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はてなキーワード: 診療所とは

2015-12-11

http://anond.hatelabo.jp/20151210164641

NATROMと言います。それなりの規模の病院勤務医です。臨床医20年ぐらいやっています。多くの医師と働く機会がありましたが、その中でも臨床医としてもっとも優れていると私が思っている先生は、現在、病床がない診療所の院長をしています。仮に山田先生しましょう。

大学病院総合病院にも優れた先生尊敬できる先生はたくさんいます特定の専門分野に限れば、おそらく日本でも有数の医学者と言えるような。でも、臨床の場で、診断がついていない患者さんがかかるプライマリケア現場では、優れているとは言い難いのです。

たとえば、胃がん診療に力を入れ、そこら中から胃がん患者さんが紹介されてくる、胃がん治療では日本で一番というような医師がいたとしましょう。その医師は、「胃のあたりがなんとなく不快」と訴える患者さんに対して、必ずしも正しい診療ができるでしょうか?

上部消化管内視鏡検査をして患者さんが胃がんでなかったら、熱意や興味が乏しくなるというか、診療に力が入らなくなるのではないでしょうか。というかそもそも、その患者さんに上部消化管内視鏡が本当に必要なのかどうか、「胃がん名医」は正しく判断できましょうか。「とにかく胃がんかどうか知りたい」「胃がんを見落としたくない」ことを優先して、過剰な検査をする傾向はないでしょうか。

プライマリケア現場で、上腹部不快感患者さんに対して、上部消化管内視鏡検査を行うべきかどうかというのは、実はかなり難しいのです。「最近体重が減ってきている。最近便が黒い。そういや親父は胃がんだった」という60歳男性で、眼瞼結膜に貧血が認められたら、これはもう絶対的に上部消化管内視鏡検査適応です。

それでは、「食欲はある。1年前にも同じような症状で胃カメラをしたけど胃炎と言われた。そのときはなんか薬を飲んだらよくなった」という30歳の男性ならどうでしょう。私だったら、胃がんの可能性は否定できないもののきわめて低いとご説明し、患者さんが強く希望しなければ検査しません。実際は、この両極端の間の患者さんがいくらでもやってきます

プライマリケア現場では上腹部不快感に限らずありとあらゆる症状の患者さんが来ますので、ありとあらゆる病気の可能性を考えなければなりません。しかしそれは、ありとあらゆる検査をしなければならないということではなく、病気の可能性・重篤度と検査の侵襲性・コストを天秤にかけて、検査必要性評価しなければなりません。

検査をする決断よりも、検査をしない決断のほうが難しいのです。最初言及した山田先生は、きちんと根拠を持って、検査しないという決断をしておられました。大学病院ではこうした臨床方針はあまり教えてもらえませんでした(今では違うと思いますが)。見落としがないよう、広く検査を行うことが許容されていました。「なぜこの検査をしない」と怒られることはありましたが、「なぜこの検査をした」と怒られることはあまりありませんでした。

私もプライマリケア外来に出ています山田先生目標として診療をしていますが、いつでも検査ができるという環境の中にいるせいか、おそらくは検査過剰となっています。正直、見落としが怖いのです。正しい診療を行っても、一定割合で誤診は生じます。それを咎めると、責任回避のために患者さんの利益にならない過剰な検査が行われるようになります。というか、今現在、そうなっています

ときに、山田先生から患者さんを紹介されることがあります入院依頼であったり、検査依頼であったりします。山田先生にも誤診はありますCTMRIもない、採血結果も即日出ない環境診療しているから当然です。誤診があるといっても、私の知る限りでは、山田先生が致命的な誤診をしたことは一度もありません。結果的山田先生見立てが間違っていたとして、それは私のほうが腕がいいからではなく、検査をしたからです。そしてその検査必要だと判断して紹介してきたのは、山田先生です。

山田先生はとびぬけて優秀な事例であり、一般化はできません。とんでもなくヤブな開業医もいます。ただ、それを言ったら、総合病院にもとんでもなくヤブな勤務医もいます。平均するならば、プライマリケアに限れば、開業医のほうが勤務医よりもレベルが高いと思います。私も含めて、多くの医師山田先生レベル診療ができるようになるのが理想です。不十分ではありますが、いろいろな努力もなされています医療の不確実性や、総合病院診療所役割分担について、ご理解のほど、よろしくお願いします。

2015-09-26

まじか、鬱病らしいわ引くわ

歩いたり階段登ったり走ったり、まぁ普通の動きでふっ…と足の置場が無くなるというか。とにかく地に足がリアルに付かない時がとても増えた。

道を歩いていて特に段差があるとふっと感覚が無くなってふわふわして歩いてるのか止まっているのかわからなくなり貧血のような立ちくらみのような感覚があった。

疲れか、としばらく放っておいたが車も運転するし、なにかあってはいけないと思って近くの診療所相談がてら行った。

ざくっと言われた。

「あー、鬱の手前で良くあるね。ストレスとか思い当たるしょうが

鬱か。

鬱かよ。

しかしなんか、納得もした。

とりあえず様子をみながらあんまり酒は飲まないことと早めに寝ることに釘を刺されて帰ってきた。

鬱かよ。

やだな。

ストレスとかよりそれに負けた感がいやだ。負けたんかな。自分にもなんかわからんものにも。はー嫌だな。鬱になりそう。

2015-07-27

プリントアウトして病院にいけ」という定型

実際のところ、病院なり診療所なりクリニックなり、薬出すだけで治らないよ。

役所お得意の「たらい回し」と「水際作戦」の合わせ技という感じ。

ぜぶらさん、実は公的な人?

2015-05-31

ADHDアスペルガーの診断が下るまで...。

  

発達障害情報が、増えてきた。

今、診断が下るかどうか、心療内科精神科)で幾つものテストを一ヶ月ぐらい掛けてしている。

実際に、ADHDだと10年ぐらい前だと私自身で、考えていたが、

町医者で、診断してくれるとは、考えていなかった。

そもそも、コミュニケーションに支障があって、本人ですら、自分気持ちを把握できていないのに、

更に、言語障害ではないのだが、超絶的な天然なので、自分の考えが伝わらない。

  

ところで、発達障害持ちの人間コミュニケーションというと、最近テレビ面白いものを観た。

この間、マツコデラックスナイナイ矢部っちがMC番組で、ふかわりょうのこれまでの歩みを示していた。なんとかOutって番組

  

ふかわりょうは正に、発達障害的な部分があると、思った。

ふかわりょう本人としては、インテリ的なハクをつけると考えて慶応を出たとか、

いじられキャラとして絶対的ポジションにいたのに、それを避けた。

 周りからは、

「粋がってるから、逃げたんだろ」と、考えてられていた。

でも、本人のふかわは、真逆で「出川哲朗のようには、なれない。自分には、恐れ多くて出来ない」

と、考えて、今に、至るってところが秀逸だった。

周りと本人の考えとのギャップが大きすぎると言う話だった。

ふかわ自身は、その天然ぶりに無自覚なのである

 

セルフプロデュースが下手な人間は、どうも、そういう感じだろう。

  

 

自分場合は、ふかわりょうさんとは、違うんだけれども。

なまじ、やっつけ仕事のように、自分の本性を隠してきた。

なんだろう、自分普通ではない。

でも、普通ではないことに対して、出し過ぎるとうまくいかない。

自分感覚は、普通じゃない

考えたことを、そのまま話すと「余計なことを言うな」と言われて、発言権が、なくなり、

自分感想を言えなくなった。

自分感覚発言に自信が持てないでいる。

こんな時には、こんな風に答えるのが世間常識だと考えて、気を遣って生きてきた。

それにしても、自己診断であっても、結局は、自分気持ちを語ることで、問診がされていくのだから

大変だよなー。

臨床心理士によるカウンセリング10ヶ月ほど、したのだが、仕事ストレスから適応障害発症した。

結局の所、幾つかのテストを受けることになった。

何回目かのテストを受ける前に受付で、ADHDの簡易テストを渡された。

  

カウンセリングをすることで、自分感覚が変でないことや、この診療所の人たちは、信頼できるという気持ちもあって、私は自分で「ADHDだと思っています」と言えた。

テストの結果を見る前に、自分自覚を言えた。。

ふう。

コミュニケーション能力を上げるって大変だよな。

ほんとに、泣きたいぐらいに大変なんだよね。

深刻なのであるが、「何を大げさな」と言われて傷つきたくないので、気持ちを隠していた。

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追記: 2015-06-05,

レスですが、ブックマークコメントして下さった方ありがとうございます

つたない文章でも、通じたようで、うれしいです。

  

上で、ふかわりょうさんについて、書いたことは、ライブドアネットニュースで、まとめてありました。

マツコ・デラックスが誤解され続けるふかわりょう擁護「それでいいじゃない」』

http://news.livedoor.com/article/detail/10171452/

  

発達障害の診断が下るまで、について、ぐぐってみると、ヤフー知恵袋なんかでは、既に質問や回答が幾つかあるみたいですね。

グレーゾーン人間ほど、診断にも時間が掛かってしまうようですね...。

  

『もうすぐ4歳の息子が発達障害自閉症)と診断されました。

軽度~中度(グレーゾーンではない)とのことです。』

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14134843234

2015-01-02

Natural Color Phantasm Vol.02 『1998年美少女ゲームを振り返る』

■はじめに。

 今のリーフの隆盛を準備した作品が『雫』なのは、『To Heartから入ったユーザーには理解できない事かもしれない。その理由については後述するけど、筆者が美少女ゲームについて書いたのは、『雫』の紹介記事最初なので、思い入れも強いし、ある意味呪縛にもなっていた。そんな筆者が、1998年最初に買った『雪色のカルテ』は、その呪縛を見事に吹き飛ばしてくれたのだ。まずはここから始めよう。

■雪色のカルテ

『WoRKs DoLL』のTOPCATが、昨年、Peachから発売した作品。3人の患者診療しながら、診療所運営するSLG原画緒方剛志氏。

 最初はポンと投げ出されたような状況で、迷いつつプレイしていた。しかし、過剰さを抑えたキャラクター台詞イベントの数々が、散発的ながらも徐々に物語を形作っていく緊張感の虜になってしまった。具体的には、主人公に対し、患者たちが徐々に心を開いていき、医師患者関係性が変化していくあたりの展開の上手さだけども、何よりも世界観の徹底ぶりには敬服した。

 まず、登場人物全てが、多面性を持っていた事には驚かされた。加えて、投薬などで感情制御し、それが数値化されてしまうという、人間限界と悲しさを突いたクールな設定にも惹かれた。『プリンセスメーカー』で、ぬいぐるみを大量に与えて、娘の機嫌をコントロールするという、安永航一郎のまんがのネタにも使われた設定があったが、医師患者という設定で、それは、普遍的リアリティを持った訳だ。

 このゲームでは、病の本質を「精神的、または肉体的コミュニケーションの欠落」と捉えた上で物語形成している。そして、シナリオだけでなく、システムビジュアルなど、全ての要素が有機的に結びついて、完成度の高い作品を作り上げた事には、驚きを越えた衝撃があった。

いちょうの舞う頃

 Typesから発売された、「純愛」をテーマにしたAVG恋人家族との関係を軸に、青春原風景を丁寧に描いた作品である

 『To Heart』という、強烈な爆弾が炸裂した後の、美少女ゲームに於ける恋愛の扱いというか、回答としては、一つは『ホワイトアルバム』のように、恋愛ダークサイドに踏み込んでいくというのがある。ただ、この方法論は、安全幻想提供する為に純化されたギャルゲーの流れに逆らっており、自身の属するジャンル存在意義否定しかねない、パンクな危うさも孕んでいた。

 『いちょう』の場合は、その逆で、過剰な演出をできる限り抑え、細かい日常描写の積み重ねで見せる手法を、更に押し進めた形になっている。この方向性は『To Heart自体が、TVアニメ化の際に強調している。ただ、物語性よりも、ピュア感性ものを言う領域であり、むしろ、作り手側の負担は大きくなっている気もする。イージーリスニングというのは、発想としてはさておき、技術的には非常に難しい。

 『いちょう~』の洗練されたビジュアルイメージは、この方向性作品では屈指だ。ただ、個人的には、あまりにも健全明朗な展開には、気恥ずかしさを感じてしまうし、都市圏周縁のベッドタウンという、土着的な要素が少ない舞台設定には、渇きにも似た不安を覚えてしまった。もっとも、中上健次の『枯木灘』のような舞台設定のギャルゲーがあったら怖いし、出る訳もないのだが。

ホワイトアルバム

 Leafが『To Heart』に続いて、世に送り出したAVG美少女ゲームセオリーを覆す、実験的なシナリオ賛否両論を巻き起こした。

 かつて、『雫』で描かれた心情は、マイノリティの闇だった。毒電波というメタファーは、思春期の疎外感や、強烈な自意識揶揄していた。物語である以上、結末に救済=日常への回帰を用意してはいたが。

 だからこそ、まだ若かった筆者や、筆者の周辺はこの作品を熱烈に支持していたのだ。そして、『To Heart』は、その闇を潜り抜けた人々の物語だった。でも、それは同時に闇を忘れてしまった人々の物語でもあった。もっとも、思春期という暗黒は、いずれ回収されていくものだし、ユーザーの支持を得た以上、闇を見つめる必要は無くなっていた。美少女ゲームもまた、開かれた場所に向かっており、闇を知らない幸福ユーザーも増えた。

 しかし、闇を忘れられなかった人々もいた。そして産み落とされたのが『ホワイトアルバム』だった。確かに売れた。しかし……もはや、毒電波に心情を仮託する事もできず、幸福妄想の為に仕掛けられた世界にすら、違和感を感じる……荒涼とした場所に取り残されたマイノリティの為の物語が、予定調和とも言える、約束された祝福の世界を描いた『To Heart』の次回作なのだある意味、これほど不幸な作品も無い。

 肉体性を見事に排除した「マルチ」という理想偶像を作り上げた後で、既に、過去神話に過ぎないアイドルビジネスを、物語舞台として、肉体性との相克を描いた事が、既に同時代的ではないし、結果的にこの作品バランスを崩している。

 けれども、不完全ゆえに、プリミティヴな負の破壊力を生み出し、まさにロックンロールな、『ホワイトアルバム』の名に恥じぬ作品が出来上がったのだと思う。

デアボリカぱすてるチャイム

 丁寧に練り込まれシナリオAVGと、明朗明快なRPGという違いはあれど、アリスソフト1998年好調にヒット作を出している。

 もう一つ、筆者の遺伝子に刻み込まれ作品として『AmbivalenZ~二律背反~』がある。ロマンティックな復讐因果物語は筆者を大いに酔わせてくれたが、その流れを汲む『デアボリカ』では、内省的な描写を突き詰め、同じテーマに対しても、異なるアプローチを試みている。理想現実純愛エゴ、といった、二律背反テーマ相克に対し、複数の回答を用意した(選択の幅を増やした)事で、物語としての奥行きが深まったのは特筆できるだろう。

 『ぱすてるチャイム』は、前回も取り上げたし、こちらも良いゲームだけど、説明不足の事柄もあり……例えば、ゲームが進行して、実際に呪文などを覚えて、パラメータ意味がやっと分かるというのは、昔とは異なり、ストイックさとは無縁のユーザーが増え、レベル自体拡散拡大した状況からユーザーを幅広く取り込むには、少々敷居の高さも感じたのだ。……そう、長い間、最も安定したメーカーであるアリスソフトも、時代との折り合いを考えなくてはならない時期になったのだな、と筆者は痛感したのだった……。

反省と近況と総括。

 前回は某誌で使いそびれた文章ベースに書いたんだけど、これからは、特定ゲームに絞らない状況論の方向で行こうと思います文体もまだ一定しないしなあ……。それ以前にちゃんと続くのか、これ(笑)。……ところで、筆者は、ギャルゲー本質は、ストーリー練り込みによって、キャラクターへの感情移入を高めていくものという認識があるのだけど、声優の起用やグッズ展開の方を前面に押し出す昨今の状況には、正直言って、違和感があるんだよな。まあ、これも、年寄りユーザーの単なる戯言なんだろうけどね~。あ、次回のサブタイトルは、「アンドロイド少女電気羊の夢なんか見ない」です。BGM野口五郎甘い生活』でどうぞ。

2014-12-28

かかりつけ医」って、皆持っているの?

http://anond.hatelabo.jp/20141227084718

予防接種制度煩瑣さを嘆いた増田だが、ブコメの中で2件ほど「かかりつけ医」に言及してたのが、気になった。

曰く「かかりつけ医が適切に予防接種アドバイスしてくれるでしょう」

1.少なくとも自分は、かかりつけ医を持っていない。

  というか、この20年ほど、医者に掛かったことがない。

  多少の風邪は、市販薬で治してしま

2.子供については、近所に3つある診療所の「どれか」に受診している。

  「今日は急いでいるから、空いているA診療所にしよう」

  「今日はノドに強いB診療所にしよう」

  

  また、なぜか日曜日に体調を崩すことが多いので、遠いけど日曜も診療しているC診療所に行く、とか。

小児科が近所に1か所だけ、という環境下だと、必然的にその診療所が「かかりつけ医になっていく」のだろうが、

自分家族のように「固定的なかかりつけ医を持たず、サーフィンしている家族」も、案外多い気がする。

あと、イギリスなどの「かかりつけ医制度」、家庭医制度って、人口の移動が緩やかな国だから成立していると思う。

日本でも、東京世田谷区みたいに「有権者の2割は、前選挙時には違う選挙区在住だった」というほど人口移動が激しいエリアでは、

そもそもかかりつけ医制度は馴染まないと思う。

http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2013/003257.php

によれば、40歳代前半で、「かかりつけ医がいない」が3分の2を占めている。

このアンケート40歳以上でアンケートしたものだが、

30代・20代だと、たぶん「かかりつけ医がいない人が7割・8割」なんじゃないか?

なので、「かかりつけ医」の存在を前提としたブコメについて、「案外、世間の人はかかりつけ医を持っていませんよ」と指摘しておきたい。

2014-09-11

リラクゼーション整体と「この業界」についていろいろと私的にまとめてみた。

ども、ブクマでは散々突っ込みかましてる本業個人店経営チャレンジなう(死語)な、整体師のオバサンです。

なんだか、

乳幼児頚椎カイロ死亡事故
首ひねる独自マッサージ乳児死亡 NPO代表任意聴取朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG9631WYG96PTIL003.html

から、

国家資格(あはき法免許)取得者による整体師やリラクゼーションのお店への批判
なぜ整体カイロ、無免許マッサージ放置されているか。 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/716729

へと発展していったのを見て、

なんだかいろいろ考えてたことぶちまけたいなー、
と思ったので、
今までこの「リラクゼーション」と「整体」に身を置いてきた私から見た、いろいろなよしなし事を、まとめてみたいと思います

はいっても、反論とか言うんじゃなくて、自分が今まで知ってきた事見てきた事聞いてきた事感じてきた事をつらつらとまとめてみたものです。

あくまで参考に、という感じでとらえて頂けたらなぁ、と思います

いやぁ書いてるうちにめっちゃ長文になってもた。ごめんなさい。


始めに、
 私の経歴とスペックざっとまとめて見ます

長文の為、こっちにまとめました!
http://anond.hatelabo.jp/20140912223613
回り道、ありがとうございます
お騒がせしました(つД`)

次に、
 私から見たこの業界の全体像を、簡単にざっくりと説明してみます

1:整形外科

  大学に6年間通い、医学を修めた「お医者さん」です。

  身体の筋肉や骨格や関節の機能不全、いわゆる身体の器械機能故障
  つまりは、ヘルニアとか靱帯半月板の損傷、及び断裂、
  あとはすべり症とか分離症とか脊柱管狭窄症とかい
  小難しい名前の重症な傷病の時に行くのがここ。
  急性症であるぎっくり腰五十肩のなり始めのめっちゃ痛い時期なんかもこちらがお勧め

  レントゲンMRI、んでもってリハビリ(の理学療法士への指示は整形外科の先生から出ます。)
  そして手術はここでしか出来ません。

  基本保険効きます
  でも、保険が効かない時もあります

2:按摩マッサージ指圧鍼灸師など

  按摩マッサージ指圧
  鍼師、灸師、まとめて鍼灸師
   (“あんま、はり、きゅう”の頭文字を取った法律、通称「あはき法」が適用となる)
  柔道整復師(整骨院接骨院を開いてるのがこの人達です)

  主に専門学校に3年間通います
  通信制やってるところもあります
  お金は300万円くらいかかります
  実は学校自体が少なめです。
  (主に都心大都市圏に集中。もしくは視覚障害者専用の学校温泉地にあったりする)

  神経痛、リウマチ、頸腕症候群(いわゆる肩懲り)、五十肩
  腰痛症(つまり腰痛)、頚椎捻挫後遺症(むちうち)
  の治療(按摩針灸等の範囲内)が出来て、
  これらの治療に対して健康保険が使える。
  ただし、お医者さんの同意書が必要となる。

  詳しくはここ↓を参照で。
  はり・きゅう、マッサージ整骨院接骨院治療はどこまで健康保険が認められるか?
  |ダイヤモンドオンライン
  http://diamond.jp/articles/-/14026?display=b

  保険がかかる時は、けっこう回り道通り道な上に、
  かなりの治療行為制限があったりします。

  制限としてわかりやすいのが、
  「上記の6つの症状の治療しか出来ない”事」
   そして、
  「患部周辺に治療を施す事」
  例えば、整体リラクゼーションのように、
  「全身くまなく施術する事」に対して“保険適用は出来ない”という事になります
  (例えば、30分保険で治療したら、残りの時間は保険適用外の施術、という扱いになるんだそうで)

  あくまで「お医者さんの治療行為の補助」なんですね。

  そういった意味では、お医者さんみたいな治療をする人、ではなく、
  看護士理学療法士(リハビリの指導をしてくれる人)に近い立場なんじゃないのかなー?
  と考えられるんじゃね?と思うわけです。

 ━━━━━━━━━━国家資格の壁━━━━━━━━━━
      ここまでが「治療」になります

3:整体カイロプラクティック、その他民間療法代替医療

  個人が開いた学校に通って教えを受けての資格取得となりますが、
  お国の試験を経ないで資格免許取得となるので「民間資格」となります

  私は実務経験有りだったので、半年くらいで卒業できましたが、
  私の通っていた学校は「実技と知識がある一定の水準に達するまで卒業出来ない」
  方針で、
  なおかつ、「働きながら合間合間に学校に来るシステム
  を取っている為、卒業出来ない人はなかなか卒業出来なかったりしてました。

  基本50万円くらい(コースを増やすと料金もその都度お値段も上がる)払うのですが、
  それで最長二年の通学が許可されるんだけど、
  それでも卒業出来ない人もいたりしたり。

  学校によって教育内容や質、アフターケアピンキリです。

  最近流行りのアロマテラピータイ古式マッサージ
  既に社会的地位確立されているエステティック関連。
  そして悪名高い「ホメオパシー」も、実はここに入るわけです。

  「治療院」なんてのを開設してるいわゆる「民間療法」の場合もこの辺りかな?と。

4:リラクゼーション

  例えば、

  • 銭湯とかに入っている1時間6,000円くらいの手揉み屋さん。
  • スーパーデパートに入っている1時間5,000円くらいの手揉み屋さん。
  • 最近増えてきた大きい通り沿いにでっかく出来てる1時間2,890円(税別)の手揉み屋さん。
  • 有名どころだと、「て○みん」や「ら○ぃね」

  がここになります

  会社にもよりますが、
  会社、というか、企業が設けた研修所(学校の場合もあります)で、
  大体一週間から一ヶ月くらい(学校だともうちょい長いかも)の研修を経て、配下の店舗に配属。
  そのあと、店舗内研修を経て接客開始、となります

  継続的に店舗や企業で上達研修もあるところもあります
  「ら○ぃね」の研修は、めっちゃ厳しいと小耳に挟んだことがあります

  私個人として、これらは「企業資格」という言い方でいいんじゃないかなーと思ってます

  あ、あとそれと、
  リフレクソロジストリフレクソロジーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC
  をやる人なので、混ぜ混ぜにしないでね。字面似てるけど。

で、

私はこのリラクゼーションからこの業界に入り、
「運良く」生き残る事ができて(ぶっちゃけると「しがみついた」が正解なんですが)
整体師やリフレクソロジー民間資格を得て、個人のお店を持つ事ができた。
そんな感じの流れだったわけです。

「あはき法」の、ちょっと深~い話。
ところで、上にちょこっと出てた「あはき法」。
なんで出来たか、という話を簡単に。
特に按摩師について。
ブコメで出てた「デリケートな話」をほんのちょびっと少し。

按摩というのは、昔々から中国から流れてきて、日本に定着したもので、
その主な成り手は、視覚障害者人達でした。
今でもそういう人達の事を「あんまさん」と呼んだりして、
ちょっとなんやかやとごたごたごたごた、
みたいなこともあったりします。

で、実は、太平洋戦争後、アメリカから来たGHQによって、
「按摩鍼灸非科学的だし不潔だから禁止ね!」
とされそうになったところを、
視覚障害者人達の猛抗議に遭い、

GHQ側が、
GHQ「わかった!認めるからその代わりに最低限の医学勉強は修めろよ!!」
と折れて、その和解案として、「あはき法」が制定された、という経緯があったりします。

その辺りの更に深~いお話はこの辺りを読んで下され。

あん摩マツサージ指圧師はり師きゆう師等に関する法律 - Wikipedia 冒頭文
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%82%93%E6%91%A9%E3%83%9E%E3%83%84%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%8C%87%E5%9C%A7%E5%B8%AB%E3%80%81%E3%81%AF%E3%82%8A%E5%B8%AB%E3%80%81%E3%81%8D%E3%82%86%E3%81%86%E5%B8%AB%E7%AD%89%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B

鍼灸 - Wikipedia>2 歴史>2.2 日本>2.2.2 近代
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8D%BC%E7%81%B8#.E8.BF.91.E4.BB.A3

東京ヘレン・ケラー協会|点字出版所|点字ジャーナル2007年10月
http://www.thka.jp/shupan/journal/200710.html
の中盤辺りに、
1947年GHQ連合国軍総司令部)の鍼灸按摩禁止問題に触れ、「この時の反対運動は凄まじかった。今はあはき法19条によって守られている(以上、引用)
とあります

昔々、アメリカさんに禁止されそうになった按摩鍼灸人達の中が、
時が経ち、アメリカ他欧米各国で科学的に研究され、法制化もされているカイロプラクティック人達を、

科学的じゃない!!しか危険!!!

と言って、科学的な研究の推進や、法による規定や規制や資格の制定化ではなく、「単なる排除のみ」をしようとしているという。

なんというか、歴史皮肉だなぁ、と思ってしま今日この頃です。

まあこれは、日本カイロプラクター達の性急な普及活動のせいでもあるので、
にんともかんともなんですが………。

■そんなわけで、実は、 鍼灸はともかく、按摩の技法に関しては細かく法律で規定されてるわけでは無いんですね。
というか、各流派に分かれてて、規定しようにも出来ないのが現状なんだそうです。

按摩 - Wikipedia>4 按摩の歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%89%E6%91%A9#.E6.8C.89.E6.91.A9.E3.81.AE.E6.AD.B4.E5.8F.B2

吉田流あん摩|DVD|医道の日本社
http://www.idononippon.com/dvd/massage/ivd0063-7.html

ていうか、「マッサージ」の定義自体が、実にゆるゆるというね。

マッサージ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8

Wikipedia先生でさえもお手上げ状態。

一応、法律では「資格持ってない人は、マッサージって言葉使っちゃダメよ?」
となってるんですけど、
これだと普通の人は、わけわかんないけど使っちゃいますよね?マッサージって。

ほんとどうしましょうね、これ?

で、
現在、いろんな手揉み屋さんが多くなったのは、実はこの裁判が発端なのですが、

免許不要民間療法|HS無熱高周波療法
http://www4.ocn.ne.jp/~yanase3/hrk.files/900-iranai.html
免許不要民間療法判決を伝えた新聞記事
http://www4.ocn.ne.jp/~yanase3/hrk.files/901-shinbn.html
(ここでは主な部分をピックアップしてリンクしてます。深く知る為には全ページに目を通してみて下さい。)

件の裁判の被告人「この法律見ると、電気治療特に禁止されてないっすよね………?」
        「それに俺ら“職業選択の自由”っての持ってるんですよ、ね??」
裁判所     「ああー………、その通りですね。あんたの勝ち。」
厚生省     「うえっ??あーわかった、認めるよ。その代わり怪我させんなよ?」

他の人達    「そんじゃあ俺も」「じゃあ俺も」「じゃあ俺も」
厚生省     「」

こんな感じで、そこのところの「法律の穴」を突かれた結果、という訳なんです。

いや、もう、ほんと。
確かに「屁理屈」から始まったんですよね………。

しかも、次から次へ「新しい手法」が開発、導入されて、商い化され、
そして厚生省(今は厚生労働省ですね)が、その度に規制する為の通知や回答を出す。

見事なまでのいたちごっこ現在の状況、な訳なんです。

さて、
私、この業界に入って、自分の見識を広げる手段として、
いろんなお店に揉まれに行っているんですが、

その過程で、視覚障害者の有資格者の方の施術を受けた事がありまして。

あれは、当時、自宅の近所に出来たスーパー銭湯の手揉み屋でのことでした。

確か、力がめっちゃ強かった覚えがあります
上手かったかどうかは………?
私の身体には、力、強すぎたかなー?

で、その後、
同じ手揉み屋さんで受けた、とあるスタッフのおばちゃんの施術がかなり上手くて自分に合ってて気に入って、かなりの長い間、指名をさせて頂いてて、

しばらく経って、いろいろ聞いてみたら、
「この方、国家資格持ってるんですよー」という話になり、
そりゃあ上手いはずよなぁ、と納得した、そんな思い出もあります

ちなみにこの方は健常者の方でした。

ん?あれ?ちょっと待って?なんかおかしくね??

えーと、まぁ、つまりこういうことです。

手揉みのお店に、国家資格を持っている人がいる、事もある。

わけなんですね。

例えば、スーパー銭湯の手揉み屋にいるベテランさん。
あとは、大通りにあるリラクゼーションにいるベテランさん。

が、こういう人だったりする事もあります

他にも、温泉宿に泊まった時に、マッサージを頼んでみました。
そしたら、目に障害がある人で、按摩さんの資格も持ってる、ていう人が来ました。
保険?まぁ、かかんなかったねぇ。
お値段?まぁ、「観光地価格」だからねー。

なんてことを経験した事がある人もいるんじゃないでしょうか? ((まぁ温泉宿の場合は無資格の可能性も否定出来ない…げふんげふん))

この場合、「治療の補助」ではありませんので、もちろん保険は効きません。

でも、なんでこのお店にいるんですか?
というところの詳しい事情までは、そのおばちゃんには聞きませんでしたが、
いろいろとあったんだろなぁ、と考えてみたり。

上の方であたか境界があるように、段階的に説明しましたが、
実は業界内での境界はめちゃくちゃゆるいです。

国家資格を持っている人が、整体師の学校を開設したり、
国家資格を持っていて、なおかつ診療所を開いてた人が、リラクゼーションのお店に商売換えしたり、

こういうことが結構あります

ブコメにもありましたが、
整骨院(柔道整復師が開設)に整体師が勤めてる、なんていうこともあります
これはこれでまた別の問題があったりするんですが………。

それでは、
リラクゼーション整体は「どうやって事故を回避してるか?」

私がリラクゼーションのお店に入った時に、徹底的に指導されたのが、

「“マッサージ”と自称してはいけない」
事と、
「この施術は“治療である”と言ってはいけない」
事。

スタッフは皆、このようにお客さんには伝えてはいるのですが、
お客さん側はこのビミョーな状況を全く知らない&理解してもらえないもんですから、

「ああ、マッサージねー」

とまぁ気楽に答えられちゃう事多数………。
そのたびに、どう説明したらいいのか四苦八苦してました。
というか、今でも四苦八苦中という。とほほ。

そして、次に教えられるのが、

「こういう人達が来たときにはケアをお断りしないといけない」事。

例に挙げると、酔っ払った人。
妊娠中の方。
後は、心臓病の人やガンの加療中の方。
そして骨粗しょう症の方。
んでもって、ぎっくり腰になりたての人や整形外科で加療中の人

そして足つぼの場合は、水虫になっている人。
手から媒介感染してしまう恐れがありますので………。

あと、気をつけてケアをしなくちゃいけない人は、
血圧の人とヘルニア既往歴のあった人。

特にヘルニアの場合は、患部を触らないように施術していかないといけなかったりする。

ブコメにも、
「施術の前になんか書類に署名を書かされた」
とありましたが、

きっとこの書類の事ですね。

体調ご確認シートについて|一般社団法人日本リラクゼーション業協会|公式サイト
http://www.relaxation-net.jp/notes.html

この書類は、

「注意書きを全部読んで頂いて、お客様からの自己申告が無かったので、「私は施術を受ける事に問題はありません」とお客様自ら証明して下さい。」
「あと、身体に問題が起こったら(激しい痛みを感じたり、気持ち悪くなったりしたら)すぐに言って下さいね。遠慮なく言って下さいねお願いしまっす!!(念押し)」

という意味があったりします。

これはですね。

お客さんに注意書きを見せても、
ざっとしか見ないで自己申告無しで施術に入って、
施術後に「実はねぇ…」と、告白される事がたまにあり、
「いや、後から言われましても………」
という事が割とありまして。

これを防止する為の苦肉の策です。
面倒くさいですけども、ご協力下されば、と思います

そしてこれは、
お客さんが施術を受けていて、

「痛すぎる」「自分に合わない」「受け続けられない」「あかん」「やめて」

と思ったら、
途中で施術を中断するようお願いしちゃっても構わない、というわけでもあります

どうぞ遠慮なさらず言っていただければ………
といっても、心のどこかでブレーキがかかっちゃうもんなんですけどもね………。

次に整体のお話。

言ってはいけない事と施術禁忌事項は、リラクゼーションと同じでありまして、

それでも、整体は、
手揉み屋さんやリラクゼーションのお店と比べると、
文字の印象的に、「お医者さん」に近いものがあるらしく、

たーまに、かなり重い症状の方が見えられることがあります

例えば、ぎっくり腰五十肩になりたて、もしくはヘルニアの疑いのある人。
整体師の施術でも手に負えない、重い症状の方には、
整形外科へ行くよう勧める事を徹底するよう、整体学校で教えられました。

それは以前に、

「身体に支障を来たしている人が、医師治療を受ける機会を邪魔してはいけない。」

との、厚生省からのお達しがあった為です。

私も施術の前に、お客さんになるべく詳しく身体の状況を聞いて、
あ、これ不味いかも…という時には、とにかくまずはお医者さんへ、とお願いするようにしています

以上のことから、リラクゼーション整体は、
事故を起こさないように、石橋を叩きながら、注意しながら、お客さんに施術をしています
まあそれでもいろんなお客さんがいらっしゃいますので、かなりの綱渡りをしているような感覚ではありますが。

そんなわけで、「治療の機会を邪魔している」民間療法代替医療とかと一緒にされるとひじょーに困り果ててしまます

少なくとも赤ん坊の頸を変な風にいじったりしないです。
そんなの無理なのわかってるし。わかんないと仕事としてやってらんないし。

違うんや!!ワシら違うんや!!!
一緒にせんといてや!!!

ヽ(´Д`)ノ

まあ、
こんな風に、出来るだけ気をつけて事故を防いではいても、
いつかはこのお仕事できなくなる日も来るんだろうなぁ、
と、うっすらとした覚悟はしています

だって私ら、お国に認められていないんですから。
それに、真っ当な医学のお勉強も修めきっていないしね。

この、医学のお勉強、という点が問題で
国家資格を持っている人達に、危惧されてしまうのも当たり前ってもんですよ。

それでも、このお仕事が出来るうちは、
そう、「Xデー」がくるまでは、
やっていけるだけはやってこうかな、と思ってます

ちゃんと日々お勉強しながら、ね。

医者様と同レベルぐらいに解剖学対話が出来るようになるのがベスト、なんですが。
が、がんばります

その前に、お店、軌道に乗せ切らんと、なー。

以上、おしまいです。
これは私の経験と知識から来た、個人的な雑感です。
かなりの殴り書きで、あんまりまとまっておりませんが。

ほんとはね、

「なんでリラクゼーションは人気出たのか?(私の見解)」
整体リラクゼーションカイロプラクティックの(法規以外の)問題点(私視点)」
「施術者の腕の上達法と、“合う、合わない”」
エステティシャンの悲しい勘違い
癒し業界の職場は“女の戦場”」
「“癒し業界”は、実は超絶ブラックなんやで?」
「手揉み屋さん(医療界隈含む)は、お金大好きー」
「実はみんな、商売敵」
「割と事故率高いかも、○○○科」

と、これくらいネタいっぱいあるんだけど、
これ以上はさすがに更に超長文になってしまう&かなりヤバい領域に入ってしまうので、
とりあえずはここまで、ということで。

また機会があったら、よろしくです。

<

2014-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20140524175818

診療所通ってましただけで( ゜Д゜)、

から武装しても無駄だと思う

上手いことその部分には触れないように話題を誘導するしかない

ただひたすら自分にできることを語り倒して今のところで働いてる

非正規だけど仕事あるだけでありがたい・・・

http://anond.hatelabo.jp/20140524164037

メンタル弱いです

診療所に通ってました

って言った途端面接官の目つきがかわって( ゜Д゜)、ペッ

って感じになったの印象的だった

実際落ちた

2013-10-19

上小阿仁の件で同県の住民が一言いっとくか

秋田県 上小阿仁村かいう「医者追い出し村」の実態wwwwww

http://www.mudainodocument.com/lite/archives/54639402.html

 

上小阿仁村の一件がたびたび話題になっているのは、「赴任する医師が何度も変わるくらい怖いところ」という噂がひとり歩きしているから。

たいして話題にもならない私の住んでる同県自治体の話をしようと思う。

から20~年くらい前、公営の歯科医院ができることになり

元々はこの自治体出身で、東京大学病院で働いていた若い医師がわざわざAターン(笑)で赴任した。

うその人は生きていない。数年前に心不全で死んでしまたからだ。それとは別にずっと鬱病を患っていた。

 

スレ文と私の自治体とを照らしあわせてみる

無医村医者も呼べない村長最初から住民にナメられるという

不文律があるンゴwwwwwwwwwww

上小阿仁村人間にとっては、医者いじめて追い出すより、

医者がいない無医村である

蔑まれることのほうが嫌ンゴwwwwwwwww

いや秋田県民にとっては

無医村という蔑みは堪えるンゴwwwwwwwww

ジレンマンゴwwwwwwwwwwwww

これは本当。

上小阿仁も私の自治体も、車で30分程度の場所総合病院がある。大きな怪我をしたり、長期的に病気を患っている人はここへ行く。

住民的には「別に診療所なんてダサい使わないか関係ないけど~、無医村って言われるとすごくダサく見えるんじゃね?」みたいな感じ。

私の自治体は公営歯科医院の他に公営診療所もあった。

診療所に赴任した医師は他県出身の人が多く、時には上小阿仁と同じ頻度で変わっていた。

でも「また医者変わるんだって~」「ふーん」、もしくは変わったことを知らない人すらいる。

歯科医師はこの自治体出身ということもあり、耐えちゃったんだと思う。

 

第一、秋田県民は基本的に

人に頭を下げることを嫌うンゴwwwwwwwwww

「治してください」というより「治せんだろ」って感じで

医者にかかるンゴwwwwwwww

もうここの住民は最初から公営診療所というもの馬鹿にしていている。

オラたちの診療所にわざわざ赴任する医者なんかどうせたいしたことないヤブだと思ってる。

「治せんだろ」→「どうせ診療所でなんか治せない」→「治せない医者はヤブ」

診療所意味をわかってないんだと思う。

 

秋田県民にとっては「医者にかかる」=「薬をもらう」ことだか

それは仕方がないンゴwwwwwwwww

これもマジ。薬を減らされると不安なっちゃう人が多い。

なんでもいいから貰った薬を飲んでおけばとりあえず安心で、薬を出さない医師はヤブとみなす傾向がある。

 

ということを踏まえて、歯医者の話を始めます

 

根拠なくヤブ医者扱いされる

同級生や周りの大人たちは、あの公営歯科医院を利用していると聞くと微妙な顔をする。

「ヤブでしょ?」「となり町の歯医者民間経営)の方がしっかりしてるよ」

私はその歯医者以外行ったことがないので違いがわからない。その人達も一度も公営歯科を利用したことがないから実態はわからない。

でも「こんなとこに来るくらいだから絶対ヤブ医者」というレッテル貼りはずっとあった。

同級生の中で公営歯科を利用していたのは1割程度で、他の人はみんな隣町の歯科へ行っていた。

※余談だけど、実際この医者の腕はまともで、他県に出てみるともっとひどい歯医者はたくさんいた。

歯医者になっても扱いは中学生の時と同じ

この歯医者努力の人だった。家業飲み屋だったが、勉強して国公立医大歯学科に入学した。

うその店はとっくの昔に畳んでいるのに、歯医者になっても周囲の大人と同級生から飲み屋の息子」と言われる。

飲み屋の息子」に歯医者なんて仕事できるはずもない→ヤブ という偏見もあった。

ここに住んでいる人たちは一旗揚げて帰ってきた人にやさしくない。昔のポジションで付き合いたがる。

 

職場いじめ

歯医者は意外とベッドに座らされてから待っている時間が長い。医者が何らかの用で席を外したとき歯科助手のお姉さんは私へこう尋ねた。

先生キモくない?」そしてニコニコ笑う。

質問意味がわからなかったので、素直に「わかんないです」と答えると、すごくつまらなさそうな顔をした。

多分アレは嫌なものを共有しようと話を持ちかけたんだと思う。

先生がいなくなると、歯科助手のお姉さんたち4人くらいは先生の悪口を言い始める。ハゲとか息が臭いとか。それでクスクス笑う。

権力を持った男の人が一人いると、下につく複数の女の人が徒党を組んでその男バッシングする的なアレ。

確かに頭髪は薄かったけど、息はくさくなかった。なかなかファニーな外見だったけど気持ち悪くはなかった。

 

人事決定権が歯医者にない

そういう歯科助手をやめさせようとしても、医師にはできない。

なぜなら、公営歯科で働いている助手のお姉さんたちは全員ぶっといコネで入ってきているから。

こういう田舎自治体ではコネがないと公営の職場で働くことなんてできない。幼稚園もそう。

大体が議員から推薦状持たされて入ってくる。そんな人達をクビにしたら「俺の面子が」という話になってくる。

さらに不幸なことに、事務のお姉さんがちょっとした横領やらかした。でもクビにできない。

 

 

などの状況が合わさり、数年後に歯科医師は鬱を発症した。

けれど仕事はちゃんとしていた。医師の都合で休院になった日はなかった。責任感の強い人だったんだと思う。

自分の生まれ育った自治体だし、何か役に立てるかもしれないと戻って来たんだろうけど、結果逃げられなくなってしまった。

家人がこの医師を他の場所で見かけたとき、元気がなく、ぐったりと肩を落としていた、と言っていた。

ずーっと長い鬱を経て、ある日ぱったり亡くなってしまった。

この歯科医院を利用していた人は悲しんだだろうけど、大体の住人は利用していないし、ヤブだと信じてているから「へー」くらいの反応だった。

ヤブと言っていた住人も、働いていた歯科助手も、医師を呼び寄せた有力者も、誰ひとりとして「あの医師が亡くなり、自分にも少しだけ非があるのかもしれない」なんて思っていない。

だって直接的に何かやったわけじゃないから。鬱になったのは医師勝手にそうなったんだし、心不全勝手医師がそうなって死んだみたいな感覚

 

今は診療所歯科医院ともに常勤の医師はおらず、外部から招聘した医師が診察にあたっている。上小阿仁に赴任した医師は逃げて正解だったと思う。

2013-10-10

メンタルクリニックで感じたモヤモヤを極力詳らかに吐き出してみた。

愚痴です。不満の声です。主観的な、机上の空論です。ですが自分の中にある声を素直に吐き出しておきたいと切に思いますゆえ、自らがどこまで未熟であろうともそれを容認し、第一に自らの人生のために、ここに書き記します。オフラインメモ書きで済ませることも可能ではあり、普段は主にそうしているのですが、今回はあえて人目に晒すのもよいかなと感じました。いつもの勢いでOKWave投稿ちゃうところでしたが、ふと匿名ダイアリーを思い出してヨカッタヨカッタ。

'

以前、意を決して赴いたクリニックの先生はとても高圧的で、こちらの罪悪感をいたずらに掻き立てる人だった。具体的に思い出したくもない人だ。そして不運にも、今回行った別のクリニックの先生も高圧的な人だった。決め付け、見下し、呆れて見せ、息を吐くように私にツバを吐きかける。声にならない声で「お前は碌でもないダメ人間だなぁ」と。ひょっとすると精神科医とは、こういう嫌な意味で事務的で冷たい人であることが当たり前なのだろうかとも思った。

だがインターネット上に散在する、精神科医の方やその患者さんの声を掻い摘んで読み、自分の中で咀嚼した結果、「私の神経は、人間である以上当然完璧と呼べるものではないものの、人間として至極まともである。私が掛かったクリニックの先生方のあの姿勢自分の中で擁護などしなくてもよい。あの姿勢に対して感じた、自分の中のとても不快で嫌な感覚安易に否定してはならない。自分の素直な気持ちを大事にしたらいい。」といった考えに落ち着いた。

私としては、そんな攻撃的な姿勢のまま人の心に接する仕事をして害を振りまき続ける事のできる神経はちょっと信じられない。罪悪感に胸を痛めている泥棒さんの方が、人間人間として付き合う余地があるぶんまだマシかもしれない。患者をどれだけ乱暴に扱って気持ちを踏みにじろうと、理屈粘土を塗り固めて造った巨人のような姿の“法律”や“知識”という強力な後ろ盾があるため、もしかすると泥棒より性質が悪いかもしれない。どんなにまっすぐで綺麗な心の訴えも“合法”という魔法呪文で簡単に流し戻されてしまうのだ。診療所を構えて患者を呼び込んでおきながら、診察室の中は苦しむ患者を更に苦しめる罠で満たしてある。そして診療最後には金を必ず支払わせる、という構図は、泥棒でなければ一体何だと言うのか。

これでは、ますます人が信じられなくなってしまう。ますます自分ダメなやつであるという無根拠な信念が強固なものとなってしまう。そんな人生絶対にゴメンだ。

人の心に携わるお医者さんというのは、こういった不安に怯える心を救うお手伝いをしてくれる人ではないのか? 自分価値観患者に押しつけて、自信を無くさせてトドメを刺すのが仕事なのか? 愛で以って怨恨の連鎖を断ち切るどころか、逆に恨みの連鎖を自ら積極的に作り出し多くの人の人生邪魔するのが仕事なのか? 嫌な思いをさせて、更に金まで取るのか?

理想論を否定し、現実を見ろと説教を垂れる人をたまに見かける。だが「理想を見ろ」と言う人を私は見たことがない。私はどちらかと言えば「私は現実ばかり見ていないで理想も見る」と言いたい。サンタクロースは居るかどうかわからない不確定な御人だが、サンタクロースを夢見るなどの純粋な気持ちは、人間が何のために生きなぜ心などというものを持っているのか、ということを確定的に教えてくれるように思う。

心は“見えない生き物”のような存在で、抑えつけられれば元気がなくなる。心の持ち主に対し自分の声が届かない状態が続くと、だんだん姿がぼやけてくる。持ち主と心が正面から向き合うことなく、自由に躍動することを許されず、無視をされ続けることで、心というもの存在自体が、輪をかけて曖昧になってくる。

「この先生たちはもう、とうの昔に自らの心を捨ててしまっているのではないだろうか。」私の心の目にはそんな風に映った。心に携わる医者が心を持っていないだなんて、皮肉ものだなと思い、また同時に、この人たちとの関係は早々に断ち切ってしまうことが自らの人生のためによいと結論した。全てと取っ組みあって検証するには、私の人生は短い。

精神科医というのは、自らの心を殺さねば勤まらない」という結論を、多くの人が出したのかもしれない。上述したように、ある観点おい人生は短いと言える。その短い人生をより良く生きるために導き出された、至極真面目な答えなのだろう。私は恐らく一生その結論には至らない。なぜならそれは人生規模で本末転倒な結論であると感じるからだ。私からすれば、ふだん到底思いもしないような代物である。「へえ、そうなの」で気持ちは大体片付いてしまい、大した反感を抱くまでにも到らない。

'

というわけでなんやかんやで平穏を取り戻した自らの心にささやか幸福感を覚えつつ、ここに筆を置きます。読んでくれた人はありがとうんこ。

2013-08-24

http://anond.hatelabo.jp/20130824103339

その「正当な事由」って、例えば「今日診療所休みなので診ません」とか「今アメリカ出張してるので物理的距離の開きから診察出来ないので診れません」とか「患者さんが前回の来院時にクッソ暴れて警察沙汰になったので診ません」とか「オレは消化器内科が専門であって脳の開頭手術なんてとてもとてもできません、無理なので診れません」っていうことであって、「患者喫煙者であること」は含まないんじゃね?

http://anond.hatelabo.jp/20130824101920

スクロールしたらちらっと目についたので。

喫煙者は診ませんって診療所

(中略)

これ何か医者義務だか使命だか誓いだかそういうのに反するんじゃないの?

医師法19条1項(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO201.html#1000000000000000000000000000000000000000000000001900000000000000000000000000000

十九条  診療従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。

※第2項 略

喫煙者お断り」の診療所

ネタだと思ってた。だけど実在した。

喫煙者は診ませんって診療所

初診までにタバコやめろって。受診後(二度目以降のってことか?)タバコ臭いやつは叱るって。

科のジャンル喫煙と直接は関係ない(呼吸器系とかじゃない)ところで、禁煙外来設けてるわけじゃない。

でも、タバコ吸ってると明らかにいろんな症例で悪化因子になるしリスクもあがるから、遺伝的要因はしょうがないけどタバコ意志でやめられるはずだからやめない奴は診ないって言いきってる。

自分嫌煙派だけどちょっと戦慄。

タバコ吸ってると医療から切って捨てられるのか。医療喫煙者切って捨ててもいいわけか。

これ何か医者義務だか使命だか誓いだかそういうのに反するんじゃないの?

2013-08-15

小児科救急受診について

私は、地方の中規模病院で勤務している小児科医です。

近年小児科産婦人科診療所病院の数がどんどんと減っていますが、みなさんの周りではいかがでしょうか。

夜間休日にも受診必要となる時がありますが、安心して受診できる環境がそろっているか、また適切な受診がなされているか両方の視点からまだまだ満足といえる状況ではないと考えています

お子さんをお持ちになっているお母さん・お父さんに僕らが思っていること、困っていることを書いて見ました。意見は大歓迎です。また、転載についても自由に行なってくださると幸いです。(その際、本記事へリンクをしていただけると、コメントなどに対して返答ができますので助かります。)

日本救急医療制度について

お子さんの体調が悪くなった時、どのような病院受診していますか?大きな病院が夜でも開いているから、と受診していることも多いと思います

実は日本救急病院重症度によって三段階に分かれて分類されています

一次救急医療

簡単に言ってしまうと「入院必要のない患児」への対応機関です。おそらく、ほとんどの方がまず受診する必要のあるのはこちらの機関であると思います。整備は「市町村の責務」とされています

休日夜間急患センター」とか、「夜間診療所」といった名前で各自治体に設置されていることが多いです。

二次救急医療

一次救急医療機関対応できない「入院必要な患児」に対応する機関です。

お近くの「救急病院」として頭に浮かんだのはおそらくこちらの医療機関だと思います

具体的には「○○赤十字病院 救急外来」とか「○○病院 救急センター」とかが当てはまることが多いです。

急いで対応しないと生命が危なかったり、入院をしないと改善が見込めない患児に対応するための機関ですが、「24時間開いている」というだけで入院不要な軽症の患児が大変多く受診しています。そのため、本当に必要な患児への対応時間がかかってしまっています

三次救急医療

「高度な医療必要な患児」に対応する機関です。大学病院や一部の大規模病院がこれに当たります

具体的な疾患としては交通事故での多発外傷や火事などによる高度熱傷などがあります

問題点

最初問題点としては上にも上げている通り「本来は二次救急医療必要でない患児が、二次救急医療機関受診している」という点が挙げられます

原因としては「一次救急医療機関存在を知らない」場合と「そもそも一次救急医療機関がない」場合があります

一次救急医療機関存在を知らない場合

まずはあなたの街に一次救急医療機関があるのかを調べましょう。自治体から配布されている「市政だより」や各自治体ホームページに必ず記載があると思います

「近くの大きな病院」を受診せず、一次救急医療機関受診してください。

「そんなこと聞いたことがない。こないだ○○赤十字病院救急外来に行ったとき小児科先生もいたし、普通に診てもらえたわ。」 そう思っている方も多いかもしれませんが、それはおそらく適切な受診ではありません。大きな「救急」の看板や赤いランプが点滅しているのは確かですが、あくまで重症で命にかかわる方たちのための施設です。ほんとうに必要な方たちのためにリソースを残してください。

そもそも一次救急医療機関がない

地域によっては休日夜間診療所内科のみ設置している自治体もあります。基本的にはこれは行政の問題だと思っていますあなたの街がもしそうならぜひ行政に働きかけてください。受診できる機関がないか二次救急医療機関リソースを圧迫しても良い、とはなりません。

また深夜0時を過ぎると診療自体をおこなっていない自治体も多いのが事実ですが、小児科という特殊性も考えると24時間での営業が本来は適切なのではとは思っています

電話相談ウェブ相談について

受診必要かどうか迷う場合も多いと思います自治体が設置している "小児救急電話" #8000があります

#8000について

休日・夜間の急な子ども病気の際、病院診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医もしくは看護師電話相談できる番号です。全国統一の #8000 という番号にかけることでその地方相談窓口に自動的に掛かる仕組みになっています

ウェブサイト「こどもの救急」について

http://kodomo-qq.jp/

子どもがよくなる症状についてどのような場合には受診したほうがいいか、どのような場合には家で見たほうがいいかを調べることができます

たとえば「けいれん」の項目から

  • 生まれて初めてのけいれんである
  • けいれんが5分以内でとまった。

を選ぶと、「自家用車タクシーで急患診療所に行くとよいでしょう。」と表示されます

おなじ「けいれん」でも、

  • けいれんに左右差がある。
  • けいれんが5分以上続いている。

を選ぶと、「救急車病院に行く 急を要する症状がみられるようです。」と表示されます

受診がほんとうに必要かどうかの一助になると思いますので是非活用してみてください。

病院電話して相談すること

これは病院医師によって考え方が違うという事を予め説明の上、お話させて頂きますが、僕はあまり病院電話して相談していただくのは好きではありません。

理由として、外来が三時間待ちになったりしているのに、電話がかかってきたらその時点で診察中の人を放っておいて受け答えをせざるを得ないからです。一種の割り込みであり、モラル違反だと思っています。また、その後に診察予定の人の待ち時間も長くなります救急受け入れの輪番病院であれば、その電話の受け答えの間はその地方救急車が止まってしまうことも意味します。

また、電話目的として「大丈夫」といってほしいだけの場合も多くそ場合も大変困ります。こちらがいくら受診おすすめしても結局「それならもう少し様子を見てみます」と返答されることが多いです。電話相談はあくまで電話相談です。見てみないことにはわからないことも多く、その際には受診おすすめせざるを得ません。最初から受診しなくて良い」という答えが欲しいだけなら、わざわざかけてくる必要はないと思います

もちろん、もともとの疾患があってかかりつけの方が相談してくるのは当てはまりません。

受診相談に関しては上記の#8000に相談してもらうのが良いと思います

発熱に関して

救急外来受診してくる人の多くが「さっきから熱が出た」ということで受診してきます

「さっきから熱が出たから」で受診する必要はありません。

発熱は病気を直そうとするための体の自然の反応です。ウィルスをやつけて、体の免疫力を高めるため、「自分の体が」出しているのです。決してウィルスが熱を出しているわけではありません。

もちろん、発熱していると心配になるのはわかりますしかし「熱が出た」ことを理由に受診する必要はまったくありません。

「発熱」だけではなくそれに付随する症状を見てあげてください。熱が出ていても水分をしっかりとれていたらおそらくは次の日の受診が適切です。顔色が悪かったり、皮膚のハリが無くなったり、おしっこが出なくなったり、そういった付随した症状が出てくるようならその時点での受診相談してもらうのが良いと思います

ただし、「(2〜)3ヶ月以下の発熱」の場合は話が別です。とくに1ヶ月未満の新生児ではまだまだ免疫力が弱く感染症となっても症状に乏しい場合もあります。この場合は発熱のみでも受診を強くおすすめします。

救急はあくまで救急

救急はあくまで救急です。

特に二次医療機関は、生命危険があったり、重篤な症状について対処する場所です。「さっき仕事が終わったので保育園から連れて来ました」とか「昨日から熱があって夜になって熱が上がってきたので」で受診するのはぜひ控えてください。

また、救急外来はあくまでその時点での対処を行う場所であり、その時点ですべてが解決するものではありません。翌日必ずかかりつけの病院受診してください。

返答: 2013-08-16 00:30

数々のコメントRetweet・Likeをありがとうございます

→それならばこの記事を書いたかいがありました。

→「時間外選定療養費」という制度ができて当院でも採用しています。これは緊急性を要しない(=入院がいらない、紹介状がないなど)患児の時間診療に対して料金を徴収できる制度です。年齢によりますが、小児医療は基本的に無料でありますがこの選定療養費は徴収することができます

開始後は軽症患児の人数は減りましたが、夜間の入院患児数は変わりませんでした(重症患児は受診する)。人数が減った分選定療養費が入ったので、結果的に病院収入は変わるこなく、結果的に医師負担は減りました。(楽になって収入が減らないなんて!と思われるかたがいるかもしれませんが、救急医療はもともと赤字部門です。)

  • 共働き世帯など、病院が空いてる時間に連れていく事が難しい状況だと、どうしても夜間救急にかけこみたくなるだろうし、朝まで怖くて待てないって人も多いかも。
  • 分かるんだけど、産まれたての今にも消えそうな命を手にした親としては、全てが生死に直結しるのではないか不安はあるわけで…もしかすると自己判断で危険な状態に陥ってしまわないなと恐怖もあるよね。
  • これ、言いたいことはわかるけど、「夜間に子どもの具合が悪くなった時の親の不安」が受診の大きな要因であることに斬り込んでいかないと問題解決につながらないし、親御さんたちの共感も得られなさそう
  • 二度ほど救急外来にお世話になったがいずれも電話Webの案内窓口が適切な病院を案内してくれた。子供のことになると冷静になれない気持ちも分かるので、医療機関側の事情も分かるけどもう少し仕組みが必要だろうな。
  • クライアント側の要求水準の上昇はシステム負荷を招く」って件で、大多数は「システムを改修すべき」って反応だった。TPPで皆保険の軛が無くなったら十分にシステム改修すればいいんじゃ。
  • 気持ちはわかるけど、自分の子供のことが第一優先になるのが親ってもんだろ。仕事終わってから連れていける病院救急しかない。勤務中でも臨機応変に休める仕事の人はそんなに多くない

ほか多数

→ その通りです。理想論から言えば子供のこと不安、というだけでも受診できて相談できるような環境ができればもっとも良いとおもいます現在システムはそれに耐えれるようにはできていません。

新しいしくみにはお金がかかります医療費の過半数以上を老人医療費が占めており、子どものために使われているのはごく一部です。もちろん、健康な小児より老人のほうが病気にかかりやすいのはわかりますが、もう少し小児に手厚い制度ができればすこし改善するのではと思っています

また、「仕事終わってからでないと連れて行けない」ということに関しては医療とは切り離して考えるべき、行政もしくは福祉の問題であると思っています。例えば、病児保育の拡充などが必要かと思いますがそれは果たして医療」(もしくは病院小児科医)がカバーする部分かどうかが疑問です。

→ それで受診したときはどこの小児科医も怒らないと思います。また、自治体にもよりますが前述の夜間診療所を紹介してくれたり輪番の救急を指定してくれると思いますあなたの家の近くの救急はその日は輪番日ではなくて小児科はその体制になっていないかもしれません。

  • なぜ増田かいた / 増田に書いても、迷惑かける連中は読んでない罠 / 良い内容と思ったら増田。たぶん書くところを右斜め45度以上間違えてる。 / ますだじゃねぇ / ほか多数

→ むしろ増田で書くネタかと思いまして。個人のブログで書くより、Facebookで書くより、反響が多いと考えました。

2013-07-21

http://anond.hatelabo.jp/20130720232536

どこが権益なんだか全然わからん。要するに税金が注ぎ込まれているのが気に入らないということなのか?

医療機関が最も収益を上げられるのは入院治療であり、その入院のための病床数は実質年々減少傾向にある。病院数自体も減っている。

おまけにあと何年かでもっと病床縛りをキツくする予定。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hoken/national/dl/22-03.pdf

あと収益構造外来出来高)と計算方法が違っていて、無駄入院長引かせたり薬出したりすると損するように作ってある。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1005-4e.pdf(例3や例4)

開業医が増加しているのは病床減った分の受け皿対策。診療所で軽症患者診たり往診したりする人間はどうしても必要

それと

病院看護師や事務員、介護職員も動員できる(選挙の時期になると医師会から誰々を応援すべしというプリントが配られる)

ここらへんはデマだろ…中の人やってますけどそんなの見たことないですよ。

ワタミの介護施設とごっちゃにしてるの?

2013-07-20

医者権益確保システム凄すぎワロタ

考えれば考えるほど、医者製薬会社官僚権益確保システムがよくできていて笑うしかない。

さすが日本最高の頭脳がよってたかって長年かけて作り上げたシステム、非の打ち所がない。

あらゆる方面に対してWIN-WIN関係(もしくはそう見えるような状況)を巧妙に作り上げて文句も言われにくくなってところも、もう芸術的といっていい素晴らしさだ。

収入源(健康保険)が凄い

日本国民国民皆保険制度により、3割の負担医療を受けることができる。

どんな医療行為がいくらになるかは診療報酬制度で全国一律となっており、地域差病院によって負担が不公平にならないようになっている。すばらしい。

現行の診療報酬

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1005-4e.pdf

このへんがオフィシャルなのかな。

このPDFに、具体的な例があるのでそのまま引用してみる。

背部痛があり診療所受診し、検査画像診断を受け、外用薬を処方された場合

うん。よくあるよね。なんだか痛いので整形外科にいくようなパターン

初診料 270点

検査 577点

画像診断 158点

処方せん料 70点

計 1,075点

---------------------------

医療費合計 10,750円

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

  _, ._

(;゚ Д゚)

高っ!

初診料270点て。座っただけで2700円。キャバクラか!

レントゲン1発撮って1580円(MRIなら8500円!)いつもどおりの処方せん書いて700円。なんという戦略価格

でも、3割負担から請求されるのは3225円。これぐらいなら。まあ…ちょっと高いけど、また痛くなったらお願いしようかと思うよね。これが老人なら2割負担から2150円。それなら毎日のように通って看護師さんに優しく湿布貼り替えてもらおうかって思うよね。

でも病院には10,750円ちゃんと支払われる。そりゃ儲かるよ!八百屋トマト1個300円で売って、でもお客は90円しか払わなくていいってなってたら、そりゃあ八百屋儲かるよ!

もちろん残りの7割はみんなの給料から結構な金額天引きされてる健康保険価格の7割を税金で補助してもらえる産業なんて医療おいて他にはない。医者開業するとき銀行は喜んで億単位の資金を貸し出してくれる。回収できる確率が非常に高いことが判ってるからだ。その辺の社長さんが起業するときあちこちから1000万借りるのにする苦労に比べたらえらい違いだ。

住宅地路地裏にひっそりあるお爺ちゃん先生のんびりやってる内科医院とか、あれでも潰れないどころか、ベンツ乗って大きい家に住んでるからね。しか100m歩く間にそんな病院が3軒あったりして。そんで息子はお金かけてええとこの医学部行ってこんどは資本金いらずで後を継ぐね。なに、新しいレントゲンが2000万?よっしゃ父ちゃん開業祝いにポーンと現金一括買いしちゃろ。

http://nensyu-labo.com/sikaku_isya.htm

開業後しばらくの間は借入金の返済に追われる日々となります。」とか書いてあるけど10年ぐらいで返し終わったらあとはジャンジャン儲かる日々だからね。

収入源の守り方が凄い

そんな現代貴族とも言うべきお医者さん。でもさすがにそれは他業種に比べてあまりにも保護されすぎだろう、皆保険制度なんてやめちまえ、という話には、ほとんどならない。

お金のない人でも、等しく医療を受けることができるようにしましょう」

という国民皆保険精神はどこからも文句のつけようがない正義からだ。素晴らしい。

また、全国一律の価格設定になっていて、それ以外の価格を提示してはいけないという縛りがあって、さら医療法病院広告宣伝にはものすごく厳しい制限がかかっている。具体的には、例えば病院の「売りや自慢できるところ」を不特定多数に向けて宣伝できない。看板に書いていいのは病院名と科目名ぐらい。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html

まり市場原理が著しく制限され、働かないようになっている。

するとどうなるか。

経営に力を入れて儲けようとする病院と、そうでない病院に差が生まれにくくなる(口コミ等で多少の差はできるが決定的にはならない)。つまり住宅地路地裏に(略)内科医院が潰れない。一般企業だと起業したら9割は数年で潰れるけど、病院はよっぽどのことがないと潰れない。潰れないどころかベンツ乗って(略)。

でもそんなのおかしいじゃないかもっと競争を働かせて過剰な町医者は淘汰されるべきだ、という話には、まずならない。

「全ての市民かかりつけ医ホームドクター)を持って日常的に健康を保ち、難しい症状の場合だけ、大きい基幹病院に行くようにしましょう」

という「サテライト構想」は、文句のつけようがなく国民全員の利益にかなっているように見えるからだ。

もう鮮やかすぎて感心するしかない。

人数が増え過ぎないようにする工夫が凄い

定期的に、医師不足が叫ばれている。そういうときテレビワイドショーに出てくるのは産婦人科と基幹病院救急救命。「当直明けで外来もこなさないといけない」「ちょっとしたことですぐ訴訟されちゃう」激務や責任ドロップアウトしてしま医師も多い。医師もっとやすべきなんじゃないか

医者になって開業すれば貴族になれるって判ってるんだから医者になりたがる高校生はいくらでもいるだろう。医学部を新設して定員をどーんと増やしてちょっとキャンペーンはればあっという間に(医学部6年+経験を積む数年ぐらいで)医師不足解消できるよ。

という議論が出た時、反対したのは日本医師会

http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20100714_1.pdf

医師数増加に関する日本医師会見解医学部を新設すべきか-

また、G7 平均(G8 からロシアを除く)の人口 1,000 人当たり医師数は 2.9人である。仮に日本人口 1,000 人当たり医師数をG7平均なみに引き上げるとすると、現状の人口を前提に医師数を1.3倍に増加させる必要がある。

と、先進国との比較医師数が少ないというデータには触れながらも、

医学部新設に係る具体的な問題点は以下のとおりである

1.教員確保のため、医療現場から医師を引き揚げざるを得ず、地域医療崩壊を加速する。

2.教員分散し、医学教育の水準、ひいては、医療の質の低下をまねく。

3.人口減少など社会の変化に対応した医師養成数の柔軟な見直しを行いにくくなる。

1医育機関当たり医師数は289 人であるが、二次医療圏の約 4割では、医療施設従事医師数が289人以下である医学部が新設されることにより、地域さら医療崩壊が進むことを否定できない。

として、医学部新設には反対。既存医学部の定員増でゆるやかに変化していけばいいというのんびりした見解

実際のところ、なんであの激務のお医者さんたちが「全然人が足りない!」ってなってるのかって、つまり忙しくてそれほど儲からない勤務医よりも楽で儲かる開業医のほうがいいからみんなそっちに行っちゃってるからからなわけだけど、華麗にスルー。そこには触れられたくないんだろうね。貴族制度の崩壊につながるといけないからね。

印象操作が巧妙すぎて凄い

月18万もらってる生活保護の受給者を妬む人がすごく多い割には、月100万以上稼ぐ開業医を妬む人は少ない。「開業医ちょっと楽して儲け過ぎじゃね?」という話題があんまりどこからも出ないのと、定期的にテレビマンガで格好いい医師の話が印象づけられるのもそこそこ影響してるんじゃないかと思う。ああいうのに出てくるのは必ず勤務医離島とか過疎地の忙しそうなお医者さんで、間違っても町の暇そうなのにベンツ乗って(略)お医者さんは出てこない。

病院だけじゃなく、薬局に流れこむお金税金で7割ブーストされている。そこで儲かってる製薬会社にも広告宣伝の制限はあるけど、TVCMをしてもいいってことにはなっててつまり大スポンサーなわけで、その辺が関係してるんじゃないかと思うのはこれは僕の単なる想像だけど。

人数動員方法が凄い

医師が国に守られてるみたいなこと言ってるけど、制度を決めるのは官僚政治家であって医師でなく云々。もちろんその点についても抜かりはない。

官僚東大卒エスタブリッシュメントエリート同士はやっぱり理解し合いやすいし、お互い得になるスキームを賢い者同士で作りましょう、ということにはなる。厚生労働省には元医師が医系技官としてしっかり入り込んでたりもする。医療費の規模が大きくなる=厚生労働省予算が大きくなるのだからやはりWIN-WIN関係だ。出産一時金が30万円から50万円に上った途端、町の産婦人科出産料金が軒並み50万円に上がったのにそういうのを規制しようなんて話には一切ならなかったのは記憶に新しい。

政治家は票を沢山動員する団体の味方。日本医師会は超強力な圧力団体だ。なんせ会員数16万人

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A

に加えて、病院看護師や事務員、介護職員も動員できる(選挙の時期になると医師会から誰々を応援すべしというプリントが配られる)ことから、いったい何百万票規模になるのやら。

介護職員なんか、ワーキングプア代名詞みたいなのに、まんまと医師会の言うこと聞いて医師お金持ちになる手助けしてるという。でも自分たちの給料上げろとかって全国一斉ストライキなんて企てもしない。いい子たちやなあ。

追記

たくさんブクマもついてめでたいことです。自分意見を書いてなかったので書きますよ。

医者が儲け過ぎてて妬ましいので医者は貧しくなってワーキングプアになれ! ←そんなこと思いもしない。ただ飛行機パイロットよりちょっと安いぐらいでよくない?とは思う。

国民皆保険が糞だからやめちまえ! ←素晴らしいって本文でも言ってるじゃん。安い負担医療が受けられるのは本当にいいこと。

アメリカよりはまし ←ほんとそう思う。アメリカがひどすぎて、っていうか、アメリカ市民生活にかかわる社会システムは見習わないほうがいいものが多すぎる。若者の死因第2位が殺人なんておかしい。

現状をこうこう変えるべきとか思いつきもしない。だってどこかを変えたらどこかに不利益がでるもの。そんな風に、しっかり独占と税金ブーストによる利益を確保しながら、心理的にも構造的にも変化を受けづらいようなしくみになってるところが「凄すぎる」って話です。

2013-07-18

上小阿仁診療所

http://www.asahi.com/area/akita/articles/TKY201307170649.html

また新入りが赴任するらしい。

74歳だから元々長くできないが、伏魔殿もいいとこだよな。この村は。

さすがに騒動元の村人もボチボチお迎えの時期ではなのかな。

でもこういう村人って元気で長生きしてたりする。

生きがいがあるとボケ病気とは無縁という・・・

2013-05-06

http://anond.hatelabo.jp/20130506212347

失礼しやした。

 

結婚して、奥さんの実家診療所?を引き継ぐなんて。。。おっしゃるとおり、まずムリですなぁ。

 

ただの愚痴だったんだなぁ、と今更気づいた。

http://anond.hatelabo.jp/20130506205831

そもそも両親は私が医者結婚しようとするのをあまりよく思わないだろうと思うの

何故なら進路決めるときにそれはそれは大きな葛藤を乗り越えて(主に今建ってる診療所どうすんの的な意味で)私の選択を肯定してくれた人たちだからです

ぶっちゃけ今更見合いとか何言ってんの感が漂って白けるだけのような気がする

そんな人たちに実るかわからん見合い名目の飲み食い会に大金出させるわけに行かないじゃないですかああああああいい年こいて就職して稼いでる人間があああああ

あああ実家見合い話届いてればなああああある意味話が早いよなあああああでも進学決定時にその手のツテは全部切っちゃったようなこと言ってたんだよなああああ

この件考えるたびに鬱になるけどまさか我ながらこんなにぐだぐだ悔いの種として反芻するとは想像だにしてなかったつらいしにたい

こっちなんか容姿にも性格にも問題あるんだから人様の程度なんぞとやかく言えません

2013-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20130413092330

ちきりんはこの村で唯一のお医者さんでした。

思うところがあったのでしょう。

都会の名門病院からこの辺境の村に単身やってきた彼女でしたが、

村人たちのあまりに身勝手物言いに疲れ果てたのか、ついには診察をやめ、

処方箋だけを書くお医者さんに成り下がってしまったのです。

ちきりん診療所の待合室も閉鎖されました。

それまで暇と時間を持て余した村人たちの集会所だった待合室。

村人たちのあの笑顔と活気で溢れた待合室。

今はもうそ面影はありません。

村人たちは診察の再開と、待合室の開放を望みちきりん医師に働き掛けますが、

うそ言葉は、ちきりん医師に届きません。

うそ言葉は、ちきりん医師に届きません。

2012-11-24

はてな村戦闘ブロガー白書2012(下書き)

 

 はてな村北部に位置する北極は、これまでブロガー諸国との共存共栄を心がけ、平和を愛してきた。これらもそうであろう。しかし村の内外を巡る情勢は流動的であり、我々は時局を正確に把握し、柔軟に対処しなければならない。目下、北極に持続的に敵対する有力なブロガー存在せず、ブロガー諸国とは友好的な交易関係が続いている。このため、当面の間、はてな村および周辺のブログ戦闘国家群と直接的かつ大規模な紛争が発生する可能性は低い。だが、局地的な紛争や衝突が生じる可能性はゼロではなく、友邦との貿易摩擦神学論争においてもブログ大戦略的な視座は欠かすことができない。本報告は、北極ブログ大戦略見地に基づき、各ブロガーの傾向および対策を分析するものである

 

 

 id:otsune

 ・情報技術:★★★★★★★

 ・修辞技術:★★★★

 ・キュレーター度:★★★★★

 ・好戦性:★★★★

 ・総合危険度:★★★★★★

 自動巡回プログラムを駆使し、ネットじゅうの情報を収集するIT軍事大国。あたかも、衛星軌道に大量のスパイ衛星打ち上げている某合衆国のようである。「インターネット上のすべての活動は、このotsune神によって監視されている」という前提で行動すると危険が少ない。この、「概念としてのotsune神」は己の行動を律するにも適しているので、アイコンプリントアウトしてディスプレイの上に飾っておくと御利益がある。言説レベルカウンターが可能な場合には、理路さえ通っていればotsune氏とのネットバトルに勝利する余地はある。しかし、そのような余地というのは、えてしてotune氏にとって戦略的敗退には繋がらず、むしろ互恵的な結果となることが多い。今後も戦略パートナーシップの道を維持すべき友邦であり、軍事冒険の対象としては不適である

 

 id:kanose

 ・情報技術:★★★★★★

 ・修辞技術:★★★★★★

 ・キュレーター度:★★★★★★★

 ・好戦性:★★★★★

 ・総合危険度:★★★★★★

 かつて「はてな村村長」と呼ばれていたkanose氏。村外にも大きな勢力圏を有し、そのキュレーター力を如何なく発揮している。はてな村を代表するネットウォッチャーの一人であり、村の生き字引でもある。サブカルチャー領域における豊富な知識・人脈を有するため、万全の準備を期するのでない限り、kanose氏とサブカルチャー領域で砲火を交えるのは避けるべきである。また、超薄味のレトリックはてなスターを駆使して周囲の中堅ブロガーや若手ブックマーカーの動向に影響を与える外交術にも長けており、代理戦争デザインする能力は高い。北極にとって危険度の低い友邦だが、kanose氏を危険視するブロガーtwitterユーザーは後を絶たない。

  

 id:Lobotomy

 ・情報技術:★★★★★

 ・修辞技術:★★★

 ・キュレーター度:★★★★★

 ・好戦性:★★★★★★★★

 ・総合危険度:★★★★★

 以前から好戦的戦闘国家ブロガーであり、ネットウォッチャーとしてはてな村を睥睨していたが、2012年はてな村反省会から北極国境線が接するようになり、程なく、twitter上にて挑発行為が認められるようになった。2012年「青二才問題」を巡るコンフリクトでは、北極ODA活動に対しLobotomy氏がtwitter上で挑発行為を繰り返し、当方の言及にも応戦してきた。その後、id:FTTH氏、id:atawi氏、id:raf00氏がLobotomy氏の見解を支持したこともあり、このネットバトル北極の敗北に終わった(威信値-2)。その後の観測データからは、ネットウォッチの快感の為ならなんでもやらかしかねない、獰猛戦闘ブロガーであると推定される。彼はアカウントにこびりつくカルマの軽重を理解していないか、敢えて無視している。要注意。

 

 

 id:fut573

 ・情報技術:★★★★★★

 ・修辞技術:★★★★★★

 ・キュレーター度:★★★★

 ・好戦性:★★★★

 ・総合危険度:★★★★★★

 これまで、はてな村のなかでも北極圏から遠いエリアに生息していたため、このブロガーはあまり目にすることが無かった。しかし、twitter上で国境線を共有するようになり、幾つかの「村事情」に言及していることが判明したため、観測機会が増大した。鉄火場案件に敢然と切り込み、データ引用文献を駆使しながら立ち回るさまは、修辞こそ派手ではないものの、手堅く、隙が無い。先日も、お調子者のブックマーカー達にアイアンドームによる迎撃を行い、村衆の威信値をまとめて削っていたのは記憶に新しい。fut573氏と交戦することになったら、攻めるにも守るにも十分な準備が必要になるだろう。そもそも、この、永久パターン防止キャラのようなブロガーの全面介入を招くような事態を避けるべく、日頃から、迂闊な発言には気をつけておくべきである

 

 

 id:lkhjkljkljdkljl

 ・情報技術:★★★★

 ・修辞技術:★★★★★★

 ・キュレーター度:★★★★★

 ・好戦性:★★★

 ・総合危険度:★★★★

 言わずと知れたはてな村コンビニ店長id:nakamurabashiから発音不能のid:lkhjkljkljdkljlに変わってからも、エロゲコンビニ周辺の話題を国是とするブログ大戦略は変化していないものと思われる。しかし、幾つかの争点、例えば先日の子どもの泣き声案件のように、はてな村キャンプファイヤー中心地近くに躍り出てくることがあるため、オクラホマミキサーを呑気に踊っているうちにコンビニトラックに轢かれていた……という事態は十分に発生し得る。本人は全く望んでいないようだが、結果としてキュレーター度の高いブロガーでもあり、言及されると、カラスの群れのようなはてなブックマーカーがオマケについてくる可能性が高い。彼もまた、戦闘ブロガーなのである。一見、読みにくくて無駄だらけの文章のようにみえて、人を魅了する未知の修辞技術を保有している。矛盾オーパーツの複合したブロガーでもあり、北極はこのブロガー研究するべきである

 

 

 id:FTTH

 ・情報技術:★★★★★★

 ・修辞技術:★★★★

 ・キュレーター度:★★★★★

 ・好戦性:★★★★★★

 ・総合危険度:★★★★

 はてな村では歴史あるブックマーカーであり、村内のあらゆる揉め事観測気球飛ばしている。一応、根拠地としてのブログを保有しているが、ブログ正規軍を使って全面戦争を仕掛けてくることは稀であり、はてなブックマークの高みからささやかな言及を繰り出してくる程度である。従って、FTTH氏によって直接的に威信値や自意識値を削られるリスク殆ど無い。問題になるのは、この人物の揉め事ブックマーカーとしてのキュレーター度の高さであるFTTH氏は、美味な揉め事案件があるとブックマークを行い、それが大小の村民が集まってくる呼び水となることがある。FTTH氏が召喚してくるのは、マドハンドの大群かもしれないし、ぐんたいアリかもしれないし、大魔神かもしれない。そのうえ、はてなブックマーク上でも[# |ω・)……]というタグに象徴されるような、保身に万全を尽くしたポジショニングを心がけるため、ブログから迎撃は容易では無い。むろん、FTTH氏を相手取ってメタブックマークでタワーを築くことは可能だが、メタブックマークでタワーを築くという行為威信値を大幅に低下させるので、愚の骨頂である

 

 

 id:REV

 ・情報技術:★★★★★★

 ・修辞技術:★★★★

 ・キュレーター度:★★★★★★

 ・好戦性:★★★★

 ・総合危険度:★★★★

 はてな村ライトノベル地区に生息するブロガーはてなブックマーク上では、大勢のブックマーカー使嗾するキュレーター立場にあり、村内外のきな臭いarticleに積極的なマーキングを行っている。しかし、危険度の高い案件には無言のブックマークを行うため、FTTH氏同様、ブックマークに対する迎撃は難しい。キャンプファイヤー予定地に黙って薪を投下し、村民達を召喚するありさまは、じつに村人的といえる。そんなREV氏ではあるが、ブロガー諸国の怒りを買うことも稀で、おおむね器用に立ち回っている。そんな無敵の村民のように見えるREV氏にも、一矢報いるチャンスはある。一見、彼は無言でブックマークすれば気が済む人のように見えるが、実際には、本拠地であるREVの日記」において、遠まわしな、それはそれは遠まわしな隠喩をもって、踊り子さんにおさわりタッチしていることがある。ここを強襲すれば勝機はあるかもしれない。

 

 

 id:fujipon

 ・情報技術:★★★★

 ・修辞技術:★★★★★

 ・キュレーター度:★★★★★

 ・好戦性:★★★

 ・総合危険度:★★★

 はてな村診療所内科医さん。通常は、本拠地『琥珀色の戯言』にて書評活動を展開しているが、年に数回程度、キャンプファイヤー案件に首を突っ込んでくることがある。元来、善良な人物であり、弱い立場人間インターネットの自由に敗北している人間の味方をするようなポジショニングだが、その際の修辞運びで揚げ足を取られ、インターネット自由主義者との紛争状態に陥ることが多い。近年はそうした修辞運びの技術にも変化がみられ、可燃性が減少しつつあるが、それでもオクラホマミキサーを先導している時のfujipon氏周辺には可燃物の匂いが立ち込めている。fujipon氏の新ブログいつか電池がきれるまで』は書評ブログではなく、オピニオンにみちているため、ここが今後のフロントラインになっていくと推測される。

 

 

 id:orangestar

 ・情報技術:★★★

 ・修辞技術:★★★★★

 ・キュレーター度:★★★★★

 ・好戦性:★★★

 ・総合危険度:★★★★

 はてな村漫画家一時期、はてな村の戸籍が得られないことを嘆いていたが、村民じゃないとは誰も思っちゃいませんよ。はてな村オンライン上のorangestar氏は、ブックマーク活動およびはてなスターを駆使した活動が目立つが、時折、ブログから強烈な言及を繰り出すことがある。ここまで挙げた多くの村民達に比べると、はてな村近辺の監視頻度は低いが、かえってそのせいで、orangestar氏の言及パターンは読みにくく、神出鬼没の印象がある。しかブログ記事を見てみれば、かなりの頻度で「はてな」に言及しており、村への貢献度も高い。生粋村民とみなすの妥当であろう。

 

 

 id:amamako

 ・情報技術:★★★

 ・修辞技術:★★★

 ・キュレーター度:★★★

 ・好戦性:★★★★★★★

 ・総合危険度:★★★

 議論を好む……と書くと聞こえはいいが、倫理・自由・人気アニメ作品 といったジャンルにおいて、きわめて攻撃的な論戦を繰り広げるブログ戦闘国家である。永年にわたる議論の蓄積の末、相応の発言力と信頼性を勝ち得ている……というわけではなく、過去、rir6、sjs7といったidから鞍替え履歴があり、twitterの言動を見る限り、なかの人の精神状態はやや不安である。そのスタイルポリシーゆえ[ディベート脳][空想家]といった野次を浴びる頻度が高く、otsune神をはじめとする、はてな内外の人物への敵対的言及も多い。このことが示すように、amamako氏のブログ大戦略には計算というものが無い。勝てる戦か勝てない戦か・周囲への説得力が高いかいか度外視して、あらゆる相手に全力で飛び掛るスタイルである。これは、ブロガーとしてほとんど致命的なスタイルだが、計算が通じない獰猛というのは、それはそれで難しいものである

 

 

 id:raf00

 ・情報技術:★★★★★

 ・修辞技術:★★★★★

 ・キュレーター度:★★★(村外には+★★★)

 ・好戦性:★★★★

 ・総合危険度:★★★★

 はてな村には本拠地を保有しておらず、twitter等での活動が目立つブロガーながら、村の年中行事には欠かさず出席し、キャンプファイヤー揉め事には高頻度に言及を行っている。このように、はてな村をこよなく愛してやまないraf00氏だが、主たる活動領域は村外であるため、村民に対する影響力は相対的に低い。しかし、twitter等を介して村行事を外部に伝達する能力には秀でており、その姿は、さしずめ村の観光案内所である。amamako氏とは対照的に、ネットバトラーとしてのraf00氏はブログ大戦略的な機知に秀でており、これがブロガーとしてのraf00氏の生残性を高めているのは明らかであるしかし、損得勘定説得力の高低を知っていること――知りすぎていること――こそが、raf00氏の逆説的な弱点である北極とは友好的な関係が続いているため、そのような弱点を突破しなければならないような事態は考えにくい。

 

 このほか、id:faita(失礼、id:feita氏。スペルミス)、id:comzooid:wideangleid:anigokaid:jt_noSke、など、意識すべきはてな村民は枚挙に暇が無いが、北極に直接影響を及ぼすような根拠地を保有しているわけではないので、ここでは省略する。

 

 

 【村外関連勢力】

 以下に、はてな村には所属しないが強い影響力を有する外来勢力について触れる。

 

 ハックル帝國(id:aureliano)

 ・情報技術:★★

 ・修辞技術:測定不能

 ・キュレーター度:★★★★★

 ・好戦性:★★★★★

 ・総合危険度:★★★★★★★

 はてな村においてaureliano氏を名乗り、現在放送作家として・メルマガ執筆者として活躍中の岩崎さん。当人曰く「はてなという場は、一言で言えば狂人を欲していた。狂人ブロガーを強く希求していた。その声に、要望に応え続けたというのがはてなでのぼくだった」。とはいえ、未だハックル帝國は(株)はてな糾弾してやまず、はてな村はてな的なるものに対する舌鋒は鋭い。北極の執着測定器によれば、twitter上におけるハックル帝國のはてな村に対する言及スカラーはいまだ高水であるはてな村は、このギガンティックな自走臼砲に常に照準されている。(株)はてなは、至急ハックル帝國に菓子折を持っていき、荒ぶる神を鎮めるべきである

 

 

 

 

 [関連]:はてな村民との喧嘩になった場合、その傾向と対策

 

 (以上は年末年始向けの下書きである増田に投下試験を行い、後日加筆修正を行う。)

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