はてなキーワード: 組織論とは
僕は中小SIerで働いているSEだ。人月商売で他社に常駐しているあの感じだ。
僕は仕事上のコミュニケーションには自信があるし、最新の技術を追うのも好きだ。
大体アサインされたプロジェクトでは気づいたらリードエンジニアになっているし、他社の同年代のSEと比べても大体自分が頼りにされる。お客さんからしたらSIerから派遣されると「あの若いSEさん当たりだったね」って感じだ。
ただ、そんなに上昇志向はない。だって常駐先の仕事だし自分の会社のことでもないのにやる気がそこまで起きない。
ほかのプロジェクトに使えそうな再現性のある知識はしっかり勉強するように心がけている。
出来れば残業したくないから定時内で終わらせるよう頑張る。終わんなければ普通に残業する。でも要領いいからわりと残業時間すくなく行けている。
ハングリー精神はないけど与えられたことはきっちりこなすよねってタイプ。なはず。
常駐先のスクラムマスターにもそういってもらえたからたぶん間違っていない。
MARCH卒で入社して4年目。給料は額面26万手取り21万。賞与は夏は手取りで40万届かないくらいだった。
残業もそんなにしないで済んでいるしパワハラもない。多くを求めなければまずまずの環境だと思った。
そんな僕でも結婚したい人ができた。
そうなると話は違ってきて多くを求めたくなる。
結婚を見据えて二人で住む家を借りようと都内の1LDK10万円くらいでさがす。
結局連名契約することでどうにか住む場所を確保しようかと思っている。
しかし、これをきっかけに改めて自分の手取りの少なさを思い知った。
考えてみれば21万なんてその辺の新卒一年目がちょっと残業しただけですぐ超えられちゃう金額だし、
悲しくなった。
せめて月収30万ほしい。
オファーメールがバンバン来る。450万以上ほしいですって書いてもバンバンくる。
自分の市場価値としては450万以上求めてもいいのかなって判断した。成長産業だしね。
転職が近道かなともっているけど恩や義理もあるからできれば留まりたいなと思っていた。
それがわかっているからその項目を強化すればいいかなーって思った。
だからスキルシートを埋めようガンガンできることを増やしてこう。
よっしゃ!これで上がるっしょ!
そんなテンションだったけど、もしかしたら考えが違う可能性があるかなっておもった。
そんなことを考えている折に、経営者さんと話す機会があった。そこで、
「給料あげたいんすよー。そのためになにすりゃいいっすかね。」
って聞いた。
上にかいた「僕は今、業績とスキルシートで決めているんですよねだからスキルシート埋めるように頑張ろうかなって思っているんすよ。」
みたいなことを話した。
てっきり「おお!ええやん!!今なら○○とか頑張るとええんちゃう??ハングリーなの好きやで」
みたいなの想像してたら
・給料上げるために働くんじゃない。
・どれくらいの昇給を望んでいるか知らないけど、できないくせに求めるやつは嫌いなんだよね。
・スキルシートが正ではなく、できることが多い奴が給料高くなる
・だいたい去年たくさん業務外の仕事を振って範囲広げるチャンスを与えたけどなんもやらんかっただろ
・君のことは高く評価していることには変わりない
・ただ、努力の順番を考え直せ。
と言われた。
だいたい僕らはITのスペシャリストとかいうけどITで仕事を効率化しようねって仕事じゃないか。
そうなると人生の生き方としても目標にむけての最短ルートで走りたいじゃん?
もっと人材を大切にしてくれると思っていたのに「そういう考え方のやつ嫌いなんだよね」とまで言われたのも結構ショックだったな。
IT人材はバブル市場だけど、こんな僕を拾ってくれた会社だから大切にしたい。
そんな気持ちで大卒すら少ないしょぼい会社で頑張っていたけど、気持ちが切れてしまった。
受託ばっかりのSIerでいつまでもウォーターフォールにこだわってるアホは沈めばいいと思う。
そんな会社の風土を変えたいなって思いながら組織論とか開発手法とか勉強してた。
でも、いつまでも古いやり方やって、変化が嫌いな人材囲っていればいいと思っちゃった。
経営者さんの考えとしてはいろいろモダンに変わっていきたいみたいだけど無理かなって思っちゃった。
中小企業なんて経営者の人徳があってこそだと思ってて、その人と価値観があわないことが発覚したから仕方ないかなって。
制度使って会社の金で資格とって今のプロジェクトを成功に導いて、その実績をもとにとっとと転職するしかないという結論に至ってしまった。
ホワイトボード前に置かれたパイプ椅子にイヌ、ネコ、ネズミが一触即発の雰囲気で座っている。
扉が開き、慌てた様子の青年が入ってくる。
孫「お疲れ様です、すいませ――」
ネズミ「遅えよッ!!」
ネコ「!!」
ネズミ「……チッ」
孫「あの、本当、すいません。11時からって、皆さんにお約束してたのに……」
イヌ「ま、まぁ。とりあえず、ミーティングの報告をお願いします。もう2時間も押してるんで」
孫「印刷した資料が1部たりなくて。……じゃあ、はい! 僕のは大丈夫なんで、業務委託の皆さんで、どうぞ!」
ネズミ「ッ……!」
孫「はい、では皆さんお手元に資料ありますかね、お疲れ様です!」
ネズミ「……」
孫「えー、先ほど今回の、【大きなカブ引っこ抜きプロジェクト】の遅延に関しまして、業務委託の皆さんからいただいたご意見も踏まえて、事業責任者であるお爺さんお婆さんと、今後の打ち手について協議してきました」
孫「そこで、えー、結論ですが、カブのロンチ期日は絶対死守したいということで、8名の派遣社員の増員が決まりました!」
ネズミ「は?」
孫「海外からオカメインコが8羽、パスポート関連の手続きが終了次第、このプロジェクトにジョインします!」
イヌ「あ、あの、それって……確認なんですけど、そのオカメインコたち当然、GIT(ぐいっと抜く)操作や大作物収穫の経験はあるんですよね!?」
孫「いえ、実務レベルでは無いそうですが……ただ全員、野菜チップスをついばんだ経験があると聞いています!」
ネズミ「……は?」
孫「ついばんできたのは、レンコン、ニンジン、カボチャ、サツマイモなど、かなり多くの根菜だそうです! そういった経験があるのでこの現場でも――」
ネコ「ちょっと、いいですか!? これって、大きなカブの葉を真横に引っ張って抜くことを目的としたプロジェクトですよね? 根菜の扱いは関係ないですし、そもそも鳥類の方では私たちの引っ張り方と全く噛み合いませんよ!?」
孫「まぁ、それはそれで……」
イヌ「あの! 孫さん、僕らの報告書ちゃんと読んでました!? 人員を増やしたところで意味がないどころか、全くの逆効果ですよ!?」
ネコ「GIT(ぐいっと抜く)操作に慣れないお爺さんやお婆さんが不用意なプッシュプルを繰り返したせいで、コンフリクト解消に無駄な時間を取られたのが遅延の主たる原因って……私、書きましたよね!?」
イヌ「ふたりが現場から離れてやっと作業がまともに進み始めたところだったのに……! 孫さん、今からでも増員を中止できないんですか!?」
孫「それは、CTO(超とんでもないお偉いさん)であるお婆さんが判断したことなので、私ではどうにも……」
ネコ「そんな!」
孫「CEO(超えげつないお偉いさん)であるお爺さんもすでにアグリーなんですよね。ですのでここからは、増員を前提とした話し合いを――」
孫「!!」
ネズミ「お前ら上の奴らの無能な指示で、俺はもう何週間も嫁や子供たちに会えてねえんだよ! どうしてくれんだよ、アアッ!?」
孫「そ、それは、本当に申し訳ないと思って……」
ネズミ「もうあんたの心の込もってない謝罪は聞き飽きたんだよッ! 何度も何度も気分で方針変更してきてよぉ! 一度たりとも、上手くコトが運んだ試しがねえじゃねえか!?」
ネコ「……」
ネズミ「イヌもネコも覚えてるだろ!? 爺さんがウォーターホール方式(水をかけてから引っ張る)でいきたいって言ってたのに、しばらくしたら『必要な水量の見通しが立たず、そもそも濡らしても抜きやすくならないと判明した』とか言い出したよな!?」
孫「それは……」
ネズミ「そしたら今度はアジャイル方式とか言いだして、通りすがりの奴らつかまえて1人ずつ引っ張っらせては感想聞いてたよな!? 一体ありゃぁどういう了見だ!? 全員で引っ張っても無理なのにちょっとずつ引っ張って抜けるはずがねぇだろ! アホか!?」
孫「あれは……」
イヌ「そもそもあの時、プロジェクトの誰ひとりとしてアジャイルを正しく理解してなかったですからね……」
ネズミ「そんで挙げ句の果てにティール組織でいくとか言って、プロジェクト完全に停止させて、うすら寒い理念研修ばっかり増やしてよぉっ!? そのくせ納期は死守しろ死守しろって、頭イかれてんのかよ!?」
ネコ「ネズミさん、と、とにかくいちど落ち着いてください……!」
孫「……確かに、方針の変更は何度もありました、ですがすべてお爺さん、お婆さんと時間をかけて議論した上で、学術的にもエビデンスがある方式への、理論的なピボットで――」
孫「り、理解できないなら勉強していただかないと……私は大学院で専門的にデザイン思考と組織論、統計学を学び、その知識を前提としてお爺さんとお婆さんと協議した上で……」
ネズミ「お前みたいなのが一番タチが悪いんだよ!! 上司の屁理屈に洗脳されやすい純粋まっすぐバカが傀儡になって中間管理やってるから、いつまで経っても末端を使いつぶすデスマがなくならねぇ!!」
孫「そ、そんな……!」
ネズミ「お前のゴールは現場のご機嫌とってさっさとカブ抜いて、その成果を持って別プロジェクトか他社へ異動することだもんな!? 本心が普段の言動から透けて見えてんだよ!! お前、そんなんで本気でこのプロジェクト成功させる気あるのかよ!?」
孫「そんなつもりは、毛頭……!」
ネズミ「あーあ。やってらんね。もうこんなプロジェクト今日で終わりだ。これ以上の契約更新なんかするかよ! な、イヌとネコもそうだろ!?」
イヌ「……勝手に、僕の本音を知ってるかのようなこと、言わないでもらえますか?」
ネズミ「え」
ネコ「孫さん、オカメインコさんたちが来るまでに座席表が必要ですよね? 私が作っておきますね!」
孫「……え。いいんですか?」
イヌ「そういえば孫さん、さっきいただいたこの資料、すごく綺麗にまとまってて素晴らしいですね。後半からほぼ空白なのも、余白を活かした高度なデザイン性を感じます」
孫「え、意図してなかったけど、ありがとうございます! 実は学生の頃は、デザイナーのスペシャリスト志望で……」
孫「……あ! すみませんそういえば!」
孫「本当にすいません……実はこのあと、合コンがありまして……」
ネコ「まぁまぁ、この話の続きは後日、ってことで!」
イヌ「そうですね、次のミーティング、カレンダー入れときますね!」
ネズミ「お、俺の話を……」
孫「それじゃ、本気でやばいんでそろそろ失礼します! ……あ、ネズミさん、契約更新は必要ないということなので、デスクの清掃だけよろしくお願いします〜、お疲れ様です!」
孫、あわてて部屋を去る。
ネズミ「……お前ら、こんだけひどい目に合わされても、組織側につく気なのかよ!?」
イヌ「何か勘違いしているみたいだけど……最初から僕は、この組織や進め方に一切、不満はありませんよ」
ネコ「ええ、私も」
ネズミ「は……? こんなグダグダの遅延プロジェクトに、不満がないわけないだろ!?」
イヌ「いや、大規模な遅延プロジェクトだからこそ、ですよ。このプロジェクトのロンチが伸びれば伸びるほど、僕らは飯が食える期間が約束されて、面倒な転職活動をしなくていいんだから」
ネズミ「……!」
ネコ「あらゆるトレンドが2、3年単位でガラッと様変わりする、雇用形態も入り乱れてるこんな現場で、マネジメントや進行管理、正当な評価なんて不可能だって、この業界に数年いる頭のいい人なら誰でもわかってるんですよ。だったら、それを利用する思考にならないと」
イヌ「僕は別のスタートアップでも働いてる。ネコさんは個人経営の喫茶店を始める準備中。……ここでの業務は、あくまで飯の種、ライスワークなんです。新人の孫さんが上の都合に踊らされておかしな指示を持ってくるのも織り込み済みで仕事を請けてるんです。……腹立ててるのは、組織の論理を知らない、ネズミさん、あなただけだよ」
ネズミ「! そんな……」
イヌ「……それと、この際だからぜんぶ言わせてもらうけど。正直、ネズミごときの力じゃカブを引っ張っても一ミリたりとも影響がないんだよ。無駄なプッシュとプルを繰り返して、僕やネコさんの尻尾にぶら下がってるだけで」
ネズミ「……そ、それは……」
イヌ「何も言わなかったのは、落ちこぼれがいると僕に批判の矛先が向かないのと、あなたが嫁と子供を食わせるために必死なんだろうって同情してたからです。 ……でも孫さんに噛み付いたら、もう、かばえないかな。僕に得が無さすぎるし」
ネズミ「…………」
ネコ「私も言わせてもらうけど、正直、いまの私にとっての邪魔者は飯の種をくれるお爺さんたちじゃなくて、暴力的な言動を繰り返して職場の雰囲気を悪くしているネズミ、あんたなんだよ。……そもそも、あんたお婆さんに『ドブ臭い』って毛嫌いされてたから、近いうちに切られる話は出てたんだけどね」
ネズミ「……………………」
ネコ「あんた、このプロジェクトには正直、向いてないと思うよ。転職のいい機会だったんじゃない?」
ネズミ「お、俺は、ただ」
イヌ「……ん?」
ネコ「あの巨大なカブ、抜けたとして食用にも、観賞用にもならないらしいです。……むしろ中が腐ってて、処理するのにまた莫大な費用がかかる、って」
ネコ「カブを分けて欲しい人たちが前金を積んで、カブの価格がつり上がってるらしいんです。前金に手をつけてしまったお爺さんは、腐ってるとわかっててもこのプロジェクトを止めるわけにはいかない」
イヌ「……」
ネコ「最近はお爺さんも開き直って、カブを買ってスープにして売れば大金持ちになれるぞって、IR(インチキなレシピ)を配り歩いてるらしいですよ」
イヌ、深く息を吐き、何も書かれていないホワイトボードをじっと見つめる。
暗転、幕。
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完全版はここ↓
いま、俺は本当に大好きで大好きな仕事相手とどうしても仕事を一緒にできなくなってしまった。相手も不本意なところがあるんだろう。もはやその問題は2人が介入できないものだった
2人でコンペ終わり公園のベンチに座ってタバコに火をつけた、本当に一緒に仕事したくて、でもできなくて、言ってきたアイツは悲しそうだった。
自分もどうすることもできなくて。悔しくて、でも、ここで俺は、何も言えなかった。涙が出そうになるのを我慢することしかできなかった。あいつもきっと同じ想いなんだろうなと思った。
なんて無力なんだろうと。
少し時を置いて俺も同じ気持ちだよとしか言えなかった。永遠に続いてくれればと思った。なんとしても離したくなかった。できなかった。
でも、とても感謝してる。俺はアイツといた時間この仕事が本当に好きだって思えたし、失った時、自分の無力さにも気づけた。だからアイツが成長した時に笑われないように俺も頑張ってやるかって思えた。
もう悲しい思いはしたくないし、させたくない。ありがとう。とても感謝してる。悔しさや無力さは人を成長させるし、お前は、真っ直ぐ生きてることに価値があると気付かせてくれた。不器用なお前を今度はちゃんと連れて行く
きっと自分は避けてたんだと思う。宗教じみた組織論や、プレッシャーに押しつぶされたくだらない没落に、呑まれながらないがしろにしてたんだと思う。
自分自身の責任や気持ちをないがしろにするために騙して、隠してたんだと思う。あの時の気持ち。始めた時の思い、ネクタイは捨てて会社ごっこはもうやめにしようと思った。
街のネオンがボヤけて見えた。この街も君も眩しいくらい正しかった
君もだから大丈夫。きっと悔しかったり、つらい思いしてると思う。でもその思いから目を背けなければ誰かがきっと気付かせてくれる。時が来るのを我慢しろ。
平和賞は絶対いるでしょう。トランプとか笹川良一みたいな功成り名を遂げた人を善行に向かわせるための素晴らしいニンジンだと思う。あのアメリカ第一主義で他を何も気にしないトランプが朝鮮半島の平和に気を配ったのは、ノーベル平和賞に欲があった、というのもあると思うよ。科学賞は代わりがたくさんあるし、ノーベル賞のなかで一番かけがえのないものだとおもう。
経済学はサブ分野(環境経済学、労働経済学、国際貿易、景気循環、成長論、産業組織論、計量経済学、その他)がたくさんあるから、順番に回すとそれぞれ時代を画した人、みたいにならなくもない。二年に一回でもいいような気はする。
組織論に興味を持ってゆくゆくはマネジメント系、更に会社の幹部を目指す心の優しい勉強熱心なエンジニアへ。
役割としてProjectManagerのような立場はイメージしやすいと思う。ネットに情報が多く転がっているし、職場の現PMの活動を実際に目の当たりにしているからね。
幹部になるということは社長の腹心になるということ。自分の考え方を今までの社員の立場から社長の立場に切り替える必要があるんだ。
部門の取りまとめについて社長から色々と指令が出る。目標に対する成果を出すのは当然のこととして、
例えば「うちはみなし残業制だからメンバーが毎日みなし労働時間分は残業するような仕事の振り方をしろ」というものである。
メンバー個人の能力を見極めて一段高い行内を与えて成長を促すといえば聞こえは良い。
社員であれば「業務を効率化してさっさと仕事を終わらせて早く帰ろう」という思考になる。これはとても良いこと。
社長目線だと業務が早く終わるということは遊びがある、投入コストに対して無駄が発生してるということなんだ。
すると幹部の君に「おい最近A君の帰りが早いじゃないか、ちゃんと彼の活動内容を把握しているのか。もっと仕事を振れ」というお叱りが来る。
これをクソだと思ってはいけない。君は社長の腹心。投入コストに対して最大のリターンを求めるのは当然なのだ。
「部長の君がチームの誰よりも早く出社し、一番最後に帰るように」「基本的に君は病欠以外に休みを取るな」と言われれば従う必要がある。
「メンバーを褒めるなよ。成果目標に対する客観的な進捗だけで評価しろ。褒められると勝手に昇給・昇格を期待して、思い通りにならないと会社に対して不満を持つが出てくるからな。」
「本人の能力不足による残業や土日出勤は自発的にやっていること。勉強と同じ。好きなだけやらせればよい。能力不足による自主的な穴埋めなので会社から金は払わない。」
「飲み会で会社の不満を言うやつがいたらお前が諭せ。社員の中で不満を広げるな。不満を言うメンバーはマークして報告しろ。」
「採用コスト・教育コストには相当な金がかかっている。簡単にメンバーが辞めないように普段から監視しておけよ。辞めたら君の評価が下がると思え。メンバーが長く働き続けたいという環境を作るのも君の仕事だ。」
これをクソだと思ってはいけない。君は社長の腹心。愛に満ちた社内環境を保つことは当然なのだ。
そのかわりに幹部になれば給料が数100万単位で爆発的に上がるよ!
ということはない。クソが。
中小企業で社長と合わないなら長く働くことは勧めない。早めに転職するが吉。
元増田のなかで、「無能」の定義が曖昧だから、論理が飛躍している。素直に「無能」を定義すると、「自分の能力不足で目的が達成できない人」というような感じになると思う。目的、は「サンドイッチの検品をする」でも、「東大に入る」でも、「幸せな結婚をする」でもなんでもよい。この場合、アルバイト社員は無能で良い、なんてこともない。無能とは、自分の目的が達成できない人なんだから、人間に幸福追求権がある限り、無能で良い人なんて誰もいない。もし、無能が「能力不足で他人に迷惑をかける人」みたいな定義なのであれば、迷惑をかけているので、批判されるのは自然だ。
元増田の最後の方で組織論になっているから、それも少し。人の優劣が組織の優劣に影響するのが良いことかどうかは全く自明ではない。一般に、組織を属人的な状態から脱出させようとすると、官僚化が進み組織そのものの効率が落ちることが多い。
1. 起業
小規模企業が大企業を打ち負かすことがあるのは、優秀な中枢の数人の能力を存分に発揮することで、組織や規模の不利を超えることができるから。
一般に、偏差値が高い高校ほど校則がゆるい。きつい校則が必要ないので、学生の創意工夫が可能になる。
日本の先生は有能でないことが想定されている。中央集権的に学習指導要領を通じて、時間数および教育内容を規定しているから。
これは、先生の能力に依存しないである程度の水準の教育を保つことに成功している反面、有能な先生の創意工夫の余地を奪っている。優秀な先生に学習指導要領の制限を取り払うとどうなるか、というのは、「ずっとわかりやすい」参考書や予備校の存在でわかる。
共感する。
経営やリーダーシップのいる仕事をしてるひとの意見な気がした。
学級委員長レベルの苦労すらしたことがないひとがほとんどだから。
労基が厳しい社会で組織を運営するなんてリスクしかないから、会社経営なんてやらずに不動産買って家賃収入で稼ぐほうがマシだ。
おれは十分にサラリーマンとして経営者やリーダーの苦労を感じたから、フリーランスで10年間がむしゃらに働いて2億のマンション買うのが今年からの目標。
20代の頃は従業員たくさん雇える会社作る夢があったけど、裏切りや教育のコスト考えたらアホくさくなった。
自分には彼が組織の決定に個人的な物差しで断固として反対を続けている老害にしか見えないです。
彼がああして抵抗を続けている間に組織の評判は下がり続けているというのに、それでもその姿勢を崩さないなんて組織に取って害以外の何者でもなくないですか?
組織が正しいとはいいませんけど、事故が発生したら速やかに収束させて全体のダメージを最小限に抑えるのがそれぞれの役割だと思うんですが、彼はその逆の行動しかしてませんよね。
代表取締だって組織の私物化は害でしかないのに、それを一役員がし始めたら降格させられて当然だと思うんです。
それなのに降格がおかしいってなったら、今後の組織運営がうまくいくはずがないですよね。
それに、はじめから気になってたんですけど、彼、組織に対する鬱憤を日々募らせてて、この一件を口実に組織に一発かましたかっただけなんじゃないですかね。
その証拠に彼は無視は続けるけど建設的な意見が一個も出てこないですよね。
会議で人の批判ばかりして自分の意見を全く言わない(持ってない)老害クソ役員と何が違うんでしょうか。
これって組織論ではあたり前のことだと思うのだけど、周囲にこの話をしても全く通じなくてかなり困っています。
これってそんなに極端な話ですか?
起業したが、知り合いの会社起したばかりが能力のない社長(もどき)にちょっかいを出してさんざんこちらに迷惑をかけられた。
で、切ろうとしたらま周りにも非難轟々だが耐えられないので、周りごときった。
そもそも、母親と折り合いが悪い。つーか、20年ぐらい霊感商法に入ってる。
で、入った時からあそこおかしいと感じていて、しかも、霊感商法に入った一因は俺の身の回りのトラブルなので、さんざん喧嘩して弟妹父親にも文句言われてる。
母親については「とにかく喧嘩するな」とのこと。妹の結婚でおおさわぎした。
その頃に僕もちょうど起業したが、起業にもかなり気色悪い話してくるわ、霊感商法に情報流すわのトラブル。
母親関わろうとしてくる。周りに仲良くしろやと言われる。物凄い疲れた。もう弟妹親類との縁も切り気味で行く。
共通して言われたのは「お前が我慢して適当に流してればいいのに」
まあ、でも能力のない社長もどきも母親もこっちに迷惑かけてくるの見えるからやっぱり周り込みで切るしかなかったんだと思う。
初めから拘りを持たずに相手に注目されない存在、接点が少ない存在になってればよかったのかもしれない。人を見ずに近づきすぎた。
母親も霊感商法に入った段階で極力距離を置かないとならなかったのかもね。
で、「就職に必要なのは不条理に耐える力」という記事を読んだ。
ストンと胸に落ちた。ああ、日本は「和を求める」というが、それは「どうしようもなく迷惑な存在でも、上位層に入った奴は受け入れて我慢しろ」という社会なんだ。
改善して変える能力なんか求めてない。あるとしても「上位層が思いついたという形にして」という条件が必要。
本来組織というのは例えば目的に応じて必要な仕事を決め、不要な仕事を削減する能力。
あるいは、自分を抑えて部下が正しいのなら部下の進言に従って今なすべき目標に対しての最適な行動を取る能力が求められる。
でも、日本で求められるのはとにかく議論を嫌がり、各々の自己愛を傷つけないようにする。上位層に入れれた奴の自己愛を守るだけの社会。
森友や日本会議みたいなね。上の言うものはイエッサーと服従してくれる社会。本来儒教は上がどうあるべきかの話のほうが遙かに多いが、下がどうあれというのだけ切り抜いた腐った儒教。
目標があってやるべき仕事の優先順位が決まるというが、日本企業だといろんな「俺を認めて欲しい」という関係者でぼやける。
それで、上位層に入るのが当人の能力じゃなく年功序列で決まるものであれば、上位層が腐ってしまったらもうどうしようもない。
議論ができない社会でもあるから内部からその腐った上位層を補正する方法がない。まったくない。
一方で考える教育というが、そんな物「上位層が腐った状態」で「目的に応じて」考える能力なんていらないでしょ?
必要なのは「上位層のプライドを傷つけずにやり過ごす能力」「上位層が右と言ったら右という能力」
だから、日本企業は総崩れ。根本的に金回りを悪くして日本経済が悪化し、企業の新陳代謝が悪くなったというのもあるが、加えて腐った上位層が増えすぎているという事もある。
そうして「考える力」がついた人たちは苦しむ。「不条理に耐える力がある人」はそういう全体像が見えてて、大企業でも腐っているのが見えてる状態ではとにかく潰れない公務員がいいよねとなる。
別に不条理に耐えるから幸せになりたくないというわけじゃないでしょう?不条理に耐えるから、生活がきちんとできて極力不条理が少なくてもいいところを見極めてそこに行きたいだけ。
みんなおまんまきちんと食えて、家族作って幸せに暮らして、老後も苦しまずに生きて、そして死んでいきたいんだわ。
腐った上位層を排除して、儲かりそうにない事業から撤退しその時儲かりそうな事業に専念できる経営者に変わったら復活する事例が多いのもそのため。
これはただ単に「ワンマンでやる経営者が良い」というのではない「目的に応じて必要な行動を取るために調整、場合によっては喧嘩、人を切ることもできるが、目的に達成する人を生かせる経営者」
という事なんだよな。
という組織論。自分に照らし合わせてみると、自分の会社の開発商品も未完成。うまくいかない可能性もあるかなと思う。
けど、その暁にはやはり、海外にも通じるぐらいの実績残して、この分野の仕事として海外に出ないとな。
やはり自分の仕事で新しい分野は切り開けると思う。自分の会社の仕事としてではないかもしれないけど、海外なら高給取りも狙えるかもしれない。
けどまあ、「不条理に耐える力」「適当に流す力」がないから一人になったね。そもそも、周りに関わり過ぎというのはある。おせっかい。
けど、こうじゃないかな?ああじゃないかな?という考えとか何とか「考える力」「変えられないかという気持ち」があったからアイデアが持って起業はしてて、技術的にはそれなりに自信がある。
やっぱり、自分自身アイデア出す力あるわと仕事していても思う。どうしてもひとつひとつ実現していかないとならないから歩みは遅いけど。
パッパラパーに能力がないのに海外行くのは薦められないけど、やっぱり能力に自信がって海外出たいというのなら出るべきなんだろうね。
中国でもインドでも母国が未開の不条理に耐える国だからアメリカに行きたがって、そちらで成功するんだ。googleの社長とかMSの社長今インド人だし。
ここ数年、転職したり出向したりで何社かの組織を跨いで動くことが多かったんだけど、真面目に今の40歳前後の管理職、おっさん、無能。
管理したこともされたこともありません、マネジメントの本(根性論とかじゃない、組織論の本)も読んだこともありませんてなアホンダラが、単に当て込む人間が組織に残ってないってだけの理由で管理職になってる。
何が無能って、まず指示が出せない。職務分掌できない。というか自分に責任が発生する行動言動ことごとくから避ける。とりあえずあやふやなこと言ってその場しのぎに甘んじる。
上司なんて、自分の責任範疇で他人に仕事させるから金もらってるようなとこあんのに、その懐がない。上げ膳据え膳希望のマザコンみたいなやつが本当多い。
で、当然組織が回らない。若手が辞める。特におっさんより能力ある若手が率先して辞める。その後を追って新人も辞める。
なんなの?40歳前後のおっさんらは呪われてんの?ホント、年功序列とか言ってないで、30歳あたりの活力あるやつにサッサと権限と収入ガツンと充ててやったほうが、成長するって組織はかなりあるよ。
なんつーか不稔の世代だね。花だけ咲いたけど実はならないみたいな。サッサと刈り取ったほうがいいよ。生やしておいても、栄養だけ吸って枯れるだけだから。
興行収入は遂に風立ちぬを越え、もう上にはジブリ映画しかいないという状況だそうだ。
それ故に、作品の情報はネットをやっていると否応なしに目につく。
ツイッターでは「もしかして」「入れ替わってる!?」のコピペが大量に作られ、
pixivやニコニコ静画など画像投稿サービスではイラストがひっきりなしに投稿されている。
演出に注目したものから制作体制、スタッフ登用など組織論なような話まで、数数多の記事が出ている。
事前に情報を触れてしまうことに抵抗がある人はなかなか大変だろうなぁ、と思う。
記事の名は、こちら
無邪気にこの作品を楽しむことへの疑問
「興味深い見方だった」という肯定的なコメントがつけられていたことと、
サイト内ランキング1位(10月1日当時)に釣られて読んでみたものの、
いざ読んでみると、
「ふむふむ。」
「……ん?」
「はぁ!?何言ってるの?」
となってしまう、久々に猛烈に反論したい記事内容だった。自分「君の名は。」未視聴なのに!
そして、この気持ちをぶつけるところがなかなか見つからないため、
ここでひっそりと所感を書き連ねることにする。
この記事の主点はあくまで地方論であり、作者の主張はこうである。
特に後半。地方を暗く扱った作品は確かに探せば存在するだろうが、
戦後サブ・カルチャーの潮流として、地方への鬱屈や屈折の描写が常に存在していたかというと、そうは思えない。
片方で「地方賛美系のご当地アニメ」を取り上げ、批判しておきながら、
というか、自らが「地方の賛美・消費と並行して」と言っているのに、
戦後のアニメ・マンガの主流であるかのように扱うのかいかがなものだろうか。
アニメと地方を考えた論評は、この記事に限らず最近は非常に多い。
それに伴い、聖地巡礼やアニメによる町興しが注目されていること、
経済停滞や少子高齢化により地方のあり方の議論が盛んであること、
などが理由として考えられるだろう。
しかし、それらの論評で見過ごされていると見過ごされていることがある、と私は思っている。
それは「地方であれ、都会であれ、あくまで舞台は舞台」ということである。
細やかな小道具があり、大きな絡繰りがあり、巧みな照明効果や音響がある、
それらが充実しているか、特色だっているかは、作品の評価を左右する一要素かもしれない。
しかし、それはあくまで一要素であり、舞台の上で演者が動かない限り作品とはならないのが通常である。
地方である、都会である、ということは物語の展開に大きく絡む。
しかし、作品のメインテーマになるまで比重が高くなることはそこまで多くない。
ペルソナ4という作品を例に挙げよう。原作はゲームで、アニメ化されている作品である。
そこは大型総合スーパーが進出し、地元の商店街がその影響で衰退している。
主要人物の中には、周囲との軋轢が生じている総合スーパー店長の息子や
こう見ると、まさにこの作品は地方の屈折した部分を描いた作品である。
では、これは記事作者が主張する「地方の軽薄な理想化に一定の留保を付け加える」作品だろうか。
自分はそうは思わない。
ゲームプレー済・アニメ視聴済を知ってる人なら分かると思うが、
この作品、リア充ゲームと揶揄されることがあるくらい、終盤になると仲間の結束が固くなる。
主人公が転校してきてから去るまでの1年間で、彼らは忘れられない思い出を作り、心を強くする。
ならば、この作品は「地方暮らしもすばらしい」的な地方賛美の作品だろうか。
それも違うだろう。
つまり、地方都市の性質・描写は極めて重要な位置にあるのは確かだが、
舞台の基本設定であるが故に、物語の主題にまではなかなか上り詰めないことが多い。
その舞台で登場人物がどう動くか、どんな出来事に遭遇し、乗り越えるか、
そのような舞台設定以外の重要事項が大抵の作品には存在しているのである
(もちろん、舞台設定全押しのご当地振興系作品もないわけではないけども)。
また、舞台装置であるが故に、物語の展開に応じて描かれ方が変わる、ということも起きる。
良い出来事が起きればその背を押すように明るく描かれ、
良くない出来事が起きればその気持ちを代弁するかのように暗さが出るが舞台装置である。
そのため、後味が良いラストとなる作品ならば、当然その舞台の地域は後味よく描かれることになる。
そして、娯楽作品である以上、漫画・アニメで後味が良いラストと後味が悪いラスト、
これに加え、
「人間、そう簡単に地元から移動しない。両親に頼るところが大きい高校生以下ならばなおさら」
ということも多くの場合、見過ごされていると感じる。
高校生以下の場合、特段な理由がなければ通学範囲+αが彼らの行動範囲となる。
背景が実在の場所に忠実で、聖地巡礼が盛んに行われる作品の中で、
一番舞台が全国に分散している作品として、私は咲が思いつくが、
それは、「全国大会に各地から集まってきた女子高生」を描いているからであり、
・身内の都合です(転校など)
・突然ワープしてました
これらのような特段の理由がなければ、登場人物はなかなか生活圏から離れて動かない。
だからそこ余計に、舞台の明るさ・暗さは展開の明るさ・暗さに密接にかかわる。
描かれる街が単一の都市圏に絞られるのだから、バッドエンドを目指してない限り、
舞台となる地方は物語の展開に連動して明るくに描かれるのである。
そこに舞台となる町が素晴らしい、というメッセージが入るかどうかは作品それぞれだが、
舞台である=描かれた地方は作品の重大なテーマである、という構図は
必ずしも成り立たないと思うのである。
この記事に対して気になるところがもう一つある。
というよりも、先述した結論としての主張や「君の名は。」の分析よりも
東京が揺らがなかったことへの不満、
そういう東京が良く描かれていることへの不満が文章の端々から漏れている。
「東京に隕石が落ちて壊滅することを期待してしまった」までくるともはや怨恨の類すら感じる。
この観点において、もっとも瑕疵があると思えるのは3ページ目のこの部分である。
物語をあくまで散文的に見直せば、『君の名は。』は、故郷のない男と、故郷を失った女が、東京で故郷の幻想と特別な異性を妄想する話といえるのかもしれない。
これはもう、誤読していると扱ってしまっていいのではないだろうか。
それに付随した人間関係や馴染みの店もある。
高度経済成長期に断絶しているという最も日の浅い解釈をしても40年の歴史がある。
当然、そこで生まれ、育ち、その場所に愛着を持っている人が存在する訳であり、
というよりも、この作品は地方と東京の対比が大きな要素でもあるのだから、
人間関係や行動範囲があるからこそ成立している作品だと思うのだけれども……。
もしテロや地震があり、瀧自身や近い関係の人物に危害があったら、
きっと、瀧も三葉もお互い逆の立場で必死に動くと思うのだが、いかがだろうか。
規模が小さい、独自性があるなどの性質から、創作の世界において、
物語を進めるための非現実的な設定を地方が押し付けられる傾向が強いということは事実である。
パロディに満ちた謎の施設や人物がやりたい放題するTRICKのような作品は極端だとしても、
地方賛美という面ではこれ以上に多くの意見が出たサマー・ウォーズなど、
悪い言い方をすると、ご都合的に地方が歪められて描かれることは多々ある。
地方を味方する立場で活動を行っている人からすれば、良い思いはしないだろうし、
作品に反映するかどうかは別にして、そのような不満があることは受け止めるべきである。
しかし、それを受け止めるのは制作サイドであり、東京ではない。
そのような設定を組んだのは新海氏、堤氏、細田氏であり、東京が作ったわけではない。
批判の向きは新海氏、堤氏、細田氏、もしくは各委員会、はたまたワーナー、テレビ朝日、東宝に対して
向かうべきであり、東京に矛先を向けるのは間違っているだろう。
地方を「消費」可能な商品に仕立てているのは、(所在は大都市かもしれないが)
作者および制作組織であり、大都市そのものでは決してないのである。
地方と大都市という二項対立は、研究においても創作においても非常に分かりやすいしよく使われる。
しかし、本記事のように地方の不満は全て大都市が起こしているものだ、
という構図にまで落としてしまうのは、単純化が過剰であるだろう。
不満の捌け口をほぼ全で大都市東京に向けている所が、非常に鼻につく記事であった。
総務省 情報通信政策研究所の本体はどういった人がいるか分からないけど、委嘱している研究員の顔ぶれはこんな感じ。
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/advisors.html
平成27年度 情報通信政策研究所 特別研究員(五十音順、平成28年1月29日現在) ●特別上級研究員 【法学系】 青木 淳一(慶應義塾大学法学部准教授) 専門:行政法、政府規制産業法 石井 夏生利(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科准教授) 専門:プライバシー権・個人情報保護法、情報法 佐々木 秀智(明治大学法学部教授) 専門:英米法、情報メディア法 新保 史生(慶應義塾大学総合政策学部教授) 専門:憲法、情報法 杉原 周治(愛知県立大学外国語学部准教授) 専門:憲法、ドイツ法、メディア法 曽我部 真裕(京都大学大学院法学研究科教授) 専門:憲法、メディア法 寺田 麻佑(国際基督教大学教養学部准教授) 専門:行政法、情報通信法 東條 吉純(立教大学法学部教授) 専門:経済法 西土 彰一郎(成城大学法学部教授) 専門:憲法、マスメディア法 西村 暢史(中央大学法学部准教授) 専門:競争法、競争政策 林 秀弥(名古屋大学大学院法学研究科教授) 専門:経済法、独占禁止法と競争政策 平野 晋(中央大学総合政策学部教授) 専門:不法行為法、契約法、アメリカ法 若林 亜理砂(駒澤大学大学院法曹養成研究科教授) 専門:経済法 【経済系】 依田 高典(京都大学大学院経済学研究科教授) 専門: 応用経済学 春日 教測(甲南大学経済学部教授) 専門:産業組織論、経済政策 高口 鉄平(静岡大学大学院情報学研究科准教授) 専門:情報通信経済学、産業分析 佐々木 勉(ポリシー・リサーチ・ユニット株式会社主任研究員) 専門:情報通信経済学 宍倉 学(長崎大学経済学部准教授) 専門:公共経済学、産業組織論 実積 寿也(九州大学大学院経済学研究院教授) 専門:通信経済学、公共経済学、産業政策学 竹村 敏彦(佐賀大学経済学部准教授) 専門:応用経済学 田中 辰雄(慶應義塾大学経済学部准教授) 専門:情報通信産業の実証分析 手塚 広一郎(日本大学経済学部教授) 専門:産業組織論、公益事業論、交通経済学 徳原 悟(拓殖大学国際学部教授) 専門:開発経済学 中村 彰宏(横浜市立大学学術院人文社会科学系列教授) 専門:産業組織論、計量経済学 森脇 祥太(大阪市立大学大学院経済学研究科教授) 専門:ミクロ計量経済学 【人文・学際系】 秋吉 美都(専修大学人間科学部教授) 専門:情報行動のミクロデータ分析、社会統計 内山 隆(青山学院大学総合文化政策学部教授) 専門:メディアとエンターテイメントの経営戦略と経済政策 岡田 仁志(国立情報学研究所准教授) 専門:電子商取引論、電子通貨論、地域情報政策論 北村 智(東京経済大学コミュニケーション学部准教授) 専門:メディア・コミュニケーション論、情報行動論 小泉 力一(尚美学園大学芸術情報学部教授) 専門:教育工学、情報教育 小舘 亮之(津田塾大学学芸学部教授) 専門:メディア情報サービス、マルチメディア情報通信工学 土屋 大洋(慶應義塾大学大学院政策メディア研究科教授) 専門:国際関係論、情報社会論、公共政策論 橋元 良明(東京大学大学院情報学環教授) 専門:コミュニケーション論、社会心理学 ●特別主任研究員 【法学系】 生貝 直人(東京大学大学院情報学環特任講師) 専門:情報政策(知財、プライバシー、表現規制等) 早川 雄一郎(京都大学大学院法学研究科特定助教) 専門:経済法、競争政策 【経済系】 橋本 悟(帝京大学経済学部専任講師) 専門:公益事業、公共経済学、ミクロ経済学、産業組織論 山本 渉(電気通信大学情報理工学部講師) 専門:応用統計学 【人文・学際系】 河井 大介(東京大学大学院情報学環助教) 専門:情報行動論 齋藤 長行(お茶の水女子大学非常勤講師) 専門:メディア政策、行動経済学、教育工学 吉見 憲二(佛教大学社会学部現代社会学科講師) 専門:情報コミュニケーション、情報通信経済学 ●特別フェロー 工藤 郁子(慶應義塾大学SFC研究所上席所員) 専門:情報法 田中 康裕(専修大学社会知性開発研究センター客員研究員) 専門:国際情報通信学、社会情報学 堀川 裕介(東京大学大学院学際情報学府博士課程) 専門:社会情報学(メディア利用と心理)
失われた何か 「響け!ユーフォニアム」の組織論ー拍手をしない部員達の心理について
http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-2428.html
これ読んで、もしかしたら俺には物語を理解する能力が欠けているのか
俺はいい加減おっさんなので、若い人たちとは感性が違うのかもしれんが。
まず、大方の部員達が拍手をしなかった理由についてこのブログでは
どちらにも与することができないという気持ちが、
としているが、これからして「えっ、そうなの?」と思った。
ブログの著者が書いているように、
というか、内心ではほぼ全員が、麗奈に与しているのだ。
ちょっとどうかと思う。
だから、麗奈に拍手をしなかった理由は、麗奈と部員の間には、もうない。
香織と部員の間にだけある。
なんとかしてやりたいから、せめてそっとしておいてやりたいから、
決着を付けずに済む可能性を少しでも残しておいてやりたいから、
逃げたのではない、むしろ積極的に、拍手をしないという選択をしたのだ。
ブログの著者は久美子と香織の起立に心を打たれたと書いているが、
むしろあのシーンは、逆説的に、部員の心情を視聴者に疑似体験させるために
あったのだと俺は思う。
画面に写らない部員達の「えっ、立つのかよ…」という気持ちを楽しむのが
あのシーンの楽しみ方だと思う。
ではもう何人かが香織に拍手したとしたならば
大道に沿うように、大勢側へと、みんなこぞって拍手をし始めただろうか。
それは、「響け!ユーフォニアム」ではないんじゃないだろうか。
引導を渡したわけじゃない。
それも、彼女の株を下げないような、素晴らしい順序で。
都構想がわかりにくい理由は、戦略の話だからだと思う。「戦略は組織に従う」というチャンドラーの本にあるように、適正に役割が分担された組織を作らないと正しい戦略は作れない。
利害が対立しうる府と市の両方が広域行政を同時に検討するのは、普通に考えれば「最適化された組織」ではない。
自民党は「無駄な二重行政なんてない」、と反論している。つまり、少なくとも二重行政の存在は認めている表現をしている。
組織論の観点からいえば、二重行政があるならそれ自体が無駄になる。
例をあげます。
自民の柳本氏などは「公共の(市民&府民)プールがやたら沢山あっても、利用率が高ければ無駄な二重行政じゃないんだ」という。
百歩譲って、仮に今、「プールがもっと沢山必要だ」、という政策ニーズが住民から発生したとしましょう。
その投資判断は、都の大都市戦略を考える一つの役所が、「これはやり過ぎなのか、本当に必要なのか」と考えぬいて投資判断をするのが適切な意思決定のプロセスだろう。
現状の体制では、別の組織(府と市)が、全く別のプロセスを経て決定して、その結果、二重にプールができる、というのが現状の大阪です。
ちなみに、それを話し合いで解決したらえーやないか、というのが野党の皆様の意見。ちなみにちなみに、これまで話し合いで解決できてこなかったのが歴史の事実。新しい法はできても、結局自民党さんたちが提案していることは「話し合い」だけです。
繰り返しますと、「戦略は組織に従う」のが、組織設計の基本的な考え方です。上記の一体どちらが正しい?を問うてるのが今回の投票。
今回は他にも色々と議論がありますが、全てにおいて、野党側の指摘は論理を無視して、わかりやすいメッセージを発しているだけです。わかりやすいメッセージに人が惑わされるのは当然です。論理的に考えるなんてめんどくさいし。もうね、「住民サービスが低下します」と相変わらず断言してる自民党とかいい加減にしてほしい。テレビでも何回も論破されてるのに。反対派に論理は関係ないということです。