ここで対象にする4コマ漫画は、主にきららあたりにあるストーリーに重きが置かれた作品のことね。
起承転結があって4コマ目にオチがつく昔ながらの4コマ漫画ではないです。
https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20210217122319_76566775514e6348.jpg
拾いものでごめんね。
もちろんこれでも面白いのだけど、どうしてもコマ割りが同じせいで話が淡々と進んでいると感じるのよね。
素人目線だけど、4コマの枠を取っ払ってコマ割りを自由に書いたほうが、コマの形や大ゴマなどの演出が加わるので表現の幅が広がるのでは?と感じてしまう。
もう1例紹介すると、仙石寛子という繊細な心理描写が特徴的で、4コマもそれ以外も描く作家がいるのね。
ここで紹介する「夜毎の指先/真昼の果て」は4コマで、「花はニセモノ」は非4コマ。
前者は2014年、後者は2015年に出版されたのでおおよそ同時期に描かれた作品です。
試し読みページを貼ってみるね。
これらを比べると、個人的には非4コマの「花はニセモノ」のほうが断然よいと感じてしまう。
印象づけたいモノローグを黒い背景の大ゴマで描いたり、吹き出しの大きさも変化があって強く印象に残る。
それと比べると、「夜毎の指先/真昼の果て」はどこか盛り上がりに欠けており、比べると印象に残りにくいという感想になってしまう。
というわけで、ストーリー性の強い漫画であえて4コマを採用する必然性ってあるの?って疑問に思っていたのだけど、あえて4コマを採用する理由があるとしたら教えてくれると嬉しいです。
書きやすいから
4コマの方が作者的に楽なんじゃね コマ割り考える力がないのか、コマ割り考えなくていい分早く制作できるっていうメリットを取ってるのかどっちか
確かにコマ割り考えなくてよくなるし、あとは背景をあまり描かなくても人物でコマが埋まるから作者にとって省エネになるというのはあるのかもね。 ただ、あえて4コマという表現を選...