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はてなキーワード: 探検とは

2021-07-15

anond:20210715100818

良い酒はとても美味しいんだよ!

美味しい酒は値段も高かったり管理も面倒だったりするから

実際にはまずい合成酒アルコールに香料入れただけのやつ)も

結構あるけど

日本ビール結構どれ飲んでもちゃんとしてるし、日本酒や焼酎レベル最近かなり高い

どぶろくとか甘酒とか梅酒とかも充実してきてこの辺りいろいろ探検甲斐があるよ。お勧め

2021-05-12

ショウの小冒険

裏山の探検して終わりそう

anond:20210510224030

ボーっと見れたり、マニアック趣味を延々見れるチャンネルあるのが良いよな

ドラマとかアニメだと腰を据えて鑑賞する感じになって腰が重い

<変わった趣味

igaku kan …モールス信号

日曜スペシャル!・藤本秀司探検隊 …廃坑探検

週末養蜂チャンネル  …養蜂小ネタ

りんご …家庭菜園 スーパー野菜栽培とか

3Dbotmaker …ミニカーを坂から転がすだけのレース実況 カメラアングルが意外と凝ってる

図解!なんでも制作日記 …作りこみすぎでプラモ組むのが嫌になる

GUNMA-17 …DIY 溶接とか

kagemithu …ブロックで吊り橋の巨大模型製作 家に収まらない

RanOutOnARail …リアル貨物列車に飛び乗ってアメリカ横断

PILENTUM …ひたすら鉄道模型が走ってる動画のみ 解説なし

職業

脱サラ元機長の雲さんテレビ …元パイロットあるあるとか解説

トラック野郎USA …アメリカトラックドライバー 日本でも運ちゃんtuberやってる人多いよね

東幸海運タンカー日常 …船乗り日常風景

「馬と子どもと、ときどき犬」ナッキーチャンネル …馬のトレーナー

辺境

南極おじさん …南極での暮らしぶり

Soichi Noguchi …宇宙ステーションからVLOG宇宙船の乗り比べレビュー聞けたのは貴重

今日ヤバイ奴に会った …よく分からないインド料理

社会の裏側>

日雇礼子のドヤ街暮らしチャンネル …西成での飯屋や暮らし紹介

丸山ゴンザレス裏社会ジャーニー …既出なので略

不要知識

kagikki …タクトテク解説

機場空論 …航空機事故解説 ディスカバリーとかであるある

2021-04-24

anond:20210423131944

割と正解に近い(絶対に正解ではないが)映画をあげると、オフロでGO!!!!! タイムマシンジェット式。

ていうか遺跡探索から急に世界崩壊を救うことになったりストーリーわからんし、その書き方だとむしろ映画より短編ドラマかにありそうに感じる。

こういうのは断片の情報を羅列するより、勘違いでもストーリーの形にして「流れ」で説明した方が答えをもらいやすいと思うよ。

俺は以前それで正解に辿り着いた。

あと、スターウォーズでようやく冒険活劇が復活したばかりの70年代ではなさそう。

遺跡探検とかオカルトとか、レイダース(81年)以降じゃないかなあ。

2021-03-22

又三郎

風の又三郎

宮沢賢治


どっどど どどうど どどうど どどう

青いくるみも吹きとばせ

すっぱいかりんも吹きとばせ

どっどど どどうど どどうど どどう

 谷川の岸に小さな学校がありました。

 教室はたった一つでしたが生徒は三年生がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。運動場もテニスコートのくらいでしたが、すぐうしろは栗くりの木のあるきれいな草の山でしたし、運動場のすみにはごぼごぼつめたい水を噴ふく岩穴もあったのです。

 さわやかな九月一日の朝でした。青ぞらで風がどうと鳴り、日光運動場いっぱいでした。黒い雪袴ゆきばかまをはいた二人の一年の子がどてをまわって運動場にはいって来て、まだほかにだれも来ていないのを見て、「ほう、おら一等だぞ。一等だぞ。」とかわるがわる叫びながら大よろこびで門をはいって来たのでしたが、ちょっと教室の中を見ますと、二人ふたりともまるでびっくりして棒立ちになり、それから顔を見合わせてぶるぶるふるえましたが、ひとりはとうとう泣き出してしまいました。というわけは、そのしんとした朝の教室なかにどこから来たのか、まるで顔も知らないおかしな赤い髪の子供がひとり、いちばん前の机にちゃんとすわっていたのです。そしてその机といったらまったくこの泣いた子の自分の机だったのです。

 もひとりの子ももう半分泣きかけていましたが、それでもむりやり目をりんと張って、そっちのほうをにらめていましたら、ちょうどそのとき川上から

「ちょうはあ かぐり ちょうはあ かぐり。」と高く叫ぶ声がして、それからまるで大きなからすのように、嘉助かすけがかばんをかかえてわらって運動場へかけて来ました。と思ったらすぐそのあとから太郎さたろうだの耕助こうすけだのどやどややってきました。

「なして泣いでら、うなかもたのが。」嘉助が泣かないこどもの肩をつかまえて言いました。するとその子もわあと泣いてしまいました。おかしいとおもってみんながあたりを見ると、教室の中にあの赤毛おかしな子がすまして、しゃんとすわっているのが目につきました。

 みんなはしんとなってしまいました。だんだんみんな女の子たちも集まって来ましたが、だれもなんとも言えませんでした。

 赤毛の子どもはいっこうこわがるふうもなくやっぱりちゃんとすわって、じっと黒板を見ています。すると六年生の一郎いちろうが来ました。一郎はまるでおとなのようにゆっくり大またにやってきて、みんなを見て、

「何なにした。」とききました。

 みんなははじめてがやがや声をたててその教室の中の変な子を指さしました。一郎はしばらくそっちを見ていましたが、やがて鞄かばんをしっかりかかえて、さっさと窓の下へ行きました。

 みんなもすっかり元気になってついて行きました。

「だれだ、時間にならないに教室はいってるのは。」一郎は窓へはいのぼって教室の中へ顔をつき出して言いました。

「お天気のいい時教室はいってるづど先生にうんとしからえるぞ。」窓の下の耕助が言いました。

しからえでもおら知らないよ。」嘉助が言いました。

「早ぐ出はって来こ、出はって来。」一郎が言いました。けれどもそのこどもはきょろきょろ室へやの中やみんなのほうを見るばかりで、やっぱりちゃんとひざに手をおいて腰掛けにすわっていました。

 ぜんたいその形からが実におかしいのでした。変てこなねずみいろのだぶだぶの上着を着て、白い半ずぼんをはいて、それに赤い革かわの半靴はんぐつをはいていたのです。

 それに顔といったらまるで熟したりんごのよう、ことに目はまん丸でまっくろなのでした。いっこう言葉が通じないようなので一郎も全く困ってしまいました。

あいづは外国人だな。」

学校はいるのだな。」みんなはがやがやがやがや言いました。ところが五年生の嘉助がいきなり、

「ああ三年生さはいるのだ。」と叫びましたので、

「ああそうだ。」と小さいこどもらは思いましたが、一郎はだまってくびをまげました。

 変なこどもはやはりきょろきょろこっちを見るだけ、きちんと腰掛けています

 そのとき風がどうと吹いて来て教室ガラス戸はみんながたがた鳴り、学校のうしろの山の萱かやや栗くりの木はみんな変に青じろくなってゆれ、教室のなかのこどもはなんだかにやっとわらってすこしうごいたようでした。

 すると嘉助がすぐ叫びました。

「ああわかった。あいつは風の又三郎またさぶろうだぞ。」

 そうだっとみんなもおもったときにわかにうしろのほうで五郎が、

「わあ、痛いぢゃあ。」と叫びました。

 みんなそっちへ振り向きますと、五郎が耕助に足のゆびをふまれて、まるでおこって耕助をなぐりつけていたのです。すると耕助もおこって、

「わあ、われ悪くてでひと撲はだいだなあ。」と言ってまた五郎をなぐろうとしました。

 五郎はまるで顔じゅう涙だらけにして耕助に組み付こうとしました。そこで一郎が間へはいって嘉助が耕助を押えてしまいました。

「わあい、けんかするなったら、先生ちゃん職員室に来てらぞ。」と一郎が言いながらまた教室のほうを見ましたら、一郎はにわかにまるでぽかんとしてしまいました。

 たったいままで教室にいたあの変な子が影もかたちもないのです。みんなもまるでせっかく友だちになった子うまが遠くへやられたよう、せっかく捕とった山雀やまがらに逃げられたように思いました。

 風がまたどうと吹いて来て窓ガラスをがたがた言わせ、うしろの山の萱かやをだんだん上流のほうへ青じろく波だてて行きました。

「わあ、うなだけんかしたんだがら又三郎いなぐなったな。」嘉助がおこって言いました。

 みんなもほんとうにそう思いました。五郎はじつに申しわけないと思って、足の痛いのも忘れてしょんぼり肩をすぼめて立ったのです。

「やっぱりあいつは風の又三郎だったな。」

二百十日で来たのだな。」

「靴くつはいでだたぞ。」

「服も着でだたぞ。」

「髪赤くておかしやづだったな。」

「ありゃありゃ、又三郎おれの机の上さ石かけ乗せでったぞ。」二年生の子が言いました。見るとその子の机の上にはきたない石かけが乗っていたのです。

「そうだ、ありゃ。あそごのガラスもぶっかしたぞ。」

「そだないでああいづあ休み前に嘉助石ぶっつけだのだな。」

「わあい。そだないであ。」と言っていたとき、これはまたなんというわけでしょう。先生玄関から出て来たのです。先生はぴかぴか光る呼び子を右手にもって、もう集まれのしたくをしているのでしたが、そのすぐうしろから、さっきの赤い髪の子が、まるで権現ごんげんさまの尾おっぱ持ちのようにすまし込んで、白いシャッポかぶって、先生についてすぱすぱとあるいて来たのです。

 みんなはしいんとなってしまいました。やっと一郎が「先生お早うございます。」と言いましたのでみんなもついて、

先生お早うございます。」と言っただけでした。

「みなさん。お早う。どなたも元気ですね。では並んで。」先生は呼び子をビルルと吹きました。それはすぐ谷の向こうの山へひびいてまたビルルルと低く戻もどってきました。

 すっかりやすみの前のとおりだとみんなが思いながら六年生は一人、五年生は七人、四年生は六人、一二年生は十二人、組ごとに一列に縦にならびました。

 二年は八人、一年生は四人前へならえをしてならんだのです。

 するとその間あのおかしな子は、何かおかしいのかおもしろいのか奥歯で横っちょに舌をかむようにして、じろじろみんなを見ながら先生のうしろに立っていたのです。すると先生は、高田たかださんこっちへおはいりなさいと言いながら五年生の列のところへ連れて行って、丈たけを嘉助とくらべてから嘉助とそのうしろのきよの間へ立たせました。

 みんなはふりかえってじっとそれを見ていました。

 先生はまた玄関の前に戻って、

「前へならえ。」と号令をかけました。

 みんなはもう一ぺん前へならえをしてすっかり列をつくりましたが、じつはあの変な子がどういうふうにしているのか見たくて、かわるがわるそっちをふりむいたり横目でにらんだりしたのでした。するとその子ちゃんと前へならえでもなんでも知ってるらしく平気で両腕を前へ出して、指さきを嘉助のせなかへやっと届くくらいにしていたものですから、嘉助はなんだかせなかがかゆく、くすぐったいというふうにもじもじしていました。

「直れ。」先生がまた号令をかけました。

一年から順に前へおい。」そこで一年生はあるき出し、まもなく二年生もあるき出してみんなの前をぐるっと通って、右手下駄箱げたばこのある入り口はいって行きました。四年生があるき出すとさっきの子も嘉助のあとへついて大威張りであるいて行きました。前へ行った子もときどきふりかえって見、あとの者もじっと見ていたのです。

 まもなくみんなははきもの下駄箱げたばこに入れて教室はいって、ちょうど外へならんだときのように組ごとに一列に机にすわりました。さっきの子もすまし込んで嘉助のうしろにすわりました。ところがもう大さわぎです。

「わあ、おらの机さ石かけはいってるぞ。」

「わあ、おらの机代わってるぞ。」

「キッコ、キッコ、うな通信簿持って来たが。おら忘れで来たぢゃあ。」

「わあい、さの、木ペン借せ、木ペン借せったら。」

「わあがない。ひとの雑記帳とってって。」

 そのとき先生はいって来ましたのでみんなもさわぎながらとにかく立ちあがり、一郎がいちばんしろで、

「礼。」と言いました。

 みんなはおじぎをする間はちょっとしんとなりましたが、それからまたがやがやがやがや言いました。

「しずかに、みなさん。しずかにするのです。」先生が言いました。

「しっ、悦治えつじ、やがましったら、嘉助え、喜きっこう。わあい。」と一郎がいちばんしろからまりさわぐものを一人ずつしかりました。

 みんなはしんとなりました。

 先生が言いました。

「みなさん、長い夏のお休みおもしろかったですね。みなさんは朝から水泳ぎもできたし、林の中で鷹たかにも負けないくらい高く叫んだり、またにいさんの草刈りについて上うえの野原へ行ったりしたでしょう。けれどももうきのうで休みは終わりました。これからは第二学期で秋です。むかしから秋はいちばんからだもこころもひきしまって、勉強のできる時だといってあるのです。ですから、みなさんもきょうからまたいっしょにしっかり勉強しましょう。それからこのお休みの間にみなさんのお友だちが一人ふえました。それはそこにいる高田さんです。そのかたのおとうさんはこんど会社のご用で上の野原の入り口へおいでになっていられるのです。高田さんはいままでは北海道学校におられたのですが、きょうからみなさんのお友だちになるのですから、みなさんは学校勉強ときも、また栗拾くりひろいや魚さかなとりに行くときも、高田さんをさそうようにしなければなりません。わかりましたか。わかった人は手をあげてごらんなさい。」

 すぐみんなは手をあげました。その高田とよばれた子も勢いよく手をあげましたので、ちょっと先生はわらいましたが、すぐ、

「わかりましたね、ではよし。」と言いましたので、みんなは火の消えたように一ぺんに手をおろしました。

 ところが嘉助がすぐ、

先生。」といってまた手をあげました。

はい。」先生は嘉助を指さしました。

高田さん名はなんて言うべな。」

高田三郎さぶろうさんです。」

「わあ、うまい、そりゃ、やっぱり又三郎だな。」嘉助はまるで手をたたいて机の中で踊るようにしましたので、大きなほうの子どもらはどっと笑いましたが、下の子どもらは何かこわいというふうにしいんとして三郎のほうを見ていたのです。

 先生はまた言いました。

「きょうはみなさんは通信簿宿題をもってくるのでしたね。持って来た人は机の上へ出してください。私がいま集めに行きますから。」

 みんなはばたばた鞄かばんをあけたりふろしきをといたりして、通信簿宿題を机の上に出しました。そして先生一年生のほうから順にそれを集めはじめました。そのときみんなはぎょっとしました。というわけはみんなのうしろのところにいつか一人の大人おとなが立っていたのです。その人は白いだぶだぶの麻服を着て黒いてかてかしたはんけちをネクタイの代わりに首に巻いて、手には白い扇をもって軽くじぶんの顔を扇あおぎながら少し笑ってみんなを見おろしていたのです。さあみんなはだんだんしいんとなって、まるで堅くなってしまいました。

 ところが先生別にその人を気にかけるふうもなく、順々に通信簿を集めて三郎の席まで行きますと、三郎は通信簿宿題帳もないかわりに両手をにぎりこぶしにして二つ机の上にのせていたのです。先生はだまってそこを通りすぎ、みんなのを集めてしまうとそれを両手でそろえながらまた教壇に戻りました。

「では宿題帳はこの次の土曜日に直して渡しまから、きょう持って来なかった人は、あしたきっと忘れないで持って来てください。それは悦治さんと勇治ゆうじさんと良作りょうさくさんとですね。ではきょうはここまでです。あしたかちゃんといつものとおりのしたくをしておいでなさい。それから四年生と六年生の人は、先生といっしょに教室のお掃除そうじをしましょう。ではここまで。」

 一郎が気をつけ、と言いみんなは一ぺんに立ちました。うしろ大人おとなも扇を下にさげて立ちました。

「礼。」先生もみんなも礼をしました。うしろ大人も軽く頭を下げました。それからずうっと下の組の子どもらは一目散に教室を飛び出しましたが、四年生の子どもらはまだもじもじしていました。

 すると三郎はさっきのだぶだぶの白い服の人のところへ行きました。先生も教壇をおりてその人のところへ行きました。

「いやどうもご苦労さまでございます。」その大人はていねいに先生に礼をしました。

「じきみんなとお友だちになりますから。」先生も礼を返しながら言いました。

「何ぶんどうかよろしくねがいいたします。それでは。」その人はまたていねいに礼をして目で三郎に合図すると、自分玄関のほうへまわって外へ出て待っていますと、三郎はみんなの見ている中を目をりんとはってだまって昇降口から出て行って追いつき、二人は運動場を通って川下のほうへ歩いて行きました。

 運動場を出るときの子はこっちをふりむいて、じっと学校やみんなのほうをにらむようにすると、またすたすた白服の大人おとなについて歩いて行きました。

先生、あの人は高田さんのとうさんですか。」一郎が箒ほうきをもちながら先生にききました。

「そうです。」

「なんの用で来たべ。」

「上の野原の入り口モリブデンという鉱石ができるので、それをだんだん掘るようにするためだそうです。」

「どこらあだりだべな。」

「私もまだよくわかりませんが、いつもみなさんが馬をつれて行くみちから、少し川下へ寄ったほうなようです。」

モリブデン何にするべな。」

「それは鉄とまぜたり、薬をつくったりするのだそうです。」

「そだら又三郎も掘るべが。」嘉助が言いました。

又三郎だない。高田三郎だぢゃ。」佐太郎が言いました。

又三郎又三郎だ。」嘉助が顔をまっ赤かにしてがん張りました。

「嘉助、うなも残ってらば掃除そうじしてすけろ。」一郎が言いました。

「わあい。やんたぢゃ。きょう四年生ど六年生だな。」

 嘉助は大急ぎで教室をはねだして逃げてしまいました。

 風がまた吹いて来て窓ガラスはまたがたがた鳴り、ぞうきんを入れたバケツにも小さな黒い波をたてました。

 次の日一郎はあのおかし子供が、きょうからほんとうに学校へ来て本を読んだりするかどうか早く見たいような気がして、いつもより早く嘉助をさそいました。ところが嘉助のほうは一郎よりもっとそう考えていたと見えて、とうにごはんもたべ、ふろしきに包んだ本ももって家の前へ出て一郎を待っていたのでした。二人は途中もいろいろその子のことを話しながら学校へ来ました。すると運動場には小さな子供らがもう七八人集まっていて、棒かくしをしていましたが、その子はまだ来ていませんでした。またきのうのように教室の中にいるのかと思って中をのぞいて見ましたが、教室の中はしいんとしてだれもいず、黒板の上にはきのう掃除ときぞうきんでふいた跡がかわいてぼんやり白い縞しまになっていました。

「きのうのやつまだ来てないな。」一郎が言いました。

「うん。」嘉助も言ってそこらを見まわしました。

 一郎はそこで鉄棒の下へ行って、じゃみ上がりというやり方で、無理やりに鉄棒の上にのぼり両腕をだんだん寄せて右の腕木に行くと、そこへ腰掛けてきのう三郎の行ったほうをじっと見おろして待っていました。谷川はそっちのほうへきらきら光ってながれて行き、その下の山の上のほうでは風も吹いているらしく、ときどき萱かやが白く波立っていました。

 嘉助もやっぱりその柱の下でじっとそっちを見て待っていました。ところが二人はそんなに長く待つこともありませんでした。それは突然三郎がその下手のみちから灰いろの鞄かばんを右手にかかえて走るようにして出て来たのです。

「来たぞ。」と一郎が思わず下にいる嘉助へ叫ぼうとしていますと、早くも三郎はどてをぐるっとまわって、どんどん正門をはいって来ると、

お早う。」とはっきり言いました。みんなはいっしょにそっちをふり向きましたが、一人も返事をしたものがありませんでした。

 それは返事をしないのではなくて、みんなは先生はいつでも「お早うございます。」というように習っていたのですが、お互いに「お早う。」なんて言ったことがなかったのに三郎にそう言われても、一郎や嘉助はあんまりにわかで、また勢いがいいのでとうとう臆おくしてしまって一郎も嘉助も口の中でお早うというかわりに、もにゃもにゃっと言ってしまったのでした。

 ところが三郎のほうはべつだんそれを苦にするふうもなく、二三歩また前へ進むとじっと立って、そのまっ黒な目でぐるっと運動場じゅうを見まわしました。そしてしばらくだれか遊ぶ相手がないかさがしているようでした。けれどもみんなきょろきょろ三郎のほうはみていても、やはり忙しそうに棒かくしをしたり三郎のほうへ行くものがありませんでした。三郎はちょっと具合が悪いようにそこにつっ立っていましたが、また運動場をもう一度見まわしました。

 それからぜんたいこの運動場は何間なんげんあるかというように、正門から玄関まで大またに歩数を数えながら歩きはじめました。一郎は急いで鉄棒をはねおりて嘉助とならんで、息をこらしてそれを見ていました。

 そのうち三郎は向こうの玄関の前まで行ってしまうと、こっちへ向いてしばらく暗算をするように少し首をまげて立っていました。

 みんなはやはりきろきろそっちを見ています。三郎は少し困ったように両手をうしろへ組むと向こう側の土手のほうへ職員室の前を通って歩きだしました。

 その時風がざあっと吹いて来て土手の草はざわざわ波になり、運動場のまん中でさあっと塵ちりがあがり、それが玄関の前まで行くと、きりきりとまわって小さなつむじ風になって、黄いろな塵は瓶びんをさかさまにしたような形になって屋根より高くのぼりました。

 すると嘉助が突然高く言いました。

「そうだ。やっぱりあい又三郎だぞ。あいづ何かするときっと風吹いてくるぞ。」

「うん。」一郎はどうだかわからないと思いながらもだまってそっちを見ていました。三郎はそんなことにはかまわず土手のほうへやはりすたすた歩いて行きます

 そのとき先生がいつものように呼び子をもって玄関を出て来たのです。

お早うございます。」小さな子どもらはみんな集まりました。

お早う。」先生はちらっと運動場を見まわしてから、「ではならんで。」と言いながらビルルッと笛を吹きました。

 みんなは集まってきてきのうのとおりきちんとならびました。三郎もきのう言われた所へちゃんと立っています

 先生はお日さまがまっ正面なのですこしまぶしそうにしながら号令をだんだんかけて、とうとうみんなは昇降口から教室はいりました。そして礼がすむと先生は、

「ではみなさんきょうから勉強をはじめましょう。みなさんはちゃんとお道具をもってきましたね。では一年生(と二年生)の人はお習字のお手本と硯すずりと紙を出して、二年生と四年生の人は算術帳と雑記帳と鉛筆を出して、五年生と六年生の人は国語の本を出してください。」

 さあするとあっちでもこっちでも大さわぎがはじまりました。中にも三郎のすぐ横の四年生の机の佐太郎が、いきなり手をのばして二年生のかよの鉛筆ひらりととってしまったのです。かよは佐太郎の妹でした。するとかよは、

「うわあ、兄あいな、木ペン取とてわかんないな。」と言いながら取り返そうとしますと佐太郎が、

「わあ、こいつおれのだなあ。」と言いながら鉛筆をふところの中へ入れて、あとはシナ人がおじぎするときのように両手を袖そでへ入れて、机へぴったり胸をくっつけました。するとかよは立って来て、

「兄あいな、兄なの木ペンはきのう小屋でなくしてしまったけなあ。よこせったら。」と言いながら一生けん命とり返そうとしましたが、どうしてももう佐太郎は机にくっついた大きな蟹かに化石みたいになっているので、とうとうかよは立ったまま口を大きくまげて泣きだしそうになりました。

 すると三郎は国語の本をちゃんと机にのせて困ったようにしてこれを見ていましたが、かよがとうとうぼろぼろ涙をこぼしたのを見ると、だまって右手に持っていた半分ばかりになった鉛筆を佐太郎の目の前の机に置きました。

 すると佐太郎はにわかに元気になって、むっくり起き上がりました。そして、

「くれる?」と三郎にききました。三郎はちょっとまごついたようでしたが覚悟したように、「うん。」と言いました。すると佐太郎はいきなりわらい出してふところの鉛筆をかよの小さな赤い手に持たせました。

 先生は向こうで一年の子の硯すずりに水をついでやったりしていましたし、嘉助は三郎の前ですから知りませんでしたが、一郎はこれをいちばんしろちゃんと見ていました。そしてまるでなんと言ったらいいかからない、変な気持ちがして歯をきりきり言わせました。

「では二年生のひとはお休みの前にならった引き算をもう一ぺん習ってみましょう。これを勘定してごらんなさい。」先生は黒板に25-12=の数式と書きました。二年生のこどもらはみんな一生

2021-03-08

必読書コピペマジレスしてみる・やっぱりオススメの21冊編 (2)

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デュマ・フィス「椿姫

個人的にはオペラよりも好きかもしれない。特に、愛した女性の墓を掘り起こして遺体に直面するシーンがあるところとか。不毛愛情というか、すれ違いや失恋ばかり読んでいたことがあり、これを読んだのもそんな時期だ(「エフゲニー・オネーギン」とか「マノン・レスコー」とか)。というか、そもそもオペラって「乾杯の歌」とかすごい好きなんだけど、台詞聞き取りにくいし、台詞を同時に歌う箇所もあるし、なんか難しい。

ちなみに主人公独白に曰く、「ああ! 男というものは、その偏狭感情の一つでも傷つけられると、実にちっぽけな、実に卑しい者になってしまものです」。……バレましたか

野尻抱介太陽簒奪者」

自分日本SFを読むきっかけになった人で、ハヤカワのJA文庫小川一水とか林譲治とかが特に好きだった。

この作品は、太陽の表面に異星から物体によってメガストラクチャーが作られ、日光を奪われた人類が滅亡の危機に瀕するのだが、若干のネタバレを言うと、最初からエイリアンには悪意が全く存在していなかった。僕はそんなところが好きだ。基本的自分の好きなシチュエーションは、他者との接触により悪意はないにもかかわらず傷つく、というのがあるのだ。

ちなみに日本SF作家をより広く読むようになったのは大森望日下三蔵の年刊日本SF傑作選のおかげ。感謝感謝

オルハン・パムク無垢博物館

三十歳で婚約者がいるのに、親戚の十八歳の女の子に手を出しちゃったダメな人が主人公結婚約束をした女性から婚約を破棄されてしまい、彼は思い出の品を集めた博物館を作りだす。イヤリングはともかく、自分が家をのぞき見た瞬間を画家に描かせた作品や、下着までも集めているあたり、ただの変態である。帯には「愛に生きた」とあるけれど、愛情というか執着や妄念であったような気がする。けれども、不毛な愛のほうが読んでいて面白い

ところでトルコという国は、女性スカーフを被るかどうかだけで政治的立場の表明になってしまう国であり(ハイヒールを履くかどうかも政治的立場の表明ではあるが、トルコはその傾向が顕著だ)、その点からも読んでいて面白い作家であった。

マヌエル・プイグ蜘蛛女のキス

映画オタクゲイ政治犯の獄中での対話劇。ゲイはどうやら看守から政治犯の様子を探るように頼まれているようなのだが、いつしか二人には友情が芽生えていく。緊張感のある対話であると同時に、ゲイお気に入り映画を語るとき調子推しについて語る幸せオタクのものである安易に神という表現は使いたくないが、語りが神懸っている。ゲイの口調が女言葉なので、少し古い訳なのかもしれないが。

リチャード・ブローティガン西瓜糖の日々」

大学時代年齢不詳の友人がいて、今も何をして食べているのかよくわからないんだけれども、今でも時々強烈な下ネタメールが来る。そんな彼が薦めてくれた小説村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「世界の終わり」パートに影響を受けた作品を部誌に掲載したらものすごい勢いで薦めてくれた。

彼は物にこだわりがないというか、読み終えた本をよく譲ってくれた。同じブローティガン絶版になった本やシュティフターの「晩夏」などもおかげで読めた。「晩夏」はくどいのでいただいてから十年後に読んだのだが、現代小説では確実に切り捨てられる長さの風景描写を含む小説を、定期的に読みたくなる。

町田康パンク侍、斬られて候

就職のために架空宗教団体によるテロでっちあげる侍の話。時代劇の形を借りているんだけど、時代考証は完全に無視している。そして、自意識過剰人間クレーマーおバカしか出てこない語りの芸だ。だが、大体町田康作品は大体そんな感じだし、人間って元来そんなもんなのかもしれない。オチ基本的に完全に投げっぱなしだが、爆発落ちや死亡オチギャグ結構好きだったりする自分がいる。文学っていうのは自由でいいんだよ。

トーベ・ヤンソン「たのしムーミン一家

ムーミンシリーズ以外のヤンソン文学作品を選ぶべきかどうか迷ったのだがこっちにした。友人からなぜかヘムレンさんに似ていると言われていた時期があったことだし。

児童文学短篇って長篇とは違った難しさがある。短い文章と簡潔な表現という制約の中で、キャラクターを端的に表現しないといけないから。そのお手本みたいな作品がここにあり、内向的人間にやさしい世界がここにある。ちなみにとある哲学者の持っている本の名前が「すべてがむだであることについて」であり、すごく笑える。

全く関係ないが僕は萩尾望都の「11人いる!」のヴィドメニールヌームにも似ていると言われたことがある。緑の鱗に覆われた両性具有僧侶で、とても善い人で行動力もあるのだが、説明するときにやや言葉が足りない。

マリオバルガス=リョサ「悪い娘の悪戯

嘘つきで利己的で、のし上がることにしか興味がない空っぽ存在に恋をしてしまった善良な青年。「悪い娘」の人生航路は語り手の人生におおよそ十年ごとに交叉するが、一貫して彼女本位な関係に終始する。

これはどうしようもない女の子に恋してしまって、四十年間ものあいだそれを引きずった男の物語だ。地位財産もなにもかもなげうって、何度裏切られてもひたすらに与え続けた。そんじょそこら悪女ものとは格が違う。シェル・シルヴァスタインの「おおきな木」のように。

バルガス=リョサには基本的にどれも面白い

D・H・ロレンスチャタレイ夫人の恋人」。

猥褻だということで昭和時代裁判になったというので読んでみたが、どこが猥褻なのかちっともわからない。しかも、作者の思想がうるさいので文学的な美を損なっている。

表現露骨というよりも、おちんちんに花飾りを結ぶみたいなのどかヒッピー文化的な感じで、エロティシズムについては性描写の無い仏文学のほうがずっとぐっと来るものがる。しかし、時代を先取りしていていたという意味では素直にすごいと思うし、この程度で猥褻だと騒いでいた時代はさぞ不自由で息苦しかったのだろうなあとも思う。

ピーターワッツブラインドサイト

最強のファーストコンタクトものひとつで、ネタバレするとオチは「意識クオリアとはときとして生存に不利かつ無駄であり、この宇宙では淘汰される可能性がある」という絶望的な結論人間の心も愛も宇宙の中では無だ! みたいなSFが大好き。

基本的構造は「宇宙ランデブー」の変奏で、未知のエイリアン遺物の中を探検するのだが、強烈な磁場の中で意識が攪乱され様々な精神疾患一時的に患うという違いがある(実際に脳に強烈な磁場を近づけると活動する部位が変化する)。言及されるコタール症候群半側空間無視といった症状もすべて実在するが、脳科学知識がないと全部作者のほら話なんじゃないかって読者が誤解するんじゃないか若干心配

それと、ハードSFとしてはすごい好きなんだけど、どういうわけか吸血鬼が味方に出てきて(人類を捕食していた類人猿遺伝子を組み込んだ改造人間という設定)、味方のはずなのにこちらに危害を加えようとする不可解な設定があり、これは作者の吸血鬼ゾンビに対する偏愛のせいだろうが、プロットの上であまり関係がないし必然性もなく、そこが無駄に思われた。そもそもなんでそんな遺伝子組み込んだ危険なやつを作るんだ?

以上。

2021-02-26

転スラ見てるやつはもれなく、「蜘蛛ですが、なにか?」も見ろ

今季アニメは豊作だ。  

  

最近アニメをあまりみていなかった自分も転スラ、無職転生、Reゼロ、5等分の花嫁、進撃、呪術回戦 etc..  

かなりのアニメをみている気がする。   

というのもコロナで各社が力を入れている作品が延期につぐ延期、万を辞して放送開始となったというわけである面白いアニメが怒涛のように始まった。  

  

そんな豊作な今季、暇な時間も取れたのでアニメ漁りを始めた自分は一つの作品に注目した。

    

蜘蛛ですが、なにか?

  

今時よくあるいかにもラノベっぽいタイトルまぁなんとなくdアニメストアランキングに入ったからみただけなのだが、  

1話をみた後の感想は、「まぁよくある異世界転生ものかー」という感じ。

タイトルで切っている人もたくさんいるだろう。

ただ、無料で全話漫画が読めると知り、あれよあれよと読み進めこちらでどハマり。  

https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000013/  

  

原作を全巻買って徹夜して読み進めてしまった。

是非ともアニメの2期を所望している。ということで布教しようと思う。

  

自分が紹介する上で比較するのが転生したらスライムだった件

今季異世界転生系アニメ覇権アニメ。ちらの作品も1期の時にハマって原作小説を全巻購入してしまった。

どちらも異世界転生系、かつモンスターに転生するという似たようなストーリー構成なので比較やすい。

  

どちらも原作まで追ったが、

正直転スラよりも蜘蛛ですが?の方が面白い

  

ただアニメの人気度はかなり差があるように思える。それが納得いかないので、どの辺が蜘蛛の方が面白いのかを説明しようと思う。

  

あくまでも個人の感想なのであしからず

また多少のネタバレは含みます

  

転スラは主人公視点のみ、蜘蛛群像劇

転スラでも、蜘蛛世界でも異世界転生者は複数人存在する。

転スラは転生者の中でもスライムになった主人公スキルを覚え、仲間を集め国を作るという物語

その中で敵や味方として、「転生者」が出てくる。こいつらが大体チート能力を持っているので、戦闘は目が離せない。

  

それに対して、蜘蛛高校の1クラスが一度に転生するという形で転生者が誕生する。大体30人弱。

主人公蜘蛛魔物になってしまったのに対し、大体の転生者は人間に転生することができる。

ポイント主人公魔物としての生活と、人間生活が対比として描かれる。

  

要するにダブル主人公なのである

  

この構成原作を通してずっと一貫しており、視点によって全然違うドラマ存在する。どちらも転生者であるが、生まれ育った環境や前提知識により価値観が全く異なってくる。

そして大体こういう群像劇面白いのは二つの視点主人公が会う時。それは正直かなり後の話なので、今季ではアニメでは描かれることがないかもしれないが...

  

主人公チート

転スラのリムルは正直チートである。強すぎて正直「あーハイハイ、まぁ勝ちますよねー」となる。味方も再現なくどんどん強くなる。

まぁそれが面白いという部分もあるのだが、原作を読んでいると正直飽きてしまう。

  

一方蜘蛛の方はいつも結構ギリギリ、対戦のスリル感が味わえる。

特に前半の蜘蛛ダンジョンの中で探検するという部分は本当にいつ死んでもわからないという感がワクワク感を与える。

  

世界構造伏線回収力

ここが最も転スラと蜘蛛の違いなのだが、

  

ストーリーの複雑さが段違いである。

  

要するによくできている

  

これは最大のネタバレになるので詳しくは言わないが、転スラの世界構造はよく言えば単純である

どちらかというとキャラの成長とバトルに重点をおいたストリー構成になっている。

まぁ面白いのではあるが

  

蜘蛛の方はいろいろなこと話が作り込まれていて、何事にも理由がある。

転生した理由世界構造、なぜ魔物存在するのか、なぜ魔人と争うのか、なぜ主人公蜘蛛として転生してしまったのか。エルフ存在

その伏線回収がとにかく面白い原作の最終巻はかなりラストスパートで大体の伏線は回収されているので気になったら読んで欲しい。

  

まとめ

転スラを面白くないみたいな書き方をしてしまったが、別にそんなことはない。

転スラは面白い。ただ蜘蛛ですが、の方が過小評価されてしまっているのが、悲しい。

  

ちなみに蜘蛛は2クール連続放送らしい。

制作会社では期待されているアニメなのに過小評価されている。

今後の話もみれるように是非ともアニメ漫画をみて欲しい。

  

  

2021-02-23

屋根裏部屋に憧れた

が、

現実の(日本家屋の)屋根裏暑い、熱い!(薄いから)

(むかし、二階の天井板が押し入れの中から持ち上げられるのを弟が発見して兄弟屋根裏探検してた)

最上階は間にはさむ断熱材の役目をする階層が無いので、夏の日光ですぐ熱せられるし、冬は暖めたはしから熱が逃げていくから寒い

しかし、

今でも他人の家の尖った形の最上階とか三階建ての三階とかを見ると、ついつい住んでみた場合妄想してしまう。

なんだろ、

二段ベッドの上の段やロフトや昔の寝台列車の三段寝台の最上段!に喜んで上がってしま子供心みたいなものなのか?

あのせまそうな空間に何故か憧れがある。

初恋は森の中

こっちに引っ越してきたばかりのときサミットの二階はドラッグストアではなくて衣料品売り場でした。

当時4才か5才の僕には春先用のコート大木で、ハンガーラックにかかったそれらは森のように見えました。

エルマーのぼうけん」だかなんだかに夢中だった僕は、母さんが夕ご飯食材を買っている間、森を探検していました。まぁ昔は今よりもっとおおらかな時代だったんです。許してくださいよ。

すると、森の中で、自分よりちょっと小さい女の子出会いました。引っ越してきたばかりで幼稚園にも行っていなかった僕は、おんなじ遊びをしているその子が、とても身近な人に感じられ、とても好きになりました。紳士服から婦人服まで探検し終わった後、婦人下着の林までやってきました。

僕は、何を思ったか、あるいは何も考えてなかったのか、前の幼稚園流行ってたギャグを思い出して、それを口走ってしまいました。手をパンと叩き、手をピースにし、OKサイン双眼鏡を除くポーズ。「パンツー丸見え」というギャグです。意味を深く考えたことはありませんでした。誓っていうと、僕は下品なことが嫌いです(当時)。出来たばかりの友達はお手本みたいな「キャー」を言って去ってしまいました。

母さんにそれを報告したら呆れられたのを覚えています。よく分からんなぁ女の子はってバカな僕は思ってました。

未だによく分からんなぁって思ってますジャンゴ・ラインハルト左手で数えられるくらいには恋人ができたりしました。流石に何が下品かは分かっていて少しは機嫌も取れるようにはなりました。でもなんでしょう、相手が不満を募らせるタイプの怒り方してるときの気まずさ。こう、1つクリアしたら新しい難しさが出てきます

こないだ駅で「努力しても無駄」を連呼し、「樹海へ行け」と自分に言い聞かせるように、自分以外のその他大勢に向けてささやいてる、ちょっとおかしい人を見かけて思い出しました。なんでだろう。本当になんでなんだろう。

2021-02-06

2005年2009年辺りにあったホテル探検するゲーム

実在するホテル舞台にした、探検とかするゲーム誰か覚えていませんか?

舞台はやたら長い名前ホテルだったと思う

東京ベイとかホテルオークラとかそんな感じの

唯一覚えてるのは、プールに潜ると不思議な石?みたいなのがあってクリックすると怪しい音がする…みたいな

今思えば実装中の要素だったのかも

Yahooきっずから飛んでたと思うんだけど

思い出せねーーーーー

2021-02-04

2020年就活をやった記録

だいぶ前になるが、21卒としての就活を終えた。

意外に就活顛末主観で書いた記事が無いなと感じていたので、今の就活こんなんやったで、というのを記録がてら共有したい。

もちろん、量産型(地方)文系大学生とはいえサンプル数1であり、むしろ大いに偏った人間な気もするので、そんなんじゃねーよという突っ込み質問もたくさんほしい。

3年夏(2019) : 就活かい会社見学ツアー

この時期自分は『就活リクルートマイナビ等の企業群が作り上げた虚構であり、滅ぼすべき邪悪』という思想を持っており、大枠は就活終了まで変わらず過ごすことになる。(就活理由に4年生の初恋相手に振られたことが切っ掛けかもしれないが、元から割とこういう思想をしていた)

それでも部活の先輩からインターンは一応行っといたほうがええで」とのお言葉いただき、一応就活らしい行動を始めることにする。

インターンは、企業名で検索して出てきた新卒採用ページからそのまま応募するか、リクナビマイナビ系のサイトに飛ばされてそこから応募する、という形がほとんど。

少し調べると、都心学生意識高く給料が出るようなインターンに参加し半年くらい切磋琢磨しているらしい。だが、田舎大学生にはそんなこと土台無理なので早々に諦め、部活合宿の都合も考慮して1day~1週間程度のインターンから見繕うことにした。地方大学に居るだけで入れなくなる差別主義企業なんてこっちから願い下げじゃボケ、とか思ってたような気がする。

この程度の短いインターンだと優遇もクソもないらしいので、とりあえず交通費宿泊費が出て、何となく入れたら面白そうだな~という企業適当に応募。たまたま受かった2、3社に参加することに。

インフラの裏側を探検したり、アナウンサー体験をしたり、所有する不動産スイートルーム見学したり、どれも会社お金見学ツアーみたいなことをさせてもらえてたのしかった(小学生)。同時にGD(グループディスカッション)みたいなことも延々やらされたが、どれも学生からマトモな案出ると思ってなさそうな内容ばかりで、ハナから"積極的に参加してる感"だけ適当に醸し出してたらまあまあ良い評価をもらえた。就活茶番、という八つ当たり確信に変わりつつあった。

3年秋~春 就活解禁(2020)

研究で忙しくなり、現実逃避のためポケモン・あつ森に没頭し就活せず。普通就活生は冬インターンに参加したり、外資コンサルマスコミ(民放)の本選考を受けている時期(らしい)。インターンに行った1社の本選考があり、一応受けるも余裕で落ちた。一か月人と喋っていない状態面接を受けるのはやめたほうがいい。

3年3月 就活解禁~ : 就活かい茶番

3月就活解禁から一か月以上遅れ、そろそろヤバいかもと重い腰を上げる。先に就活を終え就職した高校時代の友人(現役入学自分浪人)にアドバイスを貰い、とにかく数を出してみることに。業界を絞らず、適当に行けたらいいなという企業を片っ端からスプレッドシートに並べ、締め切りが近い順に心を無にしてESを投げまくった。ESの内容は一応部活研究で頑張ったこと(いわゆるガクチカ)に加え、日経ES投稿サイト検索して出てきたウケがよさそうなワードを散りばめることで、意識高い感じの文章を生成した(よかったのかはわからない)。書類はなんだかんだ半分くらい通り、その後面接一つ進むごとに半分落ち、また面接、という作業を延々とループさせていた。

印象的だった点は2つ。コロナへの対応と、Webテスト無意味っぷり。

コロナについては、各企業採用担当者さんたちもかなり手探りだったようで、面接中も何を基準に選べばいいのか戸惑っているような雰囲気さえあった。自分はいわゆる大企業ばかり受けていたため(?)ほぼ全てリモートでの面接となったが、明らかに会社側の通信状況が悪く途切れ途切れのまま面接が終わったり(みん就を覗いたら阿鼻叫喚だった)、逆に3次面接が対面だったのに最終面接が急にリモートに変更になったりと、真剣就活に向き合っていた人はかなり翻弄されてつらかったんじゃないかなと感じた。

2つ目はコロナ全然関係ないが、Webテスト(SPI-Web,玉手箱,TG-Web,CAB,GABみたいなやつ)がガチでしょうもなかった。これらのテスト、端的に言うと答えが出回っていて、その答えを見ながらポチポチするだけでだいたい切り抜けられるゴミみたいな仕組みになっている。先輩秘伝のexcelシートを貰う、とかならまだ良いほうで、なんか『自称リクルート社員を名乗る人物が売る有料回答集付きnote』みたいな魑魅魍魎が平気で跋扈しており、かつその怪しい有料excelシートで普通に答えられてしまう(らしい)。一応意味があるのは試験会場があるSPIテストセンターくらい、といった有様。自分は答えは使わなかったが、そういう現状があってもなおこれらのテスト選考に使われ、また不正できないようにテスト制作会社側(リクルートキャリア・日本SHLヒューマネージ…etc)が改良するわけでも無い理由は、単にやってる感を出すためのプロダクトでしかいから、もしくは単に人事が無能から、の二択しかないのではと思っている。

そんなこんなで、最初のほうは惨憺たる有様だった面接も回数を重ねるごとに徐々にマシになっていき、6月ごろに第一志望群に入れていた数社から内定をもらった。どれも一度も対面で面接せず、本社を直接見たことすらない企業で、コロナ渦っぽい就職活動だったな~と一瞬思ったがそんなことはどうでもよく、さっさとやめたかった就活を終えることにした。

その他の感想

就活は都会が圧倒的有利(今年は地方が若干有利?)

インターンのところでも書いたが、就活関連サイト記事(ワンキャリ・就活会議外資就活とか)では、そもそも地方にいたら到底無理な行動が平気で求められおり、学生を煽って稼ぐゴミアフィサイトはよ死ね潰れろと思っていた、が、実際就活してみるとまともな企業であればその差はある程度認識してくれていて、むしろ地方ならしゃーない的なお目こぼしを得られることのほうが多かった気がする。逆にその下駄を履かせてもらえないのにアクセスの良さも活かせなかった今年の都心就活生は大変な思いをしたのかもしれない。

オファー就活サイトはほぼ機能していない

よくわからないブラックっぽい企業から無差別爆撃のようなオファーが届くだけだった。優秀な学生はい企業からオファーがあるのかもしれないが、そういう学生は更に高いレベル企業を求めて普通選考に応募してるだろうし、気休めの内定が得られる以外の意味はなさそう。そもそもいい企業ならオファーなんてしなくてもいい学生来るやろ。

就活垢とかいう謎の存在

就活をやればこの就活垢を作っている人たちの動機もわかるかも、と思っていたが最後まで分からなかった。twitterなんて就職にとってノイズしかないと思うんだけどそうでもない空間があるんだろうか(実際外銀とかコンサル目指してた人にはまあまあ意味あったらしい)。

ちなみに「NNT」でtwitteryoutube検索すると路頭に迷った就活生の亡骸を閲覧できる。自分たまたま見かけたのは、何故か公園で小声で歌いながらリクルートスーツ姿で踊っている就活生の動画。その次の面接後の動画では、観覧車の中で自分を責めながら泣いていた。なんもかんもリクルートが悪いんや……。

2021-01-01

anond:20210101120820

高野秀行 アヘン王国潜入記

ゲリラ支配するミャンマー北部に潜入し、アヘン栽培に密着するルポ

アヘンは悪だ!やめろ!という説教臭くはない。現地民と一緒に栽培していくさまが良い。

高野秀行さんのルポは、大学での探検部の体験を元にした「幻獣ムベンベを追え!」も良い。

前野ウルド太郎 孤独バッタが群れるとき

バッタを専門とし、死ぬときバッタに食べられたいと夢見る昆虫学者が、蝗害をもたらすサバクトビバッタ研究を親しみやすくまとめた本。

光文社新書で出ている「バッタを倒しにアフリカへ」も面白いこちらの方がレーベル的にも入手しやすいが、紹介した本の方が前なので、できるなら、孤独バッタ〜を先に読んだ方が楽しめる。

ジョン・クラカワー 空へ

1996年エベレスト大量遭難に偶然行き合った著者が記したルポツアー登山問題点や、標高8000メートルの山で徐々に限界に追い詰められていくさまが描かれる。

これで山岳遭難の本が気になれば、

同じく大量遭難を題材にした「K2 嵐の夏」

K2登山した女性登山家が次々なくなっていく様を追った「K2 非情の頂」

クラカワーの視点が気に入れば、

モルモン教徒が起こした事件を題材にした「信仰が人を殺すとき

自然の中で生きたいと、若者アラスカ荒野で生きようとし、結果餓死した事件を追った「荒野へ」

おすすめ

ノンフィクションおすすめは、まだあるけど、長くなりそうだからこの辺で切り上げる

2020-12-14

学生洞窟探検をして亡くなった事故で「無謀だ」みたいな意見に「本人は覚悟のうえでやってるだろ」とか反論してる人をみた。

いや大学生とか、まさか自分は死なないってぜったい楽観的に考えてるよな。

2020-12-02

Googleマップ南極を見よう

私は社内ニート

仕事に関する勉強をするべきなんだろうけど、たまにしか発生しない仕事に備えるモチベーションも保てず、業務時間の半分くらいはフィルタリングがかからないサイトで暇をつぶしている

ますぎて、なんとなく南極大陸ストリートビュー探検できないかなあって思って見てたら、ストリートビューはないけど360°カメラ情報は入ってた

本当に息を飲むような情景ばかり広がってるから是非見て欲しい

おすすめ南米から真南のあたり

雪原が広がってるところに太陽光が指してるだけでも美しいし、ペンギンがいっぱいいる場所もあって可愛い

あとこれを読んだ人はぜひフィルタリングにかからなさそうなおすすめサイトを教えてほしい

2020-11-28

anond:20201128004001

ハーレムですか懐かしい響きですね

1度でいいから見てみたいハーレム探検藤岡弘

クソ麻呂です

2020-11-23

心霊スポットテーマパーク化してくれ

神社とか公園とか施設として成立してたり、トンネルや道とか当たり前に通れたり、あるいは観光地になってるような所なら行けるんだけど、廃病院とか廃墟とかはそうもいかないじゃん。勝手に入ったら不法侵入だし、ヤクザの溜まり場になってるって聞くし、個人探検したいですなんて理由許可下ろしてくれる管理元はほとんどない。

怖いの味わいたいならお化け屋敷行けよって思うかもしれないけど、あれは人為的にここにお化けが出ますよっていう設定を付与して人を配置して作ったものであって、本物がいるわけないし(心霊スポットにもいるわけないかもしれないが)自分が求めたい怖さとはまた違うんだよな。

からテーマパーク化というか、入場料取っていいからきちんと管理して、人が入ってもいいようにしてくれ〜〜〜!!いやそりゃマジで人が死んだ場所不謹慎だし故人に失礼だから絶対駄目だけどさ、勝手に噂立てられてるだけで実は何もありません!みたいな場所結構あるじゃん……テーマパーク化しようよ………。

院長家族全員死んだって噂立ってるけどただ辞めただけの廃病院とか、火事起きて身元不明死体出たって言われてるけど全員無事で放置されてるだけの家とか、ちゃんと整備して入場料取って運営しようぜ。大丈夫、ここで○○が起きたと“言われています”って書いとけば嘘じゃないしバレないよ。なんなら気を遣って幽霊住み着いてくれるかもしれないしさ………。

お化け屋敷とも噂が立ってたのは事実って時点で差がついてるし、バリバリ戦えるよ。なんなら噂を建てたせいで幽霊ではない何かが生まれて住んでるかもしれないし、そいつだって時々来る不法侵入者より定期的に来るちゃんと金払った客の方が驚かせ甲斐があるよ…。

心霊スポットテーマパーク化しようよ…。行きたいんだよ心霊スポット。嘘か本当かわからない曰くのある場所行ってドキドキしたいの。廃墟に行きてえんだよ。でも人に迷惑かけたくないんだよ。法に触れたくないの。人に不快気持ちさせたくないの。なあ…テーマパーク化してくれよ…。なんなら自分毎日帰りに通って買い支えからさ…入場料高くてもいいからさ…家賃うからさ…。じゃあ買い取れよ!ってなるけどそうじゃねえんだよな…みんなも来れる心霊スポットにしたい

2020-11-19

anond:20201119115202

猫の肉を提供するのかと思ったら違うのか

犬を食べる風習別に韓国でなくてもあったし、

南極探検するとき犬ぞりとかもいざというとき食料にもなるからだったわけだが、

ネコ科の肉を食べるのは聞いたことがない

基本的肉食動物は美味しくなさそう

ねこトライアル3日目

朝、3Fにいた。人を見ても逃げない。

餌皿が空だったので補充。

朝食のあとにトイレ見たら、ペースト状の大があって、砂がかけられてなかった。

てか昨日夕方ぐらいにトイレ掃除してから夜~朝の間にかなりトイレしたようで場所がなく、手前の方にしてしまって砂かけられなかったのか?

昨日の夜にケフケフ言ってたし、保護団体環境かわって猫風邪症状でるときありますってことだし

風邪なのか。あとフードめっちゃ食べちゃうのも良くないと思うので、すすめられてた常に補充から3食タイミングで補充に切り替える。

病院連れていきたいけどそれがまたストレスになると困るし…

寒いのでは?と猫飼いの姉に言われたので入れるひざ掛け増やそうかな?

ケージの中から目隠し揺らしたりして、暇そうにしてるから指入れたらちょっと撫でられた!というか触れた

外に興味ありそうでケージに顔近づけるので、試しにケージ開けたら出ようとしたり戻ったりしたあとに出た。こっちを警戒しつつ探検してた。

最後は安定の悪い台から落ちてギョバババみたいになってケージ戻ってった。

下痢してるから足の裏……とは思ったけど、興味あるとき出してあげれたらいいなと

餌はちょっと食べてはやめ…下痢ちょっと食べる…を繰り返す気か…?

保護団体対応時間になったら電話してみる。

餌は保護団体から事前にピュリナワンです、子猫用でもいいですっていうんでそれなんだけどネットの評判見ると軟便になりやすいとか。

ここでまた餌変えるとストレスかもなのでしばらく様子見る…

人間寒いので朝からエアコン暖房つけて、一応気持ち加湿もした。

さっき水飲んだあとちょっとケフケフってくしゃみ?せき?してた。寒いならひざ掛けとか布類に行くかと思いきやそれはいやらしく、何もないカーペット段のとこにいたりトイレの上にいたり。

トイレ周りに布垂らしてるせいか、直後じゃなきゃそこまで気にならないんだけど、臭い対策脱臭機をポチった。明日届く。

2020-10-27

行かないマーケット増田行くとき得意出す魔にトッケーマイ中居回文

いつもニコニコ現金払い正義なのか、

今日は深く掘り下げられたら掘り下げてみるわ!

おはようございます

あのさ、

みかん花咲く丘公園前の商店街や近所にマーケットが何軒かあるんだけど、

いつもはあんまりそこには行かないマーケットがあって、

そうね年に1~2回ぐらいいくって感じのマーケットかしら。

なんでそこはなかなか行かないかというと、

現金のみのお店なのよ。

で私がいつも行ってるお店は閉店がらがら20よろしくなのよ。

哀愁漂っちゃうその閉店後にはね。

から夜遅く何か買いたいときはそこのマーケットちょっとそこよりも遅くまで開いてるのよ。

私もそこにあんまり行かないもんだから

値頃感って言うのをあんまり意識していなかったか必要ものをパパッとパパイヤを買うぐらいな勢いの感じで買うから

値段よく見てなかったのよね。

でも昨日はちょっと値段をじっくり見ていたら、

いつも行っているマーケットよりも若干安い気がするのよ。

お鍋の具材の鮟鱇ちゃんなんかは

切り身が倍の量入っていて、

値段がお得なのよね。

いつも行くところは4切れぐらいしか入ってなくて

なんだか高いなーって思っていつも鮟鱇ちゃんを買っていたんだけど、

今度からたっぷり鮟鱇ベーナーするとき

そこで鮟鱇ちゃん買うわ!って思ったぐらいよ。

あとね、

鶏肉の値段はそのマーケットの値付けの指標的なものになるような勘が働くから

結構鶏肉の値段でベンチマークを取るのよ。

手羽元がまたそこは倍の量が入っていて、

値段変わらないとか!

マーケット値頃感のベンチマークが取れるのと美味しい鶏ガラスープ出汁が取れる一石二鳥なら

そのマーケットで買うでしょ!ってなるじゃない。

で、

いつ買うの?って尋ねられたら

今でしょ!ってもうそれ使いこすり倒された往年のギャグで答えちゃうぐらいお値打ち価格なの。

現金決済ってクレジットカードとかと比べて手数料なんか無いから、

その分価格還元しまくっている感じを

ひしひしと鮟鱇ちゃんやら手羽元ちゃんから感じられたわ。

ちょっとこっちにもみちょこちょこ通ってみようかしら?って思ったし。

から私がいつもここが正解!と思って通っていたマーケットちょっと距離を置いた方がいいのかも知れないって

そんな男女の別れ際みたいな悲しいこと言うけど、

そのお店で使えるカードに2万円チャージしちゃったところだったのよね。

あーあ、

これチャージする前に気が付いたら世の中変わっている世界線があったかも知れないって。

やっぱり

日々マーケット探検は欠かさずに行って新規開拓しつつ、

お安い価格冒険家として怠ったら駄目だなぁって思ったわ。

いつも行かないマーケットに行くのも

たまにはいいわね楽しいしってお話でした。

って終わるところだったけど、

なんかさ最近流行ってるそのお店でしか使えない現金チャージカード

これチャージしちゃったら他行けなくなるから

考えた人は凄いのかどうだか分からないけど、

少なくとも私は今までジャスコカードで払っていたときポイント貯まってウハウハだったけど、

ここもワオンカードで囲い込むもんだから

すっかり足が遠のいてしまったわ。

ワオンだけにワンワン!ってね。

ワオンはチャージするときにワオン!って言うし、

ヤマトネコポスはQR読み込んだらニャン!って言うし、

世の中は結局ろくでもないと見せかけてニャントワンダフル!なの!とは一切思わないんだからね!

もうチャージする前の世界には戻れないんだもの

うふふ。


今日朝ご飯

おにぎりしました。

手軽に食べられるパリパリ海苔が美味しい鮭おにぎりよ。

最近の私のおにぎりブームパリパリ海苔がのりまくりなのよ。

あんなに湿気のあるご飯のすぐ横に海苔はいるのに

いつもあのパリパリさをキープしている姿勢ポーズは見習わなければならないわ。

海苔だけにって。

たまにはそう言う類いのおにぎりも美味しいわね。

デトックスウォーター

レモン炭酸に追いレモン氷を入れてスッキリ寒い朝には寒いけど、

これまたホッツレモンにすれば良いじゃん!って思ったわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2020-09-15

旅とは、とても面倒くさいものだ。

もちろん、ふと思い出す旅の風景はとても美しい。急に景色が開けたところに出たとき、長らく憧れていた美術品を目の当たりにしたとき温泉でくつろいだとき一人旅自由さ、友人との旅行での楽しさ、家族旅行での安らぎ。そうした思い出のハイライトばかりをつなげば、自分旅行中ずっと幸福感にあふれていたのだと錯覚する。

けれども、現実はそういうわけにもいかない。長距離バスの中で過ごすけだるい時間がある。有名な観光地を訪れはしたが、すぐに回れてしまって期待外れということもある。道があっているかどうかわからないままで長距離を歩く心細さがあり、電車を間違えて数時間待たされる腹立たしい時間もある。そういうときに、スマホでろくでもないニュース職場からメールを読んでしまい、旅の情緒台無しになる瞬間さえある。

自分は、そうした旅先での残念な時間を細部まで再現した夢を、何日か連続で見ている。おそらくはコロナ禍で旅行に行けない鬱憤が溜まっているのだろう。国内国外かも定かではない景色の中を、期待と不安を持ったまま、目的もわからずに何かを探しているような夢から唐突に目覚め、旅路現実でなかったことに対して、幾分落胆する。

かに、夢の中であっても旅に出られたことに、どこか救われている自分もいるのだけれども、ごちそうを急に取り上げられたような寂しさはある。こうした旅に出たいという衝動を鎮めるためには、やはりどこか知らないところに行かないといけないのだろうか。それは、降りたことのない駅の周りと探検すれば、気が済む種類の欲望かもしれない。

それとも、一日も早く海外旅行に行けるように祈るしかないのだろうか。また一人で海外に行きたいけれども、あの感動は独りぼっちの寂しさとセットな気がしていて、あまりこの寂しさをリアルに思い出してしまったなら、また異国を訪れることに二の足を踏んでしまう。

から、あまり夢で現地での寂しさを細かくは思い出したくはないのだ。

2020-09-09

秋と言えば地図の秋なのか増田酢魔蚊の鳴きあのズ千葉トキア回文

あなたに借りたディクショナリー

セプテンバーのページだけを破って、

辞書本体の方を捨てるの。

おはようございます

セプテンバー竹内まりやです。

なんかさ

セプテンバーって歌ってる曲だけを集めても特集できるんじゃね?って

いかにセプテンバーにはセプテンバーによるセプテンバーのための曲が多いかってことよね。

秋と言えば趣味を爆発させる季節なのよね。

最近の私の趣味はと言えば、

道に迷うこと。

うそ人生という道に。

って違う違うそうじゃないの、

本当に道に迷うってこと。

いかグーグルマップを頼らずして道に迷うかってことを楽しんでいるわ!

平たく言うと知らない道を歩くのが楽しいってことなんだけど。

だいたい知らない道を歩いて行って、

パッと目の前に開けたところとか神社とかが出てきたら、

あれはタヌキかキツネかに導かれてるって言うから

ご縁のある神社からお参りすると良いわよ。

知らない道を歩いて探検感があるし、

新しいお店だって開拓できるチャンスだし、

意外と住んでいる近所の通ったことのない知らない道もまだまだあるはずだと私は思うの。

パンをちぎっては道すがらに置いていって迷わなくするやつってあるじゃない。

名前忘れちゃったけど。

私はあれ必要ないの。

だって来た道引き返さないんだもん。

私は振り返らないの。

から必要ないけど、

いざって時のために、

パンだとすぐちぎって全部使い切っちゃうから

ちょうど良い代案を考えたのよ。

お米!お米よ!

ちょうど2合分のお米を持ち歩いてるから

ここぞとばかりに迷い込むと分かったなら、

お米を一粒ずつ一粒ずつ道において迷わなくするの。

あれのパンのお米版ね。

でもあれあまりにもお米がちっちゃすぎて、

蒔いたお米すら見失うという、

本末転倒寺の和尚さんに怒られそうなぐらい、

蒔いても分からなくなるのよね。

あと蒔いてるそばからスズメさんたちに食べられちゃうかも知れないし、

あれはあれでやっぱりパン意味があるんだわって思ったのよ。

最近はすっかりデジタルマップ慣れしちゃってるけど、

最初は車のナビだのスマホマップなど

半信半疑だったので信じてなかったのよね。

私の勘の方が冴えているはず!って

案の定私の勘通りに行ったら全然対方向で、

いやもうこれは

デジタルマップの類いを信じ抜いてあげる喜びは持田真樹ちゃん持田香織ちゃんかのどっちでしょう?

っていきなり訳分からなくなるけど、

とりあえず信じていて考えることの喜びが無くなったから、

みずの・さかい・まき・みき早見表が欲しい!って言ってる場合じゃないんだからね!

まあ

人は余計に旅の道のりのことを考えていたことを

考えなくて良くなったから、

頭の中空っぽにして楽しめるって訳なのよね。

クラスデジタルデバイドになると、

いままで頭の中でのワーキングメモリ解放して機械に任せられるってことは

その空いた頭の中は

結局増田のことでいっぱいになるっと言う

頭の中のワーキングメモリ無駄遣いなのか無駄遣いじゃ無いのか分からないけど、

とりあえず

今日今日覚えたての言葉

デジタルデバイド!って言いたかっただけに尽きるのよね。

うふふ。


今日朝ご飯

牛乳寒天作りすぎて、

食べるの忘れちゃってたから朝はツルッと牛乳寒天です。

ちょっと甘さ抑えめのミカン缶詰を使った

基本的ベーシックなやつなんだけど

冷やして食べるとやっぱり美味しいわね。

で、

今日デトックスウォーター

ミカン缶詰ミカンを使ったミカン缶ウォーラーミカン感満載よ!

シロップは入れると甘すぎるから除いちゃってミカンの果肉だけを

ミカンミカン!って感じで使っちゃって!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2020-09-05

ワールズエンドクラブは誰に向けて作られたゲームなのか

先日、トゥーキョーゲームから新作がゲリラ的にリリースされた

その名も「デスマーチクラブ」……ではなく、「ワールズエンドクラブ

タイトルが変更となったこ作品は、初報でのキャッチコピーはこう打たれていた

12人を殺す?12歳による、12のデスゲーム

2年前、簡単ビジュアルと共にファミ通に現れたこキャッチコピーに胸を躍らせた自分を今でも覚えている

ダンガンロンパでお馴染み小高和剛氏と極限脱出シリーズでお馴染み打越鋼太郎氏がタッグを組んだとなれば更に期待は高まる一方だ

よく練られたシナリオの打越

皮肉に満ちたサプライズ小高

この2人が協力して新たなデスゲーム体験を与えてくれる

それも、デスゲームではタブーとされる子供たちがそれを行うのだ

流石に直接的な表現はないだろうが、それでも生死不明くらいの表現はしてくれるだろう

純粋だが残酷しか12歳という思春期を迎えつつある子供たち

そこに与えられるデスゲームとは一体どのような物語になるのだろうか

期待せざるを得なかったのを覚えている

そして2020年9月4日

1月最後に動きを止めていた公式が突然に「タイトルを変え」「ゲリラリリース」したのだ

そして配信されたワールズエンドクラブ自分も飛びついたのだった

……だが、そこから始まったのは「茶番」であった

ネタバレを防ぐためにも簡単にいうが、要は「デスゲームは嘘」だったのだ

このゲーム、ワールズエンドクラブはデスゲームものではなかった

あくまでデスゲーム要素はプロローグだけになり、デスゲーム破壊して脱出した後、崩壊した世界探検するのがメインとなる

ここでよく聞く意見としては「流石にデスゲーム子供たちにやらせるのは倫理的にまずいとなり、急遽変更となったのでは?」という意見

だが、この意見配信日に行われた制作陣による生放送にて伝えられた「最初から子供たちが崩壊した世界探検するゲームとして作っており、デスゲーム要素はあくまで"ツカミ"として入れられた」とのことから否定される

自分小高)と打越がやるならデスゲーム要素入れたいね、ということで付け足した」

小高氏は言っていた

そう、つまり広告で彼らは嘘をついていたのだ

最初からデスゲームものなど作っていないが、それを隠していたのだ

私的意見申し訳ないが、「だとしたら、私が期待して待っていたのはなんだったのか?」と言わざるを得ない

そしてメインとなるストーリーは前述したとおり崩壊した世界を旅するもの

しかしこれもまた、首をかしげざるを得ない内容だと言いたい

いや、内容自体はたいしたことはない

突っ込みどころはかなり多く、ご都合主義不快下ネタや不自然唐突な展開などかなりあるが、それでも主軸となる「子供たちが鹿児島から東京まで冒険する」というストーリー自体問題はない

私が首をかしげざるを得ないというのは、その雰囲気

12人と道中で増えたもう1人、計13人は続く道中、喧嘩したりトラブルに遭遇したり、膝をつきかねない強大な問題にぶち当たる

しかし彼らは仲直りし、協力し、絆を深め合い、進んでいく

頭に浮かぶのは子供の頃に読んだ児童文学、「ぼくらの7日間戦争」をはじめとしたぼくらシリーズ

そう、このワールズエンドクラブぼくらシリーズのような児童文学の装いでもあるのだ

そんなもの、期待していなかったのだが

あくまで私の意見であるが、打越鋼太郎氏のハード世界小高氏の悪趣味世界はあまり見受けられないと思った

なら、このゲームは一体、誰に向けたゲームなのだろうか?

広告していたデスゲームは嘘だった

シナリオディレクター陣の過去作とは毛色が違う話である

なら、このゲームは誰が楽しむのだろうか

もちろん情報が明かされた今となっては「明るい雰囲気ゲーム」として手に取る人は多いだろう

しかし、それは"今となっては"、だ

それ以前、打越鋼太郎小高和剛の名前、そしてデスゲームというジャンルから期待していた人の、その期待に応えるつもりはあったのだろうか?

せめて、デスゲーム要素は無く、グーニーズを想起させるジュブナイルものであると少しでも事前に伝えてくれたなら「なるほどそうなのか、それはそれで面白そうだ」と期待の仕方を変えたもの

それを配信ギリギリ、いや、配信してから公開するのは

誰のためだったのか

少なくとも

私のためではなかった

あえて言うが、私はこの売り方に失望した

告知と内容が違うのは過去特にダンガンロンパシリーズでも見受けられ、そのたびに賛否両論を呼んだが基本的に私は好意的だった

が、それはあくまで「ダンガンロンパを買ったらダンガンロンパだったから」だ

今回は「ダンガンロンパを買ったらぼくらの7日間戦争が入っていた」レベルに内容が違うではないか

奇を衒えば話題になる

そのためならゲームの内容に嘘をついてもいい

情報を隠していい

ユーザーの期待を裏切っていい

本気でそう思っているのなら

トゥーキョーゲームスはゲーム屋ではなく

ただのつまらない嘘つきなだけだ

2020-08-12

FFIIIを久々にプレイした

FFIIIがなぜ子供時代に楽しかったのか、それは主に舞台設定にあるように思えた。

さな洞窟からまり、巨竜に出会い、従者と姫のラブロマンスを知り、ここがちっぽけな世界だと知る。そして浮遊大陸脱出がある。

浮遊大陸脱出体験した当時の子供達は一様に鳥肌が立ったという。

自分は巨大飛空艇インビンシブルが水中から出てきた時もかなり問い肌がたったくちだ。

あの頃のゲーム世界が広がってゆく世界こそが全てだった。

バブル好景気を反映するかのように思い描いた希望欲望無限に拡大してゆく。

たこともない森林や島々、古代遺産革命的な発明、小さな洞窟から始まった少年冒険は空も海底もどこへでも行ける広がりを見せ、やがて二元対立中和へと戻す、勇気の闘いへと変貌する。

そこにあるのは少年たちという存在を通した国の成長記であるようにも思えた。

少なくとも当時の日本資本主義の拡大性に対する信心があったことはうっすら伝わってくる。

経済はわりとどうでもいい話だ。

問題はいつまでも広がっている大空、どこへでも行ける機械、果てしない宇宙などを連想させるサブカルチャー作品が激減したことだ。

SAOデカダンスのような箱庭型の作品日常系作品リアル志向ゲーム、萌系。

自分が思いつく限り、胸いっぱいの果てしなさと躁状態を延々と維持できる作品が思い浮かばない。

あるかもしれないが、メインではない。

の子供達が思い浮かべる世界は、どこかと繋がっている空や未だであったことのない人々や国々ではなく、ネット端末なのだろう。

から物語世界事件が起こるときネットを起点にして起こりがちになる。

都市伝説も謎の組織も、異世界に転生したあとも何がしかの端末が顔を出す。

子どもたちにとって世界は既に判明したものしかなく、探求するものではない。

世界は押し広げるものではなく、インフラとして使うものだ。

少なくともそうしたふうに感じているのではないか

インフラ内で物語は起こり、インフラ内の隙きを縫うようにして問題が起こり、インフラ内で完結する。

広がりが感じられないので、今ある可能性の中でトップに立つには、という思考が先鋭化してYouTuberが人気になる。

かつては空の広がりが感じられたのだろうか?

少なくとも70~80年代ドラえもんにも、世界探検し尽くされてつまらなくなった、とのびたがぼやくシーンがあった。

未開発地域は今でも広がっている。

ネット意識支配しているから狭くなったのか。

はたまた経済が悪いのか。

それでも空は狭くなっている。

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