組織論に興味を持ってゆくゆくはマネジメント系、更に会社の幹部を目指す心の優しい勉強熱心なエンジニアへ。
役割としてProjectManagerのような立場はイメージしやすいと思う。ネットに情報が多く転がっているし、職場の現PMの活動を実際に目の当たりにしているからね。
幹部になるということは社長の腹心になるということ。自分の考え方を今までの社員の立場から社長の立場に切り替える必要があるんだ。
部門の取りまとめについて社長から色々と指令が出る。目標に対する成果を出すのは当然のこととして、
例えば「うちはみなし残業制だからメンバーが毎日みなし労働時間分は残業するような仕事の振り方をしろ」というものである。
メンバー個人の能力を見極めて一段高い行内を与えて成長を促すといえば聞こえは良い。
社員であれば「業務を効率化してさっさと仕事を終わらせて早く帰ろう」という思考になる。これはとても良いこと。
社長目線だと業務が早く終わるということは遊びがある、投入コストに対して無駄が発生してるということなんだ。
すると幹部の君に「おい最近A君の帰りが早いじゃないか、ちゃんと彼の活動内容を把握しているのか。もっと仕事を振れ」というお叱りが来る。
これをクソだと思ってはいけない。君は社長の腹心。投入コストに対して最大のリターンを求めるのは当然なのだ。
「部長の君がチームの誰よりも早く出社し、一番最後に帰るように」「基本的に君は病欠以外に休みを取るな」と言われれば従う必要がある。
「メンバーを褒めるなよ。成果目標に対する客観的な進捗だけで評価しろ。褒められると勝手に昇給・昇格を期待して、思い通りにならないと会社に対して不満を持つが出てくるからな。」
「本人の能力不足による残業や土日出勤は自発的にやっていること。勉強と同じ。好きなだけやらせればよい。能力不足による自主的な穴埋めなので会社から金は払わない。」
「飲み会で会社の不満を言うやつがいたらお前が諭せ。社員の中で不満を広げるな。不満を言うメンバーはマークして報告しろ。」
「採用コスト・教育コストには相当な金がかかっている。簡単にメンバーが辞めないように普段から監視しておけよ。辞めたら君の評価が下がると思え。メンバーが長く働き続けたいという環境を作るのも君の仕事だ。」
これをクソだと思ってはいけない。君は社長の腹心。愛に満ちた社内環境を保つことは当然なのだ。
そのかわりに幹部になれば給料が数100万単位で爆発的に上がるよ!
ということはない。クソが。
中小企業で社長と合わないなら長く働くことは勧めない。早めに転職するが吉。