陣を特に売りにしてるステで殺陣を減らすわけにも行かないのも分かるのでこれも仕方ないとは思う。アクション適正上げてから来いってね。
(2)台詞が頭に入って来ない
末満さんの詩情が体質に合わない(完)
これに尽きてしまうとは思うんだけどもう少し悪口を。末満さんって滅茶苦茶台詞量多くないですか?一つ一つの台詞も長いし。青空のような人ってなんやねんいいこと言ったような雰囲気で無理矢理まとめんなて。
筆者は小説でも長い台詞や長いモノローグを嫌うのでマジで合わない。長台詞はここぞの一回くらいしか許されないと思ってる。心情の説明を台詞やモノローグに頼るのならもうそれは物語の形を取る必要はなくて増田で長文語りしとけよって思う。舞台で物語をやるのなら、物語の展開からキャラクターの心情を追えるように手を変え品を変え尽力するのが職人の仕事だと思ってる。
(3)複数ラインの物語を同時並行する割にそれらが交錯しない。一つの物語でやる必要あった?一時間の舞台二個やればよくない?って思う。
①秀頼と一期の「自分は誰であるのか」という物語…秀頼「自分は秀吉の作った天下の上のお飾りに過ぎないのではないか。自分が本当に秀吉の子であるかも定かではない。自分は本当に天下に立っていていいのか」→太閤から秀吉との繋がりを保証された上で「これはわしの戦だ!」・一期「弟がいてようやく成立する兄としての自己像以外に依って立つところがない」→「歴史を守るのが私の使命だ」(一期の物語誤読してるかも。すまぬ)
②弥七や真田信繁の「歴史に抗いたい」物語…しにたくヌェ〜〜ってやつ。序盤家康が「お前の知るわしがわしの全てではない」(物語は語り手の視点や恣意に影響され、ある事柄を完璧に語り尽くすことは不可能)からの諸説の可能性の提示からの決められた物語に納得いかね〜〜俺は後世のお前らの語る歴史のための駒じゃね〜〜俺の闘志を無かったことにすんじゃね〜〜ってやつ
関連性のない複数のストーリーラインが(殺陣や長台詞をガンガン交えて)同時進行するからま〜〜〜〜じで集中力途切れるし作品全体も散漫な印象になる
あと細々したところで家康の戦への欲求とかね。正直家康のあのキャラ付けは加州の見せ場作りと三英傑の物語やりましたってアリバイ作りのためとしか思えない。ちなみに戦への飢えについての話は義伝でもうやってんですよ……再利用かよ……
諸説に逃げて生き延びればそれで良いってなんか随分控え目だけどそれこそミュのみほとせの信康みたいにコソッと逃げればよくない?弥七が言ってた通り諸説の余裕があるならその余裕に自力で滑り込むことは可能では?史実を守る本能に導かれた刀剣男士にナイナイされちゃうの?そっかあ……
「生き残りたいポン!」「諸説に逃げるポン!」「俺らを助けるオリジナル刀剣男士作るポン!」「だから逸話集めのために刀剣男士斬るポン!」「だから派手にドンパチ起こして刀剣男士誘い込むポン!」って論理の飛躍を感じる。
(5)物語の恣意性、物語無き物の物語、無かったことにされた物語についての話はもうやってるんだよなあ……
ミュのむすはじとあおさくでやってるんだよなあ……
今作で特に別解を出したわけでもなく、ただ無かったことにされた物/者たちの憤りにスポットライト当てたところで終わってるし
三日月と山姥切国広と結の目となんやかやを巡る時空SFっぽいやつ
ようわからん(完)
基本、作中の本筋に関わらず、また作中で解決されない謎って作品鑑賞のノイズになると思うんですよ。ステはこの謎と三日月の行く末を全作品を通してのサブストーリーにしていますが。
ちゃんと考察しつつ追ってればワクワクするんだろうけど。いや連載モノなら○○編をやりながら全体としてはワンピース探したり黒ずくめの組織追ったりするのが普通なので別に刀ステが下手打ってるとは言い切れませんが。
ただね〜〜〜〜やけに難解だし時系列スターウォーズ形式だし末満さんは意味深キーワード大好きだしですっきりしなすぎて私にとってはノイズなんすよ。公式で解説本出してくれ。図解してくれ。
そもそも作中での情報開示渋ってファンの考察に委ねるのやめてくれ。本能寺再演で左右逆とかキャス変にも意図があるとかそういうのほんといいんで……そういう場外戦が許されるのはエヴァだけなんですよ……
まあ昨今はインターネットやSNSのお陰で場外戦が盛り上がりやすくなっているから、そういう作り方もアリ寄りのアリなんでしょうが……
ツイッターで考察読んでもいまいちわからんってか読む気も失せるのよ……結の目ってなんなんだよ……
「史実に存在してはいけないもの」を登場させたから物語内で回収しないといけないのは分かる。でも集団自決からの無駄死にって雑じゃね?てか登場させる意味あった?物語ある刀剣を遡行軍が回収したポン!って次作への伏線のためか?
これはどちらかというと過去作、悲伝や慈伝への悪口ですね。維伝以降大分気にならなくなった。登場されるためだけの登場シーンが多いし「このシーンは大般若じゃなくて小夜の方が当人の性格や来歴踏まえて相応しいだろ」(キャラは適当です)みたいなシーンが頻出してた。
今回はまあ……主人公の一期とそれを支え受け止める弟二振り、一期とシンクロしてアイデンティティに悩む秀頼、一期と秀頼に秀吉のことを話してなんかいい感じにする太閤、江戸の終わりに物語を持つ者として江戸を始めた家康に対峙する加州、今回の主人公ではないけどシリーズの主人公である山姥切国広という具合でそれぞれに役割があったかな。宗三は必然性に劣るけど、一振くらい作品中の葛藤から距離を置いて渦中のキャラを諌めたり助けたり話を進めたりするゲリラサポーターキャラがいるのは悪いことじゃない。
(9)加州顔濃ッ
ごめんて
ごめんけどキュートでけだるく飄々とした加州というキャラクターからキュートが抜け落ちてただのハンサムになってんだよな〜〜〜〜いや演技は良かったよ全然加州だった
ただ加州っぽい媚びがなかった。まあ主の前じゃないから当たり前だけど
ただただHandsomeになっていた
「愛されっこないよね」とか言われても「せやな……お前は多分愛する側やな……」って言いたくなるくらいハンサムだった
【よかったところ】
ステアラをよく活用してた。クライマックスの360度の戦闘を次々見せる場面はとても華麗だった。
弥七が健気でかっこよかった