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はてなキーワード: 自分たちとは

2024-05-15

同和行政の話を聞いてテコンダー朴を思い出した

いきなり嫌韓かよチョッパリらしいな。

そんな声がどこからか聞こえたが、俺が知っている中で最も同和の話に近いのが一時期ネット折檻した韓国人優遇の話なのだから仕方ない。

結局のところ、あの頃散々叩かれた「ごくごく一部のやたら優遇されている韓国人Ⅱ世Ⅲ世」というのは、同和の一種だったのだろう。

戦後のゴタゴタなどで韓国人差別してきた歴史を持つ地域に深く関わる行政が、差別主義者としての自分たちの状況を小手先で誤魔化そうとし続けてズブズブの関係になっていったわけだ。

なるほど、ネトウヨとして暴走大学や親や初めて入った職場で煙たがられながらも必死勉強し続けた知識が今になってようやく役にたった。

利権を一度認めると、「利権を一度認めてしまった」という情報世間から隠すためにずっと利権を認め続けることになる。

これが民間企業だとふとした業績の悪化によって「これ以上は耐えられない!」と吹っ切れることもあるし、倒産と共に膿が一気に地域一帯へと流れ出すこともある。

だがこれが公共となると中々倒れない。

何よりもそういった利権を黙認するかしないか判断自分たち利益に一切影響しないという役人立場が「とりあえず面倒臭くなさそうな方向で」というインセンティブを強く働かせるわけだ。

結果的日本中に同和優遇外国人優遇を始めとした様々な「元被差別階級」に対する優遇措置が行われ続けるわけだ。

恐ろしいな。

フェミニストもどきの連中がい前も何度も新たなルートで繰り返している恐喝と全く同じやり方だ。

何千年前に生み出されたのか知らんが、全く持って人類寄生するのによくできた方式だと思う。

根絶やしにする方法があるとすれば、優遇措置をしてしまった人間を捌きすぎないことだろう。

だがそうなると今度は裏で繋がりを持ったままにして利益折半してチャンチャンとなりかねないわけだ。

難しい。

乞食を辞められなくなった人間対処のなんと難しいことか。

なぜ自分思想キャラ押し付けるのか

今日FA界隈が燃えた。

詳しい内容は伏せるがものすごく簡潔に説明すると、”実在する人物”の二次創作反差別を暗に訴えているアンソロジー制作された。

アンソロジー参加者は数十人。

みんな、プロフィールには虹の旗や、それに関する思想を表示していた。

かに差別は許されるべきではない。揺るがない事実だ。

でも、なぜ、自分思想倫理を、”実在する人物”の二次創作で、訴えるのか。

海外ゲームにハマっているときにも似た事情に遭遇した。

公式では同性愛ではないキャラBLを描いて(ここまでは別になんとも思わない)

それに付け加えて「LGBT自由!」という主張を攻撃的に行って、公式すらをも否定しており、自分意見にそぐわないアカウント空リプ悪口をこぼす。

それで、ゲームキャラの年齢やマイノリティが変更された例がある。

だが、今回の件は”実在する人物である故に悪質だ。

その元となった人のネタや振る舞いに否定的な人間がいた。

存在している人間思想をゆがめ、ガワだけをはぎ取り、中身を自分自身の都合の良い妄想で固める。

すべてに対してのリスペクトをまったく感じられない。

はっきり言って、二次創作腐女子が嫌いだ。

なぜそこまでわがままにふるまえる。なぜ自分たちを正当化できる。

なぜ自由を求めるくせに「どうして自由であるか」を考えられない。

せっかくその「人物」が積み上げてきたものを、強自己主張人間たちが荒らして無下にするこの状況があまりにも悲しい。

つの間にか「二次創作」を「ファンアート」と呼ぶようになった。

アーティスト側も大歓迎なところや、実際に使用する人たちも増えてきた。

からといって、向こう側に「一人の人間」がいることを忘れてはいけない。

法の不知はこれを許さずって考え方で司法は動いてますけど、そんなこと言ったら警察裁判官でも、法律で禁じられていることと認識せずにやっていることがあるけど、彼らのその行為を目撃した人にたまたま

それを禁じている条文を「知っている・覚えている」人がいなかったから裁かれていないだけな人がほとんどなんじゃないですか。

まり、そのような行為を見たら「これはあの条文に違反している」とぴんと来るほど、日本のように数多ある法律を全て完璧にいつでも引き出せる状態記憶している人はいないと思うので。(たとえば弁護士となれば自分の得意な法域以外は結構知らないものですよね、それをあえて埋め合わせようともしない)。

この世に生きてる人はよほど短命だったのでなければ、全員が一度は何かしらの違法状態を起こしていると言っていいでしょう。

ようは犯罪者となってしまうかは、自分がしでかした違法行為対応する条文にぴんと来る人に出会ってしまたかどうか、という運次第でしかないのではないかと思うのです。

取り締まり裁く側の警察裁判官には、運がいい人が多いのでしょう。策士、策(=不知を許さずという態度)に溺れるということになることが少なく、「法律が多いのにそんな態度徹底しちゃったか自分たちが裁かれる側になっちゃったねー因果応報~」なんて言われるような時代になることが少ないのは運がいいだけ。

法の不知を許さずってのを振りかざすなら、その前に、自覚したうえで意図的にすべての法律違法とする部分を回避するのはどうやっても不可能なほどの多すぎる法律を削減するのが筋ではないですか?

今の状態で全ての法律合法であることを一個一個確認したら、たとえるなら右手をあげるためだけでも(いやなんの行為でも)それを確かに合法でしていいと確認するのに何時間もかかるでしょう。

わたしたちが裁かれないのは、自分たちが都度しているいろいろな行為たまたま合法であるか、違法ではあるが違法とぴんと来る人にばれていないかに左右されている部分があまりにも大きすぎると思うのです。

法律を減らすことは無理なのなら、法の不知は許さずってのをもっと条件付きにするとか緩和すべきでしょう!

推し政治的思想表現に使われた話

本当に気分が最悪だから吐き出させてほしい。

レインボーフラッグ掲げてる一部のファンたちによって、推し実在している人間)たちを使った、反差別を主張するアンソロジーが発表されてた。

ちなみに本人たちは一切反差別だとか、LGBTだとか、そういった政治的なことは動画内で主張したことない。100%捏造

100歩、いや1000歩譲って鍵をかけてくれて身内で楽しんでるならいいのかもしれない……けど、実態

もっと政治色強めにしたら良かった笑」

フェミニズムを主張した」

「(作品宣伝のあと)人を殺すな!!」

と鍵をかけてないオープンアカウントでする始末。終わってる。何だこれは。

勿論オープンアカウント宣伝するものから、「〇〇はこういう活動をする人なのか」と勘違いされているケースを見られて、収集がつかなくなりはじめている兆しが見える。

その人を推す界隈の大半のファンは、推し実在している人間で、ちゃん自分なりの思考をしていて、立場があって、それに基づいて行動した上でやりたいことをやっている、要は画面越しにいるだけで自分たちと変わらないただの人だと理解している(と信じたい)。決して他の人間主義主張のために利用される着ぐるみではないのだ。

「この人は〇〇な行動を取るから、〇〇な思想だろう!」と勝手に決めつけることは、レインボーフラッグを掲げる彼ら彼女らにとっては人権侵害ではないのだろうか。自分主義主張が正しければ、他の人(本人やその他のファン)はどうでもいいのか?

それこそ、ヨーロッパでおこった絵画を塗りつぶすような抗議活動と何も変わらないと思う。それとも、ああいった反差別フェミニズム、そういったことを主張する界隈では極端な行動を取ることを是とされているのだろうか?

もしそうだったとしても、本人がそれを見て「すばらしい!」と思ってくれると考えたのか?本当にそう思うなら、あなたが見ている推しあくまあなたが作り上げた推しであって、幻であると断言させてほしい。

政治的主張は、どうあがいてもクローズドにはならない。オープンになってしまう。

少し前に、二次元キャラクターレインボーフラッグを持たせていた作品が流れて炎上していたが、あれも作品キャラクター公式で(公式であったとしてもだが)LGBTQ+に当てはまるわけでもないのにオープンに主張していたからだろう。

少なくとも私は不快だった。あの絵にいるキャラクターは、キャラクターではなく、レインボーフラッグと同等程度のオブジェ一種しかなかったから。

色々なことを前提として、考えてみてほしい。

Q.〇〇は反差別主義である、と(誤解されかねない)投稿を、数名のファンが行なっていました。さて、〇〇はどうなるでしょうか?

A.反差別主義だと誤解される可能性がある。

Q.では誤解されないようにするために〇〇はどうすればいいでしょうか?

A.誤解される要因になるものを省かなければならない。

Q.省くというのは?

A.ファン活動ファンが関わることができるコンテンツ制限する

あくまで一仮説でしかないが、ありえない話ではない。この場合普通に活動しているだけのファンや本人が結局は尻拭いをしなければいけなくなる。

こんなことがあっていいのだろうか?

健全活動しているファンは、推すための活動不自由になる。FA感想から新規客を呼び込めていた本人も、制限によって不自由にされるのだ。

今挙げたルートとは異なるかもしれないが、いずれにしても「界隈、本人にとっていいことはない」のはお分かりいただけるだろうか。

から一部の人は直接「鍵をかけてくれ、本人たちや関係ない人に見せないでくれ」と注意したり、他のファン達も苦言を呈している。みんなそんなことを望まないからだ。

それなのに本人たちは「nmmnルールを守れって、大多数の思考に流されてる自分たちの怖さに気付いたほうがいいよ」といって、スルーしている。ルールを守れということの根底に、本人たちの思想人権尊重しろという思いがあることに気付きやしない。

きっとこのまま作品についての投稿を下げることも言及することをやめることもないのだろう。大事になっても。他のファンが巻き込まれても。

本人たちがもしも否としても、きっと張本人たちはこういうだけだろう。

反差別に反対だなんて。そんな酷い人たちとは思いもしなかった。幻滅した。差別主義者だ」

どうしたらいいんだこんなの。手のつけようがわからない。

誰か助けてくれ。

同和問題同和利権は別!」つったってさあ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/wakayamajisatu.jimdofree.com/

そもそも自分たちに対するあらゆる批判に「反◯◯主義!」とか「差別主義者!」とかレッテル貼ってごまかそうとするの

女も黒人共産党イスラエルもみんな等しく使ってる論法なわけじゃん?

敵がやった時だけ真顔になって批判したって、今更どうしようもねえと思うんだけど

anond:20240513212937

オタクくんって自分が好きなもの貶されたら発狂するのに、オタクくんが気に入らないものは平気で貶すよね。

しか他人が好きなものを貶すためなら自分たちが好きなアニメスタッフ落とすのも平気でやるってゆー。

anond:20240514214851

民主主義国家から国民が変わらないと国家は変わらないよ

政治家を変えても意味はない

残念ながらね

 

そして多数派日本人は変える気は無い、国家斜陽自分たち責任だとは思ってない、所謂政治が悪い」

これじゃぁ国家は変わらんのです

どうしようも無いよ

たとえ日本経済破綻しても「政治が悪い、俺達国民は悪くない、悪政の被害者だ」と言い続けるだろう、民主国家なのにね

キミがもし優秀だと自認しているなら、日本を変えるのは諦めて国外に逃げるのが合理的

2024-05-14

虎に翼で描かれている女性馬鹿っぽいのが本当に見てて辛い

なんか馬鹿ぽいんですよね。

必死に男に食って掛かるキャンキャン吠えるチワワ」みたいな描かれ方されているじゃないですか。

もっと自分をしっかりと持ったキャラにして欲しい。

なんか全体的に「男に馬鹿にされるのが我慢ならない女」みたいになってるじゃないですか。

それって結局はこの人達の頭も男中心に動いてるってことになるでしょ?

なんかこれじゃまるで「男に認めてもらいたくて必死に男に自分凄さアピールしてる男に褒めてもらいたガール」じゃないですか?

それを男女平等の旗頭みたいに描いてるのが本当に気持ち悪い。

そもそも男女は最初から平等なんだけど?男だから偉いとか勘違いしてるアホはハナから相手にしてないんだよなあ」みたいな飄々としたキャラには出来なかったんですかね?

まあそもそも多くのフェミニスト自体がそういう「最初から平等じゃん?なんで差があると思ってるん?馬鹿?」みたいな態度を取れてないんですよね。

心の何処かで「結局は男のほうが上。その男平等存在として認めてもらいたい」みたいな奴隷根性じみた物を持っているというか。

結局のところある主の前例踏襲主義的な権威主義に陥っていて「今世の中で権威を持ってる男から、女に権威を譲ってもらいたい。もしくは奪いたい」みたいな、感覚があるっていうか、なんでか知らないけど志のレベルから自分たちが下にいるかのような感覚からスタートしてる。

それって違うよね?

「男女に差なんてないですよね?」をまず下地にして、そこから「なのになんで男だけ優遇されてるんですか?」と「女だけ優遇してる界隈もおかしいですよ?」を同時に繰り出していくのが本当のフェミニズムでしょ。

それが出来てない。

まあ20正規の頃は社会の中において男の権力が圧倒的すぎたから、いきなりプラマイゼロからスタートしようとしたら空回りすることも多かったんだろうけど、今はもう十分ベースプラマイゼロから始めれるだけの状況になってきてない?

それなのにいつまでも社会の中心である男をなんとかなだめすかすか革命を起こして権利簒奪するんだ」みたいなノリでいるのが疑問すぎるんですよね。

結果として虎に翼のフェミニズム感が現代におけるフェミニズム感にピッタリ噛み合っているのは分かるんだけど、その現代における主要なフェミニズム感がそもそも負け犬根性過ぎてよくないんじゃねーかと。

ドラマの中ぐらい「負け犬の遠吠えを繰り返すことを勇敢だと考えるフェミニスト」みたいなのを辞めませんか?

anond:20240513212937

これは本当にそう。

脚本家が褒められている作品は結局のところ映像や演技がよく出来ている。

脚本がボロクソにされていても映像だけは褒められることもなくはない(細田守映画とか)。

でも、映像がボロクソで脚本けが褒められるアニメ存在しない。

脚本家作品に与えられる影響力は決して大きくなく、結局のところは大幅減点さえしなければ誰が書いても大差はない。

もしも脚本の影響で作品が大きく損なわれているように感じることあったたら、それは全体指揮を取っているP・D・監督提示した作品方針のものが間違っているだけで、そもそもそういう作品監督脚本もやってたりガンガン口出しをしている(細田守映画とか)。

結局のところ、脚本家なんてのは作品作りにおける小間使いのようなものしかない。

一時期シナリオの酷すぎるアニメが乱発された時期に、話は全部脚本家が作っていると勘違いしたオタク脚本家を叩きまくり、その反動シナリオがよく出来ていたら脚本家を過大に評価する風潮が生まれたけど、あれは全部オタク勘違い

脚本家の影響力なんて本当に微々たるものだよ。

今更「脚本家って実は大した影響力ないよね。作品作りの邪魔になるようなカスじゃなきゃどうでもいいけど、ぶっちゃけ出来が酷かったら監督たちが直すから誰がやってもマジで一緒っぽいね」とは言えないオタク達が10年20年積み重ねた自分たちの誤解を認めようとしてないだけなんだよね。

本当に見苦しいよ。

脚本がクソだの、脚本が凄いだのって。

結局、選挙演説に対する野次ってありなの?

はてな的には札幌の件受けてありって結論になったと思うんだけどさ

俺はずっと言ってたんだよ

自民党からありって事にしちゃってないってさ

あれがありなら、当然お前らが演説聞きに行った時にヤジで大騒ぎされても文句言えないよと

そして、そのルールをハックしてギリギリついて邪魔してくるやつが現れるよと

んで、実際現れてるじゃん

今回の件がどうなるかわからんけど、仮に違法になっても次は違法にならないように邪魔してくるだけの話なんだよ

それでもいいわけ

俺は政治演説へのヤジとか必要ないと思うんだよね

邪魔じゃなくて、自分たち自由政治演説やればいいんだよ

無名だと政治演説なんてほとんど聞かれないけど、邪魔すれば無名でも目立てるから

これからも続くよ

それを良しとしたのは自分たちだって自覚は持てよ

はてな民って行動力がなさ過ぎるよな

選挙ひとつとってもさ

投票(笑)行くことが正義だと思ってるのあまりにも弱者過ぎるだろ

そんなに政治に熱心なら普通は行動起こして、自分たち代表を沢山送り込むための政治活動してないとその熱量との釣り合いが取れない

投票なんて政治活動の中で最小単位価値しかないんだから

んで、行動するとさ

1人の政治家を送り込むのさえ大変なのがよく分かる

行動してないから壁にぶち当たることもなくひたすら文句たれ続けるbotみたいなのが生まれるんだよ

はてな民ってなんか善行してんのって聞いたことあるんだけど、一番多かったのが募金(笑)から

そんなん小学生でもやってるわと

しかも、小学生と似たりよったりの金額出して良いことした気になってるのがウケる

マジで行動伴わないやつの言動コントに成り下がるんだよな

anond:20240514105454

ブクマカってそんな臆病ものなの?

普段自分たちがやってることじゃん

やられたら嫌は筋が通らない

AppleCM

よく考えたら

みんななんでこれ叩くんだろ

自分たちの鏡を見せられて居心地が悪かったのか

首都圏30分圏の駅前に高層タワーマンションを建てるのをやめてほしい

津田沼とか蕨とか川崎などの、東京都心まで電車で30分以内で行ける首都圏の駅の話だよ。

それらの駅には、周辺部から路線バスなどで多くの通勤客がやってきて、東京方面上り列車に乗車していく。

朝夕の時間帯はその路線バスラッシュ状態なので、ようやくバスラッシュから解放されたと思ったら、次はラッシュ電車に乗らなければならない。

その点、駅前に建っているタワーマンションは、駅から徒歩0分の場所なので、路線バスラッシュは味わう必要が無い。

その事実を知ってしまうと、今まで自分たちが味わっていた路線バスラッシュって一体何だったんだろう、という気持ちになる。

「駅からキロも離れたベッドタウンに家を買う必要なかったんじゃないか駅前のタワマンの方が多少お金が掛かっても、そっちの方が超便利だよね

その事実世間に知れ渡ったりしたら、自分が今住んでいる駅から離れたベッドタウン価値暴落するのではないか

という気持ちになる。

anond:20240514141239

説明するのは難しいんだけど、自分たちあくま研修を行う立場というだけで、そういった意味での指導権限はない。

報告はもちろんするけど、対応するのは会社の人たちになる。

ある種自分社会性のなさを実感した

とある場で新人研修を行う事となった。

自分社会経験豊富ではない上、今まで小さい会社に勤めていただけだったから、こういった仕事は初めてだった。

 

で、新人たち。まぁ見事に挨拶もしない、返事もしない。こちらが問いかけても全く無反応。

一人だけ反応しようと素振りが見られるが、周りが静かすぎて合わせて沈黙する結果、全員が無反応。

自分たちが社外の人間からだろうか、とも思っていたが、直属の上司にも全く同じ反応。

「連絡事項があります」と声をかけても、喋ることをやめない。

まぁ、社会経験のなさか……よく言われるZ世代の特徴か……?とは思いながら、そこは現状様子を見ている。

 

ちなみに、ここの社風はなかなかに古風なThe 体育会系だ。(研修プログラムの中に、走り込みや登山などがある)

そんな感じだからか、勝手偏見で「こんなだりぃ事やってられっかよ!」みたいな、反発心があるかといえばそこは全然なかった。

とにかく自主性がない。いわれたことはきちんとやる。その代わり、いわれたこと以外は全くしない。

今回の学習方針が「自主性を育てる」だったのも相まって、割と研修者に決定権を委ねる、という事を多々行っているが、皆とにかく困惑する。

誰も動かない上に「いやそっちで決めろよ」という空気すら流れる

 

そんな研修者たちの自主性のなさや熱量の低さと社風の古式ゆかしいシステムが、第三者から見ていてあまりにもアンマッチだった。

とても不思議感覚を覚えた。

都会とは到底言えぬ場所会社を構え、その周辺に引っ越しをさせる。ある人はアパートマンションを借り、ある人は社宅へ居を構える。

居住地でさえ会社に縛られる。その他の様々なアクティブ雰囲気をまとった行事あいまって研修者の性質とのギャップを感じ、頭をひねった。

自分なら間違いなく息苦しさを覚えて、こうも変な風習に縛られるのなら、さっさと離脱してしまうだろうな、と考えた。

 

でもすぐに、こういうのって割と社会人として普通なんだろうな、と思った。

自分社会経験の薄さもあいまって判断に困るのだが、それでもある種自分社会性がないのだな、と気付いた。

ただ、最近若い子は~……と括るのは正直ナンセンスだとは思うのだが、現状はどうなのだろうか。

やはり自主性にも主体性にも乏しいのだろうか。個人的には、そこに恐怖すら感じる。

2024-05-13

環境活動家って意味わからんバカだと思ってたけど

環境活動家文化財美術品を傷つけるパフォーマンスをするの「人間普段生活する中でも地球汚染され、それは将来人間文化破壊することになる。お前達も我々と変わりは無い。お前たちがやってる破壊行為はどうなんだ。我々を批判するならまず自分たちの行動を省みろ」みたいなことなのかな。

横一列で歩く集団について(主に男集団への愚痴

オフィス街で働いている

真新しいスーツに身を包んで硬い顔つきをしていた若者たちも、GWが明けた今は少し慣れてきたように見える

夕方5時を過ぎて外に出ると、同期同士なのか仲睦まじく帰宅する姿が見える

微笑ましい

増田も数年前はあんな姿だったかな、いや同期1人も居ないし今も昔もぼっち帰宅だわ、とか思いつつ駅に向かう

だがたまにイライラする事がある

仕事も少しずつこなせるようになり、同期とも仲良くなり、おしゃべりするの楽しいよな

でもな、横一列で歩道塞ぐのやめてくれないか

最近、この横一列フレッシャーズも、男女で傾向があると思うようになった

・女集団

一般的に群れることが多くて、増田では「周り見てない」「ぶつかってくる」と言われる女の集団

まあ男よりは周り見えてないよなって思う。狭い道で自分たち邪魔してたと気づくとビクッとされるし、そのままペコリと会釈されたりシュンとされればまだいい子だねって感じ。

たまに「怖いんですけど!」って感じでこっち見てくる奴もいる。歩いてるだけじゃん…声掛けてもないじゃん…詰めてくれや…

ただ、女集団場合はどんな年齢やタイプでも「おしゃべりに夢中で周り見えてない」パターンに思える。

悪意とかは多分ない。自己中さは感じるが、数ヵ月後にはオフィス街の歩き方にも慣れるだろって感じ。慣れてくれ。

まあ数ヵ月後にはさらに細かな部署分けやグループ変更が起きて、大人数で帰宅するのは難しいかもしれんが、慣れてほしい。

・男集団

問題はこっち。

横一列フレッシャーズは圧倒的に女の方が多い気がするが、数少ない男集団はなんかえぐい

肩で風切って歩いてるというか、こちらを値踏みして避ける必要ないと感じれば避けない。

端っこのお前とかわざと横に膨らんでるだろってぐらい道幅広げてる。

なんなら通行の邪魔になってることに気がついてるにも関わらず、すれ違う人間を選んで避けたり避けなかったりする。

集団の群れってなんなんだろうか。

例えば狭い歩道を2人組が横並びで歩いてる時、女2人組は避けない。すぐ真後ろを歩いているこちらにそもそも気づいてないパターンが多い。

男2人組の場合は、そもそも周囲に気を使ってる歩いてるのか、すれ違う結構から邪魔になってるのに気づくと黙って片方が身を引く。

カップル場合は、彼氏側が彼女を引っ張ったりして道を譲ってくれる。

まり男は気づけるんだよ。

周りみて歩いてるから、通行の邪魔になってることにも気づいてるんだよ。

なんなんだよ横一列フレッシャーズの男集団はよ。

男は3人組以上になるとなんで道譲らなくなるんだよ。

ひとりぼっち増田に教えてくれ。

anond:20240510142012

なんでこんなクソみたいな自己中女オタクお気持ちを汲んでやらないとならんのだ?

こいつら世界自分たちにヨシヨシしてくれると思い込みすぎだろ。どんだけあまやかされてきたんだよ。

自分は反出生主義なんだけど、適齢期なこともあって周囲が子どもを持とうとしているという話をよく聞く

そうなるとやっぱり、結婚相手子どもを持とうとすることはキラキラしてるなぁと感じる。別に子どもを持たないことだって選べる時代からこそ、自分たちの意思子どもを持つことは尊く見える

自分子育てに苦労することも、子どもを苦労させることも嫌で、なんとなく踏み出せない。未来の嫌なところが見えてしまっている。子どもを望む人にはまた別の展望が見えているのだろう。きっと彼らの見る未来の輝きが、彼らを通じて私にも見えている

そういう人たちだけで作り出された未来が、素敵な未来になってほしいと思う。「そうはならないと思ってるくせに」と私の心が囁く。そうならないかもしれなくても、そうなってほしいんだよと、友人たちを見ながら私は思う

苦しみがなくなってほしいと思う私は子どもを望まない。喜びが増えてほしいと願う彼らは子どもを望む。方向性は違えど、幸せを願う気持ちだけはきっと変わらない

からやっぱり、障害児が生まれた時は放棄することを選べた方が良いのではないかと思う。と、高齢出産選択した上司夫婦を見て思うのだった

地方の子育て事情(異常な例)

よく男性女性性差議論になるとき性差よりも個人差の方が大きい」という優れた意見出会うことがある.同感である

かに性差はあるだろうが,個人差の方が大きいのは事実だろう.

東京 vs 地方話題も同じだと感じる.どちらも都合よく,文化環境議論をしているように思う.

そこで,地方の子育て事情(3σ外れた異常値と認識している)として,自分が行った子育ての例を紹介したい.

異常値である記載した通り,地方の子育てがこれが平均だというつもりは毛頭ない.むしろ地方においても親が異常者であればこういう子育て可能であるという例である

先にバックグラウンド.私は東大卒で,妻も東京国立大学である.二人とも博士号を有している.

仕事の都合で,地方都市(三代都市圏近郊ではない,まさしく地方都市.人口数十万人)で15年間子育てをすることになった.

私は仕事で住んだ地方都市よりもさら人口の少ない地方都市出身者であり,18歳までその地元暮らしていた.

まず,毎週末のように,県内及び隣県にある文化施設や大きな公園などに高速を使って出掛けていた.

子供たちが異常に好奇心が旺盛であったため,科学館や天文台美術館博物館なんでもOKだったし,

公園には必ず図鑑を持って出かけ,気になる花や虫は図鑑でチェックしながらなるほど〜と家族みんなで確認した.

連休は近隣県でジオパークに出かけたり,温泉旅館に泊まったりした.行く前に図鑑や本で地域情報歴史を調べ,

車の中でみんなで披露するというのがお出かけのパターンであった.

中学校くらいからは歴史に出てくる場所や有名建築家設計した建築物回りなど,社会科学寄りのお出かけも増やしていた.

半年に1度程度の頻度で東京大阪には出かけ,そこでしか体験できないこと(科博,未来館キッザニア鉄博USJなど.なぜかディズニーには一切興味を示さなかった)

にも出かけた.特に未就学時は鉄道大好き人間だったので,JRの全ての鉄博地下鉄博物館京王レールランドなどにも行った記憶がある.

体験格差などという言葉があるが,少なくとも我が家はお出かけという観点において,首都圏の子育てと比べて,劣っているとはあまり思っていない.

それは元々自分も妻もお出かけ大好き人間であり,軽々しく遠出をする人間だったためと考えられる.

の子,下の子ともにゲームは2-3歳から解禁していたが,1日30分というルールで行っていた.最初駄々を捏ねていたが,

1週間もすればルールに順応する.小学生からは1日1時間.お休みの日や特別な日(テストが終わった日など)は長時間を許すという柔軟な運用をした.

私自ゲームが大好きであり,子供の頃も馬鹿みたいにやっていたので,ゲームをすれば頭が悪くなるなんてことは一切考えたことない.

一方で,ゲーム面白すぎるのでやめ時が難しいことが問題で(これはマンガであれ,Youtubeであれ,小説であれ,映画鑑賞であれ他の全ての趣味にも共通する)

そこさえ親がきちんと見守れば,子供がやりたいこと,見たいものは与えて良いと思う.際限ないことが問題なので.

習い事勉強について.未就学期の習い事は上の子水泳ピアノ,造形教室ダンス教室,下の子水泳,造形教室だった.

通っていたお絵かき教室県内で相当有名なところであり,コンクールの賞ゲッターを量産するところだったので,

我が家もそれなりにエフォートを割き,小学生中学生の際にはいくつかの賞を受賞し,地元新聞に載った.

公文個人的に否定派だったので,未就学時は自宅でこぐま会をやっていた.もちろん小学校受験などするつもりはないので,あくまで頭のパズルと基礎力をつけるという程度.

自宅で先取り学習絶対にしないようにした(ここでいう先取り学習とは学年よりも先の内容をやること)

小学校公立)では,全く勉強に困ることはなかった.これは首都圏のようなレベルの高い競争がないため,当然と思われる.

そのため,自宅では,首都圏中学受験用の教材を4年生くらいから利用した.また,その地元進学塾にも通っていた.

大学時代の友人(首都圏在住)を通して,勉強法を聞いたり,首都圏地方での勉強の違いなどを埋めようと親が努力した.

(が,友人とも話したが結局は個人差の方が大きいというオチだった)

中学受験期には,本人も同意の上で,通えないこと前提で首都圏学校をいくつか受けた.本人にとっては力試しという意味が大きく,通えないことは理解していたし,前向きだった.

の子開成に受かり,下の子も渋幕に受かった.上の子中学地元公立中学に進学した.下の子は後述.

の子開成に受かった時は親としても非常に悩ましく,妻と子供たちだけ首都圏で暮らすことも考えた.

が,家族みんなで暮らす方が楽しいだろうということで,これはあくまで力試しが目的だったはず,本来目的に戻ろうということになった.

ただし合格は本人の自信になったようだ.

それから数年後に私の転職があり,首都圏で暮らすことになった.

の子高校受験開成に,下の子はちょうど引越しタイミング受験タイミングが重なり,渋幕に無事合格した.

子供達二人とも首都圏引越しから学校でついていけないこともなかったし,特段の文化的な劣等感も感じることはなかったと話していた.

もちろん本心は本人じゃないとわからない.

の子東大に,下の子医学部に進学した.

この後,我が子が殺人鬼になったり,オレオレ詐欺主犯として捕まる可能性もあるので,手放しで自分たちの子育てが成功であるとは言わないが,

少なくとも人口数十万レベル地方都市においても,首都圏と同レベルの子育てはできるという実例になると思う.

もちろん親は二人ともめちゃくちゃ努力したと思う.そりゃ週末はイオンに行って1日過ごせば親もフードコートゲームセンターで休めて楽だけど,

妻がお弁当を作り,大きな公園で遊ぶ,子供達が疲れてきたら近くのイオンに行き,買い物をして帰るという生活は体力的にも根性的にも辛い.

ただ,あの時の自分たちは私の仕事の都合で地方都市で暮らしいたこともあり,親の都合で子供達の住む場所が決まってしまっていることへの罪悪感からか,

過剰に,それこそ首都圏の子育て以上に様々な体験をさせてやるんだという気概があったように思う

その意味では,首都圏がどんなに文化環境に恵まれていたとしても,1日中switchを与えて親が子供放置していた家庭よりは地方我が家の方が多くの体験をしていただろうし,

かといって周りを見渡した時に,周りのご家庭が我が家のようにある意味狂気的な子育てをしていたかというとそんなことはないと思う

よって「地域差よりも家庭差の方が大きい」という面もあることを伝えたい.

追記

東大卒博士号の経歴をドブに捨てて田舎専業主婦で終わった奥さん可哀想という感想しかない 」

というトラバ,まず妻は東大卒じゃないし,専業主婦とも書いてないんだが,エスパーか?

妻は専門職なので,地方都市でも東京でも育休中以外ずっと働いてたんだが…というのが1点目.

次に,仮に東大卒博士号持ちが専業主婦をすることの何がおかしいのか,可哀想なのかがわからないというのが2点目.

もしかして博士号のような生産性の高い人物子育てという非生産的な行動を行うのが勿体無いと言いたいのか?

世の中で博士号持ちの女性,たくさん子育てしてるよ.日本だけじゃなくて海外でも.

それに,君,働いたことある会社仕事取ってくる営業や開発だけが生産的で,人事はコストセンターで生産性が低いまたはゼロと思ってる?

目の前でお金を稼ぐことだけが生産性じゃないんだよ.世帯内や社会全体で役割が分担されていて,その寄与度は複雑な関係になってるよ.

それに君が好きな生産性で言えば,うちの子供達が2000億ドルくらいのイーロンマスク並の資産形成したら

うちの妻が仮に東大卒博士号持ちの専業主婦20年子育てしたとしても,100億ドル/年のリターンがあるわけで,めっちゃその優秀な能力を発揮したことにならない?そんなこと求めてないけど.

3点目として,別にうちの子供がイーロンマスクにならなかったとしても,うちの妻的には人生が楽しければ良くないか

上にも書いた通り,私はゲームが好きなんだけど,ゲームした時間って別に新自由主義的な意味生産的な時間じゃないだろうけど,面白ければ良いのでは?

我々夫婦が「大変なこともあったけど,色々二人で頑張って面白かったな.子どもたちも育って勝手に好きなように生きてるし,なかなか我々がんばったね」って思えたら御の字で子育てでそれ以上を求めても仕方ない気がする

anond:20240513110958

大富豪はこれに自分たち税金1億円分使われててもええんか?

悲報はてな左翼がなぜありえないほどアホなことを真顔で言うのか、そのメカニズムが明らかになってしま

Q:はてな左翼がなぜありえないほどアホなことを真顔で言うのか

A:自分では何も考えて無くて、教祖様の言う事を鵜呑みにしているか

間抜けはてな左翼自分たちがなぜこんなコメントをしてしまうのか明らかにしてしまいました

https://anond.hatelabo.jp/20240509121903

https://twitter.com/humitoriakane/status/1788095970028278082 少なくとも画像4枚目にあるように、監査の結果原告の主張は採用されなかった、という事実認定はされている。|↑なので「基本〜」と書かれたのかと思いましたが。

qさんスターを付けました。

nさん がスターを付けました。

Aさん がスターを付けました。 (この人は「なんで左翼の人ってすぐ嘘をついてしまうん・・・?」で突っこんだボケボケコメントをしたはてな左翼

はてな左翼は、アンチ暇空の文鳥という人を参考にしている

文鳥という人がそもそもちゃん判決文を読めない素人

・その素人を参考にしたはてなブックマークユーザーさら素人

素人が、素人ツイートを参考にして発言するからさらガバガバになる

あのさあ、君たちがやってることて、君たちが批判してる暇アノンと何が違うの?

君たち暇アノンバカにしたいんだよね。

なのに、「教祖様のいうことを信じて、検証もせずに鵜呑みにしてそれをはてブでそのまんま垂れ流す」って・・・

やってることが暇アノンと同じじゃん。

カンガルーAA知ってる? 

少なくとも上のブコメした人は、行動パターン思考レベルが暇アノンと一緒なわけ。





これも私が指摘するまでもなくツッコミ入ってますが、そのツッコミを受けても謝れないはてな左翼・・・

判決文をちゃんと読め。裁判所住民監査請求で、原告の主張が一部認められたことを認めている。例えばP18で人件費についてのColaboの不適切会計があったことを裁判所事実認定している

検査では主張が認められなかったが、住民監査請求で一部認められたと指定画像に書いてあるのに……

この指摘に対して、間違いを認めて謝ることすらできない。


はてな左翼って、本当に自分では何も読んでないし、何も考えてないんだな。

願望で「暇空が間違ってる!」って決めつけて、自分の願望に近い発言をしてる人の内容を鵜呑みにするだけ。

これ文鳥が言ってることであれば、明らかに矛盾した内容の画像を貼ってたとしても字が小さかったら気づかないわけだよね。


そりゃ、こういう皮肉も言われるよ。

****さんのおかげで、実際に認知機能に差があるらしいことが確認できた。やっぱり嘘ついてるわけじゃないんだな。

なるほど、はてな左翼は嘘を付いてるわけじゃなくて、ただバカなだけなんだなって言わちゃってるけど

否定できないだろ。

2024-05-12

anond:20240512200706

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その三)


普通

アオイシロ

和風伝奇ジャンル女の子同士の恋愛表現する、アカイイトと同じ世界観ノベルゲーム

今作では主人公小山内梢子が剣道の有段者ということもあり、バトルよりのエピソードが多めになっている。

衒学趣向の文章がかなり多く、ラスボスと戦っている最中ですら、語源歴史解釈小ネタが挟まるので徹底した味合いだった。

対して恋愛パートの文量はあっさりめなので、前作との比較で好みが分かれてしま作品だった。


嘘からはじまる

嘘と恋愛テーマにした短編連作ノベルゲームで、複数エピソード連作っぽいミステリーズなストーリーになっている。(ミステリーズなストーリーとは、いっとき東京創元社から刊行される短編連作小説がみんな揃ってやってたアレを揶揄している)

中学高校大学とそれぞれの学校舞台にした短編で、どれも嘘のテーマを上手に処理して、恋愛の起伏を描いており、やりたいことは理解できた。

特に成人年齢になる大学生編では、テキストだけの表現とはいえエッチ過激な内容も多くあり、なるほどと感謝できるシーンが多くて好き。

信頼できない語り手にまつわるミステリ議論は、まあ本作の本題ではないし、多様な好みを許容したい。


人形の傷跡

行方不明大学生の姉を探しに上京した上条明日美が、サイコホラー事件に巻き込まれノベルゲームで、90年代後半の同人ゲームリメイクしたもの

姉を思う主人公気持ち以外一切信用が置けないストーリーが展開されるため、出てくる登場人物全員が怪しく見えてくる怖いゲームだ。

ストーリー的に意味がない読者を驚かせるためだけの仕掛けがあるのは、時代性を感じた。

少し駆け足な展開が多く、せっかく田舎から上京したのだからなにかアクティティを楽しみ、キャラたちを立てるパートがあっても良かったかもしれない。


いづみ事件ファイルVol.2黄昏編

携帯電話専用ゲーム移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズ体裁シリーズ第二弾。

事件概要構成要素こそ前作とは異なるが、大きな流れとしてはほとんど変わっておらず、話の筋が非常に薄い。

シリーズを通してのキャラクタや、前作とのちょっとした繋がりなど、ひっかかるところもあるにはあり、特に主人公のいづみの傍若無人ぶりは相変わらず面白い

とはいえ、謎を解く過程議論こそがミステリの本懐であり、ただ謎を提示され、その謎に対する答えを選ぶ現代文試験を、ミステリ呼称するのは個人的な好みとは外れていた。


千羽鶴

恋人のお見舞いに病院に行くことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲーム移植版で千羽鶴シリーズ第一弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自世界観キャラクタが楽しめる。

生理的嫌悪感を煽るようなホラーが中心で、とにかく徹頭徹尾おどろおどろしい嫌な雰囲気が漂っている。

特に不快臭いに関する描写は妙に文量が細かく、ねっとり描写されるので、否が応でも話に引き込まれしまった。

ルートごとに異なる世界観分岐するため、根幹の設定が違う妙が楽しめるのだが、割とどれも似たような話が多く、エピソードの幅が小さいのは惜しい。


幽限御界堂探偵社 1章

妖怪実在する世界でそれを退治する役目を持った御界堂守丸が主人公コマンド選択肢アドベンチャーゲームシリーズ第一弾。

現場捜査容疑者への聞き込み、知識図書館で調べるなど、妖怪という突飛な設定ではあるが、地に足がついた丁寧なゲームを遊べる。

最終的に妖怪対峙するパートになるが、ここは要するにミステリ系のゲームにおける容疑者証拠を叩きつけるパートになっていて、本作独自翻案がうまくできていた。

シリーズものなので、縦筋となる父親の謎、ヒロインとの関係値、敵の親玉など気になる設定も出てくるが、次作の第二章でシリーズ展開が止まっている。


幽限御界堂探偵社 2章

妖怪実在する世界でそれを退治する役目を持った御界堂守丸が主人公コマンド選択肢アドベンチャーゲームシリーズ第二弾。

今作はAIロボット殺人を犯すという魅力的な謎が提示され、妖怪だけでなくSFもやるのかとワクワクしたが、そういう話ではなかった。

妖怪ロボットといった要素だけなく、殺人事件すらも本題ではなく、ゲストキャラたちの関係値のエピソードが主になっており、二作目ながら番外編っぽい立ち位置作品

シリーズは今作で止まっており、縦筋となる布石が回収される見込みがないのも残念なところ。


ANGEL WHISPER

ノストラダモスの大予言間近の1998年に、フリーゲームプランナー由島博昭が開発業務を通じて世界真実に気づくノベルゲーム

1999年に発表されたゲームのフルリメイクで、当時の時代感が色濃く出ており、非常にらしさがあった。

陰謀論に傾倒するヤバい人と一蹴するのではなく、自分ごとのように読めるような具体的なエピソードと設定の開示の工夫の丁寧さが面白かった。

リメイク時に追加されたエピソードも、ノストラダモスの大予言世界が滅んでいないという前提にたったメタ視点面白く、短いプレイ時間の中に壮大な世界があって良かった。


Night of the Crabz ~カニの頭に気をつけろ~

ライターの兼城と保村の二人が、炎上事件に苦悩している旅館取材に行く、インターネットミームてんこ盛りのコメディアドベンチャーゲーム

終始不真面目なテキストが一貫しているちょけた作品ながら、しっかりとフリとオチが決まっていて、作品としては真面目に作られている。

なお、大浴場でお風呂に入るサービスシーンで、ヒロインの保村がお風呂には入るが、変えの下着を忘れていたため同じものを履き回すシーンは、お風呂に入らない系女子に大きな感情を向けがちな僕としては、気が効いている良いストーリーだと感謝した。

アドベンチャーゲームではあるが、RPGアセットテンプレートを流用しているからか、ステータス画面や謎の戦闘シーンがあるのは、開発会社の続編への布石らしいので、そちらにも期待したい。


刑事J.B.ハロルドの事件簿 マーダー・クラブ

パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件操作するコマンド選択アドベンチャーゲーム第一弾。

聞き込み、探索、聞き込み、探索と、刑事は足で稼ぐの格言の通り延々とコマンド選択して証拠を集めていくタイプゲーム

ストーリーは非常に薄く、容疑者たちが語る人間関係から、その間柄を想像で補完しながら遊ぶことになる。

昔のゲームは、今と面白さの尺度が違うものも多いが、テキスト主体のアドベンチャゲームは、概ね今も昔も変わらず一貫した良さがあるなあと再確認できた。


刑事J.B.ハロルドの事件簿 マンハッタン・レクイエム

パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件操作するコマンド選択アドベンチャーゲームの第二弾。

ひたすらに延々と聞き込みを繰り返す昔ながらのスタイルで、謎らしい謎はあるものの、基本的には犯人たちが自ずと語ってくれる。

UIテンポがいいので、コマンド選択することで主人公刑事と一体感が楽しめるのは、アドベンチャーゲームの根源的な楽しみだった。

なお、同名の被害者が三人いるという非常に魅力的な謎は、途中で明らかにゲーム容量やUI画面の大きさの都合であることが伝わってくるのも、パソコンゲーム歴史を感じさせられた。


刑事J.B.ハロルドの事件簿 キス・オブ・マーダー

パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件操作するコマンド選択アドベンチャーゲームの第三弾、というか第二弾のマイナーチェンジ版。

いや、アドベンチャーゲームマイナーチェンジ版ってどういう意味なのかよくわからないと思うけど、要するにキャラ絵と背景絵を使いまわした番外編。

前作の事件構成要素は同じだが異なる事件が展開するので、はっきり言って続けて遊ぶと混乱した。

流石に当時の開発事情をとやかく言うのは野暮なのだろうが、全くそういった知識を入れずに遊んだので、なんらかのトリック時間移動による世界線改変とか、作中作による叙述トリックとか)を疑った身としては拍子抜けした。


Looking Up I See Only A Ceiling 上に天井がある。

イタリアインディーゲームで、学生少女テスト勉強の合間に色々と苦悩するアドベンチャーゲーム

翻訳がかなり丁寧にされており、独白中心のこじんまりとした世界観がよく伝わってくる。

特に朝食を用意するパートで、頑なに自分が決めた順序でしか動こうとしない主人公の生きづらさは必見。

読者に解釈を委ねるような物語賛否あるだろうが、短い時間で遊べる短編としてはこういうのも有りだと思った。


秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花

ファミコン風のレトロドット絵サスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択ADVミステリー案内シリーズ第二弾。

事件解決目的に来たはずの刑事旅情を楽しむパートが多いのはシリーズ恒例の展開だ。

前作と比較すると3倍ちかくボリュームが増えており、警察サイドのサブキャラ複数人登場、容疑者も多数おり、謎も二転三転していき、事件も数多く起こる。

しかし、謎の振りと落ちが整理されていない箇所が多く、ボリュームは多いのに消化不良感が残るしっくりこない結末は残念だった。


BUSTAFELLOWS

時を巻き戻す能力をもったフリーライタの女性テウタが、法律に縛られない自分たちの正義を実行するフィクサー集団出会うことから始まる乙女ゲーム

キャッチコピーの「あざやかな悪に染まれ」の通り、悪徳弁護士殺し屋クラッカーなどの犯罪を厭わない男性キャラとの恋愛が楽しめる。

いわゆるクライムサスペンスじみた展開もあるにはあるが、本題はあくま女性主人公目線での男性キャラとの恋愛パートにあり、悪を成す部分の段取りの薄さは気になった。

アメリカ舞台なので、出てくる飯がピザテイクアウト中華が多くなかなかお腹がすく展開が多いのは好き。

○好きじゃない

該当作品なし

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ

1年前に50本遊んで感想を書いた記事を書いたのですが、

あれからまた50本遊んで感想を書いたのでまとめ記事です。

前回のブコメオススメしてくださったゲームは遊んでいるものもあれば、遊んでいないものもありますが、どれも参考にしていますし、いつか遊ぶと思います

なので、また何かオススメがあれば書いてくださると嬉しいです。


51〜65はこの記事

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好き好き大好き超愛してる

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

ダンガンロンパシリーズ完結作で、突然集められた超高校級の才能を持つ面々が殺し合いゲーム強要されるデスゲームものにして、その殺し合いの加害者クロを見つける学級裁判で謎を解くミステリゲーム

テキスト主体としたゲームとしては3作目とマンネリし始めるナンバリングだが、全くもってそんなことはなく「嘘」テーマにした幾つかの事件を今まで以上の絶望さで描いている。

特に超高校級総督王馬小吉にまつわるエピソードは圧巻で、歴代作品を踏まえて「絶望希望」は「嘘対真実」の言い換えだと無邪気に信じていた気持ちを粉砕させられた。

ダンガンロンパシリーズはこの作品以降はファンディスクのようなものしかリリースされていないが、なるほど確かにこの後に単純な4やV4をリリースするのは難しさがわかるのもシリーズファンには賛否がわかれる内容だった。

このシリーズアニメ版の「3」で絶望して少し身を引いていたのだが、改めてこのV3を遊んで、やっぱりダンガンロンパは最高だなと思いを改めた。


SeaBed

公称ジャンル百合要素を含むミステリーで、物静かで落ち着いた女性のサチと、元気で朗らかなタカコのカップル関係値の変遷を追うノベルゲーム

日常動作食事自然の豊かさ、季節感などなどの風景や情景の描写に文量が大きく割かれているのが特徴的で、淡々と進む中で彼女たちが何を感じたのかを、咀嚼するように読み解いていく。

そんな平和楽しい内容が、あるタイミングで突然ガラッと風景を変え、死と向き合うことの難しさ、生き続けることの意味などを問いかける哲学的幻想的なストーリーに変化していく。

ものすごく大好きで愛してる作品だけど、面白いというよりは、考えさせられるというか、このキャラ達のことをずっと延々に頭の隅で思い続けることになっているような、それぐらい大きな作品だった。


アーキタイプ・アーカディア

文明崩壊した世界で何故か稼働中のVRMMORPGアーキタイプ・アーカディア」を遊ぶ人達思想がぶつかり合う、火傷しそうな熱意が伝わってくる熱血ノベルゲーム

ゲームは遊んでおらず食糧も水も希少な世界必死暮らしているルストと、その妹でラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカという独自挨拶ゲーム内で仲間を増そうと頑張っている妹のクリスティンの二人で始まった旅がどんどんと広がっていく壮大さが魅力的。

テーマの「ゲーム楽しい」を伝えるために様々なプレイヤーと対決していくのが、まさに楽しいゲームで、ゲームを遊ぶゲームというメタ構造になっている云々と言った小賢しい理屈を跳ね除ける沸る激情が最高に楽しいゲーム

可愛いヒロインも沢山登場するのでそういう方面でも面白く、特に僕はコロネちゃんダントツに大好きで、専用ルートのその先を妄想して悦に入ることがある。


魔法使いの夜

1980年代後半近代化が進み発展する街「三咲町」を舞台に、電話すら知らないほど田舎から引っ越してきた静希草十郎が、魔法使い自称する二人の少女出会うボーイ・ミーツ・ガールものノベルゲーム

まず目を引くのが非常に作り込まれルックで、立ち絵と背景絵、その上にかぶさるテキストウィンドウという一般的ノベルゲームでありながら、表現の幅がとても広い。

ストーリー田舎に住んでいた主人公が、街に慣れることを通じて、近代的な社会とそうでなかった時代を浮き彫りにしていき、当たり前に享受している一般的水道電気貨幣すらも、近代化恩恵であり当たり前ではないエピソードが手を変え品を変え繰り返し語られるのが、情緒的な染みるように楽しい

この情緒的ながら近代日本では当たり前のストーリーと、新伝奇ものらしい魔術を使った異能バトルのストーリーとが、静希草十郎にとっては同じだけ異質なものなのが、面白かった。

(なお、ちょうどまさに今このときスマートフォンで遊べるガチャ形式運営ゲームFGOで、彼女たちのアフタストーリーが読めるそうなのだが「ガチャ我慢する」という脳の回路が焼け切れ、貯金や手を付けてはいけないお金をあっさり使い込んでしまった過去があるので、僕は遊べないのがモドカシイ


AMBITIOUS MISSION

怪盗、探偵警察、盗人、泥棒正義と悪が入り交じる登場人物たちの中、ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテ共に盗みを行っていくクライムサスペンス

フィクションらしい痛快さに振ったリアリティラインながら、この世界観の中でも丁寧に盗みを行う段取りを立てるパートがあるのが非常に好印象。

自分たち犯罪者であることを認めながら、法では救えない大切な人のために死力を尽くす怪盗たちの生き様が格好よくて滾る最高に面白い作品

そんな怪盗たちですら挽回不可能に思えた最後の盗みの仕掛けは、まさにハートとため息を盗まれた爽快さで、思わずコントローラを握る力が強くなりすぎて、スティックを壊してしまうほどだった。


○大好き

Dear My Abyss

陽気なミスカと陰気なスバル対照的な二人の友人関係が、無垢人形のようなルウが転校してきたこから大きく変化することになるノベルゲーム

学校熟成される閉鎖的な人間関係と、思春期らしい堂々巡りを続ける自己言及を、丁寧な心理描写と情景が伝わってくる幻想的な精神世界の問答で文章を魅せるタイプ作品

女の子同士の三角関係のように見えて、早々にミスカの好意は豪快に空回っており、スバルミスカのことを全く好きではないと、二人の視点シーン毎に同じエピソードを描くことでそれがわかる構成が読んでいて辛い。

楽しいとか面白いような前向きな感情で読める作品ではなく、思春期女子高生自己問答の末に得られた後ろ向きで退廃的な選択が、三人の関係値を歪めていく悲劇を読ませる作品だった。


アカイイト

父親実家がある田舎帰省した羽藤佳が、その田舎にまつわる伝説とそれを取り巻く異能のものたちと交流していく、和風伝奇ジャンル女の子同士の恋愛表現するノベルゲーム

まず伝奇ものとしては、歴史にまつわる蘊蓄衒学趣向的なやり取りが多いが、それが少しづつ大きな設定の開示に繋がっていくのがワクワクする。

主人公の羽藤佳は異能こそあるものの直接的な戦闘能力はないため、ヒロインたちに頼ることになる恋愛の導入が、アカイイトらしさだ。

バッドエンドの豊富さも面白く、バッドと言いながらメインルートとは異なる選択を魅力的に描いており、最初から最後まで飽きずに楽しめた。


夜、灯す

琴を演奏する筝曲部の熱血部活ものパートと、数十年前の女生徒同士の心中事件を追うサスペンスパートが混ざりあったノベルゲーム

仲間との和を大切にする鈴と、演奏技術に重きを置く有華の二人の女性対立しながらも関係値を育てていくのだが、こちらのパートは琴の演奏に関するやり取りが多く、甘い恋愛の要素は少なめ。

対して、数十年前の心中事件の方は、終わりが心中からこそ、はっきりと恋愛の要素があり、そこに至るまでの過程は辛いシーンもあれば、甘いシーンもある。

主人公保護者であり老齢の尼、十六夜妙蓮さんの大活躍はすごく印象に残り、もう一人の主役といっても過言ではないだろう。


帰ってきた名探偵ピカチュウ

ポケットモンスター世界観をテキスト主体アドベンチャーゲームに仕立てるシリーズで、2018年名探偵ピカチュウから5年ぶりの続編にして、完結作品

バトル以外の生活の場におけるポケモンの生息が魅力的で、それを映像でなく文章で楽しめるのは唯一無二だ。

これはもう他の作品と違って客観的評価は完全に捨てるしかなく、ポケモン実在する、ポケモン生活したいなどと、ポケモンへの思い入れがあるからこそ楽しめる作品

肝心のストーリーについては、実写映画版が先取りしていたせいで、サプライズ展開がサプライズになっていないのが気になるし、これほど間が空いてしまうと期待度も相応にあがってしまう、可能なら短編を定期的にリリースしてほしいが、難しいかなあ。


ATRI -My Dear Moments-

海面上昇が止まらず住む場所を失った人が多くいる近未来日本離島舞台に、超エリート校に通っていたが夢破れて戻って来た斑鳩夏生が、アンドロイド少女アトリと交流する恋愛ノベルゲーム

主人公斑鳩夏生はめちゃくちゃ優秀で頭の良いカシコなのだが、とある事情により左足がなく、精神的にも不安定なので、生きづらい描写が開幕からは続く。

しかし、美少女アンドロイドのアトリによりそこが一変し、彼女が左足を補い、精神的な不安定さも補いとサポートすることで、どんどんと前向きになり、社会基盤が大きく変化した田舎町でその頭脳を活かしていくのがワクワクする展開。

この頭脳で手の届く範囲の人たちを救っていくシーンは非常に前向きかつ地に足がついた展開で、大好きな丁寧さだった。


死噛~シビトマギレ~

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーシリーズ第三弾で、怪異の噂を横スクロールのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

死印の直接的な続編で、主人公や他の登場人物共通しており、ストーリー的にもそれを踏まえての悩みや成長が描かれるので、必ずそちらを遊んでから遊びたい。

前々作では怪異に振り回されてばかりの主人公だったが、今作では一転して、怪異と立ち向かうことに強い哲学的な回答を持つことになる。

ホラーの恐ろしさや恐怖を煽る部分に着目しがちだったが、ストーリー的に感動するポイントが多くあり、とてもおもしろかった。


NG

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーシリーズ第二弾で、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

前作とは同じ世界ではあるが、登場人物は異なっているので、設定を飲み込めるなら今作から遊んでも問題ない。

アウトロー自称する鬼島空良とその仲間たちが怪異と戦うストーリーだが、単純な腕力では倒せないので、現場操作証拠品を集めて、知恵を絞って敵と対峙するシリーズの骨子は共通している。

前作よりもブロマンスな傾向が強調されており、主人公の鬼島空良と、親友にして反社勢力の天生目聖司との持ちつ持たれつの関係値が面白かった。


マヨナカ・ガラン

キャラポリゴンが常にステンドグラスが透けて見える、特徴的なルックが目を引く、キャラクタの演技主体アドベンチャーゲーム

閉鎖的な隠れキリシタンの村の中で、正道とは大きく変化した異質なキリスト教テーマにした、宗教にフィーチャーした作品

前半こそ村人との楽しい交流名産品に舌鼓を打つ展開などコメディ要素も多いが、中盤から宗教を信じることの覚悟を問うような重苦しい展開が続く。

タイトル意味がわかる、とあるキャラ慟哭シーンは、思い出すだけでも気が重たくなる悲しい作品だった。


ワールズエンドクラブ

全国の小学校から落ちこぼれだけを集めたガンバレ組の面々がデスゲームに巻き込まれることから始まる、アクションゲームテキストを読むパートが融合したアドベンチャーゲーム

息をつかせぬ展開が魅力で、一転二転、七転八倒、とにかく次から次へと設定の根底をひっくり返すような、サプライズ展開が目白押し最後まで遊べる。

そんな中でもガンバレ組の絆の深さ、彼らが分かつ事ができない強い関係であることを信じれるようになってからは、痛快なストーリーが続くのも楽しい

アクションゲームは若干とってつけた感があるとも思うが、ガンバレ組の得意な能力ゲームっぽく表現できているとも言える、かも。


ワールドエンド・シンドローム

転校生主人公複数美少女たちと恋愛しつつ、100年に一度死から蘇る謎の現象を追う伝奇サスペンスの要素もある、ノベルゲーム

恋愛部分は正直前フリ感が強く、伝奇パート関係が薄いヒロインたちのエピソードは薄めで、関係が濃いヒロインは濃いと、濃艶がはっきりしているのは好みが分かれそう。

から蘇った人間は周りの人間記憶整合性操作しながら生きながらえるため、どうやってその蘇った人間を見つけるのかのフーダニット段取りが、ミステリしていて面白い

設定こそ新本格作家アニメ化もした某作と似通っているが、ゲームならでは仕掛けやミスリードがあり、しっかりとノベルゲーム翻案できている良作。


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