戦争ゲームも終局、日本人チームのうち最も強いチームに我がチームは吸収合併となった。
この強いチームはかつては我がチームを攻撃して来たこともあったし、
別チームも攻撃しており不仲だった時期がある。
戦争ゲームの序盤の局面ではとにかく弱いものを食い物にするという状態だったので、仕方のないことではあるが、
大半のチームがそのルールを守っていたため、同胞攻撃をする彼らはあまりよく思われなかった。
その後ゲームは進み、統一政権ができ徐々に平和なゲーム世界に変わっていった。
日本人まとまろう、とその強いチームから使者が来たのは1カ月ほど前だろうか、
強引で自己中な吸収合併案にうちのチームのメンバーも腹を立てたりもした。しかし
もう他に選択肢は残っていなかった。
うちのチームもずいぶん人が減っており、チーム内のゲームイベントも
そんなわけで先日うちのチームはその強いチームに吸収合併となった。
が、まとまってみて気づいたことがある。
かつて、攻撃をしてきた人がもう随分前にログインが途絶えているのだ。
あの人もこの人も、いつぞやうちを攻撃した人だとわだかまりと不安を感じていたが
今、この強いチームを支えているのは、生え抜きではなく専ら後参加組、吸収合併されたかつての弱小チームのメンバー達だった。
全くの別物とは言わなくとも、かなり面変わりしていた。
課金し高レベルとなり攻撃してきた彼らは飽きたんだろうか。それとも平和になったらつまらなくなったんだろうか。
自分は課金レベルも低く弱い、が悔しさとチームメンバーを守りたいという気持ちだけでここまでゲームを続けてしまった。
もうすぐ始めて1年になる。
思うにこのゲームの魅力は悔しさと仲間意識なんじゃないかと思う。