はてなキーワード: 改装とは
どうも。元増田の不安から大体4年がたちました。なので今更ながら答え合わせをしようと思います。
書いてる増田は、横須賀(非・大井初期組)で、イベントする前に離脱(2年ほどジオン大佐業に忙しかったのである)、復帰は15年秋イベからになる。なので、元増田の味わった時代のほとんどを知らない。離脱前に2-3ぐらいまでは到達していたと思うが。
また、元増田の記述が2014/05/11であることに留意が必要。なんなら艦これ年表を手元において確認してほしい。この時期はイベントで言うと、索敵機、発艦始め!=明石・天津風・酒匂実装直後、AL作戦/MI作戦前である。
2)装備の入手困難性
3)結局お祈りゲー
4)大艦巨砲のみが強い
5)アナウンスが不確実
まず3。これは変わりませんでした。一応ロスト防止アイテムが登場したので若干緩和気味ではあるが。だがこれはこのゲームシステムを取る以上しょうがない。所詮艦これ自体は壮大な「間接ガチャ」なのである。
5)は、、、、、飼いならされた提督は慣れてしまったよ………。ただ、矢矧みたいな不実なことはあんまりなくなった…と思うが…それを喰らっていないのでどのくらいのダメージだったかわからないんだよスマヌ。
一方はシステム面からのもので、この増田の直後にやってきた連合艦隊システムであったり、夜戦の重要性が増したり、ルート制御の教化だったりで、大艦巨砲と制空さえあれば、という状況ではなくなりつつある。
イベントで「見せ場」を意図的に作ることもルート固定やら、特効やらでやってきた。賛否あるが一時的に強い、というのは急に強きゃらをぶっこんでくるよりはインフレを抑制すると思われる。ただしこれも逆に「特定艦がいないと/育ってないと無理ジャン」という別方向の縛りになりつつあるが。
一つは改二の多用。これは、当初は改装で拾えなかった分の補遺という感じだったが、どんどん「if改装」という名目で史実への縛りを薄れさせている。
こうなると「史実が足かせになる」というのは、逆にインフレをいい具合に抑えてくれました、ということになる。この先は判らないが。
あと、通常ステージがほぼ出そろって、ゲームの主眼はもはや突破じゃない。元から兵站ゲーと言われていたが、結局イベントへの備蓄とレべリング(目指すならランキング狙い)になった。こうなると、ひたすら力で殴るのではなく、平時にどれだけ戦力を間引けるか、みたいなことにもなってくる。となると、強くはないけど弱くもない、みたいなクラスも使いでが出てくることになる。
ただ、大人の事情やら、多分これ忘れられてるわ、みたいなことで救済がないキャラも結構いる。自分の嫁に救済が回ってこなければ、その救済はないも同じだ。
なお、元増田が夢想した「駆逐艦縛りや軽巡縛りにすることで事前工作活動を行い、主力攻略を有利に進められるようなシステムであれば良いものだが」は、やや方向性を変え、ギミックという形で現役提督を苦しめているぞ。どっちも主力投入が必要だしな。
4)は入手機会をいくつかの形で増やすことで埋めようとはしている、とおもう。一つはイベントごとのドロップ配当で、もう一つは課金で(前提条件はある程度あるが)作れるようにした、という形で。ただし、これも完全ではない。いくつかの装備は結局イベントでの「壁」になる。
というわけで、元増田の不安は解消されたりされなかったりで、なんとか5年も持ってしまったわけだ。
一つは徐々に徐々にP2W化が進んでいること。課金アイテムが強力になってきたことで、ドックと枠だけ開けときゃいいか、ではそのうち回らなくなる気がする。イベント一部だともはやそれ前提の作戦、ということまであるし。更に救済策と書いた装備強化はかなり直接的に札束で殴れるシステムでもある。
所持枠だって、100の初期枠はいまや全艦艇の半分以下。さらに装備枠とのバランスが悪いので、ゲームを進めると枠だけでも結構かかる。それでもまあ、お安いんだけどね・・・。
次は、拡張性がやっぱもうないよね、という不安。残る目玉はほぼ信濃だけで、あとは軽空母が若干と数少ない未登場駆逐艦がのこってるだけ(なお、個人的には神風級・海防艦をぶっこんでくるとはこちらの予想外だったのであるが)。史実縛りがあるということは、これはいずれ枯れる鉱脈なんですよ。それはもう目に見えてるわけで、どうしようもない話ではある。
あとは海外頼みだがこれもどこまで増やせるのか。そりゃカサブランカ級全部ぶっこみました!次はフレッチャー級だ!!ってことになれば話は違うけど、ね。
最後に頓死の可能性。P2W化して本体収益を強化したところで、それでも実はまだお安いわけです。つまりそれってば、すでに公言されている通り本体だけじゃ儲からないエコシステムなわけです。となると、外部収益、コラボとかからの“みかじめ”頼みなわけだが、これは動員人数が減ればあっという間に誰も組んでくれなくなって死ぬ。しかもそのラインは一般ガチャゲーよりは、多分はるかに高い。1000万円払う一人がいれば済む訳でもないんですよこの形態は。
で、なんかすれば古参はすぐにイチャをつけて(理屈と膏薬はどこにでもつくのである)離反するわ、これみたいな増田がおわこんおわこん騒ぐわで、流出は絶対に留まらんわけですよ。諸行無常。
かといって、ご新規さんがどのくらい来るかというと、うーんまあ普通に考えたら、そうねぇ、厳しいよねぇ、ということになるわけです。さらにそこに救済策の反動として生まれた複雑怪奇なシステムの壁が立ちはだかる。ってか、大体のゲームは初っ端のブースト後、あとは落ちるだけという運命はまあ逃れられないわけです。盛者必衰。
とすると、一般提督はまだ大丈夫やろ、ツイも渋もまだ供給あるし、とか思って慢心してたら、実は絶対国防圏抜かれててもうだめです、突然こんなこと言ってごめんね、でも本当です、2、3日後にものすごく赤い朝焼けがあります、それが終わりの合図です、ってこともありうる(ような気がする)。
じゃあお前無限にアイテム買って支えろよ、と言われるかもしれないが、そこまでの忠誠心はないわけですよゲームに。
というわけで死体を蹴ってみました。
この死体を次に蹴る奴が現れることを祈って。
1人で動物園に行って来た。
友達がいない結果の1人なのだけど、感想日記でも書いておかないとこの体験が簡単に真っ白になりそうなので日記を書こうと思う。
まず、入り口のゲートが改装中らしく、えらく曖昧になっていた。券売機に並んでいる際に1人は自分だけだったので若干の恥ずかしさを覚える。
で、そんな曖昧なゲートを通ってまず初めの動物がゾウだ、と思っていたけど少し前に死んだらしい。介護施設で働いてた時に何度か行ったことのあった動物園だったので、一抹の寂しさがあった。このガラスのとこでゾウを背景に皆んなで写真撮ったなぁ、そういえば、あの時の利用者さんも数名亡くなったと聞いたことを思い出してより寂しくなってしまった。
それから、記憶が少し曖昧だけど、オランウータンを見た。見た目と動きはもうほぼ人間だ。これと障害者を見世物にすることにどの程度の差があるんだろうと思っていたら目が合った。自分が見られていることで気持ちが通じたように思うのはアイドルのファンと同じだろうか。地べたにどかっと座る仕草があまりにも人間らしく、動物園という檻と介護施設に閉じ込められる高齢者の類似性を感じてしまった。皆んな、外で放し飼いにできたらいいのに。
そこからは何を見たっけ。。あ、そう。カワウソだ。たしかコツメカワウソだったかな。ツイッターでも話題になっていた紐にぶら下がってグルングルン回るカワウソがいた。動画でも撮ろうかと思ったけど、ツイッターに動画は上がっているし生で見るとそもそもそんなに魅力的でも無かったので撮らなかった。
それから、ヒョウや顔の中央がオレンジがかったクマを見ながら進んだ先に、トラとライオンがいた。どうやら、トラも一頭死んでしまったらしい。人間よりも短いスパンで死ぬ動物の世話をするのはわりとしんどそうだなぁと思いつつ、トラとライオンのデカさに驚く。こんなに顔デカかったっけ、これは勝てない簡単に殺される、ネコの仲間でも可愛くはない、怖すぎると思った。
と、この辺で動物園に1人で来るのは変わり者というか、1人で来ているのは自分とカメラを持ったおじさんしかいないことに気づく。変わり者だから友達がいないのか、友達がいないから変わり者なのかは分からないけど、1人で動物を見に来る人がもう少しいても良い気がした。
そして、ここらは順序が曖昧だ。タカとオオワシが凄くでかかったのと、牛の仲間の動物がいるところでは他とは違う田舎の匂いがした。バクもいたな、何で黒と白の変な色なんだろう、ゲームの中で殺して皮を剥いでいたやつよりは2倍くらいデカかった気がする。
あと爬虫類コーナーも小さいけどあった。小さくて可愛い。ほとんど寝てたけど。
このくらいだろうか。あとは、見たという記憶だけで特に感想はない。
【追記】
仕事終わりました。
人間が檻に入れられるやつはとある動物園に現代アートのできそこないみたいな感じで置いてあったよ。誰でも入れる檻に看板だけ置いてあって「人間:非常に残忍。同じ種類で殺し合いをする」みたいな。
今地下鉄なんだけど、これも檻みたいなもんですね。それでは。
当方すでに人生の半分くらいを米国で暮らしてるおっさん増田です。
なぜこのような前置きをするかというと、この国のオリンピックへの冷遇ぶりはかなり特出してて、俺がこれから書く話もそういったバイアスがあるよってのを念頭に置いてほしいからです。なにせこの国じゃ自国のスポーツイベント(スーパーボール、ワールドシリーズ、NBAファイナルなどなど)が至高で、他国の国際大会とか知らねって考えだし、オリンピックに至っては「午前中や深夜の放送じゃ視聴率とれない」という理由で地上波では生放送なし&夜のゴールデンタイムに録画済みの編集版を放送ってのがデフォの国なんで。
最近もやもやしてるのはね、ここ数年ほど親戚やら大学時代の友人やら仕事先で知り合った人とか日本から様々なゲストが来て話す機会があったんですけどね、特に東京圏の人ってのもあるんでしょうが、みんな口々に「2020年の東京オリンピック」の話題を持ち出すんですよ。なんか初めて参加した飲み会で話題に困ってとりあえず血液型を聞くくらいのノリで。やれ国立競技場を作り直すとか、インフラ作り直すとか、警官やタクシーの運転手がみんな英語の勉強で大変とか。
もちろん話を聞いている場では俺やほかのアメ人も黙って会話にのっているんですが、みんななんで日本でオリンピックがあんな前段階からお祭り騒ぎになってるのかぴんとこないんですよ。だって長くてもたった2,3か月のイベントじゃない?とりあえず他のアメ人に「hey Masuda、東京オリンピックって何がそんなにすごいんだ?」って聞かれても「日本では国際大会が人気で、特にオリンピックはスーパーボールとNBAファイナルが合体したくらい人気あるよ」っていうと「へーーー」って反応くるんですが、後々その東京オリンピック関連で5兆円以上つぎ込んでるって聞くとみんな絶句するんですよね。いや俺も毎回絶句してるんだけどね。
スポーツ施設に巨額投資が動くってのは理解できるんですよ。実はロサンゼルスに数十年ぶりにアメフトチームが戻ってくる!(札束で他の都市のチームを引っこ抜いた)ってことでそのチームの本拠地周辺では最新スタジアム建設やら、駐車場やインフラの新設、近隣のショッピングモールや住宅地の再開発とかで巨額の金が動いているんですが、でもこっちはこれから数十年にわたって活躍してくれるからちゃんと元取れるじゃないですか。でもオリンピックってたかが数か月でしょ?オリンピックやったからって劇的に観光客が増えた国なんて聞いたことないし。
んで東京オリンピックについてはよーわからんところでは大金が動いてるみたいですが、肝心のバリアフリーとかが全然進んでない。実は俺の妻と2歳児&5歳児の4人家族で昨年末に東京観光してきたんですけどね、さすがに大江戸線みたいなローカル線には期待してなかったけど、山手線まわりだったらもうバリアフリー整ってるかなーと淡い期待でいったんですがところがどっこい!山手線まわりでもエレベーターがどこにあるかわからん&大量にある階段にエスカレーターも皆無で毎回動き回る子供連れて&ベビーカー抱えて移動だけで死ぬかと思った。。。なんだよオリンピックにむけてバリアフリーにするんじゃなかったのかよ??(ひょっとして今年か来年中に大型改装する予定でもあるの?)多分エレベーターとか探せばあったんだろうけど10年ぶりくらいに来たから駅もデカすぎて探せねーよ。
あと相変わらずuberやlyftも使えない。これ日本から来た人に愚痴っても「東京はタクシーすぐ捕まるから」とか「白タクとか不安」とか言われたんだけど、世界のどの都市いっても携帯一つでタクシー呼べて料金支払いも携帯アプリで済ませられるuberになれると、子供つれてタクシー止まりそうな駐留エリア探すだけでも苦痛なんだわ。おまけに日本語話せない連中とかだと運転手の片言英語ききながら目的地説明せにゃならんのでしょ。ありゃメンドイ。日本の人って政府とか大企業にはしきりに「規制緩和」とか訴えるくせに、民タクや民泊みたいに自分らの生活に直結する自由化には「安全・安心」を盾に頑なに反対するよね。うーん、そのメンタリティだから行政の規制緩和も進まないんじゃん?だって現場にいる人からしたら民タクや民泊の自由化と一緒じゃん。
俺が一番もやもやしてる点ってさ、おそらく日本の多くの人も「東京オリンピックフィーバー」の茶番感やら虚無感になんとなく気づいてるんだけど、いまさらそんなこと言っても水を差すだけって批判されるから馬鹿馬鹿しいと思いながらも一緒に祭りにのってる感がありありと伝わってくるんだよね。政治家なんて「東京オリンピックがありますから」とか意味不明な理屈でたった数か月のイベント用に重要法案をバンバン通してるしさ。
なんか普段なら反対者がでて通らない法案とか巨大予算のビックプロジェクトをみんな「東京オリンピックがありますからそれまでに終えましょう」という虚無感たっぷりな大義名分つかってガンガン押し切ってるんだよね。茶番だってわかっている連中も、これがあるから一緒にのってるんだろうね。
思い返せば日本人って白虎隊やら戊辰戦争やら神風特攻隊やら、ずっと続く強者よりも一瞬だけ輝いて散っていく敗者に共感する気質があるから、東京オリンピックもその一瞬の花火を楽しむためにみんな盛り上がってるのかな?って最近思うようになってきた。でも一瞬の花火にしては使う額がすごすぎるよね。
この東京オリンピックがあまりに巨額イベントに膨らんじゃったから次回のオリンピック会場に立候補する都市が激減して、24年と28年なんてかろうじて挙手したロサンゼルスとパリに速攻で決まった流れとかアホすぎる。東京なんて裏金さんざんばらまいてようやく獲得したのに。。。
追記
冒頭でさんざん「俺の書き込みは在米歴ながくてかなりバイアスかかってるからねー」って念を押しておいたのにそこ無視して「おまえが言うな」的なレスがあってはてな村は相変わらずやなぁと微笑ましかったぜ!
それは自覚してるw ただとりあえず思いつくおもてなしトーク(てかもてなしてるのはこっちのほうなんだがw)が全員五輪ネタだったから、やっぱファン&アンチともに日本ではでかいイベントなんだなぁって。
正論だけどあの辺の都市は上の政治家から下の底辺までオリンピック誘致しようなんて思ってないからべつにいいんじゃね?笑 おれも子供小さいうちにニューヨーク観光なんてする気おきないもの。子供がいくとこじゃないっしょ。
商業主義に走った初期はちゃんと黒字だったから国際的スポーツ興行として割り切っても合格でしょ。問題は近年は国のメンツ(笑)やら巨額の費用負担で予算だけが右肩上がりで大赤字確定のクソイベントじゃん。だから24年と28年の開催地候補もローマやブダペストとか大半の都市が「金かかりすぎるからやめるわ」って次々辞退して、最後に残ったロサンゼルスとパリに自動決定したっていうお寒い状況じゃないっすか。
違うよ。スポーツ興行としてちゃんと黒字でペイできたら合格。オリンピックは次世代に借金だけ残すクソイベントだから茶番。
いやーおれも勢いに任せてキーボードを滑らせたら我ながらそのオチに苦笑したけど、でもさすがに米国の一都市で行われる大会のためにわけわからん連邦法をどさくさ紛れに通すなんてことはないでしょ。。。(あ、でも今の大統領はそれ以前の問題が!
>でもきっと、まだまだいろいろあるんだろうと思う。
と当時書いた通り、驚くようなことがいろいろあった。長くなるけど、書く。
---
北海道に戻って直後に開設していた、自分のホームページ。内容は、パソコン関係とタイ・インドの旅行記録だった。いわゆるテキストサイト。
その自サイトの掲示板(Teacup)にふらっとSF作家のOさんが現れて、常連になった。当時開設されたばかりのGoogle検索の性能の良さに二人で驚いたりした記憶がある(なにせそれまでのロボット型検索はノイズまみれで使い物にならなかったので)。
Oさんは、文章を褒めてくれた。
ネタ系の駄文とはいえ、褒められるのはうれしいものだ(この前、本人にこの話をしてみたらすっかり忘れていて拍子抜けしたのだけども、まあ褒められたほうは覚えていても褒めたほうはそんなものなのだろう)。
で、こちらも試しにOさんの本を読んでみたら予想以上に面白く、すっかりファンになった。
なんやかんやであれから二十年近くが経った現在、Oさんはすっかり著名なSF作家になっている。
---
2008年に祖母が亡くなり、その翌年の正月。十万円ほどのお年玉というか、遺産をもらった。
どこかに旅行に行きたいと思っていた自分に、降って湧いたあぶく銭。いろいろ行き先を考えているうちに「自分は北海道の端っこに住んでいるのだから、ここから青春18きっぷを使って鈍行列車に乗りまくれば一万二千円で日本縦断できるんじゃね?」というプランを思いついた。
鈍行列車で日本縦断すれば、今までネットを通じて知り合った全国の知り合いとリアルに会える。
このプランをmixiの日記に書いたところ、青森・東京・名古屋・九州などの知り合いが同調してくれた。Oさんに至っては名古屋から鹿児島まで同行するという。
JailBreakして無理やり動画を録れるようにしたiPhone 3Gで、記録を取りながら旅行を楽しんだ。
これが祖母の遺産の正しい使い方はどうかは怪しいが、経験という意味では間違いなく面白かった。
Oさんにリアルで会うのは初めてだったが、ネットでは結構長い。会った時だけ作家センセイとして持ち上げるのもなんか違う気がしたので、なかば意識的にタメ口で通した。たぶんかなり失礼なことも言ったと思う。
ただ、内心ではOさんの行動や会話の端々に出る、無限の想像力と好奇心に圧倒されていた。
---
鈍行日本縦断旅行の翌年。2010年の年末頃に、地元のバーのマスターに呼ばれた。
行くと、何やら会合中だった。メンバーは農家さん・公務員・自営業などバラバラ。
世界一大きなでんぷんだんごを作ってギネスに登録したいということで、ネット経由の手続きを頼まれた。
でんぷんだんごは地元に古くからある郷土料理、というかおやつだ。団子といっても串には刺さず、じゃがいも澱粉と金時豆と砂糖を熱湯で捏ねて、鉄板で平べったく焼き上げる。
当時、ギネス社は公式サイトに日本語の申込みフォームを置いていなかった。約六万円の申請費用を払い、Google翻訳を使った怪しげな英語でなんとかギネス社とやり取りをする。
翌年の二月二十六日、巨大でんぷんだんごを焼くイベントを開催。十台以上のビデオカメラで撮影した証拠映像を編集してギネス社に送ると、数ヶ月後に無事に認定された。
だが、本当にすごいことはギネス登録とは直接関係なく起こっていた。
もともとギネス登録にはメディアの報道記録が不可欠。そのため新聞やテレビ局にも来てもらっていたのだが、それが九州の深夜ラジオでも放送されたのだそうだ。
そしてそれを寝床で聴いていたのが、九州土産として有名なせんべいの製造会社の社長だった。当時は世界的に澱粉が品不足だったらしく、ラジオを聴いたその社長は「なんてもったいない使い方をしてるんだ!」と思ったとのこと。
社長は翌日に町役場に電話を掛けてきて、紆余曲折の末に、町の廃校を改装してせんべい工場を作ることになった。雇用と経済効果は結構なものだ。
この件では自分は基本的に言われるままに動いただけなのだが、「まあやってみよう」から始まったことが結果的に大きな結果を出したことに、強烈な印象を持った。
---
さて、自分自身は、というと。
前回書いた小さな文房具屋のあとを継ぐことになるかと思いきや、家庭の事情もあり、店はあっさりと閉店。自分は独立して隣町に引越し、かねてからやっていたパソコンサポート業やWeb制作業に専念することになった。
そして前回の投稿でも書いた、東京時代からの友人であり、タイとインドの一ヶ月強制放浪の発端になった男、T君。
東京のIT企業で派遣社員をやっていた彼は、リーマンショックの余波で仕事を失い、別な仕事に着いていた。
東日本大震災の直後、多少心配になって「こっちに来たら?」とメッセージを送ったところ、その年の夏ごろに本当にこっちにやってきた。変なところが身が軽い。自分と基本的に同類なのだろう。
ノリと勢いで呼んだ割に未だに大した仕事も振れなくて少々申し訳ないのだが、T君は今もなんとかこっちでやっている。こっちで嫁さんまで見つけているので、まあ結果オーライということにして欲しい。
---
そう言えば2012年に世界は一度終わりかけていたそうです、太陽嵐で
https://www.gizmodo.jp/2014/03/2012_22.html
なんだそれ、と思っていろいろと調べると「今後10年間で巨大太陽嵐が起こる確率は12%」という記事も見つかった。
なにそれ、危ないぢゃん! なんで大騒ぎになってないの? それとも自分が知らなかっただけ?
そう思っていろいろと調べたが、学術的な資料は見つかるものの、あまりわかりやすい解説はなかった。
巨大な太陽嵐を喰らうと夜空には真っ赤なオーロラが出て、その後数年間に渡る停電が発生するらしい。
怖いけど、なんというか、絵になるな。そう思った。
今までこういう内容を書いた映画とか小説とか、無いのだろうか。そう思って一通り調べたのだけど、なぜかほぼ皆無だった。
なんでこんな面白そうなネタ、誰も物語にしてないの? というか、これって学者さんだけじゃなくみんなが知っておかないとまずい話じゃないの?
そう思い、実際に太陽嵐による災害が起こったらどうなるのかを調べて、その後の世界を想像した文章を断片的に書いていった。
この災害は世界レベルでの停電が起こるから、テレビや携帯もネットも一瞬で使えなくなる。
「何が起こったのか」すらわからないという状況から事態を探っていく姿を、災害に遭った主人公の一人称で書く。この方針が決まると、迷わず書けた。
毎日仕事が終わって寝る前に約二時間づつ、コツコツと書いていく。
そういえば自分は絵とか写真とか映像とか、スキルを活用した元手のかからない仕事を常に模索しているのに、文章に関してはなぜか仕事にしようと思ったことがなかった。実際、どこまでやれるのだろうか。
どこに発表するかは、すぐに決まった。2017年3月末が締め切りの、SF小説のコンテストだ。
日本沈没などのディザスターものがSFなら、これもSFと言っていいのではないか。そう思ったからだ。
そして何より、このコンテストの審査員にはOさんがいた。賞を取れるとか取れない以前に、もしこれが最終候補まで残り、Oさんが読むところまで行ったら実に面白い。
そういういたずらのような動機で、Oさんに完全に内緒で応募した。
さっさと結果を言うと、大賞は取れなかったけど最終候補には残った。初めて書いた小説の結果としては上出来だろうし、Oさんが読むところまでたどり着いたのだから一応目的は達したことになる。
(ただ、間抜けなことに、最終候補まで行ったという連絡を聞いた段階で「初めて書いてここまで来たなら、このまま賞取れるんじゃね?」と妙な自信を持ってしまい、発表当日には身内で待ち会までやっていたという……)
その日の夜に電話でOさんに言われて初めて気づいたのだが、古くからの知り合いという時点で審査員としての客観的評価が難しくなる(対外的な意味でも)。
こっちはOさんがそんな贔屓をする人でないことは重々わかっているのでなんとも思わずに応募してしまったが、言われてみれば当たり前の話だ。
結局Oさんは私の作品のみ、採点をパスしたそうだ。結構な迷惑をかけてしまった。
(後日「なんでわざわざ不利になるようなことするの」と言われて笑ってしまった)
なんやかんやあったけど落選したので、作った小説はWebに放流して供養しようかと思っていた数日後。出版社から「出版を検討しているので公開は待って(意訳)」というメールが届き、仕事中にスマホで読んだ自分はその場で膝から崩れ落ちた(うれしくて)。
後日、コンテストの講評を読んだ。大雑把にいうと「SFとは違うかもしれないがリアリティはある」という評価だった。
そりゃそうだ、と思う。明日あるかもしれない災害を書いている上に、登場人物のほぼ全員が実在の人物なんだから。
今回の小説では、自分の周りの人を名前だけ変えてほとんどそのまま出している。
これは、書く時にものすごく良い効果があった。読ませたい相手がはっきりするのだ。
モデルとなった地元の人・Oさん・そして、太陽嵐の災害をしらないすべての人に向けて、書く。
そのため、途中でほとんど悩まなかった。やっぱりモチベーションって大事だよな、と思う。
そして、興味があることに関してとことん調べられるという意味でインターネットはやっぱりすごい。知の高速道路と言われる理由もよくわかる。
---
でんぷんだんご→工場誘致の時にも思ったことだが、リアル世界って、自分が動けば動くだけきっちり反応があって面白い。
まさか四十も過ぎてからこんなことがあるとは思わなかった。もはや自分にとって、ファンタジーよりもファンタジーな展開がリアルに起こっている。ゲームとして見ても、これは相当面白い。
今日発売になる自分の小説の帯裏には、同日に発売されるOさんの小説の宣伝が載っている。
これでほーんの少しは、恩返しできるかなあ。
大宮駅と、横浜駅によく似ている。歩いてる人がなぜかみんなダサい。全然お洒落な人は見当たらない。万が一いたとしても池袋のダサさの圧にかき消されてて見えない。
埼玉の学生は池袋でよく遊ぶ。学生時代の遊び場はもっぱら赤羽か池袋だった。埼玉エリアの学生あるあるだと思う。
大人になり、地元コミュニティと縁が薄れてきて、池袋や赤羽で待ち合わせることが激減した。
仲のいい友達はみんな文化系なので、高円寺とか三軒茶屋に住んでいる。
よって、飲みに行く場所は新宿か渋谷か下北沢とかその辺になった。たまにはわたしがアクセスしやすい池袋で飲もう、となっても、池袋ってあんまりいい飲み屋がない。とにかくチェーン店ばかりだ。何軒か好きな店はあるにはあるが、コスパは悪い。そもそも私は池袋は食事ではあまり使わない。一人で買い物をする時にだけ使う。
いや実際買い物するには死ぬほど便利。
ビルまるごとのGUと、ユニクロが近距離に2件も。そんなにいらないだろっていうくらいABCマートがある。西武があって東武がある。西武に至っては本店だ。それからビックカメラとヤマダ、すべてが近い場所にある。
一人で買い物するには天国だ。
冒頭で、池袋はダサいと書いたが、たまに可愛い女の子はいる。偏見だけどパルコよりもルミネにいる女の子の方が可愛い。
パルコにだって高いランクの店は入ってるが、ルミネのほうが可愛い。店のチョイスが全体的にパルコよりは若干コンサバ寄りなせいもあるだろう。
しかしこれらよりも、やはりサンシャインシティこそが池袋という街を表すファッションビルだと思う。
今日、数年ぶりにサンシャインシティに入った。理由は、下着屋が3件入っているからだ。なんでだよ、と思う。でも下着が欲しい人にとっては選択肢の多いサンシャインシティはすごくありがたいのだ。
高校生の頃に行きまくったあのサンシャイン、当時とほとんど変わっていない光景。
なんかグチャグチャしてる陳列の服屋とゴツゴツした顔面のカップル、サイズ感のおかしな薄ピンクのコートを着た学生、パッとしない店員、存じ上げないお方がコンサートしてる噴水前ステージ。そして圧倒的ファミリー率。
上に登ってみる。少しだけ変わる客層。
というか地下一階に比べると大分整っている。特に驚いたのがトイレだ。1Fのトイレの女の子、たまたまかもしれないけど可愛い。いやこれは多分トイレがめっちゃ綺麗に改装されてる効果もあると思う。ドアとか超ファンシーになってるし、パウダールーム的なところもあったし、そのせいか顔が盛れて見えるのかもしれない。
また地下一階にもどった。
中学生の頃、小物はほぼスイマーだった。スイマーのメモ帳で授業中に先生の似顔絵とか恋バナを書いた手紙を書いてポイポイ投げ合ってた。先生に取り上げられて、実物より10倍くらいブサイクに描いた似顔絵を見られて気まずい思いをしたりした。
懐かしいな、と相変わらずクソ狭くてゴチャゴチャした店内を見渡す。そこには見渡す限りのババアババアババア。そう、客はわたしと同年代、もしくは少し上くらい。残念ながら、上の階のキディーランドの方がよっぽど若い子がたくさんいた。スイマーは懐古厨で溢れていた。
そのジーナシスは、地下一階の他の店舗に比べて、陳列が少なくシンプルで小綺麗だった。
ハンガーとハンガーの間の隙間がわりと大きめなのだ。ハンガーとハンガーの隙間が大きめの店って少し高いお店っぽく見える。ジーナシスなんて、ルミネだったら割とカジュアル寄りで安いランクの店だ。
しかしサンシャインのジーナシスは、周りの店に比べて落ち着いてて、洒落て見えた。シンプルなジーナシスがいい意味で浮いているなんて、まさに池袋サンシャインシティという感じだ。
変なところに来てしまったなと思った。
なんかもう、カオスなのだ。統一感が全然ないのだ。こういうところが、池袋だなって思う。
でも、買い物するには最高だから、友達は誘わないで一人でショッピングを楽しんで欲しい。そして、池袋のカオスに酔いしれて欲しい。
同じ1つのリンゴを見ている時に、同じ色を見つめていても私とあなたでは見えている色が違う。という感じ方の違いや主観的な認知のギャップがあるらしい。
これをクオリアと呼ぶらしいけれど、私には自分だけの独特な知覚の感覚がある。それを友人に話したりするのだけれど、共感を得る事は皆無で、同じような感覚を持っている人がいるのかをずっと知りたい。
それと同時に似たような独特の感覚を持っている人に、こんなバリエーションもありますよ、とエピソードを教えて欲しい。
(1) タイムスリップ
自分では1,2秒のほんの短い時間だと思っているのに、時間が経過している。これは小学校低学年の頃に頻発していた。ほんの瞬きをした位の時間に過ぎないのに、友達が驚くほど遠くにいたり、休み時間が終わっていたりする体験。私が数秒と感じている時間が現実では数十秒から数分が経過している。
(2) 痛覚と匂い
頭を強く打った時や激しい腹痛の時、精神的に不安感を感じた時に鼻の奥から焦げるような匂いを一瞬感じる。匂いの種類としてはタンパク質が焦げたような非常に嫌な匂い。
ふとした瞬間、一度だけ行った駅や通った道の映像が再生されてその場にいるような気持ちが再現される。
なぜかその世界には私1人しか居ないのと音や匂いは存在しない。
図書館や博物館など何10回も通った場所だと、場所の記憶を3Dモデルのように再現できる。実際に中を歩き回って展示品や開架書籍の棚番号を探す事ができるけれど、改装やリニューアルオープンしてしまうと記憶が上書きされるのではなく、別の建物として現れ、別個の存在として扱われる。
(4) 5秒間巻き戻し再生
人の話を聞いていない時に「どう思う?」「話聞いてた?」等と聞かれた時にとっさに直近の5秒間くらいの音声を巻き戻して再生する事ができる。上の空で授業を受けてた時の教師の質問や、電話口で聞かされた番号などをメモし忘れた時に便利。
返答できても、上の空の態度だった事は変わらないので結局咎められる事が多い。
(5) 暗闇で見える模様
真っ暗闇の中など、焦点の絞りが合わせられない状態で目を開いていると、赤や緑色のドット模様が明滅して流れてゆく映像が見える。
(6) 黒が様々な色に見える
黒色が状況や精神の状態などで色々な色に見える。ディスプレイ上の黒い文字でも緑、黄色、水色に見えるし、例えば自然光のまぶしい所で本を広げると印刷された文字が赤色に見え、暖色の照明の下でコーヒーを見ると場合によっては濃紺に見えたり、物の影が緑色に見えたりする。これは色の恒常性や補色補正と関係しているかもしれない。
また横断歩道や封筒、満月など薄い白い物の輪郭がオレンジと青の補色などで見えたりする事もあるが、これは乱視が関係している気がする。
幻覚や幻臭よりの体験が多いのですが、統合失調症などの診断を受けた事は無く、これらの体験で日常生活で不便を感じた事はありません。
私は父親を一切尊敬出来ず、親しみも感じず、信頼もなく、早く勝手にのたれ死ねと思ってます。
私にとって父はもはや反面教師以外の価値を為さない、血の繋がりだけのクソです。
子にそんな風に思われたうちの父親の特徴を列挙したいと思います。
世のお父さん方にこうはならないよう活かしてもらえたらと思います。
私は幼い頃、泣いてたら泣くなと暴力を振るわれました。
鉄製の鈍器で振るわれたこともあり、死を意識したことをずっと覚えてます。
子供が暴力で泣き止むわけもなく、最終的には家から締め出されたりしました。
子が大きくなると暴力は止みました。
■思い通りにならないと癇癪を起こす
とっとと死んでくれたら良いんですが、宣言して死なれると死なせたみたいになり、引きずってしまうので、子供じみた最低の言い訳ながら、人の良い家族には有効です。
離婚についても離婚したら死ぬと言って母を脅しており、本当下劣です。
昔は私たち子供のために離婚しない道を選んだ母ですが、こんな子供じみた事言い出すとは思わなかったんだと思います。
■母(妻)を家政婦かなんかと思っている
我が家では母親が善性の人の見本となり、育ての親として認識されています。
そんな母を父はぞんざいにしか扱いません。
掃除や洗濯、料理と言った家事から、自分の嗜好品(酒、タバコ)の買い物まで。
更には自分の通院や車の車検やら家の契約関係やら、母を一緒に連れて行って管理を全て投げます。
挙句の果てには自分の友人が来た時に居留守を決めて全て母親に対応させたこともありました。
もはや意味がわかりません。
お茶を汲む、風呂を沸かすと言った些細なことも、自分はタバコを吸って来るからなどと意味不明な供述をしながらさせます。
母が寝ていても、風邪などで床に伏せていても当たり前のように言います。
■話が出来ない
父は自分の思ってることが全てです。
亭主関白で、自分を凄く見せるためのような、薄っぺらい事しか言いません。
口癖は「いいこと教えてやろうか?」で、クソどうでもいい事しか言いません。
人が風邪を引いてたりすると風邪を引いたのか聞いて来ますが心配してるわけじゃなく、二言目は自分も調子悪い、もしくは風邪引いたアピールです。
その癖、外の人から言われたことは影響を受けてころっと意見を変えたりします。
時には言われたことが行動に直結して、クソどうでもいいことや、すぐにはどうにもならないことを、すぐどうにかしようと収まりつかなくなり喚いたりします。
最近では自分の母親(祖母)を家に引き取ると言う話が顕著でした。
祖母は認知症で足も悪く、バリアフリーでもなんでもない我が家で引き取るのは無理だし、移動したら絶対認知症が悪化します。(一度外泊した時、早朝に脱走して一人で家へ帰ろうとされました)
父は自分が絶対に面倒見る(100%あり得ません)やら、聞いてくれないなら死ぬなどと宣いましたが、母がどうにかなだめてあれから半年、祖母に関して全く何も言わなくなりました。
結局、父は内弁慶で亭主関白な上、計画性がなく、死ぬ勇気もない意気地なしで、ただ弱いものに当たり散らす本当クソのような男なのです。
父のダメさ加減は大人になって、社会人になってより見えてきて、より落胆しました。
公務員の為せる技です。
公務員なので土日はもとより休みですが、合わせて5連休みたいなことが珍しくありません。
もちろん風邪だろうが体調悪かろうが病院は行きませんし、酒はしっかり飲みます。
一度だけ、サボってるのを見て呆れているとサボりじゃないと言ってきたことがあります。
最近では嘘か本当か知りませんが、うつ病と診断されてるらしく、それを言い訳にして調子の悪さをアピールしてきます。
うつ病と診断される前の父と診断された最近の父、我儘加減も何も変化ありません。
ちなみに最近ではうつ病だから優しく接しろと母に命令したりしてます。
母の普通の指摘に「言い方がキツい」と言い、すぐ癇癪起こしてます。
■小遣いは月一万円
父の外向けの自分は小遣い少なくてつらいアピールの定番ネタです。
この一万円に、昼食代、酒代、タバコ代、ガソリン代、飲み代(飲みは一回一万円)などなどは含まれません、服なども買い物は母にさせる主義なので含まれません。
何に使ってるんですかね。
昔から人が買ったものを羨ましがり、勝手に手を出す傾向がありクソ鬱陶しいです。
弟が付けた名前や、育成方針、ノミへの配慮などを一切無視し、自分で名前をつけたり、他の人間がいない時(仕事をサボるので一人が多い)に放し飼いにしたりしてます。
その癖自分の部屋でノミが見つかると大騒ぎしてバルサンを買って炊けと家内にさせようとします。
少し前には家の金がないのに勝手に風呂の改装の話を進めて、当たり前のように子に支払わせました。
300万。
ちなみに礼もなく。子に支払わせた後のセリフは「子の金は借金じゃないから気を使わなくて済む」です。
些細なことから大きな事まで、尽きる事ないクソのエピソードですが、掻い摘んで特徴挙げました。
もとい愚痴りました。
正直血が繋がってるのも嫌なくらいだし、最期はロクな死に方も葬いもないと思います。
父は空気が読めないので、家族に一切受け入れられてない家でも好き勝手できて居心地良さそうですが。
とにかく、私は母がいてくれた事で救われました。
そうしてタケモトさん宅の近くへたどり着くと、予想通り弟がそこにいるのが見えた。
遠くて聞き取れないが、何かをタケモトさんに訴えているようだ。
「誓ってもいい~すべて本当のことだよ~」
やめろやめろ、そんな恥ずかしい真似。
様子見なんて悠長なことはしていられない、早く止めねば。
「この愚弟が! もう歌うな! 何の必然性があってそんなことをするんだ」
「ぐわっ……」
俺は右手で弟の口を塞ぐ。
「ああ? なんだ? どういうことだ」
「はーん、なるほどな。ほんと宗教屋ってロクでもねーな。大言壮語、美辞麗句を吐くくせして、やることがしょーもねー」
「仕方ねーさ。子供は乾燥したスポンジみたいに何でも吸収しちまう。しかも“衝撃の新事実”ってのに弱い。情報が更新されると、そっちを容易く鵜呑みにしちまう。仮に事実だとしても、それは側面的なものでしかないということが分からない」
「だから側面的な話だって、タケモトさんが言ってるだろ。昔がどうだったからといって、それが今のハロウィンを否定するものとは限らないんだよ」
俺たちの言うことに弟は首を傾げる。
その様子にタケモトさんは溜め息を吐く。
「じゃあ逆に聞こう。ここまでの道中お前は色んな人たちに“ハロウィンの真実”とやらを吹聴して回った。で、どんな反応だった?」
「つまり、そういうことだ。みんな自分たちのやってることがハロウィンモドキだと分かってるから、お前の言うことを受け流す」
「どういうことだよ! 皆なんであんなに無邪気でいられるんだ。馬鹿みたいだと思わないの?」
「まあ……思ってるやつもいるとは思うが、思っているだけだ。それでおしまい。祭りってのは馬鹿にならなきゃ楽しめないもんだ。逆説的にいえば、祭りを楽しむのは馬鹿だけ」
「もう少し表現を変えましょう、タケモトさん」
「ああ?……じゃあ“誰も得しない”から、で」
「誰も得しない?」
「皆は思い思いの仮装をして、仲間内でお菓子を持ち寄ったりワイワイ騒いだりしたいわけ。そんな人たちにハロウィンのそもそも論だの、こうあるべきだのといった話は必要ない。無粋だとすら言ってもいい」
「つまりな、ハロウィンは楽しむための“きっかけ”。花見だって、誰も純粋に桜を見に行っているわけじゃないだろ」
「あとは商業主義とかもろもろ……要は彼らにとってどうでもいいことなんだよ。お前の気にしているようなことは」
「なんだよそれ……何というか、不純だ。過去を蔑ろにしているみたいで」
「ったく、変なところで真面目だな、こいつは」
タケモトさんも俺も考えあぐねていた。
もちろん弟の不満を価値観の相違で片付けてしまうことは簡単だろう。
だが弟が知りたいのは“人それぞれ”の構造と、その是非だ。
弟にとって“人それぞれ”だなんて結論は表面的なものでしかなく、思考停止と同じなのだ。
「風習が時代や環境によって形を変えることは珍しくありません。ですが、それは一概に悪いことではないと思いますよ」
全く逆の方向を捜していたのに俺たちと合流したってことは、一応は捜索を熱心にやっていたということか。
「若干、説教くさいが、この宗教屋が言うことは一理あるぞ。そりゃあ元が何かってことは大事だろうさ。それがなければ今もないんだから。でも拘り過ぎるのも考え物なんだぜ」
「ハロウィンがどういったものだったかなんて知ったところで、現状が何か変わるわけでもない。元あったものが形を変えることに哀愁を感じるときはあるかもしれない。だが時代の流れは自然の摂理。それに不平不満を言ってせき止めようとしたところで、結局は誰も得しない」
弟がうーんと唸る。
理屈は分かっても、どこか心の根っこの部分がそれを拒否しているようだった。
こうなったら最終手段だ。
俺は教祖を軽く小突いて、目配せをする。
「えー……つまりですね、この街のハロウィンは、これはこれで“真実”だってことです」
「真実……そうか、そういうことだったのか! 俺たちにとってのハロウィンはこれが正史なんだ!」
どういうことかは分からないが、教祖の言葉は弟にとって天啓だったらしい。
「それじゃあ、お前が納得したことだしハロウィンを続行するか。それとも今からこのお菓子を返しに回るか?」
「……それもいいかもね」
おいおい、まだそんなこと言ってんのか……。
「代わりにイタズラをしに行こう!」
ああ、そういうこと。
結局、今回のハロウィンもこうなるのか。
「ハッ! やっぱりな、とんだ悪童だぜ。こんなこともあろうかと自宅をイタズラ対策用に改装しておいてよかった」
タケモトさんはなんだかんだ言いつつ、この日のためにそこまでしていたらしい。
悪態つきながらもノリノリだな、この人。
こうして俺たちの「お菓子祭り大作戦」……もとい「ハロウィンの真実キャンペーン」……もとい「イタズラ大作戦」は酷い遠回りをしながらも幕を閉じた。
それは確かに遠回りだったけれど、いつも漫然と歩いていた道のありがたさを知る上で、弟にとって決して無駄ではない道だったんだと思う。
「時代の流れは個人を待ってくれない。受け入れるにしろ、拒否するにしろ、進まなきゃ」
「ああ、そうだな。ハロウィンが終わったからといってウカウカしてはいられないぞ。次はクリスマスだ」
「クリスマスだったら歌ってもいい?」
「いいけど、俺の目の届かない場所でやれよ」
「よっしゃ、楽しみだぜ!」
何と言っても、払おうと思ったら金がないというような無残な事態に絶対に遭わない。
すでに清算済みなので、いつ店を出て行ってもいい安心感がある。
電車の時間が迫った場合でも、支払いを済ませないと出ていけないというような事がない。
機械のメンテの手間はあるが、厨房とレジを行ったり来たりする必要がない分手間は少ない。
金額を間違える事もなく、レジに行く度に手を洗いなおさなければならないような事もない。
急いで店の外に出たがる客を苛立たせる事もなく、食い逃げの心配もない。
注文は半券を受け取っているので、忘れたり間違えたりする危険性もない。ポチポチ注文を入力する手間もない。
この間、よく行く店(食券制)がしばらく店を閉めてたと思ったら、改装オープンした時には後払いに変わっていた。
外から見たら店員はレジに呼び出されててんてこ舞いの様子だった。
それきり行ってない。
グランドピアノが欲しいところですが
両親がなくなったら改装ついでに購入予定ですね
今はおっしゃるとおりピアノタッチの電子ピアノを買うか検討中で、
紙に鍵盤の絵をかいて指を置くくらいでしょうか
この年齢になると体を動かしていくのと併行して楽典やコードなどの理論を詰め込みながらいくとすんなり入ります
むしろそのような教育をなぜしてくれなかったのかと思いますけどね
「こうやればいんだよ(仕草)」なんてされてもわからないから、理屈でおしえてくれたらいいのに
クラス全員にピアノ演奏させるなんてこともないですし(一部のピアノを習ってる子供たちが優先される)
それが独学の励みになることは確かです
ハイスクール・フリートRUNも9/22が申し込み締め切りですので、お忘れなきよう!
晴風は大和型の排水量偽造のために架空計上されていた陽炎型がそのまま建造された設定だからです。
まず、史実だと空母に改装された信濃はそのまま大和型戦艦の3番艦として進水しました。
航空機の無いこの世界では空母に改装する必要ありませんからね。
あと、天城型巡洋戦艦は4隻すべて建造されました。
天城は史実だと関東大震災で大破して解体処分されますが、はいふり世界ではちゃんと巡洋戦艦となっています。赤城もはいふり世界では空母ではなく巡洋戦艦。
なので・・・重巡としての高雄と愛宕ははいふり世界には存在しないのです。
航空機のないはいふり世界では鳳翔などの最初から空母として建造された船はいない、
と思われるかもしれませんが、実はちゃんといます。
名前からして扱うのが飛行船なので、史実の鳳翔とは異なった外見をしていそうです・・・。
他にも史実との違いはあるのですが、
そのほかのところは自分でも調べてみてくださいね。きっと楽しいですよ!
さあ、本日はここまでです!それではまた次の機会に!
東京都中野区にある中野駅には、駅付近まで自転車でやってきて電車に乗る人が多い。
都内で、徒歩で隣の駅に歩いていける距離に駅があったりする駅なのに、自転車でやってくる人が多い。
そして中野駅には、駅前近くに自転車置き場はなく、ちょっとだけ遠い。
それなのに、自転車で駅に来る人が多い。
そこそこの規模の自転車置き場が何箇所も存在していて、置き場が自転車で埋め尽くされているので、それだけ多いということだ。
中野駅が最寄駅の人は徒歩で駅に来るため、わざわざ自転車で来る人々は、他の駅が最寄の自宅に住んでいる人達と推測している。
他の路線だと乗り継ぎが不便だとか、会社等から支給されている交通費と実費の差分をを少しだけ浮かせたいのかわからないけれど、
これらの人々の挙動は、中野ブロードウェイ、中野サンプラザ、再開発されたセントラルパークといった魅力あふれる中野の、
もちろん全ての人でないが、中野駅に自転車でやってくる人々の多くは余裕が無く、自転車マナーがすこぶる悪い、ように見える。
歩道をスピードを出して走り、速度を落とさず、焦点の合わない目で歩く人に自転車で突っ込んでくる。
老若男女、だれもが皆同じような表情で、無表情で突っ込んでくる。
電動アシスト付きで、前後にチャイルドシートやらカゴがついてて、インディアンモーターサイクルみたいになってる自転車。
知らないだけで起きているのかもしれないが、よく事故が起きないものだと日々思いつつ余所見をしていると、
目の前に焦点の合わない目をした人が乗った自転車が目の前にいたりするので、集中しておかなければならない。
少しだけ遠い自転車置き場に自転車を停めた人々が駅に向かう場面においても、皆必死の形相で歩いている。
普通のサラリーマンが通勤する時間に、やっと電車に乗ろうとしているくらいだから時間ギリギリなのかもしれないが、
朝、中野駅からどこか(上り、新宿方面)に向かう人は、どんな状況でも、他の所から中野駅にやってきた人にほぼ道を譲るような事はしない。
南口の自動改札を出るやいなや、出てくる人の群れにダイアゴナルに切り込んでくる黒いポロシャツの中年男性が左側から現れる。
肩を突き出してくるため、ぶつからないよう少し右側に避けることになる。
その瞬間、右側からまたスーツのサラリーマンが肩をいからせてスピードを増す。
一瞬の出来事ながら、うまく避けることができ、ぶつからなかった事に安堵しほんの少しうつむき、顔をあげると、
正面から顔を見据えながら大またで歩いてくる中年の女性がすぐ目の前に。。。
体を真横にし立ち止まるしか選択肢がなく、ぶつかることは避けられたものの、
中年女性が肩にかけていたバッグの角が胸板に突き刺さり、靴半分だけ後ろずさったその瞬間、後ろ足を若いOLさんに蹴りあげられる。
すべてクリアできた日は清々しい気分になるし、日頃のトレーニングの成果であると満足できる。
夕方になり中野駅から帰る時、中野駅に帰ってきた人々が大量に番線ホームから階段を降りてくる。
もちろん、これから電車に乗る人がホームへの階段を上る際、下りの人々が階段を占領し、上る人のために人1人分の隙間も与えてはくれない。
これも難関だ。。