はてなキーワード: SOSとは
「そう・・・」ぐらいのもので、帰る実家がなくなるとかそういう感覚もないしこのあと二人と連絡を取るのかすら怪しい。
自分は所謂「長女様」ってタイプの人間で、末っ子両親の間に生まれ二人姉妹の上、「下の子供の気持ちがわかってない」と怒鳴られて以降、
家族全員を弟や妹として捉える事で精神の均衡をなんとか保ってきた。
なるべく連絡も取らず、相続放棄・喪主の果てまで娘たる妹に丸投げしようと心に固く誓っていた。
それがあっけなく離婚した。おそらく最近の情勢でずっと二人が家にいるようだったから、見えなかったものが見えてしまったんだろう。
「寂しい」だの「心配」だの、綺麗な言葉を並べてくる厄介極まりない元カノみたいな連絡のとり方をしてきた母親に対しても、
今更甘えてくるのか、とかそういう気持ちしかわかず、父親も「母親が最近おかしい」というし、
何なら二人は夫の出来ること・妻の出来ることに限界を覚えたのか、「すべてを解決できるのは娘であるお前だ」と家族の大黒柱にする始末である。家族ごっこってめっちゃ疲れる。
今思えばSOSだったのかも知れないけど、今までのことを考え直すとここで娘が解決してくれると私を頼るのはナンセンスなんじゃないかなって思ってしまった。
不思議なことに申し訳無さもまったくないし、「私があの時連絡を取っていれば」みたいな後悔や自責の念が一切ない!面白いぐらいにない!!
いや本当に。きっと育ててくれた恩とかないのかって思うかも知れないけど、困ったことにそれを差し引きマイナスに出来るレベルのあーだこーだがあったので親子の情ってものがない。
家族愛って二次元やドラマの中にしかないんじゃないかなって思ってるし、母親と旅行に行ったとかって話す人は随分幸せな人生歩んでるんだな・・って別次元の人として見てしまうし。
本当に困ったことに、やっと自分の人生始められる気がしてきて将来の展望どうしようかなって前向きな発想しか湧いてこないんだなこれが。
結局私に兄や姉が出来ても、末っ子ではない私はあの家の家族には一生なれないし、末っ子っていう家族を作るためのゴミみたいな感覚で生まれてきたんじゃないかなって思えば
人生も多少楽になるんじゃないかって思ってたら家族がなくなっちゃったよ。最初からきっと家族じゃなかったんだろうけど。
これからも誰かを頼って生きていくんだろうけど頑張ってくれ。私は父と母のお姉ちゃんでいることにもう疲れた。
私も人間になりたい。お姉ちゃんって生き物じゃないんだ。適当な概念姉でも見つけてくれ。もう知らん。
ここまで五体満足で育ててくれた事には感謝しますが、歪んでしまったものを直し、欲しかったものを手にするために親は不要でした。
お世話になりました。さようなら。
おバカなはてなーのために分かりやすく日本の自動車産業について懇切丁寧に教えてやるから耳かっぽじってよく聞け。
まずお前らはテスラばかり持ち上げるが電動化で優れているのは日系メーカーだぞ。
ハイブリッド車を作ってきてトヨタ日産ホンダどのメーカーもインバータやバッテリー関連の技術を持っている。
電動化車両に関しては日産は今後は2030年代に全車両の電動化をすると宣言しているし、トヨタはマツダやスバル、スズキ、ダイハツを巻き込んで全固体電池を載せた車を2020年代後半に出してくるだろうね。
ここで問題になってくるのはテスラなんかよりも中国メーカーだ。
"宏光MINI"という中国で60万前後で売られている軽自動車くらいの大きさの電気自動車だ。
航続距離は100km前後で最高速度も100km/hくらいのやつだ。
なぜ安く作られているかといえば、はい正解、大量生産をしているからだ。
まずなぜ安いかといえば基本的な構造部分はGMの技術が流用されているはずだ。
ただ、長期的な視点でみらたら安い中国車は品質に問題が出てくるが、これも大量生産と時間の積み重ねによるノウハウ蓄積で解決するだろう。
バッテリーはリチウムフェライトバッテリーという安いけど少し性能の悪いものを使っているのもデカイ。
じゃあ、高い中国車はどうなんだという意見も出てくるからそれについても触れよう。
NIOという中国のテスラと呼ばれるメーカーがあるが、そこが2022年中に全固体電池を搭載したセダンを出すという話がある。
このメーカー、VW系列の技術がふんだんに入っていて、技術者もVWから移ってきた人が多いから、ボルボの技術を吸い上げた吉利汽車の出す中国車と並んで日欧米の自動車メーカーにとっては脅威になるだろう。
話を戻すが、この車のバッテリーのセルは台湾の輝能科技(PLG)製という話だ。
つまり、全固体電池の技術自体はNIOが持っているわけじゃない。
つまり、中国車の本質的な脅威はその技術じゃなく、大量生産によるコストダウンなわけだ。そして、トヨタ日産ホンダはどの会社も中国について動向を探っているさ。
じゃあ、これにどう対応するかというと単純だ。
だから、トヨタはスバルやマツダと手を組んだし、日産はルノー三菱メルセデスと組んでいる。ホンダはGMだ。海外に目を向ければFCAとPSAがくっついた。
90年代に自動車産業は400万台クラブという言葉が流行った。
つまり、年間400万台作れない会社は淘汰されるという意味だ。
結論から言えばVW、トヨタ、ルノー日産三菱アライアンスの3つだ。
ホンダは伝統的に自社でやっていくことを好んでいたが、電動化車両に関しては年間700万台売っているGMと手を組んだ。
こうすれば1000万台に届くわけだ。
業界のゲームチェンジを試みる中国政府やEUのような存在だよ。
分かりやすい例を出そう。
トヨタがプリウスPHVを出した、初代は26kmくらいEV走行ができて、現行のは50-60kmほどだ。
これをPHVとして認めてしまうと、自国メーカーがかなり不利になるということで、中国やヨーロッパはゴールポストを動かしてPHVの定義を大きく変えた。
大きく変えることでPHVに大量のバッテリーを積ませて、エンジンを載せることをデメリットにするためだ。
PHVのCO2排出量は日常用途だとEVとほぼ変わらない事はわかっている。環境規制なんてものは所詮タテマエで、本音は自国産業の待遇でしかないんだぜ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b95abc26671a7a2dc0fe186546ad0201d704b54?page=4
こういったプレーをしてくるのが政府こそが日系メーカーの真の脅威なわけだ。
じゃあ今度は自動運転だ。
ここで問題、自動運転の基礎技術となる自動ブレーキシステムだけれどどこが優れた技術を持っているでしょうか?
VWあたりの自動ブレーキのテスト動画を見てみろ、猛突進して突っ込むからな。
じゃあテスラはどうなんだというお馬鹿さん、テスラの自動運転はレベル2と言われる、"システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を部分的に行う"機能なわけだ。
これ、自動運転とは言えないレベルで、過大広告として各国で訴訟や公取委の調査が入っているんだぜ。
じゃあ日系メーカーはどうか。
ホンダはレジェンドで自動運転のレベル3を出した、大まかにまとめると高速道路の渋滞時にステアリングやアクセル・ブレーキ操作をせずとも勝手に全部やってくれるわけだ。
テスラのは所詮車両方向の微調整と簡単なアクセルブレーキ操作だけだから段違いなんだよ。
他の2社はどうかって?
トヨタのToyota Safety Senseや日産のプロパイロットはテスラと同じレベル2なんだよ。
そしてもちろん開発をやめるわけがないから今後数年でレベル3の車を出してくるよ。
じゃあレベル4はどうかというとそもそもの運転の責任のあり方が大きく変わるから、国交省や保険屋との制度のあり方を相談中なわけだ。
ちなみに保険屋もただ手をこまねいているだけじゃなくてちゃんと活動をしている。
例えばニッセイは群馬大学の自動運転研究チームと一緒になって保険のあり方を社会学的方面も含めて研究をしている。
つぎ、シェアリングだ。
Uberの登場で自動車はコモディティ化すると言われたが、現状どうだろうか。
Uberは欧州やカリフォルニアで規制されてるから今後は発展が不可能だろうね。
シェアリングといいつつ実態はただの無責任な白タクの親玉でしかないんだからそりゃそうだ。
じゃあ別の形態はどうだろうか。
ホンダは自社でマンスリーオーナーを、トヨタはKintoを、日産はe-シェアモビを展開している。
日産は詳細を発表していないが、ホンダは好調、トヨタは今後黒字化の目処がたっている状態だ。
これのノウハウを積んで、海外展開も行うことができたら発展の余地はあるだろうね。
コネクテッドと言っても様々な形があるが、テスラのようにOTAアップデートのようなものからVICSのようなものもある。
後者は日本メーカーは国交省と共同でやってきているし、他にも災害時に通行可能な道路を表示できる通れた道マップも各社関わってきている。
OTAアップデートのような仕組みは日系メーカーはまだ実装していないが、既存の携帯通信網を利用した仕組みとして日産のSOSコールやトヨタのLexus Total Careがある。
OTAアップデートに関してはよりセキュリティが堅固になれば各社実装してくるのは間違い無いだろうね。
あと、マツダなんかはエンジンとトランスミッションの制御システムのアップデートを実際に行って、エンジンの型式再度取り直しして出力特性を変えてきた。
海外メーカーは国交省がここらへんに関して非常に甘く、日系メーカーには厳しかったが、大きく流れは変わってきたって事だ。
日系メーカーが機械学習やその他のIT技術に疎いと思ってるならお前は馬鹿だ。
機械学習が自動運転関連で使われているのはもちろんの事、自動車の空力設計や事故時の衝突安全性設計、エンジンの噴射周りなんかに活用されている。
自動車産業ってのは車を1車種作るのにかなりの回数解析回して、基礎が完成したあとも何台もぶっ壊して安全性を確認してデータをとっている世界だぜ。
機械学習に食わせるデータなんてものは腐るほど持っている連中なんだよ。
最後に
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210205123417
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQODZ045P20U1A200C2000000/
のコメにツッコんでいくぜ。
経営状態がよろしくないんでプライドで蹴りそうにないのとEV系技術があるってことで日本の中では日産かな |
日産がアライアンス以外で下請けになって車を作ることの意味を知らないとでも思っているのか?JDIやその他企業の搾取のされ方を日産が見ていないわけがないだろ。
アップルが既にやってる事を見ると、ゴリゴリに搾取されそう。かと言って、イノベーションを起こせない限りは話に乗らないと潰されそう |
高品質だから日本は優れている、なんて15年前のIT、家電業界で散々言われてきたことだよ。自動車だから特殊ではないのよ。例え慢心してなくても破壊的イノベーションに抗うのは困難なのよ。 |
お前らイノベーションって言葉好きだけど、iPhone以外に具体例を挙げて説明することって絶対にしないよな。所詮お前らのイノベーションへの認識ってその程度でしかないのに、それで他業種を笑うのは他業種をバカにしすぎだろ。まず語るならきちんと現状を知れよ。
でもこのままじゃ負けるよな |
日本の自動車メーカーは航空機みたいにTier1として生きていくしかないでしょ もはやソフトウェア含めたパッケージングの能力は無いよ |
ソフトがまともに開発出来ないので今後他の分野も全部こうなると思った方がいい。 |
日本メーカーがソフトウェアがだめだって?w 自動運転で世界のトップを走っていて、各種制御のソフトも持っている日系メーカーが?
よりユーザーが触れる部分に(例えばナビ)関しても欧米メーカーより作りは上手いし、テスラのようにeMMC使って数年後に文鎮化するようなことはないが?
自動車メーカーは現在進行形でサプライヤーからがっつり搾取しているので、正直痛い目見てくれという気持ちが強い。 |
ガッツリ搾取はするがアップルのように搾取してポイ捨てじゃないんだよ。日系メーカーはサプライチェーンまで含めてCASE対応に取り組んでいる。興味のない外部からは分からないだろうけれどね。
トヨタが一番恐れているのは自動車がCASEによりコモディティ化して、個人で所有する意味がなくなる事でしょ。自家用車の稼働率は5%未満、つまりシェア&サービスが進めば車は今の1/20しか売れなくなるのよ |
ITに強いと自負していると勝手に推定した上でいうけれど、自負しているののUberの現状を知らないん???
ITエンジニアが絶対にITエンジニアと名乗らない件も含めて、お前ら他人へのリスペクトが足りなさすぎるんだよ。
メルカリのような転売屋を集めるクソこしらえるとこ褒め称えたり、中抜き多重下請け構造でしかモノ作れない奴らになにか言われる筋合いはねよバーカ。
昼:もつ鍋、鮭の塩焼き、おジャ魔女どれみを見ながら焼いた※1ぶりの塩焼き、目玉焼き(小2個)
2/1(月):2371キロカロリー
チョコ2枚
昼:ぶりの塩焼き、鮭の塩焼き、鶏のから揚げ2個、おにぎり二個
ホエイプロテイン0.5杯
月曜日は久しぶりの出社。野菜はもつ鍋で摂っていたので、お弁当には野菜がなかった。野菜ゼロで19時まで過ごしたのは人生初かもしれない。そんなことはないと思うけど。
第6話 意地っぱりとデイジーの花ことば
第 6 話 意地っぱりとデイジーの花ことば - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション
第1シーズンでも指折りで好きな回「第11話 早起き少女まりなと心の花たば」の二人のエピソード。こういう回を見ると、人の色恋沙汰を茶化す奴ってマジでクソだって思う。SOSトリオほんっとしょーもねー!俺も似たようなことやってたわ。。。あー、、ごめんなさい! デイジーの花言葉が大オチなんだけど、褒めてるか褒めてないかギリギリのラインの花言葉で笑った。まりなは一筋縄ではいかない子ですよ。。
個人差・家庭差があると思う話でした。
>・みんなどうやって解決しているの?どうやって話し合っているの?
>・夫婦間でも、性差、片付けや汚れに対する感度(閾値)、生活リズム、得手不得手はあると思う。
・前提&金銭面
夫:家賃(家賃補助制度利用)、光熱費、インターネット、食費(米を除く)
※外食の際は夫がもつ事が多いが、夫の嗜好品を雑費・食費から捻出するのでほぼイーブン
・前提 生活面
夫:気付いたらやる・風呂洗い
・元増田に思うこと
1.補足にあるが金銭面に問題がなければ外注がオススメです。でも、実際はプロではなく日雇労働者も多いので情報収集は必須。
2.完全分業制を求めないなら「得意なこと」で分担するのはどうか。綺麗好きなら掃除、料理好きなら買い出しと炊事など。
3.元増田が奥様に求めている事=自分がやりたくない事、という印象を受けました。
2と似てますが、奥様が得意なことや好きな事を確認して意見を聞いてみてはどうでしょうか
4.本当になんとなくなのですが、奥様がSOSを出している印象を受けました。
全てをADHD/ASDに結びつけてしまう事はよくない事ですが、多少調べてみても良いかもしれません。
5.例えば風呂掃除は「後で入った方が上がる際にやる」とかの先着順みたいに紐付けすると自然にできる流れにしやすい印象です。
6.掃除や料理は一緒にやるとすぐに終わるしコミュニケーションにも良いと思います。週末など。
7.リモートワークの増田が全てをやってしまう為、妻が何もしなくても全て終わっているという状況が起きている気がします。
その状態が長く続くと、奥様にとっては分担制やリスト化がすごく煩わしいものになるので増田は少し手を抜いてはどうでしょうか。(外注さんが全てをしてくれるというのも近い状態を起こしやすいです)
不妊治療経験との事である程度理解はありそうなのですが、女性にとってもホルモンバランスの変動は非常に個体差があり、また気軽に周囲に聞けないもの(女性同士でも遠慮してしまう下の話)なので、確認しても良いかもしれません。
現在はストップされてるとの事ですが、妊娠や不妊治療、女性特有疾患にも関係してくる割と大事な話です。
9.元増田を責めるつもりはないのですが、なんとなく「全ての価値観、ものごとの難易度を元増田の定規で測っている」という印象を受けました。
「分担したい」は問題ないです。
でも「やってほしいこと」はどうやって決めたり頼んだりしているのでしょうか。元増田がやりたくない事をお願いしていないかを振り返って確認してみてほしいです。
3.と似てますが、タスクの振り分け方にも違和感を感じました。
10.元増田にはメタ認知のトレーニングをおすすめしたいです。具体的には「メタ認知的モニタリング」の方のトレーニングです。
一部に離婚案件などのコメントもありましたし、元増田自身も迷走しているみたいな状態なので。適宜距離をおいて冷静に観察する事も大事だと思います。
メタ認知トレーニングは、よくある「あとでやるやる詐欺」への対策にも有効なので、元増田が上手くできたら奥様にも勧めてみて下さい。(「一緒にやろう」では、奥様は乗り気にならない気がしました。だから「やってみたらよかったよ」がいいのではと。なんとなくです。)
拙文ですが、少しでも参考になれば嬉しいです。長文失礼しました。
「なんとか年は越せそうです。だけどそう長くは無いみたいです。
彼女を置いて行くと考えると辛いですが上から見守ろうと思います。」
『残り15日』と題されたその投稿は、明らかに、自殺を企図したものだった。
ただならぬ気配を感じたユーザーたちは、当然、コメントという形で投稿者に話しかけようとする。
「もう少し生きてみよう」「逃げてもいいよ」「病気なの?」「ネタでもいいから死なないで」
ひとつひとつのコメントに、投稿者から、丁寧な返事があった。根が几帳面なのだろう。寄り添うようなことばには感謝を、攻撃的なことばにはやさしさを返す一方で、どこか迷っているようにも見えた。
投稿に興味を惹かれる人が多ければ、その投稿はもっとたくさんの人の目に入るようになる。
早い話が、バズった。
小規模ではあるけれども、投稿者が全てのコメントに返信するのが難しくなるくらいには、多くの人の目に触れたらしい。
『残り14日』の投稿には、「昨日は色々なコメントありがとうございます。残っている時間を大切に過ごしたいと思います」ということばがあった。
『残り11日』「今日は彼女に会いに行きました」『残り10日』「今日は友達に会いました」
カウントダウンが1ずつ減っていくとともに、人間関係を清算しているようなことばが綴られる。
『残り5日』「明日は中学の時の友達に会いに行きます。少し楽しみです!」『残り4日』「最後に楽しい思いが出来ました。今日は何だかよく寝れそうです」
そして、ついに迎える『残り1日』。
2020年1月6日、彼が選んだ曲は赤頬思春期の『私の思春期へ』。
ことばは、みじかく、「悔いが残らないように」。
たくさんのユーザーが、彼の投稿を見た。彼を現世に引き留めようとした。
素性がわからない、断片的なことばのかけらしか知らない、リコメンデーションエンジンが偶然に引き合わせた見ず知らずの相手だというのに、揶揄するようなコメントは皆無だった。ひとりひとり、選んだことばはさまざまだけれど、彼のことを応援する人ばかりだった。
その熱意が、投稿者のなにかを、融かしたのだと思う。
彼の真っ黒なアイコンのまわりに、赤い円が現れた。「ライブ配信中」。タップしてみると、イヤホンからぼそぼそと"彼"の肉声が流れ始めた。
彼は存外、色んなことをしゃべった。
友達にも、家族にも、恋人にも、相談できなかったという。センシティブな話題は、かえって身近な人には打ち明けづらいものだ。それでも、インターネットを介してなら、1000人以上に心の奥底の悩みを表出できるのだから、SNSも捨てたもんじゃない。
彼女には弱いところを見せたくなくて、でも傷つけたくなくて、だから別れなくちゃいけなかったけれどなかなか言い出せず、結局「別れよう」のひとことしか言えなかったと、涙ながらに話していたのが印象的だった。
途中アクシデントがあり、舞台をインスタライブに移して、彼の独白は続く。
自分は恵まれていて、どちらかというと陽キャにみられる側で、だからこんなことを言っても「俺だって死にたいよ」と返されて終わりだと思っていた、と。
コメント欄では、そんなことないよと温かく彼を慰めることばといっしょに、「コラボしよう!」という投稿が流れていく。インスタライブの機能だ。
「最近人と全然しゃべってないから、何話していいかわかんないや……」と戸惑いつつも、結局彼はコメント欄の勢いに押され、コラボをはじめた。
一人目に入ってきたのは、九州の方の訛りのある、14歳の女の子。彼女は輝いていた。光そのものだった。
話していた内容は、TikTokのコメント欄に寄せられたものとそう大きくは変わらない。「主さんの苦しみは分からないけど、生きてればいいことあるよ」「世の中色んなことあるし、まだ死んじゃうにはちょっともったいないよ」「彼女さんも悲しむと思うよ」「逆にそういうこと相談してくれたら、彼女さんの立場としてはめちゃくちゃうれしいと思う」
彼女のことばを聞いた主は、泣き出してしまう。鼻をすすりながら、語る。
皆さんから温かいコメントはいただいていたけれど、どうも自分に届いていない気がしていた、と。「死のう」という決意が壁みたいになって、心が全然動かなかった、と。
「それが、それが……」
直接話して、融かされた気がします、と。
心なしか、声が明るくなった。「ごめんなさい」「心配かけて」「でも」ばかり言っていた暗い声から、ほんの少し希望の宿った声になった。
人は、人と関わらないと生きていけない生き物だ。うれしいことがあったら分かち合って、つらいことがあったら相談して。そうやって日々を送るものだ。
主はきっと、どこかでボタンを掛け違ってしまい、相談する場所を見失ってしまったのだろう。そうやって、もつれた糸をかきわけて、最後に残ったSOSを発信できる場所が、インターネットだったのだろう。
二人目は男子大学生。色々な考えのひとつとして、「人の悩みなんて宇宙に比べたらちっぽけなもの」だと語った。明日は大学で1500メートル走を走るんだと言いながらも、深夜に、親身になって、主と「将来やりたいこと」について語り合っていた。
三人目の女子高生は、「わたしも明日死のうと思ってたんだけど、やっぱりやめちゃった」と言った。いじめられていた過去があり、見返してやろうと思っていて、たまにダメになっちゃうときもあるけれど、それでも頑張っていると語った。
いろいろな人と話すうち、主の声はどんどん明るくなっていった。アンチがひとりも出てこなかったのは、彼の人徳ゆえなのかもしれない。主には「Sくん」というあだ名もついた。
笑い声がこぼれるようにもなってきたSくんの様子を見て、何人目かの話し相手が切り込んだ。
「死にたい、って言ってた人に聞くのもちょっと微妙だけど……Sくん、今、まだ死にたいと思ってますか?」
「今は……」
3秒間の沈黙。そして。
ネットユーザーたちの温かさが、ついに、Sくんの心の中の氷を融かしきった。
これはたぶん、どこにでもある、傷の舐め合いなのだと思う。
匿名掲示板、Twitter……場所を変え、形を変え、昔から幾度となく行われてきたことの再演なのだと思う。
Sくんとコラボして話をした者のほとんどが、一度は自殺を考え・試みた人たちだった。彼女たちは、Sくんを癒やすと同時に、Sくんによって癒されていた。
Sくんは、自分で「居場所」をつくりだしていた。彼自身を含め、つらさを抱え、誰にも相談できず、それでもSOSを出したい、そんな人のための居場所を。
Sくんのライブは盛り上がった。彼が元気を取り戻すのと比例するように、コメント欄には黄色い声があふれた。「好き」「かっこいい」「推していいですか」。彼は優しいし、おそらくモテるのだろう。「俺も好き」「ありがとう」なんて返事をするものだからますます盛り上がって、しまいには彼を推す人たち用のグループチャットまでつくられてしまった。
その様子を見た彼は、ぽつんと、ひとこと。
「じゃあ、わかった。みんなが俺のこと飽きたら……死ぬわ」
コメントではみんな「飽きるわけない」と言っていたけれど、彼は「2・3ヶ月もすればみんな別の推しができるでしょ」と自信なさげだ。
だから。
私は絶対に飽きる。彼のライブに毎日馳せ参じることなんてできない。そんなに興味は続かない。別にガチ恋しているわけでもない。
でも――
飽きたからと言って、昨晩の、どこにでも偏在する奇跡が、薄らいでしまうわけじゃない。
つらさに苛まれ自死を選ぼうとした彼のSOSに気付いた多くの人が、よってたかって彼をケアし、壁を融かし、死を先送りにした。
強く生きてくれ、Sくん。そして、みんな。
ついか:
みんな生徒の素行ばかり論点になってるけど、治安を維持するのは結局教員なので治安の悪い学校の教員はマジで使えねーとかそういう話にはならないの不思議。「荒れる→凄腕生徒指導赴任→落ち着く→生徒指導離任→荒れる」みたいなのは結構ある。
治安維持に関して私立は学歴フィルタよりも退学という切り札があるので保っているところはある。反対に公立はごく普通の子供から金持ちボンボン超優等生に不良ヤンキー発達障害不登校コミュ障窃盗癖色恋沙汰万引きネグレクト生活保護家庭満遍なく一緒に指導しなくてはいけないので教員の力がマジで試される。
だから例えば私立の中高一貫のお嬢様学校からちょっといい教育学部を出て公立の教員になって「こんなはずでは」みたいなケースも極端ではあるが想定できてしまう。知識はあっても肌感覚で理解していないから悪気なく虐待家庭の生徒に「お母さんはあなたを愛してると思うよ」なんて声をかけて絶望させたり、素行の変化を何らかのSOSと受け取れず見逃していたり、それまでの経験が全く役に立たずに自身が病んでしまったり、いろいろある。「子供が好きなので教員になりました!」という人がモンペに疲れて辞めたりするのは保育士なんかでも聞く話。
はてなでは頭髪検査が蛇蝎のごとく嫌われているけど、髪型を奇抜にしてくる生徒が何らかのSOSを出していることはよくある話。親が離婚前提で別居しているとか、勉強が全くわからないとか何らかのコンプレックスを拗らせているとかよくあるからね。そこを指導に結びつけるかアホみたいに怒鳴りつけるかは教員の腕次第というのは問題だと思う。地毛を黒染めさせるのは意味わからんけど。
教員だけの話にすると私学の教員は公立の教員や生徒をマジで見下しているらしいとか公立の教員はクビにならないのをいいことにマジでやりたい放題やってる奴がいるとか、その辺の話をすると動物園問題から離れるからしないけど「公立の環境が悪いから私立しかいけない問題は公立の環境を良くするよう働きかけるしかない」がベストアンサー。そのためには教員の長時間労働の是正、部活の規模縮小や地域との連携、学校福祉の必要性(ネグレクト家庭の支援)、オンライン授業の充実(不登校対策)、教員の民間採用(外部からの視点を持つ)など思いつくけどその辺の話していこうぜ。
https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/201202a/amp?__twitter_impression=true&s=09
この記事を読んで書いたものです。この記事自体に価値が無いのでこのエントリも価値がありません。
読み終えて、鼻で笑ってしまった。薄情者、と自分で書いているが全くもってその通りである。わたしはこの記事で取り上げられているオンエア!のユーザーで、少なくともこの記事の筆者よりは入れ込んでやり込んでいたと自負できる。もちろん、わたしが一番やり込んでいたとも言えないが。上には上がいるものである。推しのイベントでも最高で12位とかだったし。
さて、記事の内容に触れよう。
>>「 「『オンエア!』はいいゲームだったかもしれないけど、ソシャゲっていつか終わるものでしょ?」と思うかもしれない。けれどちょっと待って欲しい。今回の場合は、単なるサービス終了では済ませられない事情がある。
というのも、『オンエア!』はおそらく、当初の構想を消化しきらないまま、サービスを終了してしまったのである。」
別にオンエア!に限った話じゃないだろ、コレ。わたしが昔やってたソシャゲだってメインストーリーの更新が突然途切れ、1ヶ月以上放置された挙句にサ終が発表された。その間にあったキャラクターのバースデーイベントは当然開催されず、嘆かれながらも諦めと共にそのゲームは終わりを迎えた。(ちなみにこのゲームはクラウドファンディング企画が成功し、小説でのメインストーリー完結が達成されているが話が逸れるので割愛する。)(Twitterのフォロワーに読まれたら多分誰が書いているか一目瞭然な気がするが気付かない振りをしてくれ)
そんな訳で、別に珍しい話じゃ無いだろう。っていうか二部フラグはどう考えてもジェムのくだりじゃなくて「貴方の大切なものを頂きに参ります」の方だと思うんだがメインストちゃんと読んだか?ジェム云々は天音ひかり(※主人公、プレイヤーキャラクターのデフォルトネーム)が評価されている表現だと思うぞ。
>>「サービス終了が告知される約半年くらい前から、『オンエア!』にほとんどログインしていなかったのだ。」
よくまあそれで悲しい悲しいと騒げたな、と思った。オンエア!に対する気持ちはその程度だったんじゃないのか。わたしは推しが来れば課金し、各イベントを楽しみ、大型アップデートを心待ちにし、アップデートのためのメンテナンスによってログイン出来ない1週間ほどを嘆き、毎日毎日今か今かと待ちわびて、アプデによって追加されたメインストーリーの裏側を描くサイドストーリーも、批判の多さから修正されたメインストーリー自体も楽しんで読み、天音ひかりに向けたクソデカ感情が報われた(ここの評価は賛否両論だと思う)事実に胸を撫で下ろし、オンエア!をめいっぱい楽しんでいた。冒頭に書いた最高12位もアプデ後に取った順位である。なので、
>>「あの時もっと遊んでいれば……、せめて毎日ログインくらいしていれば……、というのは思い上がりかもしれないが、それでも実行していれば、今の私の心中を渦巻く複雑な感情は、少しでも軽くなっていたかもしれない。」
などと言われても鼻で笑うしかない。オンエア!をめいっぱい楽しんだわたしの悲しみより、オンエア!から離れていたこの筆者の悲しみの方が深い訳が無いだろう。
>>「いや、本当は薄々気が付いてはいるものの、現実から目を逸らしているだけなのかもしれない。いつまで経ってもRT数の増えない告知ツイートや、少しずつ長くなっていくイベントとイベントの隙間期間。運営からのSOSは、そんな形で確かに発されていたはずなのだ。
『オンエア!』の場合、筆者は作品から離れていたため、そのシグナルを見逃してしまった。などといっても、まあ、言い訳にしからないのだろう。」
わたしがお花畑なオタクだったからかもしれないが、それは無い。2周年を目前にして特設サイトをオープンし、池袋でのポップアップストアを控え、サンリオとのコラボグッズの販売まで告知してからのサ終発表だったんでそれは無い。もっと言うならアプデ後はファンがざわつくほど隙間期間が一瞬になっていたし、その後期間が空いたのはコロナによって収録が出来なくなり、どうするかの判断を決めかねていたからじゃないかと思う。それ以前から、Twitterで「オンエア」と検索しようとするとサジェストに「サ終」とか出るような状況ではあったしそれを知ってもいたけれど、それでもグッズはどんどん出てもちころりんの告知も出ていよいよ2周年で、終わるような空気は公式からは感じられなかった。サジェストだってソシャゲのサ終ラッシュで話題に上がってるんだと思っていた。(どうでもいいがもちころりんの他ユニットは発売されるんですか?)あと、前々から告知されていた声優アワードのイベントが終わった直後のサ終発表だったので、「露骨にサ終しますって空気出してるソシャゲでそんなのやってもなあ」という雰囲気が感じ取れて嫌だった……というわたし個人の感想はどうでもよく、おそらくそんな背景事情もあって、露骨なSOSは感じられなかったのだ。少なくともわたしには。まあ離れてたお前さんには分かんなかっただろうけども。
ちなみにサ終が発表されてすぐの、セルランサイトのアカウントではこんなツイートもあった。
https://twitter.com/game_idaa/status/1289134699869122560?s=19
もちろんこのツイートを鵜呑みにすることは出来ないししてない。そもそもの情報だってどんぶり勘定だとbioに書いてある。ただ、こういう風に言われる程度の売上だった、ということだ。
こんなところか。最後にひとつ、「煌めきの船上パーティー」なんてイベントはねえ。おそらく 「解決!ミステリアスクルーズ」のことを言ってるんだろうが。それじゃあなクソ175 せいぜいまほやくツイステあんスタえふごを楽しんでくれ
「介護は大変」
そんな言葉を山ほど聞くし、実際にそう思っている。
いや、正確には思っていたつもりだった、かな。
先日知人の母をどうしても1週間見なければならなくなった。
「でも長生きして欲しいとも思ってるんだ」と語る
人たちとは全く違うと思っていた。
だからこそ、少しでも力になりたいと思ってSOSを引き受けたのだ。
95を超える知人の母は認知も進み体重も30キロを割っている。
口は達者で食欲もあった。
頻繁に下痢もするしその都度ベッドから何から全て取り替えなければならない。
何かあれば「生きていてすいません」と詫び
朝昼晩のいつでもお呼びがかる。
足腰が弱っているので、夜中にトイレに行くにも呼びつけられ
抱っこして連れて行き、用を足し終わるとまたベッドに運び
あたりに飛び散った飛沫を掃除する。
これが毎日何回もあるのだ。
運ぶのは並大抵の労力ではない。
知人によると施設だけはどうしても嫌だと
頑なに拒否しているらしい。
年齢が年齢なので気が気ではなく
私がお世話をしているときに万が一のことでもあったらと
夜明けにまた呼び出される。
肉体はとうに限界を超え、
何かするたびに「生きていてすいません」と謝られると気も滅入る。
知人はよくこんなことを続けながら
あんなに明るく笑っていられるなと改めて感心していた。
お世話を始めて3日目あたりで
お母様も随分と心の内を話してくれるようになった。
その中でふと口にした内容が衝撃だった。
生きているだけで迷惑をかける。
死んでしまいたいけれど、それもできない。
でもお腹は空く。
食べればおトイレにもいきたくなる。
また迷惑をかける。
ご飯を残すと叩かれる。
おトイレを失敗しても叩かれる。
着替えが遅いと叩かれる。
その度に言われるのよ。
「ねえ、いったいいつまで生きるつもりなの?
なんでまだ生きてるの?
いつ死んでくれるの?」って。」
それでも長生きして欲しいと語っていた
知人の顔が浮かぶ。
あれは嘘だったんだろうか。
いや、きっとそれもあるのだ。
「生きて欲しい」と「死んで欲しい」は
知人も母も、誰も悪くない。
この数ヶ月をたった1人で乗り切り
自分は鬼滅の刃アンチでもファンでもないものである。が、鬼滅にクソデカ感情ポエムをしたためる者である。
にわかファンでいられなくなった者として、アンチにだけはなりたくないものとしてポエムを書いて去ろうと思う。
黙って去れよと自分でも思うが、なんか大げさなテンションでお別れを世界に発信しないとずるずるひきずってタチの悪いアンチになりそうなのでクソデカ感情の供養として誰かがみてくれるんじゃないかという期待と誰も見ないから大丈夫という慢心のバランスが最高なはてなに投稿させてもらう。
まず初めに、作品及び制作陣、宣伝も含め関わる全ての人におめでとうございますを述べる。正直ここまでのコンテンツになるとは思っていなかったので、凄いとしかいいようがない。おめでとうございます。
次に、鬼滅の刃に初めて触れたのは去年くらいで、その後もファンだったかといわれると怪しいし、ファンが闇堕ちしてアンチになろうとしているというある種同情できる立場でもない、本当になんだお前という立ち位置の者でしかない。我ながら苦しんでいること自体が意味不明だ・
私にとって、鬼滅の刃は動物園で大事にされているうつくしく高級なうさぎのような作品でした。一見同じようなうさぎはいるけれど、一線を画す上等な毛並みで手入れも一級品。柄も独特で動きもダイナミック。動物園まで見に来るにふさわしい素敵なうさぎでした。新聞の一面を飾ってもおかしくない、どこに出しても恥ずかしくない立派なアニマルだったのだ。私は特別うさぎが好きではなく、詳しくもなかったけれど素人目にもその評価はゆるぎなかった。でも、世界で数頭しかいない絶滅危惧種とかではなかった・。
アニメも一挙で見て漫画も借りて読んだけど満足感と共にブラウザを閉じて、Twitterを空けてキーワードを打ち込んだり連続ツイートをしたりすることはなかった。
いい作品だと思う。でもどうしても、ワンピースやBLEACHやジョジョと同じカテゴリには入れられない。
それらの作品の持つ、本当に世界がもう一つあるような、悪魔の実やスタンドや斬魄刀といった架空物が実在の遠い国の首相の名前と同じように一般名詞として存在感のあるものと感じられる気分にはなれなかった。面白いとか面白くないとかそういう問題じゃなくて、コンテンツとしての質量の大きさが違うのだ。現実の世界観を侵食してしまうような、作中世界の物理法則や法律や人種差別問題が好き嫌い以前に自然に頭に入ってしまうような、そんな性質の作品だと思えないのだ。もっと素朴で、たまに頷くような、そんな作品だった・
全く関係ない作品だけど、ちょっと前に終わったサンデーのムシブギョーとかと同じ立ち位置だった。大きなヒットはしなかったけど、メジャー少年誌に載るにふさわしい面白さで、派手じゃないけどグッとくるシーンがあって、キャラのことを穏やかに愛していられた。
でも、今の鬼滅の現状を見ると視界がぐるぐるしてとてもとてもいたたまれない気分になる。
高級ですばらしい兎を、そろそろ種の存続が怪しいホワイトタイガーとして売り出しているような違和感。
そんなに無理をしなくても立派な価値があるのに、これこそ当世イチのスーパーアニマルでござい、と売り出しているようなちぐはぐさ。
そういう売り出し方やマスコミを批判するつもりにもとてもなれない。不景気きわまる昨今、ここで売らなきゃどうするのかとすら思う。迷惑だとかしつこいとかいう記事を見るたびに、難民船のSOSに文句をいう様なものではないかみたいな感想が出る。理性がたしかにそう叫んでいるのだ。
でも、それでもジブリを越えるかもといわれると宇宙を背景にした猫のような顔になってしまう。
そんなことを考えている自分も嫌だ。好きか嫌いかならいいものの、それとは別に「作品としての格」みたいな厳然とした基準を勝手にもっていたことを痛感する。
スラムダンクと黒子のバスケが比較された時、どちらも素晴らしいといったのはきれいごとだったのだと、今は思う。
自分は黒子のバスケが大好きだ。初めて単行本を買い、はじめて二次創作を書き、コラボ商品を欲しがり、劇場へと足を運んだ。今でも心の大事な部分を占めている作品である。しかし、もしも黒子のバスケがニュースで「スラムダンクを越える」と言われていたら、きっと同じような気持ちになっただろう。個人的に思い入れがあるぶん、もっと苦しかったかもしれない。ファンの誰かが「スラムダンクよりすごい」というたびに「それは作品の為にならないからやめてくれ」と思ったのは、謙虚さへの希求ではなく比べられたら困るというある種の逃げだったのだと思う。
私はこのところおかしい。もはやニュースから紅蓮花が聴こえれば耳を塞ぎたくなり、緑と黒の市松模様が目に入ればブラジャーファンアートだとしても笑顔にはなれない。
バラエティにゲスト出演する花江さんの笑顔すら、もう穏やかな気持ちでは見れない。
土曜プレミアムの特別編は二週ともフルで見た。いい作品だった。一緒に見ていた初見の家族の質問にも逐一答えて、CMに入れば解説をした。最後まで楽しめた。どうだ私はファンなのだと胸を張れるんじゃないかという気分になった。でも、翌朝のニュースで鬼滅を見ると、やっぱりくるしかった。
自分にはもうこの熱狂の内側に入ることはできないのだと実感して、さびしさが半端ない。妬ましさと惨めさで、ファンの泣けたという素朴な感想まで胸が痛くなる。
進撃の巨人も、鬼滅と同じようなキャンペーンの経緯で見た。ハマったか、好きだったか、と言われるととても楽しませてもらったけどファンといえるほどのめりこみはしなかったと思う。でも「とんでもないぞ」と思った。好き嫌いじゃなく、えらい生き物が発見されてしまったと思った。世界が変わってしまうのも仕方ないと納得せざるを得ないような、そんな理不尽なエネルギーを持つ作品だった。
鬼滅にはそれはなかった。何度見ても、高級で毛並みがよくてすてきなうさぎだった。それから何度も鬼滅の話題のニュースを見て、うさぎの毛並みすら褪せてみえるようになってしまった。
グッバイ鬼滅。自分の知らないところで幸せになって、というとおかしいのでみんなを幸せにしてください。いつかこんなめんどくさい気持ちが死に絶えたら何らかの形で気持ちよくお金を落とします。
ゴッ!ガチャンッ!
東京工業大学内の実験場所で、大小のダミー人形2体が床にぶつかる鈍い音と自転車が倒れる音がほぼ同時に響きました。
大きい人形は大人の女性サイズ。6カ月の赤ちゃんを想定した人形をおんぶひもで背負っています。
実験では、人形がまたがった自転車を、止まった状態から少し前に押し出すようにして横に倒しました。
実験をしたのは、NPO法人・Safe Kids Japan(SKJ)の小児科医や研究者ら。
今年5月、東京都国分寺市で赤ちゃんをおんぶして自転車に乗っていた女性が横断歩道のないところを渡った時に車と衝突し、
頭を強打した赤ちゃんが亡くなった事故をうけて、倒れたときの危険性を科学的に調べました。
街でみかける「おんぶ自転車」の赤ちゃんの多くは0歳児で、ヘルメットをかぶっていません。道路交通法は、
保護者は自転車に乗る幼児にヘルメットを着用させるように努めるべきとしています。
しかし、自転車の研究者などでつくる団体「自転車の安全利用促進委員会」によると、
一般的にヘルメットの多くは推奨年齢が1歳以上のため、0歳児の場合は頭を守る手段が限られてしまいます。
「自転車の安全利用促進委員会」のメンバーで、自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さん(38)は、「おんぶ自転車」の悩みは、
「通っている保育園や幼稚園が車を使う送迎を禁止していたり、車を持っていなかったりする都市部の保護者に多いのでは」と指摘します。
3人の子どもがいる遠藤さんも以前は世田谷区に住み、おんぶ自転車を経験。自宅と保育園の直線距離は約3キロでしたが、
路線バスは遠回りで1時間かかる環境。車の登園は禁止で、坂道が多い住宅街を自転車で20分かけて通いました。
「出費は負担でしたが、安全には代えられなかった。やはりヘルメットを着用できない間は、おんぶはおすすめできない。
着用していても無理な運転はNGだし、住宅街の小さな交差点でも一時停止するなど細心の注意を払ってほしい」と話します。
バランスを崩したらもう終わり?
一度バランスを崩して傾き始めると、そのあまりの重さに、自力ではどうすることもできなくなって倒れてしまうという恐怖の事実なのでした……!
ママスタコミュニティにも同じことが起こったママがいらっしゃるようで……。
『雨の日に子ども乗せた状態で2回転倒した。転びやすいわけではないんだろうけど、普通の自転車と違ってバランス崩したら最後。
もう立て直すことは確実に不可能。本当、いかにゆっくり倒れるかだよね』
『雨上がりに何度か滑って転んだ。普通の自転車では大丈夫だけど、電動の重さだとバランスを崩すともう持ち直せない』
『倒れるって分かってるけどもうどうしようもないよね。通りかかった若い兄ちゃんが起こしてくれたよ』
子どもを乗せた状態の電動自転車が傾き始めると、もう自力で持ち直すことができないので、
あとはいかにゆっくりと倒れて、子どもへの衝撃を少なくするかのみ。
持てる力の全てを出して自転車を支えることになります。まるでスローモーションのように長く、絶望を感じる時間でした。
倒れたらSOS!お願い、誰か手伝って下さい!!
『転んだことあるけど、現場近くの家から人が飛び出てきて起こしてくれたよ』
『私も雨の日に黄色い点字ブロックにはまり、転びました。2回もあります。雨の日は慎重に運転してますが、
点字ブロックのまっすぐな溝って、すごく滑るんですよね。なるべく避けていますけど、絶対に通らなくちゃいけない場所は、
『1回ダイレクトにこけて、もう1回はなんとか耐えた。やはり雨の日。マンホール、鉄板、側溝の蓋は危険!』
『坂道を登ってたら車が脇道から急に出てきて、ブレーキをかけた拍子に転んだ。子どもも後ろに乗ってたけど、
チャイルドシート&ヘルメットのおかげで無傷。私はハンドルにぶつかって肋骨骨折……』
“雨の日”“マンホール”“点字ブロック”が、危険ポイントのようです。確かに、雨の日はただでさえ視界が狭まるうえに、
地面は滑りやすくなります。ましてやマンホールや点字ブロックは、雨水で濡れてツルツル。
ちなみに、筆者が転んだのも雨の日のマンホールの上でした。ドンピシャ……。
電動自転車で走行中に転倒し、抱っこしていた当時1歳4カ月の次男を死亡させたとして、神奈川県警は14日、
横浜市都筑区の保育士の母親(38)を過失致死の疑いで書類送検した。県警への取材でわかった。
専門家や業界団体は、乳幼児との同乗はバランスが不安定になりがちだとして注意を促している。
県警都筑署によると、母親は7月5日午前8時25分ごろ、同区の市道で、次男を抱っこひもで前に抱え、
左手首に傘を提げた状態で電動自転車を運転。過失によって転倒して次男の頭を強く打ち付け、死亡させた疑いがある。
雨が降っていて母親はかっぱを着ていたが、提げていた傘が自転車のフレームと前輪の泥よけの間に挟まったことで、
ハンドルが動かなくなり、転倒につながったと署はみている。
母親は前部の幼児用座席に事故当時2歳だった長男を乗せ、次男とともに保育園に送り届ける途中だった。
誰か助けてほしい。
本当に助けてほしい。
結局、ガワが良ければ何でもいいのか? 美少女の皮さえ被ってりゃあ、なんでもいいのか?
美少女で、ちょっと声が可愛ければ、それだけでお金って簡単に儲けられるのか?
Vtuberがゲーム実況とか、歌ってみたとか、なんでそんな事やってるんだよ。もっとVtuberらしい事してくれよ。まぁ特にアイデア思いつかねえけどさ。
何でそんなにスパチャとかで簡単に1万とか2万とか投げられるんだよ。だったらその金をアニメとか漫画とかに落としてくれよ。
何でよくわかんねえキャラ同士がコラボしただけで神とかエモいとか簡単に言うんだよ。それ本当に自分の、てめえの頭で考えてんのかよ。思考停止してるだけじゃねえのか?
でもさ、もうこの流れはきっと止まんねえんだよ。だからもうこれからもどんどんVtuberが生まれてくるんだろうな。
時代についていけねえよ。俺まだ20代なのによ。誰か助けてくれよ本当に。
でも、きっと昔のオタクもこんなんだったんだろうな。
ガンダムとか見てたオタクは、エヴァが流行ってるの見て拒否反応とかも起こしたんだろうし。
シスプリとかハルヒ前後で一気に萌えアニメが流行りだしたのを見て、硬派なオタクはアニメから足をさらったのかなあ。
これも時代の流れかあ。
辛いなあ。
はぁ。
今思い出してもとてもきらきらしていて、本当にあったことなのだろうか、と思うほど素敵な時間だった。
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私は高2の時にいじめられていた。とはいえ、「いじめ」と聞いて想像しただろうものほど凄惨なものではない。
せいぜい"嘘告"(嘘の告白をすること)の標的になったりとか、単語帳を隠されたりとか、それくらいだ。
全ての声が自分を馬鹿にしている気がして、休み時間には机に突っ伏しながら耳を塞いで流れる血の音を聞いていた。
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そんな私も、いわゆるいじめアンケート的なものでSOSを発信したことで、状況は変わった。2年生のうちはなにも変わらなかったのだが、これがきっかけで私が救われたのは間違いないのだ。
あと、いじめてきたやつらに謝られた気もするが、よく覚えていないなぁ、ということを今思い出した。
前提として、私の学校では2、3年のクラスは変わらず持ち上がりだった。
しかし、恐らくは私の救難信号がきっかけで、3年のクラスは変わることになった。
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新しい環境を与えてもらった私は、自分を変えることにした。いじめられた原因は自分にあると思ったからだ。
ただ、いじめの原因はいじめてきた奴らにあるし、自分が"悪かった"とも思ってはいない。
しかし、当時の私が弱そうで、暗くて、ひとりぼっちで、抵抗しなさそうで、いじめてもリスクがなさそうなクソゴミ陰キャだったのは事実だったのだ。だから、変わることにした。
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手本にしたのは自由奔放な友だちだった。人の目を気にする私に「他人のことなんてみんなそこまで気にしてないよ」みたいなことを言ったやつだった。いじめられていたときは「はぁ?」と思ったものだが、これを信じてみることにした。
他人のことなんてみんな気にしてないから、自分を卑下しすぎず、相手を信用して"対等に"いることを心がけた。
当時の日記を見たら、
とも書いてあった。
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そんな感じで、ギャルとか、一軍女子とか、すごい明るい体育会系とかに話しかけられても、ビビっているのを隠して必死で会話した。
正直なところ、とても怖かったと思う。
変な人だと思われたらどうしよう、キモいって思われるかも、また人に笑われる、そういう気持ちとの戦いだった。
キモいとも思っていないようだった。ちゃん付けで呼んでも不快な顔なんてしなかった。会話を重ねていくと話しかけられる頻度も上がっていった。
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本当に優しかった。
今でも涙が出そうなくらい、優しい人ばかりだった。
今までもそうだったのかもしれないが、高3で初めて気づいたのだった。
人は意外と優しい。
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そんな環境で私は、
から、
"人間"
に戻っていった。
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自分が人間に戻る中で、周りもまた人間だと気づいていったと、今思う。
"ギャル"は「掃除場所が一緒で破天荒なYちゃん」だったし、"一軍女子"は「体操でペアになるお洒落なTちゃん」、"体育会系"は、「席が近くの明るいMちゃん」だった。
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そこに優劣やカーストなんかなくて、みんな対等だった。そして、クラスメートで、友だちだった。
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彼女は"クソゴミ陰キャ"の私にも明るく話しかけてくれて、初めから友達のように接してくれた。その明るさと、多少の強引さが私を引っ張ってくれた。
Mちゃんがきっかけで、彼女の友達のNちゃん(彼女も運動部だった)ともぎこちない会話を積み重ねて仲良くなった。Nちゃんは今でも付き合いがある。
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部活も引退して久しい11月には、私たちは"友達3人組"で、一緒に帰るようになっていった。
休み時間にお菓子を交換して、テスト難しかったね、なんて笑い合った。
それも1人じゃない。
小学校のときに『挨拶は義務』といい感じで半強制的に挨拶させられていたが、このとき初めて挨拶の価値に気付いた。
挨拶は友だちの確認であり、繋がりが切れないようにする小さなコミュニケーションだと感じた。
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12月には「1秒でも長く、このクラスでいたい。」と記している。
毎日が本当に幸せだった。死にたいなんて全く思わなくなっていた。本当に眩しい日々だった。
うまく会話できたことが嬉しくて、幸せな気持ちいっぱいで帰った青空の日を思い出す。
きっと他の人には普通のことばかりだったけど、私にとっては全ての出来事が宝石のように輝いていた。
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大学に入り、私はさらに変わろうと思い、自分なりの大学デビューをした。お洒落を一から勉強して、自分なりに陰気を消そうと努力した。入学してすぐ声をかけ、友達を作った。
優しい環境が私を人間にし、そしてそこで出会った人たちから様々なことを学んだからできたことだった。
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成人式があった。
私はいかなかった。
いじめてきたやつらに会いたくなかった。同じ空間にも居たくなかった。今の自分が、高校時代の自分の顔や態度をするのも嫌だった。
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高校3年生のあの1年間は、私にとってかけがえのない宝物である。
しかし、その日々はもう戻らない。
この先も同窓会には行かないだろう。
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私の中だけで、過ごした日々も出会った人たちも永遠になっていく。
思い出は美化され、輝きを増す。
そうしてできた"夢のような時間"を思い出して、今これを書いている。
夢のようだけど、当時の日記見ると本当にあったんだなぁってまた涙が出てしまう。
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就活、頑張るかぁ。