はてなキーワード: どうしてこうなったとは
先々週からスマホをちょっと見る時間もないほど仕事が炎上していたので今日、久々にはてブを見て驚いた。なんだこれ?!
この2週間、殆ど毎日ブコメを集めてる話題がこれ?こんなに連日繰り返すような話題か?特定個人への叩き、中傷で始まったと思ったら今度は属性叩きと中傷の繰り返しとかなんだこれ。
差別だ何だと言っているが、結局ブコメでは互いに差別し合ってるだけじゃねえか。自分から見ればどちらも全く以て下らないとしか言いようのない話題だが、他に余程話題がなかったのか?
いや技能実習生、署名偽造、立憲代表選、幾らでも重要な話題があるだろ。なのにいずれもついたブクマは先の数には及ばない。
もう気分は無惨様だよ。ブクマカは異常者の集まり。こんなサービスは一日も早く無くなった方がいい。
ヤフーニュースと並んで悪の巣窟扱いされるtogetterだって、ランキング見ると意外と色んな話題が均等に出てくる傾向がある。しかしはてブはブコメ数is正義の構造か独自アルゴリズムか、偏った話題がトップに並びがちなんだろうな。だからいつまで経っても負の連鎖が終わらない。普段意識高いこと言ってる連中だってちっとも政治経済の話題にブコメしないなんて終わってるよ
理由は「共感してもらえない」。ずっと前から思っていたことのようだ。共働きで1男1女の子供がいる。まだ1歳と4歳で手がかかる年頃だ。
離婚したい理由を聞いた。「あなたはいつも解決策ばかり提示する。私はそんなの求めていない。あなたには人の気持ちが分からない」。こうらしい。
たしかに大変でつらいという話を聞くたびに「こうしたら」とか「こうしよう」と提案して実現してきた。それらに対する感想は「感謝しているけど、共感されないのがずっとストレスだった」とさ、虚無感。
離婚したら生活がだいぶ厳しそうなのだが、親族の支えをえるから夫などいなくて良いと考えているみたい。しかし心配で仕方ない。離婚に応じる気になれない。
ひとり親の苦労はあちこちで聞くし、子供の将来を考えたら両親そろっているべきだと思う。「何でうちはお父さんがいないの?」なんて聞かれたときにどういうのだろう。私が家族を捨てたなんていわれるんだろうか。
しかし、DV夫や家事やらない夫なら離婚する気持ちもわかるが、これでも食事から寝かしつけまで妻無しでも過ごせるくらいまでになっている。
経済DVをしているとも思えない。年収も世間より相当あって、スーパーで値札気にせずに買い物できるくらいの稼ぎはある。そのお金も渡している。親族関係もこなしている。義母からはいつも感謝の言葉をいただく。
浮気?なんてのも考えてみたけど考えずらい。日々仕事場といえと保育園、週末は家族で行動。自由なのは夜とたまの一人外出くらい。
よく聞く話だけど、困った話を聞いたら解決をすぐ考えるし、共感もある程度しているつもりだ。おそらくの正解はひたすら共感で解決策を提示しないことなのは、日々の増田を眺めているとわかる。ただ納得がいかないのだ。共感してそうだね困ったねを続けたところで原因は解決しないし続くのだ。ある程度話を聞いたうえで、さてどう解決するかがとても大事だと思うのだが、ひたすら共感でそうだね困ったねを繰り返し続けるべき?
昔付き合ってるときはその気配が見えなかった。二人目の子供が生まれたら急に顕現し始めた。ただ、ずっとストレスだったということは、ずっと前からこうだったのかもしれない。
どうしても困った悲しい苦しいという感情に合わせ続けることができない。その辛さがあるのなら、一時も早くつらい気持ちを脱するように解決策を考えたほうが良いように感じるのだ。
苦しみを分かち合い続けることが良い人もいるってことなのか。
妻からは「私じゃなくて他の人を今からでも探したほうがいい」なんて他人事のように言われている。なんだろう、どうしてこうなった。別の人っていわれても女性はひたすら共感なんて言われたら、もう無理な気がする。課題はどうしても解決したくなるし、困っていたら共感よりも助けたい。
パワハラにセクハラにモラハラ、更に人のあだ名をプランクトンと呼ぶわ、満座で辱めるわ、新卒一人に物凄く攻撃してる。
毎話これだから見るに耐えなくて。
いくら何でもここまでやらないとお仕事シリーズって名乗れないの?って思った。
花咲くいろはでも叱り付けるシーンがあるけどアクアトープ程じゃなくて必ず後でフォローが入るんだけど
アクアトープには今まで(特に後半)フォローが全然なくてもう完全にパワハラだった。
そのクソ上司、くくるが働く水族館の副館長なんだけど、とにかく酷いのが他にも新卒社員がいるのに彼女だけに大きなプロジェクトを押し付けていた。
その上取引先と交渉する場ではくくるにプロジェクトの全てを丸投げしてフォローすらしなかった。
これを会社勤めだとよくある事だ!と言う人もいるだろうけど
くくるは高卒で入社してまだ1年も経ってない。いくらおじいと呼ばれる水族館の業界でレジェンド扱いされてる男性の孫という事で鳴り物入りで入社したとはいえ
シナリオ自体はそこまで破綻してるという程でもなくて毎話ティンガーラ(前半クールではがまがま水族館)を舞台に様々な飼育やそこで働く社員の問題を取り上げては解決っていう
如何にもお仕事シリーズの定番といわんばかりでそこは評価してるんだけど
主人公のくくるに対するあからさまな体罰というかイジメ行為が見ていられなくてピーエーワークスはこんな内容で良く通したなと感心してしまうほど。
感心するけど別に良い意味ではなくてどうしてこうなったという困惑が9割くらいあって。
確かにがまがま水族館時代、アクが強すぎて閉館の最後の方は夢遊病患者のようなありえない行動も多かったけど
それはくくるなりに水族館を守ろうとした結果だから一応フォローが出来るし周囲のフォローもあったからこれはこれでお仕事シリーズだなと思えたのに
次の舞台ティンガーラでは同僚の風花たち、がまがま水族館の元社員たちが新部署で各々問題を抱えつつも周りのフォローによって人間的に成長する過程がこと丁寧に描写されてるのに
くくるの職場だけそういうのがほぼなくて、自力でどうにかするしかないみたいで。
でそんな劣悪な労働環境の中でくくる一人が件の副館長に毎日物凄いパワハラを受けていてそら精神病むわと思ったよ。
これはなに、つまりうつ病になるまで追い込む事がお仕事シリーズの新たな試みということなの?
見ていてすごく不愉快な気持ちになるのでせめて何らかのフォローが欲しい。
シナリオ通りでもここまで特定のキャラクターを追い込むような展開は心苦しいので本当に辞めて欲しい。
せっかく期待してピーエーワークスのお仕事シリーズ最新作を楽しもうとしてるのに水を差さないで貰いたい。
会議において、席順で報告をしていくという場面。私は席順が最後だったのだが、私の前の人の報告が済んだらそのまま雑談モードになってしまった。
ひとしきり雑談が終わったところで、司会(上司)は「では次の項目に参ります」と発言、議題が変わりかけた。
ああ、いらないのね私。まあ報告内容はダメダメだし、ちょうどいいや。でも飛ばされたのは故意なんだろうか。わざとやられたのならショックだなー
と思いながら、機嫌が悪いというかなんというか複雑な気分になっていた。司会者(上司)とは折り合いが悪いし。
そんなときに誰かが『あの、増田さんがまだです』と言って司会を止めて、司会は顔をしかめながらも「はい、では増田さん」と私に発言を促した。
私は機嫌が悪く複雑な気分だったから、そこへ突然注目されて、とても気持ち悪かった。緊張して声が出なくて、報告が小声になった。
態度も報告内容もスルーしてほしかったが、内容はやっぱり引っかかって今度は会議室が説教モードへ突入、司会に切り倒されてつらかった(司会者は上司ですし)。
ダメダメな内容報告の原因を問われたので、私はこの失敗の原因は自分の能力が不足していたことによるもので、周囲の人は悪くないとの趣旨を発言したつもりが、
司会者には能力不足を言い訳にして職務を放棄したと誤認されてしまった。司会者は私を咎めに咎め、とても反論できなかった。
周囲の人間は顔を見合わせながら、そんなやる気のないやつに手を貸す必要はないからこれからは無視放置処分で確定なという合意を形成していた。
GoMockってのはGo言語のライブラリで、依存するinterfaceをテスト用モックに置き換えてくれる。
それで、テスト中のモックの期待される振る舞い等を簡単に定義できるのだ。
期待される振る舞いってのは、モックのメソッド呼び出しやその引数とかだな。
期待される呼び出しが無かったり、引数が違ったりするとテストが失敗してくれる。
非同期処理のテストだとよく、wg.Done()をモックにさせたりする。
けれどそのうち辛くなってくる。
つまり、たくさんのinterfaceに依存するサービスオブジェクトのメソッドをテストしようとすると、たくさんのモックのたくさんのメソッド呼び出しの全部の期待される振る舞いを書かないといけない。
モックのメソッドの戻り値によってサービスオブジェクトのメソッド内の挙動が変わる。
すると連鎖的に、メソッド内で続いて呼ばれるモックに期待される挙動も、変わる。
依存interfaceが増えるとこの場合分けが指数関数的に増える。
当然だ。
Go言語にはテーブルドリブンテストっていう、テストケースは配列に簡単にまとめられると良い、という慣習・哲学がある。
しかし俺のサービスオブジェクトはテストケースが肥大化複雑化しすぎてしまったようだ。
モックの期待される挙動を細かくケースに分類して配列にするのは恐ろしく辛い作業だ。
やりたくない。
どうしてこうなったかは明らかだ。
モノシリックで巨大で複雑なものは凡人には扱えないからやめとけ、と偉い人は言う。
やったよ(見様見真似で)。
でもじつはここはまだ山麓だったのです。
分け入っても分け入っても青い山。
おれはどこに行けばいいのだ。
参考文献
https://little-hands.hatenablog.com/entry/2020/12/22/ddd-in-first-3month
進行管理の仕事をしていますが、ミスを連発して上司から「もう次の案件では絶対ミスしないでね」と優しく叱責された今朝。
落ち込みながらも気持ちを切り替えて仕事してたら、さらに別のミスをしていることにさっき気づきました。どうしてこうなった…。
「ミスしないように検知するのも進行管理の仕事だよ」とも上司に言われました。ちなみに自分は経験7年目です。新卒への助言みたいなこと言わせてすみません。
上司含め先輩も同僚も、ミスの起因調査と再発防止検討に協力してくれて本当に職場に恵まれてると思います。
それだけに貢献どころか迷惑かけっぱなしで本当に申し訳ないです。
メンタルしんどいとき、家族に仕事辞めていいか相談したら一蹴されました。既婚なので収入を得る責任があるし、仕方ないけどね。
ちょっと前にこんな増田を見かけたけど、この増田と新人さんの心象想像して読むのしんどくなりました。
https://anond.hatelabo.jp/20211022205638
↑の増田のブコメに仕事や職場との相性を指摘するものがあるけど、自分もそう思います。
自分は発達障害の診断もらって投薬しつつ現職続けてますが、自分の中の一定水準からスキルが伸びてないことに最近気づきました。ここ2年くらい仕事の難易度上がってないし、新しい仕事振られません。なのにいまだミスが減らないし、寧ろ緊張感が無くなったせいか頻発してます。
同僚に経験年数も年齢も同じ人がいて、(お互い中途入社なので経験した案件は全く違いますが)比較して全く成長してないのも輪をかけて辛い。
その同僚は本当に優秀で、チームリーダー的なポジションに就いたし、自分が日々困ってることの言語化も協力してもらってます。全然レイヤーが違う。本当にありがたいです。
その点についても上司から言われました。「◯◯(同僚)さんと同じような役割を担って欲しくて採用したのに」と。
これ以上合わない仕事続けて、スキルも伸びないし自分も周りも辛い思いし続けるなら職種変えようと考えがよぎっています。発達障害と相性のいい仕事且つ家族を養える年収の職種って何でしょうね…。
わかってたら皆やってますね。
家族といえば、心療内科に通い出して半年経つことも打ち明けられずにいます。
初診前、通院したい旨を家族に相談したらやめとけと言われてしまったので。結局その後限界が来て内緒でかかっています。
年齢も年齢なので早く子供も作らないといけないし、それには異業種への転職は諦めて現職でもがき続けたほうが長期で考えて建設的な気がするし、この仕事ずっと続けなきゃならないのかと絶望するし、もうどうしていいのかわからなくなってしまいました。
うだうだ考えてないで転職に向けて準備しろとお叱りを受けてしまうと思いますが、
どうしても気持を吐露したいくらい今辛くて、でも話せる場や相手がいないので増田に書かせてもらいました。
最も相談しづらい存在が家族になるとは思いもしませんでした。利害関係の無い誰かに気軽に愚痴話したい。
長文読んでくださり、ありがとうございました。
最近増田でホットなAndroidとiPhoneの罵り合い。楽しいですね。
なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社は市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西のメーカーでAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話や基地局の生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。
で、よく知られているように日本の携帯電話は1999年のiモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯は日本メーカー以外どこも作れなかった。
まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモはガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外の携帯キャリアにガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモの進出と同時に日本メーカーは高機能な携帯を世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外に地盤を築いていたのはソニー・エリクソンと三洋くらいで、三洋はアメリカのスプリントにCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスンの携帯を買って研究していたのが懐かしい。
後にAndroidやiPhoneがすごい勢いでエコシステムを世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外ではいまいち受けなかったし、ドコモにおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。
当時すでにスマートフォンは海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外のビジネスマンは使っていた。しかし日本ではいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープがWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。
で、2010年(追記:2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhoneが日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本のガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章のコピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいものが日本の携帯に勝てるもんかと思った。しかしソフトバンクがiPhoneの未来イメージとシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、auやdocomoは対応せざるを得なかった。
まもなくシャープや富士通東芝、ソニー、NECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアがワンセグやFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフトは不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾に在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場は悲惨だったようだ。
それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidとiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホのシェアはあっという間にAndroidがiPhoneを抜き去っている。しかし日本のAndroid勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauがiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンとソニーのスマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年にAppleに屈した。その契約は屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費を負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとauやdocomoがiPhoneのCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。
結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててAppleを推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホを日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリアも消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCMと提灯記事とキャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。
もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでAppleと契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアはAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSのシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhoneを最先端で最高性能と信じ続けた。
結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhoneは日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道でカップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から「家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。
とにかく日本のキャリアは総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleのポチになってしまった。auもdocomoも傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢でクズな会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原の日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇としか言いようがない。一社が支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません。
俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門のDDIポケットの本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本の携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品も日本製が多かったが、今や台湾や韓国にも負けてしまった。スマホのCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代で消滅。メモリも液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。
まあ、もう50すぎのおっさんの独り言です。ちなみに私が使っているのはかつてアメリカ市場で我々とCDMA携帯のシェアを争ったサムスンのGalaxy。妻とむすめはiPhoneです。二人は絶対にiPhoneじゃなきゃいやだ、Androidは使いにくいといいます。おっさんはそんなことないと思います。でも、何言ってももう彼女らは「iPhone」なのです。
見てないのもそこそこ
一覧、大枠ストーリーはアニメイトのサイトが便利(https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=5947)
前期で面白かったのは かげき、メイドラ、ジャヒー、Night head2041
感想には偏りが強い
細かいことは気にすんなの展開で進むのと狙ってる客層が決まってる感
ただクオリティは高いしノイタミナ枠でアニメ化するくらいだから先々で面白いと言える作品なのだと思う
序盤の無様さが受け止められるかどうか
男性ヒロインが何故か真田の鎧で主人公の姫をぶっ叩いて1話終わり
コメディの割合と本筋ストーリーとのバランスが取れてれば期待できる
かぎなど
鍵作品見てきた人なら楽しく見れるはず
でもその素材が6年前のゲームってどうなの
がんばれ同期ちゃん
異次元から軍国日本が現代日本にSDサイズロボットで攻めてきて掌握、サブカルを禁止したので戦うって設定はそこそこ凝ってる
ロボアニメだけどSDサイズ(2頭身)なので迫力には少し欠ける、操作は主人公とヒロインの2人1組かつヒロインの気力(メンタル)でパワーが決まるシステムは色々使えそう
全体的にクオリティは高くオリジナル設定がかなり多いのでそこが合えばハマる、今後のストーリーは全く予想できない
吸血鬼が死ぬだろうな〜って場面でちゃんと死んでくれるので楽しめる
境界戦機
ガンダムじゃないけど基本的にはガンダムのストーリー展開、ロボット物
敵機に人を乗せないことで破壊へのハードルを下げたのはナイスアイデア
主人公機の色味は完全にガンダム、デザインはガンダム世界ならエースモブ程度
日本が分割支配されてる設定なので敵の機体デザインが00のように分かれてるけど主役と相対した時に映えが不安
深夜でやる内容か?
※指摘有、日曜の朝でした申し訳ない
朝ならこんな具合でいいのかもしれない
良くも悪くも引っかかりがないので大きく展開できるかは微妙
前期紙芝居と叩かれたけどそこまで悪くなかった
ちょっとだけセリフが聞き取りにくい部分はあったのが直ってれば楽
これは見続けることで面白くなってくやつだから序盤のスロースタートはしょうがない
異世界転生だけどまだ能力は未開花、育ってきた環境が特殊な設定
3人の霊体?に育ててもらってこの先パラディン(騎士)を目指していくっぽい
舞台がいつもの中世ファンタジーなので見慣れたストーリーになったらちょっとキツい
サクガン
未開拓の岩石に囲まれた生活エリアから出て開拓者となりたい主人公とそのフォローに回る親
親は元開拓者で主人公の進路は反対してたけどそれを認めるまでが1話なのでまだストーリー本筋展開してない
主軸の話が進む2話以降で判断
2話まで見て序章完といった感じ
1話の最後で現実を味わった主人公が2話途中まで暗いままなのが良い
さんかく窓の外側は夜
BL要素がかなり強くミステリー部分は結構面白い気がするのにそれ以外が合わない
細かい説明無しで話が進む点、急にギャグっぽいことを挟む点など人によって好き嫌いの分かれるストーリー
何にせよBLにしか見えないのでミステリーとして見ると気が散る
シキザクラ
チープな3Dにしたことでアクションバンバン動かせるようにしてるのかな?実際よく動く
終末のワルキューレ
超人バトルならケンガンアシュラのアニメが当たりだったのでそちらをおすすめ
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
実力を隠して薬師をやってるオレ、村人がピンチの時には本気を出して助けるぜってパターン
前半萌えキャラが戦うありがちな萌えアニメ系統かと思いきや主人公は中盤から出たジジイ
ストーリーがまだ始まってないので2話以降
キャラはきっちり作られてるのでかわいいキャラで見るタイプならこれ
どこに面白さを見出すか人によるけどコメディ要素結構多いので楽々見れる
先輩がうざい後輩の話
忘れてたけどこれラブコメだったわ
万人向け、作者の漫画はTwitterで公開されてるのでそれ読んで合うならアニメもok
波を求めるというよりはこの2人を見守る系アニメ
クオリティ高い気がするが見ててワクワクというか次も見たいといった感じがあまりない
キャラも絵も綺麗で凝ってるけどそれを抜いたストーリーはそこまで新しくないかも
キャラメインのアニメなら充分、脚本重視にはちょっと物足りない
クオリティは安定して高い、音楽が軸なのでその尺がどうしても長い
会話劇と絵力アクションが見所
月とライカと吸血姫
ソ連風の宇宙開発が圧倒的な世界と吸血鬼がいるファンタジーミックスだけどそこまで違和感はない
林原めぐみがいることでスタッフが引き締まってる雰囲気を感じて期待
実験生物に対する態度の理由もちゃんとしていて脚本も練られてる気がする
2話強がりが可愛いのとキツく当たってくる科学者をしばきたくなる
関係性がすぐ構築されないのも良い、伏線が少しずつ撒かれてる雰囲気
Deep Insanity THE LOST CHILD(ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド)
スマホゲーなありがちな展開や戦闘と思ったらまんまゲームだった
でーじミーツガール
2話まで進んでるが短すぎて何が起きてるのか全くわからん
ただ次も見たいと思う雰囲気の良さはある
日曜の朝らしいアニメ
デジモン定期的に出てきては消えるのは何故なんだ
それを目当てに一部Twitterが盛り上がってるのでそういう枠
ただ脚本は面白いらしい、あの絵でストーリー集中できるのは多分才能
ここまでひどいCGは久しぶりに見た、全体的な作画も不安定、ロボットもの
ストーリーも腐る程みた展開
スポーツものにありがちなストーリー展開になったらもうキャラ見るしかない、その時まで見ていれば。
プラチナエンド
期待枠、アートをゼロから解説しつつ進めるアニメは誰が見てもわかりやすい
思ったより展開が早いがアニメはどこに着地させて終わるのか気になる
宗教画や風景画など見たことのあるアートから入るのも取っつきやすい
やっぱ最初の美術の先生が無駄な嘘を言わない辺りで見てる側も真剣になれるしどんな評価も隠さないのが良い
Eテレで展開してるのが残念
MXなど深夜にやればゆるキャンなどの日常ゆるアニメとして覇権だった
BLらしく話の途中でぶつ切りになる場面があるがそれは別としてちょっと面白い?
女性の出ないおねショタというか説明は全く出来ないがじわじわ面白いのがふしぎ
原作は古いゲーム、アニメは気色悪い生物とグロとロボットアクション
この1話はファンサというかゲームの前日談らしく世界観の説明で終わる
見える子ちゃん
相変わらずのクオリティ
MUTEKING THE Dancing HERO
原作?は昔あってそれをリメイクしたらしいが面白いとは言いにくい
結城友奈は勇者である-大満開の章-(ゆゆゆ)
やっと無事終わったのにアニメ再開でまた視聴者が病む予感しかしない
とりあえずやけに1話金かかっとる
ルパン三世 PART6
「数週間でワクチン希望者は全員ワクチン接種を終える」との増田を見た。
万が一明日全ての希望者が一気に予約し明日中に全員の第1回の接種が完了したとしても第2回の接種は3週間後。
首都圏は多くの自治体が予約ストップし再開の目処が立たない状態で当然明日そんな奇跡が起こるはずもない。
少し考えれば有り得ない話なので「何吹かしているんだ?」と思ったのだが
これもしかしたらこの人は本気で数週間で接種が終わると考えているのではと思い始めた。
「病床も半分空いた状態で重症者、死者も少ないままピークアウト!」と言っている人がいて
いや散々報道で病床もホテルもカンストで自宅療養者激増と言っているのだが、何を言っているのか?と思ったが
もしかしてこの人は本当にそう信じているのではないかと思い始めた。
思えば本邦首相も散々その道の第一人者の西浦先生が8月には5000人の予測を立てたり、現実に医療機関から逼迫の声が上がっていたのに
これほどの感染爆発になるとは予想外だったと曰うていた。いやいや嘘でしょ?と思ったが、
もしかしたら本気であの三菱総研の予測を信じていて、この医療崩壊の事態は本当に予想外だったのではと思い始めた。
一般人が言うならともかく一流のブレーンを揃えた上でも予想外というのは周りも含めてあまりにも無能すぎるし流石にないと思ったけど
いやそれは過大評価で本当に信じていたのかもと思い至り、本気で恐ろしくなった。
あまりにも視聴者が少なすぎるんよ。せっかくのアイマス新作なのにさ
https://live.nicovideo.jp/watch/lv332853278
15,225人
https://www.youtube.com/watch?v=23nd1miGSWQ
37,484 回視聴
youtubeは視聴回数=人数としても、ニコ生と合計して5万人しか見てない
というかアイマス生放送は親和性の高いニコ生のほうが強いかと思ったけど、みんなyoutubeでみるようになっちゃったね
んで、前回はどうだったかというと
https://live.nicovideo.jp/watch/lv332573144
23,874人
(アーカイブ削除済み)
47,357 回視聴
合計7万人。
タイムシフトやアーカイブ視聴があったとしても、こんなにも前回と今回の違いが出るのかと。
この辺からyoutubeのキャッシュも辿れないのでニコ生のみ
https://live.nicovideo.jp/watch/lv330233813
33,507人
さすがに発売日の告知とあっては視聴する人が多かったか
https://live.nicovideo.jp/watch/lv329674124
28,573人
まぁ3回目よりは多いので期待がもたれているか
https://live.nicovideo.jp/watch/lv328226558
42,475人
ニコ生だけで4万は強い。発表されてから音沙汰がなかったところからの生放送での発表なので興味があった人が多かったのではないだろうか。
しかし、今回の生放送視聴人数の3倍となっており、今では興味がある人もいなくなってしまったのかもしれない。
・据え置き機ゲームのプロデューサーのしゃべりや進行がヘタすぎる
・アイマス4ブランド合同のゲームなのに、各アイマスブランドからアイドルが5人くらいしか登場しないので、好きなアイドルが登場しないことに怒った人が離れた
・上記にはSideM(女性向けアイマス)が含まれていないので、女性が離れた
※女性と男性で3Dモデルの骨格が違いすぎるので、主にダンスモーションをあわせるのが辛そう。女性曲が中心なので、男性が女性歌唱の曲のダンスをするとなると……
・初期の頃の見た目からかけ離れていて好きではない人が離れた。
※この場合の初期とはアーケード版やXBOX360版ではなくアイマス2やアイマスOFAのことを指す。最近のプラチナステージやステラステージの見た目も好きじゃない人が離れたようだ
・ウマ娘のほうがライブ演出が良いのでアイマスではなくウマを応援する人が増えた
※スマホレベルでの演出としてはウマはすごい方だけど、据え置き機のほうがスペックぶん回してステージギミックの演出をしているので個人的にはアイマスのほうが好き
・直近2作の据え置き機版アイマスゲームが失敗していたので敬遠している人が多い
あまりにも弱いし原作再現出来てないので何がどうダメなのか列挙していく
これを新規や復帰勢が手に入れた時にまともに使うにはハードルが高すぎる上に、もっと楽に強いキャラが居るので入手する必要が無い
ダイナゼノンのキャラクターソング、出ましたね。アマゾンから来たメガジャケがマジででかくでびっくりした。
ガウマ隊のキャラソンは言わずもがなほんとマジ最高で、特に夢芽のキャラソンは既に擦り切れるほど聴いているし、涙腺がガチで緩む。この前なんか「ユメエッしあわぜになっでなぁ!!!」と口走り後輩に「頭大丈夫ですか?」と心配された。大丈夫大丈夫と目元を拭いながらまた泣いた。ヤバい人である。
しかし今回話題にしたいのは怪獣優生思想の方のキャラクターソングである。
爽やかで明るいナンバーとなっているが、タイムラインではこの曲の解釈の仕方に納得できない声も多かった。
というのも製作側の話を伺う限り怪獣優生思想は一枚岩ではなく絆もガウマ隊ほどではないのだという。
「それを絆だなんちゃら歌うのは流石に原作を見てないんじゃないか?」
と原作重視のファンからしてみれば不満な気持ちはあるだろう。実際そういう声も多かった。
自分もこれを聞いた時待て待てどうしてこうなった?急にアイドルグループみたいになったぞ!と思いしばらくネタにしていた。
ところでダイナゼノンは素晴らしい作品だったと思う。みんな知ってるよね。
俺はもうなんか最終回では涙がボロボロになって画面見えなくなってよもゆめぇ!ちせえ!暦就職したんか!ガウマさんを姫とあわせてやれよ!とかそんな言葉を嗚咽と共に吐き出したことを覚えている。目が冴えて全然眠れず気づけば朝だった。
よくある倒される敵集団という感じである。ジュウガの告白をネタにしたくらいであとはムジナのグッズたくさん出るといいなあ、くらいの気待ちしかなかった。
怪獣優生思想も被害者だ!という意見が流れてくることもあったがまあなんだかんだであいつら好きにやったし良かったんでない?という感じであまり気にしてはなかった。
怪獣優生思想のファンも、俺たちとおなじように嗚咽と共によもゆめぇ、したかったのではないだろうか?
いや本当によもゆめぇ!なわけではない、俺たちにとっては怪獣優生思想はわりとどうでもいい存在だ。しかしファンにとっては違う。
怪獣優生思想は救いを求めていないかもしれないが、ファンには救いが必要なのだ。
男女比率3対1。
ムジナが圧倒的人気を誇っているとは言えポジションとしては前作の新世紀中学生に近いだろう。つまり怪獣優生思想はどちらかといえば女性向けのキャラクター集団だ。
最終回当時のあの展開はわりと怪獣優生思想ファンをやっていたお姉様方にとっちゃショッキングな出来事だったようでだいぶタイムラインが荒れていたことも覚えている。回ってくるツイートをマジで女って怖えな…と思いながら目を細めて眺めていた。
しかし女性特有の閉鎖感のあるファンコミュニティで、顔しか見ていないメンヘラというレッテルを貼られるとなればどうだろうか?
だがそのキャラ設定を今更覆すわけにはいかない。彼らは犯罪者だし、大量殺戮をしているのだから、そこは受け入れるしかない。
そこでつけ入る余地となったのが絆だろう。
犯罪者同士の間にも絆は生まれるし、そういったキャラがウケやすいことも経験上よくわかる。
言っちゃなんだが怪獣優生思想に悪役としての魅力はあんまりない。
イモータンジョーのように目的意識はなくジョーカーのようなカリスマ性もない、レクター博士のようにぶっ飛んでもいない。流されるままというキャラの特徴は魅力からはかけ離れている。
しかし絆は別だ。
目的意識がなくとも、カリスマ性がなくとも、絆はそれに拮抗しうるくらいに強い属性になりうる。
六アカのクソデカ百合感情という奴だ。さらに絆は売れる。六アカがどれほど売り上げに貢献してきただろうか?
女性界隈では布教という文化がある。詳しくは知らないが布教と言うからにはそれにもある程度の説得力がなければ困るのではなかろうか?
男性向けの同人誌が実用第一の一方女性向けの同人誌が関係性を描くと言われていることはよく知っているが、そうなるとないないづくしの彼ら彼女らを布教するにあたっては絆のようなものがないとかなり難しくなるのではないだろうか?
ただでさえ犯罪者を推しているとならば自分の人格まで疑われる可能性があるのだ。
ちょうどルックバックが公開されてそう思った。
アニメーション会社が襲撃されたという点もあって統合失調症の殺人鬼に対する当たりは強い。もちろん犯罪はあってはならないことだがあの一件で犯罪者というものがよりオタク界隈でリアルな敵となったように思う。
昨今女性の自立が叫ばれる空気感の中、そう言った人格上の弱点と疑われるようなことがあっては、そのコミュニティで不利になるのではないだろうか?
本当に倫理観のある人間ならそんなキャラは好きにならないはずだ、と侮られるかもしれない。
言い過ぎかと思うのならばダイナゼノン本編を見て欲しい。イジられキャラであった夢芽の姉は、平気そうに見えただろうか?
これはおそらく怪獣優生思想のファンである人間達に向けたせめてもの慰めなのだと思う。
怪獣優生思想に絆がないにせよサイコパス集団であるにせよ、それが示されたのは終盤も終盤で、それまで彼ら彼女らを追っかけてきた層に取っては彼らは人間的であって欲しいし、絆があって欲しいし、周りの人間にも彼ら自身を尊重してもらいたい。
キャラを、アイドルを推している自分たちに対し、でも犯罪者じゃん、でも大して仲良くないじゃん、などという冷めたマジレスを送ってほしくはないのだろう。
「それは現実逃避だろ…女ってそんなんばっかかよ…」と思われる向きはよくわかる。
既に怪獣優生思想はグッズも多数出ている。製作側としては人気がでないよか人気が出た方が助かるという気持ちはあるだろう。在庫の山を抱えたままでは次回作を作ることもままならない。
キャラソンという媒体を買う人は少ない。ただの歌である。リーズナブルな値段とは言え本編のファンでもない限り、サントラでもあるまいし手を出す人間は多くはない。
ゆえに少なくともキャラに入れ込んでない層はキャラクターソングの複数購入などしないだろうし、待ちきれなくて配信で買うなんて真似もしない。
大抵の人はガウマ隊のグッズに手は出すが、という感じだろう。それでは商売上困るのだ。搾り取れるだけ搾り取らなければ社員を食わせていけない。次回作の質も上がらない。
とは言え傷の舐め合いには限界がある。
そしてそれに対して彼らは実はこうなんだよね、と外野が口出しするのも悪手だ。
対岸の火事に対して講釈垂れてるオッサンのレッテルを貼られてしまう。ファンたちは現在進行形で辛いのだ。
そしてそのファンたちの心を救う上で大事なのは、やはり公式からの言及だろう。
今回のキャラソンはそう言った視聴者に対するいわば手当て、治療薬、心の包帯のような面もあるのではないだろうか。
そんな奴はさっさとファンを辞めろ!という意見もあるにはあるだろう。俺だって一部の強いファンによって公式が歪められるのは本意ではない。
この曲の絆の部分のオーダーがトリガー側から来たのかそれとも作曲者側がそう言った視聴者側、というかファン心理を汲み取ったのかはわからないが、下手に解釈を深めるよりいい結果になったのではないかと思う。
字面通りにコンテンツを受け取りがちでそのコンテンツの受け取り方はディープな層からの受け売りであることが多い。
多数の意見に流されがちな無垢な視聴者は「良い」と言われたものにはそう言ったバイアスをかけがちだし、逆も然りだ。
実際検索をかける限り厳しめな意見が多かった怪獣優生思想へのツイートはキャラソンの発売によって曲自体の評価とその歌詞の明るさから好意的な方にスライドしたように思う。
こういう誤謬が広がることによって少しでもファンをとどまらせる目的もあったのではないか?
次から次へとコンテンツが現れるこの時代、都合が悪いことが起こったらやーめよ、と他のコンテンツを楽しめてしまうのがこの世界だ。
そしてその数はSNS上で見るよりも遥かに多い。アカウントを取得したとしても実際に積極的に発言する層はそこまで多くはないし、そもそもツイッターをやらずにアニメだけ見る人間も多い。そんな人間でもキャラグッズを買うのは珍しいことではないらしい。
自分の立ち位置を意識し、攻撃されないように流されるまま生きる。
そしてそれに向き合った夢芽は傷つき追い込まれ、だんだんおかしくなっていった。
そんな彼女を傍観者だった蓬が救う世界を、ダイナゼノンは描いた。
キャラクターのファンの心を救い、作品も汚さない。そう言った狙いがキャラクターソングには託されたのではないのだろうか?
もちろんただの製作側の一発ネタが良いように動いたという可能性も否定できなくはない。
けれど少なくとも作曲者側は売れるように書かないと次の依頼も望めないわけで、視聴者目線については意識するであろう。
どんな曲を顧客は求めているのか、そしてどんな曲ならば視聴者が受け入れ、話題にしてもらえるだろうか。プロである以上そこら辺は当然意識する。この解釈は受け入れられるだろうか?という問題も考慮しないはずはない。
その結果生み出されたのがこの曲ならば、それにも意味があるはずだ。
作曲家が魂を込めたこの歌を軽んじたくはないと推しの子を読んで思った。GOAさんがんばれ。
もう次回作にはマジでマジで期待している。前作の期待を遥かに上回るダイナゼノンがお出しされた今ハードルは上がるばかりである。
しかし市場至上主義の荒波にいる中、純粋に作品を愛しているファンだけに接してはいられないだろう。今回獲得した新規客層がお金を落としてくれるよう、そして次回作がより良いクオリティになるようにその客層の目線に立って考えなければいけない。
そのためにも俺たちにはいくらかそういった媚びをゆるす鷹揚さが必要なのだと思う。
それは間違いなのだと断罪するのではなく、たとえ嘘や誤謬でも受け入れる鷹揚さが。それくらいでダイナゼノンという作品の輝きは消えはしない。
監督は人気のために作品を歪めるほど、作品に対して真摯さを欠いていないはずだ。
六アカを出せなくてもやってやると言ってくれた監督だからこそ、そしてこの素晴らしい物語を作り上げてくれた監督だからこそ、信用できる。
怪獣優生思想のファンが離れず、次のグリッドマンユニバースを楽しんでくれるよう、そのためにアニメーターを応援してくれる気持ちが萎えないように祈るばかりである。
五輪開会式と、『ルックバック』についてをむりやり結び付けた話です
「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(SWC)の副代表のコメントが朝日新聞に出ており、とても驚いた。
東京五輪で開閉会式のディレクターを務める小林賢太郎氏(48)が解任されたことを受け、米国の有力ユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のエイブラハム・クーパー副代表は22日夜(日本時間23日午後)、朝日新聞の電話取材に応じ、「適切な動きだ」と語った。
問題の動画は、小林氏がお笑い芸人だった1998年に発売されたビデオに収録された。20年以上経って問題視されたことに対し、クーパー氏は「それでも責めて、責任を取らせるべきか。イエスだ」と語る。
その理由については「彼には自分の行いについて自省する時間があった。だが、不適切だったと認める声明はこれまで出てこなかった。3、4カ月前でも『私は若かった、考えが浅かった』と言えばよかった。それこそが彼の問題だ」と説明する。
自分が驚いたのは、同副代表が、2017年、欅坂46の「ナチス風衣装問題」でこのような発言をしていたから。
「ソニーは適切に対応した。すぐに人を(SWCの本部がある)ロサンゼルスに派遣し、私は東京に来た。こういったことも踏まえて、その数か月後にまた東京に来た。我々の本当の関心事は、不幸な事案を学びの機会にすることだからだ。」
「我々の本当の関心事は、不幸な事案を学びの機会にすることだからだ。」
今回の小林賢太郎氏への声明においても、SWCは決して解任を求めているのではなく、あくまで謝罪と教育が求められているのだと思っていた。
昨今の「キャンセルカルチャー」とは一線を画すものだと思っていた。
この数年で、趨勢が変わったのだろうか。
ここで『ルックバック』の話になる。
ルックバックの犯人像が統合失調症に対する偏見であるという批判、それに対する反応。
そして、不当だと突っぱねるでもなく、謝罪して引き下げるでもなく、
ただ意見として受け入れればいいのでは、そう思っていた。
しかし、このように今「批判・抗議」がただちに辞任や解任、引き下げに直結している現状があるために、
正当であるかどうか強く判断され、単に受け入れることができない、といったことが起きていやしないか。
「何も要求しない、ただ批判であるだけの純粋な批判」があると思う。
これが昨今難しくなっている。
表現規制問題について、「お気持ち」と呼ばれ始めたそれについての話が特にそうだ。
ただちに規制に繋がらない限りは、不快感の表明は当然あるはずのものではないか。
「お気持ち」は、単に「お気持ち」である以上は、完全に正当なものではなかったか。
個人の感情から一足飛びに規制論へ飛ぶからこそ、「それは単なるあなたのお気持ちだ」、という批判ではなかったか。
それが今では、単に何も要求しないものについても、「お気持ち」という言葉が飛び交っているのを見ている。
現状では問題とはされていない、かくれた課題というのは無数にあるのだと思う。
それに光をあてていくには、まず知ってください、認識してください、と主張していくことが必要と思っている。
主張は不当と突っぱねられてしまう。
それまで完全に突っぱねてきたものが、急に変わるのか?
ただ意見として聞いてもらって、少しずつ変わっていくことはもうできないのか?
小山田氏が辞任した際に、「謝っても許されないのなら、みんな謝らないで無視することになる」というような意見が複数あった。
「許さない人がいるのは当然だろう、何言ってるんだ」、最初そう思った。
個人の感情として、許す、許さないがあるのは当然のことと思うから。
「許す」、「許さない」はそのまま「突っぱねるか」、「降りるか」の対立構造に限りなく近づいてしまっている。
自分は「謝っても許されないのなら」を、100%は否定できなくなってしまっている
矢面にたって集中砲火を食らえばいいと思っていた。
「ただ批判を受け入れる」ことは、場合によっては、降ろされるよりも厳しい場面があるのではと思う。