はてなキーワード: dMとは
私の好きなカプ(以下AB)で活躍している絵師(Zさん)が同人誌を出した。
それがまじでやばい。
というかZさんがまじでやばい。
二次創作しないでくれ。
ZさんはABでは古参の絵師で一昔前の絵感が否めないけどすっごい人気がある人だ。
フォロワーも余裕で4桁。
何故そんなに人気があったかというとAB界隈はZさん以外あまり絵の上手い人がいなかったから。
でも原作でABの絡みが多くなってくると徐々に描く人が増えて来てZさんよりも上手い人がいっぱい出てきた。
Zさんは一次でも漫画を描いているらしいんだけど「私一次でも活躍してるんですよ」マウントがすごい上に、性格もちょっと強めなのでそれも相まって人気がみるみる低迷していってしまった。
フォロワーは相変わらずの4桁だけどファボやリプの数は目に見えて減っている。
残った親しいフォロワーはみんなZさんの信者みたいな人達ばかり。
他の人がどんどんABの本を出していっても二次で本を出した事が無いZさんは支部にちらほらイラストをアップするだけだった。
他の人気絵師の本が虎で特集を組まれたりそれが話題に上がると目に見えて不機嫌になったり人を下げたりして見るに耐えないとはこの事だなと思っていた。
そんなZさんがとうとう待望のABの同人誌を出す事になった。
進捗をアップしては「全然作業終わらない〜><」みたいな構ってツイートを散々してとうとう完成した本。
何部刷ったのかは当然知らないけど虎でも支部でも即完売したらしい。
もうZさんの浮かれようといったらなかった。
「『私が買ったから他の方が買えなかったんですよね、すみません』ってDMも頂いたんですけど全て私の落ち度です(涙)」
とかそんなツイートばっかり。
まぁ嬉しいんだろうな再販もするんだろうな、と思っていたら数日後に目を疑うツイートをしていた。
「近い内に再販しますが、受注生産を考えています。在庫を抱えたくないので受注制です。それが完売したら支部と虎で電子書籍販売を考えています。」
もう本当にやめてくれ〜とひっくり返ってしまった。
受注生産、電子書籍、頒布じゃなくて販売、と同人禁止事項のロイヤルストレートフラッシュかよと鼻血が出そうになってしまった。
でもそんな事Zさんに言えない。
何故ならZさんはご自身で考えた事が絶対間違えていないと思っているし自分に意見するやつはどんなに丁寧な言葉で諭しても全員敵だから。
以前AB界隈がZさんを中心に回っていた頃同人グッズを受注生産しようとした事があった。
当時からZさんの言う事、やる事はぜった〜い!みたいな風潮があった(そもそも同人初めてみたいな人がABには多い)けれど勇気を出して同人経験者のフォロワーがそれを注意した。
その時は不貞腐れながらもやめたんだけど当然注意したフォロワーの事はその後無視され界隈から去った。
そんな経験がありながらも結局何が駄目なのか分かっていないみたいなZさんに私はもう呆れてしまって物も言えない。
私がZさんに無視されたり怒られたりする覚悟で注意すれば良いんだろうけどまだABで活動したい私としては余計な争いは避けたい。
所謂ゆるパクとやらをされ続いている。
完全に線が一致するトレパクとか同じ1人にいくつもされるとかなら堂々と被害者ぶれるけど、同じジャンル内だけど同じ仲良し絵師グループ内でもない何人かにやられている証明ができない状況がずっと続いているので少しずつ疲弊していく。
以前、試しに匂わせツイートをしてみたらその中の1人が逆上して大暴れしたのち垢消しをしたので怖くてそれ以上迂闊に牽制することもできない。さらに、その人がパクっていたということを暗に白状したので余計にただの自意識過剰ではないのかもしれないと気にするようになってしまった。
てかさ、な〜んでほぼ全員フォロワーなのにやるかな〜〜〜、上手くやってるつもりかもしれないけどパクられてるな〜ってなんとなくわかるよ。
村ジャンルだから交流はあまりしていなくても通知欄だけでだいたいの絵描きの名前は知っているし、今まで全員私の絵を見たことがあるということも覚えている。元々かなり民度低いジャンルだとはわかってたけどあんまりにもあんまりだろ。
他にもDMで変な絡まれ方をされたり、マシュマロにも怪文書が届いていたりする。
上の2つは前のジャンルでもその前のジャンルでもそこそこあったので、なにか癪に触るようなことを言ってしまっていたのかもしれないと今のジャンルではほぼ発言していないのにあまり効果がないのでもはや対策のしようがない。もうそういう星の元に生まれてしまっているのかもしれない。
ここまで書いておいて自分でも被害妄想が行きすぎてるのかもしれないと恥ずかしくなってきた。
そういう人たちは大手にはそんなことやらないので本当に絵が上手いわけでもなくて真似しやすい程度の絵だからやってるんだと思う、そこまで舐められているという事実もなおのことつらい。
私が知らないだけで他にもやられている人はいるのかもしれないけど。
みんなやめてくれないかな、無理だろうな。
ごく微妙な差異だが、前者は差別ではないと思われる。後者は差別だ。
「スラム街出身者の多くが犯罪者」という統計があればそれはただの事実で、スラム街を作ってしまう社会に問題があるという意味で市民に責任はない、って議論ができるものの、統計自体はデータとして否定できない。
しかしだからと言って「スラム街出身者のその人は犯罪者」とは限らない。「ネコを飼っている人は犯罪者でない」って統計があればネコを飼っているスラム街出身者は犯罪者ではない。限定的な統計を当てはめるよりもまず調べるべきは当人がネコを飼っているか否かになる。コミュニケーションを持って彼自身の人間性に迫るコストを割かないのは怠慢である。怠慢で個人を断罪するのは理不尽だ。
この言い方は 100% の統計でもない限り個人にも適用できるので差別である。
統計ではないナイーブな実感を市民が語るのを抑圧してしまうと、被害体験を告白できなくなってしまうのである程度大目にみるべきだ。
ただし、根拠の薄弱な統計は偏見であり、まさしく差別である。さて元増田の推測は n=1 からくる妄想か…?
弱者女性という設定でTwitterアカウントを作ってみて頂ければわかると思います。ヤリモクの男性のアカウントからDMが届きますし、他の弱者女性なマッチングアプリで出会った彼氏にDVされて悲しくてODした、のようなツイートをしょっちゅうしているのを目にできます。
わたしは中学生の頃に家庭環境のストレスから拒食症と強迫性障害を発症し、何度も精神科への入退院を繰り返してきました。幼少期からの虚弱体質に加えて、精神的にも不安定で弱い人間です。高校は通信制、大学は行っておらず、今は姉の仕事の手伝いで細々と暮らしています。
このような弱者女性当事者として、いわゆるメンヘラを狙う男性の殆どは、支配欲や性欲から近づいているというのは、事実だと思います。信じられないのならば、弱者女性という設定でTwitterアカウントを作ってみて頂ければわかると思います。ヤリモクの男性のアカウントからDMが届きますし、他の弱者女性なマッチングアプリで出会った彼氏にDVされて悲しくてODした、のようなツイートをしょっちゅうしているのを目にできます。
ただ、メンヘラと気づかずに近づいた男性の中には、情に駆られて「理解ある彼くん」になることもあります。相当重度でない限り、女性の場合見た目から障害がわかりにくいです。また、レアケースですが人間とは不思議なもので、交際中はメンヘラ女を虐げ浮気三昧だった男性も、デキ婚を期にすっかり付き物が落ち「理解ある彼くん」になることもあります。
ただ、これらは全て運が良かったケースです。運が悪ければ、、、最悪の場合、自殺願望のある女性をTwitterで探して殺したような男性の被害者になります。自殺オフでの強姦が多いのはご存知でしょうか?悪い人間はいつも弱みにつけこみ搾取しようとするものです。
わたしの知る限り、「理解ある彼くん」のいる弱者女性は圧倒的少数派です。そもそも身近な人の精神疾患に理解を示せる人自体が、体感2割程度ですし、初めから障害者とわかって付き合おうとする人は少ないです。傷のあるりんごと、ないりんご、どちらもあるなら後者を選ぶのが人間です。
「障害者の女だから」という理由で近づく人は、絶対とは言えませんが、何か心に歪みのある場合が殆どです。俗に言うイネイブラーもいますし、コントロールしやすい女性を好む男性もいます。そのような男性の存在が、弱者女性にとって良い影響を与える事もありますが、悪い影響を与えることも多いです。精神障害を持つ人間にとって、対人関係のトラブルは病気にダイレクトに深刻な被害を及ぼします。これは断言できますが、そのような悪影響はほぼ100%、自殺・自傷・再発・悪化に繋がります。弱者にとって、恋愛のリスクはとても大きいです。
リスクを乗り越え、宝くじに当たり、「理解ある彼くん」を手に入れた女性の未来も、必ずしも明るいものではありません。恋は一過性のものです。恋の盲目の効果は次第に切れていきます。次第に「理解ある彼くん」は疲弊していきます。そうして弱者女性は振られることも多いですし、付き合い続けたとしても、共倒れしてしまうことも多いです。初めは皆、理解を示そうとするものですが、それが続く事はとても少ないです。恋人は精神障害を治す魔法の薬ではありません。
「理解のある彼くん」の話をしていた人が、後になって別れている事はよくあります。さらに、いわゆるメンヘラのわたしたちは、恋人ができた時、過剰に美化し、熱烈に愛し、依存してしまうことが多いです。優しい普通の人が、初めに示すほんの少しの努力を針小棒大に話すこともあります。それは、家族や周囲から優しくされた経験が少なく、まいがあってしまうためです。見栄の嘘ではありません。
障害者が、理解のある恋人を得てサポートを受け続けるのが難しい事はわかってもらえたと思います。ですが、逆に交際後、結婚後精神疾患を持つようになった女性はそこそこいるようです。しかし、彼女らはもともとは強者です。鬱などになる前までは、学歴やキャリアを普通に積んできた人間です。そういう意味で、わたしのような弱者よりはずっと上の存在だと思います。学校や就職に耐えられる程度の健康さは待ち合わせていた側なのです。
最後にわたしの話をします。わたしは摂食障害を抱えていたため、脱ぐと皮膚がかなり弛んでいます。肌も以前よりはマシですが年齢+7歳は老けて見えます。長年の不摂生がたたって、ホルモンバランスも崩れていますし、体つきも直線的で女性らしくありません。また、極度の虚弱体質とメニエール病のため、性行為は失神すると思います。こんなわたしも20代前半の頃に、2人とのお付き合いの経験があります。あまりいい思い出ではありません。1人目は10も年上で、支配欲の強い人でした。2人目は、いいところも悪いところもある普通の人でしたが、わたしの身勝手な態度で振り回し、疲弊させてしまいました。結果、彼のキャリアに穴けさせ、お互いにとって最悪な関係で終わりを迎えました。恋人ができる事自体、男性の弱者にとっては羨ましい事なのかもしれません。ですが、私にとっては羨ましがられるような幸せな経験ではありませんでした。
わたしは、件のブコメを差別や侮辱だとは思いません。端的な事実であるからです。むしろ、そのようなリスクを隠し、「あなたにも理解のある彼くんが出来るはず」「彼氏を作れば治るんだから」と弱者女性の背中を押すことのほうが残酷だと思います。
献身することも、献身されることも難しいことです。犠牲が伴います。だから、国からは嫌がられることかもしれませんが、公助に頼って欲しいです。長くなりましたが、わたしの言いたい事は以上です。
匂わせ投稿を二人で巧妙にするな
匂わせするなら付き合ってるとはっきり言え
言わないなら匂わせるな
何がフォロワーとだ
何が同行者とだ
何が家族とだ
彼氏って言えよ
彼女って言えよ
旦那って言えよ
男、DMで嫁が〜とか言ってマウント取ってくるならTLでも言え
それに反応してる他の男が滑稽だ
本棚が
食器が
飼い猫が
浴槽が
始めたガーデニングが
見切れてる事典のような専門書が
一致してるのはわかってやってんのか
わざとやってんのか
気づいてほしいのか
言ってほしいのか
こちとらお前らがはっきり公表しないものまでわざわざイジりたくないんだわ
独身拗らせて価値観が荒れ、生活が荒んでた二人の価値観と生活がどんどん良くなっていくのを見るのが辛い
ついに夢にまで出てきて辛い
オタクがオフ会で出会って結婚するまでを断片的に見せられたから辛い羨ましい妬ましい
匂わせはやめてほしい
あと
Twitterの友人?に絵を送った。
コロナ陰性ではあるものの、熱が長いこと下がらず、辛いらしい。
辛いとはいえ、死にそうなほどではないらしく、Twitterで呟いてはいろんな反応もらっていたり、lineで誰かしらと話しているようだ。
何かしらの励みになれば、と思っていつも以上に丁寧に描いたつもり。
そして、返ってきた返事は
そして、またTwitterで暇だの辛いだの師匠の絵には遠く及ばないから頑張らなきゃだの、呟いている。
…まあ、俺が勝手にしたことだし、まあ、まあ…でも、なんかもう少し反応ほしかったな。
なんか、しょーがねーな、後で捨てるからとりあえずこっち渡しとけ、的な…
今度一緒に旅行しようとか言ってたけど、やめるかな。
というか、あいつ死んでも葬式来る奴いっぱいいそうだし、もう、ミュートしようかな。うざったいや。
ああ、だめだ。自分の陰気な部分が出てきそう。
辛い。
望んだわけでもないのに今まで全く女っ気が全く無かった。
毎度毎度、女性に勝手に一方的に好意を持ってしまっては引かれる。
仲良くなりたいと近づいたら、塩対応でそれより先に行けない。
その割には、彼氏持ちや既婚者には「彼女出来そうなのに」「結婚したらいい旦那さんになりそう」
って言われる。勘弁して欲しい。安全圏から無責任なことを言わないで欲しい。
もし同じことを言った経験のある女性は、自分がって意識がない限りは頼むから止めてあげて欲しい。
昔いいなと思った子達は大抵同年代のライバルがいた。もちろん勝てなかった。
少し前いいなと思った子達には既に彼氏がいた。
平日朝晩オナニーして、休日は4,5回オナニーするのやめたい。
もし、若い頃のどこかで彼女が出来て1度は発散できたらここまで執着しなかっただろうか。
世の中の人達はやることやって、その度にガス抜きできてるのに、
一度も達成できない俺が毎日数回やるのは異常だなんて思わないで欲しい。
セックスがしたいだけでは、と思うだろうがそりゃしたい。
セックスがしたいだけならとっくの昔に風俗に行っている。それでは解決しない。
自分に好意を持って笑いかけてくれる女性がいるってすごいね。羨ましい。ものすごく。
恋愛結婚報道で若干の落胆を自分がしてしまっていることに気づいてから、いちいち覚えたり活動を追うのを止めた。
よく言われるどうせ自分が付き合うわけでもないのに~というツッコミはそのとおりだと思ったから。
でもはっきりと線引をした心構えでファンになるには自分には難しかったので、最初から追わないようにした。
仕事で余暇時間が減ったということもあり、純粋に作品だけ見て楽しむというスタンスに落ち着いた。
オナニーの日課でエロ同人作家をフォローしておかず集めに興じているが、
ツイートを見てると作品だけじゃなくてその先の作者にも興味を持ってしまうのは
自分でもやべーやつだなと思ってる。
そういう人たちがある日結婚しました、子ども生まれましたと発表してると
意識の表層ではめでたいなーとは思うけども、
自分でも思うが心が腐っている。
どこかでネガティブな共感を求めてオタク趣味に逃げてしまっていたところに、
男の友達はそれなりにいた自負はあるんだけど、皆ほとんど結婚してしまって疎遠になり、急に寂しくなった。
30歳600万なら婚活でいけるだろ、と言われてやってみても駄目だった。
身だしなみを整え、ケチらず、押し付けがましくならず、相手の反応に合わせて会話を楽しむよう心がけた。
それをネットで愚痴ると、顔が相当ブサイクか性格が悪いんじゃないのって毎度毎度同じ結論にされるのも辛かった。
(性格が悪い、のくだりは前述した内容からすると否定できないが、会話する内容は朗らかになるように努めていた)
ハゲでもデブでもないけど身長が163cmで低い。検索条件に身長を入れられると一発で検索外になる。
外国人と交際はできないか、と第二外国語を勉強したバカな時期もあった。
外国語学校に行き、一応検定も受かるまでには習得したが、そもそも知り合いが出来るチャネルがなかった。
言語交換サイトは大抵相手の言語に合わせないと会話が成立しないことが多く、日本語でやりとり出来るような人はほぼいない。そして長続きしない。
まったくもって浅はかな考えだった。
コロナの影響でテレワークになり、いよいよ外出は食料調達程度になり
人と会話する機会もがくっと減った。
なんだか、もう、どうしようもないのかな。
画用紙にクレヨンで描いた幼稚なイラストを、過去によく母親や幼稚園の先生に見せていた。「描けたよ〜!見て見て!」……と。すると、それを見た大人は言う。「わぁ!上手に描けたね〜!」
珍しい体験ではないだろう。現に私もそう褒められた過去を持つし、子どもが絵を描いたら皆そうやって褒める。
腐女子の私もTwitterを始めた頃は、パースも構図もデタラメなBLのアナログな落書きを、写真に撮って投稿していただけだった。しかし数少ない閲覧者にいいねやRTをもらい、たまにリプをもらい、だんだん自信をつけていったのだ。そしてアナログから板タブになり、液タブを新調し、iPadで絵を描くようになった。次第にフォロワーも増え、本を出し、アンソロに参加し……。まだまだ欠点だらけなものの、以前よりも多くの人間に絵を見て貰えるまでになった。
振り返れば、ここまで同人活動を続けてこられたのは、フォロワー1桁代の頃の数人による反応が大きい。言うなれば幼子にとっての『ママ』である。絵を見てもらって褒めてもらう行為が、どんなに貴重であるかを今回の事件で痛感したのだ。
私の表現を不快に感じる人も居るだろう。反応がなければ絵を描かないのか?自分が絵を好きなら問題ない?他人の評価など気にしない?そう思う人はそれで大いに結構。だが私はそれを踏まえても、やはり多くの人に作品を見て欲しいし、その承認欲求が大きなモチベーションとなってきた。絵を投稿したあと、ソワソワと5分ごとに通知欄を覗く人以外は以降の文章を読まないでくれて構わない。
これから書き連ねるのは、私の懺悔と後悔も含んだ、小さくも悲しい出来事である。説教したい訳では無い。ただ思ったことを垂れ流している、ただのオタクの戯言である。
さて、今回の事件は──ただのフォロワー同士の諍いなのだが──、Twitter上で『ママ』を求めすぎた絵描きによるものだ。その絵描きはフォロワー数よりフォロー数のほうが多く、いいね数もほぼ無いオリキャラ絵をよく描いていた。よくリプを頂くので私は彼女と相互なのだが、正直に言って絵が上手くない。投稿頻度が高くTLを追いにくいため、こっそりミュートにしている。
この時点ではただの絵描きだ。だが彼女は違った。相互になった絵師や小説書きのもとに、DMやリプで自身の絵を貼っつけるのだ。相手の推しキャラや推しカプではなく、自身の考えたオリジナルキャラを。そして感想を求める。いいねやRTを欲しがる。彼女はそういう人なのだ。
私も例に漏れずその絵を送られる対象のうちの一人であったが、適度に受け流していた。無視したり侮辱したりしては、彼女を傷つけてしまうと懸念したからだ。この頃、私は自分が絵を投稿した初期にフォロワーから『ママ』のように褒められていたことを自分に投影し、「自分よりも下手な絵を褒めてあげる私って素敵!」などと酔っていたのかもしれない。少なくとも、尊敬の念で褒める気など微塵も無かった。それこそ幼い子の絵を褒めるように、『この装飾が素敵だね』『可愛い色使いだね』『雰囲気に合っているね』など。毒にも薬にもならないようなコメントをしていた。
しかし、そのコメントは彼女にとって承認欲求を満たす麻薬になっていたらしい。私以外の人にもそういった感想を求め続けた。他の絵師にもその行為を繰り返し、受け流すことで承認欲求は倍増した。「あなたも○○ちゃんから絵送られてきた?あれってどうしてる?」などと他のフォロワーから相談されたこともしばしば。腫れ物に触るように、私たちは彼女を取り扱っていた……と、思う。
昨夜のことだ。とある絵師が投稿した作品に彼女はリプライで自分のオリキャラ絵を貼った。しかし当の絵師は無視し、それを見て彼女は拗ねた。メンヘラ気質なことは知っていたが、その行為ひとつで病みツイを連投し、あからさまに拗ねたのだ。(『拗ねた』という表現をあえて使わせて欲しい。それほどまでに幼稚だと思えるからだ)
絵師はエアリプで「私だって興味のある作品を選ぶ権利はある」とのこと。その通り。絵師には同情しかない。だって絵師本人は何も悪いことなどしていないのだから。とはいえ、ある意味で私のほうは重罪だ。適当に褒めそやして、彼女の承認欲求を膨らませてしまったのだから。
絵描きのはしくれである私としては、絵を描く行為を好きでいて欲しくて、そうやって褒めていた。しかし、私は彼女の良き『ママ』にはなれなかった。適切に指摘し、良い方向へと導くことは出来なかったのだ。ただただ自尊心を高めるだけで、彼女自身のスキルを成長させるには至らなかった。
そういえば──。幼稚園の頃は落書きを褒められていた私だが、中学生の頃、美術の時間にクラスメイトから言われた。「お前の絵、それだと腕の動きおかしくね?」
今でもセリフを覚えているのだ。当時は悔しくて悔しくて仕方なかった。なんとか笑顔を繕い、「え〜?何それひどくなーい?」と笑い飛ばした。だが、クラスメイトの言葉はその後の私を大きく変えた。確か、その頃からだろう。私が人体パーツを意識するようになったのは。過去の絵を光に透かして、反転した絵が歪んでいたと自覚したのは。
お絵描きをするのに大切なのは、褒めてくれる『ママ』ではない。ズバリと指摘してくれる『クラスメイト』が必要だったのだ。そしてそれをバネに描きまくる不屈の精神と、自己を分析し見直すポテンシャルも同様に不可欠なのである。そこまでして絵を描かなければ、膨れ上がった承認欲求など満たされないのだ。世間はお前のママじゃない。そんなにSNSは生ぬるくない。
思えば、私がパースも構図もぐちゃぐちゃな頃に褒められていたのも、別に私が無条件に愛されていた訳では無い。当時は、下手でも下手なりに工夫や伸び代が見られたからこそ、フォロワーは褒めてくれたのだろう。「描く度に色塗りが上手になってる!」「どんどん自分の絵柄を確立しているね!」と、フォロワーは私の絵と向き合って評価してくれていたのだ。『ママの甘やかし』ではなく、適切な評価だったと、今更になって思う。
もちろん、絵が下手なまま、話が面白くないままSNSに投稿し続ける人はいるし、それが悪いとは微塵も思わない。無条件に認めてくれる存在を求めるから反感を買ってしまうのだ。
そういった面では私も当然未熟者だ。高い評価を得る絵師を見ては、劣等感を感じ、深く落ち込む。予想していたよりも投稿が伸びなければ、反動で承認欲求がどんどん膨れ上がる。だがそれではダメなのだ。自分の絵が認められないのは、そうである理由が存在するはずだ。成長なしに、手放しで褒めて貰おうなど甘ったれた考えでしかない。この事件を通じて私は痛感した。己のいい加減さと、未熟な考えを。
結局、彼女は筆を折るのだろうか。まだ絵を描き続けるのだろうか。私のもとにオリキャラ絵が届けられた時はなんて言おう。当事者の絵師は今後どうなるのだろう。
とはいえ、絵描きはいつでも褒めてくれる優しい『ママ』の存在を、心の奥底では欲しがっている。私も無意識のうちに『ママ』を求めているのだろう。きっと、この甘えん坊状態はいいねの数を気にしている状況ではずっと変わらないはずだ。絵描きとして、早く独り立ちしたいものである。
https://anond.hatelabo.jp/20210204192802
5年前、増田と似たようなことをしていた。
フォロワーは4桁もおらずフォロイーもそんなに多くなかったが。
4桁フォロワーということは人気ジャンルだろうが、一次創作の可能性もあるのだけれど、私の話は二次創作ジャンルでの話であるので二次創作という呈で話を進めさせてもらう。
5年前の私はジャンルを盛り上げなくてはいけないと思っていた、ただでさえ過疎ジャンルであるからして、よそ様が描いたもの書いたものに反応しない意味がわからないと感じて生きていた。そうしなければこのジャンルは死ぬ。本気でそう思っていた。私は文も絵も描くが、更新頻度も毎日(ひどいときは1日数枚)絵や漫画や小説をアップしていた。話がそれるが毎日更新する人間は嫌われ飽きられがちなので更新は週一くらいが妥当である。で、だ。私はフォロワーが描いたもの・書いたものには必ず反応をしていた。RTをしふぁぼをし、直接リプライで感想を送り、リプライでおさまらないときはDMをし、リプライをするのがおっくうなときはRT後にコメントをしていた。反応の最低ラインがRT・ふぁぼである。だってそうされたほうが嬉しいからである。嬉しいし、ジャンルは盛り上がる。そう信じていたので、来る日も来る日も描いて書いて描いて書いてあますことなく他人の作品をRTふぁぼしては褒め、褒め、褒めしていた。私の行動はエスカレートしていき、わざわざ検索してFF外からもRTふぁぼリプライDMRT後のコメントとかをしていた。気が狂っている。
こういうことを続けているとどうなるかというと、疲れる。ものすごく疲れる。その日の気分が乗り気でなくとも、誰かが何かを生み出せば強制的に気分をブチ上げていたことになるので、そりゃ疲れる。私はフルタイムで仕事もしているしそのあとに絵や文を描いていた。二次創作以外の趣味もあるのでそっちのこともある。家事もやっていた。うちは完全自炊だ。しんどくて当たり前だし、しかもこうなると、与えた分だけ返してこない相手が、ものすごく憎くなるのだ。自然とそうなる。普段はもらったら返すが基本! というマインドで生きていなくても、自動的にそうなるのだ。
何でよ? と思った人は同じことを試してみてほしい。絶対にそうなるから。理屈じゃないのだ。
ちなみに二次創作だけではなくて家事だとか育児だと会社だとかの同じ仕事をしている同士とかもこうなるだろう。相手がいて、自分が必死になっている状況下だと、無理をする以上、必ずこういうことが起こる。
なので増田は気付かないだけで無理をしてると思う。義理や思い込み(相互になったからにはこうするべき! という思い込み)でやりたくないことをキャパシティ以上に励んでしまったんだと思う。ただの考え方の癖の問題だし育ってきた環境が違うから好き嫌いが否めないだけのアレである。他人のことを気にして筆を折るとかスタイルを変えるとか、そういうのはほんっとうに心の底から、増田がもったいない。増田の心や時間がもったいない。今すぐに相互フォロワーのことは忘れて、忘れようとしてもしんどいときは友達などに愚痴りうまいものを食いにいったり楽しいことをしたりして自分のペースを取り戻してほしい。
特にTwitterとかがそうだけど、わざわざ検索してまで絡んでくるような奴がいる界隈の話題なんて出したくはないわ
カードショップのやばい店長の話だって、絡まれたくないからわざわざ伏せ字とか隠語とか使って書いたりするわけじゃん
映画秘宝だっけ? アレもそうでしょ、検索して来てDMぶつけてくるんだからさ
そういうのめんどくさいわけ、すげーめんどくさい
単純に不快だし
あとなーなんつーか「啓蒙」して来ようとするその傲慢さってのかな、知ったら必ず思うはずだよ!的な話され方って拒否反応あるんだわこちとらよ
宗教とか陰謀論とかとあんまし変わんねーんだわ、良いか悪いかとか本当か嘘かとか以前に不快なの不快
タグを連投してトレンドに入れて喜ぶのも結構だけど、知らんのじゃそんなのは
本当に賛同してる人が多いとか少ないとかそんなんわからんわ、トレンドに乗るかどうかなんて
アカウント数もわからん生身の人間の数もわからんじゃなんもわからんからな
駅で駅員に対して猛抗議してる人がいてそこに近付きたいかって言われたら、近づきたくないんだわ
もしかしたら駅員の対応がクソだとか抗議してる人があまりに正しいとか、そういう事とか関係なく近づかないだろ? 一緒や一緒
え? わざわざ話聞きに行って一緒に抗議する? 結構な事だ、やればいいわ
みんなで抗議しようとかは言うな、勝手にやってくれ
1) 元々出世意欲が低く打診しても断られる
まるで“山口先生が知らない問題”であるかのような口ぶりだが、2)と3)は山口先生の解析で男女の賃金格差の主因足りえないことが示されている(個別でも組み合わせても)。山口先生が研究で(たぶん)扱っていない1)についても要因の一つたり得るがエビデンスは少ない。
1) → 出世意欲の男女差では賃金/管理職割合格差を説明しきれない(調査も少ない)。
2) → 勤続年数が同じ(寿退社しない)でも格差は残る。また夫選びは勤続年数に影響を与えるファクターたり得るが、勤続年数そのものは格差の主因ではないことは今言った通り(※7)。
3) → 学歴で補正しても格差は残る。また大学での専攻の男女差でも格差を説明しきれない。
※7:ダグラス=有沢の法則というものが知られており、これは夫婦間の給与格差が大きいほど妻の就業(継続)確率が下がるというもの。日本ではちらほらとエビデンスがあり、勤続年数を媒介として男女の給与格差に影響を与え得る要素の一つ。
最後にもう一度確認です。私と山口先生は結果としてのファクトの認識は共有しています。そこに異存はありません。
twitter.com/SeanKy_/status…
問題は解釈のほうです。確かに前世紀なら男女雇用機会均等法などを必要としていたこともあり、男女差別があったと言っていいでしょう。
しかし、2020年女性管理職30%の目標に起業が本気で取り組み、男性の育休を強制的に取らせる施策が広がるこの時代に、女性に昇進を打診しても断ってしまう問題や、自分より所得の高い夫を選び寿退社してしまう問題、進学段階で工学系に進まない問題に取り組む必要が出ているのです。
本気で取り組んですごーい。2020年までに女性管理職30%の目標が出たのは2003年で、女性躍進法が2016年、そして今年やっぱ無理だから2030年までに延長。本気の努力凄いなあ。男も強制されると育休をとるなんてスゴイね!ほんとに凄い時代だよ取得率8%だけど。
なおショーン君の挙げたいずれもが男女の給与格差の主因ではないことは既に示した通り。解析結果を“ファクト”と呼ぶなら、君が挙げた3つは解釈どころではなく“ファクト”に反する主張だよ(※8)。
そして実はさりげないすり替えがある。「自分より所得の高い夫を選び寿退社してしまう問題」?先のツイートでも「2) 夫選びの指向で寿退社が多くなる」と言ったね。
思い出してほしいが、夫選び云々でショーン君が言ってたのは「女が転勤についてこない夫を選ぶ問題」だ。
これが寿退社(結婚を機とした離職)とどう関係するんだ?結婚したら即座に転勤を命じられる慣習でもあるのか日本には。寿退社するなら転勤は関係ないし、転勤時の夫婦の不一致で辞めるならそれは寿退社じゃない。
いやまあ『「妻の出世を邪魔する夫」を選ぶ妻』より、「金持ち男と結婚して退社する女」をディスる方が楽とは思うがね。
※8:繰り返すが、それらは当然ファクターの一つたり得る。もっと言えば説明力があんまり高くないファクターでもある。そしてそれだけでは説明できない男女格差が存在するのが“ファクト”である。
nikkei.com/article/DGXLAS…
2019年の男の育休取得率8%弱なんだけど。みずほは2015年で1.5%、2021年現在未達成(恐らく)。宣言するだけで「頑張ってる!」って……
まあ男にも男の事情があるのさ。男が育休取れない(“取らない”とは言うまい)のは女の育児家事のハイウェイトと鏡うつしだ。根性論でどっちが悪いというもんでもない。
大企業/大きな事業所では私の論が成り立つが、小さな事業所では成り立たないのはnoteでも書いた通りです。
ただし、両者は表裏一体で、大企業では休職・退職に対する労働力の調整を転勤の強制によって行えるのに対して小さな事業所ではそれが出来ないわけですが、
中小企業は配置転換や転勤させるにもその補充元がいないので、最初から問題を回避するために退職や休職をしなそうなメンバーを選んでいるというセレクションバイアスが差別の原因であり、解消するには「転勤を受け入れる従業員のいる大きな事業所にしろ」という話になってしまうと。
間接差別と統計的差別を直球でぶち上げてくるなんて、ショーン君は凄いなあ。
第7条 事業主は、募集及び採用並びに前条各号に掲げる事項に関する措置であって労働者の性別以外の事由を要件とするもののうち、措置の要件を満たす男性及び女性の比率その他の事情を勘案して実質的に性別を理由とする差別となるおそれがある措置として厚生労働省令で定めるものについては、当該措置の対象となる業務の性質に照らして当該措置の実施が当該業務の遂行上特に必要である場合、事業の運営の状況に照らして当該措置の実施が雇用管理上特に必要である場合その他の合理的な理由がある場合でなければ、これを講じてはならない。
簡単な要約は
間接差別とは、
① 労働者の募集又は採用に当たって、労働者の身長、体重又は体力を要件とするもの
② コース別雇用管理における総合職の労働者の募集又は採用に当たって、転居を伴う転勤に応じることができることを要件とすること
「ある企業が一定の嗜好をもって被雇用者を選別する場合(白人がいいとか男がいいとか)、実際のパフォーマンスで白人/黒人、男性/女性で差がなくとも格差が生じる。ただし、それは経済的に不合理であり(より優秀な黒人や白人を逃がす)、合理的に被雇用者を選ぶ別の企業との競争で不利になるため、差別的な企業は市場から淘汰されていく」という理論。
統計的差別論にはいくつかのタイプがあるがここではPhelpsのものを紹介する。
「“雇用者側が評価する資質について、志願者/被雇用者には個人差がある”かつ“雇用者側が評価する資質について、志願者/被雇用者の属するグループ間に統計的な差が存在する”ことが前提。そのうえで、志願者/被雇用者の個人の資質を見極めるより、グループ間の統計的な差を知る/調べる方がコストが低く済む場合、個人ではなくその属するグループに基づいて扱い(雇用の可否、賃金や昇進、教育投資等)を決定する方が(経済的に)合理的である。その結果、統計的差別は淘汰されずに市場に残り続ける。」
例を挙げるなら、ある女性社員個人が早期に離職するか分からない場合、女性全体の統計的データをもとに長時間労働せず早期離職するものと判断してOJT等の投資を控える。
3人に2人の女性が早期離職する場合、大きなコストをかけて誰が辞めるか誰がそうでないかを見極めるより、全員に投資しない選択をした方が安く済む。
3人に1人の女性社員が長時間労働を厭わず定年までバリバリ働く場合でも関係ない。合理性の前の致し方ない犠牲というやつである。
別の例なら男性保育士。男性は女性より圧倒的に性犯罪を犯しやすいという統計的データにもとづき、男性保育士の性犯罪リスクを厭って採用を見送るあるいは女性保育士より低く評価するなど。
山口先生は長年この統計的差別を批判している。「差別はいけない」というだけでなく、「本当に合理的かそれ?」という批判である。
詳しくは山口(2008,2010)でも読んでくれもう疲れた。
いやあ疲れました。ここまで書いてもうギブアップ。まだ件のtogetterまとめは続くけど、これ以上はキツい。精神的にも実作業的にも。
山口先生も災難だったろう。自分の名前出して間違ったこと言ってる人がいるから訂正したら、論点でジャグリングしながら錐揉み回転で突っ込んでくるんだもん。そら逃げるわ。
この増田書くのに結構時間かけて文献読んで論理チェックしてと、得るものは無し。絶対コラムとか講演のために時間使った方がいいわ。不毛。
そもそもネットバトル自体、ツイッター歴1年と3カ月、総ツイート500ちょいのライトユーザーたる山口先生には厳しかろう。
もっとネットバトルに慣れてる、そうだなNATROM先生あたりならきっと最初に「まず“時短や離職で賃金格差が生じた”というのは撤回するということでよろしいですか?」とか詰めるだろう。
とまれ、ここまで書いた分だけでも賢明な諸君はいろいろ察してくれるだろう。僕ぁもう疲れたよ。
念のために言っておくが、山口先生や他の研究者が挙げている男女賃金格差の要素は、それぞれ解決すべき問題の一つである。正体不明のファクターなんて対処しようがないからね。
しかしその解決は社会的な要因あるいはシステムへの介入(企業の自助努力だけでなく国からの援助も含む)によるものであり、個々人の意識や行動にそれを求める精神論はお呼びではない。
最後に一言で件のtogetterまとめの流れを言えば、“起結転転転転転転転”。ではさようなら。
山口一男 (2008) 男女の賃金格差解消への道筋―統計的差別の経済的不合理の理論的・実証的根拠.日本労働研究雑誌 50(5), 40-68.
山口一男 (2010) 常勤者の過剰就業とワーク・ファミリー。コンフリクト.RIETI-DP 10-J-008
山口一男 (2014a) ホワイトカラー正社員の管理職割合の男女格差の決定要因.日本労働研究雑誌 56(7), 17-32.
山口一男 (2014b) ホワイトカラー正社員の男女の所得格差―格差を生む約 80%のメ
山口一男 (2016) 男女の職業分離の要因と結果―女性活躍推進の今一つの大きな障害について. RIETI-DP 16-J-001.
馬欣欣,乾友彦 (2016) 正規社員が管理職になる決定要因およびその男女間の格差―従業員と企業のマッチングデータに基づく実証分析―.RIETI-DP 16-J-015.
馬欣欣,乾友彦,児玉直美 (2017) 管理職における男女間格差 : 日本の従業員と企業のマッチングデータに基づく実証分析 (小特集 日本の格差問題).経済研究 68(2), 114-131.
Gijsbert Stoet, David C. Geary (2018) The Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education. Psychological Science 29(4), 581-593.
Gijsbert Stoet, David C. Geary (2020) Corrigendum: The Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education. Psychological Science 31(1), 110-111.
Sarah S. Richardson, Meredith W. Reiches, Joe Bruch, Marion Boulicault, Nicole E. Noll, Heather Shattuck-Heidorn (2020) Is There a Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Math (STEM)? Commentary on the Study by Stoet and Geary (2018). Psychological Science 31(3), 338-341.
とある増田経由でこのtogetterまとめにたどり着いたが。これはひどい。
山口先生の解析では山口(2008)で“男女の所得格差は男性に比べ女性に非正規雇用が多いことが一因ではあるが、より大きな原因は正規雇用者中の男女格差で、特に女性の管理職昇進率が男性に比べ著しく低いことが要因だ”ということが示され、さらに山口(2014ab)で勤続年数・就業時間・年齢・学歴・職場の種類だけでは男女の管理職割合/所得の格差を説明しきれない(これらの項目が全て同じだったとしてもまだ大きな男女格差が残る)ことが示された(※1,2)。
つまり、ショーン君の「山口一男氏を始めとして、多くの研究から所得の男女格差は女性が辞めたり時短にした結果によって生じているもので、そうしなければ女性の所得は男性並みであることが分かっておりますので、女性も自信をもって主たる家計支持者になって大丈夫ですよ。」は間違い。
むしろ何で山口先生の名前出したん?たぶん読んでないでしょ君。それで本人から訂正されるって一番恥ずかしいやつぅ。
……とまあ本来はここで終わり。あるいは、少し後退して「賃金の男女格差の要因の一部には女性が辞めたり時短にすることが含まれうる」と主張を弱めるか。はたまた「貴方の論文/解析は間違っている」と文献を挙げるか自分の研究結果を出すか。
※1:就業時間と管理職割合の関係は因果が両方向(長く労働する社員は管理職になりやすい/管理職になると労働時間が長くなる)だが、前者だけを考慮している。そのため、就業時間の実際の説明力は解析結果よりもっと弱い。
※2:平均の就業時間ではなく、就業時間区分に分けてその割合で解析している。理由としては平均値だとあまり男女差は無いが、区分分けすると“長時間労働者”区分の割合で男女差が大きくなるため。平均差より区分分けして解析した方が労働時間の説明力が高くなる。山口(2014a)では具体的に述べてはいないが山口(2014b)では週当たり平均労働時間の男女差は約4時間だが区分分けすると労働時間50時間以上の区分で女性割合が男性の3分の1になる。
ここからショーン君は鮮やかな論点ずらしを見せる。「男女格差は女性が辞めたり時短にした結果」という自分の発端のツイートとそれへの指摘は無視して、別の話を始める。
まあショーン君も実際に解析結果見て「あ、ヤベ」って思ったんだろうなあ。他の人の研究でも女の時短とか離職は数あるファクターの一つに過ぎないし。
『「男女格差は女性が辞めたり時短にした結果」ではありませんよ。要素の一つにすぎません』に反論しようがない。
でも凄いよショーン君は。まるで最初っからそう言ってたみたいに論点ずらすんだもん。ネット論客かくあるべし、みたいな?尊敬はしないけど。
1) 日本でも同じ勤続年数・職位・職階であれば所得の男女差はない
2) 日本の所得の男女差はa.勤続年数・職位・職階の分布の違いとb.職種の分布の違いで説明できる
というのが基本かと思います。
うんうん。まあもう少し言えば補正後も男女差は残るし、職階の分布の男女差の説明変数の一つが勤続年数なんだけど、まあ細かいことはいいんだよ。
山口先生と私が違っているのはそのファクトの解釈です。山口先生は例えば《意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられ》とここに男女差別があるのだという解釈になっています。ですが、この解釈には直接的なエビデンスがありません。
うん?差別?突然出てきたが何の話だ。実際に解析結果では「係長‐課長‐部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されている」し、少なくとも引用元では山口先生はそれを差別と呼んでいないぞ。
事務職コースみたいな、女性が多く(というか実質女性向け職)かつ賃金・昇給が低く抑えられている企業内コース制度のことは間接差別だと言ってるけど。
2020年管理職30%目標など企業も努力しており、その中で問題になってくるのが「女性に昇進を打診しても断られる」「管理職候補だった女性が寿退社してしまう」という問題です。女性の昇進意欲については山口先生の間接的データの解釈とは別に直接的エビデンスが存在します。
うぅん!?“昇進意欲”なるものが唐突に出てきた。え?女の時短や離職で賃金格差が生じてるんじゃなかったの?
しれっと別の話始めないでよショーン君。たぶん山口先生も混乱したでよ。
例えば、『多様な選択を可能にする学びに関する調査報告書』(gender.go.jp/research/kenky…)では女性の昇進意欲は男性のそれの半分です。パーソルの調査(rc.persol-group.co.jp/research/activ…)でも同様の結果で、日本の女性はアジアの中でも管理職昇進意欲が最低で、男女のオッズ比も最も大きい。
「女性に昇進を打診したのに断られる」という企業の困惑は実際そうでしょう。引用先から図表を持ってくるとこのようになります。
この問題は日本に限った話ではなく、例えばスーザン・ピンカーが「なぜ女は昇進を拒むのか」(hanmoto.com/bd/isbn/978415…)という本を書いていたりしますが、この本の主張はともあれ多かれ少なかれ「女性に昇進を断られる」という問題は現実的な話ではあります。
いやしれっと進めないでよね。それに女は昇進意欲が小さいんじゃい!と連呼されてもさ、それが職階分布の男女差をどれくらい説明できるのかなんも言ってないじゃん?(※3)
いやはややっぱりすり替えがうまい。女は昇進意欲が小さいというエビデンスを、それによって職階分布の男女差ひいては男女の賃金格差が生じているというエビデンスに誤認させてる。
山口先生がただ結果を述べているだけなのを「男女差別があるのだという解釈」ということにして信頼を毀損しようとする。
やりますねえ!
※3:たしか昇進・労働意欲の影響を調べた解析もあった気がする。あ、これだ馬&乾(2016)。これだと係長への昇進は意欲で一部説明可能だが課長以上はできないって結果。ちなみにこの調査では、管理職割合については属性格差(人的資本の男女差)より評価格差(人的資本の評価における男女格差。例えば同じ人的資本を持つ男女では男性の方がより評価されるなど)の影響の方が大きく、男女の職階差は差別的扱いに由来するものと結論付けている。馬ら(2017)でも昇進意欲の影響を見てるがこちらはもっと説明力が少ない。
次に、寿退社の話です。スローター「仕事と家庭は両立できない?」とその種になっているコラム"Why Women Still Can’t Have It All"(theatlantic.com/magazine/archi…)やサンドバーグ「Lean In」では夫選びの重要性が説かれます。妻の出世に協力的な夫でないと出世は難しいと言う話です。
こらまたアクロバティックな方向転換。なぜに夫選びの話に?
43歳でFacebookのCOO(その前はGoogle、さらにその前は米財務省の首席補佐官、その前はetc.)のスーパーウーマン、シェリル・サンドバーグが「女のリーダー少なすぎ!女だからって仕事辞めなくていいよ!子育ても仕事も両立できるし、バリバリ働けばキャリアだって男に負けない!頑張れ頑張れできるできる!!」と抜かすLean In (悪意的要約)と、それに「いや無理だし」と返しているアン・マリー・スローターを同じ意図で引用するってどういう脳みそだ。ほんとに読んだん?
夫選びに限定したって、サンドバーグは「理解のある夫くんが居れば無問題」、スローターは「夫は重要だけど、それだけじゃ無理」と言っている。
ちなみにショーン君の引用しているアン・マリー・スローターの文は日本語訳があるので置いとくよ。→https://courrier.jp/news/archives/77602/
最近の共働き志向の中では「出世に伴う転勤・引っ越しについてくる配偶者か否か」という問題で表出しやすくなっています。先生も研究者ですからポストを得るのに引っ越しが必要であり、現実的に引っ越しについてくる配偶者か別居を選ぶかしか選択肢がないのはご存じでしょう。
ただし、引っ越しについてくる夫を選ぶ女性が極めて少ないのは、中野円佳「育休世代のジレンマ」(kobunsha.com/shelf/book/isb…)4章2「なぜ夫選びに失敗するのか?」や、
あるいは有名どころで上野千鶴子のインタビュー(toyokeizai.net/articles/-/224…)にもそれは表れています。他人に白河桃子『「専業主夫」になりたい男たち』も同じ旨が書かれます。
女性が結婚相手選びで所得を重視するのは婚活産業や少子化関連の調査から明瞭で、言ってしまえば女性は自分の出世の邪魔になる夫を選んでしまうのですが、ここを変えようとしてもプライバシーへの干渉になるので、現実問題としてはここが非常に大きなボトルネックになっています。
まだまだ続くよ夫選びの話。ええい印象論はいい。エビデンスを出せエビデンスを。
って言うか最初に言ってた寿退社の話はどうなった。転勤・引っ越しと寿退社に何の関係があるんじゃ。
ちなみに山口(2014a)は制約は多いながらも「既婚および子供の有る女性/男性は、そうでない場合より昇進し難い/易い」という解析結果をだしている。あとさっき引用した馬&乾(2016)では結婚は女性の昇進に影響なし、男性にプラス。
しかし解釈は容易ではない(※4)。「夫が足引っ張るせいで妻が出世できない」のエビデンスには全く足りない。
あとこのツイートからわかるのはショーン君の「女が悪いフィルター」の強さかな。
「出世の邪魔になる夫」の問題じゃなくて『「出世の邪魔になる夫」を選ぶ女』の問題って言うんだぜ。賭けてもいいが、ショーン君ならDV被害はDV男を選ぶ女の問題って言ってくれるはず。
①/② 結婚が男性/女性(の昇進)にプラス/マイナスの効果を生じる
③/④ 独身が男性/女性(の昇進)にマイナス/プラスの効果を生じる
⑤/⑥ 昇進が男性/女性の結婚にプラス/マイナスの効果を生じる
①~⑥は全部同時に成立しうるし、①③⑤は⑦と、②④⑥は⑧と、⑦は⑧と排他である。
さらにプラス/マイナスが具体的に何によってもたらされるかも考えねばならない。超複雑!
最後に専門職の話。これは、実は「ジェンダーギャップ指数が良好な国ほど女性のSTEM系進学率が低くなる」現象があり、Gender-Equality Paradoxという名前で他国でも問題提起されています(eprints.leedsbeckett.ac.uk/id/eprint/4753…)。
問題提起?されたなあ確かに。その論文Stoet&Geary (2018)の信頼性についてだがね。
発端はこの論文に興味を持った他の研究者がデータから結果の再現を試みるも失敗したこと。よく見たらデータ自体も合わない(例えばポーランドの女性のSTEM学位取得率は43%だが、論文中では27%くらいになってる)ことが判明。著者らに問い合わせたんだ。
すると――聞いて驚け!――この論文の著者らはMethodsにも書いていない、非公開の独自の計算方法を用いて数値を算出していたのだと。
でまあ指摘を受けた著者は論文の大幅な――元論文の1割以上、1,113語にも及ぶ――修正をしている(Stoet&Geary, 2020)。
その訂正の多さもさることながら、元論文では言い切っていたところを「傾向(propensity)」という弱い表現に差し替えてる。つまり非公開の手法でデータいじって主張を誇張してたわけだ元論文は。
ぶっちゃけ個人的にはアウトもアウトな話だと思うんだけど、皆さんどう思う?
さらにそれを指摘した学者らの出したRichardson et al. (2020)では、国の数や男女平等の指標等が変わるだけで男女平等とSTEM分野の男女格差の相関は消えることが示された(=Stoet&Geary (2018)に再現性なし)。Richardsonら曰く「複数の指標や手法を試して結果の一貫性を確認すべき。自説に合う結果が出たやつだけ使うのはダメ」とのこと。
おっと、引用元の解説を長々しすぎた。Gender-Equality Paradox云々は置いといて、ショーン君が言いたいことは分かるよ。「女の選好のせい。女が悪い」でしょう?
良い手だが、それは結局ファクターの一つを提示したに過ぎない。それの説明力や、それがどの程度社会的に形成されたものであるのかが重要だ。
ちなみに山口先生の解析では、男女の専攻の選好は理工学部を除き、男女の職業分を説明しない。その理工学部にしても最大推定で約50%しか男女の職業分離を減少させない(※5)。
勘違いしないでほしいが、男女の選好の違いは男女のSTEM分野ないしより広い範囲の職業選択において重要なファクターの一つであることは間違いない。
論点はそれがどれくらい生物学的(対処不能)でどれくらい社会的(対処可能)であるかということだ。極端な主張の人達――100%生物学的 or 100%社会的――もいるがね。
※5:
男女の大学の選好の違いの多くは、男女の職業分離を説明しないが、例外は理工学部の女性の増大で、もし理工学部女性の割合が男性と同等になり、かつ彼女たちの職業分布が男性の理工学部卒の職業分布と同じになるという2条件が満たされるなら、タイプ1型(※6)の専門職割合の男女格差が最大の推定でほぼ半減すると期待できる。
※6: タイプ2専門職=教育・養育、医療・健康・看護、社会福祉分野の専門職から医師・歯科医師、大学教授(教員)を除いたもの。
タイプ1専門職=医師・歯科医師、大学教授(教員)およびタイプ2に含まれない専門職。
1) 元々出世意欲が低く打診しても断られる
まるで“山口先生が知らない問題”であるかのような口ぶりだが、2)と3)は山口先生の解析で男女の賃金格差の主因足りえないことが示されている(個別でも組み合わせても)。山口先生が研究で(たぶん)扱っていない1)についても要因の一つたり得るがエビデンスは少ない。
1) → 出世意欲の男女差では賃金/管理職割合格差を説明しきれない(調査も少ない)。
2) → 勤続年数が同じ(寿退社しない)でも格差は残る。また夫選びは勤続年数に影響を与えるファクターたり得るが、勤続年数そのものは
よく絵師の「絵の感想を送ってくれたらめちゃ喜ぶ」みたいなツイートが定期的にバズる。私は絵描きではないが、全く同じスタンスである。好きな絵及び推し絵師には積極的に感想を送るべきだ、という話をこれからする。
界隈にすごい絵が上手い絵師(以後神絵師)がいる。界隈の人間なら誰でも知ってるくらい有名な人ではちゃめちゃに絵が上手い。クスッと笑わせてくるようなネタ絵からクソでか感情を催すようなシリアスな絵まで描けるすばらしい神絵師だ。描く対象の特徴を捉えるのがめちゃくちゃ上手い。とにかく界隈大手の神絵師である。
その神絵師はマシュマロをやってたからよく感想を投げていた。このキャラの表情がすごいやら当たり障りのない内容だったけど神絵師は律儀にマシュマロに返信をくれた。心優しい神絵師だ。
その神絵師にDMを送ったことがある。マシュマロでもよかったんだけど、私の文章力が足を引っ張った。「絵のこの指の角度がもうやばい」みたいなお気持ちを文章にするのは難しいし相手にとってもわかりにくい。どの指のどの角度だよってなるのも当然だ。だから、神絵師がアップした絵をスクショして、余白に感想を書き込んだ。デジタル版トレペ感想である。トレペ感想はすごい便利だった。「この指のこの角度」とか指示語ばっかりのゴミ文章を創成しなくていい。指の部分をまるで囲んで「ここすんごい好きです」って書くだけでいい。画期的なクソでか感情表現法だと感動した。そのデジタル版トレペ感想をDMで送った。正直DMを送るのにすごい緊張した。神絵師は私のことを知らない。私は絵描きでも字書きでもないただのオタクだし、FFは二ケタ前半でなんなら普段は鍵をかけている。完全に不審者である。散々迷った挙句、一時的に鍵を外して、プロフに界隈の名前をそれとなく記しておいた。今思えば、目出し帽をかぶった不審者が全裸になったくらいの変化でしかない。それでも当時の私にとっては清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちだった。
神絵師からDMが返ってきた。どこぞの知らない馬の骨の感想を喜んでくれた。デジタル版トレペ感想の感想を長文で送ってきてくれた。神絵師は神だけでななく性格もすごいよかった。私はブロックされなかったことに安堵して、アカウントに鍵をかけた。それからは鍵をかけたままトレペ感想を送っている。神絵師は律儀に返信をくれる。
デジタル版トレペ感想を作成するようになって気づいたことがある。作品制作時間とトレペ感想制作時間の非対称性だ。私は絵に感想を書き込むのに25分程度かけている。まあアニメ1話分くらいだ。しかし、その絵を描くのにかかった時間を考えればアニメ1話分の時間など微々たるものだ。無知にしてカラーの一枚絵を描くのにかかる時間を全く知らないが、アニメ1話分では済まないだろう。それだけではない。神絵師を神絵師足らしめるのは絵に費やした時間である。私が絵を描いても神絵にはならない。絵の上達のために時間を費やしたことがないからだ。一枚の絵には、作業時間だけでなく絵を描き始めてからこれまでの時間が背後にある。私たちはこれを心に刻まなければならない。
聞いて驚く勿れ。神絵師はその絵をツイッターにアップしている。私がその絵を見るとき、神絵師が費やした時間を何の対価も払わずに享受していることになる。正直お金払わせてほしい。私にできることは、神絵師が費やした時間よりはるかに少ない時間で作成したデジタル版トレペ感想を送ることだけである。一周回って無力しか感じない。ありがとう神絵師。生まれてきたことに感謝している。
以上、考えてきたことをつらつら書いたが、推し絵師の神絵を見てクソでか感情を催したら積極的に感想を送った方がいい。これが全てである。
(2.1 18:46 追記)
なんでTwitterのトレンドに載っているんだ、会社でYahoo見て焦ったわ。インフルエンサー編集者さんすごいね。
言葉が分からないとの記述あったんでそれもそうかと翻訳。すまぬ。
★マロ:マシュマロというWebサービス。匿名で感想を送れる。誹謗中傷などはAIが弾く。オタク界隈は使っている人が多い
二次創作界隈に身を置いている腐女子ですが、沼ったジャンルを一通り眺めて、フォロワー一桁だけど見事に埋もれている描き手を見つけて押し上げるのが好き。
だいたい絵馬と字馬は勝手に繋がって勝手に相互RTとかして褒め合って勝手に作品を上げるので放置していい
界隈を見ていると、あ、けっこううまいな、これはいけそうかも、中堅絵師にはなれるかも、本人もその気がありそう、という人を見つけて、フォローする
こういう描き手は古くからの垢でそのまま沼ってるか、新しい垢でFF10くらいで燻っているかどっちか。
前者だと、フォロワーは別ジャンルだったりするので数の割には反応がない。後者だと見てるだけの人や、フォロバとりあえずするだけの奴ばっかりで反応はまずない。
マロなんかやってたらこっちのもん。ちょこちょこアップする作品に丁寧にマロをする
よく字体を変えて複数、なんていうがそれはしない。閲覧者が少なすぎてばれるからだ。
いいねはかかさない。RTは読み専垢なのでしない。見る人いないし。
なんとなく描き手側もマロ主に気づいているだろうなとは思うがスルー
そういう日々を丁寧に過ごしていると、描き手は少しずつ頑張り始める。だって壁打ってる状態で、界隈の大手絵師とかにもRTいいねされない孤独環境で、一人でも反応が貰えるのが嬉しくないわけがない
その他ここでは言えないが色々やって、それなりに宣伝をしている。
そうこうするうちにぽつぽつとフォロワーが増えていく
大手絵師あたりがRTしはじめたらもうあとは勝手にあの辺と繋がっていくので、私の仕事は終了
まあここまでになるのは私一人の力ではないが、1桁フォロワーを2~3桁にするまでぐらいは頑張ってると思う。
もう私がいちいちマロを送らなくても神絵師と繋がり始めてRT感想もらいはじめるともう「マロが貰えるなんて思えなかった!嬉しい!」なんて言い出すこともなくなるので、一切反応せずに見守る1フォロワーになる
過疎ジャンル(カプ)をこうして盛り上げていくのがとても楽しかったのだが、先日、驚いた事件があった
すっかり神絵師と褒め合いリプしまくっている中堅絵師が、いきなりDMを送ってきたのだ
なんでだ私みたいなROM専に、とびくびくしながら見てみたら、初期にマロを送ってきたのはあなたですか、という内容だった
冷や汗が出た。なんで分かる。
もしかしてXXさんですか。と言われた。
DMの内容は、意外なもので、書き始めた当初、孤独に描いていたら、増田さんのいいねとマロが嬉しかった、と。
でもフォロワーが増えたら反応がなくなって、でもミュートされているようでもないし、見ると他の人には反応をしているようで、気持ち悪いかもしれないがTLを追いかけた
「もしかして底辺描き手を中堅まで押し上げる作業を自らやっているのではないか」と思ったと。
こえーよ。なんでわかるんだよ、てかなんでそこまで調べるんだ。普通そこそこの描き手になったら初期に応援してくれた読み専って忘れるんだぞ。明らかに態度悪くなったり反応鈍るんだよ普通は。
絵師様以外はおよびでない、となるんだよ。そういう人を腐るほど見てきて、それでよかったんだよ。
なのにこの人なにこわい。あなたにはいまチヤホヤしてくれる絵師や字書き仲間がたくさんいるじゃないか。いいねも桁違いでフォロワーも4桁になったやんか。
フォロワー1桁の時にフォローしたROM相手にDMとか、しかもそんなコナンみたいな事言ってくるとかなんなんこのひと。
と、まあ驚いた。薄ら恐ろしかった。
まあそれだけならともかく、なぜ本垢を知っているんだ。
本垢は描き手用で、あれこれ描いては支部にのせたりしている。フォロワーは4桁いるが、神ではない。なぜならカプ同人誌もだしていなければ、カプを明言していないからだ。
ファンアートを描いている、公式もフォローしちゃえる健全な垢だ。絵をRTされることはよくあるが、別にカプではないので界隈と接触することはない。
何をどう考えても本垢と連動するとは思えなかったが、その人は恐るべき洞察力で同一人物ではないかと思ったといいやがった。
何かは怖くて言えないが、いや、なんかすごい、コナン君がここにいた。
こんなDM無視すればよかったし、キモいわ、ってブロックしてもよかったのだ。だけどその人は、ブロックも覚悟で、どうしても伝えたかったと、あなたに当初本当に救われて、話も楽しくて、仲良くなりたかった、と伝えてきた
ROM専が絵師から仲良くなりたいって言われる事なんて99パーセントないからね。びっくりしたってもんじゃないよ、ヤバいこの人すごいなんか変!
と思って、興味本位で、通話した。今思ってもあの時よくそんなことしたな自分、って思う。
5時間くらい話してた。カプの話以外にも色々。面白すぎて、次の日も五時間通話した。
なんで始めて喋るのに「増田さんの性癖ってXXでしょ?」とか言えるのこわいよあってるけど。
「自分でどえろとかR18描けないけど見るの大好きで、XXXとか好きでしょ?だから自分は健全垢で、「カプとかはないです」とかbioに描いてるけど、裏でこんなことしてるんでしょ?」とか
うわあああ、こわいよこいつううううううう!その通りです。
気がついたら友達になってた。
本垢も相互になって、親しく私に話しかけてる友人を見て、界隈の神絵師さんが「お知り合いだったの?」と聞いてきたそうだ。
知り合いっていうか、あっちがこっちを無理矢理捕まえて引っ張り出した感がある
気の合う友達が出来て嬉しいけど、ドン引きされそうで出会ったきっかけは「DMしてた」とか適当に言ってるが、実際はなかなかホラーなのでここに書き殴った
流石にバズも収まったので、どうしても解きたい誤解だけ語る
正確には教えてくれなかったが、とりあえず過去TL全部探って書き込み時間を割り出して比較したりはしたと言っていた。エクセルシートにまとめたそうだ。
もともと人間観察や特定は得意な部類らしい。本垢の方は年単位で遡ったと言っていた。怖い。いや、あいつ本当に怖い。ネウロのHALの一部持ってるみたいな気がする
★どうして描き手垢でRTをしないのか
数回やった。いい効果はなかったのでやめた。描き手垢はファンアート垢なので、フォロワーが未成年だったり男性で腐嫌いだったりする人もけっこういる。
腐傾向のイラストなどをRTすると、それに気づいた描き手側が「公式も見るらしい健全垢にRTされた」のを嫌がり消したりするし、Fの反応も悪い。
ただのファンアートだから見ている人が多いんだうちのフォロワー。腐の人とあまり被ってない
覚えている人はいるが、最後は対応は妙にこなれた物になっているので、前ほど喜ばれない。感想言ってくれる人はもうたくさんいるしね。
神絵描きさんのリプの方が喜ばれる。年数たって4桁後半フォロワーになったら忘れてる人もけっこういる。
★好きでもないのに感想貰ったって哀しい
好き作家相手じゃないとこんなことできない。自分が好き!と思っていけそう!と思った人にしかやってない。感想はいくらでも書ける。大好きだから。
あと本当にただの気持ち悪い趣味。コメントで「ムッツリスケベ」って書いてた人がいたけど、この人多分同類だ。あなたの言ってる通りの思考回路です。
以前、「検索避けもせずエロ垂れ流す二次絵描きの気が知れない」とつぶやいたら、検索避けもせずエロ垂れ流す二次絵描きから怒りのDMを送りつけられた挙句、しばらくの間粘着されたことがある。
そんなこんなでしばらくこの話題には触れていなかったのだけれど、増田で言及する分には面倒なことにはならないだろう……ということでしばらく黙っていたあれこれを吐き出そうと思います。私怨ではなく検索避けや配慮に対する個人的な見解です。
まず、検索避け……というか配慮にもいくつかの種類と意図があると思っています。ざっくり分けると以下の3つ。
検索避けや配慮を厭う人はこのあたりの区別がついていないことが多いんですが、それぞれ必然性はまったく違いますよね(①>②>>③だと個人的には思っています)。
絶対に必要な配慮だと思います。公開アカウントで垂れ流すとかもってのほか。ぶっちゃけここが出来ていない人は成人としてどうなんですかと言いたくなります。オフ本は年確して頒布するのに、ネット上は無法地帯なんですか。
表現の自由を盾にする人もいますがお門違いです。まずは国や自治体で定められたルールを守りましょうよ。オフでは守っているのであればなおさら。
ネットで年齢なんていくらでも偽れますが、それとこれとは話が別です。
最近だと「やっぱりジャンルタイトルに「腐」を入れて検索避けにするのダサいからやめませんか - つれづれと」このあたりが話題になった気がします。
まぁ配慮はした方がいいですよね。ここで挙げられているマイナス検索は、そもそも二次創作というものを知らない人からしたら実行のしようがないので。
メディアでもたびたび取り上げられるようになって勘違いしている人がいますが、二次創作は二次創作界隈の人間が楽しむためのものであって、純粋な原作ファンからしたらただの異物に過ぎないことを今一度自覚するべきです。
要は地雷に対する配慮です。正直あってもなくてもいいとは思います。同じ二次創作界隈の人間ですし、単純な好き嫌いの話なので。
苦手なCPやシチュの絵・文章でショック死した人間はいません(ただの勉強不足かもしれないので もし事例があったら教えてください)。
ただ、これといったこだわりや譲れない理由がないのであれば、CP名でタグ付けしたりツイート文中に明記したりして配慮した方が、世界はもう少し過ごしやすくなるんじゃないかな……と思います。
女性向け界隈はこのあたりが面倒だと言われますが、③はともかくとして①と②はどの界隈であっても考え直すべきだよなぁと思いながら今日もインターネットの海をさまよっています。文化の違いという言い訳は使ってほしくないなぁ。今までなんの疑問も持たずにいたものを今さら改めろというのも難しい話だとは思うんですが。