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はてなキーワード: キロカロリーとは

2023-05-06

anond:20230506185148

シーチキン想像よりカロリーが低い

1缶あたり大きいのでも200キロカロリー程度

よくあるのは確か230ぐらい

コッペパンはかなりカロリーが低くどれだけカロリーありそうでも300キロカロリーは超えない

200ぐらい

そしてツナに味付けするだけじゃなく貧乏人がカロリー取るためにバカみたいにマヨネーズかけたとしても300キロカロリーは超えない

大雑把に見積もって500.300.300の1100キロカロリー程度

おれが貧乏学生時代のメシはほぼ毎日こんな感じだったからよく記憶してる

コッペパンの枠はだいたいオートミール小麦粉だったけどな

2023-05-01

お腹は減ってないけどコーラ飲みたい

あとせっかくモール来たんだしケンタッキー食べたい

歩いてカロリー消費したのがリセットされるようなもんだけど

あー思いついたらもうそしか考えられない

コーラポテトチキン食べたい

追記

食べた

775キロカロリー

ウォーキングカロリー消費ふきとんだ

1時間半歩いたら疲れたのかな

ちょっと歩いては公園やベンチ見かけるたびに座ってしま

なんかもういいや

カロリーも250キロカロリー消費したらしいし

頭はまだまだ仕事のこと考えてスッキリしないけど

とりあえず発散はした

ちょっとなんか食べたらうちに帰ろう

2023-04-29

チャーシューを300グラム作ったんだけど晩飯で全部食っちゃった

太らないよな?せいぜい500キロカロリーだしな

2023-04-27

消費カロリーより摂取カロリーが低い方が痩せるつていうじゃん

じゃあゆるーいダイエットして消費カロリーより100キロカロリーくらい低い摂取カロリー生活をずっとしてたらさ

いつか体重マイナスになるってこと?

重力呪縛から解き放たれる?

まじ?

2023-04-22

越谷レイクタウン海鮮フォーカロリーが250というウソ

  あれ喰ってから体重が激増して元に戻らない。250キロカロリーのものを食った程度で体重が何キロが増えるわけないので海鮮フォーかいう奴は相当カロリーが高いと思う。

   ウソをつきあがって詐欺師め。

2023-04-21

筋トレダイエットをしてて初めて知ったこ

カレー牛丼カロリーがとにかく凶暴。グラムあたりだと家系ラーメン(スープ完飲時)すら軽く凌ぐ勢い。

同じくグラムあたりだと、意外と豚骨ラーメンは幕の内弁当なんかより低カロリー

・筋肥大を目指すなら低重量×高回数。筋力強化を目指すなら高重量×低回

・「HIIT数分で1000キロカロリー消費!」

これはなにがどうあれ完全なウソ。これを平気で言い触れるYouTuberの罪は重い

ジム行くなりしてフリーウェイトに取り組まない限りはデカくはならない。

ブルースリーみたいに筋肉ムキムキ(※デカくはない)←これで頭打ち

体重の増減は例外なく摂取カロリーと消費カロリーバランスで決まる。

例えば、

「2500kcal摂取の2000kcal消費というカロリーバランス生活を続けてきたけど、〇〇という食品積極的に摂ったから、△△というサプリを欠かさず飲み続けたからみるみる痩せていきました!」

はありえない

タンパク質1gあたりの価格については粉のプロテインが他の追随を許さないほどコスパ最強。

タンパク質1gあたりのカロリーの低さについてはイカや砂肝や鶏ムネ・ササミや粉のプロテインやほっけが最強格

筋トレ系有名YouTuberステロイド経験者はとてつもなく多い

・筋肥大ボリューム(「重量×回数×セット数」)で決まる。

なので①10kgのダンベカール15回5セットを毎日②10kgのダンベカール15回5セットを週3回、では①は筋肥大スピードで②に永遠に追いつけない。

「休息しているあいだに傷ついた筋肉が修復されてもりもりとデカくなっていき~」は迷信

有酸素運動は筋肥大に悪影響。3キロジョギングレベルでも大変な悪影響

筋トレ界隈で陰湿じゃない人は相当珍しい。トレーニー×医療従事者になるともう確実にクソ陰湿

2023-04-18

タンパク質が足りなかったという話

増田デブである

以下、デブ自分語りである


どのくらいデブかというと、

155.5cmの身長に対して95kgのウエイトである。ちなみに女だ。


紛うことなデブであり、将来的にも健康心配がされるデブである


それでも勝手に体力には自信があった。

オタクイベントで2万歩、3万歩歩いてもピンピンしているのだ。

それってアドレナリンのおかげですよ、とは思いつつ、しかし体力はあると思いこんでいた。


だがある日、料理盛り付けをして気が付いた。

やべぇ、フライパン持ってられない。

皿に盛り付けるために、片手で持って中空で維持していたフライパンフラフラする。ダジャレかな?


もしかして自分、筋力が、ない?


オタクイベント以外、やたらめたら疲れまくるのは、それはもちろんデブのせいだと思っていた。

155.5cmの標準体重は53.2kg(Google調べ)

ざっくり42kgのオーバーウエイト

運動場のラインパウダーこと石灰の袋(20kg)が2袋も体についている。

1112歳頃の小学生も42kg程度らしい。

そんなもん、重いに決まってるじゃねーか。疲れるに決まってるじゃねーか。

そう思っていた。


さて、詳しい人はそろそろ「お前の気持ちなんかどうでもいいから、体脂肪率出せや」と思っている気がする。

体脂肪率は40%前後をウロウロしている。


155.5cm 95kg 体脂肪率40%


データが揃うと筋肉量が計算できる。

すると、どうも平均以上にムキムキなはずになってしまうのだ。

体感筋肉と違うなぁ。

でも、やっぱり計算上は筋肉量もあるし、大丈夫な方のデブなのか?


あすけんの女とも付き合ってみたが、な~んも気にしないでとりあえず記録だけ入れるという生活をしてみたところ、1日1500キロカロリーしか食べなくて、むしろあすけんの女に食え食えとせっつかれるぜ。


な~んだ、そのウチ減るのでは?

あー安心した!



というテンションで、1年くらい過ごしてしまった!!!



何も!

状況は!!

変わっていないのである!!!!!!



さて、未来の私から悲しいお知らせがある。

結局筋力なんてものは、私にはなかった。

まりにもウエイトありすぎると、どうやら計算上の筋肉量は多くなってしまうらしい。

計算式を編み出した人はデブに謝って欲しい。


なんで分かったのかといえば、そう、いわゆるジムに通うことにした。

ダメだ。自力では。雑念が多すぎる。


オタクらしく、フィットボクシングリングフィットアドベンチャーでどうにかしようと思った時期がワタシにもありました。

増田は一軒家に住んでいるが、家族からの生ぬるい視線に負けてしまった。

ゲームで元気に動くデブは、理解を得られなければ家族からでも白い目でみられるのである

「またやんの? 今日もやんの?」的な態度がツラい。

デブ偏見なく付き合ってくれるのは、月に1回遊びにくる甥・姪くらいなものである


実はまだギリギリぽっちゃりレベル(66kg/体脂肪30%)のときジムへ行っていたことはあるのだが、インストラクターのデッカイ兄ちゃんから「コツコツ通っててエライっすね」と物理的にも口調的にも上から目線で言われたときに、何故だか「なんかもう!ヤダな!!」と思ってしまった。

当時の自分擁護するなら、仕事でしんどかったとか、仲の良かった同僚が転勤したとか、天候とか、ホルモンバランスとか、まぁ色々悪かったのかもしれない。デッカイ兄ちゃんは会員を励まそうとしてくれたのだとは思うのだが……メンタルヘルス不可思議な部分である


そんでもって仕事リタイアしたときに、それまで明日の朝起きられるのか不安ということで不眠を抱えていて毎日3時間程度しか眠れない日々を送っていた影響もあって、3ヶ月くらいガッツリ寝て、寝て、寝まくって寝て……というような生活を送っていた。


学生時代運動部だったし、体力測定は常にトップクラスを走っていた自分だが、あの時、筋力は大幅に落ちていたんだろうなとは思う。

コロナ禍で知ったが『廃用症候群』というものがあるらしい。

難しい話でなく「入院・安静による筋力低下」ということである

おかげさまで、自分はまるまる3ヶ月程度の眠りの後、運良く超絶スッキリ大復活することができたのだが、寝ていた結果の筋力低下については全く考慮していなかった。しかも寝まくる前はメンタルボロボロだったので自分の体の調子がどれくらい変わったかなど、当然のように全く分からない。


このあたりで、どっかジムとかリハビリっぽいところとか行ければ良かったのだが、当時まだ二十代だったのでそんな発想はなかった。

自己流でやっていたのだが……

から振り返ってみると……以前から摂取タンパク質が足らなかった。

ニク、高いじゃん。

今くらい気軽にプロテイン流通してくれてればなと思う。

でもどこでも買えるようになったのマジで便利だよね。

あれよあれよと10年経って、プラス30kgで今現在ということである


あすけんの女からタンパク質が足りないと言われていたが、マジでそこまで足りないと思っていなかった。



今回のジムで高い体重計に乗り、骨格筋率を測定してびっくりである

21%だった。


女性の骨格筋率の標準範囲は25.9%~27.9%(オムロンヘルスケア)、つまり25.8%以下は「低い」に分類される。

すごい、体重計乗って「低い」って判定されることがでぶの自分にも起こり得たのか……

しかも、めっちゃ低いじゃん。


そして現在の体力を振り返るために、体力測定も行った。

結果、体の柔軟性以外はすべて同年代の平均以下だった。

わー!すごい!体力測定系で平均以下の判定もらったの初めてかもしれん!!!

初☆体☆験!!!!!!!!!!!


という、間違った興奮の元、インストラクターさんにとてもいい声で元気ハツラツ、

「すごくショックです。体力を取り戻すために頑張ります(キリッ」

と答えていた。


指導の一貫でタンパク質はコレくらい食べるのがいいよ!という表をもらったので眺めてみたら、現在自分が摂れているタンパク質必要量の6割強というところだった。

うーん、それはね。衰えるよね。


というわけで、表題の通りである

思ったよりタンパク質足りてないデブ、動く筋力を作ることもできずに加速度的に衰えていたという話でした。

幸い牛乳は好きだし、プロテインで足しつつジム通いたいと思う。


栄養バランスって大事なんだなぁ。

2023-04-17

人は◯kcalでも死なない のライン

ChatGPT4くんに色々聞いてみた

 

・極度の貧困国の低所得層の人々は、1日あたり1000キロカロリー以下の摂取量を持つことがあります。このような低カロリー摂取は、栄養失調、免疫力の低下、成長障害学習能力の低下、労働生産性の低下など、さまざまな健康問題社会問題引き起こします

世界保健機関WHO)によると、極度の飢餓状態の人々は、1日あたり約400キロカロリー以下の摂取が報告されていることがあります

日本第二次世界大戦後期の苦しい時期、特に1944年から1945年日本政府は配給制度を導入し、一般市民に対して食料を配分していました。

 1944年当時の主食である米の1日あたりの配給量は、おおよそ300グラムでした。これにより、大人1人あたりの摂取カロリーは、おおよそ1,500キロカロリー程度だったと推定されています。(300gは2合でカロリーでいうと1100kcalくらい)

 

1000kcalでは死ななそうだな(病気などで死ぬケースは多々あるだろうけど)

2023-04-08

マッチングアップルパイ

アップルパイ相手を求めてマッチングするアプリ

美味しいアップルパイになれば買い手がついてハッピーエンド

アップル女性、熟しすぎると貰い手がなくなる

パイは男、アップルを包み込み、熱から守るから

そんなアプリからまれたのが、ヤマザキアップルパイ

マッチングしたてで熱々なので、熱量が高くて450キロカロリーです

トースターで温めても美味しいよ

2023-04-03

anond:20230403183413

逆だよ「飲んでしまってもいいさ」と考えるんだよ

フラペチーノ低脂肪乳シロップ抜きにすると200キロカロリー以下になるぞ

「このカスタマイズだとほとんど味がどざいませんが」とか店員に言われるけど無視しろ余計なお世話

概念フラペチーノを飲むんだよ

2023-03-15

自転車通勤の結果

半年から自転車通勤してる。

色々な感想距離は片道10kmで平坦な道。クロスバイクに乗ってる。だいたい40分くらいで付く。

まずそんなに痩せない。20km/hで走って消費カロリは400キロカロリーくらい消費してるらしいけど、体感としてそんなに無い。

ペダルをずっと漕いでるわけではなくて、流してる区間もあるからだろうと思う。

最初の二か月で77kgから73kgまで痩せたけどそれ以上は体重落ちない。明確にダイエットしようと食事制限していないからだろうけど運動による消費カロリはあまりあてにならない。

痩せたいなら食わないことだ。

次にそれなりに危ない。

都市部を走る数キロ区間は朝はそれなりに車もバイクも多い。車道を走ると横すれすれをトラックに追い抜かされるし、歩道は人が多くて危ない。

急いでる車が曲がってきて巻き込まれそうになったりする。

事故らなくてもパンクしたり雨が降ると厄介。

ルート上にバス停地下鉄の駅があるからエスケープルートとして利用できるけど、時間のロスは発生するから自転車通勤するときは早めに出て余裕がないと、パンクや雨で遅刻可能性がある。

最後になにより飽きる。

基本的に俺の場合ルートは一直線の道しかない。

もう一つはあえて遠回りして河川敷を走るルートがあるけど、朝は向かい風が凄まじい。一度走ったけど普段40分で着くところを1時間かかった。

帰り道に夜に走ろうとすると無灯火の自転車が突っ込んできたり、全身真っ黒な服のランナーが飛び出して着たり危険すぎた。

100日程度ずっと同じ道を同じ時間帯に走ると飽きてくる。

ここで全力で濃いでもここで信号につかまって止まるんだろうなーとか完全に理解した

結論として自転車通勤はそれなりに苦痛が大きい。

たぶん自転車通勤をする理由として「運動不足解消」というのを挙げるひとがいるだろうけど、安全効率を考えるなら電車通勤してジムで走るなり筋トレしたほうが良いと思う。

俺は通勤ストレス溜まったけど自転車事態楽しいのでロードバイクを買って週末に乗るようになった。

ダイエットをここ2〜3年くらいやってる

12キロ落ちた

77キロあったのが今65キロ

途中下げ止まって停滞した時期もあるけど

自分普通に食事カロリー減らすことだけでここまで落ちた

運動はしてないわけじゃないけど、週一回の1時間散歩で150キロカロリーなんて誤差でしかない

痩せようと思ったら食事管理が一番効率いいと思う

2023-02-23

久しぶりに今日ちょっと荒れた

いろいろ辛さが限界だった

ぱーっと気晴らししてうさを晴らしたい

しかしもはや酒も受け付けない

で、結局やったことと言えば

マーガリンメープルシロップを挟んだ甘いパンケーキ1袋2個入りを夕食で全部食べる

さらには腹が減ってもう深夜であるにも関わらず、くるみレーズン入りのフランスパンをまるっと1袋700キロカロリーを一気食い

とかそんなもんだった

そんなもんではあるが、もうずっと節制していたので、これはこれでずいぶんと思い切ってはい

あとは普通コーヒーを濃くいれて飲んだ

コーヒーもずっとノンカフェインにしていたのだ

夜中までネットしてて変に目が冴えているのは、久しぶりに飲んだまともな濃度のカフェインコーヒーによるのかもしれない

イライラしているので薬(サプリ)もいろいろ飲んでやった

メラトニン5mgに鉄分ダブルストレングスに、他にもまあいろいろ

自暴自棄になっていろいろやっているつもりなのだが、もういい歳であり無理も効かず節制生活も長いため、無茶とか無理とかができない

無茶とか無理とか、思いついて実行できる範囲がめちゃくちゃ狭い

自暴自棄ふうにあれこれやってるけど、書き出してみるとなんか普通にまともなのだった

2023-02-22

寿司食べてアプリに記録した

けどアプリ側での寿司メニュー栄養バランスと今食べたパックの栄養バランスがけっこうちがう

500キロカロリータンパク質は40g近い値のアプリ登録、実物のパックには20.6g 倍近く違う

ちらし寿司アプリから選んだら、こっちのが近かった、500キロカロリーで22g なのでこちらで登録

ちゃんと握った形状の寿司ネタも魚系が9割で、どうしてこんなにタンパク質が少ないのか謎

2023-02-21

身長150cm!67kg!!

元気な肥満!!元々の骨格が小さすぎるせいで目立ってないらしいけど肥満!!

とはいえ普段間食をしないのでシンプルに飯を食いすぎなのか!?とあすけんの女に頼ってみたけど1600~1700キロカロリーで、緩やかな減少が見られるはずやったね!って結果に???ってなってる……

PFCもいい感じなんだって。じゃあなんで太ってるんよ!?

一日1800キロカロリーくらい食べて太らない身体しかったな~~

やっぱ筋トレかな~~頑張るか~~

2023-02-05

1時間ほど歩いてきた

かい

カロリーは150キロカロリーほど消費した計算

もう少しがんばれると思うけど、先週このノリで2時間歩いたら数日膝が痛かったので、この辺でとどめておく

2023-02-04

道長は『源氏物語』の主人公である光源氏モデルとも言われています

そんな「平安貴族代表格」である藤原道長ですが、晩年は「ある病気」に苦しめられながら最期を迎えたことが知られています

その病気とはズバリ糖尿病です。

糖尿病と言えば、現代では有名な生活習慣病一種です。病気としての知名度が高まったのはつい最近のことですが、その病気自体はるかから存在していました。

そして平安時代貴族は白米を主食としており、食事も豪華なものでした。藤原道長も、その溢れる栄華を象徴するように美酒美食に明け暮れていたといいます

彼ら平安貴族は、食事における盛り合せの美しさや品数の多さを重視していました。現代のように、栄養バランス考慮しようという頭はなかったと思われます

例えば、道長は「蘇」という、古代チーズと呼ばれる食べ物を好んでいたといいます

もっともこの蘇は、チーズといっても発酵はしておらずキャラメルのようなものだったため、非常に高カロリーでした。

手作りの蘇

その蘇を、道長ハチミツ甘栗と一緒に食べていたといいます

甘いもの好きな人にとってはたまらない食べ方でしょう。

しかし、100グラムで400キロカロリーはあったとされる蘇を、そんな風に好き放題に食べるような生活を続けていたのでは、身体がどうにかなってもおかしくありません。

しか運動不足でした。現代医者管理栄養士でなくても、これは「ああ、それじゃ……」と察してしまうところでしょう。

2023-02-02

[]摂食障害だった私がデリシャスパーティ♡プリキュアに救われた話

毎週日曜朝8時30分から放送を楽しみにしていたデリシャスパーティプリキュアが終わった。

デリシャスパーティプリキュアごはんテーマにしたプリキュアで、お米がモチーフのキュアプレシャス、パンモチーフのキュアスパイシー、麺がモチーフのキュアヤムヤムに加え、18話からデザートモチーフのキュアフィナーレも参加した4人のプリキュアと、個性豊かなサブキャラクターたちによってストーリーが繰り広げられる。

最終話を見た後、誰の誕生日でもないこの日に合わせて購入したキャラデコパーティケーキを頬張って、アラサー女は声を上げて泣いた。

私にとって大好きな、特別作品だった。

プリキュアシリーズは開始から今なお根強い人気を誇っているため、毎週放送の度Twitterトレンドに関連用語が入る。私がデリシャスパーティプリキュア(以下デパプリ)を知ったのも、次のプリキュアがデパプリになるという発表がトレンドに入っていたからだ。

キャラデザがべらぼうに可愛いと思った。プレシャス一目惚れした。プリキュアは昔少し追っていて、いつの間にかやめてしまったが即再開しようと思った。仕事と家の往復しかない虚しい1週間に楽しみができるのは非常に良いことだ。それに日曜日早起きができるとなかなかQOLが上がる。

その日から放送を楽しみにしていたが懸念点があった。

このプリキュアテーマが食なのだ

摂食障害と言うには私の症状は軽いものだったと思う。そも未診断だし、なりかけと言った方がいいかもしれない。でもそうでない人と比べると自分の異常性は明らかだった。思考も発想も認知も歪んでいた。進んで骨と皮になりたがるのはやはり異常なのだ。それに、今だってそういう考えが完全になくなったわけではない。

きっかけはダイエットではあったが、直接のきっかけになったのは親友存在だった。

親友(以下Sとする)は学生の頃からの付き合いだった。Sは無自覚拒食症みたいな奴で、一日一食カロリーメイトだけ食べて生きてるような奴だった。同い年で身長は平均ほどあったが、体重小学生のそれだったし、生理も止まっていた。太ももかふくらはぎにかけての曲線がない棒のような自らの脚を撫ぜ、もっと細くなりたいと言っていた。吐くとスッキリするからと頻繁に吐いていたら吐きグセがついて、食べたものがすぐ戻ってくるようになったとあっけらかんと語っていたこともあった。しかし遊びに行けば人並みに食事をしていたし、ヘルシーなものよりジャンクものをよく食べていたので、私はSを病気とは思っていなかった(偏食だなあとは思っていた)。

私たち性格も趣向も正反対だったが、一点だけすこぶる気の合う趣味があったのでそれで仲良くなった。

Sはどこか厭世的で、人間という生き物が嫌いな奴だった。"生きる"という行為のものを嫌いっている節すらあった。自分名前を嫌い、本名にかすりもしないあだ名自分を呼ばせた。夜を好み、自由を好み、意思感情存在しない無機物を好んだ。かと言って死にたがっているわけでもなく、自分大好きナルシストで、常に楽で楽しそうな方に漂いながら刹那的に生きている奴だった。早い話が厨二病を拗らせていた奴だったのだが、それがさまになるくらいには顔が良く、雰囲気があった。

対する私はちょっと少女趣味を拗らせているだけの平凡な女だ。どこにでもいるような普通オタクだ。ダイエットをしていたと言っても「痩せたーい」と言いながらお菓子を食べてたまに気が向いた時に運動の真似事をする程度のかわいらしいものだった。私から見ればSは非凡以外の何物でもなかった。私にはSのような後先考えない行動は怖くてできない。Sと会話していると考え方の違いに驚くことがとにかく多かったし、自分にないものをたくさん持っているSに憧れていた。

そしてSが、ふらふらとあちこちコミュニティ転々としているSが、唯一私のことは好ましく思って離れずにいることに、私は浮かれていた。いつの間にか、Sが私の親友であることが私の自信になっていた。

アイドル認知された、みたいな。どこにでもいる普通女の子超絶イケメンに気に入られる系の恋愛漫画ヒロインになった、みたいな。そんな気持ちだった。

平凡で普通の私でもSといればその枠からはみ出せる。Sが私を特別にしてくれる。

私も特別になりたい。非凡異端で唯一の存在になりたい。

この人の隣に並べるような人間になろう。

地獄の始まりだった。

最初のうちは、食事の量を減らせばスルスルと体重が落ちていった。減っていく数字モチベーションになり精神安定剤になった。前よりも自信を持って可愛い服が着られるのが嬉しかった。空腹は水を大量に飲んで誤魔化した。いつも腹が鳴っていた。毎日SNSダイエッターを見て試せるものを片っ端から試した。サプリの類も試したが便通が良くなるだけでほぼ効かなかった。そうこうしているうちに摂食障害界隈にもたどり着いたが、自分はこの人たちとは違ってうまくダイエットができていると思っていた。こうはなるまいとも思っていた。結果なったわけだが。

そのうち体重が減らなくなってきた。焦りと自己嫌悪発狂しそうだったが、どこまでも平凡な人間である私には発狂すらできなかった。家にいるより外にいた方が気は紛れたが、誰かと遊ぶと食事が付き纏ってくるのが憂鬱だった。毎日、道ゆく他人に「私って痩せてますか」と肩を引っ掴んで聞いて回りたい気持ちでいっぱいだった。Sと遊びに行くのは何よりも苦痛だった。Sと並んで歩くと私は世界一デブみたいに思えた。すごく惨めで早く痩せたかったが、体重はずっと停滞していた。SNS摂食界隈を見に行く回数が増えた。自分と同じような人がいて安心するのと同時に、安心する自分嫌悪した。私は病気じゃないのになんで病気の人を見て安心してしまうんだ、Sだって私と遊んでいる時は普通外食しててあんなに痩せてるんだから病気じゃない、食べて吐いたら痩せて当然だ、そうじゃないからSは特別だし私も特別になれるんだ、と自分に言い聞かせた。しかしこのあたりの時期にSに吐き癖があることを本人から聞かされた。この頃には私の頭はだいぶやられていて、Sはあくま特別人間で、Sを摂食と認めてしまうと私も摂食になってしまって私は特別では無くなってしまう、なんて思考回路になっていたので、吐きダコとかもないし逆流性食道炎なのかなあとか呑気に思った。

でもぼんやりと心のどこかで、やっぱり吐かないと痩せられないのかなあとも思った。

私は嘔吐恐怖症だ。

他人でも自分でも身内でも、フィクションでも聞くのも見るのも無理だ。職業字面だけは慣れたが話題に上がることもしんどいノロウイルス流行る時期になると恐怖しかない。

摂食界隈には過食嘔吐の人が圧倒的に多い。菓子パンとか惣菜とかを大量に並べた写真を過食材と言ってアップしている人をよく見た。病気で苦しんでる人になんてこと思うんだとは分かっているが、私はこの人たちが羨ましかった。あんなに好きなだけ食べてるのに吐いてるから太らない。私だって吐ければもっと食べたいものがいっぱいあるのに。吐ければ今よりもっと痩せられるのに。私だって吐きたい。吐けさえすれば。恐れている嘔吐が甘美な響きに聞こえてきた頃が限界だった。

コンビニに行った。スーパーに行った。何軒もハシゴした。今まで我慢してた食べたかったものを全部買って、両手に大きな袋を持って、気になってた食べ物を片っ端から注文した。全部食べた。美味しかった。少なくとも舌は美味しかったと記憶していた。だからこれは病気じゃない。全部美味しかたから私は病気じゃない。病気だったら美味しいなんて思わないから。病気だったらもっと苦しいから。そう思った。

終ぞ一滴も吐くことはできなかった。

Sとは絶縁した。


デパプリの放送が始まったのは限界を迎えていたそんな時だった。やっぱりキャラデザがべらぼうに可愛くて、動いて喋るプレシャスは最高だった。1000キロカロリー程度のパンチじゃ私は倒れないなと自嘲した。

ただ、子供向け作品からなのか、食というテーマと連動しやすダイエットについての話が全くなかったのは非常に有り難かった。

デパプリは、素材の生産者家族食事のあり方まで、食というものをとことん丁寧に描いていた。出てくる料理もどれも美味しそうだった。真剣に食と向き合って作られた作品だと心底感じた。

プレシャスは、ゆいちゃんは、いい子だった。明るくて活発で好きなものに真っ直ぐで、優しくて仲間思いで、いつもみんなの中心にいて、それが当たり前で、この子がいる場所はそこしかないと思わせるような子だったけど嫌味がなくて、見ていて気持ちの良いくらいの主人公だった。誰かが立ち止まった時、どの方向を向いたらいいか考えさせてくれる、いつも導いてくれていたのはゆいちゃんだった。この作品主人公はゆいちゃんしかありえないと思うけど、圧倒的な先導力で引っ張るタイプリーダーというよりは、すぐ隣にいてくれる友達のような子だった。デパプリは遠い世界自分関係ない世界で起こっている話という感じがあまりしなくて、毎週、ゆいちゃんとその友達とで作られていくストーリーの中に、私が居ていい場所が用意されているように感じた。ゆいちゃんもゆいちゃんの周りの人たちもみんな優しくて、あたたかかった。毎週友達の話が聞けるようで楽しみだし楽しかった。

ゆいちゃんが大切にしていることや、みんなが大切に思っていることに特別な事は無かった。小学校幼稚園、あるいは物心つく前から教わっているような、誰でも知っているようなことばかりだ。特別に何かの能力が優れているとか、他とは違う突出した何かがあるとか、多くの人が持っていないものを持っているとか、そういう事を特別扱いしていなかった。


ずっと特別な何かになりたかった。

特別な何かになれるための、何かが欲しかった。

異端を求めた。大多数とは違う存在になろうとした。死に向かっていけば、みんなが見ている方向と違う方を見ていれば、違う存在になれる気がした。私がしていたのは生の放棄だ。

食事を嫌った。食べることを、食べ物を美味しいと思うことを、何かを食べたいと思うことを嫌がった。食べたらまた生きてしまうから。美味しいと思ったら、また食べたくなってしまうから

お腹が空くことは、食べ物を食べることは、満腹になることは、卑しい行為だと思い込んだ。生にしがみつく、浅ましい行動だと嫌悪した。





本当は食べることが好きだった。




炊飯器を開けたときに広がるご飯香りも、

げつく一歩手前までトーストされたパンに歯を立てる瞬間も、

ラーメンスープレンゲに掬って最初に啜る瞬間も、

たっぷり生クリームを頬張るとき感触も、

全部全部大好きだった。

ずっと忘れていた。忘れようとして蓋をしていた。あんなに好きだったことなのに、どうして忘れてしまったんだろう。どうして嫌いになってしまったんだろう。忘れたくなんてなかったのに。嫌いになんてなりたくなかったのに。食べることが好きだった。大好きだった。好きなものを好きな自分のことが、好きだった。嫌いになる必要なんてなかったのに。何よりも自分自分のことを、特別だと思っていたのに。

やっと思い出せた。

忘れちゃいけなかった。

私を救ってくれた「特別」は、プレシャスだった。




誰よりも食べることが好きな彼女から、食べることを大切に思っていた彼女だったから、「ごはん笑顔」という言葉を信じ続けていた彼女だったから、毎週毎週真っ直ぐに、一年間伝えてくれたのが、彼女が、和実ゆいが、キュアプレシャスになってくれたから。私は大切なことを思い出すことができた。この作品出会えて、本当に良かった。

ありがとうデリシャスパーティプリキュア

2023-02-01

摂食障害だった私がデリシャスパーティプリキュアに救われた話

毎週日曜朝8時30分から放送を楽しみにしていたデリシャスパーティプリキュアが終わった。

デリシャスパーティプリキュアごはんテーマにしたプリキュアで、お米がモチーフのキュアプレシャス、パンモチーフのキュアスパイシー、麺がモチーフのキュアヤムヤムに加え、18話からデザートモチーフのキュアフィナーレも参加した4人のプリキュアと、個性豊かなサブキャラクターたちによってストーリーが繰り広げられる。

最終話を見た後、誰の誕生日でもないこの日に合わせて購入したキャラデコパーティケーキを頬張って、アラサー女は声を上げて泣いた。

私にとって大好きな、特別作品だった。

プリキュアシリーズは開始から今なお根強い人気を誇っているため、毎週放送の度Twitterトレンドに関連用語が入る。私がデリシャスパーティプリキュア(以下デパプリ)を知ったのも、次のプリキュアがデパプリになるという発表がトレンドに入っていたからだ。

キャラデザがべらぼうに可愛いと思った。プレシャス一目惚れした。プリキュアは昔少し追っていて、いつの間にかやめてしまったが即再開しようと思った。仕事と家の往復しかない虚しい1週間に楽しみができるのは非常に良いことだ。それに日曜日早起きができるとなかなかQOLが上がる。

その日から放送を楽しみにしていたが懸念点があった。

このプリキュアテーマが食なのだ

摂食障害と言うには私の症状は軽いものだったと思う。そも未診断だし、なりかけと言った方がいいかもしれない。でもそうでない人と比べると自分の異常性は明らかだった。思考も発想も認知も歪んでいた。進んで骨と皮になりたがるのはやはり異常なのだ。それに、今だってそういう考えが完全になくなったわけではない。

きっかけはダイエットではあったが、直接のきっかけになったのは親友存在だった。

親友(以下Sとする)は学生の頃からの付き合いだった。Sは無自覚拒食症みたいな奴で、一日一食カロリーメイトだけ食べて生きてるような奴だった。同い年で身長は平均ほどあったが、体重小学生のそれだったし、生理も止まっていた。太ももかふくらはぎにかけての曲線がない棒のような自らの脚を撫ぜ、もっと細くなりたいと言っていた。吐くとスッキリするからと頻繁に吐いていたら吐きグセがついて、食べたものがすぐ戻ってくるようになったとあっけらかんと語っていたこともあった。しかし遊びに行けば人並みに食事をしていたし、ヘルシーなものよりジャンクものをよく食べていたので、私はSを病気とは思っていなかった(偏食だなあとは思っていた)。

私たち性格も趣向も正反対だったが、一点だけすこぶる気の合う趣味があったのでそれで仲良くなった。

Sはどこか厭世的で、人間という生き物が嫌いな奴だった。"生きる"という行為のものを嫌いっている節すらあった。自分名前を嫌い、本名にかすりもしないあだ名自分を呼ばせた。夜を好み、自由を好み、意思感情存在しない無機物を好んだ。かと言って死にたがっているわけでもなく、自分大好きナルシストで、常に楽で楽しそうな方に漂いながら刹那的に生きている奴だった。早い話が厨二病を拗らせていた奴だったのだが、それがさまになるくらいには顔が良く、雰囲気があった。

対する私はちょっと少女趣味を拗らせているだけの平凡な女だ。どこにでもいるような普通オタクだ。ダイエットをしていたと言っても「痩せたーい」と言いながらお菓子を食べてたまに気が向いた時に運動の真似事をする程度のかわいらしいものだった。私から見ればSは非凡以外の何物でもなかった。私にはSのような後先考えない行動は怖くてできない。Sと会話していると考え方の違いに驚くことがとにかく多かったし、自分にないものをたくさん持っているSに憧れていた。

そしてSが、ふらふらとあちこちコミュニティ転々としているSが、唯一私のことは好ましく思って離れずにいることに、私は浮かれていた。いつの間にか、Sが私の親友であることが私の自信になっていた。

アイドル認知された、みたいな。どこにでもいる普通女の子超絶イケメンに気に入られる系の恋愛漫画ヒロインになった、みたいな。そんな気持ちだった。

平凡で普通の私でもSといればその枠からはみ出せる。Sが私を特別にしてくれる。

私も特別になりたい。非凡異端で唯一の存在になりたい。

この人の隣に並べるような人間になろう。

地獄の始まりだった。

最初のうちは、食事の量を減らせばスルスルと体重が落ちていった。減っていく数字モチベーションになり精神安定剤になった。前よりも自信を持って可愛い服が着られるのが嬉しかった。空腹は水を大量に飲んで誤魔化した。いつも腹が鳴っていた。毎日SNSダイエッターを見て試せるものを片っ端から試した。サプリの類も試したが便通が良くなるだけでほぼ効かなかった。そうこうしているうちに摂食障害界隈にもたどり着いたが、自分はこの人たちとは違ってうまくダイエットができていると思っていた。こうはなるまいとも思っていた。結果なったわけだが。

そのうち体重が減らなくなってきた。焦りと自己嫌悪発狂しそうだったが、どこまでも平凡な人間である私には発狂すらできなかった。家にいるより外にいた方が気は紛れたが、誰かと遊ぶと食事が付き纏ってくるのが憂鬱だった。毎日、道ゆく他人に「私って痩せてますか」と肩を引っ掴んで聞いて回りたい気持ちでいっぱいだった。Sと遊びに行くのは何よりも苦痛だった。Sと並んで歩くと私は世界一デブみたいに思えた。すごく惨めで早く痩せたかったが、体重はずっと停滞していた。SNS摂食界隈を見に行く回数が増えた。自分と同じような人がいて安心するのと同時に、安心する自分嫌悪した。私は病気じゃないのになんで病気の人を見て安心してしまうんだ、Sだって私と遊んでいる時は普通外食しててあんなに痩せてるんだから病気じゃない、食べて吐いたら痩せて当然だ、そうじゃないからSは特別だし私も特別になれるんだ、と自分に言い聞かせた。しかしこのあたりの時期にSに吐き癖があることを本人から聞かされた。この頃には私の頭はだいぶやられていて、Sはあくま特別人間で、Sを摂食と認めてしまうと私も摂食になってしまって私は特別では無くなってしまう、なんて思考回路になっていたので、吐きダコとかもないし逆流性食道炎なのかなあとか呑気に思った。

でもぼんやりと心のどこかで、やっぱり吐かないと痩せられないのかなあとも思った。

私は嘔吐恐怖症だ。

他人でも自分でも身内でも、フィクションでも聞くのも見るのも無理だ。職業字面だけは慣れたが話題に上がることもしんどいノロウイルス流行る時期になると恐怖しかない。

摂食界隈には過食嘔吐の人が圧倒的に多い。菓子パンとか惣菜とかを大量に並べた写真を過食材と言ってアップしている人をよく見た。病気で苦しんでる人になんてこと思うんだとは分かっているが、私はこの人たちが羨ましかった。あんなに好きなだけ食べてるのに吐いてるから太らない。私だって吐ければもっと食べたいものがいっぱいあるのに。吐ければ今よりもっと痩せられるのに。私だって吐きたい。吐けさえすれば。恐れている嘔吐が甘美な響きに聞こえてきた頃が限界だった。

コンビニに行った。スーパーに行った。何軒もハシゴした。今まで我慢してた食べたかったものを全部買って、両手に大きな袋を持って、気になってた食べ物を片っ端から注文した。全部食べた。美味しかった。少なくとも舌は美味しかったと記憶していた。だからこれは病気じゃない。全部美味しかたから私は病気じゃない。病気だったら美味しいなんて思わないから。病気だったらもっと苦しいから。そう思った。

終ぞ一滴も吐くことはできなかった。

Sとは絶縁した。

デパプリの放送が始まったのは限界を迎えていたそんな時だった。やっぱりキャラデザがべらぼうに可愛くて、動いて喋るプレシャスは最高だった。1000キロカロリー程度のパンチじゃ私は倒れないなと自嘲した。

ただ、子供向け作品からなのか、食というテーマと連動しやすダイエットについての話が全くなかったのは非常に有り難かった。

デパプリは、素材の生産者家族食事のあり方まで、食というものをとことん丁寧に描いていた。出てくる料理もどれも美味しそうだった。真剣に食と向き合って作られた作品だと心底感じた。

プレシャスは、ゆいちゃんは、いい子だった。明るくて活発で好きなものに真っ直ぐで、優しくて仲間思いで、いつもみんなの中心にいて、それが当たり前で、この子がいる場所はそこしかないと思わせるような子だったけど嫌味がなくて、見ていて気持ちの良いくらいの主人公だった。誰かが立ち止まった時、どの方向を向いたらいいか考えさせてくれる、いつも導いてくれていたのはゆいちゃんだった。この作品主人公はゆいちゃんしかありえないと思うけど、圧倒的な先導力で引っ張るタイプリーダーというよりは、すぐ隣にいてくれる友達のような子だった。デパプリは遠い世界自分関係ない世界で起こっている話という感じがあまりしなくて、毎週、ゆいちゃんとその友達とで作られていくストーリーの中に、私が居ていい場所が用意されているように感じた。ゆいちゃんもゆいちゃんの周りの人たちもみんな優しくて、あたたかかった。毎週友達の話が聞けるようで楽しみだし楽しかった。

ゆいちゃんが大切にしていることや、みんなが大切に思っていることに特別な事は無かった。小学校幼稚園、あるいは物心つく前から教わっているような、誰でも知っているようなことばかりだ。特別に何かの能力が優れているとか、他とは違う突出した何かがあるとか、多くの人が持っていないものを持っているとか、そういう事を特別扱いしていなかった。

ずっと特別な何かになりたかった。

特別な何かになれるための、何かが欲しかった。

異端を求めた。大多数とは違う存在になろうとした。死に向かっていけば、みんなが見ている方向と違う方を見ていれば、違う存在になれる気がした。私がしていたのは生の放棄だ。

食事を嫌った。食べることを、食べ物を美味しいと思うことを、何かを食べたいと思うことを嫌がった。食べたらまた生きてしまうから。美味しいと思ったら、また食べたくなってしまうから

お腹が空くことは、食べ物を食べることは、満腹になることは、卑しい行為だと思い込んだ。生にしがみつく、浅ましい行動だと嫌悪した。



本当は食べることが好きだった。


炊飯器を開けたときに広がるご飯香りも、

げつく一歩手前までトーストされたパンに歯を立てる瞬間も、

ラーメンスープレンゲに掬って最初に啜る瞬間も、

たっぷり生クリームを頬張るとき感触も、

全部全部大好きだった。

ずっと忘れていた。忘れようとして蓋をしていた。あんなに好きだったことなのに、どうして忘れてしまったんだろう。どうして嫌いになってしまったんだろう。忘れたくなんてなかったのに。嫌いになんてなりたくなかったのに。食べることが好きだった。大好きだった。好きなものを好きな自分のことが、好きだった。嫌いになる必要なんてなかったのに。何よりも自分自分のことを、特別だと思っていたのに。

やっと思い出せた。

忘れちゃいけなかった。

私を救ってくれた「特別」は、プレシャスだった。


誰よりも食べることが好きな彼女から、食べることを大切に思っていた彼女だったから、「ごはん笑顔」という言葉を信じ続けていた彼女だったから、毎週毎週真っ直ぐに、一年間伝えてくれたのが、彼女が、和実ゆいが、キュアプレシャスになってくれたから。私は大切なことを思い出すことができた。この作品出会えて、本当に良かった。

ありがとうデリシャスパーティプリキュア

2023-01-17

anond:20230117114459

25㎏痩せるの?

ダイエット産業は、脂肪1㎏1万円なんて言われるけど金もかかるし根性もいるよね

頑張ってください

ちなみに脂肪1㎏を燃やすのに必要カロリーは7,200キロカロリーです

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