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はてなキーワード: チャイムとは

2022-11-20

小学生時代、僕だけがポケモンを持ってなかった。大人になった今も、その渇きは潤わない。

夏休み、パパが東京ミュウの配布会連れてってくれるって!」「いいな!てかポケモン青、いつ届くんだろ」チャイムの音と共に騒がしくなる教室で、目を輝かせる友人達小学校話題の中心はいつもポケモンだった。僕は一人、いつも下を向いていた。ウチにはゲームボーイも、スーファミもなかった。

ファミコンは目が悪くなるから」。僕と弟がゲームをねだるたび、母は困った顔をして、でも決して折れなかった。図鑑世界名作全集、蟻の観察セット。サンタさんは毎年、僕のリクエスト無視して高島屋の包装に包まれた立派なプレゼントをくれた。嬉しくないのに、喜んだふりをするのが辛かった。

銀行員の父が毎晩遅くまで働く中、短大卒で専業主婦の母は気負っていた。お菓子手作りで、床にはチリ一つなく、洗濯はいつも綺麗に畳まれていた。彼女の信じる理想の子育てとはつまり公文スイミングピアノのローテーションであり、ゲームボーイみたいな退廃的な娯楽が入り込む余地はなかった。

大人にとっての理想の息子は、子供世界では異物でしかない。ポケモン話題についていけない僕を待っていた疎外感。クロールタイムが早くても、小学生因数分解を解けても、誰も僕に関心を持ってくれなかった。みんな、放課後通信ケーブルを持ってる田中君の家に集まり通信対戦に夢中だった。

ドラクエFFクロノトリガーも、テレビ友達プレー画面を見てるだけで我慢できた。でも、ポケモンは違った。ゲームボーイの画面は小さく、見ようとすると「近いんだけど」と邪険に扱われた。通信対戦で盛り上がる友人達そばで一人、本棚の古いコロコロを読んでた。涙をこらえるのに必死だった。

お小遣いを貯めて、ポケモン攻略本を買った。隅から隅までボロボロになるまで読み込んだ。技マシンの番号と技名を全部覚えた。全ポケモン進化パターンもそらんじた。でも、そこには僕が動かせるピカチュウミュウツーもいない。むしろ虚しくなるだけだと気づくのに、そう時間はかからなかった。

大人になった今だから分かる。健全な物に囲まれ、誘惑に負けることなく健やかに育って欲しいという母の想いは世間では愛と呼ばれるものだ。僕が社学とはいえ早稲田を出て、それなりの企業に勤めているのは母の愛のおかげだ。でも、幼少期に満たされなかった想いは、渇きは、今もまだ確かに残っている。

「うわ、バイオレットだ!やったー!パパ、ありがとう!」朝、リビングAmazonの箱を開けて大はしゃぎの息子。「誕生日でもクリスマスでもないのに。まだSAPIX宿題も終わってないのよ」としかめっ面の妻。これは息子のためでなく、僕の傷を癒すための儀式なんだと言っても理解して貰えないだろう。

「そういやα1のケンタ君、家にSwitchないんだよ。ママが厳しいんだって可哀想だよね」息子の何気ない一言に、動悸が早まる。子供世界共通言語を持たず、母親監視の下で偏差値を上げるためデイリーサピックスを黙々と解く小学生男子。顔も知らないケンタ君の日常を思うと、胸が締め付けられる。

深夜、家族が寝静まったタワマン低層階のリビングで1人、Switchの電源を入れる。ニャオハがマスカーニャまで進化しても、チャンピオンロードオモダカを倒しても、驚きや喜びを共有できる友人はどこにもいない。プレミアムモルツ一口飲む。僕が本当に欲しかったものは、もう二度と手に入らない(完

タワマン海藻とか早稲田社岳とか・・・

ネタちりばめすぎて創作だってわかってしまう好例やん・・・

嫌いじゃないけど・・・

2022-11-11

宗教勧誘独身と断定されるの巻

職場玄関チャイムが鳴り、開けてみると小綺麗でにこやかな顔したおばあさんが佇んでいる。

こちら、以前お名前は忘れたんですけど、男性の方にもご案内して・・・」とかなんとか言いながら差し出されたの冊子の文字には「目ざめよ!」。

目は覚めてんだよね、こっち仕事してんだからあなた仕事か。

コロナ前はしょっちゅう来てたがここ数年はめっきりでしたね。

よくぞご無事で。コロナ怖かったですか、罹ったら大変ですもんね。と心の中で思う。

「はあ・・・

「ぜひみなさんでご覧になってください」

ご覧にはなりませんよ、とは言わずあいまい対応

毎度一生懸命話しているので基本愛らしい生き物だなと思って見ている。すぐ帰るしね。

しかしこの日は違った、突然こちらを下から上までじっくり見たあとキリッとした表情で

あなた独身ですよね。」

え~~~なに~~~~どこ見てそういう判断になったわけ~~~~~?

失礼すぎない~~~~?喧嘩売ってる~~~~~?!

「は?はあ・・・

「そうでしょう。・・・分かりました。それでは。」 パタンッ(ドア閉める)

そうでしょう。の後のちょっとした間は何だよ。そしてなぜそれを最後セリフにして帰れる。

独身だったらどうしたんだよ、確認した理由はだいたい分かるが今ここで言え。

ついでにどうしてそう見えたのかも言ってくれ。地味に傷ついたぞ。(実際に妙齢独身

教えだかなんだかの前に失礼のないコミュニケーションを学んでください。目ざめよ。

2022-11-09

たまに突然、過去自分の何気ない発言や行動を思い出して「くぅ〜っ!」と居た堪れない気分になるんだが、これは良い傾向ではないな。しかし思い出されるのが、最近仕事上の失敗ならまだしも、「新卒職場の同僚と歩いている時にふとすれ違った美人に気を取られたこと」だったり「小学生の時に休み時間終了のチャイムが鳴ったが、自分が大騒ぎしていたから周りが聞き逃したこと」だったり、時間空間重要度もバラバラでよく分からん。脳がクリーンアップしてくれないものかね。

2022-11-04

上から目線” ”家から無線

約 5 件 (0.36 秒)

【図々しい!!】チャイムが鳴ったので出てみると中学生が3 ...

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2021/04/17 — 中「この家から無線LAN電波が出ているのは分かっているんです」「AOSSボタンが ... 元担任は俺と分かると当時と大差なく上から目線説教を始める。

ふふっ

2022-10-10

ぺいん

 空が、晴れていました。

 雲ひとつない、青い空。

 窓から吹きすさぶそよ風は、こっちへおいでと私を誘うよう。

 今すぐにでも、窓から飛び出したい気分。

 けれど、ダメなのです。

 無理なのです。 

 三階から落ちたら、人は死ぬのです。

 それに、今は目の前の作業に集中したくて、一心不乱に手を動かしています

 昼休みからコツコツと建造してきた私のお城を完成させなければならないのです。

 庭付き一戸建ての、夢のマイホーム

 建材にはレゴブロックを使っています

 硬くて、壊れにくい素材です。 

 同じ色のブロックをたくさん集めるのには苦労しました。

 おじいちゃんとおばあちゃんとひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの合計四人にねだって普通のおうちセットを合計四つ買ってもらいました。

 老人のくそまらない話に相槌を打っておねだりをするのは子供の私にとって拷問に近い所業でしたが、ママの財布からお金を抜いて後で物干し竿に吊るされるよりはマシだと判断しました。結果土日と引き換えに普通のおうちセットが合計四つ手に入ったので良しとしましょう。

 しんと静まり返った教室で私は黙々とブロックを積み上げていきます

 これくらい空気が張りつめていた方が作業捗るというものです。

 残すは外壁の建設のみ。

 普通石垣にするか。

 煉瓦造りにするか。

 どちらも魅力的な提案でしたが、昨日見ドラえもん映画を思い出したので普通石垣を作ることにしました。

「もうちょっとだ」

 腕をまくり額を拭うと、そよ風が一層心地よく感じられます。 

 朝はランドセル一杯に詰まっていたレゴブロックも今や半分以下。 

 この分だと帰りの会でみんなに自慢できそうです。

 きっと万の言葉を用いて私を褒めそやしてくれることでしょう。

 思わず顔がにやけてしまます

 そんな空想に耽っていた時でした。

 がしゃああああん

 はじめ、何が起きたのか分かりませんでした。

 視界の外から勢いよく何かが振り下ろされたかと思うと、私のおうちは粉砕されていました。

「……っ」

 体からすーっと血の気が引いていきます。うんていから手を滑らせて後頭部から落下した時のように、視点が定まら世界はぐわんぐわんと回っていました。

「あ、あ……」

 おそるおそる視線を上げるとまきこ先生しかめつらでこちらを睨んでいます

「何か言いたい事があるようだな」

 重く冷たい声色に少しおしっこを漏らしそうになりましたが、私は勇気を振り絞って立ち向かいます

「……あの、おうち!」

 私の訴えに先生の表情は微動だにしません。それがどうした、と言わんばかりです。

「壊れちゃったんですけど……」

 おののき、震え(主に膀胱が)、尻すぼみになりながらも私は抗議の意を表し続けますしかし、鷹のごとき双眸は依然として私のこめかみを射抜いているようでした。

「その、保険とかってききませんよね……」  

 パァン、と軽快な破裂音が響きます

 揉み手をしてはにかむ私の頭に、丸め教科書が振り下ろされました。

「……あうぅ」

「片づけとけよ」

 先生は教壇の方へ戻っていきます

 心無い笑い声に包まれる中、私は一人お城の破片を拾い集めていました。

 カチャリ、カチャリと一つずつ。

 小さな私の手ではそう多くのブロックを拾うことはできません。また、隣の席のタカユキくんが足でブロックを散らしてきたりするので、私はなかなか片付けられずにいました。

 粉砕されたおうちが頭の中で何度もフラッシュバックしています

 先生はどうしてあんなことをしたのでしょう。

 何も完成間近のものを壊さずとも、私がレゴブロックを机に出した時点で注意すればよいはずです。

 それなのに、わざわざ私が一番悲しむタイミングでおうちを壊したのです。

 ストレスが、たまっていたのかもしれません。おおかた、彼氏とうまくいってないのでしょう。適齢期を過ぎて後のない先生が性急に入籍を迫ったことで時間をかけて育んでいた関係に亀裂が入ったに違いありません。きっとそうです。

 幸せ象徴であるマイホームに鬱積した気持ちをぶつけたくなるのも無理からぬ話でしょう。

 だからといって、許されることではありません。

 悲しみを怒りに変えて誰かにぶつければ、それはまた別の新たな悲しみを生むことになるのです。

 まして、いい大人が、立場の弱い子供に、あてつけのように暴力をふるうなど、あってはならないことです。

 怒りが、ふつふつと沸いてきました。

 私はかがんだまま教壇の方を見やります。ころすぞって気持ちを込めて、きっ、と目を見開いて。

 しかし、先生が気付くことはありません。淡々分数問題解説を進めています。まるで私など、歯牙にもかけないと言わんばかりに。

くそっ……!」

 やけくそになって手元のブロックを投擲してやろうと思いました。

 思いましたが、ブロックを握る手はぴたりと止まります

 体が、震えていました。

 先生には勝てないという本能の働きに屈する自分が情けなくて、目頭が熱くなりました。

「いつまでやってんだよブス!」

 タカユキくんが冗談交じりに私の背中を蹴りました。冗談とはいえサッカークラブの脚力です。とても痛いです。一瞬、呼吸ができなくなります

 体の痛みと心の痛みが合わさって、一層惨めな気持ち助長しました。 

 どうして。

 私ばかりがどうしてこんな目に遭うのでしょう。

 天を仰ぐと、どこからか声が聞こえてきます。それは聖母のような声でした。

小梅ちゃん、痛みは分かち合うものですよ」

 痛みは、分かち合うもの

「そうです。分かち合うのです。あなたならきっとできます

 先生は強すぎてダメでも、タカユキくんなら。

 天の声の励ましを受けて立ち上がった私は、タカユキくんの方へ歩いていきます

 授業中だというのに、腹を抱え机をバンバン叩いているタカユキくん。

 乱暴に打ち付けられているその手をやさしく握ります

「うわっ、なんだよこいつ」  

 タカユキくんはとっさに手を振り払おうとしてきますが、放しません。

 心なしか顔が赤く見えます風邪気味なのでしょうか。

 私は動揺するタカユキくんの手のひらを少しずつほどいていき、そっと机の表面に添えてあげます

「ねえ、知ってる?」

「……な、何を?」

神様が、言ってたんだよ」

「は? 神様?」

 私は隣の席にある筆箱からからプリキュア鉛筆を取り出すとタカユキくんの指の間に挟みました。 

「痛みは分かち合うものなんだって

 鉛筆を挟んだタカユキくんの手の甲へ、ひと思いに体重をかけました。

「痛ってぇぇ!!!!」

 タカユキくんは大声を上げて痛がっていますしかし、タカユキくんは嘘つきです。こないだもサンタさんがいないなんて嘘をついて私を虚仮にしてくれました。そんなタカユキくんのことですから、きっとこれも演技なんです。第一、私はまだ体重の半分もかけていないのに、そんなに痛いはずがありません。

 私は加圧します。   

「痛いって! マジで! 折れちゃうって!」

大丈夫鉛筆はそんな簡単に折れないよ」

 レゴブロックを蹴散らすタカユキくんにも物を大切にする心があったなんて……。

 でも、どうせこれも嘘です。

 私はより加圧します。

「これは、蹴りの分」

「はぅあっ! おいてめえこのブス! 痛いっつってんだろうが!」

 まだ減らず口を叩く余裕があるようです。もっと加圧します。

「これはブスって言った分」

「じ、事実だろうがああああ!」

 また嘘をつきましたので、ぎゅむっと加圧します。

「これは、おうちの分」

「それは先生があぁっ~!!!」   

 

※ 

 

 悲鳴はやがてチャイムと共に沈静化しました。

 タカユキくんはさめざめと涙を流し、やめてよう、やめてよう、と言うだけの生き物になりました。教室は何やらざわついているようでしたが、先生は何も注意しなかったので、きっと問題ないはずです。 

 痛み、十分に分かち合えたと思います

 心なしか晴れやかな気分です。

 さっきまでの怒りが嘘のように体が軽いです。

 これが痛みを分かち合うってことなのでしょうか。

 だとすればこんなに素晴らしいことはありません。

 この行いが広がれば、世の中から争いが消える日は近いでしょう。

 今にして思えば、先生は私にこのことを伝えたかったんじゃないかって気がしています

 私は尊敬眼差しで教壇を見やります

 すると、今度は目が合いました。やりました。心、つながりました。 

「小梅、あとで職員室な」

 余談ですが、タカユキくんの中指は全治一か月だそうです。

2022-10-08

[] 【クラスで一番の美少女が何故か俺の許嫁になった件】

青春というのはいつでも灰色だ。授業中の教室で俺はそんなことを考えていた。(ここまで書いた。以下全てAI)

 

から差し込む暖かな日差しに照らされながら、今日も机で頬杖をついている。

「えー、ここはテストに出るからな」

教師言葉は右耳から左耳に抜けていく。その言葉を聞いているふりをしながら、窓の外に広がる青空を見つめた。高校二年生になって一ヶ月ほど経つと、周りはすっかり受験モードに入っている。しかし俺には関係のない話だった。

俺こと橘翔琉(たちばなかける)はどこにでもいそうな普通高校生だ。自分で言うのもなんだが成績は悪くない方だし、顔だってまあそれなりだと思う。ただ一つ普通じゃないことがあるとすれば――

「おーい、翔琉! 起きてるか?」

「……ん? ああ、もちろん起きてるぞ」

隣に座っていた友人である安藤正樹(あんどうまさき)に声をかけられて我に返る。彼は成績優秀スポーツ万能という非の打ち所がない人間だが、唯一の欠点としてとてもうるさい。今も大声で話しかけてきたせいで、教師に注意されてしまった。

「お前さっきの授業寝てたろ!」

「……悪いかよ」

「いいや別に。ただいつも寝てるなって思ってさ」

正樹はそう言いながら苦笑いを浮かべている。

「それにしてもなんで翔琉っていっつも眠そうにしてんだろうな。夜遅くまでゲームしてんじゃねえのか?」

「ちげーよ。勉強してんだよ」

「嘘つけ。お前が真面目に勉強するわけねーじゃん」

「ほんとだよ。最近ネット小説にハマっててさ、そいつを読むために睡眠時間削ってんだよ」

これは本当のことだ。最近の楽しみといえば専ら異世界転生ものラノベを読んでいることくらいだ。この世界とは違う世界主人公転移し、そこで新たな生活を始めるという内容のものが大半を占める。俺にとっては夢のような物語なのだ

へぇ~、そういう趣味があったのか。なら今度オススメを教えてくれよ」

「おう、いいぜ」

それから特に何事もなく放課後を迎えた。正樹とは帰り道が違うため校門の前で別れると、一人帰路につく。そして自宅に着くと同時に鞄を投げ捨てパソコンの前に座った。電源を入れ起動を待つ間、俺はスマホを手に取る。そこには先程読んでいた小説サイトのページが開かれていた。タイトルは【俺だけレベル1だけど異世界で楽しく生きてます】というもので、主人公異世界へと召喚されるのだが、なぜか最初からステータスが全て一桁台だったという内容だ。

「ふぅ……やっぱり面白いなぁ」

ついつい声に出しながら読み進めていく。この作品では主人公チート能力は皆無なので、最初は他のキャラたちと比べてかなり弱い。そのため序盤は苦労することが多いが、徐々に仲間を増やしていき最終的には最強の存在になるのだ。ちなみにこの作品の作者は女性であり、ペンネームは『水無月凛花』となっている。

「いつか会えるといいな……」

わず独り言を呟く。今まで何度か感想を送ったりレビューを書いたりしたことがあるが、どれも反応はなかった。作者は基本的マイペースらしく返信が来ることは滅多にないらしい。

「よし、読むか」

画面を見るとちょうどプロローグが終わったところだったので本編を読み始めることにした。こうして俺は今日異世界転生ものを楽しむのであった。

翌日、学校に行くとすぐに自分の席に着いた。すると隣の席の女子生徒が不思議そうな顔を向けてくる。

「あれ? 橘くんおはよう

「ああ、おはよ……えっ!?

彼女挨拶に応えると目を丸くした。なぜならそこに居たのは昨日読んだ小説主人公だったからだ。

「どうかした?」

彼女は首を傾げながら問いかけてきた。その仕草を見てドキッとする。

「いやなんでもない。それよりも名前教えてもらってもいいかな?」

「私は一ノ瀬結衣(いちのせゆい)っていうの。よろしくね!」

笑顔自己紹介してくれた一ノ瀬さんに俺も微笑み返す。まさかこんなところで会うことになるなんて思わなかった。

「私の顔に何かついてるかな?」

「ごめん。ちょっと見惚れてただけだから気にしないでくれ」

「もう! からかわないでよね!」

一ノ瀬さんの頬が赤く染まる。こういう表情も可愛いなと思っているとチャイムが鳴った。どうやら担任教師がやってきたようだ。

「ほらみんな、早く席に着きなさい!」

一ノ瀬さんがそう言うとクラスメイトたちは次々と着席していく。それを見た後、先生自分名前を黒板に書いてから振り返った。

はい、皆さん初めまして。これから二年間あなたたちのクラス副担任を務めることになりました、安藤真理亜(あんどうまりあ)です。担当科目日本史となりますのでよろしくお願いしますね。それでは出席を取りたいと思います

安藤先生が名簿を開く。しかし突然ピタリとその手が止まった。

「あら? おかしいわねぇ、欠席者が二人もいるみたい。誰か知ってる人はいるかしら?」

「あの~、すみません遅刻してきます

一人の男子生徒が手を挙げる。

「じゃあそっちの子は?」

「すんませーん、サボりまーす!」

もう一人の男子生徒も同じように答えた。

「そう……まあいいわ。とりあえず二人とも放課後までには必ず来るように伝えておいてちょうだい」

安藤先生はため息をつくとそのまま教室を出ていった。そして授業が始まると俺はこっそりと一ノ瀬さんに話しかけた。

「なぁ、さっきのって主人公ライバルキャラだよな?」

「うん、そうだよ」

彼女はそう答えるとこちらに向かってウインクしてくる。

「やっぱりか! てっきり夢でも見てんじゃないかと思ったよ」

あはは、実はね。私の書いた小説世界と君が読んでいた小説リンクしているみたいなんだ」

「マジかよ……」

「本当だよ。さすがに私もこの展開には驚いたけどね」

「確かに……」

「だからさ、私たちって結構近い関係なんだと思うんだよね」

「そうだな」

「もし良かったら仲良くしてくれないかな?」

「もちろんいいぞ。むしろこっちからも頼む」

俺の言葉を聞いて嬉しそうに笑う。そんな彼女を見ながら、俺は心の中でこう思った。

(これはきっと運命なんだ。俺はこの出会い感謝するよ。この世界で頑張っていこう。そしていつか絶対彼女幸せにしてみせる)

こうして俺の異世界生活が始まった。

「おい、聞いたか? また出たらしいぜ」

「ああ、最近よく聞く話だな」

「俺も噂で聞いたんだけど、どうやらこの辺りにも現れたらしいぜ」

「何が現れたんだよ?」

「そりゃ決まってるだろう。吸血鬼だよ、ヴァンパイア!」

へぇそいつはおっかないな」

休みになると、教室内では生徒たちによる会話が繰り広げられていた。話題の中心になっているのはもちろん先程から聞こえている通り、ここ数日の間に起こっている連続殺人事件についてである。殺された被害者はいずれも若い女性であり、死因は心臓刃物のようなもので貫かれたことによる失血死だった。

「物騒なこと言わないでよね! 本当に出ちゃうじゃない……」

一ノ瀬さんは恐怖からか、身体を震わせながら言った。

大丈夫だって。一ノ瀬さんは俺が守ってやるから

「橘くん……」

「それにしても犯人は何が目的なんだろうか……」

俺は腕を組みながら考える。

「それはわからないわ。だけど今までの事件現場を調べてみると共通点があるらしいの」

「えっ?そうなのか?」

「ええ、それがね。被害者女性はみんな夜中に一人で歩いているところを襲われてるらしいの」

「なるほど、そういうことか……それで?」

目撃者の話によると犯人の姿はほとんど見えなかったらしいわ。でも声だけはハッキリと聞こえたそうなの」

「どんな内容だったんだ?」

「確か『今宵は満月貴様の命運もこれまで』とかなんとか言ってたらしいわ」

「……それ完全に悪役じゃないか?」

「私もそう思う。そのせいでネットでは『新手のファンタジスタ』なんて呼ばれてたりするくらいだしね」

ファンタジスタ?」

聞き慣れない単語に首を傾げる。すると一ノ瀬さんはスマホを取り出して説明してくれた。

ファンタジスタっていうのは簡単に言うとファンタジー世界活躍するサッカー選手のことかな。現実世界ではあり得ないようなプレーをする人に対する賞賛として使うことが多いの」

「つまりサッカーで言うところのレジェンドプレイヤーみたいな感じか?」

「そうかもね。ちなみに海外だと有名な選手のことをこう呼ぶこともあるわよ」

「例えば?」

「そうだね。一番わかりやすいのはレアル・マドリード所属するあの選手はどうかしら?あの人はドリブルパスといった基本的技術がずば抜けていて、しか得点力も高いからまさに『キング・オブ・フットボール』と呼ばれるに相応しい存在なの」

へぇ~、すごいんだな」

俺は感嘆の声を上げる。

「あとは元日本代表のあの人も有名

 

(なぜかサッカーの話が止まらなくなってしまったのでここで打ち切りします)

2022-09-19

学校チャイムが使われてる歌

組長娘と世話係ってアニメ見てたらED学校チャイムが使われてて「あ、こういうのいいな」って思った。

他にもないですかね。学校チャイム使われてる曲。

できれば「すいみん不足」、「チカっとチカ千花っ♡」のようなイントロだけではなく、伴奏で使われてるやつがいいなー。

ちおちゃんの通学路の「ナナイロード」ぐらいしかからなかった。

2022-09-14

17時のチャイムって3種類あったのか

ぜんぜん気づかなかったし

YouTubeで全部聞いてみたがどれもそっくりすぎだし

2022-09-09

助けてくれ

時間指定配達時間帯に突入したんだが

限界レベル便意が来てる

引き弱いのでウンコ行ったら絶対チャイムなる

2022-08-29

ぼったくりバー店員だったことがある 其の一

かに話したくなってきた。

まだ二十歳ほどの頃、地元広島特に定職に就くこともなくアパート暮らしをしていた俺は、昔からの繋がりの先輩に誘われて、客から高い金を踏んだくる店で働いていた。

福山駅付近にある繁華街だった。福山といったら知名度ほとんどないが、桃太郎電鉄の青マスとして出てくる程度には良いまちのようだ。当時の俺は、そのへんのアパート暮らしながら、昼はコンビニアルバイトで、夜はそのバーで働いて、それで明け方に自宅に帰って昼過ぎまで寝る。そんな毎日だった。

地元が懐かしい。もう6年は帰っていない。来年には帰ってみようか。増田民で、もしお勧めスーパー銭湯とかラーメン屋とか焼肉屋とかあったら教えてくれよ。

すまないが推敲はほぼしていない。変な字があったらごめんよ。

ちょっと自分語りをさせてほしい。滅多にない機会なんだ。いいだろ?

正直、あまりいい門地の生まれじゃない。大きい河川沿いで生まれた。加茂、という地域だ。歴史のある地域に付けられる名前らしい。

幼稚園の頃は、今頃の時期になると数日に一度は木造の家が床下浸水していた思い出がある。江戸時代はいわゆる部落というやつだったらしい。小学校の頃から家の近くにある集会所に近所の子どもらと一緒に夜集まっていた。学校先生が来て普通に勉強を教えてもらうこともあれば、平和活動やら差別糾弾やら総括やら、物騒な単語が飛び交う学びを体験することもあった。

官公庁の前に100名くらいで出かけていって、平和活動(という名のデモ)をしたこともあったっけ。市役所や県の事業所の前で大きい横断幕を持って、大声でシュプレヒコールをやっていた。

それで、くだんの集会所には、たまに偉い雰囲気の人が来て「昔は食べる物にも遊ぶ場所にもトイレにも困る環境でしたが……君たちは我々を含んだ先人のおかげで……君たちも皆のために必要あらば社会と戦って、これからもいい時代を作りましょう」みたいな話をしていた。

なんでも、その先人が高校生の頃、県立府中高等学校先生が授業中に被差別部落のある辺りを指さして、「あそこにのう、四つが住んどる!」と大きい声で生徒に注意を促したことがあったらしい。それで、キレたその先人は、その先生に何度も何度も何度も挑んで、巧緻を尽くして作戦を練り、仕舞いには証拠を突き付けて皆で糾弾して転勤させてやった、というのがその偉い人(当時国会議員。故人だけど一応伏せる)の話だった。

当時の自分は目ヤニを擦って話を聞いていた。自分達が隣保館に通っていた最後世代だ。中学生になる頃には学習活動はすっかり無くなっていた。今ではただの地域集会所になっている。

親は、あんまりよくなかったかもしれない。言うことを聞かなかったら暴力暴言は当たり前だった。内容的には、農業の手伝いや畑の草刈り洗濯物を畳むなどのまっとうな義務もあれば、親の張りぼて見栄を張るためのアイテムになることも多かった。要するに、母親の親戚や友達の前では『優等生』でなくてはならなかった。

ちょっとでも問題発言をすると、家に帰ってからボコボコに殴られ蹴られする。あれは今でも覚えている。小学校5年の時、叔母にからかわれてキレてしまった時、母が木刀で俺の後頭部を強打したのだ。今でも頭を触ると分かる。あの時殴られた箇所が凹んでいる。あれは痛かった。



というわけで、そんな環境で育った人間がまともになるはずもなく。中学校に入る頃には、すっかりと暴力癖のあるキッズへと成長していた。

当時の地元中学校は、荒れに荒れていた。原動機付自転車で通学する者や、青い髪で授業を受ける者や、卒業式特攻服を着る者や……。学校トイレは○○の場になっていた。月一くらいの頻度で、女子中学生が体を売っているか、無理やり犯られているかのどっちかだ。オリジナル制服としてセーターを作って着用する女子生徒もいた。けっこう可愛かった記憶がある。

先日、母校のホームページを見てみたが、当時とはまったく違った様子で驚いた。無邪気に笑って学校活動をする中学生達が映っていた。平成10年代の当時は、あん中学生は少なかった。ヤクザみたいな見た目の男子だとか、娼婦みたいな目つきの女や、死んだ魚の目をしたような(≒いじめを受けている)雑魚どもや、無敵の人の予備軍みたいに無気力になってる奴とか、そんなのばっかりだった。

それで、ついにある時、新築に近い状態体育館タバコの不始末が原因で全焼してしまう。いやあ、あれには参ったね。体育館での授業や部活動、好きだったんだが。

グーグルマップ。クチコミを参照

中学生がごく普通に喫煙していた。あの日、俺が4時間目に体育の授業でバレーをしていた(※だらしない恰好をして髪も染めていたけど、授業はちゃんと受ける方だった)ところ、3年連中がステージ上の柔道場でタバコにしけ込んでいた。先生に止める様子はない。当時の中学校では、校内でタバコを吸うのは暗黙に認められていた。

休みチャイムが鳴った後、俺も先輩方にタバコに誘われた。生意気な1年坊主だったと思うが、可愛がってくれる先輩がいた。が、当時は鬼のように厳しい暴力教師しか部活顧問)がいて、そいつが苦手だったので、見つかるような嫌な直感がして断った。あの時の俺はツイていた。

荒れ放題の中学校だったけど、それでも何とかなっていたから、教師も生徒も油断してたんだろうな。その3年連中の吸ってたタバコのうち、柔道場の畳に押し付けて消し忘れたやつが段々と燃え広がって、昼休憩になると「ジリリリリ……」と自動火災報知器が反応した。

しかし、それでも誰も何もしなかった。なぜなら、週に一度は誰かが校内にある自火報をイタズラで鳴らしていたからだ。感覚がマヒしていた。

昼休憩の中頃、体育館ステージ後ろの屋根から煙が出始めてようやく、教師連中が消火器を持って体育館突入したが遅かった。昼休憩が終わる頃には生徒は全員校庭に避難していた。体育館を見ると、2階部分の廊下に何十枚と並んだガラスが熱で一斉に割れていく光景があった。なんかもう、凄かった。同じく窓ガラス沿いのカーテンも50m分は並んでいたと思うが、最初カーテン燃えたと思ったら、僅か3,4秒ほどで全てのカーテンに火が付いた。

担任先生が、「いつかは起こると思っとったわ。馬鹿じゃのう」なんて呟いていた。それで、消防車が到着したのを確認すると、校舎への延焼の危険がないとのことか、またみんな教室に戻って、何十分か待たされて、先生が来て、その日は非常階段を通って裏口から下校となった。マスコミが押しかけていたのを覚えている。下駄箱まで進入していた朝日新聞記者を、先生らが怒号とともに追い払っていた。

なんか、ここまで書いただけで精神力ほとんどを使ってしまった。拙い文章力で恥ずかしい。ほかの長文増田は、明らかにもっといい文を書いてる。

火事があった次の日には、あの3年連中は全員しょっぴかれていた。家庭裁判所審判を受けて、ほぼ全員が少年院にぶち込まれた。ほかに、彼らと交流があったり、間接要因になったと思われる生徒は裁判所に出向いて証人として発言することになった。俺もその一人だ。最低でも二回はいたか

その次の年度は確か、校長ほか数名が異動になって、最強に厳しい先生方が教委から強権を委任されて当中学校に赴任し、不良どもを善悪あらゆる手段で抑え込んで、俺が高校生になる頃には不良は全くいなくなっていた。

俺の下の代には、強面の奴とか異常体格の奴がいなかったという事情もある。教師暴力を働くような狂犬タイプもいなかった。東京リベンジャーズの1巻で喩えると、当時はキヨマサ君みたいな中学生が最低5,6人はいた。一方で、俺の下の代のヤンキー(予備軍を含む)は、タケミチみたいな標準体型の子が多かった。

当時の俺ですら、何となくわかってたんだ。背伸びしてタバコを吸ったり、チャンスがあったら酒とか飲んだり、女子モテたくて喧嘩をしたり、セブンイレブンの前で駄弁ってたりしたけど、本当はわかっていた。勉強するのが一番いいんだって。最善なんだって

俺の父親会社経営者だった。祖父地元市役所の偉い人で、曾祖父町長だった。親戚だって職業はそれぞれ違ったけど、みんな金持ちだった。親戚同士の集まりには、うちの家の駐車場に高そうな黒塗りや真っ白の乗用車が並んでいた。

彼らに共通していたのは、社会が認めるであろう分野で相当な努力を積み重ねていることだ。俺みたいに、学校先生にとりあえず反抗してるだけじゃなくて。信念があって、そのために動いてる。

法律も慣習も、常識非常識も、論理的思考人間関係の機微も、曲がったこともまっすぐなことも、とにかく何でもかんでも現実をまっすぐに見て、あの人達が何が正しいかをいつも考え抜いていたって、今ではちゃんとわかる。

あの当時の俺も、今の俺も、これらのことができていない。だからこんなに落ちぶれた。血筋はいいのに。俺はくずになってしまった。

そろそろ筆を休める。いい文が書ける気がしない。また明日投稿してリンクを貼っておく。

https://anond.hatelabo.jp/20220830220250

2022-08-13

休みで暇だから10年ぶりぐらいにアニメを一気観することにした

話題作とか、そう言った類のものでも全然観てこなかったからさ。

それで500mlのお酒おつまみ用意して、飲みながら2、3作品を観てみたんだよ。

そしたらさ、今のアニメって凄いんだな!

CGとか、カメラワークとかさ、すげぇ凝っててまるで映画みたいなクオリティ普通に地上波で流れてたなんて知らなかったよ!

あーでも、なんか同じような声ばっかりだな~って思ってさ、クレジット見たらやっぱりそうなの。

1作品目のときと同じ人がまた出ててさ、売れっ子なんだな~って。

そのときは思った。

で、3作品目。

その作品にもその声優さんが出ていた。

デモ自然な感じでそこまで気にはならなかったけど、やっぱり声に特徴あってさ。

すぐに分かったよ。

あ、あの人だろうなって。

そのあとも話題作とか、人気作とか、全部じゃないよ。

とりあえず少しだけという感じで、つまみ食いみたいにさ、いろいろなアニメを見てみたんだよ。

あれ?と思った。

まただ。また同じ人が出ていたんだ。あの作品にも、この作品にも。

おいおい嘘だろ、あ、この作品は毛色が違うから流石に……と思った。

でも、出ていた。

エンドクレジットにはまたあの名前があった。

俺は怖くなってきた。

から今度は最近アニメランダムに、話数もランダムに視聴したんだ。

やっぱり居た。

エンドクレジットには彼女名前があった。

何が起きているんだ。

正直混乱した。いくら売れっ子だとしても、こんなことがあるだろうか?

ありえない。

いや、偶然だよ。たまたま。こんなことにビビるとか、酔っ払ってんのか?

自分を自嘲し、俺は水で顔を洗うと再びアニメを観る事にした。

だが、結果は同じだった。

俺が見るアニメクレジットには毎度、必ずあの名前があった。

ありえない。偶然。そんな風に思っていた俺をあざ笑うかのように。

気付けば彼女の声が俺の鼓膜にこだまし、彼女台詞が、俺の耳に彼女の声が張り付いた。

もやめろっ!!!!!

俺はイヤホンを投げ出し、ノートパソコンを閉じた。

まり返る家の中。俺は息を切らしながらもようやくホッとした。

そのとき玄関チャイムが鳴る音がした。

「すいませ~ん」という声が聞こえた。

とても聞き覚えのある声が。

2022-08-07

anond:20220807000644

高校入学したとき一番がっかりしたのは、クラス可愛い子が一人もいなくて

2年生になってクラス替えをしたらむしろ状況は悪化して。

うちのクラス、ブスばっかだな。。とクラス男子同意見だった。

ブスだなと男子同士ではいっていても、クラス女の子と気軽に口を聞く習慣も勇気もなかった。

共学なのに、ただ一緒にいるだけ。

でも性への関心だけは異常なくらいあったので、好きなアイドル写真をみては

こんな子、うちの学校におらんかな、いたら告白するのになー、と嘆いていた。

そして3年生の修了式前、最後の授業が終わったときのこと。チャイムが鳴って

やった、これで卒業だと解放感で自然笑顔になった。

ふと、隣の席をみると、隣の女の子も満面の笑顔で、自然に目があった。

終わったね! 終わっちゃったね。高校生活。

の子が話しかけてきた。

ばんざーいって感じだよ、と

返事をした。

あっという間だったね。高校。なんか終わっちゃうとさみしいね

の子が続けた。

んーそうなんだ。

と返したあたりで、ふと気が付いた。


初めて隣の子としゃべったということを。

そして、しゃべって初めて、その子の表情、瞳の輝き、目じりの、口元の動き、そして言葉が、

すべて一体となって形作る笑顔のさわやかさに気が付いた。

学校かわいいはいないと思っていたけど、

学校最後の日に、みつけたのは、

の子可愛いということだった。

背が低くて、太目で汗っかきで、鼻がまるまっちくて、ボブっぽい髪型女の子だった。

2022-07-30

人生で1番幸せ時間

週末のご褒美としてエビスを買う事が多いが、夏の暑い日はスーパードライキリンラガーを買って帰る。

家に着いたら350ml3本を冷凍庫に入れる。

そこからドミノピザオンラインで注文し、シャワーを浴び、出て着替えて見たいアニメをセットした所で大体チャイムが鳴る。

テーブルの上にピザを置いて冷凍庫からビールを取り出し、ヘッドホンを付けて再生

そしてピザを食べてキンキンに冷えたビールを飲むのが今の所人生で1番幸せ時間

2022-07-12

舌ピを開けた、大学4回生

4回って言い方でわかる人もいるかもしれない。私は関西大学生だ。頭は良くないけど、そんなに後悔しない大学生活だった気がする。まだまだやりたいことあるしね。

本来なら舌ピなんて1回で開けて楽しんで就活を前に閉じるものかもしれないけど、私はやっと内定が出た直後に開けた。そこの会社に行くかはまだ迷っているけど、我慢できなかったので。

ピアス病院で開けた。ニードルかなと思ったらピアッサーで、少しずれてしまったけどまぁ満足してる。開けたのは先週土曜だから、そろそろ3日くらい。まだじんわり痛いし、違和感もある。舌を火傷した時や、口内炎が出来たような痛み。咀嚼すると痛みが強くなる。熱いものは駄目。辛いのとアルコール煙草は控えている。奥歯の方に押し込めるものは割と食べれる。スープ飲み物豆腐とかプリンは全く問題なし。茶碗蒸しが大活躍している。

両耳たぶは開いてるけど、他は開けてなかった。

耳は高校卒業式のその日に開けた。アマゾンで買った一番安いピアッサーで、その日に。高校校則が厳しくて、携帯持ち込み禁止、寄り道禁止、髪染めピアス禁止アルバイト禁止SNSアカウント作るの禁止、他にも色々禁止だった。校則に書いてあるだけとかじゃなくてほんとに先生に見つかったら指導されるレベルの厳しさだった。有名ではないけど幼稚園からある女子校からそんなものかもしれない。今となっては懐かしいけど、それは私が隠れてバイトSNSも寄り道もしていたからで、真面目に守っていたならきっと後悔していただろう。

一度無断で休んだ時は反省文を書かされた。学校へ行くくらいなら死のうと思ってホームドアのない電車を探していた時、行かなくてもいいんじゃないかと思った。先生や親も死ぬよりサボる方が嬉しいんじゃないかなんてやたら冷静に客観視してた。反省文を書きながらこれは何の反省なんだろうと思った、だって死ぬか行かないかの二択だったのに。

両耳のピアスは私としては早かったが世間的には遅いだろう。私はいつもそうだった。みんなより全部遅い。化粧を覚えたのも高校3年だった。

前髪を初めて作ったのもはたちになる少し前だ。高校生の時から散々ある方が可愛いだろうと言われていたし思っていたのに。

髪を初めて染めたのもはたちすぎてからしかインナーの一部で殆どからいくらい暗い青だった。でもそれがきっかけで色んな色をやった、インナーだけど。大学入って直ぐに染めてたらもっと色んな色が出来たのにとも思う。

次は全頭してみたいと思っている。遅いかもしれないけど、遅すぎはしないだろう。だって大学生だし。ぎりぎり。

いつも遅い。みんながやり始める頃にはそんなの興味無いとばかりに見ていて、後からやりたくなってもっと早くても良かったなと後悔する。そしたらもっと楽しめたのに。

でもそういう意識が強すぎて早まってしまうこともある。

成人した直後からワインを飲んでいる。家にカクテルセットがあるというと驚かれる、大学生では珍しいかもしれない。日本酒もすき、ジントニックもすき。クラフトビールもすき。そんな感じ。

幼少期に読んでた本は大抵大人びていた、気がする。少しだけ。英才のように文豪たちを読破したとかカントを読んだとかはない。今はキルケゴール死に至る病を買って、大学生だと言うのに意味が分からなくて呻いている。もしこれを読んだ方の中に哲学好きな方がいたら、あれを上手く読み解く為のコツとか解説書なんかを教えて欲しい。

閑話休題

遅いとか早いとか、そういうことは無意識に思ってしまう。早いうちに触れるのはいいことだ、何歳になっても遅いなんてことは無い。そうは言っても現実はその通りでは無い。

小説家イラストレーターになりたかった。学生のうちに仕事を受けられるようになっていなければそれで生計を立てるのは難しい。そもそもいちばん暇な大学生プロレベルまで出来なかったのは才能がないのだろう。能力ではない、やり続けるという才能が。

研究者になりたかった。小学生の頃の行きたい大学マサチューセッツだった。ちなみに今も昔も英語ができたことは無い。向き合う度に外国語は向いていないことをひしひしと感じる。

研究者に憧れがある、科学者数学者天文学者宇宙の真理やこの世の理、最先端技術、未知の可能性、人類進化魔法区別がつかなくなるまで発展する科学技術。無闇な憧れだ。論文も本も何も理解出来ず、どういうふうに系統だっているのかも分からない。でも憧れている。でももう遅い。私はサインコサインすら分からない。

頭がいい、と思っていた。昔は。人と会話することもある程度得意だ。

国語勉強しなくても偏差値が取れた。小学生漢検2級を取った(これは母の全力の献身によるものだ、私の努力ではない)。他の教科も聞いてたら何とかなった。でも中学2年くらいから授業を聞かなくなって、数学理科ががくんと落ちた。相変わらず国語トップ近くで、社会は本から得た知識でなんとかなって、英語は長文とリスニングで何とかした。文法からきしだった。

高校ではやれば出来るのにと言われ続けた。地頭は良いのにと。そうかもしれないと思っていた。そう思いたかった。

でもそうでは無いのだろう。

本を読んでも理解できないことが増えた。読み終わっても中身を忘れることが増えた。あんなに無限に読めると思っていた本を、もうしばらく最後まで読めたことは無い。難しくなったら駄目だった、ライトノベルは多分いまでもサクサク読める。

私は天才でも秀才でもなくて、やる気とかいう最大の生まれ持つ才能も持っていなくて、やる気がなくてもなんとかなる能力もなくて、全く興味の湧かない仕事内容の会社就職しようとしている。

昔はゲームなんて時間無駄だと本気で思っていた。それなら勉強した方が世界も広がって能力も高まって良いと。

勉強なんてもう何年もしていない。ソシャゲ毎日時間と毎月数万を使う立派なソシャカスだ。

ピアスタトゥーには憧れていた気がする。酒や煙草にも。アウトロー感のあるものには憧れがあって、でもテンプレートな安い人間にはなりたくなかった。でもなってしまった。

白衣を着て、日本でも有数の大学院で試験管を持ったり数式を書き散らしたり、ドイツ文学フランス文学を原文で読んで純粋理性批判について論文を書くような学生だったら、髪がペールブルーターコイズ二色で舌や唇にピアスが開いてて身体タトゥーが入ってたら最高にかっこよかったかもしれない。

そんな格好をしている美大生なんて山ほどいる。

そんな格好をしているバーアルバイトなんて山ほどいる。

そんな格好をしている鬱の社会不適合者なんて山ほどいる。

私がなりたかったものにはもう一生なれなくて、それでも表面だけで真似できるものだけ、努力しなくてもできるものだけ、真似している。

大学は楽しかった。散々文句を言ってやる気がなくてチャイムがなって数十分後に来てチャイムと同時に帰っていたけど、物を作るのは楽しかった気がする。ともだちもいる。そうそう人を友人と口に出せない私が友達だと確信を流石に持てるくらいには仲がいい、はず。

桜の咲く公園で夜にビールを飲んだり、宅飲みマリカしたり、自主休講して展示を見てパフェを食べたり、ナイトプールにいったり、ディズニーとユニバにいったり、覚えてもいないくらいたくさん話して笑ってた。最近は知り合いの家に酔った勢いで雀卓をアマゾンで買って送り付けてルール説明した。自分も分かってないのに。

彼らにとって大した思い出でもないかもしれないが、私にとっては一人では死んでも得られないそれらをくれた事に死ぬほど感謝している。

ずっと死にたいという思いはあって、でもその中にもう死んでも構わないというポジティブ希死念慮があることは間違いなく楽しかった大学生活のお陰だろう。いやなこともたくさんあった、アルバイトも大変だった。バイト先に警察が来たこともあった、これはいい経験だけど。人生経験できることはできるだけしておきたいので普通にその時も良かったなと思っていた、店からはたまったものじゃないだろうが。

そんな気持ちからバンジージャンプも行ったりした。単に絶叫好きなだけかもしれないが。ピアスもその一環かもしれない。開けなければどんな痛みかなんて知らない。舌ピ開いてるあのキャラクターとかも、開けた直後はポタージュとか豆腐とか食べてたのかな、と思うとちょっと面白い

シーシャも行った。今度葉巻もいく。

努力の要らないものばかり。ボランティアでもしてみれば良かったな。したい気持ちはあるけれど時間とか労力とかいきなりその日鬱になったらとか思うとなかなか出来ない。

習い事もしてみたかった。音楽からっきしだから何か楽器とか。バレエとかダンスかにも興味がある。踊るのはすきだ、振り付けは真似するのが苦手だから即興ばかり。音楽を流して踊り続けるのだけは得意だ、人に見せたことは一度もないけど。あとボルダリングとか、薙刀とか、色々やってみたかった。

そういう系だとサバゲーもある。これはサークルに思い切って入った。楽しかった。銃を買ったけれどコロナサークルが停止してそのままなくなってしまったので一度もフィールドで撃てなかった。いつか思いっきり撃ちたい。

スキースケートは好きだからフィギュアスケートもやってみたかった。ずっと憧れはあるけどスケートリンクが近くにあったことがないのでこれはしょうがない。

バイクにも乗ってみたい。一度後ろに乗せてもらって、免許取りたいといったけれど、結局バイクを持つのが大変なことやお金を考えて取っていない。

美容にはすぐお金を使ってしまう。というか費用対効果だ、時短になるならやっておきたい。二重はやった。脱毛はもうすぐ一回目がある。まつパもやりたい。レーシックもやりたいけどカラコンを入れなくなりそうだと思うとちょっと躊躇する、眼鏡も少し気に入っているので。外した方が可愛いけど。

少しでもかわいくなりたい。自分死ぬほどかわいくなくて、死ぬほど魅力がないのを知っているから、少しでもってなってしまう。

アイドルになりたかった。歌手でも俳優でもいい。最近ミュージカルがすきだからミュージカルにも憧れる。服のモデルもいい、写真撮られるのも色んな服を着るのもだいすきだ。

でも私は人前が苦手だ。頭で苦手だと思ったことはない、好きなアーティストライブにいっても、こんなにたくさんの人の前で歌ってこんなにたくさんの人に愛されるのはどれだけ快感だろうということを考えてしまう。

でも人前に出ると勝手身体が震えて、平衡感覚おかしくなって、喋れなくなる。大学の発表でもそうだ。上手く話せなくなる。頭は冷静だから対処はできるけど、身体勝手に震える。

人前というか知らない人と歌う機会があったことも少しあって、褒められたら嬉しかった。けど歌手アイドルになれるほどじゃない。顔も可愛くないし、ダンスも下手だ。自分では出来てるつもりでいても動画を見るとキレのなさに絶望する。これは本当に才能だと思う。

女の子アイドルゲームが出来ない。羨ましくなってしまうから男の子なら普通に推せてたまに羨ましくなるくらいだけど、同性だと近いから難しい。でもなりたいのは男の子アイドルだ、イケメンと一緒に可愛い女の子にキャーキャー言われるなんて最高じゃん、と思う。

先生になりたかった。人に物を教えるのはすきだ。上手い方だと思う、友人に教える時も。相手知識量や理解力に合わせて単語解説をいれ、分量を変え、分かりやすそうな例えを使う。フラット目線を持っているとも自負しているし、向いている気もしてる。先生と言うよりかはマンツーマン指導する方が向いているかもしれない。

でも一度家庭教師登録していて、仕事の話もあったけど、大学名で難色を示された。多分向こうの親御さんが文系理系学生がいいと言ったんだろうな、とぼんやり思った。同じ大学でも塾講師をしている子はいるので普通に学力があれば大丈夫なんだろう。私には教える力はあっても学力はない。でもやる気がなかったからこそやる気を出させたり、本を解説するのだけは本当に上手いと思うのだけど……まぁ、仕方ない。

他にもいろいろ夢はある。理想生活もたくさんある。でももう叶わない。分岐点はとっくの昔にある。

今できる楽しそうなことだけを積み重ねて、本は難しくて気力がない時には読めないかソシャゲの周回とTikTokをして、少しずつあの日高潔な私が死んでゆく。取り返しはもうつかない。じきに働かなきゃいけなくなる、働けるかは分からないけど。

せめてできる新しいことをしようと思って日記を書いた、ちょっと憧れていたから。ツイッターフォローしてる文章の上手い人のnoteが良かったから、ああいものを書きたいと思った。

私は承認欲求が強い。物凄く。いいねひとつ一喜一憂して、私より評価されている人全員が羨ましくて、なんとかいいねをしてくれそうな人に届いて欲しいけどそれを表に出せない。せめてタグをつけてRTをするくらいだ。

私は私の作品が好きでも、クオリティが低いことは知っていて、それでも好きだと言って欲しくて、でも他の有象無象の、私から見てあまりにも稚拙低俗作品といっしょくたにいいねされてると悲しくなる。こういうところが本当に性格が悪いと思う。けれど好悪はもう変えられないし、今更承認欲求も手放せない。昔は承認欲求なんてないと、どうでもいいと、むしろそれを持っている人になんでそんな感情を持つんだろうと疑問にすら思っていたのに、自分承認欲求があるとしたら全てが腑に落ちた。無いと思い込んでいても消せなかったものは、多分もう消えてはくれない。

私は自分底辺であることを知っていて、それでも結局どこかによく見られたいという願望が残っていて、ナルシストなところもあって、性格の悪さもあって、それがこの文章からも滲み出ていることが本当にいやで、でも取り繕うことすらしないのも嫌だからどうしようもない。

理想自分になりたかったと思いながら、今日自分ひとつ成長させてくれるはずの買い込んだ本をめくることすらできず、朝になった。

この文章最初からひたすら思いついたことを脱線するまま書いて、読み返しや修正もしていない。

どうせ誰にも刺さらないことを知っている。私の作品が好きですという感想匿名で貰ったことは一度もない。一度も。本の感想も。

最後まで読んでくれた人が数人でもいたら御の字だろう。

それでも誰かが読んでくれて、コメントをしてくれることを夢見ている。認めたくないけど、心のどこかであわよくばインフルエンサーとかがTwitter投稿したりして、バズって、はてな文学みたいな扱いを受けたりしないかななんて期待している。醜い。でもこの醜感情を抱えていたくないから書いてしまおう。心に秘めていたりツイッターでぼかしながら細切れに話してることを、全部思いのまま書きたくてこの文章を書いた。

何が刺さるんだと言われたら自分でも分からない。実力以上の評価が欲しい訳でもない。努力もしないくせに数字だけ貰えるなんてことはないと分かっていて、それでも楽なことの方がすきでそちらを選ぶ。趣味からなんて言い訳せずに絵の練習でもしていたら今頃もう少しましだっただろうか。漫画も描きたかった、漫画の方がバズるから表現媒体としても面白いネタを思いついても小説では書けないこともある。でも描こうとしても絵が下手すぎて結局再現は出来ない。

楽な方に楽な方に流れている。

今度はスクランパーとインダストリアルを開ける。

ひとつ開けたら憧れの気持ちが止まらなくなってしまった。人生で一回は開けておきたい、テンプレートに近づくとしても。死にたいとか鬱だ何だとかいっている言葉が、昔より軽くなりそうだ。ファッションが変わっても私の中身は何も変わらないのに。

楽な娯楽だ。努力しなくてできる変化、合法的自傷。腕を切ったことはない、痛いから。でも首を絞めることはある。いつか首を吊るためのシミュレーションのように。一度失敗したきりだけど、いつかはきっと死ぬだろう。寿命まで耐えられるとは思えない。

本当は耐えて欲しい。耐えられるくらいでいい、その程度でいいから、幸せになりたい。

普通の人になりたい。創作をする、私は天才だと思っている友人は、死にたいけれどその死にたさも自分から治らなくていいと言っていた。

私は幸せになりたいか心療内科に通った。意味あんまりないけれど。

これを書いている間もずっと舌が痛い。これが収まる頃にスクランパーとインダストリアルを開ける。思い切り食事ができるのはまだ先になりそうだ。

何度も終わらせようといい感じに結べそうな文を書いているのに書きたいことが溢れてしまう。

私は人に知って欲しいたちだ。なんでも、やったことや見たもの、感じたことや思想、なんでもすぐツイートしてしまう。勿論セーブはかなりしているけれど。そしてそのツイートを全部見て欲しいと思ってしまう。何故なら私は好きな人ツイートを全部見たいタイプから。ある程度好意を持っていたら何を喋っていたか知りたいかなんて当たり前だと思うけど、世の中では意外と少数派らしい。でも私の中ではそれが当たり前だからツイートを見ていないと言われる度にそんなに私に興味がないのかと傷つく。表には出さないようにしている、めんどくさいと思われるから。でもあえて出す時もある、相手が平気そうだったり、そういうキャラで私がやっていけそうなら。メンヘラちゃんキャラでいたら、少しだけ私の本音を言うことができる。

からひたすら書き連ねるのは楽で楽しくて、でと整理されてない文章なんて誰も読みたくないだろう。でも日記というか、書き散らしというか、日々の所感としてはこんなものかもしれない。

舌が痛いし眠くなってきた。多分何も無ければ無限に喋り続けられるだろう。自分の話をするのが好きだ、相手に知ってもらいたいから。好きな人のことはなんでも知りたい、血液型とか、健康診断の話になった時の視力とか、すぐメモってしまう。私の記憶力が悪すぎてメモっているだけで、覚えておきたいというだけなんだけど。締めに頭の中で用意しておいた文章ストックがもうない。前のを引っ張ってこよう。ちょっと書き換えて。

そうやって楽な方に楽な方に流れている。

今度はスクランパーとインダストリアルを開ける。お手軽な変化を得て、なんとかぎりぎり生きている。バイトの当欠も、説明会のキャンセルも、自主休講にしすぎな大学も、なんとかなってるとは言えないけど、取り敢えずまだ致命傷ではない。致命傷ではないけど、ゆるやかに死んでいくのだ。

きっと今の私は、昔の私が一番なりたくなかった姿だろう。働きたくないとか甘えるやつ、努力しないやつ、後回しにするやつ、遅刻するやつ、頭の悪いやつ、死にたい

2022-07-07

道路族だった子供時代

俺が小学校の時育った家は駅からバスで15分のニュータウンにあり、

大通りから1本入った小さなな通りの、更に1本入った細くて長い路地に面している。

細い路地学校が終わるとレース場になった。自転車で、スケートボードで、インラインスケートで走った。

夏になると塀によじ登りセミを取り、夜は花火をして過ごした。


けど怒られたことは(ほぼ)なかった。

ある時は虫取り網を落としたので恐る恐るチャイムを押すと、もっとセミがいる木があるからと庭の奥へ招待してくれた。

またある時は、無愛想なおじさんの家の前でトカゲを取っていたら、取り方を教えてくれた。


大人になると俺のようなやつは道路族と言われているのを知った。

今思うと不快に思うこともあったろうに親にクレームが行くことはなかった。

まれ環境で育ったのか、ネットが極端なのか、世の中が煩くなっているのかは分からないが楽しい子供時代であった。

からこそクソガキが大人になった時、公園に面するマンションを買った。

の子供の頃と変わらぬ光景がそこある。日中子供の声が響き、歩いているとボールが飛んでくることもある。

こんないい環境なのになんで叩くんだろうな。

2022-06-26

こっぴどい失恋をした

※随所にフェイクを入れています

 タイトル通りで、それだけの話。

 十年近くずっと好きだった人がいた。

 一生気持ちを伝えるつもりはなかったのだが、つい最近、ひょんなきっかから言う羽目になり(それでも結局選択したのは自分自身意思だ)、なんと付き合えることになった。

 自分人生にこんな奇跡が起こるなんてと大喜びではしゃぎ回っていた。

 美容院に行くにも彼の好みを考えて、買うのを悩んでいたコスメも買って、自分にはまだ不釣り合いだろうかと悩んでいたブランドのものにも手を出したりして、夏用の服を真剣に考えて、デートで行ってみたい場所ピックアップしてみたりして。

 二週間もしないうちにLINEブロックされていた。

 心当たりは無かった。

 連絡不精な人だから、連絡は極々控えめにしていたし、突然そんなことされるようなトラブルも思い当たらなかった。

 付き合いは長かったし家に遊びに行ったこともあるので、住所は知っていた。

 新幹線を使う距離で、上記のはしゃぎっぷりもあり現在結構金欠でもあったがそれでも行った。

 どうしても理由が知りたくて。わけもなくそんなことをするような人でも、されるような関係を築き上げてきたとも信じたくなくて。

 自分の行ったことはほとんどストーカー行為だし、傍目からは完全に不審者なのもわかっていた。

 通報されませんようにということはかなり祈っていた。

 結果として彼が知らない女を部屋に連れ込むところを目撃した。

 あまりのことに呆然としてしまい、何時間も掛けて向かって何時間も待っていたのに、その瞬間声を掛けることが出来なかった。

 三十分ほど経ってから、せめて交通費を回収できる程度のことはしようと思い直し、いろんな勇気を振り絞って部屋のチャイムを鳴らした。

 誰も出なかった。

 耐えられなくなり、帰ることにした。

 駅へ向かうバスはもう終わっており、行きの何倍もの時間を掛けて歩いた。自分世界で一番惨めな生き物に思えた。

 腹いせに何か適当名物でも食べて帰ろうかと思ったが、一日飲み物以外口にしていなかったわりに食欲はなかった。適当お土産を買った。

 行きも帰りも、人生で一番つまらない新幹線だった。

 適当浮気なら私に黙っていればバレないだろうに、わざわざLINEブロックしたということは、私のほうがほんの気紛れだったということなんだろう。

 それでも構わないからせめて説明をしてほしかった。

 彼女に向けるその卑怯な誠意の一欠片でも私に分けて欲しかった。

 あまり唐突一方的すぎて、何もかもが受け入れ難い。

 彼は私に説明をして最低な男に成り下がる覚悟もなければ、私に対して誠実であろうとも向き合おうともしてくれず、ただただ卑怯だった。きっとこのことをあの彼女は一生知らないのだろう。皮肉でなく心底から羨ましい。

 そんな男だと早めにわかって良かったと言ってしまえばその一言だが、あまり懸想していた時間が長すぎた。

 端的に事実を書き連ねれば私に対してそれなりに最低な男だったことは間違いないと判断できるのだが、どうしても気持ちが消え切ってくれない。

 なんでこんなことになったんだろう。

 ずっと悪い夢を見ている気分だ。

追記

 この週末とにかく世間迷惑掛けない範囲ODして死ぬほど寝て陰鬱で重苦しかったり破滅的な描写が多数あるコンテンツ摂取しまくってたらなんとなく吹っ切れてきた。バーカバーカバーボケナス!!!

 もう二度とあん土地行かないし今度はもっと素敵な人を好きになってもっと良い恋愛をする。次だ次!!!!!!

 そのぽっと出の女がどんだけいんだか知らねーけどお前にとって私以上の女なんてもう現れないのにこの私を弄んだこと地獄で後悔しろボケ!!!!!!!!禿げて捨てられろ!!!!!!!!!!!

2022-06-21

学級裁判の思い出

https://news.yahoo.co.jp/articles/9405d0c154f1679b57df7a25eebad1cefcc5508f

この記事を見て思い出したんだ。小6のとき帰りの会クラス発言力ある男子が【今日のよくなかったこと】コーナーで、給食ときに小競り合いになった私の態度を挙げ、クラスの全員の前での謝罪要求したことを。

話を聞いた女の担任先生は、冷たい声で「私さん立ちなさい」と命じた。学級裁判開廷だ。仕方なく立ち上がった私の態度はとても不貞腐れたものだったろう。担任は苛立ちを隠さずこう言った。

「俺くんに謝りなさい」

私は、どうして謝る必要があるのか? そうだとしてもどうしてみんなの前で謝らなければいけないのか? 大変に不服だった。

腹が立って何もせず立っていたら、そのうちに放課後チャイムが鳴った。他のクラスの子たちが下校していく声が聞こえる。

クラスの子たちも限界を迎え、男子を中心に「早く謝れよ」という声が出始めた。私も限界だった。早くこの場から立ち去りたい。この場を収めるには私が折れなくてはいけない。謝る理由も納得できていないけど、そうしなくっちゃいけないんだ。

から私は、それこそジャンポケの斉藤ネタそっくりに「すいませんでした」と言った。11歳のときの私は今より大人だったかもしれない。

だが、謝罪要求してきた男子からは「そんな態度じゃ謝ったうちに入らないからしっかりと自分に向かって頭を下げろ」と言い出した。調子に乗るんじゃねえ。私は「もう謝りましたけど?!」と反論。これには外野も騒ぎ出し、法廷カオスだった。

そのとき担任は、行き過ぎとも思える要求を「そうですね。私さんは俺くんにちゃんと頭を下げなさい」と肯定した。命じてきた。ビックリした。

私は当然納得いかず頑なに拒否。結局学級裁判は結審せず、翌日にまで持ち越された。ちなみにこのあとの記憶はない。小6の頃の学校生活なんて日々こんな感じだったから、記憶からなくなってむしろ良かった。

ただ、小学校卒業式直後の謝恩会でその担任に「先生は私のこと嫌いだったんですか?」と聞いたときのことは覚えてる。「そうですね、嫌いでしたよ」と微笑まれたことも。20数年も前に廃業した、自宅近くのボーリング場でのことだった。学級裁判もあのボーリング場も、生涯忘れない。

あの担任については、申し訳ないが苦しんで死んでくれてたらいいなと思っている。

こういう教員、意外といたよね。

2022-06-09

anond:20220609021651

今、チャイム鳴らしただけでも逮捕されるんでしょヤクザって?刑事さんが言ってたけど

逆効果では?

2022-06-04

今日危機一髪だった話をしたい。今日の朝、休みの日で、久しぶりに部屋に一人だったから、なんか開放感を味わいたくなって全裸で寝てた。

すると、ピンポーンとチャイムが。なんだろう。今日特に誰かくるあてもないし。特に心当たりがないときインターホン出ると宗教とか、出なければよかったと後悔することがあったので、いいや居留守でと思った。

すると、気のせいか、ドアの前で誰か何かいっている?ん?ドア開けた?「入りますよー」

この瞬間思い出した。あ、今日火災報知器点検の日だった!大家のおばちゃん玄関のドアを開けて中入って廊下自分がいる部屋とドア1枚へだて、1mくらいのところまでいたはずだ。「すみませーん、もう少し待ってもらえますかー?」「はーい」

危なかった。部屋のドアを開けられていたら、物が散乱したひどい部屋に私が全裸でだらしなく寝てるところに火災報知器点検に入られるという、人生最大の恥になるところだった。また、部屋のドアを閉めていて本当によかった。いつもは全開にしているけど、全裸になるときになんとなく閉めていた。開けてたら、火災報知器点検隊が玄関のドアを開けた瞬間、丸見えだった。

あーよかった

2022-05-29

anond:20220529194117

チャイムの下に「チャイムはならさずに置き配オネガイシマス」って書いてみては?

amazon配達

置き配指定だし、ポストに入るサイズ荷物なのにいちいちチャイム鳴らすのなんでなんだろな。

シコっててちょうど良いところでピンポーンってやられると困るんだよねほんと。

2022-05-13

RimWorldで初期ランダムでやってみようとこれまで未経験だった針葉樹林でスタート

なるほど食うもんねえな雪が降るとあたり真っ白で気温もマイナス25度でタイガタイガだとか思ってやってたらチャイムが鳴ってメッセージ

冬が始まります

えっ待って

既にあたり真っ白で防寒具ないと低体温で死ぬレベルなんだけどこれから冬なの?次は春だと思ってたから食べるものないよ?

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