はてなキーワード: 自衛隊三部作とは
有川浩が嫌い。
ストーリーセラー、阪急電車、そして自衛隊三部作を読んだけどどれも嫌いだった。
その正しさが「世間体から見て絶対的に正しい」から、何も考慮する暇を入れずにそれを振りかざして悪者をフルボッコにするところが最悪。
主人公はそれが本当に正しいのかを自分で考えることもせず、「世間」に託している。
本当に正しいのかを考えもせず、「普通に考えて正しいでしょう」というように思考停止をしてそしてそれに疑いもしない。
どの作品にも必ず「世間に照らし合わせて普通に正しくて善良な」主人公が出てくる。大体は定職についたり、努力をしてまっとうに生きている人。そしていかにも意地の悪いクソババアやガキなどの悪者が出てくる。そして悪者がネチネチと断罪される。「スカッと」解決される。
断罪の後は主人公は、大人しいけど芯の強い、時々ドジっ子な年下の女の子とくっつく。
本当に大嫌いだ。
よっぽど、「憎いから」、「嫌いだから」という理由を振りかざして悪事を働く悪者の方が自分で考えてる分だけマシ。
恋愛描写も全然キュンキュンしない。まず人物描写が2chみたい。
まっとうで正しい男と、大人しいけど芯の強い女と、朴訥で正しいことしか言わないじじいと、背筋のしゃんとしたばばあ。
主人公が何かをすると、じじいが「いかんことをした!」と怒る笑
2chのまとめかよ。
海の底では、養母が2人の兄弟に「亡くなった両親の遺産は、2人が結婚するまで取っておく」としれっと言うところ、
そして艦長や主人公の1人が独り身の潜水艦乗りのために女の世話をしていることなどがしれっと、さも親切心や感動を表すエピソードのように書かれている。キモすぎワロタ。
「正しい」主人公は悪事を働いても永遠に断罪されない。なぜなら「正しい」から。
電車で騒ぐババアはどう考えても「悪い」から、背筋のしゃんとしたしっかりしたババアは断罪する。
そこに乗り合わせた本が好きなもう1人の主人公は、隣からボソボソとはっきりした独り言を言う。「世間的にも常識的にも」どう考えても背筋ババアが「正しい」から援軍しているのだ。
1人に多勢で寄ってたかってフルボッコ、そっちの方が「悪い」気がする。
しかし「正しい」こととして正常に処理される。
よし分かった、人間関係が主じゃない女性作家の作品を挙げたらいいんだな。
とりあえずマンガを列挙するぞ。
キモはこれでもかと詰め込まれる神話・伝説・歴史エピソードとそのパロディ。
薀蓄詰め込んで嬉しいのって男性的だろ?
最近は「歴女」なんて言葉もあるが、敢えて「女」とつけるとおり、もともと歴史趣味は男の世界だった。
野鳥の行動にやや擬人化がすぎるかもしれないが、擬人化なんて男も大好きだろ?
あと、小説。
「自衛隊三部作」とも呼ばれる、ミリオタ御用達の「大人のライトノベル」。
二作目と三作目は怪獣映画のテイストも満載で、これまた男子の大好物。
さあどうだ。(何が