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はてなキーワード: 年代とは

2023-12-15

非モテっぽい男性の家には家具がない

私はしがないあまりモテないタイプの女である

マッチングアプリをしているが、モテない女なためアプリマッチできる同年代男性はまず非モテっぽい男性である

平均年収より少し高い星野源とか若林みたいな感じのモテそうなタイプマッチできることもあるのだが、そういう方とは割とすぐに連絡がつかなくなる

ちなみによく女は男と比べてマッチングアプリいいねされまくると言うが、体感5割くらいはとても歳上の人からいいね来まくっているだけなので、モテないタイプの女の場合男性が考えるほどよりどりみどりな状況ではないよ

とはいえ私がこれほど色んな男性マッチしてメッセージを交わして実際に会ってみる、とできたのもアプリのおかげなので贅沢は言ってられない

異常じゃなさそうである程度まともな仕事をしている、あまりモテなそうなタイプ男性とよく飲みやお茶に行っている(余談だがモテないタイプ男性はノンアルな人が一般平均より多いね)

主にユニクロ企業努力のおかげだと思うのだが、今時モテないタイプ男性服装は極めてちゃんとしている

信じられないダサい服装みたいな人は滅多にいない モンベルを使って絶妙なダサさを醸し出す人はたまにいるが、それくらいは良いだろう(ノースフェイスパタゴニアにするだけで違うのでは?と思うが)

お店選びも別に初デートサイゼとかやってくる人はいない インターネットはなぜ一生サイゼで盛り上がっているのか理解できない

ていうか私の場合はお店選びは割と自分でしてしまうんだよね 4000円とか払って美味しくないもの食べたくないか

 

 

さて、本題

彼らは割と早い段階で自宅に誘ってくることが多い

恐る恐る行ってみて気付いたが、往々にして自宅デートセックスが結びついてない人が多いため割と気軽に自宅に誘ってきている人が多いようだ

単純に外の店選びが面倒なだけかもしれない

彼らの家に行っておすすめアニメなんかを見たり漫画を教えて貰ったりして、適当食事をして帰る

何度か同様な行為をするなかで思うのだが、彼らの家にはまともな家具が本当にないことが多い

これは私の友達と比べても明らかなので、単純なお金問題ではなさそうだ

PCモニターPCデスクと凄く高そうなオフィスチェア 大抵それしかない

本棚はなくカラーボックスの中に漫画や本などが雑然と詰まっている

家具と呼べるような棚はなくて、10年使っているのかな?というハゲメタルラックに各々好きな物を乗せている

椅子は滅多にない たまにヨギボーがある

ラグもどこで買ったんだろう?というペラペラ不思議ものがたまにある程度でまずない

テーブルも滅多にない ボードゲーム趣味の人など一部の人テーブルを持っていたが、amazonで買ったらしい激安のいまにも壊れそうなテーブルしかたことがない(そしてなぜか激安のテーブルであることをちょっと嬉しそうに話す)

 

 

今は家具も安くて良いものがとても多いと思う

ニトリIKEA無印良品で選べばよっぽど変な家具をつかむようなことはないだろう

なぜ彼らは家具全然買わないのだろうか?不思議である

もし自宅デートをしたあとに急に対応が悪くなって自然消滅するデート相手が多い男性は、まず簡単家具を揃えてみるのはどうだろうか

こちらは床や床に近い位置飲み物食事を楽しみながら、男性けがオフィスチェアに座っているという状態のお家デート全然楽しくないのだ

2023-12-14

服のダサさの壁

壁その1.自分センスを疑えるか

ダサさというのは自分センス相手世間)のセンスの差で起こる

自分の思い通りの服を着れる場合

自分センス世間センスが一致している場合

この条件下ではダサさは生じない

 

ダサいというのは思い通りの服を着れないか、思い通りに着たのに世間からダサい認定された時に生じる

前者は一旦置いておいて、ダサいやつがハマるのは大抵後者

このとき、「自分では良いと思っているのに世間ではダサいと思われている」ことに気づき、それを認めなきゃならない

これにはコミュ力空気を読む力が要るので、陰キャはこの壁が苦手である

あと謙虚さがない人もこの壁が苦手、周りにイエスマンが固まってるとか

 

壁その1の内側に居る状態を「無垢幸せ者」と呼ぼう

できれば中学生でここは卒業しておきたい

(私は大学生だった、中学生はそれ以前「お母さんセレクト」だった、お母さんセレクトセンスが前時代でありダサさの象徴である

 

壁その2.市場調査の壁、個人差の壁

自分はどうやらダサいらしいと気づいてから地獄が始まる

ここで自他のセンスの差をすぐ理解できる人は良い

あるいはマネキン買いとか、ファッション雑誌パクリのような、何かしら解決策を見つけられた人も良い

それ以外のセンスのない人は苦しむことになる

 

ファッションは非常に難しい、言語化されていないし、個人差もあるし、時代によっても違う、足し算すればいいわけでもない

おまけにほとんどの人はスタイルが良いとか美形であるというポテンシャルもないか有名人の真似をしてもダサいままだ

(服がなんでも合いやすい人、服がなんでも合いにくい人がいる。後者地獄だ)

これはダイエット情報美容情報にも似てる

調べるのがとても難しい

 

とにかく勉強し、色んな人の意見を聞いて試行錯誤していくしかない

この時調べるべきは一般的知識もそうだけど、自分にそれがあってるかどうかも調べなければならないから難しい

まりセンスの良い友達家族と服の話をするとか、複数店員にひたすら聞いて深掘りして聞いていく必要がある

(私はぼっちだったので後者選択した、店員は嘘もつから複数店員意見総合する必要がある)

 

別解

壁1,2をすっ飛ばしてなかったことにする人らが居る

自分スタイルを崩さず、オリジナリティを突っ走り、かつスタイルが良く美形な人、あるいはキャラクターである

こういう人は無垢幸せ者の状態にも関わらず全てを解決する

なんならフォローされ真似されたりもする

彼らは天然であり天才である

服に悩んでる人は究極彼らに成りたいのだが、成れないため悩む

ただ、戦略的に天然を装ってる人もいる

これは物差しで測れない領域に行くと人のセンスセンサーバグるので、それを狙ってる人だ

毎日同じ服を着るのもこれに該当すると思う

「◯◯さんはそれでいいと思う、むしろそれでいてほしい」と言われたら勝ちだ

養殖と呼ぼう

 

壁その3 オリジナリティの壁

市場調査をし、自分にとってそれなりに最適解である服を選べるようになったとする

ここまで到れる人は6割は居ると思う(苦手な人にはこの割合が信じられない)

当然都会の方が多い、都内大学生あたりは若いうちにここまで来ている

田舎者は人から見られる機会が少ないので一歩二歩出遅れ

 

ただ、ここまで来れた者たちはほとんど同じ格好になる

無難選択」というやつだ

すると残酷なことに、いつしかダサい認定されていることに気づいてしまうんだ

真似する人・空気読む人という姿勢がまずダサいとまで言われてしま

キョロ充とか呼ばれることがあるが、天然との対極にいる存在だ)

 

ここから無難からの脱却」をする必要が出てくるが、下手にやると壁2に逆戻りする

この先は本当にセンスが要る

 

壁その4 結局相手次第の壁

無難から脱却した人たちというのは、ある程度センスが有る人たちばかりだ

そこには個性があり、界隈の色があり、ポリシーや好みがある

センスよく見られたい」などという邪なモチベーションで来た者には出せないものをもっている

センスない者は結局その「どれをパクるか」を選択しなきゃならないわけだが

そのファッションというのは結局その人やその人の属するコミュニティTOPにとっての正解であって

その条件を間違い、安易パクると途端にダサいゾーンに入ってしま

「どうしたのその服(笑)」となってしまうわけだ

 

センスを一回パクってみるとわかるが、見る人次第で「いいね」という人と「ないね」という人が出てきてしま

ある場面ではおしゃれな人達からおしゃれ認定されるし、他の場面では直接ではなくとも間接的に「アレはないよね」と言われてしま

当然人によって良いと思うものは違うので当たり前なのだ

人の顔色ばかり伺って最適解を探そうとしてきた人はここで壊れる

 

結局自己満足で服を着ていたセンスある人が正しいんだと気づいて、じゃあ今までの苦労はなんだったんだと思い、でも自分自己満足で着ると酷いことになるんだよなー、などとぐるぐるし始める

 

この壁を突破して、「無難自分ポリシーTPO」という自分なりに答えを出せる人はそう多くないと思う

究極言えば服は「どう見られたいか」「どうありたいか」という哲学的な話になってくる

 

3〜4の間 最適無難ゾーン

多くの「外出するタイプ東京人」あたりがやっているのは

「界隈の無難」を使い分ける手だと思う

界隈のユニフォームみたいなのあるだろ?あれをその場に応じて使い分ける

化粧もそれに応じて使い分ける、キャラクターも使い分ける

ここらへんが凡人の限界であり、ここでいいんだと思う

特に日本人は目立たないことを優先するから

これを「擬態」と呼んでいる

(私はここの割り切りがどうしてもできず、ちょっとオリジナリティを出そうとして浮いて羞恥するザコである羞恥するのはポリシーがないからだ)

 

別解:着れりゃなんでもいいよ

完全に諦めたらここになる

田舎おっさんの7割が至る境地がここである

ある意味ここは一番楽な領域である

息子のお古のジャージだって着れる

最強である

解脱者」と呼ぼう

 

おまけ:センスあるものの苦しみ

ダサさとはある意味古臭さ、飽きであり、情弱検出装置である

まりセンスが有り感度が高い人ほど服がどんどん着れなくなる

ひどいと「新しい服を3回着たらもう着れない」みたいな人もいる

女子に多い、友達にいるがバカジャネーノと思いつつちょっと可哀想でもある

 

おまけ:「相手」が無垢幸せ者だった場合

無垢幸せ者がカッコいいと言う服、それはつまりダサいである

その人に好かれる最高の服はダサい服であり、無難な服ではない、そこが面白いと思う

そういう人だとか、天然に向けたブランド服というのも結構ある

 

おまけ:最低限のルールは調べれば出てくる

足しすぎないとか、色を合わせるとか、Aラインだの、骨格だの

それらは一見虎の巻に見えるが、これを覚えても実践との差がある

それに、これらを超越してるセンスの人たちも当然いる(例えば大阪のおばちゃんとか)

厄介なことに、これらを超越してるセンスの人の中にもセンスが良い人がいる

 

おまけ:ファッション凝るよりまずは体型

これまじ

良いスタイルシンプルは最適解の一つである

ただし体型をよくするとそれをアピールしたくなる病気にかかるから注意でもある

筋トレしてみるとわかる、私はダイエット成功した時細くてピッチリした服を求めてしまった)

 

おまけ:母の「ダサい発言

散々頑張った結果、母から出てくる感想は「ダサいである

次に出てくるのは「こうしたほうが良いよ」である

心を強く持たなきゃならない

極稀に「母がセンス良い」という家庭があるがただのラッキーな者なので妬んでやろう

 

おまけ:流行レイヤー、父母をダサい認定してしま弊害

多くの若者は父母世代センス否定することから入る

しかし父母世代センスの中にも光るものが必ず有り、それはやがて復刻する

復刻した時、ダサい認定していた世代は着れないが、その下の世代は着るので、そうやって流行レイヤーができる

しろ子供世代が「父母世代センス否定呪い」にかかってるからこそ、更にその下の孫世代安心してそれが着れるわけだ

父母世代センス否定呪いを克服できる人はかなり稀だ

それは下の世代のウケはいいけど、同年代からのウケが最悪になるから

 

参考:https://anond.hatelabo.jp/20231212220116

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の三>


(前part)

https://anond.hatelabo.jp/20231213191557

3. 若手職員のB君

直情的なタイプだった。怒りだろうと悲しみだろうと、感情の振れ幅が大きいタイプである

最初の方で説明した場面で、職場コピー機が置いてある台を蹴っていたのが彼になる。傍目から見ても、「どうして採用されたのだろう……」と疑問が湧いてくるほどだった。

ストレスには耐えられないし、自分勝手スタンドプレーは多いし、立場が弱い人間には辛く当たるし、自分は凄いといった主張をしていた(「俺の親、若くして自治会長だから!!」など)。相手意見曲解することが多かった。

私も手痛い思いをしたことがある。私がいた指導課には住民基本台帳ネットワークシステム戸籍課や税務課の職員が使っているものと同じ)があったのだが、B君は特に許諾もなくそれを操作し、職務遂行必要個人情報を入手していた。本来であれば事前申請を要するし、厳しい自治体だと戸籍課以外の職員によるシステム操作を認めない。これが普通である

ただ、ほかの部署から個人情報取得の依頼があった場合でも、身内だからということで、口頭による承認で住基システムを使わせることはあった(課員への一言)。能率を考えてのことだ。が、B君の場合は明らかに一線を超えていた。職務遂行必要であることがわかるが……一度だけ、彼を思い切り叱り飛ばしたことがある。以降は、口頭で課員の承認を得てからシステムを使うよう徹底させた。

ところで、あなた職場にもいるのではないか仕事でも家庭でも趣味でも、何でもいい。ストレス精神的に潰れかけた人間の姿である。B君は、元々コミュニケーション能力に難があった。いわゆる話がわからないタイプだった。

残業も多かった。指導課や学事課の教員出身者と同程度と仮定すると、おそらく月60h~70h程度か。彼の上司は「仕事をたくさん振っていないのに……なぜ?」というスタンスだった。

市職員場合は、予算がある限り時間外勤務手当が支給されるという。私が若い頃だと、時間外勤務をしていないのに、予算消化のために闇残業を認めるという慣習があったほどだ。

教員出身者の場合は、月20hまで支給されていた。学校現場から教育事務職に移った者にとって、長時間労働サービス残業は避けて通れない。この試練があるからこそ、一定基準に達した教育人材を育成することができている。

人は光を求める。そして、その光の見える方向へ動いていく。教職員にとっては、教育に関する哲学、という光を見出すための修行の場こそが教育委員会である。量・質ともに圧倒的なレベルでの修行。厳しい体験を幾度となく積み重ねるから人格能力が磨かれ、玉になっていく。

さて、彼の上司はB君を徹底指導して残業縮減に務めた。だが結果は出ない。残業縮減の効果は僅かだった。ところで、B君の場合学校歴がよかった。地元の名門公立高校卒業して、大学も相応のところを出ていた。地元的には血筋もいい。それが採用に繋がったのだろう。

縁故が悪いか? といえば時と場合による。一概に悪いとは言えない(ex.公共学童クラブ指導員は、その多くがスカウトである特に男性場合はほぼ100%だ)。教職員採用試験においても、学科面接試験の点数以外で、非公式評価すべき点というのは確かにある。

行政一般事務職員のことはよく知らないが、彼らと仕事をしていると、確かに地元において血筋がいいとされる人に仕事のできる人が多かった。※主観的統計である

高等学校入学試験ですらそうだ。学科試験以外で評価される要素がある。内申点などは、その典型である。本人の人柄や人格学習態度や常識力、社会への順応性が点数化される。内申点以外にも、+-の評価がされる要素も一応はある。

プラス評価の例としては……今では絶滅した慣習であるが、昔は公立校でも縁故による入学があった。とある高等学校の名門運動部などが、どうしても○△中学校のあの子がほしいという場合、事前に保護者児童中学校側と話をつけておく。かくして3者が合意に至った場合入試前に合格が決まっていた。内申点中三期を満点にするなどして対応する。

マイナス評価の例としては……生活習慣だろうか。公立高校入学試験の基本は、学科試験内申点の合計で決まる。とはいえ、点数に関わりなく不合格になるケースもある。こちらは犯罪行為であるとか、補導されるのを繰り返したとか、入学試験の際に相当奇抜なことをしない限りは関係ない。

ただ、その子合格基準点に達していた場合でも、入学試験の要綱要領に定めのある範囲不合格になることはありうる。欠席数が極端に多かったり、在学中に異常な行動を繰り返したなどが内申書に書いてある場合だ。学校教育とはいえ高校側も不用リスクを取りたくない。名門とされる公立高校問題児が少ない理由ひとつである

B君の話に戻ろう。その年の夏頃に聞いたところだと、どうやら事件を起こしたらしい。

梅雨が明けた頃に、霞が関新卒キャリア官僚研修にやってきたという。T区の各部署を廻って地方行政の実務を学習するのだ。T区は、その年の中央省庁研修先のひとつに選ばれていた。

キャリア官僚達は、ごく普通にT区の歴史や成り立ちを勉強して、地方行政の実務を視察して、心ばかりの現場仕事をこなして、一週間ほどで霞が関に帰る――はずだった。

最後の日に行われた交流会(飲み会)で、B君はやってしまった。喫煙所よもやま話で聞いたところだと、以下の流れだ。

国土交通省官僚が酒を飲んで調子に乗る

 ex.研修部署部長肩に手を置く、女性職員の体に何度も触る、別省庁のキャリア官僚に「ぶっ殺す」と発言するなど

飲み会最中にB君が頭にきて、国交省キャリア口論になる

国交省キャリアが「お前の区の国庫補助金ゼロにするからな」と言ったところで、B君がキャリア官僚を蹴り飛ばし、馬乗りになる

④ほかのキャリア官僚とB君の部署係長が、彼を羽交い絞めにして止めた

……気持ちはわかる。侮辱されて悔しかったのだろう。だが、いくら何を言われようと、暴力だけは駄目だ。確かに、若手官僚場合調子に乗っている者は一定数いる。子どもの頃から勉強勉強を重ねてきた自負があるとともに、仕事では自分の親ほどの年代から神輿を担がれるような扱いを受けるのだから調子に乗るのも当然である(上に出てきた国交省キャリア東京大学卒だった)。

かくいう私自身も、文部科学省事業査定担当であるとか、会計検査院検査官から相当辛辣なことを言われたことがある。だが、怒りの感情に囚われてはいけない。駄目なのだ

人間はいかなる状況の下においても、自己衝動をそのまま表に出してはならないし、出すべきでもないし、さらに言えば、出したいとも思わない、という主張はまったくの真実であり、妥当見解であると私は考える。衝動制御することができるし、制御しなければならない。それは現実要請というだけでなく、一人の個人としてのまとまり一貫性および価値観要請でもある。突き詰めて考えるならば、人生には実存葛藤解決不能問題さらには、あることのためには別の何かを諦めなければならないというような状況が数多く存在しているのだ。こうした状況こそ、人間が生きる上での本質的条件となっているのである。何らかの葛藤が常につきまとい、ある方向へ進もうとすれば別の道を諦めざるをえない。人間はこうした状況に苦悶しつつ、自己制御しながら生きていかなければならないのだ。 完全なる経営(2001) A.H.マズロー (著), 大川 修二 (翻訳) P.295



私とB君が教委事務局で一緒だったのは一年だった。その年は、社会教育課にとって厳しい年だったらしく、彼は相当追い詰められていた。年度末の三月時点では、まるで50代のごとく自分が思ったことを脊髄反射で口に出すようになっていた。

声をかけようか、とも思った。あまりに辛そうだったからだ。係長課長も、彼を見放しているところがあった。どれだけ残業が積み重なろうと、仲間によるフォローを呼び掛けたりはしなかったし、むしろ失敗に対して反省文を書かせていた。

B君は、口に出すのが憚られるほど救いようがなかった。もし、上司や仲間にとって彼が『かわいい奴』だったら、こんな事態にはなっていない。彼は、実際に不良な人間だった。職場の仲間から非人格的な言動咎められるのはまだいい方で、はっきりいって見捨てられていた。自業自得だった。

しかし、やはり可哀想に感じることがあって、廊下をすれ違う時やトイレなどで「元気?」「今日は温かいね」「辛くないですか」など声をかけることがあった。

それから、彼がどうなったかというと、真相を確かめたわけではないのだが……私が定年になる前に退職したらしい。別の部署に異動しても活躍できず、しかしながら、何の因果だろうか――霞が関への出向を命じられたという。省庁までは不明

本来名誉であるはずだが、その出向期間中退職を申し出たということだ。もしや、生贄型の出向だったのだろうか?

現代社会において、感情が表に出るタイプ人間しんどいのだと思う。彼が今、どうしているかはわからない。ほどほど幸せにやっていることを祈っている。



4. サイコパスのC係長

先ほどの2.3.でいうところの係長にあたる人物だ。この人は、冷血漢と呼ぶにふさわしい人間だった。サイコパスとは書いたが、私は臨床心理学碩学ではない。仕事熱心で、結果を求めるタイプだったのかもしれない。目的のためであれば何でもする人だった。思い出してみる。

例としては、部下の叱責だ。普段は物静かで、部下の相談や報告を聞いている。が、一定レベルの何かに触れると怒号を発する。

係長「お前、こないだできるっていったよな!」

若手部下「すいません」

「なんでできねーんだよ」

「……なんとかします」

「言ったな? じゃあしろよ。今週末までだ」

はい。やってみます……」

※部下ができなかった場合は、定時を過ぎても何十分でも説教していた。そして、できるまで残業をさせる。

後は、イベントだろうか。市区町村においてイベント主催する部署はいくつかあるが、教委事務局もそのひとつである教育○○大会などの厳かな発表会もあれば、○○総合フェアなど若い人や家族連れが多く集まる文化的ものもある。

さて、そのT区にとっての○○総合フェアの時だった。毎年過ごしやすい季節に、とある大公園で実施されるのだが、50以上もの出店が立ち並ぶ大イベントだった。

その年のイベントは、残念ながら雨天だった。初日は少雨で済んだものの、翌日以降の天気は崩れる可能性が高い。社会教育課は、教育総務課・指導課と並んでイベント主管課のひとつだった。

その初日の、夕方~夜にかけてのことだった。教育長を始めとする幹部職員が現地に残って、明日以降の対応を話し合っていた(ほかの教委スタッフは全員帰っていた)。主な論点は次のとおりである

□ 雨天の場合の中止ラインは?

イベント会場は維持できるのか?

□ 中止の際の広報手段は?

上記3点のうち、2点目がなかなか結論に至らなかった。イベント会場には、テント備品も野外展示物も並んでいる。風雨によって損傷する可能性があった。そして、2点目の解決手段提示したのがC係長だった。

彼は、「業務委託している会場警備員がいるでしょう。数十人。彼らにやらせましょう。折り畳み式テント(※鉄パイプではない)の屋根を低くする作業や、野外展示物の収納もです」といったことを述べた。

私は「それは契約内容に入っているのですか?」とC係長に問うた。すると、彼は「緊急事態です。契約内容にあろうがなかろうが、現場の指示に従ってもらわないと」と言っていた。

教育局長は「後で問題にならないか?」と聞いたが、「私の責任で収めます」と彼は返した。教育長に「本当にできるんだな?」と聞かれると、「問題ありません。警備の発注は当課です」と返していた。ここから先はうろ覚えだが、C係長は警備会社現場責任者と交渉を始めた。

夜7時頃だったか。私がトイレに行く途中で、社会教育課長とC係長、警備会社ロビー交渉しているのを見た。当然ながら、相手方は渋い反応だった。

私はそのままトイレに行って、また帰り際にロビーを通りかかったところ、「契約切るぞ。ええんか!?」というC係長の声が聞こえた。この人は、気分が高まると大体こうなる。

以下、会話を手帳メモしているわけではない。思い返してはいるが、やはりうろ覚えである

「切るといっても来年からね。今年はもう契約してるし。来年は、こちらの権限でほかの警備会社契約します。それでいいなら、あなた判断で断ってください。テント作業OKなら、これから私の責任で指示しますが」

「いや、でも。ちょっとの量じゃないでしょ? テントの数は何十個もあります。それをひとつひとつ、高さを下げていくんでしょ? それはもう――」

あなたが決めるしかないでしょ。責任者なんだから。この時間あなた会社上司がいるんなら電話で伺ってください」※このあたりから方言になる

判断ができません」

「毎年、あんたの会社契約しとるんやぞ。しっかも言い値で。本来なら正式競争入札せんといか金額やのに。こういう時のために、うちは権限使っとるんやぞ。官製談合みたいなこと、してやっとるんやぞ。俺らとあんたの会社のためを思って。で、上の人間電話するか、あなた判断で決めるかのどっちかや。あなたが決める場合は、契約切られても全部責任とるんやぞ」

「……」

「俺が責任を持つ。あんたが上司に怒られんようにする。後で言っとく。知り合いだから。頼む!」

「わかりました。指示をお願いします」

係長のこの判断が正しかったのか、誤っていたのか。今でもわからない。

結果だけ見れば正しかった。その夜は雨も風も激しかった。(鉄パイプ式でない)テントを張ったままだと、風雨で確実に潰れていた。テントや野外展示物を片付けるといった作業絶対必要だった。それを怠って、一般スタッフを帰した私たち幹部の落ち度である

手続き的には違法である。正しくない。警備会社ロハで使ってしまっている。C係長のことだから、きっと事後処理はうまくやったのだろう。あの後、彼やその上司処分を受けたという話は聞いていない。

個人的には、C係長の行いは正しかったように思える。実際、あの場面だとああするしかなかった。組織のために泥を被ってくれたとも言える。ただ、それが未来に繋がる行為だったかというと怪しい。

例えば、テント崩壊する未来を選んでいれば――教委事務局が「組織として学習」することができていた。それがいい未来につながった可能性もある。

(次part)

https://anond.hatelabo.jp/20231216182406

2023-12-13

男にとってオシャレとは何か

男の清潔感などが定期的に話題になるので、男にとってのオシャレとは何かを書き留めておきたい。


幼少期からオシャレに興味を持って育つ女性と異なり、

大多数の男は、オシャレなんて何も興味がないのがスタート地点である

ドレスに憧れる小学生女児は多くても、スーツに憧れる小学生男児ほとんどいない。

小学生男児なんて、服に穴が開いていようが泥だらけだろうが本人は気にしないものである


中高生あたりになると、ファッションにこだわる男が出てくる。

その動機は、モテたい、彼女が欲しい、といった下心からだ。

彼らの究極の目的セックスなので、つまりセックス貪欲な男が見た目にこだわるようになる。

なのでそれらに消極的な男は、冷ややかな目でそれを見る。

この年代では男がオシャレにこだわるのは不真面目だという価値観一定数見られる。


そして大人になると、ちゃんとした身なりをしないといけない、社会人として恥ずかしくない恰好をしないといけない、

という価値観がいつのまにか求められるようになる。

オシャレなんて考えて来なかった男は、ここで初めて苦労することになる。

それでも世間体を気にする人は、多少の苦労を乗り越えて最低限の身なりを整えるが、それをしない人も多い。

思うに、婚活などで言われる清潔感とは、この最低限のラインを乗り越えられたかどうかだと思う。


セックスのためにオシャレする人、世間体のために身なりを整える人、

多くの男にとってのオシャレとは、「目的のためにしぶしぶやること」だ。

金もかかるし服の管理も面倒だし、本音ではあまりやりたくない。

そこをあえて、金と労力をかけられるか。婚活などではそれを見られているのかもしれない。

子供ができなかった

当方40代男性

吐き出させて。

周りは皆子持ち。

最近周囲の子供のかわいい話を聞くのがしんどい

周りの人達には幸せに過ごしてほしいか本来良い話なんだが、自分は手にできなかったものと思うと辛い。

もちろんそんなことおくびにも出さず「良かったね、かわいいね」と受け答え。

子持ちの苦労話・愚痴共感されても

子なし、とりわけ子なし男性のそれなど聞きたい人はいないだろう。

吐き出す場所が無い。

暴言暴力飛び交う家庭育ちで子供の頃から「家庭」というもの嫌悪感があった。

子供を見てもさして可愛いと思うことはなかった。キツイ経験を思い出すトリガーしかなかった。

そんな自分40代になり、いつのまにか子供をかわいく思えるようになっていた。

自分と妻の年齢、加えてとある病気にかかったこともあり子供は諦めている。

もっと早く結婚していたら子供がいたかもしれないと思うが、若い頃は家庭への忌避感が邪魔をした。

ずっとそのままの思考回路だったら今も楽だったと思う。

ここ最近また周りでちょくちょく子供が産まれた報告を聞く。

しか旦那さんが同年代だったりするとまあまあクる。

本当におめでとうと思うが同時にしんどさが襲ってくる。

世の中的にはマイノリティーであろう既婚・欲しいのに子なし男性しかからない痛みと思う。

話は飛ぶがイチローにどこか影があるのはこの痛みのためではないのかな。

奥さんが傷つくから大っぴらに嘆くこともできない。

周りが気を遣うし共感も得られないだろうから周囲に吐き出すこともない。

そんな人もいるということを知ってほしい。

anond:20231213131958

Microsoft Learn・・と言いたいけどあれは既に色々分かってる人とか、ちゃんカンが働く人専用やな・・・

自分は200x年代は「猫でもわかるプログラミング」で育った

2023-12-12

弱者男性アンチフェミを一緒にしないでほしい

弱者男性はみんな女性への攻撃に命を燃やすアンチフェミだと思ってる人が多いみたいだけど納得がいかない。

自分はベンチで座ってると通報されたり、合コンに誘われたと思ったら嘘の待ち合わせ場所隠し撮りtiktokさらされたり、

職場で1人だけ請負契約収入が同年代の半分以下だったり、俺を嫌う女子に服を焼かれたりしてきた完全体の弱者男性だけど、

全部自分キモいのが悪いと諦めてるし、自分なんかより女性の方が社会で辛いんだろうから我慢してる。

ネットで女しねとかあてがえとか書いたことも考えたこともない。なのに職場で「昨日の合コンの男外れでさー」「ガルバの女がクソでよ-」とか

談笑してる連中が「増田ネットで女の悪口言ってそう」とかオレのことを笑うんだ。でもどう答えていいかからないし

否定しても信じてくれないだろうから黙ってる。まぁ一部の人が言うようにキモい弱者男性は生まれたことが罪で存在自体が悪で

生きてるだけで性暴力なのだろう。


そもそもネットアンチフェミ系の人って既婚子持ちが多いのになんで弱者男性のせいになるんだろう。

次の衆院選投票率ってあがるかな?

早ければ来年、遅くとも2025年には次の衆院選がある

2021年衆院選コロナという未曾有の危機になってから初めての衆院選だったか

もっと高い投票率になるのでは と思ってたのに全然そうじゃなくて個人的がっかりした

下記は総務省が公開している、過去衆院選年代投票率

https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/

20代投票率は本当に低いことがわかる。10代よりも低い。

政治勉強してみるとニュースで言ってることの意味がわかったりして意外と面白いよ。>20代の人

なんとなくイメージでは投票率ってのは過去からずっと下がっている一方なのだろう と思っていたが

政権交代が起きた2009年(H21)は高い投票率だったことがグラフだとよくわかる

俺は当時未成年だったからこの時の温度感はあまり知らないが自民党への政治不信が高まって皆投票に行ったんだろう

そういう意味で言うと今の岸田内閣支持率はめちゃ低だし、次の衆院選投票率はそこそこ上がるかも??と思ってるけどどうだろう

政権交代はさすがに起きないだろうけど。

自公過半数割れが起きたら結構日本も変わるんじゃないか と思うけどそれもあまり見込めないか

2023-12-10

地下鉄の駅で、知的障害大人男性を見かけた

地下鉄の駅で、知的障害大人男性を見かけた。

見た感じ、私と同じ年代で、きっと50歳前後だろう。

彼はホームの端っこまでいって、ホーム柵に手をかけて電車が地下トンネルの向こうからやってくるのを心待ちにしている。

電車が来るまで、まだあと5分くらいあって、その間中、彼はずっとそわそわしていた。

そして、いざ電車がくると、ちょっと怖くなったみたいで、2歩くらい後ろに下がって電車が通っていくのを見ていた。

到着した電車最後尾が、見ているすぐ前で止まると、乗務員さんに向けて腕を大きく振っていた。

すごくうきうきした表情で乗り込み、ドア脇の手すりのポジションを確保した。

この間のホームにいる時、ずっと彼のすぐ後ろにおじいさんが立っていて、電車には一緒に乗り込んで、彼の脇に立っていた。

このおじいさんは、80代くらいだろう。

きっと彼のお父さんなんだと思う。

彼は電車の中ではすごくおとなしくて、手すりをしっかり持ったまま、車内の天井や窓やつり革など、電車設備にまつわる部分を、それこそ目をきらきらと輝かせているかのような表情できょろきょろと見まわしていた。

停車駅では、ドアが開閉するたびにドアを触ろうとして、その都度、お父さんが彼の腕をひいたり背中を支えたりしていた。

そして、目的地なのであろう駅で降車するのだが、彼はすごく興奮した感じで電車から駆け出すように降りて、お父さんが急いでついていっていた。

私はこれよりも先の駅で降りる予定だったので、そこで二人を見送る格好となったのだが、乗車駅から降車駅までを見ていた記憶を振り返っていた。

彼のふるまいは、最初から最後まで、すごくほほえましいものであった。

彼は知的障害などの事由により、50歳前後になっても、幼児くらいの、しかしとてもおとなしめのふるまいをしていた。

目の前に広がる世界の、いろいろなものがすべて新鮮で楽しくてわくわくしたものとして毎日冒険のような気持ちだったような、そんな幸せ時間を、ずっと過ごしているのだとしたら、なんと素晴らしいことだろうか。一日中ずっとそうかは分からないけど、少なくとも電車に乗るたびに、あんなにうきうき、わくわくできるなんて、ものすごく幸せだと思う。

お父さんは、もちろん大変なこともたくさんあっただろうけど、ずっと可愛がれているんじゃないだろうか。

お父さんは、すごくやさしい眼差しで、彼に付き添っていた。

しかし、そのお父さんは、もう本当におじいさんっていう風貌で、あと20年、30年という単位では生きてはいないんじゃないだろうか。

そう遠くない時節に、お父さんは死んでしまうのだろう。

幼児のような素直さ純真さをもつ彼は、その時どう思うんだろう。

そしてその先の彼の人生はどうなってしまうんだろう。

私はそうしたことに思いを巡らせていて、ものすごく切ない、悲しい、やるせない気持ちになってしまった。

さっき、お父さんに声をかけて、知り合いになっておけばよかった、とも思って後悔の念に駆られもした。

彼の電車に対するふるまいに、ほほえましさしか感じられなくて、友達になりたい気持ちも生まれていたのだ。

彼らが悲しい思いをしなくていいようにするために、私は何ができるんだろう。

直接的にできることはないとしても、社会に働きかけるとか、日々の仕事を通じてどう貢献していけばいいのだろう。

私は、みなが幸せに生きて、安らかに死んでいける社会であってほしい。

2023-12-09

anond:20231129192842

おそらくほぼ同年代かと思うが、周りと比べないの一択だと思うぞ。あと、自分より不幸な同年代って目に入らないことが多いから、「職場に大きな不満はないし、そこそこ健康ってだけでも俺って恵まれてんのかね?」っていうマインドで生きてくのが幸せ人生への必要条件だと思う。

JK欲情するのはロリコン!って言うやついるけど

確か一番妊娠やす年代JKなんだよな

そういうふうに設計されてんだからむしろ正しいんだろ

2023-12-08

anond:20231208133344

P57.

<妻の年齢 45~49 歳の夫婦の平均出生子ども数も低下>

女性は 45 歳以上ではほぼ子どもを生まないため、妻の年齢が 45~49 歳の夫婦の平均出生子ど

も数は、妻の年齢 50 歳時の最終的な出生子ども数と見なすことができる。これを示すと、2002

年(第 12 回)調査以降で低下しており、今回調査では 1.81 人となった。

P58.

<妻の年齢 45~49 歳の夫婦で「子ども 1 人」の割合が増加>

妻の年齢が 45~49 歳の夫婦の出生子ども数の分布をみると、前回調査よりも子ども 1 人または

2 人の割合が高まり、3 人以上の割合が低下した。

P61.

<出生過程途上の夫婦子ども1人」の増加が続く>

出生過程の途上にある結婚持続期間 5~9 年の夫婦の出生子ども数の分布をみると、1990 年代

から子ども1人の夫婦」の割合がゆるやかに増加している。今回調査でもその傾向は続き、「子

ども 1 人」の割合は 29.4%に増加した(前回調査 28.2%)。一方、無子の夫婦割合は 2010 年(第

14 回)調査の 13.8%をピークに漸減傾向にある。

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16_Report04.pdf

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/doukou16_gaiyo.asp

この辺りですか。

2023-12-07

橋本環奈よりもかわいい人を知ってる 1/2


まだ20代後半だった頃、橋本環奈を間近で見たことがある。都内百貨店でのイベントだった。握手会とかではないんだが、橋本環奈さんがマイク持ってスポンサー商品PRをしていたのを覚えてる。

名前だけは知ってたんだが、あれは、そう……、眼球が破裂するんじゃないかってくらい、可愛かった。芸能人を間近で見るのは初めてだった。

語らせてほしいことがある。会社の中でだけ結婚できる制度がないかな、と思ってる。

自分はしがないリーマンだ。パソコン回りの電子機器を造るメーカーで働いてるんだが、会社の中で気になってる女の人がいる。でも、その人は結婚してるんだよな。俺と同じ年代で、32くらいか。おしとやかそうだけど、元気があって、若々しさもあって、でも瞳とか見るとくたびれた二重瞼をしてる。なにより性格がいい。

その女の人(Iさんとする)の旦那さんを見たことがある。会社敷地で毎年やってるBBQ行事の時に一緒に来ていた。お子さんも見たことがある。何人いるかは知らんが、少なくとも2人いる。家族仲もいいみたいで、羨ましかった。俺は機能不全家族の生まれなのだ……。小さい頃は母親に殴られていた。マッサージもさせられてた。成績が悪かったら反省文の読み上げがあった。嫌な記憶だ。早く忘れたい。

で、その会社の中でだけ結婚したいIさんなんだが、もう二年以上はそんなことを想ってる。会社の中ではたまに話すくらいで、違う部署から接点はあまりないのだが、それでも俺がどうしても好きだからさ、機会があったら何か理由を作って、とりあえず話しに行ってる。

実は、数ヶ月前にやってしまった。やってしまったのだ。どうすればいいかからなくなった。まあ、ちょっと聞いてほしい。Iさんのことだ。身バレにならないよう配慮する。



Iさんを初めて見たのは、30代に入った頃だった。冒頭で述べたイベントで眼球が破裂しそうになって二年ほど後か。関東地方にある会社なのだが、年イチで地元のためにやってるイベントがあった。当時、総務部門に居た俺はスタッフとして参加していた。

地味だけど、いろんな催しをやってた。地元アイドル(いわゆるご当地アイドル)を呼んで踊ってもらったり、くじ引きや風船釣りなどの古典的なやつもあった。食事メニューも昔の縁日っぽかった。

俺はアトラクションひとつで受付をすることになってた。会社の1階を使ってそういうのをやってた。其処で、中途採用入社して一年目だったIさんと一緒の仕事になった。Iさんは部材の調達部門だった。

俺達の担当は輪投げゲームだった。その階には、コミケみたいに長机がいくつも並んでいた。スタッフ地元民(イベント参加者)を接客するための長机が主だが、後はフロアの奥側にもうちょっとだけあった。役職付きの人が座ってて、同じ階にある催しを見守ってる。

いざイベントが始まると、Iさんが輪投げゲームの参加希望者の受付をして、お金をもらって、俺がいる方では道具を用意して、ゲームルール説明して、いろいろやるんだが……どうしても忙しい。スタッフは3人いたのだが、参加希望者が何人も集まると想定外事態や、意見・苦情が出てきて、いっぱいいっぱいだった。

そんな中でも、Iさんは凄かった。先輩である俺が大変にしてるのに、あの子笑顔を絶やさずにハキハキと接客をしていたよ……。子ども相手がうまかった。お年寄りにも優しかった。料金とかゲーム説明とか、トイレの案内とか、ホスピタリティとはこういうことなんだと思えた。

この時、俺はIさんのことを凄いやつだと認識した。輪投げ以外にも、ほかのアトラクションヘルプにIさんと一緒に入ることがあったけど、俺にできるのは暇な時にスタッフ同士の雑談を振ったり(Iさんは新人から知り合いがいない)、あとは力仕事くらいだった。

Iさんは俺とほぼ同い年なのに、ここまで差があるのかと感心させられた。イベントが終わった後は、会場屋外の自動販売機(兼喫煙所)のところでIさんと話をした。「疲れたね」とか「でも、楽しかった」とか「フランクフルト売れ残りあるらしいよ」とか、いろいろ話したのを覚えてる。声が低いのか高いのかよくわからなかった。上ずってる感じがあったし、落ち着いてる感じもあった。

あの時、俺が自販機千円札を入れてコーヒーを買うと、お釣りがこんなだった。

㊿㊿㊿㊿㊿

㊿㊿㊿㊿㊿

㊿㊿㊿㊿㊿㊿㊿

⑩⑩

50円玉がたくさん出てきて、Iさんに見せると大笑いしていた。それで、ずっと笑顔で、くたびれた感のある二重瞼で俺の方を見つめていた。この人の場合、話す時に体がバネのように上下に揺れることがある。やはり、人はニコニコしてるのがいいと思う。機嫌がよさそうな人っていいよな。

Iさんは結婚してる人だから、話し過ぎるのはよくないと思ってた。もっと話したかったけど……彼女不利益になるかも、と思ったら会話をやめたくなった。あの時はどうしたか今では覚えてない。



話は変わるけど、自分新卒会社に入った。十年以上前のことだ。今は総務だけど、元々は技術部門で働いてた(高専卒)。PCキーボードを作る部門だった。キーの下に、押下圧を感知して電気信号を走らせる部分があるんだが、そのあたりの品質検査テストをする部門にいた。ずっとこういう仕事をするんだと、若い頃は思っていた。

しかし、総務課に技術部門の人が配属されるケースがある。総務だと、いろんな会社から窓口的な扱いを受けることがあって、簡単な問い合わせだと専門部署に繋ぐことなく回答する。

ただ、一応は電子工学の分野であるからして、スタッフが答えに窮することがある。そういう時のためのバッファーとして、俺みたいなの(若い、体が動く、技術部から消えても困らない)が技術部から異動するようだ。先輩に聞いた話だから、本当かどうかはわからん技術部門で戦力外の人が事務部門に行ってるだけの可能性もある。

事務仕事という括りだと、Iさんと俺は仲間だった。Iさんは調達部門で、俺はひとつ上の階だった。先ほど説明したとおり、Iさんは優秀だ。必要部品発注する仕事は一カ月でマスターしてしまって、ほかの女性社員毎日残業してる中で定時帰りだった。いつも、帰る時にIさんがいる部署の前を通るのだが、あの子はいなかった。

Iさんが入社二年目の時だった。うちの会社も、ほかの電子機器メーカーみたいに国から補助金もらって仕事することがあるのだが、そのための申請書と添付資料(全くの新規分)の一部を作る業務を、Iさんは任された。「億単位補助金から必要資料がとんでもない」と、全社での飲み会会社敷地内で自由に飲み食いできる)でIさんが話してたっけ。

Iさんは理系学位を持ってなかった。普通科高校卒業して、ずっと地銀一般事務仕事をやってたらしい。素養がないのだ。制御工学電気)の才能があるかもわからない。

俺の部署は、申請本体を作っていた。Iさんの部署とは直接協力する関係ではなかった。けど、絶対苦戦するとわかってた。ある日の夜7時頃に調達部門がある階に行くと、やはりIさんは悩んでいた。

当時の調達部門には、技術の有資格者がいなかった。「いや、1人くらい置いとけよ」と思ったが、それは組織が決めることだ。

Iさんに声をかけると、涙目だった。家には子どもと猫がいるのに、全然仕事が終わらないとのこと。周りのスタッフが帰った後の席を見渡したけど、協力しようとしても無理だろう。国の補助金申請をするために技術士などの資格を持ってる必要はないが……「おそらく無理」、というのがIさんの課題を見せてもらっての感想だった。ごく普通に電気関係計算や、専門機材への理解必要だった。

例として、これから開発しようとしているパソコン周りの機器仕様があったとするだろう。メーカーカタログECサイトだと、仕様スペックがズラッと並んでいるが、あれのベースになっている要素を国補助金用にイチから作らないといけない。

しかも、申請にはあちらの行政機関が定めた相当なページ数の手引きがあって、それに準ずる形にしないといけない。こちらで好き勝手仕様等を書けばいいものじゃない。中には、国の基準が古すぎてメーカー側の技術基準の方が正しいみたいな箇所がいくつもあった。

難しい話は置いといて、この時は迷った。Iさんには難しい仕事が回ってきている。本当は別の部署、例えばウチの総務課とか、経営企画室が作らないといけないのでは!? なんてことを思った。

でも、これはIさんの課題だった。Iさんは今、死にもの狂いで頑張ってる。ここで応援すると、Iさんの成長機会を奪ってしまうのでは? という考えがあった。どうすればいいのか相当悩んだが、夜寝ている時に、枕元でこんな考えが浮かんできた。

「本当にIさんのことが大切だと思ってるんなら、今あの子がこんなことになって、どういう気持ち心配しないといけないんじゃないか?」

迷った挙句、こっそりサービス残業することにした。「手伝うよ。とりあえず何でも言ってみて」とIさんに伝えた時、すっごく喜んでた。手伝いを申し出てよかったと思えた。

その後はキツかった。Iさんに専門知識がない関係で、半分以上丸投げみたいな感じで申請書の添付資料を作る仕事が回ってきた。彼女が悪いんじゃなくて、こんな謎デザイン(神エクセル)の申請書と手引きを作った経済産業省が愚かなのだ、と思うことで乗り切った。

俺ではなく、Iさんが一番キツイのだ。やったことのない専門分野の知識必要なのに、気合根性で乗り切ろうとしている。子どもだっているのに。物理的な意味時間がないのだ。あの子は頑張ってる。俺も頑張らないと……と当時は思っていた。

サービス残業時間は、丸25時間ほどだった。疲れた。Iさんは無事に申請データを提出できたようだ。「これでよかった」と思えた。今まで、入社したばかりの人で圧倒的な仕事量を任せられて、うつ病とかストレス障害で沈んでいく人を何度も見てる。Iさんを助けてあげようと思ったのも、そういう現実があったからだ。



ある日廊下ですれちがった時、Iさんにお礼を言われた。「気にしないでください」と言ったけど、この時点でもう本気だった。俺はもう、本気でIさんに恋している! 大事にしたいと想える人になっていた。会社の中でだけ結婚たかった。できないかな。

Iさんは、根が明るいし、礼節はあるし、可愛いし、細身だし、とにかくいい人だった。ただ、廊下で話してる時、Iさんが付けてる結婚指輪が気になった。指輪……指輪だ。何度もチラ見したけど、やっぱり薬指に付けている。あれはニーシングだろうか。

しかし、不思議だよな。独身若い子と社内で話してる時は、けっこう気にするものだ。周りの目線を。なので、若い子とはあまりさないようにしてる。その子不憫だろう。

Iさんは結婚してる。そこまで気にならない。例えば、「お前らそういう仲なんか?」と疑う人がいたとしても、「不倫を疑ってるの? なんて失礼な奴!!」となるだろう。だから、そう、結婚指輪をしてる人とは話しやすいのだ。

その時のIさんとの話は、今でも覚えてる。Iさんがいつもの明るい調子冗談を言って、俺が「いいですね!」「面白いですね」「調子に乗るなよ^^」とか言って笑い合ってたっけ。今はもう、そういうことはできないんだけど。思い出だ。

思えば、あの時はどういう気持ちだったんだろうか。「心がふわふわする」とか、「心臓が締め付けられる」とか、いろいろ考えたけど、どんな名前でも間違ってる。ああいう時の、ああい感情好きな人を感じている瞬間を表す言葉なんかひとつもない。言葉にすることじゃないのだ。



すまないが、続きは明日にする。

(続きです)https://anond.hatelabo.jp/20231207211656

子供思い込みの強さ

子供思い込みの強さが激しい

学校のなかでおそらく同年代友達からの話が絶対という時期ではあるけど

「無理していい大学ヘ行かないとクズ

偏差値の低い大学は全部fラン

「塾ヘ行って詰め込まないと勉強できない」

みたいなことを言い張って親に金を出させようとする

大学へ行きたいなら何か学びたいものがあるだろうし入学の仕方はいくつかあるし入学試験を受けるなら自分必要勉強すればいいしそもそも高校で授業してくれてるよね

と言っても聞く耳を持たない

結婚して子供が生まれて酒を飲まなくなった

20代毎日のように飲んでいたけれど、30代になって結婚して子供が生まれて、ついに酒を飲むのは取引先との仕方無い会食と実家の両親の晩酌に付き合うときくらいになった。

子供が生まれると自分時間なんてほとんどなくて、その貴重な時間飲み会二日酔いで潰してしまうなんて勿体無いのが一つの大きな理由

さらにそういう生活が続いてたまに酒を飲むと、ちょっとの量でも翌日は信じられないくら調子が悪い。

お酒の何が好きだったかというと、お酒自体の味や食事を美味しく食べるという要素もあるが、それよりはお酒と共に友人たちと楽しい時間を過ごすのが一番だった。

若い頃は仲の良い異性と飲み明かして、それだけでも楽しいし、たまに懇ろ関係になってみたり、といった関係性を楽しむのもあったが、結婚した今間違ってもそんなことにはなれないので、ゆっくり飲むなら仲の良い同性が良いが、同年代は概して育児仕事に忙しくなかなか都合が合わない。

レストランに行ったらワイン1本くらいは頼むのが礼儀だとは思っているが、そもそも子育て中にそんな店は行かない。

そうしていたらほとんどお酒を飲まなくなってしまっている。

酒がない人生なんて、と思っていた若いから想像もつかなかった自分だ。

お酒を飲む時間有効に使えている今を喜びたい気持ちと、少し寂しい気持ちと、両方を持っている。

非モテ男によるアイドル論、今読んでも笑える

漫画オタクの人数が約674万人となり本調査対象の30分野の中で最も多い結果となった。

次いで、「アニメオタクが約657万人、「アイドルオタクが約429万人、「家庭用・コンシューマーゲームオタクが約318万人、「スマートフォンゲームオタクが約288万人であった。

30分野の中で時間お金も掛ける人が最も多い分野は「アイドル」で、

アイドルオタクの25.3%が1週間のオタ活時間10時間以上、且つ年間消費金額50,000円以上と回答した。

アイドルオタクは約8割が女性年代別にみると10~30代が全体の約7割強を占め、若年女性が多い結果であった。

また、職業別にみると「学生」が全体の約25%と最も多いことから比較オタク活動(オタ活)に時間を割ける人が多いことが推察される。

なお、なかにオタク活動20時間以上費やすと回答した人も約2割弱存在する。

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3382

2023/11/30に公開された矢野経済研究所レポートアイドルオタクは約8割が女性とあった。

男としか会話していない状況だと分からいかもしれないけど、彼女彼女友達友達彼女・知人の知人…みたいな繋がりで、

リアルに多数の女と関わっていると、ドルオタは女が多いということが普通にかると思う。

 

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20150216103757

2015年の記事が未だに笑える。

モテない男にとっては「アイドルという仕組み」が、二次元美少女になりたい女の子と、女にモテなくて苦しんでいる男をマッチングする仕組みでしかないように見えるらしい。

偶像になりたがり偶像として消費されたがるのは女であり、消費したがるのは常に男。

モテない男の主観から一歩も出られていない、客観的数字皆無、経験も欠落しすぎの発想で本当に笑える。よくそれで「「「アイドル論」」」を語れたよな。

アイドル消費者の8割は女だっつの

2023-12-06

anond:20231206174450

家にいたくないけど身を寄せる友達いないし知らない大人と会うのなんか怖いって時に

年代が集まる場所があったらそっちに吸い寄せられる

初対面の子供6人くらいで折半してホテル1室借りて床で雑魚寝とかするらしい

そのお金すらなくても、一人で路上に転がってるより6人ぐらいで転がってる方が安全

優しい大人ヤバイ大人の判定を自分でできなくても「ここらじゃ有名な、誰でも泊まらせてくれるスペース持ってる優しいおじさんだよ」と紹介してくれる同世代の子がいる

行き場のない子が可哀想から本当に善意でそういうスペース提供してるおじさんやおばさんがいる一方で、優しそうに見えるだけのヤバイ人もいるからちょくちょく逮捕されてるが

マゾヒスト(M)のひも男で良いの?

万物理論」になるのは簡単ではない。

アルバート アインシュタイン一般相対性理論説明したように、大規模なスケールでは重力が時空構造の曲線のように見えるように、重力自然の量子法則に適合させるという非常に困難な仕事を担っている。

どういうわけか、時空の湾曲は、重力エネルギー量子化単位、つまり重力子として知られる粒子の集合的な影響として現れる。

しかし、重力子がどのように相互作用するかを単純に計算しようとすると、無意味無限が生じ、重力についてより深く理解する必要があることがわかる。

M理論は、宇宙のあらゆるもの理論の有力な候補としてよく言われる。

しかし、それについての経験証拠や、重力が他の基本的な力とどのように統合されるかについての代替アイデアはない。

では、なぜM理論が他の理論よりも優れているのか?

この理論は、重力子、電子光子、その他すべてのものは点粒子ではなく、さまざまな方法振動する、目に見えないほど小さなエネルギーの「糸」である仮定していることは有名である

1980 年代半ばに弦理論への関心が高まり物理学者は弦理論量子化重力数学的に一貫した記述を与えることに気づいた。

しかし、ひも理論の既知の 5 つのバージョンはすべて「摂動的」であり、一部の体制では破綻することを意味していた。

理論家は、2 つの重力子の紐が高エネルギーで衝突したときに何が起こるかを計算できるが、ブラック ホール形成するほど極端な重力子の合流がある場合には計算できない。

その後、1995 年に物理学者エドワードウィッテンがすべての弦理論の母を発見した。

彼は、摂動理論が一貫した非摂動理論に適合することを示すさまざまな兆候発見し、これを M 理論と名付けた。

M 理論は、異なる物理文脈におけるそれぞれの弦理論に似ているが、それ自体には、すべての理論の主要な要件である有効性の領域制限がない。

2 年後、物理学者フアン・マルダセナが AdS/CFT 対応関係発見したとき、別の研究が爆発的に起こった。

これは、反ド シッター (AdS) 空間と呼ばれる時空領域重力を粒子の量子記述 (と呼ばれる) に結び付けるホログラムのような関係である「共形場理論」がその領域境界上を動き回る。

AdS/CFT は、AdS 時空幾何形状の特殊なケースに対する M 理論の完全な定義提供する。

AdS 時空幾何形状には負のエネルギーが注入されており、私たち宇宙とは異なる方法で曲がる。

このような想像上の世界では、物理学者は、原理的にはブラック ホール形成蒸発を含む、あらゆるエネルギーでのプロセス記述することができる。

この基本的な一連の出来事により、ほとんどの専門家は M 理論を有力な TOE 候補とみなすようになった。

ただし、私たちのような宇宙におけるその正確な定義は依然として不明である

その理論が正しいかどうかは全く別の問題である

それが想定する文字列、およびこれらの文字列が動き回ると思われる余分なカールした空間次元は、大型ハドロン衝突型加速器のような実験解決できるものよりも 1,000 万分の 1 倍小さい。

そして、宇宙ひもや超対称性など、見られたかもしれない理論の巨視的な兆候のいくつかは現れていない。

一方、他の TOE アイデアにはさまざまな技術問題があるとみなされており、重力子-重力子散乱計算など、弦理論による数学一貫性実証再現したものはまだない。

遠い競争相手には、漸近的安全重力、E8 理論、非可換幾何学、因果フェルミオン系などがある。

たとえば、漸近的に安全重力は、無限に悩まされる計算解決するために、より小さなスケールに進むにつれて重力の強さが変化する可能性があることを示唆している。

2023-12-05

anond:20231205193039

全然関係ないんだけど、私の周りにいるあなたと同じような生い立ちの人の日本語文章、例えば名門大学に入るような人でも、あなたみたいに身が入った感じの言葉選びでは全然なくて

どこか不自然で殻というか外行きのような言葉の人が多いのに、20代前半でそこまで使いこなせる様になっているのは、そこに至るまでには自己肯定感を養うプロセスは大きく役に立っているんじゃないの?

後、大学から日本なのかなと思うんだけど、あなた自身は多分相当上層の社会に今いるんじゃないかな。

```

日本の詰め込み個性ガン無視教育批判されているし自分もどうかと思うけど、ほぼ全員に最低限の教育を施し、子供たちが次の道へ進みたいと思ったときへの土台作りはできると思う。

```

最低限の教育ってどういうもの?確かに水泳生活に関わることを必ず教えるとかはあるかもしれないけれど、

学校教育教師の過重労働環境機能不全になりつつあるし、現場品質ものすごくムラがあるから環境ガチャは酷いし、

文科省はそれでも教育側への予算を減らすし、教育に関する公的サービス提供する会社競争評価もほぼ行われないで採用されている。

都心中間層以上の学校や、比較的穏やかな地方都市に行けばそれでもまだ教育品質が保たれているかも知れないけれど、

特に都心の中の下層の学校に入ったら不安不都合にずっと追い回される。

そこから這い上がっても決して褒められないし、友人知人に誇りになんて思ってもらえない。あるのは妬みと嫉みと集りだけ。

学校を出て働きに出た時、若い人たち雇用率は比較的高いほうかもしれないけれど、それでも労働している量と質に対してそれより上の年代中間搾取が進んでる。

パイ一個分の労働をしても得られる報酬は三分の一ピース分とかザラ。

そんな状況がおかしいと思っても、高級なバックグラウンドがある人でもない限り声を上げない。上げたって届かない。誰も寄り添わない。影から笑いものにする。

一人が声を上げたとしても、摘んで踏み潰す。都合が悪いことには蓋をする。村八分にする。完膚無きまでに一人の人間否定してやり込める。

貧困層から一生出られないような弱者社会であっても、アメリカでは集団ハイになって自己肯定感を高めるアファメーション北朝鮮みたいって笑うかもしれないけど、

助けを求めても全てに見捨てられた時や、自分にすら誇りに持てないような状況になった時や、自分一人で行きたくもない勝負に出ないといけない時に

それでも強くいられるようにするための訓練としては、よく機能していると思うけどね。多分そんな経験なんかしないで大きくなって一生上流にいる人なんだろうけどね。

弱者弱者として戦いにいかないといけない時に、弱者から弱者としてのふるまいか戦略を立てる人もいるかもしれないけど、それは一握り。

弱者は身不相応の行為をしたら叩かれるから、黙って静かにして、暗黙の檻にいないといけないという圧力がそこかしこにある。

そんな文化より、叩かれてもいいか勝負をかけないといけない時に勝負をかけられる文化の方が良いんじゃないか

勝負をかけたことに対して、自分を強く保ってさ、自分を信じて行動できるに至るまでの障壁が低い文化の方がよほど健全なんじゃないか

そして誰かが強く世界を変えたいって思った時に寄り添って肯定できる文化もいい。

あなたはきっと反対政党の支持者なのかなと思うけどAOCさんとか日本では出てこないような人だよね。


弱者であるという自分自身から目を背けさせて麻痺させる類の「自己肯定感」はさ、そりゃ悪だとは思うけど、

今の日本に広く蔓延している、行動するよりも前に諦めさせる文化より、すこしは自己肯定できる文化も十分に素敵だと思うよ。

でも実際問題として「俺オタクなんだよね。ONE PIECEとか全巻読んでる」って奴がブルアカやってなかったら呆れるよね

時間が完全に止まってるっていうかさ。

「え?2020年代にもなってソシャゲとの自分なりの距離感も掴んでないの?」ってなるよ。

スタミナ消化だけ簡単にやって総力戦ガン無視とかも出来るのにさ。

「疲れるからアンインストールした」とか言ってる奴って単に自制心がないだけじゃん。

程々で付き合うことが出来ないから完全に手を切るしかなかったってのはそういうことでしょ?

しょーもなー。

あん簡単心理トリック、「逃した魚は大きい」×「隣の花は赤い」のシンプルな仕組みさえも超えられないとか。

単純にアンテナへし折れてるからブルアカやってないってやつはそれ以前の問題だけどな。

2023-12-04

anond:20231204185824

でもそいつらよりも

そいつらにボコられていた同年代弱者男性の方がより蔑まれていますよね

anond:20231204151839

ワイはなんかどうでもよくなったな。

年代に興奮できないし。

10代前半と付き合いたい。

2023-12-03

anond:20231203152312

この「大人になってだめになった」系の書き込み読んでいつも思うんだが

コイツラが楽しんでるのは、究極的にはゲームアニメじゃねぇんだよ

コイツラが楽しんでるのは、その結果得られるナニカなわけ

場所だったり、他人からの関心だったり、単なる話題の種だったり

一人、そういうやつを身近で知ってるが

その勘違いを正せないと悲惨なんだよ


他人からスゲェって言ってもらったり

他人コミュニケーションしたり

オフ系や即売会かに参加したり

そういうことがメインな癖に、自分コンテンツが好きなんだと韜晦してるわけ

普通自覚的にやるんだが、無自覚だと本当に惨め

当人は、「大人になってコンテンツが楽しめなくなった」と思ってるからコンテンツディスり始めるんのよ

ちげぇよ

中身のないオマエの居場所を用意してくれなくなったから、やる意味が見いだせないんだよ

オフ会の場で賢しげに知識披露することも出来なければ

年代のやつは家庭を持ってソレどころじゃなくなって、若い連中に紛れることも出来ず

掲示板文化も廃れて久しいから、ネットですら爪弾き


ここで勘所のいいやつなら、自分が求めてるものに気付けて

革細工とか、釣りとか、自転車とか、その年齢でもそれなりに居場所を得られるものに移れるんだけど

下手に「自分アイデンティティ」みたいに抱えてしまうと

そこから降りることもできなくなる

んで、40になって反転してしまって、サブカル気取りの左傾

結果オタク攻撃し始める(そこではオタク批判を同志から称賛されるからな)

典型的キョロ充


そんなオマエにおすすめ釣り

釣り場を決めて他人への配慮を忘れなければ

老人になるまで居場所を得られるぞ

ガンガレ


追加追加

https://anond.hatelabo.jp/20231207095703

しかもこいつ、アフィブログ記事ロンダリングだぜ

最低w


anond:20231202215610

コメントありがとうございます

うん……確かにウザかったかといえば、聞く人によってはそうだったかもしれません。私はそういうのに寛容な方だと思いますが、ほかの人はどうかわかりません。厳しい人もおられると思います

特に、私などの年代だと、若い女性とざっくばらんに話すことがありません。上司には、余計に気に障ったのかもしれません。

彼に対しては、やんわりと、そういった人の側の意見を伝えたいと思いますありがとうございました。

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