失われた何か 「響け!ユーフォニアム」の組織論ー拍手をしない部員達の心理について
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これ読んで、もしかしたら俺には物語を理解する能力が欠けているのか
俺はいい加減おっさんなので、若い人たちとは感性が違うのかもしれんが。
まず、大方の部員達が拍手をしなかった理由についてこのブログでは
どちらにも与することができないという気持ちが、
としているが、これからして「えっ、そうなの?」と思った。
ブログの著者が書いているように、
というか、内心ではほぼ全員が、麗奈に与しているのだ。
ちょっとどうかと思う。
だから、麗奈に拍手をしなかった理由は、麗奈と部員の間には、もうない。
香織と部員の間にだけある。
なんとかしてやりたいから、せめてそっとしておいてやりたいから、
決着を付けずに済む可能性を少しでも残しておいてやりたいから、
逃げたのではない、むしろ積極的に、拍手をしないという選択をしたのだ。
ブログの著者は久美子と香織の起立に心を打たれたと書いているが、
むしろあのシーンは、逆説的に、部員の心情を視聴者に疑似体験させるために
あったのだと俺は思う。
画面に写らない部員達の「えっ、立つのかよ…」という気持ちを楽しむのが
あのシーンの楽しみ方だと思う。
ではもう何人かが香織に拍手したとしたならば
大道に沿うように、大勢側へと、みんなこぞって拍手をし始めただろうか。
それは、「響け!ユーフォニアム」ではないんじゃないだろうか。
引導を渡したわけじゃない。
それも、彼女の株を下げないような、素晴らしい順序で。
たまたまこの話と、その前の話の2話だけ偶然目にしただけなので、 色々とキャラクター間の関係性とか文脈がわかってないだけなのかもしれないけど どっちがどっちの演奏かわかる...
音で選ぶんじゃないの?とか うん、単純に音で選ぶんじゃないオーディションだったんだよ
麗奈と部員との関係は、麗奈の演奏の時に 「音楽に対する絶対的な忠誠」という点で、 確実に、強固なものになってしまったのだ。 なんでやねん その忠誠はつまり「将来自分よ...