はてなキーワード: 医師不足とは
「(医者と結婚するということは)下方婚してないわけですよね?」という問いに「バイト医とか研究医の給料しらんのか」と返されて
まさか世間一般の平均年収に対して約270万円上回っているということを知らないことをとがめられているとは思いませんでした
非常勤医師の平均年収は、1,100万円から1,200万円前後となっています。
平均日給が約8万円前後ですので、地域や勤務日数によっても異なりますが週に3日働くとして月収は100万円前後です。
現在日本では医師不足が問題となっているので、医師が足りていない地域においては給与が高くなる反面、長時間労働も多くなっています。
https://shifit.co.jp/tenshokukamo/ishi/base-ishi/baito.html
そらそうか
俺は昔から医者になりたかった。中学生のときにはもう医者になろうと思っていた。
しかし現実は非情であった。俺が高校1年生に上がった頃、俺を女手ひとつで育て上げてくれた母がぽっくりと逝ってしまった。
そこで北海道の祖母の元に預けられることになったのだが、祖母はすでに70歳を超えており、さらに軽度の認知症であった。
必然的に高校は転校か退学を迫られたわけだが、祖母の強い要望により俺は高校を退学して働くことになった。
これが10年ぐらい前の話だ。
祖母の友人のパン屋にて最低時給で働きつつ、少しづつ大学進学資金を貯め、高校卒業認定試験に受かった。
しかし19歳のころ、今度は祖母が死亡。俺は天涯孤独の身になった。
20代も半ばに過ぎたころ、ついに生活に余裕が出てきたので俺は念願の医学部受験に挑戦することにした。
俺はことさら不幸自慢をするつもりはない。と言うか、自分が不幸だと感じたことはない。俺と同じ待遇でのたれ死んでいるやつは確実にいるはずだし、これが俺の標準だからだ。自分の状況に文句を言っているだけでは、明日の飯も食えない。
さて、医学部受験の話に移る。俺は北海道に住んでいたので、道外の大学に行くことは資金的に不可能であった。
北海道では大昔から医師不足が叫ばれ、コロナ前から自然に医療崩壊していると指摘されて久しいが、その割には医学部が3つしかない。北海道大学、札幌医科大学、旭川医科大学の3つだ。
これが首都圏だったならば私立の医科大学という選択肢が視野に入るのだろうが、資金的に無理だった。私立医科大では受験料に10万円近くかかるし、そもそも受かったとしても授業料を借金だけでは賄えない。この仕組みを知った時、「そりゃ、医者の息子は医者になるわ」と思った。俺のような貧乏人は受験料すら払えないが、彼らはガンガン払える。スタート地点からして違うのだ。
俺は北海道大学の医学部医学科を焦点を当て、ついには受かった。1年間集中して勉強に捧げたため、生活費はとっくに底をつき、受からなければ首を吊るしかないという状況であった。
当然、入学費や授業料が自前で払えるわけがないので、日本学生支援機構に借金をして入ることとなった。
さて、ここでぶち当たったのが「給付奨学金制度」というやつだ。
これは比較的最近生まれたもので、生活の苦しい学生に学費を給付するという制度だ。
さらに、「給付奨学生」になると国公立ならば大学の授業料が無料(!)になるというおまけ付きだ。
なんという良い制度であろうか。
俺は早速申し込んだが、却下された。
というのも、この給付奨学金制度では「高校卒業2年以内(20歳以下)」でないと対象外になり、問答無用で失格となるのである。
俺は高校卒業認定をとっていたが、これも「1 8歳から5年以内(23歳以下)」でないと対象外。どれだけ貧しかろうと、どれだけ生活に困窮してようと、23歳以上に給付奨学金は絶対的に出ないのである。
「それならば仕方がない。なら給付奨学金は要らないので、授業料を免除だけしてほしい」と言ったところ、これも却下であった。
なぜならば「給付奨学生」でないと「授業料免除」には該当しないのである。
それならば給付奨学金が無い時代の授業料免除はどうなっていたのか?それは大学が独自に学生の収入を元に授業料を免除できていたのだ。
その頃には20代、30代だろうが、収入が少なければ授業料免除になる可能性が高かった。
しかしながら「給付奨学金制度」が出来たことにより、「授業料免除制度」は「給付奨学金制度」の一部分扱いになり、20代は問答無用で借金をしなければいけなくなったのだ。
俺は愕然とした。
というのも、ほとんど俺と同じ待遇で医学部に入った5年生の先輩と話す機会があったからだ。
その先輩は給付奨学金制度がない時代に20代後半で大学に入り、大学独自の授業料免除制度でなんとか大学に入ることができたのである。彼が卒業するまでは免除対象であるという。
国は「学び直し」を声高に叫んでいるが、これが今の実態である。
謎の線引き、謎の境界線。
まるでヨーロッパ人に勝手に国境を引かれたアフリカ人のような気分だ。
追記:
「給付奨学金」は経済的困窮者が大学に行けるようにするための制度だが、果たして高校を卒業してから2年以内に大学に進学しようと決められる困窮者が大多数なのであろうか?
経済的困窮者は高校を卒業後、「大学に行く」というメリットがありつつも、働かなければ生活がままならない者が多いはずだ(俺は高校すら行けなかったが)。
そういった人々が成人を迎え、「大学に行こう」と決めても、国が一律かつ絶対的に決めた「高校卒業から2年以内まで」という謎の縛りで困っている人はたくさんいるはずだ。そんな気持ちでこの記事を書いた。
国に問い合わせて見ると、「卒業から2年以内」を変える予定は無いようだ。「どうして卒業後3年や4年や5年以内ではなく、2年以内なのか」と質問しても「そう決まっているから」としか言われなかった。俺たちは制度の中で生きているので、制度の内容によって人生は大きく変わるし、それは納得できる。しかしながら、「なんとなく」で決められた制度に人生を大きく左右されるのはキツイ。
追記2:
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「医学部合格率、初の男女逆転 みえてきた医学教育の課題」のブコメ欄の上位ブコメを見て呆れちゃった
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOCD253SL0V20C22A1000000/
oyatsuwakame 未だに「必要な差別だった」って声あるが、女性も男性も働きやすいよう知恵を絞って労働環境改善する労力を
医師不足と言われてるが、金があれば医師は呼べる。病院に医師を増やすための金(人件費増の裏付けになる収入)がないの。
医師の勤務環境改善のために現場の医師を増やせば、人件費増となり病院の黒字が確保できなくなるの。
日本の病院はほぼ保険診療でまわってて、診療行為ごとの収入額は点数でガチガチに縛られてる以上、収入を増やすには診療行為件数(患者)を増やすしかない。
医師を増やして患者も増やせば医師一人当たりの負担は変わらないから意味がない。
患者数は無尽蔵には増やせないので上限があり、一定の患者数で利益を確保するには医師を必要最小限にして、医師に最大限の診療行為件数をこなしてもらうしかない。
これが病院勤務医の現状。
現状に反して、患者数に対して医師を豊潤に増やして(=医師一人あたりの診療行為を減らして)なお病院が利益を確保するには、医師を現場に張り付けるという事に対して(=医師の配置人数によって)保険診療の点数を付ける(増やす)しかない。
保険診療の点数が増えれば日本全体の医療費が増え、国保料を増額するなり一般会計(税金)からの補てんをしないといけないので、それを国民が許容しなければならない。もちろん病院窓口で払う自己負担額も増える。
「医師の負担軽減のため、国保料を値上げしますよ」「増税しますよ」「病院での支払額も増やしますよ」て政治家・政党を国民多数が支持して当選させるのが前提。
今、そういう状況ですか?
理想論をぶって気持ちよくなるのはいいけど、現場の現実を見ろよ。
お前らが言ってるのは裏付けになる制度無しに「なんとかしろ」と根性論で病院に努力(=赤字)を押し付けてるだけなんだよ。oyatsuwakameさんの「知恵を絞って」なんて最悪だよ。金が無くても現場の知恵でなんとかなると思ってるのか。
仮に一時的に赤字でなんとか耐えても、赤字事業に持続性はないんだよ。制度なしに病院が医師に理想的な勤務環境を実現しても、病院が潰れて終わりなんだよ。
そして裏付けになる制度を整備するのは病院でなく、政府とその主権者である国民なんだよ。
やるべきこと(制度の改正)をせずに現場に根性論で理想論おしつけて良いこと言った気になって満足してんじゃねーよ。
n4bさんの「変化させていく必要があるんですよ」って他人事かよ。お前が国の主権者の一人として変化させていく努力をしろよ。
お前らふだんからちゃんと現場が医師を増やせる保険点数実現ために声あげてんのか。活動してるのか。
選挙で候補者の医療制度への主張まで調べて投票してんのか。署名活動や国会議員への陳情活動してんのか。
それやらずにブコメで理想論書いて気持ちいーしてるなら、そりゃ単なる自慰だぞ。ブコメポルノだ。無責任で頭も労力も使わず正論ぶって、さぞ快楽だろうな。ペッ
上位2位に至っては
Sampo 女性医師は夜勤を避けがちなのが問題という声がまだ聞こえてくるけど、もっと夜勤が多くて激務の看護師は女性ばっかりなのを忘れていませんかと。
看護師は3交代のシフト制での夜勤。夜勤の前後の日勤・準夜勤は基本無い。
医師は当直やオンコールでの夜勤。夕方5時で所定の勤務時間が終わったあと、そのまま翌朝8時まで一晩中の連続勤務に突入する。そして翌朝8時からは夕方5時までまた日勤が続く。
(病院によっては翌朝8時で出勤してきた医師に引き継いだあと、翌日午前中は勤務義務が免除されるホワイト病院もあるが、うちの病院は休みたければ同僚と担当調整したあと有給休暇を取らないといけない。)
(労働基準法での長時間労働中の休憩義務?記録上は休憩したことになってるよ。休憩中に患者放置していいなら実際に休憩できるけどな)
同じ「夜勤」でも全く別物。「看護師は(医師より)もっと夜勤が多くて激務」?シフトと連続勤務の当直とどっちが激務だと?
なんで名前が同じだけで実態は全くの別物を同一かのように扱って量だけ比較してるの?コメしたSampoさん自身も勤務形態の違いを知らずにブコメしてるの?知ってて閲覧者の無知につけこんだ印象操作なの?
こんな誤った認識のバカブコメに大勢がスターつけて2位にしてんじゃねーよバカ!
元増田の話が多々おかしいのはブクマカ諸氏の指摘するところではあるが、自分も気になったので、元増田の発言をひとつひとつ検討してみた。
https://anond.hatelabo.jp/20210812125322
1つ目。
台湾では水際対策による再度の感染拡大を抑え込む事が出来ず、再びロックダウンしたし、ワクチンを購入できずに日本に支援を求めましたけど、いつの話を前提にしてるんですか?
それも5月から爆増し始めて、1日当たり13人とか死者だしてますけど?人口比で比較するとこんな感じですがね。日本より被害が出ていますよ。
・まず、「いつの話を前提にしているのか?」とこちらが問い返したくなるほど、初っ端から主張ありきの牽強付会な話をしている。
・ある日の一日あたりの死者数だけ取り出して比べても大した意味はない。日本と台湾のコロナ被害についてまとめると次のようになる。
日台の人口比は、日本:台湾=1億2300万人:2360万人。つまり、日本の人口は台湾の人口の約5.2倍だ。
であれば、現時点における台湾の死者数817人は日本の死者数4248人に相当する。対して、日本の死者数は15348人なので、死者数の観点から言えば、日本の被害は台湾の約3.6倍にのぼる。
同様に感染者数で比較した場合には、台湾の感染者数15820人は日本の感染者数82264人に相当する。対して、日本の感染者数は1071410人なので、感染者数の観点では日本の被害は台湾の約13倍だ。ただし、感染者数は死者数と比べて暗数が多くなるであろう点には注意したい。
死者数、感染者数、どちらで比較するにせよ、台湾は中国の妨害でワクチン調達が難航しているわりに、日本と比べれば健闘していると言って良い。
正しくはこうだ。
■台湾は昨年4月から今年4月末までの一年以上に渡ってコロナをほぼ抑え込んでいた上、5月の感染爆発後のコロナの抑え込みも現時点でほぼ達成している
台湾での感染者数は減少傾向にあり、平均で1日9人の新規感染者が報告されている。1日平均人数のピークだった5月30日の2%になる。
パンデミック(世界的大流行)開始以降、同国では感染者15,820人、死者817人が報告されている。
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/taiwan/
■一方で、日本がコロナを抑え込んだと言えるのは、せいぜいが昨年5月中旬~6月中旬の1ヶ月間程度である
日本の新たな新型コロナウイルス感染者数は、パンデミック(世界的大流行)始まって以来最多の15,800人となった。
日本での1日あたりの感染者数の平均がピークに達した。現在の新規感染者数は14,215件。
パンデミック(世界的大流行)開始以降、同国では感染者1,071,410人、死者15,348人が報告されている。
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/japan/
2つ目。
・増田はアメリカ、EU、日本で100万人当たりの死者数を比較しているが、欧米と比べた時の日本の死者数の少なさは日本の対策の上手さを意味しない。大まかに言って、欧米と日本だけでなく、欧米とアジアとの間に100万人当たりの死者数に歴然とした差があるからだ。その差を生んだファクターXは未だ完全には明らかになっていないが、具体的には、BCGワクチン/交差免疫/遺伝的要因などが挙げられている。ともあれ、日本の対策が欧米より優れていたからではなく、アジア地域に共通する何らかの要因があると考えるのが自然だ。
参考)https://president.jp/articles/-/41221?page=2
・また、対策が成功であるか失敗であるかを他国と比較する必要があるだろうか?という論点もある。例えば、自民党政権はコロナ感染者数が減りきっていないタイミングで専門家の懸念を無視して緊急事態宣言を解除し、そのために当然のごとく感染者数がぶり返していく様を3度も繰り返している。こういったことが失敗であることは他国との比較不要で理解できることと思う。コロナが終息しない中でワクチン接種もままならないうちに、多人数での食事を控えるべきところをGoToイートで会食をあおるような施策も、それ単体で失敗と判断できる。サイズのおかしなカビた布マスクを、世帯当たりにしてたった2枚だけ数百億円かけて怪しいおともだち経由で調達したこともあった。これも他国との比較不要で愚行と分かる。などなど、失敗を挙げだすときりが無いが…
補足。
■水際対策の成功/失敗を他国と比較して論じる上では、アジア・オセアニア地域の島国同士で比較してはどうか?
・水際対策の難度は外国と海で隔てられているか否かで大きく変わるのではないだろうか。他国と地続きの国では、人はしばしば法律や検疫を無視して国境を行き来するからだ。島国においてはその可能性が減る(まして、日本ほど他国との距離がある国であればなおさらだ)。ということで、この要因を排除して考えるために、島国同士というくくりで比較すると見えてくるものがあるのではないかと考える。
参考)https://diamond.jp/articles/-/272080?page=3
・世界中の島国と日本とを比較しても良いのかもしれないが、欧米とアジア間のコロナ被害の差を生んでいる可能性のあるファクターXの影響を取り除いて考えるために、アジア・オセアニア地域に限定して比較を行うのも良いのではないか。
以上を踏まえ、例えばアジア・オセアニア地域の主要な島国6か国(オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、フィリピン、台湾、日本)の100万人当たりの新規感染者数を比較したチャートは次のようになる。
・オーストラリア、台湾、ニュージーランドは、グラフの底のほう、およそ100万人当たり20人程度の感染者数を最大値として推移している。
・インドネシア、フィリピン、日本は、グラフが大きな山をつくっており、そのピークでは100万人当たり80人を超えている。現在の日本は100万人当たり100人を超える感染者数を記録して過去最大、インドネシアと競っている…
・インドネシアとフィリピンは一人当たりの経済力の面でも、医療や衛生環境の面でも、オーストラリア、台湾、ニュージーランド、日本とは大差がある。コロナ被害においてオーストラリア、台湾、ニュージーランドのグループに日本が入れず、どちらかと言えばインドネシアやフィリピンと肩を並べている状況は、日本の対策に失敗があった結果と言って良いのではないか?
・厳密には、インドネシアはマレーシア(カリマンタン島 = ボルネオ島)と東ティモール(ティモール島)およびパプアニューギニア(ニューギニア島)と国境を接しているので比較対象としては不適かもしれない。
3つ目。
世界と比較して遅れてるとは言えないし、脳弱さんが大成功モデルとして崇拝してる台湾よりも遥かに進んでる。先行したEU、USAにはじきに追いつきますね。これは直感的な予想だけど、日本では60%は超えますよ。
USAやEUは平均的な教育レベルの問題で止まるけど、日本では60%は超えてくるでしょう。ワクチン開発も遅れまてはいても幾つかのワクチンが治験の最終フェーズだし、年内供給予定と発表してもいる。
・これに関しては半分同意する。
・後進国はたしかに言いすぎだ。ワクチンの開発と接種率の両面で日本は中進国ではないだろうか。
・しかし仮にもGDP世界3位の国で、"後進国っていうほどではないなぁw"などと笑っている場合でもない。ワクチン開発で英米に劣後し、調達でも欧米に劣後した理由は究明し改善すべきだ。ただし原因はおおよそ明らかではあるが。開発が遅れたのは常日頃からワクチン開発に力を入れていなかったから。調達で欧米に劣後したのは安倍首相自らがワクチン会社に営業をかけず官僚に丸投げしていたから。また、菅首相になってからはファイザーの社長が首相と直接話したいと言ってきたのに、菅首相は自分の立場が分かっていなくてそっぽ向いてみせたから。
・元増田にやたらと目の敵にされる台湾であるが、台湾はワクチン調達で後れをとっているものの、コロナ被害において日本より健闘しているのは別記した通り。また、ワクチン開発では日本より一歩先んじたかもしれない。
【台湾産ワクチン、23日から接種へ 7日間で60万~80万回分 8/11】
(台北中央社)新型コロナウイルス対策を担う中央感染症指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は11日、台湾のワクチンメーカー、メディゲン・ワクチン・バイオロジクス(高端疫苗生物製剤)製のワクチンの接種を23日に開始する方針を明らかにした。
米国立衛生研究所と協力して開発した組み換えタンパク質ワクチンで、先月下旬に衛生福利部(保健省)から緊急使用許可(EUA)を取得した。
4つ目。
[医師数削減なんて許せない]
一方でICUの数は諸外国と比べれば少なくて、人口10万人当たり日本4.3に対してアメリカは34.7
https://president.jp/articles/-/42285?page=2
これが何を意味するか?誰が見たって分かる。病床数が足りないのではなくて、医師数が足りずICUが足りないということ。
一般病床数が多い割には医師数が足りない事で、ICUに割り当てる医師も足りなければ、一般病床を担当する医師の過労も避けることが出来ない状態ということは、自明すぎるほど自明でしょう。
医師は急に増やせない、そんなことをすれば粗製乱造でかえって問題が出る。となれば、必要なことは病床数を削減するのが正解ってのも必然と言える。
コロナに関して言えば、感染症指定を5種にすれば一般の病床が使えるようになる。足りないのは、2種の病床だってのは、ずっと言われてる。足りないのは医師ではないし、一般病床でもない。
・この項は増田が結局何を言いたいのかよく分からなかった。例えば、"医師数が足りずICUが足りない"が、"コロナに関して言えば""足りないのは医師ではない"とはどういうことなのか。また、"病床数を削減するのが正解"だが、"コロナに関して言えば、感染症指定を5種にすれば一般の病床が使えるようになる。"とも言っているのは矛盾していないか。
・はっきりしている間違いは元増田が医師数の多寡について日本とアメリカを比較して意味合いを抽出した点だ。なぜアメリカなのか?人口1000人あたりの医師数で、アメリカはOECDの中で日本と並んで下位グループに属している者同士だ。まして日本はアメリカと違って超少子高齢社会に突入している。若者と比べると老人は病を得る機会が増え、治りは遅く、重症化しがちだ。同じ人口でも高齢者が増えればそれだけ医療への負担は増える。こうした状況から日本はコロナのパンデミック以前から慢性的に医師が足りていない。
日本の医師数が少ないことは統計からも明らかである。各国の人口1,000人あたりの医師数では、ドイツの4.2人、フランスの3.4人、イギリスの2.8人と比べ、日本は2.4人と先進国の中でも特に少ない。医療崩壊で話題となったイタリアでさえ4.0人、国民皆保険がないアメリカでも2.6人と日本よりも多い。主要先進国などで構成する経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、日本の医師数はデータのある30カ国中26位と最低に近い。医師総数で日本は32万人だが、OECD30カ国の平均水準から見て11~12万人も少ない。
先進諸国で最低レベルに近い医師数で世界トップの高齢化社会の医療を担うため、超長時間労働にならざるを得ない。過労死ラインを超えて働く病院勤務医が4割に達する中、今回のコロナ対応で長時間労働にさらに拍車がかかり、医療崩壊が取りざたされる状況に至っている。
https://hodanren.doc-net.or.jp/news/iryounews/200605_sisk3_cvd_doc.html
・元増田がどういう意味合いで"コロナに関して言えば、感染症指定を5種にすれば一般の病床が使えるようになる。"と言ったかよく分からないが、コロナによる医療崩壊、とりわけ、コロナの中等症や重症患者向け病床が逼迫している状況に対し、コロナを感染症指定を5類にすべきかは専門家の間でも見解が割れているようだ。これについて、素人考えで言えることは無い。
現在、新型コロナを季節性インフルエンザ並みの5類感染症にダウングレードすることが検討されています。これは、保健所・行政や入院病床の負担から生まれた議論であって、決して新型コロナが季節性インフルエンザ並みに軽症だというわけではありません。
このテーマ、専門家の間でもかなり意見が分かれています。今すぐにでも5類感染症へという意見は「ウィズコロナ」、まだ早計だという意見は「感染の抑制・収束」を想定しているためです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20210811-00252601
以上。ここまでのことを踏まえると、元増田が締めくくりの項で言っていることは元増田へブーメランだ。だからこの言葉は元増田へとそのままお返ししたい。
"明かに愚かで、間違ったことを言ってる人々の思うようにすることは、自分を含む社会にとっては損にしかならない。同意できることが1つある間に、否定しなければならないことが10ある、そんな感じですよ。"
"本当にお願いだからバカな事を言う前に、少しは調べて考えて論理的に判断をして欲しいんだわ。"
新しい医療をキャッチアップせずやれることだけをやる町医者、というありかたも否定はしない。
でも、手に負えない症状に対して、それを診られる医者を紹介できないってのはなんなのよ?
知らないなら調べるとか、紹介できる機関に回すとか最低限できるだろう?
それを含めて医療じゃないのか?
それでいてちゃっかり診察料は満額請求された。
そもそも民間療法に保険適用されている時点でおかしいと思うのだが、
漢方の保険適用を辞めろと言うと、保険に占める漢方の金額的割合は低いから、みたいな見当外れの反論をされる。
医者で漢方が処方されたから、「でもエビデンスないですよね?」と言ったら
どっかの学会の日本語予稿みたいなの出してエビデンスとか言われて、辟易。
いろいろな職を経験しながらキャリアを積んでいくのが普通である。
医師は一度なったら死ぬまで(定年までではなく!)医師でないといけないようだ。
そのせいで医師の数は、医学部の定員でもって厳格に管理されている。
それでいて医師不足だの医師の働き方改革だのと言い出すんだから嫌になっちゃう。
最近では海外の医学部を卒業して日本の医師免許を取得する、なんていう痛快なハックもあるようだが、
医師会は苦言を呈しているので、使えなくなるかもしれない。
僕にしてはくだらない文章を書こう。
そんな僕が研修医として行くことになったのは、F県のとある病院だ。
でも、10年近く都会にいたゆえに、とても「地元」とは言えない。
「地元」での記憶なんて、大学生活で塗りつぶされて、ほとんど記憶にないくらいだ。
僕の抱いた絶望のうち、共有したいものをここに3つ書いていく。
僕は多分医者っぽくない。
でも、僕はつまらない生き方をしたくなくて、そこから飛び出した。
それゆえに僕は色んな視点を知ってる。
色んな視点を持っているからこそ、多様性をすっごく大事にしてる。
これを噛み砕くとき、大体こう言ってる。
「Aが正しいとき、Bもまた正しいのだ」
でも、彼らは「Bの正しさ」を理解できない。
僕はいつも「B」の選択肢しか選べない。意図的じゃないんだけどね。
いや歪むというより、澱むと言うべきか。
そして、「B」の選択肢に必ず反発を起こしてくる。
呆れるしかない。
要は「彼らの考えたさいきょうの武器」とやらを与えるのが教育だと思っているのだ。
まあ、百歩譲ってそれを見逃したとして、次に来るのが厄介だ。
その「さいきょうの武器」以外を認めないことを「教育」だと思っているのだ。
さっき述べたダイバーシティの否定につながるところではあるのだが、
まあ、だから医者の数が全国でも少ないのも、心の底から納得した。
その過ちに彼らは気づかないだろうし、永遠に「医師不足だー」って言い続けていれば良いのだろう。
そうやって自分たちの価値を高めて働くことを「やりがい」にしているんだろうから。
そして、三つ目の絶望は「帰らない」ことだ。
当直のたびに思う。
21:00近くになっても、当直以外の医者がいるのだ。
半年前くらいに土曜日外来をなくしたが、平日も休日も当直以外の医者が時間外に残っている。
世の中じゃ「医療崩壊」がどうこう言っているが、
とも思えてくる。
とりあえず、その残業に僕を巻き込まないで欲しい。
そして、医者は仕事を減らすことをちゃんと覚えるべきだと思うし、
残業に依存するような経営やってるなら、さっさと医療崩壊してしまえ、としか思わない。
まあ、三つ目については机上の空論って言うやつは出てくるだろうがね。
僕が、これを読む医学生に言えることは一つ。
医師数が少ない理由は、地域にもあるし、医師そのものにも問題がある。
これだから田舎もんは......と言いたくなるような絶望をたくさん見ることになった。
そこに興味はないし、もうてきとーにやって、てきとーに手を引くことしか考えていない。