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はてなキーワード: ヒロインとは

2023-08-18

男性向けのラブコメ漫画なんていうのは「男が気持ち良くなるための装置」に他ならないので、男キャラクターは誰もが共感感情移入するように空っぽかつダサめに描かれることも多い。

対して男キャラクターに惚れる女キャラはどこまでも理想的、都合の良い容姿性格になる。

からフツーの感覚で見ると、気持ち悪いになってもしょうがない。都合が良く作られすぎた箱庭なので、作者や読者の感覚特に夢に浸りたい弱さやどこまでも自分に都合の良い妄想を作り上げる子どもっぽさという点は、男から見ても場合によっては気持ち悪い。

これは構造上しょーがない。完璧イケメン完璧ヒロインと結ばれる、ではコメディロマン存在しなくなっちゃうから

anond:20230813154333

れいうならヒロイン女子高生なのに幼稚園児〜小学生並みの知能しか持ち合わせていないようなパターンはだいぶ気持ち悪い。二次創作界隈でもよく見られるやつ。漫画家の知能が追いついてないんだろうなと思わされる

2023-08-15

邦画弱者男性主人公にした映画を一刻も早くつくれ

最低限これだけは守ってくれ

主人公は30後半から40前半の冴えない無名俳優を選ぶこと(髪が薄いと尚いい)

主人公は同情しやすい「かわいそう」な人物としてではなく、反動的かつ反社会的思想の持ち主であること(ex女性蔑視ネトウヨ

ヒロインは出してもいいがヒロイン無しでの結末を描くこと

これができればカンヌ取れる

anond:20230815151628

漫画だとそういうメタ的な可能性もあるけど

ラノベ場合ほぼ必ずヒロイン容姿を褒め称えるような描写がある

漫画と違って原稿の時点では絵が無いからだと思うけど

漫画とかラノベヒロインって間違いなく美少女なのに

その割に主人公が「こいつ可愛いし俺なんか居なくてもまあ誰かがなんとかするだろ」みたいにならないの謎だよな

2023-08-13

男性向けラブコメで、男を意図的にダサキモく描く理由is何?

これすげー真面目な疑問だからヘイト感想とかそういう風に思わないでほしい。

 

例えばこれ。

https://twitter.com/obiyamidori/status/1689473128131383296

女の子可愛い

背景とかも丁寧で良い感じ。

なのに女の子に好かれる男の子絶望的にダサくてキモい

  

つかこ髪型何?

これ絶対わざとやってるよね???

 

ここで少女漫画とか女性向け漫画のようなイケメン描くのが違うってのは確かにわかる。 

また、内容的に言っても割と素朴な感じの少年要請されてるのはわかる。

しかしこれはねーだろ?

  

俺はこいつが出てくるたびに嫌な気持ちになる、はっきり言って。

https://pbs.twimg.com/media/F2-itTaboAAeqMJ?format=jpg&name=large

おめー寝ぐせぐらい治せよ、って言いたくなる。

なんかきたならしいバカガキって感じがする。

  

いやそこまで思う読者は少ないのかもしれんけどさ、

でもこいつ明らかにダサくブサイクに描かれてるよね。何故?

こんなやつのこと好きな女の子可哀想じゃん?

   

  

でもう一例見てくれ。

https://twitter.com/kotan1988/status/1651861897631911937/photo/1

ギャルに対する真面目メガネくんていう対照性はわかる。

しかしなんでこんなミスタースポックみたいな気持ち悪い髪型じゃないといけないんだ?

   

どっちの男も別に人格的に悪い奴とかじゃないんだけど(彼女、お借りしますとは違う)

とにかくこの意味不明髪型気持ち悪くて、気持ち悪くて、

大体お前その女の子のこと多少なり意識するようになってて

それでその髪型もうちょっとどうにかしないのはどうなのよってなるわけ。

すんげーノイズなの。

  

  

こういうのちょくちょくあって、

俺はこういうノイズ男がいると女の子がかわいくても買うの断念しちゃうんだよ。

 

で、なぜこうするのか?

作者的にかっこ悪く描いてるのはほぼ間違いないと思うんだけど

なんでそんな風に描くかというと

「格好悪く描かないとラブコメなんか読む冴えない男の共感を得られない」とか思ってない?

 

違う?邪推

別に凄く自信がある仮説でもないけど他にこのキモい描写理由が思いつかんかった。

 

で、もしそうならさ

本当にそんな読者そんなに多いか

仮に読者がキモい男だとしても女の子に好かれる男が外見的にキモくないと楽しく読めないとか、そんなことある

 

そんな奴それほどいないと思うんだよなあ。

だってもう成人してるのに中学生とか高校生漫画読んでる時点で主人公と身の上は違うじゃん。

世の中の人どうなの?

 

 

まとめると

男性向けラブコメで男を意図的にダサキモく描く理由ってなんだろう?

②俺の仮説では読者配慮だけど合ってるかな?

③もし配慮だとすれば、そんなもん求めてる読者って多いのかな?

が疑問ね。

 

 

なお俺は上記の支障のせいで楽しく読めないけど

どっちも女の子可愛いし良い漫画だと思うから読める人は読んだってくれ。 

  

 

いろいろ意見有難う

沢山の人から意見言ってもらえるのありがたい

ただ一個気になったんだけど俺は別に「全ての男性向けラブコメが男をダサキモく描いている」とは主張してないぞ

タイトルにも内容にもそうは書いてないつもりだがなんか一部の人に誤解されてる気がする

僕ヤバとか五等分とかは上述したような主人公ノイズは俺にはない

 

あとあの男の髪型悟空の様なものは違う気がする…

ダサさ、よく言えばあどけなさの表現では?

他にあんな気になる髪型してるやつ出てこないんだよ

から興味出たらあの漫画読んでみて

 

satotaka99 逆に男がやたらイケメンだったら読みたい?パッとしない男子(=大多数)のよいところを見つけて(特に大きな理由もなく)好きになってくれる慈愛に満ちた女子存在してほしいという願望があるんじゃないの、みんな

2023/08/18

今読んでるのだと『うるわしの宵の月』とか普通に好きやで まあ少女漫画だけど

 

Shinwiki 男って色気に目覚めなかったら手入れナシか、母ちゃんセンスのままで平気って感じなので意図的にダサキモくというよりはわりと現実を反映してるのでは。

2023/08/18 リンク

ちょっと読んでほしいんだけど主人公が圧倒的に変なのよ

年代モブ主人公友達でこんなやついないの

 

metalmax 描いてる作者本人に聞いたほうが早いのでは。

2023/08/18

クソリプ過ぎるやろ 

 

mayumayu_nimolove イケメンすぎると近寄りがたいからじゃないの?女だってお嬢様すぎると近寄り難いでしょ。ときメモGSとかで詩織さんポジション葉月くんより話が面白くて料理が上手い関西弁の姫城くんの方がモテるのと同じ。

2023/08/18 リンク

イケメンにせえとは一かけらも書いてないやろ

 

q-Anomaly あげられている例はダサいともきもいとも思わないな。私は好きなタイプだ。人それぞれだね

2023/08/18

マジで?俺は極端に言うとなんかはっ倒したくなるわ

あと彼女、お借りしますの主人公は胃の中全部出るまで腹に膝蹴りしたくなる 

 

khtokage 女性向けでも「ちょい地味で普通な私が王子様におもしれー女扱いされる」って類型があるし、共感を呼び込むためのわかりやすパターンなんじゃ?

2023/08/18

キローの三白眼の子可愛いよね

 

kagecage 恋愛に憧れがあるけど中々動き出せない人には「自分に自信がなく着飾ることに対して前向きになれないタイプ」が多いからなのかなと思っている。

2023/08/18

そこまではわかるけどそれならプレーン容姿いいわけ

挙げた2例はむしろ「攻め」姿勢を感じない?

  

TakamoriTarou え。ダサいとかキモいって判断なっちゃうのこれ。マジでか。意図的ダサいキモいってのは、例えば、エロマンガの竿役のようなやつを言うのでは。リアルなら俺のようなやつとか。

2023/08/18

関係ないけど俺はエロ漫画とかAVの竿役が主張の激しいキモい男なのも基本嫌いだわ

理解のある海外オタクの間でもあの「汚っさん」だけはすげー嫌がられてると聞く

 

north_god 坊ちゃん刈りが嫌い説

2023/08/18 リンク

自身ツーブロックで刈り上げている 楽だし

 

catan_coton 読んでないから内容知らない(ラブコメかどうかも知らない)んだけど、白山三田さんが無理。両方ブサイクってなんなの?拷問?挙げられてる2つは俺もキツいと思うけど白山三田さんよりはマシかな

2023/08/18

これはもう普通ラブコメとは違うジャンルだと思う

なお三田さん姉は普通にいい

 

accent_32 俺ってカッケーみたいなうぇいうぇいしてる主人公ずっと見ていたい?俺は無理だけど。異世界転生の無双すぎる主人公もつまらないのと似た感覚かな。

2023/08/18 リンク

俺は「積極的にダサくキモくしてるように見える」ことについて否定的感想を述べたんだけど

「じゃあイケメン過ぎればいいのか」とか「ウェイウェイしてればいいのか」って反論してくる人はちょっとおかしくない?

 

ao-no 諸星あたるは確かにだせえって感じではないな。あたるは行動がひどいんだけどラムちゃんも大概ひどいので釣り合っている。うる星やつら読むといいよ。いつ読んでもおもしろ

2023/08/18 リンク

せやな

けど自分ラブコメ好きって言う奴がそんなもん読んでないわけないだろ

あといくら歳を重ねてもらんまのあかね可愛いと思えないんだけど

要するになんかいつも不平不満怒ってるって印象だからだな

もっと欲望とか喜んでる姿を見せることが多い他の女の方が可愛い

 

hetoheto AVでも若くてカッコいい男が男優だとウケ悪いと聞いたことある。要は読者に近くないと感情移入出来ないからでしょ。

2023/08/18

俺はAV男優若いイケメンの方がいいなあ イケメンていうか要するに主張やノイズになるキモさがないやつがい

   

トラバ

読者アンケートの結果だよ 河下瑞希主人公イケメンの描いたりりむキッス打ち切りを食らって ダサく描いたいちご100%は長期連載になった。

りりむキッスイケメンていうか「女性向け漫画の男」だよな

異様に頭身高くて過多幅広くて顎がとんがってる感じで「そのきれいな顔を吹っ飛ばしてやる」とか言われてる系の男

ただあれはヒロインにも問題有ったと思うわ

  

spark7 増田彼女お借りしますの主人公にムカつくのは、男の見たくない部分も描いてるからかなと思った。結局自身投影する主人公リアルでも何でもなく、かなり清潔・高潔なのよな。ダサさを許せないのも同じ理由な気も

2023/08/18

ええええええ

それは違うわ

女があれをどう感じるかはわからんけど男の大多数から見ると本当に気持ち悪いクズ

ぶっちゃけ俺があれの感想真面目に詳細に書くと作者の人格への誹謗中傷になってしまうからさっと書くけど

あの漫画は出てくる女の人格キモオタ萌え漫画と比べてもペラペラカスカス

作者が一番かわいいと思ってるのは主人公のあの男(自己投影対象)だと思う

 

ラブコメ特有の都合の良さとかとは一線を画する自己しかない世界

でもあのサイコ主人公自分では自分のことを「ありふれた好青年」だと思ってるわけ

膝蹴りしたいとか書いたけどリアルにいたら一切かかわり合いたくないね

つまんないラブコメは沢山あるけどこんな感想になるラブコメってそうそうねーぞ

 

njsjn ミスタースポックはダサキモくないでしょ!

2023/08/18

スポックはかっけーけど現代にこの髪型してる男子高校生キモいだろ

斎藤一かよ

   

 

バズったので宣伝

俺はラブコメ自体は好きだから勧めたいの沢山あるけど

今ちょうど思いついたのはこれや

俺にとってこの男は嫌ではない 女はかなり変な女だけどでかい女はみんな好き

https://yanmaga.jp/comics/%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%8A%E5%AC%A2%E6%A7%98%E3%81%AF%E3%82%82%E3%82%93%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B

 

あとジャンプでもラブコメ枠で面白いの読みたいんだよな

ニセコイに滅茶苦茶文句言いつつもネットのみんなと一緒に読むのは楽しかった

アオのハコが今のラブコメ枠なんだろうけど俺にはあれは無味無臭ノンカロリーって感じで

好きとか嫌いとかではなくなんの感想も持てない何の栄養果も摂取出来ないって感じ

続いてるんだから人気あるんだろうけど俺にとって最も謎な作品

2023-08-12

[]8月11日

ご飯

朝:コーンフレーク。昼:ナポリタン。夜:豆腐えのきベーコンにんじんオクラ玉ねぎの鍋。たまごやき。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

アーキタイプ・アーカディア

・はじめに

ケムコウォーターフェニックスコンビが送る文明崩壊した世界で何故か稼働し続けるVRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」を巡る、熱く燃える熱血ノベルゲーム

中人物達が遊ぶ「アーキタイプ・アーカディア」はゲームの設定が作り込まれていて、それを遊ぶ様がまず楽しい

そしてそんなゲームを遊ぶ日常がいつの間にか世界の命運を巡る壮大な物語に広がるんだけど、あくま個人の良いところもあれば悪いところもある生き様の格好良さで魅せる展開が多めの沸るシナリオ面白かった。

主人公のルスト、その妹クリスティンの二人っきりの旅から始まる物語が数多くの人を巻き込んでいきどんどん話が広がっていくのも群衆劇っぽくて好み。

インキャラ、サブキャラわず、どのキャラ重要役割があるを序盤から繰り返しやってくれるので、回想シーンやサブキャラの掘り下げが繰り返されるパートもダレずに楽しめた。

・「アーキタイプ・アーカディア」が面白そう

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」内の出来事物語の大半を占めているが、このゲームがよく考えられている。

ゲームログインすると、今までの人生で印象に残っている記憶カードが4枚入ったアルバムもらえる。

アルバムからカードを取り出して呪文を唱えると、その記憶媒体としたアバター召喚されるので、アバター同士で戦うPvP

アバターは人それぞれで、ごっこ遊び記憶から剣や銃や石といった直接攻撃系もいれば、愛し愛されの記憶から回復系、単純な乗り物の移動系、辛い出来事を耐え忍んだ防御系、複雑な事情能力からも伝わる状態異常系などなど、記憶出来事ゲームっぽさとが融合している。

他にも色々とルールはあるのだけど、記憶と共に戦うから戦闘を通じて対戦相手過去理解していくストーリーと密着したシステムになっている。

そのため、ゲームの中のバトルがそのままキャラクタの掘り下げになっていて、バトル描写が退屈しない。

お歌で戦うアバターから元アイドルなのかな? 縄のアバターで縛る子はSM好きか? など敵の記憶を予想しながら楽しく遊べた。

全員分の掘り下げがあるわけじゃないのが残念なところだが、主人公が持つ4枚の記憶カードについてはじっくりたっぷりストーリーが楽しめる。

他人記憶カード交換することもできて、そうするとその能力だけでなく記憶のものも受け取ることになるので、主人公だけでなく他のキャラクタ達の掘り下げも多い。

物語が進むと色々なシステムによってそれだけじゃない手段でも記憶カードの中の記憶を辿るストーリーが楽しめる。

・翔太が可愛すぎる

そんなカードのやり取りで記憶の一端が描かれるメインキャラの中でも一際惹かれたのが翔太。

見た目と表向きの態度は可愛い思いやりのある女の子記憶カードでは回復を使える優しい子なんだけど、VRMMORPGのキャラメイクシステムを使って女性を演じている22歳の青年男性

ネットゲーム用語でいう「姫プレイ」のような遊び方をしており、取り巻きを作り閉じた人間関係の中で悪循環を回している中々に攻めた設定だ。

他人依存し自立できない幼さがある癖に、すぐ調子に乗り増長する愚かさが愛らしい。

であることがバレるのを怖がっているが、性自認女性というわけではなく、あくま他人から都合よく愛されたいがために異性装している打算あるキャラ

とまあ嫌な視点ばかり書いてきたが、そんな人間の愚かさをある意味肯定的に、ある意味否定的に描く、人間人間であるだけで尊いそんな弱くて愚かだけど強くて可愛いキャラだった。

主人公やその他の男性キャラとそういう雰囲気になる展開こそないものの、22歳男性が自立できずに大人の男の人に依存して甘えた態度を取るのはエッチだった。

攻略対象として専用ルートも用意されており、男性キャラながらゲーム内の見た目が女性なのでヒロイン的なポジションとも言える。

なお「ぷぷぷー騙されてやんのー。残念! 男でしたー。おじさん男相手エロいことしようと思ってたのウケるんですけどー」な二次創作Pixiv投稿されていると予想したが一切されておらず涙した。

大人リゲルさんをはじめとしたサブキャラ達も良き

記憶カードの掘り下げこそないものの、他のサブキャラ達も魅力がいっぱい。

特に防衛隊隊長リゲルさんは出番こそ控え目ながら、相手カメラ撮影すると閉じ込める状態異常系のアバターと、竣敏な動きで攻撃する猫の攻撃アバターと、バイクの移動系アバターの三種類を同時に使いこなす屈指の強キャラだ。

アバターの同時併用は二つでも高等技術扱いなので三つでかつそれぞれの役割が被っていないのは強キャラの風格があった。

防衛隊なので物語の都合上どうしても負けシーンは多いが、彼ほどの実力者が負けることに毎回きちんと理由があるし、それが主人公の乗り越えるべき大きな壁になるので、主人公師匠キャラっぽさもあるリゲルさんは美味しいキャラだった。

他にも映画大好きなキャンディさん、翔太の取り巻きながら男を魅せる集落代表最後最後で良いところを持っていく奇妙な倫理観ローズ、肉体を使った「癒し」が得意なカーラのお母さんなどが印象的なキャラだった。

インキャラだけでなく彼らサブキャラたちの想いも乗った熱い展開が幾つもあるので、サブキャラ書き込み上長に感じず楽しめた。

・メインキャラとの思想ぶつかり合いバトルが面白

先に翔太という例外と魅力的なサブキャラ達の感想を書いてしまったが、この作品のメインは記憶カードをぶつけ合って戦う思想の殴り合いだ。

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」のシステムを利用した作戦や工夫のシーンも沢山ある。

この作戦を立てるシーンは楽しく、実際に何か3Dキャラを動かしたりステータスが変動する要素は一つも無いのに、このゲームを実際に攻略しているような気分になるのが面白い。

しかし、毎回色々、本当に色々あって、最終的には主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだ記憶カードと、章毎のメインキャラ達の思想のぶつかり合いが主題となる。

最強を目指して奪い取った様々な記憶カードに成り切り演じるリア、自身の犯した罪の意識から自死の願望が強いオリーブ恋人再起不能になったこから世界を憎むアレグロなど、様々な理由の「楽しい」以外の感情記憶対峙する。

これらを主人公ルイスはどのように破るのか、どの章でもここが見どころになってくる。

この思想バトル通じて得た仲間たちの輪がどんどん広がっていくのも良かった。

特にアレグロは表紙に映っているだけあって超重要キャラ対立が一度や二度じゃないのが、物語に深みが生まれていた。

主人公と表裏の関係にあるエピソードなんかもあり、名実共にもう1人の主人公だった。

彼らのエピソードはどれも単純な否定で終わらず、考え続けていくことで、作中でも後々には意見が変わることもあるのが、単純じゃ無さが伝わる難しい話だった。

良い/悪い、正義/悪のように一言で分類できないグラデーションのある多様な意見のぶつかり合いは読み応えがあった。

ゲーム楽しい

自己言及型のメタミステリのような物言いになるが、このゲーム主題を要約するとこれに尽きる「ゲーム楽しい」だ。

主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだゲーム記憶

これが物語最初から最後まで一貫して強く肯定される。

ゲーム楽しいシンプルな主張だが、多種多様な様々な状況においてもこの主張は繰り返される。

「悲しい時ほど遊ぶ」作中で何度も引用されるクリスティンの台詞

どのような意図なのかを細かに解体する必要もなく、遊んでいるプレイヤー自身もまたゲーム楽しいから遊んでいるのだから、この主張には納得しかない。

そんなメタ的な構造の話では終わらず、作中ではきちんと噛み砕いて説明してくれ、ゲームは殺し合いと違って次があること、次があるからこそ工夫をしたくなること、工夫するから技術進歩すること、終わったら勝っても負けても楽しいこと、誰かと時間を共有することの楽しさなどなど、ゲームの魅力をこれでもかと手を変え品を変えアピールしてくれる。

間違っても何度でもやり直せるように取り返しのつかないことだけはしない、そして自分相手も許す、ゲーム肯定することがいつの間にか人間肯定することになっているテーマ性の広がりが最高に決まっていた。

・さいごに

主人公の妹クリスティンが興したギルドで使われていた仲間の中だけで通じる内輪ネタ「ラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカ」の意味オーラスオーラスで明らかになるんだけど、これこそが正にゲームだった。

ゲーム遊ぶことを肯定するどころか、ゲーム的でないもの否定するような強いメッセージ性のある強烈な作品でありつつも、そのような良い意味脱力する展開で、緊張がすごく解けてスタッフロールに迎えた。

ゲーム楽しい、そんな当たり前の感情を丁寧に解体して色々な部位で楽しませてれた。

僕もテキスト主体アドベンチャーゲームを一人で遊ぶのではなく、ステータスゲーム技術が求められる人と人との交流がある類のゲームを遊びたくなった。

映画バービー』が「男性必要としないヒロイン」ってのにも違和感あるし、

「どれだけ強くてもいいが、男性必要としないヒロイン男性向けではNG」という理屈にも疑問。

男性向けって俺嫁思考が強いから、

男性必要としないヒロインって寧ろ男性に都合の良いヒロインとして男性向けでは好まれてない?

実際一番叩かれるのって男性との結婚自体を望まないない女性ではなくて、結婚相手男性収入や顔や身長といった高い条件を求める女性でしょうに。

2023-08-11

わたし幸せ結婚ヒロインいじめてるやつがそのまま名家結婚できてヒロインにはもう物語として焦点当てなくなるのが悪役令嬢無双って感じだから、そんなカタルシスの欠片もない誰得作品ないだろと思ってたが悪役令嬢が無双してるだけと捉え直すと今まさに盛りなぐらいか

2023-08-10

anond:20230810140614

普通自称するヒロインが4人くらいいるな(フクも運勢がなければ自分普通ウマ娘だと思いこんでいる)

ネオユニは出てないから知らんけどちょっとポヤポヤしたのが多い気はするな(ネイチャを除いて)

俺はネイチャとダスカとエアグルーヴだ 母ちゃんか?母ちゃんを欲しているのか俺は?

2023-08-09

特に最近りぼんに至っては(やや表現の幼さは感じさせられることはありますが)内容面で中高生向け少女漫画と大差なくなりつつあります

分からん、と言っても小説ってト書でも十分楽しく読めない?情景描写の楽しみ方がわからんって俺が言ってもなんにもならんか。

りぼんlalaマーガレット寄りだとは思わない。ヒロインの唇が厚く描かれてるだけでだいぶ男大友ウケ悪くなる

2023-08-08

anond:20230806020845

全然関係ない漫画の話だけど、「四月は君の嘘」ってのがあって、天真爛漫なヒロイントラウマ持ちの元天才ピアニストを復帰させる話なのね。

ヒロイン最後亡くなってしまうんだけど、彼女最期気持ち手紙告白するシーンで、私はそれ読んだとき「とっても気持ち悪い、なんてエゴなんだ」って思ったの。

ああでも、今は彼女気持ちがよく分かるんだ、「わたしは、君の心に住めたかな」

ちょっとでも、わたしのことを想い出してくれるかな」

そうだよね、ヒロインはこの手紙、すごくときめいてる気持ちで書いてたんだね。

現状、相手にだいぶ嫌な気持ちにさせてしまったな、よくない事だよなと思うのだけど、「どうせ死ぬしこんな世の中クソだから頑張る意味ない」なら、「何もない平坦なクソ」より「何かあるかも知れないクソ」の方がまだ救いがあるんじゃないかな、って思うよ、知らんけど。

2023-08-07

聲の形ヒロインの外見ってギャルだな

聲の形舞台化のツイートが流れてきたから見たが、短く改造した制服スカートにきれいに整えられた色の薄い茶髪、どう見てもスクールカーストトップ付近ギャル清純派いじめられっ子の外見ではなかった事に初めて気がついた。

いっちゃん(男性) (投稿数3465件) 投稿日:2020年1月5日

バレーボール漫画に見せかけた無理矢理ラッキースケベ連発のラブコメというかエロコメです。 絵のレベルは高い(単に絵としても、魅せるエロとしても)ので、この手の作品好きの男性なら間違いなく☆5。 女性ウケは絶対しません

レビュアー性別が9人中6人が女性なんですがそれは…

いやティーンズラブ見ててもちょっと思ったんだけどこんな童顔ロリみたいなヒロイン見た目だけで女性受け付けないだろって作品に数百件のレビューのうち見渡す限り女性ってなってたのあったからなあ。

電子書籍なんてネカマだらけなのかも

Reesyaは歌手よりも声優向き

少女探偵にしてもシナプス少女にしてもゆめかわっぽさもありながらちゃん男心に響く質感のロリ声できてるのがグッドですよ

昔のハイジの声のような芋っぽさがなくちゃんと今の深夜アニメヒロインとして通用する声になっている。キャハハハハと笑ってるシーンなんかなぜかクラウンピースを思い出しちゃった完成度だよ。

白雪姫実写版の主役がラテン系

この路線ってアボリジニ女の子アナル雪のエルサのコスプレしたら暴言を吐かれて

最終的にディズニーがエルサ名義で手紙を出してイベントに呼んで黒人でもエルサでいいんです!(ジョンカビラ)

ってなって世界中が感動の渦に巻き込まれ事件から来てんじゃねーかと思ってんだけど、

この事件で大いに感動を呼んだ「ありのままあなたでいてね」って

「雪のように白い肌のお姫様」をラテン系にすることと食い合わせが悪すぎると思うんだがどうなんだ。

リトルマーメイドに関しては肌の色が明記されてない云々かんぬんでよしとしても

白雪姫文字通り「雪のように白い肌のお姫様」の話だぞ。

なんでラテン系なんだよ。すくなくともラテン系の肌は「雪のように白」くはないだろ。

だって別にプリンセスディズニーヒロイン白人でなければならないとは思ってないのよ。

ムーランリロモアナジャスミンと非白人主人公ヒロインでも普通に話は作れてたじゃん。

アボリジニ女の子白人プリンセスになれないことを嘆くよりも

アボリジニ女の子が憧れるアボリジニプリンセスを生み出してやることのほうがよっぽど偉大じゃねーか?

anond:20230806231615

水星魔女と同じ日5でやってた鉄血のオルフェンズ

後日談ヒロイン女の子達が同性結婚してるんだけど

監督によって「養子縁組」と設定が上書きされてんだよね。

バンナムによる人権侵害がーと声高々に叫んでる人たちは

鉄血の彼女達には全然同情してくれないよね?

鉄血のヒロイン推しからしたらバンナム以上に薄情に映るんだけど。

2023-08-05

anond:20230801130022

指に付いてたあれが結婚指輪名言されていないし

エンゲージリング若しくは友愛ペアリング可能性もある

個人的には水星シュレーディンガー同性婚より

制作からしっかり「同性婚」と名言された後に明確な言葉で「養子縁組」と打ち消された

鉄血のヒロイン二人の同性婚問題視して欲しいんだがな

自称LGBTQ問題に敏感で聡明な人々が鉄血のこの問題に無反応なのは

結局、ガンダムシリーズ全体が大事って訳でなく、水星自分らが手に取りやすネタから

イデオロギー作品として消費する→公式自分の思い通りにならない→人権問題だと暴れる

って事なんじゃないの?

2023-08-03

うたプリさようなら手紙



最初に言っておきたいのが、私はうたプリにもうたプリ運営(ブロッコリーとか)に対しても何の不満も持ってないこと、何にも怒ってないこと。

うたプリオタクを始めて今年で10年目?になる。

2013年の春、高校入学とともにiponeを手に入れた私は、当時2000%がドッカンドッカン来ていたうたプリアニメ一期を暇つぶしのために見始めた。それがきっかけだった。

トンデモすぎるシナリオ無駄キラキラしているイケメンたち、やたら上手い歌、でもやっぱり意味がわからない演出に笑いまくって、面白い作品は数あれど心を楽しいという気持ちでいっぱいにしてくれる作品は私にとってうたプリが初めてだった。

そのあとはニコニコ動画検索し、さまざまなキーワードでググりまくって、ドキドキしながらpixivを覗いたり、バイト代を握って初めてアニメイトに行って、金額の高さに卒倒しながら中古ショップPSPソフトを買った。

ゲームうたプリアニメよりさらエキセントリックで、どいつもこいつも理解できない、なんでそんなことするの!?攻略対象にもヒロインにもキレながら全てのエピソードを集めて全てのエンドを回収して、金額に卒倒しながら続編のソフトを注文した。

アニメゲームだけでなく、プリンスたちが本当にこの世にいるかのようなプロモーションにも私は夢中になった。プリツイ(公式キャラアカウント)のために毎秒TLを更新して、東京の駅に広告が出されているのをTwitterのレポで見てドキドキし、ポップアップストア(シャニストと言う)に行くために人生で初めて竹下通りに行った。

当時の私は実家との関係が最悪で、とにかく孤独と怒りを持て余して、バイトギリギリまでしないと携帯代や定期代や食費を賄えないし、まあそういうアレでとんでもなく荒んでいた。うたプリ楽曲2013年当時でも結構な数があって、少しずつ履修していたころにwelcome to UTAPRI worldを聴いて、私の孤独に今1番寄り添ってくれているのはうたプリなんだと感じて、あまりにも優しくてキラキラしている歌に涙が溢れた。

年末年始風邪を拗らせて、でも掛け持ちで詰め込みまくったバイト休みたくなくて、お金がなくて食パンを齧っていた年明け、プリツイの更新が急に来て、自担(音也くん)の呟きを目にした時も熱に浮かされながらボロボロ泣いた。あの年って、うたプリアイランドの再リリースは今年中と言っておきながら全然音沙汰ないからもうこのまま来ないんじゃ?と思ってたら大晦日滑り込みリリースしたよね。みんな覚えてる?

思い出は書ききれないくらい(なんせ10年だから)沢山ある。人生初めてのライブ横アリに行ったこと、学校の校外行事が終わったあとその足でアニメイトに行ってASASを受け取ったこと、ライブのために一人でホテルを取ったこと、専門学校入学式に向かう電車で緊張を慰めるためにマジラレボリューションズをえんえんと聴いたこと、社会人になってから社用車運転する時にひたすらうたプリプレイリストを流すのが楽しかたこと。

本当に色々な思い出があって、うたプリを通じてたくさんの初めてを経験した。その日々の中で、うたプリしょっちゅう炎上していたけど(在庫とかグループ不遇とか色々あったよね)、私自身はコンテンツ運営に怒りを抱いたことはなくて、ずっとずっと大好きだった。ライブ物販のために真冬たまアリを始発から6時間並んだ結果ペンライトが売り切れで買えなかったとか、入場がごたついて会場入りできないままライブが始まってしまい泣きながら歓声が漏れ聞こえる西武ドームを見上げたこともあった(これぞうたプリって感じ)。けどそんなことよりも、ライブの楽しさとか、夕日がドームの中に差し込んですごく綺麗だったこととか、うたプリが好きで胸が苦しいと思った記憶の方がずっと強い。

今年の4月に、10年間オタクをやっていた中でも1番なんじゃないかぐらいの炎上ネタがあって、さすがの私も苦笑いというか、脱力感を強く感じたけど、でもやっぱりうたプリのことも運営のこともちっとも嫌いになれない。

ちっとも嫌いじゃないのに、怒りも失望もないのに、去年の映画だって本当に素晴らしかったのに、蝋燭の火が消えるみたいにうたプリに対する関心が消えてるのが分かる。

前のように夢中になれない。心がいっぱいになれない。うたプリのために働いたお金を全て費やすなんてことは今の私には出来なくて、将来のための貯金がしたいし、休日ゲームをしたりイベントに行くよりも、家のことをして資格勉強をして本を読みたい。

あんなにも大好きで、人生を捧げたいくらい大切で、何よりも夢中だった作品に対する心の動きを「飽き」の一言で纏めたくない。けれどそういうことなのかもしれない。好きという気持ち一心に燃やして、燃やし続けた結果もう焦げついてしまったのかもしれない。

うたプリのことは本当に好きで、大切で、世間はいろいろ言われていたけど、この作品を作るための、表には出てこないたくさんのスタッフさんの努力キャストさんの愛があるのを知っているし、怒る気持ち失望する気持ちも少しもない。けれど、私の心はもう昔のようには動かなくて、もう私はうたプリオタクではないし、さよならを言うタイミングが来たのだと思った。

当時15歳だったこから社会人数年目の今まで、うたプリのことが大好きだった。あんまり沢山のコンテンツに触れるのには向いてなかったので、本当にアニオタでもゲームオタクでもなくうたプリオタクだった。

うたプリのおかげで知らない場所に沢山行けたし、子どもなりに苦しんでいた10代でも楽しい気持ちが沢山残っているのはうたプリのおかげだし、数えきれないくらい沢山幸せ時間を過ごすことができて、心から感謝している。

今後も、きっとたまにうたプリプレイリスト再生して、当時この曲を聴きながらどんな気持ちで生きていたか、どんなことがあったのか、曲を聴きながらどんな景色を見ていたのか思い出すと思う。

たかだか作品に飽きたというだけの話でこんなに長くなるか?と今自分で書いてても思うけど、本当にそれくらい大切で、10年間思い切りうたプリに触れながら生きてきた。ありがとうございました。

うたプリにいつか飽きて興味がなくなるくらいなら大好きすぎていっぱいな今この瞬間に死にたいと思っていた10代の私が読んだら本当に憤死するかもしれない。ごめん。あんなに好きだったのに薄情だよね。でも大切な気持ちは今でも本当に変わらないんだよ。

2023-07-31

コギャル以前の女子高生ロールモデル

優等生ヤンキー根暗オタクバカしか無かった。ここで言うバカ女というのは、ろくでなしブルースヒロインたちのような、男に媚を売るしか能がない連中を指す。ヤンキーバカ女はどちらも優れた男の従属物だ。

優等生じゃなくても男の従属物ではない、かつ根暗オタクのような下賎な存在でもないロールモデルコギャルであり、それは重要発明だった。

水星魔女はなぜ燃えているのか

水星魔女が旧Twitter燃えています

詳細は大体省きますが出火の経緯は要するに下記の通りです。

アニメが終わった後の声優インタビューで、主人公カップル(以下スレミオ)二人が結婚したという旨のキャストコメントが出る

・数日後電子版でのみサイレントでその記事の内容が修正結婚記載のみ削除)

バンダイナムコフィルムワークスの言い訳ダメすぎて炎上

もう少し詳しく話しましょう。

もともとアニメが終わった後からスレミオの結婚についてキャスト公式から一切その言及がないことに、スレミオ界隈では議論されていました。

アニメ終了後の一番盛り上がる配信で、コメントに「スレミオ結婚おめでとう」と大量に流れていたが

キャストが一切それに無視をきめこんでいたくらい「スレミオの結婚に触れてはならない」という態度は公式から徹底されてたのです。

唯一スレッタとミオリネが結婚したと明確な言及があったのは北米ガンダム公式アカウントで

スレッタは彼女の妻の手を握っている」という説明文がALT記載されていたことくらいでした。

「もしかしたら劇場版や続編で結婚式するからそれを隠しているのかも?」

結婚という言葉をあえてださないことで他カップリングスレミオの二人には、シャディミオやエラスレなどほかに人気カップリングがあった)に配慮しているのでは?」

など様々な憶測が飛び交っていたのですがその中で、ガンダムエースの上記インタビューが登場したのです。

エピローグでミオリネさんがスレッタちゃん肩に頭を寄せるシーンも良かったですね。3年たって2人の距離がより親密になっているのが感じられて、

結婚した2人のそういう姿を目にできて、改めて心にグッとくるものがありました」


スレミオ界隈の喜びようはすさまじかった。一瞬でトレンドスレミオが上がり、

絵師スレミオ絵や漫画をアップし、SS書きは長短かかわらず旧TwitterPixivにアップしました。

ようやくスレッタがミオリネと結婚したと公式が言ってくれたんだとそう思っていたのです。

ところが3日前。

2023/07/28 とある投稿が旧Twitterにあがりました。

ガンダムエース9月号の電子版を買ったんだけど、あれ?話題になってた『結婚』の文字がないぞ?と思ってたら電子版で削除されてた……」

https://twitter.com/TAK05708435/status/1684821665388335104



削除前日まで、「スレミオ結婚おめでとう」と祝福モードだったスレミオ界隈は削除の事実自体に動揺していたが、

昨日、公式から編集部憶測声優インタビューに追加したので削除しました。結婚たかどうかは個々の解釈に委ねたいのでよろしく!」

https://g-witch.net/news/detail.php?id=20824

コメントが発表されたため本日大炎上といたります

検索すれば、スレミオ厨が怒り狂ってるのをすぐ見つけられるでしょう。

そうはいっても、物語なんだから解釈は人の自由っていうのはあたりまえじゃん。と思う方もいると思います

私も普段はそのタイプです。

ただ、水星魔女のあらすじを見ればそれがどれほどおかしいかということには気づくと思います

1~6話ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=f0EUK7SALgs

7~12ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=BVTefEUsz5E

13~17ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=SznG1W-DXAg

最終話までダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=Efpdg5j6BxQ&t=8s

ダイジェストすら見るのがタルいひとに5秒で説明しますね。

家族や仲間をヒロイン・ミオリネの父親デリングに虐殺された主人公スレッタの母親エレノアプロペラ)。

娘のエリクトを助けてデリングに復讐するためにスレッタ・ミオリネを利用して地球宇宙戦争を始めるけど、

最後は娘のエリクト、かつての仲間や家族に赦されて、スレッタ・ミオリネとも家族になるという話です。

話としてスレッタとミオリネが結婚しなければこの物語は成立しないんですよ。

人殺しデリングの娘と復讐プロペラの娘が家族になれるのかも、この話の大切な要素のひとつなのですから

べつに結婚してなくても家族にはなれるんじゃない? って、そういう話も私も好きだけど水星魔女は違うじゃないですか。

当初デリングやプロペラから勝手に用意された婚姻決闘制度困惑していたスレッタが

次第にミオリネを好きになり、一緒にいたいと告白するじゃないですか、

そのあとすぐにミオリネに捨てられるけど。(ついでに母親からも捨てられる)

そこから立ち直って、もう学園も制度ボロボロになった中(婚姻制度なんか形骸化されたなか)で、

どん底に落ちたミオリネの婚約者に自ら戻るという話の流れがあったじゃないですか。

指輪も買って、結婚式も挙げて、2人で最高のドレス着て…!!」

ここまでスレッタが言ってるんですよ。めちゃめちゃミオリネと結婚したいつってるんですよ。

戦いの後には、体が不自由になったけど、夢だった学校を作って、

ミオリネが返ってくると嬉しそうに「ミオリネさーん」つってミオリネに寄り添ってるんですよ。

2人の左手薬指には指輪が光って、なんだかんだ生きてたエリクトはミオリネの「小姑」として口やかましく楽しそうに暮らしてる。

エレノアも内心どう思っているかからないが、地球で穏やかに娘たちと暮らすことができている。

夕焼け空の下、スレッタとミオリネが仲間たちの見守る中笑いあう。

24話「目一杯の祝福を君に」

バンナム結婚してるか解釈次第です。スタッフキャスト結婚言及することはタブー結婚という文字列を見たら速攻削除します」

何を言っているか自分でわからないんでしょうか。

ここまで描いたアニメスタッフに対して「いやそこらへんキミらちゃんと書いてないし解釈次第だよね」と言えるんですか。

結婚していないのに自分を小姑(妻の姉)と呼びミオリネに説教かますエリク

結婚していないのにおそろいの指輪をつけて寄り添うスレッタとミオリネ

結婚していない解釈だとこんな謎のキャラクターが生まれるんですけど本当に大丈夫

水星魔女に対するファン失望は、ここまで見てきた内容に対して、作品とは全然違うところでそれをひっくり返された、

2人が望んでいた結婚をないものしたことへの怒りからきているんです。

というか解釈自由なら、キャスト編集部結婚した2人と思ったってそれは解釈の一つなのに、

それは絶対に許せない。削除する。そのモチベーションはいったいどこから来ているんですか?

一部では中国イスラム諸国に売るためには同性愛要素は削除しなければいけなかったという意見もあります

(ただ中国では水星魔女じたい放映してないそうなので陰謀論だと思いますが)

同性愛禁忌だと嫌だと思うのは別にその国・その人の自由です。迫害しなければ別に好きにしてください。

でも、もしそういう人たちにおもねって結婚という文字タブーにしたなら、それが水星魔女の伝えたいことだったんですか?

女同士の結婚に戸惑うスレッタに対してミオリネが「水星ってお堅いのね、こっちじゃ(同性婚なんて)全然アリよ」と

一話で言っていたのはなんだったんですかね?

バンナムがかたくなに結婚した事実公式として認めたくない理由は明らかにされていないので、わかりません。

ただもし「同性愛とかやっぱ難しいよね~、みんなの解釈次第ってことで結婚はやっぱなしにしちゃお!」

かにだったなら、そもそも同性婚なんか扱わずにいつものガンダムやってりゃよかったのにねと

ひとりのオタクとして思った次第です。

映画パール」がはてな村向けだから見ろ

ホラー、3部作の2作目、洋画と敷居の高い三重苦背負ってるが、傑作、いや大傑作

 

ホラー部分は鋭利凶器が人体に刺さるとこ隠さず見せるのでキツい人にはキツい、が殊更にどぎつく強調する演出はなく、むしろサラッとしてる

3部作となっているが時系列でいうと1作目の前日譚、しかも遡ること50年前の話なので1本の完結した話として楽しめる

そして、洋画だがむしろ日本人にこそ合うというか、日本意識高い層を自認するはてな民にブッ刺さる内容

 

ジャパニーズはてな民に刺さる要素その1、ミッドサマー製作したスタジオが作ってる。お前らミッドサマー大好き民だろ

要素その2、田舎怖いネタである。都会に憧れ田舎ディスるヒロイン田舎っペ度がはてな民優越感を刺激する

要素その3、介護ネタである田舎ヒロインは親の介護で家を離れられないのが日本人特に高齢化はてな民に刺さる

要素その4、アイドルであるクライマックスシーンではマクロスFかってぐらいカラフル戦闘シーンをバックにヒロインめっちゃ踊る。男の子ってこういうの好きでしょ? 好きです(即答

 

世界誰でも共感する普遍性を獲得した傑作だから誰が見ても楽しめる、とも言えるが、

おそらく、はてな民が今このタイミングで見るのがいちばん刺さる

ミア・ゴス最高

どうする家康、嫌な奴が今のところ1人しか居ない問題

今川義元家康教育していた、泰平の世のベースはここでできた

今川氏真三河人質殺されたけど、やっぱ兄弟や、好きや

鵜殿長照→元康殿とは戦いたくなかった… The武士として誉高く散った

田鶴→The武士として誉高く散った

三河一向一揆衆→悪かったのは年貢取った俺だ…民を苦しめてごめん…

浅井長政→いい人

千代最初は嫌な奴だったけど、瀬名パワーで家康の味方

武田信玄→ただただ強い

武田勝頼→有能だったが親の呪詛「お前は俺にできなかったことをやれ」に縛られたことで自滅(家康を裏切ったということでは嫌な奴だが、ただ嫌な奴ではなく呪詛に縛られていたから仕方ない感)

水野おっさん→振り返ってみたらなんだかんだ家康のために動いてくれてはい

松平信康→キチ◯イムーブはしたけどPTSDやったんや…

瀬名有村架純ならみんな好きになるわ…悪女になることで家康を守り、家康に泰平の世のビジョンを授ける

徳姫→徳川家めっちゃ好き

織田信長家康戦国で生き抜く術を教えた。てかとにかく家康が好き、でもお父さんのせいで伝え方がわからないの(瀬名に勝てなかった準ヒロイン

アナ雪→裏切り者ではなく瀬名意志を継ぐ家康のために身代わりになったとっても良い人

ここからは予想

豊臣秀吉百姓幸せになる世の中は武士には作れねぇから俺が天下を取った!検地もめちゃくちゃな年貢要求されないためにやった!→(瀬名ビジョン秀吉に明かす)家康なら百姓幸せになる世を作れる!秀頼を頼んだ

石田三成→義の男、いい人、家康も好き(今相関図に書いてる紹介文的にそんな感じ)

真田家→生き残るために必死

後北条氏→なんだかんだ家康感謝して死にそう

かに立場が変われば正義は変わるから勧善懲悪のような悪者がいないのはわかる

とはいえまりに(家康にとって)優しい世界過ぎないか?てか愛されすぎやろ

こんな恵まれ世界で辛い辛い言ってたらマルチバース過去大河)の家康から怒られそう

今のところ悪い奴は明智だけだし

あ、あと東京03角田

ただ、みんなが家康に優しい世界だと秀吉が死んでからの悪い奴は家康なっちゃうのでラスボスは出てきそうな気がする

淀殿かな?

それとも、家康大義のためにラスボスたぬき)になるエンドもあるかもしれない(去年の花沢類みたいな感じ?)

水星魔女にガッカリした

本編のアニメーションを楽しく見ていただけに、アニメ終了後の公式対応に本当にガッカリした。

ネットに吐き出したい気持ちなのでここに書いていくよ。



機動戦士ガンダム 水星魔女」のあらすじを三行でざっと書く。



主人公キャラヒロイン女性同士

・ひょんなことから二人は花嫁と花婿の関係になる

紆余曲折あって、苦難を乗り越えた二人は最終的に結婚(したと思われる描写がある)


アニメ本編は大盛りあがりでSNSでも大きく話題になっていた。

私は同性愛者でパートナーである彼女と毎週楽しく見ていました。

女性同士の恋愛国民知名度アニメーションで描かれていること、またその二人の物語SNSポジティブ反響がある様子をみて「時代は変わったな~」と感慨深かった。また、作中の恋愛関係抜きにしても、毎週どうなるかわからない展開に視聴者としてハラハラキドキさせられたし、毎週心待ちにしていた作品だったんだよね。

最終回二人の結婚を見届けることができて本当に嬉しかった。生まれて初めてだよ、作中のキャラ結婚を祝うケーキ買ったの。あれは最高にうまかった。


それがですよ。今週発売されたガンダムエースKADOKAWAガンダム専門誌)でちょっとした事件があった。

最終回を迎えた主人公ヒロインを演じた声優さん達のインタビュー

そこで「結婚した2人」という言及があった。

それを読んだファンは「ああ、やっぱり2人は結婚してたんだな!」と盛り上がった。


というのも、物語のフックとして「最終的に2人は無事結ばれるのか?」という軸があったにも関わらず、最終回結婚式の描写がなかったり、最終回直後の特番声優陣も主人公ヒロイン結婚に一切触れないという、不自然な前提があったりしたからだ。

そんな中、ようやくきた公式からの「結婚」の2文字

主人公ヒロイン結婚を祝福したいファンは飛びつき、エヴァ最終回ばりにおめでとうおめでとうと連呼した。



それが、発売後に急遽インタビューから結婚」の2文字が消された。

Kindleって、発売後の本にアップデートかけられるんですね。初めて知ったよ。

当然ファン達はなぜ??と思うわな。KADOKAWAの問い合わせフォームから削除の理由を問い合わせたって声も多く見かけた。

そんなこんなで今日急遽公式から出された釈明がこれ。



https://twitter.com/G_Witch_M/status/1685628114125340672

いや、なんかもう怒りを通り越して、ただただガッカリした。

編集者憶測による文面がそのまま誌面に出るなんてことあるの?という違和感が拭えないし、修正漏れした編集部が悪いんで!と言わんばかりの釈明にもひいた。

いや、そういう問題じゃなくない??

そもそもなんで「結婚」の2文字を、発売後の雑誌アップデートかけてまでわざわざ削除しなくちゃいけなかったのかって話なんだよ。

「一人一人の捉え方、解釈にお任せ」する、の真逆姿勢じゃないか

あれだけ作中で明確に2人は結婚したという描写をしておきながら、それでも結婚したとは公式に明示したくないってことでしょう。



最初は「大きいIPだし、同性愛タブー文化圏での配信や多言語対応を見越しての対応なんだろうな」と思ってたんだ。商業的な理由だと。

実際シンガポール版では一部のシーンがカットされていたし、中国では配信が予告されているものの、配信ができない状態が続いている。ただ、実際に配信に支障が出るのであれば、先のように台詞カット編集など、ローカライズ解決するべき問題だろう。

よくよく考えると日本しか発売されていない雑誌の、しか出版後のインタビューの2文字をわざわざ削除する必要あるのか……?と。



結局、

公式女性同士の恋愛結婚を描いているにも関わらず、それを公式に明示してはならぬというレギュレーションがあり、それに反したため雑誌修正された」

ということのようだ。

ただ、そのレギュレーションがなんのためにあるのか、さっぱりわからないんだよ。

だって主人公ヒロイン関係を軸にしたガンダムで、結婚したって作中でも明確に描写されているのにだよ?

誰の、何を守るためのレギュレーションなんだろうな。



最終回結婚していた主人公スレッタとヒロインのミオリネは本当に幸せそうだった。

「人の数だけ正しいがあるもの。いつか必ずどこかで間違うのよ。それでもできることをするの。この先も」

差別や争いが絶えない世界で、この台詞に励まされた私のような人は多いと思う。

現場制作陣やキャストは、むしろ厳しい制約の中でよく最終回まで描ききってくれたなと感謝している。

私は本当にこの作品が好きだし、観ることができてよかった。

ただ、それだけに作品外で、物語の結末に泥を塗るような事態を見たくなかったよ。

anond:20230731001659

ニンテンドースイッチゲーム50本遊んで感想書いたのでまとめ(23〜47)

探偵・癸生川凌介事件譚 永劫会事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十弾。

シーズン1最終作ということで、今までの縦筋として伏線が貼られていた過去事件永劫会事件がついに描かれる。

今までの癸生川シリーズ全部盛りな贅沢な作品で、ミステリらしい意外な展開、文書の書き方で読者を騙すものマルチサイト構成の妙、小説として情緒的な染みる文章と、良かったところが沢山ある。

シリーズを通じての伏線が回収される展開も多いため、必ず全作遊んでからここに辿り着きたい。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、ゲームとしての完成度は抜群だった。


探偵・癸生川凌介事件譚 対交錯事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第六弾。

マルチサイトシステムを導入していて、伊綱さんと、生王の視点を行き来しながら事件を追う。

構造自体に仕掛けがある系の作品になっていて、ミステリやってる感がかなり強い。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、トリックの魅せ方としての完成度は抜群だった。


探偵・癸生川凌介事件譚 白鷺に紅の羽

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第四弾。

助手の伊綱さんの過去編で、とても情緒豊かな小説的な作品

もちろん、ミステリらしい意外な展開や、文章での表現を利用したトリックなどもあってそちらも楽しめる。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、物語としての完成度は抜群だった。


少女首領の推理領域 -黄金島の密約-

株式会社オレンジロマンティックミステリの第二弾で、女性主人公事件捜査して解決しながら男性キャラといい感じになっていくストーリー

普通女子大生が突然マフィアボスになるという突飛な開幕ながら、割と丁寧で良い意味で地味な捜査解決をしていく。

とはいえマフィアボスらしく、違法行為をしてでも事件の手がかりを集めるところなんかは今作独自の魅力があり、このシリーズ女性主人公の成長も魅力なんだけど、今作ではマフィアボスらしくなっていくという本当にその方向で成長していいのか? と困惑しながら遊ぶことになる。

そして本当にマフィアボスらしくなっていくのが本当に面白くて、好きなところだ。


ルートフィルム

あのルートレターシリーズ的には続編に当たる角川ミステリシリーズの第二弾。

奇作、怪作としか言いようがない前作とは違い、しっかりと地に足が着いた丁寧な良作だった。

主人公八雲マックス映像作家としての矜持を持つプロに徹する人間性なのも好印象で、熱苦しいものの痛快な好男子で好きなキャラだった。

またもう一人の主人公新人女優のリホも駄洒落に拾い食いと評されるひょうきんなキャラで、主人公がどちらも魅力的な作品だった。


ゴシックマーダー-運命を変えるアドベンチャー-

株式会社オレンジロマンティックミステリ第一弾で、女性主人公事件捜査して解決しながら男性キャラといい感じになっていくストーリー

主人公他人の死を夢で予知できる能力を持っているが、メイドという立場なのでそれをありのまま報告しても信じてもらえないので、色々と工夫して殺人事件を阻止するという展開。

この夢で見た予知の死を覆すという展開が短編連作的に続くのだけど、どれも同じ人、攻略対象で主人として支えている男性キャラの死を予知するため、何してもこの人死ぬじゃん、とシリアスな笑いを感じてしまったのは不謹慎から反省したい。

貴族平民という立場の差のエピソードなどは興味深く、伝えたいことの取捨選択がしっかりしてて短いボリュームながらしっかりまとまっている好きな作品


バディミッション BOND

ニンテンドーコーエーテクモがバディを組んで送る超贅沢なアドベンチャーゲーム

タイトルの通り二人組の関係性がかなり重要キーワードになってくるが、あくまでバディなので男女問わず楽しめる王道ストーリー

舞台となるミカグラ島に住む市井の人々にもサブエピソードがいっぱいあって、モブキャラ活躍する展開が大好きな自分としてはそちらの方向も嬉しかった。

ヒーローを目指す主人公ルークに延々とずっと辛い展開が続くので、遊ぶ手が止まりかけるほどだったのだけど、バディのアーロンがそれを引っ張り上げる展開が熱くて沸る燃えるゲームだった。


幻想牢獄のカレイドスコープ

女の子万華鏡、といえば何をやっても良いと思ってるゲロカス美少女デスゲームもの

ふわふわした可愛い4人の美少女が、罵倒有り暴言有り暴力有り可愛げ無しのデスゲームに巻き込まれながら、剥き出しの人間性露出していく。

そんな残酷なデスゲームの間に、いかにもな可愛い萌え過去日常パートが挟まり、この落差の凄まじさが独自の味わいになっている。

罵倒シーンの声優さんの熱演も見所で特に茜屋日海夏さん演じる五条風華暴言下品すぎて、日常パートでの可愛さとの差が凄かった。


死印

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーで、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

とはいえ、要するにで言うと、事件の手がかりを見つける捜査パートと、容疑者を追い詰める尋問パートみたいなもので、怪異と言いながらも探索パートで手に入れた情報からフェアに対決パート選択肢を推理可能なように作られている。

RPGっぽいパラメーターの表現フレバーに過ぎず、テキストをしっかり読むことが大切なので、そういうゲームが苦手でも問題なく遊べた。

印人と呼ばれる仲間を連れて探索するのが特徴で、中年男性ながらかなり露骨ツンデレキャラ萌え真下悟さんが僕はお気に入り


普通

THREE-3つの記憶-

三つしか記憶を保持できない主人公自身恋人をなぜナイフで刺したのかを巡るサスペンスコマンド選択ADV

時系列未来から過去へ進んでいくため行き来する渋谷の街のモブキャラ達にも物語があり、当時の雰囲気を感じられる。

フラグ記憶出来るにも三つだけという設定をシステムに落とし込んでいるのが見どころ。

ただし、この試みが成功しているのかは若干疑問が残り面倒なだけだったかもしれない。


いづみ事件ファイルVol.1潮騒編

編集者美女としての自覚が強い木戸いづみが担当作家鏡月正宗から無茶振り事件捜査することになるコマンド選択ADV

物語としての起伏は少なく、ミステリというよりはクイズの趣きが強い。

美女自称するいづみの強引な聞き込みパート面白く、話がテンポよく進む。

携帯電話ゲームから移植だが背景絵のクオリティが高くあの当時に遊んでいたらまた違う感想があったかもしれない。


イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~

うらぶれた探偵狗神エイジとお嬢様刑事鷲宮ヒナのバディもの

舞台池袋に住む市井の人々の協力を得ながら様々な事件解決しつつ、エイジの相棒でありヒナの兄が死んだ真相も追う縦筋の物語もある。

協力者の面々がかなり優秀な人が多く、主役の二人よりも探偵として優秀なのでは? と思ってしまう良い意味でのテンポの良さが楽しい

システム面では、よくわからないミニゲームや、頻繁に挟まる話に区切りがついているわけでもない暗転など、運営スマートフォンゲーム移植故のシステム的にしっくりこないところがあった。


神田アリスも推理スル

少女同士の恋愛を描きつつ、幾つかの日常の謎を解決する公称ジャンル百合ミステリ

ただ、ミステリ部分は少女同士の恋愛を際立たせるための背景のようなもので、あっさりと進んでいく。

その分、恋愛に関する描写はかなり多めでかつ濃厚なもので、恋と友情の差を自覚しつつ、はっきりと恋愛的な意味で好きになっていく過程が描かれていた。

それだけに短編連作で4つしかエピソードがないのは、良い意味で物足りなかった。


探偵・癸生川凌介事件譚 五月雨は鈍色の調べ

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第九弾。

白鷺に紅の羽の裏を描く、と言っても時系列人間関係のそれではなくて、モチーフ的なというか、表現が難しいやつだ。

癸生川シリーズを通しての、探偵は何のために事件解決するのかを端的に示した短編になっている。

テーマ性の塊みたいな剥き出しの作品なので好き嫌いは別れそうだけど、僕はかなり好きな方だ。


探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第八弾、元々はDS版の移植である

久々にスピンオフ短編マルチサイトではなく、いつメン達のいつもの構図。

ただ、ボリュームが多いのにいつもの構図をやるせいで、伊綱さんの推理がひっくり返るのが、少しもったいなさを感じてしまった。

あくまであのいつもの構図は短編や中編だから決まるもので、長編にはあまり向いていなかったかもしれない。


探偵・癸生川凌介事件譚 昏い匣の上

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第五弾。

ちょっと今まではとは毛色が違い、いつものレギュラーメンバの出番も控え目で雰囲気ホラー寄り。

とはいえ、我らが名探偵癸生川凌介が出てくるシーンは格好良く決まっている。

彼をなぜかホッとすると評するのは、なるほどな意見で、なかなか自己分析が出来ているセリフだと思った。


探偵・癸生川凌介事件譚 音成刑事の捜査メモ

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第七弾。

今作はちょっと箸休め的なスピンオフ短編で、正直ちょっと読みどころはあまりない。

可愛い可愛いゲーム一言で終わっても良いぐらい犬は可愛い

とはいえ、これだけ遊ばないのも勿体無いので通して遊べば良いと思うな。


探偵・癸生川凌介事件譚 死者の楽園

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第三弾。

三作目ともなると、いつメンのいつもの構図でいつものやつと簡単に評したくなっちゃうね。

とはいえシリーズを通しての縦筋なんかもで出して、探偵・癸生川凌介事件譚として好きになれる要素が増えていくキッカケも多い。

今作は割と聞き込みや証拠品集めから推理が多く、今までの突飛な発想の飛躍が求められるものじゃないのも特徴的かつ、以降はこれが主になっていく。


探偵・癸生川凌介事件譚 海楼館殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第二弾。

前作の流れは踏襲しつつも、本格ミステリさながらの大胆なトリックが映える面白作品だった。

とはいえこの類の方向性はしっくりこなかったのか、これ以降はもう少し社会派だったり、テーマ性だったり、文章の書き方で読者に対して何かを隠蔽する類の方向性になっていく。

物理トリックの類はゲームだと映えるんだけど、携帯電話の容量の少なさを考えると難しかったんだろうなあ。


探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻想殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズ第一弾。

名探偵癸生川凌介、その助手白鷺洲伊綱、彼らの事件ゲームにしている生王正生、いつもの面々のデビュー作。

伊綱さんと生王が捜査をしてそれらしき答えに辿り着くも、癸生川がどんでん返すいつもの構図は初見だと結構驚く。

携帯電話という限られた容量の中でしっかりとミステリをやろうとする気概が素晴らしい、


マルコと銀河竜

めちゃくちゃ豊富なスチル絵に軽快なBGM、そしてカートゥーン調のアニメーションハイスピード物語が展開していくSFもの

テキストを読むことが主体ゲームって落ち着いた作品が多く、議論をしたり腰を据えてお話を聞いたりが多いんだけど、この作品はとにかく主人公たちが走る! 動く! 飛ぶ! と終始忙しなく動いてばかりで色々な物語が手早く展開していく。

テーマソングの飢餓と宝玉はオープニングテーマでありながら、作品の全てを包括するような歌詞になっていて、クリア後に聞くとまた違った感想になる曲で大好き。

ただ、このスピード感故に細かい部分の整合性説明カットされているのは好みが分かれそうかな。


√Letter Last Answer

奇作としか言いようがない、実写のテキストアドベンチャー

とにかく全体を通じて奇妙な作品で、十数年ぶりに高校時代文通相手との手紙発見して、彼女に会いたくなりその地元島根に向かう。

こんな如何にもな青春振り返り系エモストーリーの導入だが、全くこんなストーリーではなく、罵倒悪口恫喝を繰り返す反社会的主人公に振り回される恐ろしいお話

ストーリーリアリティラインルートによって様々すぎて、突飛な展開が続くかと思いきや、現実的な着地を見せたりと、唯一無二な奇妙すぎる作品だった。


GOODBYE WORLD

インディーゲーム開発者女性二人の関係性を淡いドット絵の演技で描くナラティブアドベンチャー

全てを文章で語らず、キャラクタの演技で語るストーリーが見所でかなり細かい演技が丁寧に表現されている。

また、途中で挿入されるゲームボーイライクなパズルゲームが、レベルデザインでなにかを暗喩しており、キャラクタがなにを感じたのかを、台詞や演技だけでなく、このパズルゲームでも表現しているのが今作独自の特徴的な部分。

なかなかハード現実的な部分が多く、少し心に余裕がある時に遊んだ方が楽しめそうだ。


マリンエクスプレス殺人事件

修学旅行で水中を走る列車に乗り込んだ学生たちの中で起こる殺人事件お話

スペインインディーメーカー作品だが日本サブカルが大好きな人たちが作っているようで、そういうのが好きな人向けの小ネタがたんまり入っている。

とはいえジェンダー政治的な正しさ規定とした問題提起が挟まるなど、日本ではあまり見られないストーリーもあり独自の良さがあった。

殺人事件にまつわる解法も、トリックロジックなどのあれこれではなく、人間関係の妙に重きが置かれているのも、ある種のらしさなのだろうか。


デスカムトゥルー

奇妙なホテルの一室で目覚めた男性がいきなり殺人事件容疑者報道されるニュースを見るところが始まるホットスタートな実写ゲーム

短編ほどのボリュームながら、ゲームシステムを利用した演出や、繰り返しループする世界での面白コメディや、シリアスな男女の恋愛など色々な要素がみっちり詰まってる。

特にヒロインのサチムラアカネは、敵なのか味方なのか、頼れる強キャラなのか守るべき弱い子なのかが目まぐるしく変わる上に、扇状的なシーンも多く、演じている栗山千明さんの魅力が盛りだくさん。

取捨選択がしっかりしてる小粒ながらも好きな作品だ。


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