はてなキーワード: 権益とは
かつて十一を数えた増田家のうち、すでに四家が領土を喪失した。
明日は我が身に同じ苦難が降りかかることを恐れず、あるいはその恐怖から逃れるために
最北の増田家(一)は、せっかく手に入れた増田領(二)を増田家(三)に奪われ、増田島の北に押し込まれている。
そこで、ゆいいつ残された海路で増田家(四)と連絡し、増田家を挟撃することを目標にしている。
だが、増田家(四)は他方面も抱えており、なかなか色よい返事をしてこない。
増田家は足りない兵力を補うため、豊富な資金を放出して北方の異民族を傭兵にしはじめた。
滅びた増田家(二)であるが、落城前に降伏したため、当主以下おおくの人物が生き延びている。
現時点の増田島では城主切腹の代わりに城兵を助命する風習はさいわい存在していない。
そもそも攻めた増田家と守った増田家も親戚なので、あまり目覚めの悪いことはできなかった。
旧増田領が失陥したあとも、旧増田衆の大半は人質がいるために、増田家(一)で働かされている。
しかし、根無し草の使い走り状態に耐えかね出奔するものが後を絶たない。
サバイバルに成功した増田家(三)は、被害をおさえて増田家(一)を確実に詰め、
地道に南北軸の鯖街道を一層整備して増田家(四)の急襲や北方三家統一後の兵力移動に備えている。
現状では増田家(一)との海上での戦いが最も激しかったりする。
主な戦力:譜代衆、カラトラヴァ騎士団、旧増田家(二)国人衆、水軍衆
恐ろしき当主がひきいる増田家(四)であるが、周辺諸国に比べると勢力の伸張に劣る結果になっている。
最初につぶして手に入れた増田家(六)領は四方に通じる土地であり、
土地を交易路に活かせればよいのだが増田家(七)が潰れてしまったことで、その意味も失われてしまった。
増田家(八)が商売相手なら大量輸送が可能な海路を使えばいいのである。
仇敵である増田家(五)との休戦を何とか成立させたが、敵意は残留しているため、
まだ北にも南にも進めずにいる。
プリンセスめいキングに定評のある(新情報)増田家(五)は、はやばやと地方勢力としての生き残りを模索しはじめた。
彼らが陰に依る大樹に有望視しているのは前から繋がりのある増田家(三)であるが、
国力差が大きくなりすぎたら家臣扱いされてしまう。発言力を確保するためにも戦力増強は必要なのであった。
しかし、現実は西で接する増田家(八)からの散髪的な攻撃を受けはじめ、領土は守り通しているものの、
消耗戦により頭が寂しくなりはじめている。
無惨にも最初に滅びた増田家(六)の名跡はいちおう姫を捜し出した増田家(四)が継いだ形になっている。
だが、増田家(五)も縁のない土地をこじつけで治めるノウハウは豊富なので、内政状況は悪くない。
いずれ旧増田領が大規模な戦場になることが多くの島民に予想されていて、人口の流出が進んでいる。
主な流出先であった増田家(七)が先に戦場になったのは皮肉であるが、そこから人が戻ってきているわけでもない。
占領されたて増田家(七)領では、増田家に保護されていた宗教が水面下で一揆の準備を進行させている。
新領主が自分たちの既得権益に少しでも手を入れられたら実力を誇示する構えだ。
それどころか、領主が変わったのを奇貨として、権益ではなかったものまで既得権益に組み込もうと図った。
さいわい増田家(七)の公文書が無事だったため、それには失敗したが、
頭の弱い雑魚ナメクジ当主を言いくるめて増田領(八)での布教活動を認めさせた。
軍事方面では北方の国境要塞には占領軍の支配に抵抗する旧増田家(七)の武将も一部に存在する。
しかし、皮肉にも旧主が地方軍の反乱をおそれて中央集権体制を構築していたため、
独自に補給する組織のない地方軍の抵抗は長続きしないものと観測されている。
増田家(八)は成功体験によって妙な自信をえた。それがプラスに働くか、マイナスに働くかはまだ未知数である。
占領地行政の関係もあり、元々強かった文官系人材(ただし彼らも戦場に立つ)の力がいや増している。
当主は「領内の全公衆便所に紙運動」をはじめた。財政的に無理なので相伴衆が当主に先回りして誤魔化している。
「東に進み、西は防御」の方針だけは当主が便所でうなりながら確定させた。
主な戦力:官軍、譜代衆、地侍衆(草を含む)、傭兵軍団、水軍衆
主な家臣:増田大学、増田出羽守、増田金吾、増田中弐(元増田家(十)当主)ほか
動きの鈍い増田家(九)であるが、増田家(士)の圧力が刻々と増しており、
東での火遊びをする余裕が失われつつある。
彼らには戦力を集中して決戦に勝利するしか生き残る道はない。
国力の差を領内で戦い補給を円滑にすることと、内線作戦による各個撃破で埋める計画である。
主な家臣:増田うこん
陥落した増田家(十)の領地は、剽悍で飢えた増田軍(士)が賢者モードに入るまで散々劫掠された。
中心地の増屋を筆頭に先進地域のダメージはきわめて大きく、他の地方へ散っていった住民も多数にのぼる。
だが、増田(十)領といえども人口の大半を占める層は他の地域と大差のない一次生産者の人々であり、
増田家(士)も一度破壊しているが、全体が文明の価値に暗いわけではなく、
元当主が増田家(八)に加わり再起を図っている。後から彼の元につどう旧臣も多い。
増田家(士)に迷いはなかった。彼らにとって天下統一とは目の前に現れる敵を倒し続ければ自然と成るものなのだ。
前回
http://anond.hatelabo.jp/20160606192640
次回
http://anond.hatelabo.jp/20160608191431
開始時点
http://anond.hatelabo.jp/20160529195407
/\
| / |
増田 |
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/ \ /
\ /
ようは避妊をしないセックスをしてもらいたい、ってだけの話なのに
日本社会の不思議なところは、これほどセックスが氾濫しているにも関わらず、
公(オオヤケ)で性について語ることが奇怪なほどタブー視されているところ。
性について語られるのは、単なる猥談かジェンダー論くらいしかない。
みんなが避妊をせずにセックスをすること。セックスの回数を増やすこと。
避妊や中絶を善しとしないこと(まるでカトリックの教義みたいだがw)
世の中が避妊や中絶を重要視するのであれば、それは少子化なんかよりも、
避妊や中絶によって守られる権益の方を重視しているという証拠。
なんていうか、どんな問題でも男女どっちかの努力だけで解決するものはないんだよな。
ある環境でどちらかの性が一方的に抑圧されてるように見えても、抑圧された環境に最適化して権益を得てる人間ってのはどっちの性にもいるし。
そうやって権益を得てる被抑圧側の性の人間が、正常化の邪魔をしてることなんていくらでもある。
だから、どこかで「そっちの性が悪い!」とやってしまうと、その辺りを指摘されて有耶無耶になってしまう。
今回の件もいきなり「男性が無知すぎる」ってぶちあげて、その指摘事態は間違ってないんだけど、女性サイドの責任はいっさい追求しなかったからこんなふうになってるんだろう。
男だけに、女だけに責任を求めるのはいっさいなし。少なくともリベラルを標榜するなら、これくらいは徹底してほしいものだけど。
以前も書いたけど結局は今人権問題とかで取りざたされていることは
マイノリティが権益や表獲得のための道具にされてマジョリティを攻撃しているにすぎない
結局はそういうものを不快だと思う人間を排除して侵害することで得られる自由だろう
心は女性だから肉体が男性でも使わせろ、というのも不快に思う女性たちの人権を侵害しているにすぎない
問題はマイノリティがその3つ目のトイレを作るだけのコストを支払えるのか?ということだ
ふざけるんじゃないよ
いかにも主張に正当性があるように思い込んでいるけどそんなものはねーから
http://anond.hatelabo.jp/20151213203240
ただ権利闘争のように既存の権益者とそうでない者が権利のとりあいをするという利益VSの利益というときには、両方で尖った主張ができる人がいないと結局話が平行線になって終わりになることが多い。
これは分かる。でも、それは立場が対等な時だよね。フェミニズムは運動の成果として、内閣府男女共同参画局といった行政機構を手に入れている。
行政という観点では『ある特定の団体の利益を最大化する』って危険だよね?
誤解を招く言い方かもしれないが、暴力ではなく話し合いで解決をするのなら最初からあっちの利益もこっちの利益もと全部に公平になるような意見を全員が持っていてはいけないと思う。
このクズが。結果的に女性の利益の方が、女性の幸福の方が優先される社会ができあがりますよね。
これ書いた者だけど、どうも話を(意図的に?)取り違えて解釈している人が多いようなので一応追記。
私は「フェミは女性の権利主張をするための存在である」と言いたいだけで、「男の権利なんていらねーだろ」と言っているわけではない。
例えば
といったことをフェミ的意見の反論にするのは間違っているということを言いたいだけ。
おそらくヒステリックにオトコガーオトコガーという人ばかりが目立つのでフェミ=頭のおかしい感情論しか言わない人という先入観があって、それが“フェミニスト=男を守らない女=クズ”という図式ができて変な男VS女みたいな構図を作っているんだろうとは思う。
話を最初に戻すと、女性の権利について声高に主張をするところまでがフェミニストとしての仕事であって、そこで仮に同じフィールドで損をしている男性がいたときにそこまで守ってもらえると思うのは甘ったれもいいとこということ。
男性でも差別をされていると感じるのであれば、それをフェミニストの主張のせいにするのではなくきちんと闘うべき相手を見つけてそこに保護を依頼するべき。
「バックラッシュ」の話はなるほどと思う。
ただ権利闘争のように既存の権益者とそうでない者が権利のとりあいをするという利益VSの利益というときには、両方で尖った主張ができる人がいないと結局話が平行線になって終わりになることが多い。
誤解を招く言い方かもしれないが、暴力ではなく話し合いで解決をするのなら最初からあっちの利益もこっちの利益もと全部に公平になるような意見を全員が持っていてはいけないと思う。
http://anond.hatelabo.jp/20151201220634を見たのでなんとなく書いてみた。
なお、筆者はミャンマー情勢に大して関心を持ってないので、日本語の新聞と日本語のニュース番組程度の情報しか得ていません。以下の内容はその限定的な情報をテンプレ応答に放り込んだだけです。
シリア内戦は、いくつかの大国を巻き込んで展開してきた。バッシャール・アル・アサド大統領と、彼に反対する多数の反政府勢力、いずれかを支援したり、敵対したりといった形で。
10月30日に、ウィーン会議に参加する関係各国は、シリアでの停戦への道を開くための9項目からなる計画案に同意した。しかし、アサド大統領の処遇に関しては意見の分裂が続いている。
ここでは鍵を握る国々の立ち位置を示していこう:
(画像:ロシアは過去数十年にわたって、シリアの最も強固な同盟国の1つである)
ロシアは、シリア大統領バッシャール・アル・アサドにとって最も重要な後援者である。シリアでの権益をロシアが維持するためには、政権の存続は決定的な意味を持つ。
このため、国連安全保障理事会でアサド大統領を避難する決議案をロシアは阻止しつづけている。また、国際的な批判にもかかわらず、シリア軍に武器を供給し続けている。
ロシアはシリアのタルトゥース港に海軍施設を保持している。この基地はロシアが地中海に持つ唯一の基地であり、黒海艦隊が使用している。また、アサド大統領が属するアラウィー派の中心地であるラタキアにも空軍基地を置いている。
2015年9月、ロシアは反政府軍への空爆を開始した。ISと「すべてのテロリスト」を攻撃目標とすると宣言している。これについて、西側諸国に支援された反政府勢力は、ロシアから攻撃を受けていると報告している。
にもかかわらず、ウラジミール・プーチン・ロシア大統領大統領は、内戦を終わらせるには政治解決しかないと言っている。
(画像:米国はアサド大統領をシリアの将来の政権から排除することを求めている)
米国は、シリアで大規模に行われてきた残虐行為に対する責任者としてアサド大統領を非難しており、その退陣を絶対条件としている。
しかし、戦争を終わらせて、暫定政権を樹立するためには、和平交渉が必要とも認めている。
米国はシリアの主要反体制派の連合体(シリア国民連合)を支援し、穏健派の反政府勢力に対しては、限定的な軍事援助を行っている。
2014年9月、米国は有志国連合としてIS及び他のイスラム過激派に対する空爆を開始した。
しかし、アサド政権軍を手助けするような攻撃は避けている。また、政権軍と反政府勢力との戦闘に介入することも避けている。
このため、5000人のシリア人を反政府軍として訓練して武装させ、ISとの地上戦に投入するという計画は、わずかな成果しか上げられず失敗した。
(画像:サウジアラビアは、シリアの反政府勢力のうちのいくつかに軍事・経済援助を与えている)
スンニ派に属するこの王国は、アサド大統領は内戦終結後の政権に留まることはありえないと明言している。つまり、暫定政権へと権力を委譲するか、あるいは実力で排除されねばならないと。
何グループかの反政府勢力に対して、サウジ政府は軍事・経済援助を与えている。その対象にはイスラム主義を唱えるグループも含まれている。
また、シリア政府軍の爆撃から民間人を守るために、飛行禁止空域を設定するべきだとも主張している。
2013年にアサド政権軍が化学兵器をシリアで使用したが、オバマ政権は軍事介入を避けた。サウジの指導者達はこの決定に強く反発した。
その後、ISの支配地拡大と、それがサウジ国内の少数派に与える影響を警戒して、サウジ指導部は米国主導の有志国連合の一員となり、ISに対する航空攻撃に参加することに同意した。
(画像:トルコはシリアでの反政府蜂起が始まって以来、アサド退陣を求めている)
トルコ政府はシリアでの反政府蜂起が始まったときから一貫してアサド大統領を批判し続けている。
レジェプ・タイップ・エルドアン大統領は、「350,000人を死に追いやった独裁者を受け入れろ」とシリア国民に求めるのは不可能だと述べている。
トルコはシリアの反政府運動の重要な支持者であり、また、およそ200万人におよぶ難民を受け入れるという難題も抱えている。
反政府勢力の戦闘員や武器、それに避難民の国内通過を認めるというトルコ政府の方針は、結果として諸外国のジハード主義者がISに加わる手助けにもなった。
トルコは2015年7月にISによる攻撃を受けた後で、シリアのISを攻撃する有志国連合が国内の空軍基地を使用することを認めた。
しかし、トルコは、有志国連合がクルド人民防衛隊(YPG)を支援していることには批判的である。トルコとEUと米国はトルコのクルディスタン労働者党(PKK)をテロ組織と認定しているが、YPGはその流れをくむ組織なのだ。
(画像:イラン人指揮官が、反政府軍と戦うシリア政府軍を支援している)
シーア派の地域大国、イランは、アサド大統領とそのアラウィー派が支配する政府を支援するため、年間数十億ドルを費やしているとされる。これには軍事顧問団の派遣、武器援助、資金提供、石油の供給などが含まれる。
イランにとって、アサド大統領は、アラブ世界におけるもっとも緊密な同盟者である。イランがレバノンのシーア派武装組織(ヒズボラ)に武器を送る際、シリアは重要な中継拠点となっている。
それだけでなく、イランはヒズボラへの影響力を使って、シリア西部でアサド派の勢力を支援するためにヒズボラの戦闘員を送り込んだとも考えられている。
イランおよびイラクから送り込まれてきた民兵は、シーア派の聖地を守るためにシリア軍部隊と共同して戦っていると主張している。
遠くない業界(非SFのエンタメジャンル商業出版)から、小声でそーっとコメントする。
SF業界っていうのは、もうすでに業界っていう言葉を使うのも躊躇われるくらい小さくて脆弱なのだが、他に適当な言葉もないんで業界っていう言い方をするのを許して欲しい。
とにかくこの日本のSF業界ってのはあんまりにも小さくて脆弱であり、そこに住む住民は岐阜県の山間にある過疎の村にように全員顔見知りであり、それは作家編集者どころのレベルではなく、ハイアマチュアであるとか、ちょいと発言力のあるBlogレビュアーレベルで、顔見知りではないにせよ「ああ、あの人」程度の認知がある世界なのだ。そしてそこの住民全員は自分たちの住んでいるその過疎の村が、村どころか、浸水しかけたボートであるという共通認識を持っており、降って湧いたような夭折の天才(真実かどうかはともかくそういう設定の)のもたらす「業界の利益」には逆らえないのだ。映画化さえされるのだ。それは過疎の村にとっては逆らいがたい「巨大な天意」である。
こんなちっぽけで権益もクソもないような、初版数千部のジャンル――Exelで読者の総数が管理できるような規模はもはや不特定多数ではなく特定多数であり、実売数に占める献本の割合が誤差じゃないような、そんな小さな小さな世界。
にもかかわらず、SFを読む方ならご存じだろうが、日本SF作家クラブの一件はああなった。
業界という言葉を使わざるを得ないのは、まあ、要するにそう言うことなのだ。
ライトノベルという様式(個人的にはジャンルじゃなくて出版様式だと思っている)というものがあり、それは出版業界や読者に低俗と見られることも少なくはないのだけれども、しかし「SFで育ったオレなのだが、オレは俺の好きなSFを書きたいのである」という作家を、ハヤカワではなく救ったという事例はある。
読者のみなさまは、面白いものを読んだときに、「くあーこれ面白れええええ、やっべええ、脳汁ぷしゃったわー!!」と読んでいただけるのが一番良いと思う。「あれ、これなんだかちょっっと……」と思ったら口をナプキンで拭いてスルーしてもらえればなお良い。SFだから、とか、SFジャンルでの出版だから、とか、SF老舗の、SF業界での評判だから、というような文脈で読まずにも楽しめる読書体験であれば、とてもとても嬉しく思うし、それが最終的には「業界」を健全化すると考える。
何かを変えようとするための論争は「メリットしか見ないバカvsデメリットしか見ないグズ」の戦い、といってほぼ間違いないだろう。
新しいことを推し進めようとする側ってのは、たいていそれによってなにか利益を得られる側にいて、とにかくそれを実現するためだったら他の犠牲なんか知ったこっちゃねーって論調が多いから。昔から猪武者とかいう言葉もある通り、目の前に落とし穴があると言われても耳をかさずに落とし穴を踏み抜くタイプ。
新しい権益を求めるが故に、わかっていてもポジショントーク張ってる奴も含まれるかもしれない。
メリットにも一応理解を示すような姿勢は見せるものの「そうは言っても」とか「それができれば理想的ではあるけれど」とかいいつつ、悪いリスクや責任論を気にして批判的な声を上げ、基本的に行動が遅い、あるいは、動くこと自体をしないタイプ。
こっち側には、既得権益にしがみつきたいが故に、わかっていてもポジショントーク張ってる奴も含まれるかもしれない
けど、どっち側にせよ、そんな絵に描いたような自覚的な権益主義者って、実際はそんなに多くないよな。叩く側がレッテル張ってるだけで。
最近の話で言えば、安保の話とかマイナンバーとか図書館とか原発とか太陽光とか、だいたいこれだよな。
なんでバランス取れないの?って思ってしまうが、たいてい極端に振れてる奴が「我こそは中道・正義なりっ」って思い込んでるから質が悪い。
普通に生きていたらなかなかに馴染みの少ない言葉かもしれない。
財産区。
例えばそれは海の近くに昔から住む人々によって構成された地域だ。
軍用機地を作りたいだとか、原発を作りたいだとか、理由は何でも良い。
その財産区の人々はそれに反対したとする。
国は、財産区にお金を支払い、そこで、財産区の人々は国による海岸線の利用を認める。
財産区とはこのように、何某かの財産を権利として認められた地方公共団体を指す。
既得権益が認められた地方公共団体、と言っても良いかもしれない。
この区に住んでいるというだけで、永久にお金が入ってくるのだ。
それを10世帯で分配するという条例が定められていたとすると、
非常に、強力な権利だ。
年間100万円。
もう少し欲しい。
それを考えた世帯があったとしよう。
潤沢な資産は有れど、更に富を築きたい。
そう思ったとしよう。
お金はある。
お金を使って、誰かに依頼し、この5世帯を抹殺できるとしたら。
年間10万円の受給が増えるからと言って5世帯を抹殺しようとする人なんていない、ですかね。
年間1億円。
どうですかね。
非現実的ですかね。
年間で得られる金額が1億円になる。
どうですか。
年間1億円が入ってくる既得権益を得られるとしたら。
9世帯を抹殺すれば、年間1000万円貰えていた受給が一躍1億円になるとしたら。
世帯の抹殺なんて簡単です。自身の手を染める必要なんて無く、一瞬で。
年間1億円が確約されるならば、2億円、出しうる。
3年後にはペイするのだから。
身を守っておきたい。そう思うのは当然だと思う。
黙っていても・・・とは少々いかないかもしれないけれど、
年間54兆円を集金できる仕組みが出来上がっている。
イメージしにくいですかね。
と凄まれたらどうですかね。
本当にその実行力のある国からこのように凄まれたらいかがですかね。
それが手に入るとしたら、
それ位の強行を考える国が出てくるかもしれません。
でも、今の世の中で、なかなかそういう事は起こりにくいです。
乗っ取られることはない。大丈夫。セーフ。
ですかね。
一言でまとめると
って事。
ただし今の9条だと、「日本の領土や権益は日本自身で守ろう」ってのが率先してできない。
相手の一発を必ず待たなきゃいけないわけだけど、今ってその一発はミサイルや砲弾みたいな分かりやすいものだけじゃないんだよね。
シーレーンの封鎖とか。
んで、こういうのって後手に回ってから取り替えそうとすると、ものすごいコストが掛かる。世論の統制やらなにやら。
竹島だって韓国に実効支配されてそのままじゃん?これに関しては価値が無いとも取れるけど。
安保改正によって、日本に期待してくれている各国の世論も味方してくれる。
そうすると、とある国は「ちょっと厄介かもな」って思って、事を構えにくくなるわけさ。
まー米国の弱体化とオバマさんと約束しちゃったってのは本当だろうけど、憲法解釈をうやむやにしても進めたいくらい、今やっておかないとヤバイって事さ。
女が「職場にイケメンがいて欲しい」ということに男女不平等と怒っている人がいた。
ようは自分たちも「美人が好きだ」と言わせて欲しいということだ。
これはやめておいたほうがいい。
結局、容姿の悪い男女が傷ついて容姿のいい男女はいつも通り容姿がいいということで権益を得るだけだ。
男オークと男エルフが「女オークは嫌いだ」と叫び、女オークと女エルフが「男オークは嫌いだ」と叫ぶのだ。
オーク(容姿の悪い者)が辛い思いをするだけだ。
男のオークも女のオークもエルフを欲し、オークどうしを醜いと嫌い、エルフはエルフ同士で普通に愛し合い、エルフはオークを嫌う。
そもそも不公平なのは容姿による差別や、容姿が良く生まれる人間もいれば、悪く生まれる人間もいるということだ。
性別による対立は良い結果を生まない。
それでもなんだかんだオークが嫌われエルフが好かれるということにどうすればいいのかという答えは出ないのがとても苦しいことである。
今般の安保法制そのものが、合憲かどうかといった議論はひとまず脇におく。
すくなくとも今までの憲法解釈はなんだったんだ、という気持ちにさせるのは確かだ。
が、落ち着いて考えればそれに対する批判の程度の低さがあまりに目に余る。
これでは、本気で法制化を阻もうとなど誰もしてないのでは、野党は論理的な反対などできないと割り切って政権攻撃のプロレスをやってるだけなのではと勘ぐりたくもなる。
以下、いくつか例をあげる。
数に訴える論証。もっとも基本的な詭弁のテクニック。「これこれこういう理由で違憲だ」という論理に説得力があれば大多数かどうかなんて関係ない。
しかし新聞紙面やその他報道で焦点があたるのはもっぱら数だ。読者もそれにしか注目していない。
こんなものを根拠にしたら国会議事堂の議員たちの数に訴える論証に反対できないことになる。
恐怖に訴える論証。もっとも安全保障というものは恐怖から逃れるためにあるのだから、安保法制自体が恐怖に訴えることによってなりたっているのではないか、という反論はありえる。
だが、まあホルムズ海峡が機雷封鎖されたら困るしそういうときに自衛艦が能力としては掃海できるのに法的にできないのは困るよねとかってのはわかるけど、安保法制を通したら徴兵制になるってのは論理のつながりが俺にはわからない。
ということになるのだが、一体どんな成り行きでそんなことになるか想像がつかない。
まずは、かつてソ連の着上陸侵攻が差し迫った危機として語られていたころにも徴兵制などまじめに議論されていなかったことを思い出すべきだ。
こんな軍事情勢の根本的変化がわが国の国内法制ごときが原因で起こせると本気で思っているのか?本気で信じている人がいるとしたら、日本ってそんなにえらいんだっけ?それこそ日本が中心に世界が回っていると思い込む誇大妄想というものだろうといいたいところだ。
むしろ、そんな種類の軍事的情勢の変化は日本人を守ろうとした米軍を自衛隊が見殺しにして、米国国民が日本など知るかとなったときにこそ起きるんじゃないかと思われてしかたないところだ。
こうしたことを踏まえると、より不合理でより悪質な詭弁は「安保法制→徴兵制→怖いヨー」論だと少なくとも個人的には思う。
(( 時代錯誤というか懐古趣味のじいさんが「近頃の若いモンは軍隊にいかないからしつけができとらん」とか言っていたのが今では懐かしいが、そんなものはまじめな議論とは呼べない。そう思うんだったら自分の孫を自衛隊に入れればいいだけの話だ ))
感情に訴える論証。大体、どういう状態だったら日本は米国の植民地でない、属国でないと言えるのだろう?
国際政治というものは相互の関係や力の大小があってあるときは言い分がとおり、あるときは通らないこともあるのは当然ではないか。より大きな力があればより多くの言い分を通せるだろう。わけても特別におおきな力を持っているのが覇権国家や超大国と呼ばれる国なわけだ。そうした超大国さえ、政権がふらついていたりすると時としてわが方の要求を飲まされたりする。
我が方の言い分が通らない場合や相手の言い分を受け入れる場合、相手に協力する場合のことだけをことさらに取り上げてやれ属国だ植民地だだのと言い張っていては、国際関係など成り立たない。どうしてもそういう主張をしたいのなら、どういう点でどのように我が国の主権がそこなわれ不当に不利な条件を強いられているか論証すべきだろう。その論証に納得がいくならば俺も安倍総理を売国奴と罵ろうでは無いか。
確かに日本は覇権国家でないし、核武装もしていない。そりゃまあそういうことをしたら胸をはって独立独歩と言えるのかもしれない。
でも、そうなりたいの?やっていいの?
こういう主張は、日本よ21世紀の覇権国家たるべし、とか核武装なくして独立なしといった危険な主張と紙一重と知るべき。
どうせ「あそこの国はこうだ、こうしてる」といったことを言い出すのだろうが、日本は日本なのだから、どこそこの国を真似しなければならんということになるならその国の属国か植民地ということになるだろうに。
ソ連があった時代からの論法だけど、カビ臭すぎる。愚民をアジるにしてももっと洗練された技法を勉強するべきではないか。
以下、追記。
軍事力だけで中国の脅威を食い止めることができないということと、中国の脅威から日本国の権益を防衛するには軍事力が不可欠なことは矛盾しない。
要するに反論になっていない。
前提が変われば、結論も変わる場合があるのは当然というものだろう。
この論理はソクラテスが人間である場合に限り有効なのであり、ソクラテスが犬のぬいぐるみのことだったり、不死の神だったなら異なる結論が導かれえるのは当然では無いか。
要するにこれも反論になっていない。
たとえ話というのは、抽象的な議論を身近な物事との類推で理解を深めるために用いる技術である。
「軽い」のは当然であって、それを「軽すぎる」などと非難するのは、要するに理解が深まってはこまる。国民の理解が進んだら自分たちの言い分のばかばかしさが明らかになると思っているのだろうか。
あるたとえ話が不適切だと難ずるのならば「軍部隊を個人になぞらえると、こういう場合の類推がうまくない。誤解を導く虞がある。けしからん」とやればいいのであって「軽すぎる」などというのは首相のたとえが「わかりやすすぎる」と賞賛しているのに等しい。
なんといえばいいのだろうか。どれもこれもため息がでるとでも評する他ない。こんなレベルの反論しか本当にできないのだろうか?
以下引用
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20150522/p2
・・・たぶんWW2以降の世界的な社会民主主義の流れで、冷戦、対共産主義のために資本主義、自由主義陣営側が、再分配を強化していく流れがあったと思うのです。なんで、弱者による圧政と専制みたいな感じで、人権などのロジックを使って、これまで虐げられてきたり抑圧されていた層が権益を獲得していく時代だったと思うんです。
けれども、アメリカのアファーマティヴアクションが経た流れと同じで、これを進め過ぎた結果、逆差別が起こってくるようになってきたんですね。
弱者というロジックを使って既得権益の化け物と化して、リソースをフリーライドする方法が社会に蔓延る様になってきた。
また、それでも高度成長などの社会のパイが極端に倍々ゲームで増えていく時期には、それでも問題が多い隠されたので特に問題はなかったんです。けれども、成長がマイナスか、現状維持になって、かつ人口がマイナスに転じてくる時点で、リソースの配分は、正しくフェアでなければいけないという風になってきたんですね。
わかると思いますが、アファーマティブアクションは明確なる逆差別なので、そもそもフェアではありません。アメリカにおける黒人差別を例にとるとわかりやすいのですが、歴史の長きにわたって黒人が差別されたので、現在は黒人を優遇しようということです。けれど、そうすると、黒人以外の層、、、現代の白人、特にプアホワイトなどといわれる貧困層は、逆差別を受けるわけです。
その人たちからするとひどい話で、過去のご先祖様のやったことを、現代の人が責任を取らされているわけです。これ、自分がその立場になったら、やり切れないですよね?。仮に、歴史的に考えれば、それが妥当で正しくても。いやでも、白人が黒人を虐げてきたのは歴史的な事実だから、いま責任を取るのはフェアだ、といったとします。まぁ、これはある一定の妥当性があるので、アメリカ社会でも受け入れられてアファーマティヴアクションが続いているわけです。。。。
しかしね、、、これで何が起こったかというと、プアホワイトや白人層が、軒並み宗教や右翼にシフトしたんですよね。特に中産階級を形成していなかった貧困層の右翼への転び方は、すごかった、イラクやアフガニスタン戦争を遂行したブッシュ大統領の共和党の支持層は、まさにここですね。
えっと、何が言いたいのかというと、(1)勝利至上主義で、ちゃんと現実と闘って頑張った人が報われるべき!というのは、一つ目の正しさです。けれども、そうすると、(2)負けてしまった人々やそもそもマクロ的に頑張れない層が、才能の差によってもたらされたものをケアしろ!といってきます。これは、2つ目の正しさです。
そうして、(1)で頑張った人の努力を奪って再分配を(2)にするとします。そうすると、(2)の層は、その再分配を糧に、頑張る人と、何もしない人が出ます。ようは、(2)が、(1)に転じる人が出てくるんですね。そうなると、(2)で頑張らずに努力しなかった人へ、強い批判が集まります。特に、(2)から脱出した人が、凄い批判社になります、たいてい。これがスパイラルで何周回もしていきます。
ということをしていくと、社会的に不公平感が生まれてきて、特に頑張った層の中でも、それほど恵まれていない層が、右翼化するんですね。なんで、こんなにがんばっているのに、(2)の何もしない奴らに譲歩しなきゃならないんだ!!!って。さらに、(2)のなかでも、頑張らなかった層の中には、がんば『れなかった』人もいるわけです、社会マクロ的な要因や才能の差にしても、、、、そうすると、なんでできるやつにおれが責められなければいけないんだ!と怒り狂う。そんで、この人がルサンチマン化した左翼化になるようなんですね。あっ、ちなみに右翼化して、外国人や移民排斥などの、さらに弱者を探して叩くケースもよくあります。ちなみに、どちらかというと、ヨーロッパをみていると、現代の全地球的な傾向は、移民排斥をベースとした右翼の台頭が、基本のトレンドです。
既得権益を叩き潰して自らが権益を握ろうとするのは別に構わない。
それで大阪の日雇いや老人が困窮しようが大阪の景気が良くなって俺の給料が増えるなら大歓迎。
利に聡い議員連中を自民から共産まで全方角敵に回している時点で無能。
まず、「既得権益」という単語を適当に使うから藁人形に見える。
そんな難しいもんでも無えよ。
例えば、海底資源権益って言う言い方をすると、海底に埋まってる資源を掘り出して、利益を得る権利ってことだ。
既に得ていることだな。
例えば、既得知識なんて言えば、既に持っている知識のことだ。
組み合わせなんだから当然、「既に持っている、権利と利益」だな。
ポイントは「既得」の部分。
例えば、戦国時代に敵将の首をうちとって褒章として土地をもらいました。権益だな。
結果、400年後の現代日本においても、地主として駅前の土地を大量に持ったままです。既得権益だな。
日本だとおおむねGHQのお陰で解体されてるけど、ヨーロッパの貴族様なんか、マンマだな。
さっきちょっと露悪的な書き方をしたが、既得権益には勝ち取ってきた良いモノもある。
まあ、ワケワカラン貧民を総動員して変な連中が選ばれても困るから、あの時代において一定の合理性はあった。
が、ちゃんと知識層の底上げがなされ、さらに「既得権益打倒」を掲げ頑張った結果、財産に関係なく男子全員に選挙権が与えられた。
そして、「戦後」にやっと、20歳以上の男女と定められ、女性も選挙権をゲットできた。
歴史的な経緯で、現在の人は何もしなくても最初から持っている権益だからだ。
時代は移り変わる。
ある時代には合理性があったものでも、現代において不合理なものもある。
例えば「女性の選挙権は、既得権益だ!剥奪しろ!」なんてのは、現代においても不合理だろう。
じゃあ(炎上しやすい)「20歳以上のみが選挙権を持つのは既得権益だ!18歳に引き下げろ!」というのはどうだ?
さっきチョロっと書いたが、個人的には「ワケワカラン連中を扇動して」状態になりそうだから、俺は日本においては時期尚早だと思ってる。
ただ、ワリと有名だろうが、オーストリアは選挙権を持つのは16歳からだし、米国でも18歳からだ。
これはちゃんと底上げがなされて、理解が進み、結果としてそうなっている面がある。
「俺達にも政治に参加させろ!」の結果の、権益としての選挙権だ。
ただ、何でもかんでもそうではなくて、例えば米国の大抵の場所では酒が飲めるのは21歳からだし、公共の場所では飲めない。
だれでも飲める時代、禁酒時代、一定の節度を持って飲む時代と、米国の飲酒権益は、減ったり増えたりしている。
米国の禁酒時代を続けようとマフィアが頑張っちゃってたら、どうなってたかは想像するだに恐ろしい。
煽り方が悪い。
「既得権益打破!」というと、なんだか全部良いように聞こえる。
(バカもいないとは言わないが)バカばっかりじゃないんだから、ちゃんとして欲しい。
さっき言ったように、良い既得権益と、悪い既得権益がある。つまり、時流に合わないものだ。
炭酸飲料メーカーやギャングが、「オレらの稼ぎが減るから禁酒法廃止絶対反対!」とか言うのは、悪い既得権益だ。
でも、「財政難なんで、生活保護費は打ち切る方向で!既得権益打破!」とか言うのは、良い既得権益の破壊だ。
結局同じで、それが時流にそって妥当かどうかという面が一番重要だ。
例えば、大阪市の敬老優待乗車証(いわゆる敬老パス)は、年間3000円で乗り放題のパスだ。
これは紛れも無く「既得権益」なんだが、じゃあコレって、良い既得権益なの?悪い既得権益なの?
大阪市の70歳以上はおよそ50万人。市営バスだの地下鉄だのに、タダノリする20%の市民。
今後は1回50円負担になるって事は、ソコソコ負担になってたんだろう。
でもこれ全面廃止になったら、利用者ガッツリ減りそうでもある。
本質的な意味で「既得権益の無い社会」というのは、その時代に最も沿った仕組みで在り続ける社会だろう。
例えば、コメ農家の保護と、新規参入が、常に適切に調整され続ける社会。
新規参入は容易だが、壊滅するほどは開放されない。
生活保護費はうなぎ登りでも打ち切られず女性の参政権も確保されるが、成人の定義は変更し続ける。
「既得」ではなく「その時に最も適切」な「権益」が確保される社会が、「既得権益の無い社会」だろう。
ただ、大抵の場合は「政府」だとか「団体」っていうのは、都合良く権利を制限したがるし、好き勝手する。
(文字通りの意味で)血と汗で獲得した権利は、守らなければ簡単に蔑ろにされる。
第三のビールへの課税だとかね。企業努力はワリとあっさり蹴散らされる。
その意味で、「そう簡単には変えられないようにガッチリしてやる!」と権利を確保する方向性は、残念ながら正しい。
で、アファーマティブ・アクション(弱者にゲタを履かせる)なんかは、時代とともに強力な利権になったりもする。
そういう歴史的な経緯で過去権利をガッチリ固めたが、時流に合わない、みたいなのを特に「既得権益」って言ってたりするな。
雑に「既得権益は打破」だの「既得権益は必然」だの言わないこと。
酒の話ばっかりになるが、酒販を巡って酒屋がコンビニになったり、コンビニへ免許を卸す仲介業者まで跋扈した。
コレだって、酒屋がまだまだ強ければ「酒販自由化反対!」と「既得権益にしがみつくな!」みたいな論争になってただろう。
(そういう風になっとる業界もあるが、本論とは関係ないので割愛)
まあだから、「既得権益」だけだと良いものも悪いものもあるから、単語だけで反応せずにそれぞれ個別にちゃんと話そうぜってことだあな。
因みに俺は、市営系の敬老パスは経済的なメリットの方が多いと思ってる。
原爆なんて、原発なんて、最初からなかった—全体主義に怯える西洋の知識世界が総力を挙げて案出した虚妄の世界から脱出し、全人類を解放せよ!!
2015/4/25追記:ネタですた。詳細はぶくまこめ参照
戦争はしちゃいけないで思考停止しちゃうサヨクって奴が、ぼくは大嫌いです。
さて、日中戦争・太平洋戦争ですが、当時人口 7000 万に対して、
軍人・軍属の戦死・戦病死が 230 万、そして民間人犠牲者が 80 万くらいなので
概算で 5 % 弱が死んでますね。
ちなみに 3/11 の大地震は死者・行方不明者がだいたい 2 万 しか しない。
地震と違って、戦争時は日本全国からまんべんなく死者がでるし、
軍人・軍属は働き盛りの成人男性で構成されてると考えていいから
ちょっと同僚や同級生を思い出して、このなかの 1 割くらい死ぬし、自分がその中に含まれるかもって考えて全然 OK です。
私たちが本当に考えなきゃいけない、語り継がなきゃいけない戦争の怖さは
それこそが、負けた当事国たる日本人が語り継がなきゃいけないものであると、筆者は思います。
先の戦争において私たちは負け、結果として多大な資産を失いながら何も得られませんでした。
支払った代償は労働人口の1割弱。
著者が考える、語り継がなきゃいけないもの、それは次の2つに集約されます。
著者の受けてきた教育は主に2つ。
日本人は加害者であり、かつ軍事独裁の被害者であった。基本的にはこの2点だったと印象受けています。
著者は疑問を持ちます。
受動的、すぎませんか?
私のご先祖様達は、時代に振り回されただけの人々だったのですか?
著者は思います。当時の日本人は十分に当事者だったのではないかと。
決して軍部だけが暴走したのではなく、政治家だけが無力だったのではなく、マスコミだけが煽っただけではないと。
では、どうすればその空気の再構築を防げるか? 筆者は、損益を冷徹につきつけることが抑止につながると考えています。
当時の日本人はどの程度の犠牲と利益を見込んで、実際はどの程度の犠牲と利益だったのか。
著者は、それこそ語り継ぐべきだと考えます。
ミッシングリンクがあり、著者は自分の祖父・祖母に直接聞けなかったことがあります。
「支持したのであれば、それはなぜですか?」
推測ですが、結局、大多数の日本人は、戦前、開戦を支持したのだろうと思います。
なぜでしょう?
著者は、明確な理由が想像つきません。
なんとなく、「まぁ、負けることはないだろう」と思っていたのかなぁ? と思います。
真実はわかりません。
私たちが本当に避けなければいけないことの一つとして、「次もまた、このような大敗を喫すること」というのがあります。
次の戦争、次の次の戦争、世界がある限り、おそらく次の戦争の機会はまた来るでしょう。
その時、負けることがないよう。大敗はしないよう、開戦前の空気と空気が醸造された理由をシビアに語り継ぐべきだと著者は考えています。
ネットウヨクと呼ばれてでも、反戦平和すぎる言説には反感を抱いてきました。
あまりにも楽観的すぎる。著者は率直に言ってそう思っています。
その昔聞いた、とある質問への答え「相手が殺しに来るなら殺されればいい」というのは、自分以外の他人には強制できません。それは無理です。
一報、最近の保守も劣化がひどいのではないかと感じるようになってきました。
今までは、幻想として楽しむ人が多かった。
にも関わらず、最近は真顔で唱える人が多くなっている気がする。
これは 劣化 でしょ。
>あんたもやってみたら?面白いよ。
うん、なまじ政治信条があるから、雑談しにいくつもりでも熱して喧嘩になってしまいそうな気もするなあ。
>色々疑問に思ってることを聞いたり、議論をふっかけたりするとすごく面白いし、向こうも嫌な顔ひとつしないから、おすすめ。
確かに、みんな聞いてもらいたい気持ちはあるだろうね。普段なかなか政治的な話ってできないから、身内以外の人と社会に対する思いを語り合えるという時間は充実感が高いよね。
>やっぱり共産党の事務所に出入りしても、実質的な利得は何もないんだねー。
まあ個人的な印象だけどね。でも知っている人で、運動に関与して経済的利益を得ている例は見たことがないなあ。実利的なことだと、議員さんに役所がらみの手続きや許認可の相談に乗ってもらえることがあるかもだけど、めったにあることじゃないし。生活に困窮して福祉制度を利用しようというときには役立つかもしれないけど、その時になって相談に行けばいいしねえ。やっぱり世の中を良くしたいという社会貢献や社会参加の部分での精神的な部分が主にならざるを得ないのじゃないかな。
我ながらなんで党の支持が広がらないのか改めて納得するような…(汗)
共産党も農林水産業や中小企業関係で権益保護を掲げていたりするんだから、ギラギラの要素がもっと入ってきてもいいんだろうけどねえ。