はてなキーワード: 狭き門とは
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.recordchina.co.jp/a156895.html
で「配給会社の買取だった」ことにブコメの話題が集中しているが、あちらの外国映画事情
(中国ではもちろん日本の邦画も外国映画である)について基本事情が全く知られていないようなので少々。
中国(厳密には中国本土)では外国映画の輸入(公開)に政府による本数制限がある。
(少し前に聞いた数字なので今年は少し違ってるかもしれない)
*末尾に追記
これが枠の全て。中国の映画オタは年間64本見るだけで「俺は今年公開された洋画全部見たぜ!」と言えるわけだw
当然、中国の配給会社は貴重な外国映画枠を確実にヒットが狙える作品にしか使わない。
外国映画が興収1億元レベルで終わったら(日本ならそこそこヒットだが)、中国ではたぶん買付け担当者の首が飛ぶ。
外国の映画製作会社としては当然a.枠で売りたいところだが、ここは大激戦区になるのでハリウッド大作や
ドラえもんのような中国市場で確立されたブランドIPのシリーズ作品以外は全くお呼びじゃない。
「なんで君名を売り切りなんて安売りしたんだ?」というより、そもそも輸入枠全体の9割をハリウッド勢が占める中、
「日本映画が中国で公開される」こと自体が年数本しかない狭き門で、実績の無いオリジナル新作アニメが
「中国公開に漕ぎ着けた」(=3億円ぽっちだがb.枠で売れた)だけでも、結構もうけものなのだ。
ブコメでは「中国では無名の監督の作品を7000スクリーンで公開した賭け」が注目されていて、
それは確かにその通りなんだが、そこは配給会社の光線伝媒にとっては、掛け金の一部でしかなかったはず。
「公開規模の大きさ」以前に「実績無い新規IPに外国映画輸入枠を使う」「緊急的な公開」の2点でも大きく賭けてる。
日本での公開から僅か1ヶ月で上映日程発表してるということは、買い付け交渉の開始はまず確実に日本での公開前だ。
すなわち日本での大ヒットという実績が出る前に、確実に稼ぐ使命のある外国映画枠を一枠使う決断をしてる。
もしかすると君名を今年中に公開するために、買い付けてた他の外画1本お蔵入りにして枠作ったのかもしれない。
字幕準備や上映スケジュール調整は特急でやる(その辺は中国企業の得意技だ)にしても、公開自体も異例なまでに早かった。
無名監督のアニメに火をつけるには日本ウォッチしてるようなアニヲタ連中の口コミ(=SNS)が火口として大事だから
「彼らの間で話題になってる内に」と急いだのだと思う。
なにせ中国には検閲がある。外国映画なら公開日程だってお上の内諾が(非公式だが)必要。
物があれば即上映できる国ではないのだ。
最近は綱紀粛正で「賄賂で何とでもなる」わけじゃないので、その辺の許可が間に合うかどうか自体も賭けだったはず。
「大宣伝と大量のスクリーン」は「日本での大ヒット」という一応の根拠あっての話なので、むしろこれは勝算が見込める賭け。
本当に博打を打ってるのは日本公開前から走っているであろう「外国の新規IP買い付け」と「特急公開の準備」の方だったはずだ。
「君の名は。」の中国大ヒットで「アニメ映画は中国市場で稼ぐといいいんじゃね?」という意見が散見されたが、
今年は恐らく興収1兆円超えてくる(日本の4倍以上だ)であろう中国映画市場だが、そこで邦画が稼げる額は
全邦画合計しても基本的に「数億円x数本/年」にしかならないのだ。b.枠を全世界の映画と争ってる限りこれが上限。
もちろん外国映画輸入枠の撤廃があれば別だが、ずいぶん以前からWTOで非関税障壁として問題にされているにも
関わらず、この制度は続いていて近々に撤廃されるとは思えない。何より中国政府に撤廃の動機がない。
(もちろん中国のことであるから、鶴の一声で一晩でひっくり返るかもしれないが)
「数年、あるいは十数年かけてハリウッドと戦える知名度やブランドを中国で築いてa.枠に食い込むのだ」
という長い目での種まきをやる話ならともかく、日本の映画業界の当面の飯の種として考えるのは
ブコメnovak777氏指摘の、けろっと氏による今年の外国映画輸入枠→
https://twitter.com/kerotto/status/806005804486639617
恐らくa.枠10増、b.枠10減、c.枠微増って感じなので、c.枠はハリウッド独壇場としても、a.枠が拡大しているとなれば
邦画にもa.枠に食い込むチャンスが出てきたのかもしれません。
先程、下記の記事を見た。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49798
紹介されている本は未読で、この記事も流し読みした程度なのですが、
自分は今日が人生さいごの日だったら、何をするかなあ、と考えたので、書く。
あさ目が覚めて、これが最後の1日だったら、
外にお出かけしても良い程度、鏡を見て、じぶんでいいねーと思える程度に、
シュッと(化粧もして)整えた、さっぱりと気持ちの良い格好をする。
部屋やPC内にに見られて困るようなものはないので、このへんはそのままでいい。
各種アカウント類は整理しといた方がよいだろうか?ID開放のため。でもめんどうだなあ・・・まあそんなにないし、いいか。
それから、お出かけする。
本は、夏目漱石「草枕」と、、、あとジッドの「狭き門」とか、それともアラマタ大辞典とかにしようか。重いか。
助手席にはお気に入りの・・・相棒のぬいぐるみを乗せて、出かける。
私はとてもとても好きなので、どこまでも行っちゃいそう。
シンガポールのボタニックガーデンのようなところがいいなあ
まあここはシンガポールじゃないので、
土日になると家族連れでにぎわう系の公園の、気持ち良い木陰を探す。
気候がわるかったら、広い図書館か、お気に入りのカフェでもいい。
気分によって適当に海まで行ってもいい。
そうやってふらふら好きにしたら、夜は
すべてが準備されるようなところで過ごしたいので、良いホテルに泊まります。
満室なら残念です。
携帯電話はおいていくつもりなので、いきあたりばったりで
泊まれるところにとまる。
もしもその日の終わりにバタリと息の根が止まってしまうなら、ホテルはナシ。
どこか誰もしらない場所で、つまり猫が死ぬときにふっと姿を消して死にざまを見せないように死ぬのが一番理想なので
よいところを探して山へ分け入って分け入って、そっと山の肥やしになりたいなあ。
その場合は車はおいて単身そういう場所を探さないといけないので、
事前にいろいろ調べないといけない。たいへんだな。
きっと葬式などをあげたいだろう。
となるとやっぱり身体はわかるところに用意しておかないといけない。
しかし、最後に家族のもとへは赴きたくない…ひとり穏やに過ごしたい…
そうして、そうっと、すぅっと、消滅したいのですが、人間は社会的生物なので、なかなかそうはいかないようです。
あと、ありがたいことに、愛すべき友人たちもいるのですが、
彼ら・彼女らの幸福は、基本的にはいまから死ぬわたくし以外のものがもたらすであろうから
別のここで何か最後に一手かかわりを持とうとする必要はないと考えまして、
連絡などはせずそっと早くに忘れてもらうのがいいよなあ、と思うのだった。
と一通り考えてわかったことは、やはりというか、なんというか、
私が求めているのは、穏やかにひとりでそ・・・っと何もせず何もおこさず関わらず
わたしにはわたしがいれば完結して満足してしまうところがあるのだった。
実際には今日私は死なないし、私のことを好きな家族をぽいっとするほど薄情にもなれないので、
漫然としごとをして漫然と好きな本をながめて漫然と人の面倒をみて漫然と生きるのであった。
・最低でもMARCHぐらいの私立難関大1,2年生(カースト低め)
何故か?というと、自分が経験した確実なデータがその層のものしかないからです。
具体的な統計とか一切使わずに経験則や周りの実情のみ参考にし、
あくまで私が
「万が一、人生2周目プレイが可能なら過去の自分にどうアドバイスするか?」
なので、筆者のスペックが
・志望業界:ブラックでなければどこでもいい、総合職も一般職も見る
という大学名以外カスみたいなレベルであることを念頭に置いてください。
似たような感じの人ってたぶんいっぱいいると思いますが
私がそうでした。
どうにかこうにか就活を終えて思ったことを箇条書きにしてみました。
<総合編>☆世間は思った以上に陰キャに冷たい、学歴だけで勝負できる世界じゃない
・余程のスキルがない限り、就活で陰キャが陽キャに勝つのはほぼ不可能
→中高から体育会系の部活入ってるような陽キャはほぼ確実にさっさと大企業に決まっていきました。
逆に、文化系カースト底辺民で唯一早めに就活終わらせた人は帰国子女でした。
見る限りオールラウンド系パリピは資格の有無で明暗くっきり分かれるイメージがあります。
→まず面接で「なんでこの大学で総合職で応募しなかったの?」って聞かれまくります。
大手商社の一般職なんてゆるふわキラキラ美女しかほぼ通りません。エリート様の嫁候補なので。
ビジュアルに自信がない人は最初から総合一本に絞ったほうが無難だと思います。
自分や似たようなスペックの周囲も含めて一般職に内定貰えた子は0でした。
→就活やってると「ありのままの自分で勝負!」とか、説明会なんかで飽きるほど言われます。
企業側の欲しいキャラの判別を簡単にするためにこういう誘導をしているわけです。
でも、経験上大企業や人気企業の総合職で陰キャが欲しい企業なんて殆どありません。
営業なのにコミュ障でどうやって他社と交渉するの?って話です。
営業もできる陽キャを取って配置転換すればいい話ですし狭き門なので…)
ありのままで適性検査(性格診断)受けてた頃はバンバン落とされてましたが、
・ストレス耐性がありそう・社交的そうな選択肢を露骨に選んで、
面接でも陽キャのエピソードパクって辻褄だけ合わせて話してたら通るようになりました。
→言われなくても知ってると思いますが一応。
中高時代の友人でなんの取り柄もないのに採用人数1桁の業界大手に決まった子は
同様のケースをいくつも耳にしているので、
コネ無しで採用人数1桁の大手を本命1本に設定するのは諦めたほうが良さそうです。
・第一志望の業種を絞るのはやめろ
業種絞ったカースト底辺民がその業種に決まったところを正直見たことがありません。
労働条件や雰囲気以外に興味がなかったことに尽きると思います。
<大学編>☆会話の引き出し、社会の動き方をなんとなく理解する、英語のスキル、コネを作る時期
評価なんてどうでもいいので、4年前期にしかとれない必修を残さないことが大事です。
運動神経がない人はランニングがほぼないアーチェリーとかどうでしょう。
ガチ体育会系が無理ならなるべく歴史あるイベント運営系サークルに入るのが
→バイトの経験はESや面接のエピソードで一番使いやすいです。
なぜなら部活やサークルみたいに調べたらブログとメンバー表が出てきて…
短期で1日だけ経験したバイトのことでも、いくらでも盛れます。
期間とかやったことは全部盛って、会社によって使い分けてました。
いろんな業種のバイトをしたことで、社会の動き方の一片を学べたのか
・資格を取れ
→特にTOEIC。700点とかないとエントリーすらできない企業がままあります。
・縁を大事にしろ、中高時代の部活の先輩とかコネの宝庫になりうる
→中高時代の先輩とほぼ連絡とってなかった自分と、コンスタントに付き合いを維持していた友人とでは
あと同じ大学の友人が自動的に多いのは本当にメリットでしかない。
大学からの友人を1から作るのはコミュ障には本当に骨が折れます。
→TOEICは本当に大事です。現状でカースト底辺民が逆転できる切り札かも。
英語と体育会系部活に全精力を注ぐと就活においてかなりの成果が見込めると思います。
以上です。
あくまで自分の経歴に当てはめての後悔であり、極めて狭い知見の中からの結論なので
嘘は書いてないけどソースも示しようがないので。
とにかく過剰に学歴に期待するのはやめましょう。
障害者ボランティアに行っていた頃は、もう司書の仕事についていましたよね?
どうみても自分の意志で、自分の金と時間を浪費していますね。家にまともに金も入れずに。
あと、市の嘱託職員についてですが大多数の人がキャリアパスを期待してると思います。
公務員の採用数、離職数、年収等のデータはすべて公開されています。嘱託のデータも同じです。
どんなキャリアパスが有るか、公開されている物で確認可能です。
そしてキャリアパスを期待との事ですが、医者に養生を勧められてボランティアに行くと(お前が)言ってる人に、
官報見ればわかる凄まじく狭き門の非正規職員→公務員を目指せと?
千里眼や予知能力は全く関係有りません。あなたとご同類の無能がお花畑な妄想で10年以上も1ヶ月98時間しか働かなかった結果がコレです。
夢を目指して始めた就職活動。
とは言っても呑気なもので、4月の半ばにスーツを買いに行ったら店員のお姉さんに笑われた。
好きな会社の情報しか見ていなかったから、就活が3月から始まることなんて知らなかった。
それから行きたい会社の説明会を回ったりエントリーシートを書いて送ったりした。
結局受けた企業は10社もなく、ある1つの会社を除いてエントリーシートは全て落ちた。
エントリーシートの書き方も知らず、バカ正直に自分の書きたいことばかり書いていた。
就職活動の場において「やる気と熱意」というのはあまりにも無力だった。
たった1つだけ最終面接に漕ぎ着けた会社があった。大本命だった。
夜行バスの中で眠り興奮して眠れずにシュミレートした、たくさんの喋りたいこと。
何一つ喋ることはできなかった。
そもそも面接官が聞きたいことはそんなことではなかったのだろう。
あまりにもトンチンカンなことばかり言うからきっと面接官も困っていたはずだ。
なにより、
ゼミのための予習と
結果は言うまでもなく「お祈り」だった。
持ち駒がなくなったが、なんとか志望の業界に近い仕事を探しだし、
説明会でエントリーシートを提出するためだけに再び東京へ向かった。
藁にもすがる思いだった。
やっぱり落ちた。
この辺りで心が折れた。
7月だった。
自分にはやりたいことををやる資格がないことがとても悔しかった。
そうして夏休みを迎えた。
就職活動と卒論があるからと週1に減らしてもらったバイトへ身体を引きずる以外、
時々起きて求人サイトを見るが、やりたい仕事は見つからず、さらに泣いた。
手付かずの卒論に心は焦る。でも焦るだけで、なにもできなかった。
前期の授業料を払った口座の残高を見て肝が冷えた。
12万。これから半年間毎月奨学金が振り込まれるにしても、あまりに心もとない金額だった。
そうして本当に何もしないまま2ヶ月が経とうとしていた。
内定も絶対に無理なことではないのだろう。秋をすぎて内定先を得た先輩たちをよく知っていた。
卒業もできないことはないだろう。うんこみたいな卒論を書くことになるが。
でも自分にはそれに立ち向かっていく勇気はなく、これ以上に心が潰れていくことが怖かった。
せっかくやりたいと思うテーマを見つけた卒業論文をてきとうに済ませてしまうのも、
嫌だった。
あとは自分の心を立て直すこと、メンタルをしっかりとコントロールすることに費やした。
そう安心した矢先、家庭やバイト先、人間関係などプライベート面で信じられないほどのトラブルにも見まわれたが、
残った単位をしっかり取り、卒業論文も進め、心も立て直し、新たな気持ちで3月を迎えることができた。
就職活動の流れようなものも理解して、しっかりその波に乗っかることができた。
去年の反省から違った業界を覗くようにもなった。他にもやってみたい仕事を見つけることができた。
エントリーシートや面接の乗り越え方もなんとなく理解し、選考を進んでいくことができた。
面接に落ちることはあっても割り切り上手にもなった。
なんども行き慣れた東京でも時間の使い方なんかも上手くなってきた。
それでもやはり就職活動の大変さに驚く。
完全に学校に縛られることはなくなったはずだが、暇ができたような感じは全くしない。
やっぱり工夫はしていてもお金はどんどん減っていく。
去年失敗したのはしょうがないことだなと思えた。
ところがどっこい、6月の頭にまた持ち駒を失った。
面接ではどこでもそれなりにしゃべれていた。
落ちていくのは「合わないな」と思った会社だったので気にしなかった。
片方ではヘマをしていまった。片方はサラッと落ちた。
ヘマをしてしまったのは惜しいことをしたが、
受けていたところはどこも狭き門だったのでそれこそ「ご縁」がなかったのだろう。
持ち駒を失った時、自分が体力的に疲れ始めているのを感じたし、
資金の消耗も激しく、交通費などでクレジットカードの支払いがかさんでいた。
少し休んでまた始めればいいや、そう思って就職活動を2ヶ月ほど一度休むことにした。
説明会にいっても心は沸き立たず、
面接にいってもどこか身が入らない。
そのうちに求人を見ていても興味が湧かなくなった。
このままでは拉致があかないと思い、いわゆる求人紹介会社を利用してみる。
あまり話も聞いてもらえないままにとにかくIT企業を紹介される。
いつまでも駄々をコネてられない、何も見ずに判断するのも良くないだろう、
そう思ってとりあえず紹介された会社の選考でスケジュールを埋めてみる。
やはりちっとも興味を持てなかった。
イヤイヤ選考に足を運ぶ日々が続いた。
ただただ怒っていた。そして、至極もっともなアドバイスをくれた。
「しっかり目的意識をもって行動できるはずの人なのに、全然うちに入りたいという意識が感じられなかった。
本当に入りたいの?違うんじゃない」
「本当はやりたいことがあります。」
「そう思います。
多分自分は取り繕いきれません。」
「ちゃんとやりたいと思える仕事探した方がいいよ」
「はい……」
この1年で何も成長しなかった。
この期に及んで自分のやりたいことしかやりたいと言えない、わがままで不器用なクズだ。
どこかでちゃんと覚悟を決めなきゃと思いながら、ずっと心はイヤイヤ言っている。
でも、どうしても自分の心にふたをすることができないのだ。
半端な気持ちで面接に言っても「ははっ、やりたいっすね~w」みたいな舐めた態度に見える。
じゃあこんなクズは素直に卒業してアルバイト扱いからでも行きたい業界に潜り込むか。
でも、今から全てを投げ打ってでもそういう努力ができない自分は結局クズなんだよな。
時々ある行きたい業界の二次募集や小さい零細会社の求人に手を出す勇気がない。
いつのまにか「やりたいです!」と言う気力さえ失ってしまった。
あれも嫌、これも嫌。
結局自分はなにをやりたいんだろう。
ああ、そうなんだろうな。
毎年多くの人が入社し、それと同じくらい多くの人たちが辞めていく、そんな会社だった。
そんな中で自分のような同期や後輩たちがくたびれて辞めていくのを目にしていたのだろう。
やりたいと思える仕事を見つけたい。
でも、少し疲れてすぎてしまったし、
なんだか見つけられる気がしないんだ。
「『博士課程行くの?』と聞かれたと仮定して、絶対行かないよって決めてる人はその理由を一旦紙に書けるだけ書いてみる。そして最後に質問を『なんで修士課程行くの?』に変えて、紙をじっと見る」という遊びは危険なので、該当する人はくれぐれも院試勉強中などにやらないように
というつぶやきがあったのでやる.
行かない理由の結論としては研究するモチベーションもインセンティブもないことである.
依然として僕の価値観としては, 修士に行って博士に行かないことは妥当だと思えた.
- 本当に研究したいことなどない (解決したい問題はあるが, それは小学生が宇宙飛行士に憧れるのに似ている)
- このネタで論文をかけるかどうかしか考えていないことに嫌気がさす
- 常に研究のことが頭から離れない3年間(B4, M1, 2)につかれた
- さらに3年間は長すぎる
- 労働環境が劣悪
- とても月20万(DC1, 2, etc.)だけでやろうとは思わない
- 日本の大学機関は衰退していくであろうという僕の想像 (大学教員という職業は狭き門であるし, そもそも魅力的ではない)
- 就活でアピールできるものは「勉強頑張りました」しかなかった
- 業績を稼いでそれをアピールしようと思った
- 1 on 1で飲みに行く友人は片手で数えられる
- 彼女などいなかった
- バイトなどはしていない
- 平日は大学と家の往復
- 土日は引きこもる
業績は修士としては十分すぎるほど稼いだ.課程博士の審査基準をすでに満たしている.
業績だけみると, 僕の分野の修士では日本においてはトップレベルだと思っている.
「エリア職」って書いてあったからエントリーして説明会参加した。
そしたら、「全国海外転勤が出来る事が前提」と言われた。話が違う。
こっちだって長く働きたいよ!結婚して出産した後も働きたいよ!でもさ、男女全国転勤って別居覚悟だし地元にいる親の介護も考えないといけないのに勤務地限定採用少ないし妥協して転勤ある職種就いてもどこに飛ばされるか分からずビクビクしながら働いて夫と勤務地離れたら辞めることも考えないといけないし結局、長く働くのって難しくないですか?
「女性の社会進出」なんて言ってるけど結局、「仕事or家庭」選ばされるじゃねーか!共働きとか難しいじゃん!という愚痴。
「女性の社会進出」「ワーク・ライフ・バランス」って言うなら「どこで働くか」の選び方も自由にして欲しい…。せめて、「結婚した後に夫婦の勤務地へ異動できる制度」というものが確実にある状態になってほしい。そう思いながら就活してる。「彼氏諦めるか正社員諦めるか」なんかで悩むのおかしいと思う。
結局、女のキャリアって「結婚しない総合職」「狭き門の一般職」「派遣社員」のどれかだよね。
ましてや男性は全国転勤の一択しかないのが現状。男性だってさまざまな事情があると思うのに。「男がバリバリ働いて全国飛び回って女や子どもが付いて行く」というのが当たり前でいいのかな…。女が全国飛び回って男や子どもが付いて行く家族が当たり前のようにいてもいいと思う。
「多様な働き方」なんて全然出来ないじゃん!
就職活動していて本当にそう思った。もうこれ「働き蜂になってくれ。なれない奴は死ね」って言ってるようなもんじゃん…。
仕事と家庭なんて両立出来ないのは分かってるけど諦めたくない。
彼氏の学歴や年収で結婚や付き合いを諦める事はしたくないし私の勤務地のせいで彼氏もしくは旦那に「仕事辞めて」なんて言いたくないし私も言われて会社を辞めたくない。別居なんて単身赴任なんてもっと嫌。私も親が別居していて寂しかったから。
地方旧帝大博士卒の地方国立大勤務だけど、博士卒なんて報われない。就職が遅れるし狭き門だし、大学教員だったら給料も低い。博士なんてのは趣味にのめり込んで卒業が遅れたダメ人間とさして変わらない。
博士課程に行きたいとか言ったら指導教員が博士卒の報われなさを教えて止めるもんだと思ってた。俺も止められたし、今となってはそういう学生を止める立場だ。それでも進学したいならどうぞご自由に。今でこそパーマネ准教授やってるけど、ポスドク時代このまま失職したら実家に頭下げて畑耕すしかないなと思ったことも一度や二度じゃない。ただそんな時も、そういう状況になる可能性を予め分かってた上で博士号とってアカデミックに進んだわけだから、不平不満みたいなものはなかった。学会で会う元指導教員は親身に相談に乗ってくれたし、学会幹事などの仕事を振ってくれたので履歴書も少し豊かにもなった。一般企業で出世したかつての同期は「いつでもうちの会社に紹介してやるぞ」と言ってくれた。まあその後、なんとか現任校で職にありつけたわけだが。予想していた未来と比較すると上々だと思う。
最近仕事の関係で東大卒東大勤務の先生とそこの学生によく会うんだけど、あそこはどうも文化が違う。勉強の出来る奴は偉く、博士課程に進む奴もっと偉い選ばれたエリートだ、みたいなことを本気で信じてる。やばい。さすが受験勉強しかしてこなかった奴は視野が狭い。その研究室、狭い分野なのに何人も博士課程に進んでる。専門が似たり寄ったりの博士をこんなに輩出して大学や国立研究所で就職先が見つかるわけがない。当然OBOGには高齢ポスドクや民間就職者がそれなりにいるわけだが、飲み会ではそんな先輩への中傷が始まる。○○先輩はダメだった、俺ならすぐポストを手に入れてやる、みたいに。教員も止めない。むしろ焚き付けてやがる。
ああ、なるほどな。博士課程からポスドクのころ、同じ学会(研究会)でたまに会う男がいた。まあ優秀やつだったと思う。だが分野がちょっとニッチだったこともあって、ポスドク以上の就職先はなかなか見つからなかった。懇親会で俺から「民間就職も考えている」と話題を振ったことがあったが、そいつからは(酔っていたのもあるだろうが)「そんな負け犬みたいな選択肢は考えてない」と切り捨てられた。俺は当時、なんて了見が狭い奴だ、変わった奴もいるものだ、と思ったものだが今なら分かる。彼も東大卒だった。別の研究室だったとは思うが。俺がいま仕事で会う東大の研究室のようなところであったなら、さぞ肩身が狭かったろう。出身研究室を頼るどころか後ろ指を指され、肥大し尽くした自我を抱えて、どれほど苦しんだことか。俺が就職を決めた時も「そんな地方大で研究なんて出来ない」と言われたが、そう言いたくなる気持ちも今なら分かる。
最近、高齢ポスドク問題、博士のセカンドキャリアというような話をネット上で目にする。ただそこで語れるような博士取得者の進路希望の狭さとか、研究業界の閉鎖性みたいなものは、ほとんど東大(と京大?)独自のものなんじゃなかろうか。まあ医師をを除くと日本に存在する博士の大部分が東大卒(と京大卒?)なのかもしれないが。いずれにせよ、不気味な世界もあるもんだ。
4日前にニャートさんがキャリア論に関して以下のようなエントリーを書いた。
http://nyaaat.hatenablog.com/entry/2016/04/30/182924
ニャートさんが自身のキャリアを振り返り、どうすればもっとうまくやれたかというのを振り返るエントリーだった。
http://anond.hatelabo.jp/20160502202547
ニャートさんと同じ一橋を卒業した編集者がキャリア論を語った増田だ。
主張は2つ。"「学校は身の丈」「就職後は転職できるスキルを磨け」"
その「嫌な気分」というのをここに言語化しておきたい。
自分がこの増田を読んで「嫌な気分」になったのは「ニャートさんが『底辺』になったのは自己責任だ」と遠回しに言っているように読めたからである。
同じ一橋大学を卒業し同じ編集業の仕事をしていた増田とニャートさんのキャリアを分けたのはパニック障害を発症したかどうかである。
ニャートさんは過労によってパニック障害を発症し、一方で増田はハードワークをくぐり抜け、今でも正規社員で働いている。
では、なぜニャートさんはパニック障害になり、一方でなぜ増田はパニック障害にならずに済んだのだろう?
その原因はニャートさんが自分で振り返っている通り、ニャートさんの編集に対する適性がかけていたということだろう。
ストレス耐性や編集業に対する適性がかけていて、結果的にニャートさんはパニック障害を発症してしまった。
メンタルの強さは人によって違い、それを鍛えるのは難しい。
編集業に適性がないこと自体はニャートさんの責任とは言えない。
ニャートさんに責任があるとすれば自分に合った仕事を選べなかったことにある。
だが、社会経験のない学生が自分の適職を選ぶことが、今の就職活動のシステムで可能とは思えない。
嘘ばかりの会社説明会、ホラを吹く人事、面接官の感性による適当な面接……etc
結局のところニャートさんがパニック障害に至り、非正規に転落してしまったのは不幸であるとしか自分には思えない
にもかかわらず、この増田はどうもニャートさんがパニック障害になり、「底辺」になったのは自己責任であると考えているように思えるのだ。
それをを示しているのは「転職できるスキルを磨け」という増田のアドバイスである。
増田はスキルを自分が身につけていたからこそ、出版業が斜陽になっても他業種へ転職でき、今では年収1000万近く給料をもらっていると述べている
しかし、ニャートさんのキャリア論に対してこのような返答をするのは、ダメだと思う。
不運にも「底辺」になってしまったニャートさんに対して、自分が1000万近く年収をもらっていることを自慢すること自体まずどうなのかと思う。
そして1000万年収をもらえるようになったのは自分に「転職できるスキル」があったからと増田が発言するのは、暗にニャートさんが「転職できるスキル」がなかったから「底辺」になってしまったといっているように聞こえる。
「転職できるスキル」があればニャートさんは非正規から正規社員に返りざけるのだろうか。
それは違う。
散々ニャートさん自身が呪詛に近い言葉で非正規社員から正規社員に戻ることの難しさは述べている
http://nyaaat.hatenablog.com/entry/2016/03/16/072339
ニャートさんは編集業以外にも翻訳のスキルなども持っている。それにブログの文章を読めば、高い能力を持った人間であることはすぐにわかるはずだ。十分スキルを持った人だろう。
だが、そんな高い能力を持ち、しかも一橋大卒というアドバンテージを持ち合わせているニャートさんでさえ正規社員になるのは困難な道なのである。
おそらくニートとしての空白期間とパニック障害持ちというディスアドバンテージがニャートさんを苦しめているのだろう
しかし、何度も書くか、ニャートさんがニートになったのもパニック障害になったのも彼女自身の責任はほとんどない。
それなのに「転職できるスキルがあればいい」とニャートさんのキャリア論に対して返答するのはいくらなんでもあんまりではないか
あともうひとつ不愉快になったのは「身の丈にあった学校に行け」というアドバイスである。
これは増田自身がどれだけ自分の学歴に支えられているかを自覚していないからできるアドバイスなのだろう。
確かに増田は受験競争と就職競争の厳しい時期に、その狭き門をくぐり抜けた実力者であり、仕事のできる人間なのだろう。
しかし同時に、実力と同じくらい自分が幸運に支えられてきたということに気付けていない。
例えば、増田と同じレベル、あるいはそれ以上の実力を持った人間でも一橋に入れなかった人間はいるに違いない。
貧乏で進学できない人、病気で勉強できなかった人、不運な事故にあった人、あがり症で実力が出せなかった人…
そういう人間は増田より実力があるにも関わらず一橋大学卒という資格を得られなかったのだ。
そしてそのような人たちはおそらく新卒の就職活動で増田より多いに不利な立場に立たされたに違いない
学歴というのは新卒の就職活動において最も武器になる資格である。
それをなぜ"ボクのいた出版社なんてそんな有名大学ばかりじゃないどころか短大卒とかもいたよ。"などと言えるのだろうか
増田は自分が一橋大卒だからこそ採用されたということがありうるという可能性を無視している。
運や相性の要素もある。
仮に増田が一橋大学卒業という肩書を持っていなければ、実力があっても新卒で就職した会社の面接で落とされていたかもしれないという可能性をなぜ考えられないのだろうか?
もちろん「身の丈にあった大学に行かないと退学し、結果的に損をする」のはありうるのかもしれない。
だが、増田の書きぶりはあまりに学歴の効果を無視しているし、不幸で学歴を得られなかった人間に対して失礼じゃないだろうか。
長々と書いたが、結局、増田は自分がいかに恵まれていたかに対して鈍感なのだと思う。もちろんそれ自体はそんなに責めることではない。
ただ、不幸によって「底辺」に転げ落ちてしまい、そのことを死ぬほど気にしているニャートさんのキャリア論に対して、自分は実力だけでのし上がったという返答を返すのはどうなのか。
実力があっても人生どうにもならない人はいる。まさにニャートさんはその証明だろう。そういう人間に対して実力があれば何とかなると言ってしまうのは、つまるところニャートさんの不幸は自己責任だと言っているようなものではないか
あのキャリア論を書いた増田は多分ニャートさんの事情についてよく知らずに増田を書いたのだろう
新卒採用で苦労するのは仕方ないんだ!
こっちは厳しいぞ!レベルカンスト猛者の巣窟とでも思ったらいいよ。
30手前で正社員目指して転職活動してるオバチャーンなんだけど(今うわあって思っただろ!笑ったら怒るからな!)
一見人生に失敗してるわって思ったヨレヨレスーツのおっちゃんが
経理もできる営業もできるついでに新人育てた経験もあるってんで
歯が立たず惨敗して居るよ。
だってどう考えたって
TOEIC800点持ってまーすって言ったって
私はそれだけだけど、
それで海外の担当者とやり取りして何々回してきました。って言われたら
どっちが即戦力ですかってそりゃあ明白ですわあ
TOEICは趣味として精進していますなんて言われたらもう点数とかどうでもよくなるわ。
あと勝てるとこあるかって言ったら人間性でしょ?
人間性って何っつったら「自分は成長できます!ポテンシャルです!」ってところだよね。
今は役に立たないけどそのうち取ってよかったなあって思いますよってアピールするしかないよね
ってたぶんお互い思ってる。
自分下っ端歴長いけどデシャバリーだから意外といろんなことに首突っ込んでて
ひいては未経験歓迎の中途につながりつつも
実務経験なしの「ポテンシャル」に期待をかけてくれるいい仕組みなんだよ。
経験積んでレベルカンストの中途採用って口だって結構あるんだよ。
大学の仲間だけのトップ目指すとしたらたぶん相当ギャンブルだわあ。
そりゃーパチプロくらい狭き門で、攻略法も見当たらないはずだよ。
ってんならそれも楽しそうだけど
そんなギャンブルで消耗しないで
まともな人間っぽぃ よね!
いい加減「大企業に就職するためには、実力だけではなく運が必要だ」っていう前提を、みんなが共有する時期にきていると思う。
大企業にとってみれば、新卒一括採用のメリットは依然として大きいのだから、これはそうそう変わりそうもない。
>新卒という一回きりのチャンスに失敗すれば、その後の人生完全にパーなるのもおかしい
>人並み以上に努力してきたわ。お前らが良い大学に行けば人生上手くいくって言うから、死ぬほど勉強して良い大学に入ったよ。
先行投資が運次第でまるまる無駄になる現行制度のリスクがまったく共有されていなかった不幸な勘違いのせい。
>他人と違う生き方をするのに必要な才能がないことを自覚してるから、正社員と言う名の奴隷を自ら志願してんじゃねえか。
宝くじに外れたからって「人生完全にパー」などと腐らずに、中小で底辺としての一生を楽しめや。
みんなが足りないものを色々あげてくれているけど、キミに足りないのはただの「運」だよ。
シャイ丸さんという方がいる。
好戦的なキャラでブログを始めた新星だが、でも言葉の端々に人の良さがにじみ出ている人(笑)。
その方がこんな記事を書いていた。
http://www.shiningmaru.com/entry/2016/04/29/212824
そして、これに反応して、ニャートさんという方が、次のような記事を書いた。
http://nyaaat.hatenablog.com/entry/2016/04/30/182924
この2つに記事を呼んで、ボクもなにか書かなきゃなぁ、と思った。
でも、自分で影響力あるブログなんて持っていないし、作る気もないので増田に書き捨てることにする。
そもそも、あまり発信欲みたいなものがなく、ブログなんてぜんぜんやらないので、
できればシャイ丸さんやニャートさんの目に止まって、感想を聞きたい気もするが、
まあ、誰にも読まれなくても良しとしよう。
というか、第二次ベビーブームの頂点といったほうがわかりやすいかな。
でも、勝ち組を目指す人には一つだけ、言っておきたい。
実力以上の学校には行くな。
学生ステージのキャリア論でボクが訴えたいのはこの一点のみだ。
ボクの場合、自慢じゃないが、
中学受験(一応トップレベルの進学校)も大学も、そりゃ多少は勉強したけども、
そこそこやって、それだけで入ったし、入学した中にそういう奴はいっぱいいる。
一方で、必死こいて入ってきた、あるいはラッキーパンチで入った人達もいる。
ただ、後者は結局入学後についてこれなくてドロップアウトするんだよね。
バイトで塾の講師なんかもしてたけど、だいたいラッキーでレベル上の学校に受かっちゃった人なんか、
中高でそれだと、結局まともな大学にいけないことに。
残念ながら地頭というのはあるんだよ。
これをわかってない人が多すぎる気がする。
ニャートさんはこのパターンでなないかな、と思った。
ボクのいた出版社なんてそんな有名大学ばかりじゃないどころか短大卒とかもいたよ。
大学だけじゃ決まらないから、人生潰すぐらいなら、それ以外で得点したほうが良いよ。
これも主張したいのは一点。
ニャートさんなんか、新卒でそのまま一生、が一番安定とか言ってるけど、
そんなことないと思うんだよな。
SHA●Pとか●芝とかでさえ潰れそうになるわけで、
たとえば45歳ぐらいで潰れたら、生活立て直せないよね。
でも僕らが新卒の頃はピカピカの企業だったわけですよ、あのあたりは。
ボクの入った出版社だって当時は人気職種だったのですよ、いまはひどい状況だけど。
でも、ボクは出版社を選んだことは後悔してなくて、
出版社って同業内の転職がすごく多い、って学生時代に聞いていて、
なので、入社してからも転職に役立つスキルは積極的に取り込もうとしてた。
いざというときに助けてもらえるような関係を作ることに注力した。
もちろん、会社を裏切るようなことはしてないけど、
積極的に仕掛けていったよね。
シャイ丸さんには恥ずかしくてお会いできないけど、
まあ、そのちょっと下ぐらいをもらいつつ、
将来的には2000,3000を目指せるような仕事をしている。
そんなわけでまだまだしかけていかなきゃならないキャリアの途中で、
もし、キャリアに悩んでいる人がいたら、自分の経験から2点のこと、
これだけ伝えたくて書きました。
http://anond.hatelabo.jp/20160413023627 を見て触発されたので書く。
タイトルのようなことについて、実態というか現実というか、そういうのを当たり障りない範囲で書こうと思う。全ての企業や学生に当てはまるはずはない(むしろかなり偏見や単純化を混ぜてる)けど、参考になれば幸い。
ちなみにトラバ先は研究を志望したという話だけど、本エントリは研究志望というよりは一エンジニア志望向けかも。
あえて定義はしないけど、Github で公開されてるような OSS を使ってます/いじってますとか、LL 使って Web アプリ作ってますとか、アジャイルやらテストコードやら最近主流の手法使ってますとか、そんな感じで捉えていただければ幸い。あるいはメインフレームで COBOL とか周辺機能を全部車輪の再発明してるC言語製アプリとかそういう古い仕事ではない仕事、と捉えてもいいかも。
トラバ先のトラバの言葉を借りると「日本的な旧来型のIT大企業」という感じ。
ITという言葉には色々な意味がある。大手IT企業だとこれが特に広い。もちろん「モダンな開発」も含まれているけれど、そんなの全体のごく一部でしかない。(主観だけど数 % とかじゃないだろうか)
話は少しそれるが、大手IT企業は元々メインフレームなど「化石」で発展してきた経緯がある。何十年以上も昔、コンピュータといえば化石しかなくて(それでも当時は最先端)、それを個人やそこいらの企業では相手にできないような大組織に対して導入してきた。プログラミングの手法やノウハウが十分存在しない時代だったけど、それでもやるしかなくて、幸いにも昔は今ほど不景気ではなかったし人材も豊富だったから人海戦術で何とかなった。
そうやってつくられた化石コードと化石システムは今なお動いているし、時代に合わせてそれなりに機能追加もある。大手IT企業は化石から離れることができない。現代が化石で食べていけるほど甘くない時代だとしても。
そもそも化石に詳しい化石人が現役引退や昇進などによりいなくなったということもあって、実は現状維持ですら大変である。たとえばレガシーで汚い膨大なソースコードを知る者は誰もいない。もちろんネットで調べても答えなど出ないし、IT界隈のコミュニティに頼ったところで知る者はやはりいない。どんなに時間がかかっても読んで、理解するしかない。どんなに時間がかかっても。
以上のような現実があるので、化石のお仕事に新人を割り当てることも普通にあるし、むしろそうなる確率が圧倒的に高い。
大手IT企業にとって新人とは「専門的な技能や経験は無いが、地力(頭の良さ、伸びしろ、根気など)はあるため近い将来使える戦力になる卵」である。
対人コミュニケーションには自信ありますという遊んでばっかのリア充も、OSS に Contribute してました大学はほとんどパソコンと向き合ってましたという趣味グラマも、同じ「新人」でしかない。
「新人」は技能も経験もないので、いきなり一人前の仕事を任されることはない。電話応対、飲み会の企画運営など雑用全般を任されつつ、簡単な仕事がアサインされる。
この簡単な仕事というのが曲者で、手順書にしたがって環境を整えるとかテストをするとか、そういう仕事だ。手順書を読める程度のIT知識があれば誰でもできる。でもボリュームは多いし、手順書は不完全で不正確だからわからないところが多々あって、忙しい先輩や上司に何度も相談しにいくことになる。言うなれば「属人性の高い単調な手作業仕事」とでも言えようか。
ITを知らない素人新人ならこれが仕事だと抵抗なく受け入れられるが、ITを知る新人だったら、これはとてつもない苦痛だろう。配属先が「モダンな開発」を行う部署であれば苦痛具合も軽減されるし、なんなら「君結構詳しいんだね。じゃあ早速本格的な仕事任せてみようかな」なんてこともありえる。化石部署だとそんなことはない。だって、仕事で扱ってるシステムは化石だからモダンなIT知識なんて役に立たないもの。
この「新人」に、早くて数ヶ月、遅くて数年耐えると、次第に仕事を任せてもらえるようになる。設計やコーディングといった、エンジニアらしい仕事だ。といっても、配属先が化石部署であれば、当然扱うのも化石なわけで、いつまでたっても化石で苦しみ続けることになる。
一方で化石部署から異動し、「モダンな開発」を行う部署で働く者も存在する。これには色んなパターンがあるが、おおよそ以下のような状況が重なって異動するパターンが多い気がする。
大手IT企業では エンジニア→中間管理職(部長以下)→偉い人(部長より上) というキャリアパスがつくられている。特徴は
こんな感じ。
いつまでもエンジニアとして働いて、でも給料はそれなりにもらって、ということはありえない。成果を出せば昇進するし、昇進すればエンジニアから離れていく。成果を出さなければエンジニアとしていれるけど、いつまでたっても給料は増えない。大手だけあって新人時点での給料はそこそこ良いけれど、30代以上になってくるとそれでも苦しい(物欲無き健康的一人暮らしなら問題無いが、家族を養うつもりなら相当苦しい)し、そもそも無能な管理職に振り回されることに対して苛立つだろう。つまりエンジニアとして何十年も働き続けにくい。
「昇進するつもりだから問題無し」と考えている人も要注意である。というのも、大手IT企業は管理職で溢れかえっているからだ。新人が昇進するのは非常に難しい。昔は割と誰でもなれていたし、実際「こんな奴がなんで管理職になれてんだ?」っておっさんもたくさんいるけれど、今は違う。一握りの社畜(必死に仕事に食らいついてきた&先輩や上司からのウケも良い)だけが昇進できる。たとえエンジニアとして優秀な仕事をし、正当な意見を主張してきたとしても、空気を読んでウケの良い社畜にならなければ昇進はできないのである。
大手IT企業の研究所は非常に狭き門である。トラバ先でも言及されているが、博士課程を終えたようなガチさに加え、当然のことながら学歴も必要になってくる。実際、研究所の人間は英語を当たり前に読み書きできたり、分厚い技術書を躊躇なく読み込んだりするような変態であり、裏を返せばそれほどの実力と熱意がなければやっていけない世界というわけで。とにかく多少ITに覚えのある凡人が入れる場所ではない。
また、入社後に研究所に異動するケースもほとんど無い。一般部署の凡人をわざわざ引き入れる理由が無いからだ。
ここまで色々書いたが、そもそもなぜ大手IT企業を目指すのか。それは以下のような理由や期待があるからではないか。
確かに上記のメリットはある。あるけれど、ここまで書いたように
といったこともあるわけで。
「モダンな仕事をバリバリしたいならベンチャー行け」という話もあるけれど、ベンチャーで通用するほどの人材ならそもそも大企業を選ぶことに悩みなどしないだろう。大企業を選ぶということは、実力なり待遇なり何かを求めているわけで、そうなってくると大企業以上に適切な選択肢は無い。でも、その大企業にも上記のデメリットがあるわけで。
世の中は甘くないですね。
豚まんって今本当に26歳なんだろうか。どう考えてもロスジェネの35歳すぎのおっさんの非モテ語りなんだが。
99.99%の男は汚い。汚いから、女の子がやると官能的だったり、幼さが際立つことも、男がやると不愉快なだけ。だから、男は女の子が化粧とダイエットに力入れるぐらいには面白い・頭いい・すごいにステ振りして殴りつけないと幸せになれない
こういうこと書くと、ネトフェミから「男だってイケメンになったらモテるんだから、女の子みたいにキレイにする努力をしたらいいじゃないか」と言われそうだけど…男のキレイ枠ってもっと狭き門だと…いや、説明しなくてもわかるだろ?そんぐらい
合コンで高学歴以外に「女子大」といえば、お株があがるけど、男は東大・早慶以上じゃないとお株が上がらない。(しかも、文系でお誘いをウケる程度に見てくれがいい人しか上がらない。)キレイ枠の狭さをそこからも感じ取ってほしいと思う限り。
いい意味・チヤホヤする意味での「○○女子」は多いけど、「○○男子」はものすごく少ないことからも、「女子の枠の方が多い」ことをいい加減に理解して欲しい。
(99.99%の才能があるわけでも、キレイ枠でもない男は)みんな死ぬしかないじゃない!
年齢が上がった時にしんどくなるのは女性の方なんですよね。(若いころに「枠」に救われる人が多かったとしても、中身をつけるか、争いから上がらないとしんどくなるのは女性だから、そこはとっても難しいですよね…)
男の場合、「結果」がお金のことになるから趣味の先駆者・名人は人間扱いされづらいんですよね…。頭がいい人、ニッチな分野ですごい人はいるけど、その位置だと、社会的にもモテ的にも報われないのが難しい所。一方で、「モテ」に関しては、お金を貰わなくても、何十人に評価される必要もないから抜け道がある。女性の場合は「男だらけの趣味・仕事・学問に行くとモテる」とか。ただ、女性特有の難しさはその後。モテてるうちにあがるか、実力をつけないと積み上げたものも失う危険が。
しゃべってるうちに気づいたけど…これって男の場合は受験とか試験の年齢と同じような競争・序列の世界に生きてるしんどさで、女性の場合は寿退社の時代のしんどさ(ゴールは自体できるけど、ゴールは強制。タイムアップ=ゲームオーバー)という別のしんどさなんでしょうね…
結婚しない選択・そういうことに配慮がないぐらい女性が少ない場所にいたら、男並みに仕事を求められていきなり、男的な競争に巻き込まれてしんどそうな気が…。うーん…
言葉足らずだったから補足。年を経るごとに競争に慣れたり、逆に競争に勝てばいくつになってもチャンスがある男にはない辛さが、「いきなり男並みの競争に投げ込まれるか、モテてあがるか」の二者択一になることなんですよね…そこを配慮した言い回ししないとダメだなぁ…僕が
ガチのヤリマンは男に依存してるから、男にやさしい&優しくされると一時的に本当に転ぶ心のやさしい人がいるけど、ヤリマン気取りは経験を振りかざして「ゲスな話できる私、素敵」とかやります。実際のところ、後者は「いい肉」ってだけ。前者は共依存して両方ダメになる程度には魔力がある
新卒でこけると、キャリアも積めず、派遣とか非正規で働き続け、
最近は業種によるけど、エリアマネージャー(課長)クラスまで行かないと正社員になれないことが多い。
失業保険が受けられない人のためにある職業訓練受講給付金はあるものの
訓練校としても再就職できそうな
別の業界でキャリアを積んだ人とか、似た業種で業績上げてた人を採用しがちで
フリーターやひきこもりは定員割れしたところでもないとチャンスが少ない。
まだ実家暮らしだから年収170万そこらでも何万か貯金できて、
連帯保証人になれないので借りるのにすら一苦労する。
街頭で演説したとしてもほとんど誰も相手にしてくれないんだろうと思う。
将来を考えると死にたくなる。
田舎と都会で私立高校の位置づけの差が激しくて今更ながらびっくりしている。
地元だと私立って各地で公立諦めた人とか、背伸び受験して落ちた人の滑り止めで1クラスから2,3人しか行かない感じだった。
住んでる地域から願書が出せる公立高校が10校くらいあって、大体その中から自分のレベルにあった高校を選ぶ。
上位の公立高校は毎年東大とか京大とかに何人か行ってるみたいだし、
下位の方は世紀末めいた学校生活らしいから、本当にピンからキリまで公立って感じ。
都会にいくと上位公立よりさらに上に上位私立みたいなのがあるとは聞いてたけど、
ニュース見てたら今住んでる地方都市はそもそも中学を卒業する人数より、
公立高校の定員が数千人単位で少なくて、人気のある公立校は結構な狭き門になっているらしい。
なんていうか、そのぐらい私立に行くという選択が当たり前だし、選択肢も多いんだなあ、というのをようやく実感した。
そらー、子供が私立に通うことになる可能性が田舎より格段に高いなら街の方で子供育てるのにお金かかるわなー。
これで塾に月数万とか模試代とか教材費とかクラブ活動とか……ってなったら、
今の400万いくかいかないかみたいな収入じゃとてもじゃないけど子供作る気にならない。まあ予定もないんだけど。
つかアメリカ住みの基準で見ると日本がバカ安いんですけどね。保育士にきちんと報酬を払うってことだけ考えても、保育士一人あたり園児n人をみてもらうなら、園児一人のコストは「まともな年収/n」を下回ることはありえないわけで。うちは3歳から入れて月$800-$900だったけどかかる費用としては妥当だと思いますよ。それを誰が負担すべきか、っていうのは別の議論になりますが、親がそれ以下しか払わないならその分どこかから金持ってこないと成り立たないのです。育児は社会で負担するものとして税金を投入すべし、と議論したっていい。ただ、日本の「保育所が足りない」「保育士が足りない」「非認可が」「いや労働条件が」ってやってる議論はなんか話を逸らしている感じがするんですよね。成立するためのコストがまず厳然と存在して、それを親と行政でどう分担するかっていう話でしょう。要するに金が足りないんであって、じゃあどこから金を持ってこようかって議論にしないと。
こっちだと、行政からのサポートはないんですが(一応、共働きなら一定限度まで保育料を課税収入から控除できますが…ないよりマシ程度)、費用援助をしてくれる団体が色々あるので、収入が低い家庭はそういうのを利用してますね。狭き門だと思いますが。
基本何も考えたくない人だけど、何かに躓いてると考えずにいられないから理屈っぽい人間になってしまった。本を読む時に意味がわからない語句を調べるように、おかしなシーンや思うところがあるシーンがあると読書を中断して考え事にふけるように…僕は生きてる。だから、自分から見てもめんどくさい
勝ち負けにこだわってるのではなく、勝たないと何かを考えないと行けなくて、勝つと何も考えず、あるがままでいられるだけなんだよ…。正直言って僕は自分のブログが変わってるとか唯一無二のものだなんて全く思ってない。思ってないから極端な趣味や病気の話で個性を出そうとしてしまったぐらいだ
ストイックなのでも、真面目なのでも卑屈なのでもなく、ただ、自分の快楽と正義感と好奇心がもっとも心地良いと感じた場所に行こうとするとそうなってしまうだけのことだ。そんな自分がめんどくさい。嫌いはないし、無価値だとも思わないが、損をしてるし最適解だともとても思えない
なんで文系やってるんだろう…美意識や好奇心を突き詰めていく人間であるということは理系か芸術系のほうが絶対向いてた。才能で突き抜けるのが狭き門になるから僕ごときが天才達に勝てたかと言われるとたぶん無理だったろうけど、今ほど生きづらくはならなかっただろうね
「僕は僕を貫いてるけど、僕を貫くほどめんどくさく、僕の立ち位置と存在と願望とエゴが矛盾に満ちて行く…」
あーわかった。J-popって自分が女の子と会った時にベストな自分を作れなかったこと、性欲としたい恋愛やイチャラブが噛み合わないこと、自己選択と合理的選択の間で生じる自己矛盾に対する自己嫌悪なんだ!!納得。納得したから寝よう。今日はツイッターすればするほど中ニポエム垂れ流すから