はてなキーワード: 傍証とは
元増田は「子供は性的主体性を持つには未熟」が「ちょっと子供の判断力をナメすぎ」とおっしゃるけれど、現代の社会は性行為に限らず、子供のさまざまな権利を制限しています。飲酒や喫煙や公営ギャンブルは禁じられていますし、民法では制限行為能力者といって「私法上の法律行為を単独で完全におこなうことができる能力」を持っていないとみなされています。その理由は、未成年の自己決定能力の未熟さを鑑みて適切に保護するという観点から、未成年に対しては愚行権を含む自由権に一定の制約を課すべきだという社会的コンセンサスがあるからです。未成年に対しては人権を制約するレベルのパターナリズム(保護者的統制主義、当事者の能力やリソースの不足を社会が保護者として補い、庇護する)をとってもよいし、分野・状況によっては積極的にそうしなければいけない、というのが近代国家の原則です。
あなたの論法に則ると、たとえば未成年が法的契約の十全な主体になれない(正確には、未成年者契約はいつでも無効にされうる)こと、つまり「子供は法的主体性を持つには未熟」とされている現況に対しても、「ちょっと子供の判断力をナメすぎ」と言えることになりますが、これに同意する人はほとんどいないでしょう。大人と同等の判断力を持つ子供もいますが、そうでない子供もたくさんいます。
元増田は「一生のトラウマ」というメンタルな問題のみを取り上げていますが、そもそも性行為というのは適切な知識と配慮をもって行わなければ様々な身体的リスクがある行為です。たとえば性感染症。未成年のクラミジア感染率は、少し古いデータですが、15~18 歳健康高校生 6,000 人での陽性率が男5%・女子13%。そして19歳までの未婚妊婦の27.3%が感染しています。http://www.jspid.jp/journal/full/02301/023010063.pdf また女性の場合、HPV(ヒトパピローマウイルス)のように、若いうちに感染するほど、後の子宮頸がん発症の強い因子となる性感染症もあります。そして多くの性感染症は、たとえコンドームで避妊していても咽頭経由で感染します。これらの事実を正しく認識している未成年者は決して多くありません。
そして妊娠。多くの未成年女子が正しい避妊の知識を持っておらず、また力関係的に性行為の場で避妊を求めることができず、その結果として性的交際により妊娠しています。未成年の人工妊娠中絶数は、2014年の厚労省データで約18,000件/年です。https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/19/news017.html このように未成年で中絶に到る妊娠が突出して多いのは、妊娠リスクに関する未成年の判断力の未熟さの傍証だといえるでしょう。妊娠はゼロリスクではなく、母親にもそれなりの周産期死亡率がある、非常に身体的負担の大きい事象です。臨まない妊娠の妊娠中断(中絶)にも多大なお金がかかります。また、学校や家庭などのコミュニティでのサンクション(制裁)も発生します。そうした性行為にまつわる事実を正しく認識し、そのリスクを踏まえた上で行動できる未成年者ばかりではありません。
以前にこう(上)言っていたことを思い出すと、含蓄のある言葉(下)でもある。
私は自分が表現の自由を擁護したいから、なるべく頑張りたいと思っているけど、社会の偏見や差別によって、表現の自由で抗弁せざるを得ない立場に追い込まれているフィクトセクシュアルの方々に向かって、他の表現の自由の論点についても当然に戦力になれだなんて傲慢なことは、とても言えないよ。— 荻野幸太郎 / OGINO, Kotaro (@ogi_fuji_npo) August 4, 2019
頂いたメールに「綺麗事ばっかのうぐいすリボンが大嫌いだったけど、他に頼れる人がいないので仕方なく寄付をしていた。山田さんが国会に戻ったので、もうお前らは用済みだ」みたいなことが書いてあり、「あぁ、それはお辛かったでしょう。良かったですね」とホッとしてしまった。本当に良かった。— 荻野幸太郎 / OGINO, Kotaro (@ogi_fuji_npo) December 25, 2019
まあ確かに山田太郎さんが当選して「一安心」というか、「危機を脱した」感があるのも事実。フィクトセクシャル等に関する議論も軌道に乗ってきたように見えるし、あとは放っておいても差別解消は時間の問題だろうという気もする。
そうなってくると、「表現の自由」問題として「漫画・アニメ文化」を論じる比重は必然的に少なくなるだろう。それが「もはや不安は解消されたことの傍証」なのか、「新たな危機」なのか、すぐにはわからないが。
私もそいつのことは嫌いだけど、
「無意味な露出」は男女ともに存在したりしなかったりしていて決して偏ってるということはない。いわゆる体型が服の上から明確にわかる「乳袋」に関しても、服の上から腹筋のシックスパックが見える男性キャラクターなんてのもゴロゴロしている。そこに男女の偏りがあるようには見えない。
この辺り言ってることは正しいと思うし、不誠実さも感じられないし、嘘をついてるとも思わない。それが「存在しない」なんて一言も言ってないんだし。
ちなみに私はテイルズシリーズで育ったクチですが、エターニアの攻略本でいのまたむつみ氏の「男の子のへそ出しのこだわり」について読んで「なるほど〜!」とか何か感動した覚えがあります。
「ナーガってキャラの服装がビキニアーマーかどうか」があなたにとってどれだけ重要か知らないが、本論に微塵も影響するとは思わない。むしろ「ビキニアーマーじゃない」なら「昔から多くはなかった」ことの傍証になるのでは?
[B! togetter] タピオカを題材に風刺を描いた女学生が「女叩き」「名誉男性」などとネットリンチされる - Togetter
[B! 育児] 「母親がスマホを使って何が悪い!」不満爆発で漫画を描くも…… - Togetter
と比較してみたよ。
もっとゆかいな比較対象がありそうだけれど、今日はまあ、これで。
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3位
solt-nappa
初のツイートの指摘どおりじゃん。食べ残しなんてタピオカ以外にもあるのに、タピオカばっかり目の敵にされて叩かれてるじゃん。そこを指摘しただけで「フェミ」とか嗤う連中の下劣さよ。
これに関する増田の答えは、「タピオカがまさに今流行していて、注目を集めているから(注目が集まりやすいから)」。
作者の答えは「タピオカの美味しさに感動して私は作品作った」。
タピオカが目の敵ではなく、たまたま作者の目の前で繰り広げられていた光景が目の敵なだけ。
もしもアボカドが流行していて、作者がそのおいしさに感動したらアボカドインスタ映え廃棄問題が、
(廃棄問題が起こるかどうかは分からないが)叩かれていたと思うぞ。
当該の「初のツイート」は、タピオカインスタ映え廃棄問題を、勝手に女性を馬鹿にしているのだと思い込んで、攻撃的なリプ送っているのだから、手に負えないね。
誤解のないように言っておくと、増田は、この人を「フェミ」などと笑わないよ。「読解力もなければ行間も背景も読めない人なんだな」と哀れには思ったけれど。
それはさておき、
筆者(増田)は23区内の某所在住だが、これを見て、昼間に歩きスマホがどれくらい存在するか近所で数えてみたら、101人中16人だった。
ちょうど雨が上がった直後のタイミングなので、晴れているときよりは少ないだろうし、地域や時間帯によっても異なるのかもしれないけれど、90%まで増えるかというと、到底そうとは思えないし、どこだったら90%に達するかも想像がつかない。
歩きスマホをすることがありますかという質問では、「日常的に操作している」が6.6%、「時々操作している」が40.1%と合わせて46.7%の人が歩きスマホをしていることがわかった。
「時々操作」を、徒歩時間の半分としても20%。「日常的」と合わせても26%、「ほとんど操作しない」を徒歩時間の2割と見積もっても、33%程度だ。
おまえ、スマホ使っている人間を、「スマホ持つ奴は歩きスマホするものだ」と勝手な思い込みだけで「90%が歩きスマホ」だなんて雑な認識して、目の敵にして叩いてない?
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2位
tableturning
中性的……?どうみても女性の絵にしか見えないが…。色々後付してるけど普通にタピオカミルクティを飲む女性への批判絵でいいんじゃないの?タピオカミルクティ買ったことないから知らんけど男性は残さないんでしょ
母親の歩きスマホで殺人が起きそうな勢い。歩きスマホだ叩いてる人は道で歩きスマホやってるヤクザみたいな怖そうなお兄さんにも注意して回ってくれよ。ほぼ無害な母親叩かなくていいから怖そうな人どうにかして
「タピオカミルクティ買ったことないから知らんけど男性は残さないんでしょ」とは、「残すのは女性という偏見を持っているから描いた絵なんでしょ」という嫌みだというのは分かるけれど、仮に「女性の絵にしか見えない」として、そのことと、「女性を批判している」こととは全く結びつかないのだという点に、思い至らないのが残念なところ。
タピオカドリンクの列を見かけるときは、女性の方が多いし、その傍証として、例えば以下のリンク
を見ても、だいたい男女比1:2であると分かる。
「タピオカミルクティーは女性が多く飲んでいる」という認識は間違いないと思う。
ならば、例えば元tweetのような表現意図を持った場合、タピオカを購入する人の代表として女性を描いたとして、当然ではないだろうか。
(そもそも、元tweetは、「SNS映えの為に飲み干さずに捨てられたタピオカミルクティーは捨てた人間を絶対に忘れない」であり、それが女の仕業とも男の所業とも書いていないし、「男女っどちらとも取れない容貌にしようと思いました」とも言っている。そして、この作者本人の主張を覆すような、客観的な証拠は、誰も、何も提示できていない 20190919追記:イラスト描いた人が、描かれた人物は女性を念頭に置いているという推理があり、妥当性もあると感じたので、ここは取り消し線を引いておく)
ところで、よく「空き巣に注意」「置き引きに注意」などというポスターが掲示されているが、その犯人役は、まあ男だ。
「空き巣 ポスター」でざっとgoogle画像検索して、出てきたうちで女性が犯人だと確認できたのは、
三毛猫「チビちゃん」の日記:病院の空き巣にご用心 - livedoor Blog(ブログ)
と、もしかしたら、
の一番最後がそうかも??という程度。
一方、実際の男女比は次の通り。
女性の空き巣も男10に対して1の割合で存在するし、置き引きの比率はもう少し多そうだ(非侵入犯で女性の比率が跳ね上がるのは、万引きが含まれるためか? 置き引きは、ここまで多くはないと思う)。
しかし、だからといって、「侵入犯の男女比は10:1だから、空き巣被害防止ポスターの犯人も男10に対して女1の比率とすべき」とも思わないし、「男ばかりが置き引きをするという偏見を助長する」とも思わない。
男で代表させておいていいんじゃないですか? 実際に男の方が多いし。
タピオカもそれと同じでいいんじゃないでですか? 女で代表させておいて。
で、それでいて、歩きスマホをする母親を「ほぼ無害な母親」と擁護するのは本当に最悪。ちっとも無害じゃないぞ。ベビーカーが当たれば痛いし、靴に汚れや傷がつく。そもそも、歩きスマホが原因で第三者とぶつかり、子どもがけがしたら、子どもも不幸だわ、第三者も責められるわで、いいことは全くない。害だらけだ。
(ただ、誤解してほしくないのは、あの漫画の作者を非難する意図は、私(増田)に全くないということ。というか、画やストーリーの構成が分かりづらく、あれに基づいて何かを言うことはできない。唯一の正解は「歩きスマホする奴は全員、タンスの角に足の小指ぶつけるべき」だろ)
「女性(母親)という属性を持つものは批判されないべき」って、何か面白い考え方だね。
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1位
zyzy
ポイ捨てガー自体が妄想女叩きの筆頭だし、そらそうなるわな。表現の自由は叩く行為にもあるんだしね。表現の自由で殴ったら表現の自由で殴り返されたお話。
もう母親がスマホ使うことに文句付けたらその時点で犯罪扱いできる法律が必要なレベルだなコレ。叩く奴らはこの世に存在しても百害あって一利ないでしょ。
……何かもう、貫禄が違うわ。
一方では、
「表現の自由は叩く行為にもあるんだしね。表現の自由で殴ったら表現の自由で殴り返されたお話」と、イラストレーターを叩く行為に何の掣肘も加えようとしないのに、
もう一方では、
「文句付けたらその時点で犯罪扱いできる法律が必要」と、国家権力による言論封殺をほのめかす。
今回の救いは、作者が批判する側の「表現の自由」を認めた、その上で、自身も表現で対抗しようとしていることだね。頭が下がるわ。
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番外
rgfx
「ネタのつもり」は本人ばかりなり。自分が乗っかった「ネタ」が何を下敷きにしてるかすら否認してカマトトぶっこいて逃げたという。とにかく雑。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4674389595104609314/comment/rgfx
尼(;´Д`)
おまえ、自分が乗っかった「尼(;´Д`)」という「ネタ」が何を下敷きにしてるか理解してる?いくら何でも雑すぎだろ。
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余談
ふむふむ、ありがとう
論文はどこの誰にどれだけ引用されたか引用回数調べるとか、査読されたのかとか、どこの学会に出したのかただの卒業論文なのかなど調べなきゃいけないことが多いからあまり好きではないのだが、とりあえずそこらへんうっちゃって読んでみたところ
「セックスはしたくない」派のが圧倒的に多い
男の方が一回限りの性交に対して肯定的である、という数値が有意に高いだけで、
日本では個人の名前は「石川麻呂(いしかわまろ)」や「穴穂部間人(あなほべのはしひと)」といったふうに長い訓に漢字を当ててきたが、嵯峨天皇のころ遣唐使であった菅原清公の進言によって、男子の名前は漢字で二文字か一字、女子の名前は「○子」とするといった、漢風の名前の使用が進められ、定着した。
具体的な後世に残った事績としては、それまで和風だった人名のつけ方を唐風に改めたことが挙げられる。男子の場合「坂上田村麻呂」の「田村麻呂」のような形式から「菅原道真」の「道真」や「藤原基経」の「基経」といった二文字訓読みか「源融(みなもと の とおる)」の「融」や「源信(みなもとの・まこと)」の「信」など一文字訓読みという形式にし、女性の名前の「○子」という形式にすることは彼の建言によって導入されたものである。
まず単純に、名前の二文字目が「子」で固定されると、必然的に読みは三音になりやすい。
男性名だって、「○太」とか「○斗」といった形式だとだいたい三音で、二音や四音は少ないもんな。
で、貴族の実名に付けられるこの「○子」はいちおう庶民にも広まったらしいが、
室町時代からはそもそも女性に「実名」をつける風習がなくなり「通称」だけを持つようになった。
つまり「松」とか「亀」みたいな二音の簡単な名前がつけられて、
「お松さん」とか「お亀さん」とか呼ばれるようになった。
この傾向は江戸時代まで続いたけど、
貴族の名付けである「○子」は庶民の憧れだったので一気に増加する。
最初のうちは「〜〜氏」「〜〜女史」みたいなのと同じ敬称として扱われていて、
本名の「松」や「亀」に「子」をつけて「松子」「亀子」とか呼んでいたらしい。
それがだんだん本名として最初から「○子」と名付けられるようになった。
もとが二音、「子」を付けて三音、というのがここで増えていったわけだ。
明治安田生命 | 名前ランキング2018 - 生まれ年別名前ベスト10 - 女の子
「○子」のピークは1956年と言われていて、そこから「○美」が増えていったらしい。
なんでこの時期に「○美」が増えたのか分からんが、
高度経済成長時代に入って社会の雰囲気が変わったのもあるだろうし、
そのちょっと前から「由美子」「久美子」「恵美子」「美代子」「美智子」などと「美」入りの三字名の人気があったから、
1953年入団の宝塚歌劇団40期生あたりから「○美」が増えている気がする。
「当時、こういう名前がかっこいいと思われていた」という傍証になりそうだ。
(もうちょっと遡ってみたら33期生だけ特異的に「○美」が多いな…何かあったんだろうか…)
1970年代に入ると「美香」「美穂」「香織」「恵」「愛」などがランキング上位に登場してきて、
ようやくバリエーションが増えていったという流れ。
一方で、男性のほうのランキングを見ると、思ったよりも三音の名前が多い。
「清」「正」「茂」のような一字名はもちろん「正治」「和夫」「達也」なんかも三音。
四音の名前は「○一」「○郎」「○介」「○平」などの形になる。
これらはだいたい「生まれの順番を表す字」か「官位名に由来する字」なので、
女性名に見られないのは納得。
武士の時代が長く続いたなかで男性名だけが多様化していったのだと言えそうだ。
ちなみに「○郎」の由来は「○子」と同じく嵯峨天皇な。
社会的地位の低かった女性は人名接尾辞のバリエーションが少なかったからだ、
と言えるのではないか。
違う違う。その「何故なら」が余計だ。俺はそんなこと言っとらん。
セワシ君問題の解答候補「セワシ・タイムパトロール隊員説」まとめ・その2
☆ https://anond.hatelabo.jp/20190502082818 の続き
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◇ドラえもんの所有するひみつ道具は「未来デパートの商品」などではなく、政府機関・軍隊・T・Pなど、公権力だけに製造・所有・使用が許可されている非買品である。ドラえもんがその所持を許されているのは、前述の通り英雄の特権であり、その使用はT・Pによって絶えず監視されている。
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そもそも「未来デパート」というブランド名がおかしい。22世紀の人間にとって、22世紀は「現代」なのだから。余談だが韓国には現代グループ資本の現代百貨店というのがあるそうだ。
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危険なひみつ道具の民間所有、特に個人所有が許されているはずがない。特に、時間犯罪を可能にするタイムマシンは製造・所有・使用が厳しく制限されているはずである。
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ドラえもんがひみつ道具を「注文」をすると、T・Pによる審議を経て許可されたひみつ道具だけが「未来デパートから配送された」という体裁をとって送られてくるシステムだろう(許可されなかった場合は在庫切れとかなんとか口実をつけて購入できない)。ドラえもんも騙されている可能性が高い。この裏舞台こそがひみつ道具の「秘密」だろう。
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ヒーローマシンのグラフィックがショボかったのも官制品だからかもしれない
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そもそもセワシの家が貧しいなら、いくつもひみつ道具を持っているのはおかしい。
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ドラえもんに危険なひみつ道具の所有が許されているのは、前述の通り、それが歴史の安定に必要と判断された故。
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他の未来人がひみつ道具やタイムマシンを利用しているような描写もあるが、ドラえもんたちほど無制限には使えないはずだ。
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ドラえもんのひみつ道具使用についても、T・Pよって24時間監視されており、深刻な影響(少数人命の被害程度は容認)があると判断された場合はひみつ道具の強制機能停止か、T・Pによる被害の修復・隠蔽工作が行われているはずだ。秘密裏に。
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おそらく、ドラえもんのひみつ道具は遠隔操作で外部から機能停止できるようなバックドアが設けられており、いざというときはT・Pのオペレータが強制的に機能停止をしているはず(壊れた・電池切れという体裁をとって)。秘密裏に。
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コメントでもあったけれど、宇宙の彼方に飛ばされたバイバイン栗まんじゅうは、タイムパトロールが密かに回収し、解除薬剤のようなものを使って無害化しているはず。秘密裏に。
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時間犯罪者達の持つひみつ道具やそれに準ずるメカは違法開発・違法改造したものだろう。
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気になるのは「ドラビアンナイト」で船乗りシンドバッドが助けたというタイムトラベラーだ。彼はただの旅行者ではなく、任務中に遭難したT・P隊員か政府職員、あるいは時間犯罪者である可能性が高い。
もし彼がT・P隊員だったとすれば、彼がシンドバッドに多くのひみつ道具相当の"王様のコレクション"を与えたのは単なる謝礼ではなく、シンドバッドもまたドラえもん・のび太と同じく、歴史の安定に必要な因子と判断され、利用されているのだろう。
そうなると、絵本世界に入ったはずのしずかちゃんが、現実世界のバグダードに現れたのも、怪奇現象ではなくT・Pの差し金と考えられる。四人はしずかちゃんという餌に釣られて、まんまと呼び寄せられたということになる。
その目的はシンドバッドの保護とアブジルの打倒。アブジルはいわゆる時間犯罪者ではないが、歴史の安定にとって危険な存在なのだろう。歴代ヴィランの中でも、アブジルはずる賢く直接戦闘にも優れた強敵と評判である。倒されなければ歴史を揺るがすとんでもない事件を起こしていたのかもしれない。
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※追記 islecape様の情報より。なんと、ドラえもんは「気象庁専用」と書かれたひみつ道具「天気決定表」を所有していた!そんなものが民間に出回っているはずがない。やはりドラえもんのひみつ道具は公権力に与えられたものとみて間違いないだろう。
※さらに追記 コメントでご指摘。「気象庁専用」というのは「子ども銀行」みたいなジョークかも。
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「セワシT・P説」とは相反するが、「未来デパート」は合法的な店舗などではなく、違法にひみつ道具の売買をしている闇マーケット・非合法組織の類であるという説もある。「未来デパート」とは正規の店の名前ではなく、T・Pによる捜査の目から逃れるための暗号名のようなものであると考えると、ネーミングのおかしさも納得である。ひみつ道具の外見が子供向けのオモチャのようで、その名前のセンスが小林製薬のようなのも、T・Pの目を欺くためのカモフラージュだろう。そして「ひみつ道具」の「ひみつ」とは「犯罪だからT・Pに見つからないように秘密にしなければならない」という意味ということになる。
当然、ドラえもんの違法行為にセワシが関知していないはずはないので、これは「セワシ時間犯罪者説」となる。その場合、ドラえもんが堂々とT・Pと会っている理由が謎だが。ひみつ道具を買うのに必要な資金も時間犯罪で稼いでいるのだろう。時間犯罪で金を稼ぎつつ、その金で次の犯罪に必要なひみつ道具を買うというサイクルだ。「セワシ時間犯罪者説」ではセワシの真の目的は自らの時間犯罪の協力者にのび太を仕立てることだろうか。
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◇ドラえもんの耳と体色と声が修理できないということになっているのは、それらの欠損がドラえもんにとっての「英雄因子」であるとT・Pに信じられており、修理すると歴史に悪影響があると判断されたから。
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正史には「耳を失い、体色が変わり、声が変わってしまったネコ型ロボット」としてのドラえもんの活躍が書かれていたのだろう。そこを改変すると歴史全体に何かマイナスの影響があると判断したのだろう。
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なにかしらのトラウマ体験、肉体的な欠落など、人生に負債を背負っていることが英雄の条件と考える発想は古代からある(例えば英雄ヘラクレスは女神ヘラに気を狂わされ我が子を自分の手で殺してしまった)。耳をかじられたトラウマこそがドラえもんの英雄因子であるとT・Pや政府要人が判断しても不思議はない。T・Pのトップが合田一人みたいな人なのかも。
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修理工場の修理工達や製造メーカーはT・Pからの工作で「修理できない」と嘘をつき、全員で口裏を合わせている。非協力的な人間には抹消(T・Pぼん参照)処分があったかもしれない。
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賢いドラミちゃんは事の真相に気づいているが、T・Pの報復を恐れてドラえもんに真実を話せないのだろう。悲しいね。
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アンチ新ドラじゃないけどやっぱり大山ドラは味があっていいよね。
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◇のび太とドラえもんが歴史の英雄であることは、トップシークレットであり、彼ら自身にも伏せられている。
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ビギナーズラックという言葉もあるように、未来世界や時間犯罪に無知である方がかえってプロの捜査官であるタイムパトロール(以下T・Pと表記)にはできない柔軟な発想ができるという考えなのだろう。
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「自らが英雄であることを知らないまま世界を救う英雄」というのはトリックスター的でもある。
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また、のび太とドラえもんがT・Pの協力者であることが暴露すると時間犯罪者に命を狙われる危険もある。
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◇T・Pも無制限にドラえもんたちの行為を容認しているわけではなく、歴史に深刻な影響(少数人命の被害程度は容認)があると判断された行為にはストップをかけている。空想動物の徴収など。
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おそらく24時間ドラえもんたちの行為は監視・分析されているはず。
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◇セワシT・P隊員説が正しいとすると、「ドラえもん」は「SF(すこしふしぎ)生活ギャグ漫画」の皮をかぶった「時間旅行系ハードコアSF(サイエンスフィクション)漫画」ということになるだろう。
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作者・藤子・F・不二雄の大人向けSF短編集の内容や、彼の幅広い文学に対する造詣と関心を考えれば、そういう背景設定があったことは想像に難くない。
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T・Pぼんや藤子・F・不二雄先生のSF短編集は面白いからみんな機会があったら読んでみてね♪
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◇セワシT・P隊員説というのは詰まるところ「ドラえもんはギャグ漫画であって、のび太は世界を救うヒーローじゃない」というのはやっぱり嘘だったという話だ。
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「世界を救うのはもうやめた」マリーのアトリエでも結局魔王倒してるし(任意だけど)、「俺たちは、正義の味方、なんかじゃない」リジョイスも結局魔王倒してるし、つまりそういうこと。
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※返答2
https://anond.hatelabo.jp/20190503093926 "「恐竜狩りはスポーツとして大人気なんだ」と「恐竜狩りは犯罪でTPに捕縛される」の矛盾はどうなんだ"
この説で言うと、「恐竜狩りは犯罪でTPに捕縛される」が真実で、「恐竜狩りがスポーツとして大人気なんだ」の方がウソだったということになります。ドラえもんに与えられた「子ども騙し」設定の一種でしょう、そういう話をすればのび太が喜ぶだろうと考えての。その後都合が悪くなったので、全員の記憶改竄が行われたはずです。
id:islecape ご注意ありがとうございます。 そうですね、書いてあるから正しいとは限りませんしね。 ただ、「天気決定表」のドラえもんのセリフに22世紀では気象庁が天気を決めているというような趣旨のものがあるらしいので、もしそうならそれも傍証になると思います。
https://www.nikkei.com/article/DGXDZO45715160U2A900C1MM8000/ 孫引きですみません。
"Web等で喧伝される極端なドラミあげドラさげって片倉設定由来みたいな気がする" なるほど。
なんというかドラミちゃん自体が、結構微妙なポジションな気はします。例えばジャイ子なんかは出番が多い文、初期の役割を脱した、キャラの深みを与えられたのに対して、ドラミちゃんは出番が少なくて、「劣等生な兄と比べられる優等生な妹」という初期に役割として与えられたキャラ付けを脱せなかったんじゃないかな~、なんて思います。関係ないけど私は「ミニドラSOS」が他のドラ映画と比べてもかなり好きです。子どもだけの冒険って雰囲気がして。
https://anond.hatelabo.jp/20190506045507 すみません"真相"は不適切なので、各論に変えました。あと筆者、男です。
http://www.jicl.jp/old/hitokoto/backnumber/20180702.html
松尾のIoTを駆使した協同組合による自主管理社会主義に一時期大きく関心を持っていたものではあるが、
今更ながら一新潟県民として、県政潮流の理解に誤りが見られるので色々突っ込みどころを挙げていこう。
初めに言っておくが、泉田裕彦は知事時代紙幣発行と消費増税を論じて「アクセルとブレーキを同時に踏むようなもの」と評するなど明らかなリフレ派だった。
円安誘導を目玉とするアベノミクスは、彼が最後まで自民との縁を切らなかった口実になっていたと言える。
まず、加茂は泉田の出身地である。地元の小池清彦市長は反原発派でもあり、
新潟日報の報道攻撃に一番最後まで抵抗していた人物であるため、後継格であった米山隆一の得票が高いのは極めて自然である。
共産のみの推薦であった福山和人の京都府知事選と比較しているが、池田千賀子の主たる推薦政党である社民党と(新潟は鳩山政権崩壊後も連立政権からの離脱に最も否定的だったなど右派的特徴があるとはいえ)世間一般の印象がどれが違うのか。
実は、この大型開発公共事業か地域密着公共事業かのスローガンは、前回の新潟県知事選挙での米山の言葉とほぼ同じである。それは、「公共事業のための公共事業の森候補か、人と暮らしのための公共事業の米山か」というものであった。
と紹介する。そもそも福山は新潟に倣って種子条例の制定を訴えるなど意識的に真似ていた。京都独自の戸別所得保障制度を作ることにも引き合いに出していた。
米山の公共事業観も知事時代の泉田をほぼ踏襲したものである。彼は大型開発に消極的で、原発で尖る自身への懐柔のため自民党県議の地盤でもある中小土建に利益の多いものを中心にしていたとされる。
原発に対する三つの検証というものが泉田県政を野党目線で整理したものという視点を踏まえ、特に東日本大震災以降の保革を超えた政策の系譜上これが池田に引き継がれているはずだ、と概ね考えることも可能だろう(それでも建設票を崩せたわけではないのだが)。米山県政は超少数与党であり、自民党時代(すなわち泉田時代)と予算編成方針を大きく変えることは出来なかった点もこれを傍証する。
そもそも日本維新の会出身の米山が「反緊縮」の騎手に見えたかかなり疑問である。選挙戦当初の米山隆一の街頭演説は毎回ほぼ同じ内容であり、「公共事業をしないなんて嘘ですよ」とどこでも言っていた。建設業界に警戒されていたということなのだ。松尾は池田が小泉純一郎の応援を受けたことを批判しているが、そもそも米山は小泉チルドレンであったし、池田の出身労組である自治労は、維新の公務員削減路線を警戒して米山に対しては自主投票で望んでいた。公務員の人減らしは中小土建向け予算同様、泉田が自民をつなぎとめる重要政策でもあった。
何より、根本的に、去年の県知事選でも課題となった人口流出に悩む状況下で、35歳までの自覚的に政治的な層への浸透を図ることは有意義だが効果が薄いはずだ。
最後に、現在の新潟県、そして新潟市も、そのような状況下でも財政難に陥っている。にも拘わらず、公共事業予算の切り詰めは甘かった。泉田―米山―落選した池田の系譜を考慮する限り、リフレ派の「反緊縮」は、政治的にはその経済政策の中核をなす日銀を介した市中紙幣の強制増を第二次安倍政権への支持にすり替えられ、実際には「人々のための公共事業」へ、たとえば、森民夫・花角英世における大型クルーズ船誘致や建設予算充当などに対する緊縮路線と言うレッテルを張ることに奉仕している。不幸にも、これが結論である。
1980年代当時、尾崎豊を愛聴していた人間の大部分が、本当に盗んだバイクで走ったり、校舎のガラスを割る不良だったわけではない
むしろ、不良っぽいノリに憧れつつ実行できない良い子ちゃんがこっそり聴いていたという面もあった
今となっては、ネット上ではみんな不良ヤンキーDQNをバカにする
だがしかし、単純に「そういう事実があった」という客観的傍証で言えば
1980年代当時、学校秩序に順応してるだけのよい子にとって不良は「大人」に見えた
そしてそれゆえ、悔しいが世間からは格好良い連中であるかのように思われた
なぜか?
中卒や高校中退で働いている不良は自分で働いて稼いだ金でバイクや車を買って
自動車なんて動く個室だもんね、その中に異性を連れ込むことも出来る
そうはいっても尾崎豊が生きていた1980年代当時、ケータイもネットもなかった
学校の内側しか知らないよい子ちゃん(成績優秀とは限らない、単に親と教師に逆らう気概がないだけ)にとって、不良は悔しいが外の世界を知ってる大人に見えた
無論、学校の中だけで世界が完結してて外の世界なんか興味ない奴は不良なんかうらやましくなかったろうさ
オタ学生自体が少なかったしその手の部活やサークルが存在するのはごくごく一部の都市部の高偏差校のみ
教師は簡単に体罰を振るうし、「そんな態度じゃ社会に出てからやっていけないぞ」「
君らは外の世間を知らない井の中の蛙だ」みたいなことを言う癖に
アルバイト禁止とかでその学校の外の世界を知ろうとすることを断固阻む
そういう学校の空気に反発を抱くと、ロールモデル像が不良しかない
21世紀の現代でこそ、不良にもならず、IT技術とかyoutuberとか歌い手とかオタ才能でフリーで食っていく生き方もあるだろう
ところが、1980年代にはそういうロールモデルが本当になかったんだ
うっかり、尾崎豊みたいなのが地方で孤立してる社会不適合者にとってのイメージ的理想像になるしかなかったんだよ
くり返すが、俺個人は不良ヤンキーDQNは嫌いだ、尾崎豊も1980年代リアルタイムではちっとも好きではなかった
が、1980年代当時はぱっとせず地味に学校に順応したフリして生きるしかできなかったのに、あれから30年以上経って大人になってから、今さら不良ヤンキーDQNや尾崎豊を矮小化して勝った気になるのは、ちょっと不誠実じゃないかと思ってる
https://anond.hatelabo.jp/20180918224024
https://anond.hatelabo.jp/20180919171907
(ツリーにぶら下がってる流れを振り返って欲しい)
「団塊世代が青年期の1960~1970年代は高度成長期で世はひたすら明るく、当時を生きていた人間は苦労知らずだった」
みたいなことが言われているので、暗い側面もあったし苦労した人々もいた(それが全部とは述べていない)という傍証を述べてるわけ
で、こちらは、水俣病だの、米ソ核戦争の脅威だの、炭鉱の閉鎖だの、石油ショックだの、ノストラダムスの大予言だの、永山則夫だの、狭山事件だの、1960~1970年代の暗い側面の具体例を挙げてきた
だというのに反論を続けている貴方は、本を読めとか勉強しろとか言うばかりで具体例を挙げない
一人か二人から直接聞いた実体験の事例だけなら「そういう人もいた、そうでない人もいた」で終わりですよ
あるいは、1960~1970年代のGDP成長率と失業率のグラフだけで、当時は日本人全員幸福だったと決めつける気はないですよね
統計データの上ではアベノミクスのおかげで平成時代未曾有の後継機のはずの現在だって、ブラック企業にネカフェ難民やら非正規雇用やら貧乏人は山ほどいる
でも団塊の年少組(1950年前後)とか、浪人、留年、就職浪人組は就職シーズンにかかってた者もいたはず
さらに、すでに就職していても、就職して3年目あたりで当時としては未曾有の経済混乱と大インフレに直面だ
生活用品が買えんだの、下手すっと原材料の高騰に耐えられなくて会社が潰れただのという話も少なくはなかったはず
現代に生きてる俺らは、長期的視野でみればこの混乱期は数年で、1980年代にはバブルが来たと知ってる
でも1970年代当時に20代だった人間には、そんな未来は知らないから、本気でお先真っ暗と思った奴は結構いたはず
*
さらに少し先の話をすると、1980年代になってもしばらくは「低成長時代」だの「円高不況」だの「日米貿易摩擦」だの、さんざん暗いことが言われてた
バブル時代で世に貧困はなくなったと誰もが思うようになったのはだいたい1988年ごろかあな
*
あと石油ショック以外に、公害、米ソ冷戦核戦争の恐怖、凶悪犯罪などなどで1960年代は暗かったという傍証はウソだという反論はないの?
前回(https://anond.hatelabo.jp/20180902034231)の続きです。
続きがあります
https://anond.hatelabo.jp/20180903013101
あったと思われます。
というのも、ケンヂさんの主張はお父さんを連れて行く判断の主体こそ入れ替わっていますが、ケンヂさんがケンヂさんの身分証提示を拒否している点は共通しているためです。
しかしケンヂさんが身分証を提示しない以上、PCデポ側の選択肢としては、書類を渡す事自体を拒否するか、お父さん本人に対して本人確認を行うかのどちらかしかありません。
すると、PCデポ側がお父さんを連れて来るよう要請するのは自然な事と言いますか、書類の受け渡しに応じるにはそれ以外に選択肢がなかったと言えます。
つまり、仮にお父さんを連れてくるよう要求したのがPCデポ側であっても、その原因はケンヂさんにあります。
少し余談ですが、ケンヂさんに身分証提示の意思がなかったという見立ては、ヨッピーさんも同意見です。
なれたはずです。
しかし、身分証を提示する意思がなかったのであればノーチャンスでした。
お父さんに来てもらったのは本人確認のためなので、T部長がお父さんの身分証を求めたのは当然です。
お父さんに対して本人確認をしないのなら、来てもらう意味がそもそもありません。
ですので、T部長はケンヂさんがお父さんの身分証を持ってきていないと聞いて驚いたのではないかと思います。
半笑いで「本当に本人かどうかわからない」と言ったのも理解できます。
契約書類を受け取りに来た人に本人確認を渋られているんですから、意味不明です。
半笑いは不適切だと言われればそうなのですが、困って思わず笑いがこぼれるというのは誰しも経験があるのではないかな、と思うのです。
何度も書いていますが、契約に絡む手続きで本人確認をするのは当たり前です。
これは一般常識レベルなので、お父さんの身分証を持って来るよう事前に説明されていなかったという言い訳はおかしいです。
ただ、8/19のケンヂさんによる「身分証もいらないんですね」という確認がこれを読み解くヒントになると私は考えています。
ケンヂさんは「お父さんを連れていけば(一切の)身分証は不要」と確認したつもりだったのではないかと思います。
しかし、T部長としてはケンヂさんの身分証提示で揉めたわけですから、「お父さんを連れていけば(ケンヂさんの)身分証は不要」という話だと受け取ったのではないでしょうか。
そもそも契約に関わる手続きで、本人が行けば本人確認しなくていいなんていう道理はありませんので、T部長に確認するまでもなく、少なくとも「お父さんの身分証が不要」というつもりではなかった事は分かります。
最初にケンヂさんに身分証を持って来るよう伝えている事からも、本人確認をスキップするという選択肢は、はなからT部長にはありません。
ケンヂさんがお父さんの身分証は不要だと考えていたという推測には傍証があります。
8/20にお店に行く前、老人ホームにお父さんを迎えに行っており、なおかつそこにお父さんの身分証がある事をケンヂさんは知っていたという事です(だから店頭で揉めた後すぐ取りに行っています)。
要するに、持って行こうと思えば持って行けたわけです。
また、普通は本人確認のために身分証が必要な事も知っていたはずです(現に8/19にT部長から求められています)。
なのにお父さんの身分証を持って行かなかったのは、「聞いていなかった」のではなく「不要だと思っていた」と考えた方がしっくりきます。
ここは多分に私の想像ではありますが、そうでなかったらケンヂさんは「本人が行けば本人確認なしで書類が受け取れる」と本気で考えていたという事になりますので、相当おかしな人になってしまいます。
そんな事はないと思います。
理論上可能ではあったと思いますが、事実上あり得なかったと思われます。
そもそもケンヂさんに提示する意思がありませんでしたし、今回ヨッピーさんが確認した内容を元にすればT部長も拒否しています。
もっとも、T部長が最初にケンヂさんの身分証を求めた時点でケンヂさんが了承していれば、お父さんを連れて行く必要すらなくすんなりと話が進んだ事は想像に難くありません。
ケンヂさんが8/19のやり取りで身分証の提示を拒否した事そのものはケンヂさんの判断なので尊重すべきだと思いますが、その結果起こった事についてはきちんと責任を負うべきです。
(解約時に提示していないのは論外なので別の話です。)
まとめますと、「8/20にお父さんを連れて行く事について、誰が決めたのか」は分からないという事です。
言葉の上ではPCデポ(T部長)のようですが、なぜそうなったのかは分かりません。
今回明かされた8/19のやり取りは非常に断片的で、特に口論の内容が明らかにならない限り何とも言えないというのが正直なところです。
ちなみに、ヨッピーさんとPCデポに詳細な内容の開示を求めましたが、両方拒否されました。
まあ、私は匿名のいちツイッターユーザーなので、それは理解できます(ちなみにPCデポへ問い合わせした時は本名を出しています)。
そして、仮にお父さんを連れて行くという要求がPCデポ側のものだったとしても、そう要求するしかない状況を作ったのは、他でもない、身分証提示を拒否したケンヂさんです。
この前提を受けて記事を改めて評価すると、「前提を無視してお父さんを連れて行った事の責任をPCデポ側に押し付けている点でアンフェアである」ということになります。
そしてアンフェアな内容をもってPCデポ側を責めているため、8/20のくだりの論評部分はデマと言って差し支えないと思います。
少なくとも、公平な視点に立って書かれた論評ではありません。
8/20のくだりについてはほぼ終わっているのですが、もう少し続きます。
ヨッピーさんの記事を語るに当たって、無視できない視点があります。
「書いていない事」への評価です。
例え書いてある事が事実であったとしても、その背景・前提を省けば、正反対の印象、情報を読者に与える事ができます。
例えば、「契約書にサインした」という事実があったとしましょう。
ところが、サインした当時、窓のない2階の部屋に軟禁され、怖いお兄さんに凄まれてサインするまで3時間プレッシャーを受け続けたという背景があれば、無効だという主張は正当なものになるわけです。
同じように、「認知症のお父さんを連れて行った」という事実は強烈なインパクトをもって世間に受け入れられたわけですが、実はその背景は知られておらず、改めて確認してもきちんとは分からないわけです。
むしろPCデポが書類を渡すためには、他に選択肢がなかったのではないかとさえ思われるわけです。
しかし、背景をカットした上で「高齢者の父親を老人ホームから連れ出さなければいけなかったこと(中略)などなどがケンヂさんを硬化させてしまった原因なのかなと思っております」というヨッピーさんの論評が入る事で説得力が生まれ、世間にはこの炎上が高齢者問題として受け止められたわけです。
果たしてそれが正しいと言えるのでしょうか。
これはとても大事な事なんですが、ヨッピーさんの記事を読んで、ケンヂさんが一連のやり取りを通して一度もPCデポに対して本人証明をしていない事を読み取れた人はいたでしょうか。
ケンヂさんが一貫して自身の身分証提示を拒否していた事を読み取れた人がいたでしょうか。
T部長が正規の手続きを取ろうとする限り、あの8/20の展開は避けられなかった、避けられないようにしたのはケンヂさんだと読み取れた人がいたでしょうか。
これは正直個人攻撃になるため書くのを迷う面もあるのですが…。
記事を読んだだけでは、なんとなくお父さんのために色々手を尽くしている孝行息子という印象になるかと思います。
8/19にT部長と口論になったところは、違和感を感じた人もいるのではないかと思います。
「以前に解約した時は必要なかったのに今更なんだ」、つまり、1回目も、2回目も、本人確認なしで解約しているのです。
これは相当おかしいです。
先にも書きましたが、契約関連の事務手続きをする際は本人確認(身分証の確認)をします。
しないという選択肢はあり得ません。
なぜそのあり得ない事が起こったかと言うと、ケンヂさんが店頭で怒鳴り、暴言を吐いていたからです。
1回目の解約時に店頭で暴言を吐いた事については、ケンヂさん本人がツイートで認めています。
(ヨッピーさんはなぜか因果関係を否定し、店員さんが手続きをよく分かっていなかったのではないか、と珍説を述べていました。
サポートプランがころころ変わるからスタッフでも追いきれないという店員さんからのコメントを元にしているのですが、本人確認はプランの内容以前の、手続きにおける基本中の基本です。
あまりに店員さんを馬鹿にした発言で、ちょっと腹が立ちました。)
ちなみに、PCデポの店員さんはインカムでバックヤードとやり取りをしているので、個人の判断で本人確認をスキップしたり、10万円もの減額をしたりはできません。
2回目の解約の時は、店頭で怒鳴っているのをケンヂさんは自分で録音し、テレビ番組で公開していました。
また、前回、前々回と本人確認なしで解約したという特別扱いを元に、8/20も本人確認なしで書類を渡すよう要求を重ねています。
過去のクレームの成功体験により、さらにクレームを重ねるようになるというのはクレーマーにありがちな性向です。
ヨッピーさん記事でも、1回目に無償解約を受けたところのくだりで「「では何故無償解除に応じたのか」という疑問が残る」とありますが、本人確認なしで無償解約なんていうおかしな対応は、通常の交渉で引き出せるものではありません。
なんの事はない、店頭で怒鳴って、店員を萎縮させて勝ち取ったのです。
2回目の解約時も店頭で怒鳴り、また本人確認なしで半額引きという対応を引き出しています。
ヨッピーさんは店頭で怒鳴った事を「異議」「抗議」という言葉で表現したと主張しましたが、これらの言葉で表現できるようなクレームとはとても思えません。
少し余談になりますが、私がウォッチしている限りでは、通常の交渉でPCデポから解約金の減額対応を引き出すのは不可能に近いだろうと感じています。
それだけ、言い方は悪いですがPCデポスタッフは言い逃れする能力と言いくるめる能力が高いです(評判の悪さの一因です)。
改めて考えると、無償解約を勝ち取っている時点で「ケンヂさんは何をやったんだ」となるような案件なんですね。
PCデポの「プレミアムサービス」関連の契約に諸々の問題がある事は間違いないとして、それとケンヂさんの行動は独立して評価されるべきものです。
8/19に身分証の提示を求められて怒り出したケンヂさんの行動は端的に言って異常ですし、そのやり取りの末に交わした不完全な約束(誰の身分証が不要なのかコンセンサスが取れていない)の責任を、PCデポとT部長だけに求めるのは間違っています。
ヨッピーさんは、話がこじれた理由はT部長が話をコロコロ変えるからだ、と言いました。
しかし、詳細に追ってみると、実はそれほど変わっていません。
8/20に絡んだ件で発言を覆したのは、私の知る限り野島社長との面談が流れた時と、8/19にケンヂさんの身分証では契約書類を渡せないとした時の2回だけです。
前者はケンヂさんがメディア対応をしたと勘違いしているところでフリーライターという言葉が出た点、後者はケンヂさんが不当な要求で怒り始めた点を考慮すると、覆した事にも脈絡がないわけではありません。
本人確認の手続きについては、むしろ一貫して原則に従った正しい対応をしています。
言っている事が変わっているように見えるのは、ケンヂさんが当たり前の手続きをスキップしようとしていたからです。
背景となった出来事や情報のうち、ケンヂさんに悪い印象を与えうる要素は記事からすっぽりと抜け落ちています。
一方で、PCデポの本人確認のプロセスについてはあたかも不要であるかのような書き方をしています。
契約書類の受け取りに本人確認が必要だという、ケンヂさんが当然わきまえているべき常識については、T部長が説明していなかった、当日になっていきなり持ち出してきたとしてケンヂさんを擁護しています。
記事全体を通して、極めて強くケンヂさん寄りのバイアスがかかっています。
書いてある事実関係が間違っているのではないんです。
これでも下書きから結構カットしたのですが、優に1万字を超える長文になりました。
とりあえず、これだけの交渉をしながら、ケンヂさんが一度もPCデポに身分証明をしていないという異常事態は分かってもらえたのではないかと思います。
身分を隠して店頭で怒鳴り、自分のものですらない契約の破棄を迫るというのがまともな交渉なわけがありません。
PCデポの契約がいかに納得のいかないものであったとしても、この行為を正当化できるものではないと思います。
そして、それを受けての8/19のT部長との会話です。
ヨッピーさんは「これまで散々やり取りしてきたのに今更身分証を求めた」というような擁護をしていましたが、経緯も含めて、身分証の提示を拒否する事に一切の正当性はありません。
これだけの経緯があって、お父さんを店頭まで連れ出したのを「PCデポの要望」でまとめてしまうのは問題があると思いますし、問題がないと思うような人にはこういった問題を論じる資格はないだろうと思うわけです。
これでお話は一通り終わりですが、もうちょっとだけ続きがあります。
以下は、ヨッピーさんが私に「事実誤認がある」とツイートし、その内容が示されていないという指摘への反論です。
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※ヨッピー注
この時点での「事実誤認」というのは「独り言にて」さんの以下のツイートを指します。
“ケンヂ氏が自身の身分証の提示を拒んだせいで父親を店舗に連れて行き、かつ父親の身分証を取りに戻る流れになった”
この書き方では「父親を店舗に連れて行くはめになったのはケンヂさんが身分証の提示を断ったからだ」という風に読めますが、僕およびケンヂさんの認識では「身分証の提示を断ったのは事実だが、どちらにせよPCデポはお父さん本人ではないと書類を渡せないと言った」というのが正しいです。つまりお父さん本人を連れて来るように要請したのはPCデポであると認識してます。
更にこの辺、
“ケンヂ氏の身分証を提示すれば代理人として認めるという提案を拒否した”
”「ケンヂ氏が身分証を提示するなら父親が同行しなくても対応する」という旨の打診はあった。”
このツイートも我々の認識と違います。PCデポから上記のような提案、打診があった事はありません。ケンヂさんが言うには「では自分の身分証を出せば父親を連れて行かなくてもいいのか」と確認した所、「それでもやはり書類は本人にしか渡せない」とT部長から言われた、との事です。
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前半については、既に本文中に書いてあるのですが、T部長がお父さんを連れてくるよう求めたのは本人確認のためとしか思えないので、ケンヂさんが身分証の提示を承諾していればお父さんを連れて行く必要はなかった可能性はとても高いです。
T部長が「お父さん本人ではないと書類を渡せない」と言ったのはケンヂさんが怒って不当な要求をした後なので、初めからその態度だったとするのはおかしいです。
その内容は8/19にケンヂさんとT部長の間にあった会話で、ヨッピーさんが「知らなかった」と言った事です。
メールでのやり取りが始まった後に知った事実で、どうやってメールする前のツイートの事実誤認が指摘できるのでしょうか。
(本当に)長くなりましたが、以上です。
(6/29追記)
※本エントリは事件の経緯をできるだけ客観的に記すことで「被害者が煽ってたことで容疑者に逆恨みされた」といった誤った吹聴を防ぐ目的で書かれています。抜けなどありましたらトラバやブコメで指摘いただけると助かります。
(6/30追記)
ttps://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:C5tAq1Ren7cJ:https://toyokeizai.net/articles/-/227515%3Fpage%3D2+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
ttps://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:uCxfjkfhE3gJ:https://toyokeizai.net/articles/-/227515%3Fpage%3D3+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
はてブや増田の紹介から始まる記事構成とか経緯のところのリンクが丸かぶり。「『低能先生』に人を殺せる筈がない」という煽りコメントが増田でサルベージできなかったから毎日新聞にリンクはったところまでかぶってる。
日刊SPAもここ参照して記事かいてたけど、参照したことが明記してあるだけ本田なんとかさんよりよほどマシだな。
1. 遅くとも2014年以降、とあるはてなユーザ(本件容疑者、以降「低能先生」)が、はてなブックマークや増田で(低能先生は無関係だが彼にとって気に入らないコメントをした)ユーザーに「idコール」やトラバを使って「低能」ほか罵詈雑言を飛ばす
https://anond.hatelabo.jp/20180628005112
https://anond.hatelabo.jp/20180628170234
2. 低能先生が1を繰り返すうち、罵られたブックマークユーザを中心に存在が認識され、「低能君」「低能連呼君」「高能様」「低能拗ね男」などといったあだ名がつく。それらを経て「低能先生」に変化(2015年の段階で「他の増田に絡んでトラバツリーが無駄に伸びる原因になる人」「相手を「低能」と馬鹿にするのが特徴で、「低能君」または「低能連呼君」と呼ばれて増田たちに親しまれている」とある→https://anond.hatelabo.jp/20150806110746)
http://b.hatena.ne.jp/entry/366621416/comment/sabacurry
3. 「低能先生」に罵られたら運営に通報するという流れ(仕組み?)が自然発生的に出来上がる。通報されるとアカウントが停止処分になるため、低能先生は新たなアカウントを取得し、1を繰り返す
https://anond.hatelabo.jp/20170921212825
※低能先生のアカウントと思われるもの一覧。2016年以前から活動している
3.の補足:2016年時点で著名なはてなユーザを強く批判し、運営への通報や情報開示請求をされている
http://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20160815/1471195528
※kyoumoeが大島薫氏を批判した記事にrkmajishineというアカウント(上述の一覧に記載あり)でブックマークコメントを付け、その後、増田に批判記事(ttp://archive.is/mrJwB)を投稿(もう1件あるようだがサルベージできなかった)
※kyoumoeは事件後の2018/6/25に「とりあえず情報が全て事実だったとして、そうなると殺されてたのは俺かもしれないなという気持ちは多少はある。」とコメント(ttp://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20180625/1529897639)
※外部リンクが一定数を超えると増田に投稿できないので以降h抜き
4. 2018/5/2にhagexが「低能先生」に定期的に罵られていること、都度通報していることをブログに書く
ttp://hagex.hatenadiary.jp/entry/2018/05/02/112825
※hagexは「株式会社はてなは、低能先生に対して「威力業務妨害」で訴えるべき」と主張
※上記以外にhagexがブログで低能先生に言及したエントリに「しかし、イケダハヤトさんの煽りって低能先生以下のレベルだよな〜 いや、それは低能先生に失礼か。ゴメンね低ちゃん。」がある(ttp://hagex.hatenadiary.jp/entry/2018/05/10/132154)
4.の補足:低能先生が「ネットリンチ」および(彼の視点からはそれを引き起こす)hagexを嫌っていたという指摘あり
「Hagexの『はあちゅう・イケハヤ炎上記事』にコメントをすると、低能先生からIDコールで罵倒されることが多かった」(ttps://anond.hatelabo.jp/20180626103015)
「低脳先生は彼の定義する「ネットリンチ」の被害者ではなく,ネットリンチを憎む「正義」漢.Hagexやきょうもえは低脳先生から一年くらい前からネットリンチを煽る悪として憎悪されていた.」(ttp://b.hatena.ne.jp/entry/366621416/comment/triggerhappysundaymorning)
※ただしhagexやkyoumoeが絡んでいなくても、低能先生にとって気に入らない形での炎上記事があればIDコールで罵倒された(ttp://archive.is/h4i07、ttp://archive.is/ypPAb ※日を置いて、まったく同じブコメにまったく同じ内容で罵倒する低能先生)
5. hagexのブログ投稿以後、通報運動が盛り上がる(?)※hagexは通報しようと呼びかけたわけではない
ttps://anond.hatelabo.jp/20180503145814
※このエントリに低能先生が書いたと思われる「訴えられたらリアルで報復する~」というトラバがついている
参考)ttps://anond.hatelabo.jp/20180627125053
6. 低能先生と思われる人物が「通報厨」を憎んでいる様子が増田に投稿される
ttps://anond.hatelabo.jp/20180626180411
7. 5や6で低能先生が「俺にはゴミクズをリアルで殺す以外の逃げ場所はなくなっている」といった書き込みをしていたことを受け、6/9に発生した東海道新幹線車内での殺傷事件の犯人が「低能先生」ではないかという推測が6/10に増田へ投稿される
ttps://archive.is/Ge1Dk
※直接そう書いた増田をサルベージできなかったので、低能先生犯人説が出たことへのリアクションを傍証として記載する
8. 7に対し、「『低能先生』に人を殺せる筈がない」という煽りコメントがつく
ttps://mainichi.jp/articles/20180628/k00/00m/040/191000c
9. 低能先生がhagexのセミナーを認識したのは「1カ月くらい前にネットで知った」
ttps://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/427874/
※容疑者はセミナーについて「1カ月くらい前にネットで知った」と言い、「被害者の本名は知らないが、ネットで顔を見たことがあった。会議室をのぞき、こいつがHagexだと確認した」と供述
10. 6/25、福岡市中央区の起業支援施設でhagexが刺される
ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20180625/k10011494521000.html
11. 事件発生後容疑者が自首する前に、6で増田に投稿されたエントリのひとつに低能先生と思われるユーザーの犯行声明がつく
ttps://archive.is/0NpPy
ttps://archive.is/bkscO
ニュースでは「ネット上で被害者を恨んでいた」などという低能先生の供述が示されていた(ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20180625/k10011494521000.html)が、基本的には上述した6と11から読み取れることが動機だろう。
「低能先生です」と通報されアカウントが停止するムーヴメント自体を憎んでおり、大きな犯罪を犯すことで自らがネット弁慶ではないことを証明すると同時にその引き金になった通報厨と運営への報復を果たす。低能先生がやりたかったのはそういうことだと思う。
基本的には刺しに行ける範囲に来た、低能先生からしてみれば「通報厨」といえるはてなユーザがhagexだった(面割れしてた)、ということだと思う(低能先生は5/3の増田投稿で「報復の後で「こんなことになるとは思ってなかった」とか頭悪い台詞を言うのだけはやめてくれよなw」と述べており(ttps://anond.hatelabo.jp/20180626180411)、かつhagexは5/11に行われた阿佐ヶ谷ロフトのイベントにも登壇している(ttp://hagex.hatenadiary.jp/entry/2018/04/16/033427)が、そちらには行っていない)。
事件直後の低能先生の第一声が「おいネット弁慶卒業してきたぞ」であり、hagexを刺したということに触れていないことからもそれは伺える。
対象がhagexだったことに、4で示したエントリの影響がゼロとは言えないし、hagexに対して低能先生が罵倒を繰り返し、hagexが通報で応じていたことからも両者の仲が良くなかったことは明らかだ。しかしhagex個人への復讐を果たすための凶行でなかったことは、6や11での書き込みを見ても明らかだろうと思われる。
小並感は「小学生並みの感想」の略であるから本来「しょうなみかん」と読むべきであるが、初見で「こなみかん」と読んでしまう人間は多く、一部ではもうその読み方で定着している(←何を今さら)
これはなぜだろうか?
通例「小物」「小粒」「小柄」「小枝」「小技」などの熟語は「こ~~」と読む。その感覚に引きずられているのではないか。
――と書くと、「小学校」「小規模」「小所帯」などの熟語は「しょう~~」と読むではないか! とツッコミが入るだろう。当然だ
ここで気づくと思うが、漢字二文字で「小~」という熟語は「こ~」と読む場合が多く、漢字三文字の場合は「しょう~~」と読む場合が多い。
それを「こなみ」と読んでしまいそうになるのはなぜか?
世に「~~感」という語句はいろいろある、「充実感」「満足感」「挫折感」などだ。
そこで多くの人々は「小並感」という語句を、無意識に「小並・感」と区切っているのではないか?
「小並」という熟語は存在しない。しかし、「小並・感」で区切ると、「小粒」「小物」「小柄」などのイメージに引きずられて「こなみ」と読みそうになるのではないか。
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なお、小さいことを意味する「小」と、牛丼の並盛り・並サイズなど、普通・平凡・平均的を意味する「並」の字面から、なんとなく「小並=とるに足らない・凡庸な・ありふれた」というイメージを感じている人もいるのではないだろうか
そうすると結果的に「小並感=小学生並みの感想」という意味とあまり大差はない。
ひょっとすると、ここから転じていずれ、「小並=とるに足らない・平凡なこと」という新語が生まれ、22世紀の国語辞典に載る可能性も皆無ではないかも知れない