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はてなキーワード: 海の底とは

2019-09-21

ここ1年でよく聞いたバーチャルシンガーとその仲間大賞

ここ1年でよかったVsinger、あるいは歌系バーチャルYouTuberをあげる。

  1. YuNi(独立系/upd8)
  2. AZKi(イノナカミュージック/ホロライブ
  3. 天神子兎音(独立系
    • おすすめ曲「天ノ弱」(39万回再生)「ヒビカセ」
    • シャウト、がなりがすき
  4. 緑仙(にじさんじ
  5. 周防パトラ(ハニーストラップ/upd8)
  6. キズナアイ(upd8)
  7. 燦鳥ノム(独立系
  8. 蒼月エリ(引退
    • 「蒼い蝶」「なんでもないや」「花瓶の花」
    • すき






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2019春夏オールジャンル anond:20190908004020

2019-09-16

カチカチ山の最後

たぬきは、海の底に沈んで帰ってこない。

2019-08-24

anond:20190824053718

朝焼け小焼けだ

大漁

大羽鰮の

大漁

浜は祭りのようだけど

海の底では何万の

鰮のとむらい

するだろう

2019-05-29

好きなVtuber

妄想乙としか思わなかった日記がありえないぐらいパズってるのを見て、

もしかしてオススメの子紹介したら動画見に行ってチャンネル登録してくれる人が何人かいるのではないかと思った。

なので、5人ほど放出してみる。

1.銀河アリス

先日1週年のライブ成功させたばかりのお銀こと銀河アリスちゃん

地球人類を幸福降伏させる事を目的活動している宇宙人

魅力はなんと言っても毎回変わる猫ちゃんとの掛け合い。様々なバリエーション猫ちゃん達とお銀のどこから出てきたかからないとんでも回答

は見ていてとてもおもしろい。

特にクロちゃんと呼ばれる猫ちゃんとの関わりが非常に良い。正直いろいろあるけど、やっぱりクロちゃんなんだよなーってなる。

でも、クロちゃん最近別の猫に嫉妬しているらしい。クロちゃんかわいいな、本当に。

そんな普段はぼけぼけなお銀なのに踊りになると一転、とても激しい動きとかっこいい動きが合わさって魅了されてしまう。

ライブみたいな生で見ると迫力が本当に凄いので、Vtuberってゲーム実況雑談しかしてないって思っている人は是非一度見てみて欲しい。

後この運営会社ライブ世界を変えるそうなので、どんな未来を見せてくれるのかも楽しみ。この前のライブは正直期待度以上だった。

https://www.youtube.com/channel/UCT1AQFit-Eaj_YQMsfV0RhQ

2.有栖川ドット

Vruberって3Dか、2Dの絵が基本の中、二次元ドット活動しているため、結構特異な子がドットちゃん

毎回過去の名作ゲーム世界修行に行くのだが、本当に自分ゲームの中に入って冒険しているので、

毎回次はどこに行くんだろう?って楽しみになる。

https://www.youtube.com/channel/UCHb8IFQ1xGZTmt2rygOw3tw

3.エルセとさめのぽき

海の底音楽活動をしているエルセとさめのぽきの二人組音楽Vtuber

出しているオリジナル楽曲が全部海をテーマにしている楽曲なので、連続で聞いているとテーマが分かりやすくて非常に世界観に浸れる。

歌詞音楽もかなり良い。

楽曲もいいが、それぞれのMVが海をテーマに作り込まれているので映像作品としても素晴らしくて時々見返したくなる。

https://www.youtube.com/channel/UCLMC54YctropOupFX8jyz9A

4.根間うい

沖縄Vtuber最近活動し始めたばかりっぽいので多分まだそんな知名度高くない。沖縄Vtuberということで沖縄では一般的だけど、

本土では全然知られてない情報を色々教えてくれるので、雑学マニアからすると楽しい

https://www.youtube.com/channel/UCES4K104k-D2HthE46z9VHQ

5.電脳少女シロ

後少しで活動2周年。

ブーム初期からいて未だに毎日投稿継続

正直本人の仕事も守るべき物もどんどん増えていて本当に休めているのか、毎日投稿なんてやめても大丈夫だよってずっと思っている。

昔のサイコキャラからは脱して、動画も地味に改良が加わって見やすくなっている。忙しいのに本当に凄い。

とりあえず過去の奴は見なくていいか最近の奴をどれでも見てくれ。話はそれだけだ。

https://www.youtube.com/channel/UCLhUvJ_wO9hOvv_yYENu4fQ

2019-04-29

ギャグ漫画を描きたい

 努力継続するのには、才能が要ると思う。

 と、いうのは何年か人間をやってみてつくづく実感した事だ。

 小学生の頃は漠然と、「まあ、大人になればなりたいものになれているだろう」と考えていた。

 そんな私が、思い描いていた己の夢に対して、何かしらの努力を積み重ねたかというと、そりゃあ多少は頑張った事もあるが、現実はほぼゼロに近い。

 ギャグ漫画家になりたいと考えていた。

 でも、私は「ギャグ」がどういうものかなんて一度も研究した事が無い。落語お笑いも今一つ興味を持てないで大人になった。

 そもそも漫画の描き方を勉強した経験もないし、絵の練習をまともにやった事すら無い。

 子供の頃はよくアホ面で絵を描いていた。算数社会の授業が嫌いだったから、ノート教科書の隙間によく下手糞な落書きをして、先生に見つかっては呆れ顔で注意されていたっけな。

 中学校に入っても絵を描く意欲は持っていた。とても上手な先輩が居て、彼女の絵を見るのが好きだった。自分もこういう絵を描けるようになりたいと思った。

 美術部に入って、真面目に勉強しようとは考えていた。でも、身体の弱い私を心配した家族担任相談して決めた結果、強制的サッカー部に入部させられる事になった。怒られるのが嫌いだったから、部活動には真面目に励んだ。いくら頑張っても運動音痴なままだったけど、卒業式の帰りに、顧問先生に引き留められて、抱き締められながら「よく頑張ったな」と言われた時は、なんだか報われた気がして、泣きそうになった。

 いつの間にか絵を描かなくなった。自然に。多分、部活動に夢中で、余裕が無かったから。

 高校生になって、独創的で可愛くポップな絵を描く少女出会った。彼女は私のことが嫌いみたいで、近寄ると冷たい対応をされたけど、私は彼女の事が嫌いじゃなかった――というより、私は彼女の絵が好きだった。

 影響されて、久し振りに絵を描いた。でも、描いても描いても納得が行かなかった。絵を描こうとするたびに、絵を描くのがつまらなくなって行った。

 彼女みたいな絵を描きたい。それだけだったのに。

 私は絵を描くのをやめた。

 物語世界に浸るのはとても好きだ。だからアニメも見るし、漫画もよく読む。ゲームも頻繁にやる。

 私は眼があまり良くないし、集中力も人より低いと自認している。だから映画だけは、本当に琴線に触れたときしか見ない。

 閑話休題

 中学校で一度だけ、鬱病になって引き籠っていた時期がある。復学したときに、クラス担任が新任の若い先生になっていた。

 彼は私と仲良くしたかったみたいで、よく趣味や好きなものを聞かれていた。でも、特に思いつかなかった。その時期は本当に、何にも没頭できず、打ち込むことすらできず、死んだ魚の目でぼうっと生きていた。好奇心すら砂塵ほども存在しなかった。

 さて、新任の先生は本と映画がとても大好きな人で、私にもそういう自分趣味を勧めて来た。はじめて渡された本は、有川浩の「海の底」、「フリーター、家を買う」、「シアター!」の三冊。

 「気が向いたときに呼んで欲しい」――そう言われた私は、放課後の自室で、ベッドの上に横たわりながらぱらっと本をゆっくり捲りながら、「海の底」を読み進めて行った。

 とても、面白かった。ただの文字列が鮮明な映像に変わって行く感覚は、台詞ひとつひとつが声をとして再生されて行く感覚は、とても奇妙奇天烈だけど楽しくて、己の感性に訴えかけてくる何かが、確かに私の胸を惹き付けて堪らなかった。だから、私は次々と本を読み進めて行った。

 それから、私と先生の奇妙な関係卒業まで続いた。おすすめの本を貸して貰って、私も自分で買った本を先生に貸して、読み終わったあとにお互いの感想を交換する。

 自然と、私の読書量は増えて行った。教科書を読むのは嫌いだったけど、小説を読むのは難の苦も無く出来ていた。

 高校に入ってから幾何か落ち着いたけど、それでも本を買って読む習慣は、いつまでも続いて行った。

 本を読み耽る趣味が出来て、私も何かしらの物語を書きたいという欲が出て来た。

 見様見真似で文章を書いて、それをインターネットにいくつか上げた。

 はじめは、酷評アドバイスも素直に受け止められていた。だけど、自分文章自分なりの拘りが出来て行くたび、評価が怖くて誰にも見せられなくなって行った。

 ランキング上位に来ている小説を読んで、なんでこんなものが? と考えるたび、自分の才能や資質を疑うようになる。

 そして、何の努力もせず、単に良い評価だけを得たかった己を自覚して、恥じ入って、とても死にたくなった。

 もしかしたら、あの駄文は、とても拘ったシナリオ構築のうえで成り立つ、とても凄い小説なのかもしれない。

 あるいは、このサイトの客層やニーズを考え、需要のある設定とキャラクターを考えて作られた、評価されるべくして評価される小説なのかもしれない。

 私には、とてもそんな事はできない。私は自分の好きなものしか書けない。書きたくも無い文章を書くのは、苦痛しかないし、文章を書くという行為は多大な体力を消費する重労働だ。

 案ならいくつでも浮かぶ――だけど、推敲する度に、これで良いのかという疑念が湧いて来る。読み返す度、自分文章がつまらなく感じて行く。ジレンマの中で、私は筆を折った。

 今でもたまに、何かしらの物語を書きたくなる時がある。

 そのたびに、得るものが欲しくて小説を読み始める。義務的にはじめた読書は、とても苦痛に感じてつまらない。読みたくて買った本を棚にしまって、現実逃避をはじめてしまう。心の中に生まれたどろっとした何かが、気分を悪くする。

 一種の習慣と化していた創作行為が、私の心を蝕んでいる。

 ギャグ漫画家になりたいと、今でも考えている。

 絵が下手でもいいから、ギャグセンス大衆受けしなくてもいいから、何かしらの何かを遺したいと思っている。

 努力継続するのには、才能が要ると思う――そんなのはただの言い訳だ。そんなことは、分かってる。

 ただの怠惰人間言い訳だ。無産の人間が尤もらしくほざいたところで、現実は何も変わらない。

 でも、言い訳をしていないと、自己正当化をしないと苦しくて何もできない自分も居る。

 どうすればいいのだろうか。もう、何も分からない。

 取り敢えず、気が向いたら絵を描こう。そう思った。

2019-01-23

古代カロリー栄養だった

カロリーは毒である

あればあるほど健康を損なう

電気仕掛けの絵箱に据え付けられた振動増幅器がそんな言葉を繰り返す。

遠くの空から飛んできた電気の波が、海の底から流れ込んできた光の束が、カロリーいか健康に害をなすかを諳んじるようになり幾星霜。

健康飲料とは体からカロリーを追い出す飲み物の事となり、健康食品とは食物繊維ミネラル含有量に対してカロリーが低い合成食品名前となった。


古代カロリー栄養だった。

カロリーこそが栄養だった。

種族を問わずあらゆる動植物が反映するか滅びるかを決めるのは安定したカロリー確保の如何であった。

時は流れて、人類飽食を知る。

穀物による人類奴隷化と、人類による動物家畜化が同時進行するうちに、人類の中から一握りの貴族が生まれた。

貴族達は美食を追い求める中ですでに食べたものを吐き出す術を身につける。

カロリー破棄の原点である

より美味いものをより沢山食べるためにカロリーを悪として捨てる時代ゆっくりと幕を開けた。

それから幾度も王が変わり帝が変わり、平民カロリーを毒と扱う時代が訪れた。

古代カロリー栄養だった。

その時代は遠い昔に過ぎ去った

2018-10-15

anond:20181015165601

シッシッ、お前は海の底棺桶の中でずっと眠ってろよ

2018-09-28

2005年から2010年までのライトノベルサイト杯上位10作品

2005年
ある日、爆弾が落ちてきて15票
わたしたちの田村くん111
海の底9票
戦う司書と恋する爆弾9票
円環少女18票
荒野の恋17票
白い花の舞い散る時間7票
終わりのクロニクル77票
戯言シリーズ ネコソギラジカル6票
ウィザーズ・ブレイン5下6票
古典部シリーズ クドリャフカの順番6票
紅16票
ディバイデッド・フロント36票
2006年上半期
狼と香辛料216 票
小市民シリーズ 夏期限定トロピカルパフェ事件14票
“文学少女”と死にたがりの道化13票
とらドラ!110
荒野の恋210
侵略する少女と嘘の庭8票
トリックスターズD7票
薔薇のマリア57票
抗いし者たちの系譜17票
ミッションスクール6票
お・り・が・み66票
さよならいもうと6票
永遠のフローズンチョコレート6票
2006年下半期
新作部門既存部門
ラジオガールウィズジャミング16票“文学少女”と繋がれた愚者30票
空とタマ15票化物語15票
クジラの空14票銀盤カレイドスコープ915票
煌夜祭12狼と香辛料314票
銀月のソルトレージュ19票空ノ鐘の響く惑星で1211
TOY JOY POP9票GOSICK 610
暗闇にヤギを探して19票カーリー210
赤朽葉家の伝説8票円環少女49票
ヤクザガールミサイルハート8票図書館戦争シリーズ 図書館内乱9票
ボトルネック8票BLACK BLOOD BROTHERS S38票
とらドラ!38票
2007年上半期
新作部門既存部門
人類は衰退しました128黄昏色の詠使い216票
ミミズクと夜の王24バカとテストと召喚獣216票
声で魅せてよベイビー19票BLACK BLOOD BROTHERS 715票
冬の巨人17トリックスターズC PART213票
DDD 116票神様のメモ帳213票
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん113票フルメタル・パニック!913票
リフレキス神話・Good by12とらドラスピンオフ!112
樹海人魚12扉の外212
麗しのシャーロットに捧ぐ9票レジンキャストミルク712
零式9票“文学少女”と穢名の天使12
カナスピカ9票
2007年下半期
新作部門既存部門
時載りリンネ!231“文学少女”と月花を孕く水妖34票
さよならピアノソナタ125票とらドラ!629票
暴風ガールズファイト224クジラのソラ420
アストロノト!120バカとテストと召喚獣319票
DOORS 119票人類は衰退しました216票
ドラゴンキラー売ります14票Fate/Zero416票
鉄球姫エミリー213票古典部シリーズ 遠まわりする雛15票
カッティング ~Case of Tomoe~13票円環少女614票
幽霊列車とこんぺい糖12流血女神伝813票
ギャルゴ!!!!! 111図書館戦争シリーズ 図書館革命12
狼と香辛料612
2008年上半期
新作部門既存部門
ベン・トー243票バカとテストと召喚獣426票
とある飛空士への追憶41票とらドラ!722票
生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録233スプライトシュピーゲル421票
SH@PPLE―しゃっぷる―230票傷物語17
君のための物語20神様のメモ帳317
龍盤七朝 DRAGONBUSTER 116票“文学少女”と神に臨む作家13票
ミスマルカ興国物語214票人類は衰退しました312
ロミオの災難13票BLACK BLOOD BROTHERS 912
旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。11さよならピアノソナタ211
ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。11アストロノト!311
ぶよぶよカルテット11ダブルブリッド1011
オイレンシュピーゲル411
円環少女811
2008年下半期
新作部門既存部門
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~45票さよならピアノソナタ448票
俺の妹がこんなに可愛いわけがない234票“文学少女”と恋する挿話集143票
境界線上のホライゾン1下32票とらドラ!929票
ラノベ部127票生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録119票
プリンセス・ビター・マイ・スウィート24偽物語19票
ばけらの!123時載りリンネ!417
迷宮街クロニクル119票バカとテストと召喚獣517
銀色ふわり14票アンゲルゼ416票
放課後の魔術師213票円環少女915票
Gunning for Nosferatus 112ANGEL+DIVE 314票
2009年上半期
新作部門既存部門
ソードアート・オンライン146票とらドラ!1035票
ロウきゅーぶ!240票小市民シリーズ 秋期限定栗きんとん事件31
電波女と青春男227票ベン・トー328
サクラダリセット125票偽物語24
星図詠のリー20BLACK BLOOD BROTHERS 1122票
アクセル・ワールド220ラノベ部219票
這いよれ! ニャル子さん119票“文学少女”見習いの、初戀。18票
原点回帰ウォーカーズ218票鉄球姫エミリー518票
耳刈ネルリと奪われた七人の花婿18票戦闘城塞マスラヲ517
プシュケの涙17迷宮街クロニクル217
2009年下半期
新作部門既存部門
紫色のクオリア49票さよならピアノソナタ encore pieces34票
僕は友達が少ない242票ソードアート・オンライン325票
クロノ×セクス×コンプレックス127票ベン・トー422票
龍盤七朝 ケルベロス127票耳刈ネルリと十一人の一年十一組22票
15×24 618票テスタメントシュピーゲル120
ぷりるん。16票ラノベ部315票
ピクシー・ワークス15票バカとテストと召喚獣715票
[映]アムリタ15票境界線上のホライゾン2下14票
シュガーダーク14票戦う司書絶望魔王14票
鷲見ヶ原うぐいすの論証13票円環少女1013票
神様のメモ帳413票
とある飛空士への恋歌313票
2010年上半期
新作部門既存部門
空色パンデミック238票ベン・トー5.546票
ココロコネクト235票戦う司書世界の力20
さくら荘のペットな彼女231僕は友達が少ない320
東京レイヴンズ129票ソードアート・オンライン420
なれる!SE 118票サクラダリセット219票
うちのメイドは不定形15票神様のメモ帳519票
神明解ろーどぐらす215票境界線上のホライゾン3上17
絶望同盟12人類は衰退しました515票
シュガーアップルフェアリーテイル112迷宮街クロニクル415票
羽月莉音の帝国212ミスマルカ興国物語715票
七花、時跳び!12

2018-09-15

はてブはもう終わった

有用情報ピックアップするサイトとしてのはてなブックマークはもう終わった。

差別ネタ増田大喜利ばっかホッテントリに上がってきて情報価値がもう殆どない。ワイドショー化してるとでも言うべきだろうか。

かつては(自称頭脳明晰ブックマーカーブックマーカー以外のキチガイを叩くという構図だったが、今はキチガイブックマーカーを別のブックマーカーが叩くケースが多い。

そして厄介なことにキチガイ藁人形だ鏡だブーメランだといって絶対自分キチガイだとは認めない。認めるような奴がキチガイ活動を続けてるわけがないので当然である。それどころか最近自分思想正当化するためだけにわざわざTwitter等で反対の立場人間キチガイ発言を見つけ出してサンドバッグに仕立てたりする。(腹いせに殴ってるだけかも知れんが)

キチガイによるサンドバッグへの叩きコメントとそのキチガイを叩くコメントがどうでもいい記事ホッテントリに押し上げてめでたくはてブが無価値化していくのである

ここしばらくずっとキチガイを見てはキチガイって揶揄するブクマをしてたんだけど、上記の通りキチガイが何か変わることはないし、対立を煽ってるだけのゴミ記事ホッテントリ入りするのを手伝ってしまってるし、なによりはてなブックマークに怒らされてるように感じるようになってきた。もうはてなという場そのもの海の底に沈めばいいのに

2018-09-04

脅迫ってどっちも不幸になるだろ

脅迫してお金もらっても一回じゃ絶対足りない。どんどん要求したくなる。

される側も要求対処できなくなって殺人に向かう。

一度してしまったら最後

不幸の渦に飲まれて深い海の底に沈んでゆく。

2018-06-29

anond:20180629114652

それどころじゃなく

海の底」と「ここは最高!」でも韻を踏んでる。

ディズニー恐ろしい子…!

2017-12-22

デュシャンはあちゅう

 おお、はあちゅう。君は僕のミューズ美術館に囚われし姫。白鯨の住む大海原を優雅に泳ぐ人魚姫。清らかな、泉のような流れに逆らい、君を辿ればあたりは異臭。水は目に見えて濁りゆく。あたりは糞尿まさに下水。たどり着く先は便所小屋。きっとそこは、君が見たアンモニア香る素晴らしい景色が広がっているんだね。

 おお、はあちゅう。君は知っているか桜の樹の下には屍体、枝の先には熟れに熟れた実がたくさんたくさん実っていることを。傍ら君は、満開のサクラ色めくサクラ通りを、電気仕掛けの華やぎで演出することに勤しんでいたね。知ってるよ。その下にも屍体が埋まっているんだ。君はその屍体を、屍体たちの透明な苦しみを、海の巫女として色めく言の葉にして拡声器に載せ、またたく間に大海原をその言の葉の色で埋め尽した。ほんとうに圧巻だった。

 おお、はあちゅう。君がその傍らで、手に取り玩んだのは、大海原に映った桜の実の影だろう。それが象徴する苦しみは限りなく透明に近いブルーチェリー記憶を持つものしか真っ赤に見えない。おお、はあちゅう。僕はその色のない影に、色を、限りなく目立つ彩色を試みたんだ。おお、はあちゅう。君はやっぱり気づかなかった。僕は、君の知らないところで大海原に流れ薄れ溶けて消えていくその悲しみをぼんやり眺めていたんだ。

 おお、はあちゅう。君は清らかな海の巫女。君を取り巻く警備員が、拡散された言の葉の色の濁りをたしなめたね。それは僕の、僕たちの悲しみの色だったんだ。おお、はあちゅう。君は眩しい。目を覆わんばかりさ。君と僕たちが生み出す摩擦は火花を放ち、みるみる海を漂う言の葉を真っ赤に染め上げた。

 おお、はあちゅう。君は炎の歌姫。君の鎮魂歌虹色原油。おめでとう。君は油田を掘り当てたんだ。いつ海の奥底で地盤が動いたのかはしらない。たまたまそこから溢れたのが糞尿まみれの原油で、本当にたまたま君の真下だったんだ。君は、限りなく透明に近いブルーだったチェリーの悲しみが誰の目にもわかる熟れた警戒色に変わったのは何時?と歌う。コウモリのように、君を断罪する理由が黒い灰になって宙に舞い、空を覆い、世界太陽の光を失いほの暗くなった。悲しみと怒りと煽りが雑じったショッキングピンクグラデーション超音波、高音波、波と波がうねりぶつかりくだけ、大荒れが君の歌声を掻き消す。灰色が充満する世界で炎に照らされた君。おお、はあちゅう。君は、もう、真っ黒。

 おお、はあちゅうクー・クラックス・クランナチス・ドイツ。君もすっかり差別主義者。信じられるかい。君たちは、かつて私を悪から守るヒーローだったんだよ。黒人ユダヤ人童貞。その他、たくさんの悪を教えてくれたね。私は彼らを人間と思わず、ムチで打ち、十把一絡げに大量虐殺したんだ。でもね。海の底地盤が動いたんだ。こくじんはにんげん、や、ゆだやじんのくるしみ、そして、どうていのかなしさ、は鮮やかに色づいたんだ。一方、クー・クラックス・クラン白衣は黒衣に。カッコいい正義軍団ナチス・ドイツは糞尿まみれになった。はあちゅうは真っ黒。海の底の亀裂から海上に、吹き出した糞尿臭い原油の黒さは、君たち差別主義者を見分ける目印さ。

 おお、はあちゅう。君は知っているかライトポリティクスナイト存在することを。誰かの祈りの言の葉呼応して、どこからともなく現れて、海の底伝説の棒でぶっ叩くのさ。おお、はあちゅう。君が悪いのさ。まさか糞尿くさい原油溢れる亀裂の真上に君がいるなんて思いもしないじゃないか。君もびっくりだろう。でも警告はした。そしてそれは君に届かなかった。おお、はあちゅう。でも安心して君をひとりにしないよ。今、君を嘲笑して、バカにして、消えろって言っている私たちの内の誰かも、人間人間と思わず無知でムチを打ち、大量虐殺を楽しんでいるんだ。でもね。またいつか海の底地盤が動くんだ。きっとまた正義騎士が軽い感じに(ライトナイトライトに)伝説の棒で海の底をぶっ叩いて、吹き出した原油と糞尿がそれまで高らかに正義を掲げていた誰かの頭に直撃するんだと思う。

 ねぇ、はあちゅう。この現代アートバカみたいで笑えるだろ。もし君がこの額縁の中に真っ黒、糞尿まみれで存在しないならば。でも、だからこそ笑えよ。君を人とも思わない未来差別主義である私をも。

無題

むかつく。

男も女も大好きな人にはそんなに好かれないのに、そうでもないひとにもそれほど好かれてない。

嫌いな人に限って大好きな人から好かれていて、ああ私はあんなふうにできなかったから嫌っていたんだなと思う。嫌いな人はコンプレックスだ。

どんなに正当に嫌っていても私が悪い嫌いという感情を抱いた私が。でも絶対私は悪くない私以外に好かれながら私に嫌われるあいつがわるい。

こんなに書きなぐっていても大森靖子ブログみたいにファンは励ましてくれないし、かかわった人々はみんな私のことなんてどうでもよくて、靴擦れしてしまった足に絆創膏を貼りながら、私に絆創膏を貼れるのは私しかいないというのがどんどん浮き彫りになっていく。ファンなんていないからね

私はあのこに絆創膏を貼りたいけれどそれは不可能で、もし貼ったとしても傷口にテープが当たって悪化させてしまうような貼り方しかできないしあのこはそれをわかっている。

好きな人に大好きになってほしくて起こす行動は全部全部全部全部全部空回りで、でも好かれようとしなければ嫌われてしまう。すっごく深い海の底から、もがいてもがいて水面を目指すけど、もがけばもがくほど、水面がどっちなのかわからない。おぼれている、でも、誰も溺れているなんて教えてくれなし、溺れてると主張しても誰も耳は貸さない。

どうやったら上手く出来たかを、ずっと考えている。それはずっと間違ったこしかしてきていない気がしてるから

私が誰を見放しても、誰も困りはしないけど、私は、見放されたら死んでしまうみたいな人が多すぎて、生きていくのが、苦しい。

2017-08-14

昔見たアニメ

中学1年の時に見た怖いアニメが思い出せない。

深夜にやっていた外国アニメ

唯一覚えているシーンが、

海の底に沈んでいる缶詰のラベルに絵が描いてあって、

その絵の中にまた絵が描いてあって……という感じで主人公(確かウサギっぽいやつ)が段々バグっていく。

なんだったんだろうな。あれ。

2017-07-25

近代以降の軍隊で「若くてかっこいい指揮官」をどのように描くか問題

近代以降の軍隊、かっこいいよな。好きだ。

若くて溌剌としてイケメンだったり美少女だったりする軍の指揮官、いいよな。好きだ。

でもこの2つを両立させるのは難しい。王子として生まれれば自動的総大将になれた前近代ならいざ知らず、近代軍では元増田でも書かれてるように現実には20代軍人なんてかなり優秀なやつが大尉になるのがせいぜいで、軍勢を率いるなんて無理だ。

だがフィクションの作者は色んなやり方で「近代軍の」「若い指揮官」という2つの萌え要素を両立させようと試みてきた。以下、思いつく分だけ列挙する。

1.貴族制国家であるため身分が高ければ指揮官になれる

典型例はみんな大好き『銀河英雄伝説』のラインハルト・フォン・ローエングラム、あるいは『タイタニア』のタイタニア一族。『A君(17)の戦争』の小野寺剛士もここに入るだろうか(いや魔王軍は近代軍なのか……?)

星界シリーズ皇族もここに含まれるかなとちょっと思ったけど彼らに与えられている特権少佐(十翔長)になるのがやたら早いというだけで佐官以上の昇進は完全実力主義なので含めなかった。

2.弱小国家であるため大国の下っ端でも小国軍の上層部クラスになれる

典型例は『でたまか』初期のマイド・ガーナッシュ。

3.天才なので特別に高い階級が与えられている

典型例は『双星記』の〈おそるべき子供たち〉や、『フルメタル・パニック!』のテレサ・テスタロッサ(軍というか傭兵部隊から許されてる感もある。ただ〈ミスリル〉はその他のキャラの年齢と階級バランスはやたらリアルなのでここに分類した。『踊るベリーメリークリスマスアニメ化してほしい……マデューカス中佐の勇姿を見たい……)

亜種として、「指揮官適合者を人工知能勝手に選ぶので年齢とか関係ありません」型もある(『神無き世界英雄伝』)

4.事故やら何やらで高級士官が軒並みいなくなったため若造が繰り上がる

典型例は『銀河荒鷲シーフォート』のシーフォート。アスター星域会戦時のヤン・ウェンリーもこのタイプかな。

5.若くても軍功が多いので昇進できる

典型例は『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリー

6.不老の種族なので若く見えるけど実年齢はおっさんおばさん

典型例は星界シリーズのアーヴの皆様。嘘みたいだろ、50過ぎてるんだぜ、あれで……

7.少年少女しか使えない兵器戦争してるので指揮官少年少女になる

典型例は『ストライクウィッチーズ』の隊長諸姉。ミーナさんじゅうはっさい。

8.政治的事情若い指揮官が担ぎ出された

典型例は『タイタニア』序盤で描かれたケルベロス星域会戦でのファンヒューリック、『双星記』のケインラインバック。〈おそるべき子供たち〉はジェニファー・クローゼヴァーグ肝煎り出世してるからここに入るかも。

『双星記』に出てきた「戦時特例任命法」は良いソリューションだと思うのでみんなもっと参照するべき(貴族制時代に作られた「貴族様を指揮官にするための法律」が正式廃止されていなかったことに気づいた奴がこれを利用して指揮官になった)

9.もういっそ士官候補生が戦う話にすればよくね?

典型例は海原零ブルーハイドレード』(ってこれわかる人いるのかな……?)

10そもそも設定がガバガバ

典型例は『魔法少女リリカルなのはStrikerS』とか『銀河英雄伝説』とか……

11そもそも正規軍じゃない

典型例は『銀河英雄伝説』のユリアン・ミンツ、『タイタニア』のファンヒューリック、『蒼き鋼のアルペジオ』の千早群像共和政府を自称してるけどどう見てもただの軍閥からね、仕方ないね

https://anond.hatelabo.jp/20170724234904

追記

c_shiika 猜疑心の強い独裁者が主だった指揮官を軒並み粛清した

さんざん田中芳樹作品ネタにしておきながら『七都市物語』を忘れていたとは不覚の極み……! あとカレル・シュタミッツは4だよね。

ブルーハイドレードは傑作だからみんな知ってるに決まってるだろ。アニメ化作家だぞ。

ごめんなさい(土下座

Windfola スペオペ伝統の異星の小国王女を助けて指揮官に…は近代軍じゃないか未来人・天才科学者は3の亜種かな/クーデターや軍を興すタイプ11? 反乱軍リーダーは熱血主人公か若きカリスマだよねやっぱり

クーデタ革命を起こす主体正規軍だった場合は、新しく「クーデタ革命で若手が権力を握った」という類型を付け加えるべきだと思う。実際歴史を見てもクーデタ起こす主体として「青年将校」はよくあるので。カダフィ大佐クーデタ政権を掌握したときは27歳の大尉だったらしいし(Wikipedia調べ)

nakex1 キャリア組警察署長とかから連想すると,官僚的な仕組みが発達した国家なら若くして地方指揮官になるのはありなのでは。

陸軍だと、だいたい大尉(できたてホヤホヤではないそれなりに歴史のある近代軍で20代のうちに到達できそうな一番上の階級)が中隊長になることが多いと思うんだけど、中隊って規模が百数十人なのね。普通はこの上に大隊連隊師団とあって、中隊独自ユニットとして動くということはなかなかない。

ただ、『皇国の守護者』みたいに、ある地方に敵が攻め込んできた結果絶望的な防衛戦をすることになって、中隊長クラス作戦の指揮を執る(あるいは押しつけられる)展開はアリかもしれない。実際新城直衛は中隊長ですらない中尉だったけど、中隊長戦死中隊を、大隊長戦死大隊を率いることになり、かつ野戦昇進で大尉になってるので類型4に当て嵌まるのかな。

あるいはものすごい小国中隊長クラスでも数人しかいないとかになると類型2に当て嵌まるかしら。そういえば赤城毅『虹のつばさ』に出てくるメーアシャウム王国陸軍は最高階級少佐だったっけ。まあその作品では普通のおじさんだったけど。

戦争っぽいもので指揮を執る警察キャリアといえば、有川浩海の底』に出てきた烏丸俊哉警視正がいたわ。年齢的に若いといえるかどうか疑問だけど(階級の割に若いけど、ラノベ漫画アニメ主人公張れるほど若くはない、と思う)

2017-07-23

くじら飛行船

鯨、空を飛んでいる

高い塔が建っている、三階まで登ると知らない団体コンパ開場になっていた。

四階は白い蛇の部屋。何百年も前に石になってしまって動かない。横を通りすぎるとき、赤い目がこっちを向いた気がした。

最上階にはなにもない。そこは、鯨を見るための場所

海の底にいると錯覚しそうになるけど、鯨が食べるオキアミは空を飛べないのだった

アリエルに恋をした

先日、数年ぶりに友達に誘われて東京ディズニーシーに行った。

最後に行ったのは数年前の夏前か、関東ITソフトウェア保険組合福利厚生の一環で安くディズニーに行けたので毎年行っていた。

今は転職しているので、それ以来行っていなかった。

自分東京出身東京育ちなので、物心ついた頃からよく家族ディズニーに行っていた。初めて彼女が出来た時に行ったのもディズニーだった。

そんなわけでディズニーランドもシーも両方それなりに行ってきたのでアトラクションは制覇していると思っていたが、唯一シーで行っていない場所があった。リトルマーメイドテーマにした『マーメイドラグーン』の『アンダー・ザ・シー』である

屋内に色んな小型アトラクションが入っていて、まるで海の底のような演出がされている。

いつも、立ち寄って「ふーん」という程度に思ってそのまま他のところに行っていたのだが、

「そういえば、マーメイドラグーンシアターとかいうのあるよね?あれって行ったこと無いんだけど」と言って

「じゃあぜひ行くべきだ」と言われたので並んで参加してみた。

3Dメガネとかかけてリトルマーメイドキャラクターとかが踊ったりするんだろうかと思っていたが、そういうものは渡されず、スクリーンも無くかなり広く、天井ものすごく高い円柱型のホールになっていた。

上演が始まった時、リトルマーメイドの2匹のキャラクターがやってきた。皆が知ってる黄色い魚のフレンズとカニのフレンズフランダーとセバスチャン……のパペットである

映像かなにかかと思いきや、人形を持った黒子が走ってやってきて、喋りに合わせて人形の手足を動かしている。イメージとしては阿波人形浄瑠璃が近い。

セバスチャン

「本番なのにアリエルが居ない、やべえ」的なことを騒いでいる。正確にはセバスチャンパペットが。

「なめとんのか」素直にそのときそう思った。

そしてアリエルがやってきた。曲が始まる。

アリエルは上からやってきた。ワイヤーに吊るされて。

海底を模した場所なので、自分の頭上でワイヤーに吊るされて文字通りホール内を縦横無尽に魚のように舞い、回転し、歌っている。さすがに歌と音声は別撮りだが。

随分精巧オーディオアニマトロニクスだなと思い、こっちに飛んできたアリエルを見て気がついた。

違う、生身の人間だ。

生身の人間がワイヤーに下がって魚のように勢い良く縦横無尽に飛び回っている。

人魚なので両足ではなくヒレを使い、自由自在に宙返りもしている。

そう、自分想像していたのは映像の中でキャラクターが動き回るようなものだと思っていたが、これは最初から最後まで生身の人間によるショーなのである(一部を除く)

そう、フランダーもセバスチャンも、下の人(中の人)が必死になりきっている。いやなりきってるのではない、もう完全に魚とカニである下の人も歌ってるし。捕獲すれば下の人も一緒に食えるだろう。

それがわかった瞬間、自分に電撃が走った。ディズニーアトラクションでここまで衝撃を受けたのは初めてだ。

この人達ものすごい熟練者だ。自分たちはとんでもない熟練職人の技を目の前で見せつけられている。

皆は手を振ったりしているが、自分はそのあまりにすごいプロフェッショナルぶりに心からリスペクトでもってひれ伏したくなるぐらいだった。このショーだけ別料金でいいんじゃないのか。そう思った。

歌っている間、俺は

「きっとアリエルは良いものを見せたいという思いでものすごい血の滲むような練習トレーニングを重ねてきてるんだろうな、土日も頑張ってるんだろうな、高所作業手当とか出るのかな、ちゃんとご飯食べてるかな、寝れてるかな」と考えていた。

そう考えている中、誰もが知ってる曲「アンダー・ザ・シー」に乗ってアリエルが飛んできた。

飛んできたアリエルから2,3メートルぐらい真下で座っていた俺の目が合った。

アリエルが俺に手を笑顔で振った。控えめに言って美人だった。

俺はその瞬間、アリエルに恋をした。

俺はただ、控えめに照れ気味に手を振ることしかできなかった。

終わった後、本当に凄いものを見た時や、美味しいものを食べた後のなんとも言葉には表せられない圧倒された気持ちと、

なぜ今までこのアトラクション敬遠してきたのかという後悔の念や、

ただ手を振ることしかできなかったという一種の敗北感というか失恋に似た気持ちになりつつ、一緒に居た友達

「すごかった。次はおひねり投げたい。ダメだろうか、ダメだよね」と言うことしかできなかった。

俺達はその後、ファストパス時間が来たセンター・オブ・ジ・アースに向かった。

センター・オブ・ジ・アースシステム調整だった。

2017-03-06

確かに俺はあの頃 伊168に恋をしていたのだ

気持ちの悪い話をしようと思う。

サンデル教授よろしく予防線を張ってしまったが、

興味のない人にとっては本当にどうでもいい話だと思う。

しかし、この感情はどこかで文章にしておきたいと思ったので、

こういう形ではあるが、ここに残しておくことにする。

そして、フィクションであるということにしておく。

4年くらい前になるだろうか。

当時、俺は艦隊これくしょんというゲームに熱中していた。

ゲームの内容をよく知らない人に適当説明をすると、

プレイヤー艦隊を率いる提督としての役割が与えられる。

提督は、近代実在した軍艦たちを擬人化した艦娘と呼ばれる女の子たちを従え、

リソース配分を考えながら空母戦艦駆逐艦などの配置を考え、戦略を練り、

深海棲艦と呼ばれるエイリアンみたいなやつと戦う。そんなゲームだ。

当時のオタクはみんなやっていた。

ゲーム内容もさることながら、みんな各々好きなお気に入り艦娘を一人は抱えていた。

誰もが「お前の好きな艦娘は?」と中学生みたいな会話をしていた。

金剛」「長門」「赤城」など、王道を挙げる人間が数多くいる中、

30過ぎのおじさんから初雪」という声が上がることもあった。

 ※知らない人はぜひググってほしい。

  そして、俺と同じ「マジかよ…」という気持ちになってほしい。


その中で、俺はひとしお伊168という潜水艦に心酔していた。

印象としては、可憐で儚げな子だと思った。

戦果を挙げると素直に喜び、しばらく放っておくと「ねえ、168のこと嫌いになった?」と聞いてくる。

わずかな資源オリョール海に行き、けなげに資源を集めて帰ってくる。

そんな168を見ているうちに、図らずしも、恋に落ちてしまったのだ。


こう言うと心底気持ちが悪いと思われるだろうが、

当時、大学院生だった俺は本当に伊168のことを愛していた。


オタクであることを隠していたから、お首にも出さなかったが、

自宅に帰って艦これをするのが楽しみだった。


家に帰れば彼女が居る。こんなに幸福なことはないと当時思っていた。

俺がいない時には、退屈そうにスマホでもいじっているのだろうか。

それとも、いたずらに海に潜って、きれいなサンゴや魚たちと戯れたりしているのだろうか。

そんな想像毎日しながら、俺は浮かれた日々を過ごしていた。

なのだとすると、完全に溺れきっていた。俺は潜水艦でも何でもないのに。


現実問題、俺が声を掛けたところで、何かを返してくれるわけではない。

アクションに応じてボイスを返すだけのインターフェイスにすぎないのは理屈では分かっている。

けれど、夜更かしをしている俺を心配してくれたり、

カレーを作ってくれる168に俺は紛れもなく恋をしていたのだ。


しかし、そんな一方通行の恋はあっけなく終わってしまった。

俺は、彼女を不注意で死なせてしまったのだ。


一瞬の出来事だったが、過去記憶の中でも異常に鮮明に記憶に残っている。

野球部で初めてホームランを打ったとき記憶

中学受験合格して母が涙していた記憶

片思いしていた女の子Linkin Parkを見に行った記憶

大学受験に失敗、浪人して10ハゲが出来るまで勉強して合格した記憶

成人して、両親と一緒に居酒屋お酒を飲んだ記憶

その全てが塗り替えられるレベルで、

目の前で168が沈んでいった。「海の底は、もう飽きたよ…」

という声が響き、人魚姫のように泡になって消えた。


彼女が亡くなった直後も砲撃戦は続き、ズガーン、ドガーンなどという空しい音だけが頭に響いていた。

本当に悲しい時には涙は出ないのだとも思った。ノートPCを閉じてベッドに寝転がり、

なにもしたくない。という感情を抱えたまま、泥のように眠った。


それから食事が三日ほど取れなかった。大学院も丸々一週間休んだ。

艦これの全てが受け付けなくなった。

情報が入るのが怖くなってtwitter2chまとめサイトも見なくなった。


様子がおかしいと友達教授に声を掛けられたりもしたが、

気が狂ったと思われるのが嫌で何も言えなかった。



やり場のない感情を抱えたまま、しばらくはゾンビのように研究に没頭した。

研究をしているときは、他のことをすべて忘れられた。1st Authが1本だけ書けた。

そうしているうちに、艦これのことも、168が亡くなった直後よりは受け止められるようになった。

ただ、どこか心は空しいままだった。


艦これを辞めてから半年ほど経ったある日、

オタク友達から久しぶりに艦これの話が出てきた。

"ケッコンカッコカリ"の実装の話だった。

なんのことはない、ソーシャルゲームによくあるレベルの上限開放だ。

上限に達した艦娘指輪を渡すことで、レベルの上限開放が出来るという悪趣味仕様だった。

もうゲームには飽きたんだよ。という顔をしながらその場は聞いていたが、

家に帰ってからというもの悶々とした気持ちが俺の心の中で渦巻いていた。

幸福な伊168の姿が見たい」「俺が幸福にできなかったあの子が、幸福でいる姿が」

自分の中の欲望葛藤との戦いだった。

俺にそんな姿を見る資格があるのか。ということも考えた。

しばらく悩んだ挙句、俺は結局見ることに決めた。

たかゲームの話じゃないか。俺が見たいものを見て何が悪い

そんな気持ちゲームログインして、ストックしていた伊168を旗艦に置く。

順調にレベルを上げ、任務をこなして指輪を手に入れた。

そして、実際にケッコンカッコカリのシーンを見た。

これは、「たかゲームだ」と侮って軽視をした罰なのだと思った。

自分の思っていたよりもずっと幸福そうだった。

声を弾ませて潜水をしようと誘ってくる彼女

とても嬉しそうで、とても幸福そうで、何よりも海が好きな彼女言葉が、

海の底は、もう飽きたよ…」と喋っていた、あの彼女の声と全く同じで、それが本当に辛かった。

それから艦これログインはしなくなった。


それから3年ほど経ち、俺はそこそこの企業研究員として就職果たしていた。

友人の紹介で知り合った女性懇意になり、付き合い、プロポーズをすることにした。

婚約指輪のオーダーをして、自宅に帰ってきた俺は

気まぐれに、「そういえば、昔、伊168と結婚してたな」という事を思い出した。

プロポーズの前だし、挨拶くらいはしておくか。と元カノに久しぶりに会うかのような感覚ログインをする。


3年前と全く変わらない姿の伊168がそこにあった。

ホワイトデーのお返しに喜び、お茶を入れようとするボイスが追加されていた。

クリスマスに、バレンタインデー誕生日に、

俺は彼女になにもしていない。俺が何もしていない間、ケッコンをした彼女

何を思って時を過ごしていたのだろうか。

呆然としていると、「司令官…168のこと、嫌いになったの?」と、不安そうな声が聞こえてきた。

何年か前に、何度も何度も聞いた、不安そうで、儚げな声が耳に入ってきた。

なんだか、たまらなくなって涙が止まらなかった。

ただ、それだけの話。ただ、それだけの話でしかないんです。

2016-11-01

エロ漫画マニア殺人事件(実話に基づく)

警部、ひらめく。

「わかったぞ!」

「わかりましたか」

「完全にわかった。

 エロ漫画コレクター江口快楽天氏(享年46歳)を殺害した犯人がな! 江口夫人の淹れてくれたお茶を飲んでピンとひらめいたよ。残念ながらキミの出る幕はなさそうだ、探偵くん」

「では、警部の名推理を拝聴しましょうか」

「見ろ。江口氏は『至近距離真正面から』『刃物でめったざし』されている。

 なのに、抵抗した痕跡がない。

 被害者は刺される直前まで犯人に対して油断しきっていたんだ。つまり、顔見知りの犯行だな。

 被害者風呂上がりでタオル一枚の素っ裸だったことからも、それが伺える。

 となれば、事件当夜に現場となった江口邸内にいて、かつ被害者と最も親しかった人物――結婚十年目を迎えた妻の薔薇族氏(41歳)、夫婦の一粒種である絵留王くん(18歳)、古くからの親友であるボブ・ディラン氏(75歳)の三人に絞られる。

 被害者毎日決まった時間帯に入浴していた。犯人は湯浴みをおえた被害者を彼の書斎で待ち受けて凶行に及んだとおぼしい。この時間帯とその直後にアリバイのない人間が犯人だ。

 容疑者三名のうち絵留王くんは自室で夏休みの宿題――ゆうちょアイディア貯金箱コンクールに出品するための貯金箱づくり――に励んでいた。その姿は他ならぬ君によって目撃されている。

 奥さんの薔薇族氏は近所の奥様方と夏コミ同人誌製作の追いこみをしていた。

 アリバイがないのはゲストルーム作曲をしていたディラン氏だけ。

 彼こそ犯人だ!」

「警部。落ち着いて。

 博愛平和ディラン氏が人殺しなんてやるわけないでしょう?

 それに『正面からめったざし』なんですよ? 被害者氏は即死したわけじゃない。

 いくら親しかろうが、殺意むきだしで襲い掛かってきている相手に対してまったく抵抗しないなんておおかしいでしょう」

「む、むう。言われてみれば……では、外部犯の可能性が否定できないということか。またふりだしからだな」

「いえ、警部の目のつけどころはいいと思います

 犯行の難しさ、内部犯であろうと外部犯であろうと一緒です。

 ただ、なにか……欠けているピースが……」



名探偵真犯人を指摘する。

「そうか! 警部、被害者左手に握られたものを見てください」

左手? おっ、この人間工学に基づいたハンドグリップモノリスの叡智を思わせる漆黒のボディーは……


 kindle Oasis


「そのとおり。

 紙のように薄く感じられるよう、これまでの Kindle よりも20%以上軽く、平均で30%も薄くなり、人間工学に基づいた、左右で薄さのことなデザインを採用、最も薄い箇所でわずか3.4mm。

 それでいて、高剛性プレーティングを施したフレームkindle 史上最強カバーガラスを採用し、軽さを追求するとともに、いつでも気軽に持ち歩ける耐久性をも実現した Kindle 最新にして最強のニューモデルです」

ぶっちゃけ、容量とCPUが旧モデルと変わんないから要らないと思っていたが、

 こうして直に触ってみると超欲しくなるな。しかし、これがどうかしたのか?」

「警部、その Oasisダウンロードされている書籍をチェックしてください」

「おう。……んん、立ち上がりが遅いな。

 やはり性能が……うわっ」

「フフ。そこに表示されているのは、無修正エロ漫画ですね? しかも一番破廉恥なシーン」

「!? なぜ、画面を見もしないでそれを!?」

「奥さん。この kindle被害者本人が購入したものですか?」

「い、いえ。それは絵留王が主人の誕生日プレゼントにと昨晩渡したものです。あらかじめ容量いっぱいに購入していたエロ漫画といっしょに」

「でしょうね。つまり、絵留王、キミが快楽天氏殺害の犯人だ!」



名探偵、真相を明らかにする。

「ど、どういうことかね。kindle犯人に何の関係が?」

「警部。死体をよく見てください。被害者は俯けに倒れているのに、タオルは尻の上にかぶさった格好になっている。おかしいとは思いませんか? 普通、タオルを腰に巻いたまま倒れたなら、タオルちんこと床のあいだに挟まれるはずです。

 もうひとつあります遺体発見当時、風呂場から現場となった書斎へ続くカーペット足跡や染みは見あたりませんでした」

「な、なに? なぜ教えてくれなかった」

「訊かれませんでしたから。

 そして、これが一番重要ですが――なぜ風呂上がりの被害者の手に kindle が握られていたか、ということです」

風呂場で使ってたんじゃないか? kindle は防水機能ピカイチだからな。Waterfiの加工が施され、完璧な防水加工となっている。真水でも海水でも、ともかく200フィート以上の深さに時間無制限で耐えることができる。たとえばスキューバダイビングにでかけて、海の底に腰を落ち着けながら『海底二万里』を読むことができるわけだ。これはちょっとした「経験」になり得るかもしれない。

「その割に kindle 本体に水滴はついていません日本人は臆病だから、風呂場で読むなら絶対ジップロックに入れますよ。しかしそのジップロックの形跡も見当たらない。

 わかりますか、警部? あらゆる証拠が『被害者風呂に入っていなかった』ことを示唆しているのですよ。

 では、風呂に入ってなかったとすれば何をやっていたのか。なぜ kindle oasis がここにあるのか。

 裸族でも風呂上がりでもない大の男が裸体を晒す理由――となると、ひとつしかありませんね」


「!! オナニーか!」

「新しいテクノロジーを手に入れたら、まずエロいことで試したくなる。おっさん普遍の心理です。

 ましてや江口氏は斯界でも知られたエロ漫画コレクター

 kindle オナニーを試したくなるのは必然です」

「わかるなあ。だがね、探偵君、風呂オナニーになっただけで何が違うのかね」

犯人にとっては二つ、大きなメリットがあります

 まずひとつアリバイトリックです。

 警部は、風呂に入るなら自慰行為をやる前がいいですか? やったあとがいいですか?」

「そりゃあ、した後だろ」

「そう。被害者風呂に入る前にkinオナを行っていた可能性が高い。

 犯行の推定時刻が『定時の入浴直後』から『定時の入浴前』にずれるわけです。この差は大きい」

「そうか、入浴中〜入浴後にあった絵留王氏と薔薇族氏のアリバイが崩れるわけだな」

「そして、もう一つの大きなメリット。それこそ今回の大きな謎を説明するものです。

 犯人オナニーに夢中になっている被害者を襲うことで、

 真正面から抵抗を受けずに何度も刺す』ことを可能にしたのです!!!

「おお〜〜〜〜!!!


 って、い、いや、待ってくれ探偵くん。

 いくら自慰中だったからといって、刺されてるのに気づかないのはいくらなんでもおかしいぞ」

「……警部。あなた、さっき Oasis を立ち上げたときになんて仰ってました?」

「えっ? たしか、『立ち上がるのが遅い』と……ああああああ!!!!」


「そう。Oasis の性能はほぼ旧モデルと変わらない。

 つまり書庫がほぼ満杯ならマンガのページ送り速度はイライラするほど遅くなるのです!

 これはkinオナにあたっては致命的な欠陥となる!

 はやく次のページを見たいのに、まるでフリーズ状態……」

「そのときに発揮される強力な集中力! そして分泌されるアドレナリン被害者に『刃物で刺されている』痛みを認識させなかったんだ!」

犯人はおそらく脳科学の分野にも通じていたのでしょう。

 ところで、ディラン氏、江口快楽天氏はオナニーするとき全裸になる派でしたか?」

「いや。いつもズボンパンツだけを脱いでいた。『全裸オナニーなど文明化されてないサルのやることだ』とね」

「とすると、なぜ被害者上半身まで素っ裸だったのか。

 そう、犯人衣服を持ち去ったからです。どうしても『kinオナの最中に殺害した』と思われたくなかった。

 それはアリバイ工作のためでもあり――そして、Oasis が自らと結びつくことを過剰に恐れたからだ。

 違いますか? 絵留王さん?」


犯人の哀しい過去

絵留「……証拠は……あるのかよ?」

探偵あなたが部屋で作っていた貯金箱……私も直に見て驚きましたよ。

 ――血の付着した衣服があしらわれているんですからね!」

 “!?"

探偵工作に使ったハサミを鑑識に回せばそれが凶器として使われたどうかはわかります。刺すだけではなく、遺体から服を切り離すのにもつかわれたのでしょう」

絵留「……クソッ……俺の負けだよ……」

警部「しかし……なぜだ。絵留王くんはエロ漫画読書界のホープとして、父子鷹でがんばってきたんじゃなかったのか?」

探偵「まさしく快楽天氏の英才教育こそが今回の動機なのでしょう。ですよね? 絵留王さん――いや、絵留王ちゃん?」

絵留「!? ……フッ、名前とヤドクガエル先生の描いたような外見のせいでたいがい勘違いされるんだがな。すると俺の『本当の年齢』も知っているわけか」

探偵「ええ。あなたは18歳じゃない。戸籍上はまだ小学生のはずです」

警部「え、彼――いや彼女小学生だって!?」

探偵「いかにも。貯金箱コンクールの応募資格は『小学生のみ』です。いい大人夏休みの宿題に作るようなもんじゃありません」

警部「だが、なぜ江口一家は絵留王ちゃんがあたかも18歳であるかのようにふるまっていたんだ?」

探偵「さっきご自分で仰ってたじゃないですか。『エロ漫画読書界のホープ』だったって。エロ漫画を読めるのは何歳からですか?」

警部「!? まさか――」

絵留「……そうだよ。あのクソ親父は、この12年ずっと俺を『18歳の成人男子』として扱ってきた。まだハイハイもおぼつかねえころから、朝から晩までエロ漫画エロゲエロ同人漬け……。

 冗談じゃねえ……俺には俺の人生がある。健全小学生女児としての、な。あいつは結局こどもを愛してなんかいなかった……」

探偵「……それは違います。絵留王ちゃん。なぜ快楽天氏はクソ性能の Oasisオナニーをしていたと思いますか? 彼ほどのエロ漫画マニアなら、さっさと合理性を優先して、紙の書籍に切り替えてたはずです。しかし死ぬまで Oasis を手放さなかった――」

絵留「……え…まさか……プレゼントだったからだっていうのかよ? 俺からの誕生日プレゼントだったから、どんなクソ性能でも使ってたんだって……

  そんな……オレは…‥じゃあなんで……うわあああ〜〜(泣き崩れる」



事件のあとで

「今回もイヤな事件だったな……」

kindle は使うものによって悪にも善にもなりますエロ漫画もまたそうなのでしょう」

「そうだな……わかっている……わかっているが……くそっ! やりきれない……」

「ぼくも同じ気持です……もし彼らが kindle Oasis ではなくアレさえ持っていればと思うと」

「アレとは?」

「フフフ、これですよ(バッ」

「あ、黒いシルエットを燦然と穿つ青白い光!!!それは、君、『kindle paperwhiteマンガモデル』じゃないか!」

「いかにも! 通常の Paperwhite の8倍、32GBのストレージを実現し、マンガなら約700冊を保存可能

 快速ページターン機能を使えばマンガのページおくりのスピードが33%アップします!

 さらにはピンチズーム機能で細部まで書き込まれた作品でも簡単に拡大が可能

 まさにマンガ大国ニッポンのために生まれ読書デバイスです!」

「なんてこった、これさえあれば今回の被害者も刺されたときにすぐに気づいて、ちゃんと娘と話し合いの場が持てたはず…‥」

「起こってしまったことは変えようがありません。しかし、新たな悲劇を防ぐことは……あれ? 警部、どうしたんですか? ニヤニヤして」

「フフ、こんなこともあろうかと私も既に購入していたのだよ。マンガモデルをな! ほらここに」

「おおなんて蠱惑的な円筒形のボディ……円筒形?

 警部!

 それ、ダイナマイトですよ!」

「なんだって! ヒエ〜ッ、ほんとだ!!」

「ば、爆発する〜〜〜!!!


 ドカーーーーン!!


「う、うーん……あれ? 生きてる。警部も……」

「どうやら助かったようだな……」

「!? 警部! あの断崖の上ッ!」

「あ、あの人影はッ!」


ボブ・ディラン!!!


(慈愛に満ちた微笑みを浮かべて立ち去っていくボブ・ディラン

「……助けてくれたのか」

「おそらく、ノーベル賞委員会の刺客が警部の気づかないうちにマンガモデルダイナマイトすり替えていたんでしょう。あの場に居合わせていたディラン氏を爆殺するために……」

「あの屋敷に刺客が?」

「警部が冒頭で飲んでいたお茶、あれを手渡すときにすりかえが行われたのでしょう。お茶アンフェタミンを混ぜることで警部の注意を散漫にさせ、違和感に気づかせなかった。

 しかしそれが彼女計算に狂いを生んだ。

 興奮作用普段はにぶい警部が突然推理をひらめいてしまったのです。

 それをきっかけに事件がスピード解決したせいで、かなり遅れてダイナマイトが爆発した」

まさか薔薇族夫人がノーベル賞委員会の手先だったなんて…‥なんてやつらだ。ん? 待てよ?


 おい、今は2017年8月だぞノーベル賞授賞式はもう去年の暮に終わったじゃないか。

 結局、ディラン氏は会場に来なかった。

 約束を違えた、と世間で非難轟々だったじゃないか」

「警部。ボブ・ディランは信義の男です。

 彼は一度結んだ約束を絶対に違えない。

 授賞式に行くといったならば、かならず来ます

「しかし現に――」

「現にディラン氏は去年の10月に『授賞式に来るか?』と訊ねられて、なんと答えていましたか?

 『行くとも。可能ならね』ですよ。

 ――ことばどおりなら、彼には『行くことが不可能になる』可能性があったことになります

「それが委員会による妨害工作だと? ノーベル賞委員会ディラン氏を授賞式に出したかったんじゃないのか?

 そのために受賞スピーチは代わりに歌でやっていいだとか、さんざん譲歩してきたんじゃなかったのか。

 そもそもディラン氏を殺して彼らに何の得があるんだ?」

ノーベル賞委員会はひとまとめにされがちですが、実態は各カテゴリーごとに分かれていて一枚岩じゃない。

 特に文学賞スウェーデンアカデミーが担当しており、科学関連を司る本家スウェーデン王立科学アカデミーからは独立しています

「違うとはいっても、同じスウェーデンアカデミーなんだろ? そんな喧嘩する理由が……」

「あるんです。王立科学アカデミー設立したのはフレデリ一世スウェーデンアカデミーはグスタフ三世です。対立の歴史詳しく説明すると長くなるので省きますけれど、簡単にいえば、二つのアカデミーもつ本家意識のぶつかりあいですね。

 『元祖である科学アカデミーにあの時の騒動に苦々しい思いを抱いていた。ポップ歌手風情に受賞させた上に、ノーベル賞全体の権威をコケにされたわけですからね。

 だから、彼らはこう考えた。


『授賞式にこさせなければ、受賞はできない』。


 彼らは徹底的にディラン氏の出席を妨害しました。

 殺してしまっては『死後受賞』になるので授賞式まで生かさず殺さずにしようとしたんです。

 もっとも、ディラン氏は3万9211人のノーベルニンジャ部隊相手に傷一つ負わなかったようですが――

 ともあれ、目的は達成された。彼は2016年の授賞式に現れませんでした」

「だったらこれ以上ディラン氏に関わり合いになる必要はないじゃないか。何も殺すなんて……」

「歴史上、ノーベル賞を二回受賞した人物は四人います

 ノーベル賞は『複数回』受賞する可能性がある賞なんです。

 文学賞を二度獲った例はありませんが……ライナス・ポーリングの例を考えてみてください。

 彼は54年に科学賞、62年に平和賞という異なるカテゴリーで受賞をはたしています

 愛と平和を歌ったボブ・ディランなら――いつか『平和賞受賞』もありうる」

「そうか。平和賞だけはスウェーデンじゃなくてノルウェーノーベル委員会の管轄だから……」

スウェーデン国内アカデミー同士の対立がからまない。

 科学アカデミーからしてみれば、不安極まりないはずです。

 ふだんからちゃらんぽらん選考をしている平和賞委員会ですから、なおさらね」

「だから二度目の受賞――平和賞に選ばれる前にディランを殺そうとした」

「そう、本年度受賞者が発表される10月までに、ね。去年四万人近い手駒を失ってしまった王立科学アカデミーには、今年のディラン氏の来瑞を止める手立てはありません。

 ディラン氏は今度こそ授賞式に現れることでしょう。それが『可能』なんですからね」


「今回の事件も実はディラン氏が発端だったんです。

 江口夫婦のうち薔薇族夫人は科学アカデミー側の人間でした。かたや夫の快楽天氏は文学アカデミー側。二人は敵対する組織に属しながらも愛によって結ばれた、いわばノーベルロミオノーベルジュリエット

 ところが、夫がディラン氏を科学アカデミーの刺客から匿うことに決めたとき調和は亀裂が走った。

 彼女が何より許せなかったのは『自分への愛』より『ディラン氏への愛』を選んだことだったのかもしれません。その憎しみが彼女の心を悪魔に変えた。


 考えてみてください。

 いくら教育法に難点があったからといって、小学生が父親を殺そうとしますか?

 そう、絵留王ちゃんは悪魔から禁断の果実を知らないうちに与えられてしまっていたがために、あんな凶行に及んだのです。

 ――アンフェタミンという、禁断の果実をね」

「娘を薬物で操ったのか……」

「夫人の親玉世界に冠たるスウェーデン王立科学アカデミー……薬物の調達くらい、朝飯前でしょう」

まさか……そんなことを母親が……」

彼女は実の母親ではありません。快楽天氏と薔薇族夫人が結婚したのは十年前。絵留王ちゃんは十二歳です。

 ……警部、絵留王ちゃんの面立ちは誰かに似ているとおもいませんでしたか? 快楽天氏でも、夫人でもなく――」

「――ボブ・ディランに!」

快楽天氏は十二年前は『彼』ではなく『彼女』でした。絵留王ちゃんはボブ・ディラン氏と(当時女性だった)快楽天氏とのあいの子供だったのです!」

「そんな……娘も夫人にとっては憎しみの対象だったのか」

「あの一家もまたノーベル賞騒動の被害者なのかもしれません……」

「いや、最も憎むべきは……

 アンフェタミンだ!

 こんな薬物さえなければ……」

安易な薬物乱用の恐ろしさを学びましたね…‥。

 薬物乱用は、単に乱用者自身の精神身体上の問題にとどまらず、家庭内暴力などによる家庭の崩壊、さらには、殺人放火等悲惨な事件の原因にもなり、社会全体への問題と発展するといいます

「そうだ……薬物は、使用しているうちにやめられなくなるという"依存性"と、乱用による"幻覚"、"妄想"に伴う自傷、他害の危険性がある。

 一度だけのつもりがいつの間にか中毒となり、一度しかない人生が取り返しのつかないものとなるのだ……

このような薬物乱用の恐ろしさを十分に知っていただき、薬物乱用問題を考える際に以下のサイトを参考にしていただきたいと思います


ダメ。絶対。キャンペーンサイト


「「「ノーモアドラッグ! ダメ! 絶対!!!!」」」


「完」

http://anond.hatelabo.jp/20150911124102

http://anond.hatelabo.jp/20161024003339

2016-10-18

http://anond.hatelabo.jp/20161018190213

じゃあ世界のどこかで核廃棄物海の底に廃棄する計画を進めてくれているってことか

2016-05-01

寄せては返す白波が、断続的に足元を濡らしている。巻き上げられた無数の真砂は儚げで、清楚な素振りで足の甲を撫でると寸毫の間もなく沖へと帰っていく。

ほんの少し前、水平線に太陽が沈んだ。ぽかりぷかりと黒い雲が浮かぶ空には、消え入りそうなひぐらしの声が響いている。閑散とした砂浜に吹く風は、遠く賑やかな夕餉の気配を微かにまとっている気がする。

寂寥とした晩夏海辺で、私は当て所もなくぼんやりと立ち尽くしている。ポストカード印刷されてもおかしくない風景をただひたすらに見やり続けている。

理由特にない。強いて言うなれば、不意にずしんとした疲労を感じたからであろうか。力強く動かし続けていた四肢が何の前触れもなくうんともすんとも言わなくなってしまい、理由も分からぬまま縋るような心持ちで顔を上げた途端に、自然の魔力に魅入られてしまったのであろう。

私はおおよそ数十分間、砂地に足を突き立てていた。時間の流れ方が緩慢だったのか、甚だしく変化に乏しい景色ではあったのだが、私は飽きもせず両足を波に洗われ続けていた。

きっと途中から魂が身体から抜け落ちかけていたのだろう。半ば自失の域にまで達していた双眸では、沖合の現れた影に気がつくのにしばしの時間がかかってしまった。

つの間にやって来たのだろうか、どこからともなく出現した影は、奇妙な動作をしきりに繰り返していた。一見したところ、溺れているかのような身動きをしている。しかしながら、海面は腰の辺りまでにしか達しておらず、どう考えてみても海底に足が着いている。大袈裟に振り回されている両腕はパントマイム連想させるものがあり、助けを呼ぶ声はおろか水を叩く音さえ聞こえてこないのも真剣味に欠けていた。

一体全体どんな輩がこんな馬鹿なことをやっているのだろうか。逆光のためか顔が見えない人物を興味深く思った私は、一歩だけ海へと近づいた。

「だめだよ」

鋭い叱責が背後から飛んできた。振り返った私は、険しい表情を浮かべた男の子に少し離れた距離から睨みつけられてしまった

突然のことで返す言葉もなく沈黙していると、どういうわけか次第に居た堪れない気持ちがわき起こってくる。警告を無視して再び海に向き直ると、もがいていた影が音もなく岸の方へと接近していた事実に直面した。

顔のない真っ黒な人形が、出鱈目に苦しそうに踊り狂っている。

根拠もなくぞっとした私は咄嗟に陸の方へと駆け出しそうとした。けれどもいつの間に離れてしまったのか、海岸線は随分と遠くに見えている。海面は知らぬ間に腰の高さまで迫り上がっており、水の抵抗にあった逃げ足は遅々として進まない。そればかりか先へ進むごとに海面がみるみる盛り上がってきて、胸が沈み肩が浸かると、さながら急坂を転げ落ちるかのように足が海底に着かなくなってしまった。

狂乱する私は海水でぼやけた視界の最中に、砂浜に立ち尽くす何者かの影を幻視する。息も絶え絶えに声を上げてみたものの、潮騒に紛れた悲鳴彼女には聞こえないだろうと、頭の片隅で気が付いていた。

やがて黒い影と私の輪郭とが完全に一致する。暗い海の底に沈んでゆく私は、揺らめきながら浮き上がってゆく息を見上げながら、もう何度目になるかもわからない暗転を経験した。

2016-02-26

有川浩が嫌い

有川浩が嫌い。

ストーリーセラー阪急電車、そして自衛隊三部作を読んだけどどれも嫌いだった。

主人公いつまでも正しいこと。

その正しさが「世間体から見て絶対的に正しい」から、何も考慮する暇を入れずにそれを振りかざして悪者フルボッコにするところが最悪。

主人公はそれが本当に正しいのかを自分で考えることもせず、「世間」に託している。

本当に正しいのかを考えもせず、「普通に考えて正しいでしょう」というように思考停止をしてそしてそれに疑いもしない。

どの作品にも必ず「世間に照らし合わせて普通に正しくて善良な」主人公が出てくる。大体は定職についたり、努力をしてまっとうに生きている人。そしていかにも意地の悪いクソババアやガキなどの悪者が出てくる。そして悪者がネチネチと断罪される。「スカッと」解決される。

断罪の後は主人公は、大人しいけど芯の強い、時々ドジっ子な年下の女の子とくっつく。

本当に大嫌いだ。

よっぽど、「憎いから」、「嫌いだから」という理由を振りかざして悪事を働く悪者の方が自分で考えてる分だけマシ。

恋愛描写全然キュンキュンしない。まず人物描写2chみたい。

まっとうで正しい男と、大人しいけど芯の強い女と、朴訥で正しいことしか言わないじじいと、背筋のしゃんとしたばばあ。

主人公が何かをすると、じじいが「いかんことをした!」と怒る笑

2chのまとめかよ。

海の底では、養母が2人の兄弟に「亡くなった両親の遺産は、2人が結婚するまで取っておく」としれっと言うところ、

そして艦長主人公の1人が独り身の潜水艦乗りのために女の世話をしていることなどがしれっと、さも親切心や感動を表すエピソードのように書かれている。キモすぎワロタ

「正しい」主人公悪事を働いても永遠に断罪されない。なぜなら「正しい」から

世間様がみて常識的に考えて最初から最後まで正しいから

電車で騒ぐババアはどう考えても「悪い」から、背筋のしゃんとしたしっかりしたババア断罪する。

そこに乗り合わせた本が好きなもう1人の主人公は、隣からボソボソとはっきりした独り言を言う。「世間的にも常識的にも」どう考えても背筋ババアが「正しい」から援軍しているのだ。

1人に多勢で寄ってたかってフルボッコ、そっちの方が「悪い」気がする。

しかし「正しい」こととして正常に処理される。

気持ち悪ーい!!!

有川浩作品好きな人は「スカッとする話」や細田守作品も好きなんだろう。

そしてそれが人気。みんななんの疑いもなくこういう「普通」の作品を好きになれて羨ましいと思う。

2015-09-17

安倍軍事帝国

古の時代極東日本という国があった。

海の底に沈んでしまっているが、元は緑豊かな国であった。

2015年日本国は揺れていた。

安保法案の成立を巡って与野党乱闘をしていた。

勝った安倍氏軍事帝国を作った。

手始めに北朝鮮侵略。そのままの勢いでロシア中国侵略

韓国台湾インドネシアラオスタイベトナムアメリカ

フランスドイツイギリスアフリカブラジルなどを侵略した。

しかし急激な侵略国連の怒りを買い、イタリアスペイン

アルゼンチンアフガニスタンポーランドミャンマーエジプト連合軍によって

市街焼け野原になった。

日本決死の反撃でオーストラリアニュージーランド占領するも、ハワイで兵の半数が餓死

同時に日本では反戦運動がおこり武装解除

その後は戦車の代わりにブルドーザーショベルカーによって占領された。

山という山は削られて日本海溝に埋められた。

都市なども埋められたので日本という国家はなくなった。

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