はてなキーワード: プルトニウムとは
政治家が刺身ちょっと食って見せたり、サーフィンして見せたりして「安全ですよ」アピールすんのは、もう2周も3周も時代遅れだよなー
どっかカネと勢いのあるテレビ屋さん、水ダウでも、最近のフジのバラエティでも、もしくはネトフリだかアマプラだかで世界に配信でもいーんだけどw こういうのやってくんねーかな?
デーモン・コアのネットミームがいつからはじまったのか気になったので調べてみました!
最初の山は2011/3 ~ 2011/4ですね。福島第一原発事故をきっかけに放射能や放射性物質について調べた人が居たようです。
https://web.archive.org/web/20110404124748/http://slashdot.jp/~ymitsu/journal/528055
wikipediaで「プルトニウム」の項目を見ていた所、「デーモン・コア」という、なんかよく判らないがとにかくすごそうな名前の物が載っていた。
wikipediaの英語版に「Demon core」の項目があったので読んでみたところ、執筆者の熱意を感じる興味深い文章であったので、せっかくなので日本語に翻訳して、wikipediaの日本語版の項目を作ってみた。
これを更にGIGAZINEが取り上げて記事にしてたりしてました
https://gigazine.net/news/20110403_demon_core/
2019/4に「デーモン・コアくん」というキャラクター化、現場猫にデーモン・コア実験させてみたりするイラストがでてきたりとここで爆発的にブームになり沈静化した現在もちょいちょいネタにされるようになってるってワケ、勉強になりました。
8/13 RIA Novosti
Золотой век США дал миру куклу Барби и атомную бомб
ドミトリー・コシレフ
香港出身の映画評論家、アリス・ウーは 活字面で大喧嘩 :ここアジアの私たちはハリウッドの傑作「バービー」に会えて喜ぶべきだった――これはスクリーン上のフェミニストの饗宴だ。 むしろ… 韓国はフェミニズムにとってひどい場所で、選挙戦が行われているが、候補者たちは親フェミニストに同情していると疑われるのではないかと疫病のように怯えている。 こんな映画は要らない。
中国はどうですか? そこでバービー人形が注目されなかったわけではないが、ピンクの服を着た人形に命が吹き込まれた映画が公開週末に1億6,200万ドルの興行収入をあげ、大量の記録を打ち立てたアメリカのような状況ではなかった。 中国でのこの人形は、地元の大ヒット作 2 作に大きく遅れをとっていまし た 。 1 つは「嵐の王国」です。これは、私たちの時代よりずっと前に、実際に国家の形成に関与した多くの中国の神々についての物語です。 何千人ものエキストラと技術者、壮大な効果、少なくとも空中に飛ぶ無数の矢の響き。 2番目は「長安」で、唐の時代の偉大な詩人についての物語です。 最高の技術的品質を備えた 2 つの作品、さらには戦争と詩。これは高級です。 そして、ここには子供の頃からなんとなく馴染みのある海外のブロンドが、私たちの世界における女性の役割についていくつかの判断を下しています。
誰かが、「世界平和」とは、アメリカが映画や芸術的責任を軽減したその他の作品で、考えられるすべての文化を押しつぶすことだと恐れていました。 まあ、心配する必要はありませんでした。 中国とアジアの映画市場は少なくともアメリカの映画市場と同じくらい大きいため、今日のハリウッドにとってグローバリズムはほぼ逆に見えます。 そしてハリウッドはそこで何かを売らなければなりません。 そして、問題が発生しました。フレーム内で、バービーは 入れました 北京版で南シナ海の領土の地図を手に が、映画はベトナムとフィリピンで上映禁止になりました。 しかし、これらは細かいことであり、重要なことは、この復活した人形はアジア人にとって興味深いものではないということです。
しかし、米国の住民にとって、それは貴重なものであり、その理由はかなり予期せぬものでした。 アメリカ人の誰もこれが傑作だとは言っていないことに注意してください。 さらに、フェミニズムの観点から言えば、少なくとも西洋人にとっては、ここには特別なことは何もありません。テロや狂信もなく、ボスガールは新しいものではありません。 このような映画に対するアメリカ人の反応という点では、喜びと悲しみが入り混じった別のものが感じられる。
人生が下り坂になっている人々は喜ぶべきです。 そして、映画評論家たちはこのことについて 極めて率直に書いており/*/ 、ロサンゼルスやニューヨークといった民主党の領域ではそもそも生活が悪夢になっていると述べている。 そしてここ - バービー、あなた自身のもの、親愛なるもの、祖母からの贈り物、国の絆と価値、あなたはピンクのドレスを着て映画館に来て、あらゆる方法で日々の恐怖から休憩することに友達と同意することができます。 今はウイルス、そしてトランプは負けた女子スポーツチーム、そしてニジェール、そしてウクライナ、そして言うまでもなく中国に対して失礼だ。 そして地球上の気候は非常に悪いです。 一般的に、人々を追い詰めて、リラックスさせてください。
/*/ https://www.theamericanconservative.com/barbie-and-the-triumph-of-the-feminine/
正統派リベラルを含む平均的な西洋人が自分自身をどのように感じているかというこのテーマは、どういうわけか私たちには理解されていないままです。そうです、それは単に不気味です。 そして私たちはどう感じているか。 控えめに言っても違いはあります。 さらに、それは適切で有能な比較によってのみ明らかになります。しかし、私たちだけがこの比較社会学に達していないのです。
そして、彼らは他のいくつかの理由で米国で動揺しています。 ここで面白い偶然が起こりました。同じ日にそこで2本の新作映画が公開されました。「バービー」と、アメリカ原爆の父の伝記映画「オッペンハイマー」です。 そしてそれらは今日のアメリカ人の心の中に溶け込んでいて、誰かが冗談を言っているのではないかと思えるほどになっているようだ――これがひとつの映画だ、バービンハイマー。
冗談は面白くありませんが。 私たちアメリカは、世界に爆弾とバービー人形を与えてアメリカの世紀に入りました。 今は何ですか? つまり中国人は大太鼓に乗っているのだ。 彼らは恐れもせず、幸せも感じません。
ここで、オッペンハイマーと彼のチームが 1945 年 7 月 16 日に爆弾を爆発させ、化学王デュポンのチームがプルトニウムの生産に従事していたことを思い出さなければなりません。 そして 1959 年の春に、同じデュポン社の関心によって作成されたプラスチックからプラスチック人形が作られ始めました。 それ以来、世界中で平均して毎分 100 個が販売されています (ちなみに、そのうちの何個が中国で製造されているかは興味深い問題です)。 しかし一般的には、それは私たちの黄金時代の夜明けでした。
そう、 。 この事実に反応しているのは映画評論家ではなく、アメリカの環境活動家タイラー・ハーパーです。「加速する軍国主義と無制限の消費」がプラスチックと微量のプルトニウムで地球を汚染したとき、こうして新しい時代が始まったのです そして、これらの痕跡は、人類が自ら墓場に追い込まれるときでも残る可能性があります。
一般に、地球上で跡形もなく過ぎ去るものは何もありません。私たちがどれほど若かったか、爆弾が爆発し、世界中でバービー人形が大量に売れました。 そして今、中国人や他のアジア人は気にせず、そこで生活を送り、自分たちの神や詩人についての映画を見ています。
日本法人謝罪「バービー」抱き合わせの「オッペンハイマー」がヒットだが…
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/76335
映画業界通によれば、ユニバーサルが満を持して公開した「オッペンハイマー」は、バービー人形の世界を実写化したコメディー映画「バービー」(ワーナーブラザーズ)との抱き合わせ。
2作品を同日に観られるようチケットを発売する「バーベンハイマー」(Barbenheimer)と呼ばれる鑑賞方法が功を奏した、と見ている。
もっとも、これに悪乗りしたワーナーブラザーズは7月31日、「バービー」に合成された原爆投下を想起させる画像の投稿に対し、同作品の米公式アカウントで好意的な反応を示した。
この映像は、原爆投下を想起させる背景に(オッペンハイマー役の)キリアン・マーフィーが右手を上げて喜ぶ(バービー役の)マーゴット・ロビ―を肩に乗せているもの。
「オッペンハイマー」は、公開と同時に副次的な現象を起こしている。
原爆第1号を投下実験したニューメキシコ州トリニティ・サイト周辺地域に住む住民の被爆者補償運動が再燃したのだ。
1945年7月16日午前5時29分、アルバカーキーから203キロ離れた実験地「トリニティ・サイト」*1で人類初の原子爆弾が投下された。
(略)
高さ30メートルの鉄塔の上に固定されて投下された原爆は、「アントロポセン」(Anthropocene=人新世)の幕開けでもあった。
当時は、原爆実験周辺の村落住民が被爆したという話は聞かなかった。
しかし、その後110キロ離れたトゥラローサ(Tularosa)に住む住民の中から脳腫瘍や唾液腺ガンに罹る者が続出した。
米国には「放射線被ばく補償法」(Radiation Exposure Compensation Act=2022年制定)があるが、トゥラローサ住民は法定適用基準を満たしていないとの理由から補償を受けていない。
そうした動きに追い風となるプリンストン大学、コロラド大学ボールダー校などの科学者が共同で行ってきた研究成果が7月20日公表された。
それによると、トリニティ・サイトで投下された原爆は4日後には2400キロ離れたカナダ東部トロント郊外のクロフォード湖にも拡散されていたことが判明した。
ひええええ
「制作者の作品に込めた執念などはまるっきり分かっていないのだろう。第2次大戦とは何だったのか、原爆が投下されてどのくらい人が死んだのか全く知らない無知な人間たちが、うようよいる」
高齢者たちは世界に先駆けて原爆を製造した古き良き時代を描いた映画を満喫しようとした。
中にはバービー人形のようなカラフルなドレスや「原爆の父」ロバート・オッペンハイマーが描く第2次世界大戦時のファッションで映画館に出掛ける者もいるという。
Z世代にとっては、原爆開発をめぐる科学者同士の裏切りや当局が狙うスパイ追及といったサスペンス映画だ、とするユニバーサルの宣伝文句に飛びついたのだろう。
これはどれも近代化の最大のポイントで、現在につながっている。
したがって死んだほうを気にかける人間は少ない。
日本は日本人の間だけで西南戦争とか起きたので。何もなかったわけではない。これには官軍墓地はあるけど、この時代は原爆はなかった。
まあお金があれば映画見に行くけど、あいにくと持ち合わせがない。インフレで食費が上がっているし。
バービーを責めて核武装はやろうとする日本、ただただ卑怯なんじゃないか?
映画「バービー」上映禁止、中国の「九段線」ゴリ押しで南シナ海に不穏な空気
ベトナムが不安を抱く「挑発行為」、中国に何が起こっているのか?
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/76031
わざとなのかな?
この他大量にあったものの、増田の仕様にひっかかりそうなのでここまでとする
もう誰かWikiでも作っておけよ
アメリカは原爆で日本人を大量虐殺したので、屈服した日本人はアメリカの奴隷になることで生きる残る道を選んだ。
戦前の日本には、玄洋社や黒龍会など、外国と対等に渡り合う人々がいた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E6%B4%8B%E7%A4%BE
玄洋社(げんようしゃ、1881年 - 1946年)は、旧福岡藩(黒田藩)士が中心となって、1881年(明治14年)に結成されたアジア主義を抱く政治団体。
当時の在野の多くの政治結社と同じく、欧米諸国の植民地主義に席捲された世界の中で、人民の権利を守るためには、まず国権の強化こそが必要であると主張した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%BE%8D%E4%BC%9A
黒龍会(こくりゅうかい)は1901年(明治34年)1月に設立された国家主義(右翼)団体である。
対露開戦を主張。
ふと妄想したんだが。
日露戦争じゃないけどさ、ロシアがまけたら日本は弱みに付け込んで耕作不能な土地もらってプルトニウムとか原発廃棄物埋めさせてもらえよ…
200万へくたーるくらい無人のツンドラ(地震は200年に一回くらいしか揺れない)をもらえるなら北方領土一島くらいあげていいんじゃねえかな。
日本はさぁ狭いのにほんと埋めるしかねえゴミたくさんできちゃうからなぁ…。
でもロシアさんミサイルで石棺壊したしNATOだの協定あるから、信用できない人には預けられないわなそりゃ…。
日本人が植民地にしてきっちりシステム化してあげたくなるのはこういうときなんだろうな。
アメさんも砂漠だのビキニ環礁だので核爆発させてて自由なくせに核もたせたらあかん国だし。
インド中国も国土もひろいが人数も多いからバカがテロにつかうかもしれんしな…
宮城岩手はここんとこ地震ばっかだから軍事なんとかがなくてもなにがいつ電源喪失したり漏れるかわからん。
ほんと困るんだよなぁ…
ちらっちらっ。
とりあえず寒冷地仕様の車両とかドローンとか半導体工場って地震地帯や砂漠地帯よりわりと簡単にできるんじゃねえかなとおもうんよね…
なによりゴムのシーリングが劣化しにくい(ただし凍結破断はするか)
液体とみればとりあえずマウスウォッシュでも飲んじゃう頭の金髪なネズミちゃんさえいなければ
アルコールもガソリンもわりとおとなしくしててくれるんじゃねえのかね
それがプーチンのCOVIDへの恐怖であるのか暗殺の可能性なのかは関係しない。プーチンが最も信頼している者の接近を恐れるのであれば、いったいどうして彼自身と大切な者を破滅することを選択できるであろうか? ( 翻訳終わり ) 姉.街.も.か.わ.い.い.?.そ.れ.は.そ.う
1: スラブ系言語と英語の間で翻訳を行えば imminent(寸前である) と inevitable(不可避) の単語間距離がなくなることが知られている。注意を要する。
2: what [guided [those in charge] [to decide [to proceed with [the execution of [this operation]]]]]]]]]
3: Ref. Elementary Quintessential Russian(5th Ed.) (Mingmei Publishing, 2032), pp. 1337
4: Ref. Language in Memes: Russian State Organizations and Media (Miskatonic University Press, 2048), pp. 1D6
5: 「 欧 州 からの人道支援」だと!? ロシア人民よ! 君たちのアイデンティティはアジアにあるのか、ヨーロッパにあるのか!? モースコヴァは欧州の先進都市か、アジア北東の秘めたる地なのか!? はっきりし給え! そんなことだから君らはキラキラ西側ヨーロッパに対するコンプレックスがいつまでも抜けず神話を求め独立国家を侵略して解消を図るような羽目になるのだ! 先の戦勝予定稿でもその通り自爆していただろう!
6: "“Denazification” and “demilitarization” are not analytical categories because they don’t have concretely formulated parameters by which meeting of the objectives can be evaluated." 和訳者はこのような文章から冷戦期にしばしば見られる美的な目的によって重厚なコンクリート建築特有の陰鬱に湿っていながらほとんど性的快感を呼び起こす特有にホラーショーのような大気を肺いっぱいに吸引することができ、そして吐きだすことができる。この文章に限っては帝政ロシアから引き継がれた華美な外連味を覚えるが気分を変えるには大変よいと言えよう。
7: 「──の可能性を排除しない」という表現はロシア研究者の使う表現であるようで、「──と考えるが、職を賭すことは避けたい」と解釈してよいようだ。
8: 水爆に用いられるプルトニウムの半減期は、文明よりは長い。この十年という数字はこの文書の外でも随所で囁かれているが、どうもプルトニウムを使った熱核兵器に用いられるトリチウムの問題のようだ。トリチウムは半減期が12.32年と短く、24.64年で1/4に減じてしまう。崩壊したトリチウムは安定なヘリウムに変化し、これを内部のガス容器から取り出して補充しなければ爆発規模が漸減するようだ。読者もりっぱなトリチウム夜光時計の光がすっかり暗くなってしまって残念だという声を聞いたことがあると思う。
9: おそらくこの文書が書かれた後の話ではあるが、問題のプーチンがソ連時代から続くフラッグキャリアたるアエロフロートのぴちぴち若手女性CAを卓にぐるり侍らせ、揃って弁当を食べる会食を開いて大変楽しんだような報道がある。新型コロナウイルス対策としてはご法度もいいところであろう! だいたい、人の容姿にけちは付けないが化粧の趣味が悪い。極東においてすら脳筋残念地雷系の地位が必ずしも高くないことは和訳者にとって大変不満である。人は顔、顔は芸術、芸術は爆発、そうだろう(†昇天†)。
我々は全ての非難をウクライナに転嫁する状況を作るよう土壌を耕している。ナルィシキン(ロシア対外情報庁(SVR)長官)と彼のSVRはウクライナが密かに核兵器を製造していたことを証明するために地面を掘り返している。F単語。彼らは我々はすでに分析し事案処理済としたものに必死になっている: 我々はただ証拠品とか証明とか専門職の存在とかウラニウムをでっち上げるということはできない。ウクライナは大量の劣化ウラン238を保有している──そんなものは何でもない。[核の]製造工程は密かに実行できるようなものではない。汚い爆弾は密かに作ることはできない。ウクライナの古い原子力発電所はそれら物質を副産物として極少量製造できるのみである。これらはアメリカ人がMAGATE[和訳者註: МАГАТЭ, IAEAのロシア語名称]とともに監視していて話題にするだけばからしい。
あと一週間で何が始まるか知っているか? 二週間でもいい。我々は大変ひどいことになり90年代の空腹の日々を思い起こさせるようになるであろう。株式市場も閉鎖しているから、ナビウリナ[中銀総裁]は正しい行動を取っているが、船に開いた穴を指で塞ぐようなものだ。状況はどのみち現状を突破するしより強烈になる。三日五日七日それ以上経とうが何も解決することはない。
カディロフは理由なくひづめを蹴っているわけではない。彼らにも旅路が待っている。彼は自分自身に無敵の者として名を付けた──彼が一度でも負ければ彼の人びとが彼を除去するであろう。
次。シリア。"諸君──待ち給え、ウクライナはすべて終わりになって我々はシリアの防衛を固めるのだ。" そうして今にも我々の現地増援部隊が補給品を使い果たせば、ばかげた熱風がやってくる……トルコは海峡を封鎖しており、シリアに補給を空輸するのは釜に現金をくべるのと同じことだ。留意されたい──これらは全て同時に起こっており、我々にはこれをすべて一つの書類山に投げ込んで分析する時間すらないのだ。我々の現在の状況は1943-1944年のドイツに類似している──しかしそれがウクライナにおける我々の _起点_ なのだ。時折筆者はこの過労状態の中で迷子になる。時折これはすべて夢ですべては以前のままであるかのように感じる。だ.っ.て.僕.は.星.だ.か.ら.。
刑務所について──状況は悪くなる。血を見るまで留め具の締め込みが始まるだろう。あらゆる場所で。正直に言って、純粋に技術的見地から、状況の統率を図るには、それが唯一の手である。
我々はすでに全軍動員状態にある。しかし我々はこの状態に長く在ることはできない。しかし我々の予定表は不明瞭であり、そして悪化の一途をたどる。統治は動員により道を誤る。そして想像したまえ: 100m走を走ることはできるだろう──マラソンでやってみたまえ。そして、ウクライナ問題に関して我々は100m走の構えを取ったが、しかし我々はマラソンに参加していたことが明らかになったのだ。そしてこれはどちらかといえば現在起きている出来事の簡単なあらましなのだ。
さらなる皮肉主義を提供するなら、筆者はプーチンが赤い釦を押して世界を破滅させるとは信じていない。第一に、これは一人の人間が決断することではなく、誰かが拒否するであろう。この手続きには大勢の人が関わり、たった一つ"赤色"の釦があるわけではない。第二に、これが実際正常に機能するかについてある種疑念がある。経験により制御手順がより透明であるほど問題の断定は簡単であることが示されている。そして誰が何をどう管理するかが不明瞭であるが、誇大表現に満ちた報告書がつねに書かれているところにこそ、常に問題があるものである。筆者には"赤い釦"装置が宣言された情報の通り機能する確信がない。だいいち、プルトニウム燃料は十年ごとに交換が必要なのだ[8]。第三に、これがもっとも不愉快で残念なのだが、彼自身の最も近い閣僚や助言役すら近づけないのであれば、筆者はそのプーチンの自己犠牲を信じていない。[9]
Changelogを入れたら末尾が切れてしまった…Changelogはリプにします。https://anond.hatelabo.jp/20220308162009
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https://twitter.com/igorsushko/status/1500301348780199937
最初はTwitterに流しましたが(https://twitter.com/Vorspiel2/status/1500677825044819971)、誤訳を修正し、追加情報を入れて清書しました。
なお、この文書の真正性について、まずこちらの評価をご参照ください。(イギリスの情報サイトBellingcatの幹部Christo Grozev氏による)
https://twitter.com/christogrozev/status/1500196510054637569
以下はその翻訳です。
昨晩[日本時間3/5早朝]、FSBの内部告発文書と称するものが公開された。そこには、ロシア軍のウクライナでの失敗と、今後数週間~数ヶ月におけるロシアの惨状の予測が記されていた。これが本物かは分からない—ウクライナは以前に、心理戦の一環として偽のFSB文書をリークしたことがある。
だがこれはそれとは違うようだ: 情報源は信頼できるもので(gulagu.netの創始者)、偽造にしては遥かに長い文書だ(長くなるほどボロが出やすくなる)。
私はこの文書を、知己のFSB職員2人(現職または前職)に見せた。2人とも、これは間違いなく同僚が書いたものだと判断した。彼等は結論のすべてには同意しなかったが、それはさておき。
文書はこちら。一読の価値がある: https://www.facebook.com/vladimir.osechkin/posts/4811633942268327
内部告発というのが仮に真であったとしても、内容に虚偽が含まれている可能性にご注意ください。
更に、私はロシア語は分からないので、露→英訳時に意図的か否かを問わず誤情報が紛れ込んでいる場合にはそのままになります。この点について、ロシア語が理解できる方はチェックをお願いします。
以下本文です。
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[冒頭は英訳者Igor Sushko氏のコメント。氏はウクライナ出身・アメリカ育ちのレーシングドライバー]
以下は、現職のFSB分析官による、ロシアの現状分析を英訳したものである。長いスレッドになるので心して読んでいただきたい。シェア歓迎。全文で2000語以上になる。カーテンの裏で起きていることに対する高度な洞察であり、幅広い題材を含む。
文意を明確にするための補足を、必要に応じて括弧書きで加えている。[日本語訳時に、追加の補足を角括弧書きで入れている。] では始めよう:
最近はろくに眠れていない。ほぼ24時間勤務で、頭に靄が掛かったような状態だ。過労なのだろうが、まるでシュールな世界の住人になったような気分だ。
パンドラの箱は開いた—本当の世界規模の惨劇は今夏までに始まるだろう—全世界の飢餓は避けられない。ロシアとウクライナは小麦の主要産地なのだから。(コメント: 世界規模の飢餓が起きるという予測には同意しない。)
我が国の指導者層に本作戦(ウクライナ侵攻)を決断させたのが何かは分からないが、彼等は揃って我々(FSB)の責任だとしている。我々の分析は非難され、もっと沢山報告を出すよう、最近はますます圧力を掛けられている。
こういう政治コンサルタント、政治家、権力者ども全員が混乱の元凶だ。何より重要なのは、誰もこんな戦争が起きるとは知らなかったということだ—開戦は誰に対しても秘匿されていた。
一例を挙げる— ロシアに対する隕石攻撃(コメント: 西側諸国による制裁を指すと思われる)[これは露→英訳時のミスと思われる。詳細はhttps://anond.hatelabo.jp/20220322231355を参照]があった場合の結果と影響の分析依頼があったとしよう—
そこで攻撃のモードを分析するが、一方これはあくまで仮説であって細部を強調するな、とのお達しがくる。なるほどこのレポートはどこぞの官僚がチェックリストとして使うもので、分析結果はロシアにとってポジティブなものでなくてはならない、
そうでなければ「仕事ができていない」と詰問されるんだな、と理解する。したがって、我々にはどんな攻撃にも対抗手段が揃っている、という結論を出さざるをえない。もう完全にやりすぎだ。
ところが、蓋を開けてみればこれが仮説ではなく現実に起こっており、こんな仮説に基づいた分析など全くのゴミ屑になってしまった。制裁に対抗できていないのはこのためだ。こんな戦争が起きることは誰も知らず、従って制裁への対抗策も準備していなかったのだから。
これは秘密主義と裏表だ—誰もが知らされていないのなら、準備のしようがあるだろうか?
カディロフは激おこだ。ウクライナが「FSBからキーウのチェチェン部隊の情報をもらった」と吹聴したことで、我々(FSB)と連中は一触即発になりかけた。
カディロフの部隊は戦闘に入る機会すらなく壊滅し霧消した。FSBからウクライナへのリークがあったという情報を私は持っていないので、推測するにその可能性は1-2%だろう—とはいえ、可能性を完全に排除できるものではない。
我々の電撃戦は完全に失敗した。そもそもが完遂できないタスクだ: ゼレンスキーと部下を開戦3日で確保し、主要な建物をすべて占拠し、城下の盟を誓わせたとしたら、
ウクライナの抵抗は最小限に抑えられただろう。理屈上は。だがそれがどうした? こんな「理想的な」展開であってさえ、解決不能な問題が残っている: 我々は誰と交渉する気だ?
ゼレンスキーは排除するとして、よろしい、では合意に署名するのは誰だ? ゼレンスキーが署名するなら、彼の排除後は合意は役立たずだ。ОПЗЖ(ウクライナの親露派野党)は協力を拒否している。
臆病者のメドヴェドシュク[実業家。プーチンの友人]は逃亡。指導者は他にもいるが—ボイコ[野党党首]は拒否、彼の支持者も理解しないだろう。ツァリョーフ[DPR・LPR議会議長]を呼び戻そうにも、ロシア国内ですら不評。ヤヌコーヴィチ[前大統領]を戻す? どうやって?
占領は不可能、ということになれば、我等の撤退後、[ウクライナ]新政府は10分ももたずに倒されるだろう。
占領するにしても、必要な人員がどこにいるというのか? 司令部、軍警察、防諜、諜報—ウクライナ人の抵抗を抑え込んだとしても、50万人は要る。これに更に補給と兵站が加わる。
こんなのは決まりきったことだ—質の悪いリーダーシップを量で補おうとするなら、何もかも分が悪くなる。繰り返すが、これは「理想的なシナリオ」での話だ。現実はそうではない。
それでどうなっているのか? 総動員を掛けることはできない。理由は2つ:
1)総動員を掛けたらロシアの国内問題で自壊する: 政治でも経済でも社会でも。
2)我々の兵站は今日ですら伸びきっている。これだけ巨大な分遣隊をウクライナに送り込めたとして、何が得られる? ウクライナ—広大な国土を持ち、我々に向けられる敵意は半端ない国において。
我々の道路はこんな大部隊の補給に耐えうるようできていないから、何もかもがストップするだろう。現在の混乱状況を鑑みれば、指導者層がどうにかできるものでもない。
この2つの理由が同時に存在している。どちらか一方でも、失敗には十分だというのに。
ロシア軍の損失について: 実数は分からない—誰にも。開戦から2日間は何がしかの情報が入ってきたが、今となってはウクライナで何が起きているのか誰も把握していない。主要師団との連絡は途絶えている。(!!)
通信は回復するかもしれないし、攻撃を受けて散開しているかもしれない。司令官ですら戦死者数・負傷者数・捕虜数を把握できていない。戦死者の合計数は千人単位だろう。1万人か、5千人か、2千人ですんでいるか。
こんなことすら、司令部の誰も知らない。もしかしたらロシア兵の戦死者は1万人近くかもしれない。しかもここにはDNRとLNRの戦死者は含んでいない。
ゼレンスキーを殺害ないし捕縛したとしても、状況は変わらない。我々に向けられる敵意はチェチェンのそれ並だ。今となっては、ウクライナの親露派ですら公然と我々に反抗している。
それもこれも、(ロシアの)トップがすべて決めたから。こんなシナリオ(ウクライナ侵攻)など、先制攻撃を受けない限り起こらないと聞かされてきたから。
我々が脅威を高めていくのは、戦闘によらず交渉で結果を出すために必要と聞かされていたから。ウクライナ国内でのゼレンスキー批判の準備も、ウクライナ侵攻など考慮にも入れていなかったから。
今日、ウクライナ市民の死者数は幾何的に増加しており、抵抗は強くなる一方である。歩兵部隊は都市侵入を試みているが—落下傘部隊20隊のうち、わずか1隊が「暫定的に」成功を納めたのみ。
モスル侵攻を思い出してほしい。まるで同じだ—どの国でも起こることで、何も新しいことなどない。ここ数十年のヨーロッパでは—セルビアが一番良い例だろう—都市を包囲しても数年は持ち堪えられる。ヨーロッパからウクライナへの人道的支援が始まるのも時間の問題だ。
我々のひとまずの期限は6月だ。というのは、6月になったらロシアには経済というものが無くなるからだ—何にも残らない。
大局的には、来週には(ロシアで)(戦争賛成派対反対派の)両者の一方が崩れるだろう。こんな(ロシア国内の)緊張状態は長続きできない、というだけのことだ。
分析のしようもなく、混乱状態で予測の立てようもなく、何が起きるか確度を持って言える人間など(ロシアには)誰もいない。
直感に従って、しかも強い感情に動かされて行動するなどというのは最早ポーカーではない。だが賭け金は釣り上がってしまい、どれかしらの手段はうまく行くだろうという望みに掛けるしかない。悲しいけれど、人間は往々にして計算違いを起こすし、そうなればすべてを失うことになる。
見渡してみれば、ロシアにはアウト[ポーカーにおいて「これを引けば勝てる」というカード。「勝ちの目」]が無い。勝ち筋などなく、どうやっても負けるしかない—ということだ。(ここで一旦中断。小休止後に再開する)
(ここから後半。こちらはもっと興味深く、ラストには喜ばしい方向で驚くべきことが記されている)
我々は前世紀の失敗を100%なぞっている。「弱っちい」日本を蹴散らして瞬く間に勝利するつもりが、実は我々の軍はずたぼろだった。[日露戦争]
その後、また勝ちを目指して戦争[第一次世界大戦]をおっ始め、軍隊再教育のためにボリシェヴィキの徴兵を始めた。当時よく知られていなかったボリシェヴィキは戦争反対のスローガンを掲げ、ああいった行動に出た…
プラスの面も見よう: 懲罰部隊を前線に送り込むなんてことは考えもしないよう、我々は手段を尽くした。政治犯や社会不適合者を徴兵したら、前線の士気は下がるだけだ。
敵軍(ウクライナ)の戦意は高い。恐ろしく高まっている。戦い方をよく知っているし、有能な指揮官も多数居る。武器も補給もある。世界的な人道破局の舞台を整えているようなものだ。
我々が最も恐れていることは: 首脳が古くからの問題を新しい問題で糊塗しようとしていることだ。ドンバスで2014年に起きたことの大きな理由がこれだ—我々は西側諸国をクリミアの「ロシアの春」から引き剥がす必要があった。それで、いわゆるドンバス危機を演出し、西側の注意を逸らして
交渉材料にするしかなかった。だがそれで問題はさらに大きくなった。そこでエルドアンに圧力を掛けてサウス・ストリーム(ガスパイプライン)を4本引かせた上で、シリアに侵攻した。
ソレイマニ(イスラム革命防衛隊)が自分側の問題を解決するために、わざと偽情報を我々に流したために起きたことだ。その結果、クリミアの問題は片付けられず、ドンバスの問題も無くなっていない。
サウス・ストリームは(ガスパイプライン)2本に減らされ、シリアは宙吊り状態だ—我々が撤退すればアサド政権は倒され我々は無能扱いされるが、我々が駐留し続けるのも困難だし意味もない。
こんな「ウクライナ電撃戦」を誰が思い付いたのかは知らない。もし仮に我々が正しいインプットを受け取っていれば、少なくとも初期の計画には疑問点があり、大部分を再評価するよう指摘できただろう。それはもう大量に。
それが今や、我々はクソみたいな(PGな言葉遣いは英訳者による)ハマリ状態で、どうしたら良いかも分からない。「非ナチ化」「非武装化」というのは分析のカテゴリには無い。というのも、具体的に数値化されたパラメタが無く、目的達成を何をもって評価できるのか分からない。
今や我々は、頭のおかしい参謀がトップにヨーロッパとの紛争を決断させるのをただ待つだけだ。要求は制裁の緩和だ—制裁を弱めるか、それとも戦争か。
西側が拒絶したら? その場合、本物の国際紛争に巻き込まれる可能性も否定しない。1939年のヒトラー同様に。我々の「Z」[紀章]は鉤十字同様に扱われるだろう。
(ウクライナでの)局地的な核攻撃はありうるか? イエス。但し軍事目的ではない。こんな兵器は防御を崩す役には立たない。使うなら目的は我々以外(西側諸国)の恫喝だ。
我々はウクライナに全責任をおっ被せるシナリオの土壌を作っている。ナルイシキン(ロシア対外情報庁官)と配下のSVRは、ウクライナが密かに核兵器を製造していた、という証明をせっせとこさえている。クソったれ。
連中は、我々がとっくに分析し放棄した論を押し通そうとしている: [核兵器開発の]専門家やウランがあったことの証拠や証明など、でっち上げることは不可能だ。ウクライナには劣化同位体238[ウラン238。劣化ウラン]が1トンある—だが問題にはならない。核燃料サイクル上、作り出すことを秘密にはできない。
「汚い爆弾」にしても秘密裏に製造することはできない。ウクライナの古い原発では、それに必要な物質は副産物として最小限産出されるのみだ。アメリカはMAGATE[IAEAのロシア語表記]と共にこういう施設を監視しているから、こんな論など出したら馬鹿にされるだけだ。
1週間後には何が起きているだろうか? 2週間後でもよい。我々はドツボにハマり、古き良き、空腹の90年代を思い出すことになるだろう。
市場が閉じつつあるのに対抗して、ナビウリナ[ロシア連邦中央銀行総裁]は正しい措置を講じているようではあるが、所詮は船に空いた穴を指で塞ぐようなものだ。状況はどのみちどんどん悪化し続ける。3日とか5日とか7日、などのうちには最早解決しない。
カディロフが地団駄を踏んでいるのも故ないことではない。彼等には彼等の野心がある。彼は「無敵」として名をあげた—もし失敗したなら、自分の部下達に引き摺り下ろされることになる。
それからシリア。「諸君—耐えろ、ウクライナは片づける、そうしたら我らのシリアでの地位を強化する。」実際のところ、ロシアの分遣隊はいつ補給が切れるかも分からず、その後には熱波が待っている…
トルコは海峡を封鎖したし、シリアに物資を空輸するのはかまどに金をくべるようなものだ。しかもだ—これはすべて並行して起こっている。ひとまとめにして分析する時間すら無い。
我々の現状は1943-1944年のドイツのようなものだ—だがこれはウクライナでの「初期状態」にすぎない。
過労でくらくらするし、これは夢で、実は以前と何も変わっていないのではないかと思うことすらある。
監獄について—今後も悪化するだろう。ナットは血が滲むまで締め付けられるだろう。どこでも。有り体に言って、純粋にテクニカルな観点では、現状をコントロールし続けるにはこの手しかない。
我々は既に総動員体制だ。だがこんな体制は長く続けられない。タイムテーブルがどうなっているのかは分からないが、状況は悪化の一途だ。国家統治というのものは、総動員を掛けたら狂い始めるものと決まっている。しかもだ: 100mを疾走できるとして—それをマラソンでやったらどうなるか。
で、ウクライナ問題について100m競走よろしく飛び出したものの、よく見たら参加登録したのはマラソンだった、ということだ。しかもこれは、現状のかなり簡潔な要約でしかない。
更に皮肉なことを言えば、私はプーチンが核の赤ボタンを押して世界を終わらせるとは信じていない。
まず、それを決められるのは1人ではない。誰かが反対するだろう。このプロセスには多数の人間が関与している。「赤」ボタンを1個押すだけ、というものではない。
経験的に知られているとおり、制御構造に透明性があるほど、問題点は見つけやすい。誰が何をどうコントロールしているか混沌としているにも関わらず、虚勢を張った報告ばかりが飛び交う状況にこそ、問題が潜んでいるのが常である。
「赤ボタン」システムが言われているとおりに稼働するかは確信が持てない。それに、プルトニウム燃料は10年毎の交換が必要だ。
3つ目、これが最も唾棄すべきで悲しいことだが、私個人の信念として、側近や忠臣すら近づかせないようになったプーチンが、自分自身を犠牲にするなどとは思えない。
プーチンが恐れているのがCOVIDなのか暗殺なのかはどうでもいい。もしプーチンが、自分が最も信頼していた人々すら恐れているのだとしたら、自分自身と最愛の人々を破壊するなんてことができるものかね? (英訳終)