いま、俺は本当に大好きで大好きな仕事相手とどうしても仕事を一緒にできなくなってしまった。相手も不本意なところがあるんだろう。もはやその問題は2人が介入できないものだった
2人でコンペ終わり公園のベンチに座ってタバコに火をつけた、本当に一緒に仕事したくて、でもできなくて、言ってきたアイツは悲しそうだった。
自分もどうすることもできなくて。悔しくて、でも、ここで俺は、何も言えなかった。涙が出そうになるのを我慢することしかできなかった。あいつもきっと同じ想いなんだろうなと思った。
なんて無力なんだろうと。
少し時を置いて俺も同じ気持ちだよとしか言えなかった。永遠に続いてくれればと思った。なんとしても離したくなかった。できなかった。
でも、とても感謝してる。俺はアイツといた時間この仕事が本当に好きだって思えたし、失った時、自分の無力さにも気づけた。だからアイツが成長した時に笑われないように俺も頑張ってやるかって思えた。
もう悲しい思いはしたくないし、させたくない。ありがとう。とても感謝してる。悔しさや無力さは人を成長させるし、お前は、真っ直ぐ生きてることに価値があると気付かせてくれた。不器用なお前を今度はちゃんと連れて行く
きっと自分は避けてたんだと思う。宗教じみた組織論や、プレッシャーに押しつぶされたくだらない没落に、呑まれながらないがしろにしてたんだと思う。
自分自身の責任や気持ちをないがしろにするために騙して、隠してたんだと思う。あの時の気持ち。始めた時の思い、ネクタイは捨てて会社ごっこはもうやめにしようと思った。
街のネオンがボヤけて見えた。この街も君も眩しいくらい正しかった
君もだから大丈夫。きっと悔しかったり、つらい思いしてると思う。でもその思いから目を背けなければ誰かがきっと気付かせてくれる。時が来るのを我慢しろ。