「青年漫画」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 青年漫画とは

2022-01-14

初心者男性だけどここに書いてあるのは難しくて読めないのばかりだったんだけど?

初心者の男性でも楽しめる!少女漫画名作・傑作50選+1。 - Something Orange

クソリプごめんだけど、これがインターネットなんでね。

存在するってことが当たり判定を持つってことなのよ。

なんかねーここにある作品の多くが「少年漫画脳には何が面白いのか分からなくて難しいから楽しく読めなかった」作品なのよね。

ゆーてワシ初心者なんで半分も読んでねーので読んだのだけ反応するわ。

山田くんとLV999の恋をする

まさに俺が楽しめない少女漫画典型

イケメンと偶然であって繊細さ爆発な会話を繰り返しながらご都合主義的なトロフィー彼氏自慢をムーブし続けることの何が楽しい

ガラスの仮面 エースをねらえ

流石にこれは面白い

でもエースをねらえよりベイビーステップテニプリの方が上だと思うが後続作品との比較はズルだから言わぬが花だったかな。

大奥

これマジでまらんかった。

男女を逆転しただけの話をさも面白そうに語る文化がよく分からん

やってることはキン肉マンレディーのレベルなのになぜそんなさも高尚なことをしているような態度が出来るのか理解不能だった。

つうか俺、男だけど単にハーレム作ってるニタニタしてるだけみたいな作品終末のハーレムみたいなの)刺さらねえのよね。

オタクに恋は難しい

なんか少女漫画って「恋愛大喜利」みたいなの多くね?

そもそも基本が恋愛で構築されているか恋愛至上主義じゃないとそもそも面白くないというか。

まあそもそもこの漫画オタク描写が雑すぎクソザコなんで評価に値しないっすね。

こういう方面なら電車男痴漢男とかの方がまだいいかな。

坂道のアポロン

これは理解できた。

基本的には主人公女の「キャー私を取り合わないで~~~」のハーレムなんやけど、その間で男が単なるトロフィーバトルするトロフィーベイブレードにならずちゃんキャラクターとして呼吸してたのがよかったね。

まあやっぱ真に尊い感情ってのは粘膜をこすり合いたいだけの心からは生まれんのよ。

秘密トップシークレットー

少年漫画青年漫画劣化コピーに見えるんだよなこのジャンル

ハチミツとクローバー

青春の中で自分探しに戸惑う天才共(最高のダイヤを磨くためのダイヤモンドカッターダイヤみたいな表現だっけ作中だと)の葛藤は楽しかった。

恋愛に関しては「なるほど~~そういう方向性で戦えば反論できなくて勝ちになるのか~~~」って感じ。

一休さんのトンチを聞いて「理屈コネ方が上手いねえ」と感心するような?

最後の名ゼリフについては「お前の言いたい気持ちは分かるが、俺はまだそう感じられるような出会いしたことがねえから理屈や似た事象経験の応用で分かるとしか言えんのよ」って気分で読んだ。

ぶっちゃけこれは面白かったよ。

BANANA FISH

無意味エッチ的な描写入れる必要ってやっぱねーんだよなと思ってしまった作品

男性向け作品でも無意味パンチラしまくるのに時間食われると「感情移入度が下がるんだよ。そういうのはエロ漫画でやってね」と冷めてしまうので、こういう作品だと尚更辛かった。

まあ少女漫画読みなれると感覚麻痺して気にならないレベルなんだと思うよ。

俺もジャンプおっぱいモミモミしようが冴羽獠モッコリ連呼しようが完全スルー出来るようになってるし.

ちはやふる

バトルが軸のパート→たのし

恋愛が軸のパート→いいからバトルに話を戻せ

やっぱ俺バトル脳すぎるんだろうな。

固有能力考察とか勝利のための戦略構築みたいな嘘喰いとかでみるようなパートが好きなんだよマジで

そういう比率が高いからコレは好きだぜ。

のだめ

これも割と近いよな。

アスペ女が理解のあるイケメンを捕まえて人生大逆転みたいな部分については全然楽しめなかったがな。

ミステリと言う勿れ

これ少女漫画なのか?

良い悪いよりまずそこを論じ直す必要がある気が。

うさぎドロップ

オチ気持ち悪いは完全同意

どこかリアル湿度みたいのを感じられるのは少女漫画特有で好きなんだけどな。

フルーツバスケット

うーん……これは最後まで読んだがマジでさらんかった。

お家騒動みたいなのとかカーストに対するアレコレとかがまさに少女漫画特有価値観で作られていて飛んでくる角度的に自分に綺麗にささらず弾かれていく感じ。

やりてーことは分かるのよ、こういうのエモいよねって必死アピールしてくれるからさ。

でもあれよね好みじゃない相手から言い寄られても嬉しくないような感じのイマイチさらなさよね。

男同士だと「貧乳好きが巨乳アピールおっぱいばかり写すいAV見ても「いいから顔と下半身を写してくれよ」となるあの感覚だわ」で通じるんだが女さんにどう説明すればいいやら……

NANA

俺BOY(初めて買ったギターは真っ白なフライングVで買ったその日にケンカで叩き壊しましたのアレ)とかもいまいちさらんのでこれもアカンかった。

バンド系男女漫画合わせて10作ぐらいトライして刺さったのは「ハレルヤオーバードライブ」ぐらいだったぜ。

ぼくの地球を守って

守るべき大事なモノを「たま」表現する大切なものプロテクトマイボール精神共感して読んだが、なんだか全体的に女性的な繊細対人関係至上主義世界でキツかったぜ。

伏線オチを知りたくて最後まで読んだんだが、伏線の美しさよりも「うおおおお面倒くさいこと考えてるやつがおおすぎ理解ができなくなってきたぞおおおおお」が加速し続けたんだわ。

彼氏彼女の事情

やっぱこれも「トロフィーゲットだぜ!俺たちマジすげーからな」の人脈カースト上り詰めたがる作品なんだんだよなと最後で答え合わせを見た気持ちになったぞ。

誰もが認める凄い奴と友だちになったかじゃなくて「コイツ凄さは俺が認める。いっそ俺だけが認めればいいんだ!」みたいな暑苦しいライバル関係みたいのが好きすぎるんだろうな俺が。僕が悪いレッツファイティング

悪役令嬢

ゲーム世界未来を知っていることを利用して勝利するという話はね、自分コントローラー握ってれば楽しめるんだが他人がやってると冷めた目で見てしまうんだ。

これも僕が悪い。レッツファイティングラブ。


さて、思ったより読んでないな。

想像以上に初心者だ。

そんな俺に刺さった作品を上げていくぜ。

ベルばら

やはり強いぜ。

カースト爆上げ合戦あほくせーと思ってしまう俺もここまでインフレされた上に「俺の知り合いマジ凄いぜ」じゃなくて一国で権力争いするのがメインになると普通に楽しい

最終的にブチぎれた連中が全部ぶっ壊すのもデビルマンじみたヒャッハーオチ楽しい

やっぱ漫画恋愛だの人間関係だのといったリアルでも出来ることじゃなくて安全から血生臭い地獄を眺めるようなのが面白いのよ。

さばげぶっ

結局少女漫画って根っこは面の皮が厚いのを薄く見せたくてしょうがない心の化粧が分厚いゲス同士の足の引っ張り合いだろ?

それをいっそ徹底的に思いっきり堂々とやってみせりゃー面白くなるってことよ。

あれ?

2作ぐらいしか思いつかねえ。

男が読みそうな少女漫画は大体網羅されてんな。

なんだ結構やるじゃん。

つうか俺が読まなすぎてるんだけどな。

anond:20220114112829

ほんまか?ソースあんの?

ってことで調べてみたで



https://note.com/entamenodendo/n/n3c6bb4c072052021年映画興行収入ランキング上位100位以内から洋画アニメを除外した

2022-01-13

最近買って読んだBL

ボーイズラブアンソロジーCanna vol.81』

 「アンソロジー」っていうけど同人誌ではなく、商業BL雑誌雑誌雰囲気少年漫画青年漫画風味でストーリー重視・エロ少なめ……らしい。BLにしては、ということかも。ちなみに出版社フランス書院。だからといってハーレクイン的なラブロマンス色があるわけではないけど。

 では以下、掲載作品感想

『鴆(ジェン) 天狼の眼』最終回(文善やよひ)




概要

 古代中国のような世界観。「鴆」という鳥の獣人みたいな生物飼育するのが一種金持ち道楽となっている。鴆は食べ物によって羽根の色が変わる。鴆のオーナー達は鴆の羽根色を競わせるのだ。鴆を飼育する人のことを「鴆飼(ジェンスー)」と呼ぶ。

 本作のカップリングは、ティェンラン(鴆であり鴆飼でもある)×リュイ(人間若者盗賊)。

 私は途中から読んだので全体のストーリーいまいちわかっていないんだけど、今回のお話は、なんかリュイが昔の盗賊仲間を売って逆襲されそうになってるとこらしい。


増田感想

 手練のプロ作家作品! って感じですごく読みやすい。絵も綺麗。ストーリーはたぶん感動とか衝撃というよりは「無難な感じ」だ。アートだ。熱烈に惹かれるというよりはコレクション欲をかきたてられるというか。単行本出たら買おうかなぁー。


『積み木の恋』(漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)




概要

 大人BL小説家・凪良ゆう先生の同名小説原作主人公ゲイ男性を専門に狙う詐欺師パパ活のようなことをしては男から金を巻き上げている。

 カップリングは、金持ちぼんぼん×詐欺師

増田感想

 そもそも凪良先生物語で読ませる作家というよりは文体で読ませる作家。そういう作家さんの作品原作としても、やっぱり最大の魅力「地の文」が消えてしまうので、なんだかなぁーと。

 漫画を描いた人は人気のBL漫画家らしいけど、別に……うん。繊細な画面とかなんとか宣伝されているのを見たけど、私は画面が白いなとしか思わない。でも面白そうではある、原作小説が。まあ、小説メディアミックスっていうのは、大体引き算だよなぁ。

『ロングピリオド』第3話(古矢渚)




概要

 高校生主人公の学園もの特に秀でた所のない佑征が、幼なじみで何でも小器用にこなしてしま天才肌の樹を好きだけど好きと言えずに悶々としたりツンツンしたりする。少女漫画風味隠れゲイの苦悩話。カプの左右不明。今回は子供時代の回想メイン。

増田感想

 よくある話だなと。でも月並少女漫画みたいな作風漫画は意外と求められているもだろうか。去年は『コントラスト』(itz)がヒットしていたことだし。たぶん、好きな人は好きなんだろう。

『青い人の主治医』(hagi)



概要

 獣医師が知り合いの親切なおばちゃんに頼まれて、町外れに蟄居している少年を診察しに行く。少年は全身の皮膚が鱗化して角まで生えるという奇病に罹っている。獣医師はなんとか少年を診察しようとするが、少年人間不審を拗らせており、患部を見せることすらしたがらない。診察するのしないので揉めている最中

増田感想

 きっとこういう漫画好きな人も世の中にはいるんだね!


侵略宇宙猫チャン!』第6話(元ハルヒラ)



概要

 自称宇宙から侵略者で人語を操る猫が、穂堤(ほづつみ)と今市(いまぢ)と犬のチャヅケの住む家に転がり込んでくる。その日常。今回はほづつみといまぢが致している所を宇宙猫のサンが覗き見して、なんだかんだ揉める。なお、サン宇宙猫だけれど、虚を衝かれたかのような顔つきをしている訳ではない。

増田感想

 ああ、オチはやっぱりそうなるんだ……w

『嘘つきな愛を買う』第5話(ポケラふじ子)




概要

 オメガバース設定作品。αだったはずの主人公・悠生は何故かバース性がΩに転換してしまう。成績優秀で親の期待に添えていたはずが、一転して無能の産むだけが取り柄の人扱いに。そして悠生は彼を見初めた男・恭悟に金で買われてしまう。以来、悠生は恭悟に服従状態。恭悟は悠生の心から笑顔が見たくて、有名進学高校への転入を勧めるが……。

増田感想

 ちょっと昔の男格差をごりごりに風刺したような内容で、精神にかなりクる。『82年生まれ キム・ジヨン』みたいに、細かいところで心をポキポキ折ってくるような。そしてレディコミみたいにねちねちドロドロしてる。

 攻めでαの恭悟が無自覚強者傲慢から悠生に復学を勧めておきつつ、嫉妬に駆られてあっさりと梯子を外す、その態度の豹変がとてもリアルだ。もうやめて、それはただのDVよ!

 はぁ、つらい……。つい読んじゃったけど、私はこういう類の悲愴感BLには求めていないかなとも思う。

 もはや男女カップリングではここまで時代錯誤なネタは迂闊に描けないから、オメガバース設定が表現の駆け込み寺みたいな役を果たしているのかなという気もする。

BLACK BLOOD』第6話(琥句ハヤテ


概要

 戦闘サイボーグのイーサンが生身の人間のミハイルに恋をしちゃう話。

増田感想

 普通に恋愛してるなぁ……。連載開始当初は、なんかもっとこうシビアストーリー重視のハードボイルドが始まるのかなと思ったら全然かわいいハイルにイーサンが惚れてしまい油液が飛ぶ(←言葉通りの意味BLだった。

 一回ミハイルが死にそうになったくらいで、特別事件が起こる訳でもない。もっぱらイーサンが「これが恋……?」と動揺しているだけである。だが正直、あまり萌えはないかな。そういえば、ミハイルってイーサンのこと好きなの?


『MADK』第18話(硯遼)



概要

 サイコパス過ぎて人の世には居場所のないマコトちゃんが、悪魔Jを召喚して魔界に行き、悪魔に生まれ変わって無双する話?

 悪魔は人に名前を忘れられると消えてしまうらしく、マコトはJが孤立するよう根回しをし、彼を弱体化させる。今回は久しぶりにマコトがJのもとを訪問するところ。

増田感想

 連載の半分も読んでいないせいでストーリー登場人物関係性をいまいち把握出来ていないという私の個人的事情を差っ引いても、何を言っているのかよくわからない台詞がいくつかあるような?

 とにかく、マコトとJによる激しい心理戦が繰り広げられていることだけはわかった。愛憎が入り交じるというよりかは愛情表現おかしい二人なのか。

『ジャルディニエの愛した毒花』第13話(椛嶋リラコ)

概要

 旅人のオルは城塞都市ペルオテに着くやいなや荷物を盗まれ、無一文の身元不明人なってしまう。そんな彼は娼館下働きとなり、娼夫・アコニとなんかあれな感じになる。

増田感想

 ストーリーがよく分からないので、1話の試し読み数ページを読んでやっとオルの境遇理解した。この人が主人公だったのか……。てっきりアコニさんが主人公なのかと。今回もまあよく分からないけど、ねこみみ獣人達は娼館にいる方がマシみたいな設定なのだろうか?


ベルガモットサニーデイ最終回キタハラリイ)

概要

 主人公アルバイトの子が勤め先のオーナーに惚れて、そのオーナーって人が胡散臭いレベルスパダリなのだが、主人公と付き合っているのかいないのか微妙セフレ関係っぽい付き合いをするから主人公が病んじゃって、でもスパダリスパダリパワー全開主人公をよしよしいい子いい子してくれるって話。


増田感想

 ありがとうベルガモットサニーデイありがとう! タイトルだけはなんか好きだった!!

スリピングデッド』第8話(朝田ねむい)

概要

 高校教師の佐田は見た目性格ともに非の打ち所のないイケメンで、同僚や生徒からの人気が高い。そんな彼はある夜、不慮の事故に遭う。次に目を覚ました時には手術台の上で、科学者間宮が側についていた。間宮によれば、佐田は一度死んだところを間宮の手によって蘇生させられたが、ゾンビのようなものとして生まれ変わったのだという。

 間宮家で始まる、ゾンビと猿のような人間リアル猿の、二人と一匹暮らし


今回のあらすじ

 まさか温泉旅行回。昼間は名所めぐり、夜は恋バナだ!


増田感想

 思いがけず萌えとラブに全力投球な本作。第1話シリアスでダークな雰囲気から行き着いたのがここなの? たのし大人修学旅行なの!? 唐突なようでいて自然な流れで旅行して、ちょっと揉めたり仲直りしたりお互いに理解を深め合ったり、でも片想い片想いのままだったり、心理描写がすごい。リアル

 これまでの朝田ねむい先生作品恋愛色の薄い作品が多かったのだけれども、まさかゾンビ物で究極のラブストーリーを描いてしまうとは。



追記

https://anond.hatelabo.jp/20220113151632

 虫歯先生知らなかったかBL情報サイト検索した。

 すまんけど、私は表紙見ただけで回れ右だな。エロ売り作家は基本読まない。いうてBLなんかエロばっかりじゃないかいと言われるかもしれないし、実際エロばっかりなのだが、表紙であからさまに「ある種のエロしかないです」と主張してるような作品は、読んでも気分悪くなるので読まないです。

2021-12-07

今バズってる読み切り漫画パイをみろ!!」、少年漫画青年漫画だったら最後に目を合わせたとき信長が和久井さんの胸を見てしまって「「あっ」」となるオチがつくんだよな

2021-12-02

チェンソーマンは(男性向け)少女漫画

チェンソーマン一見すると少年漫画的展開が中心の典型的アクション漫画と思い込んでしまうが、一種ラブストーリー恋愛が中心の少女漫画みたいな流れとも言える。実際、デンジ女性に変えて登場する女性キャラを全員イケメン男性にしてしまえば凄まじく歪んだ少女漫画ができあがる。

少年漫画青年漫画主体は男主人公の夢や目標を叶えることであり、恋愛は全く話に入ってこないかサイドストリー的に適当に扱われるだけだった。チェンソーマン主人公典型的な男主人公の壮大な夢や目的が初めからない。その結果、女性と付き合うことが彼の目標となり周囲のキャラクターとの関わりも恋愛的な視点が大きい意味を持ってくる。胸を揉む行為からキス約束まで、次々と登場する女性から彼は恋愛について学び、疑問を抱き、苦悩する。これがハーレム漫画にならないのはデンジ積極的愛について模索しているのと、女性キャラ達がハーレム漫画特有の都合よく主人公に尽くす目的で描かれてはいないことがこれ以上となくハッキリしているからだ。

チェンソー悪魔セットアップある意味、この漫画主題少年/青年漫画的な夢を追いかける話ではなく、少女漫画的なラブストーリーであることから目を逸らさせるための目眩しともいえる。

読みかけの本。

 第9回BL小説大賞に出品したせいで先月は自分創作(出品作の直し作業)が忙し過ぎて、本を読むとかいう気分ではなく、読みかけて積んでしまったものが多かった……。

読みかけ挫折or挫折しそう。

アンタッチャブル』(馳星周

 馳星周先生作品って、少年漫画青年漫画二次創作BLを覚えた人間にはヒャッホー! な、ヒリヒリとした男同士の関係性を描いたものがちらほらある。私は『生誕祭』が好きだなぁー。けどここしばらく馳作品を読んでなかったなと思い、バディものだというし面白そうだなと思って本書を手に取ったのだが……。

 冒頭がすごくダルい。今まで読んだ馳作品の中でここまでダルいと思ったものはなかった。うぅ……なんだこれ。でも作者あとがきには楽しんで書いたって書いてあるんだなぁ。作者が楽しんで書いた作品駄作法則発動か、それとも中盤から急に面白くなるのか。わからないけど、十分の一くらい読んで脱落した。


私立探偵麻生龍太郎』(柴田よしき

 BL字書き仲間から、「柴田よしき作品BLだよ!」と教えられて、どの作品BLなのかわからないまま、とりあえず目に留まった本作を読み始めた。しかし、最近の私にはBL貧乏神でも憑いているのか、これもいきなりダルくてくじけそう。某BLレビューサイトマンスリーくじも外したし、散々な気分だ。



遅々として進まないけれど、頑張って読んでいる。

武漢日記』(方方)

 中華BLかぶれて中国に興味を持った私、感染症がどうかというよりかは、中国市井の人々の暮らしぶりを知りたくて、本書を読み出した。これは興味深い。封鎖下の武漢の人々の暮らしぶりもよくわかるが、中国一般市民暮らしや考え方も見えてくる。ステイホームするしかないので、著者のだしてくる話題ネットの話多めなんだけれど、中国ブラックジョークとか、漢詩パロディーとかが興味深い。

 中国といえば言論の自由のない国というイメージだけれども、それでも人々は完全に右へ倣え(いや左へ倣えかな。)している訳でもなく、動画血気盛んに行政批判地方自治体disくらいなら意外と大丈夫だったりするの?)や罵倒をしていたり、ユーモアを交えて上手く規制を交わしつつ本音吐露しているようだ。

 ちょっと意外だなと思ったのは、中国人達プライバシー大事にしている。自由感染症対策を天秤にかけてどっちを取るかっていう議論が出てきたりとか。また、感染症対策大事だけれども経済を回すのも大事でしょう、とかい意見も出たりして、完全に共産主義なのではなく、資本主義的な考えも取りれているようだった。いや、資本主義というよりは現実主義なのかな。

 著者の方方先生基本的当局を支持し信頼していると繰り返し述べつつ、極端な思想極左)は人々の暮らしに悪影響をおよぼすとも主張している。そしてよくネトサヨから攻撃されたりブログサイトからアカウントブロックされている。

 思い切った都市封鎖で徹底的に感染症対策をしたにも関わらず、なかなか感染者数が減らなかった武漢。本書は日記なので、リアルタイムにその状況を体験して書いている方方先生や、一般武漢市民にはどうしてこんなに長く閉じ込められなければならないのか、分からなかったようだけれども、この翌年に俯瞰で見れる読者の私には、さもありなんと思える記述が所々にある。一般市民の多くはステイホームをしていたものの、当時の武漢にはホームレスもいれば貧民街も一部にあったらしく、それらの困窮生活者は生きる為にいつも通りの暮らしをしていたようだ。また、物資の配給に従事していた人々……多くは市の職員ボランティアだ……の感染症対策情報不足物資不足から万全とはいかなかったようで、それが感染拡大に影響していたのではないかと私には思える。

 日本でも他山の石とすべき所は、役所というのは日常仕事様式から、どうしてもフレキシブル対応が苦手となってしまう、という点かなと思った。こればかりは国の主義とか関係ない感じがする。全体主義・強権主義的なところのある国は感染症のような問題には強いと、外の我々には見えたけれども、現実にはそれでもかなりの苦労があったことが本書にはありありと書かれている。

 ……とまあ長々と書いたけれども、まだ半分ちょっとしか読んでないので、頑張って続きを読む


女性の生きづらさとジェンダー 「片隅」の言葉と向き合う心理学』(心理科学研究会ジェンダー部会

 BL関係ないけど。読んでみれば、一般社会から顧みられることのない、普通から脱落した女性たちの暮らしものの考え方、世界の捉え方が書かれていて、興味深い。のばらあいこ先生の『秋山くん』『寄越す犬、めくる夜』の登場人物(こっちは主に男性だけれども、所属階層はほぼ同じだろうな)の日常とかを思い浮かべつつ読んだりとか。

 性的逸脱行為を繰り返す少女が、自らの価値を「需要」のある無しで語るくだりとか、衝撃を受けた。しかし、そこまで荒れた生活を敷いられているわけでなくても、自他を使える使えないで見ている人というのは世の中にはとても多いというか、ただそこに存在することさえ許されない、役に立つの義務であるかのような圧が社会全体にのしかかっている気はするよなあ。そういう圧が、社会の中の一番弱い人々を押し潰してしまうんだろうね。

 非行犯罪少年院に入れられた少女達が、更生教育を受ける中でやっと自分存在肯定することを覚えるということ。世間的には少年院に入るなんて罰だとしか思われていないけれど、そこが人生の根幹の部分を学ぶ唯一の場所であるという人も世の中にはいて、必要場所なんだなあ。しかし、女子少年院を出てから数年後に悲惨な姿でまた戻ってきた女性の話しは重く辛かった。せっかく自分を大切にすることを覚えても、彼女ゴミのようにしか扱わない人しかいない世界に戻っていくんだね。ネンショー出だということで……。

 まだ四分の一くらいしか読んでない。辛いけど最後まで読むぞ。


から読むBL

『飛行少年ズ』(野火ノビタ

 唐突に、紙の同人誌なんか家に一人で居られる昼間しか読む暇ないじゃん! と思って宝箱から発掘してきた。幽遊白書同人誌、なんだけど、表紙からして誰おま。これが野火ノビタクオリティ。だが読めばなるほど蔵飛……そしてエモい

 実を言うと蔵✕飛は特に好きではないが嫌いでもなく、しか野火ノビタ先生作品に限っては超好きなので本を買ったという。私自身は幽白の最推しカプは男女カプなので、表向きには蔵飛読むなんて言えない。腐に媚びてんじゃねぇと陰口を言われるので。BLのカプでは仙水✕樹が好きだな。推しても誰とも喧嘩にならないし。



という訳で、今日は久しぶりに読書の日と割り切って、ひたすら読むぞ。

2021-11-16

anond:20211116111858

青年漫画の絵柄で異常に高い画力作画コストかけまくってる

海獣の子供漁港の肉子ちゃん全然ヒットしてねーのよ残念なことに

2021-11-15

anond:20211115105324

二次創作BLを覚えて商業に手を出す人もいる。でも、そういう人は大抵、商業BLがっかりする。二次を読み書きする人はおおかた少年漫画青年漫画好きなので、商業BL少女漫画ノリについていけない。

2021-11-06

最近読んだBL

今回は短編小説1冊、単行本1冊、雑誌1冊。

夜の眼(ジョシュラニヨン)

あらすじ

 事件記者パーカーは、連続殺人犯リッキー正義感から助けたが、恩を仇で返され殺されかけた。

 再び収監されたリッキーだったが、ある日刑務所を脱走して行方不明となる。リッキーから報復を恐れ、警察に付き添われつつ逃避行したパーカーだったが、護衛に着いてくれたスッタッグ警部補に好感を持ちはじめ……。

増田感想

 すごく面白い訳じゃないけど、つまらなくもない。終盤、もしリッキー復讐に訪れたら、その時パーカーはスタッグ警部補に何をしてもらいたいと願っていたのか、その胸の内を白状するところが、人間臭くてよかった。

秋山くん』第4巻 (のばらあいこ

あらすじ

 柴からプロポーズを受けて、結婚するのもいいかなと思った、秋山くん。だが、自分と柴がふわっふわしていて地に足が着いていない有り様を仲間達に指摘され、自分がしっかりしないと、と決意したのだった。

増田感想

 進路選択を機に我に返って現実を見る、というのはあるあるだけれども、世間に歩調を合わせて妥協するのではなく、「結婚する」という目標はブレないまま、それぞれ成長していくところがよかった。

 柴と秋山くんだけでなく、柴の友人のじおんくんやちえちゃん秋山くんの悪友達も彼らなりに考えて成長し、互いに影響を与え合っている様もいい。

 そして、地方ヤンキー底辺高校生達の人生を回すスピード感リアル。彼らは都会の大卒アラサーで悩むような事に、高校在学中に悩み決断するんだよなぁ。

 BL漫画を描くような人が、こんな感じの市井の人々にスポットを当て、「ヤンキー」という形だけでなく彼らの暮らしぶりのリアル肯定的に描くのは意外な感じがした。

 第1巻の、かなり酷すぎる性的虐めからまさかの展開の時点では想像もつかなかった、大団円。よかったわねぇ、皆……と近所のおばちゃんの気分でほろりとしてしまった。

ボーイズラブアンソロジーCanna vol.80』

 記念すべき第80号。飛ぶ鳥落とす勢いの人気小説家、凪良ゆう先生作品コミカライズ! というスペシャルな感じがあるんだけど、寄稿者の人数が今月も少なく、大丈夫なの……? と一読者の私は若干心配になるのだった。朝田ねむい先生の『スリピングデッド』が2話分一挙公開! さもなければ雑誌もっと薄くなってしまったよね。私は電子派だからリアルに本の厚みに一喜一憂は出来ないのだけれども。

 ちなみに、『Canna』のテイストエロ大人しめで、青年漫画に近い感じかな。変わった作風のものが多いと思う。じっくりストーリーを楽しみたい人向け。

 ではでは作品ごとに感想を書いていくぞ。順番は掲載順。文章量があからさまに思い入れに比例してて御免。

『積み木の恋』第1話漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 昨今はあまりにも小説が売れないが、ストーリーを作れるのはやっぱり小説家、ということで、小説コミカライズがお盛ん。しか小説コミカライズを読む度に、大体原作の方が面白いなって思う。やっぱ、漫画には漫画の、小説には小説のやり方があるんじゃないかな。

 という訳で、この作品もやっぱり原作読んだ方がいいんじゃないかなという感想私自身は凪良ゆう先生作風が好きだけど、『積み木の恋』は未読。原作の方が好きになれそうと思った。

 凪良先生の良いところは感情表現ユーモアで、ユーモアの方は台詞に出がちなのでいいとして、感情表現地の文に出がち。しか行間を読ませるというよりは分析的な文章なので、漫画の余白とか空気感表現しづらいんじゃないかなと思う。

 コミカライズ担当者がまずいという訳ではない。漫画化との相性がいい原作を選んだの? と疑問に思うだけ。

 現在、他誌でも凪良ゆう先生作品漫画化されているんだけど、そちらは近々ドラマ化される『美しい彼』で、コミカル台詞回しが多く、少女漫画セオリーを綺麗に踏襲しつつたまに強烈な逸脱を見せる作風で、より漫画向きな感じがする。



『MADK』第17話(硯遼)

 すごく評判のいい作品なのだが、私はつい最近(4、5号前かな)から読み出したせいで、話がさっぱりわけわかめ最近までは悪魔Jの過去話で、現在主人公マコトちゃんがなんか生首持ってJの家に来たところ。

 まあ、よくわかんないけど、マコトとJのどろどろの愛を楽しむ漫画なの? 今回はやばやばエロ回。Canna漫画っておかし性癖エロはあまりない感じなんだけど、本作の今回は若干アブノーマルかなぁ。最中台詞を読んで、それ奴隷商人痴皇(@『幽遊白書』)が言ってた台詞のやつじゃん、とツッコミを入れたりなど。

 読後の感想としては、今回もよく分からなかったなと。


逃避行じゃあるまいし』前編(タクアン)

 ストーカー?×恋愛の美味しい所だけ味わいたいグラスハート のおっさんずラブみたいな感じ。画風がサラリーマン向け雑誌みたいだが、エロはがっつり腐女子好み。エロシーン多め。「×」というよりは「VS」が似合う関係性のようにも思ったが、受けの人は粘着されて嬉しそう。まじかよ。


『青い人の主治医』第2話(hagi)

 第1話掲載した後数回休むってすごいな! と、これまで読んできた漫画雑誌といえば有名少年漫画少女漫画雑誌くらいの私は思うのだが、Cannaにはよくあることなのかもしれない。

 別にBLでなくてもよくないか? と思った。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


ベルガモットサニーデイ』第5話(キタハラリイ)

 相変わらずタイトルの響きが最高だなあ、ベルガモットアンドサニーデイ! 声に出して読みたいタイトル

 働く大人女子向け漫画っぽいもだもだした恋愛もの別にBLでなくてもよくないかという気がしないでもない。


『嘘つきな愛を買う――オメガバース――』第4話(ポケラふじ子)

 オメガバースって、二次創作においては行きつく所まで行ったニッチ性癖感あるけど、オリジナルBLにおいてはネタ範疇妊娠出産も一応入る為に社会派の側面もあるよねー。ということで、これもうっすら社会派っぽい雰囲気のある作品

 とはいえ、大概のオメガバースはαとΩのやり過ぎエロとかΩの業の深さを楽しむものだとも思う。本作も社会派っぽい面はあくまでおまけかな。


スリピングデッド』第6話&第7話(朝田ねむい)

 イエーイ今回一番楽しみにしていましたイエーイ!! 2話ぶん一挙掲載にしても凄い分量がある。全部で80ページ越えだもんな。

 ネタバレをしながら書くので、ネタバレ無しで読みたい人は読み飛ばしてください。


 今年の8月末日に刊行された第一巻の続き。殺人事件に巻き込まれ理不尽な死を遂げた佐田が、マッドサイエンティスト間宮に拾われ理不尽にもゾンビにされ、これまた理不尽にも食人をして生きることになったのが、第一巻までのストーリー

 巻末辺りで、間宮が実は顔見知りだったことを佐田は思い出す、という謎めいた展開に。

 今回は、佐田記憶結構ぼこぼこに抜けがあるのが判明しつつ、視点佐田から間宮に移る。

 これまでもっぱら佐田視点物語が進み、佐田の人となりを読者は佐田自己認識という形で知ってきた。ところが! 間宮記憶に残っている佐田人物像がとても意外。いや、表向きは佐田は昔から非の打ち所のない、ほどほど善良な人物だった。それを間宮スクカー最底辺のひがみ根性から偽善者」と決めつけていたのだけれど、あることがきっかけで、佐田邪悪な一面を垣間見たのだ。

 一巻までは、クレイジー科学者間宮翻弄されるごく普通の善良なスパダリ佐田、という構図だった。けれども一皮剥けば、間宮科学的探求心に突き動かされていない時には案外まともな感性を持っているのに対し、佐田無意識ながら自身暴力性を発揮する隙を窺っているようにも見える。

 理由も無しに暴力を振るわない間宮と、理由さえあれば嬉々として暴力を振る佐田。彼らは似ているようで根の部分は真逆

 佐田仮面を剥がすと現れるのは、過去間宮を虐めた奴らと同じような気性で、間宮佐田に惹かれるのはストックホルム症候群のようなものに思える。お、これって同作者の『マイリトルインフェルノ』じゃん? 『マイリトルインフェルノ』のあとがきに、最初はいじめられっ子が悪魔の力を借りていじめっ子復讐する話だったが暗くなりそうだからやめた、と書いてあったと記憶しているが、今回はそのテーマに再挑戦するということなのだろうか?

 間宮佐田過去編にはBLなのに若干百合みを感じる。陰湿×陰湿からかな。

 感情を表情や言葉で表すのが大の苦手な間宮の、一巻までの言動伏線は全部一巻内で回収(あーこいつ実は佐田のことかなり好きだな、と。)されたものだと思っていたが、そのなかでの特に重要台詞や表情の一つ一つが、実は二人の過去しか佐田には綺麗さっぱり忘れられている)に掛かっていた、というのにはやられた。なんてすごい構成力なの……。

 ここまで見てくると、間宮佐田に対する一方的な想いが実にエモーショナルに感じられ、間宮佐田に対する言動の一つ一つが愛らしく思えてくる。間宮佐田の死顔を見、「……あまり変わってないな、キミは」と呟き佐田の頬を撫でるシーンにはちょっと涙が出てしまうな。一巻収録ぶんを未読な人には、変な人の変な行動にしか見えないかもしれないけど。いまだ紆余曲折の真っ最中にあり見た目にまで苦労の滲み出ている間宮が、昔のまま歪みなく順風満帆大人になり夢も叶えた佐田に対し、羨望と嫉妬以上の眼差しを向ける、名シーンだ。

 ところで、佐田が肝心の所をまるで覚えていなかったのは、何かの影響による障害にも読めるし、加害者被害者記憶ギャップにも読める。佐田間宮を虐めた人ではないけれど、佐田の心根にはいじめっ子的な所があるというか。間宮佐田のことで強烈に記憶している部分というのが、佐田にとっては他人に対する悪意を解放した部分である佐田本人はスカッといい気分)であるから、そりゃ覚えている訳はないか

 間宮佐田過去と二人の関係性、そして間宮佐田に対する想いは明らかとなった。だが、ゾンビ化が佐田に与えた影響という伏線はいまだ回収去れていない。これが今後どのようにストーリー関係していくのか。ゾンビものの定石として佐田人格を喪い人食いモンスター化し暴れ出すとかいう展開も予想出来る流れだし。

 次回が待ち遠し過ぎる。


BLACK BLOOD』第5話(琥狗ハヤテ

 えっ、この漫画もう第5話なの? あらまあ! 時の経つのは早いなあぁ。そういえば、私が初めてCannaを買ったとき、ちょうどこの漫画が新連載として載っていたような記憶がある。

 ハードっぽい作風と画風で、日本漫画という由りは海外の、フランスとかの漫画っぽい雰囲気なのだが、やっぱりBLBL。急速に恋が始まり、油液が飛んだ。(←何かの隠喩ではない。)ここまで一応事件はあったものの凄い急展開が起こった感はないのだけど、もう5話。一巻以降も続く感じかな。次号とかで終わったら、何だったのかよく分からない漫画になってしまうし。


『ジャルディニエの愛した毒花』第12話(椛嶋リラコ)

 娼館ものでかつ猫耳獣人ものという欲張りセット。連載が長く続いているのもあり、私にはさっぱりストーリーわけわかめ

 この間まではなんか過去の話をしていなかったか? 攻めの人がどっか遠い所に行っちゃうような話では? と、前回までの話を把握していないまま今回を読んでも理解出来るはずもなく……。絵が綺麗。しかし、何故レディコミではなくBLなのだろう? という疑問もなくはなく。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


シャングリラの鳥』第14話(座裏屋蘭丸

 イエーイ、これもすごく楽しみにしていましたイエーイ!! だが、ストーリーはそんなに進まなかったので、ネタバレのしようがない。

 前回までの色々が解決も進展も後退もせず。フィーは子供時代に犯した過ちがシャングリラに及ぶことを恐れて怯え続けれており、一方アポロといえば、輝く白さのホワイト労働のはずがまさか自身性質によって馴染むことが出来ずに進退を考える局面差し掛かっていた。

 アポロが試情夫として正規雇用されて依頼、なかなか接点を持てないふたりは、それぞれの悩みを一人で抱え込んだまま、ひたすら悶々とし続ける。

 精神的に詰みそうになったタイミングで、運良く二人きりになれたとこまでで次回を待て!

 なんとも言いようがない。ただ、座裏屋蘭丸先生の描く、男子達がより集まってあーだこーだ言い合うシーンは最高だなあ、ということくらい。

 絵柄がすごく綺麗なのに、背景を真っ裸で歩くフィーの超遠目に映ったおちんが白抜き修正されてしまうのが、地味に悲しい。全身クローズアップ絵では脚とかで隠し切っているのになぁ。


『つむぐ婚』第4話(黒岩チハヤ)

 別にBLでなくてもいい気がするのだが、BLじゃなかったらこのモフモフが観れなかったので、BLでよかった。

 つむぎの狐Ver.の口元のふにゃふにゃさと狐らしいお手々の感じが癒し。だが今回は人間姿でこってりエロ回。モフモフしっぽガードがよかった。


ひだまりが聴こえる――春夏秋冬――』第5話(文乃ゆき

 この作品はかなり人気があるようで、Canna代表作といえばこれ、みたいな扱いをされているけど、私はあんまりきじゃないんだよなぁ。BLなんだけど、少女漫画特有のねっちりさがあるところが、あまり好みではない。そういうのが良ければ少女漫画を読むよ。しか世間ではこれが王道綺麗めBLなのかもしれない。知らんけど。



***

 個人的に、「BLなのに百合みがある」は正直な感想でありつつ褒め言葉でもある(と言いながら、私はあまり百合は好き好んでは読まないのだが)のだけど、「BLでなくてもよくないか?」は明確にdisりとして使っている。

 せっかくの増田。何もしがらみのない場所なので、そりゃ忌憚のない感想をかくさ。

 では今日はこの辺で。

2021-10-21

anond:20211021184354

どっちかというと順番が逆で少女漫画が衰退したからそっちの作家少年青年漫画に移ってきた感じがするけどな

2021-10-07

anond:20211006154728

青年漫画世界にだけ顔が良くない普通の人が描かれているよね

一定リアリティラインがないと成り立たないジャンル

闇金ウシジマくんとかザ・ファブルとか

そういうジャンルからも定期的にヒット作が出てくるあたりが

日本漫画界の健全さを示していると思う

2021-09-27

anond:20210927154600

MEGUMIKJの嫁)とか

小池栄子女優

乙葉藤井隆の嫁)

とか成功例はたくさんありますよね。

しろ青年漫画雑誌は毎年ミスマガジンとかコンテストやってて

決まった出世ルートみたいになってる。

ホリプロ美少女コンテスト水着審査あるし。


まあ審査項目から水着・本気度が削除されただけなのかもしれないけど。

ちなみに宮崎あおい栗山千明12歳、13歳で脱いでる

2021-09-21

ジャニーズananガーって

表現規制関連の話になると必ず指摘した気になる人いるけど、女性向けで男の肌色が多い表紙・性愛に関する内容がそれだけ珍しいってことなのわかってる?

女の肌色多い表紙は青年漫画雑誌の表紙にまで大量に並んでて、しかコンビニエロ雑誌ビニールかけられたり撤去されたと思ったら、情報誌コーナーのど真ん中にあるよね。

女子アナの胸チラパンチラ?

巨乳グランプリ

男性誌のそのへんのやつ1誌程度にまで減らさないと、ananの事指摘する権利ないと思うよ?

あ、私は両方なくなって構わないです。

2021-09-08

BLアンソロジー Canna vol.79 を買って読んだ。

 偶数月末に発売される雑誌電子版の発売を待って買った。今回はいもの半分くらいしか掲載作品数がなく、しかも好きなタイトル全部休載という、悲しいことになっていた。

 だからといって課金を怠ったあとで休刊になられたら寝覚めが悪すぎなので、定価で購入。ほんとは次号の発売と同時に450円引きくらいになるので、推し作品が載ってない号は値引きを待って買うのが賢いのかもねー。そもそも買わんでもいいのか。

 vol.79 で最終回作品が三つもある。すごい。


ヤクヨメ♂(アオネ)

 センター最終回。なんか、攻めと受けが果てしなくセックスしていたという印象なのだが、攻めが虫垂炎入院したり、攻めが気まぐれに買ってきた仔犬に邪魔されたりとかで、エロ禁していた時期もある……はずだけど、果てしなくセックスばかりしていたような?

 初期の頃を読み逃したせいで攻めと受けの関係性がよくわからんのだが、

 ヤンキー×ヤンキーに拾われた放置子

 という理解でいいのだろうか。


コントラスト(itz)

 最終回。79号表紙もこれ。

 すっごい爽やかに終わった。登場人物高校生からか、エロなしで終わった。少女漫画的。少女漫画より爽やかだけど。


ロングピリオド(古矢渚)

 これまた爽やかな少女漫画BL! 清涼感すごい。どうしたの今号のCanna!? いや休載が少ない時でもそんなにドロドロしてないっぽい作品が多いけど。

 第2話の後編ということで、心情描写メインで物語が動いたわけではないっぽい。


つむぐ婚(黒岩チハヤ)

 けもみみ主人×従僕獣

 受けの狐の口の描線がふにゃふにゃしてるところが私のツボにヒットした。狐の口のふにゃふにゃをずっと凝視していたい。あと、受けの前足も可愛いちゃんと狐っぽい。銀貨を握りしめて人里におりて手袋を買いに行って欲しいお手々。とにかく受けが可愛い


ベルガモットサニーデイキタハラリイ)

 タイトルが良すぎる。タイトルの語呂が良すぎる。ベルガモットサニーデイ。声に出して読みたい英語(ただし日本語イントネーションで)。

 上司×部下のエロから始まる恋愛ヤバいと思った私は、はてなに毒されてソウルジェムが真っ黒に汚れている。

 エロはあるけど爽やか系。今回のCannaはほんと爽やかだな……。


BLACK BLOOD(琥狗ハヤテ

 私はこういうSFっぽくてハードボイルドっぽい作風が好きだな!

 1話~3話は渋い感じだったが、今回は急にBLっぽくほわほわしてきた。エロはない。この人たちどうやってスケベするんだろう、と謎は深まるばかりの鉄壁服装(というより装甲と、防護服)。まあ、べつにエロはなくてもいいんだ。


ジャルディニエの愛した毒花(椛嶋リラコ)

 BLというよりはハーレクインとかレディコミみたいな画風。フランス書院っぽい。そもそもCannaフランス書院が発売しているのだが。けもみみかつ娼館もの。華やかだけどネガティブ娼館っぽい。

 受けがすごく美人だが、BLである必要性があるのか謎なほどに女性的。だけど、絵が綺麗だからあいいかってなる。


遺骨の旅路(こん炉)

 最終回最終回作品のうち、これだけ後半に持っていくのか……。

 ぶっちゃけ前半の数話を読んでいないせいで、ストーリーが全くわからん。受けが未亡人的な何かなのかなあ? と想像するのみ。

 死人を含めた三角関係は大変そうだ。最終回なのでエロはあり。

侵略! 宇宙猫チャン!(元モトヒラ)

 今号ではこれが一番楽しみだった……。BL差し置いて宇宙猫の「サン」にスポットが当たりまくる回。2話以降ずっとそうな気もするけど。攻めの「いまぢ」は出張により欠席。受けの「ほづつみ」はいつも通り。

 とにかくサン可愛いもしかして、メインカプは

 ちゃづけ(犬)×サン

 なのではないかという気がしてきた。今回もエロはなし。爽やかだ。でも服は破ける。

ウルフハウンド(芽玖いろは

 高級ホストもの?(また私、よくわかってないまま読んでる)

 キラキラ画風というより渋めの青年漫画風なのが好感持てる。

 よくわからないけど、受け(?)のスタッフが気の利く男だというのはわかった。あ、もしかしてホストの方が受け? 過去回読み直してこよ……。




次号は最推しの『シャングリラの鳥』(座裏屋蘭丸)と『リビングデッド』(朝田ねむい)が掲載されるっぽいので楽しみー!

 『鴆――天狼の眼――』(文善やよひ)が次号で最終回らしい。vol.78から最終回ラッシュだなあ。次号は新連載が始まるだろうか?

2021-09-07

anond:20161230173926

花とゆめは元より少女漫画メインストリームからは外れる異色な雑誌と言われてたが、それはそれとして結構割合オタク女性ジャンプなどの少年漫画を愛読し新書館系のアクションとかファンタジーもある漫画が好きで「少女漫画はつまらない」って言うの、この恋愛漫画こそが少女漫画っていう読者たちのせいじゃねえかな。

私は子供の頃からりぼんとかなかよしとか大嫌いで、ぐだった恋愛ばっかの漫画でつまんないってずっと思ってた。

花とゆめスケバン刑事とかブルーソネットとかあってよかった。ウィングスノーラジェンダーフリーな感じがよかった。(年寄り

そのうちガチジャンプサンデー青年漫画面白そうなのの単行本買うようになったし、花ゆめはそのうち少女漫画っぽい漫画が増えて読まなくなった。

多分メチャクチャ共感してくれるオタク女性いると思う。

2021-08-24

テロリズムの是非? とか何周遅れもの話題やってるのって、ほんとにみんな少年漫画アニメだけで生きてきたんだなって思う

思わない?

多少ドラマとか映画とか青年漫画とかで触れられても、

「力無き正義」か「正義なき力」みたいな少年漫画ノリで誤魔化されて真面目に考える機会を失ってるのよね。

現実の争いって、「一方の正義」と「もう一方の正義」が戦ってるってのが大前提だけど、そこって描写したとて伝わらないんだろうなー

2021-08-21

anond:20210821230407

何が言いたいのか意味わかんなかったけど

要するに若い人間による暑苦しい漫画が読みたいけど古臭いのは嫌ってことか?

青年漫画でも読めよ

2021-08-16

ボーイズラブアンソロジーCannaを買って読んだ。

 数あるBL雑誌のなかでテイスト少年漫画に近いもの、と分類されているのをネットで見た( https://note.com/chill_chill/n/n79eebae2450f )ので読んでみた。

 だがしかしほぼほぼ少女漫画かレディコミやんけ。という感想半年ぶん(偶数月末発売なので、3冊だけど)で、少年漫画っぽい作風……というかやや青年漫画に寄ってるかもしれないが、そんな作風のものは以下の通り。

 この中でコマ割とかキャラクター造形とかストーリーとかがほんとにほんとに少年漫画っぽいすなあ! としみじみ思うのは『Badass』だけなのである。むしろ青年誌寄りだな、というのは『BLACK BLOOD』と『リビングデッド』。

 Cannaの連載作品は毎号続けて掲載される訳じゃなくて、休み休み載る方式らしい。上記作品が一度に載った号(vol.76)には全部で19作品が載っていたので、全体の4分の1くらいの少年誌青年誌(要は男性向けっぽい)テイストだったということだ。

 んー、これは多いのか少ないのか。元々少年漫画二次創作BL趣味を身に付けた私には若干物足りないのだけど、そもそもBL少女漫画から派生ジャンルなので仕方ないのかなという気もする。他のBL雑誌にも手を伸ばしてみたいけど、とくにonBlueとか……、お小遣いがもたないので。BL少年漫画みをわざわざ求めなければ、Cannaにはそれはそれで満足だし。

 ところで、今まで私が集めたそんなに多くないBLコレクションのなかで突き抜けて少年漫画成分の高いのが『仇椿ゆがみて歯車』(吹屋フロ)と『ワンルームエンジェル』(はらだ)で、これらはかなりの名作。

 少年漫画二次創作から入ったBL好きのハートに直撃するようなBL漫画もっと会いたいなぁ、はぁ……。

 とりまリビングデッド単行本ではスリピングデッドに改題される)』と『Badass』の単行本欲しい。出たら買うぞぉ!

2021-08-15

anond:20210815201553

誰それ?と思って調べたらデビュー当初少女漫画描いてた青年漫画家か

その人が「男読者の方が多い男に買い支えられた少女漫画を描いていた少女漫画家」の代表例なのか?

2021-08-14

anond:20210814172847

なんで子供に読ませたいって思ったの?

少女漫画がどうして青年誌でやってるんだろ・・・・とは思ったけど

一応、青年漫画やで

 

新選組日露戦争知らないと理解できないだろう

ギャグで言ってるのか?

2021-07-30

見事な推理披露した増田に、答えを教える。答えを教えてやる!

金田淳子氏の刃牙に対する主張はそれほど間違っていたんだろうか…?という疑問の日記。(anond:20210729090330)』

フェミニストと会話する上での困難ポイントanond:20210729143953)』

この増田の筆者はそれぞれ別人だと断言出来る。

何故なら、自分anond:20210729090330を書いたけど、anond:20210729143953は書いていないからだ。

というか、自分はこういう攻撃的な意思が伝わる文章他人に対しても自分に対しても、書かないし書けない。小心者なので、性格的には向いてない。

自分に書ける事は、自分の思っている事を自分内面から引き出して書く事くらいだと思う。

金田淳子氏の刃牙に対する主張はそれほど間違っていたんだろうか…?という疑問の日記。(anond:20210729090330

を書こうと思った切っ掛けは、今期放送されたアニメ平穏世代韋駄天達」の1話感想Twitterで調べた事が切っ掛けだった。

ネタバレになるけれど、このアニメ1話ラストで衝撃的なレイプシーンが始まった。

原作漫画はあの「ベルセルク」が連載していた青年漫画雑誌ヤングアニマルらしいので掲載誌的にはそれほど驚く事でもないだろう。

ただ、現在絶賛二期が放送中の「小林さんちのメイドラゴン」と原作者が同じ作品という事で期待していた人にはショッキングだったと思う。自分がそうだった。

1話の視聴を終えた後、すぐさまTwitter作品名+レイプというワード検索感想を調べた。アニメ感想リアルタイムで調べるにはここが一番反応が速くて良いから。

目に付いた感想は、9割方が批判・批難だった。

胸糞悪い、萎えた、面白そうだったけどもう見ない、不快感を催す、最低、キモい死ね、無理等々。

原作未読でこのアニメを見た殆ど女性レイプシーンに猛烈な嫌悪感を示していたと言っても何の誇張表現でも無いと思う。

それはそうだ。番組最後でか弱い女性複数人の男に突如性的暴力を振るわれたのだ。どうしてこれを見た女性が快い気持ちになるだろうか。

そこで、先日ネットで話題になった事件を思い出した。

刃牙シリーズの最新話で範馬勇次郎一般人に性暴力を振るった事、「刃牙」のファンである金田淳子氏がそれを見て範馬勇次郎に抗議の意思を示した事。

勇次郎は元からそういうキャラだし今更何を言っているんだ?」という意見も多かったが、刃牙をよく熟知して居る金田氏が何故今になり勇次郎の悪行に抵抗感を持ち始めたのか。

平穏世代韋駄天達とグラップラー刃牙への非難、そこに共通する物とは何か。金田淳子氏の「刃牙」への、範馬勇次郎への主張はそれほど間違っていたのか。

この疑問を、自分日記に書いてみたいと思った。自分BLレイプに対してどういう考えでどういうスタンスなのかは、中立であるために伏せさせてもらいたい。

ニコニコ大百科に『あたまゲームスパークなの?(https://bit.ly/2V1K4Ux)』

という記事投稿した『!?https://www.nicovideo.jp/user/54150114) 』

というユーザーと、

はてな匿名ダイアリーに『フェミニストと会話する上での困難ポイントanond:20210729143953)』

投稿した増田は、同一人物かあるいはそうでなくても非常に近しい存在ではないか自分は思っている。確信は無いので違うかもしれないが。

大体、増田についさっき投稿されて日記の中で使われた造語増田と直接関わりないニコニコ大百科記事として投稿されるなんて事があってたまるか。

という訳で、自分が知る限りの事は増田に開示してみた。これが今後増田推理する上で何らかの参考になる証拠になれば、この日記を書いた甲斐もあるな…と自分は思う。

anond:20210730134840

2021-07-29

金田淳子氏の刃牙に対する主張はそれほど間違っていたんだろうか…?という疑問の日記

つい先日、ボーイズラブ研究家金田淳子氏のある呟きがちょっとした炎上騒ぎになった。

週刊少年チャンピオンという漫画雑誌で連載中の板垣恵介氏による漫画作品グラップラー刃牙シリーズ

その中でも高い人気を誇るキャラクター範馬勇次郎」が一般人に性暴力を振るうというショッキング事件が起きたのだ。

金田氏のみならず、この展開にはネット中で「刃牙シリーズファンの動揺が見られた。

勇次郎はそんなキャラじゃないだろう!?」「板垣先生勇次郎をどうしたいんだ!」など、怒りと悲しみの声があちこちコミュニティ観測された。

金田淳子氏も「刃牙」のスピンオフを手掛ける程の「刃牙シリーズ」のファンであり、この展開には悲しみを感じずにはいられないようだった。

今週のバキ道読んだんですけどね…。

範馬勇次郎に伝えたい。レイプは本当にやめて。

あと不幸にも襲われた方にも伝えたい。男性に襲われるのは「女の部分がある」からではありません。社会的ジェンダー呪縛でそう思ってしまうのはわかるのですが、女性は「男性に襲われる性」ではないからです。

(※原文ママ

この呟きが、荒れた。「範馬勇次郎他者レイプした」という事件話題性もあり、小規模な炎上に近い状態になった。

「またフェミニストが~」

刃牙BL妄想しているお前が言うな

「今更勇次郎に対してそれ言う?」

などというリプライが大量に金田氏の呟きへ殺到した。

要は、「少年漫画BL的な目線で楽しんでいるフェミニスト少年漫画に口を出すな」「勇次郎は元々犯罪者なのだから今更レイプくらいで騒ぐな」という事なのだろうか。

この事について、自分としては納得が行かない…という気持ちが無い、と言えば嘘になる。

フェミニズムという男女平等を目指す思想を持ち、またボーイズラブを愛好する人間少年漫画について何か意見してはいけないのか?

犯罪者キャラクターが作中で性暴力事件を犯した事に対して遺憾の意を持つ事はいけない事なのか?それは違うんじゃないかなぁ…と、思う。

漫画雑誌というのは誰が読んで誰がどんな感想を抱いて意見を発表しても良い筈だし、犯罪者なら犯罪を犯しても仕方ないでは納得行かないと思っても良いのではないか

この事について、「金田氏はかつてキャラクターレイプされる展開を嗜好している発言をしていた」として反感を示している人も多く見られた。

まりレイプという展開を娯楽として消費した事がある人間は、レイプに対して嫌悪感を示す事は許されない、それは矛盾している。と言いたいのだろうか。

これもどうも0か100か、白か黒かという極端な考えだなぁ、と自分は思う。

頭の中であるシチュエーションが好きだという事と、現実でそのシチュエーションを好んでいるかは全く別の問題ではないか

「異性から無理矢理性的な事をされてしまうという妄想

好きな人現実でも異性から強引に乱暴な事をされたいとでも思っているのだろうか?他人レイプされる妄想をした事がある人は、被レイプ願望があるとでも言いたいのか?

好きなBLモブおじさんは、路地裏に複数で生息していて、火照ったカラダをもてあました受けがそこに迷い込んでくると、「上玉じゃねぇか」「いいケツしてやがるぜ」などほめちぎり、一糸乱れぬチームワークで(※脳を共有している)、受けをもてなして絶頂に導くモブおじさんです

~(中略)~

私のこういう発言をたまに「レイプを受容している」と言って嬉しそうに指摘してくる人がかつていたので、無粋ながら一応書き添えますが、「創作」の話ですよ! 「現実」の性暴力(痴漢レイプなど、相手同意を得ない性行為)はダメ絶対

続 さらに、過去ツイートしていた、私の好きな「受けが路地裏でモブにもてなされる」レイプ妄想ですが、これは非常に言葉足らずなものでした。詳しく言えば「受けも実は求めている」という気持ちがあり、実質和姦、という現実にはありえない妄想です。(現実にはありえないからこそ妄想と書いてます)

(※原文ママ

この呟きが少し直球的な表現である事は否めない。

が、こうやって一連の呟きを見ると「性的な事を望んでいる人間性的な事をされる妄想は好きだけど、現実での性暴力絶対ダメ」という金田氏のスタンスは一貫していると思う。

正しく金田氏が言うように『「レイプを受容している」と言って嬉しそうに指摘してくる人』が噛み付いているのだなという印象を感じずにはいられない所があるかなぁ。

不特定多数相手合意の上で性的な事をしたいキャラ妄想」と、「強者相手意思無視して性暴力を振るう事」は、似て非なる、どころか全く別の事柄である本来混同のしようがない。

刃牙はもともと、極端な「男女二元論幻想」を立てていることはわかっているのですが、同時に「闘い=セックス」という見立てにより、「男女のみがセックスする」という二元論をすり抜ける部分も持っていたはずです。しかし今週のバキ道は、男性同士の性すら二元論で語っていてもやもやしますね。

こういう内容の時だけ「フィクションに何言ってるの」ってわざわざリプつけに来る人がいるけど、フィクションを本当に愛してるからこそ、度を越したときリアルと同じように批判をするに決まっているでしょう? そもそもフィクションを全く批判しない人なんてこの世に居る?

今週のバキ道はあくまで「キャラによる語り」なので、板垣先生意見だと言えないことは踏まえたうえで、「週刊少年チャンピオン」を読む男性の中に「男性に性暴力を受けた経験がある人」が居ないとでも思っているのでしょうか。その人にとって今週のバキ道は呪いになるのではないでしょうか。

今週のバキ道は、「究極に雄度が高い勇次郎から見ると、他のあらゆる人間(男性も)は異性」という極まった二元論幻想と、勇次郎レイプされたことのある男性が誰にもそれを話せず、自分が男であることを確認したくて登山家になったという話です。前半はおもしろ話として読めるけど、後半がね……。

もちろん「書き直せ」とか「回収しろ」などと思っているわけでは全然ないので、私個人立場から自由批判を書いております(もともと私の刃牙エッセイ本の中でも、特に範馬勇次郎言動について強く批判してることは読んでくださってる方は知っていますよね)。

(※原文ママ

自分週刊少年チャンピオンを購読している訳では無いので、「バキ道」のその回については詳しくは語れないけれど(チャンピオンには好きな作品も多いのでチャンピオンコミックスは何冊も持っています

男性男性から暴力を受けるのは『男性の中に女の部分があるから』『相手から見ると男ではなく女だからレイプされた』と性被害を受けた男性が思い込んでしまい命を懸けた登山家になる話

は、男性に性暴力を受けた男性の傷を抉りかねない。

自分の中に女があったからいけないんだ、自分は男らしくならなくてはいけないんだ!」

強迫的なマチズモミソジニー自暴自棄思想誘導する可能性もあるかもしれない、呪いに成り得る。

また、金田氏が刃牙スピンオフを手掛けているからこそ「看板を借りているくせに何様のつもりだ?」と氏を攻撃する人も少なからず見られた。

それもおかしいと思う。親しい人がおかしな事をしたら、周囲の人はその行いを指摘せずに口を噤まなければいけないのか?

「まああの人のやる事だし…」「自分作品を貸してもらっている側だし…」と「立場をわきまえて」「わきまえる女」である事、が本当に正しい事なのだろうか。

それは違うんじゃないか?それは間違っているんじゃないか?と自分が思ったのなら、例え親しい相手でもちゃんとその感想を伝える事こそが、正しい事なのではないだろうか。

男性男性性的対象として見ない」

男性だけど男性に性暴力を振るわれ自分の中の『女性』を意識した」

女性男性に襲われる側の性である

という「刃牙シリーズ」の男女観は、確かに金田氏が指摘するように正直言って…古臭い、いつの時代の考えだろうか…?という感覚を抱かずにはいられない。

そういう意味では、以前金田氏が言ったように「凶悪男性犯罪者意図的少年性的対象意識強姦した」エピソード1992年少年誌で描いた「ジョジョの奇妙な冒険」は非常に先進的だったと言える。

ジョジョ」ではその凶悪男性犯罪者は、文字通り「死ぬより酷い生き地獄」を半永久的に生き続ける事になり、キッチリ自分が犯した過ちの報いを受けている。

対して、「刃牙シリーズ」の人気キャラクター範馬勇次郎文字通り「刃牙」という作品の中で最強の人間であり、地上最強生物という異名を持つ格闘家である。彼が犯罪の報いを受ける事は、決してない。

決して誰にも報復されない、一方的暴力を振るう側である加害者」の範馬勇次郎に、「刃牙シリーズ」の一ファンである金田淳子氏が苦言を呈したくなった気持ちを、自分は分かる。そんな日記でした。

追記

まり本題とは関係いかもしれないけれど、自分が好きな言葉を二つ最後に書き足します。

感情のままに行動することは、人間として正しい生き方だ」

新機動戦記ガンダムW

「人の心を大事にしない世界を創って、何になるんだ!」

機動戦士Zガンダム

批判されているのは、BLレイプを無邪気に肯定する一方で少年/青年漫画におけるラッキースケベやご都合描写糾弾する姿勢。氏の主張に則ればバキもゆらぎ荘も「本当は受け(女性)の希望からOKです、以上」で終わる。

少年/青年漫画におけるラッキースケベご都合主義はそのまま現実でのセクハラや性暴力に直結する可能性が高い前提が忘れられてるような…

AVエロ漫画で女体の扱い方を理解した気になって、女性乱暴に扱えば自然気持ち良くなる物だと思っている男性が恐ろしい事に冗談じゃなくゴロゴロしているこの世の中だし

少年誌・児童誌などでスカートめくり痴漢などのセクハラ行為が行われる→それを見て「よし、やってみよう!」と即決する小中学生男子は少なからず居る、だからこそゾーニング大事ですよね

刃牙シリーズの男女観はこうなんだ」と決め付けるの辞めて貰えますか?なんで一部の人意見を真理のように考えるのですか?それはコンセンサスを得られた意見ですか?

決めつけるとかではなくて、刃牙シリーズの男女観はむしろ刃牙を読んでいれば自然と伝わってくる物だけど思うけど…

男性側が常に強者女性を選び女体を食らう側で、女性出産経験の有無に関係なく男性癒しである母親としての役を背負わされ、主導権はいつも男性の側に有り女性はいつも選ばれる側であるような

自分の側から男を選び抱いてやった、というような女性が良くも悪くも「刃牙シリーズには居ないんですよね…餓狼伝に出てくる数少ない女性キャラ達も「選ばれる側」で、男にはレイプされ、息子を慈しむ母でしたし

あ、餓狼伝なら安原健次の彼女さんは「お前ら男二人が勝手に私を賞品として喧嘩すんじゃねえよ!」って男達を一喝した強い女性だったかな?

その意見自体はいいがBL作品レイプしてるお前が言うなってだけの話だろ

それを言うと「BLが」作品レイプというか…「二次創作が」原作レイプなのでは?

BLは創作からレイプもオッケーって人が創作のバキ道に文句つけてるからなんで?ってなってるんでしょ。そこのところ混乱しなかったの?

個人的に金田淳子氏の主張は一貫してると思ったのでそこのところは混乱しませんでした。

金田氏の好むBL原作存在する二次創作で、商業誌で発表されている一次創作商業作品との影響力は段違いですから漫画雑誌に載っているプロ漫画自由帳に描いた自作漫画くらいには印象が異なるのかなと。

刃牙シリーズは四大少年誌というメジャー雑誌で連載されている上、格闘漫画という題材もあって今時珍しい程「男らしさ」に拘ってますから男性読者当事者への影響力と反響は凄まじいでしょうね。

追記2】

自分の素直な感覚感情には正直になった方が良い、という持論を自分は持っている

理屈自分感覚感情は時に相反する事があるけれど、その時理屈を優先して自分の正直な気持ちを押し殺すと、後で辛い思いをする物だから

メイキャッパーとか読んだ?

わー懐かしい!「メイクで美しくなる」ってテーマに惹かれて昔読みました!

実際の内容は想像大分違うというか…初期のグラップラー刃牙前身というか、トンデモ料理バトル漫画料理要素がメイクバトルになった作品と言うか、面白かったですけども

追記3】

よく「お気持ち」という言葉他人意見揶揄する時に使われるけれど、感情から発せられる意見が悪い物だとは自分は思わない。

義憤というか、何かに対して「それは間違っている」という意見を発する活力になる物は、その「お気持ち」と揶揄される感情以外にないのではないだろうか。

2021-06-26

anond:20210626143607

そんなこと言ったらおっさん主人公小説なんていくらでもあるし、おっさん主人公漫画だって青年漫画を見れば無限にある

おっさんが見たいのはおっさん主人公少年漫画美少女アニメなんだ

何言ってるかわかんねぇと思うが

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん