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2019-04-14

時代性という話

アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンインディアンに対する差別黒人奴隷プランテーションを大々的に行ったから、建国の父として讃えられることは間違っていると主張するニュース記事を見た。

個人的にはアメリカにもワシントンにも思い入れはないので、別に彼を擁護するわけではないのだが、このような考え方には違和感を覚える。あなたが彼だったとして、あの時代に生きて、奴隷制に反対という立場を取るだけの勇気があったのか?と偉そうなことをいってみたくなるのである。よく言う、時代性を考えれば妥当じゃないかというやつである

どうして時代性という考えが生まれるのか。我々の倫理観はどうして進歩するのか。

人は、環境によってその生き方を変える。アイヒマンという有名なナチ高官がいた。彼はもともとは穏健派でマジメな公務員タイプ人間で、ユダヤ人はアーリア(ドイツ)人と隔離して生活させるべきという思想こそ持っていたが、虐殺することはやりすぎだと当初は考えていた。しかし、他のカリスマある過激派幹部党員たちと討論を重ねた結果、ユダヤ人はやはり根絶やしにするべきだと意見を翻す。

結果としてユダヤ人虐殺する命令書にサインした彼は、当然のことながら裁判にて死刑を言い渡されるが、のちに、彼と同じような圧迫状態に置かれたとき人間倫理にもとる行動を取るかを調べた、いわゆるミルグラム実験において、人間の多くは道徳より権威安全・保身を優先することがわかった。

人を、倫理を、道徳規定するのは環境だ。では環境規定するのは何か?一体何が奴隷という怖ろしい制度肯定する道徳を生むに至ったのか?

ワシントン時代奴隷労働による大規模なプランテーションなしにはアメリカ工業化は支えられなかっただろう。リンカンによる奴隷解放だって北部工業化が十分に進んだ結果、奴隷需要が薄くなったのが原因のひとつだとされている。

彼らは、奴隷労働なしには生きられなかったのだ。少なくとも、奴隷労働なしにはアメリカ今日のような巨大工業国に育つことはなく、このグローバルな科学社会もいまほど繁栄することはなかったであろう。

環境規定するのは科学技術だ。人類の知恵だ。我々の需要を、その時代科学技術が満たしきれないとき、我々は一部の社会的弱者に負担押し付けてやり過ごそうとする。これは時代を超えて起こってきたことだ。日本国内を見ても穢多非人部落など枚挙に暇はない。

奴隷労働という『悪徳』の恩恵享受した我々が、そのことによって得た新たな道徳観で彼らを批判するとはなんだか皮肉だ。回顧主義によって昔の人の悪徳批判するのもいいが、むしろ未来人間批判されるべき悪徳が自らに備わっていないか、我々はもっと考えるべきではないか

非正規雇用労働者医学部不正入試問題保育士看護師と言った一部の職業常軌を逸した低賃金労働、過密環境下での畜養エトセトラエトセトラ……これらは、数十年後科学技術進歩したときにはおそらくほぼ解決されるだろうと私は考えているし、その暁には未来運動家たちの回顧的な批判さらされるだろうとも、私は考えている。

貧困にあえぐ非正規雇用労働者労働者全体の数十パーセントまでをも占めるのはなぜか。会社正規雇用者を雇って保険料その他の経費を払うだけの経営的体力がないからだ。会社流動性の高い人手を求めているからだ。正社員がその要件を満たすようにするための仕組みがないからだ。それらの問題解決し、全ての雇用者たちに十分な生活物資を与えるだけの生産技術を我々が持っていないからだ。

犬や猫といった一部の哺乳類動物愛護法で手厚く守られているにも拘らず、同じ哺乳類でも豚や牛は毎日おびただしい数が動物愛護という概念につばを吐きかけるような環境で肥育され屠畜され死んでいくのはなぜか。そうしないと我々は良質かつ大量の動物性蛋白質を手に入れることができず、そして動物性蛋白質を手に入れなければ人は健全に成長することが難しいからだ。

女性医者になることが嫌われるのはなぜか。女性妊娠したときに、医療という絶対に穴を開けてはならない業務にできる巨大な穴を埋める方法現在見つかっていないからだ。そもそも女性妊娠したときに長期に渡って休職しなければならないほど、医療技術リモートワークが進歩していないからだ。

話はそれるが、医学部不正入試の際に、この問題を提起した人が炎上していた。女性が多くなると、その分医療従事者に負担が増えることになり、システム全体が崩れかねないと。日本に生きている以上、誰しもこの構造的な問題恩恵を受けているはずなのだが、これを一方的に叩いていた人は一体何様のつもりなのか。さぞ時代を先行きする高い道徳心をお持ちなんだろうな、と思いながら見ていた。

もっと直接的な話をしよう。石油資源を燃やさないため、トウモロコシなんかの生物資源から取り出した燃料を使おうという動きはかなり昔からある。だが、もし今すべての車がバイオエタノールを使いだしたら何が起こるか。全ての森林トウモロコシ畑にしたとしても、我々の消費しているエネルギー生産するにはとうてい足りないのだ。つまりバイオエタノール生物燃料という考え方は(少なくとも現行の技術では)人類を支えるだけの力を持っていない。現在の我々は自らの使うエネルギー自己生産することすらできないのである。そして、そのつけを払わされる社会的弱者とは、未来人たちだ。彼らは、化石燃料は燃やし尽くされ、大気汚染され尽くした地球という大きな負担押し付けられるのだ。

この我々の巨大な『悪徳』に対して、我々は未来人になんと言われるのだろうか。呪詛を投げつけられるのだろうか。それとも、時代性という言葉とともに、やんちゃをしてしまった子供を見るような目で許してくれるのだろうか。いずれにせよ、今のところは物言わぬ存在である彼らから批判されないのを良いことに、彼らに莫大な負債押し付けていることは間違いない。

我々は皆、生きていくために必死だということを言い訳に、平気で他者を踏みにじる、巨大な業を背負った罪人なのだ。そして、そうである以上批判されることはあるし、完全に正しく生きてかつみんな幸せにしようなどという幻想は捨てねばならない。様々な意見を取り入れ、熟慮し苦悩した末の自らの選択批判されないと思ったら大間いである。皆あなたと同じように苦しんで、罪を背負って生きているのだ。むしろ、我々の権利とは、自由とは、選択とは、もらった批判を受け入れるか、心の中でくさすか、そこにこそあるのだ。

理想論を語るにしろ現実論を語るにしろ、それを受け入れるところから始めなくては、現代社会問題に関する議論的外れものになってしまうだろう。

2018-12-09

非正規雇用給料正規雇用よりも高くあるべき!みたいな事言ってる人多いけどいざ正規雇用者の給料減らしてそれを達成しようとしたら絶対反対するはず。

高給を貪ってる経営から取るべき、正規非正規で争うべきじゃないとか言うんだろうけどそんな事言ってる間に非正規はどんどん年取って間に合わなくなるし

だいたい家族持ちの正規雇用者が非正規雇用のために「選挙以外の行動で」一緒に戦ってくれるはずもないし。

いい加減なこと言うなよ。

2017-11-11

anond:20171111163219

30代前半の正規雇用者女性って 子育てしている人多そう。

時短というより残業ができない差は大きいかも。

30代前半の正規雇用者の平均給与男性457万円、女性315万円

「30代前半の正規雇用者の平均給与男性457万円、女性315万円(国税庁民間給与実態統計)」

という情報を目にした。

は?こんなに差があるの?

これあれだよね、「正規雇用」のみを対象にしてこの差なんだよね。

  

自分は男女こういう差があまりない環境いるから、

別に高い額もらっているわけではないけど、男女での差っていうのは特にない)

なんか普通にびっくりしたわ。

2016-10-19

日本雇用の二分化を解消するために

日本雇用は極端に二分されている。正規雇用非正規雇用だ。正規雇用雇用継続保証されている。そして、社会保障費を企業負担している。一方の非正規雇用は、雇用継続保証されていない。また、社会保障費は国が負担しているが、特に年金の分野においてその貧弱さが指摘されている。

そして、日本労働者雇用コストを下げようという動きに対して無力である正規雇用者長時間労働雇用コストを下げられてしまう。残業代がつく場合でも、社会保障費は一定なので長時間労働することで雇用コストが下がるのだ。非正規雇用者はそもそもの雇用コストが低い。

そうやって正規雇用でも長時間労働をさせられた結果病んでしまったり、そもそも非正規雇用のまま時を経てしまったりして使い潰されてしまった人はどうなるのか?社会保障が充実し、安定した雇用保証される正規雇用への道は閉ざされてしまうのである

なぜ正規雇用されるためのハードルが高いのだろうか?

まず、正規雇用は高コスト人材だということが挙げられる。雇用者正規雇用した人に支払う給料とほぼ同じだけの社会保障費を負担しなければならない。

また、正規雇用高リスク人材だということも挙げられる。仕事が出来なくても、そう簡単には解雇できない。

なので、一度新卒正社員というルートからドロップアウトしてしまうと、「危険人材」として避けられてしまうのだ。

これは国の法制度上そうなっているので、経営者努力だけでどうにかなる限界を超えている。むしろ、その法制度の中で経営者努力した結果、正規雇用非正規雇用の二分化が生まれしまった。

では、どのようなルールがあれば正規雇用ハードルが下がるのか?

まず、雇用者にとっての低コスト低リスクは、裏を返すと労働者にとっての高コスト高リスクになる。社会保障費を企業負担することなく、また雇用の安定が保証されないからだ。

しかし、正規雇用雇用者にとって高コスト高リスクのまま現状維持されても、今の二分化社会は打破できない。

そして雇用者にとっての高コスト低リスクは最も避けるべきである。高いコストを支払ってでも得たい人材労働者の中のほんの一握りであり、それであってもすぐに解雇できてしまうのであれば今以上の労働者サバイバルゲームが待っているだろう。

考えるべきことは、労働者にとっては生活の安定が第一であり、最も求めるもの雇用の安定であるということだ。

なので、正規雇用コストを下げ、雇用保障は現状のままが労働者の最適解だと思われる。

正規雇用コストを下げるにはどうしたらいいだろうか?

企業負担する正規雇用コストとして大きいには、社会保障費の負担だ。ここを改革しなければ正規雇用コストを下げることは出来ない。

では、誰が社会保障費を負担するべきだろうか?国か、企業か、労働者か?

まず、労働者を見ていこう。

労働者社会保障費を負担する理由として、自分の面倒は自分で見るべきであるという自助努力が挙げられる。だが、これを実施してしまうと、アメリカのように医療崩壊してしまう。これは労働者としては辛いとしか言いようがない。

では、企業はどうだろうか?

今までは、労働者社会保障費を負担することは企業福利厚生の一部であると見なされ、企業社会保障費を負担してきた。だが、そのことは企業収益には何の利ももたらさない。むしろ足かせである。失われた20年までの社会は成長社会だったから、その足かせが大きな負担にならずに済んでいただけだ。

そうすると、国しかないのか?

だが、国の財源も有限である。現状の社会保障費だけでも辛いのに、企業負担してきた分まではとても背負えない。しかし、労働者社会保障費はこれから生きていき納税する若い世代を支えるものなのだということは付け加えておきたい。

これらとは違う方法はどうにかないものだろうか?

例えば、企業社会保障費を一旦負担するとして、その負担に応じて減税をするという形で、国と企業の間で社会保障費を分担するなどの仕組みはできないだろうか?

あるいは、個人社会保障費の掛け率に応じて減税という手段で、国と個人の間で社会保障費を分担するなどの方法は取れないのか?

日本労働市場の二分化を嘆くだけではなく、こうした議論を起こすことによってなんとか良い道を見つけていきたい。

国は政治家企業人だけのものではない。我々国民のものなのだ。ひとりひとりが考え、声を上げることは決して無駄ではないのだから

2015-06-20

http://anond.hatelabo.jp/20150620194434

非正規雇用正規雇用の間の格差をなくすべき」って話に、「企業のほうが立場が強い」ってのを混ぜること自体がなんかぴんと外れてると思うんだよ。

企業雇用者から搾取しているっていうのなら、(俺個人はそうは思わないが議論方向性として)それは企業規制する法律を立てるべきであって、今いる正規雇用者非正規雇用者格差放置してまもるってのは全然違う話でしょ?

2014-10-18

日本格差の特徴および生活保護バッシングが止まらない理由について

戦前に拡大していた経済格差敗戦直後にインフラ破壊によって縮小要するにみんな貧乏という状態

50年代経済復興にともない格差が拡大

60年代高度経済成長の中で徐々に縮小、

70年代に入ると格差の指標は全て最小となり「一億総中流」時代が始まる

が、

80年代に入ってほぼ全体的に格差は小さい中、所得格差を示すジニ係数が上昇傾向に転じ、格差拡大へと進み始める。

90年代バブルが弾けると、格差に関するほぼ全ての指標が上昇傾向

2000年代所得格差戦前の水準へと突入するだけでなく様々な格差固定化していく傾向。




日本における格差の特徴は世代間格差と、正規労働者非正規労働者の間の格差の2つ。つまり資本家階級労働者階級の差ではなく、労働者階級内部での格差が大きい。

非正規労働者は著しく、収入が低いため、結婚出産という家族形成再生産が困難であるという点から労働者階級の最下層であるというにとどまらず、伝統的な意味での「労働者階級」以下の存在と言える

日本は一時期「ニート」が問題とされていたが、実際に起きているのは「アンダークラス」の増大である。つまり生活保護を受けるのと、労働することでほとんど給料が変わらず、労働をがんばっても結婚出世など未来希望が持てない状況である労働者階級以下」の状態で労働継続している人たちだ。 これらはい生活保護に転落してもおかしくなく、社会福祉に対する潜在的脅威になっている。

生活保護バッシングは、資本家階級新自由主義者ではなく、むしろアンダークラス」に隣接している労働者階級によって行われている。

理由は3つある。

まず彼らにとって、増大するアンダークラス層が生活保護状態に落ちることは自らの負担が増えることにつながるからだ。たとえ厳しい労働環境だろうが、とりあえず働いて納税し、自分たち負担を減らしてほしい。

もう一つは、やましさからである。望んでそうしているわけではないが、構造としては正規労働者非正規雇用労働者から搾取しているという構造になっており、彼らの苦境を認めると、決して楽でない自分たちがより多くを負担することを余儀なくされる。自らの身を守るためにも「働かないあいつらはけしからん」と言い切るしかない。

正規雇用労働者以上の階級収入が微減で止まっているのは、非正規雇用を大幅に拡大し、かつ彼らの収入を「健康で文化的な最低限度の生活」が不可能な水準である貧困線以下まで大きく抑えた結果である。言いかえると、望むと望まざるとに関らず正規雇用者地位非正規雇用者を「搾取」した結果として維持されている

最後に、成果主義能力主義メリトクラシー幻想という社会ぐるみ正当化が行われていることも大きい。「学生時代からがんばっていい大学に入り、就職活動をがんばらねば食っていけない」と教育されるということは、「食っていけない奴は自業自得であり、私たちが身銭を切って助ける義務はない」という意識が強化されている。実際正規雇用労働者は、なんだかんだいって努力して就職活動を乗り越えているケースが多く、そういう人からすると「諸事情によって働けない人」は、単に努力不足で同情に値しない存在に見えてしまうようだ。

しかし実際のデータでは、学費等の値上がりにより階級固定化が急速に進んでおり、特に貧困層が己の努力だけでは能力主義社会エントリーすることすら困難になりつつある状況であり、こうした理屈正当性を欠いている。


だが、今は「総中流社会」や、その残滓としての「働かざる者は社会の一員にあらず」幻想崩壊の最終段階であり、今までの常識が最も揺さぶられている状況であるが故に、

常識にしがみつきたがる、今までのレールが存在していると信じたがっている人たちによって、生活保護バッシングという魔女狩りは今後も加熱していくことになると思われる。



以上Kousyoublogを読んだ感想

 
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