2022-08-13

休みで暇だから10年ぶりぐらいにアニメを一気観することにした

話題作とか、そう言った類のものでも全然観てこなかったからさ。

それで500mlのお酒おつまみ用意して、飲みながら2、3作品を観てみたんだよ。

そしたらさ、今のアニメって凄いんだな!

CGとか、カメラワークとかさ、すげぇ凝っててまるで映画みたいなクオリティ普通に地上波で流れてたなんて知らなかったよ!

あーでも、なんか同じような声ばっかりだな~って思ってさ、クレジット見たらやっぱりそうなの。

1作品目のときと同じ人がまた出ててさ、売れっ子なんだな~って。

そのときは思った。

で、3作品目。

その作品にもその声優さんが出ていた。

デモ自然な感じでそこまで気にはならなかったけど、やっぱり声に特徴あってさ。

すぐに分かったよ。

あ、あの人だろうなって。

そのあとも話題作とか、人気作とか、全部じゃないよ。

とりあえず少しだけという感じで、つまみ食いみたいにさ、いろいろなアニメを見てみたんだよ。

あれ?と思った。

まただ。また同じ人が出ていたんだ。あの作品にも、この作品にも。

おいおい嘘だろ、あ、この作品は毛色が違うから流石に……と思った。

でも、出ていた。

エンドクレジットにはまたあの名前があった。

俺は怖くなってきた。

から今度は最近アニメランダムに、話数もランダムに視聴したんだ。

やっぱり居た。

エンドクレジットには彼女名前があった。

何が起きているんだ。

正直混乱した。いくら売れっ子だとしても、こんなことがあるだろうか?

ありえない。

いや、偶然だよ。たまたま。こんなことにビビるとか、酔っ払ってんのか?

自分を自嘲し、俺は水で顔を洗うと再びアニメを観る事にした。

だが、結果は同じだった。

俺が見るアニメクレジットには毎度、必ずあの名前があった。

ありえない。偶然。そんな風に思っていた俺をあざ笑うかのように。

気付けば彼女の声が俺の鼓膜にこだまし、彼女台詞が、俺の耳に彼女の声が張り付いた。

もやめろっ!!!!!

俺はイヤホンを投げ出し、ノートパソコンを閉じた。

まり返る家の中。俺は息を切らしながらもようやくホッとした。

そのとき玄関チャイムが鳴る音がした。

「すいませ~ん」という声が聞こえた。

とても聞き覚えのある声が。

  • 怪談かよ! オチまで「おや?」と思わないぐらいアニメ業界は本当に同じ声優ばっかり使うからな

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