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はてなキーワード: 一言とは

2021-02-03

ショーン君さあの続きanond:20210203122538ごめんよ切れてた

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

山口先生問題提起に対して

1) 元々出世意欲が低く打診しても断られる

2) 夫選びの指向寿退社が多くなる

3) 進学段階でSTEM専門職パスを選ばない

という問題があり、ここに手を入れたくても女性自由意志に反したり、プライベート干渉する必要あり難しくなるのです。

まるで“山口先生が知らない問題であるかのような口ぶりだが、2)と3)は山口先生の解析で男女の賃金格差の主因足りえないことが示されている(個別でも組み合わせても)。山口先生研究で(たぶん)扱っていない1)についても要因の一つたり得るがエビデンスは少ない。

1) → 出世意欲の男女差では賃金/管理職割合格差説明しきれない(調査も少ない)。

2) → 勤続年数が同じ(寿退社しない)でも格差は残る。また夫選びは勤続年数に影響を与えるファクターたり得るが、勤続年数そのもの格差の主因ではないことは今言った通り(※7)。

3) → 学歴補正しても格差は残る。また大学での専攻の男女差でも格差説明しきれない。

※7:ダグラス=有沢の法則というものが知られており、これは夫婦間の給与格差が大きいほど妻の就業(継続)確率が下がるというもの日本ではちらほらとエビデンスがあり、勤続年数を媒介として男女の給与格差に影響を与え得る要素の一つ。

※(Repeat)※

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

最後にもう一度確認です。私と山口先生は結果としてのファクト認識は共有しています。そこに異存はありません。

twitter.com/SeanKy_/status…

問題解釈のほうです。確かに前世紀なら男女雇用機会均等法などを必要としていたこともあり、男女差別があったと言っていいでしょう。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

しかし、2020年女性管理職30%の目標起業が本気で取り組み、男性の育休を強制的に取らせる施策が広がるこの時代に、女性に昇進を打診しても断ってしま問題や、自分より所得の高い夫を選び寿退社してしま問題、進学段階で工学系に進まない問題に取り組む必要が出ているのです。

本気で取り組んですごーい。2020年までに女性管理職30%の目標が出たのは2003年で、女性躍進法が2016年、そして今年やっぱ無理だから2030年までに延長。本気の努力凄いなあ。男も強制されると育休をとるなんてスゴイね!ほんとに凄い時代だよ取得率8%だけど。

なおショーン君の挙げたいずれもが男女の給与格差の主因ではないことは既に示した通り。解析結果を“ファクト”と呼ぶなら、君が挙げた3つは解釈どころではなく“ファクト”に反する主張だよ(※8)。

そして実はさりげないすり替えがある。「自分より所得の高い夫を選び寿退社してしま問題」?先のツイートでも「2) 夫選びの指向寿退社が多くなる」と言ったね。

思い出してほしいが、夫選び云々でショーン君が言ってたのは「女が転勤についてこない夫を選ぶ問題」だ。

これが寿退社(結婚を機とした離職)とどう関係するんだ?結婚したら即座に転勤を命じられる慣習でもあるのか日本には。寿退社するなら転勤は関係ないし、転勤時の夫婦の不一致で辞めるならそれは寿退社じゃない。

いやまあ『「妻の出世邪魔する夫」を選ぶ妻』より、「金持ち男と結婚して退社する女」をディスる方が楽とは思うがね。

※8:繰り返すが、それらは当然ファクターの一つたり得る。もっと言えば説明力があんまり高くないファクターでもある。そしてそれだけでは説明できない男女格差存在するのが“ファクトである

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

みずほ男性の育休取得率100%に 18年度目標

2016年

nikkei.com/article/DGXLAS…

男性育休100%宣言(有名企業100社以上)

2018年には確認

work-life-b.co.jp/mens_ikukyu_10

男性の育休取得促進へ 法改正案を今国会に提出へ 政府

2021年

www3.nhk.or.jp/news/html/2021…

2019年の男の育休取得率8%弱なんだけど。みずほ2015年で1.5%、2021年現在未達成(恐らく)。宣言するだけで「頑張ってる!」って……

まあ男にも男の事情があるのさ。男が育休取れない(“取らない”とは言うまい)のは女の育児家事ハイウェイトと鏡うつしだ。根性論でどっちが悪いというもんでもない。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

大企業/大きな事業所では私の論が成り立つが、小さな事業所では成り立たないのはnoteでも書いた通りです。

ただし、両者は表裏一体で、大企業では休職退職に対する労働力の調整を転勤の強制によって行えるのに対して小さな事業所ではそれが出来ないわけですが、


女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

中小企業配置転換や転勤させるにもその補充元がいないので、最初から問題回避するために退職休職をしなそうなメンバーを選んでいるというセレクションバイアス差別の原因であり、解消するには「転勤を受け入れる従業員のいる大きな事業所しろ」という話になってしまうと。

間接差別統計的差別を直球でぶち上げてくるなんて、ショーン君は凄いなあ。

間接差別

第7条 事業主は、募集及び採用並びに前条各号に掲げる事項に関する措置であって労働者性別以外の事由要件とするもののうち、措置要件を満たす男性及び女性比率その他の事情を勘案して実質的性別理由とする差別となるおそれがある措置として厚生労働省令で定めるものについては、当該措置対象となる業務性質に照らして当該措置実施が当該業務遂行特に必要である場合事業運営の状況に照らして当該措置実施雇用管理特に必要である場合その他の合理的理由がある場合でなければ、これを講じてはならない。

簡単な要約は

間接差別とは、

性別以外の事由要件とする措置であって、

② 他の性の構成員比較して、一方の性の構成員に相当程度の不利益を与えるものを、

合理的理由がないときに講ずること

厚生労働省令における具体的な措置は以下

労働者募集又は採用に当たって、労働者身長体重又は体力を要件とするもの

コース雇用管理における総合職労働者募集又は採用に当たって、転居を伴う転勤に応じることができることを要件とすること

労働者の昇進に当たり、転勤の経験があることを要件とすること



統計的差別

Beckerの嗜好に基づく差別

直接の関係は無いけど文脈的に紹介が必要かな。

「ある企業一定の嗜好をもって被雇用者を選別する場合(白人がいいとか男がいいとか)、実際のパフォーマンス白人/黒人男性/女性で差がなくとも格差が生じる。ただし、それは経済的に不合理であり(より優秀な黒人白人を逃がす)、合理的被雇用者を選ぶ別の企業との競争で不利になるため、差別的な企業市場から淘汰されていく」という理論

Phelpsの統計的差別

統計的差別論にはいくつかのタイプがあるがここではPhelpsのものを紹介する。

「“雇用者側が評価する資質について、志願者/被雇用者には個人差がある”かつ“雇用者側が評価する資質について、志願者/被雇用者の属するグループ間に統計的な差が存在する”ことが前提。そのうえで、志願者/被雇用者個人資質を見極めるより、グループ間の統計的な差を知る/調べる方がコストが低く済む場合個人ではなくその属するグループに基づいて扱い(雇用の可否、賃金や昇進、教育投資等)を決定する方が(経済的に)合理的である。その結果、統計的差別は淘汰されずに市場に残り続ける。」

例を挙げるなら、ある女性社員個人が早期に離職するか分からない場合女性全体の統計的データをもとに長時間労働せず早期離職するもの判断してOJT等の投資を控える。

3人に2人の女性が早期離職する場合、大きなコストをかけて誰が辞めるか誰がそうでないかを見極めるより、全員に投資しない選択をした方が安く済む。

3人に1人の女性社員長時間労働を厭わず定年までバリバリ働く場合でも関係ない。合理性の前の致し方ない犠牲というやつである

別の例なら男性保育士男性女性より圧倒的に性犯罪を犯しやすいという統計的データにもとづき、男性保育士性犯罪リスクを厭って採用を見送るあるいは女性保育士より低く評価するなど。

山口先生は長年この統計的差別批判している。「差別はいけない」というだけでなく、「本当に合理的かそれ?」という批判である

詳しくは山口(2008,2010)でも読んでくれもう疲れた

完走できなかった感想

いやあ疲れました。ここまで書いてもうギブアップ。まだ件のtogetterまとめは続くけど、これ以上はキツい。精神的にも実作業的にも。

山口先生も災難だったろう。自分名前出して間違ったこと言ってる人がいるから訂正したら、論点ジャグリングしながら錐揉み回転で突っ込んでくるんだもん。そら逃げるわ。

この増田書くのに結構時間かけて文献読んで論理チェックしてと、得るものは無し。絶対コラムとか講演のために時間使った方がいいわ。不毛

そもそもネットバトル自体ツイッター歴1年と3カ月、総ツイート500ちょいのライトユーザーたる山口先生には厳しかろう。

もっとネットバトルに慣れてる、そうだなNATROM先生あたりならきっと最初に「まず“時短や離職で賃金格差が生じた”というのは撤回するということでよろしいですか?」とか詰めるだろう。

まれ、ここまで書いた分だけでも賢明諸君はいろいろ察してくれるだろう。僕ぁもう疲れたよ。

念のために言っておくが、山口先生や他の研究者が挙げている男女賃金格差の要素は、それぞれ解決すべき問題の一つである正体不明ファクターなんて対処しようがないからね。

しかしその解決社会的な要因あるいはシステムへの介入(企業自助努力だけでなく国からの援助も含む)によるものであり、個々人の意識や行動にそれを求める精神論はお呼びではない。

最後一言で件のtogetterまとめの流れを言えば、“起結転転転転転転転”。ではさようなら

参考文献

山口一男 (2008) 男女の賃金格差解消への道筋統計的差別経済的不合理の理論的・実証根拠日本労働研究雑誌 50(5), 40-68.

山口一男 (2010) 常勤者の過剰就業とワーク・ファミリーコンフリクトRIETI-DP 10-J-008

山口一男 (2014a) ホワイトカラー正社員管理職割合の男女格差の決定要因.日本労働研究雑誌 56(7), 17-32.

山口一男 (2014b) ホワイトカラー正社員の男女の所得格差格差を生む約 80%のメ

カニズムと要因の解明.RIETI-DP 14-J-046.

山口一男 (2016) 男女の職業分離の要因と結果―女性活躍推進の今一つの大きな障害について. RIETI-DP 16-J-001.

馬欣欣,乾友彦 (2016) 正規社員管理職になる決定要因およびその男女間の格差従業員企業マッチングデータに基づく実証分析―.RIETI-DP 16-J-015.

馬欣欣,乾友彦,児玉直美 (2017) 管理職における男女間格差 : 日本従業員企業マッチングデータに基づく実証分析 (小特集 日本格差問題).経済研究 68(2), 114-131

Gijsbert Stoet, David C. Geary (2018) The Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education. Psychological Science 29(4), 581-593.

Gijsbert Stoet, David C. Geary (2020) Corrigendum: The Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education. Psychological Science 31(1), 110-111.

Sarah S. Richardson, Meredith W. Reiches, Joe Bruch, Marion Boulicault, Nicole E. Noll, Heather Shattuck-Heidorn (2020) Is There a Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Math (STEM)? Commentary on the Study by Stoet and Geary (2018). Psychological Science 31(3), 338-341.

ショーン君さぁ……

とある増田経由でこのtogetterまとめにたどり着いたが。これはひどい

山口一男(シカゴ大学社会学教授) vs 女子大生起業家 https://togetter.com/li/1659464

本来最初の2ツイートで終わった話。

山口先生の解析では山口(2008)で“男女の所得格差男性に比べ女性非正規雇用が多いことが一因ではあるが、より大きな原因は正規雇用者中の男女格差で、特に女性管理職昇進率が男性に比べ著しく低いことが要因だ”ということが示され、さら山口(2014ab)で勤続年数・就業時間・年齢・学歴職場の種類だけでは男女の管理職割合/所得格差説明しきれない(これらの項目が全て同じだったとしてもまだ大きな男女格差が残る)ことが示された(※1,2)。

まりショーン君の「山口一男氏を始めとして、多くの研究から所得の男女格差女性が辞めたり時短にした結果によって生じているもので、そうしなければ女性所得男性並みであることが分かっておりますので、女性も自信をもって主たる家計支持者になって大丈夫ですよ。」は間違い。

しろ何で山口先生名前出したん?たぶん読んでないでしょ君。それで本人から訂正されるって一番恥ずかしいやつぅ。

……とまあ本来はここで終わり。あるいは、少し後退して「賃金の男女格差の要因の一部には女性が辞めたり時短にすることが含まれうる」と主張を弱めるか。はたまた「貴方論文/解析は間違っている」と文献を挙げるか自分研究結果を出すか。

しかショーン君は別の道を選んだ。

※1:就業時間管理職割合関係因果が両方向(長く労働する社員管理職になりやすい/管理職になると労働時間が長くなる)だが、前者だけを考慮している。そのため、就業時間の実際の説明力は解析結果よりもっと弱い。

※2:平均の就業時間ではなく、就業時間区分に分けてその割合で解析している。理由としては平均値だとあまり男女差は無いが、区分分けすると“長時間労働者”区分割合で男女差が大きくなるため。平均差より区分分けして解析した方が労働時間説明力が高くなる。山口(2014a)では具体的に述べてはいないが山口(2014b)では週当たり平均労働時間の男女差は約4時間だが区分分けすると労働時間50時間以上の区分女性割合男性3分の1になる。

恐ろしく速い論点ずらし。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

ここからショーン君は鮮やかな論点ずらしを見せる。「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」という自分の発端のツイートとそれへの指摘は無視して、別の話を始める。

まあショーン君も実際に解析結果見て「あ、ヤベ」って思ったんだろうなあ。他の人の研究でも女の時短とか離職は数あるファクターの一つに過ぎないし。

『「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」ではありませんよ。要素の一つにすぎません』に反論しようがない。

でも凄いよショーン君は。まるで最初からそう言ってたみたいに論点ずらすんだもん。ネット論客かくあるべし、みたいな?尊敬はしないけど。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

まずファクト確認として、

1) 日本でも同じ勤続年数・職位・職階であれば所得の男女差はない

2) 日本所得の男女差はa.勤続年数・職位・職階分布の違いとb.職種分布の違いで説明できる

というのが基本かと思います

うんうん。まあもう少し言えば補正後も男女差は残るし、職階分布の男女差の説明変数の一つが勤続年数なんだけど、まあ細かいことはいいんだよ。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

山口先生と私が違っているのはそのファクト解釈です。山口先生は例えば《意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられ》とここに男女差別があるのだという解釈になっています。ですが、この解釈には直接的なエビデンスがありません。

うん?差別?突然出てきたが何の話だ。実際に解析結果では「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されている」し、少なくとも引用元では山口先生はそれを差別と呼んでいないぞ。

事務職コースみたいな、女性が多く(というか実質女性向け職)かつ賃金昇給が低く抑えられている企業コース制度のことは間接差別だと言ってるけど。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

2020年管理職30%目標など企業努力しており、その中で問題になってくるのが「女性に昇進を打診しても断られる」「管理職候補だった女性寿退社してしまう」という問題です。女性の昇進意欲については山口先生の間接的データ解釈とは別に直接的エビデンス存在します。

うぅん!?“昇進意欲”なるもの唐突に出てきた。え?女の時短や離職で賃金格差が生じてるんじゃなかったの?

しれっと別の話始めないでよショーン君。たぶん山口先生も混乱したでよ。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

例えば、『多様な選択可能にする学びに関する調査報告書』(gender.go.jp/research/kenky…)では女性の昇進意欲は男性のそれの半分です。パーソルの調査rc.persol-group.co.jp/research/activ…)でも同様の結果で、日本女性アジアの中でも管理職昇進意欲が最低で、男女のオッズ比も最も大きい。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

女性に昇進を打診したのに断られる」という企業困惑は実際そうでしょう。引用から図表を持ってくるとこのようになります

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

この問題日本に限った話ではなく、例えばスーザン・ピンカーが「なぜ女は昇進を拒むのか」(hanmoto.com/bd/isbn/978415…)という本を書いていたりしますが、この本の主張はともあれ多かれ少なかれ「女性に昇進を断られる」という問題現実的な話ではあります

いやしれっと進めないでよね。それに女は昇進意欲が小さいんじゃい!と連呼されてもさ、それが職階分布の男女差をどれくらい説明できるのかなんも言ってないじゃん?(※3)

いやはややっぱりすり替えうまい。女は昇進意欲が小さいというエビデンスを、それによって職階分布の男女差ひいては男女の賃金格差が生じているというエビデンスに誤認させてる。

山口先生がただ結果を述べているだけなのを「男女差別があるのだという解釈」ということにして信頼を毀損しようとする。

やりますねえ!

※3:たしか昇進・労働意欲の影響を調べた解析もあった気がする。あ、これだ馬&乾(2016)。これだと係長への昇進は意欲で一部説明可能だが課長以上はできないって結果。ちなみにこの調査では、管理職割合については属性格差(人的資本の男女差)より評価格差(人的資本評価における男女格差。例えば同じ人的資本を持つ男女では男性の方がより評価されるなど)の影響の方が大きく、男女の職階差は差別的扱いに由来するもの結論付けている。馬ら(2017)でも昇進意欲の影響を見てるがこちらはもっと説明力が少ない。

アクロバティック!

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

次に、寿退社の話です。スローター仕事と家庭は両立できない?」とその種になっているコラム"Why Women Still Can’t Have It All"(theatlantic.com/magazine/archi…)やサンドバーグ「Lean In」では夫選びの重要性が説かれます。妻の出世に協力的な夫でないと出世は難しいと言う話です。

こらまたアクロバティックな方向転換。なぜに夫選びの話に?

43歳でFacebookCOO(その前はGoogle、さらにその前は米財務省首席佐官、その前はetc.)のスーパーウーマンシェリル・サンドバーグが「女のリーダーなすぎ!女だからって仕事辞めなくていいよ!子育て仕事も両立できるし、バリバリ働けばキャリアだって男に負けない!頑張れ頑張れできるできる!!」と抜かすLean In (悪意的要約)と、それに「いや無理だし」と返しているアン・マリー・スローターを同じ意図引用するってどういう脳みそだ。ほんとに読んだん?

夫選びに限定したって、サンドバーグは「理解のある夫くんが居れば無問題」、スローターは「夫は重要だけど、それだけじゃ無理」と言っている。

ちなみにショーン君の引用しているアン・マリー・スローターの文は日本語訳があるので置いとくよ。→https://courrier.jp/news/archives/77602/

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

最近共働き志向の中では「出世に伴う転勤・引っ越しについてくる配偶者か否か」という問題で表出しやすくなっています先生研究者ですからポストを得るのに引っ越し必要であり、現実的引っ越しについてくる配偶者か別居を選ぶかしか選択肢がないのはご存じでしょう。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

ただし、引っ越しについてくる夫を選ぶ女性が極めて少ないのは、中野円佳「育休世代ジレンマ」(kobunsha.com/shelf/book/isb…)4章2「なぜ夫選びに失敗するのか?」や、

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あるいは有名どころで上野千鶴子インタビュー(toyokeizai.net/articles/-/224…)にもそれは表れています他人白河桃子『「専業主夫」になりたい男たち』も同じ旨が書かれます

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女性結婚相手選びで所得を重視するのは婚活産業少子化関連の調査から明瞭で、言ってしまえば女性自分出世邪魔になる夫を選んでしまうのですが、ここを変えようとしてもプライバシーへの干渉になるので、現実問題としてはここが非常に大きなボトルネックになっています

まだまだ続くよ夫選びの話。ええい印象論はいい。エビデンスを出せエビデンスを。

って言うか最初に言ってた寿退社の話はどうなった。転勤・引っ越し寿退社に何の関係があるんじゃ。

ちなみに山口(2014a)は制約は多いながらも「既婚および子供の有る女性/男性は、そうでない場合より昇進し難い/易い」という解析結果をだしている。あとさっき引用した馬&乾(2016)では結婚女性の昇進に影響なし、男性プラス

しか解釈は容易ではない(※4)。「夫が足引っ張るせいで妻が出世できない」のエビデンスには全く足りない。

あとこのツイートからわかるのはショーン君の「女が悪いフィルター」の強さかな

出世邪魔になる夫」の問題じゃなくて『「出世邪魔になる夫」を選ぶ女』の問題って言うんだぜ。賭けてもいいが、ショーン君ならDV被害DV男を選ぶ女の問題って言ってくれるはず。

※4:パターン単純化しても↓である

①/② 結婚男性/女性(の昇進)にプラス/マイナス効果を生じる

③/④ 独身男性/女性(の昇進)にマイナス/プラス効果を生じる

⑤/⑥ 昇進が男性/女性結婚プラス/マイナス効果を生じる

⑦/⑧ 結婚男性/女性(の昇進)に影響がない

①~⑥は全部同時に成立しうるし、①③⑤は⑦と、②④⑥は⑧と、⑦は⑧と排他である

さらプラス/マイナスが具体的に何によってもたらされるかも考えねばならない。超複雑!

後方宙返り3回ひねり

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

最後専門職の話。これは、実は「ジェンダーギャップ指数が良好な国ほど女性STEM系進学率が低くなる」現象があり、Gender-Equality Paradoxという名前他国でも問題提起されています(eprints.leedsbeckett.ac.uk/id/eprint/4753…)。

問題提起?されたなあ確かに。その論文Stoet&Geary (2018)の信頼性についてだがね。

発端はこの論文に興味を持った他の研究者がデータから結果の再現を試みるも失敗したこと。よく見たらデータ自体も合わない(例えばポーランド女性STEM学位取得率は43%だが、論文中では27%くらいになってる)ことが判明。著者らに問い合わせたんだ。

すると――聞いて驚け!――この論文の著者らはMethodsにも書いていない、非公開の独自計算方法を用いて数値を算出していたのだと。

でまあ指摘を受けた著者は論文の大幅な――元論文の1割以上、1,113語にも及ぶ――修正をしている(Stoet&Geary, 2020)。

その訂正の多さもさることながら、元論文では言い切っていたところを「傾向(propensity)」という弱い表現差し替えてる。つまり非公開の手法データいじって主張を誇張してたわけだ元論文は。

ぶっちゃけ個人的にはアウトもアウトな話だと思うんだけど、皆さんどう思う?

さらにそれを指摘した学者らの出したRichardson et al. (2020)では、国の数や男女平等指標等が変わるだけで男女平等STEM分野の男女格差の相関は消えることが示された(=Stoet&Geary (2018)に再現性なし)。Richardsonら曰く「複数指標手法を試して結果の一貫性確認すべき。自説に合う結果が出たやつだけ使うのはダメ」とのこと。

おっと、引用元解説を長々しすぎた。Gender-Equality Paradox云々は置いといて、ショーン君が言いたいことは分かるよ。「女の選好のせい。女が悪い」でしょう?

良い手だが、それは結局ファクターの一つを提示したに過ぎない。それの説明力や、それがどの程度社会的形成されたものであるのかが重要だ。

ちなみに山口先生の解析では、男女の専攻の選好は理工学部を除き、男女の職業分を説明しない。その理工学部にしても最大推定で約50%しか男女の職業分離を減少させない(※5)。

勘違いしないでほしいが、男女の選好の違いは男女のSTEM分野ないしより広い範囲職業選択において重要ファクター一つであることは間違いない。

論点はそれがどれくらい生物学的(対処不能)でどれくらい社会的(対処可能)であるかということだ。極端な主張の人達――100%生物学的 or 100%社会的――もいるがね。

※5:

男女の大学の選好の違いの多くは、男女の職業分離を説明しないが、例外理工学部女性の増大で、もし理工学部女性割合男性と同等になり、かつ彼女たちの職業分布男性理工学部卒の職業分布と同じになるという2条件が満たされるなら、タイプ1型(※6)の専門職割合の男女格差が最大の推定でほぼ半減すると期待できる。

(山口,2016より引用)

※6: タイプ2専門職教育・養育、医療健康看護社会福祉分野の専門職から医師歯科医師大学教授(教員)を除いたもの

タイプ1専門職医師歯科医師大学教授(教員)およびタイプ2に含まれない専門職

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

山口先生問題提起に対して

1) 元々出世意欲が低く打診しても断られる

2) 夫選びの指向寿退社が多くなる

3) 進学段階でSTEM専門職パスを選ばない

という問題があり、ここに手を入れたくても女性自由意志に反したり、プライベート干渉する必要あり難しくなるのです。

まるで“山口先生が知らない問題であるかのような口ぶりだが、2)と3)は山口先生の解析で男女の賃金格差の主因足りえないことが示されている(個別でも組み合わせても)。山口先生研究で(たぶん)扱っていない1)についても要因の一つたり得るがエビデンスは少ない。

1) → 出世意欲の男女差では賃金/管理職割合格差説明しきれない(調査も少ない)。

2) → 勤続年数が同じ(寿退社しない)でも格差は残る。また夫選びは勤続年数に影響を与えるファクターたり得るが、勤続年数そのもの

クトゥルフ神話TRPGプレイヤーに奇襲された話

セッションでどうしても腑に落ちなかったので、整理も兼ねて吐き出し。


要約すると「PvPあります、と事前説明のないシナリオでPLから奇襲をくらったんだけどクトゥルフ神話TRPGシナリオPvP組み込みたいなら注意書きしてほしい」という話。※個人的要望

PvP:プレイヤープレイヤー


以下は経緯。ギミックの内容やトリガー明記してません。シナリオのバレも含んでいないつもりですが、この「騙し討ちPvP」がそもそもシナリオ楽しいところらしいので少しでもシナリオに触れるのが嫌な方は読まない方が良いと思います






PLは5人。

KPが自信を持って集めてきた(らしい)PLで、PL同士も少なくとも1回は同卓経験があるメンツだ。

シナリオはそこそこロスト率が高くシビアだとKPから説明があった。クトゥルフ神話TRPGプレイヤーとしてはなんともやりがいを感じる難易度だ!と喜んだ。

「探索者がPLの意図しない行動をとらなくてはいけないかもしれない」とも。ただ、RP比重を重く置けばままあることではあるのかな?と思ったのでこの時は「そうか、わかった〜」と了承。思えばこれはPvPに発展するギミックのことだったわけだが、自分はこの文言でそこまで察せなかった。

シナリオはシティマップで、情報量や探索箇所は多かった。

PL同士は、PL会議(探索者目線ではなくPL目線での話し合い)をしてお互いの行動をすり合わせるのが得意な人たちばかりだったので協力は問題なく出来ていた。探索はそれなりに順調に進み、最終的な行動指針も見えて来ていた。

ただ、物語の中盤以降からPLの1人に秘匿行動が多く見られるようになる。

このPLをAとする。

KPとAが秘匿チャットしているのは明らかだったが、「何かオープンしづらい情報を得て、情報確認中なのかな?」と思い口を挟まなかった。他のPLもKPとAの秘匿やりとりには言及せずにいた。これは秘匿シナリオでも無ければ、現時点で誰も単独行動をとっているわけでもないのに秘匿を打っている、のにだ。

なぜなら、これはクトゥルフ神話TRPGという基本的にPL間の協力を前提としたゲームであり、Aも同卓時はいつも協力的なPLだったから。信頼していた、これに尽きる。

そして物語が進み、1人の重要NPCが死んだことがわかる。「なにか我々は見落としたのだろうか?」と不安に思いつつシナリオを進行させていく。そして、とある局面でAが突然NPC攻撃した。明らかに今後の展開に必要不可欠なNPCを。

KPは淡々と「奇襲成功で、これから戦闘に入ります」と続けていく。

PLに動揺が走る。Aはシナリオギミックにより、「PLの行動を阻害」しなければならなくなっていた。そのために重要NPCを殺して回ろうとしていたのだ。先のNPCを殺したのもAだった。殺害されるとシナリオクリアに多大な影響が予想されたため、殺害を阻止するためにAの探索者と対峙を何度も何度も強いられた。正直に言うが、すごく厄介だった。敵エネミー、もしくは敵性NPCならば倒せる。二度と立ち上がれないように殺し切る選択をとるのもPLとしては自然だ。

だが、相手は同じPLであり探索者。こちらは気遣いで「殺せない」し、Aは「シナリオギミックにより死なない限り絶対に阻害し続ける」。縛り上げたりスタンも試みた。しかし、A探索者は肉体強化されていていずれの対策無意味だったし、こちらを殺そうと追ってくる。最終局面まで本当に厄介で邪魔だった。こんなことを同じ探索者として協力していた人に思うのが辛かった。


これが「PvPあります」とは一言もないシナリオで巻き起こっているのだ。

幸いにもセッション慣れしているPLメンバーのおかげで笑ってセッションは終えられたし、なんやかんや全員生還は出来た。それは良かったが、個人的な印象は最悪だった。

何が嫌だったのだか、個人的に整理した。

①協力という根底の信用を裏切られた。

中には自分が得た情報独り占めにしたいって人もいるだろう。しかし「クトゥルフは協力してクリアするもの」と思って情報共有をしているのに予期しない裏切り者がいた。結果的に誰が何の情報もつNPCかも敵に筒抜けになっていた。PvPあり、と書かれていればある程度精査して伝えるとか警戒しようがあるのに…非常に不愉快だった。こちらが情報共有している間、Aは先手を考えられるのだ。PL間の「じゃあこうなったらこうしよう」という少々メタなこの先の行動も全部聞いているわけだ。PvPが前提にあれば秘匿ないし部屋わけなどするところを。例えばAが「探索者がきいていないことは、しないようにした」と言っても完全に切り分けて考えることが簡単に出来るとは思ってない。ていうか、聞いちゃってるじゃんこっちの作戦全部……こんなにPL会議あほらしくなることあるだろうか。

奇襲の折に、攻撃していいものかPL間で悩んだので「なにか共有できる範囲で話せない?」と困り果てたPLからAに声かけがあった。KPから「話せることは何もないですね!」と返答。三重くらいに不愉快だった。言わなかったし「だよね〜」で流したけど、AってSKPとかNPCだっけ?

シナリオギミックで何喋るのも相談するのも全面禁止されてるならやっぱり前提として、途中秘匿かPvPありって明記してくれと思った。

個人的に協力ってめちゃくちゃ気を使うし、しなくていいなら単独行動して情報めし必要な時だけ集まるってしたい。でもそんなに遠慮なくいれるメンバーでもないし、ちゃんと協力協調姿勢をとろうと動いていたところで、この裏切りにあったので、「今までの協力しようって気遣いや声がけしあってたのバカらしい〜」って思ってしまった。自分でそんなこと思ってめちゃくちゃテンション下がった。


②PLの負荷が不平等

探索者に情報が偏ったり、役割が不平等なことはままあると思う。ただ、今回はAにかかる負荷が大きいと思った。

「私はこういう事情で協力出来ない」と伝えられない、相談できないギミックだったので5人PLがいながらAは孤軍奮闘だった。また、「PLの阻害役」と「PLとしてシナリオを皆でクリアしたい」の噛み合わなさにとても悩んでいた(後程聞いた話)行動指針を決めたり、考えること、精神的な負荷が他のPLと比べて重すぎやしないか。いやニヤニヤしてたなら良いけど、どうしよう…と他PLの心情を慮る人だったので後程聞いて心が痛んだ。一瞬でも邪魔とか思ってすみません…。

PL同士の精神負荷があまりにフェアではない気がした。


そもそもPvP苦手だったらどうすんだよ

これ、シナリオギミック的には誰でも敵性になり得るシナリオだったのでたまたま立ち回りの上手いAがあたったけれど、苦手な子が当たっていたら雰囲気最悪になっていたのではないかと思う。自分があたっていたらと考えるとゾッとする。どう考えても何も知らない側より、PvP仕掛ける側に勇気がいる…。PvPシステム好き嫌い、得意不得意がはっきりしているか棲み分けているものとして認識していた。こういう油断が今回のセッションのショックにも繋がったんですけどね。

からあるシナリオに、たしか神話生物に操られて〜とかあるけれど、PL会議も駄目、というような規制をされたことはないし大体何かしら救える手段があった。今回は無かった。本当に、クリア後にきいたら「一度なったら終わり」でロスト率はここに直結していたらしい。シナリオ難易度っていうか騙し討ち成功率であった。PvP前提シナリオだったんだな〜と。


④KPが集めた最強メンツ☆〜PL間の信頼〜

今回はKPは個々人に声をかけて集まったPLだった。PLが「やろう!」と集まってKPとマッチングしたわけではない。KPからそれぞれに信頼があったのはわかる。みんな常識的空気を読む良いメンバーだったと思う。

ただ、PL同士はそこまで仲良くないし遠慮のない間柄ではない。少なくとも相手の探索者に躊躇なく殴る選択をとれるような気安さはなかった。これが所謂「身内」と呼ばれるくらい仲が良いPL間であったなら遠慮もなく互いにボコボコに殴り合ったかもしれない。なにかしら言い合えたかもしれない。しかし、KPとPL1は仲良くても、PL1とAはFF内というだけで殆ど日常的に話したりはしない。そんな仲で、急に奇襲うけて冗談も飛ばせないので気遣いが飛ぶ。つらい。今この瞬間、Aが、PL1が2が不愉快になってないかと考えて発言するのがつらかった。

KP→PLの信頼はPL⇄PLの気安さや信頼とは何ら関係がない。何をもって大丈夫とKPが安心していたのかは謎だし、自分含め何人かはPvPあり告知の別シナリオで「苦手だけど…」とか「得意ではないけど大丈夫?」といった発言をしている。その上で告知がなかったのだ。





個人的PvPは嫌いではない。むしろ好きだ。ただそれは、「PvPが前提となっている」場合についてだ。パラノイアやるのに、「PvPあった!むかつく!」とはならない。何故ならパラノイアPvPを楽しむゲームからだ。PvPいやならパラノイアはやめておけ、というだけ。

クトゥルフ神話TRPGシナリオにおいて、昨今のシナリオPvPの注意書きをするのは「そもそもPvPを想定として作られていないゲーム」だからだと思ってる。クトゥルフ単独行動はよくないぞ…、とかよく言われるように基本的には協力型だと認識している。だからPL同士も自然情報共有をするし、探索者も協力できるようにRPしたりキャラメイキングする。探索者のキャラクターを幅広く作れるということはキャラクターの能力に偏りが出やすPvPが起こる状況で能力的に対等ではないことが多いのだ。

PvPあり、と書いてあれば相応のRPや探索行動を行ったり、それはそれで楽しくセッションを終えたこともある。


シナリオバレになるからシナリオの根幹に関わるからといわれたが、ゲームシステムの底にある信頼を裏切る意外性を「面白さ」というなら自分とは面白く感じるところが違うのだと諦めるしかない。

今後シナリオ誘われた際に「シナリオバレになってもいいかPvP可能性はある?」とその時のKPに伺わなければ怖くて参加出来ないな……と思ったセッションだった。

遊びなので、それ以上の感情はないけれどルールや前提は同じくして遊びたいなと思った。


ーー追記ーー

一方的感情の吐き出しでした。

自身がKPのときPvPあり告知や確認をしています自分が苦手なので。

今回KPを努めて頂いた方にも確認したことがありますし、以前に自分クトゥルフPvPは苦手だと伝えたこともあるので今回のシナリオについては必要以上に不快気持ちを抱いたのだと思います。今回自身の身に起きたことを鑑みて自分がKPやるときはよりいっそう気をつけようと思いました。

狭いコミュニティでの出来事不和を恐れて口に出せずにいたので書いて少し落ち着けました。

ひどい乱文、長文失礼致しました。

マッチングアプリをやってみた

30代、首都圏在住、技術職男。

いわゆる結婚適齢期ではあるのだけど、彼女が4年間いなくてコロナで去年から新規出会いが全くないのでマッチングアプリをやってみた。

大手ペアーズは男女比が歪で男性プロフィールを盛りまくりとの情報を見たので、もう少しフェアそうなアプリ選択。週末の方が時間が取れて反応いいかなと思い1月半ばの三連休前の金曜日登録。いよいよ女の子検索だ。

まずは写真ざっと見て、第一印象判断する。

加工バリバリ写真を載せてる子、異様にキメ顔のキラキラ女子変顔面白キャラの子と色々なタイプがいた中で、スナップ写真自然笑顔を載せてるタイプが1番好感度が高かった。

次に何人かのプロフィールを開いてみた。ここも千差万別で、働いてる業界とか好きな料理音楽休日の過ごし方とか具体的な情報が載ってる子がわかりやすくてよかった。逆に恋愛観的なこと(おじいちゃん、おばあちゃんになっても手を繋いでいたい的な)を書いてる子は、性格的な判断がつかなくてびみょーだなと思った。

自分が好感を持つタイプ女性は同じタイプ男性に好感を持つだろうと仮定して、自分写真プロフィールも同じような内容に修正する。

友人との旅行で撮った自然スナップ写真を載せ、プロフィールには登録した動機(大学まで地方で、男女比歪な技術職なので出会いがないというような自然な感じ)と、趣味、特技、週末の過ごし方等を箇条書きにして、最後に見てくれてありがとう的な一言を添えた。

準備完了ということで、最初にもらった「いいね」を

好みのタイプに乱打。

登録した直後に75「いいね」くらい押す権利をもらったので、彼氏のいない女の子が暇を持て余していそうな時間帯、金曜夜の20時〜22時と土曜午前の10時〜13時くらいに押しまくった。

ちなみに検索条件は年齢差 -5 〜 +2 / 大卒 / タバコ吸わない / 東京神奈川埼玉千葉在住

結果、

押したいいね75

いいねを押して足跡がついた数17

マッチング3

女性からいいねが来た数18

マッチング率4%というのはまあまあな数字なのだろうか?女性からいいねが意外にたくさんきたのは驚きだったが、沖縄在住とか、写真プロフィールもない人とか、どう考えてもマッチしないだろう的な人が多くてビビった。

ちなみにマッチングした3人とは3,4日でやりとり終了。メッセージはせいぜい6,7往復で、はじめましてあいさつと、仕事在宅ですか?とかレベル無難な内容くらいしか送ってないので切られた理由は謎である。まあ、相手いいね数が200とか300とかかなり多かったので同時並行してやりとりしてる人も多いだろうし、よほどマメじゃないと、優先度が低い相手は面倒になってくるのかなとは思った。

そんなこんなでもうじき登録から1ヶ月。マッチング率だけで見れば、半年くらい続ければ彼女出来るかもという気はするが割と不毛な印象も受ける。実際にやり込んでる人はどんな感じなんだろうか?

テレワーク消滅した笑顔

絶望的に笑ってない。

職場ではちょっとした移動とか休憩で他愛もない話をして笑ってた。会議でようものなら相づちとして微笑んでた。元気な社員がいれば息抜きに絡んで笑ってた。面倒な上司でも、一言二言しゃべれば作り笑いでもしてた。

テレワーク笑顔が足りない

2021-02-02

もう会うことはない元友人のツイートをうっかり見てしまった

結構長めに付き合いがあった友達だった。

けど、2年近く会わない期間が会って、久々の再開で食事をしたけど全然楽しくなくて、なんでこんなに楽しくないのか疑問に思いながら味のしないご飯を口に運んでて、認識のズレがある部分(私の家族関係を実際より不仲だと思ってたり、体調的に仕事ちゃんとできてないと思ってたり)も多々あったけれど、慶事の報告の場でもあるのであんまりツッこまなかった。でも無理すぎて私涙出てた。

それでその日解散した後に、また会う機会もあるのか……と思ったときに、こんな感じの食事会が開かれるのはもう無理かも、って思った。ダメ出しからはじまって、近況報告を一方的に聞いて、その後そっちは?って聞かれたから私もそんなに変わったことはないけど近況報告をして、延々とアドバイスを受けてるの苦痛だった。私は自分の体調のことはお医者さんと職場相談しつつ仕事してるよ。職場学生時代友達結構普通に交流続けてたよ。病休とった方がいいとか、もう私がいなくても大丈夫だと思ったとか言われて、私は正直ピンとこなかったよ。どの立場から意見なの?少なくとも以前のような居心地のいい友人とは言えなかった。また会うのがこわかった。

その夜、今日感じた違和感を言っておかなきゃまた同じことが起こると思って、なんとかこのもやもやした気持ちを伝えようと文章を書こうとした。LINEに直打ちしてたから変な感じで送っちゃったりしてたこのへんは地獄みたいな気持ちだった。もやもやした部分が多岐にわたってて、どう書いても長くなるし気分も滅入る。でも私がこの食事会でいちばんもやもやしたのが、相手の「めんどくせーな」という言葉だったので、この辺で私がどう思ったか説明する文章を送った。私も向こうの状態ちゃんとよく知らなかったし、連絡の取り方が悪かったけど、やっぱりちゃんと言ってもらえないと向こうの事情はわからない。私にもやるべき事があった。それで文句を言われたらこっちもまさに「めんどくせーな」という気持ちになった。そういうことを赤裸々に書いた。そうしたら、向こうから距離を置こうという言葉が来て、私は同意した。絶対にこれがお互いにとってベスト選択だった。

このときもうこの先一生合わないかもと思いながらも、慶事の報告を受けたのでお祝いを手紙を添えて送った。手紙の内容は結婚おめでとうという内容で、別に上記の話は蒸し返さなかった。長い付き合いだったので、お祝いの気持ち普通にあったから。けれど、数週間経っても音沙汰ないので、郵便事故可能性を考えて、向こうの家族確認したら、届いてすぐ本人に渡したとの返事が返ってきて、私はこの時点でやっぱりもう会うことはないなと思った。常識がなければ云々言ってた気がするけどそちらにとって常識って一体なに?早めに内祝いが返ってきたら別に気にならなかったかもしれないけど、それからまた数週間遅れで届いたお祝い返しが、のし一言も何もないところを見るととりあえず筋は通したという格好なんですね。もう無理だなと思った。これ以来会社の同僚にお祝い贈るときのほうがもっと気持ちよく渡せるようになったのはいいことかも。

そしてこれは私が愚かなところだが、もうブロックしてたのにわざわざ向こうのツイアカウントを見に行ってしまたこと。人間主観が入るのは仕方がないけど、明らかに私のことを書いていて、でもそう捉えるんだなあ……と全体的にショックだったし、やっぱりもう会えないなと思った。そちらはそちらの世界でやってください。今までどうもありがとう。私の見えないところでお幸せに。もう関わりたくありません。私ももブロック先のツイートを見るなんて愚かなことはしません。

愚痴垢とか持ってないので増田愚痴を書いてしまう……また友達電話して愚痴聞いて貰わないとおさまらん……でも書いて少しだけすっきりしたかも。とりあえず今日は寝る。

2021-02-01

どうしてそっとしておいてもらえないんだとおもう?

解雇するならやめてくれ一言で良かった

いやがらせをしなくても、かなりあっさり辞めてきた

傷つけることなくお別れ

LINEとかのレスポンス悪い人間

なんなの?

一言ですむようなことすら即答しないのは

「「うっせぇわ」について」について

anond:20210131202155

概ね納得なのだけど、一つだけ違うなってところが、このadoってヴォーカルの歌があまりにも天才的すぎて

頭の出来が違うので問題はナシ!

一言に圧倒的なまでの納得感しかないのだよね。

こんな天才に言われたらそりゃそうだねという乾いた笑いしか出ない。

批判の大半は嫉妬でしょ?

どんな凡人が世の中に不平不満歌ってるのかと思ったら、18歳の天才が歌ってましたって言われたらそりゃそうなるよという感想

声色なんて一つ身につけるだけでも死ぬほど苦労するのに、一体いくつの声色マスターしてんだよ。

こんなのカメレオンボイスどころかヒドラボイスじゃねーか。

毎日安い給料で苦労して働いてるのに18歳にこんなの聞かされたら平常ではいられないよ。

40歳アマチュア歌手だけどマイクおくわ。

anond:20210201064506

社会学を教えている大学に行けば1-2年で教えてくれるんじゃない?

ポピドンヨードって魔法言葉を言えば、頭の中にプログラムダウンロードされるタイプの人でなければ1-2年で理解できればかなり速いほうだと思う もしくは 一言で分かる程度のかんたんなことと相手侮辱していなければ

2021-01-31

「うっせぇわ」について

大人を詰って憂さ晴らしをするための歌」という解釈anond:20210126022247)にはあんまり同意できない。確かにあの歌は攻撃的な歌詞に満ちているけど、その矛先は語り手自身にも向いてるし、そのためには「語り手自身大人」という設定がめちゃくちゃ重要なんだよね。

ちっちゃな頃から優等生 /気づいたら大人になっていた

ナイフの様な思考回路 /持ち合わせる訳もなく

でも遊び足りない/何か足りない

困っちまうこれは誰かのせい

あてもなくただ混乱するエイデイ

サビで「うっせぇわ」と怒りを炸裂させるとき、その相手は眼前の「大人なのだけど、その前の段階で語り手には、自分自身が「つまらない大人」になっているという絶望感がある。それをつかみ取っていなければ、この歌の一番オイシイ所を聞き逃してると思うんだ。それを踏まえて

頭の出来が違うので問題はナシ!

という最後の言い切りを見れば、当然これは”自信”の言葉じゃなくて”悲鳴”なんだということも分かってくる。凡庸大人になりそう、なりたくない、頑張って生きてきたのに、どうしてこうなる?というイライラを貯めて爆発寸前……そう、この語り手は、実は「爆発」はしていない。

つっても私模範人間 /殴ったりするのはノーセンキュー

だったら言葉銃口を /その頭に突きつけて撃てば

マジヤバない?

言葉銃口を突き付けて「撃てば」、なのだ。まだ撃っていない。だから「不平不満」を抱えて精神は「サディスティックに変貌」していく。世間的には「模範人間」を演じつつ、内面けが「うっせぇわ」の「私」に変貌していってるのがここに描かれる「私」なのだ。そんな自分の繰り返しにうんざりしているから、

嗚呼まらねぇ /何回聞かせるんだそのメモリー

うっせぇうっせぇうっせぇわ/アタシも大概だけど

という一言が入るのだ。

そして最後に、それら社会嫌悪自己嫌悪をひっくるめて一所懸命問題はなし!」と言い切るところが、この歌のケナゲでエンパワーで「爽快」な所であって、この歌を評価する人はそこに共感したのだと思う。

私は増田よりだいぶ年上だけど、まあこの歌自体はめちゃくちゃ素朴単純なところもあるけど(まあかつパンクロックも登場時にはそういう言われ方をしたしね)、歌い手表現力はもとより、そのやり方でしか表現できなかった上のような歌の内容にそれなりに共感もできたし感心もしたよ。尖った内容だからそりゃ批判も来るだろうけど、この曲を少しでもいいと思ってる者として、この曲の「面白さ」も記録しておく必要があると思ったので書いた。以上。

anond:20210131100105

その関数説明一言説明できなかったら長過ぎる。

細かく書くようにしてからバグが圧倒的に減った。

2021-01-30

anond:20210129214522

そもそも緊急小口制度生活保護の拡大みないたもんなんだから経営やばい大規模な飲食店に向けの補償としては不十分でしょ

もっと悲惨なのは飲食関連の業界で、例えば酒屋は一時的に最大40万が支給されるだけ

https://news.yahoo.co.jp/articles/cf654e4ea8d65dbaa05e20f8dde4b2b302d20ae3?page=2

でも政府は「生活保護あるから、今まで営んできた仕事潰しても大丈夫でしょ」って言ってるの。だからいろんな人が異議を唱えている。

誰も「10万円の支給をもう一回やれば大丈夫だ!」なんて一言も言ってないよ。今の補償制度だと不公平/不十分だよね、だから補償を拡大したり公平にしようって言ってるの。

2021-01-29

なに考えてるのか分からん同期

聞いてくれ。同期がなに考えてるのか分からん

休憩時間も人と話そうとしないし、業務連絡も一言二言。基本指示待ちだし、どんな遅い残業も断らない。むしろ断れないようにも見える。

なに考えてるんだ? もしかしてなにも考えてないのか?

パワハラ紛いの叱責に対して覚えた「理不尽な怒り」を乗り越えた話

始めに言っておくとこれは一種備忘録です。

時折無茶苦茶なことを言い始めますが、自分が怒りにとらわれていた時点での感情であって、日ごろから自分がそういった主張の人間というわけではありません。

ただ、そういう風な思考回路を辿ったよという事実が誰かの参考になるんじゃないかと思い記録しています

また、タイトルの「理不尽な怒り」というのは、自分勝手理不尽相手に怒りの感情を抱いたという意味です。

理不尽なのは私の考えがであって、叱責した側がではありません。

まずはどのような叱責であったかについて。

内容は、数日前の仕事においてある方にサポートしてもらったことについて、一言何かあってもいいんじゃないのかといった類のもの

単純に私が忘れていたのが悪いので、叱責の内容自体もっともなものだと思っています

場所職場の休憩所で、人が多く集まっている時間帯。非常に威圧的な態度での言葉で、言われている間私はすくみあがっていました。

いわゆる「人前で叱責する」というパワハラ一種みたいな感じです。上司ではなく先輩なのでパワハラとも少々異なる気がしますが。

経過

怒られた直後

申し訳ない気持ち相手威圧感に押されて頭が真っ白になった。

始業直後のことであったので、とりあえず仕事に取り掛かるもそのことが気になって頭が回らなくなる。この時点ではまだ叱責されたことを気にしている段階。

細胞稼働率普段比較して70%ぐらいまで落ちているという感じがする。

思い返せば、あの日特に大きなミスを起こさなかった自分はよくやったと思う。

半日程度経過後

怒られたことを反芻しているうちに、言われた内容や場所、その時の相手の表情態度などパーツ分けをしてそれぞれに思いを巡らすようになる。

やはり仕事は片手間でやっている状態。脳細胞稼働率が70%で、30%ほどは常に怒られたことについて考えている。

「内容についてはわかるけど、何もあんな風に言わなくても」「そもそもあんな注目を集める場所で言うか」「挨拶を忘れていただけなのにあそこまで言われる必要はあったのか」「怒られたせいで仕事に手がつかない」

といった具合。思考が迷走を始め、相手自体への嫌悪感や怒りが混じり始める。

終業後

仕事が終わり余裕が出てきたことでさら思考が迷走し、半ば個人攻撃差別的思考のような内容が中心になっていく。

そもそも日ごろから威圧感出しまくりで鬱陶しい」「前職が○○だって聞いたけど、研修人間性を否定されたっていうんだったら人間のいるところに帰ってくるなよ」「普段から他の後輩も偉そうに見下してるしそんな態度で感謝してもらえると思ってるのか」等。

この辺りで唐突映画ランボー無印)」を思い出す。

ベトナム帰還兵の悲哀を描いた名作で、母国に帰ってきても碌な仕事も貰えない青年ランボー感情を爆発させるシーンは映画史上屈指の名シーンだと思う。

私はそのシーンを見て帰還兵の苦しみに思いをはせた事があったが、ここで一つ実感した。

上下関係に異様に厳しく、威圧感があり、言葉ぶっきらぼうだが鋭く、暴力的で何をするか分からない。そのうえ何かあったとき物理的に制圧することも不可能

前3つでも相当きつい。全部そろった帰還兵を自分職場で受け入れられる自信はない。

考えてばかりで疲れたので、強めのアルコール摂取思考を吹っ飛ばす。

まり気にならなくはなったがそれでも時折辛く感じる。

とりあず当日はここまで、明日休日なので何とかなるだろうと考えて就寝。

2日目(休日

テレビを見て気を紛らわそうとするが、一定間隔で怒られた時の声音と顔がフラッシュバックし始める。

傷が熱を持ち始めた時のようにじんじんと痛みとフラッシュバックが繰り返し、まるで自分の視界上に怒り色のペンキをぶちまけられたみたいだとか考え始めた時点で察する。

やばいこれトラウマか、トラウマになりかけなのかこれは」なってる。

余りに繰り返し続けるので、発覚しにくい方向での嫌がらせ方法について考え始める。

あれでもないこれでもないと考えた上で「まだ陽性出てないコロナ患者がいたら、体液でも貰ってあの人中心にクラスター発生させたいなぁ」とか考えだした時点で瀕死だった理性が復活する。

ものすごく不毛だこの思考は。不毛だとわかっているのに思考コントロールできない。

そもそも相手の主張内容自体は間違っていないのに、相手人格否定するような考えや相手貶めるにはどうすればいいかという想像が頭をめぐって止まらない。

ここでまた唐突にあることを思い出す。この展開、三国志死ぬほど見たやつだ。

人前で叱責されたことを根に持ち謀反を計画するも、事前にバレて族滅されたり。

酔っぱらった状態でのパワハラを根に持ち、出陣前の上司裏切り殺したり。

気に食わない上司に不満をもちそれを口にしたこと讒言され、庶民に落とされたり。

「これはあかんやつだ、感情に流されては駄目な奴だ」

張飛関羽の部下は悪者扱いされがちだが、その気持ちを不覚にも理解してしまった。

あとパルパゴスだ。「ば~~~~っかじゃねぇの!?」の人。

あの人も主君に酷い仕打ちを受けつつもその場は耐え、のちに謀反に手を貸し復讐を果たした人物だった。

よく耐えられるもんだと思った。自分ならその場で動揺して打ち首だ。マジリスペクト

さらに「好きの反対は嫌いではなく無関心」という言葉を思い出し、そんなわけがあるかと叫びたくなる。

自分が忘れたくても関係なく興味を引き、頭の一部を支配して、マイナス感情と心身への不調をもたらす感情

完全に好きの反対だ。バフとデバフ関係であり、興味という原点から正反対ベクトルを描く感じだ。

「好きの反対は……」などといった小洒落言葉に何の意味もない。好きの反対は嫌いだという事実直視したほうがいい。

嫌いな対象に対してばかり思考が向いて建設的なことを考えられない状態というのはかなり堪えた。

2日目~3日目(休日

とりあえずこの感情はろくでもないものだという自覚を持ったので何とかしようと思って、鬼滅の刃アニメを見始める。

漫画は読んだけどアニメは見てなかった。今無限列車編の4dxが上映されてるらしいのでこの休暇中に全部見ようと思いマラソンスタートする。

水の呼吸って映像化するとこんなに奇麗なのとかそういう今更感あふれることを想いつつ全話見てそのまま勢いで映画館に行ってみてきた。

前々から「こんなまっすぐな主人公評価されるなんて凄い時代だ」と思っていたけれど、改めて炭治郎君凄いな。

相手のことを否定したり、食って掛かったりしない。伊之助との会話で特に顕著で、話の腰を折らずにうまく相手を動かす技術が突き抜けている。

これぐらい器用かつまっすぐに人付き合いができたら素晴らしいだろうなと思いつつ感動のまま映画視聴終了。

大迫力で素晴らしい体験ができたが、常に微振動が続くので、途中でトイレのために退室する客がいたのが印象に残った。

怒られた話? そんなものどうでもいいや。

あの××のために思考回路を割いたこの数日間は完全に無駄だった。

負の感情思考リソースを割くの本当に無駄しかないよね。あー無駄無駄

↑のような思考をするようになったらかなり精神的に楽になった。

それなりに落ち着いたうえで、休み明け、同僚に「この前のアレなんだったの?」と聞かれたので「仕事関係で気が利いてないってちょっと怒られてねー」と軽く話をして独り相撲終了。

独り相撲をさんざんやったけど、なんだかんだで人に話を聞いてもらうのも大事だよねという話であった。

今回得た知見

・怒りは二次感情と言うが、困惑や恐怖が怒りに煮詰まっていく過程確認できたのはよかった。

ハラスメントが成立するにあたっての、内容以外の要素の影響の大きさを実感できた。

・嫌いという感情いか不毛ものかを理解できた。これからは嫌わず憎まず梯子を外すよう努力します。

自分でのコントロールが困難な負の感情の厄介さを知った。

・謀反ってこうやって起こるんだなというのを肌で体験し、スケールの大きい経験をした気になった。歴史は繰り返す

最後は誰かに聞いてもらうのがなんだかんだ大事

追記

ある意味一番言いたかたことを忘れていた。

怒りに囚われているとき自分感情がまるで自分でないみたいに制御できないことが非常に厄介で印象深かったのでみんなにもっと知られてほしいなと思う。

自分普段から、「嫌いな相手のためにエネルギーを使うのが勿体ない」という理由他人を嫌わないことをモットーにしていたから、怒りを抱いている状態でもある程度理性が働いたが、本当に自分ではない何かを必死で抑え込んでるような感覚を覚えた。

「ごめん無理なのおおおおお必死でやってるけど無理なのおおおおおうおおおおお本来の俺はこんなのじゃないいいいいい俺の思考侵入するなぁあ脳のリソースを奪うなぁぁぁぁぁ助けてぇぇぇぇマジ無理いいいいい」という具合で悲鳴をあげながら向き合いました。善逸かよ。

会社の先輩に子供名前候補をパクられたかもしれない

別に付けたかった名前を取られた訳でなく、名前候補の中で付けなかった名前をつけてたってだけなんだけど…

でも謎のモヤモヤと「何で?」があるのは確か。

登場人物

以下は全て仮名、一部フェイクです。

由紀(ゆき、私):20代、去年出産して育休中。

沙紀(さき):私の娘。8月まれ

旦那:30代、オタク気質強め。

先輩:30代、私の会社で直接の先輩にあたる。

由乃(よしの):先輩の娘。11月まれ

名前の話が出たのは去年の6月頃。

私は妊娠後期に入り、7月から産休に入る予定を立てていた。

一方、先輩の奥さん妊娠したことが少し前に明かされ、「ラッシュだね〜」なんて話をしていた気がする。

そんな雑談の中で「名前はもう決めたの?」と聞かれた。

それに対して私は以下のようなことを話した。

子供女の子でほぼ決まりなので女の子名前を考えてる

旦那が「由紀名前から1字取りたい。〇紀の名前にしたい」と言っている

沙紀か真紀のどちらかにしようと思っているが、おそらく沙紀になると思う

・ただ、産まれて顔を見て「なんか違うな」と思った時のために「由乃」という名前を考えている

旦那は「ゆの」と読ませたいらしいが、私は「よしの」にしたい

・それぞれこの字を使おうと思う

という旨を話した。

その後先輩の子供の名前言及したが、まだ性別が分からなかったので男なら〇〇や× × がいいかなって奥さんと話してるけど〜奥さんは〇〇は嫌って〜みたいなふわふわした感じだった。

8月に入り私は無事女の子出産

第1候補通り「沙紀」と名付けた。

会社グループLINEで報告したらみな喜んでくれ、先輩からは直接お祝いの品もいただいた。

そして11月グループLINEで先輩から子供が産まれ母子ともに無事退院したとの報告があった。

私は先輩にお祝いの言葉を伝え、「出産祝いを送りたいので送り先を教えてください」と連絡した。

すると先輩から住所と宛名が送られてきた。

東京都〜、〇〇先輩・由乃(よしの)宛にお願いします」

えっ、と思った。

先輩と奥さんは同い年だから、今どきの「ひまり」とか「ゆあ」とかはちょっと違うのかなというの分かるが…。

でも星の数ほどある名前候補から、字も読みも同じものを選ぶか?という思いが浮かんだ。

でも私はそれに対して突っ込めず、その住所と名前でお祝いを送った。

今これを書きながら、私は名前に対して一言しかったんじゃないか?と思った。

別に私が考えた!という訳でない。

選ばなかった名前からなんの問題もないが、「いい名前から使わせてもらった」と言われたらまた少し気持ちが違うんじゃないかと。

ちなみにこの「由乃」という名前だが、旦那推しキャラである未来日記」の我妻由乃から取られている。

中学のころ(俺にそんな時代があったとは!)、好きな女の子がいた。よくある話だ。

俗に言うスクールカーストのこともあり、まあ憧れに近いような存在ではあったが、

たびたび目が合うと、お互いじっと見つめ合っていたのだ。

僕の記憶以上に僕が彼女意識して見てしまっていたのだろうし、

彼女としてもからかい甲斐があったか何も言わない僕に戸惑いもあったのだろうが、それは幸せなひとときではあった。

給食前のちょっとした空き時間なんかに目が合うと、そのまま2、3分くらいじーっとはにかんだような表情で曖昧に笑って、

見つめ合っていた。開け放った窓から入り込む風がクリーム色のカーテンをたなびかせ、真昼のけだるい光を透かしていた…

みたいなね。どこまで美化されているのかはもう定かではないが、甘い記憶だ。

で、まあ、よくある話だが、あるとき僕が言った何気ない一言彼女を傷つけてしまった。

僕としては悪意のない軽口だったのだ。

ある出来事に付随し、単に彼女と長く一緒にいられる可能性がなくなってしまたことへの残念な思いが出てしまっただけだったのだが、

僕はその可能性の余韻に少し気持ちが高ぶっていたのだと思う。

だが時と場合というものがある。それは今考えてもひどい言葉だった。

それで彼女は泣きだしてしまって、周りの女子に諫められながら僕はただ謝ることしかできなかった。

で、まあ、それで彼女とは疎遠になったまま、中学卒業して、その後は何もない。

よくある話だ。だが…と続くわけでもない。何のオチもない。ここで再会するような大団円もない。

先日、唐突彼女が夢に出てきた。この流れもよくある話。

僕は過去に戻って彼女と再会した。未来から来た僕を彼女不思議がらず、微笑んで迎えてくれた。

目が覚めて、気づいた。

あの一言がなかったら、どうだっただろう。というのを今まで考えたことがなかったことに。

その後の僕の人生も後悔の連続だったが、彼女のことは幾度となく考えた。後悔もした。

だが、今の今までそのことを考えたことがなかったのだ。

そうして次々に記憶から引き出されてきた、幾つか分岐点のようなものがあったのではないかということも。

中学の時、その後もいろんな場面で言葉を交わしたこと高校の時も駅で彼女が遠くから手を振っていたこと。

僕はここに、この後悔にまみれた人生原初的な後悔の形を見つけた。

それは盲点となり死角となり、僕の人生を封じていた。自ら蓋をしたようなものだ。

そうして人はそれを「人生」と呼ぶ。ここに至って気づく、ああこれが…、テレビとか小説でよく見てきた人生というやつか、と。

残念なことに、愚者経験から学ぶことしかできない。それに気づくのに、僕はいささか年を取りすぎてしまっていた。

彼女はとうに結婚し、子供を持ったらしい。

うそう、そうだよね人生って。テレビで観たことあるわそういうの。よくある話、よくある人生

ただ過ぎていくだけの、信じがたいほどに意味もなくただ過ぎていくだけの。

いざわが身に起こってみれば、どうしようもない。あらゆる可能性が閉ざされていくのだ。

でも、手を振って呼んでる、まだそう思ってる。

手遅れなのに。わかっているのに。

どこかで散々言われたりしてるかもしれないけど、実物大ガンダムCMイライラする。

何が正直ガンダムなんてよく知らないけどワクワクするだよ。その一言いるのか。

よくあんガノタ煽るCM作れるな。

2021-01-28

鬼滅やエヴァ主人公子どもでなければならない理由

フィクション内の設定について疑問を持っているわけではなく、なぜそのような設定(戦士子ども)で物語を描いたのか」が疑問ということなのでそこに絞って回答する。

 

エヴァ簡単イニシエーション物語から

当初の碇シンジファザコンでありエヴァに乗ることからも逃げていたが、他者と接する内に成長し、父親に認められるためではなく自分がどうしたいかという意志に基づいて行動するようになる。それは子ども大人になるということであり、エヴァンゲリオンという物語アクション要素とわけわからん用語の羅列を除けばおよそそういうイニシエーションを描くことで成立している。

また同時に、碇シンジの周囲にいる大人たちは大人に見えて対して大人ではないということも並行して描かれる。ゲンドウをはじめとしてその誰もが未成熟で、言ってしまえば幼稚な欲望に振り回されている。子ども大人になる物語でありつつ、周囲の大人もだましだまし大人をやってるにすぎないという身も蓋もなさがエヴァという物語でもある(そもそも人類補完計画からして他者が怖いか同化しようという幼稚な思想産物であるし)。

 

鬼滅は複数の要素によって成立しているので一言ではまとまらないのだがひとつ特徴的な要素を挙げるとすると「継承」になろう。竈門家は木こり家系だが、呼吸の始祖と関わりがあったため、竈門炭治郎は父祖から「日の呼吸」を受け継いでいる。それと同じように鱗滝左近からは鬼殺隊の一員として戦うための基礎と水の呼吸を、煉獄杏寿郎からは心構えを受け継いだ。そうやって受け継ぐ度に炭治郎は肉体的にも精神的にも練り上げられ強くなっていく。これが大人主人公であれば受け継ぐことができないのでそういった成長を描けない。

この「大人主人公だと受け継ぐことができない」は歴代ジャンプ大人だった主人公を補助線にするとわかりやすい。北斗の拳ケンシロウシティーハンター冴羽獠るろうに剣心緋村剣心。いずれも道を極めし者であり、子ども大人に教えてもらうような形で何かを受け継いだり成長したりすることはできない。彼らの場合は肉体的にも精神的にも練達しているがどこか欠けたところがあって、その恢復物語の主軸となる(ことが多い)。このように子ども主人公大人主人公では描ける物語が違うのである

鬼滅に話を戻すと、炭治郎たちの敵である鬼舞辻無惨は自らを天災になぞらえる怪物であり1人の人間どころか1つの時代ですら手に余る。ゆえに産屋敷家は何世代にも亘って呼吸の使い手を育ててきた。鬼舞辻無惨という怪物を倒したのは過去から現在現在から未来へと連綿と受け継がれてきた呼吸や想いであり、炭治郎たちはその連なりの終端にいただけにすぎない。つまり鬼滅は天災のような存在と、それと戦う先人から技や心構えを受け継ぎし少年少女物語だと言える。

ちなみに大正という時代設定も、人の命が現代よりはるかに軽かったがゆえに鬼殺隊のような人権無視甚だしい組織が描きやすかったというのもあろうが、大正で勝ち得た平和現代で当たり前のように享受するラストシーンを描きたかたからという面もあるだろう。それが当たり前であればあるほど忘れがちだけど、その当たり前を勝ち取るためにかつて戦った人たちがいるのだ。

 

話を簡単にまとめると、子ども大人になる過程しか描けない物語があって、鬼滅もエヴァもそういうタイプ物語だ、ということ。以上。

派遣元会社からは、むちゃくちゃ金が無いらしくて、泣く泣くって一言もらってる。

なので、クソ会社って悪態ついて、出てきた。

地球温暖化問題一言いいたい

地球温暖化の取り組みで、「地球を守ります!」とか言ってるけど、地球温暖化しても地球は滅びないし、それほど影響はない。

地球温暖化して、滅びるのは、地球ではなく、人間文明

anond:20210128075442

障害は、果して「個性」「多様性」の一言で片づけていいのかな。

仮に周囲がそのように配慮したとしても、本人や親がそう思っていないと思う。

コロナで職を失った人たちに対して、「貧困多様性の一つだ。清貧に生きろ」と言えるか?

2021-01-27

天気予報ハイプマン必要

夕方TVニュース天気予報

天気予報士が一文読む度にニュースキャスターが合いの手入れてるの。

こんな感じに↓

天「では明日増田県の天気です。」

ニ「はい

天「天気は短い周期で変化します。」

ニ「うん」

天「晴れた日の日差し有効活用してください。」

ニ「ええ」

天「金曜日から土曜日にかけて北部では雪風が強まり荒天に注意が必要です。」

ニ「はいっ」

これ要る?

続くニュースのコーナーではアナウンサー原稿読んでても件のニュースキャスターは合いの手入れてない。

視聴者が疑問に思うだろう箇所を質問するとか説明足りてない所を補足するなら一言挟む意味あるが、天気予報ハイプマンって誰が必要としてるの?

彼女いない歴=年齢」

性交渉経験のない男は「童貞」の一言で言い表されるのにのに、彼女ができたことのない男はいつまで「彼女いない歴=年齢」と言わなければならないのか。全く縮まってないじゃないか

若者童貞率が高まる社会において彼女いない歴=年齢の人間も増えていくはずなので、それを言い表す言葉需要も高くなるはずなんだ。

良い加減名前をつけてくれ。この俺に似合うカッコいいやつで頼む。

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