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2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

[]「パパ活はいから始まったか

諸説あるが2014年頃、港区から始まったという話がある

 

確定していること

2016年週刊誌にて「パパ活」の記載がある

2017年ドラマ

2018年ねほりんぱほりんで取り上げられる

 

意味的には英語圏でのSugar Daddyに近い

https://en.wikipedia.org/wiki/Sugar_Daddy

A sugar daddy is a man who offers support (typically financial and material) to a younger companion.

 

なお、同名の日本向けサービスSugarDaddy」は2015年から存在している

 

考察

おそらくだけど

援助交際全盛期が2000年前後であり、古くなったのとイメージ悪化したため

・「朝活」を始め◯◯活が流行ったのが2010年2011年からだったので、その流れ

かなと思われる

 

また、◯◯活というワードが古くなるまで使われ続けると予想される

まだ「推し活」など現役ワードが多数あるので廃れないのではないだろうか

 

意味の変遷

最初の頃のほうが交際クラブなど、高級志向意味合いだったようだ

サービス年収証明があったりする

最近もっとライトになってきていて、少しずつ援助交際と同じ意味に近づいて言っている

 

パパ活の前は?

私の記憶だと「神待ち」だったと思う(または普通に愛人か)

調べてみると、2009年2016年頃に盛り上がっていたようだ

パパ活に取って代わられたのかもしれない

 

パパ活は援交であり売春なのか?

これはYESでありNOでもある

そもそも援交にも売春と言う意味は入っていない

交際クラブやギャラ飲みには思ったよりも体の関係が無いものが多い

これは単純に

・そういう層にとってセックス相手は十分間に合っている

・年を取りすぎてある程度枯れている

からと考えられる

ただしこれは募集する媒体相手の年齢でかなり変わるため注意が必要

2024-01-24

anond:20240124191857

元増田です。ありがとう。正にこういうのを求めてました。ハンセン病資料館ディズニー東照宮華厳の滝は行ったことあったけど、それ以外も含めて上げてくださったところは関西戻ると絶対行かないわ。行ってみます

上野博物館群と初台ICCが「絶対に行く」枠に入ってるのは「今後の人生の中で東京観光に来た際、暇な時間ができたらサクッと行くことが何度かありそう」くらいの意味合いですね。博物館群はともかく、初台ICCは無響室展示があるの好きなんですよ。

anond:20240124143616

セルフコメ追記

http://m-sugaya.jp/sci-fi.htm

https://web.archive.org/web/20190804191818/http://m-sugaya.jp/sci-fi.htm

第二次世界大戦後、「Famous Monster Magazine」を編集していたフォーレスト(フォーリー)・J・アッカーマンという編集者が、ステレオの「Hi-Fi(ハイファイ)」の発音にヒントを得て「Sci-Fiサイファイ)」という「Science Fiction」の略語を生み出しました。これがウェブスター辞典いうところの1955年なのでしょう。アッカーマン氏は、自分の車のナンバープレートも「Sci-Fi」にして、この言葉の普及につとめたようです。

 アッカーマン氏はファンジンの祖としても知られている人でして、日本ではマンガ主人公になったこともありますが(^_^;)、コンピサーブ会員の説明によると「(もちろん本人は認めないが)クズSF映画(trashy sf movies)」の愛好者で、彼がこれらの映画に「Sci-Fi」の名前を冠したため、一般メディアは、ゴムぬいぐるみが出てくるモンスター映画のようなもの総称して「Sci-Fi映画」と呼称するようになったのだとか。

2001年宇宙の旅からスターウォーズ」までの期間の前後は、「Sci-Fi映画」といえば目玉の大きなグロテスク宇宙人ロボットなどが出てくるホラー系、モンスター映画代名詞となっていた(いる)のだそうです。

 さら60年代に入ると、出版業界の中で、モンスター映画に似た安っぽいSF小説を「Sci-Fi」と書いて「Skiffy(スキッフィー)」と呼称するようになったのだそうで、「サイファイ」と並行して「スキッフィー」もポピュラー呼称となっていったようです。

Sci-Fi(スキッフィー)」という呼称には、多分に侮蔑的ニュアンス、あるいは自嘲的な意味合いも含まれていたようで、ジョークの中には「SFファンの前でスキッフィーというときは、逃げ出す準備をしてからしろ」というようなものであるそうです。

このような経過を経たせいか、「Sci-Fi」には屈辱的、あるいは差別的ニュアンスがつきまとうようになり、SF作家の中には「Sci-Fi作家辞典」への掲載を断ったりする人も出てきたのだとか。

 そのためコンピサーブの「Sci-Fiフォーラム」は、その名称を「SF/Fantasyフォーラム」に変更し、「GOコマンドからも「GO Sci-Fi」が消えることになったとのこと(1990年頃のことらしい)。ここでいう「SF」とは、「Science Fiction」であり、また「Speculative Fiction」であり、ハインラインクラーク伝統を引き継ぐ作家作品を指しているようです。ちなみにニューウェーブサイバーパンク作家名は出ておりませんでした。

 ただし、ここで留意しないといけないのは、コンピサーブは元もと料金が高かったこともあって会員の年齢層と地位も高く(これを称して「コンピサーブの3高(c)Mitsuru Sugaya)」という)、大半のフォーラムではハンドルが使えないなど、保守的オンラインサービスとしても知られているところです。

 ……てなことを書いていて、またコンピサーブアクセスしたら、最近までは使えなかった「GO Sci-Fi」が復活しておりました。「SF/Fantasy Forum」グループメニューが出てきますコンピサーブもAOL親会社になったことで、ポリシーを変更したのかな? それとも前に探したときタイピングミスしたのかな?

 しかし、このコンピサーブの「Sci-Fi」に関する議論は、なんとなく「ハッカー」についての議論を思い浮かべてしまいました。はい、「ハッカークラッカーを一緒にするな」というアレでございますケーブルテレビにも「Sci-Fiチャンネル」という、24時間連続SF系のテレビ映画などを放映しているテレビ局もあるくらいですから、すでにアメリカでは「Sci-Fi」という言葉市民権を得ているといってもいいのでは……なんて思っちゃうんですよね。これも、「面白ければSFでもSci-Fiでもかまわない」というこだわりのなさからなんでしょうが

 15年ほど昔、手塚治虫先生に、「最近、『ゲームセンターあらし』は、すっかりSFになってますねえ」と言われ、「げえっ! 手塚先生が『コロコロコミック』まで読んでるう!」とビックラこいたものでしたが、そのとき「スキッフィー」という言葉を知っていたら、「いえ、ぼくのマンガはスキッフィーです」と言えたのになあ。あのマンガで目指していたのは駄菓子屋マンガだったから。

すがやみつる(1999/3/20記:1999/8/2一部書き足し)」

😌スッキリした

2024-01-23

「パクり」って都合のいい言葉だよな

特に絵師界隈。

意味合い的にはまるっきり「盗作」なのに、「盗作」って言ったら責任が発生しそうだから

「パクり」って言いかえることで責任を軽くしようとしている意図が透けて見えるのクソダサい

素直に「似ている」「似せすぎている」って言えば済むだけの話だけど

それじゃインパクトが薄いから「パクってる」と言うことでいかにも犯罪であるかのように非難しながら

それでも直接的に「犯罪者呼ばわりは避けてますね」ってポーズだけ取ってるの本当に小賢しい。

結局『ぼきゅにそれがちゅくれにゃくてにきゅい!(ボクにそれが作れなくて憎い!)』以上の意味合いが無いものを増幅させてんだよなぁ

2024-01-22

anond:20240122214304

>いつそれが世間様に漏れたのか知らないけど、いつの間にかそれは普通恋愛ができる奴が、ただただ相手些細な欠点に冷めるというクソどうでもいい概念を表す言葉として奪われてしまった

そうか?

自分は今も増田の言ってる意味合いって思ってるけどな

世間もそうなんじゃない?

2024-01-15

第一感」という言葉が好き

将棋用語囲碁用語としての「第一感」

意味としては「直感」にとても近いのだけれど

第一感 - 将棋用語説明|将棋講座ドットコム

その局面ちょっと見て感じたこと。特に局面を見て最初に感じた形勢や思い付いた手を言う場合に「深く読んでいないから間違っているかもしれないけど」という意味合いを持たせるために使われることが多い。「一目」と同様の使い方、及び、意味合いになる。

主に過去経験に基づいた判断となっているため、棋力の高い人ほど正確・好手である確率が高くなる。

この「深く読んでいないから間違っているかもしれないけど」というニュアンスがとても便利に感じる

直感」だとこういうニュアンスがあまり無い

あと、これは自分勝手に思っていることだが「直感」ではなく「第一感」と言うことで、「あとで深く調べたり考えたりしますよ」というニュアンスを含ませることが出来る気がしている

将棋は早指しじゃない限り第一感の後に熟考するはずなので、「第一感」と言うときそういうニュアンス相手に伝わることも期待してしま

まあ自分勝手に思っているだけなので、「直感」と完全に同義として伝わっていても不満はない

ああ、不満があるとすれば「だいいっかん」とタイプして変換しようとしても一発で「第一感」と変換できないこと

辞書登録しろと言われればそれはそう

という日記

2024-01-14

anond:20240114164937

温度とか湿度みたいな前提条件がないのと、一つ一つの工程にどういう意味合いがあるのかわからいから、必要化学変化が起きてない可能性がある。

スポンジを焼くにしても生地温度不正確だと膨らまないし、マカロン生地を休ませてる間の湿度が低いと焼いたあと硬すぎになる。湿度が高いとネチョネチョすぎになるし。

2024-01-12

anond:20240112133135

それは故意我田引水しているだけで馬鹿理由ではないから除外していいだろうよ

この人が言わんとしているのは情報認知が下手・情報確認ができないという点を

蔑称としての意味合い馬鹿呼称しているだけなのだから

実際に賢いかどうかではなく「それを言うならお前を馬鹿と呼ぶよ」って話をしているに過ぎない

2024-01-10

anond:20240109024202

そもそも単にキチガイじゃないってだけの意味合い程度の話なのにリベラルだの左翼など言ってもしょうがない

1998年漫画なるたる」の小沢さとみって、「理解ある彼くんw」揶揄に苦しむ女を先んじて描いてたな

小沢さとみ17歳お嬢様女子校万朶学園の高校生

万朶学園は中高一貫校で、高等部から入学に関しては進学率を上げるためにペーパーテスト重視だが、中等部は違う

中等部は家柄も厳しく審査し、片親家庭や両親高卒のような家の子テストができても落とされる

さとみの父はブルーカラーで社宅暮らし収入低め、母親高校在学時にさとみを妊娠高校中退して出産し今はパート勤め

中等部入学試験をさとみは完璧にこなせたが、両親の経歴や肩書校風にそぐわないため受からなかった

小学校の時から可愛くて気弱で泣き虫なさとみは、男子いじめられて煙草の購入を強要されたり殴られたりしていたが、そいつらと同じ公立中に進学することに

いじめの内容自体性的な要素はないが、嗜虐心をくすぐるからターゲットにしているんだし、そのうち性的ものに発展しかねない危うい感じがあった

万朶中の受験を志したのはそういうDQNらと離れるためであったが、行けなかったので中学生になってもさとみはいじめられる

内気すぎて女友達もおらず一方的いじめられるさとみであったが、彼女には高野文吾という幼馴染の素敵な彼くんがいた

文吾はDQNボコボコに殴って武力でもうさとみに手出しさせないようにした

その日のうちに13歳ぐらい同士で初セックスしてラブラブハッピーになるわけだが、さとみはその幸せには浸れなかった

さとみと同じ小学校には、万朶に進学することのできた「校風にそぐう真っ当な家庭」の女の子新川がいた

新川はさとみが中学受験に失敗したことを知ると「また3年間あのバカどもと一緒で大変だね。でもいざとなったら高野くんに守ってもらえばいいから」と発言していた

蔑視を含む嘲笑的なニュアンス言葉である

現代では「理解ある彼くんw」という短い言葉定型化された、「お前は一人前ではなく男に依存し体を開くことで生きられる無能力の脆弱娼婦だ」という意味合いのこもる相手コケにするこの上ない侮辱

さとみは文吾と結ばれるよりも前に、そうなることをコケにされてしまった

からいじめから守ってくれる素敵な彼とラブラブ」という本来素晴らしいはずのシチュエーションの中でも彼女幸せになることができなかった

さとみは文吾とセックスする時、どこか後ろめたいような顔をしている

「男に守られてその代わりに体を差し出すような生き方なんて…」みたいな葛藤をしている

楽しいはずのセックスが、新川によってノイズを混ぜられている

17歳現在のさとみはかつてとは違う居丈高高慢な振る舞いをするようになっているが、呪い払拭しようとあがく虚勢丸出し

一緒に大人になっていく中でいつかは新川呪い言葉払拭できたかもしれないが、さとみも文吾も超常の存在出会たことで大人になれず人間としての余命は残り僅かな存在となった

「男に依存して自立できないクソ女」というニュアンス呪い言葉に蝕まれていたさとみが、一番最後カットでは、ショック死したらしき文吾の体を抱き支えている姿はなんとも皮肉

夫婦で乱パに出席したことがあるのだがそのときの妻の嫉妬の仕方が半端なかった

その乱パには、自分たち意志で参加したわけではない。

仕事上、最も重要ビジネスパーソンから誘いの声が掛かってしまったのだ。

断ってくれてもいいが、という前置きは枕詞意味合いしかなかった。

これは命令なのだ

でも拒絶するべきだ。

妻が他の男に抱かれている様子など見たら発狂する。

しかし、しかし断ればどうなるのか?

さなさな人間関係の中で築き上げた生業

そこに生きる私達夫婦。

断ればその世界から弾き出されることは間違いない。

二人に子供は居ない。

結婚11年目。

セックスレスではないが交渉は少ない。

年に2、3度ホテルに行く。

それだけだ。

から求められることはない。

常に私の方から

最低限の夫婦交渉がなければ、ふたり関係が消えてなくなるんじゃないか?と不安かられて。

普段の私の性欲処理は、自慰風俗か。

外に女をつくったことはない。

(見た目だけ)きらびやか世界に寄り集まる美しい人たちは多い。

その中から都合のいい女性を選べないわけでもない、と自惚れている。

しかし、結婚以来誓ってそんなことはしたことがない。

妻は私が外で遊ぶことを容認している。

というか、私に対しての興味が薄い。

関心がない。

ひょっとしたら、もう私に対して愛情がないのか?と思うこともある。

ただ商売をする上でお互いにお互いを補完しあうスキルが貴重すぎて手放せない、

夫婦というよりもビジネスパートナーと思っているのかもしれない。

そんな風に考えていた。

から乱パに行かなくてはならなくなったことも、

ビジネスとして仕方がないと最終的に割り切れてしまった。

妻が他の男に抱かれているところを想像するのは苦しい。

しかし、仕方がない。

これをしなければ商売は続けられないのだ。

それに今の生活を捨ててでも守るべき矜持などというものは、とっくの昔に捨て去ってしまっている。

妻も、もともとは生き馬の目を抜く業界営業第一線で働いていた女だ。

枕営業ひとつやふたつ、軽々と乗り越えてきたはずだ。

そして重要なことだが、一度参加すれば二度と三度と抜けれない蟻地獄のような誘いではなかった。

その乱パは参加人数は10人程度。

そのうちの半分はセクシービデオに出演している方々を高額の報酬で招いている。

主催者が見たいのは、素人女性が初めてプロ男優に責められて狂う様子とそれをみて苦しむ夫。

そして夫が自分より若くきれいかわいいセクシー女優とセックスするのを見て嫉妬に駆られる妻、

という構図だ。

から一度参加すれば、次回、また次回と参加を強制される性質のものではない。

なぜなら何度も参加して慣れることで夫婦感情の揺らぎがなくなるからだ。

主催者が見たいのは「セックス」ではなく「心のゆらめき」なのだ

パーティ都内の某所、邸宅というより要塞と呼ぶ方が相応しい分厚い塀に囲まれ建物の中で行われた。

参加者10人。

そのうち6人はセックスプロ(男女各3人)。

2人は素人(このパーティには常連の仕切り役の夫婦(今回私達がこのパーティに参加しなくてはならなくなったのはこの2人の誘いによる))、

そして残る2人が今回のメインである私達夫婦である

文春の続報、無理あるなあ

今更

 

引用

ここにきてA子さんは“後悔の念”に襲われているという。

「いま思えば全て彼らの計画通りだったのです。

(中略)

『8年後になぜ告発するのか』と批判されているようですが、私としてはここまで漕ぎ着けるのに8年もかかったことが悔しくて仕方ありません。

(中略)

LINE拡散することは、まさにセカンドレイプ

 実は、松本身体を弄ばれた翌日、A子さんは友人に対し、恐怖の体験を明かしている。小誌が入手したLINEには、次のように記されている。

ここだけの話だけど昨日の会はマジ◯◯ちゃん(友人の名前)は来なくて良かったよ!危なかったよ〉

強制的にそういう流れになって私はやんわり対応して最後のところはギリギリ守れたけど、断れなくて最後までって人もいたから〉

 参加者の一人である放送作家Xについては〈例外なく触りまくってきて全員としようとしてきたから、これまた女性も全員イヤな思いしてて〉

 また、A子さんと、別の参加女性LINEのやり取りには松本豹変ぶりに〈びっくりした〉と互いに述べる様が記録されている。

 NPO法人レイプクライシスセンター代表で、弁護士望月晶子氏は、「女性が事後に相手方へ『迎合メール』を送ることは、性被害者特有自己防衛行動に他ならない」と解説する。

被害者が平静を保とうと、普段と変わらない行動をすることは決して珍しいことではありません。むしろ弱者である被害者が、加害者におもねるような言動をとることはしばしばあります

(中略)

また、(松本小沢が)『合意があった』という意味合いで、こうしたLINE拡散することは、まさにセカンドレイプです」

 

・今思えば、全て彼らの計画通りだったのです

 →これって究極言えば、昔スーパーフリー東京地裁に「条件さえ整えば、特段の打合せもないままに、その場で直ちに輪姦行為に及ぶことのできる高度に組織化された輪姦集団」みたいな状態だって言いたいんだろうか?

 これはちょっとどうなんだろう、計画的セックスに持ち込める合コンシステム作ったらアウトならアウトだけど、そうなんか?もちろん無理やりしたらアウトだけど

 泥酔していたわけでもなさそうだし

・私としてはここまで漕ぎ着けるのに8年もかかった

 →これは誰も信じてくれないでしょう

 司法はそういうの関係ないとは思うけど、時効からわざと捜査させなかったのではと思われても仕方ない

LINE拡散することは、まさにセカンドレイプ

 →本件レイプではないのよ

・「私はやんわり対応して最後のところはギリギリ守れたけど」

 →やんわり対応したなら松本合意だと思ってるだろうし、不合意を8年越しに証明するのは難しくない?

・「びっくりした」

 →びっくりした以上の、怒りや悲しみの表現が出てきていない時点で弱い

・「女性が事後に相手方へ『迎合メール』を送ることは、性被害者特有自己防衛行動に他ならない」

 →これ言われたら何も言えなくならないか普通にコネ作っておきたかっただけに見える(というか8年何も見返りがなかったことに怒ってるのでは)

 

これ吉本側の名誉毀損は通りそうだけどさあ

名誉毀損=何もなかったではないんだよね

まあ隙を与えた松本側が自業自得ではあるんだけど

2024-01-09

anond:20240107061612

意味合いとしては郵政民営化の時のB層に通ずるものもあるが、

使っている文脈からは、対象に向けた上から目線攻撃性が加味されているように感じる。

2024-01-08

anond:20240108003632

アナルセックスのものは、キリスト教含む啓典宗教での宗教禁忌指定されていることからくるタブーへの挑戦という意味合いが濃厚なので、そういった文化的背景を共有していない日本人がヤッても特段キモチいいというわけではないと思う。

あいつらは情報を食ってる」と同じように「我々は情報セックスしている」のである

anond:20240108123532

(お前は母親とやってるような)クソ野郎

って意味合いになるんか?

そこがわからんのよ

anond:20240107214136

マザーファッカー、って侮辱語の意味合いがいまだにわからない。

おまえは母親とやってるやつだ、みたいな言葉のままでいいの?

そしてその意味合いみたいなのを教えて欲しい。

2024-01-05

anond:20240105225947

( ^ω^ )

「本作品における重要なコンセプトのひとつとしてタイトルにもある「救急」が挙げられるが、このコンセプトは放映年度である「'99年」、そしてこの年に発生するのではないかと言われていた災害から人々を守るという意味合いから来る「救急」のキーワードをかけたことにより成立したものである[1][2]。」

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%95%91%E6%80%A5%E6%88%A6%E9%9A%8A%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%96

2024-01-03

炎上しても謝罪しないほうがいい(2024年新版

炎上した時の最善の対処法は"沈黙"である

謝罪などをしてしまうとそれを材料さら燃えしまうし、

炎上側が炎上した事実を認めることになり、訴訟誤報リスクがなくなるためマスコミも挙って報道し始め、さらなる拡散、延焼に繋がる。

炎上しても謝罪しないほうがいい(2023年版)

anond:20230103181631

その根拠として昨年に引き続き2023年炎上しても謝罪せず見事鎮静化に成功した事例を振り返っていこう。

さだまさし

1月1日放送されたNHKの年明け生放送番組今夜も生でさだまさし」にて

出演者ももクロに「全員子どもを産んで2代目を作ってから引退してほしい」と発言

1月2日、一部界隈でこの映像拡散されセクハラである非難される。

さだ、番組からは反応なし。

成田悠輔

イェール大学助教授という肩書きタレント活動をしている経済学者

1月11日過去メディア出演で「高齢者老害化する前に集団自決集団切腹をすればいい」と発言していたことが拡散され、優生思想差別にあたると批判された。

しかし彼はこの件について沈黙を貫き、以降のメディア出演に影響なし。

イェール大学に問い合わせた者もいたが、大学HPの彼のページに「意見個人見解です」という旨の文言追記されただけでお咎めなし。

しょご先生

登録者17万人のYouTuber

1月9日群馬県「命と性ミュージアム」に展示されている産婦人科用の検診台に乗り、機械によって開脚させられている様子の動画

「足上がり過ぎてセックスどころじゃないセックスマシーンw」とのキャプションを付けてTwitter投稿

2月8日ごろ、一部界隈に見つかり不謹慎であるとの批判を受ける。

2月10日、検診台のメーカーであるタカラベルモントがこの炎上事案を指していると思われる抗議声明HP掲載

その後も彼の勤務先が特定されるなどしたようだが、投稿は削除せず批判の一切を無視してTwitter投稿継続

しばらくの間、彼が投稿する度に抗議リプライを付けられるという粘着行為を受けていたが、次第に数は減り、現在ほぼ居なくなっている。

だが最新投稿2023年11月18日の時点で未だに粘着しているアカウントが1~2名存在する模様。

再び投稿があった際粘着は現れるのか注目。

スープストックトーキョー

4月18日、全店舗離乳食キッズセットの提供を開始することを発表したところ一部界隈から、もともと独身女性客の多い場所だったのに居場所が奪われてしまう、など批判される。

その後の会社Twitter投稿の「お客さまのライフステージも変わり、ご家族やお子さまと一緒にご来店いただく方も増えてきました。」という文言女性結婚出産を当たり前だと考えている、独身者を客として見ていないと批判された。

4月26日会社声明を発表、好評を受けた取り組みであること、属性で客を差別することはないことを表明した。

しかしこの頃には既に批判を聞きつけた野次馬による擁護が優勢になっており半ば消化試合様相であった。

タマホーム

4月21日Twitterの人気アカウント滝沢ガレソがタマホーム女性社員の受けたパワハラ証言を紹介。

飲み会男性社員の膝に座らされ目に酒を入れられる暴行、その後適応障害の診断を受け休職を願い出ると解雇される、他暴言など。しか会社側は沈黙を貫き何も進展なく終了。

同社は2021年にも社長の反ワクチンや、社内LINEグループ風俗店レビューをさせていたことを週刊文春に報じられ批判を受けていたが同様に沈黙で事なきを得ている。

上場企業であるがその後も業績や株価を伸ばしている。

中日ドラゴンズ

5月7日キューバ人のライデルマルティネス投手通算100セーブ目を達成した記念にケーキが渡された様子が報じられる。

ケーキデコレーションに「亡命ダメ。ゼッタイ」という薬物防止の有名な標語をもじった文言が書かれていた。

これは以前在籍していた別のキューバ投手一時帰国アメリカ亡命日本に戻ってこなくなったことを揶揄したものであるとされる。

5月9日、一部界隈に見つかり不謹慎人権感覚の欠如などと批判される。

球団および写真掲載した中日新聞名古屋テレビからは反応なし。

推しの子

5月17日に放映されたアニメ第6話が女子プロレスラー木村花誹謗中傷を受けて自ら命を絶った事件酷似しているとネット上で指摘される。

5月21日、これを知った母親木村響子は無断でモデルにされたことに怒りを表明。響子さんに同情する声が相次ぎアニメ批判が集まった。

その後、原作者過去発言実在事件を参考にしている証拠が見つかる、第8話謎の放送延期、炎上後のアニメ公式Twitterで件の揶揄と受け取られかねない投稿があったことなどしばらく燃料が追加され続けていた。

さらに、炎上の発端となった木村響子アニメファンらが攻撃している様子も観測され、響子さんを守るためにもアニメ公式は何か声明を出すべきだとの意見も現れ始めた。

しかし、アニメ公式制作KADOKAWA集英社も完全沈黙アニメは無事全話放映され、いつの間にか鎮火していた。

東京都現代美術館

6月24日ドラァグクイーンが3~8歳の子どもを対象読み聞かせするイベント7月23日に開催することを告知。

一部界隈からドラァグクイーン女性性への揶揄で且つ性的表現を含んでいるため子どもに親しませるべきでない、女装男を女性として扱う価値観を広めることは女性尊厳を傷つけることに繋がる、などと批判された。

7月4日美術館声明を発表、以前から世界各地で実施されているイベントであること、子ども安全性的表現には配慮していることなどを述べた。声明文の最後に「嫌なら見るな」的な煽りと受け取られる文言があり引き続き批判された。

イベントは予定通り開催された。

NewJeans

8月23日メンバーハニのインスタグラム日本観光している様子の写真投稿される。

投稿キャプションには「our short trip to sushi land寿司ランドに行ってきた)」とあり、これが一部ファンから日本への差別にあたると批判される。

ステレオタイプ表現であるうえ、韓国には寿司女という日本女性蔑視するスラングがあるためそこから転じた侮蔑的意味合いもあるのではないかと受け取られた。

何も反応なし。

北海道近代美術館

8月27日特別展に展示されている作品ひとつ『十六恥漢図シリーズ』をTwitterで紹介。

その内容は、フェイスパックを剥がす女性自撮りしている女性、脛毛を剃る老い女性など、様々な女性現代人の欲望を描く名目で描いたものであった。

一部界隈から女性蔑視エイジズムなどと批判された。作品・作者だけでなく肯定的に紹介した美術館批判対象となった。

9月16日美術館作品の展示意図説明する声明を発表。声明は、なおも作品肯定的評価するスタンスであった。

引き続き批判されるも、作品の展示は継続された模様。批判を受けた後しばらく停止していたTwitter更新も再開された。批判していた界隈外で取り沙汰されることもなかった。

良品計画

9月22日無印良品ヘルス&ビューティカテゴリ製品プロデュースをしているという坂梨カズ氏がTwitterLGBT揶揄嫌韓などヘイト投稿をしている様子が発見され批判される。

ブランド運営する良品計画社に問い合わせた者によると「社内の製品設計に関わることなので回答は差し控える」との回答だったという。

以降進展なし。

ホロライブ

12月14日女性VTuber兎田ぺこらと宝鐘マリンウェディングドレスを着た動画サムネイル画像が公開され、12月15日に重大発表があると告知。

彼らに同性愛者の設定はないため、同性愛者・同性婚マジョリティから衆目を集めるネタにしている(クィアベイティング)と批判された。

4月女性声優高野麻里佳高木友梨香との交際報告をエイプリルフールネタとして発表し同様の批判を受け謝罪した事案があったため、この件も問題になるのではないかと指摘されていた。

予定通り公開された動画ブライダルドリームという曲のMVで、結婚夢オチとして描かれた内容であったため引き続き批判された。

反応なし。

総評

北海道近代美術館の件は公共団体施設女性性に絡んだ批判を突っぱねるという非常に珍しい事例だ。2021年東京都の「女子けんこう部」の件以来ではないだろうか。他に同種の事例を知っていたら教えてほしい。

女性性に絡む炎上一般的には論じることすら難しい話題であるためとにかく平謝りされることが常であった。政治的正しさを期待される地公体などともなれば尚更である

2023年で挙げるなら尾道市パンフレットの件、後述する川本町段ボール授乳室の件や浦添市TikTokの件が平謝りされていた。そんな中で謝罪せずに炎上を乗り越えた事例が現れたことは大きな変化だと考えられる。

しかもこの件は一部界隈でしか知られておらず、スープストックトーキョー事例のように擁護意見が集まっていたわけではなかった。つまり美術館Twitterリプライ引用リツイートには非難投稿ばかりが殺到していたのだ。謝罪をしないどころかスタンスを変えない旨の声明を出した美術館担当者は相当な胆力の持ち主だろう。

平謝りしてしまった事例にも変化がみられた。川本町段ボール授乳室の件は島根県丸山達也知事批判反論していた。その後丸山知事地位を追われるような動きはなく、公人でも女性性に絡む炎上事案に反論することが可能であることを示した。

浦添市TikTokの件は市長が平謝りしたが、女性蔑視だと批判された動画は削除しないことを表明した。第三者委員会を立ち上げ本当に動画問題があったのか審議するという。おそらく問題ありと判断されると思うが、現在も閲覧できる動画コメント欄擁護意見が優勢になっている。反論する度胸まではなかったようだが爪痕を残した。

筆者の考え

まず、謝罪が無かったからといって批判意見が無下にされたとは限らないということに注意が必要だ。

昨年筆者が2022年謝罪しなかった事例に挙げた日経新聞月曜日のたわわ広告の件は、炎上を受けて行動を改めたとみられる動きが後に確認された。以前は新刊ごとに広告を出していたのに頻度が減った、スポーツ新聞しか広告をださなくなったことが指摘されている。また2023年1月24日、仁藤夢乃氏がTwitter日経新聞電子広告webページ問題箇所を指摘すると、指摘投稿後のたった2時間以内に問題箇所が修正されるという出来事があった。

謝罪有無でどちらが勝ったor負けたと考えるのは早合点だ。上に挙げた2023年の事例も今後行動を改める可能性がある。

筆者が気にしているのは個別事例よりも全体の兆候だ。

いつ頃からか「○○したら炎上する」「○○は時代に合わない」と言われる光景ネットでもリアルでも目にする。これは火付けに奔走するネットの一部の者が、政治的に正しくないものを見つけては攻撃謝罪させ、被炎上側が悪者だと報道され喧伝される事象が繰り返された結果である

彼らは露悪表現需要がない、時代遅れだ、などとのたまうが、YouTubeTikTokエログロを匂わせた動画や露悪的なコント企画がビューを集めている様子を見ればそれが誤った認識であることは明白だ。

なのに彼らの動向がさも世の中全体の意見、時流だと広く認識されている現状がある。

これは炎上させる側が謝罪を求める理由ひとつでもあるだろう。

炎上側が批判意見を受け入れるにせよ受け入れないにせよ、謝罪をせず拡散報道を食い止めることは、彼らが増長することへの歯止めになると筆者は考えている。

謝罪しないという有効対処法が周知されることを切に願う。

終わりに、炎上事象に関してよく見かけた意見に筆者の見解を述べておく。

市川猿之助松本人志の性暴力事案がマスコミ報道されないのは芸能界への忖度だ」という意見

マスコミジャニーズ事務所の件から全く反省していない、という意見

冒頭にも書いたが、マスコミなどは何らかの訴訟誤報のおそれがないことを確認してから報道する。訴訟誤報のおそれをなくすには第三者事象を認められることが必要だ。被炎上側の謝罪リリースの他に、警察発表、裁判、後述する行政処分記者会見などがそれにあたる。

2者はどちらも週刊誌報道から進展がないため現在対応妥当だといえる。

逆に山川穂高の件は彼が書類送検された途端一斉にマスコミ報道されている。

ジャニーズ事務所の件の反省あくまで当時の文春報道を認める最高裁判決無視したこと反省であるNHKクローズアップ現代でもそのように反省の弁をまとめていた(2023年9月11日放送回)。週刊誌報道があった時点で取り上げるべきだという意味ではない。

いい加減、みな学習して陰謀論めいた批判を垂れ流すのはやめてほしいものだ。

ビッグモータージャニーズ事務所沈黙を続けた結果大事になった」という意見

よって炎上したらすぐに謝罪すべきだ、という意見

これは間違った認識であるビッグモーターの件がマスコミに取り上げられ始めた起点は6月27日宇都宮南不正車検による行政処分ジャニーズ事務所4月12日岡本カウアン氏の記者会見が起点だ。これらの事象謝罪有無の因果はなく、どう対応しても大事になっていたと考えられる。そして謝罪報道起点になる事象であるため謝罪しないほうがリスク回避になる。

ジャニーズ事務所の件はBBCが取り上げたおかげだという意見も多いが、筆者は岡本カウアン氏の記者会見のおかげだと考えている。五ノ井里奈氏、伊藤詩織氏の件も記者会見マスコミ報道の起点になっている。

2023-12-29

anond:20231228202344

児童養護施設職員です。

児相職員さんともいろいろ連携取ってた視点からいくつか。

・たしかに一時保護での生活制限は多い。

特に虐待のケースだと、「親から隔離」の意味合いが強いので、外出や通信制限がかかる。他に入所してる児童個人情報保護のためにも

なので、なるべくここにいる期間を短くするために、児相職員面談と調整を繰り返して今後の処遇を決めていく。

ちなみに一時保護所は基本的にいつでも満員に近いので、保護必要だけど保護所はもう受け入れできない……って時は、「委託一時保護」という仕組みがある。児相管轄内にある施設でその児童保護を代行する仕組み。入所児童とは別の空間を用意するけど、保護所よりは多少穏やかな雰囲気で過ごせることもある。

児相の質は地域ガチャ職員ガチャがあるにはあるけど、基本的にどの人も真面目に真摯仕事してくれている。まあでも相性もあるのであんまりアレだと担当代わったりもする。

一時保護から施設入所、保護者との交流学校関係手続きとかも基本児相が主導で動いてるよ(入所中の学校行事とかは施設職員が行くけど、児相とは常に連絡取り合ってる)。入所してからも頻繁に施設面談に来たり、児童のほうがバイトだとか部活で捕まらない時は職員生活の様子を聞き取りに来たり、あと親への対応はほぼ児相が担ってる。親と児童との交流(段階としては面会→時間制限ありの外出→外泊)の調整や、虐待のケースであればペアレントトレーニング実施するとか、その辺りも全部児相。だからこそガチャの結果が大きい……(対応が難しい人が多いので)

兄弟はなるべく一緒にしようとしてくれる。

まあ施設の空きに左右されてしまうところもあるけど、兄弟を分離させずに受け入れられる施設基本的には頑張って探してくれている。一緒にいてくれたほうが処遇もしやすい。

ただ、兄弟関係が良くなかったりする際はあえて別の施設に分けることもある。

他にも思い出したら追記する。

基本的に「こんな仕事なんかなくなればいいのに」って思いならやってるよ。本当にね。

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