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2019-02-02

沈黙駆逐艦2」すりかえられる論点

脅威を受けても無線受信しても応答しない。それが沈黙駆逐艦https://anond.hatelabo.jp/20190201230533

この「沈黙駆逐艦問題は、実は重大だ。だから韓国国防部もあせって、一文一文論理が飛躍してる。この一段落は、教科書に載ってもおかしくない悪文だ。引用と、意訳を載せる。

Japan continues to question why ROKS Gwanggaeto the Great destroyer did not respond to communication from the JMSDF patrol aircraft. However, this makes it all the more difficult to understand why the aircraft did not receive the distress signal from the rescued vessel. Even in the video released by Japan’s MoD, the aircraft crew mentions two ROK Coast Guard rubber boats and the distressed North Korean wooden boat. It is impossible for the aircraft crew to have been unaware of the rescue situation.

第一文:呼びかけを何故無視?と、しつこく日本が聞いてくるよ!

第二文:でも、だとしたら、北朝鮮のSOSを何故哨戒機は受信して無いんだい?全く理解できない。

第三文:日本ビデオにさえさぁ、韓国沿岸警備艇二隻と(救助対象の)北朝鮮漁船が写ってるわけ。

第四文:哨戒機隊員が救助中と気づかないなんて、無理あるよ~

第一文が、「沈黙駆逐艦問題だ。

第二文は、韓国お得意の論理すり替え。たぶん「聞こえてても答えなかったのは・・・ほら!前にお前も呼ばれたのに聞こえてなかったじゃん?」という感じ。日常でも「それとこれとは別!」と怒られるレベル。逆に、国際社会には「そもそも北朝鮮救難信号存在たか?」という疑念を植えつけてしまってる。

第三文は、第二文の「SOS未受信」問題ではなく、人道救助(の実在)を論点に変えている。公開動画賛同が得られるなら良いけど、そうじゃないから逆に、国際社会に「そもそも人道救助してたのか」と疑念を撒き散らす。

第四文は、第三文の「人道救助」問題ではなく、「状況の目視だけで、行動内容が分かるかどうか?」が論点に変えている。しかも、韓国は「必ず救助中とわかる」と主張している。これは、日本側の「救助とは分からなかった」という主張を否定する。

まとめると、第一文は「沈黙駆逐艦問題、第二文は「SOS未受信」問題、第三文は「人道救助」問題、第四文は「救助状況判別問題だ。仮に、日本が救助と気づいて、実際人道救助があって、SOSも受信してた、と仮定して、「だったら、韓国は呼びかけ無視するよね」とは、誰も思えない。

ここで論点すり替えで新提起された3問題は、全く韓国の有利になってないのが、すごい。

この次の段落も、また論点がずれる。何か?

答えは、低空飛行問題です。

2019-01-29

艦船オタクさんの知見をお借りしたい

救難信号を出さずにどうやって遭難船を発見するのか艦船オタクさんの知見をお借りしたい

2018-10-15

[] #63-7「イタガリアン」

サッカーにおいてファウルアピールは1つのトリックプレーである。転倒時に大げさな痛がり方をすることを批難する者もいるが、それはその選手が下手くそからだ」

ジパング代表監督言葉らしい。

その言葉体現するように、転倒時の痛がりっぷりが抜きん出ていたのがイッタ・イマージだった。

彼のサッカー選手としての実力は決して華やかとはいえなかったが、痛がり方だけは圧倒的な存在感を放ち、その様子がカメラに映されることが多かった。

それを見た他の選手たちや観客の中には「見てるこっちまで痛くなる」と、痛みを錯覚する者もいたのだとか。

その割に、彼は現役時代に一度もケガが原因で交代したことがなく、故障したことがない恵体。

そうして15年間ずっと現役で居続けた、ある意味ですごい選手だったという。

「……で、引退後は自国観光大使として隣国を巡り、今に至るというわけっすね」

カジマの説明を話半分で聞いていたが、つまり痛がりのプロってわけだな。

ボーナスチャレンジの話を聞いたときは、ローカル番組にしては大盤振る舞いだなと思ったが、そういうことか。

これを企画したヤツ、どうやら俺たちを勝たせる気は毛頭ないらしい。

いわばプロモーションの一環だ。

テーマは“フリースタイル”です。お好きな方法で痛がってください。では先攻カジマ選手、どうぞ」

全国を魅了するほどのイタガリアンに、一般人の俺たちが勝てるわけがない。

これじゃあ勝負はやる前から決まっている。

「えー……どうしよう」

さすがのカジマも、この状況に相当なプレッシャーを感じているようだ。

この状態では、ちゃんと痛がることは難しいだろう。

これ以上、恥をかかせないためにギブアップさせるべきか。

半ば諦めていた、その時。

兄貴ー!」

弟の声が聞こえたので、その方向に視線を向ける。

すると、俺の目の前に「賞金2倍」の文字が書かれたフリップが目に入った。

諦念の相が出ていた俺を見かねて、どうやら弟が書いてくれたらしい。

そして、それは俺の思考を正常に戻すには十分なものだった。

……そうだ、つけ入る余地はあるはずだ。

いくら痛がることが上手いといっても、それは元サッカー選手としての副次的能力であり必須スキルではない。

リアクション芸人みたいに痛がりのプロというわけでも、面白いわけでもないだろう。

ならば俺たちが勝負すべきは、その“面白さ”だ。

そうと決まれば、まずはカジマの調子を取り戻させよう。

「カジマ、これはチャンスだ。痛がりのプロともいえるイッタ・イマージに、お前の痛がりを見てもらえるんだぞ」

「そ……そうか! これを機にオイラスターロードが……」

カジマの頭の中で、随分と前向きな解釈が行われているようだ。

あいいや、そっちのほうが都合がいい。

「よし、じゃあ1回戦でやった木の棒、その“応用編”で行くぞ!」

「おっす!」

「じゃあ、行きまーす!」

俺は1回戦と同じように木の棒を構える。

「くたばれ!」

そして、ほぼ同じ動作で木の棒を振りぬいた。

「あ``あ``!?

脛めがけて振りぬいた木の棒は、誤って狙いより上に当たってしまう。

股間にある“第三の足”にだ。

「ああ~っと! これは痛そうだ~~!」

「~~~~っっっ、ちょっとマスダぁ~!」

カジマは俺に怒りの声をあげるが、その姿と声量は情けない。

ハハハハハッ!」

そんなハプニングに会場は盛り上がる。

当然、これはワザだ。

同じテーマが出てきた時、二回目はコレで行こうと以前から決めていた。

同じことはやればやるほど退屈になりやすい。

だが変に奇をてらおうとするくらいなら、同じことをやったほうがいいのも確かだ。

期待はそう簡単に裏切れない。

だが予想は裏切れるんだ。


「ははは……さぁ~て、ちょっとしたハプニングはありましたが、気を取り直して後攻イッタ・イマージ氏、どうぞ!」

俺たちのやれることはやった。

後はイッタ・イマージ次第だ。

俺は彼の痛がりを知らないから分からないが、いくらサッカー選手とはいえ先ほどのカジマを超えるのは難しいはず。

ダイ……ジョブ……本気で」

イッタ・イマージがつたない日本語で、痛めつけ役のスタッフと喋っている。

今回のために覚えてきたのだろうか。

大げさに痛がるサッカー選手なんてロクなもんじゃないと勝手に思っていたが、意外と真面目な人なのかもしれない。

「じゃあ、行きます!」

どうやら俺たちと同じ木の棒で行くらしい。

カジマのを見た上で、あえての真っ向勝負か。

よほど自信があるとみえるが、さすがに見くびりすぎじゃないか

「おりゃあああ!」

「~~~~~~っっっ」

しかし、見くびっていたのは俺のほうだった。

それを思い知らせるかのように、その実力を見せ付けてきたんだ。

「お~~! さすがのイッタ・イマージ! 貫禄の痛がりっぷり!」

イッタ・イマージはその場に崩れ落ちると、殴られた足を押さえてもがき苦しむ。

生で見ているせいもあるのかもしれないが、圧倒的な迫力だ。

まるでサッカーグラウンドがそこにあるかのように錯覚させるほどに迫真の痛がり。

会場の盛り上がりも最高潮を迎える。

エンターテイメント性という意味では、カジマの痛がり方も負けてはいない。

だが臨場感の差は歴然といわざるをえなかった。

「ねえ、あれって本当に痛いんじゃないの?」

「確かに、そう思えるほどだ」

「いや、そうじゃなくてマジもんの……」

本当にあそこまで痛がるほどなのだと、俺たちまで思ってしまった。

その時点で、自ら敗北を認めているようなものだ。

「これは文句なしでしょう……イッタ・イマージ勝利です!」

完敗だ。

俺たちに悔しがる資格はない。

こちらの小細工を、単純な地力の差でねじ伏せてきやがった。

所詮リアクション芸人の真似事でしかない俺たちでは勝てるはずもなかったんだ。

「いや~、素晴らしいイタガリアンっす」

そう言いながらカジマは、握手目当てにイッタ・イマージに近づく。

だが彼の顔を見た途端、なぜかカジマの動きが止まった。

「ん? どうしたカジマ?」

「イッタ・イマージさん……き、気絶している」

…………

後に知ったことだけど、イッタ・イマージは痛みを感じやすい体質だったらしい。

彼の痛がり方にリアリティがあるのは必然というわけだ。

俺たちがそこまで痛いと思わないレベルでも、イッタにとってはリアルに痛かったんだから

あなたたちは痛みに慣れすぎて、鈍感になってるのよ……』

少し前に母が言っていたことを思い出す。

痛みってのは、さしずめ身体から発せられる救難信号だ。

その痛みに鈍感であることは、それ自体危険だと言える。

今回の一件で、俺たちは“痛みに鈍感”であることの意味、その危険性を改めなければならなかった。

「ねえ、いまさら気づいたんすけど……」

イッタ・イマージ救急室に運ばれていくのを眺めていると、ふとカジマが呟いた。

隣国観光大使をこんな目にあわせるのって国際問題になるんじゃ……」

こいつにしては珍しい、目配りのきいた意見である

だが生憎、俺はそれに答えられるようなものを持ち合わせていない。

「……どうだろうな。まあ少なくとも、それが国際問題になると思っている人たちの間では問題になるだろうとは思うが」

「え、どういう意味? なんかの言葉遊び?」

「違ぇよ。つまり俺たちが気にしたところで仕方ないってこと」

今回、痛くも痒くもなかった俺では、そう言うのが精一杯だった。

結局、痛みを知らなきゃ本当の意味では学べないのかもしれないな。

まあ、そのためにわざわざ痛みを知りたいとも思わないが。

(おわり)

2018-05-10

モンハンワールドクリア

プレイ開始から3ヶ月ちょい、とうとう導きの青い星をクリアした。

闘技大会と金冠のトロフィーが残っているが、苦行でしかないのでここで一区切りとする。

感想としてはすっっごく面白かった。

MHP3の思い出

実は7年前にMHP3が大流行した際にも買ったが、序盤で挫折した経験がある。

とにかく最初モンスターを探すのが面倒だった。

広いフィールドを探し回って、何とか見つけてペイント玉をぶつけるという糞つまんない作業を経ないと戦闘すらできない。

みんなこれを面白いと思ってるの? マジで? という感想しか出なかった。

クエストも「○を○体倒せ」みたいなのが延々並んでて、作業感が強すぎてとうとう投げてしまった。

こんなに流行ってるモンハンにはまれない自分を呪った。

結局は若い子が友達とわいわい遊ぶゲームであって、おっさん対象外なのか…。

MHW購入

なのでMHWも買うかどうか大いに迷ったが、またまた世間に流されてつい買ってしまった。

しかし今回は大正解

とにかく導虫が快適すぎる。

最初こそ痕跡集めは必要だが、調査が進めば即モンスターまで誘導してくれる。

こういうのでいいんだよ!

痕跡結構あちこちにあるので、適当に走り回ってれば割とすぐ見つかる。

周回作業についてもそれほど必要なかった。

運が良かっただけかもしれないが、一つの装備を作るのに5,6回くらいしか戦闘しなかった。宝玉は手形もあるし。

何より救難信号を出せば上手い人がすぐ倒してくれるので楽。

(もちろん寄生と言われないように一生懸命戦ったよ)

今作のマルチ経験からは色々言われてるようだけど、ぼっちにしてみれば大変良くできていた。

使用武器

最初に一通り試した後は、とにかく死なないこと優先でライトボウガンを選んだ。

起爆竜弾で安全ダメージ与えられるのが気持ちいい。

本格的に使い始めた頃には斬裂が弱体化されてしまったが、とにかく遠距離からチクチクやって何とか進めることができた。

しか時間めっちゃかかるし、時間切れになることも度々あった。

なので上位になった頃に、MHP3でも使っていた双剣に切り替えた。

双剣初心者はいい。

チャーアクなんかは確かに強いが、高出力属性解放斬りを外すと「がああ!」って感じで無茶苦茶ストレスたまる

その点双剣は張り付いて適当ボタン押してれば攻撃が当たる。

防御面も適当ダッシュローリングしてれば割と何とかなる。

そして敵が転んだら乱舞。非常にシンプル

フリーズチェーンⅡが作れたので大体それで進んだ。終盤には古龍用に残滅の爪も作成

はいえ同じ武器だけなのも飽きるので、他の属性は別の武器にした。

火→弓

水→スラッシュアックス

雷→太刀

何となく作っただけだが、結果としてキリン戦には火の弓(ジャナフアルカウス)が大いに役立った。

水スラアク(シュラムドラウト)もアンジャナフの頭を斬るのに便利だった。

太刀は結局最後まで見切り斬りが上手くいかなくてあまり使ってない。

歴戦テオ、歴戦ジョーあたりはすぐ死ぬので、ガンランスロイヤルバースト)で何とか切り抜けた。

防具はとにかく耳栓5を頑張って作って、後は適当に強いのを組み合わせる感じ。

駄目な点

闘技大会チャレンジクエストが糞すぎる。

レウスに毒を食らう→解毒剤飲もうとするも、自分一人しかいないか攻撃される→死ぬ

なお閃光弾はない。

こんなんどうしろっての?

ストレスしかまらないし、2回ほどやって後はスルーさくら装備も諦めた。

今後

十分遊んだので、後は新モンスターが追加されたらやる程度になると思う。

MHP3も再挑戦してみようかなあ。

2018-02-15

モンハンワールド時間無駄にした

流行ってるからと始めた口だけど、レイギエナを弓でチクチクして瀕死に追い込んだのに、50分の時間切れでクエスト失敗した。

何の成果も得られませんでした!

50分だぞ50分…。

平日の社会人にこれはツライ。

他のゲームで50分あったら何ができたろう

リベンジ戦では速攻で救難信号出して4人でボコって終わったけど、この先どうしたらいいのか悩む。

最初から他人の力頼りというのもゲームとしてどうかと思う。

かといってまた50分を無駄にしたら今度は投げ出しそう。

ググっても時間切れ失敗の必要性が分からないし、古参もいらないって意見が大多数みたいなんだが、何でこんなものあるの?

2018-02-07

幸せ許容範囲が広いと最高の人生になる?

ブコメパワーワードあった。

幸せ許容範囲が広いと、確かに幸せだろうなぁと思う。

大体のことをプラスに考えることができれば、

その人の人生幸せになるんじゃないかなぁ。

から2人並んで歩いて来たから避けた

⇒通常:並んで歩くんじゃねぇよ!馬鹿なの!?

 幸せ最近太ってきたし、いい運動になったなぁ…

電車で座る席が無い

⇒通常:あー、座りてえぇぇえ!

 幸せ:あ、太もも鍛えよう

1時間も待たされてんだけど!

⇒通常:こんなとこ2度とくるか!もう帰る!

 幸せ:とりあえず待ってることを伝えて、スマホゲームでもやろ~

隣のおじいさんがずっと舌打ちしてくる

⇒通常:なんだこのジジイ?ほんと邪魔クセェな

 幸せ:もしかしたら、このリズムに何か…あるのかも…!?

モンハンで敵を見つけられない、倒せない、救難信号で来た誰かが2連続で死んだ

⇒通常:なんだよこのク・ソ・ゲー・が!

 幸せゲームやる時間がたくさんあって幸せだなぁ

友達からドタキャンされた

⇒通常:ドタキャンって何!? ほんと何なの!!

 幸せ:買いたかったものあるし、久々に一人で出かけよ!楽しみだな~

沸点が高いのか、その物事から遠ざかるのか知らないけど

なんだか怒鳴ったこともブチ切れたこともないんだよね。今のところ。

anond:20180124124034

2018-02-05

モンハンワールド

救難信号つかって3人助けが来たのに、呼んだ当人けが3回ノックアウトゲームオーバー

恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がない

なさけない

2015-10-20

ヘヴィーオブジェクトの長台詞はなぜダメなのか

ラノベ原作アニメとしてはキャバリスクの被りっぷりが話題になっているけども、鎌池和馬原作ヘヴィーオブジェクト』の酷さも相当なものであると思う。

ヘヴィーオブジェクトアニメを見た、まともな人間はこう思うはずである

喋りすぎだ、と。

この点に関しては、同原作者による禁書目録主人公上条さんの長台詞説教を参照して「鎌池だから仕方ない」という意見が少なからずあるようだ。

しかし俺は、上条さん説教は「味」として楽しむことが出来るのに対して、ヘヴィーオブジェクトの長台詞は単に冗長なものしか思えない。

本稿は、上条さんの長い説教は「アリ」なのに、ヘヴィーオブジェクトの長台詞は「ナシ」なのはなぜかということを考察するものである

ちなみに俺は禁書目録は数年前に十数巻あたりまで読んで、ヘヴィーオブジェクトアニメ3話まで観てから原作1巻の該当部分を読んだだけなので、思い出補正とかが作用している可能性は大いにある。

ヘヴィーオブジェクトアニメ3話までで最も問題になるのは、2話の「お姫様救難信号出してるのに長々喋りすぎ問題」と、3話の「敵基地に潜入してるのに大声で喋りすぎ問題である

まずは2話から見ていこう。アニメは大体こんな感じだった。

================

イヴィア「だったらお前は、あのオブジェクトと戦えんのかよ! あの化物にたった一人で立ち向かって、お姫様を助けだすとかそんなのできたら最高だよ!! でも実際にどうにかできんのか! えぇ!? 人間なんか、レーダーに補足された瞬間に塵になっちまう。もう俺らに出来ることなんかねぇんだよ」

 徒歩の速度で逃げるハマー兵士カット

クウェンサー「あのお姫様は、そんな化物と戦ってくれてたんじゃないのか? 大の男がこれだけ集まっても震え上がるような、照準合わされただけでショック死しちまうような、そんな化物から俺達を守るために、たった一人で戦ってくれてたんだろうが!! 貸せ!! 貸せ!! そのライフル!!」

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この部分は原作だとこうだった。

================

「だったら、テメェはあのオブジェクトと戦えんのかよ!?」

 真正から叫び返され、クウェンサーの言葉は止まった。

 ヘイヴィアの表情には、恐怖とともに屈辱があった。

綺麗事だったら誰でも言える!! あの馬鹿デカオブジェクトにたった一人で立ち向かってお姫様を助け出すとか、そんなの出来たら最高だよ!! でも、実際問題どうにかできんのか!! あんなもん、レーダーで補足された瞬間に生身の体なんか塵も残さず吹き飛ばされちまうじゃねえか!!」

 ボロボロになったヘイヴィアに両肩を掴まれ、クウェンサーは思った。

(……ちくしょう

 じわじわと胸を締め付けるのは、人間として当然あるべき感情

 どうしようもない、恐怖だった。

(怖いに決まっている。誰がなんて言ったって、どれだけ希望的な観測を並べたところで、度胸なんか湧くかよ。オブジェクトなんて化物だ。あんなもん相手に真正から立ち向かうなんて間違ってる。少しでも近くにいたくない。ヘイヴィアの言う通りだ。どんなに綺麗事を並べたところで、この気持ち悪さがそうそう簡単に消える訳ないだろ……)

 だが、クウェンサーの足は退却するためには動かなかった。

 彼はその場に立ち、真正から改めてヘイヴィアの顔を見る。

「……あのお姫様は、そんな化け物と戦ってくれていたんじゃないのか?」

「ッ」

「大の男がこれだけ集まっても震え上がるような、ちょっと照準を合わせられただけでショック死してしまうような化物から!! 俺たちを守ってくれるために、たった一人でオブジェクトに乗って戦ってくれてたんだろうが!!」

 そう。

 たとえオブジェクトなんて馬鹿げた兵器に乗っていたって、怖いに決まっている。あんな化物と立ち向かうのに、恐怖を感じない訳がない。

 あの少女は、出撃の直前にこう言っていた。

 勝てるかどうかは分からない、と。

 特に真剣調子ではなかったから、深い意味などないのだと思っていた。だが違う。もしもあれが何気ない表面にまで噴出してしまうほどの、大きな不安を抱えていたせいだったとしたら。とにかく誰にでもいいから言葉を放って、少しでも不安を払拭したいだけだったとしたら。

 クウェンサーは思う。

 自分はここでどう動くべきだ。

「……貸せ」

 クウェンサーは、間近にいるヘイヴィアに手を差し出した。

 怪訝な顔をするヘイヴィアにもう一度、

「貸せ!! そのライフル!!」

================

長い。長すぎであるアニメ原作台詞助詞レベルまで削っていたということがわかる。

しかし、俺は原作を読む最中アニメほどには「喋ってないでさっさと行動しろ」と感じなかった。

それは恐らくセリフに輪をかけて地の文と括弧書きの心内文が長いためである

地の文と心内文に関しては、どれほど長くても読者は東京大学物語のごとく(その間0.1秒)などと都合よく解釈することができる。特にここで描かれるような緊迫した場面では尚更である

そのプロセスを経て文字数に対する時間感覚が混乱した状態であれば、長台詞を発語するための時間無視することができるような気がしてくるのである

この小説マジックを用いたシーンをそのまま映像にすれば「何くっちゃべってんだ」と思われるのは当然であり、これは脚本監督の落ち度である

では、作者に落ち度はないのか。

そんなことはない。以下はアニメ3話で「敵基地に侵入しているのに大声で喋りすぎ」と言われた部分の原作における描写である

================

タイムオーバーだぜヒーローッ!! 三〇秒でここから出ないと袋の鼠だ!!」

「一分待て!!」

「何をゴソゴソやってんだよ! 爆破できねえのは分かったろ!?」

「あと四十五秒だ!!」

 多くの足音が近づいてくるのを、ヘイヴィアは耳にした。恐らくクウェンサーは、目の前で取り上げられそうな希望にすがろうとして、冷静な判断能力を失っている。もう殴りつけてでもここから脱出しようかと考えたその時、ようやくクウェンサーがヘイヴィアのところまで戻ってきた。

「行こう。まだ間に合うか!?」

「どっかの馬鹿道草食ってたせいでスリリングなことになってるよ!! こっちだ!!」

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アニメだとここは全力で叫んでいる。だが、少なくとも声優は悪くない。語尾に「ッ!!」が付けられていたならばそれは叫び台詞であると考えるのは当然である

ただ、この部分を読んだだけなら、ニコニココメントが言うように「※実際は小声で話しています」というフォローが辛うじて出来ないでもない気がする。それを掬い取れなかったアニメスタッフが悪いのだ、と。

しか原作はそんな幻想もぶち壊してくれる。原作では、小声の台詞とそれ以外はきちんと区別して表記されているのである

以下は原作では35ページ、アニメでは1話にあった、和服上官に呼びつけられた時の二人の会話の原作における記述である

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「(……どうするんだよヘイヴィア! だからやめようって俺は言ったんだ!! これならレーションどころか三日間雪の塊だけ頬張ってた方がまだマシだったんじゃないか!!)」

「(……うるせぇな畜生!! くそ、ほんとに一八歳かこの女。今時の洗浄に生身の兵隊必要ねえとは思ってたけどよ、あいつに限って言えば握り拳でオブジェクトと戦えるんじゃねえのか!?)」

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この台詞アニメでもきちんと囁き声で演じられている。他にアニメ3話の敵基地捕縛されたシーンでも「(……俺が飛び出したら伏せろ。そっちに除雪用のトラクターあるだろ)」などと書かれている。

要するに、原作に従えば主人公たちは敵基地で相手の足音が聞こえる位置にいても実際にお互い叫びあっていたのであり、アニメスタッフはそれを忠実に映像化しただけなのである

では、ヘヴィーオブジェクトにおける長台詞は、上条さんの「説教」と比べて何がダメだったのか。

俺はその原因を「鎌池の長台詞癖と、主人公をペアで行動させることの食い合わせの悪さ」に求めたいと思う。

上条さん基本的に一人で行動するので、その長台詞説教の相手は、自分がまさに直面している相手≒敵(ステイル、御坂アクセラレータ等)であった。

無論その場合も、「うるせえ話長えよ(グサ」となる可能性はあるのだが、その可能性はむしろ「殺される可能性と引き換えにでも相手を全力で説得しようとする上条さん馬鹿だけどカッケー!」という評価に繋がっている。

しか主人公をペアで行動させると、その長台詞説教が敵ではなく相棒に向かってしまうために「馬鹿だけどカッケー!」ではなく単に「こいつ馬鹿じゃね?」というシーンが出来上がってしまうのではなかろうか。

禁書目録と毛色を変えたかったのは分かるけど、主人公をペアで行動させたければ、鎌池の説教体質も変えなければならなかったのではないかと思う。

 
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