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2020-12-02

推し作品舞台について思うこと

つい先日、推し作品舞台が幕を下ろした。シリーズ別で何年か続いていたものもすべて終わった。携わっていた皆様、本当にお疲れ様でした。

推し作品では、作品内のキャラクター架空舞台映画に出演し、それがドラマCDとして公式から出ていた。舞台が3作品映画が4作品。これからする話は、キャラクターたちが出演していた上記7作品をそれぞれを舞台化したものだ。

推し作品では『キャラクターたちは私たちと同じ世界三次元)に存在している』という様なことを公式がほのめかしている。正直、私も『キャラクター』と書きたくない。私自身も公式の影響を強く受けているので、キャラクターではなく実在する『人物』だと思っている。しかしここではややこしくなるので、心に蓋をしてあえてキャラクターと書いていく。

2.5次元舞台役者キャラクターのものになるのが一般的だ。今回推し作品では『キャラクター(初代)が演じた舞台映画作品の役を若手俳優たちが【2代目】として演じて2.5次元化する』という落とし所をつくった。なかなか絶妙配慮だったとは思う。キャラクターのものではないが、キャラクターが演じた役を演じるので容姿は限りなくキャラクターに近くなる。公式が『推し作品内のキャラクターを演じる訳ではない』としくれたのはよかった。それが後に弊害になる部分もあったが。けれど、それが明確に表記されていたのは舞台化の発表時だけだった気がする。以降は暗黙の了解なのかなんなのか、ハッキリさせずに2代目は作品内の役名で呼ばれていく。私は以降、2代目と呼んでいく。

何も知らない人には上記を1から説明しないと話が始められないのが大変だ。あと一応私のことについても書くと、私は推し作品は愛しているが若手俳優にはまったく興味がない。2.5次元流行りだす前から舞台やお芝居は好きだ。推し作品舞台は全シリーズを実際劇場に見に行った。

舞台化の発表が公式からあった時は賛否両論とんでもないほどの反響があった。2.5次元流行りだしても推し作品は乗っからず我が道を行っていたのに。公式が『キャラクター現実にいる』って体現してきたのはなんだったんだよ!?拒否反応で舞台化発表の時点でシャットアウトした人も多いと思う。今なお舞台の話については人によっては地雷になる。批判の声の方が大きかった気もする。あとは戸惑いの声。私は元から舞台が好きだし、公式がやると言うならとりあえず見ようと思った。とりあえず見てから何か言おうと思ったのでこれを書いている次第である

やっと本題になるが、結論から言うと見た事に後悔はない。舞台を見られたことはよかったと思う。だけど手放しで『最高だった!』とは言えなかった。

見た事に後悔がないのは、キャラクターたちが演じた舞台映画作品が元なので、その作品のその後、もしくはその作品へと続くゼロストーリーが見られたことだ。舞台脚本は各作品ごとに違うのである意味二次創作にはなるが『もしこれをキャラクターたちが演じていたら…』と妄想が膨らむ。また、初代が演じた舞台映画現実ではドラマCDだったので、同じ内容でなくても舞台セットや衣装など雰囲気を実際目で見ることができたのはとてもよかった。脚本の中身ついては好みもあるので意見は別れると思う。アクションが多い舞台もあったので、そういう作品については物語の中身よりアクションを魅せる方に力を入れていたように思う。あとは2代目の脇を固める、舞台オリジナルキャスト存在も大きかった。場数をそれなりに踏んでいるであろう安定した演技、2代目を支え、引き立たせる役割をしっかり果たしてくれていてどの役者の方も素晴らしかった。そして、時に何役もこなし、時に舞台転換、時にダンスも踊る、万能すぎるアンサンブルの方々。アンサンブル舞台の中では目立つ存在ではなくても、絶対に欠かせない方たちだった。原作ドラマCDは主演キャラクターしか出てこないので作品世界感はかなり広がった。オリジナルキャストアンサンブルの皆さんには本当にスタンディングオベーションを贈りたい。推し作品に携わってくれてありがとうございます

じゃあなにが手放しで最高と言えないのか。推し作品舞台は、本編のお芝居の後に歌やダンスパフォーマンスをする2部構成だった。休憩も挟まず、本編の内容にも関係なく『この後は歌とダンスで盛り上がってほしい』と言われる。2代目は『キャラクターたちが演じた役の2代目を演じる』だけであって、正直歌う必要はないと思っていた。だから突然歌うと言われても困る。そしてお芝居の余韻に浸ることもできない。この流れが私は苦手だった。そして、さらに困ったのが『ペンライトを振ってほしい』と言われることだ。推し作品キャラクターたちは歌を歌うので、キャラクターたちに対してペンライトを振るのは分かる。でも2代目はキャラクター本人ではないし歌う必要もないと思っているので、私にはペンライトを振る理由がなかった。申し訳ないとは思ったが、ペンライトを振りたいとは一度も思えなかった。極めつけは、歌っている途中で突然客席に向かって愛を伝えるシーンがあったりする。別に私に言っている訳ではない。でも客席に向かって言われたら、私も客席にいるので仕方ない。これだけは譲れなくて、私は推し作品キャラクターの女ではあっても2代目の女ではない。お前の女ではない。めんどくさいオタクである。誰もが頷くような圧倒的なパフォーマンスを見せられたならその気持ちも少しは変わったかもしれないが、残念ながらそこまでには至らなかった。

2代目の役に対しても同じ気持ちだった。初代はドラマCDなので声のみの演技だ。色眼鏡で見ている部分もあるが、それでも感じるものはあった。2代目に関しては視覚を通しても見ているのに心に響いてくるものが少なすぎた。若手俳優だし経験の差なのかなと思えば仕方ない部分もあるが、私は2代目の頑張りや成長を見たい訳ではない。推し作品舞台を見に来ているのだ。お金を払って客として見ているのだから、完成された舞台を見たい。それが叶わない部分が少なからずあった。それが推しキャラクターの演じた役の2代目であれば尚更気になる。初代の演じた役への解釈薄っぺらい。表現力が足りない。先ほどの話にもなるが、2代目は無理に歌わなくてもいいかもっとお芝居に力を入れて欲しかった。2部構成には無理があったんじゃないかと思った。

そして、2代目のことは最初から最後までどう扱っていいかからなかった。舞台では2代目として初代の役を演じて、パフォーマンスキャラクターと同じように歌って踊る。さらには時々キャラクターの口癖や仕草を真似る。

2代目、お前らは一体誰なんだ。

公式、お前は客に何を見せたいんだ。

2代目は2代目なんだからキャラクターに重ねたくない。最初から最後まで線引きをちゃんとして欲しかった。

これは推し作品に限ったことではないが、2.5次元流行りで若手俳優はいろいろな舞台へ引っ張りだこだ。稽古時間が限られていたり他の仕事があったり、分からないけど色々あるのかもしれない。そこに今はコロナもあるので制約があると思う。これがあの時の精一杯だったのかもしれない。だけど、なんで客側がそんなことを考慮して見なきゃいけないんだろう。創られた非現実世界を楽しむために舞台を見に行ってるのに。なんで諦めて見なきゃいけないんだろうか。流行りだから、儲かれば舞台化するでいいのか。実際推し作品舞台化が儲かったかどうかは分からない。正直そんなにキャパのない東京公演でも当日券が出たり空席も見かけた。最後舞台千秋楽後も続報はなかったので、ここが幕の引き時だったのかもしれない。

以上が、推し作品舞台を観た率直な感想だ。色々なことを言ったが、最後まで推し作品舞台に携わってくれたすべての方に感謝を言いたい。前途多難な舞台化を走り切ってくれてありがとうございました。

推し作品公式は、ファンの声をもっとリサーチしてなるべく多くの人が喜べるコンテンツ展開をして欲しい。身内同士をこれ以上仲違いさせないでくれ。頼むから

2020-11-01

ネット最初のシーン結局何だったの?っていうのの考察ネタバレ有)

クリストファーノーランの「TENET」は考えれば考えるほどよくわからなくなってくる映画だ。

この映画では大きく分けて4つほど大きなイベントが発生しているが、どのイベントでも複数人物が各々の思惑で動いているうえ、常識的にあり得ない時間の流れ方が一部に起こり、尚且つ一つのイベントがより大きなイベントの一部であったというような入れ子構造になっていたりもする。人類の命運をかけたヒーローヒール一騎打ちだとか、国家総力を手玉にとったクライムアクションとして扱うには話が複合的過ぎる。

それでもなんとかストーリーの流れは把握できてそれなりには楽しめた。生意気を言うと映画作品の出来としてはちょっと言いたいこともあるけど、好事家同士で談義したり一人で考察を広げたりしがいのある作品であることは確かだと思う。

先々週の日曜に初めて観たあと、気になった部分を確認するため先週末に再び映画館に行った。パンフレットあいにく売り切れていたのでAmazonで注文することにした。

二回見てある程度自分解釈が固まってきたので言葉にまとめようと思う。


劇中内でいくつか引っかかるシーンがあって、それが集中しているのが冒頭のウクライナ国立オペラコンサートホールでのテロ事件シークエンスである

このシークエンスを手短に解説すると、

1998年ロシアミサイル基地から行方知れずとなってしまったプルトニウム241(以下241)という危険物質を、CIAスパイウクライナ政府関係者に成りすまし入手した。

しかしその情報リークしたロシアウクライナ?)政府オペラコンサート爆破テロに見せかけて強奪しようとする。

主人公たちのチームもCIAスパイで、ウクライナに潜入中の仲間の救出と241の保護のためテロ制圧しようとコンサートホールに乗り込む…

といったあらすじである一見しただけはこれだけでも把握するのが難しく、詳細を解説したいのは山々なんだけど話が長くなるので割愛する。

自分が気になった部分を記述していく。

まずこのシーンでの主人公周りの描写においてその後のシーンと辻褄が合わなかったり奇妙な部分がちらほらある。

主人公は持ち物置き場からウクライナ潜入者のバックパックを探し出し、中から241(観た人はわかるが実際は奇天烈な”アルゴリズム”)を運び出している。だが後々のシークエンスで再び241を見た際に「これはプルトニウムじゃない」とか「プルトニウムじゃないなら(敵に)渡してもいいんじゃないか?」と不可解な発言を行う。

また冒頭部分では度々「黄昏に生きる 宵に友なし」というホイットマンの詩の一節を合言葉として用いているが、その後セイターにそのフレーズを投げかけられた時は「それがどうした?」とばかりに呆けた反応を示していた。セイターは主人公CIAか確かめるために組織で使われている合言葉でカマをかけたんだという解釈をしている人を見かけたが、プリヤが言うようにセイターは元から241を奪取した主人公を襲撃して横取りする手立てだったので、セイターが主人公の素性に拘る必要性はあまりない。それに外交員という見え見えな嘘で近づいて241のことをまくし立てる主人公を見て、テネット組織存在を嗅ぎ取れないほどセイターは鈍感でもなければ情報を知らないわけでもないはず。

最後に、コンサートホールから逃げ込んできた主人公と同僚は逃走用のバンに乗り込むが、「違う男だ」という支離滅裂言葉を浴びせられた後に殴り倒され人気のない列車の車庫基地拷問を受けることになる。主人公拉致たこの一味は何者なのか、「違う」ということはどんな男が乗り込んでくることを想定していたのか、様々な点で確信できる情報がなくこのシーンは謎に満ちていて解釈が難しい。

ここで僕がたてた仮設というのは、あのコンサートホール主人公は二人いたのではないか?というものだ。

ご存じの通りスタルスク作戦でテネットアルゴリズムを手に入れた後、全てを知った主人公世界の均衡を守るために過去に戻りテネットを創設することを示唆して物語は終わる。

ニール未来主人公の指令で派遣されてきた未来人で彼がテネット組織したという説が根強いけど自分はそうではないと思う。長期の逆行自体危険リスクの高い行為であり、かつそれだけの逆行を経てもあの若さであるということは幼く経験が乏しいころに指令を受けたことになる。それよりも主人公自身が逆行を重ねて各時代ごとに指示出せば、もし主人公の身に何かあっても誰かが跡を継げるのでよほど現実的ではないかニールが「君は物語中間地点にいる」「僕は過去に君に会って、君は未来に僕に会うんだ」といった感じの台詞うろ覚えすまん)もそう考えるほうがしっくりくる気がする。重要事件であるフリーポートの件で、回転扉から出てきたマスク男の正体に最初は気がついてなかったりと、事の顛末を知っている未来人とするにはニール無知すぎる気もするし。)

コンサートホールには何も知らずにただ爆破テロ被害を最小限にすることに勤しみ、謎の男が逆行弾を放つのを目撃してから拷問を受ける主人公Aと、実はテネットメンバーであるウクライナ潜入者とアルゴリズムコンサートホールから救出するために未来からやってきて奔走する主人公Bがいたのではないだろうか。

このシークエンス中ずっと主人公の傍らにいるジョセフゴードンレヴィット似のCIA工作員(以下ジョセ)がいるが、彼もテネットメンバーでありアルゴリズム保護作戦の補助と主人公Aの警護が彼の役割だったとする。ジョセは皆で物置に入って防護服から着替えていくところまでは主人公Bの傍らにおり、その後主人公Aがホールから出るのを待ってAと共に車に乗り込んだと考える。「黄昏~」の合言葉はテネット内で使われる言葉でありウクライナ潜入者、主人公B、ジョセ、ニールの間では通じるが、主人公Aは当然そんなもの知らない。

そう考えれば合言葉を使いこなしアルゴリズムバックパックから取り去った主人公Bの活躍は、主人公視点に立てば物語の一番最後となるためそのあとのシーンの主人公が諸々知らないことにも納得がいく。劇中における物語の始点は主人公Aが逆行弾を目撃するシーンからというわけだ。

そう考えると例の拷問シーンや、カモフラージュのために組織メンバーは皆服装を変えているのに主人公だけはずっと防護服を着ていることも説明がつく。

「違う男だ」という台詞主人公Bを捕まえるつもりがAの方を捕まえてしまったということだ。ぱっと見ではジョセがウクライナ潜入者の影武者になったということのようにも見えるが、リスクヘッジとしてあまりいい考えとは言えないし、ジョセが一番最後ホールから出てきてはその意味がないので妥当解釈ではないはず。あの一味はアルゴリズム強奪という目的以外にテネットに関する情報を掴みたかったのではないだろうか。

主人公が飲んだ偽装自殺ピルも実は製造にテネットが関わっているのかもしれないと思ったけどどうだろう?普通毒薬を回転扉を介することであのピルができたりしないだろうか?エントロピーの減少とかよくわかんね)

この説明を聞いて「結局アルゴリズム取られてもう一回タリンで奪取しに行ってんじゃん。逆行してきたんならなんでキエフ作戦失敗するんだよ」とつっこみが入りそうだ。この点は逆行経験者は常人とやや異なる思考をするためなんだと思う。「空ってわかってんだからわざわざ車越しにケース受け渡しするの無駄じゃね?」と一瞬感じてしまったりするセイターが仕掛けた挟撃作戦のまどっろこしさや、ニールの「起こったことは変えられない」という言動からかるとおり、未来を知っていてその行為自分にとって不利益になるとわかっていても、最終的な結果に至るプロセスに絡んでくるなら避けようがないし、パラドックスを起こしかねないので避けようとするべきではないと逆行経験者は考える。キエフタリンの失敗があったからこそスタルスクの戦いが成功したんだと認識しているはずなのだ

主人公覚醒後に君はテスト合格者だと告げられるが、安全のために未来から来た主人公はテネットメンバーにも素性を明かしてない

このオペラコンサートテロ事件ロシア政府CIAが241をめぐって攻防を繰り広げるという風に説明したが、描写される情報が少ないために鑑賞しただけでは如何様にも解釈ができる。

第一1998年ロシアから241がなくなった事件の際実際何があったのかはよくわからないし、その後の20年近く241がどんな環境に置かれていたのか、なぜ今はウクライナにあるのかも把握しようがない。CIAが戦っている相手ウクライナ特殊部隊変装したロシア人なのか?それともロシアに脅しをかけるため241を利用しようとしたウクライナ政府が、ウクライナ部隊を借り出して工作しようとしているのかもどちらか断言はできない。CIA及びテネットも事前にいくつかワッペンを用意していた辺り当人たちもそこらへんはっきりわかってないようだ。


ここからは僕の想像しかないが、実はこのテロ事件はセイターが裏で仕組んでいたことではないだろうか。

まりスタルスクの企みから少しでも目を逸らすため、またタリンでの241強奪に繋がる道筋を作るために、コンサートでのテロが引き起こされるよう各要人をセイターが誘導していたのではなかろうか。

アルゴリズムを集めることをライフワークとしていたセイターは241の行方についても常に関心を払っていた。それは主人公よりも先にタリンで241の受け渡しがあることを知っていた部分で顕著に現れている。(セイターのアジトタリンにあることから、セイター自身タリンまで241を運ばせた可能性もある)セイターはウクライナで起こった事件の詳細を把握していたはずであり、把握するために自分や部下を現場派遣していたと考えるのが自然だろう。

アルゴリズムを起動しようとしていた時にセイターはハノイ沖のクルーザーに居たが、このセイターは未来から逆行しやってきた個体である。では順行時間軸上のセイターはどこにいたのか?というと劇中明示されていないのではっきりとはわからない。セイターもキエフにいた可能性は大いにある。

スタルスクに側近ボルコフがいるため、キエフでのテロに一枚噛もうとしていた場合セイター本人が赴いて事態確認するのは道理にあっている。また物語上の動機付けとしても妥当であるように思える。

僕が思うにセイターはこのテロに、未来から来た主人公拉致拷問にかけるという裏の目的を忍ばせていたのではないだろうか。そう考えれば、主人公Bが車に乗り込んだ後の「違う男だ」という台詞とも符号する。主人公Aを捕まえる魂胆だったセイターの手先が、間違えてBを車に招き入れてしまったためにあのようなリアクションになったのではないか

セイターが終盤しげしげと眺めていたあの銀色カプセル。あれはタイトルロール主人公が飲み込むのに失敗したあのカプセルではないだろうか。

主人公に帯同したジョセも主人公Aを逃すためにBを囮にし、かつ主人公Bがテネット保護されるまで時間を稼ぎ守るという使命を負っていたのではないだろうか。ジョセは主人公に飲ませるための特別カプセル携帯しておりそれを飲ませたのだ。

ネットという映画の全編はスタルスク挟撃作戦内包した壮大な挟撃の戦いとも言えるわけだが、話は劇中を飛び越えて、さら未来から逆行しながらテネットを指揮していく主人公と、何十年も前から順行時間上でアルゴリズムを集め世界攻撃し続けるセイターの幾度にも渡る戦いがあるような気がしてならない。テネットストーリーもまた長年の戦いの一部というわけだ。さらにいえばセイターを操る上位存在である未来人とそれに拮抗する現代人の戦いでもある。

こうして映画という枠を超えた途方もない入れ子構造想像したとき僕はロマンを感じたし、ストーリーの背景にある物語を観客に思惑させられるノーラン作家性にただただ舌を巻くばかりである

ブログ用として1か月半前に8割がた書いたものの、そのまま放置してしまった文章をまとめました。気がついたら11月になり世間鬼滅の刃ブームの真っ只中。完全に時季外れとなってしまいましたがせっかく書いたのでここに流します。

これを書いたあともう一回観に行きました。Blu-rayも特典目当てで買うと思います

現代の各地に存在する回転扉についての解説や、タリンクラッシュしたセダン風力発電所からネット研究所へ移動する際に使われていたものと同型ではないか?という考察など、他にも気になる点があるので機会があればどこかに書いておきたいです。

2020-10-29

anond:20201029183725

映画作品に罪はないのはわかるが、通常通り公開するというのは企業出資ちゃんと稼ぎたいってことだから

犯罪者使ってでも金儲けしたい企業コンプライアンスは許せん

無料公開するとか、普通に有料公開でも儲け分を全額交通事故被害者寄付するとかなら許すわ

2020-10-07

ドラえもん恐竜で良かったところ(ネタバレ

否定的意見が表に出やすいので肯定的な部分を書きます

多分ほとんど脚本ではなく、監督演出に関する部分です。

ネタバレです

・序盤からスズメとか鳥が何回か出てくる

後々の話と繋がるので意味がある

過去映画作品キャラクターが出てきたところ

のび太は毎回映画やる度に別次元みたいな顔してて、過去の事は無かった事みたいになっていたので、

ある意味革新的だと思った。かつそのシーンの演出がさりげなかったのが良かった。

時代矛盾してるらしいけど)


のび太キューの横で何も言わず逆上がり練習を始めるところ

その後言葉でも説明するんだけど、

まず映像で見せるという演出が良かった。

最後のび太逆上がり、ただの「逆上がり」という行為

時間カットの積み重ねによって、それ以上の意味を持っているところ。

しかもそれを分かっていて、ちゃんとあっさり描いているところ。

映画的だと思った。

現実的には逆上がり方法理論的に教えるのは大事だろうけど、

それをやって逆上がりできたとしても映画的な感動にはなりづらいと思う。

個人的に気になったのは一点だけ

あれだけ止めようとしてたタイムパトロールの人たちが、最終的に「恐竜隕石絶滅」という事実を曲げることを黙認しちゃったことだけ

説明が欲しかった。これは脚本だと思う。

2020-10-02

本人が知らないうちに嫌われていくタイプオタク

自分推し舞台映画作品等は欠点があっても擁護しまくるが、人の推しの事になると初日から軽率に貶すような事を言ってダメージを与える。

自分が参加できないイベント関係は、たいして価値がないだのマイナスポイントを取り上げる。最初は行きたがってたくせに。

他人推し仕事についていちいち「あぁ、今日~だっけ」「見ないけど(買わないけど)」

自分推しが誉められたり好きだと言われている時には、○×コンビ最高!とか言うが、愛されてる推しが好きなだけで、相手自身の優秀さ等についてはスルーだったり平気で棒扱い。

推しがいい結果を出した時は推しの実力だといい、悪い結果だったり話題になっていないと周りのせいにする。

ジャンルは違うけど、こういうのに比べればオケパって人はただ前向きないいオタクだと思った。

2020-05-21

[]2020年5月20日水曜日増田

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2020-05-19

なるべく少ない単語映画作品特定する

セリフは使わない方向で

観覧車、チター → 第三の男

二人乗り、ボクシングキッズ・リターン

蚊、恐竜ジュラシックパーク

未来溶鉱炉ターミネーター2

しかしたら有名作品は2、3のヒントだけでいけるかも

2019-12-27

独断偏見で選ぶ2010年代ベストアニメ10

2010年代が終わるわけだが、2010年代アニメベスト10独断偏見で決めてみたくなった。ので増田に放流。

見てない作品は語れないので見た作品だけ挙げる。見た作品の数が少なくラインナップが偏っている結果チョイスが偏った点については先に謝っておく。また、順番は順位ではなく放映順である

魔法少女まどか☆マギカ』(2011年

長いゼロ年代の終わりを飾るというか10年代の始まりを告げるというか、とにかくエポックメイキング作品だった。紛れもなく一時代を画すアニメであり、こんなに議論が盛り上がって人々の印象に残ったのってマジでエヴァ以来なのではという衝撃があった。

Fate/Zero』(2011/2012年

2010年代にはFate/stay night [Unlimited Blade Works](2014/2015年)とFate/stay night [Heaven's Feel]』(2017, 2019年)がアニメ化され、さらにはFGOや『Fate/Apocrypha』に『ロード・エルメロイII世の事件簿』もアニメになり、いずれも素晴らしい出来だっただけにどれを入れようかすごい迷ったのだけれど、Fateシリーズに新しい客層を開拓したという点でZero存在感がなんだかんだで大きいかなと。切嗣重要台詞微妙原作改変でそれはどうなのかと思わなくもなかったがラストの桜ちゃん原作ではなくボツになった原案通りに作ってくれて素晴らしかったですね。人間オルガンちゃん再現されなかったのは残念だけど仕方ない。Heaven's Feelも本当に素晴らしかった……。何も言うことはない。俺たちの見たかった最高の桜ルートだ……。2010年代Fateアニメ化で盛り上がった10年だったと回顧できるだろう。セイバールートも作り直して。

おおかみこどもの雨と雪』(2012年

一作くらいは細田守を入れておいてもいいんじゃないかと思って挙げてみた。細田守はてなでは評判が微妙だが普通に『おおかみこども』は良い作品だと思うんだ。純粋家族愛物語として見ると違和感とかも出るのかもしれないけど、歪められた関係性も理想化された田舎も、すべては花の回想をもとにして雪が語ったことであって、花というある意味信頼できない語り手を通して見た世界なんだよね。加えて言うなら、花が雪より雨を構っていることに批判的な意見も多々見られ、それは雪から見ればそうなのだろうし実際にきょうだいより構われなかった思い出を持つ人にとっては良い気持ちはしないのだろうけれど、でも完璧人間でないと母親になってはならないか、といったら違うわけでしょう。母親欠点を持つひとりの人間だし、それでも母親なのだ、という話だと思いますよあれは。それらの偏愛や歪んだ世界像を卓越した映像美でくるんで提示してくるところに、細田守が色んなひとの神経をざわつかせる理由みたいなものがあるんじゃないのかな。

サカサマのパテマ』(2013年

アニメ映画を1つだけ挙げろ、と言われたらこれを推す。名作名作アンド名作。何を語ってもネタバレになりそうなので最高のSFアニメ映画だという当たり障りのないことしか言えない。ボーイミーツガールSFの傑作。いいから何も言わずに見やがれください。

SHIROBAKO』(2014/2015年

単純なアニメ業界楽屋ネタに留まら人間ドラマとしてしっかり作り込んでいてくれて良い作品だった。23話はみゃーもりにつられて泣いちゃうでしょ……。5人の歩く道は凸凹していて、正解はわからずに手探りで進んでいくしかなく、それでもアニメに関わりたいという意志を持って進んでいけば夢に手が届く。そういう話の筋としてはありふれた成長譚を細やかな人物造形と堅実な脚本で良いアニメにしてくれていた。「万策尽きたー!」「どんどんドーナツどーんといこう!」などのフレーズも印象に残る。ただアニメというフィルターを通してもなおアニメ業界ブラックさが滲み出ており「これは美談にしてはいけないやつでは」みたいな感もあって、アニメの放映スケジュールが狂うことがあちこちで頻発しているのを放映予定の変更とかで視聴者目線でも感じ取れるだけに複雑な気分である

放課後のプレアデス』(2015年

紛れもないジュヴナイルSFアニメの傑作。可愛らしい格好をした魔法少女たちが土星の輪に突入するとか太陽系外縁部を探査するとかブラックホールを反転させるとかのハードSF冒険を繰り広げるギャップがすごいし、荒唐無稽ファンタジイとリアル宇宙描写を融合させた映像美はアニメからこそ実現できるものだろう。ちょっと宇宙が出てくる魔法少女ものだと思って見始めたわけだけど土星の輪に穴を開けてエンジンを探し始めた辺りでガチSFをやろうとしてるんだと理解したし実際かなりSFだった。降着円盤温度まで考察されてるのすごくない……? そして根底には傷つきやすい繊細な心と他者を思いやる優しさが流れていて、映像の美しさと相まってリリカルさに心が洗われるような気持ちになる。放映終了後の喪失感は半端なかった。『サカサマのパテマ』と並ぶ2010年代SFアニメ金字塔ですわ。これが星雲賞を獲るべきだったのでは。

プリンセス・プリンシパル』(2017年

アクションのキレの良さ、百合描写の濃密さ、黒星紅白キャラの可愛さ、音楽テンポの良さ、細部の丁寧さ、どこをとっても娯楽アニメとして超一級の出来だったと言うほかない。特に5話の剣戟シーンはここ十年で一番の殺陣だと思う。梶浦由記オサレ音楽BGM美少女たちが流れるような作画チャンバラするの控えめに言って最高としか言えない。また「神は細部に宿る」を地で行くような作品であり、アンジェプリンセス手紙の遣り取りとか、脱出用の荷物に書かれた文字とか、さり気ない描写ひとつひとつに込められた情報量が半端なく、それによって世界観と百合に奥行きを持たせることに成功していた。アンプリ、いいよね……。劇場版むっちゃ楽しみ。

宇宙よりも遠い場所』(2018年

素晴らしい作品だった。2018年TVアニメ豊作の年でありゾンビランドサガ』『SSSS.GRIDMAN』などオリジナルの良作が次々と放映されたわけだが、なかでも別格だと思うのが『よりもい』。毎話毎話が最終回のごとき余韻を残し話ごとのメリハリも利いていて軽くシネマっすねという感じだったし、「先に行けって言われて先に行く薄情にはなりたくない!」「友達ってたぶんひらがな1文字だ!」などの印象に残る名台詞の数々は記憶に焼き付いて離れない。花田! 神回しか作れずに恥ずかしくないのか? 視聴者を泣かせて食うメシは美味いか? なかでも特筆すべきは12話で、まさか受信メールフォルダを映し出した画面に泣かされるなんて思ってもみなかったアニメ史に刻まれる名シーンですわ。

さよならの朝に約束の花をかざろう』(2018年

岡田麿里が本気を出してファンタジイをやったらなんかすごいのが出力されてきた。失ったものいつまでも抱いてしま妄執とか、恋と愛の区別あやふやになって煮えたぎる思いとか、無理やり連れ出されて見せられた世界の美しさとか、そういったドロドロした感情を叩き込んだ闇鍋から人は互いに織り上げあう物語であるというテーマを掬い上げて観客の前にどーんと呈示してくる素晴らしい映画作品。ただただ名作と言うほかない。15歳しか離れていない不老の種族美少女なお母さんに育てられたいだけの人生だった……

『天気の子』(2019年

君の名は。2016年)で俺たちの新海が一気に一般人にも知られるアニメ監督にのし上がってしまい、遠くに行っちゃったんだな……とゼロ年代に魂を囚われたオタクたちが訳知り顔でホロリとしていたところに投げ込まれた傑作。いや~原作PC版のクライマックスを忠実に再現してくれてましたね! 私は原作だと夏美ルートが好きで、彼女が晴れ渡った青空を見て浮かべる笑顔の爽やかさと、その青空意味を後続のルートで種明かしされて味わうことになる切なさがめちゃくちゃ印象に残ってるんですよね。でもやっぱりあの長編エロゲから1ルートを取り出して劇場アニメにするとなったら陽菜ルートになるのも納得がいくわけで(甲高い早口

……という感想を諸人こぞりて口にしはじめる辺り、完全にゼロ年代エロゲだったテン年代最後の年にゼロ年代を煮詰めたような要素てんこ盛りの作品を公開してしかもそこにセカイ系を力強く肯定するオチをつけるわけですよ。ゼロ年代の亡霊が昇華された感があり、なんというか新海誠すげえわ、一生ついてくわ。

2019-11-25

anond:20191122230929

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%BA%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%82%A4%E6%98%A0%E7%94%BB

主なゲイ映画作品

ゲイ主題ゲイが準主役の映画重要キャストゲイが登場する作品を含む)

惜春鳥(1959年木下恵介監督

肉体の学校1965年木下監督三島由紀夫原作

薔薇の葬列1969年松本俊夫監督ピーター主演)

戦場のメリークリスマス1983年大島渚監督

らせん素描1991年小島康史監督

おこげ1992年中島丈博監督

きらきらひかる1992年松岡錠司監督

二十才の微熱1993年橋口亮輔監督

眠らない街新宿鮫〜(1993年滝田洋二郎監督キャストの一部にゲイが登場)

GONIN(1995年石井隆監督キャストの一部にゲイが登場)

渚のシンドバッド1995年橋口亮輔監督岡田義徳主演)

ブルースハープ1998年三池崇史監督田辺誠一池内博之主演)

御法度1999年大島渚監督司馬遼太郎原作

憚り天使1999年今泉浩一監督

ハッシュ!(2001年橋口亮輔監督田辺誠一高橋和也主演)

ゲルマニウムの夜2005年大森立嗣監督

真夜中の弥次さん喜多さん2005年宮藤官九郎監督

メゾン・ド・ヒミコ2005年犬童一心監督

46億年の恋2006年三池崇史監督 安藤政信主演)

BOYS LOVE2006年寺内康太郎監督

BOYS LOVE 劇場版(2007年寺内康太郎監督

いつかの君へ(2007年堀江慶監督

キトモ(2007年三原光尋監督

愛の言霊2007年金田敬監督

僕らの愛の奏で(2008年草野陽花監督

体育館ベイビー2008年深川栄洋監督

禁断の恋(2008年草野陽花監督

ALLDAYS 二丁目の朝日2008年村上賢司監督

BL 〜僕の彼氏を紹介します〜(2009年草野陽花監督

タクミくんシリーズ2 虹色の硝子(2009年横井健司監督

タクミくんシリーズ3 美貌のディテイル(2010年横井健司監督

タクミくんシリーズ4 pure~ピュア~(2010年横井健司監督

愛の言霊世界の果てまで〜(2010年金田敬監督

タクミくんシリーズ5 あの、晴れた青空2011年横井健司監督

悪の教典2012年三池崇史監督キャストの一部にゲイが登場)

EDEN2012年武正晴監督原作船戸与一「夏の渦」、主演:高橋和也ら)

どうしても触れたくない(2014年天野千尋監督

セブンデイズ MONDAY→THURSDAY(2015年横井健司監督

セブンデイズ FRIDAYSUNDAY2015年7月横井健司監督

怒り(2016年李相日監督キャストの一部にゲイが登場)

主なゲイドラマ作品

キャストの一部にゲイが登場する作品含む)

あすなろ白書1993年フジテレビ系、キャストの一部)

同窓会1993年日本テレビ系。主役がゲイで脇役がバイセクシャル。全編に渡り同性愛テーマ

告白1997年日本テレビ系。エンディング主題歌も同性愛テーマにしたユーミンの『告白』)

ロマンス1999年日本テレビ系、つかこうへい原作

麗わしき鬼(2007年中島丈博脚本フジテレビ系)

肩ごしの恋人(2007、TBS系、キャストの一部のみ)

花ざかりの君たちへ2007年フジテレビ系)

「翼のカケラ」(2007年テレビ東京恋愛診断」第1章より)

運命のコドウ」(2007年テレビ東京恋愛診断」第4章より)

ママニューハーフ2009年テレビ東京

クレオパトラな女たち2012年日本テレビ系)

シェアハウスの恋人2013年日本テレビ系)

佐藤家の朝食、鈴木家の夕食(2013年BSジャパン

隣の家族は青く見える(2018年フジテレビ系)

2019-11-14

anond:20191113211010

そういうストーリー映画が語っていたんだよ

なんで自分の語りみたいに言っちゃってんの?

映画感想かっこネタバレありって他人映画作品見ましたってのがまるで免罪符のように

同人誌よりたちが悪い自分語りの二次創作著作権作品自体も貶めてくるのなんなの

なんで映画見世物小屋座長みたいなしきりたがりにネタバレって言う作品そのままを

自分で言い直しただけの転売屋みたいなやつにやれ見ろだの見えるだろだの見てくれだの

から言われてウザがられないだろうって思ってんの

広報大使かなんかなの?

2019-09-18

anond:20190918223734

から許してるよ

著作権侵害親告罪である元増田出版社のような原著作者がひとこと「許す」といえば、あるいはしっかりした訴状をつくれなければ、第三者がテキトーな見聞情報警察に告げ口しても警察は動かない。ただし映画作品パッケージ1作まるごとパクってアップロードとかは非親告罪なので警察動きます

京都行灯判決で見るように特徴をとらえているかとかで判定する+脳内イメージ保護されない

2019-08-12

天気の子と、2000年代エロゲと、ずっと前に進めないオタクの話

ついさっきレイトショーで天気の子を観てきた。

最高に面白かったし、自分の色を出したまんま万人受け狙ってあれだけ面白いって凄い。

minoriブランドエロゲOP描いてた頃から新海誠天才なんですけど、昔のえっちPCゲームって大体こういうストーリーだったよなって。

ググったらおんなじような事考えてる大人が沢山いて、あのこの人達自分同類クソッタレオタクから信用できる。

私はね、色々な事を思い出していて、丁度今死にたい気分なんだ。

雫、痕、うたわれるものPhantom of infernoWHITE ALBUM2ましろ色シンフォニーこなたよりかなたまでるいは智を呼ぶはぴねす!俺たちに翼はない家族計画、カタワ少女水月カタハネソルフェージュ、月に寄り添う乙女作法乙女は僕に恋してる、オトメドメインさよならを教えて夜明け前より瑠璃色な北へ。Diamond Dust〜、Alr……ぜんぶぜんぶ懐かしい、遠い過去記憶

ToHeartシナリオライターやってた高橋龍也アニマスアニメ化したモバマス脚本の中枢を担っているし、月姫で一旗揚げFate法人化した有限会社Noteはなんと今もFateソシャゲでがんがん稼いでる。

FrontWingなんて成功しないと思ってたブランドがグリザイアで一山当ててアニメ化まで漕ぎ着けたし、老舗のエルフ倒産した。

沙耶の唄虚淵玄はこないだまで仮面ライダー脚本描いてたし、今は西川貴教と組んで人形劇脚本やってる。

ライアーソフトの有能ライターだった桜井光フリーになってFateソシャゲ若い世代から叩かれてるし、家族計画CROSS†CHANNEL田中ロミオ一般向けのラノベ描いてアニメ化までした。

パルフェ丸戸史明の描いたラノベなんてこれから劇場公開が控えてる。

星空めておNoteに飼われてからあんまり世に作品を発表しなくなった。

この15年ぐらいで、何もかもが変わってしまった。

あっという間だった。

今も変わらない気でいるのは私だけだ。

今もあの頃の幻影を追っかけているのは。

戻りたい。

何も考えずPCゲームに没頭して、天才シナリオライター達が描いた夢物語に浸っているだけの日々に。

気が向いたら横浜に遊びに行ってネットミームの話で友達と盛り上がるだけで良かったあの頃に。

新海誠がこれだけ面白脚本描いて映画作品として世に発表してる世界で、一体私は何をしてるんだ。

シナリオライターになるのが夢だったじゃないか

自分世界で、自分哲学で人を感動させたかったじゃないか

好きでもない仕事で日銭を稼いで、精神を壊しそうになりながら会社にしがみついて。

通勤中に、休日に、小説家になろうハーメルンArcadia東方創想話を覗いて、自分じゃない素人小説を読んで夢の残滓を追っている。

この人生はまるで、夢を見てた学生時代の残りかすみたいな人生じゃないか

こんな意味価値も感じられない人生が残り30年も40年も続くなんて、想像しただけで恐怖で身がすくむ。

どこで人生を間違えてしまったのだろうと考えた時、逆なんだと思い立った。

人生を間違えなかったから、IT関係会社勤めなんてくだらない結末に至ってしまったんだ。

4月入社してからもう4ヵ月になる会社勤めは、別にやりたい仕事でもないが、安定した収入になる。

子どもの頃に描いていた人生設計としては100点満点の順風満帆20歳の夏。

安定した生活は、想像以上に退屈で身の振り方をずっと考えている。

2019-05-02

コナン女性監督が初めて興行収入トップ50に入ったらしい

名探偵コナン「紺青の拳」の永岡智佳監督(初監督シリーズ最年少)だ。

女性監督という点について、何故これほど少ないのかという問題は色々語りたいところがあるのだが…

とにかく凄い!よくやった!と言いたい。

オタク視点から考察すると、名探偵コナン劇場版は1作目から最新作までずーっと青山剛昌総監督でやってきている。

元々は『どうせ最初最後から』と原作でやる予定のラスト映画に渡した1作目がそのまま続いているといった印象だったが、

監督スタッフセルデジタルの変移や原作者の忙しさ、あまりにも口を出すのでスタッフに煙たがられる青山、作者の体調不良などで安定しない時期もあった。

こだま監督時代が良かったと言われがちなのは監督作品世界観理解脚本家青山剛昌と一緒に作りあげていた時代だったことも大きい。

山本監督が駄目というわけではないのだが…。(彼はテレビシリーズでも継続しているので)この時点で一時マンネリ化したシリーズを打ち破ることが叶わなかったとも言える。

静野監督興行収入を伸ばしたきっかけ『派手さ』を劇場版に与えてくれたが、一方スポンサー脚本家青山の間で噛みあわなかった印象がある。

よく言えば作家性がある。悪く言えば好き放題しすぎた。

青山がせっかく原作重要ネタ提供しているのに、その部分がないがしろにされているような気もしたし

特に櫻井脚本との相性が最悪だった。櫻井が何度「自分の案はほぼ無い」とか「こんな予定じゃなかった」発言をしたか

昨年ゼロ執行人で立川監督になり、『あの部分で揉めた』『あの意見が通らず困った』という裏話が急に消えた。

櫻井ゼロで初心に帰れたという話をしている。しか櫻井脚本場合安室透は人殺しだったというエピソードがある限り危ういものである

子どものころからアニメを見ていた立川監督バランサーとなり、軌道修正をしたとのことだ。

といっても「これは名探偵コナンなのか」「これは原作の降谷零なのか」「安室透とバーボンどこいった」という議論が付きまとう『ゼロ執行人』。

青山も前半暗すぎではないかと指摘していたりする。

初参加の監督だったので、今後に期待したいものであるが…。

今年の監督はその点を見事クリアしたと思う。

映画監督ならではの荒さはあるが、それも勢いに変えているのではないだろうか。

今回の映画はとくに今までのコナンファンには受けがよく(去年映画新規参入してきた人にはアレ?という感じだが)

特に原作ファンには評価が高めになっている。

監督が元々コナンファミリーであり作品世界観キャラクター像を理解していることや、

プロデューサーが「コナン現場で育った人」と発言していること、

子供のころから原作ファンだったことも大きいかもしれない。(脚本家大倉さんも原作ファン。二作目で小慣れてきたように思う)

伏線の多さだけではない。音楽まさかテレビアニメ2話オマージュなど、マニアしか気づかない仕掛けもある。

そして漏れ出てくる話がどれも作品キャスト真摯であり、ある種のしたかさも感じる。

青山もこれまで以上に映画に関わっているのではないだろうか。

OPまでのプロット青山が手掛けているし原画だけではなく絵コンテもかきまくりだ。さら監督青山と相当連携をとったようだ。

脚本家が困ったら青山に助け舟を出していることも大きい。脚本家も、監督コナンファンとして信頼したような話を書いている。

とくにラブコメアクションミステリー割合もよく、作画スタッフもいつもと違うことになっていて

『元制作進行』の監督の手腕がうかがえる。

作家性についてはオリジナルを見たことが無いので保留するが、何故コナンスタッフが何年も彼女をメインスタッフとして起用していたかを考えれば答えはでてくる。

さて女性監督という点について。

まり関係ないと言いたいが、キャラクター女性たちがまるでファッションから抜け出してきたような衣装を着ているのは、女性監督ならではと言えるだろう。とくに女性の描き方は今までに無かったものを感じるし「少女漫画ラブコメドラマを読み漁っている青山剛昌」にもついて行けるものがあったのだろう。

コナンという作品は多くのスタッフとしがらみの中で動いている。

したたかさ、と書いたが絶対的にこの映画作品監督にはそれが必要であり、青山脚本家スポンサー、そしてアニメファン映画だけのファン原作ファン中間で戦う能力必要だ。

そういう意味制作進行をしていたスキルと、男だらけのスタッフの中で女性青山と指揮をとるというのは、成功だったのかもしれない。

さらに噂では「今後、永岡監督テレビシリーズを任されるのではないか」との話も出ている(高齢化するスタッフ問題長寿アニメならではだ)。

コナンといえば連載中の漫画アニメの中で一番視聴率をとっているTVアニメだ。

女性監督主流時代になるのか、と無理矢理令和に寄せて書いてみる。

しかしこういった成功例を見ると、女性監督ってこういう場所でこそ力量を発揮するのではないかと考えてしまうのだ。

男は良くも悪くも身勝手からねぇ。

2019-03-27

anond:20190327104926

考えてるレイヤーはぜんぜん違うだろうけど、娯楽作品としての児童向けアニメも、ハリウッド大衆向け実写映画も、低予算日本映画も同じ映画作品だよ。

あとは出来とか興行成績が違うくらいで。特にドラえもんシャザムエンタテイメントとして割と同じ領域にあるんじゃないかな。

裏側の話やジャンルが違うみたいな「はーそうですか」という態度しか取れないけど…。

2019-03-21

日本を描く映画作品教えて

ハリウッド映画の特典映像見ていたら、これまでにないロサンゼルスを描きたかった、と監督プロデューサーが言っていたんだけど、日本で、最近そういった作品があれば教えて欲しい

2019-01-17

著作権法における「実演家の権利」とアダルトビデオ配信停止

id:BigHopeClasicです

さて、このエッセイについて

AV人権倫理機構へ「作品販売等停止依頼」をしました。|森下くるみnote

https://note.mu/kurumimorishita/n/n0d06015a3fd1

作家森下くるみさんが過去に出演したアダルトビデオ二次利用としての配信販売の停止の依頼をしたという内容です。

これについて、以下のようなブコメがあり、スターを多く集めていました。

b:id:aramaaaa これは微妙問題を含んでいて、通常の映画作品出演者の誰かが販売を停止したいと考えた場合できるのかってこと。AVとはもちろん若干違うのだが、法律上は同じ「映画著作物」ではないかと思うので

b:id:unfettered アダルトだけに、この行為理解できるものの、今後あらゆる表現物が、出演者の「忘れられる権利」によって廃盤にされたり本人出演シーンにぼかしが入れられたりすることにはならないか、が心配

かに、こういう点は気になるかと思います。ですが、結論から言うとそのご心配は「杞憂」です。アダルトビデオを含む「映画著作物」は、通常は出演者意向によって廃盤になることはありません。

「実演家の権利」について

アダルトビデオといえども、著作権法上における「映画著作物であることは基本的否定され得ないですが、その出演者であるAV女優には、出演したアダルトビデオ著作権は別途契約上の定めがない限り与えられません。

しかし、このような「映画著作物出演者」を含む「実演家」に対しては、著作権法は「実演家の権利」を与えています

例えば、著作権法91条1項は、実演家の有する「録音権及び録画権」について次のように定めます

実演家は、その実演を録音し、又は録画する権利専有する。

これによって、AV女優は、アダルトビデオメーカーに対して、自らの演技を録画させることを許諾することができるわけです。同様に著作権法は実演家に対して「放送権及び有線放送権(テレビラジオに限りネットは含まない)」「送信可能化権(平たく言うと、ネット配信のためにデータサーバにアップする権利)」「譲渡権(録音物録画物の頒布権利)」「貸与権音楽のみ。映画は含まない)」を与えています

映画著作物」における「実演家の権利」のワンチャン主義

そうすると「なんだ、実演家の権利簡単に出演作の販売差し止めできるじゃん」と思うかもしれませんが、話はそう簡単ではありません。

映画著作物」に出演した実演家の権利は、著作権法は非常に厳しい制限をかけているのです。

先ほど上げた実演家の録音権録画権に関する著作権法92条2項は以下のように定めます

前項の規定は、同項に規定する権利を有する者の許諾を得て映画著作物において録音され、又は録画された実演については、これを録音物(音を専ら影像とともに再生することを目的とするものを除く。)に録音する場合を除き、適用しない。

どういうことかというと、映画サントラ映画の音を録音する場合を除き、「一回出演OKって言ったら、その後あんたの録音権録画権を行使する機会はないからね」という意味です。つまり、昔だったら録った映画フィルムを複製するのは映画会社の自由だし、いわゆる二次利用のためにビデオテープDVDを作りまくるのも許諾なしにしていい。加えて、先程挙げた「放送権及び有線放送権」「送信可能化権」「譲渡権」全部そうです。つまり撮影時のギャラだけ払って撮影OKと言ったら後は著作権者は二次利用し放題、再放送映画専門チャンネルでの配信パッケージソフト販売ダウンロード販売自由ということです。

なんでこうなっているかというと、まあ、映画産業においてこれを俳優に与えていたらとてもじゃないけど産業が成立しない、ってことなんですけどね。もちろん契約で上書きすることは可能ですけど、そんな面倒くさい俳優使う理由もないですし(大物になれば別かもしれませんけど)。

#ちなみにワンチャン主義適用のない音楽業界はどうかというと、これは録音時にレコード会社が「実演家の権利」を買い取ってしまうのが通例です。こっちはこれでなんで問題にならないかと言うと、まあ、そういうもんだで通っているからですかね。

というわけで、「映画著作物」は、「通常の場合出演者意向によって廃盤になることはないのです。

さはさりながら…

とはいえ、もちろんこれは「出演に同意があった」場合の話です。昨今問題になった「出演強要」あるいは「台本と異なる強制性交」これらはもちろんのこと「出演の合意」など仮にあったとしても無効ですから二次利用についても同様に消すことができます。そういう意味で言えば、アダルトビデオメーカー側も、女優契約書を交わして「何がOKで何がNG」と女優意思を残しておくことが、メーカーを守ることにもつながるのですけどね。これについては毎日新聞がいい記事を書いていてくれました。

女優が語った本音 新ルールで変わる撮影現場

https://mainichi.jp/articles/20180419/k00/00e/040/258000c

森下くるみさんの場合は、契約書なんてなかったとはいえ、御本人の執筆活動などを通して「出演への同意はあった」ことは「黙示の同意」として明らか(なんか変な表現だな)ですから、ここは問題に成りえません。

また、アダルトビデオは通常の映画著作物と異なり、一旦出演者が出演に合意したとしても、その後になって出演者人権を著しく侵害するおそれを持ちうる性質のものです。こういうものに関しては、個別事情ごとに考慮することで、人権著作権バランス考慮するような裁判所判断が下ることもありうるでしょう。

自主的な取り組みとして、AV人権倫理機構による配信停止申し込みの代行とそれに応じるメーカープロダクションの動きも重要です。これについては、AV人権倫理機構が自ら書いている通り、「当機構賛同する枠組み内のAVメーカープロダクション対象としております。それ以外のメーカー無修正などのAV作品場合、当機構では対応が出来ません」という限界はありますが、逆に言えばこれらのメーカープロダクションユーザー側が支持することで、市場原理により賛同しないメーカー市場から退場させることもできるでしょう(闇市場については完全に刑事機構に委ねるしかないため、そこは本稿では触れられません)。

補足:TV番組について

アダルトビデオ専門チャンネルAV大賞のようなイベントAV女優トーク番組を除く「放送するためだけのアダルトビデオ」を制作することがあるかどうかわかりませんがそれがないという前提で本論から外れるので補足としましたが、上記の「ワンチャン主義」はあくまで「映画著作物」に適用されるもので、TVドラマTVアニメには適用がありません。

まり、かつては「録音録画」の概念がなかった生放送は言うに及ばず、一旦収録した後編集等を加えてから放送するドラマアニメにしても、こちらの二次利用映像ソフト化やネット配信など)は、収録の契約とは別途の契約必要になるのです。なお、放送の許諾を出演者から得た場合放送のために一旦収録することや、それを系列局に送ったり他の局に放映権を売って放送することはできますが、その場合出演者に「相当な額の報酬」を払わなければなりません。ブコメid: shigak19 さんが書いていたのはこれに基づくものです。また、映像ソフト化やネット配信は当然できません。

なんで映画(含むパッケージソフト産業)とTV番組でこうも違うんだと言うと、まあ立法された1970年メディア産業構造の違いによるとしか言えないでしょうね。その後で産業側の方が構造固定化されたために、実務上も問題になっていないということで。

ただ、この違いがとんでもない問題になっているのが「昔のTV番組WEBアーカイブ化」で、映画(含むセルビデオ)は文化遺産としてのウェブアーカイブ化は著作権者の同意があればできるのに対し、TV番組著作権者だけではなくエキストラの一人にいたるまで同意を得ないとWEBアーカイブができないのです。本人が死亡した場合は遺族の発見とか、存命中でも芸能界引退した人とか、元子役とかだとまず連絡を取ることができません。しか結構な大物でも、死後や引退後数年で簡単に連絡先不明になりますTV番組ワンチャン主義採用されていないのは、この点では問題なのです。

2018-10-02

anond:20181002172253

男も割と死ぬぞ。女の子主人公映画だと結構確率で男が死ぬ

今でこそちゃんとした役が多い岡田将生なんかも、数年前までは映画に出たらまず死ぬとまで言われた歩く死亡フラグだったんだぞ。

映画作品などでクライマックス付近にて異性が死ぬってんは大体今も変わらんよ。

2018-09-03

日本映画史上最低最悪とされる映画

映画『デビルマン』を2017年にもなってようやく観た。|alohatengu|note

という去年の記事ホッテントリ入りしていたので、つい気になって私も見てしまった。

 

まりにも酷い酷いと聞いていたから、そのバイアスのお陰で意外と冷静に見ることは出来た。

ここまで呆れるほど酷い映画、おそらく誰も二度と撮れないんじゃないかと思われる。

一応ある程度の金が掛かってるからこそ、この惨劇可能だったのだろう、見る前の予想を上回る酷さに終始唖然としたというか、ほとほと呆れたというか。

監督那須博之氏はこれを撮った翌年に肝臓癌で亡くなられているが、もしかするとすでにご病気悪化していたので、まともに映画を撮れるような状況ではなかったのかもしれない。

だとしても、例に漏れ委員会方式で作られたこ映画、よくこれを公開して大人一人頭1,800円も取ろうと思ったものである(5億くらいの興行収入はあったそうなので、ざっと三十万人程度は映画館で鑑賞したみたいだが・・・)。

ともかくも、最初から最後まで酷評するしかない映画なんて、見たことがない。酷評することを楽しむ映画としてだけの価値はあるので、中途半端に出来の悪い映画のようにそう簡単に忘れ去られることだけはないだろうが・・・

あるいは、やってはいけないことのオンパレードのこの映画反面教師として使うのはアリかもしれない。誰かもそんなこと言ってたっけ?

そういうわけで、世には数知れぬくらいの映画作品があって、その中にはこうした酷い作品もあり得てしまうのであろうけど、これほどまでに酷い作品は決して作ってはならないという戒めとしての価値しかないと、映画作りをされる方々には心していただきたい。

噂に違わぬ酷い映画だった。これより酷い映画であるとか、これよりはマシだとか、そんな基準にすらして欲しくない映画だ。

 

追記

北京原人キャシャーンなどがブコメで上がっているが、デビルマンはそれらとは少々レベルが違う。それらは変な映画だったり、ただ単につまらない映画だったりだと思うけど、デビルマンは作りからしてやる気が無いのか、徹頭徹尾最初から最後まで滅茶苦茶。私自身はデビルマンデザインだけは評価するが、他はほぼ全般に渡って酷すぎる。上で紹介しているページやググって貰えばすぐ分かる通り、突っ込みどころがあまりにも桁違いと言っていいほど多過ぎる。世界中探してもここまで酷い映画はないのではないか。わざと酷くしようったってこんなの無理だろう。

2018-08-19

人のおすすめ作品をすべて見る必要はあるか?

会社趣味人のおじさんが多いので、こちから聞いても無いのに膨大な数の映画作品ドラマ、昔の車やカメラおすすめされる。(後者はだいたいアルファベット数字の羅列なので聞いてて辛い)

自分が読みたい本、調べたいこと、みたいアニメがある中で、これらすべてのオススメを見きれるかというと、不可能なんじゃないか

5,60年生きてきたおじさんたちの図鑑みたいな知識量を20代後半の自分がこれから後追いしようとするとおそらく5,60年はかかる。

全部見てたら最新の知見、考え方、価値観仕入れことなんて出来なくなるに決まっている。

ああそうか、書いてて気がついた。

おじさんたちは若者が新しい知見を持ち合わせているのが気にくわないのか。

自分たちの知らない何かを若者が知ってるのが気にくわないんだろうな。

からまりにも膨大な「オススメ」をして、「オススメ」を見たか確認してくるんだろうな。

2018-04-04

anond:20180404135215

神山健治監督の直近の映画作品

東のエデン 劇場版

考えてみればデスゲームものの走りともいえる作品だが、攻殻機動隊からバイオレンス要素を抜いて何故か日本沈没要素を足して羽海野チカキャラコーティングするという謎マリアージュは正直受けなかった。滝沢朗が何者でもないオチはそんなに好きくない

009 RE:CYBORG

見てないけど、なんかつまんなさそう。

この前後神山監督は「すっごい綺麗なクレヨンで絵を描いたとしても、話がついてこなければ『で?』で終わりなんですよ」みたいな迷言を沢山遺してしまう。

CYBORG009 CALL OF JUSTICE

MMDを駆使した映画です! と言われても納得のクオリティ。絵も話もショボい。

ひるね姫 〜知らないワタシの物語

君の名はっぽく宣伝されたがそうではない映画ジブリクローンっぽい絵作りに

エヴァっぽいエンジンヘッドと、それらがどれも微妙に話とはかみ合ってなかった

未だに干されてないのが不思議だな…

10年位ヒットに恵まれてないぞこの人…

2018-02-21

繰り返す合図のある映画作品

七人の侍」で志村喬が頭さするとか,

鉄道屋」の軌道ヨーシ後部ヨーシとか,

「白い嵐」でマストの鐘が鳴らされるとか,

もらとりあむタマ子」のスポーツ用品店の開店ルーチンとか。

好きなのでもっと見たい。

他にどんなのあるかな

2018-01-07

anond:20180107180613

わかる。

コメント邪魔って人もそりゃいるが、コメントがあった方が楽しめる!っていう層も沢山いるし、

それは文字コメントでなく音声コメントのようなものである応援上映会が人気なことからもわかると思う。

コメント付きでネットで見ることばかり楽しまれるからディスクが売れなくなり、アニメから距離を取られる」なんて話もあるみたいだけど、

それなら何か新しいシステムでもって、ネット接続してるPCテレビBDプレーヤーならディスクと同時に最新のコメントを見られるとかすればよかったろう。

映像も音もないが作品ごとにコメントだけする場所とかあってそれは無料で見られて、ディスク再生と共にそのコメントを流せるとかやれば、

アニメに比べて繋がりが弱かった映画作品ももっと連携できるだろうし。

2017-11-13

NETFLIXHULUどっちがいいプログラム多い?

映画好きな人って、二者択一なら結局どっちを評価してるの??

オリジナル作品システム的にNETFLIXのが圧勝なんだけど劇場映画ラインナップはHULUの方がいいと思うの。特に過去の名作と言われるたぐいが多い傾向を感じていて、あ、これ色々評判は聞いてるけど、一度も見たことなかったなあってな目的外の収穫が多い印象がある。例はなんでもいいけど、ヒッチコックしかり、兵隊やくざ一連しかり、だ。

でも、比較ブログ(おトクな生活にのっぴきならない関心はあるが、映画等に一般人に勝る関心を持っていなさそうな筆者であると思われる場合が多い)とか見てると、ネットフリックス一択気味な説明が多いか映画作品主体観点HULU擁護する意見を持つ人やその逆が他にいたら、どんな意見か聞かせて欲しいです。

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追記

言及ありがとうございます。一件もつかないと思っていたので驚いています自分が見ない番組基準評価されていたりして、視聴したい番組の傾向によって評価は人それぞれなんだなあと当たり前すぎることを感じました。今後のサービス継続や解約の参考にしたいと思います

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