はてなキーワード: ねじとは
絵描きも女性絵描きは男キャラも女キャラも満遍なく描いてる人が多いが、男絵描きはおっぱいやお尻を強調したワンパターンな女キャラばっかり描いている。
女性と男性では性的に興奮する範囲に差がある、って説を聞いたことがある。女性はカタツムリ🐌の性交にも興奮する人が多いんだとか。
男性向きの絵が女性から見てワンパターンに見えがちなのは、狭い範囲に多様性が広がっているから。
一般男性は… 男性選手とか好きだし、その理由はゲイだからではなく関心の方向が似ていて共感できるからなど友情に近い感情で好んでる。
男性オタク同士でも尊敬の念をお互いに持つし、コメント欄などで即時的な同好会が結成されるみたいなことはよくある。男性 Vtuber や男性のゲーム配信者は、男性オタクによく見られている。これは男体に興味のない男性オタクでも人格には尊敬の念を抱いたり、共感したりするからだ。一般男性の振る舞いとなんら変わりない。
この仮説が正しいなら勝者男性は逆に必ず敗北者を蔑むはずだが実際はそうではないね?
男女逆転させても成り立つはずだが、ウマ娘などを愛好する女性も多いからそれもおかしい。
友情や尊敬の感情を持つ人は男性グループの中で勝利してきたことになるが、勝利経験がなぜ尊敬につながるのか。自己愛ではなく。敗者が勝者を尊敬する構図の方が自然に思える。
なぜか男性グループでの競争が、性的興奮および芸術の愛好対象を決めるほど重く見られているが、その根拠は省略されている。女性に敗北してきた男性は女体を忌避するはずだが、勿論そうはならない。
勝ってきた男ほど敵視をしないと考えるのはなぜだろう。私は麻雀を嗜むが、強いプレイヤーほど敵の挙動の機微に敏感だ。このシビアなゲームでは微妙な攻勢を察知できる奴だけが勝負に勝てるからだ。あなたの描いたナイーブな構図、敗北が敵視を生む、が正しいなら、敵への意識が少ないのはむしろ敗北経験の少ない「逃げた男」。男性オタクは「挑戦し続けた男」。そういうことになるだろう。
感情の内訳までわかるのは、あなたが男性オタクだからだろうけれど、しかし自分の例を敷衍して全体を決めつけるのは説得力を欠く。私は、多くの男性オタクは女体を敬愛していると考えている。侮蔑の感情は親近感を生まないからだ。ズーフィリアでない男は豚🐷のメスでは性的に興奮しないだろう。
ポリティカル・コレクトネスについては調べると出るから割愛する。
要約すると差別を解消しようと言うことなのだが、理念にたいして運用が間違っていると言う話だ。
まず、ポリティカル・コレクトネスがここまで嫌われるように差別解消のために元々白人のキャラを黒人や女性に変えてしまう事で原作の雰囲気や世界観、ストーリーを壊してしまうからである。
実際、バイオハザードのウェスカーが黒人になったとして微妙な空気が漂っている。
マイノリティ側からすれば、マイノリティ枠を作って無理矢理ねじ込まれるのは差別が加速するからやめて欲しいのであるが、白人は差別解消オナニーに夢中でマイノリティの声など聞く気がない。
やめろと言ってるのに「お前のためにやってるのだ!」とひたすらに殴り続ける。
それがポリティカル・コレクトネスなのだ。
我々は日本人名を名前に含まない日系アメリカ人のスパイダーマンが欲しいのではない。
ご当地ヒーロー同士が手を取り合うことが差別解消のためにして欲しいことなのだ。
日系人のスパイダーマンを出すことは、結局は白人が上、マイノリティは下を固定化させるだけだ。
イメージとしては、スパイダーマンが股間を広げて女子校生に「スパイダーマンになりたいならしゃぶれよ」と言っている感覚である。
チャー研漫画にコメント寄せたりタモリ倶楽部出たりとなんというか「オタクの土壌によそ者が上がり込んできた」みたいな印象を感じる
ポプテピピックの初報を聞いたときは正直「ああやっぱりか」ってイメージが強かった
ヤバい〇〇は未視聴だが俺の場合3分見ただけでも卒倒しそうな安心感がある
少しでも声優齧ったことがあれば有名な話だが、上坂はソビエト・ロシア趣味(趣味というより、もはや専門家レベルの知識ではある)を持っている
それつながりでその手の広報に呼ばれることがあるのだが、そもそもここ5年のロシアネタ作品で上坂の顔見ないときはないレベルでいる
本人が自ら来るのか広報側から呼ばれるのかと考えれば当然後者に違いないのだが、いつ見てもいつ見てもいるので辟易してしまう
個人的にその極地と感じたのは「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」
ロシアヒロインの時点でいかにもな作品なのは否めないが、上坂がやってきたのは発売前である
繰り返す、発売前である
この時点で重版決まってたし他に広報になりそうな人間がいないとはいえいくら何でも出すの早すぎだろ
ミリタリー作品にもねじ込まれることがあるけどロシアほど露骨じゃないのでまあ許せる
なんだよ「素直に射精です」って
キモイんだよ
これ一匹ならともかく上坂の場合こういう精スプみたいなのが何百匹もいるから普通に怖いし本人のオタサーの姫臭さを一層増大させてるからダメ
政府を批判する材料に子供使うの、プロ市民臭くて嫌なんだけどさー
まあオリンピックはやるんだろうよ。
日本に権限はないし投資もしこたましちゃってるしスポンサーはついてるし
中止になったら賠償金を払わなきゃいけないしみんな残業してるし、中止することは不可能なんでしょ?
始まったら始まったで、まあテレビは各局わっしょいわっしょいなるでしょ?
そりゃ選手の人たちはがんばるだろうし、
他の国の選手が日本で練習できてないってアドバンテージもあるからメダルも取れるだろうし、
五輪スポンサーはテレビのスポンサーでもあるから批判的な内容にはしづらいだろうしさ。
去年も夏はコロナ収まってたわけだから、ワンチャン感染者が減ることもありえるし。
んで、感動したら思っちゃう人も出るよね、
危険だって言われてたし問題もあったけど、やってみたら本当に感動的だったからやって良かったんじゃないかって。
それさー、学校現場で横行してるクソ理論なんだってーーーーーーーーー
危険で反対されたとしてもみんなを感動させたら成功なんだよ、っていうメッセージを受け取っちゃった子は、
「教育委員会から組体操はやめるように言われてるけど、あんな感動的な素晴らしいものをなくしていいと思うか?
やりたくないと思うやつは手をあげてくれ」
って体育教師に言われたときに手をあげないと思う。(なお実話)
正論をねじ伏せてでもオリンピックを強行したら感動できたから成功だった、っていう体験をした教師は、
例えば二分の一成人式に関して、
虐待されている子がいるかもしれないのに親への感謝を強要するのはどうか、という意見と、
保護者が感動して喜んでくれるからやるべき、という意見を天秤にかけたらどっちを選ぶんだろうか。
オタクという言葉が生まれる前には「キチガイ」という言葉がよく使われていた。 釣りにのめりこんでいるなら釣りキチ、自動車にのめりこんでいるならカーキチといった具合である。
オタクという言葉が生まれたのは、アニメ・漫画ファンが交流するにあたって二人称として「お宅」がよく用いられたからなのだが、これが従来的なキチガイの定義と合流して
しかし、ジャンルとしてのアニメ・ゲームがメインカルチャーになってしまったが故にねじれが生じているというのが現状である。
サブカルチャーは必然的に深くハマるものであったので矛盾が生じなかったが、浅くてもジャンルがそうであればオタクということになってしまったのである。
https://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASK6H0PKHK6GUTFK02F.html
deep_one 「嫌疑がある時点で一般人ではない」という法律が通ってしまったので、特高不可避。/↓野党が「人権に配慮しろ」って言ってるのに政権は「一般人とは言えない」と返したんだよ…これで運用なんて期待できん。
kenjou ろくに理解している人がいないまま、この国を確実に衰退へと導く法律が成立したのでした。まる。ほんと痴呆国家やね。これからは政府と警察がやりたい放題。市民は虐げられるだけの存在になる。
tuka8s 治安維持法成立か、特高も復活か。思想統制が捗って、より美しい国になれそうだ。血祭り第一号は誰だろう。共産党、社民党、労働組合あたりがマークされるのかな。前川氏も対象か
https://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASK5R51DNK5RUTFK00C.html
yoko-hirom 言葉遊びで何が変わるのか。条約はマネロン対策でテロは無関係。日本がテロリストの巣窟になっているとか妄想。法案は国民の人権を制限するもの。改憲案も同様。テロの犠牲者を政治利用する自民党は恥知らず。
Ayrtonism 「テロ対策が目的」が口実だというのは、別に穿った見方をしてる訳じゃなくて、法案がそういう風にできてるから当然の見方。何か別に目的がある訳じゃなくて、277の犯罪について共謀段階で罰することそれ自体が目的。
napsucks 治安維持法が復活か。まあ今後数年はダウンロード違法化と同じく寝かせておいて、使いたくなった時に都合よく持ち出すんだろうなぁ。
mutinomuti 明治未満になった(´・_・`)懲罰があるのにその範囲が政令という省庁や内閣の閣議決定という思いつきで決められる https://twitter.com/emil418/status/1404393910948925446?s=20
sink_kanpf にしても、調査を担当するのは何処?警察?自衛隊?こんな特高復活的な立法を急ぐ理由は?なんか色々きな臭くなってきたね。とりあえず、憲法改正しなくても自由に私権制限できるということで。
qawsedrftgyhujikolpzxcvbnm123456 これ米軍基地の近くで落下物の危険と文字通り隣り合わせの人達が抗議したら「機能を阻害する行為」で刑事罰を科されるって事か いかんでしょ
toubanjanny 「自衛隊の施設」と称して基地局みたいなのを立てれば、日本全国どこでも規制できる法律じゃんか。無理矢理ねじ込んでどう使うつもりなん。
https://www.min-iren.gr.jp/?p=31012
よくご存じでしょうけど、テロなど対策法案はTOC条約への批准の為に必要であり、同時にテロのターゲットになりやすいオリンピック開催の為にも必要な手続きだった訳で(皮肉にもコロナのおかげで外国人がテロをするのは難しくなった。やるとしたら中核派?もうそんな力ないね)、同時に私が知る限りでは逮捕者はゼロでしたね。逮捕者が出れば記事になるでしょうから私の記憶にないって事はないんだと思うけどどうでしょう。いずれにしても社会問題になるような逮捕はなかったという話でしょう。話し合っただけで逮捕された人がいたら、ぜひ朝日新聞で記事にして貰ってねw
大山鳴動して鼠一匹ですな
またぞろ今回も同じようなメンツが同じような反応をしていますが、世間は意外と覚えてるもんです。君らは3歩歩けば忘れるんでしょうけど、共謀罪、特定秘密保護法、戦争法案、君らがそう呼んで反対していた法案が、その後どうか?ってのを世間はかえって注目してるんですよね。
で、君らが反対するって事は、日本にとってはいい事があるってことなんだなぁって思う人もいそうなもので。マスコミが以前ほど大騒ぎしなくなったのは学習効果なのか、コロナの方が大きな問題なのか分からないけど
コロナ禍でも桜を見る会の批判をヘッドライナーにするメディアの事ですから批判の種になると思えば何でもやるんでしょうし、多少は、この圧倒的敗北の歴史から、学んだって思いたいんですが、、、さてどうでしょうね?せめて批判が的外れだった経験から学びませんか?
quick_past 警察が暴力事件で容疑者取り押さえの際、暴れる容疑者の腕ねじったら「警察も暴力奮ってるくせに正義面するな」。と言い出すのがミソジウヨ 全てのレベルが自分たちと同等で、だから非難される筋合いもないと言う論
zyzyさん がスターを付けました。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4703493183327130754/comment/quick_past
アホなのかな?
警察官が容疑者を取り押さえる際に少々乱暴な取り扱いを働くことが許されるのはそれを行う必要性・緊急性が認められる場合・程度に限られるんだが
日本語というか言語全般の話になってるかもしれないけど何で学校の先生は「本の解釈には正解がない」みたいに教えるんだろうか。問題として出してるとき正誤を出すことに対しては苦しい理由をつけるくせに、自分で読むときは自由に読みなさいとか言っちゃう。
だったら全ての場面において「文章には一定の解釈がある」と教える方がまだ筋が通ってるし合理的だと思うんだよね。
現状の教育だから、一部の人間は話し言葉もまた文章を読み上げたようなものに過ぎないから解釈には答えがないんだとか思い込んじゃって、あらゆる会話は自分に都合のいいように受け取ってしまう無敵くんになったりする。
対話を求めてどんなに問い返しても論破を志向した天邪鬼な解釈で逆ねじを食わせるばかりの人間になってしまう。また、マスクをつける意義を唱えられたら「こいつらは自分達の利権のために真実とは正反対のことを言ってる」などと妄想するような陰謀論者になったりする人が出てきちゃうんだよ。
確かに言葉の解釈が一つに定まらない状況もあるが、それだってまずセンテンスとして一義的に定まる部分があって、そこから枝分かれするように生じるようなものだ。
文学とかでよく言外の意味とか言われるようなものもあくまで本義に照らされた影の、蜃気楼にも似た不明瞭な「ふち」ようなものであって、その本義を担っている話されたり書かれたりした言葉そのものの真実性を疑ったり無秩序な解釈したりするようでは、影の見え方そのものが変わってしまう。
そもそも言語は意思伝達のためにあるのだから、あらゆる場面で無秩序の解釈をしてよいというなら何のために言語は存在するのか。
自然科学の学術書も、地の文は自然言語で構成されているからといって自由に解釈してよいという態度で読まれては用をなさなくなるのは言うまでもないし、そういう人間は何を読んでも、つまりどんな情報を与えられてもそれとは全く無関係に思考を走らせるだけなのだから小説を与えられる価値もない。材料があってもなくても同じように思考するのだから、一人で死ぬまで妄想してればいいだけだ。
なんでも自由に解釈していいと教えるのではなくて、そうでない場面もあるからそれを見極めよという、読み方の切り替えの重要さこそを教えるべき。
ある日の暮方の事である。一人の少年が、原宿駅の跡地で雨やみを待っていた。朽ちた柱に蔦の絡みついた、いまにも崩れ落ちそうな原宿駅跡地は、その昔、若人が大勢集う、たいそう賑やかな駅であったという。かつてこの地は「原宿」と呼ばれており、商いで栄えていたそうな。今は広大な荒れ地が広がり、かつての栄華は見る影もない。少年は荒野の真ん中でただ一人きりであった。ただ、所々地面から、かつてのビル群の瓦礫が顔を出している。少年は雨が止むまで、その瓦礫を見詰めて暇を潰すことにした。あれは、セシルマクビー、ピンクラテ、そして…Q-pot CAFE。少年は歴史がたいそう得意であった。
何故原宿がここまで荒れ果てたかと云うと、七十年ほど前、東京には、疫病とか五輪とか不況とか云う災がつづいて起った。そこで人々は住まいをこぞって京都に移し、それに続いて都も移された。およそ二百五十年ぶりの遷都であった。人の消えた東京のさびれ方は一通りではない。荒れ果てたのをよい事にして、狐狸が棲む。盗人が棲む。半グレがでかい顔をする。バニラの業者が日夜騒ぎ立てる。とうとうしまいには、行く当てのないジャニオタたちが夜ごとに集って、オフ会をしているという噂さえ立った。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。そうして七十年の時が経ち、いつしか「原宿」というと、平成・令和時代の亡霊が往来する呪われた場所としてひろく知られるようになったのだ。
少年も、ほかの大ぜいの若人と同じように、危ないので原宿には決して近づかぬよう、両親に硬く命じられていた。しかし、少年には原宿に来なければならぬ断固とした理由があった。病床に付している、かつて量産型女子であった少年の祖母が、「冥途の土産にAnk Rougeが着たい」と所望したのである。少年は、祖母が好きであった。特に、祖母のつけるジルスチュアートの香水の香りにつつまれて眠ることが大好きであった。その祖母が、いまはシンプルなアースカラーの入院着に身を包み、力なく微笑んでいる。入院着は、無印良品であった。少年は大好きな祖母のため、アンクルージュの服を見つけてくることを決意し、家をそっと抜け出してきたのだ。しかし、七十年も前の服を探し出すことは、とてつもなく困難であった。旧東京二十三区内を隅々まで探しても見当たらない。それもそのはず、量産型女子はとうの昔に、国の絶滅危惧種に指定されていたのだ。少年の祖母は、その数少ない生き残りであった。
歩き疲れた少年は、とうとう、禁じられていた原宿に足を踏み入れた。暗く、恐ろしい場所であった。荒野の真ん中にぽつねんと佇む原宿駅跡地には、多くの人の怨念が染みついているかのように思えた。少年は時計のある屋根の下に腰掛け、雨が止むのをぼんやりと待っていた。頭上には、どこからか集まってきた鴉が輪を描いて飛んでいた。
どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる暇はない。選んでいれば、大好きな祖母は悲しみのうちに死んでしまうばかりである。尤も、痴呆の入っている祖母は、たとい思い通りの恰好ができたとしても、何もわからず粗相をして汚すだけかもしれない。しかし、心持の優しい少年は、祖母のエンディングノートに書かれていたことはなるべく叶えてあげたいと思っていた。手段を選ばないとすれば―少年は、そのあとに来るべき言葉の余りの恐ろしさに小さく震えた。「盗人になるよりほかに仕方がない」などというおぞましい考えが一瞬でも頭をよぎったことが、信じられなかった。しかし、一度心に生まれたその思想は、少年の心にずっしりと居座り、どうにも振り払うことが出来ずにいた。
それから、何分かの後である。マツモトキヨシ原宿駅表参道口店跡の辺りをうろつく人影が見えた。少年は、こんな場所にも人がいたのかと大そう驚いた。夕闇によく目を凝らしてみると、どうやらひとりの老婆が何かを探しているようなのである。この雨の夕方に原宿をうろついている人間は、ただ者ではない。少年は両親の忠告を思い出し、身震いをした。しかし、老婆が何かてがかりを知っているかもしれぬ。少年は立ち上がると、小雨の降りしきる中、恐る恐る、老婆に声をかけに行った。
「おばあさん、すみません」
老婆はゆっくりと振り向いた。少年は、振り返った老婆の姿を見て、その余りの恐ろしさに、顔をしかめた。桑色のシャツを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の老婆である。右の手に黄色のビニール袋を持ち、左の手に、大きな紙袋を持っていた。紙袋には、けばけばしい装飾が施されている。見るとそれは、山田涼介のイッピ袋であった。
ジャニオタだ。少年は歴史の資料集で良く学んでおり、ジャニオタを知っていた。日本史の安藤先生がいうところによると、ジャニオタは四十年ほど前に最後の一人が観測されて以来、日本から姿を消したという。まさかジャニオタに、生き残りがいたとは。少年は、大そう驚いた。
「なんだい…」
老婆は唸るように呟いた。地の底から響くような、恐ろしい声であった。少年は勇気を振り絞り、老婆に尋ねた。
「お忙しいところすみません、すこしお聞きしたいことがあるのですが。」
「他を当たっとくれ。私は急いでいるんだ。」
「違います。探し物をしておりまして。
ところでお婆さん、そんなに急いでどこに行かれるのです。」
「ライブ参戦前にジャニショに行くのさ…ケンティーのオフショを買いにね…」
そういうと老婆は、うつろな瞳で前方をじっと見た。そこには荒野が広がるばかりであった。それを見た少年は、腹の底から寒気が上がってくるのを感じた。ジャニショ。それはかつてこの地にあった多神教の神殿であったと聞く。かつては多くの信者が通い詰めたその神殿は、しかし、原宿から渋谷へと拠点を移し、遷都とともに東京からもなくなってしまったと聞いている。全て七十年前の出来事だ。今となっては跡形もない。この老婆は、いまでもジャニショの存在を信じ、この場所をうろついている。うわさに聞くジャニオタの亡霊だろうか。少年の身体は恐怖に震えた。
「おや…お前は」
何かに気が付いた老婆は、少年の顔をじつと見詰めた。その濁ったうつろな瞳には、真っ黒なカラコンが不自然に張り付いていた。少年は後ずさりをした。
ええ、もっとよく顔をみせておくれ」
そう叫び声をあげると老婆は、少年の顔をつかもうとした。少年はきゃあと叫び、踵を返して逃げようとした。しかし恐怖からか足がもつれ、少年の体は地面に叩きつけられた。何とかもんどりうって逃げようとする少年に、老婆が覆いかぶさる。
老婆はうわ言のように呟きながら、少年の腕や顔をベタベタと触った。少年の恐怖心は、次第に、老婆に対するはげしい憎悪に変わっていった。二人は荒野の中で、しばらく、つかみ合った。しかし勝敗は、はじめからわかっている。少年はとうとう、老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。老婆は細い体を大きく震わせ、肩で息を切りながら、ぴえんと泣き叫んだ。
「ファンに、ファンにそんなことをしていいと思っているのか。」
少年は老婆を見下ろし、吐き捨てるように言った。心のうちで、老婆に対する憎悪と侮蔑が、大きく燃え上がっていた。そうして、あることに気が付いた。老婆の纏っている布切れである。すっかり薄汚れていて気が付かなかったが、これはいつか歴史の資料集で見た、アンクルージュのフリルカラーチェックワンピースではないか。チェックの模様に、けばけばしいフリル。そうに違いない。それを見ると、少年の心にあるひとつの勇気が生まれた。それは、老婆に出会う前は決して存在しえなかった勇気であった。
「ファンにこんなことをして、貴様、アイドルとしての自覚が足りぬわ。」
「言いたいことは、それだけか」
老婆の話が終わると、少年は嘲るような声で念を押した。そうして、老婆の襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。
「こんなことをする者は、ファンではない」
老婆はそれを聞くと、目をかっと見開き、呻き始めた。少年は、すばやく、老婆の着物を剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとする老婆を、手荒く瓦礫の上へ蹴倒した。かわいそうな老婆の周りには、胸元に大事に仕舞われていたしわくちゃの青い振込用紙がはらはらと散らばった。少年はそれを一瞥すると、薄汚れたワンピースをわきにかかえ、またたく間に原宿の闇に駆けていった。
しかし、嗚呼、何と残酷なことだろう。老婆からはぎ取ったワンピがアンクルージュではなくミオレミューだということを、少年は知る由もない。
その後、原宿にうろつく亡霊の噂は、はたと途絶えたという。
「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立憲民主党議員が主張 - ライブドアニュース
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.livedoor.com/article/detail/20311706/
[B! 立憲民主党] <独自>「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立民議員が主張 - 産経ニュース
<独自>「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立民議員が主張 - 産経ニュース
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/article/20210604-HMZXUI2DKBKBTGH5WQJW6RVTJU/
↓
https://twitter.com/office50824963/status/1400953894088306688
https://twitter.com/kondokazuya_/status/1401019813078573058
↓
「14歳と同意性交、捕まるのはおかしい」立憲議員発言:朝日新聞デジタル
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASP676TZPP67UTFK010.html
「立憲の福山哲郎幹事長は~「本人が『撤回』と言っているので、それでいいのではないか」と述べ、発言者を公表しなかった」
勉強になりましたね、党派性が違うメディアが出した党派性が違うニュースでも簡単に否定できるものじゃないってことが学べましたね。
tekitou-manga 俺は未成年同士でなければ中学生との性交全部違法でいいと思う。産経以外のソース見ないとほかの事は言いようがないな…… / https://twitter.com/kondokazuya_/status/1401019813078573058 "そのような発言はありませんでした" 削除くる?
toririr 産経は自信があるから記事にしたのだろうか。だとすれば何故オフレコでもないのに名前を伏せるのか。タイトルに独自とあるからスクープだ。他紙がどう動くのか。ないなら誤報か記事化する価値なし。そこで判断で良い
他紙動きましたね、判断どうぞ。
他紙動きましたね、判断どうぞ。
他紙動きましたね、「まじめに考える」ときが来ましたよ。
tammago 議員の名前も出さず一体何がしたい記事なの?最近の産経は、とにもかくにも立民の足を引っ張ることを探して必死でやっている印象。その50代の立民議員は堂々と私が言ったと名乗り出て火だるまになるべき。
何がしたいのか?産経が報じたことが原因となって当該議員が発言を撤回しましたね。報じられなかったらどうなってたんでしょうね。
rambo-20 産経独自のニュースだし明らかに裏が有りそうな…。この事で立憲を叩こうとしてるウヨ界隈の人たち、じゃあ自民や維新に同じ意見のやつがいないと思ってるのかとはなっちゃうよ。
裏って何?もっとはっきり言ったら?
bogus-simotukare また、いつもの産経の立民への因縁。「マジで真摯な恋愛関係なら処罰しなくていいんじゃね(ただし詐欺、脅迫での性交は真摯な関係とは認めない)」なら何の問題も無いと思うが。
「因縁」はどっちだよ。
VodkaDrive 50歳と14歳の恋愛は有り得るのだろうしそれは一概に否定するものではないが「性行為」となれば話は別…と思いきや元の発言の有無そのものが真偽不明と来たか。いくら産経でもそこまでの与太記事を…は認識が甘いかも
mouseion 朝日が言うと切り取りだの五月蝿いのに同じ事を産経が、しかも匿名報道にも関わらず立民ガーになっちゃうツイッタラーやヤフコメ民がとにかくアホの集まりなんだなと察せられてはてな民でホント良かったと思うね。
じゃあお前は「ツイッタラー」や「ヤフコメ民」と同等かそれら以下だね笑。あと、こういう人ちょいちょい散見されるけど、何をもってはてな民がツイッタラーやヤフコメ民より良いと思えるわけ?不思議で仕方ないわ。
z1h4784 「立民のWTでは同意の有無にかかわらず中学生以下との性行為を犯罪とするよう法改正を求めた」と書いておきながらこの見出しを付けるセンス。釣り師としての才能に嫉妬するわ。ブクマカの食い付きもすげー
結論としてはそうなんだろうけどさ、その議論の過程で出た発言は無視していいものでもないんじゃない?
発言側が匿名にするならともかく、報道側が匿名にすることに対して党派性云々言うの、党派性ドリヴンなのはどっちだよ。
hnamab 「立憲が中学生以下との性交を犯罪とするよう法改正を求めた」というニュースなのに、その要旨は一番最後に一文書かれているだけで、「50代で14歳とヤリたがる変態議員」という内容に仕立て上げている 産経は便所紙
じゃあ「便所紙」の報道を受けて発言を撤回しちゃう当該議員は便所と同じかそれ以下なのかな?
xevra また産経か
auient この産経がノリノリで書いてる感じ
kenjou 記事の内容を読むと一律の厳罰化に警鐘を鳴らすためのもので、問題のある発言ではないけど、タイトルしか読まない連中に曲解されるのが目に見えている。産経に限らないけど、ネットメディアってほんと悪質だよね。
perfectspell 見出しが酷いな。立憲が「同意の有無にかかわらず、中学生以下との性行為を犯罪とするよう法改正を求めた」ニュースをねじくり回している。/「人民は弱し 官吏は強し」「1984」を連想。またはナチの国会放火関連か。
じゃあ、「渡辺直美をブタ=オリンピッグに」発言をした五輪開閉会式総合統括 佐々木宏や、「(LGBTは)種の保存に背く」発言をした自民党衆議院議員 簗和生がどうなったよ。直近だけでもこれだけ同様の事例があるんだから少しは記憶掘り起こせよ。
前者はしっかり辞任まで追い込まれんぞ。
はやくこいつ吊るせよ。
ot2sy39 俺はこの主張に賛同しないが、WT内の議論で説得・反論できなかった側が、非公開議論の内容を産経にリークして記事にしたんだろ?やり方が気に入らないね。
この発言が出た場所、「立憲民主党の性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」ね。
じゃ、誰が、どの党の議員が、あるいはどの党に同調する人間がリークしたんだろうね。
https://twitter.com/lehmanshock_pon/status/1400949260430942209 によると、出席していた男性の議員は寺田学、泉健太、近藤和也の3人(いずれも立憲民主党)なわけだけど 取り消したの本多平直じゃねえか、不十分なソースでしたね。
kasapen これも渡辺直美の容姿揶揄ブレストと同じ括りなのだろうか?不快に思う人もいるだろう。投票しない人もいるだろう。それは自由だ。法案提出が出来ない程の抵抗勢力なら批判も分かるが、反対意見は良いのでは?
何が違うの?
てかさっさと名乗ったら?
なんで真っ当な議論、真っ当な意見なのに産経が報じたあとに匿名のまま撤回してんの?
真っ当な文脈で、「50歳近くの自分が」っていう例示が慎重な議論に寄与すんの?
dada_love ん~、これは刑法の話だろ?罪刑法定主義に則れば感情論じゃなくて明確な根拠が必要だから疑問の提起は必要じゃね?厳罰化には感情論以外で法律に基づいた話は必要だろ。あたしネトウヨだけどこれはなんかクサいわ。
「あたしネトウヨだけど」笑。
↓「50歳近くの自分」が真っ当?
adatom 同意であっても非同意と同じに扱う年齢帯拡大の否定。これは極めてまっとうでは?/条例などでの微罪と違い、同意であっても強姦と同じ扱いというのは「セックスそのものがまずありえない年代」にのみ適用が妥当かと
preciar 性交同意年齢は自己決定権の問題なので、本来のリベラルな立場からはそうそうおかしい事は言ってない/個人的には、義務教育終わって雇用契約も結べる人間の自由意志に国が干渉するのはおかしいと思ってる
nemuiumen 法律論議するときはこういう意見も言えないといけないし、こういう発言から見落とされてる論点が出てくることだってなくはない。全部透明化してしまったらこんなの誰も言わなくなる。匿名で良い。
eternal_reflection 法律の仮定議論で問題視する事がおかしいし、発言者を特定させるのも議論にとって良くないと思う。ただ、これが自民党の議員になったら叩くだろうなって人が擁護してるのを見るとな
kazukiti この議員の発言内容は倫理的医学的に問題はあるが、必ずしも法的に間違った事を言ってる訳ではない。一律で批判するなら先に法を変えるべき。感情論で罰するなら法は要らない。
tnishimu いやこれは法律の議論をしているのであって、その意見に反対ならそれでいいんだよ。 名前を出せとかそういう意見が出ること自体を封じようとするのは感心しない。
amematarou いろんな意見を戦わせたらいい。仮定の話が出来ない奴らに法律なんて作る能力はない。議論の場で主張したらその人の性質まで疑われるなんて何処の未開国やねん。
kunitaka 実際にやったらアカンけど、一つの意見としては尊重するべきではなかろうか。頭ごなしに「ダメ!」では、有効な意見を阻害する事になるぞ。議論はブレーンストーミングを原則とするべきやと思うねん。
keint リベラル系政党なら当然出てきてもいい意見なのでは(そもそも議論の場の例示なのでこういったことに言及することは当然あるとして)
lont_in 法改正の話だから慎重な論評になるべきなのに、ここは左翼とは名ばかりのリベラルが感情論で怒ってて訳がわからんな
mrgh-gou66 名前を出せとうるさい連中がいる事こそがおぞましい。さまざまな角度の意見が百出して初めて吟味も出来るし、きちんと議論を経てこそ、明文化して否認する事だってできように。小学校の学級会じゃねーんだぞ。
KoshianX もちろん法的にはそのとおり、リベラル政党なら自由の最大化を目指して当然だからそういう発言にはなるだろうよ。性交同意年齢引き上げは各国やってるが、子供の自由という立場から議論はしないといかん
preciar この話は成人済みの人間がどうこうじゃなくて「一定年齢以下の人間に自己決定権を与えない」って言う法規制を導入する話なので、本来ならリベラルが慎重論唱えるのは当然だと思うよ/パターナリストは左右を問わない
maketexlsr 一ヶ所の穴を潰すために雑にコンクリで固めても大丈夫かって議論でしょ。保護のため未成年一律NGとか言い始める方も居るし。現実見てるのかね。/ 現状、条例で叩けてるんだからokなんじゃないの?
tnishimu どんなおかしいものでも異論や対案は無いよりあった方が良いと思うけど、そういう自由で民主的な議論で現状の問題点や賛成意見の欠点が見えてくるわけですよ。 不快だから名前出せはちょっとおかしいよ。
exaray 主張内容に対して反対するのは良いけれど、主張することそのものを否定するべきではないでしょう。政治的な議論というのは日常の文脈より広範な視野が必要で、多くの人にとって不快な主張が出ることもありえます。
flatfive 余りにも当然の意見。性交の自己決定は最も基本的な人権の一つで、自由主義の根本に関わる大トピック。ソレを踏まえた論拠があるならまだしも、感情論(キモい)で思考停止する人は軽蔑する。少年愛者より遥かに低俗。
syamatsumi 18まで待てってのがこれといった根拠の無い、非常に人工的な概念であることを忘れてる人がえらく多い所は気になるのよね。みんな、他人の恋愛模様にケチを付けるのが好き過ぎでは? 道徳ヅラしたゲスだらけだ。
slimebeth 刑法は条例と違って恋愛免責が無いので下限を引き上げると高1と中3でも高1が捕まるのだが50歳に食いついてる人は相手が何歳(差)までなら免責する条項を新設すべきと思ってるのか高1も捕まえろというのかどっちなんだろ
WinterMute 文脈が全然わからん。「性交同意年齢を無視した立法になるがいいのか(先にそちらを変更すべき)」って意味じゃないの? 同意年齢自体は現代では16~18が妥当だと思うけど。
quick_past 年少者相手にもピュアな恋愛だったら認められるべきだ。が自民シンパのロリオタの論じゃなかったっけ?よかったじゃん。やっと立憲を支持する理由ができたじゃん() 知見も社会的立場も違う間柄の同意という危うさ
RRD ここにもチンコ膨らませて逆上してる衆が集まって噴き上がってる。頼むから精液吹き上げるなよ。第一、個人の性癖と法律論は別だろうよ…。もうどうにもならんわ。はてブはバカのツールに成り下がった。
clclcl つまり、産経がこうやって煽ることで、立民WTが主張するとおりに「同意の有無にかかわらず、中学生以下との性行為を犯罪とするよう法改正」が実現するということなのだろう。産経も自民も反対しないよね。
2017年にも性的同意年齢の引き上げが議論されたみたいだけど、見送られてますね。
とはいえ、たった4年間でもかなり情勢が変わっているため、産経や自民がどういう意見を出すかは非常に興味がある。
minamihiroharu 「子供とセックスする大人は無条件で許さない。 それはアプリオリに許されず、対象者の個別な条件を一々調べることすら道徳に対する攻撃である!」って人が多いからなあ。
「対象者の個別な条件を一々調べること」を積み重ねてきた上で、それでもなお結論としてはアプリオリに赦されないってのは有り得るとおもうんだけど、どう?「子供とセックスする大人」が赦される状況の例示下さい。
「結婚を前提にして」的な状況、現代でどれだけ蓋然性があって、どれだけ性的同意を担保できんのよ。
kjin 何人いようとも、個人の「キモい」とか「ありえない」で終わらせるんじゃなくて、きちんと議論して線引きとその線の理由を説明できるようにするのならどんどんやって欲しい。
同意する。
あと、「オッサン議員が~」みたいなコメントも散見されたけど、男性議員だっていう報道だった?
なぜ私はこうも学習しないんだろうか、、
数年前に蒔いた種が、このなにもない日常に突然花を咲かせたかと思うと、そういえば触れてはいけない毒を持っていることを思い出したような感じ。
近年はもう、結婚も、付き合うとかも、もうすっかり諦めて、人生設計でもたてるか、といった境地で過ごしていた。
当時アラフォーに差し掛かって、最後のチャンスとばかりに始めたマッチングアプリで知り合った人がいた。
何人か会った中では一番年齢が離れていて、でも一番誠実そうで、お酒もよく飲み、割と話も盛り上がったような記憶がある。
マッチングアプリってそういうもんだろ派の人もいるかもしれないが、これは私的には大きな失態となって後々頭をもたげることになる。
当時は少し荒れていて、やってしまったという後悔はあれど、もういいやどうでも、と思っていた。
そこから、半年に一回ぐらいのペースで連絡があり、会えそうであれば会い、飲んで何度かセックスをした。
昨日久々に誘われて、またセックスした。なんかすごく悲しくなってきて、この一言を言えば絶対終わるなあという一言を発した。
これどういう関係?と。
酔っ払ってたけど、少し泣いたような記憶がある。
朝、再度、どうする?と迫ってみた。
絶対にもう二度と会わないことになることは承知で、そう言わせようと思った。
都合よく思っていたことを素直に謝られて、血を吐きそう。
私にとっても都合が良かったのに、もう二度と会えないと思うと、とても会いたくて泣いている。
これ何?本当に好きだったとは言えなくない?
なんでこんなにつらい?
遊ばれてる方がつらいよね?
匿名ダイアリーって「増田」って略すんですね。謎の親近感です。
勘のいい人なら分かると思いますがわたしはNEWSのファンです。
かつてはもうひとり、いたはずの推し。
彼にまだ希望を見いだそうとする自分と、一刻も早く切り捨てたい自分がいました。
けれどそれもやがて落ち着いてきて「見えないところで元気でやっていてくれよ」と思っていたんです。
しかし、最近になってふたたび傷を抉られることが増えたので、いたたまれずどこかに気持ちを吐露したくなったのです。
*
ジャニーズには「担当」という文化があり、有り体にいえば「最推し」に近いものですが、今回これが誰かというのは本題には関係ないし、要らぬバイアスとなるので明言しません。
が、少なくとも辞めた彼の「担当」ではないです。
まあ箱推しというやつだと思ってください。
*
NEWSとNEWSファン(ファンの間ではチームNEWS、と最近呼称されることが増えました)にとっての記念すべきライブツアーが先日オーラスを迎えました。
『STORY』
それは、『NEVERLAND』『EPCOTIA』『WORLDISTA』と、「NEWS」の文字を冠する4作に及ぶアルバムを引っ提げたツアーの完結編でした。
ツアーは年に1度、4年がかりの大物です。
しかし『STORY』は延期となり、実際は足掛け5年の大プロジェクトとなりました。
それがついに感動のフィナーレを迎え、余韻に浸りつつも、次も楽しみだなあとワクワク。
ですが、このフィナーレに水を刺される出来事があったのです。
辞めた彼、の現在のファン達による、歪んだ解釈による……「下げ」や「勘違い」をわたしは目にしてしまいました。
目にしなければ良かったのでしょう。
ですが、わたしはどうしても彼にまだ希望を持っていて、彼なりにひとりでの活路を見出す瞬間(あるいはもう二度と立ち上がれない瞬間)を見るまでは落ち着けなかったのです。
今の彼は、あまりにも中途半端に映るので、わたしの気持ちもずっと宙ぶらりんなのです。
わたしの持て余した気持ちはさておき、見てしまった言葉はとにかくショックでした。
NEWSが理由なく貶められている言葉(彼との対比のためという馬鹿げた理由はありますが)
未だに、いつか4人に戻る、あるいは何かの拍子にまためぐり合うという幻想なのか、3人のステージに対して勝手に彼の姿をねじ込む様子
ツアー直後発表された新曲にさえ、彼のパートをねじ込もうとする人
延期になって「2020」のタイトルのままだったツアーが終わったことで「あけおめ!」と言ったら、それも言葉尻を取って難癖をつけるなど
……3人にも、1人にも、大変失礼です。
彼自体にも通じるのでしょうが、彼の現在のファン達があまりにも無神経で、わたしは大変にショックを受けました。
多くのNEWSファンが(あんな辞め方をしたのだから)彼に戻って来て欲しいわけではないし、
彼自身が会見や著書で述べていた言葉を読み解く限りは、ひとりの力を試したいということですので、戻ってくるつもりもないでしょう。
彼が生放送でグループ時代のソロ曲をリクエストされ困っていたという話を聞きました。
彼の退所(翌)日を独立記念日として祝おうという話で盛り上がっていました。
彼が落ち込んでいる様子をSNSで示唆した時も心配する声はなく、彼以上のポジティブモンスターたちは、何やら的外れなリプを送っていました。
顔色や、酒で浮腫んだ顔にも気付かない。
彼のことを見ているファンがいるようには思えません。
彼も心配する声を誹謗中傷と取ったのかYouTubeのコメントから消したり、愚かなことをしていますが……
その結果残った人たちは「彼を推している自分が好き」な人たちのような気がしてなりません。
そして彼がどう思っているかはお構いなしで、いたずらに自分の欲望を押し付けているように見えます。
彼はすごい。1人でも、3人よりすごい。
そう言いながらも、4人に戻る日を願っていたりする。
それでいて、3人のことを下げる。
矛盾してませんか?
下げるのもダメですが、下げるなら「1人になってよかったね」と彼に言う方が道理に適っています。
「やっぱ3人じゃだめだ、彼がいないと」
それは3人で進んでいるNEWSにも、
1人で行くと決めて1年経つ彼にも、
すっっっっっっっっっっごく、失礼。
NEWSに幻影を求めるのは、何故ですか。
彼が決めた道を応援すると言いながら、
彼がグループの名前を無闇に出すのは辞めたり、グループ時代の曲は歌わないと明言したりしているのに、
彼が後ろを向かないと決めたことを
後ろから引っ張るのはなぜですか。
もうすっかり別々の道なのです。
わざわざ草むら掻き分けてこちらまでくるのは、彼ではなく、彼のファンです。
彼のファンが掻き分けてくるから、わたしはその隙間から見えてしまいました。
わたし以外にもいっぱいいたでしょう。
彼も最初のうちはそうでしたが、今は彼なりに模索しているように見えます。それがいいのか悪いのか、判断がつくほど彼の動向をつぶさに追ってはいませんが。
少なくとも、彼自身の行動で「まだ元カノ引きずっている人」みたいなのは減っている気がします。
草むら掻き分けるどころか、火炎放射器で道切り拓くレベルで、こちらに攻撃してくるので、どうしても、普通にファンをしているだけで、何かしら感じます。
アリーナ席で特効の炎横だった時ぐらいの熱さです。
誰が得するんでしょうか。
アリーナ席はお得ですが、今はただの道端で特効の炎です。
嫌です。
*
長くなりましたが、まだ続きます。
ごめんなさい。
この一投稿で終わらせたくて。
『STORY』についていたJr.のひとりが、オーラスの日に「これをもって卒業する」という話をしました。
自分はJr.のファンではないし、NEWS以外のジャニーズのライブのことはよくわからないのですが、こういう時間を設けられるのは珍しいことのようです。
おそらくかなりの人数が観ている中、Jr.はNEWSや他のJr.たちに「がんばれよー」と見送られていました。
Jr.のひとりはオーラスで感極まったのもあってか、中盤戦にも関わらず大号泣していました。
そういえばこの文章を書いている途中でちょうどその卒業したJr.、ハルキくんが、Twitterを告知しました。
ずっと芸名を使い、裏方に徹し、写真なども上げずになんと2年前からやっていたようでした。
周りの仕事仲間や友人もよく情報を漏らさなかったなと驚きました。
今日までJr.のファンである友人ですら知らなかったのですから、相当です。
そういう信頼を感じるからこそ「相談の上」の言葉にも納得が行きました。
きちんと相談して、かつNEWSのライブだけは、4部作だけはやり遂げたいと、そういう意思を感じました。
だからこそ「がんばれよ!」と送り出してもらえるのだと。
Jr.のファンである友人がそのことをツイートした時、なぜか前に辞めた彼のファンから反応があったんです。
文脈を捉えず「3人以外の4部作への思いがある人」というような話を「彼」のことだと思った人や、
Jr.の彼だけそういう風に温かく送り出して、こっちはなんの礼もないなんて3人はひどいだとか、
なんともまあ、呆れました。
壮大なプロジェクトの最終回を捨てていった人よりひどい人がいるでしょうか。
わたしは忘れていません。
ついて来れないなら仕方ない、と言った彼のことを。
だからどうか見えないところで元気にやっていてね、と。
そう思うのが精一杯だったんです。
けれど見えないほど遠くに「スピード感」を持って走り去ってはくれないし、
ロックンロール…転がり落ちていくわけでもなく、
スターダムを駆け上がり、再び相見えるかも、と思わせるわけでもなく、
悲しかった。
わたしはまだNEWSのファンになる前、テゴマスの曲が好きで、音楽プレーヤーにアルバムがぜんぶ入っていました。
けれどジャニオタの友だちがいるわけでもないので、わたしは「ファンクラブに入ったらライブに行ける」という発想もありませんでした。
そもそも好きなアーティストのライブに行く、という発想すらなかったけど。
NEWSのファンになった時、ファンクラブ入ってればいつかテゴマスのコンサートにも応募出来るんだ!
と、思いました。
わたしがファンになってから今日に至るまで、テゴマスのコンサートは15周年ライブの1曲だけでした。
今後も行ける日は来ないでしょう。
こういう時、いつか復活するかも、と本当なら言いたい。
NEWSが好き、と言いながら辞める人に。
ついて来れないなら仕方ないという人に。
今後あの3人とも、事務所とも関わって欲しいとは思えません。
STORY参加出来なくてごめん。
急に辞めてごめん。
暴露本みたいな本出してごめん。
……3人にもまだ言ってないかもしれません。
自粛になって今が辞める時だと思った。
みんなに正直に今までのことありのまま伝えたかったけど、うまく伝えられなくてごめん。
……そういう言い方をしました。
そんな人のことをもう信頼できません。
しかし、最近はNEWSの話題を不用意にすると色々良くないと思ったのか、控えているように感じます。
だからまた、わたしは穏やかに「早く遠くで元気にやってね」と思います。
3人を、誰かとの比較でもなく、シンプルに、純粋に推したいからです。
それは彼じゃなくて、彼のファンがやっていることではあります。
ライブには散々文句を言いながら、それを超える飲食に関わるイベントを全国で展開しようとする彼は応援をするファンが、です。
でもそういうファンを育ててしまったのは、間違いなく、偶像たる、矛先たる彼本人です。
そういうファンの存在で、彼自身に魅力を感じても躊躇した人もいるかもしれません。
(まあそういうファンはどんなところにもいますが、彼のファンは異様です、数が)
結果として受け止めるのは、彼ですし、結果を変えるのも彼の言動ひとつで決まることだと思います。
いまの本人の動き次第では変われます。
でもきっと、いい方向に向かうように動くことはきっとないだろうと思っている自分もいます。
それほどに、彼に対する信用はもう無いのです。
*
今の彼に対する信頼のなさはもうどうしようもないと思っています。
せめてどうか遠くで元気に、これに尽きます。
しかしそういった言動によって過去も塗り替えられてしまいました。
そして今の彼の素行が見えることで、じゃああの時のアレも実は……と不安に思わせる要素になってしまった。
そんな不安や落胆がチラつくから、わたしは4人時代の音源や映像を見るときはかなり気合いを入れて臨まねばなりません。
あの時4人は最強で確かに素晴らしく、間違いなくいい思い出です。
今3人になっても変わらずNEWSは最強でいてくれます、わたしにとって。
4人のことを無しにするとか、あの時より3人がいいとか、そういう話じゃなくて、どっちもNEWSで、いつだって最新が最強、それだけのことで良かったんです。
そんな気持ちさえ踏みにじってしまった彼の言動をわたしは一生許さないでしょう。
わたし(あるいはわたしたち)に「3人の方がいいし!むしろ今最強だし!」と言わせた彼の愚行を、一生恨むでしょう。
いつだって9でも8でも6でも4でも3でも、その瞬間の「NEWS」が、かっこいいと思えたら良かったんです。
「4のNEWS」の思い出を塗り替えてしまった、切り出して、開いてしまった、歴史を壊すような行為をわたしは、許したかった、時間の経過とともに許せそうだった。
3人がNEWSの歩みを進めて行くのを見てわたしはそれはもう、最高の気分でした。
思い出すだけで泣けるぐらい、感動しました。
そこに横槍を入れて、比較してわざわざ下げて、そのことで彼を上げる材料にされた。
それでまた、思い出をズタズタに引き裂かれたと思いました。
NEWSを話題に出さなくとも、人を慮るところのない言動や、知ったかぶり、そして謝ることをしない様子。
わたしも覗きに行ってしまうのだからまた、風穴を開ける側の人間なのかもしれません。
しかしわたしは、3人と比べて、などではなく、彼が人として普通にだめな人だと思います。
人として、です。
その人として懸念がある行動を見かけるたびに、
それを指摘しないファンが、NEWS(とそのファンには)には何か言ってくるたびに、
辞め方によって、会見によって、暴露本によって、
今の姿が退所してからのものではなく、ひた隠しにされてきただけだと知ったから。
そういう真実をありのまま教えてくれたことを一生根に持ちます。
だってわたしはもう「昔の4人」を見るたびに傷を抉られないといけなくなってしまったのだから。
わたしのけじめとして色々書きました。
それは君のせいです、手越くん。
せめてわたしは君に無関心になりたいよ。
7年前の成人式の夜、俺を嫌っている同級生とキスをした。俺は、彼女を好きでも、嫌いでもなかった。でも、恋人が途切れると、あの夜のことを思い出す。
彼女と俺は、同じ苗字だった。世間的にはそうそう多くはないが地元にはままある、といった苗字だ。1学年1クラスの小学校で、たまたま俺の学年には彼女と俺のふたりだけだったせいで、「お前ら夫婦じゃ〜ん」だなんだとよくからかわれた。
どうやら彼女は俺を嫌っているらしいと気が付いたのは、小学3年生の秋のことだ。運動会の練習中、俺は組体操の逆立ちができない彼女を笑ってしまった。言い訳をするならば、子どもらしい、ささやかなちょっかいだったはず。しかし、彼女はふーっとため息をつき「そうだね、できないよ」と答えた。それは「強がり」というには冷たすぎて、俺は少し狼狽えた。
勉強のよくできた彼女は、からかいやふざけたノリを快く思ってはいないようだった。俺や俺の悪友たちがちょっかいを出しても、ほとんど気のない返事しか返ってこなかった。頭のいい男子とは、楽しそうに話している姿をよく見かけた。
中2の終わり頃、彼女が1つ上の生徒会会長と付き合っているという噂を聞くようになった。彼女とよく話していた生徒会のガリ勉が、あからさまにショックを受けていた。俺は、なるほど、順当だな、と思ったくらいだった。要するに、そのくらい、彼女と俺との間には壁のようなものがあったのだ。
優等生だった彼女が成人代表の挨拶をしている間、俺は市営ホールの座席でパズドラをやりながら、隣のやつとこそこそ話していた。集合写真を撮るとき、彼女は挨拶までしたくせにささっと端に立ち、控えめに微笑んでいた。俺は、ばあちゃんに買ってもらったポールスミスのスーツを着て、真ん中でふざけたポーズで写真に写った。
成人式当日の夜、小学校のクラス会があった。任意参加だから初めから気心の知れた友達と飲んでもよかったのだが、俺は何となく成人式特有の空気に流されるようにしてお仕着せのクラス会に行った。
彼女と何年ぶりかに話をしたのはそのときだ。俺にだけ冷たいと思っていた彼女は、酒を飲んで上機嫌に笑っていて、なんとなく寂しいような気がした。大人になってもツンケンされるほど、気を許されているわけでもないような気がして。
「ぶっちゃけ、俺のこと嫌いだったっしょ?」
酒の勢いで、聞いてみた。「実は好きだった」とか、「素直になれなくて」的な答えを期待していなかったといえば嘘になる。
ところが、彼女から返ってきたのは、「……わかる?ごめんね、私ほんと子どもだったから」という肯定の言葉だった。彼女は当時の心情をオブラートに包み、ていねいな言葉で謝罪してくれた。早熟だった彼女はからかいやちょっかいといった面倒なやり取りが嫌いで、うるさくてやかましい男子に、嫌気がさしていたという。そこに「同じ苗字」で「やかましい」俺が、ぴったり合致していたのだと。
俺は、「ほんとごめん、俺うるさかったよな」と答えるしかなかった。
有り体に言えば、俺にとって彼女は「好みの女」ではなかった。「うるさくてやかましい小学生男子A」から、「うるさくてやかましい中堅グループのA」になった俺は、それ相応の相手と付き合いたいと思っていた。だから、それまで付き合った相手はスカートを2,3回折り、前髪をカラフルなピンで留めるタイプの女子だった。その点彼女はどこまでいっても「品行方正な優等生女子」で、制服のスカートは膝丈、髪を巻いているところを想像できるようなタイプではなかった。
大人しくて華やかなグループに属しているわけではない彼女だから、うまくやっている俺のことを憎からず思っているとしてもおかしくない、そんな驕りがあったのだ。蓋を開けたら、満更でもないと思っていたどころか、嫌っていたという。俺が幼い頃感じた衝撃は、何も間違っていなかった。
俺が不相応なショックに打ちひしがれているあいだ、彼女は俺をフォローしてくれていた。テニスで県大会に出たんでしょとか、そのスーツおしゃれだねとか、穏やかな口調の褒め言葉で。俺はものすごく恥ずかしくて、酒をがんがん飲んだ。すると、必然的にトイレに行く機会が多くなる。彼女はその度に「大丈夫?飲みすぎてない?」なんて声をかけてくれて、俺は自分の小ささを自覚させられた。
そのうち俺は彼女に嫌われていた自分が嫌になってきて、彼女の話を聞きたくなった。酔っているふりをして彼女の大学の専攻のこととか趣味の話とかを聞いているうちに、彼女は「ふつう」に笑ってくれるようになった。
一人の人間として見た彼女は聡明で、話も面白かった。俺もそれなりには大人になっているわけだし、無闇に彼女をからかおうと思わなければ「ふつう」の会話ができる。彼女は俺が持ち出せる精一杯のゴシップや下ネタにもくすくす笑ってくれて、まるで「ふつう」の友達みたいだった。俺が何の気無しにかけていたちょっかいがなければ、もう少しいい関係があったのかもしれない、そんなふうに思ったりもした。
2時間くらい、飲んでいただろうか。もう一軒行こうか、という話が出始めると、彼女のところにはわっと人が集まった。優等生タイプの男女以外にも、陽キャグループの奴もいた。俺はといえば、携帯に同じテニス部のメンツで飲もうという誘いと高校の同級生で集まろうというメッセージが届いていて、彼女と同じ店に行く流れは微塵もなかった。
友達が会計にもたついていたせいで、彼女はもう店の前にはいなかった。駅の方に少し離れて、はしゃぎながら歩く集団の端を歩く彼女が見えた。店の前で騒いでいる友達を置いて走って、彼女を呼び止めた。「忘れ物が」とかなんとか、適当な理由をつけたと思う。
「なあ、ホテル、行かない?」
冗談めかして尋ねると、彼女はあははと笑って「いいよ?」と言った。もちろん、それも冗談だ。「じゃあさ、思い出にキスしていい?」ふざけた口調で続けたら、彼女は笑って一歩俺に近づいた。
どこまでやっていいのかまごつきながら肩に手をかけると、彼女は俺の頭に手を回して唇を押し付けてきた。学生時代、ちょっとぽっちゃりしていた彼女は大人になっても胸と尻がデカく、思わず抱きしめたら胸がむにゅと潰れるのがわかった。街灯に照らされた首筋が真っ白に見えた。唇は柔らかく、ほのかにビールの匂いと、りんごのような香水の匂いが混ざって、酔っ払っている頭がぐらっと煮えたぎるような感覚がした。思わず口を開けると、ぬるりと熱い舌が俺の舌を絡めとった。
長いのか一瞬だったのかもわからないキスは彼女の意思と彼女の行動によってのみ行われ、俺は「される側」でしかなかった。唇を離した彼女は俺の背中を軽く叩いて、「またいつかね」と言い残し、友達を追いかけて戻っていった。
やっぱり、彼女は「好みの女」ではない。だから、このキスを思い出すのは、数ヶ月から数年に一回、女に振られた時だけだ。「またいつか」はくるのだろうか。そのときがくるとしたら、どこまで許されるんだろうか、とか。
今でも付き合うのはスレンダーな女ばかりだけど、動画を探すときは「ぽっちゃり」だの「むっちり」だの検索してしまう。別に、彼女の夜の顔を想像しているわけではない、そう言い訳しながら。