はてなキーワード: サークル参加とは
https://www.hmv.co.jp/newsdetail/article/1811051015/
「上野さんは不器用」のtugeneko→アイマスの二次創作でコミケに出ていたらしい
「かぐや様は告らせたい」赤坂アカ→コミケで編集に声をかけられてデビューしたらしい
「五等分の花嫁」春場ねぎ→東方とかの二次創作やってたらしい(同人誌書いてたかは分からん)
「盾の勇者の成り上がり」作画の藍屋球→ガンダムUCの二次創作でコミケに出ていたらしい
「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」二ツ家あす→テニプリの二次創作でコミケに出ていたらしい
1文にまとめると勉強を頑張る為に同人活動を休止してツイッターを消すことにしました。
というだけの話です。
ただ自分にとっては同人活動もツイッターも、生半可な気持ちで断てるようなものではなかったのでここから語る事の経緯は自分の感情を整理するための自己満足です。
えらく長い上読んでもこれっぽっちも楽しいものではありませんが、それでもお付き合い頂ける方は読んでみてください。
勉強を今一度頑張ってみたいと思いました。
思ってみたもの、今まで散々頑張ってこなかったことなので正直既に全然自信がないんですけど。
本当に自信がないです。散々頑張らなかった人生なので。
ただ、自信無いなりに、まず頑張る為に今まで頑張れなかった原因たる要素を外的要因から潰していこうと思ったのです。
その1つが自分で学費を持った上で、勉強をする為に学校に入ることでした。
ざっくり勉強と申し上げましたが4月から資格を取得するために専門学校に通うことにしたのです。
同資格を取得するにあたって大学に行っていたのですが、親の金で通っていた当時は正直な話どこか甘えていた部分があったと思います。
実家から独立して社会に出て数年、時間もお金も有限なんだと本当に今更痛感しました。
勉強する為にお金を出して与えてもらった時間を使って勉強をろくにしてこなかった今まで、本当に勿体ないことをしてきたなと思いました。
大学当時、資格取得の試験に落ち、翌年仕事をしながら自主学習しても身が入らず結局試験は以来受けていませんでした。
フルタイム勤務に月20~40の残業が発生した状態で実際時間もなかったのですが、結局仕事をしているから、と勉強から逃げていたと思います。
今一度、腰を据えて勉強する為に学校へ行きたいのだと親に伝えたときも父親からは甘えていると言われました。
本当に、その通りだと思いました。
私が社会に出て数年働いても全く届かない数百万というお金を出してもらい4年間大学へ通い、試験には落ち、卒業しても得られたものは何もない状態で社会に出てのんべんだらりと数年を過ごした私には2、3年だとしても学校へ通う為の資金などはなく。
またどこか親に頼ろうという気概が自分の中にはあったように思うので。
実際、学費と学校へ通う間に生計を立てていく問題を本気で考えたのはその後でした。
まず、今年から資格取得の為に受けられる給付金制度が拡充したことを知りました。
次に、検討していくうち決めた4月から行くことになった専門というのが本来2年制の学部でしたが、大学で同資格取得の為の科目を専攻していた関係で前例もある特例として1年制として受け入れて頂けるということでした。
資金的にも現実的な額面になってきたこと(それでも情けない話ではありますが結局親に前借りする形になりましたし、口座の残高はパート勤務でもしないと工面できない程度にしか残せていませんが)、
特例の1年制というのは学費的にも大きかったですし何より親の金で無闇に過ごした時間が多かった大学での4年間が少しでも無意味にならないように思えたこと、
新年に引いたおみくじが末吉にしてかつて類を見ないレベルの手厳しさであった上で「学問:自己の甘えを捨て全力を尽くせ」と言われていたこと、
年齢も正直先日27になりまして、あと数年で三十路というところまで差し掛かっている身としてはあまりにも将来性のない日々を送っていたこともありました。
ともかくその他いろいろ踏まえても今踏み切らないともうどうにもならない気がしました。
フルタイム勤務はもう無理なので今の仕事は今月いっぱいで辞めます。
前述の通り隙間時間で入れるバイトを探して当面はやっていきます。
学費を振り込んだ今残った口座の残高数十万円は試験半年から数ヶ月前にはバイトも辞めて勉強だけ集中するためのお金なので来年の今頃には本当にほとんど一文無しの予定です。
口座に余裕がなくて本当に良かったです。
長い目で見ればリターンがあるからとか言って本でも作れば向こう数ヶ月はご飯が食べられなくなる寸法です。
資格が取れなければ本当に何も残らない状況で、これで頑張れなければ本当にただの屑だと思います。
要は、自主的に意欲を持って頑張れない自分が頑張る為にまずあらゆる退路を断つ必要があったのです。
もう後が無い環境を意図的にでも作って追い込まないと自分は間違いなく何かに甘えてしまう人間だったので。
そんな感じで経済的・将来的な逃げ道を絶つ環境を整えることを決めたからにはしておかなければいけないと思ったもう1つ。
この文面を此処まで読まれる方でしたら私が見事なまでの限界同人オタクなことはご存知のことと思います。
高1頃から同人活動を少しずつ始め、彼此10年以上同人誌を作ってきましたが、作成ペースは年々悪化の一途を辿り、前年では15冊発行してましたし、もうここ何年も年間10冊超ペースで発行している有様でした。
正直、学生時代勉強に身を入れきれなかった大元の原因が同人活動にあったと思います。
原稿をしている間は人間的な生活が送れない、みたいな限界同人オタクあるあるも私からしてみれば「人間的な生活を送らない理由にするため原稿をしている」ような節がありました。
自己解釈をアウトプットすることが人生で何よりの生き甲斐なのは間違いないのですが、それが同時に生活を怠る免罪符にもなっていました。
イベントに参加して自身の本を取ってもらう、気の合うオタクと喋る、時として感想を貰う。
同人イベントにサークル参加されたことのある方であれば分かる方もいると思うんですけどこの一連の流れって本当に癖になってしまうんですよね。
ただでさえ自己解釈のアウトプットが生き甲斐だった私に関してはもはや本を作ってイベントに出る行為は依存症みたいなものだったと思います。
原稿にかける時間が人生で何よりの優先事項で、次点が最低限の生活を成り立たせるための労働、あとは気が向いたときに行う基本やれなくても仕方のないこと。
自分の中では完全にそういう考え方ができていました。
自己の思考をアウトプットすることそのものが生き甲斐な自分にとってツイッターでのツイート行為もまたある種の依存行為だったと思います。
自分の交友関係は社会に出ている間に学生時代の関係がほぼ残らず、今やツイッターで形成されているものでほぼ占められていたのでツイッターを完全に消してしまうことは自分の人間関係の大半を喪失させてしまうことのように思っていて、それが余計に自分の中でこのツールを離しがたいものにしていたようにも思います。
というか消すまでしなくても程々に運用したらいいのではって話なんですが。
物事を切り替えていくのが本当にへたくそで、特に一つの思考に耽るのが楽しい性分だったことも助長してツイッターでひとたび1つの話題を見つけると数時間でも半日でも延々とそのことについて考えてはツイートをして時間を浪費する日々でした。
共通の話題で盛り上がる人が居ると余計に、自分以外の誰もその話題をしていなくても一人でもいつまでも。
やらなければいけないものできればやりたくないことが後に控えている程にその傾向が強かったように思います。
その手軽さが現実逃避すらも容易にさせてしまっていたと思います。
自身の思考に共感を得てくれる存在が数値として見えるこのツールでは欲している感情が簡単に満たされてしまって、少しでも苦しさを感じる現状に対する手軽な逃げ場になっていたと思います。
息抜きと現実逃避というのはニュアンスとして紙一重だと思うんですが私は息抜きのつもりで一度楽しいことを始めるとそのまま本来の楽しくない作業には戻れなず逃避になっているタイプでした。
人生において欲している感情を与えてくれる要素は現実から逃げる為の要素でもあると思います。
自身にとってツイッターと同人活動は人生において欲している感情を与えてくれる要素のほぼ全てでした。
だから、本当に本当にすべきことを前にツイッターを、同人活動を並行するという可能性を少しでも残せないと思ったのです。
今生の別れでも何でもない、本当に一時的な措置であって数年後の私が目標を達しているいないに関係なくきっと私はツイッターも同人活動も再開すると思うのです。
人生の中でみれば些細な制限に対してここまで長文の記事を作るなんて自分でも正直馬鹿げているなとも思うのです。
これは少しでも隙があればきっとまた今までのように現実にある目前のすべきことから逃げだしてしまう自分に対して仕方ない、仕方ないと言い聞かせる為の文章です。
ここまでしないと、ここまでしても尚駄目かもしれないどうしようもない自分をせめて戒める為にこの文章を作っています。
いくら生き甲斐だったとしても生き甲斐を続けるだけの人生に将来性なんて何もありません。
自分の生き甲斐はあくまで趣味であって、万に一つでも趣味を続けた先にそれが将来性のある何かに繋がるとは微塵にも思っていません。
自分の中で此処まで分かってるなら私は学生時代からもっと勉強をする習慣に慣れておくべきだったと今更のように思います。
結局、その場で満たされる感情やもしかするとなんて夢を見ることでこのままでは良くないと分かっていた現状から逃げ続けていただけだったんだと思います。
手遅れだと諦めるには何もしてこなかったですし半端な気持ちで居続けて「もう手遅れだろう」とか「どうにかすべきだった」なんて言う前に、私はまだどうにかなるものならどうにかしたいと思っています。
逃げ道をいくら塞いだところで1日寝て過ごせば日々は過ぎてしまうわけですから自分が本当に頑張らない限り、どうにかしたいと気持ちだけ口にしたところで結果には何も繋がりません。
ここまで包み隠さず全部言って、それで1年後試験に落ちたら何かもういよいよどのツラ下げてという感じなので正直、どう転ぶにしても後々くまなく喋りすぎたことを後悔すると思ってるんですけど、こうして状況を明記すること事体が退路を断つ一環でもあるので致し方なかったのでした。
最後に「頑張ろうと思います」なんて口だけ言っても仕方ないので自分では言わないでおきます。
(今見直したら冒頭1行で言ってましたけど)
なので此処まで読んでくださった方におかれましては「頑張ってください、応援してます」なんて軽はずみにでも本気でもどんな心づもりでも言えるその言葉を自分に向けては出来れば言わないで頂けたら助かります。
それでも結果を残して戻ってこれたときには軽はずみでも良いので「おめでとう、お疲れ様、おかえりなさい」などのお声を頂けたらとても嬉しいです。
最後の最後に、これからの1年、このブログやフォロー数0のアカウント、もしくは本垢そのものが浮上しても息抜きレベルだと思えるものでしたらどうか見逃してください。
最後まで現金な感情にお付き合い頂いてしまってすいません、ありがとうございました。
それでは。
十年近く昔の話。
何かのついでにクリスタDL版が5000円っていうのを知って驚いてかく。
パッケージがまだまだ高くて手が出なくて手書き原稿派の方がまだ多かったと思う。スマホじゃなくてガラケー使ってる人もまだ多かった。
当時いたジャンルから移動したタイミングで、私もコミスタを購入するにいたった。今までいたジャンルは子供から大人まだ幅広く視聴者がいて知名度は大きかったんだけど、それで本を作ったりコスプレしたりとかは、まだマイナーで地方は中高生に人気のジャンルが幅を利かせてるので、オールジャンルイベでは同ジャンルの人が全然人がおらず、オンリーとかは皆無。
なので、始めた当初から遠征中心で都心のオンリーに行っていた。
そういうジャンルだったので下手ながらもオンリーのたびに新刊2冊程だしていたので、活動していた期間は2年間ほどだったけど、20冊近く本は書いていた。放送が終わってから2年以上たっているので大体書きたい話は書き終わってしまい。ジャンルを移動することにした。
移動したジャンルは、当時1番人気のジャンルだった。地方でもオンリーが開かれ地方なのにサークルスペース満了する。
今までマイナージャンルからマイナージャンルを渡り歩いていた私にはちょっとした驚きだった。
あの時のジャンルの盛り上がりとPixivの流行りがちょうどハマった時期で、ランキングがそのジャンル一式になったり、私が下手な絵を投稿しても
それなりに閲覧数が伸びる状態だった。
そのジャンルにハマってしばらくしてマイナーまでは行かないけど、若干少ないというCPにハマった。pixivを漁り個人サイトを渡り歩き、気が付いたら最大手のCPに端役で出てくる推し達を探していた。
読み足りなかった。読み足りないから書くしかないのかよし書こうとなるまで、そこそこの時間が過ぎた。
いつものマイナージャンルだったらとっくに書くゾーンに入っているタイミングだけど、流石旬ジャンル、若干少ないCPでも今までのマイナージャンルより何倍もあった。
こういうゾーンに入ったときは年8冊くらいすぐに出してしまう。
今まで手書きだった分コミスタを買えば少しは楽になるのではないか、どうせずっと絵は書くのだし元を取る意味でもいっぱい書こうと思って、6万円のコミスタを購入した。
こんなに大きいジャンルだし、新しい友達できるかなとわくわくとふわふわした気持ちだった。近いイベントでちょうど別のジャンルから同じように移動してきた友達がスペースをとったというので売り子をする代わりに、1冊本を置いてもらえることになった。
コピーで20冊作ったけど、友達のサークルだったこともあって完売した。
そのあと地元のイベントがあったので、自分でサークルをとった。
1冊目の本にページを増やして今度は印刷所で印刷してもらって再販した。それと新刊を1冊作り2冊並べた。
地元は中高生が多く、自分のCPは地元だと2スペースしかなかった。
なのでまあ売れないだろうとは思っていたけど5冊ずつ売れた。
あの時くらいからオンデマンド印刷でも綺麗に本が作れるというので、
いろいろな印刷所がセットを売り出すようになった時期だった。
コピー本の印刷代にプラス5千円くらいで少部数で綺麗な印刷をしてもらえるならとそこそこの冊数を刷った。
旬のジャンルだし、都心のオンリーにもいくつかサークル参加をしたかったので、一回のイベントで捌けなくても、大きなイベントに2,3回参加したかったし、その時に机に何もない状態よりはと思って。
前のジャンルにいたときは、最終的にそのくらいは捌けていたので大丈夫だと思って。
締め切りのせまっていた地元のイベントに1回と翌月の都心のイベントに申し込みをした。
どちらも無事にスペースが取れて、地元では本が売れないので、無配漫画と無配のポストカードを作った。
地元のイベントに行ったとき自分のCPは自分も含めて3サークルあった。
やった、増えた思ったけど当日行ってみたら両方とも欠席だった。
今思うとこれがまずかったんだと思う。
私のいた島は
通路から2サークルが欠席の私と同じCP。私のサークル。その隣はジャンルは同じだけど別のCPだった。全然別だし全然似てない。
ちょっとアレ?と思ったのは一人のお客さんだった。
「○○に似てない」と言われたと思う。
私の絵が下手なのはともかく○○ってキャラじゃないので似てないのは当然だなって思った。これは××ですよって伝えた。
「××ならなんでメガネしてないの」「背が高いキャラなのに過剰に子供っぽく書いてるのおかしい」って言われたと思う。
××の子供時代を書いているので子供っぽいのは、子供だから。メガネは大人になってから掛けたので、メガネがないのも子供だからって伝えたと思う。
「子供にしては体型が・・・」とか「××ならもっとイエローぽいブロンドなのに絵だとシルバーブロンドぽくみえる髪の色がおかしい」とか色々言われたと思う。
アレ?アレレ?と思いながらこれはこうだからと答えた。
このお客さんは、なんだろう何がいいたいんだろうと思いながら、たとえ無配でも持って行って貰いたくないな、文句があるならいいですって言っちゃおうかなって思ってた。
そしたら最後に「スペースとってるのにキャラのものもCPも一つもない、おかしい」「無配はいりませんから」って言われて、隣のCPだと思われてたんだって気づいた。
まじで配置図よく見てくれ!
ちなみに全年齢CPだった。
配置図見ないで勝手に勘違いされてなんかよくわからない絵の描き方の講釈聞いて疲弊した。この日はそれだけだった。
そのあと、都心のオンリーの新刊作業に取り掛かった時にわかった。
手が震えて書けない。コミスタ開いたら、あの時言われた言葉がフラッシュバックする。自分のイラスト見たら呼吸がうまくできなくなる。
あのお客さんのことは大したことないと思ってたんだ。
でも、ずっと、これはおかしい、これもおかしい、おかしい、おかしいって言われてたんだ。それだけだった。
どうしても新刊を作ることはできなったけど、ペーパーラリー用の薄い漫画を描いた。あのお客さんみたいな人は来なかった。
どうしてもスペースに座っていられなくて友達に売り子をまかして、
そのあと、いくつか出ようと思ってたオンリーはあったけど申し込まなかった。サイトも閉鎖した。pixivのイラストは非公開にした。
あれから、ジャンルも変わって絵をかこうとするたびに、おかしいって言われた言葉と(無配)漫画いらないって言われたことを思い出して、苦しくなる。
今ままでマイナーばっかり歩いてきたので、お客さんもサークルさん同士も仲良かった。旬のジャンルに行ってもいい人ばかりだった。
同人トラブルの話を聞いても、もっと都会の大手とか絵のうまい人の遠い話だと思ってた。
コミスタの元を取るまで書くぞって思った心はしぼんだ。
私は腐女子だ。2~3ヶ月に一度は同人誌を出す程度にはオフ活動もしている。
今活動しているカップリングはメジャーではないが、マイナーというほどでもない微妙な規模だ。
だが、「需要>>>供給」という空気はひしひしと感じる。はっきり言って私の実力以上に本を手に取ってもらえているのはそのおかげだと思う。
そんな自カプには、とある人気の漫画描きがいる。オフ活動も行っていて、先日のイベントでもスペースには長蛇の列ができ、新刊も即完売していた。
他カプ本命の友人も「○○さんの本は読んでる」と言っていた。
Twitter内を自カプで検索すると、彼女を賞賛する声で溢れている。
…漫画「は」好きだ。
はっきり言って、彼女のことは嫌いだ。謙虚通り越して、卑屈すぎてウザい。ウザすぎる。
初めて彼女が「私の描く漫画なんて…」とツイートしたのは、彼女が自カプに来てすぐの頃だった。
新しいジャンルやカップリングで活動を始めたばかりの頃は、誰だって不安だ。自カプに来てすぐに注目され、みるみる人気になった彼女だって、それは同じだろう。
そう思った私は、彼女の描くものが好きだという気持ちと、これまで描かれた漫画の感想を伝えた。
私と同じ気持ちの人間は多かったらしく、同様のリプやDMがたくさん届いたようだ。
「個別返信は難しいですが、とても勇気づけられました。感謝しています」とツイートされた。
その時は私も素直に「よかったな…!」と思った。
だが、それから先は更に酷かった。
ある日、原作で自カプの特大燃料が投下された。当然ながら、自カプ界隈はお祭り騒ぎで、その燃料に因んだ自カプ創作が次から次へとTwitterに投稿されていった。私も、そして彼女も投稿した。
彼女の描いた漫画はやはり人気で、自カプの漫画の中でも頭一つ抜けて「RT」や「いいね」がされていた。
だが、彼女はまたツイートしていた。「この前あのネタで漫画描いてわかったけど、やっぱり私の漫画って、需要ないし、魅力ないですよね…」
いやいやいや!!!!
あなたの漫画、ダントツで人気だったし!私とは文字通り、桁違いのいいね数だったし!あなたは自分の漫画を「需要がない」って言って落ち込んでるけど、私含む他の描き手、全部それ以下の需要ですよ!?
……そう言いたくなる衝動を抑えて、なんとかその場はこらえた。
私は何も送らなかったが、やはり励ましの言葉はたくさん届いたようだ。そして、彼女もまた、そんな励ましの言葉に感謝を伝えていた。
また、こんなこともあった。
自カプでアンソロが発行された時のことだ。
私も執筆者として参加させていただいたアンソロだったが、自分と主催以外の参加者は、執筆者公開の時まで知ることが出来なかった。
この時点で嫌な予感がしたが、案の定だった。
「こんな豪華なメンバーのアンソロなのに、私なんかがいるのおかしいですよね…参加したことを後悔してますし、申し訳ないです…」
アンソロ執筆者が公開された時の彼女のツイートには、例のごとく、「そんなことないです!」といった大量の励ましリプが付いていた。
中には「私は○○さん一人いれば、自カプの漫画は十分だと思ってます!○○さんの自カプしか読みたくないくらいです!」といったリプも飛んでいた。
なんなら怒りすらわいていた。
執筆者公開の時点で、彼女はこのアンソロの目玉の一人だとわかった(し、実際に完成したアンソロを見ても明らかだった)
この時点で既に何度かイベントにサークル参加しており、自分が描く漫画の需要もわかっていたと思う。
それなのに、なんでこの人そんなこと言っちゃうの!?
加えて、私も執筆者として参加していたことから、このアンソロがどれほどの準備期間を要していたかも、主催から執筆者への連絡がいかにこまめで丁寧だったかも、それら全てがどれほどの労力を必要とするかもわかっていた。
それなのに、主催も見てるであろう自身のTwitterで「参加したことを後悔」って…!
あと、「○○さんの自カプしか読みたくない」ってリプ飛ばした人、私もそのカップリングで漫画描いてるけど、共通フォロワーだから、そのリプ丸見えだよ!!
そんなことが何度も何度も繰り返され、耐えきれなくなった私は、彼女のTwitterアカウントをミュート登録した。
原稿しながら自カプ友達とSkypeをしていたところ、彼女の話題が出た。
「○○さん、相変わらず自虐酷すぎてさ~、私もちょっとうんざりしてきたw」
「字書きの私ですらこれだもん。絵描きの増田はもっとだよね…増田、あの人ミュートするの早かったもんねwww」
彼女は相変わらずのようで、そんな彼女にうんざりする空気が書き手中心に広がってるようだ。
「私も増田みたいに、そろそろミュートしようかな……本当、漫画は好きなんだよね。だから、描いてる本人とはいえ、その漫画貶されるの見たくないんだよ。謙遜なんだか自虐なんだかわかんないけどさ…」
もうコミケが公式声明で「中国人・韓国人お断り」貼り紙のような人種差別は許容しない旨を明言してるんで、あんま言いたくはないんだけど、wezzyの記事とか、コミケの声明が出る前に上がってきてたあままこ氏の記事とか見てると、「中国人・韓国人お断り」問題にしか触れてないのは流石にどうよって思っちゃうんだよな。
https://wezz-y.com/archives/62746
http://amamako.hateblo.jp/entry/2019/01/04/050827
そもそも同じコミケには中核派がサークル参加していて、「中国人・韓国人お断り」貼り紙問題の議論の裏では中核派の参加をめぐって喧々諤々の議論をしていた。
https://togetter.com/li/1304443
中核派の資金源になるだろ! そんな危険なサークルの参加を認めるなんて! とか安田峰俊氏やきくまことかの声の大きい人たちが騒いでたけど、一方では「たとえ中核派だろうと表現の自由はある」という主張がそれなりに根強く存在していて、私の観測範囲では圧倒的に中核派の参加を擁護する人たちが多かった。私も中核派の参加は自由だし彼らの参加する権利は尊重されるべきだと思う。
また、「中国人・韓国人お断り」貼り紙問題について追及されたコミケ運営は「でも『男性お断り』のサークルもあるし……」と言い訳していた。
つまりC95では「中国人・韓国人お断り」「中核派」「男性お断り」という3つの問題が同時に並行していたわけだ。これはいずれも、このような主張を掲げるサークルを許容してよいのかという問題だった。
別に、中核派はOK、「男性お断り」もOK、でも「中国人・韓国人お断り」はNG、という主張それ自体は構わない。権力勾配だとかマイノリティだとか色んな理由があるのだろうし、私も「いや『中国人・韓国人お断り』はさすがに他の2つとはレベルが違うんじゃないかな……」とは思うので、そういう主張も感情的には理解できる。
ただ、「中核派や『男性お断り』が認められている」という事実に触れずに「中国人・韓国人お断り」を許容したという事実だけを提示してコミケを批判するのはアンフェアだと思う。
だってさ、
のと
のとじゃ、全然違うじゃん。前者は差別主義者にだけ「表現の自由」を認めて他者の表現の自由を奪った差別的な対応だと言われても仕方ないけど、後者は差別主義者以外にも過激派や男性嫌悪者にも表現の自由を認めてるじゃん。
何度も言うけど、この3つの問題に対して取る態度がバラバラでもそれはそれで一向に構わない。「中核派や『男性お断り』は認めてもよいが、『中国人・韓国人お断り』は認められるべきではない。なぜなら~~~」と立論する分には全然OKだ。「中国人・韓国人お断り」の貼り紙に反対する以上中核派や「男性お断り」の排除も主張しろと言うつもりはない。
でも、「中核派や『男性お断り』も認められている」ことを書かずに「『中国人・韓国人お断り』が認められた」ことだけ書くのはアンフェアでしょ。140字じゃ厳しいかもしれないけど、長文記事で「中国人・韓国人お断り」にしか触れずにコミケ批判する一部の論客には納得がいかない。私は中核派も男性嫌悪者もその主張を理由にしてコミケから追い出されるべきじゃないと思うし、その基準に照らすと「中国人・韓国人お断り」の排除も慎重にした方がいいんじゃないかな……? と思ってたんだけど、そういう主張の人間を指して「こいつは『中国人・韓国人お断り』も表現の自由だと言ってるぞ!」みたいに言われると、ちょっと、そりゃないでしょ、と言いたくなるんだよな。
そりゃネット上には「中核派や『男性お断り』はけしからん! でも『中国人・韓国人お断り』はOK!」みたいな差別主義者も一定数いるのだろう。でも「中国人・韓国人お断り」貼り紙の排除に賛同しない人間の全てがそういう主張の人間というわけではないので、頼むから切り分けて論じてほしいし、「中国人・韓国人お断り」貼り紙だけを取り上げて論じるみたいな印象操作はしないでほしい。
コミケが「次からは人種差別的な貼り紙は撤去してもらいます」と言ってるんで、コミケ運営を批判してた人たちも目的を達成できたのだろうし、感情的にはその処置に納得がいくのであまり蒸し返したくはないんだけど、ねえ。さすがにちょっと腹が立つ。
同人活動というか、こう、特定のジャンルにハマって、わーっと二次創作して、そこから交流が生まれる…みたいなの久しぶりにして、
しみじみと思うんだけど、めちゃくちゃすごいひとが世の中に溢れている。
感動の連続なの。絶え間なく、毎日、心動かされる作品が、目に飛び込んでくるの。
本当に。天才かよ!って天を仰ぐの。
趣味でかいてるのでたいしたものでは〜とか言ってるひとが多いんだけど何者なんだよ本当に。
趣味だからとか言って誤魔化しているつもりなのか?天才なのに??
この国はさあコミケがあって、ものすごい人数がサークル参加に至る同人活動をしてるわけだよ。
それが当たり前になってる気がしてくるけどめちゃくちゃすごいなって思うんだよ。
自分は特に絵とか文章とか音楽で今まで生かしてもらったと思ってるから、
それがじゃぶじゃぶもらえる環境なわけで、対価はどこへ振り込めばいいんですかって常に思うよ。
その感動をさ、行き場のない大きな感情をさ、伝えると、高確率で「えっ!?」みたいに驚かれるの。
「そんなに見てくれてるひとが居るなんて思いませんでした!」「感想もらったことないので本当に嬉しい」とか
そういう反応が返ってくる。もう意味がわからない、あなたは天才なのに。
ここでは恒常的に話題に上がる、作家に感想を送ろう、という類いの話をしたいわけではない。
何かに感動して、心動かされて、絵を描く、小説をかく、グッズを作る、考察をして文字にして伝える、
衣装を作るメイクをする、好きだ!とTwitterなどで呟く…そういった活動はすべて天才の所業である。
フォロワー全然居ない、とか、部数が…とか。誰も見てないとか、文句言われたことあるとか、そういったことはすべて関係ない
ここに、ひとりの人間が、人生の時間を費やして、あなたの作品を享受して、心打ち震えているのだ。
すごいと思うんだよ。めちゃくちゃすごいと思うんだよ…
壁打ち萌え語りとか誰も見てないと思うなよ、フォロワー居なくても鍵かけてなきゃ検索とかで絶対誰かの目に入ってる、自分のような人間の。
そして心で「ほんとそれな」「わかる」としみじみされていたりする。
それで救われる日もある。
なんでこんなのが普通に行われているんだ…
世の中天才が多すぎると思う、本当に。
1990年生まれ現在28歳のグラフィックデザイナーです。
絵を描くのを一度諦め、何年間か描いていなかったものの、最近になってまた戻ってきた話を1年前、はてなで投稿しました。
あれからちょうど1年経ちましたので、改めてまとめようと思いまた記事を書いています。
https://anond.hatelabo.jp/20180130030322
1年前、この記事を書いた後、思った以上の反応がありとても驚きました。
まさかあんなにコメントが頂けるとは思っておらず、戸惑いつつも全て読ませていただきました。
私と同じように、夢を追っていたけど諦めた人。
オススメの本を教えてくださった人(全部読みました)。
全てが嬉しくて、おそらくこの記事とコメントがなければ、この1年絵を描けていなかったかもしれません。
1年間何をしていたかと言うと、とりあえずは具体的な目標を立てようと思い、
ピクシブに投稿したりpawooに登録したり、イラスト雑誌に投稿したり
特にコミティアでは、本を出すため仕事の合間を縫ってちまちまと絵を描き、帰宅後すぐ絵を描く日々が続きました。
それでも枚数が少ないためどうにか本の形にするために考えたことは、文章を添えることでした。
絵を描くのをやめてからもあまりに自然な昇華活動として行なっていたために、
自分が文を書くのが趣味ということにも気付いていませんでした。
昔、文章を書いていて同級生にとても馬鹿にされた経験があり、ずっと表には出していなかった趣味でもありました。
思えば長い間、人の目を気にして何もできなくなっていました。
そう思われるのが嫌で、自分をずっと殺していました。
それは絵だけじゃなくて、文章も詩も、着る服も選ぶ小物も言動も、全てそうだったように思います。
目立たないように。ダサいと思われないように。だってそれは何よりも恥ずかしいことで、
本当の自分を少しでも出してしまってもしダメだった時、自分の全てを否定されたような気分になり、傷つくのがわかっていたから。
せっかく恥をかくんだ、どうせなら徹底的に自分が好きなことしかしないでおこうと思い、
知り合いには誰にも見せないようにしながら、好きな題材で絵を描き、好きに文章や詩を書いて絵に添えました。
仕事では「ダサい」と思われるのが嫌で徹底して自分の好きなものを殺して作ってきましたが、もうこの際だと、好きにデザインしました。
普段は絶対使わないけど実は気になっていたフォント。無駄だらけの装飾。自分に浸った言葉の羅列。普段は絶対言わない主張を書いた文章。…
とにかくもう誰の目も気にしないように気をつけながら、自分の好きを探すことからはじめました。
同人イベントにサークル参加すること自体が初めてで、それだけでも緊張していましたが、
不安で吐きそうになりながら、一人でポツンとお客さんを待ちました。
こんなにたくさんの人が居る中、自分の絵なんて、見てくれる人が居るのだろうか。
1冊でも売れるだろうか、いや、1度でも手にとってもらえるんだろうか。
今日、誰も来なくても、誰にも見てもらえなくても全くおかしくないな。なんて、ずっとぐるぐる考えていた気がします。
会場後30分くらい経っても人が来ず、ずっと一人で、泣きそうになりながら机を睨みつけていたら、
ひとりの女性が本を手に取り、しばらく眺めた後
「これ、1冊ください」と、お買い上げくださりました。
あの瞬間のことを多分私はずっと忘れないと思います、
いただいた300円を、しばらく、見つめて
生業であるデザインの仕事では、時には1、2時間の作業で5万円稼ぐこともあります。
時給換算すると本当にちっぽけなものでしたが
私はあんなに大切な300円を今後も知ることがないと思います。
あんなにたくさんのサークルが居る中、私のサークルを見てくれたこと。
涙をこらえながら、何か、今までの全てが溶けたような感覚になりました。
絶対に愛されないと思っていた自分を愛してもらうこと、そんな奇跡を、
その後も、たくさんの人にお買い上げいただき、とても好きな絵柄ですと言っていただいたり
ツイッターではとても好きな絵描きさんと相互フォロワーになれたり、
しかもそれは、取り繕った私ではなく、全面的に自分をさらけ出した正真正銘の私としての結果で
もう好きなことを殺さなくて良いこと。自分を出しても怖くないということ。
良い意味で、作り続けなければいけないという強迫観念がなくなったこと。
今まで自分はスタートラインにすら立っていなかった事に初めて気づきました。
戦わない。比べられる土俵に上がらない。向き合わない。そうして自分を守ってきたつもりだったけど、
裸になって、真正面から「作ること」に向き合い続けたこの1年間で、
「誰か」と比べる必要は全くないこと。自分のことだけ見つめて良いこと。何も怖くないということを知りました。
一歩を踏み出す勇気さえ出せれば、全然違う世界が広がっているということを知りました。
多分それは絵だけじゃない、全てが、少しずつ変わっていくのを感じます。
1年前に比べて、驚くほど自分に対して穏やかになったことを実感しています。
これからの人生において「物を作るか」「作らないか」に一旦決着をつけたいと思ったのです。
どちらに転んでも、もうこれ以上このことで悩まないように。
もうこのことでは全く悩まないようになりました。
勇気を出してよかったと、この世界は見えていなかったと思います。
「本当の自分」を好きと言ってくれる人がこの世に1人でもいれば
きっとずっと私はものを作れるし、
改めて、1年前コメントをくれたみなさま、本当にありがとうございました。
みなさまからのコメントがなければ、ここまで勇気を出せなかったと思います。
これからは気の赴くままに、頑張ったり頑張らなかったりしながら
当該ジャンルで創作をしたことがなくTwitterの繋がりもない=ジャンル者に認知されてない完全なぼっち状態で、人生初のサークル参加した
二次創作小説一種。極薄のコピー本。カップリングなし。無配なし。同作品サークル片手以下。知名度こそあれどXX年前に発表された作品。改めて整理するとなかなかの役満っぷり。
ちなみに「結論:すげー楽しかった」なので恨み節を聞きたい人のご期待にはこたえられないよ。
とある出来事がきっかけでサークル参加を決意する。それまでは本を作ることに興味はあってもサークル参加は眼中になかった。むしろやりたくなかった。
・11月
申し込み完了。前述の通りの役満で申し込み時点から売れる気がしない。でもそのジャンル・題材が書きたいんだからしょうがない。
サークルカットは文字のみ。作品名と中心キャラと傾向(シリアス)と小説オンリーとだけ。この時点では同作品のサークルが他に参加するとは思ってなかったので、オンリーワンもありえるなーと思ってた。
申し込んだ直後からジャンル問わず本にしたいネタが浮かんで止まらなくなる。この現象って私だけか?
リアル事情が落ち着いたので原稿時間をゲットできるようになる……が、全く書かない。印刷所をちょっと調べた程度。なーにやってんだ???
オンデマンドを諦める。残された期間からして小説部分が10ページに及ぶかどうかも微妙だなと思い、内容の軌道修正。 表紙(自前デザイン)だけは完成。
・イベント二日前
妥協を何重にも重ねて脱稿。20時過ぎにキンコーズ(22時閉店)へ走る。これも間に合わなかったらセブンネットプリントになるところだった。
ほかほかのコピ本を片手にお品書き作成。頒布物一種でお品書きとは……て思ったけどピクシブ見たらお仲間がちらほらいたので安心した。
ちなみに、ピクシブに上げたお品書きには非公開ブクマがひとつついた。心の励みになる。
・イベント前日
東京へ。スカイツリーの展示(キングダムハーツ3大好評発売中よろしくね!!)を見て満喫した夜、上京してる家族の部屋で敷布にミシンをかける。その際ミシンの針を折る大ポカをやらかすもどうにか完成。
あとネットプリントでA3の卓上ポスターを刷った。デザインは表紙の上に本文中の台詞とスペースナンバー、サークル名を配置しただけ。あらすじすらない暴挙。
・イベント当日
出掛ける直前に値札(手書き)を作る。ポスターにあらすじを書いてないので値札に添えておいた。
一般入場50分前に会場到着。本一種とA3ポスターしかないのですぐ設営完了。両隣も向かい側も頒布物いっぱいあるサークルですごかった(こなみかん)
開場後12時近くまで足を止める人すらいなかった。左右はちょくちょく人が来たり友人と思わしき人とお喋りしたりで楽しそうだった。普通に羨ましかった。その間は持参したプロット用ノートに次回作をメモしたりスマホで漫画読んだりしてた。寒くなかったけどケツは痛かった。
これは全部持ち帰りも有り得るなーと思ってたら、颯爽と現れたお姉さんが一言「一部ください」と。迷う素振りもスペースナンバーを確認する素振りもなくて(たぶん)、この人ブクマしてくれた人かなって思った……のはお姉さんがスペースを去った後。
あまりに急で心の準備をする暇もなくて、立ち上がるのも忘れた上に真顔で対応した。ぴったりでお金を受け取って本を手渡して、やりとりは30秒もなかった。まじで一瞬だった。でも、とにかく一部減った。
その後頼んでおいた売り子(ちなみにその子もサークル経験はない)が到着して買い物へ。別ホールにも足を運んだので少なくとも50分は席外してた。帰ってきたら、コインケースに100円玉が増えてる。三人買っていったとのこと。私の時より多いじゃねえか……。
「うろうろしてから買っていった人と、ポスターガン見してから買っていった人と、あと男の人が珍しいですねーって声かけて買ってくれたけど、いやあ売り子なんであんまりわかんないですって返事したよ」
はああああああ私が応対したかったあああああ。ていうか台詞だけのポスターでも効果あるものだ……と言えるのだろうか。
そういえば売り子札?を用意しなかったから執筆者勘違いされた可能性大。まあ作り手の顔なんてそんな覚えてないでしょ。
少し早い時間だけどそのまま撤収作業。搬入も搬出も自力なので特に変わったことはせず。強いて言うなら片隣のサークルは撤収済みだったので作業がしやすかった。その後は売り子に付き合って銀座に化粧品買いに行った。ゲットした薄い本をつめたキャリーを引いて。
以上。
以下おまけの感想とか。
このレポートのハイライトは、見てわかる通り、自分の手で自分が作った本を売った場面。スペースに端座していた時間に対して、本当に一瞬だった頒布。その時は思わず事務的に対応したけど、あとからあとから実感がわいてきた。
自分が作ったものを求めてくれた人がこの世界に存在してるって、なんて心地だろう。
嬉しいは嬉しい。が、わーい!ってバンザイする気分じゃなくて、思わずため息をついてしまうような、けれど感動とは全く異なる、なんとも形容し得ない感覚。ただひとつ「参加してよかった」とだけは明言できる。
それと、言ってなかったけど、今回の一番の目的は「サークル参加の経験値を得ること」。個人サークルがやらなきゃいけないこと……スケジュール管理、原稿作成、スペース設営、離席、撤収etc. これをどんな形であれ経験して次回に繋げようと、申し込み時から目的にしてた。
だから、たとえ一冊も捌けなかったとしても、この本を次のイベントで頒布しただろうし、すぐに次の原稿作成に移っただろう。落ち込むには違いないけど。
ちなみに、その次回参加予定のジャンル(今回とは異なる)は、マイナーではあるが、私自身がそれなりにジャンル者に認知されてて最低頒布数は読めている。こういう経験は絶対できない。
いや、もう元小説書きになるのかな
子供の頃からずっと本が好きで、漫画でも小説でも絵本でも雑誌でも広告でも
衝撃だった
恋愛は男と女がする物だっていうそれまでの当たり前が、初めて触れたその世界には存在しなくて
そういう一つ一つが私をときめかせて
一目惚れという言葉を、人でも物でもない、概念に対しても使用して良いなら、それは一目惚れでしかなくて
それでいて、きっと今まで続いた長い長い片思いだった
好きなキャラを二人隣に立たせただけの棒立ちイラストに一人で沸き立って一喜して
その頃は、というか子供の頃の私は絵を描くのが好きで
だけれども、どれだけ描いても私の絵は上達しなかった
今でも、時々落書きをすることはあるけど、絵は人に見せないことにしている
どちらにしても、もう絵を描くこともないけれど
初めて同人活動をするのがイベントではなくインターネットの世代だったので
当たり前のように当時流行していた携帯サイトを訳も分からず作成して、ポエムのような会話文ばかりの文章を何本も何本もアップし続けた
ブログにはノートの落書きを写メってアップしてリアタイなんて置いて
本当に今にして思えば思い出したくもない黒歴史過ぎる行動を全部やった
少しずつ感想が届くようになって
web拍手に一言添えられた「萌えました」や「面白かったです」を何度も何度も、本当に何度も、読み返して
それが嬉しくてまた小説を書いて
ずっと繰り返して今まできてしまった
初めて、同人イベントに参加したのは高校1年生の時で初めは地元の小さなイベントに一般参加した
当時は同人誌に限らずラミカや便箋をどのサークルも当たり前に作っていて
誰かの書いた私の好きな二人にお金を払って
書いた人と少しだけ話して
出来るかな、よりも先にやりたいが生まれて
そのまま帰ってすぐに本を作った
本を作ったといっても勿論自宅で印刷したコピー本、それも殆ど文字のないスカスカな5ページ程度の、本と呼ぶのもおこがましい、表紙すらついてない物だったけれど
それでも、その時初めて、自分の作品が形としてそこにあることの、えもいわれぬ感動があって
バカだった私はその本を友人に配ったのだ
今思い出してしまった、殺して欲しい
ただ友人も私に本を渡してきたのでお互い様だ、こんなお互い様嫌だ、やっぱり殺して欲しい
まあ、そうやって本を作る楽しさを、文字を書く楽しさを知ってしまえば戻れなくて
中学生の時ハマっていたジャンルとも高校生の時ハマっていたジャンルとも違うジャンルで参加して
そこから、私はずっとそんな感じ
小説だからとかカプが王道じゃないから、とかありきたりな言い訳を差し引いても売れるのなんて10冊20冊、良くても50に届いたことなんて一度もない
酷ければ、なんて言葉を使えない程の頻度で5冊ほどしか売れないことも沢山ある
サイトを携帯からパソコンに移行して、pixivを初めて、それでもやっぱりサイトを作るのが好きで
今まで一度も違わず早割を使い続けてきたのは、私の唯一の自慢
逆に言えば、それしか自慢はないんだ
ランキングに乗ることもなくて、誰かの目に留まることも殆どなくて
時々、本当に時々貰える感想が本当に本当に嬉しくて
だからここまでやってきた
やってきてしまった
ずっと好きで、BLのことは勿論、書くってことが好きで
ずっと同人活動してきて、最後まで好き以外、なにも得られなかった事に気がついた気持ち
読み辛い文章だなって
私の表したかったものを、私の文章じゃ表現できないんだって、気がついた気持ち
釣り合いが取れなくなる前に
自分の好きが汚れる前に辞めなくちゃいけないと思った
だけど私は、私の好きな話を書けないから
右巻きの連中は国の利益を第一に考えて政治を語るので国対国にフォーカスが当たってる
左巻きの連中は個の利益を第一に考えて政治を語るので人対人にフォーカスが当たる
うちの近所にある中国人がやってる中華料理屋はむちゃくちゃ美味いし、たまに春巻きを1本サービスしてくれる
姉がコミケにサークル参加してるけど、あなたの大ファンですって差し入れもってわざわざ片言の日本語で話しかけてくれた韓国人がいるらしい
旅行に行くと観光地のホテルには中国人だらけだけど、エレベーターの順番は守るし、すれ違いに肩がぶつかったら「すいません」って言ってくれる
有名観光地でのマナーで言ったらもう欧米もアジアもあんまり変わらない
でもそういう問題じゃねーんだよな 自分の周りの中国人がいい人だから中国の政策もいいかっていうとそんなこたない
はじめてのサークル参加は学生の時、地元の小さいオールジャンルイベントだった。
コピー本を出して、一部100円で5部ぐらい売れた。
それから就活が嫌で、現実逃避に同人誌を出した。地方の某オンリーイベント。30部刷って全部なくなった。
嬉しくなってまた地方のオンリーイベントで今度は100部刷って持っていった。50部売れた。
調子に乗って今度は200部刷り、違うオンリーイベントに参加した。
すると自分の絵柄では場違いなジャンルだったらしく、何あれ?とバカにされ、ネタに買っておこうと言われた一部だけが売れた。
残りの199部と余部は泣きながら捨てた。
それから初めてコミケに参加した。前回のことがトラウマだったが、100部刷った本は50部なくなった。
おそらく、ピクシブに絵を上げ続けたこともプラスになったのだと思う。
それからはフリーターをしながら同人誌を出し続けると、100部ほど安定して出るようになった。
二年ほど経ち、ジャンルを変えたら、コミケで安定して250部出るようになった。
同人誌の売上は伸びたが、定職に就くどころか、バイトすら続かなくなり、心療内科に行くと躁うつだと言われた。
これから社会に出て働いていける気はしないし、同人誌の売上で生活ができるわけでもないので、未来は真っ暗だ。
元気なときに出版社まで持ち込みに言ってもつまらないと言われるし、自分の創作活動って結局趣味の延長。
同人誌が売れても毎日死にたいので、普通に職に就いてオタクしている方が絶対楽しいよなと思う。
やることないから同人誌描いて、感想もらうと元気になるけど、現実と向き合うと死にたくなる。
一部も売れないのは辛いし、一部しか売れないのも辛いし、250部売れたって辛い。
もちろん俺は買いに行かなかったんだけど、完売したんだってさ。買ったやつはバカだねー。
で、あとになってコミックマーケット準備会が対策すべきだったとかいう奴が出てくる始末。
できるわけねーし遅いわ。
まあ準備会じゃない門外漢が止める方法なんて犯罪しかないしな。あとになっちゃったら準備会に文句言うだけしかできないのはまあわかる。黒子のバスケ脅迫犯ぐらいやんないと、コミケのルールに反してない同人誌頒布は止めらんないもんね。要は武力闘争になっちゃうわなあ。その土俵で勝てる相手じゃないわなあ。普通に命が危ない。
反社の資金提供ガー!指定暴力団じゃないしなあ。資金云々は銀行口座とか会誌の書店流通とかhontoやらamazonの通販とか止めてから言えば?
申し込み前の段階。クラウドファンディングで本出すとかいってたアイドルはここで止まったけど、その段階で公表されてたっけ?騒いで止まるような相手だっけ?
申し込みの段階。俺はサークル参加の申し込みしたことないんだけどさ、ルールに「過激派の参加を禁止する」って書いてあるか?ほかのルールでも構わないが、ルール違反だから書類不備、として落とせるか?これ不備じゃないから通っちゃったわけよな。
サークルカットは「みどるこあ 中核」とだけ書いてある。これだけでマジモンだとわかるかってのもある。中核派じゃない人が書いた中核派研究の本だったら、これ誰も文句言う筋合いのものじゃないよね?申込書のわずかな記述で、本物か趣味のウオッチャーか調べる方法ってある?申込数は4万サークル超えるんだぞ。4万分の1の存在にどこまで労力要求すんのよ?4万分の3万を正しい場所に配置する組み合わせ最適化問題解いとるんですよ?
抽選。運が悪かったね。
やっぱり申し込みされたのをちゃんと審査して落とせばよかったって?それマジで言ってる?
その場で犯罪行為が起きなさそうなら止めないでしょコミケットって。護憲、遵法。法律なら止まる。お気持ちならとまらない。そういう理念で動いてるでしょあいつら。アンチ軍国主義の左翼活動に源流あるでしょ。
一般常識とか世間体とかお気持ちで止めるなら、ほとんどのサークルが成立しないんですよ。ちょっと明治時代まで行ってみ?口語体オリジナル小説書くとかクッソ軟弱で世間に顔向けできない行為だからね。そもそも創作すること自体キチガイの所業ですよ。
殺人者集団に活動を許すなって?集団とはどこからどこまでだよ。同じ場所に居て同じ活動をしたことのある奴はすべて同罪なのなら、コミックマーケットの参加者は全て、あの殺人者と同じことをしたことになるんだ。30年前のことを忘れたのか。
今帰っているところです…
私は自慢ではありませんが、他のジャンルでは50部は売れたことがある中堅です。なのでコミケのマナーもよく知っています。しかし今回初めての増田ジャンルは無法地帯と言っても過言ではない状況でした!
まず右隣の工エエェェ(´д`)ェェエエ工さん。こちらが挨拶と共に自分の本を渡すと「私、500ブクマ越えてない人から本もらわない主義なんで」とお金を渡されてしまいました。しかも工エエェェ(´д`)ェェエエ工さんの本は「今は無料でいいよ」と無理矢理押しつけてきました!屈辱です!怒った私は本を早速メルカリにだしました。たくさんブクマされる工エエェェ(´д`)ェェエエ工さんの本は読む人がたくさんいるのですぐAQMさんに売れました。
左隣のdeath6coinさんはリア充でした。あんなに「非モテでつらたん」でブクマ数を稼いでいる人が本当はリア充だなんて詐欺です!しかも一緒に出てる人なんかnezimeさんではありませんか!増田ジャンルは馴れ合うと「ごじょかい」認定される厳しいジャンルだと聞いています。私は早速AnonymousDiaryで「death6coinがnezimeとサークル参加してたリア充だったんだが…」と書きこみました。すると「友人と参加ぐらいするだろ…」「コミケぼっち参加とかwww」「増田ジャンル者同士の交流は基本だろ」とブコメでueno_necoさんとnomitoriさんとnagatafeさんにボロカスに叩かれました…多分あれが「ごじょかい」ってやつだったんです…関わんなきゃよかった…
開場しても誰も買いにきてくれませんでした…両隣は馬鹿みたいに売れてるのに…右の工エエェェ(´д`)ェェエエ工さんの本を大量に買っていったcider_kondoさんは私の本には目もくれないのに、左のdeath6coinさんの本も大量に買っていました!きっと転売屋です!さらにaukusoeさんtype-100さんhinahoさんlady_jokerさんと次々に大量に買っていきました!………私は増田ジャンルの闇を見てしまいました。
撤収して一人でご飯を食べているときに工エエェェ(´д`)ェェエエ工さんのツイッターをチェックすると「冬コミ終わったのでいつメンで打ち上げ!やっぱりこのメンバーでご飯食べないと年越せない笑」との書きこみと共に写真が!!!写真にはinferioさん、ミサワさん、yuki_furuさん、nowandzenさん、yuyansさん、sakuragaokaさん、dogear1988さん、stray_black_xxxさん、battlesmarszazenさん、kote2kote2さん、yukilingoさん、chikoshootさん、Flymetothemoonさん、kibarashi9さん、lololol_stWh2さん、July1st2017さん、fujitaweekendさん、anmin7さん、yujilaboさん、sny22015さん、sds-pageさん、shields-pikesさん、madridNewyorkさん、myrさん、knagayamaさん、kiwi0120さん、SndOpさん、uunfoさん、anguillaさん、K-Onoさん、wattoさん、sukekyoさん、helldeathさん、tamtam3さん、sekretoさん、alivekanadeさん、lastlineさん、afurikamaimaiさん、mahalさん、kmartinisさん、impreza98さん、neco22bさん、d-matchonさん、kutakutatriangleさん、mcgomezさん、kkrsnsnさん、thnnさん、dgenさん、do-doさん、n_231さん、gomunagaさん、mobile_nekoさん、Futaro99さん、fai_fxさん、houyhnhmさん、skythiefさん、b-zou3さん、aquatofanaさん、ayumunさん、tekitou-mangaさん、koenjilalaさん、camellowさん、lenoreさんとdeath6coinさん、要するに増田ジャンルの私以外の全員との写真が!!!!!!こうやって増田ジャンルの新人は潰されるんですね…もう二度とでない。
大手カプの隅の方にいたような絵師のしがないお話ですが、お付き合いください。題名はある方の参考にしました。勝手にすいません。
下書きもせず、感情のままに書いたので、言っている意味が分からないところもあるかもしれないです。
まず、この日記を書こうと思ったのも、なんか描くの疲れたなって思ったからです。そんなことよくあることだと思いますけど。なんか今回はもういいやって気持ちが大きくなったんです。それだけです。
私は、そのカプを好きになって、0から新しいツイッターのアカウントを作りました。学生でお金に余裕があるわけではないので、最初はシャーペンで下絵を描いて、アイビスで指で描いてデジタルにおこしてって、今思い出すとめちゃくちゃめんどくさい工程を踏みながらも細々と描いてました。そんな中で自分の絵の下手さとか魅力のなさとかに悩むのは日常茶飯事です。その度に、「でも私の絵は私しか描けないし、評価なんか気にせず楽しんで描けばいいんだ」って言い聞かせてました。いつかサークル参加とかもしてみたいな〜って思いながら、インターネットお絵描きマンしてました。
で。
1年程前にアイパッドでクリスタができるようになって、その頃ペンタブと友だちになれなかった私は、それめっちゃええやん…実質液タブやん…となり、分割払いでなら学生のバイトでも払えるから、となって買いました。何でアイパッドの話を持ち出したかと言うと、クリスタがあるとね〜簡単に同人誌が作れるようになっちゃったんですよ。別に同人誌作れるのが悪いことじゃないです。だけど、インターネットお絵描きマンしてた隅絵師が憧れだけで出すと痛い目見たって話です。個人によりますが。
私は普段はイラスト中心でたまに漫画を描くぐらいの投稿をしてたんですが、当たり前ですけど、イラストと漫画ってもう全然違うんですよ。いくらイラストで300とか400いいねをいただいても、漫画は上手くならないんですよね〜。しかも、私は自分の苦手な体の部位とか上手く隠したり、ちびキャラとかメインで描いてたので、しっかり漫画描こうと思うと描けないとこが出る出るすごい出る。でもね、仲良い相互さんにね「本出して出して!!(もちろん社交辞令)」って言われるとね、出したくなるんですよ。
原稿はもう、タダでさえ元の画力がないのに学校に行ってバイト行ってってやってるともう修羅場でした。でも、それさえも初めてだと、私原稿やってんだ!!って実感が出て楽しかったです。そして、なんとか出せて、優しい相互さんに助けていただきつつも、初のサークル参加はハチャメチャ楽しみました。それは本当です。助力いただいた方々には本当に感謝しております。
サークル参加はすごく楽しかったんですけどね、手元に残った本、タダでさえ元の画力が低く、漫画描き慣れてなくて、時間がない修羅場の中で出した本。クソみたいな出来上がりなんですよね〜。後から見るたび、クソオブクソ。結局こいつは何が描きたかったかもわからないような、内容のない上に顔漫画の下手糞本がこの世に残った。最初、見た時は「やばい!自分の絵が!!本に!!」って興奮したんですけど、だんだん落ち着いて見るとクソすぎて死にたくなってくるんですね〜。この時は、相互さんから感想をいただいて安心して、糞残部を全部シュレッダーにかけることで、精神安定をはかりました。
そして何故か2回目のサークル参加を半年後にしてしまいました。なんでやねん。前回あんなに糞本で懲りたのになんでやねん。私の仲良い相互さん方がほとんどサークル参加するからつられてしてしまいました。加えて、即売会に一般参加後にその話があがってたので、なんかイベント参加後のあの「ああ〜本出してぇ〜」という気持ちに抗えませんでした。
まあ、出ると決めたからには、前回の反省を生かして頑張ろう!!!ってなって、夏休みも挟んでいたので、すごい時間かけて丁寧に描きました。前回よりはちゃんと自信を持って出せました。そのはずです。
ですがね、感想が1個もこなかったんです。相互さんからもね、こなかったんです。40~50冊頒布しました。奥付にね、マシュマロのQRコード貼りましたが、感想こなかった。
分かってます。感想貰えるの当たり前じゃない。感想書くのだって、大変です。感想をいただけるほどの作品であった自信もないです。
あっても良かったじゃないか。
だって、私、この本を描くためにどれだけの時間を費やして。講義中も必死にネタ出しして、コマ割り考えて。寝る間も惜しんでペン入れして。表紙もこれじゃないあれじゃないって悩んで。私は関東住みではないから、遠征代だって印刷代だって必死にバイトして。バイト終わってから休みたくても、描いて。だから、お話描くの下手でも、魅力がなくても、一言でも欲しかった。良かったよ。それだけでも、良かった。私は感想貰うために本を描いたんじゃない。私が描きたくて描いた。楽しんで描いた。
でも、期待もしちゃダメなんでしか。望んでもいけないんですか。
疲れました。
もういいかなって。
今でもそのカプは好きです。大好きです。
でも、もう二度と描くことはない。描くと辛い。思い出してしまう。わたしがかいても、誰も必要ないし。大手だしね。
これを読んでくださってる方が、好きな同人誌を自由に買うことは当たり前です。興味のないものは買わなくていい。でも、あなたが通り過ぎていく島中のサークルさん、ひとりひとりが生活を削って、その本を出していること、忘れないでほしい。
そして、何回も言われていることですが、感想は伝えるべき。ぶっちゃけますと、絵師さんが本を描いている時間と、あなたが感想を描いてる時間、全然釣り合ってないです。でも、それでも少しでも時間を割けるなら伝えてあげてほしい。伝えることが、何より大事で、何よりの価値で、唯一の絵師さんと同等になれる価値です。
そのカプで活動してたツイッターのアカウントはもう10日ほど触ってないです。これからも呟くことはないかなと思ってます。誰か、気付かないかなあ。気付くといいなあ。
表題よりもっともっと複雑な状況にあるジャンルがある。そう、でも誰も知ることも無いし、他のジャンルに比べてものすごくおかしいのに、増田だけ一人で悩んで、そしてそのジャンルの人間は殆ど誰も助けてくれなかった。マナーもルールもはたまた規約すら滅茶苦茶なジャンル。そのジャンル内に居る人間はもう日和見主義しか残っていない。だからこそ誰も声を上げようとはしない。他ジャンルの人たちに聞いてみたら、そういうことはほとんどない、ありえないという回答を頂けた。ただ増田の周りだけの話かもしれない。匿名に頼って、誰かに尋ねてみたくなった。
まず、A×Bの「BLオンリー」があった。そこで、規約上では「一種以上A×Bの本さえあれば、他のCPやジャンルの本を置いてもいい」が、A×B以外に「同じジャンルのNLのA×Cのカプ数種類(R18の本もあり)」が置いてあったら。皆さんはどう思うだろうか。
これをかいている増田自身しか、表面上気にも留めなかったのである。しかしながら数年前に同じオンリーが開かれた時は、B×Aを持ち込んだ人間が叩かれていたのも見ていた。
つまり今の方がより過疎だからこそ誰も目を向けないということなのだろう。そう、それを持ち込んだ人自身については、いくらかやりとりをした。丁寧な対応でもあったため、そこまで追求はしないし、こちらも言い過ぎた自覚はある。通報するぞとまで言われたので匿名で話していても若干恐ろしくなるが、もう、このジャンルで活動を続けていくのがそもそも限界に達していて、活動をやめてもいいとすら思っているので、どうかその人には見逃してほしいと思う。
十数名が集まるアフターに参加したさい、主催の方(一度もサークル参加したことの無い人間)が言い放った言葉。「ユーリに負けないぞ」と、その参加している人間全員にえいえいおう、とさせたことが増田の中で心にわだかまっている。サークル参加を積極的にこの人数ですればいいんです!とも言われた。
問題なのがその主催の友人が他カプを持ち込んだりした件についてだ。元々はA×Bの人間ではない人を、そのオンリーの参加人数が減っているから呼びかけているというのは、負けないぞという発言で容易に察することが出来る。サークル参加人数が少なく、次回開催されないかもしれないということを危惧しての行為だ。
しかしこれは問題のはき違えだ。人が集まればそういう細かい問題にも誰かが注意したり、もっと騒ぎになっている筈だ。以前、松界隈で逆カプの人間が~などということが注目され、何万かRTされていたのを目撃した。それ以上の事が起きているにも関わらず、誰も目も向けない。気にも留めない。それはジャンル規模が縮小していることに他ならない。それに気がつかず、人気の「ユーリ」を持ち出して話をする、という行為が理解出来なかった。そもそもユーリにこのジャンルから数人が以降した際に、何もしていないのに悪口を書かれていることもあった。他ジャンルと比較する行為自体、A×Bそのものに失礼で、余りにも無責任な発言と行為だ。
そしてそれを主催の人も理解していることは明白だった。増田がそのアフター内容を全部メモに書いて載せようと思い(勿論皮肉も込めてだった)一応確認を取ったら止められた。本当にそのまま記載してもよかったことだったが、主催してくださったことには感謝していたので、それはしなかっただけの話だ。
そして、他カプを持ち込んだ人間は他にもいた。しかしそれはその前述の人と友人で、増田とのやりとりを知っていたのだろう「他カプ本は机の下で頒布します」と告知があった。その人をDさんと仮定しよう。そこでその別の友人のFさんがリプライで「気にすることはない」そして空リプで「地雷で勝手にしね」という発言があった。そもそもFさんはA×Bオンリーの人間を毛嫌いしている。Aが棒にされていて~Bがなよなよ~など、A×Bの人間の二次創作を批判している。
そして、Dさんはまた別の人と一緒にサークル参加する際、規約違反を犯していた。これは内容的に具体的には言えないが、スタッフに注意されるレベルのことであった。サークル参加する人間なら決してしない行為をしていたのにも関わらず、Dさんと一緒に参加した人々はA×Bの人たちへの嫌味ともとれるような表現を止めない。
そして、これに腰を上げた人が居た。B×A、逆カプの方だ。流石に、オンリーで他カプは別のジャンルだったら叩かれる要因になるのでは、そして表のアカウントでA×Bの人たちを悪く言うのはやめた方がいいと注意を軽くした。しかしその後、その他カプの人々からの返答は殆どなく、しばらく、異常なほどに無視されていた。それに耐えかねて、ブロック等処置を取れば、今度はその人々が、逆カプの方を叩き始めた。仲よくしていた筈なのに、裏垢にリプライしていた表垢の人が誹謗中傷で法律違反、警察に言えるレベルだ、とまで言い放っていた。逆カプの方はとうとうアカウントを消してしまい、数名しかその真実を知る由もなく、糾弾する声もなく、終わってしまった。
増田もこれをかいていて、これが誹謗中傷だ、警察だ、と言われたら非常に困る。というか、そういうことをこういうやりとりで言えてしまうことが最早恐ろしくてならない。もうこのジャンルを正直辞めたい。イベントにも参加したくない。アカウントも消して何もかも無かったことにまでしたい。何度かそれをしようと試みたが、やっぱりA×Bが大好きでたまらない。今後も好きで居続けたい、という気持ち、他の方の二次創作を見ていたという気持ちとの葛藤で何とか続けている状態だ。
他のジャンルだったならおかしいと声を上げる人が居たんだろうと心から思う。大事にしていたアカウントを消すと宣言してまで色々な事を言ったが、あまりにもジャンル内の人々に伝わらず、絶望しかない。というか、マシュマロで「悪意がある人達が居ます。でもその人たちも貴方も好きです。だから収まるまで貴方はアカウントを消した方がいい」という面白おかしいものまで入っていたから、誰が見ても悪意があるのだなということもわかる。
正直に個人でやりとりしても、サークル参加したこともない、A×Bをよく知らず、A×他を目当てにしてイベントに参加する第三者に「頭がおかしい」と罵られたり、規約違反をしていた人に「自分でわからない範囲なのに掻き乱しているとかバカじゃないか」とも言われたり、尚且つ他言無用とお話したのに誰かに話が通っていたり。そんなことがたくさんあった。
そしてこれが、もしそのジャンルで回ってきて「へえ、こんな話があったんだ、怖いな」などと言っている人がいたら、増田は鼻で笑う。何も知ろうとしない、平和で居ると勘違いした人しかいないジャンルなのだと、改めて認識させられるからである。
本当に心の底から疲れ切った。この文章を何度も何度も頭の中で構築して、でもやめよう、書こう、と自問自答した。勿論通報等の言葉を恐れてのこと。時折見かける「好きな物を書いている人に文句を言うな」には前述で増田も当てはまってしまうことから、辛い気持ちになる。でもどうしようもなかった。誰も、本当に誰も、年齢が上だろうと何だろうと気がついてないからだ。
このジャンルで他に駄目なことは。一般参加のグッズ配布、受注限定販売、アクリルスタンド販売など、色々本当にありすぎる。全部、全部ユーリで叩かれていることだ。それを、ユーリより人気がないからこそ適当に済んでいるそれに、どうして気がつかないのかがわからない。そもそも数年後にまた動きがあるからこそ、人が集まったら問題が浮き彫りになることも誰も危惧しない。
A×Bが好きじゃない人達が、A×Bオンリーを荒らすような真似をしてばかりで、心が痛い。好きだったならもう少し理解できたんじゃないかと淡い期待も抱けたものだ。これは固定雑食云々ということですらないのだ。A×Bに失礼な事をしないでほしかった。でも結果的に一番増田が失礼なのかもしれない。
はてなを使うのは初めてなので、一人称を増田、にしてしまったが、これが浅はかな行為なのかすらわからない。支離滅裂、浅い知識で何もかも台なしにしてしまうかもしれない。でももう、本当に誰かに聞いてほしかった。このジャンルを特定出来る人がいたとして、増田のアカウントに凸して悪意を言われたら、即座にジャンルから撤退しようと思っている。
そもそもここに記載出来ない、もっともっとよくない事実がある。それを向こうの人たちは好き勝手話しているかもしれないのに、自分は匿名でも言えないことも苦しい。
って言うと「レイヤーは絵も小説も書けないからコスプレしてるんです!」「コスプレだって同人誌と同じで立派な一つの作品なんです!」とかFF外から失礼されるので匿名ブログです。
私はコスプレが大嫌いです。
しかしそれは「女性コスプレイヤーによる版権男性キャラクターコスプレ」に限ったものであり、その他のコスプレは何とも思いません。
映画館でガチムチおじさんが女児向けアニメのコスプレをしていたのを見たことがありますが、あれは幼い女の子たちにトラウマを残すかもしれないけど、私は平気でした。でも公共の場だからやらないほうがいいと思う。
・女性コスプレイヤーによる“一次創作”男性キャラクターコスプレ
これらは全て平気です。
「好き」かと言われると答えられませんが、「平気」です。
これだけが無理。
よくある誤解として、「推し」のコスプレが無理なんだろ、というのがあります。
違います。
推しどころか「全然知らないジャンルの男性キャラクター」のコスプレも無理です。泣くほど無理です。
イベントにサークル参加するようになってからは「レイヤーが通路やスペース前で溜まってバカ騒ぎして邪魔でうるさい」「通り過ぎざまにうちのサークルの本を指差して大声でバカにしていくのが全員レイヤー」等の理由がありますが、そんなものは後付けの理由です。
私はサークルとして活動を始める前、一般でイベントに遊びに行っていたときから、全然知らないジャンルのレイヤーさえ気持ち悪かった。泣くほど無理だった。
最初に述べた「コスプレも絵や小説と同じ一つの作品」というのは、私も同意できると思います。
ただ、コスプレが嫌いです。
それは「小説なんていらない(漫画じゃないと買わない)」「漫画は読まなくなった(小説しか買ってない)」と同じようなものです。「この表現形式が嫌い/見たくない」の類です。
開催規模とかの話ではありません。
これが、あまりにも大きすぎるのです。
例えば私が「女体化が嫌い」と思っているとします。(※例えです)
つまり「女体化は害悪!消えろ!」と思っているわけですが、それに対する解決策は「見ない」ことです。
女体化サークルは申し込み時に「女体化」という項目にチェックを入れるので、大体同じような位置に配置されています。
会場内を歩いているうちに女体化エリアに迷い込むことはあります。それは仕方ない。
そして、表紙がチラッと目に入ります。これも仕方ない。
そうしたらどうするか。
「立ち去る」。
これです。
本は動かない。大きくてもB5サイズ。閉じている。
だから立ち去れば見ずに済むのです。
だがコスプレはどうだ。
最低でも150cmくらいのサイズ。
動き回る。
騒ぐ。
どこに居ても視界に入る。逃げられない。
苦痛。
だったらイベントなんか来てんじゃねーよ帰れクソ!と思われるかもしれません。
私もイベントが「コスプレメインの交流パーティー」だったらそもそも行きません。
私は10代半ばでイベント一般参加をし、コスプレが気持ち悪くてイベントに行かなくなりました。
そして10年後。
すごくすごく好きなジャンルがあって、ツイッターで知り合いもできて、ツイッターで知り合った人たちがみんなイベント参加に積極的な書き手の人たちで。
行った。
コスプレイヤーがうじゃうじゃ居た。気色悪かった。
剣とか持ってて危ないし。マント引きずってて危ないし。通路塞いでギャーギャー騒ぐし。
公式が女装・女体化してないジャンル捏造女体化のコスプレも居る。これは女体化嫌いな人には本当に苦痛だったと思う。
ツイッターのフォロワーさんのスペースに挨拶に伺うと、webに上げている拙作の感想を頂くという嬉しい経験もあった。
そして色んな人に「本出さないんですか?」と訊かれた。
本は出したかった。
コスプレは見たくなかった。
でもイベントにはコスプレエリアがあることを知った。完全隔離ではないけど、コスプレはコスプレエリアに避けられる。
そして私は本を出し、サークル活動を始めて、先述の「サークル参加者ならではのレイヤー嫌悪」も味わうこととなった。
それでもイベントは楽しかった。コスプレさえ居なければもっといいのに、とは思った。
最近は東京では赤ブーのイベントが一般参加者のコスプレを禁止していたりする。
サークルはコスプレができるから完全にコスプレ居ないわけではない。
「コスプレできないならイベント行く意味も価値もない」というレイヤーは来なくなるので人混みも軽くなる。
赤ブーのイベントに出た後は必ず「コスプレ全面禁止にしてほしい」という要望メールを送っている。できることはする。
私は本を出すのが好きだ。
人様の本を読むのも好きだ。
今後もイベントに参加したい。
コスプレ全面禁止にならないかな、と思いながらイベントに出る。
最後に。
書いてるうちに女性レイヤーの男性キャラコスがなんであんなに気持ち悪いのか、がちょっと見えて来たので書きます。
男性キャラクターのコスをしながらも全体的に線も丸くて脂肪も厚いぶくぶくの女がコスプレしているのが気持ち悪い。
痩せてる女も線が丸いのは同じ。
甲高い声でキャピキャピ騒ぐのが無理。
「自分が一番偉い」と信じて疑わない振る舞いをする人が多いのが無理。
もう、生理的に無理。
終着点は結局、生理的に無理。
いきなりですが自分は今回が同人イベント初参加だったのです。正確に言えばお○かけライブなんかには顔を出していたりしていたのですがあのイベントはグッズ参加だったりファンの交流会としての側面が強かったりしたので本を売買するのがメインであろう同人誌即売会への参加はこれが初めてということになります。
「分からねえ……分からねえよ! 自分には何が正解なんだかひとっつも分かりゃしねえ! いったいどうすりゃいいってんだ!」
このようなハラハラドキドキを抱えつつ準備を進めます。まずは小銭です。イベントでは300円や700円など100円玉硬貨があった方が支払いやすそうな価格の本が大量に並んでいそうなことは予想できました。ならば両替だ! と銀行に行ってぼそぼそとした陰気な声で「アノー……リョウガエタノンマース……」とか言わなきゃならないのか、憂鬱だな……とこの時点でコミュニケーション能力に難のある自分はテンションが下がりましたがここは快適な薄い本漁りまくりタイムのため、と銀行にて両替を敢行。無事に大量の100円玉と500円玉を入手するに至ったのです。
次はカバンです。カバンが無ければ本を入れられません。丈夫で大きいカバンの予備が無かった自分はその足で雑貨屋へと向かいました。ファッションセンスというものと無縁なので店員さんに勧められるままシャレオツっぽいものを買ってしまって「どうすんぞこれに合う服とかねーし! 合わねえし!」と内心焦りながら会計を済ませます。とりあえずなんとなく合いそうなものを近くの服屋で見繕いましたが終わった今となってはこのチョイスが正解だったのかどうか大いに疑問が残ります。やっぱ一人で買い物なんかするもんじゃねえや!
あんまり規模が大きいと迷っちゃうかもしれないし、だからって寂しいのもなんだかなあと優柔不断な自分は迷います。泊りがけという選択肢はありません。日帰りです。日帰りは決定事項なのです。仕方ないのでピクシブにてサンプル巡りをします。
「……二日目だな。これは二日目だな。というか他の日にあまりにも人が……気のせいか?」
この時点では配置図は出ていませんでしたが、気のせいではありませんでした。しかしこれはこれで多そうだなあ大丈夫かなあと不安になりつつサークルチェックを進めます。と言ってもナンバーが出て居なかったのでカップリング別にサークル名をメモしておいたぐらいだったのですが。
ゴールデンウィークなんだよなあ、自由席って空いてるかなあ、いざとなったらこだまに乗るぞ! 不安が頭をよぎるたび、自分はイケるイケるとそれを頭の隅に押しやります。不安いっぱいでは恐怖に駆られてせっかくの買い物も思うように楽しめないだろうからという浅はかな考えですが、そうでもしないとこのときの自分は夜も眠れそうになかったのです。
朝早くに起き下手なメイクを施し慣れないスカートを履き荷物をせかせか準備します。財布はイベント用と普通に使う用を2個持ち、なんだかファンシーなデザインの大きいカバンを肩に引っさげ、支度は整いました。朝飯代わりのウイ○ーインゼリーを胃袋に流し込み士気を高めます。
怖え……人いっぱい居るとこ怖え……でも! 行かないと、そこにパラダイスがあるから! 自分は行かなければならないんだ! このような寒いことを考えでもしないと冷静ではいられませんでした。引きこもりをこじらせるとこのようになるので皆さんも気を付けてください。要らぬ心配だとは思いますが。
市内電車に乗って新幹線が停まる駅まで向かい、駅に着くと切符を買ってそわそわしながら列車を待ちます。し、新幹線か、慣れてないからなあ。席空いてるかなあ。立ちっぱは辛い距離だよなあ。考えている間に列車は到着しました。中を覗くと若干の空席があるようでした。よっしゃ! などと言おうものなら不審者まっしぐらなのでここはぐっと抑え、乗り込みます。
乗っている間は携帯をいじったり腕を組んで妄想に励んだり携帯用固形食をかじったりするぐらいで特にどうということも無かったのですが、寝ると荷物をすられやしないかと神経過敏な自分は警戒し続けていたのであまり気が休まりませんでした。とはいえ一人なので寝ないのが当たり前と言えなくもない気がします。
名古屋駅に着くと、そこは未知の国でした。「……デカい!?」というのは規模に対しての感想です。名古屋ってどんなところだろう、味噌? 味付けが濃い? モーニングが豪華? 程度のにわか知識しか無かった自分は大いに驚き、迷いはしないかとビビりました。が、案内板通りに進むことで無事方向音痴の自分も乗り継ぎ切符を買い豊橋駅に向かうことが出来ました。今回は観光出来ませんでしたが、次に来るときは周囲を散策してみたいなと思っております。
豊橋駅に着くと外がなにやら騒がしく、ふらふらと声のする方へ向かって行くとイベントをやっておりパフォーマンスとしてよさこいらしきダンスを披露していました。そのままぼけーっと眺めていましたが、はっと腕時計を見るともうすぐ開場時刻! しかもここバス出るとこと反対出口! 気づいた自分は慌てて早歩き。「待ってろよST豊橋2、もうすぐ自分はそこに着くんだぞ! 逃げるなよ!」逃げねえよ、と思うだけの冷静さはもう既に頭から無くなっておりました。
早足で外に出るとYOUの案内板を持ったスタッフが見え、その方の指示する方向へ向かいます。この時点で同じ目的と思われる方々に取り囲まれていました。会話の内容から彼女たちが誰萌え、あるいはどこ校萌えであるのかが窺い知ることが出来なんだか暖かい気持ちになりましたが、同時に一人で歩く自分に対しどこか寂しい気持ちになりました。しょうがないですよね、ぼっちで来たんですから。
「バスが……立派だ!!」
第一印象がコレか、と思われるかもしれませんが立派でした。観光バスを借りるとは、……儲けてやがるな!? などと下衆な感想を抱きましたがそこは脳内で流して乗り込みます。既に車内には何人か待機しており、彼女らもまたこれから向かう会場に対しての予想などを並べ立てていました。なんせ地図で見た限りは倉庫でしたから、会場として機能するのか不安もあったのだと思われます。かくいう自分もその通りで、大丈夫かなあとぼんやり考えながらバスに揺られていました。さあ会場はもうすぐそこです。
「うわ外観めっちゃ倉庫やん!」まんまじゃねーか、な感想は置いておきます。手荷物検査を受けるとシールを渡され目立つところに貼っておくようにと念を押されました。流石にセキュリティは厳重です。なんだかピリピリした雰囲気だなあと思いながら入口から会場の様子を窺います。
そこに居たのは300スペース超のサークル参加の方々と、今日を楽しみに集まってきた一般参加の方々、その方々の熱気で構成された異空間、夢が形になった場所でした。ここにいる人たちは趣向の差はあれどおおむね同じ目的で参加しているんだなあ、そのことを実感し感動しました。生の空気というものはいいんだなあ。同人誌なんて通販で買えばいいじゃん、そのように冷めた気持ちが自分の中にあったことは否定できません、しかしこのときをもってそのような斜めに構えた気持ちは消え去ったのです。この熱を自分の肌で感じ、自然とそのようになったのでした。
ややまごつきながらパンフレットを買い、きょろきょろとあたりを見回しながら会場の隅に向かいます。パンフレットの配置図へ事前にチェックしておいたサークルをマーカーで引き、いざ出発! 果たして無事に買うことが出来るだろうか、そう思いながら横目で受付近くを見ているとなぜか地元の団体さんがはんぺんを配っていました。後で聞くとこのはんぺんは無料だったようで、というか放送でもそんなことを言っていたようで、しかも美味しかったという感想もあり、もらっておけばよかったかなあなどと今更現金なことを考えています。
目当てのCPの島に来ると当たり前ですが同じCPが固まっていて、そこで買い物をしている方を見て「あ、同じCPが好きなんだな」と思うとなんとなく嬉しく思いました。自分ではあまり買わないCPでもポスターやポップが来られているとついつい寄ってしまい「よし買いだ!」と買わせてしまう、そんな勢いや愛にも満ちていました。幸せな気分で今日一番の目当てだったサークルさんの所に足を運びます。無事に帰るだろうか、緊張しながらスペースに向かうと……。
誰も居ない。あれ、間違えたかな、と机に張り出されているナンバーとサークル名を見ました。間違っていません。すかさずツイッターで確認を取ります。今日になって急遽欠席が決まったようでした。しょぼくれましたが、気を取り直し他のサークルさんの元へ向かいます。ここで挫けてはいられません、目当ての本は他にもたくさんあるのですから。分かってはいても、やっぱり残念でした。またの機会があれば今度こそ、と思いつつ探索を続けます。
「おおう、やはり色がどこも派手だなあ。こういう彩のあるジャンルは見てるだけでも楽しくていいよね」
なんて他人事なコメントだと思われるかもしれませんが、現実の光景だというのに目の前で行われているイベントにリアルさを感じることが出来なかったのです。そこはさながら夢の国、すっごい遊園地。異世界でした。普通にレイヤーさんが歩いているのを見て○○が歩いてる……そんな風に茫然とするしかなかったのです。BGMとしてキャラソンがかかりまくり、人はごったがえし、そこらじゅうで普段は出来ないジャンルトークを楽しんでいる。夢のようでした。同人イベントっていいなあ、漠然と抱いていた憧れはここで実感に変わったのです。
コピー本コンテストに投票したり、同人誌なのにすごい厚いよ!? とアンソロジーを見て驚愕したり、「だって○○受けってここしかないじゃん……」とジャンル友達にぶっちゃけトークをしているのを聞いて複雑になったり、桃リコが可愛かったり、こんなCPあったんだーと驚いたと思っていたらいつのまにか買っていたり、委託本にも手を出したり、同じところをぐるぐる回って「へへへこのCPもいっぱいいるじゃんすげーじゃん」と悦に入ったり、……とにかく、普段では絶対に発散できない類の衝動を思いっきり発散できる場所であり、幸せが形になった場所でした。
「そういえば、このジャンルはしばらくイベントが開催できなかったんだよなあ……」
噛みしめます。無事に開催できて本当に良かった。これだけの人が喜びを分かち合える空間が壊されなくてよかった。どうかもう、中止などという悲しすぎることが起こらないように。改めて祈りました。
そろそろ会場を後にしなければ。腕時計を確認すると会場を出てバス乗り場に向かいます。クレープの屋台などが出ていましたが、どうも待ち時間的に食べられそうになかったので泣く泣く断念。ちくしょう、時間に余裕を持って行動しないとな。
バスに乗り込むとイベントの熱が冷めやらぬ人たちが熱心に語り合っています。これが公共の交通機関であれば眉をひそめられることなのでしょうが、ここはイベント専用の車内です。思う存分余韻を分かち合会えるこの空間もまた乙なものだなあと思いました。ただ、送迎用にバスを用意するなんて普通は無理だよなあとも思います。アフターがしたいならやはり2次会にしておいた方が良いようです。自分はぼっちなのでどうにもなりませんが。
バスから降りると、一気に現実に引き戻されました。もう夢は終わったんだ。でも、自分には思い出が出来ました。代えの利かない大切な思い出です。また行きたいな。今度もこのジャンル、いや別のジャンルか、ジャンル無しの大きいイベントにも勇気を出して行ってみようか。今までは恐怖が先立ちどうしても踏み出せなかった一歩をやっと踏み出したこの日、自分の世界は広がった気がします。今回のイベントに参加できてよかった。心からそう思っています。
最後に、主催のスタジオYOUさん、イベント開催お疲れ様でした! また次も頑張ってください、応援してます!
同人活動を始めて10年が過ぎ、初めてサークル参加した時のことをふと1年ぶりくらいに思い出した。
同人イベントといっても、コミケのような大規模なものではなく、札幌つどーむで開催された小さなイベントだった。
生まれて初めて作った同人誌は、コンビニでいそいそと刷り上げたコピー本だった。
学生でお金も無くペンタブやイラスト制作ソフトは持っていなかったため、アナログで描き上げた拙い漫画本。
発行部数は10部、イベントで買ってくれた人は誰もいなかったが、1部だけ頒布できた。
隣の方は、私と同じ小さなジャンル内でも大手の方で、地方イベントにも関わらず多くの人がスペースに立ち寄っていた。
イベント当日まで、その方の隣だというプレッシャーでずっと腹が痛かった。
個人サイトが盛り上がっていた時代だったから、その方のサイトにも日参していたし、優しい人なのだろうとは思っていたけれど、とても年上の方だと知っていたし、学生としてはなんだか怖かった。
でも、その方は本当に優しい方だった。
おはようございます、と挨拶を交わした瞬間に、私の無駄な緊張はほどけていった。
よろしければどうぞ、とその方は新刊をくださった。表紙フルカラーのオフ本を。
なるほど、これが新刊交換の文化か、とサークル初参加の私は感慨深かったけれど、同時に、こちらが手渡せるコピー本がみすぼらしく見えて恥ずかしかった。
こんな本ですみませんが、と私はおずおずとそのコピー本をお渡しした。
その方は、ありがとうございます、と優しく笑って受け取ってくださった。
イベントも昼過ぎには閑散としており、隣の方はおもむろに私のコピー本を手に取って読み始めた。
私も、その方の御本を読んだ。素晴らしかった。手が震えたくらい、神本だった。
すぐに感想をお伝えしたいと思っても、自分コピー本のヘタレっぷりに恐れをなして、声を掛けても良いものか悩んだ。
すると、稚拙なコピー本を読み終えたその方が、明るく話しかけてくださった。
可愛らしくてほのぼのするお話でした、素敵な本を作ってくださってありがとう。その方は、そう言ってくださった。
涙が出そうだった。絵も話も線もへたくそなコピー本だけれど、一生懸命に描いたものだったから。その気持ちが報われた気がして、とても嬉しかった。
何度もお礼を言って、その方の御本の感想もお伝えした。幸せな時間だった。
私の本を買ってくれた人はいなかったけれど、1冊だけ受け取ってくれたその方の優しさに救われて、私のサークル初参加は良い思い出となった。
あれからその方は同人活動を引退され、私も活動ジャンルが数回変わった。
今はコミケや他の関東・関西のイベントにも参加し、毎回新刊を楽しみにしてくださっている読み手の方もついてくださっている。
腐女子ってめんどくせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と、一般的に自分も「腐女子」の枠組みに入れられる私が思うわけですが。
いや、腐女子がめんどくさいと言うか女全般めんどくさいとは思ってますがそれはさておき。
CP固定の人がめんどくさいです。正確に言うと一部のCP固定の人たちが非常~~~~~~~~~~~~にめんどくさいです。
私はCP的な意味で地雷も無ければNL・BL・GLなんでも読む書くタイプの所謂雑食と言う奴です。所謂どころかそれそのものです。
「推しCPに関係なければ何でも読める!」とか、「推しが幸せならなんでもオッケー!」とかでなく、ただひたすらに「良いものは何でも」と言うタイプのどこに出しても恥ずかしい雑食っぷりです。
(※そう言う概念がわからない人は時間の無駄なので読まない方が良いです)
最近ツイッターでとある固定の人(以後Aさん)にブロックされまして、まぁ、それだけなら「私も雑食だし苦手なCP話してたらブロックぐらいするよね」で済むんですが、
その人、私のことを先にフォローしてきてたんですよね。
ここまで読んで察しの良い方は察するかもしれませんが、そうです、私はAさんをフォロバしてました。
なんならAさんの鍵垢からもフォローされたのでフォロバしてました。まぁもうこのフォロバしたのが全ての間違いでしたね。
結論から言えばブロックされた原因は明らかに「私がブロ解したから」です。
ブロ解した理由は単純、ただ単に「別にこの人フォローしてなくても良いな」と判断したからです。
別に疎遠になってたわけでもなんでもないですが、私は相当フラットにTwitterというツールを使っているので、相互でもFF外でも関係なく、いろんな人と話してましたし話してます。
リムった人、リムられた人でも同様です。相手方に敵意さえないのであれば普通にいいね送ったりリプ送ったりします。
リムーブではなくブロ解したのは単にAさんが先に鍵垢からブロ解してきたからと言うだけに過ぎないです。(まぁ鍵なら普通ブロ解なんでしょうが、一応相手に倣いました)
で、後にAさんは「リバ派の人が怖い><」と言う旨のツイートをしておられてですね。
誰がリバ派じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と。
ただAさん、他にも私と同じようなタイミングで雑食の方をブロックしてたんです。
で、この発言。
いや、リバ派の人に失礼やろがお前の仲良い人にもリバ(と言うか逆可)の人おるやんけ何を言うとんのじゃと。
ちなみにブロックされた後、即売会(私もサークル参加)にてAさんが売り子してたサークルさんに買い物に行ったんですが(顔が割れてる悲劇)、
純粋にそのサークルさんでお買い物したかったんですけど、Aさんは一緒に売り子してるBさんとずっと喋っててサークルの目の前に来てる私に見向きもしないと言う。
おい、大丈夫か、良い年した大人の「売り子」がそんなんで大丈夫か。おま、「売り子」って知ってる???日本語読める????
話しかけろとは言いません。私に対して不愉快だなって顔に出るのもまぁ仕方ないです。
ただせめてサークルの前に人が来たら買うかどうか様子をうかがうぐらいしましょうよ。話すのやめましょうよ。顔も見たくないなら貴女がそこを立ち去ることだってできたでしょうよ。もう1人売り子さんいるんだから。
結局私は3度そのサークルさんを訪れましたがそこでの買い物はできずに終わりました。
後で聞いた話ですが、別の雑食の方(Aさんにブロられてる方)も無視されたんだそうです。
人間ですし合う合わないはあります。平等に扱えとも言いません。
ただ、サークル主でもなく売り子としてそこにいるのにそのサークルに用事があった人をあからさまに無視するのは違うのではないのでしょうか。大人としてそれは本当にどうなんでしょうか。
そこのサークル主さんやBさんはFF外にも関わらず私のサークルへご挨拶に来てくださったのですけど。
で、まぁそこからのリバ派云々です。
元々デカい声で「逆は無理!!」って言うような人なのでまぁリバが無理なのもそうだろうよと言う感じではあるんですけどね。
じゃ~~~~~~~~~~~~~~~なんでこのスーパーウルトラ雑食野郎をフォローしたんじゃいボケェ!!!!!!!!!!!!!自業自得じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!
と言う気持ちです。
フォロバした私も私ですが相互不可侵って大事だなと思わされました。
以上です。
正直Aさんに関してはこれ以上にいろいろ思うところありますがそこまで行くと完全に悪口なので。