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2016-08-29

シンゴジラ庵野作品の中では明らかに駄作なのに…。

シンゴジラが絶賛されてるけど、こいつら本当に庵野作品見てんの?って不思議になる。

見ててもオタク義務感で、本当は庵野作品を好きじゃないんだろう。

あんなのリアル感のあるポルノしかない。映画社会実験の場じゃないし、庵野資質社会派方面ではない。

そもそも批判の大半があそこはリアルじゃなかったみたいな、写実的であることが前提の批判で、写実的であることそのものの是非を問うものは一つもなかった。

エヴァ新劇場版では3作目のQが一番すばらしかった。あれにこそ庵野の才能が詰まっている。

観客を突き放し、不安にさせ、しかし目を離すことができない。そのまま突っ走る。それがエヴァQであり、庵野作品醍醐味だろう。

そう言う意味シンゴジラも前半は面白いのだが、後半はひたすら都合の良いストーリーテリング収束してしまう。

で、シンゴジラを絶賛してる人たちもそのストーリーいかによくできているかしか言わない。そんなのはどれだけうまくできていてもポルノしかないのに。

シンゴジラ好きな人庵野作品本質的に好きじゃないのだろうし、だからこそ雇われ監督作家性をセーブしたシンゴジラを絶賛してしまうのだろう。

シンゴジラ好きな人ディズニーランドとかも好きだと思う。

2016-08-28

[] モダイオラス

口角外側部で口裂周囲の筋群(口輪筋、頬筋、頬骨筋口角下制筋、笑筋など)が収束して交錯する部位。

小臼歯部へ向かう強い圧迫点となるため義歯設計において考慮される部位である

http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E383A2/00220_09.php

2016-08-23

通常兵器効果があるなら最大火力?

から「後から判明したこと」から遡って「なぜあのときああしなかったの?」と言うのは無しでいこうよ。小学生じゃないんだからちゃんとストーリーの中での必然性を語ろうよ。

エネルギー切れるまで打たせろ」→ゴジラが一通り東京荒らし尽くして制止している状態が「休眠」であると「仮定」できるようになって初めて言えること。それ自体ゴジラ停止から数日後でしょ。

無人機使ってから誘導兵器云々」→だからそれも後出し軍隊同士の戦争じゃなく「どんな進化するかわからない不明生物」との戦闘なんだって相手の出方が全く予想できない状態で「相手停止!一斉攻撃!」なんて指揮したらそれこそ負けフラグのものでしょ。ましてそこに「群体化・有翼化」なんて可能性が出てきたら、確実に「通常兵器による攻撃差し控えよう」という判断になるわ。

「休眠してる間に次なる進化可能性を誰も考慮してないの?」→だから、それがあったからこその国連の「核攻撃やむなし」って判断でしょ。ちゃんと見てた? その考察あったから安田くんも「そりゃ選択肢としてはある」って言ったんだよ。むしろ、群体・有翼化して四方八方に飛び散るかもしれない(そして各地で再び巨大化するかもしれない!)生き物に対して、あなたが「物量作戦空爆が上策」と思ってるのが不思議で仕方ないよ。

結果論結果論、そして穴だらけの考察あなたの書いてることは、普通に全てシナリオの中で解決がついてることばかりだよ。あなたが「おかしい」と感じるのは、端的に言って読解力不足のせいなんだよ。

ハッキリ言うけど、そもそもあなた最初は「群体・有翼化」の話が作中で出ていたことを完全に見落としてたでしょ? そのレベル記憶作品の「あれがおかしい、これがおかしい」と言うのはちょっとどうかと思うよ。

それにね。「シン・ゴジラ」のラストは、「みんなでゴジラ倒したったwwwやったぜww」じゃないんだよ。あなたはそれさえ分かってないんじゃないの? ラストシーン尻尾の大写しは、最後最後で「ほんとにギリギリ幸運による成功だったに過ぎない」「一歩間違えたら最悪の事態だったかもしれない」「しかもその悪夢はまだ終わってないかもしれない」ってことをあの映像で観ているものに見せつけて、最後にゾッとさせる系のエンディングだったんだよ? 人類ゴジラ禍をまだ全然逃れ得ていないし、だからそもそも「あの攻撃が後から見てもベストでした」なんてこと、映画の中でも誰も言ってないしそういう作りにもなっていない。ただ「その時点その時点で得ていた情報の中で、各自が最適を選びながらがんばった」という話だったんだよ。各自の行動に、ストーリーご都合主義的で不自然かつ間抜けな見落としはほとんどない。そういった完成度の高さも、あの映画評価されてる一因なんだよ。

もちろん、本当のところ映画制作の都合上「そう言いつつも、この絵を見せたいからこうしたんだよねー」という部分は、そりゃある。映画からね。「リアル」と「リアリティ」は違うからね。ただ、その嘘の見せ方自体もかなりうまかった。納得して許せるなと思えるレベル。その意味で、あの作品の防御力はゴジラ並に堅い。だから、あの映画に切り込みたいならもっと違った角度、切り口、意表をつくアプローチ必要なんだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20160823104151

なお、タイトルの「通常兵器による最大火力」について一言考察。ここからはオマケ。

アメリカには「通常兵器有効」だというデータはあったのだろうけど、それに加えて、ゴジラレーダーのような能力を備えることまで予測していたのかもしれないね。でないと『同質量の金と同額』とまで言われる世界一高価なステルス爆撃機B2を(しかも3機も!)投入するのは不自然から。そして爆撃に使用するのは外しようのない、最大火力の誘導兵器である地中貫通爆弾バンカーバスター

まり、この時点ですでにアメリカは「普通に適切と考えられる最大の兵力」を投入してるんだよね。しか当事国同意を得ないうちに素早く。アメリカいか危機感をもち早期収束を焦っていたかが分かるね。しかし、そんなアメリカですら残念ながら予測できていなかったことが二つあった。「ゴジラ攻撃の対空レーザーへの進化」加えて「バンカーバスターで貫くことはできても死なないどころか怒らせただけというゴジラ身体構成(結果、馬鹿みたいに被害火災とおそらく放射能汚染)が拡大)」という2点。この2点のミスは致命的でかなり痛い。結果、米軍全体でも21機しか保有しないB2のうち3機(しめて約5000億円?)とその搭乗員を失い(エリート爆撃機乗員6名以上…プライスレス)、同盟である当事国の首脳陣をほぼ全滅させ(プライスレス)、同首都に壊滅的な打撃を与え(東北震災の約10倍としてざっと数百兆円? 円と株の暴落による世界経済への影響は…少なくとも米国債ドル暴落にも歯止めかからないレベルの打撃はまさにプライスレス)…。これ、単なる「攻撃作戦失敗」の域を越えてるよ?! いくら大統領に巨大な権限があるとしても「判断ミス」追及されたら辞任どころか死刑になってもおかしくないくらいの大失態だよ? ゴジラ対処する必要がある超非常事態からこそギリギリ責任問われずに済んでるけど。結果、アメリカ自分判断では動けなくなり、国連主導の解決策に移行するしかなくなった。その国連判断が、中露という地勢的に近隣な国々を中心とした「核攻撃止むなし」という結論であって、「通常兵器でなんとかしようとしてた前半」と「核攻撃止むなしの後半」では主体が変わってることもけっこう重要ポイントですね。

2016-08-22

シン・ゴジラ後乗り感想

あんまりにも絶賛以外の初期批評ボコボコにされるのを見て恐れをなし増田に投下する所存

ネタバレあります

矢口描写

現実派の赤坂理想家の矢口という対立描写がされていたが、矢口が非常にできる人オーラを出しているのであまり対比が感じられない。

冒頭で矢口が巨大生物云々という空気の読めない発言をするが、観客からすれば「真実」を指摘しているわけで、この時点での矢口の未熟さを感じる人はあまりいないと思われる。

赤坂が「空気を乱すな」とたしなめるが、この時点で赤坂矢口感情移入する観客からすれば嫌な人でしかない。

その後も矢口は周囲のフォローを受けながら巨災対を回していくわけだが、失敗描写殆どないのでやはり矢口は有能に見えてしまう(よく見ると矢口1人では全く回ってないのだけれど)

よりわかりやすく示しても良いと思った。決定的な失敗をするとか、巨災対に陰口言われるけど成長して信頼されるとか。

はいえ、現状の構成にも利点はある。矢口感情移入すれば(そしてそれは容易であるヒーローとして楽しめるし、深読みすれば矢口成長物語としても楽しめるので。

実際この2人と、矢口-松尾コンビのやり取りは楽しく見ることができた。

■カヨコ

さんざん言われているけれど、やはり浮いている。怪獣映画であるとしても浮いている。たまにゴジラが一番リアリティないだとか、ヤシオリに向けたリアリティラインの降下要因だとか言われるが納得できない。

対人物と比較したときにカヨコが浮いているのは紛れもない事実である

人とゴジラ対話してチームでも組むならカヨコの存在違和感いかもしれないが、そんな荒唐無稽なことは起こらない。

ゴジラリアリティがないからカヨコにリアリティがなくても良いという主張は、実質映画の全てを免罪し映画自体評価を下げてしまうのであまりよろしくないと思う。

カヨコがいたかリアリティが感じられなくなりヤシオリを素直に楽しめたか?NO。

あのテンプレアメリカンキャラ付けルー語は勘弁して欲しかった。

個人的には老獪な紳士とかだと良いなぁと思います萌えるので。

ゴジラの生態

これはこの映画最大の魅力ではなかろうか?

前段で書いたこと、これから後段で書くことはあくま映画をそれっぽくするためのオマケ。

ゴジラの設定は最高だった。あのぶるぶるするちょっと残念なサンショウウオが画面に現れたときですら大興奮だった。その後のそれっぽい科学説明科学的に正しいかは問わない)もそれに拍車をかける

絶望感を盛り上げるWho will know (24_bigslow)/悲劇(熱線の時のBGM)もいいが、 Persecution of the masses (1172)/上陸も不気味さと不安感を煽る絶妙音楽だと思う。

日本武力の総力を投入しても基本的にはただ平然と前進し続けるゴジラ。お決まりの「やったか!?」。この古典的台詞ですら場面を盛り上げる。

そして熱線。かっこいいの一言に尽きる。まずガスをはき出してそれに引火し、炎が収束していくあの描写オタク心を存分にくすぐってくれた。ギャレス・エドワーズの熱線描写で大興奮していた自分にとって、あのシーンだけでもこの映画価値がある。

ガメラ2ラストのような火の海の中で暴れ続けるゴジラを遠くから描いたカットも最高。そして全てが終わった後、エネルギー切れのロボットのように眠りにつくゴジラ。1連の流れは”美しい”の一言に尽きる。この場面だからこそWho will knowも生きる。いきなりIf I died~で始まる歌詞無駄示唆的でよい。

その後東京にたたずむゴジラを見たときは少々ギャグっぽいなと思ったが、熱線を掃き終え眠りにつく描写のかっこよさはそれを上回る。

熱線描写までは積極的破壊をしないところも評価したい。サンショウゴジラはただ進んでいるだけだが、それだけで甚大な被害をもたらすという絶望感は心地よかった。それは見慣れたゴジラの姿になっても変わらない。

従来策のように、なんでビルに戦いを挑むのかと思わせられる部分はなかった。

■前半と後半の乖離

前半部分の完成度の高さに比べて、映画後半はどうしても見劣りする。

ゴジラという強大な存在感に支えられていた映画が、外国という相手しかも顔も言葉も見えない!)にその対象を変えたことで一気に魅力が薄れてしまった。

この映画に出てくる外国人は、漫画テンプレか、顔の見えないよくわからない相手である。正しく世相を反映しているのかもしれないが、ずいぶんと内向的な描き方だと感じる。

さて、後半魅力が薄れた理由は核攻撃とそれに対する主人公達の反応に説得力がなかったからだと思う。露悪的な見方かもしれないが、突然嫌悪感を前面に押し出す主人公達の反応があまりにも唐突に感じられる。

攻撃有効性は巨災対の中でも認められている。勿論自分絶対にノーだが、この映画は前半で日本にとって東京いかに大切かを延々としゃべらせているので、地方在住の自分としては「地方だったらここまで抵抗するか?」と穿った見方をしてしまう。

理想化の矢口の反応はわかるが、ここで赤坂感情的になるのも解せない。日本人皆の共通認識と言えばそれまでだが、もっと説得力のある反対理由が欲しかった。ぶっちゃけ核がゴジラにきかないのでは...?という手応えが欲しかった。

既に東京ゴジラにより破壊汚染されているわけだし。

ヤシオリ作戦カタルシスに欠ける。絵のシュールさも勿論、電車爆弾程度でゴジラが転ぶのか?と思ってしまう。脚本の都合上仕方ないかと思うが、観客に仕方ないと思わせている時点で失敗といえる。

地面を爆破してバランスを崩すとか、そういう描写の方が説得力があったかもしれない。

口に散水車で液体を流し込む絵もあまりにもシュール。ヤシオリというかヤケクソ。

前半は素晴らしく没入感のある映画だっただけに、後半冷めてしまったのは本当に残念。とはいえ前半があったが故に後半もまあ許せるかぐらいの気分にはなれるし、この映画を良作たらしめている。

政治云々

初代ゴジラには議会ゴジラ情報を統制したい与党っぽいおじさんと、事実公表しろと迫るおばさんのやり取りがあったりする。

一方シンゴジラでは政治描写殆どない。基本的には現内閣とその下部の各省庁から集められたチームが職務をこなす様であって、あれは行政と呼ぶべきだろう。

ゴジラが海に帰った後、国会でのやり取りがあっても良かったかも知れない。それこそ初代のようなやり取りを。民主主義云々言うのなら国会野党を欠くのは片手落ちである

科学者へ無邪気な信頼を置いているのも気に掛かる。今作はわかりやすいほどに震災モチーフと言われているが、であればあのとき科学がどういう状況だったかを考えるとこの映画は無邪気すぎる。

あのとき間違えたものも正解したものもいた。にも関わらず今作の巨災対の科学への絶対的信頼は怖い。

彼ら・彼女らは行政人間ではあるが同時に科学知識を持つ専門家としても描かれている。そのギーク達が超人のごとき活躍。本当に福島を扱いたいならあまりに呑気ではないか

これは穿った見方をすればギークが有能な指導者に見いだされ日本を救う物語とも取れる。この設定は映画の魅力を損ねるわけではないが、高める訳ではない。

また日米の主役である矢口とカヨコは両者とも世襲政治家で若くして高い地位についている。きっと矢口支持率も高いのだろう。親の七光りも存分に使っている。

これが皮肉なのかどうなのかはわからないが、その上矢口は(危機はいえ)小休止時にシャワーもせずに働きづめで有り、皆もそうであることを賞賛する。

庵野が描いた主人公がこのような仕事人間なのは興味深い。

総評

良作。見て損だと思う事は絶対にない。見た人を必ず楽しませてくれるはず。

一方で気になる欠点存在し、その欠点を吹き飛ばすには後半の尻すぼみもあり傑作とまでは言えないと思う。

2016-08-12

おれにとって「シン・ゴジラ」は死霊の盆踊り

シン・ゴジラ」を見終わった直後の感想は「おもろいけど、説教くさくてめんどくせー」だったが、

疑問点を検討した結果、「シン・ゴジラ」はおれの中で「死者たちが地獄ゴジラと戦い続ける映画」と結論づけられ、さらにめんどくさいこととなった。

以下、映画内容についての妄想があり

  

まず、最初になんじゃこりゃと仰け反ったのが、官邸に海底トンネル崩落の死者が0人と報告されるところ

車両が何台も走行しているトンネル天井抜けて、海水が流れこんでんのに死者がいないってありえんやろ。奇跡か!

海水瓦礫やらで満たされたトンネル、どうやって被害状況確認したん?

崩落の原因もわからず、2次被害も当然想定されるなか現場確認したんか?

道路カメラ映像避難者照らし合わせたら、誰も死んでないってことだろうか。それにしても報告早すぎだろ。AI使えば楽勝なんだろか?

しかも、「死者0」報告に誰も疑問を呈さない。官僚機構はクソだけど現場は優秀だから信用してるということか

おれが観た限りこれ以降も、死者の存在映画に現れることはない。

  

つぎ、ゴジラが再上陸して防衛相首相自衛隊の発砲許可を求めるとこ

ここ観ながら「なる、ここは時間軸が前後してるんだな」と勝手にきめつけてたら、そんなことなくて愕然とした

おれは「ゴジラへの発砲許可下りず、ゴジラ上陸を許す」って描写だと決めつけてたんだけど

実際は「ゴジラが再上陸してから市街地での自衛隊の発砲許可をだす」ってところでした。

ゴジラ上陸が予見されるなか、至上命題ゴジラ上陸阻止だろって考えたおれがバカでした

ゴジラ発見直ちに空自スクランブル。くらい事前に立案されてると予想したおれが浅はかでした

多摩川防衛線での攻撃を観ながら、これって焦土作戦だろか。人的・物的損害、上陸させたメリットってなんだろ?って考えてたのもむなしい

市街地ドンパチのほうが、海上のゴジラ攻撃より見栄えがよいからだろか?空自スクランブルって平成ガメラに似た場面あったし

おれの予見は外れたが「ゴジラの再上陸政府絶対敗北」というのはおれの妄想ではないはずだ

作中の危機管理はその起点となるべき認識において、致命的な欠落を抱えていることになるとおれは考えるが、これは作為的ものだろう。

現実ヌークリア原子力・核)政策における危機管理がそうであった、もしくはそうでありつづけるように

  

最後クライマックスの対ゴジラ作戦

無人機攻撃は狙い通りの効果を上げるし、電車爆弾は狙い通りの効果を上げるし、

ビル爆破も、凝固剤の経口注入も狙い通りだ

指揮所本部ゴジラを直接視認可能立川自衛隊で、視認可能ということはゴジラのレーザの射線にあることと同義であるが、指揮所からみる対ゴジラ作戦あくまでも遠景に過ぎず、およそ現実感がない

蛇足だが、第1ポンプ隊と第2ポンプ隊との間にはきっと通信回線はないんだろうな。あるのは指揮所と各隊との縦の通信回線のみだろう。横の通信回線はない。決死隊だからね。第2が第1が壊滅したことを知れば士気に関わるし。と想像すると指揮所の主人公の泰然とした姿に戦慄をおぼえる)

ゴジラ事案」収束可能にするモノ・知識が積み上がっていく様で、かつて読んだ直木賞作家高橋克彦氏の「総門谷」をおれは想起した。

現実福島原発事故は本作戦使用されているコンクリートポンプ車による放水により収束したのだったか。注水作業従事された方々への尊敬の念は禁じ得ない。が、しかし、注水作業メルトダウン後であったと理解している。現実では手遅れだったポンプ車が本作で活躍しているのをみておれはこう思う。

人間ゴジラ活動停止させるにはファンタジー必要だと。逆に言えばゴジラ人間が止めることな現実では不可能であると。

  

以上をテキトーにまとめたおれの結論を改めて記す

  

シン・ゴジラ」は、ヌークリアで死んで亡者になった者たちがヌークリア消滅させるという不可能な願望を延々と繰り返す地獄絵図の一幕である。実にお盆映画にふさわしい。んでもってこの地獄絵図はおれに問いかけるのだ。それでもヌークリアを存続されるのなら、あとは好きにしろよと。

2016-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20160808143153

・どういった内容が統計データ必要として、また必要としないか定義付けは?

統計データはどのくらいの規模なら信憑性があると判断するの?

データ指定期間は?

・その提出された統計データをどうやって第三者視点から信頼性あるもの判断できるの?どれくらいの期間かけて調査するの?

・もし上記定義付けについて第三者間で意見割れたらどうやって収束させるの?

・ここまで問題解決できてるから統計データを求めてると判断していいんだよね?なら即レスでここまでの条件説明できるからすぐ返せよクソ雑魚ナメクジ

 

他人にはクレクレ言って自分では何一つコスト割かないのに何識者ぶろうとしてんの?

自分の求める情報を揃えるだけの条件すら用意できない青臭いガキは何言っても滑稽でしかないんだが?

なら俺が日本人1億人に直接インタビューした結果、女には分からないだろうなって言ってる男の方が5000万人いました!っつったら信じるわけ?

その信じる信じないはお前の主観ジャッジするんじゃないの?

それ結局主観で多い少ない言ってるのと何一つ変わらないんだけど?

馬鹿でも、もう分かったかな?

2016-08-06

http://anond.hatelabo.jp/20160806000729

1.  まあまあ読みやすくなった。やればできるじゃん。

2.  んで読んで思ったんだけど、増田の言ってることってやっぱ違うよ。だってシン・ゴジラって別に、(福島第一原発を題材にしているとはいえ)福島第一原発現状分析告発するためのものじゃないじゃん。

あれでやりたかったのは「重大な危機であっても、みんなが一丸となって力を合わせれば必ず乗り切れるよ」ってことでしょ?

軽トラから載せられた日雇い労働者ゴジラ特攻させられる描写」「『ボロボロの感じで虚脱状態で「延々続く収束作業を無言で見守る」』みたいなエンド」とかやり出したら、このテーマからぶれて「結局みんなが力を合わせたところでムダである。結局人命軽視の姿勢で多大な犠牲を払うしかない。我々はその現実を受け止めるべきだ」みたいなテーマなっちゃうんじゃないの?

もし仮にそういうテーマをやりたいとしたらNHKスペシャルでやってるようなドキュメンタリーを撮ればいい話で、あえて虚構としてのゴジラを今の時代に撮った意味を考えるべき。

3.  追記

なんか書きかけて消したみたいだけど、「批評(≒告発)性のある描写をやってしかるべき」ってんなら、稿を改めて「シン・ゴジラテーマは生ぬるい」ってことを書いたらどうかな。

俺は↑で書いたように、①シン・ゴジラテーマは「重大な危機であっても、みんなが一丸となって力を合わせれば必ず乗り切れるよ」にあり、②そのテーマを貫徹するには増田の言うような描写不要である、って言ってるだけ。そもそも①のテーマおかしいってんなら、別の議論必要

それはそれで読んでみたい気もするから、具体的に理由付けて論じてみてよ。

それと「JAP慰撫史観」(そもそもこの言葉意味がよく分からないんだけど)って言うけど、「みんなが一丸となって力を合わせる」ってことがいかに大変かは『日本のいちばん長い日』を観れば明らか。どこがどう「慰撫」なのか。

シン・ゴジラ福島第一原発その2(ネタバレ

http://anond.hatelabo.jp/20160805000418

さて上記↑のシンゴジラについて長々と感想を書いた増田です。

ブコメがずいぶん集まったので何か書きます

私の意見を要約すると。

・大絶賛の嵐だからこそあえて批判したい。

シン・ゴジラって3・11の震災福島第一原発事故政府対応に重ねてるよね。

シン・ゴジラではイケメンエリート官僚科学者がでてきてかっこよく科学的?に処理したけど

・実際の福島第一原発官僚科学者もブザマに敗北したよね。

・つまりシンゴジラって福島第一原発事故処理に成功した日本政府のIFものだよね。

・これは「第二次大戦米軍に勝利する日本軍」を書いちゃう、こっ恥ずかしい仮想戦記の類の何かだよね。

しかシンゴジラでは自衛隊ゴジラに冷却材(凝固剤)のホースを突っ込むために特攻して全滅しちゃうんだ。

(かっこいいね、いさぎいいね、素早いね決断力あるね)

・でも実際の福島第一原発事故では、よくも悪くも戦後民主主義で人命第一の日本政府はそんな事はさせなかったよね。

退避を繰り返し非正規労働者を大量に投入してゆっくりと泥臭く処理したね。

(状況が進捗しないし、かっこわるいね。でも現実はそういうものだよね。

日本人はそれをこれから何十年も見守るんだよね。)

・かっこよくスタイリッシュ原発処理。

そんなものを描いちゃったら政治的意思表示必要なんじゃないの?

格好いいから描いたですまされないんじゃないの?

というところです。

で、↑のエントリーに集まったDISコメを集めてみました。だいたいこんな感じ。

「僕達の楽しいエンタメ作品であるシンゴジラ虚構)」を(現実)フクイチに重ねるのはやめて下さい!!派

シンゴジラをフクイチに重ねるのは妄想だよ!派)

「僕達の楽しいエンタメ作品であるシンゴジラ」に政治的意図なんかないよ派

庵野はかっこいいから作ってるだけだよ派」

上記はつまり「こども(庵野)がウルトラマンごっこ、ゴジラごっこで遊んでるだけ」

なのに政治的意味合い見出したり回答求めるのはヤメてよ!っていうことなんだろう。

エヴァなんかは「沖縄決戦」パクってごっこ遊びしてもなんでもいいけど。

震災から5年しかたってない2016年に、フクイチを取り扱って子供のふりして許されるわけがない。

逃げまわるつもりかもしれないが、なんらかの政治的意思表明が必要でしょう。

庵野に梯子はずされるぞ」とか言ってるエヴァオタ。

(はどうでもいいです)

ちょっと考えさせられたのは下記のようなブコメ。↓

①「現在でも福島第一原発過酷労働環境で消耗戦だよ派」

現実のフクイチだって頑張って収束させつつあるじゃないか

ゴジラは凍結されただけ。フクイチと同じで収束してないんじゃね。ゴジラ活躍はこれからだ!派


ここらへんは考えたい。

「①現在でも福島第一原発過酷労働環境で消耗戦だよ派」については…

シンゴジラでは泥沼感や絶望感や虚脱感がなかった。これを指摘するのは飽きるけどエリートばかりだった。

軽トラから載せられた日雇い労働者ゴジラ特攻させられる描写」があったらば強烈な皮肉にはなっただろうなと思う。

「②現実のフクイチだって頑張って収束させつつあるじゃないか派・日本現実でも頑張ったし負けてないよ派」

「③ゴジラは凍結されただけ。フクイチと同じで収束してない。ゴジラ活躍はこれからだ!派」

これにはフクイチという重いテーマを扱ったのに、リアリティに寄せることがなかったことへの苛立ちがある。

とくにラスト

ラストに「お肌すべすべの長谷川博己石原さとみが、

次期大統領候補云々について、いちゃいちゃしながら喋ってる」

エンディングだと悲壮感がない。

ボロボロの感じで虚脱状態で「延々続く収束作業を無言で見守る」』みたいなエンドなら伝わったかもしれない。

(これはまさしく、わかりやす政治的意志表示である。)

もしくは、どこかのブコメに「あのまま核攻撃されて東京まるごと吹き飛ばされればよかったのに。」

ってのがあったけど、そうなったらホント庵野信者になったかもしれない。

『「次期大統領候補石原さとみ」というアニメキャラを配置しアニメ的なコメディー会話をさせることで、

ラスト虚構に寄った!これが庵野監督一流のアイロニーだ!』というご意見

↑この解釈はなんだか流行りそうだ。

だがしっくりくる。途中まではフクイチに寄せたが、最後アニメ演出で完結させる。

虚構でした!」「この映画フィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません」

というオチで締める。

なんだろうかこれは。結構毎回やってるような感じがする。夢オチに限りなく近い何かみたいな。

これは「息の長い芸人TVコメディアン」のテクニックとか処世術とでもいうのかな。

と延々DISブコメについて検討しているうちにシンゴジラ否定派になりそうになっている。

ここ2日、創作者ってほんと大変だなと思った。

現実を切り取ってそれを虚構化して、針の穴を通すようにすりぬけて、

ポリティカルコレクトから上手く逃げ切る。

そういう意味でもエポック映画なのかもしれない。

最後感想はやっぱり「シンゴジラはいい、素晴らしい、シンゴジラはいいけど、でもね…。」

に戻るんだな。

ちょっと頭を整理したらまた見よう。

2016-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20160805000418

うそう、福一はろくに収束させられなかったのに、これが日本希望だとか言ってる人は何を言ってるんだ感ある。

ゴジラ現実福一モチーフなら虚構なのは日本描写だろ。

人間コマのように扱うのは男の子向け作品ではよくあることで特に印象的とは思わなかった。

2016-08-03

シン・ゴジララストシーン

あのラストシーンに余韻以外の深い意味はない

続編への暗示でもない

しかしあの余韻は皆知ってるはずだ

問題は一先ず収束を迎えたけれど、終わるわけじゃない

また動き出すんじゃないか、新たな問題が発生するんじゃないかと言う余韻を残し、僕らは現実世界へと戻された

そう、それは現実世界にある感覚

311と言う天災モチーフにしたゴジラと言う虚構は消えた

しかしまた災いが降りかかる事はあるだろう

気を引き締めて生きていくこと

311が少しずつ薄れつつある中、絶妙タイミングシン・ゴジラはそれをまた日本人に思い出させてくれたと思う

2016-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20160726120055

そして、終わりのとき唐突に訪れる。

マツタケの周りを無尽に巡り、すべてのキノコが自らを今宵の主役であると誇って競い合った一夜の宴。

その宴が終局へと達しようかとした、まさにその瞬間。

舞台を柔らかく照らし出していた豆電球の灯りが不意に数回瞬いて、室内は予期せぬ暗黒に包まれた。

キノコたちの戸惑いとざわめき。

菌糸体たちの声ならぬ動揺が一瞬にして辺りに充満し、室内は混乱の渦の中に叩きこまれた。

 

始まったな……。

ボクはささくれ立ちそうになった感情を、理性と諦観によって押し込めた。

そうだ、ボクは別に大丈夫。こうなることは分かっていた。

ただ、ひとつだけ誤算だったこと。

それは、計画通りならば、いつものように就寝しているはずの彼女が、今日この日になって舞踏会存在に気付いてしまったということだ。

 

漆黒の闇の向こうで、事態が目まぐるしく変化する気配が感じられる。

貴婦人たちの悲鳴と絶叫。門番や警備兵たちの怒号と苦悶が、耳ではなく肌を通じてボクに伝わる。

10秒、20秒。……いや、数分だったかもしれない。

永遠にも感じられる長い時間が経った頃、室内はようやく静寂を取り戻した。

ボクは身動ぎひとつすることができない。

おそらくは、あの突入の瞬間までキノコたちの舞踏に見入っていたであろう彼女が、果たして今、何を考えているのか。

そして、まもなく室内が光を取り戻した後、彼女がどのような表情を浮かべているのか。

……ボクは小さく唇を噛むと、暗闇の中でなお光を拒むように固く目を閉ざして、息を潜めた。

 

ボクが再び目を開けたとき、そこはもう、すべてを覆う闇の中でも、華やかな舞踏会ステージでも無くなっていた。

かつて舞台の中心だった箱の周囲にズラリと整列させられ、太い円錐形の乱入者たちに槍を突きつけられたシメジ、舞茸、そしてエリンギ

舞台の周囲には、突然の暴虐に果敢に抗ったのであろうエノキ兵たちの傘と軸が、無残にもバラバラに裂けて石づきの上に散らばっていた。

そして、箱の上。

キノコたちにとっては玉座にも等しいその神聖空間に、彼らの王マツタケの姿は、今もあった。

しかし、そこから伸びる影は、マツタケ1本だけのものではない。

マツタケを組み敷くように、周りを取り囲む10数体の固くゴツゴツとした長身

産毛のない皮に染み付く黒い無数の斑点が、箱の上でゆらりゆらりと揺れている。

 

真竹。そして、孟宗竹。

 

彼らの革命は、今、一分の隙もなく完遂した。

ボクが彼らの企てを後押しした理由については、いまさら語る意味など無いだろう。

事態はすでに収束へと向かい始めているのだ。

キノコたちのこれからについても、もはやボクは興味を持たない。

それはとうの昔に終えた葛藤からだ。

……ただ。

こうしてすべてが終わりかけた今になって、ボクの胸に押し寄せるこのやり場のない感情は何だろう。

いや、ボクの感情などはどうでもいい。

それよりも、彼女

彼女がもしもこの光景を見て、今のボクと同じような胸の痛みを覚えているのだとしたら……。

 

背後でカタンと小さな音がして、ボクは冷えきった顔をゆっくりと動かす。

移ろう視界。回る世界

そして、振り返った先にある彼女の顔は……

2016-07-23

イオン店員にポップニートってあだ名付けられた話が自分の事っぽくて怖い

この話。twitterで流れてきて何気なく読んでみたんだけど恐ろしくて笑えなかった。自分自身を見ている様で。

イオンモールに2日連続行っただけで店員にポップニートってあだ名付けられたんだが

http://hamusoku.com/archives/9305199.html

作り話かとは思うんだけれども、まず何かしらの障害発達障害:スペクトラム知的障害とか?)を抱えている人なのかなとは思う。コメント欄も全部読んだ。フォレスト・ガンプ彷彿させる、とか、ホラーみたい、とか。中でも自分が妙に胸が苦しくなったのは、「自分自身が見えていない人にはこうやって世界が見えるんだろうな」というコメント

私は、そのポップニートと同じ行動はしていないまでも、「良かれと思った行為が、周囲には不気味・変な人に見える」事をしていたことがあったのでは。と思い始めた。それが、友達から塩対応だった。ドタキャンを重ねられた時、私は最初は「非常識だな」「友達として酷いな」「前日、あるいは当日になっても連絡が繋がらずFB更新するなんて。」「後付けで子ども理由に御咎め無しにさせる流れにするなんて。」などなど、何度かくたびれてしまう事があった。でもそれはピュアに受け止めていた私から見た世界であって、本当は「塩対応をされていた」という事を思うようになったのは、かなりの時を経た時だった。

友達だと思ってたのは私の勝手思い込みで。信頼を損ねる様な行為友達から受けても「何で酷い事するのかな」と思うばかりだったけれど、本当は私と距離を置きたいからこそ塩対応したのだな、と思うようになった。

私の母がこの「ポップニート」の話を読んで、「最初は怖いな。とか気持ちが悪いと思ったけど、段々と可哀想になってきた。男性イケメンじゃない障害者系の人だから話題になってるんでしょ?性別が逆だったら怖くは無いよ。女性美女でも可愛くも無い障害者系の人だったら無害だって思うじゃん。明るくて絡んでくる変な子ってだけでしょ?」と言った。そして、「このポップニートピュアなんだな。善意や厚意で絡んでた。あわよくば…みたいな考えを持ってたか好意を持たれても困るからホラーなんだよね。」と。

この「ピュア」という単語塩対応してきた友達から度々聞かされてきた。

貴女ピュアから」と。確か「社交辞令が通じないって難しいよね」みたいな話だった時だ。「こういうセクハラしてくる人がいて、どうやって『NO』を伝えるか、角を立てずに収束させるのが難しいし、口が達者な人が相手から余計に怖い」みたいな流れになった時に、「こうしたらいい」「ああいタイプはこうする」みたいな処世術を教えて貰った。その時の方法が、今思うと彼女が私に対してやった塩対応も幾つか入っていたのだけれども…。

母に「このポップニート何となく自分と似てる節があるなって思う」と言った時も、母は否定肯定もしなかった。だから、多分、そういう事なんだと思う。私は、自分自身がどう見られているか解っていなくて、認めたくなくて、「普通な人間」だと思っていたんだ。何か、ポップニートには悪いけれど、本当に勉強になったし、笑い話や怖い話で終わらせない努力をしなければと思った。せめて「許せる変な子」でありたいな、と思う。

何か、まとまりが無くてごめん。具体的な対策はまだ、出来てない。今は落ち着いて「世間様と合わせる努力」をする術を考えていきたいな、と思ってる。

ここまで読んでくれて、本当にありがとう

2016-07-11

選挙って自分投票した人が当選すれば投票してよかったと思えるのだろうけど

落選ちゃう無力感けが残って次から行かなくてもいいかなって思っちゃうのよね

当選側はポジティブフィードバックで拡大増幅効果がある一方で

落選側はネガティブフィードバック収束傾向

2016-07-03

#GGXrdR はやっぱり玄人向けゲーム

はじめに


1年半ぶりくらいに戻ってまいりました http://anond.hatelabo.jp/20141231004329増田です。

対戦格闘ゲームGuilty Gear Xrdシリーズの第2弾-REVELATOR-のコンシューマ版(PS3/PS4)が5月26日に発売され、およそ1ヶ月が経過したわけですが……あれだけ言ったのにまだ初心者向け施策の充実を謳うですか、もう許さんです!という気持ちでおります

色々と言いたいことはありますが、この増田ではひとまず段位システム問題について指摘したいと思います


ライトユーザモチベーション


本題に入る前に、まず検討しておきたいのですが、もしライトユーザオンライン対戦可能格闘ゲームを購入するとして、そこにいったい何を期待するかと言うと、家に人を呼ばなくても対人戦ができるという魅力ですよね。しかもう一歩踏み込んで考えると、それは誰が相手でもいいから対人戦ができれば満足というわけではないでしょう。できるかぎり自分と実力が近い相手と対戦して、勝ったり負けたりするのを楽しみたい、ということを漠然と期待しているはずで、自分よりも圧倒的に実力が上の相手との対戦ばかりやらされて「勝ちたければもっと練習しろ」とシゴかれることを期待するライトユーザなどほぼいないと思われます

ここをまずきちんと肝に銘じないといけません。「練習のためのモードが充実してさえいれば、ライトユーザが対人戦において容赦なしに実力者にマッチングさせられてボコボコに負かされるようなシステムであっても、ライトユーザ自発的練習するようになってついてきてくれるだろう」という考えは、完全に甘えです。

極端な言い方をすれば、ライトユーザは「上達することを主目的として格闘ゲームを買う」わけではないのです。対人戦で勝ったり負けたりするという楽しみがメインにありつつ、そこに付随する要素として、上達していくこと、上達のために練習すること、が位置付けられるはずで、つまり対人戦で負け続けることを当然視するようなマッチングシステムゲームは、ライトユーザにとってメインたる楽しみが欠けたゲームとして認識されてしまうのです。

「勝つために必死練習する気のないユーザはこっちから願い下げだよ、ウチのゲームは買わなくていいよ」と思うのであれば別に構わないのですが、わざわざ初心者向け施策を謳うぐらいなんだから新規ユーザ層を開拓したいんでしょ?もっとライトユーザに購入してもらいたいんでしょ?

だったら「上達する気のないライトユーザでも、実力差の適正な相手マッチングされて、勝率4~5割くらいで勝ったり負けたりを楽しめる」ようにゲームを作ることを第一に考えるべきでしょう。


またも機能していない段位制


その観点から言うと、今作の段位システムは最悪です。

前作について指摘(http://anond.hatelabo.jp/20141231155702)した中で提案した「入門の状態で10戦こなさせ、その勝率が悪ければ9~1級のどこかへと、良ければ初段以上のどこかへとスタート位置を割り当てる」という方式採用したのはよかったのですが、それを帳消しにする改悪として「10段まで降格が発生しない」仕様になっていることが、ライトユーザを負け続けさせる極悪なマッチングシステムの原因になっています

降格しない、ということは、どんなに勝率が悪くても対戦数を重ねていけば(10段までは)ジリジリと段位が上がっていってしまますよね。つまり10段までの各段は、勝率メチャクチャ高い人からメチャクチャ低い人までが混在する=実力差の大きい者どうしが同じ段位の中に詰め込まれている状況になっていて、段位が実力を全く反映していないことになるのです。例えば、入門で10連勝していきなり5段に入ってきたプレイヤーと、勝率1割程度ながら300戦以上してきたため5段まで上がってしまったプレイヤーが、マッチングシステム上は「同じくらいの強さ」とみなされマッチングされる、という現象が頻繁に起こります

段位を功労賞か何かと勘違いした者がこのような仕様策定したのかもしれませんが、このような仕様ライトユーザを喜ばせるどころか逆に苦しめる「名をとって実を捨てる」ものです。実際、低勝率のまま段位が上がってしまったプレイヤーは以下のような問題に直面します:

自分と実力の近い相手と戦いために自分より低段位の相手に対戦を申し込む(そして拒否される)」のも「手を抜かずに戦ったつもりなのになまじ段位が高かったがために『手を抜かないでください』と相手からメッセされる」のも、とてもとても屈辱的ですよ。功労賞なんぞという犬のクソ以下の価値しかないもののために段位を維持されるくらいなら、負け数に応じてガンガン降格してもらった方がはるかにマシだと思えるくらい。

昇格したと思ったらすぐまた降格してしまってなかなか段位が上がらない、というのをもどかしく感じるライトユーザもいるのかもしれませんが、かといって実力不相応な段位まで上げてしまうのは上記のような問題を必ず起こします。であれば、ユーザ本人の希望とは裏腹に、実力と段位を一致させるべく降格もシビアに行うシステムのほうが(特にライトユーザにとっての)モチベーション維持に資するはずです。


結論


まとめます


どの段位のどのプレイヤー勝率が4~5割程度に収束するような状態理想ですが、現状は程遠いですね。

ある段位システム・あるマッチングシステム採用した場合に、プレイヤーの動態がどうなるか・各段位の生態系がどうなるかはコンピュータシミュレーションでも検討可能かと思いますが、そういう努力すらしてないのか、それともそういう検討をしたうえでなおライトユーザはシゴいてもかまわないというスパルタ体質なのか。


アークシステムワークス TEAM RED の皆様へ


初心者向けを謳ってライトユーザを集めておきながら、上述したような屈辱を味わわせるのは意図してのことなのでしょうか。そうやってシゴいて去っていくライトユーザは捨て置き、生き残ったユーザだけ取り込めればいいなどと考えているのであれば、かなり極悪・性悪と言わざるをえません。あるいは、少数精鋭を自称するあたり格闘ゲーム熟練者のみで構成される集団なのかもしれず、ゆえにライトユーザ心理を全く理解できないのかもしれませんが、格闘ゲーム熟練者の視点から脱却できないままゲームを作り続けていることに疑問を感じないなら、それは趣味ゲーム制作であって、商業活動としては失格ですよね。前作からの繰り返しになりますが、初心者向けを謳うのはさっさとやめて、玄人だけを相手商売してください。

2016-06-25

http://anond.hatelabo.jp/20160625203530

ストーリーが無いからだろうな。

多く読まれる話ってのは、成功か失敗か、はっきりしたストーリーがあるもんだ。

地方にいつづけることが失敗で、大都市に出ることが成功っていうストーリーはわかりやすいだろ?

あるいはその逆のストーリーも注目を浴びる。

俺は東京に出た後に地元転職した口で、友人との関係性も含めてあなたと近い部分が多いと思うが、俺もあなたストーリーが割と薄いだろ?だから話題にならんのだろう。

それに、地元友達との交流地方での話ってのは、大体が「思い出」に収束ちゃうんだよな。わかりやすい変化や劇的な価値観の転換が少ないから、客観的に見ると「それってあんたの思い出話の域を出ないでしょ」ってなりやすい。

あんまりうまく言えんが、あんたの言いたいことはわかるし、あなたみたいな人と交流したい。

が、まぁ、増田だしな。これ以上の関係にはなれん。

twitterならたくさんいるんだけど、探し方が難しいんだよな。

ままならんよね。

2016-06-20

マネーモンスターを見た(ネタバレがあるよ)

なんかモヤモヤした。

全体的に面白かったんだけどね。

ハラハラしてなかなか引き込まれたし。

カイルモリーにボロクソ言われるところとかも

泣かしどころかと思ったらそっちか!ってなったし。

でもなんかオチスカッとしない感じだった。

最後の流れ

リーカイル連邦公会堂へキャンビーに会いに行く。

生放送中のカメラの前でキャンビーの悪事が暴かれる。

カイル警察に撃たれて死亡。

エピローグ

みたいな。

なんつーかカイルは救われてないんじゃないのかと。

結局キャンビーは社会的制裁は受けるっぽいけどカイル死んじゃってるしね。

キャンビーが言うように確かに法律を犯してるわけじゃなくて

でもそのキャンビーのしたことによって被害を被る人が出てきて

でも株価が上がってればその人達だってなんの文句もなくて。

最後プラスチック爆弾ベスト(実際はただの粘土)を着せられた

キャンビーに向かってカイルが言うんだ、謝れ、って。間違ってたと言えって。

銃を突き付けられ、起爆装置リモコンを目の前にかざされ、脅された状態

キャンビーは悪かった、wrongと叫ぶ。

それを聞いたカイルは納得したかのように、目的が達成されたかのようにリーの方を振り向き

起爆装置キャンビーへ放り投げる。(スイッチから手を離すと爆発する設定だったが実際は粘土なので爆発はしない)

瞬間、周りを取り囲んでいた狙撃から発砲され、カイルは命を落とす。

カイルはそれで満足だったのかなぁって思ってしまった。

キャンビーの企みによって全財産を失わされ(自業自得の面があるにせよ)

テレビ局に乗り込んでキャスター人質にとってまでやりたかったことが

悪かった、といわせることだったのかなぁと。

エピローグニュースで、キャンビーが起爆装置を放り投げられた時に慌てふためくカット

コラ動画としてvine拡散しているというニュースがあった。

今っぽいなぁと思った。キャンビーがしたことに対して、規制を強めようという動きが出るとか。

なにかしらの運動が起こるとか。そういうんじゃなくて、面白おかし編集して

嘲り笑う対象にするだけで終わり。(海外なんちゃら法で罰が与えられるってニュースもあったけどさ)

みんななんとかならないかな、と思っているんだけど、なにもしない、なにもできない。

ちょっと馬鹿にして、すっきりするだけ。そんな印象だった。

リーカイル連邦公会堂へ向かうところも印象的だったなぁ。

周りには野次馬がたくさんいて、番組でやっていたダンスを踊っていたり、カイル応援していたり。

またウォール街占拠だ!って息巻いていたり。

でもカイルが、イヤホンリーに渡しに来たロンを撃ってしまう。

そしたら蜘蛛の子を散らすように野次馬が逃げ惑う。

カイルはその中で、違うんだ、間違っただけなんだ、と独り言ちる。

なんかね、群衆無責任さを実感させられるような感覚だった。

やっぱり、解決してないんだよね。この一つの事件としては一定収束をむかえたけどさ。

ジョディ・フォスターが答えを示してないって言ってたっけ。うん、問題提起映画なんだなぁと。

ティが言う、来週はどういう番組にしようか?

この先どうなるんだろうね、どうしたいの?って聞かれてるみたいだった。

やっぱうまく言葉に出来ない。なんか良い感想書いてくれる人いないかなぁ。

2016-06-06

性的でない盗撮画像一般公開ヤバイとあるよね

http://anond.hatelabo.jp/20160605200100

このナンパ増田人生詰むのは全然構わないんだが、

近ごろ若者特に女性)が面白半分でウソ情報を添えて人物や場所写真を公開するイタズラが気になる。

2年近く前になるが、大阪神戸あたりで自動車ナンバープレートがハッキリと写った写真とともに

最近夜道を歩く女性連続強姦した男の車です。死者も出ている模様」

といったツイートが(少なくとも自分の周囲では)大変な話題になっていた。

当時、同じ親世代大人たちは、バカバカしいと思いながらも気にかかっていた記憶がある。

冷静に考えれば、本当に死者が出るほどの連続レイプ事件が起きれば、

少なくとも何らかの形で報道されるだろう。

だが、情報受け手10女性が中心だったせいもあり、客観的視点なんて度外視情報は広まっていた。

その噂が収束しつつあった頃、これも噂に過ぎないが、この写真彼氏喧嘩別れした女の子

腹いせに「こいつにヤリ捨てされた」といったセリフとともに写真ツイートを公開したところ、

事情を良く分からないフォロワー口コミに尾ひれが付いて拡散していった、という話を聞いた。

最初は非公開ツイートだったが、誰かが無断アップロードしたらしい)

結局のところはマナー問題しかないが、性的盗撮画像と違って

肖像権プライバシーに関する情報はあまり重んじられていないのが現状だ。

ことに若年層は何気なしに誰かを社会的抹殺できてしまうようなイタズラをすることもある。

それどころか「おもしろ画像」という扱いで、無邪気にリツイートされまくれ、

はや取り返しのつかない事態に陥った事例も少なくないのではないかと思う。

2016-06-05

以前、職場に病名がつかないけど不調、の人がいた

何かにつけしょっちゅう遅刻してきていた、30分とか1時間とかたまに午前休とか

腰がいたいとか、体調が悪いとか、なんだかんだと

けど傍目には仕事上でストレスがあるようにはまるで見えなかった

彼の担当業務が度を越して重いものというわけではなかったし、お客さんも友好的で関係は悪くなかった

なにより彼は周囲の意を介さず我を通すようなところがあった、まあジャイアンタイプ

そんな彼に精神的なストレスなんて想像もできなかった

人づてに彼が病院にあちこち行っており、それでも不調の原因がはっきりしないらしいことを聞いたが、そんなもんなのかね、と思った

ほどなく彼と自分は一緒に仕事をする事になった、新規プロジェクト

会議室の席順で、自分が彼より上方に座ったことで、彼が激昂したのを憶えている

なんで俺が増田の下なんだ!と

彼は新プロジェクトの主要設計担当でそれを自負していた

自分は彼と年は同じで業界歴は彼と同等だったが、その顧客プロジェクトに対しては自分新参だった

自分も内心彼の下であることを面白くなかったのはもちろんだったが、これまでのさんざんなプロジェクト経験から責任が軽いならそれはそれで楽でいいと思うようにしていた

ほどなく自分は別のプロジェクトに異動になった

その後、彼のいたプロジェクト炎上した

自分がいた頃から人は3倍以上に増えていた

納期リリースしたものが大トラブルで、泊まり込みの作業が続いているようだった

あのままあのプロジェクトにいたら自分も同じ目にあってたんだなあ、と胸をなでおろしつつもプロジェクトの様子を遠巻きに聞いていた

それでも徐々に炎上が収まっていき、半年後、自社の席で彼に会った

プロジェクト収束に従い集めていた大勢パートナー会社の方も終了し、もう彼と数人が残るだけだった

彼はそこまで変わったようには見えなかったが、とはいえ以前ほどの無邪気な明るさは感じなかった

その後、彼は会社を辞めた

人の気持ちや不調なんて結局、外からじゃ分からない

医者が見つけてくれるわけでも、上司が面倒見てくれるわけでも、同僚が察してくれるわけでもない、できない

から調子が悪かったら自分理由を見つけて、自分で方向決めるしかないんだ

辞めた彼のことは分からない

付き合いづらいやつだったけど悪いやつじゃなかったとは思う

2016-06-04

北海道の置き去り事件はてブ話題方向が気になったのでメモ

子供が見つかったことから、急速に話が収束していったが取り残された話題がある。

の子は本当に厳しい躾が必要な子だったのか

父親は本当にどこにでもいるような子育てに悩む父親だつたのか

当初父親証言から子供が人や車に石を投げたことから躾として山に置き去りにしたという情報があった

この情報から、主に子育てに悩む人やその共感から「石を投げるようなたちの悪い子供を躾るにはどうしたらいいか」のような議論に発展した

ただここで忘れてはいけないのは、この父親は石投げ情報前後に、山菜取りに行ってはぐれたなどと嘘を言ったり、最終的に置き去りにした場所を告げなかったり、事実と異なる発言を繰り返しているのだ

最初に嘘をついた理由について、父親は「虐待を責められるのが怖かった」などと発言している

おそらくここだけは真実なんだろう。世間体がとにかく気になる質なのだ

しかし、普通精神の持ち主であれば7歳の子と山奥で離れて、なお世間体を優先することはしないだろう。世間から叩かれることを回避するためなら子供危険晒すのも厭わない性質だ。それも場当たり的に嘘をつく。

であれば、「子供が石を投げる」という証言も、完全に虚言ではないものの「これなら置き去りにされても仕方ない」と思えるまで大袈裟に言っているんではないか?その動機はやはり世間の目への恐れだ

こういった異常行動への注目が子供生還で一気に解消してしまったのが気になる。

いや正確には一旦父親への行き過ぎた疑い(例えば実は父親子供を殺したのではないかとか)が上がってから反動で解消してしまったのだろう

今は「親叩き側の人間が悔しがって吹き上がってる」といえば何の話しても吹き飛ぶ状況だ

ただ推測で冤罪を被せるのは忌むべき行為だが、世間体を気にして捜査を遅らせたのは事実だろう。ここの病理に再度立ち返るべきだ

もちろん親に過大な責任押し付けられているという現状は理解できる。この父親必要なのは断罪ではなくケアなのかもしれない

ただ、普通の家庭では起こり得ない事故が起きているので、このままこの親子を忘れてあげるのが最良の結末だとはどうしても思えない

2016-06-02

また裏カジノで働いていた頃の思い出 第4話 女房カードは新しいほうがいい

 今となっては昔のことだから、もし関係者が見てても見逃して欲しい。歌舞伎町の小さなハコでディーラーをしていた時、店ぐるみイカサマをしていた。

 そこはバカラ1台しかない小さな店で、サクラが3人常勤していた。いつも同じサクラじゃ怪しまれるので、交代で外出していた。サクラじゃない常連もそれなりにいたので、そんなに怪しまれない程度にメンツを変えることができた。普段バカラ台に座ってだべっていて、客が来た途端さもゲーム中だったかのように演技をする。イカサマはいつもしてるわけではない。イカサマしなくても大抵の客は負けて帰るし、たまには勝ってもらわないと客が長続きしないからだ。といっても大勝されたり常連じゃない客に勝たれたりすると商売上がったりなので、イカサマが入ることになる。

 やり方はいくつかあったけど、代表的なのはめ組んだカードがあって、客がトイレに行ってる間にすり替える。組み方は例えば最後が赤いカード(♥か♦)で終われば次はプレーヤー価値で、黒いカード(♠か♣)で終わればバンカーの勝ちとか。色を逆にしたり偶数奇数にしたりバリエーションはいくらでも出来る。本物の客にカットされた場合は仕込みがずれた状態で始まるけど、数ゲーム収束して仕込み通りになる。バカラプレーヤーバンカーバランスが取れてないと店は受けない、という建前なのでサクラが勝つ方に賭ければ客は負ける方しか賭けれなくなる。さらに、各ゲームの1枚目と二枚目を入れ替えると勝敗が逆になるように仕込んでおいて、客の賭けた目が逆の場合シューターからカードを出すときさらっと2枚目から出して勝敗を変える事も出来る。

 カードを客の前でシャッフルする場合でも油断できない。新品のカードであれば1枚ずつ交互にシャッフルする事ができるので、事前に練習しておけば次のカードがわかる。簡略化のために10枚で1デッキだとする。

♠1♠2♠3♠4♠5♥1♥2♥3♥4♥5

これを2つに割って1枚ずつシャッフル

♠1♥1♠2♥2♠3♥3♠4♥4♠5♥5

もう一回2つに割って1枚ずつシャッフル

♠1♥3♥1♠4♠2♥4♥2♠5♠3♥5

これを覚えておいて、後は何度も同じようにシャッフル出来るように練習すれば良い。言うのは簡単だけど実際うまくやるのは難しくて適性がいる。こういうことをやるのは一部のディーラーに限られていた。口が軽いやつもいるので、信用できるようになるまではこういう話はしない。よその店では特殊塗料カードに塗って赤外線監視カメラで見て黒服サイン出すとかも聞いたことがある。検索すると確かにそういう情報もあるけど見たことは無い。

 シャッフルではなく、カードを伏せたまま台にばらまいて混ぜる方法通称やきそば」と言うんだけど(ローカル呼称かもしれない)、これでもある程度コントロールすることができた。これ今まで誰にも言ってなかったんだけど、池袋で大バカラを撒いてた時、赤4青4の計8デッキを使って前述の方法で1-3,10,J,Q,K(バカラでは絵札は0)のローカード、4-9のハイカードに分けておいて赤ローと青ハイ、赤ハイと青ローで分けて焼きそばしていた。カードを伏せたまま出した状態にして「ベットどうぞー」と呼びかける。これが赤ロー青ハイの部分で

プレーヤー赤赤

バンカー青青

となっていればプレーヤーは00や01などの低い点数である確率が高く、シューターの表面に見えてる次のカードが赤ならほぼバンカーの勝ちだ。もちろん確実じゃないので外れることも多々あるんだけど、勝率7割でもまる一日多少ハウスが有利になるようにカットしてればそれなりに勝てた。勝ち分の1%ボーナスとして支給するっていうから頑張ってたんだけど、割合としてはすごく少ないし、この制度始まって二ヶ月目にはガサ入れにあって美味しい思いはしていない。これやると片側に絵札絵札絵札の0点が出まくるので客にはよく怪しまれたよ。つーかボーナス1%って少なすぎでしょ!月間2千万勝ったのに20万円て。

 歌舞伎町の店は看板出して客が来るのを待つ店だったからまだ良心的だけど、マンションバカラとか呼ばれてた本当にアングラバカラハウスもあった。あらかじめVIPターゲットがいて、その客以外は全員サクラというやつ。これは短期決戦なのでえげつなくて一人の客から一晩で数百万、ディーラーの取り分は50%で一晩で200万もらったっていうやつがいた。俺もそんな仕事がしたかった。他に黒服が何人もいるのにディーラー50%ってことはなんかあったら責任とらされるって事かな。きっとそうだろうな。ちなみに闇社会では仕事の内容に関わらず利益折半が基本らしい。まあ難易度とか貢献度とかの違いで取り分で揉めても表に出れないし、常に折半としておけば一番平和かもしれない。

 カジノから離れて10年以上たってからmixiカジノコミュニティがあって、そこで知り合ったA宮に一緒にカジノに行こうと誘われたことがあった。場所新宿風林会館の近く。イカサマにハメる気かなあと思って疑ってたんだけど、誘ってきた彼は人懐っこくていい人っぽかったので一緒に行ってしまった。最近警察がうるさいか看板は出してないって言ってて、店の前で携帯電話して、防火扉開けてもらって店に入った。もうこの瞬間に「仕込みだ」って思った。防火扉開ける前はどうせだべってエロ話してたんだろ。俺もディーラーやってたかカジノ雰囲気はわかる。客だって話好きのやつもいれば無口な奴もいる。ところがこの店は皆一様にものわかりのいいサラリーマン風だ。騒いで大事にするのも嫌だし10万円両替して溶けた後はおとなしく見てた。A宮はもうちょっと粘ったけど、俺がやる気ないのを見ると一緒に店を出ることになった。この時はまだA宮も騙されてるんじゃないかなとちょっと思ってた。彼はそれくらい演技が自然だった。しかし今は確信している。A宮、いや、アマミヤ!お前もグルだろ(どうせ仮名だろうけど

 この文章を書くにあたっていろいろ昔の事を思い出したりしたけれど、次回で最終回します。というわけで、今回はここまで

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バックナンバー

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881140549

2016-05-24

ガジェットYoutube終わった

瀬戸浩司が長期間動画アップロードしていないことに象徴されるけど、何かYoutubeにおけるガジェット系の盛り上がりは収束した感ありあり。

某Panatuber連中もあんまりガジェット関係ない話題ばっかするようになったし。

そもそも、ガジェット系の盛り上がりって、Apple製品ブームと連動していたような気がするんだよな。

Apple製品ってちょいお高めだから、Youtubeレビューみてから買おうって人が多かったんだな。

でも、一通りApple製品も行き渡って、あとはカメラとか撮影機材の話題がメインになっていくと、

あとは金持ちが金で相手を殴るような動画ばっかりになって、一般人の手の届かない世界に入っていった。

まあ、それはそれで面白かったんだけど、そうなるとどうしても排他的コミュニティ収束していって、

今までガジェット系を見てワクテカしていたキッズ達は

「MAHOTO」とか「はじめしゃちょー」みたいなバラエティ系に転出してしまった。

残されたのはカメラヲタPCヲタみたいなオッサン連中ばっかで

当然連中はキッズと違って仕事リアル生活の面倒臭さも引き受けなければならないか更新速度も遅くなる。

そうこうしているうちに、定期的にYoutube動画を鑑賞するという習慣を失ってしまった視聴者が増えたみたいだ。

そもそも、Panatuber連中もリアルタイム配信ばっかやるようになって、

Twitterで彼らをフォローするくらいの熱心な囲み以外は連中の動画を見なくなったんだろう。

2016-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20160522224557

一言で言えば平和主義のせい

日本平和主義は「事を荒立ててはいけない」に収束しちゃったから苦難に耐えてそして自殺するってのが普通に通るってわけ

理不尽への反抗は「戦い」だから

はてなはいつまでキチガイユーザーを野放しにするのだろうか

古今東西あらゆるネットコミュニティ崩壊する流れは1つである

それはキチガイ排除を行わず「いじり」と称してキチガイと戯れることから始まるのだ。

1.ユーザーが増える

2.ユーザーの中に頭のおかしいのが現れる

3.一部の馬鹿がその頭のおかしい奴を玩具として受け入れる

4.まともなユーザーは頭のおかしユーザーと戯れている姿に違和感を覚えて日に日にいなくなる

5.全体における頭のおかしユーザーおよびそれで遊んでいると称する馬鹿比率が高まっていく

6.キチガイ馬鹿が内輪でつまらない妄言を繰り返すだけの空間になる

7.まともなユーザーはいよいよいなくなり新規ユーザーおかし人間だけになる

8.まともでない者達は無駄なことに時間を割いてばかりいるので創造性がなくコミュニティ生産性が0へと収束する

9.ユーザーキチガイ生み出されるものは0の救いようのないコミュニティが出来上がり遂に話題内輪ネタ無限ループ

10.さしもの馬鹿も同じことばかり繰り返す自分たちの愚かさに気づいていなくなる

11.キチガイはいつの間にか精神病院に送り込まれたり自殺したりしていなくなる

12.そして誰もいなくなった

2016-05-21

[] おじょじょじょ3巻

1巻から通して読むと3巻の表紙をはじめ絵のクオリティが上がっていることがよくわかる。

話も洗練されてきてはいる。

3巻はまるまる妹編。いい感じで主役やワキに配置しておりいいアクセントとして機能させながらも展開し姉と妹の確執もなくなるという見事な収束

ただクール教信者の悪い癖が出てきた。

彼はたくさん書いている作品を繋げたがる。登場人物が被ったり知り合いや血筋がいたりとか。

ゼルダの伝説やらドラゴンクエストやはては過去作品などによくあるやつだ。詳しくは知らない。なぜなら嫌いだからそういうの。

ナシでも楽しめるが知ってるとニヤリとするという感じの遊びが嫌い。その作品100%楽しめなくて損をした気持ちになるから

そういった気持を持ったのでクール教信者作品は徐々に買わなくなり、ついにはそのお遊びがない「おじょじょじょ」と「小森さんは断れない」だけ読んでいたのだけど3巻でついに悪い癖がではじめた。

4巻で最終巻ということだから我慢して買うけどもそろそろ控えてほしい。

あともうひとつの悪い癖としておっぱいの大きい女性を出さないと気がすまないほうは別に嫌いじゃなくてむしろ大好きなのでどんどんやってほしい。

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