おことわり
http://anond.hatelabo.jp/20151201220634を見たのでなんとなく書いてみた。
なお、筆者はミャンマー情勢に大して関心を持ってないので、日本語の新聞と日本語のニュース番組程度の情報しか得ていません。以下の内容はその限定的な情報をテンプレ応答に放り込んだだけです。
本文
- Q:どういうことなのか
- A:国軍が国民から嫌われていることがはっきりと示された。それなのに、次の選挙で勝たねばならない。
- Q:与党の失政を待つということか
- A:いささか消極的な言い方に過ぎる。我々の既得権に手を付ける「改革」には異議を唱えるし、水面下での抵抗にも努める。
- Q:失政を起こさせる、と
- A:もちろん、我々がわざわざ悪役を引き受けて、与党の株を上げてやるつもりはないから、表面的に譲歩する可能性はある。原則で同意して実行で足を引っ張るという方法だ。まあ、与党が自滅する可能性も高いと見ているが。
- Q:本当に対立を煽らないのか
- A:やろうと思えばやれる。例えば少数派の過激勢力に武器を渡すとか、そういう勢力の仕業に見せ掛けたテロを起こすとか。だが、発覚した場合のリスクを考えると、当面は現実的ではない。それに他にも手はいくらでもある。
- Q:たとえばどのような手が
- A:簡単な物としては情報操作だ。「彼らの言い分に大幅に譲歩した政策を政権が用意している」といった噂を流す。簡単で効果的な手だ。実際にそんな政策があっても、なかっても、どちらに転んでも政権にダメージになる。
- Q:仮定の話でなく、実際に噂を流しているのではないか
- A:発端が自然発生だったのか、我々が流した物なのかは大した違いはない。人間、悪いニュースには常に敏感であり、勝手な尾ひれを付けて拡散したがる生物だ。社会不安の芽が既に存在している以上、よほど強力な統制を行わない限り、噂は広がり続ける。
- Q:政権に協力するシナリオはないのか
- A:先ほど話した表面的な譲歩はともかく、それ以上は特に考えていない。軍の権益温存に全面同意するというのであれば、まあ、考えないでもないが、そこまで分かりやすい「変節」を国民が見逃すとでも思うのかね?
- Q:次回総選挙でも勝てなかったらどうするのか
- A:どうもしない。それは単に「失政」による評価の下落が足りてないというだけの話だ。軍が一丸である限り「改革」は絶対に成功しない。であれば、次の次の選挙まで待てば十分だろう。
- Q:軍は本当に一丸なのか
- A:痛いところを突く。確かに改革派と呼ばれる分子がいないわけではない。だが、勢力はそれほど大きくない。軍の大半は権益死守に同意している。
- Q:次の選挙で与党が議席を減らせば、そういう余地が出るのではないか
- A:仮定の話になるが、可能性だけならば考えられる。
- Q:そうなったらどうするのか
- A:仮定に仮定を重ねる話で答えにくい。その時の国際環境と国民感情次第だ。君たちが期待するような派手なクーデターを行って政権転覆、といった話にはならないと思う。
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