「諸侯」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 諸侯とは

2017-03-31

暗君東西対抗

単純な失政や暴政よりはエピソード重視。

だいたい次代の奴が自己正当化のために悪く書いただけで、実際はそこまで馬鹿じゃないという話もあるので、話半分に読みましょう。

?-前771姫宮西周の第12代の王・幽王。無口無表情系の美女・褒姒の機嫌をとるために、用もないのに何度も緊急の烽火をあげ、集まってくる諸侯の軍を見ては、褒姒と一緒に笑っていた。ついに反乱が起きた時、幽王はあわてて烽火をあげたが、もはや集まる軍はなかった。これにより西周は滅んで東周が興り、そして春秋時代へと突入していく。
259-307司馬衷西晋の第2代皇帝・恵帝。先帝の御前で家臣が「あいつには玉座がもったいない」と言い放ったほどの暗愚だった。飢饉ときに「米が無いなら肉粥を食べればよいではないか」と言い放ち、かの有名な台詞を1500年くらい先取りした。その無能さ故に、代わって政治の主導権を握ろうとする皇族たちが争い「八王の乱」が起きたが、その無能さ故に殺されることはなく、48歳のときに食あたりで死んだ。
335-357苻生前秦の第2代皇帝・厲王。生まれつき隻眼だったために祖父から忌み嫌われ、たびたび鞭打たれるなど、虐待まがいに育てられた。武勇に優れていたが、残虐で酒を好んだ。宴のときには酒を飲まない者を殺したため、諸官は懸命に泥酔せねばならなかった。また隻眼のコンプレックスから「少」「無」「残」「偏」などの文字を使うだけで誅殺した。従弟たちが起こしたクーデターにより23歳で殺害された。死ぬ間際にも泥酔していたという。
463-477劉昱劉宋の第7代皇帝後廃帝。「天性好殺」と評されたシリアルキラー。従者に凶器を持たせて街を練り歩き、気に入らない者を自ら殺して回った。贈り物が好みでなかったというだけで皇太后を毒殺しようとしたが「喪に服しているあいだは街へ出られませんよ」と諌められて諦めた。一日に誰も殺さないと不機嫌になったという。有力な将軍クーデターにより14歳若さ殺害された。
502-549蕭衍南梁の初代皇帝武帝。当初は名君の誉れ高かったが、次第に仏教に傾倒していき、莫大な寄付金国庫を傾けた。なまじ優秀だったために諫言を聞かず、勝手出家してはそのたびに寺院から連れ戻された。周囲の反対を押し切って、隣国を追われた武将を受け入れたところ、即座に反逆され、凄惨な籠城戦の末に捕縛幽閉された。息子たちの誰も救援に来ない中で、惨めなうちに病死した。
1122-1161完顔亮金の皇帝。「天下の美女を妻に得たい」と嘯き、親族、家臣の妻、母娘、幼女、あらゆる美人後宮に入れ、宮殿のいたるところで乱交した。幼い姪を強姦して殺し、従弟の妻を奪おうとして死に追いやった。南宋に対して大規模な遠征を行ったところ本国で別の皇帝擁立され、それでも遠征を続けようとして部下に殺された。死後、皇帝どころか王とすら見做されず、「海陵庶人」と記録された。
1563-1620朱翊鈞明の第14代皇帝万暦帝。幼い頃から聡明で知られ「朕は5歳で字が読めた」とよく自慢していた。宰相張居正の手腕により、統治の初期は成功を収めたが、その後は外征・内乱が相次ぎ、自身酒色に溺れて堕落した。明で最も在位期間の長い皇帝だが、30年にわたって後宮引きこもり上奏があっても何の返答もしなかったため、国政は機能不全に陥った。ただし徴税だけは熱心だったという。

西

161-192コンモドゥス17ローマ皇帝暗殺未遂や側近の裏切りなどから政治への興味を失い、剣闘にのめりこんでいった。「ヘラクレス化身」を自称して狼の毛皮をまとい、実際に剣闘士としてコロッセウムで戦った。その武勇は素晴らしいものだったが、「皇帝奴隷の真似事を」とローマ市民を嘆かせた。あるとき重臣たちの粛清を図ったが、逆に毒薬を飲まされ、朦朧としたところを襲われて殺された。31歳だった。
203-222ヘリオガバルス23ローマ皇帝ローマ最高神故郷シリアの土着神に挿げ替えてその神官となり、処女を守るべきローマ巫女結婚して神の子を産もうとした。その後は離婚結婚を繰り返し、最後には女装をして男性奴隷の「妻」として振る舞った。さら宮殿の中に売春宿を作り、自ら男妾となって通りがかる男性を誘い込んだ。マゾヒストの気もあったという。近衛兵の反乱により18歳の若さで殺され、死体は切り刻まれて川に捨てられた。
937-964ヨハネ12ローマ教皇カール大帝の子孫という家柄であり、わずか18歳で教皇となった。無謀にも教皇領の拡大に乗り出して大敗を喫し、それを助けた東フランク王国オットー1世ローマ皇帝の冠を与えた。これにより神聖ローマ帝国誕生したが、教皇権威は低下することとなった。不道徳人間で、ラテラノ宮殿売春宿のようにしており、最期人妻と寝ていたところをその夫に見つかって殺されたという。27歳だった。
1012-1056ベネディクトゥス9世ローマ教皇父親の後押しにより20歳にもならないうちに教皇となる。賄賂などはもちろん、殺人もいとわず姦淫にふけり、同性愛も行っていた。従妹と結婚するために教皇位を金で売りとばしたが、すぐに後悔して復位を主張し、混乱を招いた。結果として三度も教皇に就位することになり、最後には新たな教皇により破門されてしまった。四度目の復位を画策していたときに43歳で亡くなったと言われる。
1199–1216ジョンイングランド王。幼い頃から父・ヘンリー2世に可愛がられていたが、父と争っていた兄・リチャードが優勢になると寝返りヘンリー2世失望のあまりに亡くなった。さらにリチャードが亡くなって王に即位すると、フランスフィリップ2世敵対して惨敗フランスにあった広大なイングランド領を全て喪失し、その体たらくイングランド諸侯の不満が爆発したため、やむなくマグナカルタを認めて王権制限を受け入れた。
1835-1909レオポルド2世ベルギー国王アフリカコンゴ私領とし、私財のほとんどを投じて近代化を推進したが、やがて「天然ゴム採取ノルマに達しなければ手首を切り落とす」といった残虐な労働を強いるようになった。さすがの欧州諸国もドン引きして強烈なバッシングを浴びせ、最終的にコンゴ統治ベルギー政府移管された。国民からの信頼は地に堕ち、晩年王妃や娘にまで白い目で見られたという。
1845-1886ルートヴィヒ2世バイエルン王。「狂王」とも「白鳥王」とも呼ばれる。政治への興味は薄く、戦争に負けたばかりで多額の賠償金を抱えていたにもかかわらず、借金までして自身メルヘン趣味に耽溺し、中世風の美麗な城を各地に残した。夜中にソリ遊びを始めるなど、奇行に走る王を家臣たちは危ぶみ、精神病だという理由で退位させた。その翌日、40歳で謎めいた死を遂げた。

2016-07-07

銀行はなぜ合併しなければならなかったのか

江戸時代日本は米・金・銀という三種類の通貨システムを平行して扱っていた。徳川幕府諸侯領(明治時代以降藩と呼ばれるようになるやつ)が入り乱れた連合国家であった。諸侯領間における政治経済システムの違いは大きかった(要するに戦国の遺風を引きずった藩とそうでない藩があった)。上記のような事情があった結果金融業の発達は著しく、幕末には多くの諸侯がこうした金融業者の支配下に置かれるありさまだった。

明治政府戊辰戦争後、

などといった問題対処するために、新貨条例および国立銀行条例が制定した。これらの制度

というなにがなんだか分からない制度になっていた。しかしこれは当時の国際情勢を考えると仕方がない話で

といった状態で、日本近代金融システムを構築するにあたって模範とすべき制度はまだなかった。結果アメリカを真似して兌換券の分権的発行を主軸とする制度が作られた。このため各地に割拠していた金融資本国立銀行への転換が進んでいった。

しか殖産興業の進展、西南戦争による莫大な戦費などといった問題対処するために、不換紙幣の発行を国立銀行に認めるに至った。

結果インフレなど金融システムの混乱が見られたため、ここにアメリカ型分権型金融システムには限界があることが明らかになり、日銀法と旧銀行法が導入されイギリス式中央銀行制度が導入されることになった。これが 1882 年。

このような経緯があったため、金融資本の再編といった事態にまでは話が進まず、そのまま第一次世界大戦関東大震災突入する。戦争景気による企業の無理な業容拡大と戦後景気後退震災によって銀行には不良債権が蓄積された。

上記のように各地に雑多に存在する金融資本江戸時代のそれを引きずっていたため近代銀行としては規模が小さく、これによって金融不安が高まり昭和金融恐慌に至った。これが 1927 年(1929 年や 1930 年ではない)。

その状態さらに 1929 年 1024 日はやってきた。 1930 年にはその影響が日本にも及ぶに至った。

かかる状況の中で昭和二年旧銀行法改正により 1927 年から中小銀行の整理が進められていたが、 1936 年馬場鍈一大蔵大臣により「一県一行主義」が掲げられた。馬場大蔵大臣としては失格者で財界との対立の結果大蔵大臣から放逐され憤死することになるのだが、翌 1937 年に日中戦争が開戦、日米開戦もほぼ既定路線となるなかで一県一行主義継続され日米開戦のころには中小銀行の整理は完了した。

こうした集権的かつ計画的経済運営にあたったのはいわゆる革新官僚たちで、その親玉吉田茂だった。彼らは社会主義的な経済思想国家主義的な政治思想を併せ持っており、戦中戦後日本の内政を主導した。

全然関係ない話だが、社会主義国家主義反自由主義という思想セットは革新官僚リーダーの一人である岸信介の孫の安倍晋三にも受け継がれていることはよく指摘される。

戦後岸が政界進出したこともあり、結果として一県一行主義体制および統制的な銀行体制はほぼそのまま戦後に引き継がれることになった。もちろん建前上は一県一行主義廃止され、戦後資金流通の円滑化のために戦後地銀いくら設立されたが大勢に大きな影響をあたえることはなかったのだった。

このような情勢のなかで、戦後日本金融当局==大蔵省銀行に対して

  • とにかく安定して資金供給を行うこと
  • 間違っても競争などしないこと

を求めて各種の行政指導や各種許認可を縦横にもちいて銀行群をコントロールした。これをいつしか護送船団方式と呼ぶようになっていた。

これは実際うまくいっていた。バブル崩壊までは。バブル崩壊の余波は大きく、護送船団方式では銀行を守り切れないことは明らかになっていた。 1995 年には木津信用組合兵庫銀行倒産するに至った。

また長らくの護送船団によって日本金融システム陳腐化は著しく国際社会において東京金融都市としてまったく影響力が無い点も問題とされた。

これらの問題対処するためとして金融ビッグバンと称し護送船団は解体されてしまった。銀行はここに自由サービス投資を行えるようになった。

ところで足元の経済情勢を見るに 1993 年から 1996 年にかけて経済成長率は 2-3% を維持しており、ここに橋本総理大臣バブル崩壊による不景気は終了したという判断をするに至った。また 1995 年には武村正義大蔵大臣により「財政危機宣言」が出されており財政再建を開始すべきという機運が高まっていた。

そこで橋本内閣は 1997 年、消費税増税などを含んだ超緊縮予算を成立させる。これが大失敗であった。緊縮財政により景気は悪化金融システム不安は再発し北海道拓殖銀行山一證券破綻、翌 98 年には橋本内閣総辞職現在まで続く長い長い不景気が始まった。

しかしここに至って護送船団方式の再開は難しく、銀行はノーガードで野に放り出されてしまった。かかる状況のなかでは銀行経営効率を上昇させるような積極投資は難しいことは明らかで、銀行合併による規模の拡大によって身を守るという手段をとらざるを得なかった。

結果生まれたのが三大メガバンクである。このような事情によって、消極的理由で成立した合併であるから当事者たちは乗り気であるはずもなく、旧来の自己立場防衛のために果てしない内紛が始まることは、それはもう仕方のないことだったと言えるのではないか

そのような事情の中で銀行システムの開発にあたる SIer技術者は内紛の道具の一つとなり疲弊を重ねている。

僕が言いたいことは何か。誰か頭が悪い人が一人いたからこのような状況になっているという訳ではないということ。むしろ一人ひとりができることを着実にやった結果がこうなのだということ。つまり、逆に言えばこの状況を解決する手段など無いということ。みずほ現場で苦しむエンジニアにできることは、逃げることだけだということだ。

2016-07-05

http://anond.hatelabo.jp/20160705205832

諸君警察です。

諸君」は「諸国」「諸侯」と同じく複数形なのでもう二人以上必要です。

てかどっちのこと指したつもりなの?

2016-01-14

中国歴代王朝対策と結果」に期間と補足を追記してみました。

http://anond.hatelabo.jp/20160113194003

元増田面白かったので期間と()で補足を追記してみました。

王朝期間対策結果
257王が諸侯領地を与え、諸侯世襲でその領地を治める 諸侯の力が強くなって群雄割拠となる
19領地皇帝の直轄とし、皇帝が任命した官吏がその領地を治める 中央集権に対して地方から反発が起こる(陳勝呉広の乱)
前漢225中央は直轄とし、地方皇族世襲としつつ、徐々に皇族の力を削る 皇族の力が弱くなったことで外戚が専横(新朝建国
後漢161外戚の専横を抑えるため、宦官を重用する(皇太后竇氏の垂簾政治外戚に代わって宦官が専横
後漢36宦官の悪政に対する反乱(黄巾の乱)を鎮圧するため、地方豪族たちを登用する 地方豪族が強大化して群雄割拠となる(三国時代
19地方豪族の力を弱めるため、官吏地方人材推挙するよう改める 官吏人事権を握るようになり、上級官職を独占して貴族化する
26後継者争いを防ぐため、皇族の力を制限する 皇族の力が弱まったことで、国を有力貴族に乗っ取られる(高平陵の変)
39皇族の力を強めるため、皇族優遇する 皇族同士の内乱が起こる(八王の乱
12皇族同士の内乱に勝つため、異民族の助けを借りる 異民族に滅ぼされて群雄割拠となる(永嘉の乱
南北朝 84異民族が国を建て、統治のために漢民族同化する 異民族の気風を残す辺境軍閥が反乱を起こして国が分裂する(六鎮の乱)
南北朝 66軍閥の代わりに徴兵制に改めて、辺境防衛を任せる 領土が拡大すると遠く離れた辺境兵士を送るのが難しくなる
29貴族解体するため、試験によって官吏を登用するように改める(科挙教養のみを重視して実務を軽視するような文弱化を招く
289徴兵制では辺境防衛が難しいため、募兵制に改めて辺境軍隊を置く 軍閥化して反乱が起き、群雄割拠となる(五代十国時代
167軍閥が力を持たないよう、中央官吏の力を強める 文弱化して異民族に敗れる
89漢化して弱体化しないよう、異民族の気風を保つ 差別された漢民族の不満が溜まって反乱が起き、群雄割拠となる(紅巾の乱)
276外戚排除して皇帝独裁体制を構築する 暗君が続いて弱体化し、異民族に敗れる
268漢民族統治するために漢化する 漢化して弱体化した国軍では反乱(太平天国の乱)を鎮圧できず、代わって活躍した義勇軍軍閥化して専横

2016-01-13

中国歴代王朝対策と結果

王が諸侯領地を与え、諸侯世襲でその領地を治める諸侯の力が強くなって群雄割拠となる
領地皇帝の直轄とし、皇帝が任命した官吏がその領地を治める中央集権に対して地方から反発が起こる
前漢中央は直轄とし、地方皇族世襲としつつ、徐々に皇族の力を削る皇族の力が弱くなったことで外戚が専横
後漢外戚の専横を抑えるため、宦官を重用する外戚に代わって宦官が専横
後漢宦官の悪政に対する反乱を鎮圧するため、地方豪族たちを登用する地方豪族が強大化して群雄割拠となる
地方豪族の力を弱めるため、官吏地方人材推挙するよう改める官吏人事権を握るようになり、上級官職を独占して貴族化する
後継者争いを防ぐため、皇族の力を制限する皇族の力が弱まったことで、国を有力貴族に乗っ取られる
皇族の力を強めるため、皇族優遇する皇族同士の内乱が起こる
皇族同士の内乱に勝つため、異民族の助けを借りる異民族に滅ぼされて群雄割拠となる
南北朝異民族が国を建て、統治のために漢民族同化する異民族の気風を残す辺境軍閥が反乱を起こして国が分裂する
南北朝軍閥の代わりに徴兵制に改めて、辺境防衛を任せる領土が拡大すると遠く離れた辺境兵士を送るのが難しくなる
貴族解体するため、試験によって官吏を登用するように改める教養のみを重視して実務を軽視するような文弱化を招く
徴兵制では辺境防衛が難しいため、募兵制に改めて辺境軍隊を置く軍閥化して反乱が起き、群雄割拠となる
軍閥が力を持たないよう、中央官吏の力を強める文弱化して異民族に敗れる
漢化して弱体化しないよう、異民族の気風を保つ差別された漢民族の不満が溜まって反乱が起き、群雄割拠となる
外戚排除して皇帝独裁体制を構築する暗君が続いて弱体化し、異民族に敗れる
漢民族統治するために漢化する漢化して弱体化した国軍では反乱を鎮圧できず、代わって活躍した義勇軍軍閥化して専横

2014-05-06

http://anond.hatelabo.jp/20140506073134

まあ、言っておくがとくがわけや諸侯は親戚からもらってるから

http://anond.hatelabo.jp/20140506073134

徳川将軍家諸侯は、これでもかってえくらい養子だらけ。その文化的制度は、あったとしても大して根の深いものではない。

2014-04-07

ナウシカあらすじ02

トルメキアの交戦相手である土鬼諸侯国の一氏族、マニ族の浮き砲台(飛行戦艦)に拿捕されてしまう。大量の女子どもを乗せて、軍艦と言うよりも避難船のようなこの船でナウシカは、マニ族の長である僧正からクシャナの軍(当然辺境諸族軍もろとも)壊滅させるための作戦が発動されていること、

のみならずクシャナ軍の動向についての情報はトルメキア王家内部から漏洩されたものである(つまりクシャナの部下達の危惧は当たっていたのである)事を知らされる。さらにアスベルは作戦の背後に、エフタルへの土鬼の植民地計画を看破する。部族国家連合である土鬼を束ねる神聖皇帝は、トルメキアの進行により国土を奪われた敗残部族に、強引に背水の陣を引かせて敵中深くへ突入させているのである

彼らにはもはや辺境諸族の土地を掠め取る以外には生きる道はない。ついにここにきてナウシカにとっての戦争は、単に個人的に忌まわしいものではなく、自らの大事もの故郷を脅かすものに、のみならずそれ自体で愚かしく不正ものとしてたち現れてくる。彼女は風の谷を守らなければ成らない。しかし土鬼の民衆戦争被害者である以上、それは戦争遂行することによってではなく、戦争のものをやめさせることによって成し遂げられなければならないのである

折りよくナウシカ捜索によってガンシップが飛来したため、彼女自分部隊を守るべくメーヴェで浮き砲台を強引に脱出するが、アスベルは一人残ってマニ族の説得を継続する。土鬼の部隊は捕らえた幼虫を囮に王蟲の群をクシャナ宿営地に誘導し、撃滅しようとしていた

ナウシカガンシップを先に宿営地へ向かわせて皆を避難させ、単身囮の幼虫を乗せた土鬼の飛行ガメ(無蓋無翼の小型飛行艇)を追撃する。そして撃墜成功するが、深く傷ついた幼虫とともに強い酸の湖の中の砂州に取り残される。

宿営地を破壊した王蟲の群は湖岸に終結し、強引に湖を渡って幼虫を救おうとする。ナウシカはそれを制止し、生き残ったクシャナコルベットによって幼虫を群に返す。王蟲の群はナウシカを祝福し、「北へオカエリ」言い置いて去る。

他方、マニの僧正王蟲ナウシカの邂逅を察知し、進軍をやめ、少女従者ケチャを伴って、飛行ガメで酸の湖に向かい王蟲によるナウシカの祝福を目撃する。其の姿に彼は伝説救世主「青き衣の者」を見出す。 

クシャナ部隊事実上壊滅し、辺境諸族の軍にも帰国の許可が下りるが、ナウシカはみずから志願して、ただひとり従軍を継続することを決断する。なぜ王蟲は北へ、故郷へ帰れと忠告するのか、南の森が助けを求めているとはどういうことなのか、王蟲の幼虫を土鬼が捕らえると言う常識的には不可能なことができたのは何故なのか、無数の疑問が彼女を捕らえて離さない。

南に土鬼の国がある。そこで彼女はあえて従軍することで土鬼の土地に向かい王蟲忠告意味することを確かめようとする。

ナウシカ危惧しているのは大海嘯の可能性である大海嘯とは「腐海」の海嘯、普段は穏やかに拡大しているだけの「腐海」が王蟲を中心とする怒った蟲の群の暴走によって爆発的に拡大することである。かつて三百年前、エフタルの地では武器商人による王蟲の乱獲によって大海嘯が発生し、そこに栄えていた強大な王国は滅びてしまった。土鬼が進めているらしい「腐海」の生物軍事利用が、再び大海嘯を引き起こすのではないか・・・・・?

ナウシカの命令で風の谷のガンシップ故郷に戻るが、死の床にあった族長ジルはいまの際に、ナウシカのの従者達にガンシップでユパを探し、ともにナウシカを探すように命じる。

他方ユパは「腐海」に渡る方法を探っていたが、とある鉱山町で最近腐海」に住み、一部の蟲を使役する特殊技能を有する被差別賤民王蟲の乱獲によって大海嘯を引き起こし「返るべき国を自ら滅ぼし呪われた武器商人末裔」と伝えられる蟲使いが土鬼の貨幣を持って現れることを聞きつけ、蟲使いの飛行艇で彼らの村へ潜入する。そこで彼が見たものは、蟲を利用した戦術の是非について激論を交わす土鬼神皇帝直属の官僚集団、僧会の僧官たちとマニの僧正の姿、そして培養液の中で育てらる王蟲の幼虫だった。

ユパは僧正ケチャ僧正の従者に身をやつしたアスベルの助けによって培養槽を破壊し、脱出をはかるが、マニの僧正の反逆を疑った僧官たちによって呼び寄せられた土鬼独裁者、二人の皇帝の片割れである皇弟ミラルパによって足止めを食らう。僧正は単身皇帝対峙し、皇帝と僧会の暴政傲慢糾弾し、大海嘯の到来を警告する。

そして神聖皇帝によって禁圧された土着信仰予言する、民衆を救い、青き清浄の地へと導く「青き衣の者」(すなわちナウシカ)の出現を言い残して自殺し、その最後の念力で囲みを破ってユパたちを逃がす。僧正最後テレパシーで立ち会ったナウシカは、皇弟にその存在を察知されるが、やはり僧正最後の力で難を逃れる。(ここまで単行本第二巻)

2013-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20130725113228

横だけど、石田三成大谷吉継エピソードに例えるなら放射脳は茶を飲まなかった諸侯立場なんだから

三成の立場である天皇陛下を見て感涙しちゃダメじゃん。恥じ入るか逆ギレすべき立場じゃん。

2010-01-14

825 名前可愛い奥様[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 18:35:17 ID:HsbxctLF0

日本革命が必要だと思ってる人は海外にいったことが無い。

だから日本革命が必要なほどおくれた貧しい国だと勘違いしている。

砂漠の大国はひろびろとしていて乞食でも広ぃ家に住んでいて

庭から石油がじゃんじゃん出てるから金持ちだと思っている。

東南アジアは米が三回取れるから豊かだと思っている。

極寒のアイスランドは福祉が充実して失業率も低いから豊かだと思っている。

スイスは台頭してきた軍国主義国家にくみせず中立を維持してきたから

戦争に巻き込まれず平和で豊かな国になれたと思っている。

広ぃ国は山が無く泉が湧き出ないので日本のように水がただで

飲めないことを知らない、日当たりが強い国はばい菌の繁殖も強いことも知らない。

北国は福祉が発達してないのではなく、無理やりにでも発達させないと

失業したその日に道端で凍って死んでしまうので国が成り立たないことを知らない。

スイス自然に立国したものではなく、当然スイス民族スイス語というものもなく

利権が絡んだ胡散臭い人口国家だということを知らない。

誰も見向きもしないスイスのような荒地や山岳地帯は、諸侯どうしが手打ちをおこなう

停戦地帯として好都合に利用されてきた事を知らない。

スイス銀行が、A国の政府関係者預金を受け、その金をA国の反政府勢力に

武器代金として融資し、わざとクーデターをおこさせ、親類縁者皆殺しにさせ

誰も預金をとりにこなくさせ、資金を永久に閉じ込めようとしていたことも知らない。

彼らがユダヤ人ナチスも公平に預金を受け入れていたのは、正義のためではなく

殺し合いをさせて預金を下ろしにくる奴がだれもいない状態にさせて儲けたい

ためだということを知らない。

永世中立ということがどれだけ薄汚いということかを知らない。

2008-06-17

http://anond.hatelabo.jp/20080617152454

いやまあそう信じたいのなら信じてれば。

信じるの勝手だし。

日中平和友好条約の破棄は通告してから一年

中国の戦力配置、状況を見ると、どう見てもそんな長期戦を考えていませんが。

まあ、対日本ではないにせよ。対台湾戦略部隊配置などはもろに短期決戦しか考えていませんよ。

ミサイルなんて警戒されれば落とされやすいですからね、ふつー不意打ちだと思いますけどね。

露国境問題はほぼ解決のメドがたったし、中印国境問題も視界は開けてる。東シナ海ガス田は共同開発案が具体化しはじめた。「東シナ海を協力と友好の海に」ってやつだ。

まあ、表面だけ見ればそうなりますわな。

中国インド関係パキスタンも含めて非常に微妙だし、まだ中印紛争で占領したアクサチンは占領したままですが。

東シナ海油田日本側に大してメリット無くて、中国の国際海洋法を無視した自己中主張を補強するだけになってますが。

大体、有効友好なら漢級日本の領海内をうろつくのはどうかと思いますけどね。

まあ、それ以前の問題として、中国人民解放軍の統制が今後もきっちり取れるのかといったこともありますし

バブル諸侯が増長し、中央からのコントロールが利き難くなってますし、今後5大銀行不良債権処理で経済コケると

中央からの制御が利かなくなる事態も十分に考えられますしね。なにより人民解放軍国家軍隊ではありませんし、軍の

ご機嫌をとらないと政治が進まないのが現状ですから。

2008-03-15

論語は「共同体の一員として生きること」を至上価値、及び思考する上での大前提としているため、

馴染めない人は徹底的に馴染めないかもしれない。自分も初めはあの共同体至上主義ともいうべき

価値観に辟易していたし、もし日本に影響を与えた古典でなければすぐにでも放り投げていただろう。

しかし、結局のところ自分は共同体へ帰属することなしには生きながらえないのだということを

おぼろげながら自覚するに到ると、徐々にその見方が変わってきた。論語は自分のような人間のために

あるのではないかと思うようになったのだ。

例えば「巧言令色卑仁」「剛毅木訥近仁」という言葉がある。孔子はここで言葉巧みな者を攻撃し、

しゃべり下手な人間を擁護するけれど、「言葉足らずな方が徳が高い」というのはやはり、嘘だ。

価値顛倒だ。誰だって自分の感情や思考を巧く伝えられたらそれに越したことはないはずだし、

そこにはある種のルサンチマンがあるような気がしてならない。

だが、そのルサンチマンははたして誰のものだろうか。孔子自身のものではない、と自分は思う。

彼は非常に雄弁な人だったようだ。論語には諸侯の問いかけに当意即妙の答えを返し、含蓄ある

言葉を以って弟子たちを導いた姿が度々描かれるし、実際そのような人でなければ人望を集めることなど

できなかっただろう。

おそらく、孔子が生きた時代にも自分のように口下手な、そしてその他の対外的な能力にも劣る人間

いたのではないか。孤独生きる者はともすれば道を踏み外す。彼はそのような人間の受け皿になろうと

心情を代弁したのではないか。

もちろん今になっては孔子の真意を知ることなど不可能だけれど、少なくともこの古典が今まで

読みつがれてきたのは、論語言葉によってその心情を代弁されたと感じた静かなる支持者たちが

少なからずいたためではないかと思う。論語共同体への恭順を説くけれど、その実アウトサイダー

対して優しい。それも聖書のような無責任で非現実的ともとれる優しさではなく、真摯で現実的な

優しさだ。だから自分は論語共同体生活の入門書として読む。

2007-10-01

食人賞<http://neo.g.hatena.ne.jp/hachi_gzk/20070926

僕は西方諸侯領の出身だ。だからここに連れてこられたとしても今更どうということはない。彼らに供されるということは、とても名誉なことだ。僕は彼らの一部となり、彼らが大いなること成すその僅かな手伝いになるのだから。食するに値すると認められたのだから。父も母も、泣きそうになりながらも僕の名誉を喜んで、笑顔で僕を送り出してくれた。母は今頃泣いているかもしれないけれど、僕は笑顔で送り出してくれたことに感謝している。誰だって、記憶に残る愛しい人には笑っていて欲しいものだ。僕はきちんと笑顔で別れを告げることができたんだろうか。急に色んなことが起こりすぎて、記憶がうまく残っていない。

顔を上げると、茶色いふわふわした頭が上下に揺れるのが目に見えた。その動きに合わせて小さな嗚咽が聞こえる。ここに入ってから半日ほどの間、彼は途切れることなく泣き続けている。僕はいささか憂鬱な気持ちになりながら、その丸まった少年の小さな背中を眺めた。彼は僕よりも少し幼い感じだった。幼い上に東の辺境から連れてこられたから、彼にはこの名誉が理解できていないのだ。

僕は気鬱を吹き飛ばすように彼らを讃える詩を小さく唱えた。

泣いている少年を見ていると、まるでこれから彼らの糧となることがまるで嘆くべき悲劇のように思えてしまう。僕は自らの気弱さを諌めた。名誉を疑うなんて、それはしてはならないことだ。けれど少年の嗚咽は収まるどころかどこまでも続くようだった。広くて綺麗な部屋に彼の泣き声が絶えず響く。

彼が一際大きく鼻を鳴らした時、窓際に座っていた最も年長に見える少年が荒々しい動作で立ち上がった。

「いい加減泣くのを止めろよ、鬱陶しい」

彼は鋭い眼で小さくなった少年を睨んだ。嗚咽が止まる。彼はそのまま僕にもそのきつい眼差しを向けると、茶色い髪の少年に向けるよりももっと棘のある口調で、馬鹿らしい、と吐き捨てた。

「くだらねえ詩を読むのをやめろ。西の人間は頭がおかしいんじゃないか。あいつらを有難がるなんて」

「くだらないだと」僕は思わず立ち上がって同じように声を荒げた。「名誉を理解しない東の蛮族ごときが彼らを貶して許されると思うのか。何故君がこの名誉に預かれたのか、僕にはそれこそ理解できないな」

「名誉だと?本気で言ってるのか?」彼は僕につかつかと近寄ると僕を見下ろして言った。

「西の人間馬鹿ばっかりか。あいつらを有難がって、あいつらに食われるのを喜んで!」

「君にこの名誉が理解できないのは分った」僕は強いて冷静を装った。

「東の人間に理解できるわけがないんだ。あの汚い土地で犬のように暮らしている君たちにはね。四足には人間言葉を話せても意味は理解できな、」

最もありふれた東の人間への侮辱を僕が口にした瞬間、彼の髪が逆立つのが分った。僕の言葉は容易く彼の逆鱗に触れたらしい。鍛えられた腕が、全く反応できていない僕の顔に振り下ろされる。衝撃に、僕は後ろに倒れた。間髪入れずに彼は僕の上に飛び乗る。咄嗟に顔を庇うように僕が腕を上げた瞬間、鞭のような鋭い声が室内に響いた。

「やめろ!」

それは命令し慣れた声だった。僕は手を止めた少年を下から恐る恐る眺め、やがて声の主に視線を移した。美しい少女だった。色の薄い金髪を顎の下で切り揃え、僕らと同じ服装だというのにまるで豪華な衣装を身にまとっているかのような気品がある。彼女は冴え冴えとした眼を僕ら二人に向けた。

「神々の家畜を傷つけることは許されない。手を控えよ」

その言葉で、彼女が西方諸侯領、それも北の出であることが分った。かの地方には貴族制度が残っているというから、きっと彼女はどこか名のある家の令嬢なのだろう。僕は呆然としている少年押しやると、立ち上がって元の椅子よりも少し、彼女に近いところに腰を下ろした。彼は力なく床に腰を下ろして、先ほどまでの激昂が嘘のように項垂れている。

「……馬鹿馬鹿しい……泣いてるそこの坊やの方がよほど人間的だぜ」泣いているような、声だった。

「東の人間には理解できないだろうが、私は家畜であることを誇りに思っている。彼は言い過ぎたが、彼の誇りを損なうのはやめてくれ」

彼女の声に顔を上げると、彼は眉毛を下げたまま、悪かったな、とやけくそのように言った。僕は慌てて、僕も悪かった、と声を出した。

「すまない。言い過ぎだった」

「……まあ、理解し合えるわけがねえしな」彼は顔を上げて彼女と僕を交互に眺めた。

「しっかし、名誉か。これが名誉ね……俺はあのいとたかき方々に石を投げつけたおかげでその名誉の死を賜るわけか。ぞっとしねえ話だぜ」

「石?」僕は彼を思わず見やった。僕の目線の先で、彼が苦笑するように唇を歪める。

「そやって、言葉を喋る猿でも見るような顔をするのはやめてくれねえかな」

「いや、そんなつもりは……」慌てる僕に構わぬように、彼女が呆れたように口を開いた。

「東の人間が無謀だというのは聞いていたが、投石とはな。そなたらは我らのように、死を意味あるものにしようとは思わないのか」

「おもわねえな。少なくとも俺らの土地にはそう思うやつはいねえ。そう思うやつは西にいくからな。死を意味あるものにするといえば聞こえはいいが、実際は仲間の命で自分たちの生活を購ってるだけだろ。他人の命を代償にした恵みを受け入れて、自分の番が来ないことを祈るのか?……いや、あんたらには名誉なのか」

「例え名誉の死でも、死は死だ。怖くないわけではないがな。しかし私の死は無駄ではない」

「誤魔化しだろう」

「誤魔化しだろうと何だろうと、見返りはある。比べてそなたの死は?」

「まあ無駄だな。結局、あいつらに抵抗するたって甚振られてるだけなんだから。俺の死は無駄だし、何も購うことはねえ」彼はちょっと笑うと、僕と彼女を見た。

「けど死ってのは無駄なもんだろ」

「まあ、そうだね」僕は小さく同意して、言った。「扉が開くよ」

僕の視線の先で、重厚な扉が開こうとしている。先ほど彼がこじ開けようとして手も足も出なかったドアだ。完全に開くと、銀色の滑らかな肌をした彼らが入ってくる。不敬だけど鳥と蜥蜴を混ぜたような姿を彼らはしている。彼女がかるく息を呑むのが分った。

彼らは彼女の神で、僕の尊い存在で、彼の憎むべき敵で、おそらく茶色い頭の少年の恐れる何かなのだ。

甲高い声がひとつ聞こえ、彼らの一人が僕らに近寄ると、美しい光沢の刃を取り出した。剣というよりももっと別の何かに見えるもの。僕はゆっくりと彼らに祈った。彼らを目の前にしながら、彼らに祈った。僕の住む町の平穏を。彼らが僕の大切な人々を、冬の寒さや日照、狼や熊、病から守り、保護してくれることを。僕が彼らの糧となり、彼らが僕らを守ることを。

名誉の死でも死は怖い。その通りだ。僕は母さんと父さんに笑顔で別れを告げることができなかった。でも願うことならば、母さんと父さんの記憶には、笑顔の僕が残っていればいい。

ただ、そう願う。

振り上げられた刃が最も扉に近い位置にいた茶色い少年の首の後ろにつき立てられる。次は彼。そして僕。

剣ではない、これは、そうだ、母さんがいつも使っていた大降りの包丁に似ている。

 
アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん