2016-05-02

年収1000万円には届かない一橋卒のキャリア

シャイ丸さんという方がいる。

好戦的キャラブログを始めた新星だが、でも言葉の端々に人の良さがにじみ出ている人(笑)

その方がこんな記事を書いていた。

社会人2年目で年収1000万円を超えた私が考えるキャリア

http://www.shiningmaru.com/entry/2016/04/29/212824

そして、これに反応して、ニャートさんという方が、次のような記事を書いた。

年収1000万超のキャリア論を一橋負け組が自省してみた

http://nyaaat.hatenablog.com/entry/2016/04/30/182924

この2つに記事を呼んで、ボクもなにか書かなきゃなぁ、と思った。

なぜなら、私も一橋で、元編集者から

そして、最近キャリアを振り返る機会が多かったので。

でも、自分で影響力あるブログなんて持っていないし、作る気もないので増田に書き捨てることにする。

そもそも、あまり発信欲みたいなものがなく、ブログなんてぜんぜんやらないので、

トラックバック?などの送り方もわからないため、

書いたところで誰に読まれるかわからないのだけども。

できればシャイ丸さんやニャートさんの目に止まって、感想を聞きたい気もするが、

まあ、誰にも読まれなくても良しとしよう。

さて、先程も書いたが、私は一橋卒で某出版社に入った。

40代前半なので、ちょうど受験戦争とか言われ始めた世代

というか、第二次ベビーブームの頂点といったほうがわかりやすいかな。

中学受験も、大学受験も史上最高の狭き門などと言われてきた。

そんななかで一橋なんだからまあ、勝ち組なんだろうとは思う。

でも、勝ち組を目指す人には一つだけ、言っておきたい。

実力以上の学校には行くな。

学生ステージキャリア論でボクが訴えたいのはこの一点のみだ。

ボクの場合、自慢じゃないが、

中学受験(一応トップレベル進学校)も大学も、そりゃ多少は勉強したけども、

人生の何かを諦めるほどは勉強してない。

そこそこやって、それだけで入ったし、入学した中にそういう奴はいっぱいいる。

一方で、必死こいて入ってきた、あるいはラッキーパンチで入った人達もいる。

ただ、後者は結局入学後についてこれなくてドロップアウトするんだよね。

バイトで塾の講師なんかもしてたけど、だいたいラッキーレベル上の学校に受かっちゃった人なんか、

勉強について来れなくて、だんだん鬱っぽくなってく。

中高でそれだと、結局まともな大学にいけないことに。

大学なら最悪、卒業できるぐらいついてこれればいいけど、

卒業のために、必死勉強しても大学生活楽しくないと思う。

残念ながら地頭というのはあるんだよ。

地頭以上の学校に行っちゃったら悲劇なんだよ。

これをわかってない人が多すぎる気がする。

ニャートさんはこのパターンでなないかな、と思った。

改めて言うが、学生時代キャリア

「分相応の学校に行こう」。これ大事

良い大学?そりゃちょっとぐらい影響あるだろうけど、

ボクのいた出版社なんてそんな有名大学ばかりじゃないどころか短大卒とかもいたよ。

大学だけじゃ決まらないから人生潰すぐらいなら、それ以外で得点したほうが良いよ。

さて、つぎに就職してから

これも主張したいのは一点。

転職できるスキルを磨け。

ニャートさんなんか、新卒でそのまま一生、が一番安定とか言ってるけど、

そんなことないと思うんだよな。

SHA●Pとか●芝とかでさえ潰れそうになるわけで、

たとえば45歳ぐらいで潰れたら、生活立て直せないよね。

でも僕らが新卒の頃はピカピカの企業だったわけですよ、あのあたりは。

どの企業なら安心かなんて20代でわかるわけがないし、

数十年安心企業なんて世の中んい存在しないと思う。

ボクの入った出版社だって当時は人気職種だったのですよ、いまはひどい状況だけど。

でも、ボクは出版社を選んだことは後悔してなくて、

なぜなら、出版社を選んだ理由が「転職やすそう」だから

出版社って同業内の転職がすごく多い、って学生時代に聞いていて、

それがこの業界を志した一番の理由なんだよね。

人生会社依存してしまうのが嫌だったんだ。

なので、入社してから転職に役立つスキル積極的に取り込もうとしてた。

編集者なんて人脈が生命線だったりするから仕事にかこつけて

どんどん新人ライターとかに発注して、恩を売っといて、

いざというときに助けてもらえるような関係を作ることに注力した。

多少計算外だったのは、業界自体が沈んでしまったので、

編集者スキルを蓄積してもしょうがなくなったのだけど、

そういう未来が見えてからIT系業者さんとかに、

適当プロジェクトと作ってどんどん発注したりした。

もちろん、会社を裏切るようなことはしてないけど、

会社のためになり、かつ自分財産になるような仕事

積極的に仕掛けていったよね。

それで、いまは出版社から何回か転職している。

実は表題のように今の年収は1000万に届かないので、

シャイ丸さんには恥ずかしくてお会いできないけど、

まあ、そのちょっと下ぐらいをもらいつつ、

将来的には2000,3000を目指せるような仕事をしている。

そんなわけでまだまだしかけていかなきゃならないキャリアの途中で、

人生結論が出たわけではないけど、

もし、キャリアに悩んでいる人がいたら、自分経験から2点のこと、

学校は身の丈」「就職後は転職できるスキルを磨け」

これだけ伝えたくて書きました。

  • 興味深かったのでトラバ書かせてもらう。 地頭はあるというのは本当に思う。 あとメンタルの強さ。 メンタルの強さはほとんど生まれ持ったものが100%に近いと思う。 聞いた話で恐...

    • 弁護士って、はっきり自分の意志でなろうと選んだ奴ってどのくらいいるんだろう 親が子供の資質なんて全く考慮せずにその道を選ぶことを強いていたとすると悲劇だよな

  • 4日前にニャートさんがキャリア論に関して以下のようなエントリーを書いた。 年収1000万超のキャリア論を一橋卒負け組が自省してみた http://nyaaat.hatenablog.com/entry/2016/04/30/182924 ニャー...

    • http://blog.imalive7799.com/entry/No-More-Depression あの応戦を意識してかかれたのかはわからないが、これがある意味真理にちかいのかもしれない。 ニャートという人はとにかく目の前の仕事を手...

    • メンタルの強さは人によって違い、それを鍛えるのは難しい。 編集業に適性がないこと自体はニャートさんの責任とは言えない。 ニャートさんに責任があるとすれば自分に合った...

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