はてなキーワード: アトラクションとは
きたるイベント当日。
アトラクションに使われる大掛かりなセットがスポーツ施設にずらりと構えらている。
今回は製作者の興がノリすぎたのか、かなり大規模かつデザインも凝っている。
まあ、参加者にとってはプレゼントのための障害でしかないのだが。
弟たち参加者の目はマジで、和気あいあいとした雰囲気とは裏腹に立ち振る舞いはトップアスリートのそれである。
「マスダ、今回ばかりは知恵はもちろん、手も貸さないよ」
「ああ、俺も同じさ」
「最新の防音耳当ては僕のものさ」
いつもは弟と共にいる仲間たちも、今回はライバルだ。
タオナケもいるということは、恐らくドッペルもいるのだろう。
変装しているのか、俺たち家族のいる観戦席からだとよく分からないが。
シロクロはというと、年齢不詳かつ体格も成人男性と変わらないということで参加を拒否されたらしい。
そうして参加者が出揃い、観戦席も埋まり始めたところで、いよいよ開催のアナウンスが入る。
まずは市長やイベント関係者の挨拶、注意事項の説明であるが、参加者である子供たちはもちろん大人たちも聞いていない。
当人たちもそれは分かっているのでテキトーなことを言って済ませたいようだったが、町おこしも兼ねているのでマスメディアを意識した適当なことを言わないといけない。
「以上で注意事項の説明は終わります。次にこのイベントに欠かせない、サンタさんの登場です!」
スタッフが手を向けたさきの扉近くから、スモークが吹き上がる。
そこから勢いよく、如何にもな格好をしたサンタがトナカイに乗って登場する。
「ホッホー!」
俺の記憶ではサンタが乗っているのはソリで、それを引くのがトナカイのはずなのだが、第1回からこの調子だったので今さら変える気もないのだろう。
「数々のアトラクションを潜り抜け、サンタのもとへゴールしてください。では……」
弟たちが構える。
「……スタート!」
空気銃の発砲音が響き渡る。
ミミセンは、その音にやられてしまって開始早々ダウンした。
大人はウソはいけないことだと説く傍ら、サンタという共同幻想に自覚的である。
そして、いつの日か子供だった俺たちはその共同幻想に打ちのめされ、いつの日か立場を変えてその共同幻想の住人となるのだ。
クリスマスの日が近づいていた。
宗教と関係の深い祭りではあるものの、大半の人間はそんなこと関係なしに興じる。
東方の三賢者が誰かは知らなくても、クリスマスに欲しいものが何かは知っている。
いつもと違う日であるという華やかさ、ケーキや美味い料理、あとはプレゼントだ。
うちの両親はこのテの行事をそれなりに力を入れてやるタイプだが、その準備の最中に何気なく弟に訊ねるだろう。
「クリスマスには何が欲しい?」
弟は予期していたのか、まるで練習していたかのように淀みなく言う。
そして、これまた予め用意していたかのように両親は応えるわけだ。
「頭が悪くなるぞ」
「そうよ。あと、目も悪くなるわ」
両親自身、元から断るつもりだったので実際のところ目や頭が悪くなるかどうかは関係ない。
ましてやサイボーグの母が「目が悪くなる」とかいうのだから説得力は皆無だ。
弟は半分予想していた結果だとはいえ、それでも残り半分は期待していたため落胆する。
それでも弟がここで大人しく引き下がったのは、他にアテがあったからだ。
ああ、俺じゃないぞ。
両親はこのテの行事に力を入れていると語ったが、町ぐるみで精力的であることが大きく関係している。
町おこしも兼ねて行うクリスマスを盛り上げるための大掛かりなイベントだ。
参加者の子供たちはアトラクションをクリアしつつ競争し、見事サンタのもとへたどり着けば、好きなプレゼントを後日貰えるというものだ。
素晴らしいのは、よほどの問題がない限り保護者の介入が禁止されていることだ。
つまり、親に突っぱねられても、ここでプレゼントを手に入れるチャンスがある。
弟は勿論これに参加する。
あえて問題があるなら、弟のような子供はたくさんいて、親に目当てのプレゼントを貰える算段があっても、欲望というものは際限も貴賎もないことだが……。
こういうアトラクション的な過激さ盛り盛りのエロが個人的には全くだめ
002 : クチ・マ●コ・アナルどの穴でも男汁なら全部飲む!小便ザーメン3穴ごっくんファック 三原ほのか
「あほらしくて笑っちゃう」「うるさい」「きたない」「逆に作業的」
そういうエロが少なすぎると思う。
需要がないならしょうがないけど、掘り起こされないだけで結構あると思うんだけどなあ。
知り合いにこの手の話を振ると結構食い気味の同意をよくもらう。
近頃、一部の夢小説界隈がざわついている。
ことの発端は「腐女子こそ夢小説を書くべき論」という投稿なので、読んだことがない人はご一読をお勧めする。端々に攻撃的な言い方がされているが意図的だろう。
この記事への反応は「わかる」から「わからない」まで様々だが、筆者が気になった反応のひとつに「腐向けと夢界隈は結局相入れないんだから棲み分けるのが大切だよね!」というものがあった。
腐向けと夢界隈は棲みわけられるのだろうか?最初に結論を言うと、不可能である。
腐向けの夢小説作品は男(またはオスなど)主人公が男(またはオスなど)キャラが恋愛関係にあるものを指し、これはBLDと呼ばれている。Boys Love Dreamの略だ。
BLDサーチなども複数存在することから、需要供給は相当数あることが推察できる。
腐向け作品と夢作品の棲みわけ推進派は、そもそもどうやって棲みわけをしようというのだろうか?
発表の場がpixivなどの作品投稿サイトならわかる。それぞれ腐向けタグをつけるなり、夢小説タグをつけるなりすれば作品単位での棲みわけはある程度可能だろう。
しかし個人サイトになるとどうだろうか。個人の作ったコンテンツがまるごとその個人サイトには載っている。ヘテロ恋愛のみを書く者、同性愛のみを書く者は問題ないが、いわゆる雑食者はヘテロ恋愛も同性愛も家族愛も同じページに載せる。
それについてとやかく言うことがナンセンスであることは火を見るよりも明らかだ。
参加するランキングやサーチには、先述したようにBLD専門のサーチがあったりと様々だがそこからサイトに飛べば異性愛を好む者が同性愛作品を目にすることもあるし、その逆もありえる。
夢小説を求めたサイトにBL小説(原作に登場するキャラのみのCP)も置いてあるということも珍しくない。
個人サイトで棲みわけをしたいということ自体が、自分の目的でない作品が目に映るのを許せないとする傲慢ではないだろうか。
話はややズレるが、「夢小説」というジャンルについて、少々誤解しているオタクを散見する。
この定義は間違ってはいない。間違いではないが、果てしなく狭義であると言える。
夢小説はそのまま「夢」という単語を取っても意味が通用するぐらい、幅の広いものだ。
間違ってはいないが、限りなく狭義であることがお分かりいただけるだろう。
日常を描いたものや友情を描いたもの、冒険譚から離婚待った無しのドロドロ不倫ものも存在する。
主人公も思春期の女性に限定することもない。男主人公も動物主人公も、スライムが夢主人公の話もある。
夢小説とは可能性だ、と筆者は感じている。いるかもしれない人物、あるかもしれない展開。その無数のifか夢小説という名前によってまとめられていると。
夢小説には興味がない、原作キャラ同士のCPだけで満足だ。という者も勿論いるだろう。
その上で夢小説を誹る者には少し想像してほしい。ゲーム画面の向こうにいるキャラクターが、「君もおいでよ!」とプレイヤーを誘ったり。遊園地のアトラクションで「今日初めて参加する君たちに、このツアーの主旨を説明するね!」とまるで来園者がその世界の住人であるかのように語りかける。ポケパルレでポケモンがかわいい仕草でハートを飛ばしてくれる。
人の趣味を笑うことはとても恥ずかしいことで、間違っても「#夢小説あるある」タグで夢作品を好きな者を笑ったり、夢小説を誤解したままにしないでいただきたい。自分がどれだけみっともないことをしているのか、少しは自覚したほうが良い。
かつて夢小説を好きで、今は「卒業」したという人。昔以上に夢小説の多様性は広がっているので、男夢主や人外夢主をないことにはしないように(そもそも男・人外が主人公の夢小説は少なくとも10年以上前には存在していたので、見ていた範囲がかなり狭かったことが予測されるか)。
たぶん名前に「りゅう」が入っとるのだろ。
こういうこと言うのどうかとも思うが、「Liu」って書くようにするのが解決策としては一番早いで。
英語じゃワリと当たり前だろうが、表記文字と発音記号とは、違うから諦めろ。
ローマ字は「日本語のラテン文字化」であって「発音記号化」とは違うから、しょうがない。
中国語のピンイン(拼音)とは違うけど、欧米人からしたら似たようなもんだろ。
知らなきゃ読めない独自の体系。
Lucy Liuを知らんってこたなかろ。
もうソレにしろよ。
なぞの三単語だが、まあ「リウイッチーッ?」とは呼んでもらえるだろ。
仲良くなったら発音近づければエエやろ。
そもそもブロークンだったら相手の名前も正しく発声できてるか怪しいわけだしお互い様お互い様。
Tommy Lee Jonesがタモさん相手に「発音トミーじゃねえよ」とか言わねえじゃん。
違う文化圏の相手に名前を正しく呼んでもらえるとかオコガマシイんだよ。
ムリムリ。
そもそもだよ「隆一」くんだとしてよ、「竜一」でも「龍一」でもなくやっぱ「隆一」が正しいわけだろ?
(新聞記事に「YMOの坂本竜一」って書いてあったら謝罪案件なわけだし)
「日本人の自分の名前を正しく認識してもらう」という点において、漢字は避けて通れないし、避けて通るならアダ名で十分。
(ただ、子どもはそこまで割り切れるとは限らないので、親なら頑張って空耳アワーしておくべき。
ユニバーサル・スタジオのE.T.とか名前を入れて呼んでもらう系のアトラクションたまにあるので、子どもショック受けるぞ(実話))
これはもうたった一つのシンプルな答えがある。「アピールしないから」。
どんなに不細工な人でも、好意を持った人には素直にアプローチをして、
自分を開示する、さらけ出せる人ならば、必ず好感を持たれるようになる。
自分から話をする、自分語りをする、そういう姿勢をバカにしない。
「私そういうタイプじゃない」とかクールを気取ってはいけない。
容姿で興味を持たれたとしても、何の情報も入ってこない、つながりも作りづらい、
そんな人をどうして好きになれようか。
まず自分を受け入れ許容して愛せるようにならないと、他人など到底愛せるものではない。
愛するってことは長所も短所もまとめて受け入れ、慈しむ姿勢のことだからね。
そうして自分と他人を愛せるようになれて初めて、他人からも好かれるようになる。
ごく一部のカリスマはそういう器が無くても好かれるけれども、例外。
普通は自己開示を重ねる段階を経て、好意を獲得していくもの。恋愛に限らずね。
具体的にどうすればって戦術を言うなら、なにか弱みを見せること。
失態をみせて、いじってもらう。で可愛く反応する。これが一番効果的。
あとは、他にもいじりやすいように、キャラを作って覚えてもらうこと。
たとえば「青大好きな人」みたいな。持ち物やネイルを青くしたり。
「氷属性なんです(笑)」みたいにお茶目を言えたらもっと良い。
そうしたら飲み中に青い綺麗なグラスの写真を撮ってLINEしてくれるかもしれないし、
「暑いですねー、氷のアトラクションがある××に行きませんか」なんてふざけながら言える。
まあちょっと妄想がすぎるけども、距離を縮めるには何かしらの「とっかかり」を用意する必要がある。
その上で、ちゃんと自分からもアピールすること。本当にそれだけでいい。
日本映画学校在学時に先輩からの紹介でものまね専門のショーパブに出演するようになったのがお笑い芸人になるきっかけ。
藤原基央(BUMP OF CHICKENのボーカル)に扮して行う「オンリーロンリーグローリー漫談」が鉄板ネタ。
フジテレビの番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」のコーナー「細かすぎて伝わらないものまね選手権」では初出場した第20回以降、常に決勝戦まで勝ち進んでいる。
2012年にお笑いコンビ「アクセレーター」の安藤茂陽と伊根義玲とともに3ピースバンド「NAKAYOSI」を結成。魔法少女をテーマにしたラップと、アシッドハウスとグランジが融合したサウンドで徐々に人気を集めている。代表曲は「デリカD:3にのって」
2015年には「LADYBABY」とのツーマンライブを成功させ、
2016年には「ROCK IN JAPAN FES 2016」にてBuzz Stageに出演。ちなみにこのときもとおは藤原基央と初めての対面を果たし、「初対面なのにこんな格好ですみません」というコメントともに2ショットの写真を自身のTwitterに投稿した。このツイートは8000をこえるリツイートを集め瞬く間に話題となった。
趣味はフィギュア集めで、萌え系からアメコミ、果ては珍獣や実在の人物などジャンルを問わず集めている。そのコレクターぶりはフィギュアで覆い尽くされた部屋にいるのが耐えられないという理由で同棲していた恋人から別れを告げられたほど。(月刊ホビーカルチャー2015年3月号より)
また学生時代はバレーボールに打ち込んでおり、TBS系列「最強スポーツ男子頂上決戦」第4回大会では第4位にランクインし、運動神経の高さを見せつけた。
「バンバンジー」という名前のためかバンジージャンプをはじめとする絶叫アトラクションのレポーターを担うことも多々あるが、高所恐怖症のためとても辛いとのこと。
すごいめちゃくちゃで、ふわふわとした話を圧縮して(いるかのように騙されながら)、勢いで見せられたという感じである。
思いつくまま適当に文句を言います。誤字脱字はスルーしてください。読みやすさは保証できません。
単純に、これ、この二人の恋愛物語が、なんでこういう話でないといけなかったんだろうって思ってしまった。現実世界を写実的にアニメビジュアルで美しい世界でやっていればいるほど、プロットが進めば進むほど、リアリティがなくなって、ふわふわしてくる。秒速5センチとかは、ファンタジー要素は、クズ主人公が理由もなくモテること以外は別段、物語に存在しないから、ああいうクズのナルシシズムの物語として説得力があったが、君の名は。みたいに大きな舞台設定をコントロールする力量がないからもうひたすらめちゃくちゃで、あきれる。なんか最後の方とかエヴァもどきの精神世界みたいな描写とかもあったし。2016年であんな描写見て、何を説得したいのか謎だった。もっと普通のドラマの描写を作って言いたいこと言えよ。
もし、これがテレビアニメ1クールだったら、予算も時間も潤沢でなく、画面にオーラもなくお得意の映像美もろくすっぽ使えないだろうから、物語面が強調されて、みんながアレコレと粗を突っつくので「すごいきれいな映像の映画を見た!」っていう勢いがなくなり、凡作認定されていただろう。元々新海誠みたいなのって、エヴァンゲリオンと村上春樹を創作のよりどころにしているような、たいして才能のない作家であって、自意識過剰で独りよがりな恥ずかしい妄想で物語を構築しようとする奴が一人で短編アニメをそういう感性で作ってそれが玄人筋にセカイ系だのと変な刺さり方をしたせいで、なまじポエムとかキラキラした画面作りがうまかったせいで長編アニメ映画作家としてのレールに乗ってしまったのが間違い。このあたりの、「アニメーション映画の作家」のブランド化を擁立する回路と発想の貧しさってかなり根本的にどうしようもないことになってると思う。漫画みたいにさ何十人何百人と作家がいるんならいいんだけど、新海誠って、ただ異様に夢見がちで異様にロマンチストなだけでしょ? それがこのひとの作家性でしょう? 東宝が大衆向けに成立させるためにいろいろテコ入れ指導しただけで、悪いところは何にも治ってないよ。寝取られ趣味を指導されてセルフパロディで両想いハッピーエンドなんてところは作家の力量の場所じゃないだろう。
君の名は。にしたって文芸的な発想として、基本的にやってることは、ぶっちゃけ今やってるアニメだとリゼロあたりとほとんど変わらない。何か一つか二つ、使い古された仕掛けを元ネタとして、そこに自分の価値観人生観恋愛観青春観家族観女性観男性観などを展開していく土台にするわけだけど、この映画、雰囲気しかない。ひたすら美しい彗星を見上げるキミとボク、っていう。あそこから恋愛物語を出発させていくんだけど、それが、あの映画。40過ぎた男が「オリジナルで」やるのが、あれ。背景美術の美麗さ、超豪華アニメーター陣の画面の力をとっぱらえば、何がある? 単なる借り物の想像力で自分語りしているだけでしょ? その自分があまりに貧相なんでもうつらいつらい。
ポスト宮崎? つまり20年後の国民的な映画作家? 本当にこの人でいいの? まあジャニーズ帝国みたいにジブリ帝国だった時期があるせいでこういうことになってしまったんだろうけど、画面作りに非凡な才能があるというだけで、大した教養もない奴を神棚に飾らなければならないカリスマを祭り上げる発想が薄気味悪いし居心地悪いしもう最悪。
コイツ一度でもテレビアニメの平均的な予算と時間でやらせたほうがいいわ。君の名は。ではこれまでついてきてくれたアニメーターたちを切り捨てて東宝マネーであてがわれた超豪華なメンツのアニメーター引き連れて興行収入はこれまでの最高が1,5億を初日だけで軽々と塗り替えるくらいの大宣伝攻勢。プロデューサーたちは頑張ったよねえ。シン・ゴジラより興行収入あげちゃうかもしれないんだから。宣伝はうまくいったよね。口コミはどうなんだろうなあ。シンゴジラみたいになるのかなあ。どう考えても駄作だけどなあ。
本編のうざったさは、まず、入れ替わりの際の決まりごとの曖昧さ、具体的なルールや法則性の明示のされなさ。これにいらつく。元に戻れば記憶が薄れるとか、バカにしてるだろ。
他人と入れ替わったのに学校に行きバイトに行き、お互いの素性を知っても連絡を取ろうとしない。そんな日常を代行するくらい打ち解けても自分が生きている時間や日付に気付かないという脚本がわざと主人公たちをバカにしていて、もう序盤で冷めていた。写実的アニメのくせしてこのラインのリアリティの話なんだなと。思春期の男女が入れ替わって? 家族や友人がそれまでと変わらずに? 陰口叩いてくる同級生の威嚇のために机を蹴っ飛ばすの? ホントに大丈夫? そのレベルのリアリティでやってくの? 女子力が高い男子高校生と女子大生が仲良くなる過程のディテールもろくにかけないからランチして笑ってればいいの?
前半のガバガバなリアリティが死ぬほど退屈で、アホらしかったわ。憧れの年上のお姉さんのマネキンっぷり、生々しさの演出がタバコって失笑でしかない女性観。もう一段階読み込むと、バカな男たちが惹かれる顔と身体だけの女として、あの先輩を描いているかもしれない。青春の幻影的な? まあ嘘だけどね。魅力的な現代的な女性像なんて新海誠に誰も期待してないでしょう。もう単純に、長澤まさみばりにいい女っていう記号でしかない。
主人公をめぐる人間関係にしたって、後半の探索を円滑に進めるメンツの確保のためでしかなくて、ハリボテ感がすごいんだよね。まあこういう部分はオリンピック見ても分かるように日本中がスクールガールスクールボーイコンプレックスで単に学園物っていう牢獄にいるようなもんだから、ガキっぽい世界観になるのは国民病なんだけど、ただの事実として、選択した物語のギミックにふさわしい舞台設定の調整と情報量のコントロールがド下手。何か原作をつけてアニメを作ったこともない、TV放送で1話20分で回したこともないんじゃそうなって当然だよ。
まあこういう勢いで迫力を出している、野生のバカであるがゆえの新海誠という作家性があるのも事実とはいえ、君の名は。を名作として崇めようとするのはやめたほうがいい。新海誠は文芸的にはリゼロと同レベルなんだから。あのバイト先のレストラン、高級シャレオツぶってるけど、客の民度から察するに最低ランクでしょ? パンケーキのお店のほうがランクはるかに上なんでしょ? 物語の動かし方がつまようじドキュンを活用することでしか分からないんでしょ? やばいよ、あれは。つうか長澤まさみがなんか機転を利かすのかと思ったら謝るだけだったし、ガチで思春期男子が顔と身体だけであこがれてる女性っていうイメージなのかもしれないなあ。まあどうでもいいが。
最初から最後まで、子供っぽいふわふわした基準のリアリティで物事が進んでいく。入れ替わりギミックのぼんやりした設定だけじゃなくて、人間関係とかもヒロインにおいてすら、投げっぱなし。思わせぶりなセリフで色々匂わせるんだけど、それだけ。冒頭で、ヒロインとおばあちゃんが父親とうまくいっていないという物語的な課題を提示しているのにほっぽりだす。ヒロインの家系の巫女的能力があることだけほのめかして、クライマックスの筋に絡まない。ものすごい空虚な存在でしょ、父親が。碇ゲンドウ的ですらない。母親なんて排除しちゃってるもん。
後半の畳みかけるような展開は、正確に把握できたかどうか自信がないけど、もしかしたら、きっちりつじつまが合うように作られているのかもしれないけど、仮にそうだとしても、見ている側との意思疎通がほとんど感じられない。何がどうなれば物語としてオーケーなのか、ゴールが正確に提示されないでしょ? 酒を飲んだら入れ替わりが発生するとか、そんなん言われても、法則性はないのでどうとでもなる展開でさ。
んで助けに来て、おばあちゃんは入れ替わりに気付いても、彗星の話は信じないとか意味不明だろ。父親を説得にも失敗して声を荒げたら「お前は誰だ?」というところでやっぱりあの家系は死んだ母親ふくめて代々そういうことがあったんだと示唆されるわけだけど、なぜか場面転換して逃げ出すように「俺じゃ説得できないのか」って好きな女性の父親とのコミュニケーションを放棄して、なんか展開おかしいなあと思ったけど、彼女とバトンタッチで世代を超えて組糸の家族の和解がテーマかと思ったらそっちも何もない。わだかまりを解消するとっかかりが示されるわけでもない。
土建屋と放送部とか、人間関係と設定がご都合主義的なのはまだ許せても、カタルシスが用意できてない。子供と大人が揉めて、対立して、そこで何かしらのきっかけでうまくいきはじめて、カタルシスが生まれるはずなのに、あれ、なに? 避難訓練て。リゼロみたいに、自分が頑張ってますってアピールするためだけにあの状況があったの? 大人たちは?
現実なのかよくわからない「たそがれ」の場所で幻想的な背景の中でマジックで「好きだ」ださいわ~、普通書かれたらその場で見るだろ。ださいわ~。
そのへんのラノベアニメにないもんっつったら時間のメタファ~()であるあの伝統工芸とかなんだろうけど、物語の中のアリバイ作りとかになっちゃってない? 組糸にしたって、ただのドラマティックな恋愛の盛り上げ役っていうかさ、あのアニメの中の世界であの伝統芸能がどういう存在でこれからどうなっていくのか、とか故郷を災害で失い、跡形もなく消し飛ばされた人々は、東京でつつましく暮らして結婚とかしちゃいますよ? 憧れの先輩も結婚とかしちゃいますよ 君たちも幸せになろう? 頑張っていこう?
は?
震災の記憶と自意識過剰な文学青年が出会って作品にしちゃう最悪のケースの一つ。自分たちを彩る美しい壮大な光景、君の名は。の描く震災は、ロマンティックで残酷な恋愛が体験できるアトラクションなんだよ。BGMはRADWIMPSでさ。
要するに、子供の幼稚な恋愛の話しか興味がないし、子供の幼稚な恋愛の話しかできないの。この人は。庵野が言うコピー世代っていうのよりもう一段階ひどい。子供の世界観でしか物を語れないうえに、何か題材を選んだとしても、それを自分の自意識のファッションみたいに扱ってしまう。
なんか、今回の新海誠をとりまくメディアとかアニメファンの状況が、裸の王様が誕生した瞬間を目撃したような気分になる。
追記
トラックバックで白状がどうとか頭のおかしいこと言っている人がいますがなりすましの変人です。書いてることも奇妙でどういう意図があるのかよく分かりませんが。
遊園地のプールはとても広くて、アトラクションも想像以上に楽しくて満足な旅行だったのだけど、ひとつ不満が残っている。
遊園地のプリキュアショーに男性のコスプレイヤーがいたことだ。
オジサンといってもオッサンではなく、華奢でスネ毛を剃ったらしき男性だった。
カメラマンらしき男性と2人で入ってきたのだが、撮影なんて植物園でもできるだろうに、何故他の子供もいるプリキュアショーに入ってくるんだ。
私は着席してからまだ5分ほどだったが、気持ち悪いのですぐに出てしまった。
本当はカメラマンの方に非常識ではないかと声をかけたかったのだが、カメラ水入らずの撮影に水を差すような真似はできなかった。
小さな子供なら微笑ましく見ていられるが、オジサンを受け入れることはできない。これは、私が自意識過剰だったのか?
一般常識が頭に入ってなかったのだろうか。それなら、母親は何をしているんだ?
どうしてもコスプレして撮影したいのならコミケがあるだろう。そちらを使えばいいのに。
遊園地も遊園地で、何歳まで女児や男児がコスプレしていいのかを明記していない。そもそもプリキュアショーの入口に従業員がいないので確認もできない。
こ、これは凄い。そして面白い。
「少年以外CG」というふれこみを見たときに(その宣伝文句はいかがなもんか)と思ったんだけど……
見終わったあと、その宣伝に納得した。
何故ならそう言ってもらわないと、とてもそうは見えないからだ。
自然も毛並みもなにもかもリアル…動きも本物としか思わない。ジャングルで撮影したのではないのか?嘘だろ?あの川は本物なんだろ!?
むしろリアリティが無いのは主演のモーグリ役の男の子の目のキラキラ感だろう。人間はいつからあの目をしなくなるのか。
今回3Dで見たのだが、それが正解だった。細部までこだわられて作られていて、バルーのモッフモフの毛に奥行が生まれている。
モーグリが走って走って走りまくって、飛んで吹っ飛ばされて、落ち着いている時間はゼロ。
と思えば、愉快に熊と猿が歌いだすのだ。本家ジャングル・ブックをしっかり継承している。流石っすねディズニー。
ド迫力すぎて、蛇と猿には実際に襲われる感覚を感じることができる。ぜひ4Dで見るべきだ。
大蛇にペロペロされる感覚を初めて味わった。思わず3D眼鏡を隠した。
ストーリーもしっかり、安心安定。小動物たちがコミカルで可愛すぎる。
メッセージ性も秘められており、大人から子供まで楽しめる。ここまで全世代で楽しめる作品もなかなか無い。(子供びっくりしちゃうかも。じいちゃん心臓に悪いかも)
一本のアトラクションを楽しんでいる気分になれるぞ。
そしてなによりエンドロール!もうこれだけに1800円払うわ!
「人間になり街を歩いてみたい。もう猿の暮らしには飽き飽きしたのさ」このフレーズにピンとくるひとは、全員映画館へ直行!
もう一度言うがモーグリ可愛すぎるしバルー可愛すぎるし、モッフモフで癒された。
追記
かくいう私も幼い頃から大の絶叫嫌いで、例えば某ディ〇ニーランドのカ〇ブの海賊の落下でさえ耐え難いくらいだった。
まあつまり、ディ〇ニーランドに行っても乗れる乗り物が非常に少なかったのだ。
後にデ〇ズニーシーが出来て、1度だけ家族に連れられて行ったけど、あそこはディ〇ニーランド以上に「落ちる系」が多いね。殆ど楽しめずに終わった。
多分好きな人に言わせたら、「落ちる系以外にだって面白いアトラクションやショーやグリーティングがあるよ!」といったところだろう。自分もその言い分はそこそこに理解しているつもりだ。
もちろん、1人でパークを好きに歩き回って、グリーティングやショー観覧を楽しむのも非常に有意義な過ごし方だとは思う(実際にそのように過ごしたこともある)。
しかしながら、尻が重い私がああいったテーマパークに行く時というのは、つまり誰かに誘われたからであって、誰かと同じ場所で同じものを楽しむためであることが殆どなのである。
そしてそのような集まりにおいて、「落ちる系」に乗れない人間というのは、足でまといでしかない。
よく、落ちてる途中で写真を撮られる箇所があって、そこで皆で同じポーズをする、みたいな監修があるじゃないですか。
「落ちる系」大丈夫だったらな、ああやって仲間に入って笑えたのにな、った。
足でまとい系の増田は、そういうノリに物理的についていけないので、そういうノリが発生する前、つまり「落ちる系」のあるテーマパークに誘われた段階でお断りを続けています。
今頃こんなこと言ってるってことはTV版見てないんだなー
追記で見てるって書いてあるけど見てないわこれ
(好きではないのに劇場版見に行ったってのもよくわからんが 文句言うためか?w)
「批判すんな」つってんじゃないよ
ガルパンは設定やシナリオ自体にツッコミどころかなりあるから批判大アリだw
だが悪いが、的外れだと感じた批判にはツッコミ入れさせてもらうw
ジョージ・ミラーの世界観を説明するのに1、2(ロードウォーリアー)、3(サンダードーム)、フューリーロードの4つも撮ったってのが重層的という意味ならそうなのかもしらんけど
笑った
そんなのTV版のときさんざっぱら言われてたんだけど
ストーリーが進むにつれてそんなんどーーでもいいわってなってった
むしろ「紹介します」があと2回ある(「紹介します!3」が11話と12話の間にもある、だったか?)とか10話と11話のブランクの方が話題だったわw
確かに劇場版パトレイバーの黄瀬和哉絵に慣れてる人には違和感ありまくりだろうな
まあグラフィックがしょぼいからってドラクエ1や2(まあファミコン・スーファミゲーね)が楽しめなかったかっていうと楽しめたわけで
黄瀬キャラ押井演出でガルパンのようなスポ根やって面白いものが出来るかなあと考えれば答えは出るんじゃないの
「謎カーボン」で死人出ませんよみたいなギャグ、黄瀬キャラじゃムリだろw
ついでに言っとくと劇パトは2が好きだな
劇パト1はゆうきまさみの漫画準拠なアニメって感じでまあ普通、廃棄物13号の劇パト3も往年の刑事ドラマを踏襲しつつの怪獣映画だから好きだね
髪の毛もピンクだったり紫だったりにするはず
キャラ原案にフミカネ使ってるんだからストライクウィッチーズみたいな作りにするに決まってる
基本的に地味で今風じゃないキャラデザイン及び制服他小物のデザインなのは、オッサンかつそんなにアニメ見てるわけでもない世代に合わせてるからだ
(↑この意味で言えばオッサン世代に媚びてるキャラデザインと言えるかもしれない)
売りは戦車
それも小さいころ戦車とか戦闘機のプラモデルでブンドドやってたおっさんの夢かなえましたよ的なね
(3DCGのモデリング及びレンダリングと納期の関係もあったんだろうが)
実車と見まごうばかりのCGもできるだろうが、大元がブンドドなギャグアニメにそぐわないだろ
シナリオが弱いのもしょーがない
50人とか登場人物がいるのも戦車動かす人員のためで12話しかない深夜アニメで甲子園優勝!みたいな結末にする以上キャラの掘り下げなんか無理に決まってんじゃんね
だが軍事考証は正確性を期してるって点から見てもこのアニメの売りは戦車であることが分かると思うんだがな
岡部いさくがエンドカードまで描いてるってとこでどんなアニメか分かるんじゃないのwww
「お前ん中じゃそうなんだろう」的なw
そんなもん内容によるとしかw
ガキの頃模型でブンドドやってたオッサンが仕事から帰ってきてビールでも呑みながら見るようなスポ根の深夜アニメに難解なストーリー要らんだろ
シナリオに凝ったところでキャラがついてこれないってのは分かるはずなんだが
ついでに言っとくと俺は逆で「大衆娯楽にはわかりやすさが重要」だと思っている
だからこそ大洗町の商店街の人たちにも理解できて今に至る展開になったんだと思ってるんだがな
映画に限らないが熱狂的なリピーターを生み出す作品ってのはとっかかりこそシンプルながら、ギミックとかプロップとかの仕掛け・演出がマニアックだよな
ガルパンの場合は画面情報量がとにかく多かったことと音響にも凝れたことで4DXとの親和性が高く、アトラクション的な映画になったのがロングランに繋がったと思う
前売り券商法(及び色紙・フィルム特典商法)は正直どーだろって冷めた目で見てたが、3回は見ないとダメだなって初回のとき思ったもんな
よくわからん
どういうレイアウトなら良いのか描いてみてくれよ
具体的なシーン挙げてもらって、この構図にした方がいい、てな赤ペン先生みたいな感じでな
ついでにゆがんでないガルパンキャラってのも描いて( http://imgur.com/ )にあげてみてくんねえかなあ
「普通にデッサンが崩れてる」って言い切ってるから描けるんだろ?
ちょこちょこ説明口調なセリフもあったのによ どーこ見てたんだよコイツwww
そこはせめて「FURY」とか「タリ=イハンタラ1944」とか「ホワイトタイガー」なんかを挙げろよw
チラン戦車対アフガン民兵(とソ連脱走兵)の映画 戦車兵の描写もアフガン民兵の描写もかなり好みだが
パットン大戦車軍団の戦車戦も資料映像的なロングショットで戦車戦も米英軍とドイツ軍はカット別だし、戦車は出てくるが戦車内の描写はほとんど出てこないよな
同じ古典でも戦車の魅せ方なら「バルジ大作戦」の方が「大戦車軍団」より上だし(個人的な好みで 「大戦車軍団」好きの方スマン)ガルパンと比べるならこっちを挙げるべきだろう
ガルパンはキャラのデッサンが狂ってるから見るに耐えないってんなら「大戦車軍団」登場のチャーフィーとかブルドッグとかパットン戦車が北アフリカやヨーロッパ戦線でドカドカやるのはもっと見るに耐えないんじゃねーの?w
はEXCELが「文句のつけようがないくらい良いってことじゃなくて、作り手を超える知識がないから「ガルパンはいいぞ」って言うしかない」って漫画にしてたが
https://twitter.com/EXCEL__/status/738015382884126721
↑が正しいな
??
数ヶ月前の事は、やたらと鮮明に思い出せる。
友人がお手洗いに立ったのを見て、スマートフォンでツイッターとはてブを緩く見回っていた時に、見つけたのだ。正直眼を疑うような記事見出しだった。本文を見てからは思わず驚愕して叫んでしまったほど。(というよりも、「あ…ああ…」と狼狽した声が行き場を失いながらも出てきてしまったような形なので、端から見たら知人の訃報が入ったか身代金でも揺すられてるかのように見えたと思う)
お手洗いから帰ってくる友人に助けを求めるかのごとく話を振ろうとしたら、彼の方からも話を振ってきた。多分、彼も同じように記事を見たのだ。2人でほとんど声を合わせるように、私たちは同じことを口にした。
と、ここまで来て頭の中で3代目J soul brothers from EXILE TRIVEのストームライダーを頭に浮かべている人はちょっと一度冷静になって、東京ディズニーシーの方のストームライダーを思い出して欲しい。
そう!そうそう!それ!う、うん、そうね、「緑のチカチカチェックするやつ!!」って間違っちゃいないんだけどそれしかないアトラクションみたいな思い出し方はやめなさいね、その後、仮にもストーム消してるんだから。
「空を斬り走るやつねー」って、え?あ、まあ間違ってはいないけども随分とポエミーな表現ね…
「疾風迅雷 蒼の魂」ってだからそれは3代目の方のストームライダーだろうが。
そんなこんなで、今日はTDSストームライダーのラストフライトの日である。こんなにアトラクションクローズでここまで衝撃なのはミクロアドベンチャー!やビジョナリアムに個人的には並ぶ。ツイッターによればあの人気のトイマニ、タワテラをぶち抜いて今日はストームライダーが最大の待ち時間のようである。センターオブジアースやレイジングですら待ち時間緩いのにストームライダーが120越えってもうなんだか異常気象を発見したかのような気分である。それこそ台風のような。個人的には、ストームライダー60分越えはシンドバッド15分待ちに並ぶ混雑のバロメーターだったのだけどなぁ。
今日はそれほどまでに、ストームライダーを愛する人がいる事を確認する日になる。ここまでくると宗教に近いかもしれない。ストームライダーという儀式を執り行うために長蛇の列をなす信者たち。ポートディスカバリーは聖地。
私ももし舞浜に行けるならそのお姿を拝みにポートディスカバリーへと足を運んでいただろうし、もし入園できなくてもベイサイドステーションからゆるゆると海岸線を回り、最もポートディスカバリーに近い地点からストームライダーに向かって祈りを捧げるくらいのことをしていただろう。エルサレム。
どうかしてると言われそうだが、今私はiPhoneのコンパス機能を始めてフルに生かし割り出したディズニーシーの方角に向かって文を書いている。
ストームライダーの何処がそれほどまでに私を魅了したのか。というと本当に答えになっていないのだけども「どの点においても優秀であった」というのが正直な答えである。
オープン当初としては驚きの、かなり精巧なフライトシミュレーター系でスタツアとの出来の違いにまず驚いた。
動き細やか!窓の外も見れるし!
まさかストームディフューザー刺さると思わなかったし。アトラクションのそういった出来が本当に段違いだった。
キャラクターたちも良い。デイビスのお茶目だけどイケメンな雰囲気(ホラーなら最初におどけて殺されてるタイプ)をよく声優は表現したと思う。ストームを目の当たりにした時のセリフは、その声色だけで息を飲んでいるのがありありとわかる。スコットとベースもいい味を出している。「司令室に来なさい!今すぐ!」の声は今も幻聴のように思い出せる。
バックグラウンドストーリーは、オープン当初はストームライダーがかなり大きなバックグラウンドストーリーを持っていた。だって、ポートディスカバリーの設定がストームライダー計画成功のお祭りって設定なのだから。あのポートディスカバリーの雰囲気も好きだったので、その真髄を味わえる、という点でもストームライダーは価値があった。CWC Center for Weather Controlのロゴなどもリアリティがあった。そういった、ディズニーならでは作り込みを感じ取りやすいのもストームライダーの良いところだった。
アメフロのSSコロンビア処女航海設定がタートルトークやオーバーザウェイブ、セイリングの看板の入れ替えなどでしれっと消えてるあたり、ポートディスカバリーの設定もふわっと変わってしまうのだろうなぁ、と思うと少し切ない。
音楽は言わずもがな、TDS、いやTDR、もっと言えばディズニー最高峰の楽曲だろう。
出来ればCDにはストームライダー組曲だけでなく、搭乗前の部屋で流れるイントロリピートのやつも何処かで収録をして欲しい。
あの名曲が、演奏される場所を失うのは本当に惜しい。ミクロアドベンチャー!の素晴らしいテーマ曲が今はTDLエントランスの一部になっているように、ポートディスカバリーのエリアミュージックとして生まれ変わってくれることに期待をしたい。
そして私が最もストームライダーを愛してやまない理由をあげたい。
なんじゃそりゃ、って人に説明すると、ストームライダーではキャビンに搭乗する直前に、気象コントロールセンター研究員であるキャストさんが実演でミッション内容を説明してくれるのである。
私はこれが本当に好きだった!!
今でこそタートルトークにタワーオブテラーとキャストが説明をしてくれるアトラクションは増えたものの、昔は無かったのだ。
もう、カヌーかジャングルで体育会系なノリしか無かったわけです。
もっとさかのぼればシンデレラ城ミステリーツアーがあったけれども、シーではストームライダーくらいしか無かった。2つのシアターでも説明はあるけど本当に説明くらいなので、ストームライダーが1番エンタメ性があったのだ。
初めて見たときはベースとの掛け合いなどももしやここにいるのか?と思ってしまったほど。
最近では「今の…100万倍くらいですかね?」
はすべり芸としての地位を築いてしまったけども、話口調や映像を使ったパフォーマンスは、本当に素晴らしかった。
東京ディズニーシーはオープン当初は全体的にキャラに頼らない、生身の人間が見せるパフォーマンスを重視していた節がある。アンコール!やミスティックリズムはその最もたるものだけれども、アトラクションで初期のシーが標榜していたライブパフォーマンスのエッセンスを取り入れていたのは今思えばこのストームライダーだけだった。
そこまで難しいことは考えずとも、初めて乗ったとき、あの説明を受けたとき、「これが、これからのTDRのアトラクションなんだ…」と衝撃を受けた。
そう、思い起こせばオープン当初のシーの人気アトラクションの中で、「原作がないアトラクション」はストームライダーだけなのである。
今のファストパス対応アトラクションの中でもレイジングスピリッツとストームライダー、タワーオブテラーだけだ。(タワテラはトワイライトゾーンとはもはや無関係なので)
鑑みればあのあたりのオリエンタルランドはディズニー脱却をコンセプトにしていたのか、イクスピアリにオリジナルキャラを作ったり(何処に行ったんだネポス…)前述の通りアンコール!などのキャラ無しのショーが多かったり、シーではグリ施設は無かったり、かなりストイック、というかランドとの方向性の違いを明確に出そう、という気概があった。自分たちで新しいものを作るんだぞ!という。そんな中で作られたこのストームライダー、力が入らないわけが無いし、面白く無いわけが無いのである。
そう、シンドバッドが友愛のストーリーに書き換えられたり、グリ施設が4つもできたり、キャラ無しのショーは全部廃止された、オープン当初のコンセプトもへったくれも無い今のシーの中で、唯一、ストームライダーはあの頃の雰囲気を持っていた。ある意味では、ストームライダーはオープン当初のシーの遺跡なのである。
そして個人的なことを言えば、プレフライトクルーになりたかった。
たくさんの人の前で、ご案内をする姿が眩しかった。子供ながらに憧れて、いつしかあの案内はすべて諳んじれるようになっていた。
その影響もあってか、演劇部に入ったこともある。今の仕事でも司会業を少し受け持っている。
あのプレフライトクルーへの憧れ、ストームライダーへの憧れが、こっそりと私の人生に種をまいていてくれたのだと思っている。
ストームライダーは、思い出であり、人生の起点であり、唯一無二のアトラクションだった。
明日からは、ポートディスカバリーにストームライダーはいない。
それに伴い、14年に渡るストームライダーによるストーム消滅ツアーは廃止となる。
同センターによると、今後の学術研究へ注力するための選択だそうだ。
本日の閉鎖を持って、センターに勤務の全職員は新事務所へ移ることになる。
そしてたくさんのプレフライトクルーは明日も、新しい場所ながらも変わらずにストームや異常気象と戦う日々が続くのだろう。
もう二度と、凄まじい破壊力を持つストームの中になんか入れない。
もう二度と、100万倍くらいの小粋なジョークにクスリと笑うこともできない。
もう二度と、緑のチカチカの部分だけ決めゼリフのように声を被せる高校生の集団も見れない。
おやつのピーナッツのチェックも、雨に驚くゲストの姿も、エンジンがやたらと故障する機体にも、会えない。
そして、外へ出たときにより美しく感じる空と海のきらめきと潮の香りにも。
ストームライダーはなくなっても、乗った記憶、そしてそこに確かにあったという記憶は誰もの心に、残る。
だからこそこの寂しさは抑えて、大きな舵を切るオリエンタルランドを応援したい。
ここまで記憶に残るものを作ってくれたのだから、きっとそれを超えてくれるだろうと期待をしつつ。
本当に、ありがとう。
ポートディスカバリーは、今日も、晴れている。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとかディズニーランドにあるようなジェットコースターに乗りながら次々ヴィランや宇宙人が襲ってくるような奴。
揺れる椅子、響く轟音、水とかも降ってくるし何よりとにかく揺れる。
そして目の前では映画のキャラクター達が精一杯に追いかけっこや殺し合いをして。
たまにこっちにも流れ弾が風となってやってくる。
あの体験はまさにジェットコースターアトラクションのソレだよ。
そしてアトラクションとして見た時の質はそれらの体験型コースターよりも4DXの方が上だと思う。
あれだと乗ってるのは5分ぐらいだし内容も映画の名場面っぽいのを上っ面なぞるだけだけど4DXなら全部ぶっ通しで楽しめる。
それに行列にも並ばなくていい。
予約券だけ取っておいて映画が始まる10分前に行って入場すればそれでオッケー。
値段もUSJやTDLは7000円ぐらいだけど4DXなら3000円切ってる。
丸一日脚を棒にしてランドを歩きまわったとしてアトラクションに乗ってる時間が4時間を越えるとは思えない、なぜなら行列があるから。
東の、お客様を「ゲスト」と言って、従業員を「キャスト」というテーマパークで働いてます(西の方は「クルー」と言うんでしたっけ)。
最近ゲストのワガママや態度の悪さが度を超えていて、ディズニーを、キャストをなんだと思ってらっしゃるのか?と思うことが多々あります。
「お席のご利用はお食事おとりいただいてから」と目の前でキャストは伝えているわけですから、そのルールに従ってください。
「なんで座らせてくれないんですか?」といわれても、その様なシステムですのでとしかお答えできません。
もしもこのシステムに納得がいかれないのでしたら、当店のようなバフェテリアサービスのレストランではなく、カウンタータイプやテーブルサービスのレストランをご利用ください。
お席の先取りをされるゲストにはお声かけさせて頂いております。ルールを守っていないことに対して逆ギレしないでください。
ルールを守ってくださっているお客様のためにも、ご理解ご協力お願い致します。
「ねえ、あのアトラクション〇〇分待ちと書いてあるんだけど、こんな夜遅くからあんなに待たせるの?」と聞かれましても、当方はそちらのアトラクションとは関係の無い部署ですので困ります。ただしお断りは出来ませんので、こちらで出来る限りの対応はさせていただきます。
最初にゲストからご同意を得られたことに関しては、その内容の通りに動きます。あとから「どうしてああしたのだ!」とおっしゃられましても大変困ります。
他のゲストとお話をしている最中に「ねえねえ!」と割り込まないでください。
「少々お待ちください」と申し上げているのに「私のことを聞いてくれなかった」って何ですか?
キャストに対する悪口は、本人は聞こえております。小声でおっしゃるくらいでしたら、本人にわかるように大きな声でおっしゃるか、本人がいないところで悪口大会をお願い致します。
ごねればゲストの意見が通るとお思いかもしれませんが、全ては通りません。決められたルールがこちらにはございますので、そちらに従ってください。
先日、友人がキャストを辞めました。働いて半年経ったかという短い期間で、当人は最初「3年くらいは働く!」と言っていただけに、周りは大変驚きました。
本人に理由を聞いたところ「ゲストから理不尽な事で大変威圧的な態度を取られた。『その様なシステムですので』と言っても聞かず、最終的に社員を呼んでその場は丸く収まったが、その後も別のゲストから威圧的態度を取られたことが続き、トラウマになって続けられなくなった」とのことでした。
それはキャストや本社に問題があるなんて色んなところに書きなぐられてましたが、実態はそうというよりは、ゲストの度を超えた態度に問題があると思っています。