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はてなキーワード: 「人生」とは

2024-04-26

もう駄目かもしれない

連休前と先駆けてパチンコに行き、結果-50k負けてきた。

こんな馬鹿な俺を笑ってほしい。

30半ばにもなって彼女も居らず、毎日9時から17時の工場勤務。一日誰とも口を利かずに終わる日なんてざらにある。

元々趣味なく、これまで何かに熱中するようなことがない人生だった。今ではパチンコが唯一の趣味と呼べるのかもしれない。

かといって大勝ちしたところで使い道はなく、ソープ行って居酒屋で一杯するのが関の山だ。

今年に入ってから一度、驚くほど勝てた日があった。

その日もソープに行った。土曜の夕方。馴染みの店だった。指名したのは一番若い子。初指名だった。

くつろぐようにと案内された黒革のソファで待ち、並びには50近くに見えるスーツ姿の男と、大学生ぐらいのカジュアルな格好をした青年が居た。

ようやく俺の名前が呼ばれると立ち上がり、迎えに来た嬢が一瞬眉をしかめる。俺はそれを見逃さなかった。

こちらへどうそ、と嬢はにこやかに俺を案内する。俺の一歩前を歩き、手は握りらない。踵は少し擦り減っていて、俺の靴と同じように。

靴を脱いで部屋に入ると嬢は俺に抱き着いて来る。キスをすると、洗い場に向かい、体を洗うために衣服を脱ぐ。

俺を担当する嬢にはいつも刺青がある。それは顔に彫り込まれ、”笑顔”という刺青を俺は絶えず目に入れる。

嬢は俺を座らせ、身体を洗いながら「どんなお仕事をしているんですか?」と聞いてくる。

俺は適当に嘘をつき、嬢はそうなんですね~と頷く。

ここの女は大抵の男を馬鹿だと思っており、俺も大抵の女を馬鹿だと思っているので、ちょうど釣り合いがつく。

俺たちの会話に齟齬はなく、スムーズで、旧知の仲のようだ。

からときどき俺は自分というものを見失いそうになる。挿入し、快楽に浸るその瞬間でさえ俺は自分のことを俯瞰するように考え、すべてが馬鹿らしく思えることがあった。まるで彼女刺青が俺の肌にまで浸透してきたかのように。

年齢のせいかもしれない。

去年のGW,俺は帰省した。久々の帰省だった。

地元の駅に着いたのは昼頃で、家までそれほど遠くないので歩くことにした。

遠くない、といっても徒歩で1時間ほどは掛かり、それでも町の様子が変わっていないかかめて歩くのも悪くないなと思えたのだ。

道すがら、偶然高校の時の同級生に出くわした。

彼は(Aとしよう)記憶のままの顔をしており、今も裸眼で、当時の面影を深く残していた。

Aは俺だとすぐに気づいたようで、声をかけてきたのは向こうからだった。最初、親し気に近況等を話しながらも何処かそわそわした様子を見せ、一段落つくと口を閉じた。一間を開け、勢いをつけて口を開けると本題と言わんばかりに「そういえばさ~」とAはにやけながら言った。

お前の姉ちゃん、今、風俗で働いてるだろ?

え?と口に出した。そんなことは知らない。

俺に構わずAは片手の指で輪を作ると、もう一方の手の指をその輪に通し、それを繰り返して見せた。

俺はこの歳になって、性善説存在しないことを再認識した。

その様子をAの隣で観ていた青年が戒め、すみませんと俺に言った。彼は眼鏡をかけた青年で、面識はなく、そのことに気付いたのか「Aの弟です」と彼はそのあとすぐ自己紹介をした。

失礼なことをしてすみません。そう言いながら弟は含み笑いを持たせ、軽く頭を下げ、それから俺たちは別れた。

実家の前に着くと俺は家に入るのを躊躇った。その場で行ったり来たりを繰り返していると家から姉が出ていて「何してんの?」と言われた。

数年ぶりの再会だったがの姉の印象は記憶通りで、40前にしては若々しく見えた。

俺は姉の目を見れなかった。どうかした?と聞かれ、最初は答える気にはなれなかったが根負けして「Aに会った」とだけ伝えた。

姉は「ああ…」とだけ言い、それから二人とも黙り込んだ。実家の前の道路で、しばらく二人で立ち尽くしていた。

ここに居ても仕方がないから、と姉は家に入るようにと促してくる。

渋々俺は姉の後に続いて家の中に入ると両親は縮こまったように見え、リビングは昔よりも広々と見えた。がらんとしていて、実際に物もなくなっている。

自分の部屋に行ってみると家を出た時のままで、時代に取り残されたように変わっていなかった。

このうち、壊すから。いつの間にか姉が戸口に立っていて、俺にそう言った。動揺の同様の色を見取ったのか、建て替えるってことだからと姉は言う。

から、この部屋の物もどうするのかちゃんと決めといて。どうでもいい。と俺は言った。

場所がないように思えて俺は散歩に出かけた。行く当てはない。ぶらぶら歩いていると一軒のパチンコ屋が目に入った。ずいぶんと昔からある店舗だった。

まだあるのかと感慨深くなり、中に入ると安堵感がどっしり現れた。俺は日が暮れるまで打った。最終的には-1kで終わり、少し歩くと明かりが見えた。

それはブックオフだった。学生の時と比べると俺は本をまったく読まなくなっていた。漫画すら読まず、気になる漫画があればYouTubeで調べ、そこで得られる情報だけで十分に満足していた。

から本を売っている場所を訪れること自体が本当に久々なことだった。どうして入ったのか?なんとなくだったと思う。

店内を歩いていると一冊の本が目に入った。

それはエミリーディキンスンの『続自然と愛と孤独と』という本だった。

俺はエミリーディキンスンなんて全く知らないし、手に取るまでこれが詩集であることさえ知らなかった。

それでも気付くと俺はこの本を持ってレジへと向かっていた。まるで俺に残された唯一の良心がそうさせたように。

定価1100円と書かれている本を俺は1000円で買い、それから暗くなった夜道を歩いて帰った。

リビングに入ると両親の姿はなく、テーブルの上には料理けが置かれている。ちょうど姉がお風呂から出てきたようで頭にタオルをかけて歩いてきた。

おかえり。どこ行っていたの?と聞かれたので俺はブックオフと答えた。

ブックオフ?珍しい。と姉は言った。

テーブル一角にあぐらをかくように座り、頭のタオルを撫でるようにして髪を拭いた。

その光景中学の時の姉に見えて俺は一瞬泣きそうになる。

とうさんとかあさんはもう寝たから。ごはん、まだでしょ?と姉がいい、俺は頷いた。

じゃあ一緒に食べよっか、と姉がいい、俺は頷いた。

食事が終わり、自分の部屋に入り、自分のベッドで久々に横になると俺は買ってきた本を袋から取り出した。

仰向けに寝そべり、適当にページを開いた。111ページ。そこにはこう書いてあった。

私はあなたと暮らせない

これが人の世というもの

そして「人生」はあちら側の

俺は本文を読むのも忘れて、あの嬢のことを思い出していた。俺は酔っていたのだ。

嬢の笑みが脳裏に浮かび、その顔が一瞬、姉になった。

俺は本を閉じ、横に置くと、深く深呼吸をした。目を閉じ、祈りたかった。

しかし誰かを救うために祈るには、俺はもう歳を取り過ぎていたのかもしれない。

おそらく今年のGWは帰らないだろう。

俺はもう駄目かもしれない。

2024-01-02

趣味やめたら「人生」の一部がやや分かるようになった気がする

2023年10年近くやってた趣味を辞めて、世にいう「人生」の一部がやや分かるようになった気がしている

色々揉め事があって、趣味をやってた集まりから距離をとるようになったのがきっかけで、今まで自分はその趣味依存していたのだなということに気がついた

趣味を辞めたら、それにかけていた時間リソースが、生活に向けられるようになった

自分家事ができないと思っていたのだが、趣味を辞めてからは部屋を(それなりに)きれいに保てるようになったし、自炊もできるようになった

生活を快適にするために工夫する時間を持てるようになった

仕事がしんどかったのも、趣味のために寝不足だったからだと気がついた

休日目的なく外出できるようになった

趣味は楽しかった、それは確かなことで、今も未練はあるのだけど、辞めなければならない状況まで破綻したのも当然のことだったなと反省している

「そのことだけ」しかできないのは真っ当じゃないし、寝不足人間関係なんてやるもんじゃないんだよな

題名のことに戻るけれど、世に語られている人生の暇さというか、虚しさというか、そういったものが分かるようになった

独身恋人もなく、夢中になれる趣味もないと、なるほど時間が余るし寂しいよなと身にしみて感じられた

と金がかかる 金がかからない趣味をしてたので知らなかったのだけれど、映画館に行くにも旅行に行くにも、外に出るのって金がかかるね

そういった文脈で、家庭が欲しいとかもっとお金が欲しいとか、これまで理解できなかった欲求のことを実感を持って感じられるようになった

なんというか、「人生」ちょっと分かるようになった気がしたのだ

分かったことが悲しいような寂しいような、しかし分かって良かったと安堵するような感覚がしている

何であれ、自分趣味に対する姿勢は明らかに依存だったし、抜けれて良かったと思う

ただ、依存のない人生ってクリーンで、健康的で、だから何なんだ? という気持ちもないではない

あのドブみたいに夢中になってる時間しか得られない快楽物質もあるんだよなあ

この空虚さを埋めるため、に何かをするのではなく、かといって空虚をそのままにするのでもなく、楽しく独りで気楽に生きていく方法を考えたいよ

2024年目標です

2023-12-27

anond:20231227011857

根本的に俺とお前ではやっている「ゲーム」が違いすぎるから話にならないよ

俺が求めている「ゲーム」囲碁将棋チェス、あるいは球技とかの延長線上の「ゲーム」からリアルとのリソース紐づけはノイズしかない

 

シミュレーションゲームランダム生成されるいろいろなマップ勢力図でその回その回のクリアを目指したり、

アクションゲームでひととおり最適解を使ってクリアしたら、今度は特定武器しか使わない縛りでどうやったらクリアできるか攻略法を考えたり

そういうのが俺がプレイしてて金を払っている「ゲーム」なわけ

DLCで使えるデータが増えても、それはゲーム盤の"パターン"が増えるだけでゲームで有利になるわけじゃないよね

DLC適用するかしないかで別のルール、別の試合、別のゲームになるだけだ

からDLCを買うのは運やゲーム内のリソースに金を払っているわけじゃないし、俺は買い切りDLCは割高でもバンバン買う

 

そうやって「ゲーム」を楽しむ上で、「仕事が忙しくて何月何日までにプレイできなかったからアレが手に入らない」みたいなリアルタイムとの紐づけだの、

病気や家庭の事情で出費がかさんで今月課金を渋らざるを得なかったからアレが手に入らない」みたいなリアルマネーの紐づけだの

リアルリソースで有利不利が決まる時点でリアルマネーガチャ邪魔しかないよ、それもう「ゲーム」じゃなくて「人生」じゃん

リアルマネーガチャゲーってのは俺にとっては「金を払ったら対局中にコマがもらえる将棋」なんだよね、クソゲーかよ

 

不労所得で金がわいてくる、時間いくらでも使える貴族様ならアカウントを100個も200個も作ることでガチャゲーでも俺がやっているような「ゲーム」を楽しめるかもしれないけどね

俺は大富豪じゃないかガチャゲーは「ゲーム」にならない

2023-10-05

anond:20231005140008

彼女たちからしてみれば暗い現実に囚われていた自分キラキラした魔法のような世界に連れて行ってくれたのがジャニーズなんだよ。

日々の喜びも人との繋がりも全部ジャニーズ事務所と“ジャニーさん”がくれた。

急に性犯罪者でした隠蔽企業でしたなんて言われても受け入れられないしこれが奪われたらまた暗い現実で生きるしかなくなってしまうんだから必死の思いなんだよ。

推しは生きがい」「人生」って誇張表現じゃないんだよ。

これでわかってくれるかな?

2023-10-04

ジャニオタ理解できない」人に読んでほしいジャニオタリアル

仕事して子育てして

かに褒められるわけでもなく

 

毎日を過ごす日々

 

そんな平凡な毎日

 

インスタ一つで

一気に世界が明るくなる

 

26歳の男の子

 

勝手

癒さたり

元気をもらったり

 

勝手

彼女気分になったり

嫁になったり

親にもなったりで

 

毎日

楽しくて楽しくて

 

仕方ない

 

なにより

 

xxxx

という人が

 

愛おしくてたまらない🥹

 

ありがとう

xxxxくん🥹

 

まれてきてくれてありがとう🥹

(そこ笑

 

ーーー

これはXで3000いいねの支持を集めていたポスト

一応名前は伏せた。

(この人は事務所を抜けてもうジャニーズではなくなったのでファン平和

彼女たちからしてみれば暗い現実に囚われていた自分キラキラした魔法のような世界に連れて行ってくれたのがジャニーズなんだよ。

日々の喜びも人との繋がりも全部ジャニーズ事務所と“ジャニーさん”がくれた。

急に性犯罪者でした隠蔽企業でしたなんて言われても受け入れられないしこれが奪われたらまた暗い現実で生きるしかなくなってしまうんだから必死の思いなんだよ。

推しは生きがい」「人生」って誇張表現じゃないんだよ。

これでわかってくれるかな?








(思った以上に反響があって驚いたけど批判ばかりで残念な気持ち

べつに擁護とかじゃなく気持ちをわかってというだけなんだけどな…

伝え方が下手だったのは反省してる)

2023-03-28

家事代行サービス認知されてるのに

しんざきさんのエントリhttps://blog.tinect.jp/?p=81116)を読んで思ったんだが、

夫婦というのは、「人生」というプロジェクト共同運営しているプロジェクトチームだ」

とするなら、専業主婦(夫)というのは同一プロジェクト内における家事というタスク専属担当するメンバーだよね。

家事外注する家事代行サービスについては認知、そして評価されているのに

(同エントリブコメにも外注使えもしくは使ってるコメスター集まってる)

専業主婦となった途端、ニートだの穀潰しだの言われる現象は一体なんなんだろう?

2023-02-14

[] 質問をするのではなく、質問を生成させる

Q: ジョン・フォン・ノイマン性格価値観、知性に近い人が「人生」について考えることを想定して、10質問を生成してください。

2023-01-17

「100秒後までに必ず死ぬゲーム」に自分の子供を参加させたいか

おそらくほとんどの親がNOと答えるだろう

しかし、「100年後までに必ず死ぬゲーム」には全ての親が自分の子供を強制的に参加させている

そのゲームの名を「人生」という

2022-10-22

anond:20221022003123

女の人生イージー過ぎてびっくりする

女って楽だなとしか思えない

恋愛限定ならまだしも、上のやつなんて「人生」とまで言ってるのよ?さすがに予断が過ぎるでしょ

2022-10-08

不治の病だけど経過が緩やかで苦痛も少なく、死の間際まで概ね健康に暮らせる、そんな神の慈悲みたいな病気「人生」って言うんですけどね

2022-09-24

コント「人生」

ドッ

ワッハハハハハ

 

ワッハハハ

 

ワァッハハハ

 

ヒッ ヒッ ヒィーッ

 

ドワァーッハッハハハハッ

 

フワァーッハァーッ

 

 

ありがとうございました

2022-07-23

労役で疲れ果てて帰ってすぐ寝てしまったらしい

明日土曜日なのにまた朝から晩まで労役があるらしい

 

…………これ以上俺から「人生」を奪わないでくれェッッ❗❗❗

2022-06-05

うらみちお兄さんの「諦めたらそこで試合終了ですよ」に対する

「諦めても終わらせてもらえない試合だってあるんだよ」

「人生」とかね」

自分にぶっ刺さりすぎて死にそう

2022-02-15

anond:20220215001352

気持ちは分かる。残念ながらその「生活」とか「人生」を上手くやれない感覚は解消されない。可能性としては、思考停止して子供を持って(増田が男か女か分からんが)状況に自分をはめ込むことで強制的生活人生シフトさせるのはあり得ると思う。その後上手くやっていけるもんなのかは分からないけど。

2021-11-09

anond:20211109103410

「人生」って作品だよ

俺のバージョンは人との関わりとか恋愛とか仕事とか友情とか挫折と復活とかが詰まった骨太作品なんだけど、お前のバージョンはどう?

2021-07-14

小説は私に、他人にも「人生」存在することを信じさせてくれる

私が小説を飲むのは、自分以外の人間にも、自分と同じような「人生」存在するのを自覚するためだ。

というのは、自分以外の人間自分と同じような「人生」を持っていることに、いまだに納得できていないからだ。

だって、私が目を離した場所で、その人間が常に意識を持って生存しているとは限らないじゃないですか

彼らは私が目を離した瞬間にその機能を停止し、次回私と会う地点まで、自走か何らかの方法回送されているのかもしれない。

何なら、私が目を離した瞬間に、「職場上司」や「電車で会う見知らぬ人」なる人々は、溶解か風化でもして個々の分子に分かれ、

次回私と会う地点で、その場にある分子によって同じ物質比、そこに服装やら顔色やらのチェンジを加えて再構成される。

から、その「上司」や「見知らぬ人」は目を離した瞬間に別人であるのだ、なんてことまで考えてしまっている。

まり私は、自分以外の人間を、生活思考を持たないロボットぬいぐるみみたいな存在だと考えているわけだ。

なんで彼らのような存在が在るのかというと、きっと神様的な存在(それは、自然法則みたいな機能的な存在だ。

人格的に存在しなくても構わない)が、私の人生に何らかの働きかけを行おうとして存在させてくれているのだ。

いや、ここまで普段他人に話さない(他人が「ロボット」ならば、話す意味そもそも無いわけだが)正直な思いを吐露したが、これは妄想なんだ。

これが妄想でなくては、毎日苦痛を以て職場に通う意味が無くなるじゃないか

他人のために働く意味なんて無いじゃないか

から他人「人生」存在することを無理やりにでも納得しなくてはいけない。

自分人生肯定するために、他人「人生」を認めなくてはいけない。

それこそ、私が小説を飲む最大の理由だ。

たかも生きているかようなキャラクターを、物語の流れの中に見いだすことによって、

私は他人にも本当に「人生」存在するのだと誤魔化されようとする。

そんな態度で小説を飲むもんだから小説を飲む度に、他人にも生活存在することにたびたび驚いてしまう。

ましてや、感情があったり理屈を述べたり、なんだこの「ロボット」たちは!と混乱してしまう。

しかし、その混乱を抑えながら小説を読み進めることで、物語としての出来の良さに、

理屈でなく感情によって他人にも本当に人生があるのだと納得してしまう。

納得は理屈じゃなく感情なのだと思う。

そういえば、自分以外の人間が「ロボット」だと考えるのなら、こうして、他人に向けてその考えを書き連ねることに何の意味も無いだろう、

その他人は「ロボット」なんだから、その考えを受容する「人生」が無いんだろう、といったツッコミブクマトラバで受けると思う。

いやまあ、他人が本当に「ロボット」だったら、そんなツッコミも返ってこないわけで、私がそんなツッコミを心から期待しているのは、

私が他人「人生」を信じようとする萌芽なんだろう。私が妄想から解放されるチャンスなんだろう。

いや、そのツッコミは、私の人生への働きかけとして、つまりロボット」の機能として返ってくるのか?

ツッコミを行う人間「人生」の一行為としてツッコミが返ってくるのではなく、

ツッコミを行う機能が与えられた人間の一機能としてツッコミが返ってくるのか?

そこは考えれば考えるほどよくわからなくなってくるが、とにかく、そのツッコミ妥当ものだとは思う。

私の妄想を私がまともに信じているのであれば、他人に向けて考えを書き連ねるその行為に、自分日記ノートに考えをまとめる以上の意味は無い。

それでも、思考上の無理を押してでも書き連ねるのは、他人「人生」存在しないという考えが妄想なんだと自分に言い聞かせるためだ。

わざと、他人「人生」存在仮定した行為を行うことで、その存在を自らに信じこませているというわけだ。

なんなら、この文章小説だとするなら、あなたにも私に「人生」存在すると理解してもらえたでしょうか、とでも締めておこうか。

2021-05-31

同意のないハテブ>同意のない増田anond:20210530091718

はてなブックマーカーちゃん同意をとってからブクマしろ。僕は同意しますのでクレクレ。

でまあ元増田のアホさは「同意がない is だめ」という考えを導いた初代GBにすら圧倒的に劣る低解像度脳みそに由来する。

同意のないセックスダメ」→「同意のないのはダメ」→「同意のない人生ダメ」?

ノーノーノー。「同意のないセックスダメ」だが「同意のないハテブはダメじゃない」ように、同意の有無と行為の是非は必ずしも対応しない。

同意のないセックスダメ」と言っているブクマカに「じゃあオメーはブクマするとき同意とってんのかよはい論破」って言うやついたら嘲笑以外飛んでこないやろ。

同意のない人生」とか書いちゃうから無駄に穿って考えるブクマカ達がロングフライフや反出生主義等等々を考慮してるが、「セックス」は「暴力」と同じように同意なしでやったらアウト(国による)なだけ。

人間のやることはたいてい同意が要らない。一部特別同意必要ものがあるだけ。「人生」もそうだと言うならそうであるべき根拠をかけ。まあ同意自体不可能から虚無しかないが。

2021-05-10

人生 やり方」で検索してしまった

死ぬほど情けなかった。

何も本当に人生のやり方を知りたかったわけではなく、自分のように人生に対して抱えている茫漠な不理解をどうにかしたい人をキャッチしてくれるような記事みたいなのを探してただけで、

人生のやり方はコチラ!」

…みたいな記事ではなく、「人生の歩み方がわからないアナタへ」みたいな、捉えどころのない不安を広い範囲に網を張って受け止めてくれるようなサイトだった。サジェストに「人生 やりか」まで入力したらサジェストに「人生 やり方」と出た時、「あ、やっぱ自分みたいな人が同じこと調べてるんだな」と安心したので余計に情けなかった。出てきたのはAmazon断捨離とか人生設計とか人生を楽しむコツとかなんかそういうのを取り上げた本のページがほとんどで、一番上に出てきたサイト「人生」という名前スマホゲーについて取り上げたファミAppの記事だった。

人生ってどうやるんだろう。みんなどうやってるんだろう。自分みたいな人間は将来どうなるんだろう。

どこにも書いてないし、どこにも載ってない。

2021-01-29

中学のころ(俺にそんな時代があったとは!)、好きな女の子がいた。よくある話だ。

俗に言うスクールカーストのこともあり、まあ憧れに近いような存在ではあったが、

たびたび目が合うと、お互いじっと見つめ合っていたのだ。

僕の記憶以上に僕が彼女意識して見てしまっていたのだろうし、

彼女としてもからかい甲斐があったか何も言わない僕に戸惑いもあったのだろうが、それは幸せなひとときではあった。

給食前のちょっとした空き時間なんかに目が合うと、そのまま2、3分くらいじーっとはにかんだような表情で曖昧に笑って、

見つめ合っていた。開け放った窓から入り込む風がクリーム色のカーテンをたなびかせ、真昼のけだるい光を透かしていた…

みたいなね。どこまで美化されているのかはもう定かではないが、甘い記憶だ。

で、まあ、よくある話だが、あるとき僕が言った何気ない一言彼女を傷つけてしまった。

僕としては悪意のない軽口だったのだ。

ある出来事に付随し、単に彼女と長く一緒にいられる可能性がなくなってしまたことへの残念な思いが出てしまっただけだったのだが、

僕はその可能性の余韻に少し気持ちが高ぶっていたのだと思う。

だが時と場合というものがある。それは今考えてもひどい言葉だった。

それで彼女は泣きだしてしまって、周りの女子に諫められながら僕はただ謝ることしかできなかった。

で、まあ、それで彼女とは疎遠になったまま、中学卒業して、その後は何もない。

よくある話だ。だが…と続くわけでもない。何のオチもない。ここで再会するような大団円もない。

先日、唐突彼女が夢に出てきた。この流れもよくある話。

僕は過去に戻って彼女と再会した。未来から来た僕を彼女不思議がらず、微笑んで迎えてくれた。

目が覚めて、気づいた。

あの一言がなかったら、どうだっただろう。というのを今まで考えたことがなかったことに。

その後の僕の人生も後悔の連続だったが、彼女のことは幾度となく考えた。後悔もした。

だが、今の今までそのことを考えたことがなかったのだ。

そうして次々に記憶から引き出されてきた、幾つか分岐点のようなものがあったのではないかということも。

中学の時、その後もいろんな場面で言葉を交わしたこと高校の時も駅で彼女が遠くから手を振っていたこと。

僕はここに、この後悔にまみれた人生原初的な後悔の形を見つけた。

それは盲点となり死角となり、僕の人生を封じていた。自ら蓋をしたようなものだ。

そうして人はそれを「人生」と呼ぶ。ここに至って気づく、ああこれが…、テレビとか小説でよく見てきた人生というやつか、と。

残念なことに、愚者経験から学ぶことしかできない。それに気づくのに、僕はいささか年を取りすぎてしまっていた。

彼女はとうに結婚し、子供を持ったらしい。

うそう、そうだよね人生って。テレビで観たことあるわそういうの。よくある話、よくある人生

ただ過ぎていくだけの、信じがたいほどに意味もなくただ過ぎていくだけの。

いざわが身に起こってみれば、どうしようもない。あらゆる可能性が閉ざされていくのだ。

でも、手を振って呼んでる、まだそう思ってる。

手遅れなのに。わかっているのに。

2020-07-13

[][]7月13日

https://4komagram.com/users/5792

・「転職」を投稿

雑記

道端の猫に触ろうとして逃げられた。今にしてグリーンマイル気持ちを知る。

「人生」投稿

雑記 

録画しておいた100分de名著ピノキオ回を視聴。

「ぼくは生まれつき働くのに向いていないんだ」というピノキオ台詞アムロの「僕には帰れる場所があるんだ」に匹敵する、言葉の響きに美しさを感じる。

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