はてなキーワード: エンタメ産業とは
つむぎ秋田アニメLabの取り組み、大変すばらしいと思います。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4756283245566539264/
しかし一点重大な危険性がこの前編後編の記事内で取り上げられていません。
それはUnreal Engineスキル保持者の給与水準です。
現在ゲームやアバター、映像等のエンタメ関連産業で周辺技術者は払底しています。
何故ならこれらエンタメBtoC企業の給与の倍から4倍の水準でBtoB企業、建築や機械、FAが引き抜いていくからです。
おそらくアニメ産業だと給与ギャップはさらに広がると思います。
この記事で描かれている作業従事者のスキル・経験者だと引く手あまたです。
エンタメ産業が1案件数千万円程度で受けてみんなで取り掛かる仕事に対し、BtoB大手だと着手前の調査費やコンサル費でそれくらい費やします。
そこでガッチリ仮想化や3D設計を組み立てることでのちの数十億円、数百億円の案件を取りに行くのでコストは惜しみません。
もちろん全く別業種なので内容に興味がないならそれまでですが、それをねじ伏せるくらいの給与や移籍金が飛び交います。
もし今後アニメ産業で推進していくなら、ガッツリ金を積んで引き抜きを防ぐか、会社を強く愛してもらわないととんでもないことになると思います。
すごい挑戦が成功しつつあることは喜ばしいですが、バンダイ側はおそらく「事業安定という部分」で心配していたのだと思います。
筆者の主張には一部の事実とともに、多くの思い込みや不適切な比較が含まれています。米軍基地と首都機能を同列に比較することは困難であり、それぞれの性質やリスクを正しく理解することが重要です。地域ごとの負担や特性を考慮し、公平な視点から議論を進める必要があります。
首都圏にも実は基地が多くて返還が進んで今に至るって話はAIは持って来れてないね。
今でも横田基地などあるけど。政治は首都圏の基地返還には熱心なのに沖縄に対してはそうではない、みたいな話を横から入れるともうちょっと変わってくるかな。
そんなことを言い出したら、東京も一緒なんですけど。
東京は首都機能、大企業の本社機能、芸能界などのエンタメ産業が多く集まっている。
それは在日米軍基地と一体何が違うのだろう?
米軍基地と首都機能は違う、と反論されるだろうから先回りして潰しておく。
どちらも地元住民の雇用を生み出しているし、米軍基地も首都機能もそれぞれ「沖縄らしさ」「東京らしさ」という個性を生んでいる。
沖縄の国際通りを歩いたことがあるが、軍都ノーフォークの街並みによく似ていると思った。
毎朝毎夕の通勤ラッシュに揉まれている東京人からすれば、米軍基地なんて大したことないだろ、としか思えないんだよね。
ここまで書いて気が付いたが、東京ほどに人が多すぎなく、人口・経済規模・大企業・文化要素・エンタメ産業がバランスよく配置されている名古屋・大阪が日本で一番おいしいポジションなのかもしれない。
「オリンピック開催には反対だけどアスリートを攻撃するのは間違ってる」って矛盾してない?
攻撃の度合いの問題はまああるとして、今の状況で「世界中から人集めて大規模イベントやりたいです(しかも大規模なメディカルスタッフまで必要)」って言ってる人達に反対して何が悪いの?
オリンピックって所詮ただのエンタメ産業でしょ。ライブハウスや劇場がやってることと何も変わらない。パフォーマンスと観客とチケットとスポンサーで回るただの興行ビジネス。
そういう中に音楽に人生捧げてきた人、演劇に人生捧げてきた人、色んな人がいて皆今の状況で割を食ってる。その中でなんで世界中から人集めて特に超大規模なイベントやりたがってる選手たちを何故擁護しなきゃいけないの?
結局のところオリンピックの開催に関して「イエス」か「ノー」で言えば選手達はイエスを言い続けてるのと同じでしょ?なのになんでオリンピック選手だけがイノセントみたいな扱いなの?他の業界の様々なプロフェッショナル達が色んな活動縮小を強いられてる中で世界最大イベントを開催することに関して「出来ればやりたい」とか思ってるわけでしょ。メディカルスタッフ動員して。バカじゃん。
「オリンピック開催には反対」かつ「アスリートは応援したい」ってただのダブスタ偽善者でしょ。オリンピックの開催に反対した時点でそれが叶ったらアスリートの望みが叶わないことを意味するのに。(もちろん中止に限らず延期だけだって相当な負担になる )
そういう偽善者が求めてるのは「政府(自分以外の誰か)がオリンピックを中止を最終判断した」「私はアスリートを応援してたのに残念」みたいな自分が悪者にならないだけのシナリオ。オリンピック開催中止/延期と選手にそれを納得させることは本質的にセットなんだから。ワクチン摂取による集団免疫が成立するまで全員がハッピーになるシナリオなんて無いんだよ。なんでオリンピック選手だけ議論から保護しないといけないんだよ。
音楽から映画まで韓国産のエンタメが存在感持っているが、乙女ゲーというニッチな分野でも韓国産が台頭していることに最近気がついた。
というのも知り合いのオタク気質のある女子大生(ヨーロッパ系)がハマる乙女ゲーたちがまさにそうだったから。(Mystic Messengersなど)
ビジュアルは日本のイラストレーションスタイルだが出てくるキャラの名前は韓国名、ただしテキストは全て英語で作られている。
韓国の学生らの受験競争は厳しく高学歴でも職につけない話は有名だが、基礎学力は軒並み高い。直接彼らから聞いた話ではTOEICで850以上だとか国家資格を持った学生なんてのは韓国ではゴロゴロいるがために就活でも差別化に繋がらないそうだ。だからこそ良い人材は集まりやすい。
そして彼らは人口が日本の半分ほどしかいないために初めから世界で売ることを想定してる。
以前から感じてたことだが日本のオタク市場は世界一と盲目し、ガラパゴス市場内だけで競争し合って井の中の蛙感があると思う。
日本好きはたしかに世界中に多いが、今の年齢だと既に30歳↑が圧倒的に多く、10代〜20代前半は韓国産のエンタメ支持者が多い印象だ。
まぁ特段経済とか詳しく勉強したわけでないので俺の意見はガバガバだと思うが、とにかく日本は人口も減り続けてるのにいつまでもガラパゴスで完結してないか、いずれ携帯電話のように今後10年でエンタメ産業すら廃れやしないかと心配になる。
技術的には例えばCG技術、これはもう欧米と日本では現代と昭和ぐらいのレベルの差がある
映画ファイナルファンタジーとかやってた頃はまだマシだったが、
その後、ハリウッドなどは毎年毎年凄まじい数の映画用CGを作り続けた一方、
日本は美男美女をアップにしとけば良いわという安易な映画しか撮らなかった
結果、今更日本の技術でCGバリバリ使ったSFだのファンタジーなどやっても、もはやギャグレベルのショボいものしか作れない
また日本は国家として20年間デフレで緊縮の衰退国家になってしまったので、
結果としてエンタメ産業にも金が落ちなくなった。
金が落ちてこないので映画制作にも予算を割けず、またチャレンジングな企画も通らなくなった
その結果、日本では、美男美女の俳優をアップにして背景セットのしょぼさを誤魔化すという
50年代、60年代のクロサワをはじめとした日本映画と見比べてみればわかる
彼らには巨額の予算と世界最先端のセットを作っているという自信があった
それが映画に現れている
エンタメ産業全体に言えることだな。
女性を物扱いすると言うのがどういうことなのか理解しているんだろう。
物扱いする感覚に染まっている… 可能性は確かにあるが、元増田の文章からはそれを窺わせる記述は見当たらない。もしそうとしか読み取れないならば、それは風俗を批判するものを拒絶したい為に、彼らをまとめてモンスター化し実際の意見から目を背け、自分たちの加害性を直視したくないだけだと思う。
性風俗がその他のエンタメ産業となんら変わらないのなら、未成年だろうと堂々と働けるし、管理売春も合法になるし、セクシャルな冗談がゴールデンタイムのテレビに流れ、海外遠征で売春したバスケットボールプレイヤーはなにも謝罪を迫られない。
現在この世界がそうなっていないのは、性に関わることは個人のプライベートでその人個人の本質にとても近いために、特に注意深く大切にしなければならない。社会がそのように要請しているから。
妊娠の怖れのない幼稚園児の段階からプライベートゾーンを守るように教育されるのはその為だ。
個人の自由意志を尊重しなければならないので、究極的には売買春は止められないのだが、しかし「性風俗は人間の本質的な部分を売り買いしているのでは?」という疑問をもつ注意深さは誰にとっても必要だ。
私が性風俗に抵抗を感じるのは、お金を払って1人の人間を商品として買う自分の姿を想像すると嫌悪感が湧くというのが最も大きな理由です。理念ではなく、感情の問題。まさに、川上未映子さんのいう「風俗は好きじゃない」男性なのでしょう。
本筋ではないがどうも引っかかる。
風俗はサービス業であり、あくまで売り買いされるのは体験である。
女性をものとして扱う人々と風俗の話題で談笑していた人々が増田の中でリンクした結果、こういう浅はかな見識にいったんだろうが、
逆説的に既に増田が女性を物扱いする感覚に少なからず染まっていることを示しているようでもある。
人間を商品として扱うということは「金払ったんだから俺の自由にしていいんだよな?」ってことである。当然として風俗嬢には拒否権があり、客が嬢の心身を傷つけるような真似をすればその店は利用できなくなる。奴隷のように人が売り買いされているわけではない。
そもそも人間を商品として扱うということは広義的に解釈するとエンタメ産業全般に言えることなので、増田から見て芸能人はどうなるのかとも思う。
とどのつまり風俗もとい水商売を人身売買のように捉えるのは、迷惑客のそれと根底では同じだと思う。
夜の店に行かないにしてもそういう人を蔑視する発想や感覚が露呈してもおかしくないので、増田は今一度内省してみた方がいいかもしれない。
というか実際に風俗店に行って嬢と話してきたら?
家にいる時間を過ごさせる、不安な気持ちを紛らわす、などで、音楽ライブや漫画やアニメやゲームや映画が無料公開されている。
ダンピングになるとか、宣伝効果もあてこんでるから気にすんな、それはまあおいておく。
色々楽しめるのは単純にうれしい。
でも、不安な気持ちを紛らわすという効果は、少なくともぼくにはあまり発揮されていない。
こんなにいいバンドが、作家が、一年後二年後続けられてるのかが不安で仕方なくなる。
金はあるから世の中の経済活動がボロボロになっても楽勝で数年耐えられるから安心してオッケーって言ってほしい。
これはエンタメ産業だけじゃなくて、一般企業もそうだし、もっと言えば国家もそうだ。
今はまあ色々厳しいけど、何年か耐えて復調する算段は立てれてますよってのを示してくれ……。
アメリカのネットで彼らのいるコミュニティーを見てると、英語できるような若者でも日本にめちゃくちゃ執着してるのは全然めずらしくない。
まさにそんな感じだ。半導体の大企業やK-POPの流行りをすごく誇示してるし、彼らの中では母国が日本をもうすぐ抜くんだというイメージがあるらしい。正直、中国はともかく韓国の国力が日本を抜くというのには懐疑的だ。韓国経済は日本以上に悪いし、一部の巨大財閥偏重でエンタメ産業は流行ってもそもそも市場規模が小さい。だからこそ若者が欧米や日本に出てくるわけで(日本経済もそりゃあんま人のこと言えないわけだけど)。
で、日本人もほぼいないので隙あらば日本の悪口+自画自賛で溜飲を下げてるんだけど、都合の悪い話になると過去の戦争被害を虚実ないまぜで持ちだして日本が悪いに持っていく。事実を無視したあからさまなプロパガンダも必死で執拗に広めてる。まあ戦争の話はその時に限らず、日本が絡む話題では常にどこからでもねじ込んでくるんだけど。
彼らはたぶん移民1世(FOB?)とか2世くらいが中心で韓国左派(北朝鮮寄り?)だ。ごく少数右派ぽい韓国人がムン政権批判とかするとすごい叩かれてる。
自分の観測範囲では英語できる若者でもこんな感じなので、その日本への執着ぶりに引くわ腹立つわでうんざりせざるを得ない。やっぱり韓国の教育とか社会全体の雰囲気が彼らを作ったんじゃないだろうか。
まあでもネットだし、当然コミュニティーによって雰囲気違うだろうし、こっちにもどうしようもないのいるし、韓国人皆がこうだとは勿論思ってないけど。
「“恋ダンス”動画削除を」 星野源が所属するレコード会社が要請、9月以降は削除手続き
一世を風靡したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のEDテーマ「恋」を使用した恋ダンス動画が削除されるらしい。
日本人のみならずアメリカ大使館職員も動画投稿する程流行っていて、正に大ブーム!という感じだったけれども、どうやらドラマ放映期間だけビクターが「見逃して」いてくれただけで、ドラマが終わって約1年経った今、著作権を理由に動画の削除要請を行っていくとの事。
今回の騒動を見て、私が学生時代に感じた海外における日本ドラマ・アジアドラマ(特に韓国)の普及の仕方と著作権の問題についてちょっと述べさせてほしい。
小学3年生~高校卒業まで某東南アジアのインターナショナルスクールに通っていた。
住んでいたのはいわゆる発展途上国だったけれども、インターという事で生徒のほとんどが先進国出身、または発展途上国のエリート一家だった。(物価が安かったのでそこまで裕福でなくても先進国出身ならなんとかインターに通えた)一歩外に出ると発展途上国の一般的な人が通う市場なんかにも足を運べる環境。大学3年生でアメリカに交換留学もして、まあインター通っていたので英語は特に問題もなく現地の友達もでき、友達の国籍のばらつきとか考えて多分(欧米とかアジアだけに偏りすぎてはない目で)日本ドラマ愛好家について少しは語れると思う。
ただ、私はエンタメ関係の仕事をしている訳でもないし、著作権の専門家でもない。
インターに通っていたのだって10年程前。アメリカも4年前で今とは事情も違うかもしれないし、あくまで「学生だった頃の私」が感じた「海外から見たクールジャパンおよびアジアエンタメ」でしかない事は了承してほしい。あとネットでお隣の国の話題だすと荒れそうだけど、どっちが優れてる・劣ってるじゃなくて、お互い見習うとこあるよねって感じだって事を先に言っておきたいし、人種差別的なコメントをする人に対しては一切反応しません。(実際、韓国エンタメも面白いしね。最近だとコクソンよかったよ)
海外で日本のドラマを観る人って私から見ると3種類タイプがいて
①漫画・アニメが好きなのでその延長線で日本のドラマも観る
②アジア系なので、流行っている海外ドラマ(=欧米ドラマ)にイマイチ親近感を覚えられず同じアジア系のドラマとして日本ドラマに行きつく
③母国・海外問わず色んなドラマを観る
ここから見てわかる通り、入り口がアニメでもない限り海外の日本ドラマ愛好家って韓国ドラマのファン層と被っている。(詳しくない人以外だと東アジアひとくくり。日本人が白人を見て「アメリカ人!」っていうのと同じような感じ。)
そして、こういう人達がどこからアジア系ドラマに接触するかって言うとほとんどが違法DL、または違法DVD屋さん。
私の家の近くには違法DVDを売っている屋台があって、様々な国のドラマ・映画DVDが売っていた。特に買っていたわけでもないけれども近所のスーパーに向かう近道沿いだったのでたまに近くを通る。
某国に行ったすぐの頃はまだ日本のエンタメ産業に力があったので、面白いアジア系ドラマ=ジャパニーズみたいな認識だった。東アジア系ルックスである私達家族が屋台を通ると必ず「Japanese Dorama!」(日本人にもわかりやすいようにドラマを日本語発音してくれる笑)と声がかかる。
慣れてる店員さんだと日本人韓国人見分けて韓国人にはコリアンを勧めていたけれども基本はジャパニーズ。中韓のお客さんも日本のドラマが嫌いな人は少なかったし(少なくとも海外に出て来れるような教育レベルだと反日の人は少ない)、面白いから勧めておいて損はないだろ、的な感じ。この頃の日本ドラマだとフードファイトとかごくせんとか人気だったかな。あと古いけど中国系に東京ラブストーリーは鉄板だった。
(中華系は見分けるの難しかったみたいだったけど。そもそも北京語・広東語聞き分けるのが素人には難しいし、北京語話してたからと中国ドラマを勧めてみたら台湾人で機嫌を概してしまったとか、そもそも現地に馴染んだ華僑なので中華系ドラマに興味がないって人もいたので)
ところが一時期からこうしたお店でJapanese Doramaを勧められる事が一切なくなってしまう。時期としては多分冬のソナタがでてきた数年後くらいだったと思う。
別にその頃から急に日本ドラマの質が下がったとかじゃない。(冬のソナタ以降韓国ドラマの質が上がったっていうのはあると思うけど)
理由は明快で、その頃から日本のドラマのDVDの規制が激しくなって、DVDに焼くのが難しくなったから。
結果DVD屋さんのメイン商材は韓国ドラマ中心となっていった。
アジア系ドラマ観てみたいけど何から観ればいいのかわからないって人は、そういったDVD屋さんに行って店員さんにお勧めを聞くんだよね。
店員さんも商売なので持っている商品の中から勧めるしかない。ドラマを気にいってくれた人がいたらじゃあ同じ俳優さんがでてるこのドラマは…とか同じ雰囲気のドラマだったらこんなのもあるよって。
あるもの勝負なので売れるのは韓国ドラマ。人間やっぱり長く観てると愛着が湧いたりなじんできたリする訳で、普段から韓国ドラマを観てる人間はやっぱり日本のドラマよりもそっちを選んじゃう傾向がある。こうした人達が周りの友人に勧めて口コミで広がる。日本のドラマが売っていないので日本人及び純粋な日本ドラマファンはこうした屋台に行かなくなってさらに韓国ドラマが増えていく、というループ。
アジア系ドラマ専門の人以外も例えばハリウッド映画のDVDを探しに行ったらたまたま面白そうだったし(違法なので)安いからという理由で日本ドラマを観る機会がなくなっていく。
で、これって同じ現象がインターネットの違法DLでも起きていて。同時期から日本のドラマを追いかけるにはものすごい苦労をして違法UPされた動画に辿りつかなきゃいけなくなっていたらしい。私は運よく親戚がDVD録画したものを日本から送ってきたりしてくれていたが、そういうツテがなく、日本語ができない人は日本で放送された直後にファンが字幕を付け、数時間でそれが消される前に観るしかない。
そこまでして日本のドラマを観るか?ってなるとじゃあ韓国ドラマでいいやってなってしまう。特にさっき言った日本ドラマを観ている人間のタイプのうち②の人なんかは日本ドラマが好き!という訳でもなくアジア系ドラマで面白いのを探しているだけなので、探しやすい韓国のを…となる。
著作権的にどうなんだ?!って声がかかるのもわかるし、個人的に今オタクをやっていてブルーレイとか買っている私から見ても違法視聴は許されないと思う。
ただ実際、口コミでってマニアから始まるので、例え違法であっても露出が多いのって確かに有利だ。
こんな話がある。
私が学生の頃、涼宮ハルヒの憂鬱がインターのオタク仲間の間で流行っていた。確かその頃京都アニメーションかどこかの人が「海外でも受け入れられるとは思っていなかった」という旨の発言をしていたのを覚えている。萌えアニメが海外で流行った事はあまりなかったし、そもそも話の順を入れ替えて放送するっていうのも最初から原作ファンのみを狙い撃ちしていたかららしい。それが爆発的にヒットしたのは、その頃台頭してきたYoutubeでEDダンスが拡散され、オタク達がそれを真似た動画やパロった自作MADが話題になったから。(恋ダンスみたいだね!)今や海外のアニメファンの間でもKyo-aniって言えば通じる程のブランド力を持っているけれども、結局入口は(少なくとも私の周りでは)ネットでの違法視聴だったと思う。
今回の恋ダンス削除騒動を受けて高校までのインター生活+大学でのアメリカ留学で感じた「とにかく露出を増やす!」っていう点がやっぱり日本は遅れてるのかもしれないなって思ってしまった。The Melancholy of Suzumiya Haruhiみたいに恋ダンス経由で逃げ恥を知って、日本のドラマを観始める人だっているのになって。ビクターの言い分もわかるんだけど。
もちろん日本のエンタメ産業の人だってただ手をこまねいていただけではない。今はCrunchyrollで合法にアニメ配信をしたり民放も一週間以内だったらネットで番組が視聴できるようにしてたりする。でも結局その波に乗るのは韓国の方が上手かったかなって感じ。
アニメ除くと民法ドラマ・バラエティに英語字幕はついていないし、民放のネット配信って海外からだとアクセスできない事も多い。(韓国はArirangっていう英語字幕つきのケーブル番組とかある)
因みにアイドルとかでも同じ現象が起こっていて、アメリカで出会ったK-POPファンの友達は「昔はJ-POPを聞いていたけれどもYoutubeでフルであげてくれるとこが少なくてK-POPに移った。」と言っていた。今ほとんどの韓国アイドルが新曲をフルでネットにあげてるんだね…確認すると日本だとハロプロくらいかな…?LDHは日本の事務所の中ではかなり海外に目を向けてる感じはするけれどもやっぱりShort ver.しか上げていないし、坂道はMV集出してからShort ver.のみ。ジャニーズは基本的に全てアウト。例外的にAKBはフルで上げてるのもあるけど、あれは握手会ありきなのでカウントはしない方がいいのかもしれない。
あと、先に行っておくけどネットとか特にツイッターとかだと絵師の間で「欧米では文化にお金を払う土壌ができている!」みたいな事聞くけど、正直一般の人は正直そんな事全然ないよ。ちょっと前にイタリアのケーキ屋が「インスタで宣伝してやるからケーキを無料でよこせ!って客には何もだしません!」って表明して話題になってたの覚えてる方もいると思う。
個人レベルでも某アニメのDVDボックス欲しいっていうのに「え?ネットでただで観れるのに?」って返してきたの何人も欧米人いるからね。
実際にそれを仕事にしている人や趣味で漫画を描くような人だとその感覚理解してくれるけど、趣味で絵を描く(例えば同人誌を描くとか)ってのが割とアジア系に多いので日本人の他だと確率的に台湾・韓国人が多いかなって気はするけど。
何度も言うけど別に日本のエンタメコンテンツが弱いわけではない。「逃げ恥」始め今だって素晴らしいドラマ・映画が生み出され続けている。
中国人の友人は「日本ドラマ・映画の静かな感じはなかなか他の国ではだせない」と言ってるし、国内外問わず一番好きな映画は「桐島、部活やめるってよ」
アメリカ人の友人は「おくりびと」を絶賛していたし、フィリピン人の友人は「ホタルノヒカリ」の大ファンで一番好きな日本語は「ブチョー」。
でもこの人達って日本のエンタメ産業が強かった頃の日本のドラマを観て育っているからJapanese Doramaを観るという習慣ができている人々。上述した日本ドラマをよく見る外国人の中で②③の内、日本ドラマは面白いと知っているから、その中から自発的に面白いものお探してみようとした人々だ。で、入り口は違法視聴でもファンになった人達はきちんと公式のDVDなりサントラなりをネット販売を通じて買っている。
日本エンタメの露出が減っている中で、これから次の世代の日本ドラマファンをどう増やしていくのかってのはすごく問題になっていくと思う。この人達の何割かは母国のテレビ業界に入ってアジア系ドラマのバイヤーをするかもしれないし、Japanese Doramaを見ていた人なら放映権を買ってくれるかもしれない。
じゃあ①のアニメから入って日本ドラマも観るようになった人は?それはしばらく安泰なのではってなるけれども、冬のソナタ~今の韓国ドラマのレベルの上がり方を見てると、正直漫画なんかも追いつかれるんじゃないかなって思ってるんだよね。特に「紙の」漫画がどうしても重宝されがちな日本に対して、韓国漫画はWEBで攻めているという話も聞いた事あるし、割と面白いのもある。欧米人ってオタクとかエンタメ産業の人以外ネットで言われてる程文化にお金払わない。そうするとやっぱりただで読めるWEB漫画は強い。日本の漫画も最近はWEBで配信してるけど、それが「公式で」英語に訳されているか…もしないのならば非公式で訳されたものが黙認されているかってのはある。
どっちがいい悪いじゃなくて、お互い見習うところがあると思う。ただ、よく言われている事だけれども日本って宣伝が弱すぎるし、COOL JAPANとかいう前に、正直もう少しネットとかでの宣伝方法とか考えた方がいいんじゃないのかな。
終わり。