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はてなキーワード: エネルギー変換とは

2024-03-19

anond:20240319104109

筋肉を増やしたい人の食事筋肉を使ってる人の食事ちゃうねん……

肉体労働なら糖質脂質取らんと、アミノ酸エネルギーにならんこともないけどエネルギー変換するときアンモニアとか有害物質出まくるねん……

2023-08-23

日本研究は広く浅くやるべきなのか

判断材料をChat GPT先生に教えてもらいました。

関連ブクマhttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20230822/k00/00m/040/214000c

アメリカ日本で盛んな分野のトップ5は?

アメリカ日本大学における理系研究で、盛んな分野のトップ5をそれぞれ箇条書きにしてお答えします。

アメリカ大学で盛んな理系研究分野は以下の通りです。


日本大学で盛んな理系研究分野は以下の通りです。




アメリカ日本理系大学研究成果が経済に結びつきやすいのはどちら? その理由は?

一般的に言えば、アメリカの方が日本よりも大学研究経済に与える貢献度は高いと考えられます。その理由として、以下の点が挙げられます

アメリカでは、大学研究成果を産業界に移転する仕組みが整っており、特にベンチャー企業の創出や成長につながっています。例えば、スタンフォード大学マサチューセッツ工科大学MIT)などは、シリコンバレーボストンエリアといったイノベーションの中心地に位置し、多くのハイテク企業スタートアップ企業連携しています。また、大学発ベンチャーの成功事例としては、グーグルフェイスブックなどが有名です。

日本では、大学研究成果を産業界に移転する仕組みが十分ではなく、特にベンチャー企業の創出や成長につながっていません。例えば、日本大学発ベンチャーは、アメリカ欧州と比べて少なく、また規模も小さいです。その原因としては、日本大学知的財産管理ライセンス交渉能力が低いことや、日本産業界が新技術や新製品に対する需要が低いことなどが挙げられます

以上のことからアメリカでは大学研究経済に与える貢献度は高く、日本では低いと言えるでしょう。もちろん、これはあくま一般的な傾向であり、日本でも優れた大学発ベンチャーは存在しますし、アメリカでも大学研究経済に貢献しない場合もありますしかし、日本アメリカから学ぶべき点が多いと思います


日本アメリカにおいて、お金になりやす研究分野をそれぞれ挙げてください。

アメリカ日本において、お金を生みやす研究の分野は、それぞれ異なる傾向があります

一般的に、アメリカでは、医学生命科学コンピュータ情報科学工学などの分野研究開発費の多くを占めており、高い経済効果や社会的影響力を持っています1。

日本では、自動車ロボットなどの製造業に関連する分野研究開発費の大部分を占めており、国際競争力を高めていますしかし、日本研究開発費は、GDP比で3.3%と先進国の中で低い水準にとどまっており、基礎研究や新領域研究に対する投資が不足しているという課題があります。そのため、日本では、エネルギー環境生命科学医療人工知能ビッグデータなどの分野において、イノベーションを生み出すための研究開発費の拡充が必要とされています

2023-08-09

anond:20230809144903

草食動物は食べる量が異常

例えば牛なんて青草60kg、水80リットル、その上運動しない

しかも牛の胃は草を効率よくエネルギー変換できるように出来てる上に草を分解してくれる微生物まで胃に飼ってる

人間変換すると毎日3kg~5kgの野菜と5Lの水を飲み食いしてごろ寝してる状態

2023-02-03

水星魔女考察というか予想~結局クワイエット・ゼロって何するの?

ミオリネは「グループを立て直す起爆剤」として会社設立提示しました。

でもこれ、デリングからするとミオリネの横にいるスレッタに首輪をつける手段に使えるんじゃないですか?

この形になると、会社設立のものプロペラに対する牽制にも使えます

お前が送り込んだ手駒(スレッタ)は私(というかミオリネ)の手の内にある、と。

まりデリングは、78億使って娘可愛いポーズを外向きに取ると同時に、78億の重さでミオリネをスレッタの鎖、または首輪として利用しているのです。

ずいぶんお高い首輪ですね。

 

かなり楽観的だけど、デリングは2話でミオリネが言い放った「私たちが勝ったらあんたはスレッタを婚約者として認める」に賭けたんじゃないでしょうか。それくらい娘のことは買っている、というか理解しています

けれど、決闘無効にしてスレッタを水星に送り返し、別の婚約者を宛てがおうとしたくらいにはスレッタ自身のことは信用していません。

だってスレッタはプロペラの娘ですから

ミオリネはスレッタを信用しています。でもスレッタが今後ミオリネに何をするか、デリングにはわかりませんから

ミオリネが決闘に勝ったらミオリネがスレッタの「首輪」になります

ミオリネが審問会に乗り込んでくるほどスレッタを気に入っていること、おそらくミオリネがスレッタを手なずける/スレッタがミオリネを裏切らない状態になることを考慮したのではないでしょうか。

ミオリネが決闘に負けたら、デリングが用意した婚約者とミオリネが結婚することになります

どっちに転んでも、この決闘を了承したところでデリングに負けはありません。

 

仮にスレッタとミオリネが結婚したとしても、レンブラン父娘とシン・セー開発公社だけでは総裁選を勝ち抜けません。

それはプロペラもわかっていることです。

あくまでもスレッタをミオリネの側に送り込むのがプロペラの主目的です。

何かでうまく転がって二人が結婚すればそれでよし、そうでなくてもプロペラにとっては構わないのです。

スレッタをミオリネの側に置いてデリングを牽制するのが狙いですから

あんたの娘の命はこっちの手の中よ」って。

これで、デリングvsプロペラの構図一発目ができました。

まりスレッタという存在を介してデリングとプロペラ綱引きをしているのです。

ミオリネは関係者のようでいて、実は蚊帳の外です。むしろデリングとプロペラ、両者に利用される立場です。

 

二発目、クワイエット・ゼロの主導権争い。

株ガンに耳目を集めることで、グループ内でも秘密クワイエット・ゼロを隠す。

これがプロペラの言う「カムフラージュ」です。

しろ総裁の娘発案の会社です。嫌でも注目は集まります

デリングが11話で「今は私の計画だ」である以上、発案者はデリングではありません。むしろ彼は出資者です。

では発案者は誰でしょう?

これはプロペラ=エルノラ・サマヤしかいません。いまさら登場していない人物計画黒幕にはしないでしょう。

エアリアルネットワーク構築データクワイエット・ゼロ計画の進行に必要なら、それを提示できる人間こそが計画の首謀者です。

でも、この二人の計画の終着点は同じではありません。

プロペラ最後最後計画横取りするつもり……ですよね、これ。

 

 

三発目:クワイエット・ゼロ計画ってなんですか

 

水星魔女プロローグにおけるヴァナディース襲撃事件ですが、そもそもフォールクヴァングってどこにあるのでしょう?

そしてガンダム・ルブリス水星まで飛んで行けるほど電力あったんでしょうか?

 

スレッタ&エアリアル水星から貨物船に乗って学園のあるフロントにやってきました。

おそらく学園のあるフロント地球圏と呼ばれる範囲の中だと思います

エアリアルの電力が水星フロントまで持つのなら、操縦するスレッタの体力を考慮してもエアリアルで学園まで飛んで行った方がお金からないですよね。しかスレッタ、貨物船の中でエアリアルコックピットにいますから、ただ運んでもらうだけの最低料金しか払えてないんですよね、あれ。

 

まり水星から学園のあるフロントまではエアリアルで移動できません。

同様に、エアリアルより形式が古いルブリスでは、地球から水星に移動するのは難しいのです。

どうやってサマヤ親子は水星にたどり着いたのか。

ここが、デリングがクワイエット・ゼロに絡むポイントとなると思います

 

デリングは1話で3期連続赤字を出したパルネオ社に「潰れろ」と言い放っています

利益を出さなものに、彼は興味を示しません。彼は厳格な企業人です。

まりクワイエット・ゼロは彼にとって投資してリターンの見込める事業なのです。

ただし、これに「ガンダム(ルブリス)」が関わっているため、カテドラル前身としたベネリットグループの総裁である彼はおおっぴらにクワイエット・ゼロ計画を表に出すことができません。

エアリアル接収/廃棄したいのは、いずれクワイエット・ゼロを表に出すための布石、そしてクワイエット・ゼロを進めるためのデータ収集機体として手元に残しておきたいのでしょう。

デリングは元軍人です。兵器の使い道ならいくらでも思いつきます

 

マヤ親子がフォールクヴァングを後にして水星に逃げる際、最大のネックとなるのがエネルギー/動力です。

フォールクヴァングのある地球から水星まで、その距離は8210万〜2億1710万km(公転しているため距離が異なる)。

もし最大値である2億1710万kmだった場合、ルブリスでは水星にたどり着くのは不可能ではないでしょうか。

ここで、デリングがガンダムを受け入れるに至った理由が発生するのではないでしょうか。

 

発生した可能性があるのは、

1)量子テレポート

2)青パーメット発現によるエネルギー変換効率の向上

エアリアル12話時点でパーメットスコア6を達成していますスコア6は特定空間内におけるガンビットネットワーク構築です。ガンビット達はこのネットワーク内で情報交換、あるいは周辺区域の索敵を行い、エアリアルパイロット情報として提供しています

パーメットスコア3で自分の体にはない機能ガンビット」を手足のように動かし、スコア6で自立型索敵ネットワークを構築したのなら、スコアさらに上がったその先にあるものは? 時間空間自在操作する……福井晴敏氏が提唱する「ニュータイプ能力の発現にほかなりません。

赤子が服を着るようにGund-arm操作するのなら、Gund-armスコア向上の先にあるのは時間空間操作……四次元空間移動「量子テレポートしかないと思います

この量子テレポート再現し、実用化してベネリットグループの基幹事業として組み込む。これがデリングの狙いではないでしょうか?

青パーメットは、プロローグでエリクト・サマヤが発現させています

一方で、赤パーメットを出した廃人達は、意識を失ったまま赤パーメットを光らせつづけています。これは、廃人と量産試作ルブリスAIが未だ接続されたままの状態しかも、データストーム押し付けられている)です。

他方、エリクトはエルノラとルブリスの間にデイジーチェーン状態で繋がって、ルブリス意思の交換を行っています

ここで思い出すのが9話のグラスレー寮との対抗戦で出てきた「アンチドートオーバーライド」です。

オーバーライドとは、ハッキングしてきた相手に逆ハッキングを仕掛けている状態だと思ってください。

青パーメットは、人間側がAI側に逆ハッキングを仕掛けている状態だと考えるのが妥当でしょう。

そして青パーメットの行き着く先は、AI支配時間空間操作する一方で、接続した人間意識AIに吸い込まれている状態だと予想されます。つまり、パーメットスコアが上がり、エリクトがルブリスAI支配して、量子テレポートを敢行した結果、エリクトの意識がルブリスAIに吸い込まれしまったのです。

2)はルブリス地球から水星に移動するだけのエネルギーを賄えた場合モビルスーツ1機で戦艦並の動力が確保できたことになります

莫大な金額をかけて大型ジェネレータを作らなくても、モビルスーツサイズで大型ジェネレータと同じ働きができるのなら、アド・ステラ世界における電力供給が大幅に低コスト化されます

これをベネリット・グループの基幹事業として組み入れることができれば、グループの「起爆剤」となり、企業戦争の「ゲームチェンジャー」となり得るのです。

ミオリネのGUND医療事業がなくても、あらた収益の芽としてこちらをグループで育てれば良い。

そのためにはルブリスエアリアルを強化して、エリクトが青パーメットを発言させた状態と同じ条件で稼働させる必要があります

エアリアルネットワーク構築データ」を利用して、フロントクエタにある機材で低コスト高出力のジェネレータを作っているのではないでしょうか。あの縦穴がまるごとジェネレータになれば、とんでもない電力が作り出せるかも。

 

プロペラはこの膨大な電力とネットワークを用いて、エアリアル(ルブリスAIの中に吸い込まれエリクトを表層に連れ出すのが目的ではないでしょうか。

エアリアル=Gund-armをまとったエリクト。ただし現在エアリアルAIが表層に出てきているため、対グラスレー寮戦のような状態にならないとエリクトが出てこれない……とか。

 

 

プロペラ復讐って

 

デリングに少しずつダメージを与え、最後デリングを殺すんでしょうね。

自分家族を、仲間を殺したリーダーが「英雄」と讃えられている世界は、プロペラ=エルノラであるとするなら唾棄すべきものでしょう。

自分と同じ、もしくはそれ以上の苦しみを彼に与えたいのなら、ジワジワと彼の家族一人一人を手にかけた方がダメージ大きそうですよね。「また守れなかった」ってなるので。

ですので、プロペラデリングの妻、ノートレットの死に一枚噛んでるのではないでしょうか。

弱いもの順に倒してデリングの力や意思を削ぐならミオリネ→ノートレット→デリングですが、これですとミオリネの代わりを生み出されかねないので、まずノートレット、次にミオリネ、最後デリングの順番で殺すつもりなのか、あるいは最初にミオリネを殺すつもりだったのがノートレットがミオリネをかばって死んだのではないかと予想します。

 

からデリングから可能ならベネリットグループを取り上げられれば、プロペラ復讐デリングを対象にしたものであった場合、ミオリネとスレッタの結婚ってプロペラにとっては願ったり叶ったりです。

スレッタはプロペラの言いなり(12話時点)です。

ミオリネと結婚してグループに影響を与える立場スレッタがついたら、間接的にグループを操ることができます

これなら「デリングざまあみろ」になります

 

ただし、デリングもプロペラの思惑に気付いているでしょうからデリングとプロペラ綱引きは続きます

2022-10-26

anond:20221025114941

当然だけど、地中の石油燃料タンクを気密化して圧縮水素タンクにできるわけではないので、転用はできない。単に立地を使えるというだけ。めちゃめちゃ金かけて、分子が小さく透過性の高い水素気体を封入できる高圧圧縮水素タンクを、おそらく地上に設置することになる。あと、高圧ガス保安法の絡みがあるので、保安基準を緩めなければセルフは無理。

あと水素幻想持ってる人達に考えてほしいのが、水素を作るうえでCO2排出がなく、技術的に確立されてる方法は、現時点ではグリーン水素電気エネルギーで作る水素しかない、ということ。ブルー水素化石燃料の改質で作る水素)は、いまだに高効率炭素回収技術確立してないし、そもそも化石燃料自体の枯渇問題については抜本的解決をもたらさない。言い換えると、水素というのは電力が形を変えた二次エネルギーキャリアなのね。

で、FCV場合は、どこかのプラント電気を使って水素を作って、それを水素ステーションに運んで、FCV車に注いで、車の中で燃料電池に通して、電気を作って、モーターで走る。もっと抽象化して言えば、電気から別のエネルギーキャリアを作って、動かして、末端でそれを電気に戻して、モーターを廻す。つまりFCVというのは、本質的には「EV燃料電池と高圧水素タンクをくっつけたクルマ」なの。多段階のエネルギー変換を、しかも途中で運搬や貯蔵という非効率プロセスを挟んで、クルマ側の要素技術を増やしてでかくして、何とかやろうとしてるわけ。こんなのエネルギー採算的に成り立つわけないんだよ。

もうひとつ話題に出てた水素エンジン車は、はっきりいってFCVよりさらに将来性がない。実用的民生車としては実現不可能。なぜなら、水素エネルギーキャリアとしての効率がめちゃめちゃ悪いから。詳しくは以下で書いた。https://anond.hatelabo.jp/20210827145742

2022-05-06

YOUTUBE書籍解説動画読書代替になりえない3つの理由

普段そんな本読まないけど折角のGWからユヴァル・ノアハラリの『サピエンス全史』を読んだ。

この本を知ったのは中田敦彦youtubeチャンネル投稿されてた書籍解説動画が切っ掛け。

(URL:https://m.youtube.com/watch?v=fud4-L2lnqQ)←一時間で見れるよ。面白いから見よう!

流石に書籍の内容は難しく、読了までに丸5日はかかったけれどその価値はある体験だった。結構難解かつグロテスクな内容なので余裕があるときおすすめ

読了後、内容の復習も兼ねて前に見た中田敦彦書籍解説動画をもう一度視聴した。

俺はあれだけの濃密で膨大な内容を3本1時間動画にまとめた中田の手腕に感心したし、YOUTUBE大学ファンなのでこのチャンネルオンラインサロン否定するつもりではないと予め記しておく。

また今回見たのが上の動画だっただけでこれからする主張は他のチャンネル動画にも当てはまる。

その上で、解説動画を見ることは読書をすることとは別物、言ってしまえば別格の体験だと感じた。

以下その理由

なお『サピエンス全史』読んでない人には伝わらないところが多々あると思うがご容赦を。読んでくれ。

中田敦彦動画も話に出すから見てない人は下に行く前に見てくれると嬉しい。

それでは。

~~①動画という媒体では本の内容の全てを収録することはできない。

中田敦彦動画を例に出す。

動画内で解説されていた本の内容をものすごく短くまとめると次のようになる。

20万年前に東アフリカ誕生したホモサピエンスは、認知革命で得た「想像のものを実際にあるかのように扱う」能力を以て他人類を絶滅させ地球覇権を握った。

その後、得た認知能力を基盤として農業革命科学革命に至り飛躍的に文明を発展させていった。

しかし発達した文明がもたらした幸福自由人間以外の生物の膨大な犠牲の上に成り立っている。

また生化学工学等の科学進歩によって人間はいつか人間以上の存在を創り出し、地球の頂点の座を取って変わられるかもしれない。

とこのようになる。

以下は動画内では触れられていなかった内容の一部殴り書き。(再三になるが読んでない人はマジで意味からないので注意)

狩猟採集時代サピエンス世界進出することで他生態系に与えた破滅的影響

食糧の増加とそれに伴って増える食い扶持を満たす農業無限地獄

・脳の記憶能力凌駕する膨大な生産物管理するための記憶媒体文字

認知革命虚構によって成り立った団結と秩序、そして差別ヒエラルキー

・”貨幣”という概念のヤバさ(普遍的な転換性と信頼性及び浸透力)

・”帝国”の性質、拡大と変革のサイクル

ヨーロッパ帝国と他地域存在した帝国比較

帝国拡張科学の発展によって人類史上初めて築かれた将来への信頼

・”拡大するパイ”の前提に成り立つ経済の好循環

産業革命本質エネルギー変換という発想の発明

国家市場経済個人支配する過程で奪い、与えたもの時間地域コミュニティ人権職業想像上のコミュニティ平和

・神になった動物が問われる「我々は何を望みたいのか?」

軽く書き連ねるだけでもこれだけの内容が動画の中では触れられていなかった。

繰り返しになるが認知革命を軸としてサピエンス全史をまとめきったこ動画センスには脱帽するし、この動画を見ることで俺の中で新しい発見も生まれた。

だがしかし、これは認知革命一本だけでまとめられる程度の内容ではなく、認知革命も一つとして含めた様々な要素が複雑に積み重なった壮大な本なのだ

帝国”についての事前の理解がなければ、その後に続く科学×帝国×資本主義の最強コンボの強さが分からない。

狩猟採集時代サピエンス生態系破壊を知らなければ、環境破壊産業革命以後だけの近代現象勘違いしてしまう。

中田敦彦サピエンス全史が読まれない理由として「話が長く、脱線するから」と言っていたがその脱線は後の章への伏線であり、その長さは意味のある長さなのだ。(中田自身はそのことを百も承知だろう、とは思うけど)

膨大な内容を動画に納めようとすると、どうしても内容に影響のある圧縮をしなければならない

からその動画を見ることは読書にはなりえない。これが理由ひとつ

~~②本の中の分からないことを新たな知識にすることができない。

どういうことか、俺の読書を例に取る。

まず俺は本を読んでいた5日間の中で50回以上google検索をした。

話についていく上でどうしても必要だった知識もあれば、本筋に関係ないけど興味本位で調べた単語もある。

しか中田動画の中では分からない言葉は無かった。

前者は誰でも分かる平易な言葉に言い換えられていた。後者についてはそもそも出てこなかった。

ヒトラーキリスト教の話は出てきても古代シュメール人16世紀オランダの話が動画内になかったのは我々視聴者がそれを聞いてもピンと来ないからだろう。

シュメール人オランダのことを知らなくても本の粗筋を頭に入れることはできる。

そういった”無駄”を削ぎ落とすことはは”わかりやすさ”への親切な最適化なのだ

だがそれは同時に新たな知識との出会いの鍵を失うことを忘れてはならない。

から解説動画視聴者することは読書したことにはならない。理由のふたつめ。

~~③読書している最中に何かを思い付くことができない。

俺は読書の途中で考えごとに耽ること度々があった。

食糧が増えることで人口が増加したのであれば(マルサス人口法則というらしい)、食糧含め最低限度の生活保証されている筈の先進国少子化は何が原因なのか。教育コスト生活レベルの上昇によって現代人の考える”食い扶持”は昔のそれより遥かに大きくなったのか?

未来好転するという思い込み経済の好循環を創るのであれば悲観論が多数を占める日本の今後は?

↑これは悲観論根拠悲観論を唱えるマトリョーシカになって面白かった。

読書することと本の解説動画を見ることって何が違うんだろう?

↑これを考えて結構自分なりに納得のいく結論が出たのでここに投稿している。

等々、本に関係のあることないこと色々なところに思考が飛んだ。

読破に5日もかかったのは難しかったのもあるが、この考える作業時間を取られたのも大きい。

まぁ俺ごときが考えることは既に先駆者がいるもので。

先ほど挙げた上2つはググったら同じことを言ってる人がいたし、多分これも探せば既出なのだろう。

というか当たり前のことをアホがドヤ顔エウレカ!と叫んでいるだけなのかもしれない。恥ずかしくなってきた。

でも思索自体が楽しく脳味噌を鍛えられる体験だったし、その過程で更に洗練された他人思考出会うことができた。

これは動画を見るだけでは決して得られないものだ。

何故なら動画自分思考情報を受信することで一杯になってしまうからだ。

本を圧縮した密な情報を、語り部という他人のペースで受け取らなければいけないので脳の処理がそれ以外に使えなくなる。

文字という情報媒体自分の読む速度に合わせて情報が入るので動画よりも、脳のメモリに余裕ができるのだ。

youtubeにも一時停止機能はあるが、手間で面倒なので考え事をするためにわざわざ動画を止める人は殆どいないのではないだろうか。

第一書籍よりも情報が少ないのでそれを土台として思考するにも限られてしまう。

なので解説動画読書にはなりえない。

~~さいごに

話は脱線するが中田のこの動画は「生物学」+「歴史」+「科学」をまとめた本書の外から見た独自性動画最初で触れたところが凄いと感じた。これのお陰で内容を理解する下地ができて、話がわかりやすくなっている。

持論になるが解説動画価値、求められている「わかりやすさ」とは本の内容をいか単純化するか、ではない。

その本に書かれていない情報を本の中身に追加し、不足を補うことで視聴者理解の手助けをすることにあると思う。

またyoutube動画視聴者と本の架け橋となるのは素晴らしいことだ。俺自身サピエンス全史を知ったのはこの動画が切っ掛けだ。

から中田敦彦動画は最高だ。それは揺るがない。あっちゃんありがとう

ただコメント欄動画を見ただけで終わってしまう人がいて、それが俺には物凄く勿体ないことだと感じた。

今回改めて気づいたのは読書という体験の複雑さと楽しさだ。作業ではなく体験として読書にはそこへ時間を注ぐだけの価値がある。

インターネットが発達した現代からこそ、みんな!本読もうぜ!!

2021-11-05

anond:20211028141326

全部反論するとキリが無いので目立ったところだけ言及しますね

災害時について

自然災害の後、電気が真っ先に復活するかどうかは災害の規模によります。たとえば東日本大震災場合ガソリン不足は被災地(仙台市内)でも1ヶ月ほどで解消されましたが、電力不足災害翌年にまでも全国的問題になりましたよね。

全ての自動車/トラックEVである状況で大災害が発生し、東日本大震災と同等、またはそれ以上の電力不足に陥った場合。電力不足により自動車を動かせず、被災地だけではなく日本全国の物流が1年以上にもわたって影響を受け続け、経済的に大きな打撃を受けるリスクが考えられます

EV信者バッテリーを電源として利用できることを理由に「EV災害に強い」と主張しますが、「災害に強い」の意味を履き違えてはいないでしょうか。

災害に強い」とは、数日で復旧する程度の災害において快適に暮らせることではありません。東日本大震災のように想定を遥かに超える最悪の事態が起こったとしても、多くの国民が細く長く生き延びることができ、いち早く、かつ確実に復興できることを、「災害に強い」というのです。

かにEVは数日の停電で済む程度の災害時に快適に暮らすためには良い道具かもしれません。しかし、未曾有の大災害において命を守り、そこから確実に復興することを主眼とした場合EVシフトが済んだ社会はあまりにも貧弱です。

ソース一覧】

https://www.news24.jp/articles/2021/03/05/07834380.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E5%8D%B1%E6%A9%9F#2011_-_2012%E5%B9%B4%E5%86%AC%E5%AD%A3%E3%81%AE%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E5%8D%B1%E6%A9%9F

大雪立ち往生について

大雪立ち往生でEVが抱える最も困難な問題は充電の問題です。ガソリン車であれば燃料を携行缶で持ってくることができますが、EVではそれができません。

上の項に書いたように、災害時に大切なのは細く長く生き延びることです。暖房をかけっぱなしにできる分EVの方が快適かもしれませんが、電池が切れたらそこでおしまい。長く生き延びることも、立ち往生が解消された後に移動することも困難になります

一酸化炭素中毒リスクはありますが、定期的に除雪を行い(めんどくさいがエコノミー症候群の防止になる)、必要最低限の暖房が済んだらエンジンを切る方法であれば、ガソリン車の方が大雪立ち往生においてよっぽど有利ですし、EV大雪脆弱なのは明白です。

この問題が身近にある豪雪地帯で、果たしてどれだけの人がEVを所有したいと思うでしょうか。命に関わる問題ですから、これはEV信者が考えている以上に重大な問題ですし、EVが普及できない理由に十分なりえます

余ったガソリン/軽油の使いみち

これはどちらかというと国際的問題です。

仮に各国が完全にEVシフトしたとしても、ガソリン軽油生産はなくなりません。なぜなら、原油蒸留されることによって利用されるからです。

原油は燃料以外に、プラスチック生産にも利用されますプラスチック生産にはナフサが使われますが、原油蒸留してナフサを取り出す過程で、軽油ガソリンも作りたくなくても生産されてしまうわけです。

仮にEVシフトしたとしてもプラスチック生産が止まるわけではありませんから軽油ガソリンは今まで通りどんどん生産されていきますEVシフト完了し、ガソリンの使いみちが無くなった世界で、この余った燃料をどのように使えばいいんでしょうね。

仮に余った燃料を火力発電に利用し、EVを動かす電力に当てる場合検討してみましょう。

石油を燃料とした火力発電の熱効率現在最大で40%ほどですが、将来的な技術革新考慮し45%とします。さら輸送ロスは5%、EVに搭載されるモーターのエネルギー変換効率は多く見積もって90%ほどですから、最終的な変換効率は、

 (45-45*0.05)*0.9=38.475%

となり、現行のハイブリッドカー(熱効率40%強)の方が良い結果となります

火力発電所(石油)の熱効率50%に到達してやっと、EVエネルギー効率ガソリン車と同等になりますEVガソリン車に対して優位になるためには、火力発電所(石油)には60%近い熱効率が求められるでしょう。

また、エンジン車やハイブリッドカー進化は止まっていないこともお忘れなく。研究室では単体で熱効率50%を超えるエンジンが既に開発されており、「ガソリン車で熱効率50%オーバー」は既に現実的目標となっています仮定仮定を重ねるEV信者論法に則り、ガソリン車の熱効率50%に到達したと仮定した場合火力発電所(石油)が59%程度の熱効率を達成してやっとガソリン車と同等のエネルギー効率となります

ソース

https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1408/26/news009.html

https://www.tepco.co.jp/corporateinfo/illustrated/electricity-supply/transmission-distribution-loss-j.html

https://www.jst.go.jp/seika/bt2019-04.html

2021-07-08

anond:20210708173216

材料不足になりそうなのとエネルギー変換効率低そうだから向いてなさそうとなんとなく思ってた

しかダイソン球を作るほどの技術があれば太陽光発電の凄い版というのもありえるか

2020-12-21

追記】みんなキャプ画像1枚でトラウデン直美さんを叩いてるけどさ

ニュースの切り取りじゃ意味が正しく伝わってないんじゃないか?とか思って内閣官房一次ソースを探したわけ

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/carbon-neutral/dai1/gijisidai.html

するとあの発言にはこんな深い意味が!……という発見特になく、あっけらかんと「お店の人にAsk!「この商品環境配慮してる?」」だのなんだのとご提案そばしていらっしゃったんだけど

きっとコンビニユニクロじゃなくて百貨店とか高級ブランドが頭にあったという推察は合ってると思う

なんせトラウデン直美さんは88000円のエシカルワンピースを着こなすCanCamモデルから

https://cancam.jp/archives/890187

でもトラウデンさん以外の参加者も大差ないんだよ

大学生環境サークル代表プレゼンがこれなんだけど

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/carbon-neutral/dai1/siryou5.pdf

インスタで発信だの布マスクだの大豆ミートだの、トラウデンさんのマイ食器やお店の人にAsk!と同レベル提案

トラウデンさんが推薦入学だと叩かれてるけど、東大生提案だってこんなもんだ

大学生の身空で「自分もできること」を出せと言われても、やれることは限られてる

それから突飛だったのは武井壮さんのプレゼン

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/carbon-neutral/dai1/siryou6.pdf

地球上で運動する人間の総運動量をエネルギー変換⇒CO2排出を抑えられるのでは。」ってなんなんだ?3回読み直しても理解できなかったけど、要は自転車こいで発電するようなのをスポーツトレーニング全般で行えるようにするということなのか

エネルギー変換効率どうなってるんだろうな、遠大なイノベーション

大人参加者にも気候変動の専門家はいないし、そもそも尺が1時間しかないなら1人あたりの発言時間は5分ちょっとだよな

政府にとってはこのフォーラム参加者プレゼンの内容なんかどうでもよくて、やってる感アピール民間若者の声を聞いてるアピールに利用されているだけじゃないだろうか

それなのにたまたまニュースで取り上げられて1人だけ大炎上したトラウデンさんには同情する

そういうわけで、もし叩くならトラウデンさんだけじゃなくて「畜産業仕事を奪う気か!」「布マスク不織布マスクより効果が薄いんだぞ、アベの手先か?」「運動エネルギーの変換って何?」と他の参加者にも同じように難癖をつけてほしい

追記

面白かったブコメに返信する

大豆ミート

牛や羊の排出するメタンガス問題になっていること、とくに牛肉生産までに飼料や水などの資源をかなり費やすことは知ってたが、大豆ミートは「でもお高いんでしょ?」と食わず嫌いしてた

ブコメを見て検索したら案外安いんだな、情報助かる

おいしくて日持ちするなら今度試してみる

エネルギーハーベスティング

全く知らなかった。情報助かる

武井壮さんには申し訳ない

どちらにしてもスポーツでの実用化は遠そうだが、ヤスキジャンプならそこそこの規模で発電できるか?

武井壮さん

申し訳ない

>mats3003: 大人視点からちゃんと"啓蒙"せにゃならん

>spark7:環境大臣の提案レベルも勘案すればそんなもんかと http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/carbon-neutral/dai1/siryou13.pdf

若者よ、これが日本大人

>memorystock: 「素人集めて遊んでんじゃねえぞ」とガースー批判すべき案件でしたよね最初から。で、こんなおふざけを擁護するハフポスやその読者って、本当に環境問題シリアスな関心持ってると思う?

ハフィントンポスト記事は読んでなかった。情報助かる

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5fdd5262c5b607e6348abf68

この記事を読んだが、トラウデンさんの発言炎上について論評しているのはハフポスの記者ではなく江守正多さんという気候変動の専門家

ハフポスの編集部や読者は知らんが、少なくとも江守さんは明らかに環境問題シリアスな関心を持っているんじゃないか

検索してみると江守さん自身もこれまで一般向けの啓蒙活動に長く取り組んでいるらしい。加担しておいてしゃあしゃあと言うのも何だが、そんな専門家にしてみればこの炎上にはそりゃ思うところもあるだろう

そして江守さんは、トラウデンさんが提案した「Ask!」自体の是非には触れていない。無関心な人が反発し、社会問題について何か発言する人が雑に叩かれる構造批判している

ついでに言えば江守さんはこのフォーラム全面的に「擁護」しているわけでもない。「今回の政府フォーラムにはもっと本気度を見せて欲しかった」と言っている

あと、memorystockさん自身過去ブコメ菅首相批判していたのかと思って見せてもらったが、トラウデンさん関係ブコメは「そもそも店側は売れるなら変なことされなくてもそれ仕入れるわけで。トラウンデンさんみたいな人がやるべきは需要喚起消費者への呼び掛けでは。なんで供給からアプローチしてんだろ。変なハックしてまで。」だけだった

トラウデンさんではなくガースー批判案件ではなかったのか?最初から

本文でリンクを貼ったが、トラウデンさんは以前から女性誌等でエシカルファッションを宣伝している。今後も活躍して環境配慮した商品需要喚起していってもらいたい

2020-02-22

はてな歴1160年

世界支配した大はてな帝国は内部分裂により破綻をきたし、増田共和国はてな帝国へと分断された。

のちに増田共和国は1000年の平和を得るが、資源枯渇により現在地球上では生命維持が難しいと判断

言語エネルギー変換装置と10000名の人間動物数種をのせた巨大なタイムマシンを可動させて過去地球へとタイムワープを敢行した。

過去世界地球においても増田共和国人間揶揄中傷により大量の言語を発し続け、

情報変換エネルギーによって大いに発展した。

しかしある時のこと、氷河期を越えた地球の氷は急速に融解し始める。

彼らは科学者野亜を筆頭にして様々な種を保存したカプセル大海へとはなった。

残った増田共和国人間言論で闘う相手が減ったことにより、大量の嘘松変換エンジンへと投稿

人工的な山脈形成することに成功する。この山脈の山頂の一部は、後になまって嘘松からウソウマチュとなり、

やがてマチュピチュとして名を残すことになる。

2019-01-29

anond:20190129110541

①先ずそれを食べた人が、どれくらいエネルギーを消費するか分からない。

人間エネルギー変換効率が、食べ物を燃やした場合と同じかどうかも不明

③更に言えば、吸収されずに排出されるカロリーがどの程度かも不明

最後に、そもそも人体に残ったエネルギーカロリー)が、どの程度脂肪となるのか学術的或いは統計的データは一切無い。


やせるために走る、がんばってカロリー制限する。そうした努力はすべてムダである

いまだに「カロリー神話」が信じられているが、肥満カロリー無関係

そんな努力をしている人には、まず太るメカニズム知識必要だ。

2019-01-23

まどマギキュウべぇエントロピーがどうのこうのいってたけど

まりエネルギー変換にはロスが生じるってことだろ?

だったらまどマギ世界魔法を使っても「魔力」エネルギーも「マスケット銃を作り出す」とか「高く飛ぶ」とか「時間を止める」とかする上でロスが生じるわけじゃん。

だったら魔法少女と魔女を生み出して魔法大戦させるほうがエネルギー無駄にしてるんじゃね

2018-09-27

anond:20180927113940

糖分直よりはマシだろ。勿論脂質も重要だが。

多分脂質だとエネルギー変換スピードが遅すぎて栄養補給剤としては不適格。

実際チョコとかは油の塊やけど、オートファジーモードでは割とお腹に優しくないだろ。

2018-07-02

日産リーフの急速充電問題解説する

https://www.bbc.com/news/business-44575399

猛烈に発熱するのだ、リチウムイオン電池は。

 電気自動車駆動系は大雑把に言ってモーター、インバーター、巨大なバッテリーからなり、バッテリー放電させインバーター変調してモーターを駆動する。インバーターモーターはガソリンエンジンよりエネルギー変換効率が大変高く、遥かに少ない排熱で遥かに強いトルクを生み出す。だからガソリンよりもエネルギー密度の低いバッテリー、小型のモーターでも十分長距離を高速で走ることができる。電源が架線ではなくバッテリーだということ以外は、平行カルダンVVVF電車と同じだ。だが、このバッテリー問題になる。

トータルで見てガソリン駆動系より効率が遥かに良いことに変わりはないが、エンジンで起きていた熱が燃料タンクに移行するのだ。従ってエンジンは冷やす必要が薄くなる。代わりに燃料タンクたるバッテリーを冷却する必要が起こる。ポンプで燃料を汲み入れるか汲み出すかという違いのようなものから充電しても放電しても発熱は起こる。そこになんとリーフバッテリー自然空冷式を採用してしまった。トヨタでさえ一部ハイブリッドにはファンによる強制空冷を採用している。GMは冷却板を多数挟み込んだ液冷式を使っている。BMWも液冷式だ。

 日産リーフ(旧型および新型)は、この自然空冷設計のため、連続して走行した場合、高温環境に置かれた場合、急速充電した場合などにバッテリー冷却能力が不足し、バッテリー温度高まるバッテリーは高温に晒されると劣化を早め、また発火の危険があるため、制御回路が自動的に充放電動作を抑えてしまう。過熱が発生した場合の性能低下は電気自動車共通性質だが、実利用で過熱が起こるのはリーフ設計上の問題だ。車を降りてから半日以上は熱が抜けないらしい。蒸し焼きだ。

次に、設計性質と利用形態ミスマッチがある。リチウムイオン電池の急速充電には条件がある。極端な低温や高温であってはいけない。電池残量が20%以下など低すぎたり、80%以上など高すぎたりしてはいけない。従って急速充電を繰り返したい場合発熱と冷却が均衡している必要があり、かつ電池の全容量を使い切る必要があってはならない。例えば自動車の満充電航続距離200kmだとすると、「自宅を満タンで出発し、200kmを走行してオーバーヒート寸前で使い切り、すぐに100%までフル充電し、また200kmを走行する」という条件では急速充電はできない。一度の走行距離を総電池容量の60%、120km以下に抑え、また温度も低く保つ必要がある。それ以上に走行したい場合はどうすれば良いだろうか? 常に可能とは限らないが、電池容量が大きく冷却能力の十分な車を買う必要があるだろう。さもなければ妥協して、急速ではない充電を繰り返すしかない。

 この2点の問題が組み合わさってリーフ電池劣化問題と急速充電問題引き起こしている。つまりバッテリー冷却の不足と、バッテリー容量の不足だ。代わりにリーフ現実的価格提示し、純電気自動車の普及を前倒しし、日産に大きな先行者利益をもたらした。

2016-11-18

不幸が生む活力の期限、反動

不幸になると、3日ほど深く落ち込む。

そのあと、死にたくなるような衝動が襲う。

この衝動からうまく逃れることが肝心だ。

時間がたてば他の様々な出来事に遭遇し、不幸は縮小していく。

あの頃の悲しみを忘れ、新たな道を歩むときがくる。

しかし不幸時の衝動は大きなエネルギー源。

不幸は感受性を鋭敏にさせ想像力を沸かせるが、それだけが効用ではない。

不幸が生む活力は莫大だ。

不幸時の衝動というものは、これを他の事に活力を転嫁していても

衝動がやむことはないからだ。

すっかり納得しない限りは不幸は永遠に訪れる。永遠にエネルギー生まれる。

不幸を他のエネルギーに変換などしていたら納得のタイミングなどないのだ。

どんどんと不幸は現れ、エネルギーとなってくれる。まさに永久機関

しかしながら不幸エネルギー変換装置はそのうち何らかの異常をきたす。

その原因はわかっていない。もしかしたらエネルギーが産生されていても

エネルギー活用する機械が壊れていくのかもしれない。

そうして、衝動が去っていく。

喜べばいいのだが、不幸エネルギー変換に慣れ切った体は

適切な生き方というもの標準的な楽しみ方というのを忘れてしまっているし

理解が出来ない。

これを直すのは癒しであり、子どもを見守る優しい親のような

そんな安心できる箱の中で布団をかぶって寝て、起きて、ご飯食べて、寝る、そういうのしかない

そんな気はするのだが時間もかかるしだいたい人生なんて有限だし、

いままでの生き方全否定することになるし、

なにより突っ走っていくというのはとても景色が美しいものだ。

走って走って走り抜けることへのあこがれはなかなか拭えるものではない

休まないといけないが休んだらこれまでやってきたことがなんなんだ

あいつらが正しかったのか失うだけ失って中途半端に終わってしまうのか、

そんなのいやだ、いやだけど、どうすればいいのかなあ、めんどくさい、寝よう、とはならない。

2015-05-04

「MIRAIには未来はない」理由を、理系はてなーにわかるように書く

理系はてなーのみなさんは、MIRAIに関するさまざまな問題点の指摘をすでに目にしているだろう。

曰く、水素自動車に使われる水素は結局は電気で作るほかなく、その電気化石燃料含めた既存の発電設備で作る。化石燃料をそのまま使う内燃機関車や、電気の段階でエネルギーを受け渡すEVより多段階のエネルギー変換をしているわけだから、そのぶんエネルギー効率が落ちている(実際、コスト比較するとHVEVよりも燃費は悪い)。水素ステーションという社会的インフラ基盤を整備するコストも高い。液体ではなく気体を扱うわけだから設備にもそれだけ高い保安性能が要求される。1拠点で1億円かかると言われている。エネルギーロスがある技術に、多大な社会的投資必要になる。

これらはすべて、MIRAIという車両の「川上」に属する問題だ。でも、MIRAI自体問題について指摘した文章をあまり目にしていない。そこにこそ「MIRAI(FCV)には未来がない」ことの雄弁な証拠があるというのに。

なんでMIRAIには未来はないと思うのか。端的に、でかすぎ、重すぎなのだクラウンよりも5mm短くて横幅が15mmでかい。同サイズ以上。車重は2000kgオーバー。定員は4名で、後部座席の足元は前席下に入らない。トランクは狭小。これが、FCV未来がないことの証拠だ。

そんなことがなぜ問題なのか。「初代の実験販売車だからいいじゃないか。そのうち改善されていくだろう」。そうではない。たとえば初代プリウスはMIRAIより全長が600mm、横幅は100mm短く、車重は1200kg台で、定員5名だった。MIRAIより800kgも軽いのだ! 初代プリウスをあれだけコンパクトパッケージにまとめたトヨタが、MIRAIでは会社の命運を賭けてもここまでのパッケージングしかできなかったということが、FCVの将来を暗示している。MIRAIはHVに比べても、積載している技術要素が多く、しかもそれぞれ小型軽量化するのが困難な技術的制約があるから、この大きさと重さになってしまっている。以下、それぞれの技術要素について言及する。

まずFCスタック燃料電池部が重くてでかいこの重さと大きさでどうにか155psを確保した。2tを超える車重を動かすにはおっつかっつのレベルだ。しかも、その性能(重量出力比)を規定しているのが化学反応領域なので、技術革新のペースが電子技術機械技術よりも格段に遅い。これは燃料電池だけでなく、電池技術一般的命題として知られている。実用車として必要な出力を確保するには、大幅な小型化は難しいだろう。

高圧水素タンクも重くてでかいでも、これ以上小さくすると650kmという内燃エンジン車の平均的航続距離を切ってしまう。タンク圧を上げればそれだけリスクが増す。現状でも水素自動車スタンドでは危険性を考慮し、専任オペレータチャージしなければならない(=セルフ補充はできない)仕様なのだから、これ以上の高圧化の可能性はないだろう。そしてタンク耐用年数は15年だ。しかも2年毎に定期点検必要になり、一般車検場では検査はできない。とてもエコだのサステナビリティだのを胸を張って主張できるような代物ではない。

水素ガスの供給系も重いしでかい燃焼性の液体を発火プラグの直前で気化する内燃機関に比べて、気体を高圧タンクからスタックまで送り込むのだから、配管の気密性もポンプの性能も桁違いに保安基準が高く、それだけ重く大きくなる。これも技術的制約であり、簡単解決できるようなものではない。ちなみにこの車には数ヵ所に水素ガスのガス漏れ検知装置がついている。

廃熱系も重くてでかい水素自動車は水しか排出しない。つまり排ガス経由で廃熱を抜けない。しか燃料電池部分はかなりの発熱を伴う。FCスタックで起きているのは、酸素水素から電気と水と熱を作る反応だからだ。だからあの異形の巨大グリル必要になり、その内部に大型のラジエーターが鎮座している。これも化学反応特性に紐付けられた制約だから技術革新で容易に克服できるものではない。

バッテリも、EVほどではないにしろ、それなりに重くてでかいFCスタックだけでは柔軟な出力制御回生はできない。だから大型の補助バッテリセルを積んでいる。FCスタック+モーター+バッテリというパワートレイン。これエンジン+モーター+バッテリパラレルな、要はHV車と同じような構成なのだHV並みにパワートレイン構成が複雑で、構成部品も多い。しかも可燃性気体を扱うぶんだけ重く大きくなる。これは技術革新だけでどうにかできるような問題ではない。FCVという特定テクノロジーの組み合わせによる、固有の限界、固有の制約というものがある。それがMIRAIの初期モデルの性能と価格規定している。こう説明すれば、理系はてなー直感的に「あっこれ、技術的に筋が悪いな」と感じるのではないだろうか。

から値段も高い。補助金なしなら700万円オーバーだ。そこに、国民の皆様の血税が220万円注ぎ込まれて、やっと500万円程度になる。ちなみに初代プリウス補助金なしで215万円だった。おわかりいただけただろうか。だからMIRAIには未来がないのだ。

6年後の追記

2021年6月16日ホンダ・クラリティFuel Cell生産中止が発表された。ホンダ、FCV生産中止 販売低調で : 日本経済新聞 理由販売低調。そりゃそうだ、高い(783万円)、でかい全長4915mm・全幅1875mm)、買いにくい(リース専用)。2021年6月時点でも全国の水素ステーションの数は147箇所止まり助成金たんまり乗せて官公庁法人に買ってもらうしかマーケットがない。そもそもクルマとしてのユーティリティが乏しいFCVで、さらにあえてホンダ車を選ばなければならない自治体企業ほとんどない。全世界での累計販売台数はわず1900台だったそうだ。FCV全体を断念するわけではなくGM合弁でFCVは続けるということだが、あくま保険的なムーブだろう。

もう一方のトヨタ・MIRAIはどうなったかといえば、こちらも累計販売1万台・国内販売3700台と全く振るわない状況だったが、2020年12月にガラッと雰囲気の変わった2代目が出てきた。https://toyota.jp/mirai これが実にお見事なのだ。といっても「これなら売れる! FCV時代が来た!」という意味ではない。5年前にこの増田で書いた諸問題まったく解決できないまま、それでも「FCVには将来性がある」という幻想を維持するために、針の穴に糸を通すようなコントロール商品企画をやり直し、それにある程度成功している、ということだ。

どういうことか。まずボディサイズだ。レクサスLSと同じGA-Lプラットフォーム採用して、全長4975mm・全幅1885mmに。ちなみに初代は全長4890mm・全幅1815mmだった。初代よりひとまわりデカくなっているのである! 価格は? 細かくグレードを刻んで710万円〜860万円。こちらも高くなっている! 高圧タンクはどうなった? なんと3本に増槽している。しかも1本は運転席の真横に据え付けられている。

全幅1885mmにして、巨大なフロアトンネルにも水素タンクを入れて、750〜850kmという航続距離を確保。全長4975mmにして、ゴルフバッグ3個分のトランクを確保。大径タイヤ採用して地上高を上げ、タンク寸法を拡大。とにかく、全体をデカくすることでどうにかした。「技術課題解決しないという解決をした」ともいえる。

一方でトヨタはさすがだなと思うのは、そういう「FCV限界に気づかせないための、ほぼ唯一の正解ルート」を新型MIRAIでちゃんと選んでることだ。上司に「お前、FCVなんとかしろや」と言われた時に現場が練ってくる商品企画としては、ほぼ100点満点といえる。つまりデカさと高さを「これはあくまで高級車、ラグジュアリーカーなんですよ〜」という建て付けにすることで、「要素技術的に小型化・低価格化が困難」という自家用FCVの致命的欠点希釈したのである

自家用FCVの「デカい・狭い・高い問題」を誤魔化せるのは、もともとボディサイズが大きいスポーツ寄りの大型セダンか大型SUVぐらいしかない。だがエコカーの上得意である自治体法人SUVを買わない。だからMIRAIは「レクサスLSみたいな、スポーツ寄りの大型セダン」になった。2代目MIRAIは、顔つきこそスポーツカーっぽいが、シルエット的にはギリギリ自治体法人用のショーファードリブンカーにも富裕層向けのドライバーサルーンにも見えるし、実際に両方のニーズをそこそこ満たせるように作ってある。辻褄は合ってる。

ショーファードリブ用途に供するために、狭い車内で後部左右席をめいっぱい広く取った。だから後部中央席は実用に向かない。あくまで「5人定員」というカタログスペックのためのエマージェンシーシートだ。これはファミリーカーなら大きな欠点だが、ショーファードリブンやドライバーサルーンなら別に困らない。ほとんど使わないから。辻褄は合ってる。

後部中央席を実際に使わない想定なら、フロアトンネルを大きくしてそこに水素タンクを増槽してもいいよね、となる。結果として航続距離が伸び、600km→850kmになった。これで水素ステーション不足の問題をある程度緩和できている。辻褄は合ってる。

ガッチガチの制約条件の中で唯一の正答を導く論理パズルみたいなことになってて、しかちゃんと正解してる。さすがトヨタ。だがこれは「やっぱりFCV大衆乗用車(5人乗り+5ナンバー)を作るのは無理でした」という事実上の敗北宣言でもある。やはりMIRAIには未来がないのだ。

追記追記

おそらくトヨタも、自家用FCVという路線にはもう勝ち目が薄いと認識していると思う。そこで繰り出してきたのが水素エンジンという隠し球技術的にはそう目新しくなく、過去にも複数メーカー販売している。ただカーボンオフセット問題視される以前は既存ガソリン内燃車に比べて全く優位性がなかったし、そもそも世の中に水素燃料のサプライチェーン存在していないから普及することもなかった。

でもFCV普及が厳しくなった今、水素エンジン車は、既存自動車メーカーが手持ちの技術資源を使ってEV勢に対抗しうる希少な選択肢になる。内燃で培った基幹技術の多くを使い回せるので、今からでもイノベーションで先行するEV勢にキャッチアップしやすい。ミッション系ほか大手下請サプライヤーもそのまま連れて行ける。ガソリンに比べて重量エネルギー効率はかなり悪いが、お得意のHV機構と絡めれば何とか燃費実用域まで持っていける可能性はある。官民を巻き込んだ水素ステーション全国展開というプロジェクト延命もできる。モジュール化に不向きなので中長期ではEV勢に対してどうしても不利になっていくが、レガシー技術延命させて戦えるとこまで戦うというのも旧主派勢力の立派な戦略だ。3代目MIRAIは、出るとしたら普通水素エンジンHV車に生まれ変わっているかもしれない。

(続きを書きました https://anond.hatelabo.jp/20210820195856

2014-07-10

父が嫌いだ

父が嫌いだ。

どれくらい嫌いかというと、それはもうめちゃくちゃ嫌い。憎いし嫌いだし怖い。

この感情エネルギー変換すれば街一個分くらいまかなえるんじゃなかろうか。とにかくもうめちゃくちゃ嫌い。

多分これは家族の総意。母も兄も姉も皆、父が嫌いだ。

どこが嫌いかというと、言い出したらめちゃくちゃあるけど、一番は中学生並みの沸点の低さだ。

家族の中で自分が一番偉いと思っているらしく、少しでも口答えしようものなら怒りの炎が巻き起こる。(趣味演劇をやっているから怒るとめちゃくちゃうるさい。)

まともな会話が出来ない。いつも、いつ怒るのかとビビりながら過ごす。


2日前、めちゃくちゃ喧嘩した。今も引きずるくらい胸くその悪い喧嘩だった。

まりにも理不尽な理由で喧嘩を売られたもんだから、言い返してはいけないのに、怒りの口調で言い返してしまった。

そしたらもう父も私も手がつけられないくらいに怒鳴り合って、最後は父が家を出て行った。

父は昔から、よく母と喧嘩して、怒って家を出て行った。

小さい頃はそれはもう、この世の終わりではないかというくらい不安でどうしようもなく、

「お父さんが居ないと寂しい」みたいな内容の手紙を書いて上着のポケットに入れていた。

今考えたら父の家出という行為は、母と私たちに対するただの脅しで、それに屈して手紙なんか書いてた自分が恥ずかしい。

恥ずかしいし悔しいしムカつく。

父という存在は、色んな描かれ方をするけど、私にとっての父は最早ガンのような存在だ。

母を怒鳴りつけ、全て自分の都合で人を振り回し、気に入らなければ物をなげつけ家を出て行く。

祖母(父の母)が末期の病に臥していた時も、介護を全て母に押し付け自分趣味演劇ばかりをやっていた。そのくせ、人前では祖母を語るとき美談のように語る。(外面をめちゃくちゃ気にする。)

母は今でも祖母を思い出して泣くけど、父は一周忌にすらでてこない。

育ててもらった恩、みたいものがあるから、この感情をどうにかしようと思うが、もう無理だ。嫌いで仕方がない。

親孝行は母にだけしている。

その父の遺伝子を、自分も受け継いでいると感じる時があり、それはもう最悪の気分になりめちゃくちゃ落ち込む。

どうか私の子どもにはこの遺伝子が受け継がれませんように。


唯一救いは、母の遺伝子も私は受け継いでいることだ。

母はめちゃくちゃ優しい。少し抜けているが責任感があり、人の気持ちを一番に考え全てを包んでくれる。理想母親と胸を張って言える。

なにせ、私たちを見捨てずに40年近くもあの父と夫婦関係を続けていてくれたことだ。本当に尊敬する。

まぁとにかく父がめちゃくちゃ嫌いだ。

父の葬式で泣けるかわからないと思うけど、今想像したらなんだかわからない涙が出てきた。

それがまたムカつく。

父とは一体なんなのか分からない。もう嫌だ。

声優さんラジオを聞いて癒されてくる。

 
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