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はてなキーワード: 中産階級とは

2019-04-09

anond:20190409231632

こないだ簡単計算したんだけど生活保護層以下と中産階級層以上は損して無職ワープア層だけにメリットあったわ

2019-03-01

世界人口で今は15億人しか中産階級がいない。

それがこれから15年で50億人ぐらいまで増える。その7割がアジア人

35億人の中産階級が増える。

とのこと。

日本都市人口の100倍くらい?

後に振り返った時に、今の日本ってとてつもない大変革の真っ最中なのかもしれない。

中産階級定義=額面で年収4万2000ドル(約476万円)から12万5000ドル(約1416万円)

2019-02-13

anond:20190213234900

交番に押し込んだり暴走軽自動車召喚してもせいぜい10人も死なないだろう

政治社会保障人権を消せば俺以外の弱者はもちろんのこと中産階級ファミリー層も死ぬかもしれない

死にはしなくてもいろいろ不幸になるなら満足だ

ささやかでもみんなに不安と恐怖を感じ続けの人生をしてほしい

おまえもおまえもおまえもみんな俺と一緒に死ね

2018-12-20

anond:20181218004400

じゃ、極右全体主義になると救われるんですか?

その昔、ナチス政権が成立した後、政権を獲る前に公約していた大資本百貨店規制中産階級自営業保護)とかはちっとも実現できなくて、でもユダヤ人迫害政策だけはばんばんやれたという話がある

「俺の立場は良くならない、でも俺の嫌いなあいつらを引き下げることはできる」これで喜ぶ猿は多い、トランプ政権とかこれだよね

もちろん、阿呆左翼リベラル派を擁護する気は俺もない

が、阿呆右派擁護するためだけに左派を引き下ろす気はもっとない

2018-12-17

庶民馬鹿にしても中産階級にはなれない

しろ楽しく暮らす庶民の力を復権すべき

2018-12-13

anond:20181213122854

OBOGの子女を優先するってんだから中産階級の子女が当落線上でいるにもかかわらず落とされるケースがあるわけでこんなのは許されないだろ。

2018-12-10

anond:20181210032050

ゼロ年代の時の就職不況と同じで、

時代の変化で人材の不足化不足はある程度は常に起こるもの

何にしてもゼロになるわけでもないだろうし、

ぴったりになることでもないだろう。人間だもの

いずれAIとかロボットとかでぴったりに労働供給できるようになるのかもしれないが、

ハイテクすぎてよくわからんし推測できない


農業林業工業ほどにスピード改革はできんだろうから

収穫自体が植えたもの来年にならないと結果でない仕事だし

やはり人材の交代時期を見て変えていくものだろうから

農家の爺さん婆さんや農協おっさん引退した時にでも山が来るんだろう

農業林業って土地を持っていて生産性が有るので

いずれ都会の中産階級立場が逆転するかもね

年収が高給になって若者が「農家になりたーい」といい出すとか(今みたいな感じじゃなくて、もっと大規模に)

それこそAIがどうとかよりさらに次の時代だと思うけど

それは21世紀末か22世紀かw

とはいえこれから地方に急激に人が逆流するとか

都会で人材不足で革命が起こるとかはないと思う

その必要もないからね

anond:20181210025317

なるほど、田舎仕事に溢れた人材都市部が掬い上げてる感じか。

ただ、田舎で言うほど省人材化が進んでいるのかは疑問が残る。

工場みたいなオートメーション化の余地が大きい所はまだしも、農業なんかは言うほど減らせてない気がするんだよなあ。

外国人技能実習生を入れてウハウハって話はよく聞くし、サービス業でも人材不足は目立ってきてる。

都市部だって、膨れた中産階級を養うために外国人労働者をサービス業に宛がわなきゃならないのが現状に思えるんだよな。

anond:20181210020627

別に収奪するのは労働者階級とは限らないような。

しろその『中産階級』をせっせと仕入れているのが今の都市部ではないの?

anond:20181209152324

それも違う

今はどこの先進国中産階級が膨れて労働者階級が減ってる

農業肉体労働が以前ほど人手がいるわけではないからね

「いずれ崩壊して田舎に戻りますね!」「外国から搾取しないと維持できませんね!」

という将来を期待してるんだろうが、おそらくやってこない

富の再分配が昔より上手く行ってるって事なのかもしれない

2018-11-22

映画感想 華氏119

アメリカ政治について、特にトランプ大統領誕生の経緯やアメリカ政治の腐敗についての、マイケルムーア監督ドキュメンタリーだった。

トランプ友達知事による黒人地域迫害民主党の腐敗、銃所持問題、あるいは希望草の根運動高校生による全国的な銃所持に反対する運動公立学校教師ストライキ。そして希望にすがるのではなく行動しろ。またトランプヒトラーのような独裁者と似たような傾向があるぞ、という映画だった。

何でアメリカトランプ大統領が選ばれたのか、あるいはなぜサンダースではなくヒラリーが選ばれたのか→民主党の腐敗と選挙制度崩壊

トランプのような人間大統領になるとどうなるか→トランプ友達経営者スナイダー知事になったミシガン州リントの惨状

この話は聞いたことなかったが、知事政策により水道水に鉛が含まれるようになった。その結果そこの住民鉛中毒になってしまった。

https://www.bbc.com/japanese/36098699

ちなみにこの記事ムーア写真がのってる

知事事態を把握しながら1年半握りつぶす

最後トランプを放っておくと、ヒトラーのような独裁者になるという警告。トランプ権力の延長に興味を示し、民族排他的発言経営者優遇し、中産階級を没落させる政策ヒトラー最初発言過激なだけだと思われていたし、憲法があるからユダヤ人虐殺されることはないと思われていた。

ネットde真実ならぬ、ムーアde真実という感じだが、リベラルなはずの民主党保守化ヒラリーオバマの腐敗、ミシガン州スナイダー知事によるフリント市迫害などは初めて知ることだった。

ボヘミアンラプソディーもいいけど、はてなでこそ流行りそうな映画だと思った。

勉強になるし、怒りもあるし、希望もあるし、恐怖もあるし、行動しなければとも思う。映像としても退屈しないからぜひ見に行って欲しい。

2018-10-28

anond:20181028070303

東京在住の多くの中産階級くらいの所得仮定で考えると、おそらく地方交付税がなければ、税金って半額以下になると思うよ。

2018-10-02

anond:20181002224504

絶対そういうこと言う人が多いと思ってたよ。

最初は私もそう思ってた。

だが、もう日本は諸外国に追い越されるばかりだよ。深刻なんだよ。

日本国内ではそれを必死で隠そうとする力が働いている。そのためにはどんな手段も厭わないほどだ。

国民一人あたりの所得はあと数年、遅くても10年以内に韓国に追い抜かれる。

もはや同じ中産階級なら日本人より韓国人の方がよっぽど裕福だよ。信じられないだろ? 信じられるわけがないんだよ。そういうことを絶対に信じてはいけないって私達は教え込まれているんだからテレビに。

日本物価アジアの中でもどんどん安くなっている。

もう外国人がわざわざお金稼ぐ目的日本に来るメリットなんてほとんどない。今はコンビニかにたくさんいるけど、実情が知れ渡れば来る人はどんどん減る。

いくら外国人、アングロサクソンでない外国人だからって日本人より安い賃金いつまでも働かせられるわけがない。ひどい勘違いだ。外国人を下に見ている証拠だ。しかも彼らはバイリンガルだ。一般日本人よりもよっぽど頭がいいのにこの扱いだ。こういう根本的なレベルでの民族差別的な思考、これが二十世紀から克服されていないという事実日本凋落を決定的なものにしている。

テレビ日本すごい日本絶賛番組ばかりやる。本当に日本がすごかった30年ほど前には考えられないことだ。

本当に日本がすごければ、わざわざすごいすごい言う必要などないのだ。

私を含め、多くの日本人は、明らかに進行していて避けようのない、この日本凋落を、必死で見ぬふりをしてごまかそうとしているんだ。

この発言に対してもきっと、罵詈雑言が投げつけられるか完全無視を決め込まれるだろう。日本はすごいと信じ続けたい人たちによって。

そうしないと、なんとかして今の私の訴えを否定し、論破しないと、なかったことにしないと、彼らの精神崩壊してしまうのだから、悲しいが仕方がない。

2018-09-30

anond:20180930183600

最近は、上から指導など真っ平御免と言う感じだし、無理っぽいな。

 

社会環境管理型権力(店の椅子の硬さで、回転率調整するとか)で人々をコントロールする形になってきた。

もはや、家畜誘導に近い。

 

フツーの生活したいだけとか言って内実は強欲な一般人

まぁわかるんだが、中産階級マジョリティの中だけにいると、そう言う人格が出来上がるようになっていると思う。

そこら辺ある程度啓蒙するのがエリート仕事だと思うが、もう放置気味で、資本主義的に便利な人間が量産されるシステムになっている。

2018-09-24

anond:20180924203315

理性をすっ飛ばし侵入してくる、ある種の「親しみ」の為に、奴ら工作している。

広告全般はここら辺の人間の抗い難い感情に、無意識的に働きかけてくる。

最終的には、金を払うだけの価値はあるんだろう(そうでなかったら、ただのバカ)。

上級国民を目指すなら、知っておいても損はないぞ!

by 中産階級庶民

2018-08-01

財布の差が「街の差=スラム形成」になるロードマップ

あくまでも可能性な。

https://anond.hatelabo.jp/20180731150705

家賃のとりっぱぐれのない年金くらしの老人はむしろインターゲットになるかもよ。

これはさすがに無えんじゃねーかなと、じゃあどうなるんだろかなーと想像してたら、ああスラムってこうやってできるのかなと思ったので。


家賃払えるほど年金が潤沢にもらえる老人には、おそらく持家がある。

逆に、近い将来老人になる賃貸ユーザー年金受給額も小さい可能性が高い。今の老人たちは土地神話があった時代を生きてきた人たちなので家を持つこと=資産形成シンプルに考えていた。そのため中産階級でも持家率が高かったわけだが、そういう空気の中で逆にずっと賃貸暮らしている老人は低所得世帯が多いだろう。

たぶんあと数年で経済移民が解禁されると、比較居住コストが安い都市近郊でも需要一定レベル回復するだろう、すでに首都圏近郊には「リトル○○」みたいな町ができている。西川口チャイナタウン西葛西のリトルインディアなど。そうすると郊外であっても年金暮らしでも借りつづけられるほど家賃が落ちない可能性も出てくる。都心部可処分所得の高い世帯ハイクラスの経済移民の街になるから新陳代謝(建て替えや再開発)が進んで、どんどん「家賃の安いのが取り柄の取り残されたみたいなアパート」的なものも減っていく。

あと10年足らずで団塊の世代後期高齢者になり、中産階級がいなくなり、労働移民が解禁されると、個人収入の差も、家計収支の差も、ますます広がるだろう。そういう貧富の差が住む場所を選別していく。

労働条件が悪い(今の政権方針で行くなら確実にそうなるだろう)経済移民と老人が住む町。それを楽しそうだと思うのも当然アリで、個人的にはちょっと楽しそうだなと思うが、自分が老人になったときにそれを楽しむ精神物理的体力があるかというとちょっと考えてしまう感じもあるね。

2018-06-03

とにかくカネと時間をつぎ込んでいくしかない。

残念ながら子育てに関しては、しばらく技術的なブレークスルーは起きなさそう。

衣食住は、機械化と流通の整備で、100年前に中産階級使用人を使って達成していたレベル以上の利便性を実現しているけど、「楽な子育て」は当分来ないと思う。

とにかくカネと時間をつぎ込んでいくしかない。

仕事や住居を選ぶとき子育てをよく意識する。

ライフプランも、体力ボーナスがあるうちの早めの結婚育児

学生の頃から常識として育児に関して情報収集を欠かさない。

子供がいない人も、家族親族、それに地域の子育てに関心を持ち、参加していく。

レジャー市場規模が70兆、ベビー用品・関連サービス市場規模が3兆なんだって

これはおかしいよ!

比べて申し訳ないけど、たかが遊びと子育て、どちらが大切?どちらに達成感がある?

個人的体験申し訳ないけど、圧倒的に後者だと思う。

僕は比較高齢子供を授かったので、いろいろと趣味もやったけど、子育ての前ではすべてが色褪せた。

別にレジャーを敵視しているわけじゃないけど、世の中優先順位見直して、子育てをどんどん優先していくべきだよ。

2018-05-19

anond:20180519164659

トラディショナル右翼オルタナティブ右翼は実は敵対的なことを主張してるし、サヨクが生み出したというよりもトラディショナル右翼が生み出したものだともいえる。

というか「現代」が生み出したんだと思う。左右軸は「左翼」が発明されたころには貧富と密接に関係していて、右=豊、左=貧だったのが、その後は伝統的右=豊、左=中産階級オルトライト=貧、と分化していったのでは。

トランプ民主党共和党共和党内でも味方がおらずオルトライトの票に支えられていることなどを考えると。

2018-03-23

anond:20180323150954

パワーカップルって実際は殆ど中産階級しかいからな

本当に上の方はそういう高級保育園なり幼稚園なりシッターなり使うけど

そこまでの金は無いんだろ

2018-03-15

anond:20180315112236

から、昔よりはジェンダーギャップは起きにくくなってる半面、貧富のギャップが大きくなっているのが今だということで。

あと、増田が言ってる本物の上流じゃなくて、中産階級の話をしてたので、誤解させてたらごめんね。

2018-02-17

anond:20180217162210

人類がほぼ全て中産階級になるだろうから

100億人がエアコンを欲しがりスマホを欲しがりマイカーを欲しがるようになるはず

資源の枯渇、奪い合いが激化しそう

2018-02-14

アマゾンアップル等を分割すべき、という記事翻訳 (続き)

https://anond.hatelabo.jp/20180214155553文字数制限?に引っかかってしまったのか途中で切れたので続きです。

「003: アメリカ政府より強力」~「005:ジェダイマインドトリック」の前まで

続きはhttps://anond.hatelabo.jp/20180214161344

003: アメリカ政府よりも強力

巨大テクノロジーに屈服してしまったのは連邦政府だけではない。アマゾンの第二本部への入札の一貫として、州とシカゴ市役人アマゾンに13億ドルの給与税を免除し、そのお金をアマゾンが適切と考えるやり方で使えるようにすることを提案した。すばらしい。シカゴ徴税権をアマゾンに渡してしまい、シアトル企業シカゴの住民に最適な方法でお金を使用してくれることを期待しているわけだ。

政府の服従それからひどくなるばかりだ。もしあなたアイスキャンディーを作って子どもたちに売ろうと思えば、高額な食品医薬品局のテストを無数に受け、また原料・カロリー・糖分を表示した完璧なラベルをつけなければならない。しかし、インスタグラムユーザー同意書にどんな注意書きが書いてあるだろう。我々はソーシャルメディアプラットフォームティーンエイジャーの抑うつ状況を悪化させていることを示す大量の研究存在を知っている。自分自身に問いかけてみよう。もしアイスクリーム子どもたちを自殺させやすくしているとしたら、我々はドレイヤーズのCEOがシリコンバレーのディナーで大統領の隣に座るのを肩をすくめるだけで見過ごすだろうか。

こうしたソーシャルメディアプロダクトがタバコと同様の中毒媒介システムであることを信じない人は、7才の子からiPadを取り上げようとして、自分の殺人計画を告げるような視線で見られるといった経験がないのだろう。この手のプラットフォーム中毒性を信じないなら、どうしてアメリカティーンエイジャーが一日平均5時間インターネットにつながったスクリーンに張り付いているのか、その理由自分で考えてみればいい。ソーシャルメディアが与えてくれる様々なご褒美のせいで、我々はまるでスロットマシーンの前にいるように自分の通知をチェックさせられ続ける。子供や十代の少年少女はこうしたプラットフォームがもたらすドーパミンの欲望にとくに影響を受けやすいという研究もある。多くのテクノロジー企業幹部自分の子供にはこうしたデバイスを触れさせないと公言しているのも不思議ではない。

以上のような問題は全て正当な懸念だ。しかしこれらの理由のどれ一つとして、あるいはこれら全てを集めたとしても巨大企業の分割を正当化する理由としては足りない。これから述べるのが、私が信じる四大企業を分割すべき理由だ。

004:トラストを分割すべき理由
経済目的

ヴァンダービルト大学ロースクール教授であるガネシュ・シタラマンの主張は、アメリカには中産階級必要であり、我々の代表民主制が上手く機能するために富がバランスよく分配されるよう、憲法デザインされているというというものだ。富めるものがあまりにも多くの力を持ってしまえば、寡頭政治につながる。だからアメリカ民主主義という舟を安定させるためには中産階級が舵にならなければならないのだ。

経済とそのキーとなる主体である会社の基本的目的は、中産階級を作り出し維持することであると私は信じている。1941年から2000年にかけてアメリカ中産階級世界の歴史においてもっとも優れた「善」の担い手だった。アメリカ中産階級は正しい戦争に資金を提供し、戦い、勝利した。高齢者の世話をし、ポリオ治療にお金を出し、人類を月に送り、世界の他の国に対して、自分たちモデルとなって、消費とイノベーション社会経済改革するエンジンになりうることを示したのだ。

経済の上向きのスパイラルは家庭と企業の間での循環に依存している。家庭が資源労働を提供し、企業がモノと仕事を提供する。競争は発明と優れた製品(ハッピーアワーリアビューカメラetc.)を提供するモチベーションとなり、車輪はいつまでも回り続ける。巨大企業ステークホルダーに対して莫大な価値を作り出す。それなのにどうして私たちの目の前で、歴史上初めて、他の国の中産階級が成長しているのに自分たちの国の中産階級が没落するという事態が起きているのだろう。経済中産階級中産階級が育む社会の安定を維持するためのものであるならば、我々の経済は失敗してしまっているということだ。

過去30年でアメリカ生産性が大幅に向上したのは間違いない。アメリカ消費者があらゆるレベル自由主義社会の羨望の的になったことを否定することはできない。しか生産性の拡大と消費者地位の向上の結果作り出されたのは、高給の雇用経済の安定をすばらしい電話と1時間以内に配達されるココナツウォーターと交換してしまうようなディストピアだった。

どうしてこんなことが起こったんだろうか。2000年代になってから企業投資家が夢中になったのは人間をテクノロジーで置き換えることによって急速な成長と利益の急拡大を可能にしてくれるような企業だった。こうして作り出された巨額の富が安価資本を引きつけ、他のセクター脆弱になった。古い経済に依存する企業と巣立ったばかりのスタートアップには何の希望もなかった。

結果として出来たのは企業にとっても人々にとっても勝者総取り経済だった。社会イノベーション経済の側(領主)とそうでない側(農奴)の二つに分かれてしまった。一つの素晴らしいアイデアがウン億のベンチャーキャピタルを集める一方で、普通の人、あるいはただ幸運でなかった人々(私たちのほとんどだ)は退職後の貯金をするためにもっともっと働かなくてはならなくなった。

億万長者になるのが過去に比べて簡単になったり難しくなったというわけではない。痛いほど明らかなのは過去30年で見えない手が行ってきたのが中産階級を締め上げることだった、という事実だ。30歳の人間がその両親が30才だったころに比べて貧しくなったのは大恐慌以来始めてだ。

何か手を打つべなのだろうか。こうしたイノベーションアイコンたちが、経済の調子を保つための一時的撹乱を行っているだけだとしたらどうしよう。トンネルの向こうではより強い経済と高給が待っているという見込みはないんだろうか。しかしこんなことがありえないという証拠はすでにある。事実、二極化は勢いを増しているように見える。これは我々の社会に対する最大の脅威だ。これが自分たちの住んでいる世界なのだから仕方ないという人も多いだろう。でもその世界私たち自身が作り出したものではないのだろうか。百万人の百万長者を生み出すことからひとりの一兆長者を生み出すことに、私たち意図的アメリカの使命を変えててしまったのだ。アレクサ、これって良いことなのかね?

マーケットは失敗してる、どこでも

今まさに我々は劇的なマーケットの失敗の只中にある。そこでは政府が巨大テクノロジー企業への大衆の熱狂によって黙らされてしまっている。頑丈なマーケット効率的で強力だが、グランドに定期的に入って旗をあげ、チームを動かすレフェリーなしではフットボールゲームが成立しないように、枷のない資本主義私たちにもたらしたのは気候変動、抵当危機、そしてアメリカ医療保険だ。

独占はそれ自体常に違法だったり望ましくないものだったりするというわけではない。単一企業投資を行い、安価サービスを行うのが合理的であるところでは、自然な独占が存在する。しかしこの場合トレードオフとして厳しい規制が伴う。フロリダ電力は1000万人にサービスを提供し、親会社であるネクストエラ・エナジー時価総額720億ドルだが、その価格とサービス基準市民受託された人々によって規制されている。

対象的に四大企業は厳しい規制なしに独占「的」な権力を維持しおおせている。私が彼らの力を「独占『的』」と表現したのは、アップルだけは例外かもしれないが、彼らがほとんどの経済学者が独占の核心だと考える、顧客向け価格の釣り上げを行ってはいないからだ。

しかし、四大企業は我々が本能的に感じる大きな政府への反感を見事に利用し、競争が――私有財産賃金労働自発的な交換、価格システムと同様に――資本主義エンジンの不可欠なシリンダーであることを忘れさせてしまっている。彼ら四大企業サイズの巨大さに加えてチェックを受けない権力によって競争市場は抑圧され、経済本来目的を果たすことも阻害されてしまっている。つまり、活力ある中産階級を作り出す、という目的だ。

空気の供給

どうしてこんなことが起きるのだろう。1990年代マイクロソフトがどうやってネットスケープの息の根をとめたかを思い出すのは有用だ。はじまりは何の問題もなかった。ある会社が優れた製品(ウィンドウズ)を作り出して、それがセクター全体へのポータルになった。今であればプラットフォームと呼ばれるだろうものだ。その成長を維持するため、その会社はそのポータルを自社製品(Internet Explorer)の方向に向け、パートナー(Dell)をいじめ競争シャットアウトした。ネットスケープブラウザの方がより人気で90%のシェアを得ていたとはいえ、マイクロソフト意図的インターネットエクスプローラーを援助しているのでは勝ち目はなかった。

同じ状況は四大企業ではどこでも起こっている。グーグルが上手くマネタイズできるよう、検索結果の最初のページがゆっくり支配されていくことや、iPhoneの画面上の準標準プロダクト(アップルミュージック等)、強豪相手(Snap)を邪魔し、叩きのめせるよう会社(フェイスブック)の持てる全ての資源を按配すること、他の会社がとても競合できないような要求水準の設定と攻撃的な価格設定(アマゾン)。

(不)自然な独占

しかしたら消費者にとってもこういった「自然な」独占の方が都合が良いのかもしれない。しか司法省の考え方は違ったようだ。1998年に、連邦政府マイクロソフト相手に訴訟を起こし、反競争的な慣行を非難した。裁判を傍聴していた人が報告するところによると、マイクロソフト幹部インターネットエクスプローラーをタダで提供することで「ネットスケープ空気の供給を断」ちたかったと証言したのだそうだ。

1999年11月に、ある地方裁判所ではマイクロソフト反トラスト法に違反しており、会社を二つに分割することを命じるという判決が出た(一つはウィンドウズを売り、もう一つはウィンドウズ用のアプリケーションを売る)。会社分割の命令高等裁判所却下されたが、マイクロソフトは会社の独占的な慣行を抑えることで最終的に政府と和解に達した。

和解内容に対して甘すぎるという批判もあったが、司法省があの時マイクロソフトを有望新進企業を芽のうちに潰してしまうという罪状で警告することがなかったら、今のグーグル――今や7700億の市場価値があり、自由市場の信奉者にとっての希望の的だ――が存在しえたかどうか、考えてみる価値はある。反トラスト法がなければ、マイクロソフトマーケットの独占を利用して、ちょうどウィンドウズによってネットスケープ安楽死させてしまったように、グーグルよりもBingを使わせるよう仕向けていただろう。

司法省マイクロソフトに対する訴訟が、マーケットに新鮮な酸素を送り込むという点で最も大きな効果を持った例であることは確かだ。株価にして何兆円ものドルを解き放ったのだから。四大企業による力の独占は、酸素不足のマーケットを作り出してしまった。私は何十回も小さな会社によるベンチャーキャピタル向けプレゼンを聞いたことがあるが、そこで説明される内容はどこでも、いつでも同じだ。「四大企業とは直接戦えませんが、四大企業の買収先としては素晴らしい会社になれます」。その細い針の眼を通すことが出来なければ、会社はその幼少期を生き抜くために必要酸素(資本)を絶たれてしまう。IPOもベンチャーキャピタル資金提供を受けた企業の数も過去数年で着実に減少している。

かつて「悪の帝国」そのものだったマイクロソフトと違い、グーグルアップルフェイスブックアマゾンは巧妙なPRを洗練されたロビイング――オプラ・ウィンフリーコーク兄弟をかけ合わせたようなものだ――と組み合わせて、マイクロソフトに課されたような批判からほとんど逃れおおせている(https://anond.hatelabo.jp/20180214161344に続く)

2018-01-22

anond:20180122141235

現状の労働基準法正社員保護しすぎる法律だというのが財界統一見解で、確かにそれは一理はあるのだが

一方で日本労働者保護のための社会的な土壌がほぼないため、ストライキすらまともにできないからね今や。

このまま米型の雇用フォーマット運用ちゃうと労使ともにうまく機能しないだろう。

一方で、米型の雇用が本当にうまく行ったかというと、トランプ出てきちゃったわけで。

今までの労働者の使い方も、労働者権利の確保の仕方も、どちらも合わなくなってきている。

そもそも先進国は、すでに労働者の数=利益の額、というシンプル牧歌的資本主義からはとうの昔に卒業させられており、

先進国中産階級が居なくなってきている。

消費の中心者である中産階級層が減少する「痩せる」のは、企業側としても困った事態であるはずなのだが、

今のところはまだ世界中くまなく探せば「簡単に売りつけられる相手」は見つかるので、財界としても労働運動側としても見てみないふりをしているのだろう。

中国消費社会化した、次は東南アジアだ、その次はアフリカ北部もまだ残っているし。アフリカ中・南部都市部ならまだまだ「消費社会化」できる。

まぁこれも保ってあと1020年で「簡単に売りつけられる≒労働力安価」な人々探しも、ネタが尽きて終わりを迎えるだろうけど。

それなら奴らを人工的に貧しくしてやれ、戦争だ、と考えていたりするネオ老害世界中にいたりも。

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