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はてなキーワード: 一ツ橋とは

2024-03-01

anond:20240229111025

一ツ橋を忘れちゃいけないよ。あの名門大学所在地として有名な千代田区地名地下鉄一ツ橋駅でも知られている。

2024-02-09

中小出版社で働いた人間からみた編集部の「リアル

芦原先生の死去にはじまる様々な報道を目にして、昔の記憶が蘇った。

25年働いて10社くらいを経験したが、今思い返すと出版社小説編集やってたときが一番「組織としてヤバい」と思った。色々な組織を見てきたから言うけど、出版社編集部は抜群にヤバい

この記事で語ること

さな出版社編集部にありがちなことや、そこからまれ構造的な課題説明する。

この記事で語らないこと

雑誌編集担当してないのでそこは語らない。スポンサー見つけたり、締め切りカツカツでたくさんの原稿を本をまとめなきゃいけない苦しみはわからない。

また、メディアミックス担当したことがないので、そういった経験も語れない。

前提

ほとんどの出版社において「新卒採用」は行っていない。音羽一ツ橋KADOKAWAあたりは大手大手なのでまだまともな部類。「他にも新卒取ってるところもあるよ」って反論が出てくるのは目に見えてるが、そんな会社はまだまともなので安心してほしい。

まり、「編集者のほとんどは中途採用」であり、中途とは自分から情報キャッチアップすることが当然の現象となる。そのため、「若手に先輩が何かを教える」という風潮に乏しくなる傾向があると思う。

また、「新卒採用存在しない」は同時に「同僚に『同期』がいない」ことも意味する。何社も渡り歩いて強く実感したが、同じ日に入社したってだけでも意外と同僚同士の絆は強まる。他の会社だと中途でも同期飲みとか不通にあるんだよ。新人が社内の人間積極的交流を持つ為の経路が「制度として」存在しないことは、新人メンバー孤立を後押しこそすれ緩和はしないだろう。

更に輪をかけて大きな問題は、「お抱え作家がいない場合編集者同士はライバル」ということだ。大手出版社であれば、「高橋留美子なり尾田栄一郎なりのビッグネーム担当が定期的に変わる」という現象は当たり前に聞くが、中小出版社編集部においてはそうもいかない。「売れっ子作家担当」というポジションは、中小出版社編集部での社内政治においてものすごく重要であり、手放す意味も意義もない。また、そもそも人数が少ないので引き継ぐ相手がいない。

結果、「新人のために作家を引き継ぐ」という経路が細くなるわけである基本的他人から担当作家を引き継ぐ機会がないのだ。もちろん0ではないが、引き継ぐ前の編集者がよっぽどの超有能編集者でその人がキャパオーバーとかでないかぎり、既存メンバー他人に引き継いでいいと思っている作家は大体「自分が手放しても惜しくない作家である

それはつまり、「新メンバー自分で新しい担当作家を発掘する必要がある」ということになる。

前提から導き出される風土

まず、編集者同士での情報共有が阻害される。「いまこういう作家さんがすごく好きだから声かけしようと思うんだよねー」みたいな会話がなされづらい。しなくもないけど、虎の子だけはみんな腹の内に隠していることになるだろう。

一般企業と対比させるとわかりやすいかもしれない。通常であれば、取引相手一覧はチーム内で共有されている筈だし、朝会等で業務の進捗状況を共有しあうだろう。しかし、編集においては「自分が誰と仕事をすすめているか」という情報がチーム内で共有されているかというとかなり怪しい。

結果、何が起きるかというと「編集者が作家イラストレーターデザイナーと連絡を取る際、その情報編集部の誰にも共有しない」という現象が発生するわけだ。具体的には外部とのメールのやりとりをチーム内にCCで共有しない。そもそもCCで飛ばす文化がない。

そこから当然のごとく発生するのは「本を作る為の進行管理編集個人に完結する」という現象原稿が遅延しててもその情報をチーム内に共有しないし、共有しても聞いてもらえない。

ここに多忙が乗っかればもうおしまいだ。高確率で「編集者は作家に嘘をつく」。自分だけでやりとりが完結している相手には、嘘がばれにくい。嘘がばれにくい相手がいれば、構造上嘘をつきやすいのは想像に難くないだろう。

また、共有を怠ったまま業務を進めたことで、「編集長チェックの段階でひっくり返る」という現象も発生する。これが作家の目には「直前までOKって言ってたのにいきなり前提が全部ひっくり返ってやりなおしになった」として目にうつるわけだ。

これらはあくまで「組織構造上、このようなことが起こりやすい」という話をしている。だから、似たような環境でも「それは違う、うちはこうしてる」ということはたくさんあると思う。

だが、ここで一番重要な点は、「不正を塞ぐ手段組織として準備できていない」という事実である。嘘をついてもバレない環境において人間は嘘をつく。100人いれば1人は嘘をつくに決まっているのだ。

ここで「いやでも仕方ないよ」と思った人がいれば、あらためて考えてほしい。「仕方がない」なら「問題が起きても許容されるべき」とはならないだろう。組織構造不正を生み出しやすいなら、不正が生まれないような組織構造に作り替えるべき……というのが、一般的な企業における「コンプライアンス」というものである中小出版社編集部は、そこがまったく整備されていないし、そこを整備するインセンティブは薄い。なぜなら「チームとして動く」という感覚が(少なくとも自分のいたところのような)雑誌などを作っておらず、メディアミックス担当することもないような木っ端編集部では存在しないかである

まとめ

新卒採用を行っていないような「編集者を育てない出版社」では、中途採用において同期の絆を深めることは少なく、また担当作家も新しく捕まえなければならない。

ライバル同士である編集者間の情報共有は滞り、作家さんとのやりとりはチーム内の他の編集に伝わらない。

結果、記事制作時の過失や遅延を適切なタイミングで適切なメンバーに共有されない(少なくとも、制度設計上共有しないことが最小リスクとなってしまう現状が発生する)。

そういった環境にいるとどうなるか? 編集者は基本的「嘘」をつくんだよ。編集作家とのやりとりは二者間で完結してるし、その嘘を編集部の他メンバーが気づくことはない。だって情報共有してないんだもの。ばれない嘘はつき放題、だろ?

個人的な感想

編集クソだな」と思ったあなた:正しい。

「お前のところだけだろ」と思ったあなた:正しいし、一部の出版社はその問題解決するための方策ちゃんと考えている。たとえば、漫画だったら講談社小説だったら電撃文庫辺りは1人の作家に2人の担当編集がいると聞く。少なくとも「1人の作家作品の状況を複数人管理する」という体制がついてるわけだ。こうすることで作家との揉め事編集が一人で握りつぶせないということは構造上なくなる。そういう意味で、大きめな出版社編集部はある程度とマシな気配はする。が、中小出版社で働いていた経験からすると、出版社編集部の9割はこんな感じなんじゃないかなーと思っている。

2024-01-24

anond:20240124100501

旧帝クラス早慶東工大一ツ橋ICUレヴェル以外の話は

聞いてる方が恥ずかしくなるんですよね。

「県でナンバーワン私立大学!当然知ってるやろ?」みたいのは。

2023-10-31

anond:20231030193054

出版業界の「一ツ橋」「音羽」とかか。

   

(前者は小学館後者講談社、を中心にした企業グループを指す。)

2022-02-19

一ツ橋アウティング事件の思い出

アウティング問題と言うなら、おっさんが女のコに告白されたと喚くのもアウトでしょ?どうして、ゲイから許されるのか、全くわからないのだが。

2022-01-14

anond:20220114133403

AI(機械学習方面はどうかな?

高校模試1位はそうはとれないので、勉強は超得意でしょう。

東大とか一ツ橋とかだろうからセンター科目はフル教科っぽい。

幅広い教科の知識の引き出しがあり、活用できてそう。

ということで、機械学習をサクッと「勉強」して習得青空文庫データ突っ込んで何か作ってみよう。

まだ在学中なら自校の機械学習学部マタギで取得するのがよい。

もう大学ないよ、ってなら松尾研とかで自力習得でいいかな。

https://weblab.t.u-tokyo.ac.jp/deep-learning%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E6%BC%94%E7%BF%92%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84-%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/

機械学習界隈のデータサイエンティストは、プログラム数理モデルはたけているが、分析対象データに詳しいわけではない。

文学部自然言語処理親和性がとても高い。

http://www.traina.ai/solution/textmining/

野村総研では業界商品種別の「感性辞書」が必要っていっていて、実際の企業機械学習使おうとなると、ここでカスタマイズ費用をがっつり企業からとるんだ。

例えば音声認識

お客様相談センター電話、シボウ と聞いて、お医者さんの教師データでは死亡になるが、おやつ会社では脂肪

幅広い文学経験はがっつり有効

こういう企業ターゲットにすれば十分大活躍できるのでは。

2021-06-22

KADOKAWA株主総会で誰か聞いておいてほしいことまとめ

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material2/158791/00.pdf

そんなわけで日付変わって6月22日KADOKAWA社の株主総会である

KADOKAWAといえば小学館集英社講談社などとならぶ業界大手であるが、ほか3社と違って上場している分、株主総会であれこれ一般株主さんが発言質問する余地がわりとある

だが「株をもってるので株主総会には行くけれど、といって何を聞けばいいのかわからない」という諸兄もおられるであろう。

ということで、ここでは上記IR情報なんかを眺めながら、このへんを聞いてみると面白いかもしれないですね、というポイントをまとめてみる。

むろん、IR情報そのほかの情報からわかる程度のことでしかないので、この増田はなんの内部情報でも機密情報でもありません。あしからず

WEBサービス事業

よく見るとわかるのだが、WEBサービス事業については事業投資がない。

ポータルでは、「niconico」における“選択と集中”の加速による収益構造改善と、「ニコニコチャンネル」におけるコンテンツの拡充によるチャンネル有料会員数の増加を図ってまいります

とあるのだが、つまり特に新規の開発だったりアップデートとかもしていなくて、損してる事業カットして利益を出している、というだけである

それゆえに、

「これってつまりニコニコ』をはじめとしたドワンゴ事業は全体としてクローズするという意味ですか?」

という質問が、実は今回の資料もっとクリティカルなところかもしれない。

普通に考えると、そうですよ未来においてはクローズするんですよお察しくださいよという意味なのかなと思うが、実際聞かれたらどうこたえるのか、というのはある。

今のプレミアムのお客さんに「今後はクローズしていくのですが、引き続きよろしくお願いします」ということは言えないだろうし。

コミックライトノベル事業

IP事業といえばメディアコングロマリットたる同社の中核でもある…のだが、意外とつかみにくいところもある。

全体としては成績がよく、それはあっぱれなことじゃないですか、という風に一見するとなるのだけれど、詳しく見ていくとそう簡単ではなかったりする。

一見するとわからないところの話なので、ちょっと長い。

IP創出においては、新人作家の育成を行うとともに、投稿数とユーザー数の伸長が続く小説投稿サイトカクヨム」や「魔法のiらんど」等を通じたネット投稿原作創作支援を加速し、原作発掘の強化に取り組んでおります

とあるのだが、ここでライトノベル系でかつて隆盛していた「小説新人賞」が特筆されていないのがポイントである

ライトノベル

去年の株主総会レポート

三崎尚人 @nmisaki

KADOKAWA株主総会。「文芸でヒット作もなくカクヨム等で新人発掘するのは無駄では?」という質問出版社株主総会で出るのは衝撃。もちろん、「新しい作家さんを育てていくのは役目なのでチャレンジは続けて行く」と青柳さんがちゃんと答えていましたが。

https://twitter.com/nmisaki/status/1273795900956004353

というツイートがあったが、質問しろ回答にしろちょっと惜しいと感じる。質問もズレているのだが、じゃあこの回答がそのまま真か?と考えるとちょっとアヤシイよね、という話をする。

実際のところ、たとえばこんな感じで質問されるとKADOKAWAライトノベル系の事業としては非常に痛いはずだ。

カクヨム新人を発掘しても、それまでのWEB作品ほどのヒット作になっていないのでは?」

小説新人賞で発掘したはずの新しい作家さんがほぼ育っていないことについてはどう考えていますか?」

このあたりの質問をされると、たぶん結構痛い、はずだ、と思う。どういうことか。

しかに『聖女の魔力は万能です』とか『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』とか、たとえば今クールを見ても「小説家になろう」や「カクヨム」発の作品は続々アニメ化されている…のだが。

たとえば『ソードアート・オンライン』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』『魔法科高校の劣等生』『オーバーロード』『幼女戦記』といった大ヒット作はいずれも遠ざかっている、というのが実情かと思われる。

特にA6文庫版のライトノベルでは、今もってここに挙げたような作品(このすばはもう完結したけれども)が各レーベルを背負っているという状態で、「次のリゼロ」「次のSAO」が長いこと出ていない(ファミ通文庫は「次の孫」がおらず、どうなったか…は公式サイトを見てください)。

これに拍車をかけるのが2番目の質問で、上記のような「次の超大作が出ない」状態ではあるのだけれど、しかし同社のライトノベル事業の中心は確実に「ネット投稿原作」に主軸を移している…というか「それしかない」という状態になっている。

たとえば角川スニーカー文庫公式サイト https://sneakerbunko.jp/ で当月の新作なんかを見てみると、

こんなラインナップなわけだが、どの程度が「ネット投稿原作」かといえば(なんだか間違い探しみたいだけど)『魔眼で始める下剋上 魔女とつくる眷属ハーレム』以外は全部ネット投稿原作である

ていうか残るこのひとつも、GA文庫で『ハンドレッド』を書いていた箕崎准先生がなろうっぽく書いたファンタジーで、つまり「なろうかカクヨム原作があった作品」か「メディアミックスしたラノベ作家がなろうっぽく書いた作品しかないという状態である地獄…。

またまたー、この月だけでしょ、大げさな~」と思われる諸兄においては、スニーカー文庫近刊を1年くらい遡ってみるとよい。オリジナルありません。スニーカー大賞を受賞した作家さんたち、みんなどこ行ってしまったん…?

で、これは別にスニーカー文庫けがそうというわけではなく、富士見ファンタジア文庫ファミ通文庫あたりも同じ状態である

そしてライト文芸では富士見文庫などもかなりネット投稿原作小説軸足を移しつつあって、ここまでの流れを理解すれば

「新しい作家さんを育てていくのは役目なのでチャレンジは続けて行く」

というのが実際かなりアヤシイことが把握できるはずだ。

ライトノベル定義論とかやってる場合ではないのであって、実は特にKADOKAWAライトノベルは「=WEB小説」になるかどうかの曲がり角にある、と言ってよい。もしかするとここで「いや、『探偵はもう、死んでいる』と『スパイ教室』がある」と思われた諸兄におかれましては、KADOKAWAさんの新人賞で毎年何作品が受賞して何冊が刊行されているのかを確認されたい。

「ごくわずかな当たった作品以外は、受賞作家の2作目も出せない」というのが、2021年KADOKAWAライトノベル事業の傾向である(電撃/MFは多少抗っているくさいが、そんなMF文庫Jでも売れているのはYouTubeマンガノベライズだったりする)。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material_for_fiscal_ym1/99258/00.pdf

なんかを見てみても「Webでの新人発掘を強化」とは書かれていても新人賞についてはまったく書かれていなかったりするので、これはもうKADOKAWA新人発掘の手段としては新人賞を諦めた、とみるべきだとは(資料だけを見ていると)思うが、それを確かめることは必要…というか、ラノベファンの諸兄はぜひ直接聞いて、確かめてみるとよい。

コミック

コミック事業についても似たようなところがあって、こちらもかろうじて『ダンジョン飯』がIR資料には記載されているが、これはかれこれ2014年開始の作品だったりする。

じゃあそのほかは?というと、アニメ化が発表された『異世界おじさん』はTwitter/Pixiv発だったり、おけけパワー中島でおなじみ『私のジャンルに「神」がいます』もTwitter発だったり…と、つまり自前のプラットフォームから屋台骨を支えられるヒット作がなかなか出せていない…のが現状で(『異種族レビュアーズ』はあるけどね)、主軸としてはWEB発の作品への声掛けだったり、あるいはなろう小説コミカライズや、ピッコマあたりで連載されている縦読みコミック書籍化作品だったりする(『外科医エリーゼ』など)

これを「原作発掘の強化がされている」と肯定的に見るのか「自主開発能力が弱体化してネット原作に頼っている」と否定的に見るかは難しい。

集英社などが自前のプラットフォームであるジャンプ+」で『SPY×FAMILY』『怪獣8号』など次々新規のヒット作を出していることと比較すると、あまり楽観的には見られないか…というところ。

で。コミックでいうともう少し面白いのは、ピッコマことKAKAOとの関係性についてである

KAKAOについて

KAKAOといえば、2020年8月タイミングKADOKAWA株を5パーセント以上取得したことが報じられた。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HLU_R20C20A8000000/

実はこのあともちまちま買い進められており、もうちょっと増えている。資料にある

KSD-NH

ってやつである。意外と持ち株比率第1位だったりする(2位はカワンゴ)。

加えて、韓国個人投資家なんかも手を出したりしている。

ので、何気に馬鹿にならない比率韓国勢に買い進められたのが2020年KADOKAWA株だった。

で、ここで気になるのが、昨今の決算資料

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material_for_fiscal_ym1/99258/00.pdf

などにも記載されていた『縦読みコミック』の件。

なぜかといえばカカオサービスであるところの「ピッコマ」がいま一押ししているのがこの縦読みコミック…ピッコマ的には「SMARTOON」というやつであり、KADOKAWA縦読みコミック振興策が「ピッコマとの協業」のための施策なのか「ピッコマとの競合」のための施策なのかが、非常に気になるところなのだった。

流通について

ちょっと話が戻るのだが、先ほど触れていた出版事業については、IPの開発に加えてこんなことが書いてある。

同時に、営業力を活かしたきめ細かなマーケティングにより、生産部数の最適化とそれによる返品部数の最少化を進め、収益の最大化を目指してまいります2022年3月期より順次稼働予定の製造物流一体の最新鋭工場につきましては、小ロット適時製造と適時配送を実現することで、製造コストの削減や更なる返品率の改善を行い、業界が直面している物流問題にも対処しながら、中長期的に収益力を向上させてまいります


この工場は、ちょうど株主総会も開かれるところざわサクラタウンにある例のアレだが、ここで注目するのは「適時配送」の方である

KADOKAWAといえば、配送発注の窓口として独自

https://www.kadokawa.co.jp/houjindirect/

というのを持っている。上記の適時配送についてもこうした独自システム活用されるのか――というところで出たのが、下記の報道である

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1324469.html

講談社集英社小学館丸紅出版流通改革で新会社、というこれである。もちろんKADOKAWAにおける流通改革・DXというのはかなり前から企図されていて、こうした動きよりも先にシステムを整えていると考えられる。

そこで気になるのが、KADOKAWAはこの新会社システムを使うのか(参画するのか)、あるいは対抗するのか、というところである

「先日御社以外の小集講三社と丸紅の新会社報道がありましたが、この流通システム御社が利用する予定はありますか?」

業界大手が結束したこの新会社に、御社が参画していないのはなぜでしょうか?」

というのは、実はこの適宜製造計画においてもけっこう難しい問題として立ちはだかる(ので、聞かれると面倒くさい質問である)と思われる。

なぜかといえば、仮にこの新会社による流通デファクトスタンダードになった場合に、KADOKAWAは「流通デファクトスタンダードをとるのか、あるいはガラパゴス化した自社独自流通戦略を維持するのか」という選択を迫られる可能性があるから(そして、その可能性はそう低くもない、と思われる)。前者はせっかく作ったシステムの破棄や修正意味しているし、後者にはデファクトから外れることによるリスクがある(特に大手三社が多くの割合を占めているコミック流通などにおいて…)

というか適宜製造と適時配送システムを自社でもっていたのなら、上記みたいな会社が出現する前に一ツ橋音羽に呼びかけて自社のシステム業界スタンダードになるようにふるまえばよかったのに…とも思うが、後知恵ではある。

というかんじで

誰か聞いておいてほしいことをまとめてみました。なんかバランス悪いなあ…。

基本的に各種の公開情報の組み合わせでしかないので既知の事項かと思いますが、株主総会にご出席の皆様の参考になれば幸いです。

2018-11-26

anond:20181126153016

30半ばぐらいかと思ってたがそういやどこにも書いてないね

一ツ橋出て~の人だよね

2018-08-11

何故、俺はこんなにゲイが嫌いなんだろう?

自分でも、そこまで嫌わなくてもいいんじゃないか?って、思ってしまう位ゲイが嫌いだし怖さを感じてる

なんで、こんなにゲイが嫌いなんだろうと思ってたけど、それが最近になって分かった。

一橋アウティングに感じる違和感の正体

ゲイ自殺した事で、とりわけ異性愛者が加害者の様に言われてしま事件だけど、俺はこの風潮に強い違和感を感じていた。


なんでだろう?と考えて思ったのはこれ

自分ゲイで友人を恋愛対象にしていることを告げる事無く、同時に相手にとっても自分恋愛対象になりうることを確認することな

カミングアウトと同時に告白する事を、全ての異性愛者が受け入れてくれて当たり前って思ってる

しかも、準備なしの闇討ちが迷惑だと、異性愛者が感じる事を差別だと思ってんだな。

って事が、違和感の正体だったんだな

異性愛者の恋愛プロセス

異性愛者同士は、互いに性別が違えば恋愛対象になり得ることは分かってる

それでも告白して、脈があるだろうか?彼氏彼女がいたりして迷惑にならないか失恋直後だったりで恋愛したくない時期ではないか

とか色々と気をもんで、友達に頼んだり、それとなく聞いてみたりして、可能性の有無を探るんだよね

その上で告白を受ければ、互いに準備は出来てるから成否にかかわらず、気分の悪いものにはならない

そういう手順を踏まない告白は、男女間でも「なんなのあいつ?マジあり得ないんだけど」って言われるリスクはある

そして振られてから更にアプローチをすれば最悪ストーカーとして裁かれる

ゲイ異性愛者に恋愛感情を持った場合も変わらない

ゲイ異性愛者に告白する場合も、そこは絶対的に変わらんだろう

まず自分ゲイだってカミングアウトして、相手自分をどう思ってるかを探ったりする時間があって

その後に、脈はあるかも?って感じさせてると異性愛者も自覚してる段階から告白を受けたら

それ自体迷惑って事はないだろうと思う。

ゲイ特別じゃない

準備もなくいきなり告白して、あいキモいよ、って言われて差別だとか言うのは、明らかに可笑しいわ

異性間でもキモイ告白の仕方をすれば、キモイと拒絶されても、拒絶された側に声をあげる資格はない。

ゲイである自体は、おかしなことではないけど。普通異性愛者は受け入れない。

そういう相手告白したいなら、事前の準備を異性愛者同士以上にするのは当たり前だろう。

そして失恋後の潔さも相手の事を考えたら必要な態度になるのも当然だろう。

ゲイけが惚れた相手気持ちを考えなくていいとか言うのは、人間として終わってる

無茶苦茶キモいよ。はっきり言って。

一橋の子も、いきなり告白してる事が間違ってた。そりゃキモいよ。


自分からカミングアウトやす社会が出来てないなんてのは、恋愛当事者同士にとっては、なんのエクスキューズにもならないと思う。

一橋の子は既に死んでいるから、死人に鞭を打つようではあるけど、人間として、その卑怯さが俺には受け入れられない。

からゲイが大嫌いだし関わる事に嫌悪感を感じるんだと、そう理解した。

一ツ橋アウティングとはなんだったのか?

恋愛下手なゲイが、相手気持ち立場を思いやることな一方的気持ち押し付け

相手が決定的な拒絶をする為にやむなくアウティングした事が引き金になって自殺をした

悲しい事件ではあるが、ポリコレはいらないだろ

恋愛相手気持ちを考える所から始まる、そんな当たり前のことを教訓としてくれ



【つづく】

アウティング学生はどうすれば正解だったのか?

https://anond.hatelabo.jp/20180811222523

追記

当たり前だとは思ってなかったってブコメがあり、男女間でも晒し問題というブコメがあるけど

ちゃんと読んでもらえてるのか不安になるな


もしも本気で異性愛の友人に受け入れて欲しかったら

カミングアウトなしに告白したら理解よりは拒絶が先に立つ位は理解できないかと疑問に思う

破れかぶれの当たって砕けろと言う気持ちだったならば、拒絶されたら綺麗に身を引くべきだったろ

玉砕もつきまとう行為は、ゲイである事を受け入れて当たり前と言う意思しか見えない

そこに不安があるなら普通はかなり距離はとるだろ


なんの脈絡もなく拒絶感しかないキモい告白を受けてつきまとわれたら、友人に相談するのは当然だろう

キモいから晒すのではなく、キモい行動を取られてるから相談されるんだよ

それは自分の身を守る為には普通のことだよね


主語がでかいと言う人が居るけどさ

何度も言うけど単に恋愛下手なゲイ自殺しただけなのを、差別問題に拡大してるから

ゲイとその支援者コミュニティを嫌いだなと感じてしま

差別だと騒いでるのは自殺したゲイではなく、彼を含むコミュニティだよね

ゲイ個人はどう考えてるかに関係なく、告白やその後の行動がキモくて相談したら

コミュニティ差別だと騒いでいるんだよな。主語サイズは適切じゃないか

2018-08-08

anond:20180807235525

ていうか、まだ選択肢があると思ってる傲慢さにびびる。東大一ツ橋か知らんけど、クソみたいなプライド持ってて気持ち悪い

2018-05-23

anond:20180522221522

一橋大学

お茶ノ水はあの付近一帯なんだろうけど、

一ツ橋一橋大の由来)はお茶ノ水と違って、ちゃんと住所名も実在する。

2018-04-28

anond:20180428190735

講談社系だと「音羽社」「音羽出版」とか多いよね

一ツ橋社」とかあったかなー

2017-11-03

anond:20171103203214

嫌な話?するけど男を見る目も大事だと思う

クソみたいな男を寄せ付けずに人生の伴侶に足るいい男捕まえることでなんだかんだ人生の半分ぐらい決まっちゃうから

自立する能力を身に付けるのと同じぐらい大事なことだよ

一ツ橋大学出ていい仕事してたのにストレスで倒れたとき彼氏に捨てられてその後不安定人生になってるニャートさん(はてなブログ)とかも見ておくといい

あの人は自分能力はかなり高かったけどよい男を捕まえる能力がなかったということを自分で言ってる

2017-10-04

anond:20171004031116

大手っても一ツ橋音羽と比べれば格落ちするし、そもそも出版自体がそれほど儲けを生むような業態じゃない…イメージほど何でも押し通せるような力はないよ。言っちゃえば漫画家アニメーターが弱すぎるせいでそこから出てくる話だけ見てると暴君に思えるんだよね。

2017-05-29

anond:20170529121436

なら一橋の人は、死ぬべくして自殺したと思ってるわけ? 

 

二次創作の多くが本ではなく、SNSソーシャルネットワーキングサービス)で、わざわざタグ付けだの棲み分けだのをうるさく自主規制しているのは「そのソシエティ」にいる「同好の士」だけにあてたラブレターという使い方だから。だれもベストセラーになりたい金儲けがしたいとおもって二次創作なんかしてないんだよ。同好の士が増えてくれたらいいとはおもってるけど。

そういう使い方を黙認してただけのピクシブから一ツ橋大学と同様にうちには責任ありません、原告にもなりませんというのが一番簡単対処法ではあるね。

被害者泣き寝入り。ただし、引用ネタハンティングの場になったらマストドンに大量移住するだけ。

大体法的にはそういう流れとされてるんだろうけど。

 

法律には金目当て・名声目当てとコミュニケーション目当ての区別がつかないか

いちいち著作権が読めないやつにこうやって説得してまわらなければならない。

出版社やぴくしぶは著作権者でさえないんだぞ。

文章を書いている人間その人が著者なんだ。

でも著者は今回みたいな、心をもった、か弱い存在から

出版社ピクシブ司法渡り合う力を持っていなければならない。

ピクシブがんばれ。法律誤読した引用万能論者なんぞにまけるな。

さもなくば1編ずつ自分作品人質として提出しなければいけないマストドンとか非常に面倒な秘密結社をつくらなければ「非公表」コミュニケーションが成り立たなくなる。

なんだこりゃ。禁酒法か。

信者と受信者の聖域がまたこうやって踏みにじられる。著作権法32条っていったいなんなんだ??

2016-05-12

まんこの使い方を何故もっと教育しないのか

女がまんこ使いこなすことをいやらしいとか劣ってるとか卑怯かいう風に咎めたりタブー化したりするのは

女にまんこ使うだけの存在になっとけって言っちゃうのと同じぐらい極端で非生産的で抑圧的な言論だと思う


そうやってグッドノウハウを共有したり教育したりしないか

使いこなそうと決意した女も悲愴感を持って1から自分危険トライアンドエラーをするしかなく

負担が多すぎてバランスを崩して人生が躓いたりしていく

(それをかいま見ていた別の女が「やっぱりまんこなんかに頼るからバチが当たったんだ」と間違った学びを得る)


実際増田でもすごいコミュ障だとかブスだとか友達0人だとかい自分語り女がそれでも彼氏配偶者は持ってる

レベルで男だったら絶対パートナーがいない

差は何かと言ったらまんこのパワーに他ならない

明らかにまんこ人生を切り開いた


まんこだけで人生を渡ろうというピーキー戦略がまずいのであって、

人柄とか知性とか学歴とか職能とか話術とかいろんなパラメーターの中の一つとしてのまんこ

ときに凄い威力を発揮するパラメータであるまんこ

そういう風に理解すればこの使い方も適切に学んで伸ばそうと思えるはず


一ツ橋ニートの人ならわかってくれると思う

あの人はいろんなパラメータを頑張って高めたけど

激務で欝になって転んでしまって、ステータス異常本来能力が発揮できなくなった

そこで頼りになるはずのパートナーの男に捨てられたらしい

薄情な酷い男だとも思うし、完全ダウンしたメンヘルを支えるのは結構重いとも思う

2人のことなのでなんとも言えない


ただご本人もそのようなことを言ってたから遠慮せず言うけど

一ツ橋の人はまんこ力をおろそかにしていたようだ

たとえばもっと信用できる適切な男に、もしくはもっと適切にまんこ提供していれば

よい信頼関係愛着関係が築かれたパートナーがいて、

完全にダウンしてしまったときでも支えてもらえたかもしれない


まんこ別に動物的なファクターではなく

しろどんなにまんこだけ張り切っても人柄が最悪ならどんな男も離れていってしまうし

人柄・知性とまんこは両輪の存在


逆に言えば相手ニーズを見抜く知性を持ってちょっと気の効いたまんこ提供を行えば

相手の長年抱えている目に見えない欠乏を満たしたりすることもある

初めて出来た恋人や嫁を大事にする為にやたら張り切って働き始める男は珍しくない


まんこ使うというとすぐ援助交際とか風俗とか最終段階までぶっ飛んでしまうけれども

そういう換金型の使い方はもっとレバレッジの効かない使い方だ

信頼できる長期的人間関係の構築の為にこそ賢くまんこを使うべきであって

これを上手く出来るかどうかでものすごく人生が変わってしま

有能でタフで自分1人で楽々生きていける女性ですら積み増し分としてこの上手い下手で大きな差がつくので

これは男尊女卑とか男にぶら下がるとかいう話とは関係ないことだ


せっかくついてるハイパワー資産全然使わないとか、

逆に制御できずパワーに振り回されてメルトダウン原発みたいになるとか、

パワーに味をしめすぎて他のパラメーターを省みなくなったりするのが不味いのであって、

能動的に自律的まんこを使いこなせる女が増えることは誰のことも不幸にしない


ただまあ

この話は現代世間ではまだラジカルすぎるように受け止められるだろう

自明の理が受け入れられて教育体制が作られ始めるまでにあと20年はかかるだろう

これは必然の流れの予言として書いているに過ぎない

20年後にはてなのサービスが残ってるかはともかく

2015-07-02

青少年読書感想文全国コンクールの入選作の著作権は、

http://www.dokusyokansoubun.jp/youkou.html

入賞・入選作品著作権出版権主催者帰属します。


青少年読書感想文全国コンクール運営事務局

作品送付先ではありません

公益社団法人国学図書館協議会

     〒112-0003 東京都文京区春日2丁目2番7号  

     Tel .03-3814-4317  Fax. 03-3814-1790

毎日新聞社 青少年読書感想文全国コンクール事務局

     〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1丁目1番1号   

     Tel. 03-3212-2271  Fax. 03-3212-0405

2015-04-10

出版社って

一ツ橋だの音羽だの極一部の大手以外の会社って、どこも本当に小さくてビックリする。

えっ、こんな小さなビルでやってるの?って思う時が大部分。

2011-11-01

電子出版を巡る出版社立場(続お金編)

http://anond.hatelabo.jp/20111029232710

の続きね。結構気になっている人が多いのだなと思ったので、さらに追加解説を。

最初に書いておくと、Amazonアコギだけど、ユーザーには(短期的に)歓迎される可能性が高い。

それ故に対応を間違えると、日本電子書店太刀打ちできずに壊滅するだろう、

それはAmazon世界最大級の小売りで十分利益を上げているからだ、という話。

出版社に同情的なコメントが少ないなと思ったので、

(あくまでも友人が出版社につとめていてその話を聞いた中から)さらに説明しようと思う。

迷惑かからないようにぼかして書いてあるし、版面権や絶版DRM市ヶ谷方面の話題は煩雑すぎるので割愛している。

一ツ橋出版社の全てみたいな話をするな!とか気になる人も居ると思うけれども、大枠で読んで欲しい。

(それに、これがググらずに判る人は、たぶん説明は不要で十分判ってると思うので)

最初に「経費圧縮による分は、安く出来るはずだ」というところから

取り分は、作者(10%)→出版社(60%)→取次(8%)→書店(22%)→読者

例えば講談社がOnline書店を新たに作ったとして、取り扱いの本が講談社だけなら、取次8%分は削れる。

なぜなら、取次とは「多数の出版社と多数の書店を繋ぐ役割」だから

ここで「多数の出版社と、講談社Onlineを繋ぐ役割」だと、0%ではできない。

利益ゼロにしても経費がかかるから

そして、経費が削れても、利益を上乗せする方向にいっちゃいけないって事はない。

ネットでの課金徴収、データ管理バックアップサーバ管理で、コレぐらいの値付けはしても使ってもらえるだろう」

という見込みがあってやってしまっても悪くはない。

それは「そこは消費者還元しろよ」という感情はわかるけれども、商売としては別。

元々「電子出版なら安くなるはず」と圧力のある状況で売っても、一冊あたりの利益は薄い。

倍売っても紙の出版と儲けが同じなら、敢えてやる意味が無い。

すると、その面倒なところ(他の出版社への声かけ、販売対応サーバ管理等々)を、既存出版の割合でやってくれるなら、ギリギリなくはないかな、

といくつかの出版社は考えてもおかしくない、というのが前回のお話

まずは、お金の流れの一般論として再販制度の仕組みについて触れておこう。

(矢印がお金の流れ、その逆向きが本の流れ)

判り難いので、具体例で列挙すると以下のような感じになる。

ある本を、1000円で1万部出版し、5千部売れたとする。

  1. 出版社が、作者に 1000円x10%x1万部=100万円 支払う。
  2. 取次が、出版社1000円x1万部x70%=700万円 支払う。
  3. 取次が、本屋群に 1万部 を卸す。
  4. 読者群が、すぐに 5千冊 買う。(読者群が、本屋群に 1000円x5千部=500万 支払う)
  5. 本屋群が、取次に 1000円x5千部x78%=390万円 支払う。+5千部返本する。
  6. 取次が、出版社に 5千部 返本する。
  7. 出版社が、取次に 1000円x5千部x70%=350万円 支払う。

出版の70%は作者の10%含み。本屋群の78%は、本屋の取り分の22%を引いたもの

これに月末締めの翌月払い、条件返本相殺締日とかが絡むけども、胃が痛くなるので割愛した。

……ついてきているだろうか?

差し引きで見てみよう。

  • 作者:+100万円
  • 出版:ー100万円+700万円ー350万円 = 250万円
  • 取次:ー700万円+390万円+350万円 = 40万円
  • 本屋:+500万円ー390万円 = 110万円

ほぼノーリスクで作者は100万円を手にするのに対して、本屋は頑張って110万、出版社も250万。

クリエイターに対する印税10%が低すぎると思っている人は、少しだけで良い。お金の流れを追って欲しい。

(ただ、返本率は、実際には4割程度だろう)

また、取次の集金機能にも着目して欲しい。

配本流通集金と、色々やってるのが取り次ぎだ。

さあ、管理煩雑、処理も大変、もはや本が札束に見えてくると言う悲惨な状況下の中、Amazonが提示したのが55%という数字だ。

さて、例のリーク記事のAmazonが提示した契約書とされている部分、実はあの式にはちょっとしたポイントがある。

Amazonは当月中の各本件電子書籍顧客による購入の完了につき、希望小売価格から以下に定める金額を差し引いた正味価格出版社に対して支払うものとする。

推奨フォーマット提供された本件電子書籍については、希望小売価格に[55%](100%-正味)を乗じた金額

先ほどの金額の流れを見た後だと、気がつくことがないだろうか?

そう、これは「出版社に対してAmazonが支払う金額」についての式なのだ。

具体的に見てみよう。

1500円のハードカバーを、出版社が「電子版だから、じゃあ1000円にするよ」と希望小売価格を決めたとする。

Amazon.com でのKindle版の価格から鑑みるに、おそらく、500円で売るだろう。つまり50%OFFだ。

すると、希望小売価格 1000円x55%=550円差し引いた金額、450円Amazon出版社に支払う事になる。

希望小売価格出版社が決められるが、紙の本より高くは出来ない。

そして、Amazon希望小売価格から55%を引いた額を出版社に払えば良い。

50%OFFで売れば、Amazonの儲けは、一冊あたり5%になる。

どういうことになるか、火を見るよりも明らかだろう。

Kindleが8000円、Kindle Touchが1万円ぐらいで発売されてしまったら、どうなるだろうか。

紙の本には手に取れる書き込みできる、そして所有する喜びがある。

しかし、紙の本 1500円 vs kindle本 500円 ならどちらを選ぶだろうか。

10冊買えば本体代の元がとれると思った時に、Kindleデバイスを買わない自信があるだろうか。

なぜAmazonがそんな赤字まっしぐら路線をとるのか?

Kindleデバイスを売る為だとか、ロングテールで値下げせずとも良い本から利益を回収する為だとか、色んな理由があるだろう。

でもきっとAmazonは、市場で無視できないサイズとなって十分利益が回収できるようになるまで、じっくりゆっくり粘り強く低調に成長を続けるだろう。

なぜなら、オンライン小売の巨人は、他で利益を出せば良いからだ。

そんな真似が、日本のどの出版社なら出来るだろうか。

もちろん出版社は、1500円の本を、他の電子書店には1000円で卸して、Amazonには1500円で卸すことだって出来る。

Amazonは50% OFFの750円で売るわけだ。

忘れてならないのは、Amazonは1500円x45%=675円を出版社に払うことだ。

他の電子書店は、1000円で卸された本から20%だけとって800円払うこともできる。売れればだが。

そして、Amazon対抗のためだけに他の電子書店に750円で卸したとして、電子書店側も決意の10%として675円を出版社に払っても良い。

1万冊売って75万円利益電子書店しかも様々なフォーマットデバイスも様々で、本当に継続できるだろうか。

読者が安い本を買うことは止められない。非難も当然出来ない。

安いKindle版を出さずに独自の電子書籍を出す出版社に、文句を言わないだけの理性があるだろうか。

そして、(アメリカペーパーバックがでかくて重いという理由があるにせよ)電子版が紙の本を売り上げを上回る世界で、

Amazonを無視して自己流を貫く事での機会損失を、オーナー株主は許容できるだろうか。

流石にアマゾン、(アメリカ市場からの推測でしかないが)相当にえげつないことをする。

出版社は、既存電子書店に卸してもAmazonに卸してもそう代わりはないが、消費者は安い方から買う。

そして、Amazon限界まで値引きをして売るだろう。ダンピングにならないように5%程度の利益を抑えた上で。

黒船Amazonが、日本電子書店と違う点は、既に成功したネット上の小売業である点だ。

赤字ものともせず待ち続けられるのは、アメリカ市場証明済みだ。

商売なんだからきちんと儲けてくれよ、金なら払うから経費圧縮分は利益にしてくれよ、

そう消費者が言ってくれないことは判ってる。

でも、電子書籍は安くて当たり前、デジタルなんだから薄利多売で消費者還元してくれ、

そういう意見一辺倒だと、現状ではAmazonは無視できる存在ではない。

そしてこれは、Amazonの用意したハードルを乗り越えて契約できる出版社が増えれば増えるほど、

残りの出版社には世間圧力が重くのしかかってくる。

既存制度が良いとは決して思わないが、Amazonの50%OFFは夢物語ではなくて既に見えている脅威だ。

それが現在出版社立場で、太平の眠りを覚ます蒸気船は、もうそこまで来ている。

2010-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20101202023119

慶應上智立教青学

まあ大学ブランドにこだわる時点で、スイーツ脳な女みたいな気になる。

第一志望東大ダメなら東工大一ツ橋東北大。

関東なら私学にいかなくてもそんなもんでいいんじゃないだろうか。

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