ちきりんはこの村で唯一のお医者さんでした。
思うところがあったのでしょう。
都会の名門病院からこの辺境の村に単身やってきた彼女でしたが、
村人たちのあまりに身勝手な物言いに疲れ果てたのか、ついには診察をやめ、
処方箋だけを書くお医者さんに成り下がってしまったのです。
ちきりん診療所の待合室も閉鎖されました。
それまで暇と時間を持て余した村人たちの集会所だった待合室。
村人たちのあの笑顔と活気で溢れた待合室。
今はもうその面影はありません。
村人たちは診察の再開と、待合室の開放を望みちきりん医師に働き掛けますが、
もうその言葉は、ちきりん医師に届きません。
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