はてなキーワード: 生え抜きとは
生まれてこのかた1度たりともモテた事が無い。生え抜きの喪女。仕事でも業務に関する事以外は男性と会話もない。
女性という性を自分自身の物だと自覚した事も、外部から性役割を求められた事もない。(いやひょっとしたら役割を求められてた時もあったのかも知れないが、空気が読めないので知覚できんかった)
自身の性に対する意識の希薄故か、自分が他の女性のおっぱいを見る目線が性的なものか、そうではないのか、どうにも判断がつかない。LGBTではない。
おおきなおっぱいを見たら綺麗だなーとか顔を埋めてみたいなーと思うし、そのおっぱいが付いている人の顔が好みだったら尚良い。綺麗な姉さんに親切にされると2割マシくらいに嬉しいのと同じ感覚で。
男性が上記の感想だったら、性的目線確定と判断されるだろう。当人の供述は無視される。
女性にとっては、そう言った視線を向けられる事自体が恐怖であり嫌悪の対象であるとの主張を表明する事例が昨今炎上していて、(当事者意識が希薄なので遠巻きに見ているのだが)女性の身体的特徴を性的なモノから完全に切り離せたとして、その先にある世界での繁殖はどういった扱いになるのだろうかと
男女共に性的役割を否定した時、おっぱいは空気のような存在になってしまうのか。
それはなんかさみしい
これまでチームがどんなに頑張っても集められなかった注目を、しかもネガティブな注目をドラフト1位のくじを引き当てたことで集めている。
みんな無邪気に若者の表情から都合のいいことを読み取り、無邪気に心配し、無邪気に煽っている。
たったの3日だけど、色んな意見を目にして、俺の心は限界を超えてしまった。乙武くんの「佐々木くんは不安なんだと思う」という発言で完全に決壊した。
ここ最近までのロッテは投手育成がひどいチームで、高卒右腕のエースは伊良部とか村田兆治の時代まで遡る。高卒エースを育てられない球団として認知されている。
基本的に社会人出身投手をプロに適応させることに長けているチームで、ジョニー黒木や小林雅英、清水直、薮田安彦、渡辺俊介、最近では石川歩まで、生え抜き投手の中心が社会人出身投手なのはよく見る光景だった。
ただ、ここ数年は高卒右腕を育てられるようになってきたチームで。高卒3年目、ドラフト6位の種市篤暉は8勝をあげて大ブレイクした。奪三振率は10.41。この数字は最多奪三振のタイトルを狙えるレベルだ。
そして高卒5年目、奥川くんの先輩にあたるドラフト3位の岩下大輝が今年先発投手として台頭して5勝をあげ、すこし年は離れるけど、侍ジャパンの守護神を務めたこともある西野勇士が低迷からようやく抜け出した。彼は育成ドラフトで指名された。
この3人に共通するのは、150キロのストレートを平気で投げること(西野は怪我前)。ロッテといえば、どんな投手も入団後はストレートの平均が140キロ前半になることでおなじみのチームだった。でも今はもう違う。この3人以外にも、150キロ近いストレートを投げる投手は珍しくない。
高卒6年目、ドラ6の二木康太の育成がうまくいってから、ロッテは高卒右腕を積極的に指名するようになった。そして結果を出している。今年のルーキーでやはりドラ6の古谷拓郎も2軍で6勝をあげている。まだエース級はいないけど、高卒右腕にとって、近年のロッテは非常に良い環境なんだよ本当は。
このことを知ってか知らずか、みんな佐々木の将来を心配している。ロッテの高卒大エースは村田兆治まで遡るから、仕方のないことだとも思う。
でも、もしロッテが指名したのが奥川くんだったら、ここまでああだこうだ言われていないはずだ。佐々木くんのポテンシャルがあまりにも凄すぎて、ロッテには無理だとみんな思い込んでいる。
でも、そんな事を言ったら、あれだけの逸材をモノにしたのは大谷を育てた日本ハムだけになってしまうよ。佐々木くんのくじを引いた楽天にも西武にも、佐々木くんのような体格の選手をしっかり育て上げた実績はない。そもそもこんな人はめったに出てこない!
私は、みんなが無邪気に口にするロッテに対するネガティブな言葉を目にしすぎて辛い。ロッテはこれからのチームだ。佐々木くんを育て上げることで、種市や岩下、西野の活躍をもってしても拭い去ることができない悪評を吹っ飛ばそうとしているチームなんだ。
私はロッテファンの中でも特にメンタルが弱い方なので、心の平穏を維持するために、当分の間はロッテに関する情報をなるべく見ないようにして生きるし、自分がロッテファンだということは隠すことにした。
たまにテレビで見るだけだったのに。
ハーフで知的な雰囲気があって、フジテレビの生え抜きでは無くて子会社から引き抜かれて、夜の番組でキャスターを勤めていた。
頑張り屋さんなのだろうと、思っていた。
東京オリンピックの「お・も・て・な・し」プレゼンでフランス語が話せるという、それは日本では希少なスペシャルな力を発揮していた。
アラフォーでずっと独身で、阿川佐和子みたいに60ぐらいでポッと思わず結婚するようなタイプかと思っていた。
妊娠までしてただなんて。
ああ。それが、結婚が決まった途端に。
滝クリの魅力が分からなくなった。(というか、たまに見るぐらいだったのに他の女子アナとは違う感情を抱いていた自分の本音に気がついたが、一瞬で変わった)
ふーん、そうなんだ。金持ちとか名のある家の男と一緒になりたかったのかい。
そーかい。
一度もあったことがない美女に画面越しに、憧れていただけなのに。
ああ。なぜだ?
(そうか。これが、認知不協和音ってヤツか。一瞬で自分の気持ちが冷めるって。すると、SNSで滝クリのネガティブなコメントーーあざとい。計算高い女だ。ーーが目に入るようになった。今まで無意識のうちに排除されていた情報がが脳みそへとダイレクトに入ってくる感覚だ。)
忘れよう。さようなら。
海上保安庁→海上保安庁は、海上における法令の遵守、安全の確保、犯罪の取締り、海難救助などを行う国土交通省の外局の一つである[8]。 2018年7月1日現在の海上保安庁の職員数は12,800人[9]、予算規模は、2019年当初予算で2177億5345万7千円[2]である。予算のうち、人件費として費やされるのは、2017年度予算で999億円(47%)[10][注釈 1]。
法律(海上保安庁法)上、明確に軍隊ではないとされている[11]。しかし、「Japan Coast Guard[4]」の標記などから、海上保安庁を諸外国の沿岸警備隊(コーストガード)、国境警備隊と呼ばれる準軍事組織と同様とする見解から、これらの組織が有事の際には軍隊の一部として参戦することが戦時国際法では認められていることや、自衛隊法でも特別の必要を認めるときは組織の全部や一部を防衛大臣の統制・指揮下に組み込めるなど、準軍事組織との比定が試みられる場合がある。なお、前述の条文(第25条)に従い海上保安庁法には戦時国際法に関する条文などは存在しない。
人員の大部分は、海上保安大学校や海上保安学校で専門教育を受け卒業した生え抜きの職員であるが、長官や次長、一部の管区海上保安本部長等は、国土交通省や他省庁のキャリア官僚が海上保安庁の職員として就くことが多い。
英称は1948年(昭和23年)の開庁当初より米国の主張から、その時々に「Maritime Safety Board」や「Maritime Safety Agency」を用いた歴史的な経緯がある[12]。運輸省所管時の2000年(平成12年)4月より、「広く国民の皆様に海上保安庁の業務を分かりやすく理解していただくため、海上保安庁のロゴ、ロゴマーク及びキャッチコピーを定めた。」[4]との公表後に、権限や法律の変更は全くないが、国土交通省への移管後の2001年(平成13年)以降は船舶などへも、このロゴを用いたJapan Coast Guard(略称: JCG :直訳すると「日本国沿岸警備隊」)に変更している。
2017年(平成29年)3月31日現在では、合計455隻の船艇、74機の航空機を保有している[10]。また、2017年(平成29年)4月1日現在で5,284基の航路標識(光波標識5,175基・電波標識67基・その他の標識42基)[13]を保有している。
基本的に性格が温厚だったため、周囲からやや問題視されていた先輩たちと組むことが多かった。
ある先輩は当初は上司だったが、あるできごとがきっかけで配置換えが起こり、上司ではなくなった。
今回はそのことについて書きたい。
お世辞にも仕事は早いとは言えないが、丁寧な仕事をする人だった。
そして、容量がとてつもなく小さい人だった。
何より、爆発すると手が付けられなくなる人だった。
それゆえ、この先輩は「この人と同じ配置にはしないでください」という共演NGが多数出されていた。
それでもこの先輩にもやりたいことはある。
そこで私に白羽の矢が立った。
繁忙期にそれは起こった。
同僚「あの先輩、君が何もやらないって泣いてるよ」
私「えっ」
一応、その人が上司という立場だったので、仕事の割り振りなどはその人の考えているようにしようと思っていたが、一向にミーティングすら行われない。
だから、その人の動きを見て、その人がやってないことをやるようにしていた。
つまり、忙しさにかまけてその先輩がやっていることを手伝う素振りを見せなかった致命的なミスを犯していたのだ。
そこからはきつかった。
周囲へ伝わるようなあからさまな私への愚痴とこれみよがしな疲れてますアピール。
もう無理だった。
上司「今どうなってるの?」
先輩「これがこうで私一人ではもう無理です」
私「はい」
上司「こんなもん?」
先輩「これも」
上司「それで」
この直後、配置換えが起こり、結局ひとりでやることになった。
もともと発言待ちしかせずに仕事をサボったツケがあり、心の平穏が保てるなら、仕事量が多少アンバランスになるくらいは構わなかった。
だが、こうしたことは度々、起こっていたらしい。
なぜ、繰り返されるのか。
だめでしょ。
上司「これまで誰と何をやったんだっけ?」
私「○○さんと〜〜、☓☓さんと〜〜ですね」
私「まぁ、仕事なんで」
来年度もこの先輩と組むことが決まっていた私は、改善される見込みが100%無いことを確信するこの言葉を聞いた瞬間、この仕事をやめることを決意した。
ふと気になったんだけど地方社会のタバコの実情ってどんな感じなんだろうね。
もちろんいまはIT社会なんでググれば統計的な喫煙者数とか地方ごとのタバコの販売売上とかは出てくるんだけど、自分の住んでいる地域以外の、こう、肌感覚みたいなのってピンとこないよね。
特に、東京に本社がある上場企業じゃない、地方の生え抜き企業の喫煙環境とかってどうなってんだろう? もうほぼ全て禁煙社会になってるのか、それとも社内に喫煙ルームみたいなのがあってそこで肩身狭く吸ってるのか、飲み会やら、ランチタイムはどうなのか? とか。もちろん業種によっても大きく違うのだろうけれど、ナマの光景ってのは伝わってこない。
地方出張すると、ファミレスとかカフェに結構なサイズの喫煙席があってびっくりする。都内だと全席禁煙とかがもう多くなってきてる印象だしなあ。
戦争ゲームも終局、日本人チームのうち最も強いチームに我がチームは吸収合併となった。
この強いチームはかつては我がチームを攻撃して来たこともあったし、
別チームも攻撃しており不仲だった時期がある。
戦争ゲームの序盤の局面ではとにかく弱いものを食い物にするという状態だったので、仕方のないことではあるが、
大半のチームがそのルールを守っていたため、同胞攻撃をする彼らはあまりよく思われなかった。
その後ゲームは進み、統一政権ができ徐々に平和なゲーム世界に変わっていった。
日本人まとまろう、とその強いチームから使者が来たのは1カ月ほど前だろうか、
強引で自己中な吸収合併案にうちのチームのメンバーも腹を立てたりもした。しかし
もう他に選択肢は残っていなかった。
うちのチームもずいぶん人が減っており、チーム内のゲームイベントも
そんなわけで先日うちのチームはその強いチームに吸収合併となった。
が、まとまってみて気づいたことがある。
かつて、攻撃をしてきた人がもう随分前にログインが途絶えているのだ。
あの人もこの人も、いつぞやうちを攻撃した人だとわだかまりと不安を感じていたが
今、この強いチームを支えているのは、生え抜きではなく専ら後参加組、吸収合併されたかつての弱小チームのメンバー達だった。
全くの別物とは言わなくとも、かなり面変わりしていた。
課金し高レベルとなり攻撃してきた彼らは飽きたんだろうか。それとも平和になったらつまらなくなったんだろうか。
自分は課金レベルも低く弱い、が悔しさとチームメンバーを守りたいという気持ちだけでここまでゲームを続けてしまった。
もうすぐ始めて1年になる。
思うにこのゲームの魅力は悔しさと仲間意識なんじゃないかと思う。
育て方というか、ちゃんと組織を見て、やばいやつは昇進させないってことなんだと思うよ。
昇進基準が薄っすらとでも見えていたら、皆それに合わせる。
だけど、おそらくもう頂点までヘコヘコで上がってきたやつだらけになってるんだろう。くわえて、自分の欠点を指摘するより、ヘコヘコして従順でいろいろ手伝ってくれるやつを好む。
今まで手伝ってきた情もあるからやっぱり昇進するのはヘコヘコするやつなんだろうね。
でも、外部からの人間だとか、オープンイノベーションみたいな感じで生贄を求める。
社長自身が常に外部からの生え抜き=ゼロから事業立ち上げて自力で自社より少し劣るぐらいか、あるいは自社以上に育てられるかぐらいまでに成長させるようなマネジメント力があるというのじゃないと無理じゃないかと思う。
一から大企業を育てることができたクラスだと、色んな人を見て表も裏も美しさもおぞましさも知りつつ、制御して生き延びることができてる。
事業を成長できるような人間である。大企業になってるため、幹部となりえる人間を見抜く力も持ってる。
だから、やばい人間も見分ける能力がある。それまでの情がないから、情だけでのし上がってきたやつも組織内圧力を使えない。
そういう意味でベンチャーを一から大企業に育てた人間に対して、どんどんうちも面倒見てくれと、どんどんM&Aをしてもらうというのがいいのかもなぁと思う。
帰ってきた。すごく嬉しい。
2002年の話。
ワールドカップが日本であって、地元の会場で日本代表の試合があった。
会場の外にいたから試合は見てないんだけど、入場してくる有名人を見てウキウキしたり、お客さんの歓声や悲鳴を聞いてた。
試合が終わるころ、先輩が「もう一生見れないんだぞ」的なことを言ってくれて、ホントはダメだけど試合を覗かせてもらった。
おお、中田浩二ってロングパスうまいんだなとか思ってたら、敗戦のホイッスルが鳴って、持ち場に戻った。
日当10000くらい?もっと少なかったかも。これがサッカーとの出会い。
同じころ、友人関係でいろいろあって、自己嫌悪と罪悪感に押しつぶされながら将来への不安がはっきりと見えてきてた。
1年か2年くらいヒキニート的な生活をしたり、社会にご迷惑をお掛けする形ではありながらも、
バイトやなんかでそれなりに社会復帰を果たした。社員になろうかとも思った。
それでも大人になり切れなかったので、モラトリアムとかいう知ったばっかりの概念を求めて海外へ飛んだ。
周りにはかっこいいこと嘯いても、逃げだというのは周知の事実だったと思う。歳も歳だし。
あっちに行ったら行ったでちっちゃい日本人コミュニティの中で自己顕示欲をまき散らしてて、
将来がぽっかりなんにもないことをひた隠すように、社会の細々したことを権威を持ち出して知った風なこと言って過ごした。
たくさんのかっこいい人に出会った。その中でも、一人、仏像のような人に出会った。
言葉に惚れて、逸話に惚れて、仕事ぶりに惚れた。親や先生や学校やバイトでは教わらなかった行動規範を見つけたような気がした。
地元を離れての初めての一人暮らし。と言ってもルームメイトは常にいたけど。友達はすぐにできるけど、
それでも心細さはあった。お酒とセックスに逃げた。あと、地元のとあるプロスポーツチームにはまった。
地元にいる間は、できてすぐ名前が変わったり、区が違ったり、やってたスポーツも違うから親近感もそれほどなかった。
それが、貪るように情報をあさるようになった。
海外からネットで地元のスポーツニュースやハイライトを見た。2ちゃんのスレに入り浸った。
時間が合えばストリーミングで試合を見た。チームの一人一人の顔やプレイぶりや練習風景が分かるようになると、
愛着がわくようになった。スタに足を運べるサポに比べたら、頭でっかちのふぁん(藁)だというのは理解してるんだけど、
それでも自分にとっては心細さを埋めてくれる存在になっていた。
チームの監督がコロコロ変わって、ブラジル人頼みのクソサッカー笑のあと日本人監督になった。
将来ある若手が移籍していく中、生え抜きの選手や元日本代表のベテランが活躍して、昇格争いをするようになった。
生え抜きの中に、やんちゃなやつがいた。スーパーサブ的に使われた後、チームの軸になった。
高校時代のクズエピソードのデマも、ああこいつならやりそうって思えるところが、なんとなく自分に重なって、
いろいろあって心機一転帰国する年に、チームは一部への昇格を決めた。
チームの挑戦と自分の挑戦が重なって、涙が出るほどうれしかったし、心強かった。
1シーズン目、ワールドカップイヤー。うちの10番が代表に選ばれた。試合には出なかったけど。
ワールドカップのあと、新生日本代表にあいつが選ばれて、試合に出た。出ただけだったが。
新社会人1年目の終わり、1部での2シーズン目が始まったころ、震災が起こった。
地元ではみんながあんな思いをしているのに、自分には募金することしかできない。
地元のニュースでは、チームの選手たちが自身が被災しながらもボランティア活動をしていることを伝えていた。
あのやんちゃなあいつも、いろいろとやっていたようで、心の底からうれしかった。
自分にできないことを、やってくれている。それも自分にはできないくらい大きな影響力で、
たくさんの人の支えになってくれていた。おこがましいけど、誇りに思った。
時間が流れ、なんとかシーズンが再開して、チームは好成績を残した。震災の笛wとか書かれても気にならなかった。
次のシーズンはずっと首位を走り、終盤まで優勝争いをした。その年の終わり、あいつは移籍していった。
さみしさと呆れと、ステップアップだったからうれしさもあった。
その後、チームは何とか残留し続け数年が経った。
自分にとってのチームは、2部時代は海外の、1部での躍進期は歯がゆさの、外部記憶装置みたいなもんだ。
特に2部時代の選手たちは、当時の心細さと相関して愛着が強い。妻と出会ったのもそのころだった。
当時のチームの中心にいたのが、あいつだ。
あいつは初めての移籍の後、さらに移籍したり2部でプレーしたりしつつ、昨年末で戦力外になっていた。
それが、今日、うちに帰ってくることが決まった。
海外に逃げていた自分を励ましてくれた、震災後の地元を支えてくれた、あいつが帰ってきた。
うちのバンディエラと笑顔で映ったツイッターの写真を見て、涙がこらえきれなかった。
King&Prince、通称キンプリ。アニメのアイドルと紛らわしいことで話題となった彼らについてです。
私はコンサートに行ったりする熱心なファンではないのだけど、この人たち、あまりに二次元も真っ青の濃いキャラ揃いなのでジュニア時代から存在は知っていました。
AKBが世間を巻き込んで未熟な少女をアイドルに成長させていく手法なのに対して、ジャニーズはジュニアと呼ばれるデビュー前の子たちを山ほど抱えて、そこから人気があったりスキルが高かったり社長のお気に入りだったりする子をデビューさせるシステムです。
立場が不安定で固定給も出ずいつ辞めてしまうかもわからないジュニアの子をなんとかしてデビューさせたいと熱心に応援するジュニアファンと、その声援を浴びながらなんとかしてデビューしたいと頑張るジュニアの子たちの中から、四年ぶり(関東だと七年ぶり)にやっと現れた待望のデビュー組、それがKing&Prince。いわば生え抜きのエリート。蠱毒の勝者。現時点でファンクラブは既に十万人を突破しました。どれだけジュニア時代からファンがついていたかわかりますね。
まず全員顔が良いので六人並ぶと圧が凄い。どこ見ても目が楽しい。この時点で二次元。
ただ彼らの真髄は、創作物でもそんなキャラいないぞ!?という類稀なるキャラクター性なのです。特にオタクの人にはとてもお勧めしたい。
以下二次元オタク的思考のファンとそうではないファンを区別するため、二次元オタク的思考のファンは『オタク』、それ以外は単に『ファン』と表記します(厳密に分けられるわけではないんですが二次元オタクはキャラクター性を尊ぶ傾向がある)。
実質ジュニアの人気投票と言われるMyojo恋人にしたいジュニアランキング一位を史上初五連覇(赤西くんと山下くんは三連覇)。ジュニア随一の人気を誇る。
彼のファン層は、おおまかにいうと岩橋くん超可愛いかっこいい最高という親衛隊タイプと、その意気やよし男性アイドルの革命児となってくれというオタクタイプに分けられる。
オタクタイプの人達の岩橋くんの形容の仕方はとても面白い。ジャニサーの姫、女郎蜘蛛、女の敵系アイドル、と一見貶しているような言葉が並ぶが、しかしこれには深い感心と尊敬と応援の心がこめられているのだ。あと別に誇張でもなんでもない。姫扱いされたい人や誰かを姫扱いしたい人はすぐに岩橋くんのことを調べてみるといい。凄いぞ。
デビュー発表のときなど、「あのアマついにやりやがった」と快哉が上がったものだった。岩橋くんは物理的にも精神的にも女性ではないのだが、確かにアマと呼ばれうる人なのだ。
まず顔が美少女。メンバーの神宮寺くんと写った写真を週刊誌が広瀬すずちゃんとして掲載するほど(しかもジャニーズと遊び歩くすずちゃんという内容で、全体的に突っ込みどころ満載である)。
そして周り中の男からちやほやされている。凄く語弊がある言い方だとは思うがほかに言いようがない。ワイルド路線のジュニアからもうざがられるのではなく可愛い可愛いと言われてるあたり強い。
そんな岩橋くんのことを嫌がるジュニアファンももちろんいる。彼がファンの前でするショーの一環でバク転を失敗した時、「リップクリームなんかぬって見た目ばっか気にしてるからだ」とバッシングされたらしい。それを知った岩橋くんは、次のショーで客の前でリップをぬって見せてからバク転した。どんなにお姫様扱いされても肝心のアイドルとしてのパフォーマンスでは負けん気と根性を発揮し、自分の持つ可愛さという武器を十全に活用してジュニア戦国時代を駆け抜ける姿を見て、ファンは彼の頑張りに報いたいと思うのだ。
なお、最近雑誌にて男性アイドルとしては珍しく、ファンのために一生結婚しない宣言をした。文字通りアイドルに人生捧げている人である。
私服は結構いかつかったりラップが好きだったり平気で虫を触ったり野球少年だったりするので、けしてか弱く見せようとしているわけではないのだが、振る舞いと周りの扱いが姫以外の何物でもなく、「あんな女の子になりたかった」というファンもよく見かけるほど女子ドル感がある。
★アイドルの自覚があるプロアイドルや、可愛い自分をフル活用する子が好きな人向け。
神宮寺勇太 『理想の彼氏』 イメージカラーはターコイズブルー
岩橋くんを姫たらしめた立役者。元々岩橋くんは気弱で腹痛持ちの放っておけなさを醸し出す少年だったとはいえ、今よりもっと地味だった。しかし神宮寺くんとシンメになった辺りから段々花開いていったのだ。
シンメとはシンメトリーの略で、歌う際対になる立ち位置につく二人のことを言う。キンキとか在りし日のKAT-TUN仁亀とかそんな感じ。
基本的に事務所が選んで組ませるのをファンが勝手に深読みしていくことが多かったようだが、神宮寺くんと岩橋くんはまだデビュー前の流動的な状態で自ら運命共同体としての意味付けをしていった。具体的に言うと、君たち二人シンメ解消ね、と上から言われたにも関わらず、考えた末離れなかった。そして絶対二人でデビューすると言い続けた。既にコンビで人気があったとはいえ結構な賭けである。
二人は対等な関係でありお互い支えになっているのだろう、ということはわかるのだが傍から見ると神宮寺くんがマジで滅茶苦茶に岩橋くんの世話を焼いている。
衣装の早着替えのときは自分の分をいち早く済ませて岩橋くんの服を拾って着せてやり、ブレスレットが邪魔になれば駆けつけて預かってやり、岩橋くんがスープを飲むときは器を持つ手に手を添え、喧嘩してスマホを投げつけ走り去った岩橋くんを律義に追いかけ、自販機の前で見つめられる度にジュースを買い、頭を洗ってやり、膝枕で耳掃除をし、店員に用がある時は代わりに行き、好物をあげるため店を二三軒回る。
岩橋くんのことをお嬢様だと思っていると言い、突然なんの脈絡もなくぷ~という渾名をつけられても受け入れ(岩橋くんいわく俺がつけた渾名だからファンの人は呼んじゃ駄目)、からあげをスタッフにあげたら岩橋くんに「どうして僕の前でそういうことするの」となじられ(何故なら嫉妬するから)、喧嘩したときはだいたい神宮寺くんから折れる。ちなみに神宮寺くんは岩橋くんより年下だ。
ここには書かないがそんなのBL漫画だって突飛過ぎて没にされるぞというレベルの話もあるし、私が知らないものを含めたら多分もっとある。このような言動でファンを混乱の渦に叩き込んだ神宮寺くんは、最終的に『国民的彼氏』と呼ばれるようになった。
ファンに対して王子様でいようとするアイドルはこれまでも何人かいたが、神宮寺くんは新しい形のアイドルだ。彼は岩橋くんの王子様なのである。もちろん神宮寺くんはファンに対しても紳士的に振る舞うけれど、ステージの上の人間と観客の間柄では限界がある。だがファンは岩橋くんを甘やかしている神宮寺くんを見て、「はぁ素敵……こんな彼氏がいたら」とうっとりできるのだ。
優しくて誠実で気が効いて紳士。そう思わせるのは嬉々として世話を焼く神宮寺くんの果てしない彼氏力もさることながら、岩橋くんの姫力も大きい。一歩間違えば神宮寺くんはパシリに見えかねない。でも相手はあの岩橋くんなのである。姫が甘やかされるのは当然だし姫に認められ頼られている神宮寺くんはそれだけの男なのだ。
この二人はそういう、物凄く完成された疑似恋愛関係を構築している。
岩橋くんが姫として優秀なのは、彼は人にやらせっぱなしではなく端々で好意を見せ、しかもそれを心許した人にしかやらず、普段は人見知り気味だというところだ。あと誕生日に万単位の高価な贈り物をしたりするので貢がせてる感もない。
クラスの人気者に見出された地味な女の子が垢ぬけていって「あれ?あいつ可愛くない?」と周りに気づかれる類のシンデレラストーリー少女漫画を見てる気分、と言っている人もいた。そういう楽しみ方もある。
今でこそ理想の彼氏キャラで知られている神宮寺くんだが、元々ちょっと敏い程度の年相応の少年であり、それがあそこまで人を甘やかせる性格になったのは岩橋くんと過ごしてきたからこそだし、岩橋くんが姫として認知されるようになったのは神宮寺くんにかしずかれたおかげである。だから岩橋くんを好きな人は神宮寺くんも好きになるしその逆も然り。
★スパダリにきゃーきゃー言いたい人、優しさを感じたい人向け。
岸くんのファンは「岸くんを嫌いな人なんてこの世にいるのか?」と言う。
岸くんのファンじゃない人も、岸くんを知るうちに結局は「岸くんを嫌いな人なんてこの世にいるのか?」と言うことになる。
ジャニーズとか興味ないわーって男性も、六人の中なら誰がいい?と写真を提示されたら大体岸くんを選ぶ。
岸くんとはそういう人である。ジャニーズ内でも異様に好かれている。先輩には可愛がられ後輩には慕われ同輩には執着される。なんか特殊能力レベルで人望があるのだ。
しかも岸くん、ダンスも上手いし演技もできるし顔もよく見たら整ってるし予想外に声が甘くて歌も上手い。完璧なのでは?
とはいえ岸くんは優等生キャラにはなれない。彼は愛されキャラだ。そしてそういう自分の立ち位置を、多分わりと気に入っている。
神宮寺くんと岩橋くんのシンメをじぐいわというのだけれど、岸くんの『じぐいわと俺』芸の哀愁と笑いを誘う絶妙の間といったらない(『うっかりカップルと同じ画面におさまるはめになって気まずい少年』みたいな写真が山ほどある)。
あれが笑いになるのは、岸くんがみんなに愛されているのは周知の事実であるということと、岸くんが自ら二人をセットにして『あまってる俺』を演出しがちだからだ(岸くん以外の人があまる場合おかしみが薄れ気の毒感が増す)。
デビュー発表時荒れたファンもいたのだが(メンバーが前に組んでいたユニットでデビューして欲しかったとか六人じゃなくて三人のくくりで出て欲しかったとかキンプリじゃなくて自分の応援してるグループにデビューして欲しかったとか色々あったのだ)、岸くんを責める人は一人もおらず、岸くんがデビューできたのは良かったけど、と言われていた。いるだけでありがたがられる貴重な人である。
ファンの要望で仮のリーダーに決まったがこのまま岸くんで固定される気がする。
★ちゃらついてない男子、短髪男子が好きな人向け(彼は真冬でも髪を切る)。
人気一位は岩橋くんだがジュニアのエースは平野くんだった。社長がスカウトしてきた誰もが認める天才。初期は本人の希望で関西ジャニーズにいた。
彼に関してはどれだけ言葉をつくしても実際の映像には敵わない。
すらりとしつつも筋肉がバランスよくつき、甘いマスクでしなやかに舞い踊る様は王者の風格だが実は天然で抜けていて笑顔が可愛い。
――というような説明がわかりやすいが、こんなのはほとんど本質をついていない。
オタク的思考のファンが彼を見て思わず頭に浮かべてしまうのは『ヒモ』の二文字である。いや、平野くんは何も悪くない。彼がスキャンダルを起こしたとか女性にだらしない発言をしたとかそんなことは一切ない。ないのだが、時折見せる寂しげな笑みとか、人当たりはいいのにふらりと突然いなくなってしまいそうな感じとか、妙に達観してそうな雰囲気、仲がいい人はちゃんといるのに消えない孤高感、そういったものがあの高水準のアイドル性と合わさると尋常じゃなく人を惑わしそうな印象になるのだ……。周りが勝手に入れ込むタイプ。
山下智久くんを尊敬しているらしく頻繁に彼の歌を歌うのも捕まえられない魔性っぽさに拍車をかけている。魔性属性の人が魔性の女に溺れる曲(Crazy you)を歌っているのを観た時の衝撃といったらなかった。なにあの倒錯。
反面、生来のぶっ飛んだ天然っぷりと正しい受け答えのタイミングを本能的に察知する勘の良さでバラエティにも向いている。
色々な意味でアイドルになってくれて良かったと神に感謝したい人。
★天然に振りまわされたい人、カリスマにひれ伏したい人向け。
周りが濃過ぎてわかり辛いが、綺麗で繊細な少年らしい不器用さを持つ人である。平野くんと並んで関西ジャニーズから連れて来られた人材なだけあって熱心なファンが沢山ついている。
ツンデレぎみだがツンした相手がしらっとすると慌てるとか、好きな人にはべたべたするとかちょいちょい可愛いエピソードがあるようだ。
また、今時のスマートなイケメンに見えるわりに愛が重い。神宮寺くんと仲良くなろうと思い立った彼は「親友になろう!」と申し出、親友はお互い隠しごとなんかしないのだからと携帯の中身を見せあおうとして拒否されていた。人間関係で好意が空回りしがちな感じがファン心を擽っているよう。
好きな人に一直線でとにかく構いにいき構って貰おうとする様子がなんとなく見てとれるのだが、人選がことごとく同程度の愛を返してくれない人(平野くん:あしらいが上手い、玉森さん:ツン気質)で、妙にハラハラさせられる。最近は岸くんにじゃれていて、岸くんは一見ドライなものの情が厚く普通に仲良さそうにしておりファンが喜んでいる模様。しかし岸くんは前述の通り異様に人に好かれる上に年代が近い子は結構な割合でヤンデレっぽくなっていくのでこれはこれで大変そう。
……いや申し訳ないが永瀬くんに関しては特にニワカなので、詳しいファンの方いらっしゃったら彼の魅力語ってください。ハマれば深い沼な予感はする。
高橋海人 『マイペース弟』 メンバーカラーはひまわりイエロー
おそろしくダンスが上手く声が可愛く弟力が高い。
顔立ち自体は愛くるしい系ではなくどことなく中東系を思わせる浅黒くミステリアスな風貌なのだが、あの顔と表情と声と仕草とを統合すると本当に可愛い。あちこちで可愛がられる天性の弟気質。
どのぐらい弟気質かというと、誰もに甘やかされる岩橋くんが甘やかすほど。
元々やっていたのはヒップホップ系のダンスで、ダンス大会での優勝経験もある。ジャニーズに入ったものの違うジャンルのダンスに戸惑い、しかも入所間もないのにセンターに抜擢され先輩ジュニアをバックに踊るという推されっぷりだったため過激派ジュニアファンにバッシングされ相当辛かったようだが、仲のいい人ができたり先輩に助言を貰ったりして、徐々に馴染んでいった。今ではにこにこアイドルスマイルで可愛い曲を歌ってくれるし、キレのいいダンスでかっこいい曲も踊ってくれる。
このグループのメンバーカラー、全て自称で、「深紅」「漆黒」辺りのほどよい中二感はおそらく笑いどころとして提示されたものと思われるが(とはいえ顔がいいので普通に似合う)、その流れで「ひまわりイエロー」と言い放った高橋くんのアイドル的発想力は目を見張るものがある。
当初の苦労の反動かグループへの帰属意識が強く、超人的アイドル平野くんに永瀬くんが複雑な思いを抱えていた頃(関西時代の永瀬くんは無邪気に平野くん大好きっ子だったようだが成長に合わせて変化したのは無理もない)、海人くんが仲を取り持つような形になった。
ぱっと見で濃い顔が苦手と思った人も大丈夫。彼のファン、大体「元々好きなのは○○くん(白くて淡白な顔)なのに何故か海人くんは滅茶苦茶可愛いしかっこいいと思う」って言ってるから。ギャップで殺すタイプ。
★可愛い弟を愛でつつ垣間見える男っぽさにどきっとしたい人、かっこいいダンスが見たい人向け。
長くなったけどこんな感じです!
細かいエピソードとかはファンの方のブログやツイッターで確認してね。
私はちゃんと追ってるわけではないのでミスがあったらごめんなさい。指摘くれれば訂正します。
デビューしてないジュニアの子たちも個性的で素敵だぞ!(だからこそ長きにわたりジュニア戦国時代が繰り広げられてきたんです……)
あとじぐいわは軽率に「わー男の子たちが仲良いの好きー」と思って情報を漁ってると段々脳が溶けていくというか思ってた以上の真剣さと重さと狂気に圧倒されます。青春を全部、なれる確証のないアイドル道への切符に突っ込む人達の非凡さと覚悟を舐めてはいけない。
アイドルにプロ意識を持っていて、かつこれから活躍することが決定しているアイドルを応援するの、とても気持ちが楽なので、疲れてる方にお勧めです。
あるホワイト企業のシミの話を、人目に付くところに備忘録程度のものを落書きしたいという欲からここに記す。
知人(以下A氏)から、A氏友人(以下B氏もしくは上司氏)の所の住み込みバイトを紹介された。
→選考が進むにつれ違和感が出てきたため、人事に交渉して入社辞退した。
→A氏とB氏に半ば脅されるような形で入社辞退を取り消して入社した。
・ある先輩(以下C氏)が引き抜かれかけていてB氏が不穏な空気を出していた。
・B氏に言われたこと(あなたは黙って私の言うことを聞いていればいいの! はい、はい と素直に聞きなさい! 質問をあなたからはしちゃダメ という旨)をC氏になんとなしに話し、どうやらB氏が私にパワハラをしていることが判明。
・帰り際にたまたま会った人事の人が「え?! X(事業所名)、初日からこの時間までやるの…」と漏らし危機感MAX
・どうやら職場内でのいざこざが有り、その影響で退職者が多く、人手不足が起きたらしいことが調査により判明。その後のしりぬぐいなんて、やってらんねぇので、入社3日にして退職を決意。あと、前日にならないと休みかどうかわからないシステムはクソ。
→辞意をB氏に伝えたところ、時間外に呼び出され説教されて、尋問のような脅され方をして辞意を撤回させられた。労基もしくは人事に突き出すことを決意した。
・他の部署と関係を持つことは業務上必要であっても禁止されていたが、人事の人が直接来る機会が有ったので、それとなく「労基法に抵触している可能性があるのがどこ」で「どのように法的にOUTらしいか」伝えた。
・B氏からのハラスメントが加速した。裁量が無いのに責任だけ降ってくるタイプのパワハラ。仕事を進めさせてもらえない系ハラスメント。
・労基もしくは人事に突き出すための資料が揃いだす。ついでに、勤務時間前後数時間の待機のプレッシャーも有り、体を壊しかけた。
・体を壊したから休みを取ったら、ガチでほかの人の勤務時間が狂うくらいの人手不足ということが判明した。ついでに、残業前提マネジメントが行われていることなども判明していった。
・人事兼コンプライアンスの所が動き、そこから事業所単位での注意を受けた。
・上司が人事に怒られたであろう日の翌日に退職勧告を受け、その日のうちに退職届を書いた。
・最終出勤日の定時後に平然と新しい仕事を追加
・最終出勤日後の出勤命令
・やめる前にB氏から
「やめた後もわからないことが有ったら聞いていい?」
と言われていたので濁していた。当然のように退職後音信不通にしたら、A氏から怒られた。
A氏「アフターサービスまでが仕事なの。あなたには、業務内容分の手当ても付けているそうよ」
私「どこまでが仕事なのか明示されていない以上、これを引き受けると、いつまでもタダ働きと言わんばかりになりかねないので引き受けられません。それから業務内容分の手当て……というのを時給=(最低賃金+100)円のアルバイトについているとは到底思えませんし、少なくとも明細上は手当てはついていませんでした」
ということで、職を紹介してくれた恩は有るものの、A氏もまとめて音信不通にした……はずだ。
ハラスメントやいじめというものは、一般論的には、被害者側がいじめだと思えばいじめらしい。
先に示したように、私は、いかんせん感情的に鈍いようで、いじめられたとていじめと辛さが対応していない。
C氏に指摘されなかったら「これがハラスメント」ということに気が付いていたかも怪しい。
そして、被害者が辛かったらOUTという定義によれば、私は、客観的にはハラスメントを受けているが、ハラスメント被害者ではないということになる。
これは「されて嫌なことはしない」というモデルの機能不全を示しているようで、将来ハラスメント加害者になってしまいそうでおそろしい。
ハラスメントの中でもせめて刑法的にOUTなやつぐらいは察知できるように頭の中に刑法インストールしておくこと、どのようなことがハラスメント呼ばわりされやすいかということを把握するために過去の事例を漁って頭に叩き込むことで、将来の私によるハラスメント加害は防げるだろう。
また、ハラスメントというものは、どうしても育ってきた文化の違いから互いの当たり前を押し付けてしまうだけでも起きかねないから、被害者への取り組みだけでなく、うっかり加害してしまうかもしれないと気が付いた人に対しての支援も有ったら良いなぁ、と感じた。
B氏は、言うなれば、中間管理職でしかないから、あんまり決定権を持っていなかったりもした。また、B氏はいわゆるブラック企業らしきところからの生え抜きであろうと推測できる発言もあった。(例「週6・毎日残業で働けるのは当たり前なのに……」)
B氏は手癖レベルで残業前提のマネジメントをしていて反感を買っていたが、これは、どう見ても、育った文化の違いに起因している。ついでに言うと、あんまり決定権も無いから、B氏はスタッフのお賃金を上げるなどは簡単にはできず、適当に歩合制を取り入れることでのモチベーション向上も見込めず、ただただHATEが溜まるという状況だった。そして、人手不足が慢性化してしまう。
部署に何かしらの固有の特性があるならば、それをうまいこと示して上層部を動かすのは中間管理職の仕事だ。しかし上層部が「何らかの固有の特性のある所への、その特性に見合った」柔軟な対応をとるという判断ができなければ詰んでしまう。それから、上層部が、適材適所の重要性や戦場にはソルジャーだけでなくヒーラーも必要というようなことをわかっていないと、残念なことになるのは致し方ない。かなしいね。
B氏しか知らない事などが多く有り、B氏ご自身も心身への負荷でしんどそうであったが、部署の性質上B氏の後任を見つけるのも難しいらしい、というただただ残念な状況だった。B氏の後任探しはB氏より更に上の人がする仕事でもありそうだし、B氏の経歴が有れば転職もムリゲーではなさそうだから、うまいことやってほしい。
労基が動かなくてもコンプラからのお怒りが発生するだけで企業レベルではなんとかなるっぽいことは、私の退職時のあれこれでわかった職場だからもう要らない。忘れたい以外の感情が無いので処分したいが、個人情報黒塗りして捨てるだけでは芸がなさすぎる。適当な空き地でも探して焚火でもすればいいのかね。
長かった無職期間も終わり、新しく入社した会社で仕事の引き継ぎを受けている。小さな会社だが、人は良さそうな印象を受ける。
が、俺の前任者があまり仕事のことを知らない。突っ込んだ質問をすると、それはわからないという。どうも、この仕事をやって半年も経っていなさそうなのである。
それに、いろんな人たちが新人ばかりらしい。小さな会社でも創業して随分経つのに、会社の生え抜きのような人がいない。
そしていろいろなところに、今は社にいない人たちの名前が残っている。
俺に与えられたパソコンには大量のメールが残っているが、そのメアドの持ち主だった人が前任者の前任者で、実質的な前任者だったようだ。
前任者があまり仕事を知らないからその大量のメールから俺がやらなければならなさそうな仕事をサルベージしているが、その中の一つに見つけた。
実質的な前任者を含む何人かの社員がお客をまるまる引っこ抜いて独立しようとしたらしき痕跡を。
まぁこれでいろんなところに筋が通る。
その独立がどのくらい成功したのかはわからない。だが、現に人はいないし、ほとんど仕事は引き継がれていない。
つまり、会社は今興亡の瀬戸際にあることがわかる。どうりで俺のような無職歴の長い職種も業界も未経験(一応勉強したので業務知識は割とあるつもり)を雇ってくれるわけだ。
こういう時こそ経験豊富な人材を雇うべきだろうけれど、そういう人なら裸足で逃げ出しそうな惨状だ。後の無い無職の俺の方が辞めないと踏んだんだろう。だが、社長は間違いなくギャンブラーだ。
俺としては、この惨状で沈みかけた船に見えても辞めるわけにはいかない。いろいろあって職歴が穴だらけなのだから、ここで一つちゃんとした職歴を残さなければ人生が危うい。最悪会社が潰れたとしても、その旨を履歴書に書けるようにしなければならない。会社が潰れた時の履歴書の書き方とか知らんが。
今まで歯車みたいな仕事しかしたことがなく、それがどうにも性に合わずに職を転々としてしまったが、今の仕事は実質的な前任者からのサルベージを好きにやらせてもらえるので結構楽しく感じられる。実質的な前任者のパソコンに残った形跡から必要な仕事を割り出していくのが面白すぎる。
実質的な前任者はかなり幅広い仕事をやっていたようだ。独立を考えるのも納得ができるほど。だが、お前が捨てて行った仕事は俺が拾わせてもらう。
新卒カードはかなり強力なので、基本的には大企業に使ったほうがいいと思っている。
ベンチャーやスタートアップに中途入社するのは、大企業ほど難しくないし、入社後の待遇の違いもない。一方で大企業は生え抜き優遇したりする。
それでもあえて、ベンチャー企業を新卒で選択するに値する、とても大きな利点を一つ紹介したい。
前書きが長くなった。
それは、上司を事前に知ることが出来ること。
スキルがつくとか裁量があるとかは企業によりけりなので汎用化できないが、これは間違いない。
会社が小さければ小さいほど、説明会やら面接やら懇親会やらに、あなたが入社した際に所属する現場のトップが必ず出てくる。
いわゆる大企業と呼ばれる300名以上の規模の会社になってくると、リクルート業務は、ほぼ人事が仕切る。
現場社員が出てくるとしても、そこに来た人と実際に働ける可能性は、そこまで大きくない。
会社の雰囲気が良かった、人が良かった、それは会社選びの大きな材料になるだろう。
しかし、大手の会社で就活に携わっているのは人事部だ。そして彼らは、残念ながら現場の社員達とは別世界の住人だ。
人事部の人と波長が合ったからといって、現場と合う保証はない。
引きなおしたいと思っても、異動願いが通るのは早くて2~3年後とかだろう。
どれだけ素晴らしい理念や、コンプラ意識が会社にあるとしても、上司がそれらをくそくらえだと思っていれば、あなたの社会人生活は茨の道になる。
価値観が合わなければ、苦しいことになる。
実際に一緒に働くことになる上司と事前に会えて、その人と一緒にやっていけるかを判断できるというのは、強力な動機になりうると思う。
あまり社交性の高くない人や周囲に迎合するのが苦手な人ほど、ベンチャー企業を見てみても良いのかもしれない。
ただし欠点として、ベンチャー企業でマネージャー職にあるような人はワーカーホリックタイプが極めて多いので、選べるって言っても似たようなキャラしかいないやんけってなる場合もあるかもしれない。
その時はごめん。
今年になって株価がずいぶん下がったところで「もうそろそろ上がるんじゃないの?」と思って買ったクチだから、ギャンブルの一種といって差し支えない。つまり経営者には何の文句もない。ちなみに株主総会自体、行くのが初めて。問題のある会社の株主総会だからこそ、面白そうで行ったのだ。
株主総会とは、株主と称される人が経営者と称される人に対する愚痴を言い、通り一遍の説明やおわびを返して受け流す儀式なのだな、と理解した。
株主の主な意見のひとつは、「経営者側の再建に対する意気込みが感じられない」というもの。まあ、俺にとってはそんな精神論はどうでもいい。
他に「経営者は無能だが、従業員に責任はないので、雇用は守ってほしい」という意見も多かった。従業員の持株会がまあある程度議決権をもっているので仕方がない。これも俺にとってはどうでもいい。確かに経営者は無能なのだろうが、生え抜きの元従業員を経営者にしてしまう日本的慣行の結果なのだから、従業員を路頭に迷わせないため雇用を守れという話と根は一緒である。経営者もバンバン切って外部の経営のプロを入れ、従業員もバンバン切って経営再建してくれたほうが俺にはありがたい。雇用を守る社会だからこそ、無能な経営者も生まれているのである。まあ、ムダに従業員をクビにして社会不安が助長されたりするのは嫌だけど。
俺の経営者に対する希望は、株価を上げることだけ。高度な技術や防衛の技術が海外に流出する懸念があるとかなんとか言って、モラルハザード的な政府支援でも勝ち取ってくれれば万々歳。以上、株主総会【見学】レポート。