はてなキーワード: 中産階級とは
最近は色々言葉や使い方が揺れているから誤解されやすいけれど、古い意味での保守とネトウヨは違う。
保守志向自体は本来は「現状容認」がベースになるから、ある程度成熟した社会下では
生活が安定してるノンポリ層は保守に親和性が高くはなる。だが、保守的=右翼というわけでもないし、
そもそも、右翼≠極右≠Alt-Right・ネトウヨだったりもする。
「このままで良くね?」と考える旧来型消極保守=中産階級からすら、落ちこぼれた人達も当然いる。
彼らは、グローバル化とか女性進出で自分たちが「このままで良くね?」な中産階級から追い出された、と考え
「戦う保守」みたいな言い方をし出したのが、Alt-Rightとかネトウヨとかそんな感じに言われてる一群。
まぁここで「その地位、グローバらなくても(または女性の社会進出らなくても)無かったんじゃないですか?」という疑問もあったりはするが、
そこは、Alt-Right的なものの、また別の側面の分析、例えば愛国心の空洞化・または架空の理想の「国」への幻想としての郷愁とか
そういう暗い未来ぽい話になったりもするのでちょっと置いておいて。
本来であれば「資本主義的な競争からこぼれ落ちた層」のだから労働運動方面に行ってもよさそうなものなのだが、
そうならないあたり、こぼれ落ちた理由はお察しという感じもするし、
それだけ「労働運動」というものが無力化しちゃったんだなぁという情けない気持ちにもなるわけだが。
いやー、資本主義ってほんとこわいっすね。
荷揚げ屋という職業をご存知だろうか。
石膏ボード、PB、ベニヤ、鉄筋や木材など、建設現場で使う重量物を指定の場所までひたすら運ぶだけのお仕事である。
あらゆる下請けのそのまた下請けという、これ以上無いだろうというくらい弱い立場だが、その弱い立場を微塵も感じさせない屈強でイケイケな男たちが腕を奮って仕事に励んでいた。
どれくらいイケイケかと言うと、サブロク(畳一畳の大きさ)12mm厚の石膏ボード6枚(大体80kg)を横に抱えて走って運んで涼しい顔してるくらいのイケイケっぷりである。
石膏ボード運びはその需要の高さと、見た目の華やかさもあって荷揚げ屋の花形であった。YouTubeで動画がたくさん上がっているので、参考にして欲しい。
それはさておき、私は数年前、そのイケイケ集団の中に混じって一年ほど荷揚げ屋をしていた。
色々事情が重なってまとまった金が必要だが、確たるスキルも無い私にとって、身一つで稼げる荷揚げ屋は天職の様に見えた。実際、昼夜無く働いて月70万稼いだこともあった。
私が荷揚げ屋を始めてちょうど一年経った頃、東京五輪の開催が決まった。
建設現場はその話題で持ちきりだった。やれこれからは景気が良くなるだの、都内にマンションがたくさん建つだの。
少なくともその頃は、現場でネガティヴな意見はあまり聞かなかったように記憶している。
しかし、私は東京での五輪開催に、当時から否定的な立場だった。それは別に斜に構えてるとか、厭世家的な気取りでもなんでもなく、荷揚げ屋をやりながら、建設現場の実情を目にしていたからだ。
まず、職人さんに若い人が本当に少なかった。60代70代を超えたような歯ボロボロのお爺ちゃんが、5000万程度の中産階級向けマンションの建設現場の職長を平気でやっている。特に左官系に顕著であった。
次に、建設現場の労働環境も酷かった。週休1日は当たり前で、元請けが発する工期短縮の音頭のもと、終盤には一月丸々休みなしというのもしばしばあった。
狭い土地に高い建物を短い納期で建てる都合上、どうしても休憩スペースや仮設トイレ、仮設水道などの管理がおざなりになり、形容のし難い濁り方をした水が地面を流れてるわ、副流煙で視界は真っ白だわ、歯抜け爺は固まったモルタル缶やらグラスウールやらを平気で近場の可燃ゴミのカゴに放り込むわ、はっきり言ってカオスだった。
また、たまに若い人がいるなと思ったらアジア系の外国人労働者で、現地語のラジオを大音量で鳴らしながら作業をしていたりする。これは内装屋に多かった。
中層マンションの現場でそれなりに高い給料を貰えているのは元請けの現場監督と、エレベータの設置作業員くらいなものだ。後はほとんどが日給で、たくさん稼ぐにはとにかくたくさん働くしかない。
私は荷揚げ屋という仕事は嫌いではなかったのだが(身体も鍛えられるし、色んな地域に出かけられるし、女の子にもモテたから)、建設現場がどこも上述の様な雰囲気で、東京五輪を前にしながらどの元請けもそんな現状を変える気がさらさらなさそうなのが気に食わなくて、辞めてしまった。
もう数年経つが、今の建設現場はどんな感じなのだろう?やっぱり歯抜け爺や、外国人労働者や、現場内不法投棄が蔓延ってるのだろうか?
ちょっと気になる。
いや、東工大やんけ。もし東工大で女子の支援を目的とした奨学金が「多い」のだとすれば(実際女子が極めて少ない環境で学んでいる女子の苦労を考えれば五件で多いとはいえないと思うが)それは、かなり昔の先人が非常に苦労した結果地道な努力をして女子教育に力をいれようとした結果だろうよ。東工大の男女比って理工系だけなのに4:1だし、だいぶ昔からOB,OGが頑張って女子学生「も」入学できる環境をととのえてきたんだと思う。今調べたけど寮も多いし、そもそも大岡山は駒場近辺より家賃安いし。
東大っだってもちろん女子のみの奨学金はあるけれども、文系、医療系、農学系と女子率が比較的高めのとこばっかりなんだよねぇ。なんでかっていうとOGがいるからなんだよねぇ。。。OGがすくないところは耐えるしかないのよねぇ…今は女性活用ばやりでそれを言えば予算が確保できるようなとこもあるんだろうし、これを機に工学部にも女子が増えてほしいですねぇ。
あと今はネットでかんたんに炎上するんで企業側も知恵をつけて正直に書かなくなってるけど、性別不問とかいいつつ都合のいい人だけを選んでる可能性はあるやん?まぁもしそうだったとしても仕方ないかなって感じではあるけどな。所詮奨学金は善意だからもらう方は文句をつけられない。
そもそも状況が違うのを「嘘だ」と指弾して君はどうしたいの?どうしてほしいの?自分たちは既得権益側じゃない、むしろ被害者だって言いたいの?それともお前らは既得権益側だから黙れって言われてるように感じて反発してるの?
別に男子学生は黙って耐えるべきとは思いませんよ。問題があるならたとえ対象者にならないとしても今の制度内で不足してるんだとアピールするしかないんじゃないですかね。実際自分もそうやってマジで六年死ぬ思いしましたし、当時の状況なら他の大学のほうがずっとよかったが、あのしなくていい苦労を後輩が味合わずに済むならいいことですよ。ただでなくてもまだまだ「女子が少ないならモテるでしょう」みたいな無邪気な事言われる存在ですからね、工学部女子って。
というか首都圏に実家がある日本人女子って更に弱者の地方出身者やアジアの留学生にパイをうばわれてきた既得権益側なんで、ようやっと大学が重い腰をあげて富を配分しようと思ったか、と感心しているくらいだ。このあたりの層に支援が入るようになれば当然そのうち最大のマジョリティに対してもなんらかの支援が行われるようになるだろう。一気にという訳にはいかないだろうが、東大は法人化してから授業料の値上げをできるだけしないようにしてたり、博士課程の授業料軽減しようとしたりしてるんで(いまいち金が足りなくて出来てないが)、たぶんいずれやる。というか日本のボリュームゾーンって中産階級なんで、いつまでも富裕層のためだけの学校じゃ困るんですよね。まあ、それが東大の伝統ではあるのだが…
http://anond.hatelabo.jp/20160816143155
個人的に似たような考えをしていたので共感できる部分がかなりある。
というわけで筆者の経験からいろいろ思う部分もあったので家庭内のお金に関してどう思ってしまうのか子供目線で語ろう。
元増田がそうだったように「子供のころ、うちにはお金がない」という発言は何度か聞いたことがある。
その為か、たまに外食に行くと安いメニュをー選びがちだったり、積極的に親に物をせびるということがない子供時代だった。
親にしばしば「お金がない」といわれて育ってしまえば子供としてはそう思わざるを得ないだろう。
幼少期の経験は人格形成に大きな影響を与えるし文句を言いたくなる気持ちもわかる。
しかしながらあんまりそればっかり言っても建設的ではないのでせめて、親がどうすればよかったのか自分の経験に基づいて提言してみよう。
といってもどうするべきかは別にたいしたことではない。
この1点につきる。
筆者も子供の時に疑問に思って思い切って年収を聞いたことがある。
しかし、結果ははっきり言われずに濁されてしまったという記憶がある。
その結果私は家庭内におけるお金の流通に関して全くわからなくなってしまった。
そうすると、今親はどの程度稼いでいて、自分自身にどのくらいお金がかかっているのかまったくわからなくなる。
他にもクラスメートと比べて裕福なのか貧乏なのか全くわからなくなるという弊害が出る。
ブコメでも出ているがもっと貧乏な友達がいるのに自分は貧乏であると発現してしまう失敗をしてしまったりする可能性が出てくる。もちろんその逆もあり得る。
ブコメでは兄に怒られたとあるが、これは兄がたまたま察しがよかっただけであり、誰でも失敗する可能性は十分ある。
また、この例ではたまたま兄は察することができたが厳密に言えばこのお兄さんですら正確な家計の支出入は把握していないはずである。
他にもおもちゃやゲームが欲しいなんていう娯楽どころか勉強道具すらねだるのに躊躇するようになる。
下手すると親が中産階級なのに「自分は貧乏である」という自意識から向上心すら奪いかねない。
もちろん親も人間であるので子供に正直に年収を教えることに躊躇することもあるだろう。
友達が給料が高くてコンプレックスから言いたくなかったり、あるいはおもちゃを欲しがりすぎる子供に育てたくないからという思いもあるかもしれない。
飲み代を子供に教えてつつかれるのも嫌だろう。
ここまでするべきとは言わないが一月の収入額とおおざっぱな支出は共有すべきだと思う。
中学校くらいまでは隠してもいいし、言いたくないところはぼかしてもいい。
しかし、高校以降のどこかで一度でいいので支出入は共有すべきである。
安倍首相の25万円答弁が話題になっていますが、単純に「そんな重箱の隅で騒いでんじゃねーよ」....としか思わない。
安倍首相個人への感情は置いても、一国の首相がカップラーメンの値段を知らないとか中産階級以下のパートの時給を知らないとかで攻めてるのは大衆迎合政党の戦略でもあるんだから、そんなに気にしてる暇があったら他にすることあるやろ....と。
凄く印象的な出来事だったので知人の方との会話では良く話すのですが会社員時代に外資系企業で働く2人の若い女性から別々のタイミングで「年収400万で東京ひとり暮らしとか、どう考えても無理なんだけど、どうやってするの?」っていう話題を振られたことがあります。
批判を恐れず言うならば、私も先日まで「稼ぐことを目的にフルタイムで仕事するなら月の手取りを25万得るなんて楽勝でしょ?」って思ってました。そこに到達していない人が周囲に居なかったから。
起業してアルバイトを雇用するようになったら、(零細企業なので)これまでの生活では接点の無かった方々と働くことになり、初めて「あぁ、ニュースとかで見るワーキングプア階層の方々ってこういう人達か...」ってのに気付かされました。
私にとっても、彼女たちにとっても「"普通に"大学出て、"普通に"就職して、"普通に"真面目に働いていれば当たり前に得られる年収は400万円を大幅に上回る。」ことが当然なのです。
ましてや一国の首相が普通に生活していたら"周囲には存在しない、ある階層以下の庶民"の方の生活感覚なんて持てるわけないし、そもそもそれでなんか問題あるの?
いい文章だと思った。
だが実際には、何かが違っていた。
目に見えない階層ができていることに気づく。
この人のさらなる成長を期待したい。
本人たちにはそのように問題が立ち現われているので仕方ないが、こういうことを言うのは中産階級の子弟であって、もともと家が貧乏だったヤンキーたちはカネがなくてもバンバン結婚・出産するのでこの指摘は誤り。
実際に起こっているのは「父親より没落したので同じ階層の女に相手にされなくなった」(男)「(同階層の)男たちが没落したので父親並みに稼ぐ男を見つけられなくなった」(女)。カネ(職)の絶対水準の問題ではない。
現代日本の少子化の唯一最大の問題は「減るスピードが速すぎる」こと。出生率1.4では子世代が7割、孫世代が半分しかいない。こんなに急激に減らしたら老人を養えない。
適正な人口水準とかを論じるのは「パラシュート付けずに自由落下したら地面に叩きつけられて死んでしまうよね」という話をしてるときに「快適に過ごせる標高は何mか」を考えるようなものなので、今すぐパラシュート付けずに快適な標高の地表に向かってダイビングしてほしい。
世界的に先進国の中産階級が落ちぶれていって、スペインとかスコットランドとかが貧乏人に金やるぜ!って政策で左翼が政権取ってたりする。
たぶん、日本の左翼は頭が悪いとか、親中親韓とか、現実を直視していないとか、色々あるんだろうが、
ワンイシューとかシングルイシューで戦ってないからなんだろうなと思う。民主党が政権取ったとき、マニュフェスト色々掲げてたけど、何もしなかったろ?
政権とってまずやったことは、マニフェストとは何ら関係ことだったし。
あれもしたいこれもしたい→何もできません、みたいな。政権運営能力がないのも、日本のためとかそういうのもないのも、色々あるけどな。
で、SEALDSって左翼の反原発団体があるんだけど、そこも反原発だけなくて、反自民だったり、反自衛隊だったり。まあ要するに民主党だな。反権力というか、とりあえず反発みたいな。
あと、あれだ、経団連な。経済のことに特化するなり、労働者のための主張をするべき団体。あれも労働者のことなど主張せず、民主党みたいに色々主張してる。
政治団体も、市民団体も、経団連も、左翼の友人ですらも、色々手を付けすぎて、結局支持されないと。
あれな、日本人がプレゼン下手って有名じゃん。パワポに主張したいこと何個も書いて、結局何が言いたいのかよく分からないっての。マジであれ。
だから、なんというか、貧乏人もしっかり働けて、有給とれて、子供をたくさん生む人にはお金払って、で、他の政策は自民党と変わりません!!とか。
脱原発でこうこうするけど、他の政策は自民党と変わりません!!とか。
まあ、こういう感じで一つのことに特化して主張した方がいいんとちゃうかなと。
まあ、脱原発路線だと外交もエネルギー政策も色々変わるから、他の政策が自民党と同じでは厳しいんだが。でも、民主党が政権取れたこの国なら、そんな党でも政権取れると思うけどな。
ここまで色々書いてきたけど、小泉さんは上手かったな。郵政民営化一本だもんな。そういう空気にしてったのはマジで上手い。
まあ、何が言いたいかというと、自民党が支持されているのも結構経済面が大きいと思うんだよね。NHKとか民主党とかはアベノミクス失敗だとか最近馬鹿のように騒いでいるが。
左翼は自民党は貧乏人、中流の敵だ!!私の政党は貧乏人も中流もこんなに優遇します!!って一本で攻めればいいと思うんだよね。
まあ、ヨーロッパじゃ移民反対の右翼政党が支持を大きくしてるのにも関わらず、左翼政党もちゃんとしてるんだけどな。日本の左翼って駄目なー。
たぶん、スターリンだのマルクスだの毛沢東に憧れていただけで、自分で考えることをしなかったんだろうな。だから、日本の左翼は劣化しているだの、リベラルは日本に存在しないだの言われるだよ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/totb.hatenablog.com/entry/2015/06/27/215008
かなり大きな誤解というかミスリードがあるのでその辺を突っ込んでみます。
GDPっていうのは国内総生産なので、そのほか条件が同一だとすると「年収1億円のAさんを年収2億にする」のと「年収100万円のBさんを年収1億100万円にする」場合GDP増加は同一です。当たり前の話ですよね。なので、前提検証なしの「貧困層・中間層を豊かにすると」っていうのは偽なのです。経済学の議論においてこれらは統計に基づいたある程度の共通見解があるんですが、そういう共通見解がない人々の間(つまりWebとかの雑談)で漠然と議論される場合、その認識がイメージになって話の結論が出ない、あるいは誤るって方向性になります。
一番ずれているのがいわゆる「富裕層」であって、Webの雑談レベルだと年収一千万円くらいのひとは「富裕層」だと叩かれることも多いです。しかしながら彼らは経済学的な、あるいは世界的な話でいうと「富裕層」ともいえないです。というのも「富裕」ってのは資産に対する言葉であってピケティでいえばそれって要するに不動産です。年収がいくらあろうと不動産的な不労所得を持っていない限り「富裕層」としては半人前以下です。実際みられる行動メカニズムも別です。
極端な話、「金持ちってむかつくから所得税を上げようぜ」みたいな議論が起きてそれが実施されたとしても、大きな意味で格差は縮小しないのです。それで叩けるのは「技術を身に着けて高額年収を得ている人」であって、極端な話「上昇しようとした中産階級」でしかないのです。格差是正をしようとして「貧困層や中間層が目指すべきゴール」をぶっ潰した形にしかならんので悪手なのです。
以下引用
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20150522/p2
・・・たぶんWW2以降の世界的な社会民主主義の流れで、冷戦、対共産主義のために資本主義、自由主義陣営側が、再分配を強化していく流れがあったと思うのです。なんで、弱者による圧政と専制みたいな感じで、人権などのロジックを使って、これまで虐げられてきたり抑圧されていた層が権益を獲得していく時代だったと思うんです。
けれども、アメリカのアファーマティヴアクションが経た流れと同じで、これを進め過ぎた結果、逆差別が起こってくるようになってきたんですね。
弱者というロジックを使って既得権益の化け物と化して、リソースをフリーライドする方法が社会に蔓延る様になってきた。
また、それでも高度成長などの社会のパイが極端に倍々ゲームで増えていく時期には、それでも問題が多い隠されたので特に問題はなかったんです。けれども、成長がマイナスか、現状維持になって、かつ人口がマイナスに転じてくる時点で、リソースの配分は、正しくフェアでなければいけないという風になってきたんですね。
わかると思いますが、アファーマティブアクションは明確なる逆差別なので、そもそもフェアではありません。アメリカにおける黒人差別を例にとるとわかりやすいのですが、歴史の長きにわたって黒人が差別されたので、現在は黒人を優遇しようということです。けれど、そうすると、黒人以外の層、、、現代の白人、特にプアホワイトなどといわれる貧困層は、逆差別を受けるわけです。
その人たちからするとひどい話で、過去のご先祖様のやったことを、現代の人が責任を取らされているわけです。これ、自分がその立場になったら、やり切れないですよね?。仮に、歴史的に考えれば、それが妥当で正しくても。いやでも、白人が黒人を虐げてきたのは歴史的な事実だから、いま責任を取るのはフェアだ、といったとします。まぁ、これはある一定の妥当性があるので、アメリカ社会でも受け入れられてアファーマティヴアクションが続いているわけです。。。。
しかしね、、、これで何が起こったかというと、プアホワイトや白人層が、軒並み宗教や右翼にシフトしたんですよね。特に中産階級を形成していなかった貧困層の右翼への転び方は、すごかった、イラクやアフガニスタン戦争を遂行したブッシュ大統領の共和党の支持層は、まさにここですね。
えっと、何が言いたいのかというと、(1)勝利至上主義で、ちゃんと現実と闘って頑張った人が報われるべき!というのは、一つ目の正しさです。けれども、そうすると、(2)負けてしまった人々やそもそもマクロ的に頑張れない層が、才能の差によってもたらされたものをケアしろ!といってきます。これは、2つ目の正しさです。
そうして、(1)で頑張った人の努力を奪って再分配を(2)にするとします。そうすると、(2)の層は、その再分配を糧に、頑張る人と、何もしない人が出ます。ようは、(2)が、(1)に転じる人が出てくるんですね。そうなると、(2)で頑張らずに努力しなかった人へ、強い批判が集まります。特に、(2)から脱出した人が、凄い批判社になります、たいてい。これがスパイラルで何周回もしていきます。
ということをしていくと、社会的に不公平感が生まれてきて、特に頑張った層の中でも、それほど恵まれていない層が、右翼化するんですね。なんで、こんなにがんばっているのに、(2)の何もしない奴らに譲歩しなきゃならないんだ!!!って。さらに、(2)のなかでも、頑張らなかった層の中には、がんば『れなかった』人もいるわけです、社会マクロ的な要因や才能の差にしても、、、、そうすると、なんでできるやつにおれが責められなければいけないんだ!と怒り狂う。そんで、この人がルサンチマン化した左翼化になるようなんですね。あっ、ちなみに右翼化して、外国人や移民排斥などの、さらに弱者を探して叩くケースもよくあります。ちなみに、どちらかというと、ヨーロッパをみていると、現代の全地球的な傾向は、移民排斥をベースとした右翼の台頭が、基本のトレンドです。
http://anond.hatelabo.jp/20150523131716
大元の増田とあわさってどこから突っ込んでいいのか分からないくらいひどいこと言ってるなと思います。
「女性の富や政治権力の増大」は日本全体の拡大というより、男性から女性への移転という形で
富と政治権力を握中に収めた強者女性=フェミという構図からして謎です。
すごくせまくフェミニズムに限定しても、そもそも「男性による女性の支配構造」を問題として告発してきたという大前提がまずあって。
このフェミニズムの最大の発見/功績を否定するというならまずそこからしっかり立論して頂きたいのだけれど。修辞的な話ではなく。
きわめて極一部の女性を例に挙げて、「オンナはもはや富と権力を手に入れた、だから世の中は男女平等だ」といかいう認識でいるならそれは間違ってます。
男女間賃金格差というのは常に存在し続けてきたけど無視されてきました。日本の場合それはとくに女性の非正規雇用という形で現れてきています。
いまだなお非正規雇用の問題の中心は女性であり、労働市場から排除され続けています。M字型カーブは必然とか、パート問題を矮小化しないでくださいね。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002k8ag-att/2r9852000002k8f7.pdf
http://www.stat.go.jp/data/roudou/pdf/point16.pdf
「権力」という多義的な言葉をこれだという形に当てはめるのはちょっと抵抗があります。富も権力の源泉だったりしますしね、でもとりあえず政治権力とみなしそのもっとも中心的なアクターの議員に限ってみても、
確認するまでも泣く議員の男女人数比は女性のほうが少ないですね。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/san60/s60_shiryou/giinsuu_danjo.htm
いやそれでも一部の「強者女性」がいて、そいつらには「弱者男性」を救う(少なくとも道義的な)義務があるとか言うんでしょう。
「強者女性」「弱者男性」とかっこをつけてみました。どちらも内実が曖昧で誰のことを指してるのか分かりませんね。
フェミニストは強者女性なんでしょうか。確かに戦う意志と言葉を持っているという点では「強い」ですね。
でも彼女ら、あえて彼女「ら」と集団として想定するならばですが、一体そのうちどれだけが富を手にしているんですか。
白人中産階級女性フェミニストへの有色人種フェミニストや労働者階級フェミニストからの批判というのはフェミニズム内部での「健全」な批判であって
「フェミニスト」がふんぞり返っているという像の証左ではないですよ。
あるいはそのうちどれだけが「権力」を手にしているというのですか。先ほど議席数を例に出してみました。
最新の数字だと女性議員数は五分の一以下です。これは権力を手にしてる状態なんですか。しかもこの女性議員のなかにフェミニストがどれだけいるんですか。
「男性による女性の支配構造」の話をしました。強者のフェミニストであってもこの構造の被害からは逃れられません。
さて、ブログの方に移ってみましょう
議論を先取りしてしまうと、フェミニズムには、「自分が強者になった後」の理論が弱い。そして弱者男性がフェミニズムに向けて、何らかのケアを要求するのは、将に「それがかって彼女たちがやったから」だ。
「強者」になるってどういう状態ですか。「何らかのケアを要求するのは、将に『それがかって彼女たちがやったから』だ」ってどういうことですか。
先ほども書いたとおり、非正規雇用とは数的にも歴史的にも女性の問題でした。これを男性非正規雇用が、たかだかこの15年で増えたということを殊更に問題視するかのような言説が
女性の置かれてきた位置、状況への配慮のなさ傲慢さが反発を生んでるんじゃないんですか?
「男」が「男」というだけで得られていた特権的地位から転げ落ち、「弱者」になって、それを「女」に向かって救えと要求する構図がまさしく非難/批判の対象なのですよ。
多くの場合において女性は経済的弱者であり、(政治)権力的弱者であり、ジェンダー関係における弱者なのにもかかわらず。
その根本的認識を欠いて「お前らは最早強者だ」というのはすごく控えめに言って、間違ってます。
ここまで書いて力尽きたので本丸の「男性による女性の(象徴的)支配構造」やジェンダー関係の非対称さ、その権力関係についてはそのうち書きたいと思います。
id:mizu2014 : 第一波フェミニズムからカウントすれば100年近い歴史と蓄積のある運動ですが、これって長続きしてる部類には入らないんですか?
「ネット右翼/ネトウヨ」なる言葉が語られるようになってからかなりの時間が経ちますが、その間にネトウヨに対する揶揄の言葉というものがいくつか生まれ定型化してきました。
この記事で書かれている「そんなに韓国韓国って、本当は韓国が好きなんじゃないの?」「偶然日本人に生まれて、日本人という以外誇れることが何もないんだろ」というのはその代表的なものだと言えるでしょう。
はっきり言ってこういうのはあまり褒められたものではないです。「あなたの言っていることは間違っている」と発言それ自体について反論するなら批判として成立しますが、そうでなく発言の裏にあるものを勝手に決めつけてそれについてあーだこーだ言うというのは単なる揶揄にすぎない。「サヨクは反権力気取ってる自分が好きなだけ」とかそういうのと同じです。
そしてこの手のネトウヨへの揶揄が孕む問題というのは他にもありまして、というかこちらが本題なんですが、こういう揶揄って「ネトウヨ=底辺の負け組」という認識が前提になってるんですよね。まさにさきほど引用した「日本人という以外誇れることが何もないんだろ」なんていうのはその典型。
まあこれも無理ないことで、これまでネトウヨについての分析として「負け組の社会への不満が近隣諸国に向かっている」「持たざる者が日本人であるということにプライドを見出している」というような語りがされることが非常に多かったわけです。
これについてはいくつか理由があると思いますがとりあえずここではおいておきます。
問題は実際のところどうなのか、です。本当にネトウヨは負け組ばかりなのか。これについては批判的に見る必要があるのでは、と思います。
『日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学― 』(樋口直人)について
実はここで紹介されてる本は読んでないんですが、興味深かったので少し引用します。
“まず最初の筆者の主張は、「欲求不満を抱え、下方へ転落し、社会の縁辺にある者が担い手になる」というのが誤りであり、さらにそれを社会病理の範疇で捉えるのは間違いであるということ。在特会の構成員も、桜井誠のように高卒で非正規雇用というような人はむしろ少ない。経済的には、どちらかという「中産階級」が多いとのこと。日本の在特会の調査でも、社会階層の共通点ではなくむしろそもそもあった保守的なイデオロギーの共通点が特長的。安田浩一が『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』 で描く「しんどそうな人々」(経済的・精神的においつめられた人)というイメージも無理があるのではないかというところから始まる。”
ネット上でネトウヨ丸出しの発言をしている有名人が何人かいます。「ネトウヨレベル」なんて言われたりしてますが身分を隠して匿名で書きこんだらネトウヨとしか思われないんで「ネトウヨレベル」ではなく「ネトウヨそのもの」です。ではその人は社会の底辺なのかというと、東大を出て大蔵省に入って議員になった人だったり航空自衛隊のトップに上りつめた人だったり、底辺どころかエリートなわけです。つまり、ネトウヨになる理由を不満や生きづらさに求めるのはちょっと無理がある。個人的な実感でも「ネトウヨ=底辺」という印象はなく、これまで実際に出会ったネトウヨ的な言動をする人の中にいかにも生きづらそうな底辺の人というのはまるでいません。
おそらく、ネトウヨ底辺説については誤りであると言ってしまって構わないのではないかと思います。ネトウヨ若者説についても同様で、世代はそこまで重要なファクターではない。
そして更に踏み込んで、社会情勢とネトウヨの台頭を結びつける言説自体がそもそも間違っているのではないか、ということをここでは主張したいと思います。ネトウヨが増えているという社会の変化を他の社会の変化の反映であるとする発想そのものが間違いである、ということです。心の闇というのも関係がない。
アポロの月面着陸はでっち上げであるという説があります。子どもの頃、僕はこの説をテレビで知って、そして信じてました。
でっち上げ論者はいくつもの疑問をアポロの月面着陸につきつけます。そのうちのいくつかを紹介しましょう。
・月面には空気がないはずなのに旗がはためいているのは何故だ?
・写真の中で影の方向や長さがバラバラなのは何故だ? 光源が複数あるのでは?
・宇宙飛行士は月面で宇宙服を着たままカメラを操作したようだがそんなことは可能なのか?
・月に行くまでには大量の放射線を浴びるはずだがそれを防護する技術が当時あったのか?
・アポロ計画以後アメリカが地球軌道の外に人類を飛ばしていないのは何故だ?
これはほんの一部で月面着陸への疑問点は他にもたくさんあります。ここでは文字だけなのでちょっとピンとこないかもしれませんが、これがテレビで画像や映像を参照しながら語られるとかなりの説得力を感じてしまうわけです。そして「月面着陸は冷戦の中アメリカがソ連に対抗するためにでっち上げたものであり月面着陸映像はスタジオで撮影されていた!」という結論に「なるほど!」と納得してしまう。一応筋が通ってますから。
念のため断っておくとこの月面着陸捏造説はトンデモの類です。少し調べるだけで上記の疑問への答えは出てきますし、大真面目に唱えたら馬鹿扱いされるんで気を付けてください。
さて、この月面着陸捏造説ですが、これを信じる人を分析して心の闇だとか社会への不満だとかそういったものが出てくるでしょうか。普通はノーでしょう。これを信じてしまう人は単に騙されただけで、その人が騙されやすいか騙されにくいかというのは関係があるにしても社会がどうのこうのというのは関係がない。騙されやすい人はあらゆる世代、階層にいますから世代や階層もあまり関係がない。ネトウヨもこれと同じなのではないかと思うんです。
つまり、右派プロパガンダ・修正主義デマに騙されたらネトウヨになるという単純な話なのではないか、ということです。
もちろん、月面着陸捏造説との違いはあります。月面着陸捏造説の先に反米感情は用意されていませんが、修正主義デマの先には嫌韓・反中感情が用意されています。これはひとつのパッケージとしてある。実は嫌韓・反中感情があるからネトウヨになるのではなく、ネトウヨになる過程でそういった感情が「注入」されるというのが実際なのではないか、というのもここでの仮説です。
この感情との結びつきの有無の違いは月面着陸捏造説は広がりを見せないのにネトウヨ言説は広がりを見せるという違いを支えているものだと考えています。
まあなんにしろ、「南京で30万人虐殺されたというが当時の南京の人口はそんなにいなかった! だから南京虐殺は捏造だ!」とか言い出すネトウヨのことを僕は「大気がない月面で星条旗がはためいている! だからこれは地球のスタジオで撮影されたものでアポロは月に行っていない!」とか言い出す人と同じ人種として見てますし、「韓国ってこんなにひどいんですよ! ちゃんと勉強してください!」とか言って国民の知らない反日の実態とかアフィブログとかのURL貼る人については「アポロの月面着陸は捏造なんですよ! あなたは騙されてるんです!」とか言って怪しげな個人サイトのURL貼るようなアレなことしてんなあというそういう目で見てますはい。
よ、今日は専門外だけど飲んでたらオモシロイ話聞いたからタレコムわ
なお、聞いた本人に了承とったけど変に絡まれてもなんだから新規ソースゼロでお届けします。
オレが言ったんじゃないぞ
opiegro32
太田はネタとかじゃなくて本当に腐ってるから「太田が悪い!」とか言って茶化す風潮はやめてほしいなあ。本人の悪質さが薄れるだけだよ 2013/12/04
太田克史さんってのは、偉大な人だよ。
というネタで飲んでたのが発端で、
この対応ってあたりまえっちゃーあたりまえだよねー、ねー、みたいな話をしてた。
んでだ、ハタと思い至った。
これは、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット、クローズド・サークル全てが含まれているのではないかと。
結論から組み立てた気配のする小説を読んだ時の強烈な既視感が俺を(以下略
だれが、こんなことをしたのか。
ってのは、オレが書かずに既に書かれてるからそっち読んでくれ。
んで、「盗作ではない」という話でこじれてるのはなにか、という話なのだが、
一回ここをハッキリさせとこう。
はい、1番の裁判沙汰にはなりません。両者ともコレはハッキリ認識してる。
盗作の定義ってのは曖昧で、そもそもアイデアは法律の保護対象にはならん。
具体的には『名探偵ドイル』であっても、訴えられて負けたりはしない。
映画ノベライズレベルで同じとかキャラクターが明らかに同じ(二次創作)で無い限り、
もうコレは相当に厳しい。
パクられたと言っている古野まほろの言ってることは突き詰めると
「俺のパクったって言えば許してやるよ」
という事になる。
盗作じゃない盗作じゃないって言ってんのに何度も絡んでるってのは、変だ。
これまで古野について一切、どこかで語ったり、書かれたりしていないのは何故なのか。これらがハッキリすれば、何の問題もないと思います。
自尊心の問題なのよね。
俺を無視するな、と。
そこで、どういう落とし所があり得るか。
ほれ、仁義とかスジとか浮世のギリってヤツ。
さてここで一つの問題が見えてくる。
星海社FICTIONS新人賞で、太田さんイチオシで、CLAMP。
さあ、日程逆算は野暮だからやめておくんだ!
と、いう状況下で、メフィストでデビューしといて他社に移籍した作家のプライドを満たすために何かをするか?
いかにして、それがなされたのか。
コレも俺が言ったんじゃないぞ
brainparasite
さて、高校生で名探偵でって話をしようとして、CLAMP好きそうならどういう"学園"にするだろうか。
普通の高校?そりゃ担任がボディーガードなら無くはないだろう。
ミッションスクール?まあマリア様は見てなくても考証が面倒だろう。
というか、高校ってのは中等教育機関だから、そもそも「伝統的な」高校ってのは難しい。
つうかぶっちゃけた話な、誤解を恐れずに言えば、
明治に諸列強と並ぶ国家にしようと、帝国大学を頂点としたピラミッドを作ったので、
教育機関ってのは、政府か、士族か、パンピーか、みたいな形になった。
慶應義塾を福沢諭吉が立ち上げた時に、政府に対抗した中産階級の教育機関を目指したのは、まあある意味で流れとしては必然だったのかもしれない。
閑話休題。
つまりだ、伝統的な高校で、軍閥のニオイを消しつつ権威を身に纏わせるには、サムライのガッコウってのは、オテガルなわけだ。
古野まほろや太田克史の出身校とか考えると、このへんは興味深いね!
実際に読むと判るけど、中村あきは清涼院流水系の、まあそういう芸風だ。
設定厨って言うよりは、真面目な顔した高校生が賢しらに推理合戦で謙遜しあう、あー、暑くてもぴっちり制服来てんだろうなーっていうそういう感じの話だ。
うっかり私塾からスタートして南洋研究機関を設置した島に移住してたら海軍に施設接収されたり学生総出で米軍に対向するようなおもしろ学園とは根本から違う。
絵は見えてる、書きたい内容もある、ではパッケージをどうしようって時に、誰と誰が相談する?
なにゆえに、それがおこなわれたのか。
別に新人賞でオリジナリティを重視するのはかまわない。むしろ当然である。既に市場に似たような作品があるのならば、多くの読者は新人ではなく実績のある作家の作品を選ぶだろう。
いやー、そうね。
見事に「設定」に関する話しかしていない部分を引いて来ている所にセンスを感じる。
ポイントはね、誰も筆力を話題にしていない所。
高校生で400枚書くのが凄い、という話はしている。
クサしているのは、平たく言えば「見た目」の話。
想像して欲しい。
大日本帝国って名前の世界観で、子爵令嬢の依頼を受けた斬首死体に対面したり、瀟洒なホテルのラウンジで酒かっくらったりするガキどもが右往左往するアニメと、
いちおうは現代社会の公立高校で、女子バスケットボール部の壁写真が無くなったり、体育館でジュース飲んだりするガキどもが右往左往するアニメと、
絵面で観た時に、似ているだろうか?
つまり、星海社にとって芸風というのは、読んで想像した絵面が似ているか否か、だ、
というか、いっちゃなんだがフツーはそうだろう。
完全無欠の生徒会長の号令一下、無理難題を適当に片付けるって書くと「生徒会の一存」も「めだかボックス」も同じになっちまうが、読んで受ける印象は相当に異なる。
判り難かったらこう言い直せばマンガやラノベに詳しくない連中にも伝わるか。
この4作品はいずれもアーサー・コナン・ドイルの描いた誉れも高き史上最高の名脇役がモトネタだけれども、見栄えはずいぶん違う。
勿論、それぞれコナン・ドイル卿には敬意を払ってるが、例えばそれぞれがそれぞれの作品をいちいち上げたりしているだろうか?
(なお、モンタナ・ジョーンズに関してはマルコ・パゴット絡みでセーフ)
星海社に限らず、新人賞ってのは、いちおうは「応募された作品から」って話になる。
ただな、すげえオモシロイとか、ものごっつ読ませるとかじゃ無え。出版できるか、だ。
んだがね、例えば新人賞が出てない回ってのもあるわけで、応募がゼロだったからじゃない。
ほいでだ、「出版すると設定がヤバイ」ってヤツがハイペースで原稿用紙を埋められるとする。
するってぇとだ、
新人賞ってのは、「審査員の考える出版できそうな作品」に与えられる。
別に要件がツマビラカになってるわけじゃねえから、当然応募側はよく判らんで爆死する。
じゃあ、「審査員の考える出版できそうな見栄え」を「見た目で落ちたヤツ」が知ることが出来れば
言ってみれば効率良く新人賞を通過することが出来るってスンポウだ。
ここは、ひらかれていない。
1.選考に関わった全員が『天帝のはしたなき果実』を読んでいないor内容を忘れていた。
2.色々類似点があると気づいていたが、この程度大した類似ではないと考えた。
3.色々類似点があると気づいていたが、読者は類似に気づかないと考えた。
イラストに大御所CLAMPを使っている時点で4番は無いだろう。考えられる可能性は残りの3つ。外野である我々にはどれが真実なのかを判別する術はない。
はたしてそうだろうか。
中村あきのデビュー作、『ロジック・ロック・フェスティバル 〜Logic Lock Festival〜 探偵殺しのパラドックス』の主人公は、『中村あき』だ。
古野まほろのデビュー作、『天帝のはしたなき果実』の主人公は、『古野まほろ』だ。
そりゃあいくら太田さんに縁の深いメフィスト賞たって、50回も近くなりゃあうっかり読んでない作品が合ってもオカシクナイヨネー
って、真顔で言えるだろうか。
そして、そんな作品がぽっと現れた時に、
太田さんが大きく関わる星海社でそれを見逃す編集者が果たしているであろうか?
すべては、めいはくでは、ない。
身も蓋もない話、これが星海社からではなく別の出版社から刊行されていたら、ここまで話題になることもなかったと思うのだが……。
そーねー
登場人物はこれで全部で証拠も全て揃っているので、後は推理するだけでござい、とはならん。
「犯人はおまえだ!」というセリフを一度は言ってみえてモンだが、そうもいかん。
しかしだ、状況を平静な目で見つめた時にだ、
に、世界観だとか設定だとか、小道具の話が入ってないのは、弁護士に相談した結果じゃねぇだろう。
誰が、どのように、何のために、「新本格」推理小説を出版したのかを考えると、
http://anond.hatelabo.jp/20131203122311
海は陸地よりも大きいのでは?という心配だが、本当の海と陸地ならそのとおりだが、富と貧困に関して言えば、富が過去数千年の間に増え続けているのに対し、貧困は減り続けており、現在もこの傾向はますます顕著になっているので、ほぼ心配はないといっていいと思う。
あなたは富める者の自己犠牲によってい貧しい者を救うというイメージを持っているよね。自己犠牲の結果富が薄まって薄まりすぎてみんなが不幸になるじゃん?みたいな。
もちろん自己犠牲行為も寄付、ボランティア、ODA、各種NGOやNPOという形で存在するんだけど、それは貧困撲滅のごく一部の手段に過ぎず、大部分は「投資」という手段でもって世界の貧困は減少しつづけている。
貧困フロンティアは農業、医療、産業、社会の発展により有史以来一貫して後退を続けているが、特に産業革命以降の欧米で貨幣経済が発達したことによりそのスピードが飛躍的にアップした。多額の投資マネーは瞬く間に欧米から貧困を駆逐し、中産階級が形成された。
途中、投資活動の副作用として帝国主義による二度の大戦という悲劇を経験したがそれでも勢いは衰えず、欧米と同じことが続けて日本で起こり、さらには日本以外の東アジア、インド、ロシア、南米、東南アジア・・・・と、かなり乱暴かつ駆け足でまとめではあるが、おおむねこんな感じの順番で、貧困フロンティアが後退した。
貧困フロンティアが後退するところというのは例外なく猛烈な勢いで多額の投資マネーが流れ込んでいるところだね。
あなたもそうかもしれないが、自己犠牲による弱者救済こそ是とする風潮というのは少なからず世の中には存在していて、そのような人からみるとこのような話は面白くないかもしれない。
投資を媒介とした貧困の減少というのは「富める者が自分の富をもっと増やしたい」といういわば我欲がモチベーションになってるからね。
ともすれば汚いとか真の貧困層は救われないとか批判を受けがちだ。
でもそんなことはない。
もちろん、途上国の人間がすべて同時に貧困を脱出できるわけじゃなく、特権階級だったり、有能だったり、ずるかったりする奴らが先に豊かになることは避けられない。プロセスは決して平等でもないし人道的でもないんだが、それでもその先には必ず貧困層が中産階級へとランクアップするという現象が待っている。
なぜなら中産階級が分厚くなったほうが金持ちにとっても都合がいいからだ。中産階級が増えることは、自分の会社の商品を買える人間が増える(市場が拡大する)ということだし、金を持てばそれを失いたくないので犯罪は減り治安がよくなる。差別もマイノリティの問題も富めるものにとってはリスク要因でしかないので、差別に反対しマイノリティの人権を保護する社会を志向するようになる。我欲といってしまえばそれまでだが、豊かになった結果心に余裕がうまれ「みんなで仲良くやろーぜ」という気持ちがうまれた思えば悪いことではない。
親にとっても子どもは稼ぎ手ではなくなるので少子化が進むが、子の幸せな将来のために教育に金をかけるのでそこにも市場が生まれるし、そうやって教育を施された子どもたちがその国をさらに豊かにしていき、やがては次の貧困フロンティアに投資するようになる(念の為に言っておくと給料を銀行に預金するだけでも間接的に投資していることになるからね)。
今、目下の貧困フロンティアはアジアからアフリカへ移っている最中で、中国がアフリカに積極的に投資しているのも、上の話があるとすんなり腑に落ちるんじゃないかと思う。ただし中東は宗教とオイルマネーの問題、アフリカはそもそも投資を受け入れるだけの社会制度が整っておらず部族や宗教の対立も激しくて苦戦している。日本で売買できる投資信託でも中東、アフリカに関するものは限られている。まだまだ一般には投資不適格というわけだね。アフリカが貨幣経済ベースに乗るまでは、ボランティアベースの支援活動が大きな役割を果たさざるを得ないだろう(余談だが俺はそのような考えから国境なき医師団に毎月自動寄付をしている)。
それに先進国だって、少子化とか労働需要の海外移転による失業問題とか格差とか高齢化による社会保障費の増大とか問題がないわけではない。
このような問題はあれど、長期的かつ全般的にみれば世界は「みんなが幸せ」の方向に向かって進んでいるよ。今の日本に住んでいるととてもそうは思えないが(笑)これは間違いのないことだ。
大事なのは世界の富の総量は一定でもゼロサムでもなく増え続けてるってこと。貨幣経済が破綻してしまうとこの限りではないかもしれないが、少なくともあなたが心配するように「豊かなものが貧しい物へ分配することでみんなが不幸になる」なんてことはないから安心していい。
朝鮮期の春画にもたびたび散見される、おっぱい丸出しチマチョゴリ。
春画の内容は、両班らしき役人が賎民らしき下女の乳を揉んでいたり、洗濯する女性を覗き見たり、所構わずレイプしたりというのが多い。
チマチョゴリは男性の性欲を満たすべく、胸の部分が開いており、乳房が露出している格好となっている。
その殆どが男性社会の顕れなもので、今のように胸を露出させない格好を見ると逆に安心する。
日帝時代に朝鮮に入植して文化を与えた事を知れる数少ない証拠なのかもしれない。
それ以前の朝鮮時代は、女性蔑視の世の中だったわけで、欧米文化とかキリスト教のおかげだという意見も確かにあるが、
戦前の朝鮮向けに出てる朝日新聞に当時の文化背景について描写されている。
いずれにせよ、日本帝国がやってきたのは何も侵略だけじゃなかったという事だ。
事実、台湾や東南アジアにも侵略した歴史はあれど、それを咎めるメディアをあまり見ないし、むしろ好意的な意見が多い。
だからって日本がアジアおよび朝鮮を侵略した歴史は事実として残るし、それを非難するのも分からんではない。
日本だってGHQが来たときには大分恨んだもので、当時としてはGHQ以上に日帝を恨んだというのが大きいか。
そのため、現政権が改正案を出すまで、ずっと日本国憲法は遵守されてきたのだから、多分そう言う事なのだろう。
話は戻るが、韓国には日本の伝統文化がある程度根付いたおかげで、朝鮮時代まで続いて来た女性蔑視社会は少なくとも女性の社会進出が達成されるまでに
回復したといえる。
但し、日本という国は仏教伝来以降は非常なミソジニストであるから、現在のように女性の社会進出がなされていても一方で雇用であれば賃金の少ない閑職であったり結婚あるいは出産後は寿退社という形で退職に追いやられるのが必定となっている。
にも拘らず韓国では女性蔑視社会でありながら、現在は女性大統領が統治している。
ただ、韓国という国は、朝鮮時代から続く特殊な社会であることに注意したい。
韓国でもある程度女性の社会進出がなされていても、それはある一定の中産階級以上の女性であって、中人未満の女性たちには、殆どが望まれない婚姻を強制的に結ばされている等と現代社会においても女性蔑視社会である事に変わりはないだろう。
ただ、韓国では一足早く国家の首長に女性がなる等、一応女性の社会進出を世界中に完璧に示した事だろうが、日本では戦後、未だに女性の首長は立っていない。
それどころか、皇族に関しても女性天皇が立つ事に否定的な意見が集中していることからも、日本社会には未だ根底には女性蔑視の風潮が漂っている。
こういった部分を直す事の方が日本人としてのみならず、一介の男性女性としてよほど重要なのではと感じている。
日本が他の先進国に劣って見えてしまうのは結局、韓国のような目に見える形を持たない、それ以上に陰湿な女性蔑視社会が根底にあるためではないだろうか。
無論、日本に限らずアジアでは女性がとにかく蔑視される風潮が未だにある。
インドやイスラム圏を見ても強姦事件が発生すると男性は放免で女性は冤罪であろうと死刑に処される所を見るにその風潮は根深いというしかない。
その中で、アジアでもとりわけ特異な女性蔑視社会を享受する日韓両国を見ると悲しくなってくるのは何故か。
韓国の伝統衣装を見てもこうなのだから、現在の韓国を生んだ日本では今もってたくさんの女性が社会進出を妨げられているに違いない。
http://anond.hatelabo.jp/20130811121749
どの国にも少数の金持ちと多数のそうでない(中産階級以下)がいる。後者の方が圧倒的多数だ。
多数者が民主主義の原則に則り、数の暴力で少数者の財産を没収するというのが、累進課税というシステムであり、それは民主主義上正しい。
それはそれでいいんだよ。そういうシステムが民主主義上選択されたんだから。
自分の利益を最大化するための選択であって、一貫性も道徳も関係ないんだよ。
でもその「民主主義上選択されたという正しさ」を、「思想的に正しいから」とか「道徳的に正しいから」とか「神授的に正しいから」などといった別のカタチでこねくり回そうとするのはクソだ。
ただ単に正当化された搾取なんだからある種の暴力だって自覚して暴力すればいいのに、多数派が自分らが正義であると思い込みたいがために「成金=悪」みたいなレッテルを貼って正当化にいそしむ様が醜い。
金持ってる側もそこに善悪とか見てると疲れるだけだよ。それはただ単に多数決的な暴力の構造なんだから、システムを適当に使って節税するなり、海外に資産を回避させるなりすればいいだけなんだ。